つまり「あなたが成長したから」。
別れを切り出される側より、別れを切り出す側のほうが、成長に敏感なものです。だから「別れよう」と言われた人は傷つくわけです。そして言われた側は、時間が経ったのちに漠然とではあっても、別れの理由に気づき、納得するのです。
■■悩まなくていい、切なくなるだけでいい
「彼と別れたいと思った時=あなたが成長したとき」ということは、あなたが小さくなった洋服を脱ぎ捨てて、新しい洋服を着ざるを得なくなったとき。だから悩まなくていい、切なくなるだけでいい、ということ。
いかに悩んだところで、人はいつまでも小さくなった洋服を着続けることができないですよね。どこかのタイミングで小さくなった洋服を脱いで、新しい洋服を着る、というのが当たり前ですよね。
ただ、小さくなった洋服に愛着はあるはずです。つまり別れを告げなくてはならない彼氏に、愛着(というか情)はあるでしょう。そういうときは切なさに心揺らしておくといいように思います。切なさに心揺らせていたら、そのうち収まる場所に収まるから。
この、切なさに心揺らす、というのが、別れを切り出された彼に対する、今現在における精いっぱいの謝辞では?
■■あなたが精いっぱい耐える限りにおいて
人は誰だって、じぶんでも気づかないうちに心が成長します。