じつは「自己主張」と「わがまま」はまったくの別物。わがままとは、他人のことを考えずに、自分のことだけを考えていること。
しかし、自己主張を上手に使えば、嫌われるどころか、魅力的に映ることもあるんです。
では、自己主張とわがままの境界線はどこなのでしょう?
■ 相手に変化を望むかどうか
「私はこう思う」と言うだけなら自己主張になりますが、「だから、あなたもこう思うようにして」というのはわがままになります。
たとえば、あなたにとっては「彼とのデート」が最優先で、できるだけ仕事を切り上げて早く帰ろうと心がけていたとします。
あなた自身が「私はデートを優先したい」と考えているのは自由ですし、それを言うのも自己主張の範囲内。
だからと言って「私を最優先に考えて!」と彼の気持ちや考えまで変えようとするのは、自己主張の範疇を超えわがままになってしまいます。
■ 意見したその後
なにか要望があるときに、「提案」として伝え、叶わなくてもOKなら自己主張、「提案」ではなく「強制」ならわがままとなります。
たとえば、あなたにとって「時間厳守」がモットーだったとします。
「遅れそうなときには、連絡して欲しいし、できたら遅刻しないで欲しい」