恋愛情報『本気の恋をしたいなら〜『きっと、星のせいじゃない。』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第23回〕【恋占ニュース】』

本気の恋をしたいなら〜『きっと、星のせいじゃない。』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第23回〕【恋占ニュース】

と出会う。18歳の“ガス”は、高校のバスケットボール部のスター選手だったが、片脚と引き換えに骨肉腫を克服、この日は親友のアイザック(ナット・ウルフ)に誘われて来ていた。
リーダーに何が不安かと訊ねられ、「忘れられること」と答えるガス。それを聞いたヘイゼルは、「人はいつかみんな死に絶えて、クレオパトラもアリもモーツァルトも忘れられる。不安なら無視すれば?」と発言する。クールなヘイゼルに一瞬で恋するガス。ヘイゼルは煙草をくわえたガスにムカつくが、「これは象徴(メタファー)なんだ。自分を殺す凶器をくわえ、火をつけないことで殺す力は与えない」と説明され、彼が自分と同じくシニカルなユーモアセンスを持っていると知る。

互いに惹かれ合い、大好きな本を貸し合う二人。ヘイゼルはオランダ在住の作家ピーター・ヴァン・ホーテンの「大いなる痛み」、ガスはバトルゲームのノベライズだ。読み終わったガスから、「どういう仕打ちだ!」と興奮したメールが届く。ガンの少女が主人公のその小説は、文章の途中で突然終わっていた。ヘイゼルは物語の続きが知りたくてヴァン・ホーテンに手紙を書いたが、返事はなかった。数日後、ガスから最高のサプライズを贈られるヘイゼル。

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