泣きたいほど孤独なクリスマスを経て…聖夜が怖いあなたへ贈る言葉
それだけで、人生捨てたものではないなと思えたりするから「寂しさ」もそう悪くないんじゃないかと。
■筆者が経験した孤独なクリスマス
クリスマスの時期にシングルだった場合、やっぱり同じくシングルの女友達とディナーをすればいいかなと思っていた私。
ところが、いざクリスマスが近づくと、友人全員がパートナーと過ごすため、誰もつかまらない!という不作の年がありました。
その時、何を思ったか、あえてクリスマス気分がスパークしている場所へ行きたくなったのです。
六本木のミッドタウンへイルミネーションを観に行き、そこでしか売っていないパスタソースを買いに最寄りのスーパーに立ち寄ると、カップルの波に押しつぶされそうに…。
駅からミッドタウンへの道はカップルの行列でギチギチに埋まっていました。その行列を横目に足早で帰りの電車へ急ぐアラサーの私。
「世の中には、こんなにたくさんカップルがいるのに、私だけ本当に一人ぼっちなんだな…」と涙が出てきました。
電車内も自宅の最寄り駅もカップルだらけで、うつむきながら早歩きしたことを覚えています。
今となっては、あの日があってよかったなと思います。家に閉じこもっていれば、そこまで悲しくなることはなかったはずですが、孤独からちょっぴりヒネくれそうになったあの時の自分があったからこそ、いい意味で人の気持ちに敏感になったような気がするのです。