不倫に走る人の特徴とは?話題のドラマ『フリンジマン』を通して解説
という考えです。
これは「理由」としてはおかしいですよね。
例えば機密情報をちゃんと管理して守る、と公言している会社があったとして「漏洩事故なんてよく起こっているんだから、ちゃんと管理する必要なんてないでしょ?」と、あなたの個人情報をずさんに扱ったらどう思うでしょうか。
婚姻契約書はまさに「契約書」であり、そこで「誠実義務」を誓っています。
そういう約束をした以上、周りがどうあれ反故にしていいことにはなりません。一般常識のある人なら、当然理解できることでしょう。
つまり「みんながしているから別にいい」というのは、罪悪感を緩和するための「言い訳」あるいは自分都合の「正当化」でしかないのです。
本当の理由は別にあります。
多くの場合、それは「自己不完全感を満たすため」なのです。
■自己不完全感が生み出すもの
自己不完全感とは、
「自分は何をしてもダメだ」
「自分は未熟な人間だ」
という思い込みに囚われてしまっている状態を指します。
そう言うと、井伏みたいな男性は愛人が何人もいて自信に満ち溢れているじゃないか、と思う人もいるでしょう。
この自己不完全感は、必ずしも「自信喪失」という症状として現れるわけではありません。