―あのコの恋愛事情― 尽くしても愛されない彼女 編
筆者はむしろ、アケミさんを嫁に欲しいくらいなんだけど。
そんな話をしていたら「でも、あいこさん夫婦仲がいいよね。どうしたらそうなれるのかなぁ?彼と結婚できるかなぁ?」アケミさんが悩み始めてしまった。
■頭の中にある男のイメージ
「アケミさんが持ってる彼のイメージと実際の彼にギャップがあるのかもしれないですよ?」アケミさんに聞いてみる。「実際の彼?」「そうそう。彼の本当の願望が実は別にあるのかもしれない。」
人って、人の期待に応えたくなる生き物だ。しかも、愛する女が「男らしい人が好き」と一言でも言えば、なるべくそうあろうとしてしまう生き物だ。健気な彼女を見て「俺が喜ぶと思ってやってくれたんだろうなぁ。」と思ったら「そこまでしなくてもいい。」なんてなかなか言えず「ありがとう。」と喜んでしまうのも人間だ。
誰でも一度は経験があるはず。すでに自分が持っているものをプレゼントに貰ったり、そこまでしなくてもいいのに・・・とか思いつつ、なんかやけに気を利かせてくれた友人に「うれしい!ありがとう!」と大げさに感情表現してしまったこと。
「そこまでしてもらわなくても良かったけど、気持ちは嬉しい」「そこまでしてくれた気持ちが嬉しい」