あんふぁんがお届けする新着記事一覧 (13/46)
あんふぁんWebのアンケートで「子ども同士のトラブル」について聞いたところ、多かったのが「たたく、噛みつく、ひっかく」などのトラブル。特に3歳〜6歳の園児同士に多いようです。「園でのできごとだと、直接その様子を見ていないため状況が分かりにくい」「幼い子どもたちのトラブルに、どこまで親が関与すべきかがわからない」という声とともに、「トラブルがあったときに相手の保護者ときちんと話ができると解決するのが早い」という声も。子どもの話に耳を傾けて寄り添いつつ、園の先生や相手の保護者とどう連携をとるかが重要ですね。今回は7つのトラブルとそれぞれの対応を紹介します。毎日たたかれ、押されて、泣いていた・どんなトラブル?息子が年少のころ、3月生まれで体が小さかったためにターゲットにされていたのか、まだ言葉があまり出ない友達に、毎日のようにたたかれたり、ひっかかれたり、押されたりしていました。園では毎日泣いていたようです。・どう対応しましたか?毎日、幼稚園の先生から連絡があり、どのようなことがあったのか報告を受けていました。園全体で問題を認識し、対応してくださっていたので、夫と話し合い、園にお任せするということを決めました。相手の園児の名前は明かされませんでした。・親として感じたことはトラブルが起こって、自分の子どもが一方的に傷をつくって帰ってきたときに、親としてどう対応することが正しいのかわからず、すごく悩みました。幼稚園の先生方は、本当に真摯に対応してくださっていたので、とても助かりました。結局、時間がたって、ターゲットが変わったり、年中になって、その子自身が言葉をしっかり話せるようになると問題行動はなくなりました。(ちい/子ども3歳)お昼寝のときにいつも顔をたたかれる・どんなトラブル?幼稚園に入って間もないころ、いつも楽しそうに帰宅していたのに、ある日からすごくションボリしだしました。粘り強く、ワケを聞き出してみると、友達がお昼寝の時に近寄ってきて、毎回、顔をたたかれていたそうです。・どう対応しましたか?担任の先生に、息子が話してくれたことを相談しました。先生は「今後は2人のお昼寝の場所を離して、そのようなことが起こっていないか注意深く見守ります」と言ってくださいました。それからしばらくは補助の先生が息子の隣についてくださったので、安心して通えるようになりました。・親として感じたことはいろいろな性格の子どもがいるので、日々トラブルがあるのは仕方がないと思います。自分の子どもの様子に気づいてあげられるようにしないとなと思いました。(ぽこぽこ/子ども3歳)何度もほおに噛みつかれた・どんなトラブル?物を拾ってあげようとした息子。取られたと勘違いした子が、息子のほおに噛みついたようです。次の日も同じことが。乱暴な子どもなので、先生も手におえず。その子のお母さんも困っているようだったので、とりあえずは子どもたちの様子を見守ることにしました。・どう対応しましたか?何度もやられていましたが、楽しいから一緒にいてケンカになることが分かり、今はあまり口出ししたり、心配しないようにしています。男の子なのでということもありますが。・親として感じたことは?子ども同士でなんとかできる場合は多くないけれど、本人が気持ちの整理ができていれば、母親ほど尾を引く話ではないんだなと思いました。(あい/子ども4歳)年上の子から理由なく叩かれる・どんなトラブル?年少の夏休みのこと。預かり保育中に、毎日、年長さんから、理由なくたたかれたり、仲間外れにされることがありました。本人が朝から「今日は幼稚園に行きたくない」というので、話を聞いて知りました。・どう対応しましたか?預かり保育担当の先生にその件を話して、気をつけて娘の様子を見てほしいと伝えました。そして、その年長さんに先生から注意をしてもらいましたが、一向に状況が変わらないので、直接その子のママを待ち伏せしてお話ししました。そのママは理解のある人でしたので、すぐ対処してくれて和解。今はその子が卒園しても、そのママとラインをしたり遊んだりするくらい仲良くなりました。・親として感じたことは?親同士が仲が良いと、こういったトラブルは少ないのかなと思いました。(とど/子ども3歳)ラグビーごっこでタックルされ、壁に激突・どんなトラブル?ラグビーが流行っていたときのこと。友達に後ろからタックルされて、壁に激突。息子の額が紫になって帰ってきました。・どう対応しましたか?担任の先生から電話がきて、状況を聞きました。しかし後日、タックルした子のお母さんに会っても何も言われず、モヤモヤしたままです。・親として感じたことは子ども同士はすぐ仲直りしますが、親がどこまで介入するか、いつも悩みます。(杏奏ママ/子ども6歳)ちょっかいを出されるのがイヤで登園を渋る・どんなトラブル?同じクラスの男の子にちょっかいを出され、それがイヤで幼稚園を休むようになりました。その子はほかの子にも同じようなことをしていたようです。本人が「〇〇くんにたたかれた」「髪の毛を引っ張られた」と言ったので、その詳しく話を聞いて分かりました。・どう対応しましたか?クラス担任の先生に相談して、子どものことをもっと見てほしいと伝えました。子どもにも「イヤなことがあったり、イヤなことをされたら先生が助けてくれるから大丈夫だよ」と伝えました。今でもその子はちょっかいを出してくると言っていますが、子ども自身も対処の仕方を学んでいるようで、登園してくれています。・親として感じたことはまだ年少なので、いやがらせやいじめのようなものではないと思っています。親がどこまで首を突っ込んでいいのか、線引きが難しいなと感じました。(める/子ども5歳)ひっかいたり、暴言を吐かれる・どんなトラブル?クラスで意地悪をする女の子が1人います。娘だけではないのですが、いろいろな子に対して、いきなりひっかいたり、暴言を吐いたりすることが多々あるようです。娘が「〇〇ちゃんからこんなことされた」と報告してくることが多くなり、気にしているようでした。・どう対応しましたか?担任の先生に状況を伝えると、ほかの保護者からも同じような意見やクレームがあると言われました。先生も状況は把握しているので、その都度見守ったり、中に入って対処しているとのことで安心しました。娘に対しては「〇〇ちゃんは、お友達に優しくする方法がまだわからないんだって。あなたは悪くないから、気にしなくていいよ。何かあったら先生にすぐ言ってね」と話しました。今でも意地悪されることはありますが、娘も対処方法を身につけつつあり、それほど気にしないようになりました。・親として感じたことは園でのトラブルに親が介入するのは難しいので、まずは先生に相談して、一緒に対処方法を考えるのがよいと思いました。そのうえで、娘にも状況や対処方法をきちんと説明すれば、落ち着いて対応できるようになるということを学びました。(める/子ども5歳)<あんふぁんWeb編集部>※2019年12月25日~2020年1月15日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:150件
2020年02月18日しおれた葉物野菜、もしかして捨てていませんか?レタスや白菜などの葉物野菜を、冷蔵庫に何日か入れておいたら、シナシナとしおれてしまっていたことはありませんか?冷蔵庫で保存しておけば鮮度が落ちるスピードを遅らせることができますが、切り花を水につけておかないと枯れてしまうように、野菜も水分が少なくなってくるとしおれてきます。でも、しおれたからといって、捨ててしまわないでください!実は簡単にシャキシャキ感を復活させることができるのです。今回は、筆者がカフェでアルバイトをしていたときに教えてもらった、しおれた葉物野菜を復活させる方法と保存方法を紹介します。復活させるポイントは「50度洗い」しおれた葉物野菜は、お湯を使って復活させることができます!使うお湯の温度は50度。用意するものは、ボウルとお湯だけです。【50度洗いのやり方】1.ボウルに50度のお湯を注ぐ2.しおれた葉物野菜をボウルに入れて1~2分つけておくこれでなぜしおれた野菜が復活するのでしょう?野菜の葉には、気孔という水蒸気が出入りする穴があり、収穫されると、水分の蒸発を防ごうとその気孔を閉じてしおれてしまいます。50度洗いすることで、この気孔がお湯に刺激されて開き、ぐんぐんと水分を吸収するのだそうです。お湯の温度は低すぎても高すぎてもよくありません。48度~52度くらいがベスト。水道の温度を調整できない場合は、料理用の温度計を使うのが確実ですが、ボウルに沸騰させたお湯と水道水を半々で注ぐと、50度洗いにちょうどいい温度のお湯ができます。50度のお湯は触れないほど熱いというわけではありませんが、熱いと感じる場合は菜バシやゴム手袋を使いましょう。また、レタスなどサラダに使う葉野菜は、50度洗いをした後に、氷水につけてから盛りつけるとさらにシャキッと感が増します。白菜とレタスをしおれにくくする保存方法はレタスや白菜を買ってきたとき、そのまま冷蔵庫の空いたスペースに入れていませんか?保存方法を少し変えるだけで、シャキシャキ感が長もちするんですよ。【レタスの保存方法】レタスは、フィルムに包まれて販売されていることが多いですよね。そのまま冷蔵庫の野菜室に保存しているという人も多いのではないでしょうか。レタスのシャキシャキとした食感は、水分がポイント。まず、芯の部分を少し切り落として、その芯の部分に濡らしたクッキングペーパーをつけます。その芯の部分を下にしてポリ袋に入れて冷蔵庫に保存します。【白菜の保存方法】■丸ごと1個を常温で保存する方法白菜を丸ごと1個保存する場合は、新聞紙にくるんで冷暗所に保管します。直射日光が当たらない、ベランダや玄関に立てて置きましょう。横にしてしまうと、下にした部分が傷みやすくなってしまいます。はじめから切って冷蔵庫に保存するのではなく、食べ始めて小さくなってきたら冷蔵庫に保存するようにしましょう。●カットした白菜を冷蔵庫で保存する方法1/4にカットされた白菜を買ってきた場合は、ラップに包んで、冷蔵庫に立てて保存します。レタス、白菜、キャベツなどを購入する際は外側の葉を捨てないでとっておきましょう。外側の葉をつけて、保存しておくことで、内側の葉が守られるそうです。外側の葉が変色していたりして気になる場合は、食べるときに1枚剥がして調理するようにしましょう。はじめて50度洗いを教えてもらったときは、お湯で洗うの!?と半信半疑でしたが、しおれた葉物野菜がシャキッと復活して驚きました。冷蔵庫に取り残されているしおれた葉物野菜があったら、ぜひ試してみてください。<文・写真:ライターやまさきけいこ>
2020年02月17日子どもの可能性を作るのは、子ども自身の「楽しい!」という感覚で、子どもの人生は子ども自身が形作っていくもの。今だからこそ、心底そう思います。現在小学4年生の息子。今は大好きなサッカーに楽しんで取り組んでいますが、幼稚園年長の1年間は、体操競技で選手になることを期待され、日々厳しい練習を重ねていました。そのころ、息子の思いややりたいことを尊重せず、私の思いを押しつけてしまっていたことで、思わぬ弊害が…。今回は、息子のひとことで気づいたこと、私の反省、そこから息子がわが道を歩めるようになるまでをお話しします。体操好きの母は、息子の才能に夢を見たそもそも、私は体操競技を見るのが大好きで、小学生のときは、NHK教育で夕方に放送されるNHK杯体操選手権がとても楽しみでした。ある日のこと、幼い息子を見ていて、体の使い方がうまい!と感じました。公園のブランコから落ちても、笑いながらまたよじ登って漕ごうとします。重い頭の重心をとれるようになるのが早く、自分の握力の程度を把握しながら、ブランコをうまく動かすので、すぐに落ちなくなりました。そういえば、伝い歩きのころから、転んで自分の歯で口内を切り流血しても、どこまでもスタスタ突き進んでいっていました。その姿や無謀なまでの好奇心が、私の目にはスポーツ向きに映りました。親バカだとは思いますが、器械体操に向いている気がして、満3歳で体操教室に入会したのです。すると、週3回の体操教室で先生方に認められ、年長で推薦者のみ進める選手育成コースへ。私の体操への思いはエスカレートし、ますます体操送迎にも熱が入るようになりました。途中でサッカーがやりたいと言い出したけれど実は、選手育成コースに通う前の年中の中頃、息子が「サッカーをやりたい」と言ったことがあります。私は、「やりたい強い気持ちが続くならいいよ。半年待ってみよう」と伝えました。その後、その気持ちは持続し、あまりの熱意に年中の3月に幼稚園のサッカー教室へ入会しました。ただ、私はサッカーに対しては思い入れはなく、体力強化程度にしか受け止めていませんでした。サッカーに通い始めて、コーチから個別に「息子さんはサッカーのセンスがある。環境が許すならクラブチームに入ったほうがよい」「体幹がある」と言われたことがありました。ちなみに、コーチは元Jリーガーで、地元の人は知る人ぞ知る有名な方。ですが私は、「本当は体操向き!」と、その言葉を聞き流してサッカーに力を入れることはしませんでした。そのとき、息子は体操をやめたかったのかもしれません。でも当時の私は、そのことに気づいてあげることができませんでした。息子の思いより、私の価値観やプライドを優先ある休日の夕方。息子が私の顔を真剣な眼差しで射るように見てきて、ひとこと。「お母さんは、僕が体操をやるから好きなの?」背筋が凍る…とはこういうこと?「何をやっていても好きだよ」「小学校になったら、サッカーのクラブチームに入ってもいいよ」と内心動揺しながらも話しました。でも、今まで体操で積み上げてきた時間と実績が惜しい私。サッカーに専念させる決断はできず、「体幹があるとサッカーに役立つよ。小学校になったら、選手育成コースではなく普通クラスの体操でよいから」と体操教室にも通わせることにしたのです。「どうせオレはダメなんだよ」が口グセにその後、1年生の時に夫の転勤に伴い転校することに。体操とサッカーを続けることにして、体操教室に近い住まいを選び、小学校のサッカークラブにも入部。これで息子の気持ちに最大限譲歩したつもりでした。しかし、年長時、やりたくない懸垂の練習で叱咤激励を受け続ける環境が息子にとっては長かったし、引っ越しストレスも加わったのでしょうか。入学後から態度も悪く、少しでも失敗や行動を指摘されると、「どうせオレはダメなんだよ」と、否定的な発言を連発。教室では、どんなときでもお構いなしで、椅子をのけぞらせて机に足をかけて座ります。体操教室の体育会系のしつけによる行儀の良さ、「挨拶」「上下を重んじる」「自分を律する」はどこ吹く風。行儀のよい女子やそのママからお小言をいただくことも少なくない状況でした。息子の大好きなサッカーをママも大切にさすがに「ヤバい」と私も目覚め、完全な方向転換を迫られたのは1年生の冬。「オレ、こんなはずじゃなかったんだけど…何でだろう」と学校で呟いていたと担任の先生から聞かされたとき。冷やかしてきたお友だちを蹴って、注意を受けたときだったようです。1、2年時の担任のK先生は、学校で態度が悪かろうと息子を邪険に扱わず、いつも様子を気にかけてくれる人でした。K先生の気づき、連絡に救われました。ここでようやく、私は決心しました。今からでも遅くない!彼の自尊心を取り戻そう!息子にとって、「強制する人」でなく「支えてくれる人」になろう!息子が「僕の意思を尊重してくれている」と実感するまで諦めないで働きかけようと決めたのです。まず、体操教室を辞め、2年生からはサッカーのみに。サッカー塾にも通い始めました。すると本人の様子が少しずつイキイキしてきました。とはいえ、学校での態度の悪さは急には変わりません。そこで、私は息子が2年生の時は学校で役員を引き受け、いつでも教室がのぞけるようにしました。ガミガミ言うためではなく、彼を知るためでした。そして、息子に話しかけるときはひと呼吸おき言葉を確認し話すようにし、その時々の気持ちも聴くよう心掛けました。息子の変化と私が得た教訓は現在、4年生の息子はまだまだやんちゃです。それでも、いろいろなお友達と公園で一緒に遊んだり、仲良くできる場面がどんどん増えてきました。体操で培った軸をいかし、サッカーではぶれない体幹を武器に楽しんでいます。3年生から本人の意思で入会した地元のサッカースクールでも、「年下の子の面倒を見たり、年上の子の話を熱心に聞き、自分のサッカーに生かすようにしている」とまわりの保護者から聞かされることも出てきました。厳しいと評判のコーチとも相性が合い、居心地がよいようです。昨秋、「体操の練習の時の帰りの車さあ、いつも楽しかったね」「あの時のほうがムキムキだよね」と突然話しかけてきました。「そうだね~」とさらっと笑いましたが、心の中で泣きました。私の夢の押しつけが、息子につらい時期を作ってしまいました。この反省から、習い事は子どもの「楽しい!」が一番!そしてママは一歩引きながらもプラスの関心を持つこと。それが「子どもの自己肯定感をはぐくみ、逆境にも強い豊かな情操を作りあげる」と感じています。<文・写真:ライターみち>
2020年02月15日私の仕事は管理栄養士。娘の離乳食に関しては、「食についてある程度知識もあるし、育児本でばっちり勉強しているから大丈夫」と思っていました。しかし、これが失敗の連続で…。今回は知識があるからこそ「頭でっかち」だった私の離乳食体験談を書きたいと思います。準備万端!意気込んで離乳食をスタート娘が生後5か月と1週間のときに、離乳食を開始しました。事前に足を運んだ保健所の離乳食講座では、保健師や管理栄養士の先生方のアドバイスを大量にメモし、離乳食のレシピ本や育児雑誌の付録の冊子、ネット情報やインスタグラムもチェック。私自身は乳幼児向けの栄養指導経験はありませんでしたが、「食についてある程度知識もあるし、育児本でばっちり勉強しているから大丈夫」と楽観的に考えていました。つまり、これ以上にないくらいの準備万端な状態で、「いざスタート!」と意気込んでいたのです。離乳食に関するレシピ本や付録の冊子。何度も何度も読み込んで、ボロボロになっているものも…始めた途端、下痢を繰り返す毎日ところが、離乳食を始めた途端、娘の下痢が始まりました。小児科の先生からは「離乳食が始まると、消化器官が未発達の赤ちゃんにはよくあること」と言われ、大人でも飲みづらいような砂状のお薬を処方されました。それをどうにか飲ませるのですがなかなかよくならず、離乳食を食べると下痢するという状態を繰り返します。また、下痢でおしりがすぐ赤くなってしまうので、うんちをする度に娘のおしりをお湯で軽く洗い流すという作業を一日に何度もしなければなりませんでした。離乳食カレンダーと違うことに悩み、動揺…離乳食はスタートしたら、基本的には止めずに赤ちゃんの様子を診ながら続けていくことになっています。娘は4か月の間、離乳食初期から中期の食形態をゆっくりと進めていましたが、月齢の近い子ども達は、どんどん食べられるようになっていきます。私は、離乳食カレンダーをチェックしながら、書いてあるようなステップアップが図れないことに悩んでいました。「お友達はもう3回食に進んでいるんだ」と他の親子と比べて悩んだり、「離乳食の本に書いてある食材の形状は、今の娘にはまだ早すぎるのかな」と1人で抱えこみ…。悩みながら作った離乳食も、娘からそっぽを向けられることもしょっちゅうで、気持ちが落ち込むことが多くなっていきました。私自身が、もともと真面目でマニュアル人間な性格であることも災いし、育児本通りに進まないことにいっぱいいっぱいになっていたのだと思います。悩んでいた私に向けて、小児科の先生が言ったひとこと今思うと大げさな気もするのですが、当時の私は、「このまま娘がご飯を食べられなくなったらどうしよう」と、真剣に悩んでいました。そんなとき、いつものように娘のおなかの調子を診てもらうために小児科へ。そこで先生に離乳食について話をしたところ、「1歳で3食食べられるようになればいいよ!」とあっけらかんと言われたのです。当時は、重苦しい気持ちはすぐにはなくならず、この言葉に大いに励まされたというわけではなかったのですが、「もしかして私は1人で悩み過ぎていたのかな?」と、ようやく自身を客観的に見つめることができ、少しだけ気持ちがラクになったことを覚えています。頭でっかちな自分に気づき、娘の身体と向き合うことにその後、小児科の受診と服薬を続けながらも離乳食を続けました。娘が1歳に近づいた頃、私は「娘の消化器官は未発達で成長過程にいる、だから焦っても仕方がないんだ」と気づきました。知識があったために、「こうあるべき」ということが先行し、その「べき」に自分自身ががんじがらめになっていたのだということも。離乳食をスタートして、半年以上悩んできました。しかし改めて、大切なのは、マニュアル通りに進むことやほかの子どもの進み具合との差を見ることではなく、目の前の娘や身体の状態と向き合うことだと感じたのです。このことに自分自身がしっかりと納得できたのは、1歳の誕生日を過ぎた頃だったように思います。この間、離乳食の形状を無理に早めるようなことはしなかったものの、ひとりであたふたしてしまったこと、悩みすぎて食事の時間に笑顔がなくなっていたことを、娘に申し訳なく思っています。少しずつ、目の前の娘の身体の状態にきちんと向き合えるようになっていきましたひとりで悩まないことも重要です!結果的に、娘のおなかがゆるい体質は1歳過ぎまで続きましたが、その頃には3食食べるリズムを作れるようになりました。現在2歳9か月になり、「ほうれん草ヤダー」などとワガママも言いますが、基本的にはよく食べる子に成長しています。離乳食が進まない、食べない、食べながら遊んでしまうなど、離乳食初期から完了までの約1年半の間、悩みは尽きないですね。今回の経験で、離乳食奮闘中のママやパパに私が言えるのは、一人で抱えこまないでほしいということ。振り返ると、もっと早い段階で小児科の先生や保健所、支援センターの専門家に相談すれば良かったなと思います。そして、何より、マニュアルにとらわれ過ぎないでください。離乳食は基本的な指針はありますが、完全な形がありません。正直なところ、専門家も先輩ママも、人によってアドバイスの内容が異なります。つまり、親子それぞれのスタイルがあるということです。いろいろな人のいろいろなやり方を聞いて、試してみて、親子でやりやすい方法を見つけていってくださいね。<文・写真:ライターくりきともこ>
2020年02月14日4月からドキドキわくわくの幼稚園生活。入園後しばらくの間は慣らし保育のため午前保育で降園しますが、4月後半頃からお弁当や給食がスタートします。クラスのお友だちや先生と一緒に食べる楽しいひとときですが、初めてのお弁当には失敗も多いです。私が幼稚園で年少クラスを受けもっていたとき、楽しいお弁当タイムのはずなのに、泣いてしまう子やお弁当が食べられない子がいました。お母さんお父さんからの愛情たっぷり詰まったお弁当が食べられなかったなんて、そんな悲しい思いはさせたくありません。そこで、入園前に自宅でできるお弁当の練習方法を2つお伝えします。お弁当を食べる前に、落下させてしまう子が多い「先生、お弁当が落ちちゃった…」と、泣きながら教えてくれる子が、実は結構います。どうして落ちてしまうかというと、お弁当箱のフタを開け慣れていないからです。「お母さんお父さんが作ってくれたお弁当を食べるんだ!」と、子どもたちはとてもうれしそうな表情で準備します。そして、いざお弁当箱のフタを開けるとき、力加減が分からず思いっきりフタを開けてしまい、床に落下…。テーブルの上で逆さまになってしまうことも。床に落ちてもフタが閉まっていればいいのですが、落下の衝撃でフタが開いてしまい、ごはんやおかずが散乱して、食べられないこともあるんです。とても悲しいですよね。その1お弁当のフタを開ける練習をしてみましょう子どもたちがそんな悲しい思いをしないためにも、自宅でお弁当のフタを開ける練習をしてみましょう。方法は簡単です!昼食の時間にいつもお皿に盛りつけている料理を、実際に幼稚園で使用するお弁当箱に詰めるだけ。デザートケースにもフルーツやゼリーを入れてみましょう。フタを開ける練習のときに、プレッシャーをかけないように自宅で、完成したお弁当を子どもに渡すときにも、大切なポイントがあります。「フタが開けられないと、幼稚園には行けないよ」や「幼稚園ではお友だちと一緒に、みんなでお弁当を食べるんだよ」とは伝えません。伝えてしまうと、それがプレッシャーになることがあるからです。目的は、お弁当のフタを一人で開けられようにすることです。まずは、お子さんがどうやって開けるのかこっそり観察しましょう。そして、うまく開けられないときは、一緒に開ける練習をしましょう。少しずつ、フタが上手に開けられるようになってきたら、たくさん褒めてあげてくださいね。その2完食できるまでの時間と量を把握しよう幼稚園の昼食時間は、だいたい20~30分で考えている先生が多いと思います。年少さんのお弁当開始当初は30分~40分前後を想定していますが、中には完食するまでに1時間かかってしまう子もいます。幼稚園では「残さずきれいに食べよう」と目標を決めていることが多いので、先生もなるべくなら完食させてあげたいと思い見守ります。でも、計画時間を大幅に超えてしまうと、ほかの子どもたちが走りまわり、衛生上良くなかったり、次のカリキュラムに移れなかったりしてしまいます。先生も仕方なく「もうお弁当おしまいにして、遊びに行こうね」と声をかける場合もありますが、子どもとしては「全部食べれなかった」「残しちゃった」と残念な気持ちになってしまい、午後の活動で元気がなかったり、暗い表情をしてしまう子も。「お弁当を残しちゃって、ママに怒られる」と泣いてしまう子もいます。子どもたちには元気いっぱい遊んだり楽しく過ごしながら、「幼稚園って楽しいね」と思ってもらいたい!そこで、お母さんお父さんの協力が必要となります。大切なのは、完食できた!という達成感幼稚園のお弁当タイムになれるまでは、お弁当の量はいつもよりも少なめにして、20分前後で食べ終わる量を把握してみてください。全部食べられた!と達成感と喜びを体感させ、自信に繋げることがとても大切です。今日は多いかな?これじゃ少ないかな?とぜひ幼稚園生活がスタートするまでに、いろいろ試してみてくださいね!また幼稚園から案内があると思いますが、お弁当タイムが楽しい時間だなと感じられるようになるまで、わが子の苦手な物や嫌いな物はお弁当に入れないであげてくださいね。残すより完食を目指しましょう!いかがでしょうか?お弁当グッズをこれからそろえる場合は、好きなキャラクターや色だけでなく、ぜひフタの開閉のしやすさもチェックしてみてください。また、楽しいお弁当タイムとなるように、幼稚園生活がスタートするまで、お弁当の量の調節や完食までの時間の把握をしながら、大好きなおかずやデザートなど見つけてあげてくださいね!<文・写真:ライター結城あき>
2020年02月13日わが子の癖について読者アンケートを取ったところ、トップは「鼻ほじり」で、複数を選択した人も多くいました。気になる癖があると、ママは「どうしたらいいの?」と迷いますよね。小児科医で「子どもの心 相談医」でもある細部千晴先生に、癖への対応方法を教えてもらいました。イラスト/柴田ケイコ対応の大原則は「自然に治るまでゆっくり見守る」子どもに癖が見られると、「ストレスが大きいの?」「愛情不足?」と心配するママも多いのですが、ほとんどの癖は自然に治るものです。仮に、一時的なストレスが原因だったとしても、癖の動作をすることでストレスが緩和できているならそれでOK。むしろ無理にやめさせようとすれば、さらにストレスがかかってしまいます。癖への関わり方は「自然に治るまで、ゆっくり見守る」が大原則。「早く治そうと思わない」ということが大切なのです。適切に関わるとよい癖しつけや親の責任とは考えず、おおらかに癖はゆっくり見守るのが大原則とはいえ、ママとしては「鼻ほじりは汚いからやめてほしい」「指しゃぶりは歯並びへの影響が気になる」といった気持ちもありますよね。「鼻ほじり」「指しゃぶり」「爪かみ」「性器いじり」などは、適切に関わることで癖の頻度が減って、自然にやめやすくなることもあります。下の方法を試してみましょう。とはいえ、こうした関わりを「しつけ」や「親の責任」とは考えないでください。ママの気持ちが追い詰められていると、子どもを追い詰めてしまいがち。心身が成長していつの間にかなくなったり、お友達の影響を受けてやめたりすることが多いので、ママはおおらかに構えていてくださいね。【鼻ほじり】穴に指を入れるのは本能的な行動。しかも幼児は鼻の中に鼻くそがあるとかゆいので、指でほじるのです。禁止するのは酷なので、人が見ていないところで取るように教えましょう。鼻くそを食べる子も多くいます。大人は「鼻くそは汚い」と思っていますが、食べてもまったく害はありません。食べていたら「まあかわいい! 赤ちゃんみたい」と明るく褒めてみて。叱られた気分にせずに「赤ちゃんじゃないもん」と自尊心をくすぐることができるでしょう。【指しゃぶり】指しゃぶりをすると情緒が安定するのですが、3歳をめどにやめるのがベター。歯科医は開咬(前歯が噛み合わない状態)を、小児科医は会話が減ってコミュニケーション能力が伸びないことを心配します。指しゃぶりをしそうになったら、指を使うおもちゃで遊ばせましょう。指のタコが乾くと痛くてなめて、さらに悪化するという悪循環も起こるので、指のケアも大切です。入眠儀式での指しゃぶりはやめにくいので、眠ったら口から指を出してあげて。【爪かみ】爪の数本をかむ程度なら、爪をかむ感覚が面白いのかもしれません。叱ったり責めたりせず、「痛くない?」と声を掛ける程度で見守りましょう。すべての指の爪を切らなくてもいいほど深くかむようであれば、子ども自身がイライラしていたり、不安が強かったりする可能性も。しつけや教育が厳しくないか、過度なストレスがないか気にしてみて。ストレスを緩和してから少し経っても変化がなければ、かかりつけ医に相談しましょう。【性器いじり】自慰行為に気付いたら性教育のチャンスだと考え、「手はきれいかな」「人が見ているところでやると恥ずかしいかもよ」と伝えて。ママ世代は幼少期に性教育を受けていないので、いけないことと思いがちですが、決して悪いことではありません。衛生面と場所をわきまえることが重要です。男児で性器を触るのは、亀頭包皮炎などの炎症があってかゆいからかも。赤く腫れていたらかかりつけ医へ。勃起するような触り方であれば、他の遊びに誘導して。何もしないほうがよい癖意思に関係ないものはそのままでいいあえて何もしないほうがよいのは、「チック」「吃音」「夜驚(やきょう)症」「歯ぎしり」。これらは本人の意思に関係のない癖です。積極的に治そうとすると逆効果になるので、特に何もせずに、普通に生活しましょう。親がおおらかに構えていれば、成長とともに治まることがほとんど。「治したい癖」ではなく「個性のひとつ」と捉え、いつでも「そのままのあなたでいいんだよ。大丈夫よ」と温かく見守ってください。また、こうした癖は周囲の人に理解してもらうことも大切です。身近な人には「癖を指摘したり、やめさせようとしたりせずに、普通に関わってほしい」ということを伝えて。お友達にからかわれると園がイヤになってしまうこともあるので、園の先生にもフォローをお願いしましょう。【チック】チックとは意思に関係なく動く不随意運動のことで、原因はまだはっきりしていません。まばたきや首を回すなどの「運動チック」と、咳払いや舌打ち、叫び声など「音声チック」があります。数か月続く場合や、複数の症状が見られる場合は、かかりつけ医に相談しましょう。【吃音】「ぼ、ぼ、くは」「ぼーくは」「…っぼくは」など、言葉がスムーズに出ない状態。幼児の約5%に見られ、発症の原因は不明です。言い直しをさせると話すこと自体が嫌いになってしまうので、吃音には触れずに話を聞いてあげて。小学校入学前まで続いたら、かかりつけ医に相談を。【夜驚症】睡眠中に突然叫び声を上げたり、パニックを起こし、その後短時間で落ち着いて再び眠りにつくのが特徴。深いノンレム睡眠からの中途半端な覚醒が原因とされ、幼児期に多く、成長につれて消滅します。歩き回ってもケガをしないよう部屋を片付づけ、転倒に注意して。【歯ぎしり】浅い眠りのとき、夢の中で歯をくいしばっていると起こりやすいようですが、歯がすり減る心配はありません。眠りを妨げないように室温や寝具に気を配る程度の、普通の睡眠サポートでOK。激しい歯ぎしりが1か月以上、毎晩続くようならかかりつけ医に相談してみても。医師に相談するべき癖病気や障害の不安があれば相談を癖の症状から病気や障害が見つかることも、まれにあります。口が開きっぱなしの子が、実は鼻呼吸ができなくなる「アデノイド増殖症」や「アレルギー性鼻炎」だった、という例も。ぼーっとして口が開いてしまうのは普通のことですが、鼻が詰まりがちであれば、医師に相談してみましょう。早めに医師に相談したほうが良いのは、髪の毛を大量に抜くなどの自傷行為や、奇声や多動など発達障害の可能性がある行動です。その子に合った適切なサポートを始めるべく、まずはかかりつけ医に相談を。必要に応じて専門機関を紹介してくれます。かかりつけ医が決まっていない場合は、できれば「子どもの心 相談医」に相談してみて。この資格を持つ小児科医は、日本小児科医会の公式サイトで検索できます。【奇声を上げる】遊び中や興奮したときに大声が出るのは問題ありません。ただし、自分の声のボリュームを認識できずに「もっと小さい声で」と言ってもボリュームを下げられない場合や、頻繁に奇声を上げて暴れるといった場合は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。【髪の毛を大量に抜く】髪の毛を少し抜く程度なら、しばらくするとなくなるはずです。円形脱毛症になるほど抜く場合は、かかりつけ医に相談を。【じっと座っていられない】幼児が座っているときに体を揺らすのは普通のこと。特に筋力が弱い子は揺れがちです。ただし、常に衝動的に動いているようならADHD(注意欠陥・多動症)の症状かもしれません。園の先生にも様子を聞いてみて、可能性があればかかりつけ医に相談を。こんな言動はNG!どんな癖でも絶対にしてはいけないのは、叱ったり、否定したりすること。自己肯定感が下がってしまうような発言をしないことが大切です。「この癖は悪いことなんだ。やめられない自分はダメな子なんだ」と思わせないようにしましょう。また、自分の癖を悪く言われた子は、他の子の癖に対して同じような悪口を言ってしまうことも。パパも叱らないように、関わり方を共有してくださいね。子どもの癖、どうした? どうなった?みんなの体験談鼻ほじり●幼稚園でお友達から指摘されたことで「恥ずかしい」という気持ちが芽生えたようで、それ以降しなくなりました。(とも)指しゃぶり●指しゃぶりをやめさせるための苦いマニキュアを爪に塗ったら、2日で治りました。(みみ)●指しゃぶりに効くと言われるあらゆる手段を試しましたがダメでした。入園後、「おにいさんになった」という自覚と「赤ちゃんに戻りたくない」という気持ちが芽生えたようで、自然となくなりました。(ぴこる)爪かみ●爪をかむことが悪いことではなく、爪はないと困るものだと教え、女の子なので爪用のシールを貼ったりしたら、なくなりました!(琴ちゃんママ)●4歳になりたてのころ爪かみが。市の施設に相談したら、「子どもに注意はせず、そのまま放置してください」と言われたので、そのとおりにしました。2カ月くらいは続きましたが、今は落ち着いています。(かず0114)性器いじり●頭から否定せずに「気になるよね、でもそこは◯◯くんの大事な場所だから、他の人には見せちゃダメだよ」「バイキンがつくと大変だから、手をきれいにしてからね」と言っていたら、自然と触らなくなってきました。(ななん)大声を出す●声の大きさを「アリの声、犬の声、ゾウの声」など表にしてわかりやすく伝えたら、ちょっと落ち着いてきました。(こくもも)吃音●下の子がどもるしゃべり方で、今も完全に治ったわけではないのですが、3歳くらいからスムーズに話せるようになってきました。矯正せず、ゆっくり待つことを心掛けました。上の子がしゃべり方をまねしたことがあったので、そのときはまねしてはいけない理由を伝え、「ゆっくり待ってあげようね」と言いました。(こうたん)その他●まばたきを繰り返すので、口うるさく注意していたのですが、病院でアレルギーだと診断され、目薬で一発解消。怒ってごめんなさい。(ひとみん)気になる子どもの癖、対処法を検定でチェックしよ!「どうしたらいい? 子どもの癖検定」はからお話を聞いたのは小児科医 細部千晴さん細部小児科クリニック院長。2児の母親(孫1人)で、自身の子育て経験も生かし、地域医療と子育て支援に注力。日本小児科医会「子どもの心 相談医」でもある。総監修した本に『この1冊であんしん はじめての育児事典』(朝日新聞出版)など。
2020年02月13日年長さんはいよいよ小学校入学が近づいてきましたね。いつもママやパパが近くにいてくれた環境とは違い、ひとりでやらなければいけないこともたくさん。今回は、小学生以上の子どもをもつ先輩ママに、入学前に「身に付けていてよかった」「身に付けさせておけばよかった」生活習慣について聞きました。※2019年10/21~10/31・11/22~11/28実施のあんふぁんWebアンケートよりこれはやっておこう!朝の準備編●早起きの習慣!とりあえず、小学校に間に合わなければ意味がない。そして思っていた以上に朝が早い(学校によりますが、わが子の学校は朝のランニングやあいさつ隊なるものがあります)(36歳・東京都)●学校に行くまでのタイムスケジュールの把握1.出発する時間を決める2.出発する時間から朝の身支度などやらなければいけないことを逆算して「何時までに何をしたい」「これをしておきたい」ということをリストアップ3.自然と朝起きる時間が無理なく決められるといった3ステップをやりました(37歳・東京都)これはやっておこう!登下校編●傘を閉じてしまえる初登校が雨で、自力でできずに泣いている子もいたそう。たまたま自力でできたららよかったけれど、初日から泣いたら何だかかわいそう(39歳・東京都)●登校下校の各時間帯に通学路の練習交通ルールの確認や交通量が多いところ・見通しの悪いところ、 地震の時、危なそうな箇所などをチェックします。親が一緒に確認することで、子どものためになりますし、親自身の心配な気持ちも軽減します!(35歳・東京都)これはやっておこう!着替え・食事編●身なりを整える練習服は自分で着替えるけど、髪の毛をとかしたり、顔を洗うのは親がしていたので、自分で身なりを整える練習(35歳・広島県)●ある程度は食べられるように好き嫌いが多いと給食が心配になるので、ある程度食べられる方が親子ともにラクだと思う(35歳・広島県)●洋服の畳み方、裏返しになった時の直し方体育で着替えたりするので洋服の畳み方、裏返しになった時の直し方なども身に付けておくべきだと思います(32歳・東京都)これはやっておこう!学校生活編●水筒や筆箱など開け方の練習初めて使う水筒や筆箱など開け方を家で一度でも練習しておくこと。大人には簡単と思いがちな開け方でも、子どもには開ける力が必要だったり、開けるコツが分からなかったりするので、やらせておくことが大事です!(43歳・京都府)●鉛筆の持ち方やひらがなの読み書き鉛筆の持ち方やひらがなの読み書きはできた方がいいと練習させていましたが、“何となく” で教えていたため、結果ヘンなクセが付いてしまっていたよう…。正しい持ち方や、姿勢を、再度習慣付けるのに苦労しました(40歳・千葉県)●アナログ時計の読み方子どもが通う小学校はチャイムが鳴らないので、アナログ時計を見て行動します。そのため、時計が読めないと休み時間が終わったことに気づかないときも。あと5分、10分後など、いろいろな言いまわしも普段の会話から学べるように使うとよいと思います(38歳・神奈川県)●誰とでもしゃべれること同じ幼稚園から同じ小学校に上がる子がいませんでしたが、人見知りせず、すぐにお友達を作れる子だったので、スムーズに過ごせました。コミュニケーション力は必要(53歳・大阪府)イラスト/春原弥生
2020年02月12日幼稚園や保育園には保護者が送り迎えをしますが、小学校からは基本的に子どもひとりで登下校。わが家でも第一子である娘が小学校に入学するまでは、常に親子一緒に行動していたので、「ひとりで学校に行けるのだろうか」と不安で仕方ありませんでした。今回の記事では、そんな不安を解消するために入学前の2月頃から娘と開始した登下校の練習方法について紹介します。小学生はひとりで通学!?わが子にできるのだろうか?わが家が住んでいるのは、首都圏の田舎地域。娘が通う予定の小学校で2月に行われた入学説明会で、集団登校は年度初めの数週間と始業式の日のみ実施という話を聞きました。「学校まで子どもの足で10分かからない距離とはいえ、娘ひとりで歩いて行けるのだろうか?」と私は不安を覚えました。それまでは親が保育園に送り迎えしていましたし、友達と遊ぶときも親が常に付き添っていたので、ひとりでいる姿を想像できなかったのです。入学まで残り1か月ちょっと。娘自身は「小学校に通えるうれしさ」が先行して、登下校は不安ではなかったようでした。しかし、念のため一緒に登下校の練習を開始することに。娘は放課後に学童にも通う予定だったので、自宅と学校の往復、自宅⇒学校⇒学童のルートを確認しました。目印や危険な個所を確認しながら通学路をまわる娘の通学路は住宅街を横切るため、ほとんど歩道がありません。また、碁盤の目のように住宅が並んでいるため、視覚の悪い脇からの車の飛び出しも心配でした。娘には、・歩道があれば、歩道を歩く。歩道のないところでは、道路の真ん中を歩かずに端を歩く・車が飛び出してくることがあるので、「止まれ」の標識がなくても、左右の安全確認をしてから道路を横切る・車から子どもは見えづらいので、道路を渡るときは手を上げる・知らない人から声をかけられて「怖い」と感じたら、防犯ブザーを鳴らして、交番、自宅、学校、学童、こども110番の家やお店などに助けを求めるというルールをしっかり守るように伝えました。平日は保育園に通っていたので、練習は週末に行いました。1回目は、実際に歩く中で、「ここのカーブは車が見づらいね」「車が多そうだね」「この公園が見えたら、もうすぐ学童だね」など、1つ1つ時間をかけて確認。2回目は、1回目に歩いた道を思い出しながら娘に簡単な地図を書いてもらい、それを元に一緒に歩きました。足りない情報なども追加しながら、再チェック。3回目以降は、娘に私の少し前を歩いてもらうことで、最終確認を兼ねました。トータルで約1か月程度ののんびりペースで、道のりや交通ルールを覚えてもらいました。その他に登下校で親ができること登下校の確認を終えたとはいえ、ひとりで登下校させるのはやっぱり不安…。そんな場合は、親の時間が許すのであれば、朝だけつき添ってみたり、近所に同じ小学校に通うお兄さん・お姉さんがいれば、しばらくの間だけ一緒に登校してもらえるか相談する方法も。わが家の場合、同じ町内会で集団登校も同じグループだった3つ年上のお姉さんがいたので、親御さんに事情を話し、最初の2週間だけ一緒に登校してもらいました。娘の保育園から同じ小学校に通う予定の友達も少なかったからです。とはいえ、こういうことで、ご近所さんに頼っていいものなのかも悩みましたが、相談を持ちかけたところ、「不安な気持ち、わかるよ!」と快く受け入れてくれてありがたかったです。入学前に通学路を見慣れたものにしておこう小学校への登下校は、親からの自立の大きな一歩でもあるため、親もドキドキ。私も最初はとても不安でした。しかし、娘と登下校の練習をすることで、通学路上に何があるか、どんな危険が起こりうるのかを事前に共有できましたし、ご近所さんの助けも得ることができたので、入学時には安心して娘を見送れました。娘自身も、「これからは1人で学校に行くんだ!」と身が引き締まったようで、登下校の練習中、「この場合はどうするの?」など、気になったことを自ら質問してくれるようになりました。子どもの小学校入学前、私と同じように不安を抱えているママがいたら、子どもとの散歩がてら登下校の練習をしてみるこををおすすめします。集団登校がある場合は、そのルートに沿った道で覚えるのもよいですね。1か月程度かけて、ルートや交通ルールをゆっくりと覚えられるようにすると、子どもにも負担が少ないでしょう。登下校の道が入学前には見慣れたものになっているよう、親子で楽しみながら練習してみてください。<文・写真:ライターnanahi>
2020年02月11日寒さが厳しく、園や学校でもいろいろな感染症が流行していますが、ママたちは多少のことでは寝込んだり、ゆっくり休むことも難しいですよね。そこで、ママたちを元気づける、この季節におすすめのホットドリンクを3種紹介します。甘くて飲みやすい!「ショウガホットコーラ」シュワッと刺激的な炭酸と独特の甘さで人気の“コーラ”。殺菌作用や体を温める効果がある“ショウガ”とのコラボで、素晴らしいホットドリンクができあがります!実はこの「ショウガホットコーラ」、私が会社員時代、中国に出張中のピンチを救ってくれた、ありがたい飲み物なのです。現地社員たちとの食事会の後、レジデンスに戻った私は、それまでに体験したことのない猛烈な吐き気と頭痛に襲われました。動けない私に、レジデンスのスタッフが作って持ってきてくれたのが、この飲み物。なんとか飲んで休んだところ、症状が劇的に回復したのです。後から聞けば、その地域ではよく対応する方法とのこと。体を温めたり、喉のイガイガや風邪の初期症状にもよいのだそうです。甘くて飲みやすいので、元気がない時にもピッタリ。生のショウガをスライスして、コーラと共に鍋に入れてひと煮立ちさせればできあがりです。コーラ500mlにショウガ1/3片程度が目安。煮立たせたあと、ショウガを入れたままにして長く置いておくと辛くなりすぎるので注意してくださいね。まるでピンクの甘酒でポカポカ「グリューワイン牛乳アレンジ」グリューワインとは、ドイツやフランスで親しまれているホットワインのこと。ワイン(主に赤)にシナモンやクローブなどのスパイスと、砂糖やシロップの甘みを加え、火にかけて温めた飲み物です。私のお気に入り「カルディ」の「ラプンツェルグリューワイン」は、スパイスやフルーツ、砂糖がバランスよくブレンドされているので、温めるだけで手軽に深い味わいが楽しめます。耐熱カップに入れて電子レンジでOKなのがうれしいところ。私のお気に入りは、グリューワインの牛乳入りアレンジ!グリューワイン:牛乳を2:1の割合でカップに注ぎ、レンジで温めてからかき混ぜると、まるで甘酒のようなとろみが出てきます。そして色はきれいなピンク。飲むとポカポカしてくるので、眠る前のひとときにおすすめです。※お酒なので妊娠中や授乳中の方はお控えください心地よいハーブの香りに癒される「ハーブコーディアルのお湯割り」ハーブコーディアルとは、摘みたてのハーブや新鮮な果実をシロップで漬けた飲み物のこと。もともとはハーブをアルコールに漬けた飲み物だったのが、時を経て形を変え、英国発祥のノンアルコール飲料として親しまれるようになったそう。水や炭酸水で割ったり、ヨーグルトやアイスクリームにかけて食べたりと、気軽に楽しめます。寒いこの季節におすすめなのは、お湯割り。心地よいハーブの香りが湯気とともに広がります。味も飲みやすいものが多く、リラックスタイムに最適です。180mlのお湯に対し、ハーブコーディアルは20~30ml程度。カップにコーディアルとお湯を注いで、かき混ぜるだけでできあがりです。私は「生活の木」の「ロックス&トゥリーハーブコーディアル」がお気に入り。ローズヒップはビタミンCが豊富で風邪予防になり、お肌にも良いようです。色もきれいなので見た目もグッド。花粉症などのアレルギーが気になる人には、エルダーフラワーも人気があるようです。冬のこの時期、子ども達との外出にも気を遣う日々ですが、元気に乗りきりたいものです。<文・写真:ライター石川友美>
2020年02月10日わが家で、少し前に始めた習慣があります。夜寝る前に、ベッドの中で長女と「今日楽しかったこと」を話すということ。ほんの数分の習慣だけど、これが思いがけず、親子関係にいい影響を及ぼしているのです。これって赤ちゃん返り!?長女が爆発的に泣くように4歳の長女はしっかり者のお姉さん。5月生まれのため、クラスの中で月齢が高く、保育園でも先生たちから頼られています。家でもお手伝いや妹のお世話をよくしてくれていました。そんな長女が、次女が生まれて数か月が経った3歳1か月ころから、1か月に1回くらい、爆発したように泣くようになりました。原因は本当に些細なこと。・ピンクのお皿がよかった・おにぎりじゃなくてパンが良かった・自分でチャックを閉めたかったいつもならすんなり切り替えられることが、自分でも感情を抑えられなくなるみたいです。寝転がって大きな声で泣き叫び、手足をジタバタさせて、まわりの声をまったく聞き入れない状態に。これが、長ければ1時間くらい続きます。当時、3歳になっていた娘はそれなりに体も大きく、私ひとりでは抑えきれないほどの暴れっぷり。これはいわゆる赤ちゃん返りなんだろうか…。次女が生まれたのは、長女が2歳10か月の時。その後、普段は大きな変化もなく、次女のこともとてもかわいがっていたので、少しずつたまっていく不満や我慢に、私も長女自身も気づけなかったのだと思います。思い返せば、今まではなんでも一番にやってもらっていたことが、妹が生まれてからは、「ちょっと待ってね」と待たせてしまうことが増えていました。いつも妹ばかり…。そんな不満の現れだったのかもしれません。仕事で取り入れていた「GOOD&NEW」に家族でトライ「娘の中に現れたネガティブな感情を、少しでもポジティブな感情に変えたい」そんな思いから、仕事で行っていた「GOOD&NEW」というアクティビティを家庭に取り入れてみることにしました。「GOOD&NEW」は、24時間以内にあった「よかったことや新しいこと」を一人ひとり話すことで、それぞれがポジティブな思考になり、場の雰囲気がよくなったり、会議を円滑に進められるようになると言われています。私の会社では、会議の前に取り入れていて、このアクティビティをすることで場の雰囲気が和み、参加者が前向きな意見を言いやすくなります。わが家で行う場合のポイントは、娘が楽しかったことを話すだけでなく、私(パパがいるときはパパも)も必ず話をするということ。正直、今日は家と会社の往復で、特別楽しいことはなかったなーなんて日もあります。でも、どんなに小さいことでもいいので、楽しかったことを探して、話すようにしています。これが意外と難しいのですが、取り入れてから1か月半。少しずつ変化が見られてきました。少しずつ見えてきた変化変化1:保育園の話題が増えたまずは、保育園の話をたくさんしてくれるようになりました。ママ同士の会話でもよく聞くのですが、子どもってあまり園のことを話さないのです。娘も同じ。楽しかったよー!くらいは言うものの、自ら保育園のことをたくさん話すということはありませんでした。でも1日の大半を保育園で過ごす娘が話す「楽しかったこと」は、保育園での出来事がほとんどです。この習慣を通して、娘が保育園でどんなことをしていて、何を感じているのか、どんなお友達と仲良くしているのかが、今までよりわかるようになりました。変化2:寝つきがよくなった娘の中で、寝るまでの時間が楽しいひとときに変化しました。もともと寝つきは良い方ですが、それでも「もっと遊びたい」となかなか寝ないことも。でもこの習慣を始めて、娘の方から「今日楽しかったこと話そう!」とベッドに誘ってくれるようになりました。その日の最後に楽しかったこと、ポジティブなことを話すことで安心するのか、話した後は本当にすぐ眠りにつきます。変化3:爆発的な泣きかたが減ってきた問題の爆発的な泣きの時間が、完全になくなったわけではありませんが、少しずつ減ってきています。次女が生まれてから圧倒的に減ってしまった長女と正面から向き合う時間。毎晩、この二人きりでのコミュニケーションがあることが、お互いにとってよい時間になり、効果が出てきていると感じています。変化4:ポジティブに変換する力がついたネガティブをポジティブに変換する力が身についてきていると感じます。例えば、「公園に行こうと思ったら雨だった」とします。今までなら「公園に行きたい!行きたい!」と泣いていたかもしれません。でも最近は、「今日は大好きなお絵描きや塗り絵がたくさんできるね!」「あったかいお家の中で遊ぶのもいいよね!」と娘が自ら言うことも!もちろん毎回すんなり納得するわけではありませんが(笑)、こういう発言が出るようになったことが大きな変化だと思います。楽しかった記憶は力になるまだまだ小さな娘たち。これからたくさんの荒波や壁にぶち当たり、数々の挫折を味わうこともあると思います。そんな時、楽しかった記憶はきっと大変なことを乗り越える力になると思うのです。日々のささやかだけど楽しい思い出を、毎晩親子で語り合う時間をとても愛おしく感じます。赤ちゃん返り対策に始めたこの習慣ですが、これからも長女が嫌がらないうちは続けたいと思います。あと少しで次女が2歳に。今後は、次女も加わって、毎晩3人で、寝る前に話をするのが今から楽しみです。<文・写真:ライターtocotocoharu>
2020年02月09日4月に入園を控えているママやパパは胸を躍らせていると同時に、さまざまな不安も抱えている時期ではないかと思います。わが家では、次女が今年4月に幼稚園に入園します。私はとても心配性で、「もしかしたらこうなるかも」と先々のことまで考えて必要ないことまで準備をするような性格なので、2年前に長女が入園の時には、『初めて』がたくさん待ち構えているという不安に押しつぶされて、吐きそうになっていました。その不安のひとつが、「幼稚園に遅刻しないかな?」ということでした。今までは何時に起きても、何時に外出しても、すべてわが家のペースでよかったわけですが、入園後はそうはいきません。同じ時間に起き、同じ時間に朝ごはんを食べ、同じ時間に家を出発し、幼稚園へ向かわねばならないのです。今までとは違う生活パターンで行動しなければならないいうのは、とても不安ですよね。私は、長女の入園後は、「自分がとんでもなく朝早く起きること」にして、ムリヤリ解決したのですが、体力的にも精神的にもキツくなってしまい…。最近やっとスケジュールを見える化することで解決できました。そこで、私の解決法「どのようにスケジュールを立てたのか」を紹介します。まずは仮スケジュールを立てましょう幼稚園入園前の今は、どの時間で動くべきかわからないと思うので、まずは仮のスケジュールを立てましょう!手順を説明します。1.朝起きてから出発までの行動をすべて書き出す『起床』から『家を出る』まで、どのように動くかを考えて細かく書き出します。このように、『お湯を沸かす』、『乾いた食器をしまう』など、具体的な行動を書くと自分の動きがイメージしやすいです。2.左側に時間を書き加える続いて、書き出した行動の左側に、それぞれの時刻を書き出します。この時重要なのは、『家を出る時間』から決めて書き出し、逆算して時間を書くことです。すると、起きる時間がおのずと決まってくるのです。これで仮スケジュールが立てられました!仮スケジュール通りに動いてみます!仮スケジュールが立てられたら、実際にそのスケジュールに沿って動いてみます。自分だけではなく、子どもも巻き込んで一緒にやってみることが重要です。考えていたよりも時間がかからないものもいくつか出てきますが、その逆で、時間がかなりかかるものもあります。なぜかというと、子どもは予想外の動きをするからです。例えば、朝ごはんを15分くらいで食べられるかなと考えていたとします。ですが実際、わが家では30分経っても食べ終わらず、食べる手を止めボーっとしていたり、子どもたちで歌を歌い始めたりして、1時間かかったりすることもあります。また、「お着替えしておいてね」と洋服を渡していたとしても、途中でお着替えを忘れて、おもちゃに目が行き、遊び始めてしまうこともしばしば…。このように、子どもはたびたび予想外の動きをするため、まずは『子どもと一緒にやってみる』ことが大切なのです。そして、その結果を踏まえて、再度スケジュールを立て直しましょう。これを何度も繰り返すうちに、より効率的なスケジュールが立てられ、バタバタすることなく登園することができます。そうすると不安な気持ちもなくなりますよね。入園前で時間がある今、スケジュールの立て時です子どもは同じ動きはしません。毎日違う動きをするため、パターン化することは難しいです。ですから、何度も繰り返し動いてみることで、「うちの子はこんなことするのか」、「今日はこんなことができたぞ」など、ママは子どもの動きを把握でき、子どもも学習していくことができます。このスケジュールの見直しを繰り返し行うことも、入園前の今だからこそできること。今はまだ2月。入園する4月までは1か月以上あります。ぜひこの期間に朝のスケジュールを立て、子どもと一緒に動いてみて、不安をひとつ解消してみてください!<文・写真:ライターyukari>
2020年02月08日長男が入園してもうすぐ1年、もうすぐ進級の時期がやってきます。入園前、いろいろと調べ吟味して購入した入園グッズも、だいぶ年季が入ってきました。今回は1年近く使ってみて、「買ってよかったもの」と「買い替えが必要になったもの」のリアルな感想を紹介します。買って大正解!【丈夫な巾着袋3枚セット】持ち物を小分けにしてリュックに入れるので、必要になるのが巾着袋。息子の園では、サイズの細かな指定はなかったので、「こども ビームス」で購入。大中小の3枚セットで3080円(税込み)でした。これが、大正解!とても丈夫で、毎週洗濯機で洗濯し、乾燥までかけても、シワにもならず新品同様!卒園まで買い換える必要がなさそうです。さらに3つとも色が違うのもいい!子どもは、同じ柄や同じ色だと、一度バックから全部出さないと、目的の巾着袋がどれなのかわかりませんよね。でも、この3枚は色が違うため、リュックからのモノの出し入れがとってもスムーズにできています。また、色は違えどテイストは同じなので、先生や字の読めないお友達でも、息子のものだと把握しやすいようです。買ってよかった!【肌なじみ抜群のループ付きタオル】園生活の必需品、ループ付きタオルは「エイデンアンドアネイ」のものを購入。柄によって多少前後しますが、3枚セットで約2000円(税込み)でした。素材はモスリンコットン100%で、30×30cmの使いやすいサイズ。3層になっている生地は、ふわふわ柔らかな肌触りで吸収性も抜群です。もちろん洗濯機OKで、使えば使うほど肌なじみがよくなる、お気に入りのアイテムです。わが家では、0歳の次男と兼用で使えたのも良かったです。ちなみに、わが家では洗濯機で乾燥まで行うので、約1年使用して少し縮みが生じていますが、私には気にならない程度です。リピ買決定!【子どもの足の健康を考えた上履き】息子の園では特に上履きの指定はなかったので、「アシックス」の「スクスク 上履きCP BABY」を購入。3300円(税込み)でした。子どもの骨は柔らかく、靴からの影響を受けやすい状態なので、クッション性や通気性など細部にまでこだわったものがよいと思い選びました。一般的な上履きと比べると高めですが、教室で履いている上履きは、外遊びで履く靴よりも長時間身に着けているもの。子どもの足のことを考え、成長に合わせてリピート買いしています。なお、アシックス銀座店では、毎回購入の際に専用の機械で足の状態を見てもらえます。足長はもちろん、重心のかかり方や母趾の変形度合いなどもわかるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。失敗の連続、買い替え3回…【子どもが使いやすい水筒】水筒選びは失敗の連続でした。息子の通う園では、毎日水筒を持参します。息子と相談して保冷保温機能があること、軽いこと、外遊びが多い園なので350mlは入ることを条件に探しました。そんな中、息子が最初に選んだ水筒は「モッシュ!」の木目ブラウン柄の水筒、2750円(税込み)でした。なかなか渋いセンスをしているなと思いつつ、シンプルなデザインで、長く使えそうと即購入。しかし数日後、「ストラップ付きの水筒がよかった」と言われてしまいました。そこで100円ショップの合皮ベルトをアレンジして、ストラップをハンドメイドしました。息子は飛び上がって喜んでくれ、一件落着…と思いきや、また数日後には、「フタが本体から取れない水筒がほしい」と。幼稚園で飲むときに、フタが転がってなくなってしまい、みんなに探してもらったのだとか。そこで2代目の水筒は、最初の条件に、「ストラップがついていること」「飲む時にフタが本体から取れないこと」をプラスして探しました。普段の息子の買い物はキャラクターものの取り扱いがない店舗に足を運び、息子の目で確認させながら選ぶのですが、今回は急だったこともあり、息子と一緒にネットで検索。その際、息子が大好きなキャラクターの水筒を見つけてしまい(笑)、その水筒を購入することに。「サーモス」のもので4000円ほどでした。息子は、とても気に入って、毎日大事に使っていましたが、キャラクターの絵はプリントなので、外での使用、毎日の洗いでだんだん薄れてしまい、半年ほどで手放すことになりました。3代目にして、長く使えそうな水筒に出合えた!最後に行き着いた3代目の水筒は、今までの条件にプラスして、水筒自体に傷がつきにくいように、「全面覆えるカバーの付属品があること」を条件に探しました。そこでたどり着いたのが、「ハイドロフラスク」のタンブラー。ハワイで購入したのですが、カバーが14ドル、水筒が25ドル、オリジナルで作成したステッカーが7ドルだったと記憶しています。値段の差異はありますが、日本でも購入できます。オリジナルステッカーはハワイのみでの取り扱いのようですが、旅行した際やお土産にリクエストするのもオススメです。この水筒を使い始めて、約2か月。水筒本体はとても綺麗な状態、またカバー自体も黒なので汚れが目立たず、息子も私も満足しています。これから、入園グッズを準備する際や買い替えのときの参考になるとうれしいです。■商品取り扱い情報こどもビームス/ナイロン袋3セット:エイデンアンドアネイ/ウォッシュクロスセット:アシックス/スクスク 上履きCP BABY:ハイドロフラスク/タンブラー:<文・写真:ライターかつき>
2020年02月07日年少の夏休み明けごろから、娘の通っている幼稚園では、同じクラスの仲の良い子同士でのお手紙交換が始まりました。時を同じくして、娘から、絵本が読めるようになっている友達がいるということを聞くように。それがきっかけで、私もそろそろ娘が「ひらがな」を覚えられるようにしてみようと考えはじめました。友達の影響で「ひらがな」に興味が出てきた!?娘が年少の9月中旬ごろ、仲の良い友達の影響で、娘本人もひらがなに興味が出てきました。よく「何て書いてあるの?」と聞かれるようなってきたこともあり、「ひらがなを教えるタイミングは今だ!」と準備をスタートしました。まず用意したのは、50音表です。お風呂に貼るタイプを用意して、毎日のお風呂タイムで一緒に読む練習を始めました。最初は「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」と、上から順番に指を指しながら読む練習から始めました。途中でつまづいたり、飛ばしたりすることがありましたが、最初だからと思い、注意はせず、ゆるい感じで読ませていました。1か月で飽きた様子の娘にモヤモヤ…ところが、娘はやる気満々とはほど遠く、「ちょっと興味がある」という程度のモチベーション。私の覚えさせようとする熱量とのギャップもあり、1か月も経たないうちに娘は「ひらがな」を読もうとするそぶりを見せなくなり、少し飽きた様子になってきました。私が「これは?」と聞いても、聞こえてないふりをして返事もしないようになっていたので、「今無理に進めては、もっと嫌いになってしまうな」と感じました。初めてやることだから、すぐには覚えられないのが当たり前だとわかっているのに、私は、「なぜ娘は何度教えても覚えてくれないのか」と、とてもモヤモヤした気持ちになっていたから、娘はプレッシャーを感じてしまったのかもしれません。娘の仲のよい友達には、すでにひらがなを読めて書ける子もいると聞いていたので、私は焦る気持ちもあったのだと思います。時には、一生懸命にやっている娘に対して、「さっきもやったやつだよ」、「昨日は読めていたじゃん」と言ってしまい…。今思うとかわいそうななことをしていました。ママの気持ちを一度落ち着かせたら、状況が変わった!ひらがなの読みの練習は年少の9月中旬頃から始めたものの、1か月も続かない状況に私の気持ちばかりが焦ってしまって、娘との温度差は広がるばかり。とうとう娘は、ひらがなに興味を示さなくなってしまいました。そんな状況になってしまい、私もさすがに「焦って教えても仕方ない」と思うように。そこで、しばらくは娘の様子を見ながら、またタイミングがきたら再開しようと一時休戦にしました。すると、2週間弱くらい経ったころ、娘から「これは何て書いてあるの?」とまた聞いてくることが増えました。しかも、注意して見ていると、最初に読む練習をしていた文字は、いつの間にか読めるようになっていたのです!音の出るひらがな絵本が大ハマり!もしかしたら、「やる気が出てきたのかも」と思った私は、ママ友に娘の状況を相談。すると、「音の出るひらがな絵本が効果的だよ」とのこと。早速購入してみたら、見事に娘が食いついてくれました。自分のわかる文字を押して言葉を作って遊んでみたり、わからないところも何度も押して、自ら覚えるようになりました。そこからは、ビックリするほどの吸収力で、読めなかったひらがなも、どんどん読めるようになっていきました。お風呂に貼ってある50音表も、進んで自分から読むようになって、ひとりでスラスラと言えるように。また、難しくて読めないところは、進んで私に聞いてきて、覚えようという姿勢が見えるようになったのです。最初に覚え始めたころは、「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」を呪文のように唱えるだけで、指と言っている文字がずれていたのですが、音の出る絵本を導入してからは、きちんと指を指している文字と合うようになりました。年少の9月中旬から取り組み始めて、途中中断しましたが、わずか3か月ほどで「ひらがな」の読みをマスターしました。これが早いのか遅いのかはわかりませんが、子どもがやる気になったときの吸収力にびっくりしました。読めるようになったら次のステップへひらがなが読めるようになると、得意気にいろいろなところに書いてある文字を読むようになり、それをまわりの大人たちがものすごく褒める…この好循環のおかげで、娘はますます字を読むことに意欲的になっていきました。今は「カタカナ」を読む練習を少しずつ始めています。そして、今、娘が楽しいのは友達にお手紙を書くことです。「ひらがな」が読めるようになるのと同時に、書きたい意欲も強くなって、書き方を聞いてくるようになりました。ノートに見本を書いて教えたり、100円ショップに売っているドリルを買って練習したり…。書く練習は、読む練習と一緒に進めたので、スムーズに感じます。もちろん、まだ完璧には覚えておらず、書くのが難しい文字もあります。そんな時は音の出る絵本を見本に書くように教えています。そうすることで、自分から学ぶというサイクルが身につくかなと考えているからです。というとかっこよく聞こえますが、4歳の娘の下には、もうすぐ2歳になる次女、間もなく産まれてくる三女がいるので、私の負担を少しでも減らしながら、学習に対して積極的な子になってほしいという私の策略です(笑)。子どもの吸収力は「本人のタイミングが大切」を実感今回のできごとを通して、子どもの吸収力は、本人の興味が出てきたタイミングと合わせることが大事だと実感しました。親が無理に教えようとしても難しいんですね。また、時には焦らずに一時休戦し、本人のやる気が起こるのを待つのもポイント。これからは、子ども達の興味を引き出しやすい環境を整えて準備をすることに力を入れていきたいと思います。<文・写真:ライターyuikitiiii>
2020年02月06日待ちに待った保育園決定!さて入園準備は?そろそろ、待ちに待った保育園の入園決定の結果発表ではないでしょうか。やきもきして待って、やっと保育園決まったー!と喜んでいるのもつかの間、あっという間に入園の日がやってきます。決まったら、入園までに準備するべきことがいっぱい。何から手をつけたらいいのかと悩むことも。そこで、育休3回&ワーママ歴13年の経験と、まわりの友人たちの声を集めて、マニュアルには書いていないけれど、準備しておくといいことや確認すべきことをまとめました。チェック1【園までの距離・かかる時間・登園手段を考える】□ 自宅から園まではどれくらい?保育園が決まったら、まず自宅からの距離や、送迎にかかる時間、また子どもを送り届けてから会社に到着するまでの時間などを確認しましょう。□ 送迎手段はどうする?保育園の送迎は、ベビーカー?抱っこヒモ?自転車?子どもの月齢・年齢もありますが、保育園が決まってまず最初に電動自転車を購入したという人も多いです。チェック2【保育園グッズ-早め早めの準備が大切-】□ 保育園から渡された持ち物リストをチェック毎日忙しいので、後回しにしがちですが、保育園からの持ち物リストは早目に目を通しましょう。まずは、自分がわからないこと、不安なことを確認します。布おむつ限定の園もあります。「フードつきの服は×・スカートは×」などのきまりがあるところもあります。制服でない場合は、今持っている服が使えるのかのチェックも必要です。保育園バッグや給食袋、布団やシーツ、タオルやエプロンのサイズや形状が決まっているところもあります。手作りしないといけないのか、購入できるのかなど、入園の直前だとバタバタしてしまうので、余裕を持って確認しておきましょう。園の説明会があるようなら、わからないことは必ず質問しましょう。説明会の場で聞けなかったことは、電話で確認してもいいと思います。チェック3【母のファッション-朝の用意のシミュレーションも-】□ 今までのワードローブと現在の自分のサイズ職場はラフな格好で大丈夫だし、特に準備は必要ないと思っていても、一度自分のワードローブ見直しておくといいですね。私の友人は、ジャージが正装という体育教師ですが、産前産後で、体型が大きく変わり、すべて買い直さなければいけなかったそうです。また、移動に自転車を使う予定であれば、自転車にまたがる・こぐということも前提に、ファッションチェックを。ミニスカートやタイトスカートなどは厳しいかもしれません。□ 履いていく靴のタイプこれまで、ヒールを履いて通勤していた場合、ベビーカーを押して、または抱っこヒモで歩けるか、自転車に乗れるかなどを検討しましょう。厳しい場合は、歩きやすい高さのヒールやスニーカーが必要になります。□ バッグ子どもの荷物もあり、自分の荷物も!となると、バッグはどんな形が便利でしょう。私のオススメは防水の効いたリュック。多少の雨でも大丈夫ですし、両手を使える状態にしておけるのがいいですよ。□ 雨の日の装備育休中なら、急ぎでない雨の日はお出かけを控えることもできましたが、仕事となると雨だからといって休むわけにはいきません。保育園までの登園方法により、自分自身のレインコートや、ベビーカーカバー、自転車カバーなどが必須になります。□ ヘアスタイルやメイクヘアスタイルやメイクについても、今までのように時間をかけてはいられないかもしれません。パパっと手早く、かつ仕事モードにする方法を研究しておきましょう。シミュレーションしてかかる時間を知っておく必要がありそうですね。チェック4【病院対策-予防接種や診察時間の確認も-】□ 子どもの予防接種保育園で言われている最低限の予防接種と自己負担での接種も含め、仕事復帰したらなかなか時間が取れません。予防接種のスケジュールを見直しておく必要があります。また、小児科によっては、予防接種は曜日や時間を指定しているところもありますので、再確認を。私はかかりつけ医が平日しか対応してくれなかったため、土曜日に接種してくれる小児科を探しました。□ 病院の診察時間の確認かかりつけの小児科の診察時間を再確認しましょう。保育園のお迎え後に行けるような時間帯まで通常診察してくれる小児科も探しておくといいでしょう。うちの子は風邪をひきやすい体質で、保育園のお迎え後に小児科に走るということも多かったので、かかりつけ医を診療時間が長い病院に変更しました。夕方に受診しておくと、夜のうちに対応ができるので、とても助かりました。□ 病気の子どもを預ける準備子どもが病気になった場合の預け先はどうしますか?自分や夫が休める場合や、祖父母に頼れる場合はいいですが、それが難しい場合は準備が必要です。病児・病後児保育、ファミリーサポートなど、事前に登録が必要なものもあるので、確認しておきましょう。働き出してから使用したい時になって使えないということもあるので、条件などを事前に下調べをしておくといいでしょう。チェック5【周囲への気配り-職場や自分たちの親への挨拶-】□ 職場への挨拶子どもの突発的な病気ケガだけでなく、運動会や保育参観などの園行事もあり、休みを取ることも出産前よりは多くなるのではないでしょうか。まずは職場の理解が大切です。そのためには、復帰前に上司だけでなく、一緒に仕事をするまわりのスタッフも含め、職場に出かけて挨拶しておくのがいいでしょう。職場の雰囲気にもよりますが、子どもを連れて挨拶に行くのもいいと思います。また、私の友人は夫の職場にも菓子折りを持って挨拶に行っていました。妻が仕事復帰するのを伝えることで、「夫の協力が必要になります」というメッセージになるかもしれませんね。□ 自分たちの親への挨拶頼りにしたい自分たちの親ですが、身内だからと甘えてばかりではいけません。わが家の場合も、「仕事復帰するにあたって、お世話になると思うのでよろしく」という気持ちをきちんと伝えておいたので、その後もスムーズに協力を要請できていると感じています。チェック6【時間の使い方】□ 生活リズムの調整と子どもとの時間の確保保育園が決まってから入園までは、意外と短いものです。まずは新たな生活に向けて、生活リズムを整えていきましょう。そして、何よりも子どもとベッタリと一緒にいられる時間はあとわずか。その貴重な時間を大切に過ごしたいですね。<文・写真:ライター鳥山由紀>
2020年02月05日もともと英語に苦手意識があり、学生時代以降は英語と無縁の生活をしていた私が、いきなり夫の仕事の都合で、子どもたちと一緒に海外で暮らすことになりました。今回は、ほぼ英語力のないままに初めての海外生活を過ごしてわかったことをお伝えします。言っていることがまったく分からない!英会話レッスンと日常会話の違い今回、住むことになったのは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州。私は、海外に住むのは初めてで、そもそも英語に触れるのなんて学生時代以来で約20年ぶり。そこで、渡航準備の一環として英会話のレッスンを受けました。それは自宅で行う、ウェブを使ったマンツーマンレッスンで、テキストも用いますが、フリーのトークもあるもの。そこでは先生と何とか会話ができてきている気がしていました。ところが、現地でいざ会話をしようと思うと、まず聞き取れません。とにかく言っていることが早い。区切りがどこかさえわかりません。レッスンでは会話を交わしながら、発音も指摘してもらったりしていたのですが、それは所詮、素人に合わせてゆっくり話してくれていただけだったと実感しました。当然、日常生活で会う人たちは、私が英語をわからないという前提で話してはくれません。いろいろ国からの移民の多いオーストラリアではなまりのある人もいるし、同じことでも表現が違うことも多いのです。情けない話ですが、メルボルンという単語でさえ、聞き取るのに5回聞き返してやっと聞き取れるレベルでした。聞き取れても、言いたいことがパッと出てこないありがたいことに、子どもたちが通う学校のお母さんたちは、私が英語を話せないことをわかってくれるので、ゆっくり丁寧に話してくれます。同じ年頃の子どもを持つ母親同士なので、共通の話題が多く、聞き取れる単語や状況から推測して、なんとなくこんなことを言っているんだろうなと、話したいことは理解できます。しかし、日本で使うようなちょっとした返答ができません。「うちもだよ~」は「Me too」、「それはいいね~」は「That’s nice」「It’s good」、「高すぎだよね~」は「Too expensive!」のレベルの相槌がせいぜいです。「値引き商品が、値引きになっていない」ということを言いたいときも、そんな高度な言い回しができず、レシートと商品を手に持って「This one…This price is different!」だけで、差額返金までこぎつけました。それでもなんでも話続けるということ聞き取りはおろか、普通の会話さえ難しい状態ですが、それでも会話しているところに首を突っ込み、相槌レベルでも無言にならないこと、話すことをあきらめないでいることに努めています。まず、会った時には「Hello!」か「Hi!」。「How are you?」と言われたら「How are you?」と返す。これは、知り合いに会ったときだけでなく、お店のレジでや通りすがりの人と会った時などはいつも繰り返される会話でもあります。それから会話をしようとするときには、日本でもメジャーなお天気の話。It’s raining today. It’s cloudy today. It’s hot today. もしくはThe sun is strong today. The wind is strong today.…などです。お天気の話を振れば、子どもを持つお母さんや年配の女性であれば、洗濯ができないとか、明日の行事が心配だとか、相手が話を膨らませてくれることが多いです。言っていることすべてがわかってなくても、合っていなくても、にこやかにジェスチャーを交えて会話の輪に入っていれば、これは重要だということは翻訳アプリやテキストで提示してくれたり、片言の日本語で意味を言い添えてくれたりすることもありました。話したいことがある場合は、あらかじめ英文を準備して会話に臨みますが、普段のお迎えで顔を合わせる時のママたちとの会話は、挨拶とお天気の話、そしてそこから広がる学校や習い事、日常の話に終始しています。気をつけているのは、「I want to~」ではなく、「I’d like to ~」、してほしい時には「Could you~」を使うようにしていることくらいでしょうか。よくよく考えてみれば、日本でのママ友との会話だって、店員さんとのやり取りだって、正しい日本語や文法できっちり話しているわけではありません。文字に起こしてみたらめちゃくちゃなことも。つまり、単語の羅列だっておおよその意味が通じるのです。開き直りになりますが、会話というのは、スキルは関係なく、大事なのは話そうとする姿勢や勇気だけなのかも…。それが海外で暮らして初めにわかった私の英語でのコミュニケーションのコツです。これからも、積極的に会話に参加することだけはいつも意識して、海外生活を乗りきっていきたいと思っています。<文・写真:ライター結生>
2020年02月04日あっという間に過ぎてしまうわが子のかわいい時期。みなさんはどのように記録を残していますか?動画や画像、SNSへの投稿など便利で手軽な方法が多くありますが、私はそれに加えて、あえて手書きでイラストメモや日記を残しています。その理由は…。今回は私が子育て日記を手書きで残すワケをお伝えします。手書き子育て日記のメリットは2つ子育て日記をあえて手書きにするメリットの1つ目は、誰の目も気にせず子育てのグチや弱音を書けるのでストレス発散になること。なぐり書きだったり、丁寧に書いていたり、字体からもその時の感情が丸ごと感じられるような貴重な瞬間を残すことができます。2つ目はノートを見返して、子どもの成長を実感し、一緒に笑いあえること。また、大変な時期を乗り越えてきたことを実感し、私自身の自己肯定感もアップします。きっかけは子育てストレスがMAXだったこと!私は、子どもが産まれる以前からSNSを利用していました。そのため、第一子を出産した報告をSNSにアップし、それから子どもが成長した時、お出かけしたことなど、育児の中で楽しかった瞬間の記録を時々アップするようになりました。それはそれでよかったのですが…。育児は楽しいことばかりではなく、子どもが動き回るころには、やることなすこと邪魔されて自分の思うように行動できず、フラストレーションがたまることも。行動範囲も狭まり、楽しかったことやお出かけしたという投稿をすることは少なくなっていきました。そんな時、レシピを書きためていたノートに、ふと描いたのがこのイラストでした。当時息子は、ことあるごとに寝そべって激しく泣き、少しでも放っておくとずり上がるように進んで行き、壁に頭をぶつけてしまい、毎回急いでなだめることがとても大変でした。こんなことが1日に何度もあるため、すでにつかまり立ちをしているのに、後頭部は毛がすれてツルツルでした(笑)。日々対応に追われてストレスMAXでしたが、このイラストを描いて客観的に見てみると、くすっと笑っている自分がいました。みんなが見るものではないからグチや弱音も書けるそれから思い立った時に、大変なことを感情のままに絵や文章で残すように。SNSは他人とのコミュニケーションの場、自分をよく見せようという意識があるため、いい部分しか書けずにいましたが、自分しか読まないものには、悩みというほどのことでもない、育児のグチや弱音を書いていくことができます。絵や文章に残すことでストレス発散になり、その場はすごくイライラしたことも客観的に見てみると、大したことじゃないと思うことができました。写真や動画も子どもの機嫌のいい時はたくさん撮影していますが、大変な瞬間は写すことができないので、貴重な記録になっています。子どもと一緒に振り返るとほっこりこの子育ての苦労がつまった日記には、こんな利用方法があります。例えば、息子が「ボクより妹の方がママから手をかけてもらっている」といじけ気味の時。先ほどの反り返って泣くイラストを見せたり、日記に書かれている息子と一緒に過ごしたエピソードをいくつか話しました。イラストには大笑いですが、エピソードを聞いているうちに、恥ずかしそうにしながらも、これまでたくさん手をかけてもらったことが分かったようで、「ママ~ありがとう」と満足そうに言ってくれました。また、娘はイヤイヤ期から抜けたばかりなのですが、イヤイヤ期真っ盛りのころのこのイラストを見せると、「本当にこんな顔してたの?!もうできないよ~」と、顔マネをして照れ笑いしていました。今でも育児の中で大変なことは多々ありますが、こんなにグズることはすっかりなくなったので、子どもの成長を実感し、私自身もこの時期を乗り越えてきたことを誇らしく感じることができました。気軽に適当に書きためればOK1冊のお気に入りの日記帳があれば、日記をつけるモチベーションが保てると思います。100円ショップに1ページに2日分書き込める日記帳が売っていたので、私はそれを購入しました。しかし、もともとおおざっぱな性格のため、毎日コツコツ書くのは苦手。「家族が順番に熱を出した」「夏休み中、ずっと子どもと一緒でイライラネタ満載」など、長い文章を書きたい時には日記帳を使いますが、ちょっとしたことはスケジュール帳のスミに書き込んだり、レシピノートに落書きのように描いてみたり。息子が保育園に通っていたころは、毎日の先生とのやりとりをする連絡帳に、息子の行動で困ったこと、笑ったことなど、逃さないように書いていました。そのためその間の日記は一切ありません。このように、気軽に適当に、ゆる~く続けてきている手書きの子育て日記ですが、読み返すと意外と忘れてしまっていたことが多く、日記を読まなければ思い出すことができないことも。書きためてきて本当によかったと思っています。今は大変なことも、後になってみればかけがえのない思い出になります。これからも日記を続けて、子どもたちが思春期を迎えた時、大人になった時、親になった時など、小さなころの話ができたらいいなと思います。手書きの子育て日記はとってもおススメです!ぜひ気軽に書いてみてくださいね。<文・写真:ライターnicoai>
2020年02月03日子どもは親の鏡です子どもとの日常の中には、楽しいこともあれば大変なこともいっぱいありますね。わが家には小学6年生の息子と小学2年生の娘がいます。いつも子どもたちを励ましているつもりの私ですが、この日は、いつの間にか大きくなった子どもたちに励まされ、ついでに自分の口ぐせにも気づかされてしまいました。「あきらめなさい」ってよく言っているんだな、私…ちょっぴり反省です。でも、きっと次は楽しいことがあるはず!みなさんもこんなこと、ありませんか?<ライターしみず宇海>
2020年02月02日2020年度から小学生の新学習指導要綱が実施され、英語教育がどんどん前倒しされます。そんなニュースを聞くと、なんとなく焦るものの、何から始めたらよいか分からないというママも多いはず。「自分は英語が得意じゃないし…」「かけられるお金に限度がある」といった悩みも耳にします。私は2歳半まで英語圏で育ち、その後も小学6年生まで海外を行き来する生活を送りました。現在は、練馬区・杉並区を中心に、8年前からスタートした英語育児の講師として、0歳から始められる【ママと一緒に英語で手遊び】という講座を開催しています。そんな私が今日から気軽に始められる英語育児のポイントを紹介したいと思います。幼児期のポイントは聞き流し!とにかく英語を身近に幼児期で一番大事なことは、「英語耳」を育てることです。よく英語は一番周波数が高い言語、対して日本語は一番周波数が低い言語と言われるように、日本人が英語の聞き取りができないのは、英語を聴く耳が育ってないからだという説があります。私自身の経験からも、幼少期にどれだけ英語を聴いたかどうかが、将来英語を聴きとれるかどうかに大きく関係していると考えています。そのため、小さい頃から「聞き流し」でよいので、毎日たくさん英語を流してあげることが大切です。NHKの副音声はかなり使える!とはいえ、英語のCDも英語の絵本も持っていないというママは、とりあえずNHKを副音声で見てみましょう。すべての番組ではありませんが、まずはニュースを英語で聞いてみるのはいかがでしょう。身近に起こった事柄を丁寧な英語で話してくれるので、ママもリスニングの勉強になりますし、天気予報などは知っている単語もたくさん出てきて面白いですよ。作業をしながらでも、子どもが興味を持たなくても、とにかくニュースは英語で見ると決めて、「聞き流し」をします。子どもは耳で聞いて、すぐにマネができるので、「知らぬ間に単語を話せていた」なんてことも!子どもの好きなアニメも副音声で子どもが好きなアニメも副音声で見ることができます。「おさるのジョージ」や「ミッフィーのぼうけん」、電車好きな男の子だったら「チャギントン」も興味を持って見てくれると思います。好きな番組がある場合は、何度も見てストーリーが分かっているものを英語で流してみてください。意外とストーリーに引き込まれて、英語に変わっていても自然と見てくれると思います。民放で放送する映画ももちろん副音声が使えます。私はディズニー映画やハリーポッターなどを副音声にして録画し、子どもはそれを何度も見ています。DVDを借りる手間もお金も省けておススメです。よく知っている歌などは英語と日本語の歌詞を比べても面白いですし、子どもと「ここが違うね!」と話すと、より英語の理解が深まります。お風呂には、100円ショップの英単語表を英語が苦手なママからは、「英語での話しかけはかなりハードルが高い」という相談をよく受けます。そんな時は、限られた時間、閉鎖された空間で、英語の時間を作ってみることをおススメしています。私のイチオシは「お風呂の時間」です。子どもと自分だけのプライベートな空間なので、ママも英語の単語を話しやすいのではないかと思います。私は、お風呂に100円ショップで売っている単語表を貼って、子どもに質問されたら、答える遊びをよくしていました。慣れてきたら、逆に子どもに質問してみます。それだけで、コミュニケーションを取りながら、英語を話す時間が作れました。また、お風呂で使う単語は比較的なじみがあるのではないでしょうか。身体を洗いながら、各パーツの単語を覚えていくのも楽しいですね。お風呂の時間だけは必ず英語と決めると、子どもも受け入れやすいようでした。車の中もおススメです。ユーチューブなどで、マザーグースの歌や、ディズニーメドレーを流して、ママが大声で歌います。誰も聞いていないから間違えても大丈夫!そのうち子どももいっしょに歌い始めて、目的地に着くまで、ちょっとしたコンサートに!とっても楽しいですよ。英語の絵本を買うならまずは〇〇付きを!英語の絵本を買ってみたいなと思ったら、まずはCD付きの絵本がいいでしょう。読み聞かせができなくても、子どもと一緒に絵本をめくるだけで英語の時間が作れるからです。例えば、アプリコット出版が出しているキッズ英語絵本のシリーズでは、効果音付きで音読してくれるCDがついています。英語が苦手なママでも簡単に読み聞かせをすることができます。海外の有名な歌を絵本にしたシリーズも販売されています。こちらのCDに入っているのは歌のみですが、ノリノリの曲が多いので子どももすぐ覚えてしまい、絵本と連動して楽しむことができます。購入する際は必ず、【CD included】の文字を確認してくださいね。小さな子どもにとって、英語は勉強ではありません。日本語を覚えていくのと同じように、一つ一つ習得していく【言語】です。小学生や中学生になって英語を教科として認識し、ただ単語や文法を覚えるだけの時間になってしまわないように、日常に英語の音をたくさん流してあげたいですね。■ アプリコット出版■ Barefoot Books(ベアフットブックス)※英語のサイトにとびます<文・写真:ライターよこも>
2020年02月01日みなさんは「アクティブ・ラーニング」という言葉を聞いたことがありますか。小学校で2020年から実施される「新学習指導要領」の中にも、このアクティブ・ラーニング(主体的、対話的で深い学び)が大きな目玉として取り上げられています。これまで小学校の授業では、先生が生徒へ説明することが中心の「受動的」な授業が一般的でした。これに対し、「アクティブ・ラーニング」では、生徒同士が話し合い、教え合い、「能動的」に学ぶことができる授業を行います。小学4年生の息子が通うクラスでは、この「アクティブ・ラーニング」が『学び合い』という形で、2学期のスタートと同時に取り入れられました。『学び合い』とは「アクティブ・ラーニング」の代名詞と言われ、上越教育大学教授の西川純先生の提唱する学校教育のあり方で、全国的に広がりを見せているとのこと。幼稚園ママやパパはまだ先の話と思っている人も多いと思いますが、1年生からこの『学び合い』を取り入れている小学校も多くあるようです。今回は息子の担任の先生にお話を聴きながら、私から見た息子の変化を含め、この『学び合い』を紹介します。具体的に『学び合い』って何をするの?『学び合い』は、子ども同士で教え合い、学び合い、自発的に学習していく授業スタイルです。算数であれば、先生が授業の最初の5分間で生徒に課題を与え、クラス全員がその課題を授業時間内に達成することを伝えます。子どもたちは、まず自分で問題を解いたあとに、立ち歩き、できた子どもがわからない子に教えに行ったり、わからない子ができる子に聞きに行ったりします。そうして、子ども同士でたくさんコミュニケーションをとりながら、「クラス全員が課題を達成する」ことを目指します。ここで一番大切なのは「一人も見捨てない」ということ。息子のクラスにも「一人も見捨てない」と大きくポスターが掲げてあります。本当に子ども同士で勉強が理解できるの?『学び合い』が始まってすぐ、息子が「学び合いのときは参観自由だから見に来て!」と言うので、実際の算数の授業をのぞいてみました。そこには生き生きと互いに教えあう子どもたちの姿があり、話をしているのを聞いていると大人よりもずっとわかりやすく説明していることがわかります。問題がわからない子どもの周りには数人の子どもたちが集まり、1人の子の説明がむずかしければ、他の子が説明するといった感じで、わかるまで入れ替わり立ち替わり教えていました。担任の先生いわく、この『学び合い』を始めてからわずか2週間ほどで、クラスにさまざまな変化が見えてきたそうです。・子どもたちのやる気が変わる!子どもたちは「誰かに教えたい」という意欲が強く、次の日の単元の予習をしてくるようになったとのことです。中には「友だちと一緒に課題を達成したい」という思いから、その友だち専用のわかりやすい説明を考えてくる子も。・子どもたちの人間関係が変わる!『学び合い』ではクラス全員で課題を達成することを目指すので、クラスの結束が強くなります。子ども同士のトラブルがあっても、自分たちで解決できるようになったとのこと。・子どもたちの成績が変わる!当初は算数のみ取り入れられていた『学び合い』ですが、その算数のテストの平均点がぐっとあがったとのこと。わからないままに先生の説明を聞くよりも、わかるまで友だちに聞くほうがずっと効率的なようです。もちろん、『学び合い』にはプラス面だけではなく、「先に終わった子がつい遊んでしまう」「特定の子には教えに行かない」など、学校やクラスの雰囲気によっては課題となる部分もあるそうです。しかし、息子のクラスではそのようなことがなく、『学び合い』が好きな子どもたちだったので、その効果がでるのも早かったのではとのことでした。『学び合い』で、息子にも変化が今まで与えられた宿題をこなすことだけで精一杯だった息子は、『学び合い』が始まってから、予習をするようになりました。予習をしていけば、クラスの友だちにすぐに教えられるからとのこと。教えたり、教えられたりをする中で、今まで話したことがなかった子とも話すようになり、帰ってくると学校での出来事を楽しそうに話してくれます。二分の一成人式で保護者参加型『学び合い』を体験算数からスタートした『学び合い』は、現在、国語、社会、理科、そして、英語と体育にも取り入れられています。先日行われた二分の一成人式にも保護者参加型の『学び合い』が取り入れられました。子どもたちの将来の夢を聞いて保護者が質問をしたり、「10億円あったら世の中のためにどうやって使う?」というテーマで子どもと大人がグループで輪になり、「えんたくん」と呼ばれる丸い形のダンボールをひざの上にのせ、そこへアイデアを書き込みながら話し合ったり。今まで私が抱いていた「子どものスピーチに親が涙する二分の一成人式」というイメージとはかなり違う、にぎやかで活動的なひとときに、笑顔あふれる会となりました。子どもたち自らが教え合う『学び合い』は知識力だけではなく、多様な社会でお互いを認め合いながら人間力も養うのだと先生のお話を聴いて改めて感じました。これまでと違う授業スタイルを保護者である私たちもポジティブに受け入れて、子どもの成長を見守っていきたいですね。<文・写真:ライター稲井華子>
2020年01月31日2月の行事といえば、バレンタインデーが真っ先にあがりがちですが、その前に節分があります。節分は「鬼が来て怖い」という印象をもつ子どもも多いようですが、本来は「みんなが幸せでいられるよう、悪いことを追い出す日」です。日本ならではのこの行事、親子でもっと楽しめるアイデアを紹介します。「豆まき」は楽しく!後片づけは簡単に!節分のメインイベントである「豆まき」ですが、近年の住宅事情では外へまくことは難しいことが多いです。しかし、家の中でまくとなると、親はつい後片づけのことが頭をよぎります…。そこで、豆まきの後片づけを簡単にする方法を紹介します。ダイソーで購入したカップとワックスペーパーで豆を2、3粒ずつキャンディのようにくるみ、豆まきに使います。すると家中に散らばることなく行うことができ、ワックスペーパーでくるんでいるのであとから食べるときも、衛生的ですね。また、落花生をまくのも散らかりにくく、あとから食べやすいのでおすすめです。ただまくだけではなく、鬼の絵を子どもに描いてもらって的にしたり、紙コップを積んだものを鬼に見立てて倒すなど、ゲーム制にしても盛り上がるでしょう。鬼のお面を工作して盛り上げる!鬼のお面を手作りすると、楽しさもひとしお。そこで簡単な作り方を紹介します。【材料】紙皿(今回は直径15cmを使用)、好きな色の折り紙、輪ゴム、画用紙【作り方】1.紙皿を半分に切る2.折り紙でくるみ、裏をセロテープでとめる3.目、鼻、口、ツノなど、顔パーツを描いて切り取る4.好みの配置でパーツを鬼の顔に貼る5.画用紙を細長く切り、頭のサイズに合わせて輪を作り、輪ゴムでつなげる(輪ゴムは8の字になるようにつなげると伸縮しやすくなります)6.ホチキスで鬼の顔と輪をとめて完成!このように子どもの顔が出るタイプにすると、走りまわった時の安全が確保できるだけでなく、目を出す穴をくり抜くなど複雑な作業がないため、幼稚園児でもひとりで作ることができます。※ホチキスの針は頭に当たらないように、向きに気をつけてください鬼の衣装で本格的になりきり!鬼の衣装とツノ付きアフロも気軽に作ることができます。子ども達のなりきり方が変わりますよ!鬼の衣装【材料】ダイソーのビッグフェルトの黄色、ビニールテープの黒【作り方】1.子どもの身体に合うようにフェルトの縦横幅を確保し、2枚重ねる2.顔が出るように襟ぐりをVネックやUネックなどに切る3.顔と腕が出る部分以外にあたる、両肩と両脇の4箇所を縫い合わせ、裏返すとワンピースの完成4.ビニールテープをトラ柄に見えるよう、波型にカットして、バランスを見ながら貼れば完成!※着せてみて襟ぐりが狭ければ、後からハサミで調整可能ツノ付きミニアフロ【材料】アフロにしたい色の毛糸、黒い毛糸、ビッグフェルト黄色の余り、ヘアゴム、アメピン【作り方】1.厚めの紙(段ボールなど)を作りたいアフロのサイズ(例:3歳児用は15〜18㎝の縦の長さがあればOK)にカットし、毛糸をぐるぐると巻きつける2.好みのボリュームになったら毛糸の端を切り、ゆっくりダンボールから外し、中心を同じ毛糸できつく縛る3.毛糸のループは、カットすればボリューミーに、ループを残せば丸みのあるコロンとした形に(写真はループを残したもの)4.アフロの中心部分に、頭の大きさに合うようにヘアゴムを通して結び、全体のバランスを整えれば、ミニアフロヘアバンドの完成!5.黄色のフェルトを、小さな円錐になるようにカットして端を縫い、裏返して綿を詰めてとじる6.ツノに黒い毛糸をキツく結びつけて縞模様をつけたらツノの完成!※縞模様はあまりズレることはないですが、ボンドやグルーガンで固定したり、縫いとめておくとより安心7.ツノの裏にアメピンを通し、2本ツノは髪に固定、1本ツノはアフロの中心部に固定して使用工作や衣装で楽しい節分を工作や衣装作りを楽しみつつ、節分の由来や慣わしなどの話を混じえるなど、親子でコミュニケーションをとりながら節分を楽しんでくださいね。<文・写真:ライターちゃおこ>
2020年01月30日今年の春から、いよいよ小学生になる6歳の長男。これから学習する中で、文字を書くことが増えていきます。ひらがなやカタカナを書くことはすでにマスターしているのですが、鉛筆の持ち方や書くときの姿勢が気になる…。そこで、正しい鉛筆の持ち方を教えてみたところ、3つのうれしい変化が見られました。教えるのが難しかったポイントは「鉛筆の角度」私の場合、息子に教える前に意識しておかなくてはならないことがありました。それはまず、“自分が正しい鉛筆の持ち方をする”ことです。私は幼少期から10年以上習字を習っており、筆の持ち方に慣れてしまっているため、鉛筆を持つときも、筆を持つようにまっすぐ立ててしまうクセがついています。息子の前では意識してきちんとした持ち方をしていますが、それ以外のときはいまだに立てて書いてしまいます。そのクセを直したいのですが、なかなか厳しく…。クセを直すには時間がかかることを身をもって経験済みなので、息子には今のうちから、正しい鉛筆の持ち方をマスターしてもらいたい!と思い、練習を始めました。正しい持ち方を教える前は、鉛筆をギュッと握るような持ち方をしていて、背中が丸まった姿勢になり、手元に顔を近づけている状態でした。一生懸命に集中するあまり、手と身体に力が入りすぎていたのだと思います。正しい鉛筆の持ち方って?鉛筆の正しい持ち方を練習する方法は、いくつかありますが、わが家で一番効果的だった方法をご紹介します。【鉛筆の正しい持ち方の練習方法】1. 指でOKサインをつくります2.OKサインの親指を少しずらし、中指、薬指、小指を立て、クジャクの頭のような形にします3.そこへ、ヘビ(鉛筆)がやってきて、クジャクがパクッ!4.食べられたヘビ(鉛筆)がくるんと180度回転し、中指、薬指、小指をそっと添えると、正しい鉛筆の持ち方になりますこれは、一般的に「クジャク法」と呼ばれる教え方で、幼稚園でも実践されている方法です。ストーリー性があり、子どもが覚えやすいことや、OKサインから始めることから、“OKな鉛筆の持ち方”と連想しやすところがポイント。正しい鉛筆の持ち方を練習するのにぴったりだと思います。さらに、手は紙につけて書くこと、人差し指に力を入れすぎないようにすることを気をつけると、より書きやすい持ち方になります。正しく鉛筆を持てるようになり、あらわれた3つのうれしい変化「クジャク法」でくり返し練習するうちに、自分で正しく鉛筆を持てるようになった息子。正しい持ち方をすることで、3つのうれしい変化が見られました。1.ていねいに書こうとする意識が生まれ、文字がきれいに書けるようになった2.力の入れ方が上手になり、手が疲れにくくなったようで、長時間書けるようになった3.書くときの姿勢がよくなったきれいな文字が書けるようになり、書くことへの自信にもつながった様子。その自信が姿勢にもあらわれたようです。鉛筆の持ち方ひとつで、ここまで変化が見られるとは思っていなかったので、クセがつかないうちに練習を始めてよかったと思います。鉛筆の持ち方で学習の進み方にも影響があるかもしれません。今のうちに、正しい持ち方を習得できるよう、練習してみてくださいね。<文・写真:ライター郡司佳奈>
2020年01月29日先日、3歳の長男と7か月の次男を連れて、家族で結婚式に参列。パパとママ、子ども達も楽しく参加できるように、わが家が工夫して助かったことを紹介します。ママの参列コーデはセパレート&パンツスタイルがベスト!今回は授乳中の0歳児と、動きまわる可能性のある活発な3歳児を連れての参列だったため、普段だったらチョイスしているドレスワンピースは諦めました。代わりに、シワになりにくい素材のブラウスにパンツを合わせ、授乳しやすく動きやすいセパレート&パンツスタイルで参列。セパレートにしたことで授乳をパッと済ますことができ、0歳児連れでありながら、ずっと着座して披露宴を楽しむことができました。しかしながら、結婚式では様々なゲストがいて、公の場で授乳することをよしとしないゲストもいる可能性があります。そのため、結婚式の会場に授乳室があれば授乳室で授乳するようにしたり、あらかじめ後ろの方の席をリクエストするなどの気遣いは必要かもしれません。披露宴ではベビーベッドがとっても便利!次男のために、私の席の隣にベビーベッドをリクエストしておきました。これが思いのほか便利!ベビーベッド内を自由に動きまわれ、終始ご機嫌に過ごしているかと思ったら、動きまわって疲れたのかスヤスヤ…。子連れでありながら、ゆとりのひとときがあり、式の途中で感動して涙する余裕もありました。また、今回の結婚式は子連れが多かったのですが、ベッドのおかげで動きまわる他の子どもから、0歳児を守ることができたのもよかったです。子どもに役割を持たせるとお利口に?今回、次男はリングボーイ、長男はフラッグボーイをお願いされました。「途中で泣いてしまって式を台無しにしてしまったらどうしよう」「気分屋の3歳児は直前でやらないと言い出したらどうしよう」などなど不安はつきませんでしたが、事前の練習もあるとのことだったので引き受けました。結果、二人とも完璧に勤め上げ、本人たちはとても満足そうでした。やらせてみて思ったのは、ある程度責任が伴うことを任せてみると、程よい緊張感を保つことができ、いつも以上に式中の話をよく、聞いていたということ。配役を頼まれなくても、御祝儀袋を渡してもらう、おめでとうと言ってみようねなど何か役割を持たせておくとよいかもしれません。結婚式場の近くに前泊すると安心!結婚式場まで日帰りで行ける距離でしたが、念のため近くのホテルに前泊の予約をしました。結婚式前日の移動日、予想した通り、渋滞に巻き込まれ、子ども達は車内でグズグズに。結婚式当日ではなかったので急ぐ必要はなく、高速を降りてリフレッシュ!子ども達もパパママもストレスなく移動できました。これが結婚式当日の移動だったと考えると、グズグズしたまま式場に行くことに…考えただけでゾッとします。持っていって良かったアイテム基本的には、普段持ち歩いているマザーズバックと同じで不便はしないと思います。それに加え、今回は長男専用の子ども用の箸を持っていきました。結婚式場に子ども用のスプーンやフォークの用意はありましたが、いつもと違って使いにくい場合もあるので、普段使っているお箸やスプーン、フォークがあると便利だと思います。結婚式は新郎新婦にとっての一生に一度の晴れ舞台!台無しにしないように、事前に準備できることはしっかりとして、子どもも大人も楽しめるとよいですね。<文・写真:ライターかつき>
2020年01月27日部屋の空気が乾燥するこの時期は、加湿対策が必要。そう思って、いろいろな対策をしていたら、窓には結露がびっしり、カーテンやぬいぐるみにもカビが…。もしかして、これは加湿オーバー!?今回は、わが家の加湿にまつわる失敗談や、ちょうどいい湿度を保つ対策などを紹介します。加湿オーバーの失敗談【寝室の加湿器で、部屋が真っ白】この季節は、就寝中ののどの乾燥を防ぐため、寝室では強弱のコントロールが3段階で選べる加湿器を使用していました。普段、一番弱い設定で使用しているですが、日によっては、朝起きると部屋が水蒸気で真っ白になっていることも。それもそのはず、天候によって部屋の湿度に変動があるにも関わらず、いつも同じ設定で加湿を続けていたのです。また、家族がいつも過ごすリビングではこまめに加湿器を使うようにしていたわが家。気がつけば、窓には結露がびっしりとつき、カーテンやおもちゃボックスに入れていたぬいぐるみにカビが生えてしまいました…。つまりこれは、加湿オーバーな状態だったということ。これでは、家にも身体にもよくないと思い、対策を考えることにしました。加湿オーバーにならないための対策部屋の適正湿度は、40~60パーセントといわれています。乾燥しているかな?と思っても、湿度計を見てみると、適正湿度であることがよくあります。【各部屋に湿度計を設置】わが家では、リビングに湿度計を置いていたのですが、3つ買い足して、寝室とダイニング、子ども部屋にも置くことにしました。庭に面している部屋は湿度が高めで、玄関に近い子ども部屋は湿度が低くなっていました。家の環境にもよると思いますが、各部屋によって湿度が約5~10パーセントくらい差があり驚きました。【加湿器は必要なときだけ使う】あたりまえのことなのですが、湿度計をチェックして、加湿器は必要なときだけ使うことにしました。実は、これが意外とできていなかったのです。エアコンをつけているリビングは適正湿度を下回ることが多いのですが、食卓で鍋料理を食べていたりすると適正湿度になったりと、同じ部屋でも状況により変動します。湿度計を確認しながら、加湿器を使うことが大切だと改めて実感しました。わが家の「ほどよい」加湿対策は長時間、加湿器を使うと加湿オーバーになってしまうこともあるので、「ちょっと乾燥しているかな」という時には、洗濯物を室内に干すようにしています。ただ、以前に室内干しした際に、生乾きのニオイが気になり、洗濯しなおしたことがあったので、スタンドやワイヤーを使って、風が通るスペースを作り、洗濯物が密着しないように気をつけています。その他にも、部屋に観葉植物を置いたり、鍋料理やおでん、湯豆腐などはガスコンロを使って食卓の上で調理すると、ほどよく加湿されるのでおすすめですよ。乾燥対策を意識しすぎて、加湿オーバーになっている家は多いかも!?まずは家の湿度が適正な状態になっているのか、確認してみてはいかがでしょうか。<文・写真:ライターやまさきけいこ>
2020年01月27日あんふぁんWebのアンケートで「子ども同士のトラブル」について聞いたところ、150件の回答が寄せられました。今回は3歳〜中高生までの中で一番書き込みが多かった、小学1年生の子ども同士のトラブルとそれに対する親の対応の6つのケースを紹介します。小学1年生は卒園してまだ1年。子どもの様子をみて話を聞きだしたり、先生へ相談したり、親がどう行動するかが大切ですね。※2019年12月25日~2020年1月15日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:150件いじめ?悪ふざけ?カサが壊れていた・どんなトラブル?カサを1週間で3回も壊してきたことがありました。破けて使えないほどで、さすがに悪ふざけで遊んでいたにしてもケガにつながると思いました。・どう対応しましたか?担任の先生に相談しました。双方の意見(子ども、親の見解)も食い違ってすごく疲れました。本人たちに聞いても、悪ふざけなのかそれともいじめの領域なのかが分からず。そして上級生も一緒だったりしたので、相手の親が先輩ママさんでもあり、すごく精神的に疲れました。・親として感じたことは学校に報告や相談をすることが大事だなと、つくづく思いました。(たか、44歳)荷物を持たされて帰宅した・どんなトラブル?子どもが同じマンションの子に、学校の帰りに荷物を持たされたと言って帰ってきました。いじめではないかと心配しました。・どう対応しましたか?本人がイヤだったと話をしたので、担任の先生に報告しました。本人にもまたされたら言うようにと伝えました。それからはなかったようなので安心しました。・親として感じたことは?イヤなことはイヤだと言うように伝えるのが大事。解決できなければ大人が中にしっかり入りたいと思いました。(みい、40歳)仲間外れにされ、悪口を言われるように・どんなトラブル?同じグループの同級生数人から、突然仲間外れにされたり、悪口を言われるようになった。本人が「学校に行きたくない」と言ってきたので理由を聞いて知った。・どう対応しましたか?担任の先生に連絡帳を通して相談。その日のうちに、本人と同級生を集めて「なぜいじめるのか」を聞きだしてくれたらしく、夕方には担任から電話連絡があった。同級生はいじめというより遊びの延長でからかっている認識だったようだが、それはダメだとしっかり言い聞かせてくれ、問題はなくなった。・親として感じたことは?異変に気づいたら、とにかくすぐ担任の先生に相談すること。悩む時間がムダと思えるほど、早く解決できた。一度相談しておくと、先生も様子を気にしてくださるので、安心できる。(マッキー、41歳)「〇〇ちゃんの方が大事」と言われて・どんなトラブル?「明日友達と遊ぶ約束をした」とうれしそうに話をしていて、翌朝も「今日遊ぶんだ~」と張り切って登校したのですが、泣きながら帰ってきました。しばらく泣きじゃくって落ち着いてから聞くと、「今日は〇〇ちゃんと遊ぶ、〇〇ちゃんの方が大事だから」と言われたそう。・どう対応しましたか?その子と〇〇ちゃんは同じ幼稚園で、以前から仲良しだったよう。娘だけ違う幼稚園だったため「仕方ないよ、幼稚園からのお友達なんだし、あなたもこれから一緒に仲良くなっていけば大丈夫」となぐさめました。 次の日には元気に登校し、その子とも今では他の子も交えて公園で仲良く遊んでいます。・親として感じたことはまだ小学1年生だったので、すぐ立ち直ってよかったです。親が思うより子ども同士で解決することもあるので、見守ることも大事だと思いました。ただ高学年になると簡単には解決できないことも増えるので、親としての見極めを誤らないよう気をつけていきたいと思います。(あゆママ、45歳)違うルートで下校しようと誘われる・どんなトラブル?帰りが遅いので理由を聞いたところ、新しく友達になった子が、「登下校コースではない道を帰ろう」と言っていたみたいで、知らない人の敷地にも勝手に入っていたことが分かりました。わが子には「それはダメだよ」と言い聞かせたのですが、友達は聞く耳を持ってくれないようで、何度か私が途中まで迎えに行って、ダメな理由を説明しにいったことがありました。・どう対応しましたか?私もお迎えに行ったりしましたが、なかなか話を聞いてくれないので担任の先生に相談しました。相手のお母さんにもお伝えしてもらうことにしました。・親として感じたことは幼稚園では顔見知りの子がほとんどなので、親もなんとなくわかるけれど、小学校に入ると知らない子も多く、情報が少なくていろいろ大変だなと思いました。(おまみ、33歳)娘とだけ仲良くしないように、まわりに言う・どんなトラブル?仲良くしていた3人組の中、1人だけ仲間外れに。中心の1人が「〇〇ちゃん(娘)と仲良くしたら許さないからね」と言っていたらしく、無視されたりしたようです。・どう対応しましたか?娘本人が担任の先生に相談し、間に入って話をしてもらいました。謝罪されたそうで、一応仲直りはしましたが、2年生になり別のクラスになったこともあり、ほとんど交流はなくなったようです。・親として感じたことは一方的に解決しようとせず、担任の先生に任せた方がいいと思います。性格的に合わない場合などは、自然に離れていくので(似た性格の子で集まりだすので)あまり心配する必要はないのかなと思います。(マム、39歳)<あんふぁんWeb編集部>
2020年01月26日毎日寒い日が続いています。家から外にも出たくない、こんな時期にプール!?と思われるかもしれませんが、冬の時期は新しくスイミングを習い始めるのに意外とオススメな時期なんです!元スイミングコーチの経験から、その理由3つを紹介します。コーチが手厚く、新しい子のフォローがしやすいスイミングスクールで入会者が多いのは、夏の短期教室と春の短期教室の後。短期教室は豪華な特典があることが多く、入会者がどっと増える時期です。それに比べ、寒い冬はプールに行く機会が少なく、習い始める人も少ない時期です。だからこそ、空いているこの時期にスタートすると、コーチが目をかけて手厚く指導してもらえる可能性が高いのです。小さな子であれば、まずは環境に慣れずに泣いてしまう子もたくさんいます。中には母子分離が初めてという子もいます。そのような子がクラスに1人ならば、コーチもゆっくりと目をかけてあげられます。一方、春夏の短期教室の後は、半分以上がはじめてなんてことも。泣いていない子までつられ泣きしてしまうこともあるのです。また、春や夏に始めた子たちは進級していることが多く、最初の水なれクラス自体が空いている可能性も高いです。ほかのレベルのクラスの場合でも、新規入会者が多い時期に比べ、クラスが落ち着いているので、コーチは新しい子をしっかりとみることができるのです。コーチのスキルが安定している春は新入社員や、新しくアルバイトを始めたコーチが多い時期になります。もちろんそのコーチたちがいきなり1人で指導を担当することはないのですが、冬の方がコーチたちの経験が増えていてスキルが安定している時期と言えます。それぞれのコーチのスキルにもよるのですが、3か月程で1人でクラスを受け持つことが多く、春に入ったコーチたちは夏ごろひとり立ちをします。そこから半年ほど経ているので、新人コーチも冬にはだいぶ成長していることが多いのです。短期教室に遜色ないキャンペーンがあることもなかなかプールに足が向かない時期だからこそ、スクール側は何とかして入会者が欲しい時期でもあります。特に、何店舗も展開しているような大手のスイミングスクールは、3月末が年度末なことが多く、1年の締めに向かう時期です。『あと少しで今年度の目標在籍者数に行きそう』『何とでも予算達成しなければ!』というスクール側は、背に腹は代えられずこの冬の時期にキャンペーンをうつ可能性があります。無料体験キャンペーンや紹介キャンペーンなどといった内容が、実は短期教室の特典とあまり変わらないこともあるので、ぜひチェックしてみてください。『みんなが始める時期にみんな一緒に』というのもメリットはありますが、逆の思考で、空いている時期を狙ってみると意外とよいことがあるのかもしれません。<文・写真:ライターさつき>
2020年01月25日子どもは「こちらの声が聞こえてないの?」と思うぐらい、親の言うことを聞いてくれないときがあります。思う通りにいかないことは百も承知、イライラしてもしょうがないと思うものの、もう少しストレスを減らすことはできないかと私は考えました。そして、ある言葉を意識的に変えてみるという作戦を実行してみました。その内容と成果を紹介します。「ちょっと待って」から「今行くよ!」3歳の娘に、「ママ、来てー!」と呼ばれたとき、私の返事は「ちょっと待ってね」がほとんどでした。何か作業をしているとき、多くの親がつい言ってしまう言葉だと思います。ですが、娘は「早く来て!」とか「まだー?」とぐずり始めてしまいます。本当は私もすぐに行ってあげたいという気持ちなのだから、もっといい返事はないかと思ったのです。そこで、この「ちょっと待って」を、「今行くよ!」に意識して変えてみました。返事のみの変更です。しかしこれが意外にも効果が絶大だったのです。待たせている時間が変わったわけではありません。ですが、娘にとって、期待通りの返事である「今行くよ!」は、「聞きたかった言葉」だったようで、素直に待っていてくれるように。ママの気持ちが自分に向かっているということが実感できるからか、待たせている間に不機嫌になることがとても少なくなりました。しかもこの言葉の変化は、私にとってもプラスでした。つい言ってしまう「ちょっと待って」から、すでに要求に対してアクションを起こしているのが分かる「今行くよ」に変えたことで、ずいぶんと心が軽くなりました。「おまたせ」と笑顔で娘のところに向かえます。「早くして」から「素早く行動できるかやってみない?」保育園からの帰り道。何かにつけてすぐに立ち止まってしまう娘。時間に余裕があるときはいつまででもつきあってあげたいのですが、そんなときばかりではありません。つい出てくる言葉は、イライラのこもった「早くしなさい」。こんなトゲトゲした声をかけたいわけではなく、ただ急ぎたいだけ。もう少し楽しくできないものかと考えなおし、ポジティブな言葉に変えてみたのです。「今日はおうちに早く帰りたいんだけど、昨日よりちょっと素早く行動できるかやってみない?」と言ってみたところ、目の色が変わりました。子どもは何でもチャレンジしてみたいもの。どうしたら素早く動けるのかを自分なりに考えて、タイムアタックに挑戦してくれるようになりました。早く帰れたあかつきには、親子2人で大喜び!達成感もあって、笑顔のひとときになりました。いきなりよりも、少し前から始める「準備をしてね」食事の用意ができて、娘にかける言葉は「ごはんができたよ」。ごはんの準備をしている間、娘は遊んでいたり、テレビを見たりしています。できてから声をかけても、返ってくるのは「今遊んでるの!」という言葉。すぐに食事をしてくれることはめったにありませんでした。これもよく考えてみれば、突然こちらの都合を押しつけているのですから、その反応は当然のこと。大人でも突然やれと言われたら困ります。では、どうしたら困らないか、自分ならどう言われたらすぐに行動できるかを考えて、こんなふうに声をかけました。「もうすぐごはんだから、準備をしてね」。少し前の段階から声をかけるように変えてみたのです。さすがに、これだけで毎回成功!とはいきませんでしたが、反応は変わりました。何度か声をかけて、最後の仕上げで「ごはんができたよ」と言うことで、食べ始めるまでの時間が、これまでよりぐっと短くなったのです。「子どもが自分なりの準備をするための時間をあげる」ということの大事さを実感しました。考え方を変えたら、言葉が変わった!普段何気なく使っている言葉を変えるだけで、これだけ効果があるとは驚きでした。きっと大事なのは、子どもを変えることに必死になるのではなく、親の方が考え方を変えて働きかけること。ぜひ一度お試しください。<文・写真:ライター幸森陽子>
2020年01月24日小学校の授業は、1コマ45分。児童はイスに座り、机越しに先生の説明を聞くというスタイルが一般的です。その日の授業内容を受けて、毎日宿題も出されます。小学校入学が迫ってくると、「うちの子は、ちゃんと授業に集中できるの?宿題も大丈夫?」と不安になるママもいるでしょう。今回の記事では、小学校入学前に同じように悩んだ経験のある私が、息子が幼稚園年長の冬頃から始めた、わが家の「家庭学習の環境づくり」についてお伝えします。わが息子、小学校で授業に集中できるかな…息子は、とにかく「元気印」が取り柄の男の子。じっとしていることがあまり得意ではなく、幼稚園でも、イスに座って先生の話を静かに聞くことを苦手としていました。先生からは「工作など何か作業をしているときには、すごく集中していますよ!」と褒めてもらうことも多かったのですが、授業参観などでの様子を見るかぎり、先生の説明を聞かずにどこか遠くを見てボーっとしていたり、お友達と話していたり…。「あれ、小学校って、こんな授業の受け方でいいの?」息子の4つ上の長女の入学時を思い出してみても、そんな悩みをもった記憶がないため、今回は胸騒ぎが止まりませんでした。「ちょっとこのままでは不安すぎる!」と、小学校入学前の冬、意を決して家庭学習の習慣づけから始めてみることにしました。家庭学習は「学年×10分+10分」が目安娘の小学校の先生から聞いた家庭学習時間の目安は、「学年×10分+10分」。この中に学校から出た宿題をする時間は含まないそうです。自治体や学校によって目安は異なりますし、この時間にピッタリ合わせて学習する必要もありません。ひとつの基準として参考にしてみてください。1年生⇒20分2年生⇒30分3年生⇒40分4年生⇒50分5年生⇒60分6年生⇒70分上記の目安に則ると、1年生になる息子の目標は「20分」。案外短いと感じませんか?テレビアニメなどは30分ですし、「何かに集中すれば20分はあっという間にこなせるだろう」と、軽く考えていました。しかし、いざ「勉強」となると、話はまったく別。息子はひらがななどの文字そのものに興味を示さなかったため、学習ドリルを見てもつまらなそう。そこで、ひらがなよりも簡単に取り組めそうな学習ドリル(数字、知育、迷路、工作)を数冊用意しました。それにも関わらず、開始数分で「わからない」「飽きた」「遊びたい」と言い出す始末…。20分の長いこと!ここは親として彼の不満を根気強く解消していくしかありません。やりたくない息子をその気にさせる方法とは?彼の思いを受け止め、とにかく「なんだか楽しいかも!」と思ってもらえるような対処法を考えることにしました。・「わからない」⇒「一緒に解こう!」と誘う。正解したら盛大に褒める・「飽きた」⇒数種類の学習ドリルを交換しながら進める(1冊をやり終えることにこだわらない)・「遊びたい」⇒学習系のカードゲームなど、遊びながら学べる教材も用意して、一緒にやる家庭学習に慣れるまでは、ひとりでは机に向かってくれなさそうな予感…。「それならば!」と、子どもと学習しながら、「話している人のほうを向く⇒話を聞く⇒やり方を確認する⇒わからなければ質問する」という授業の流れと、学校が終わったら家で宿題をするという、生活リズムを覚えさせることを意識しました。また、まだ時計が読めなかったので、学習時間はスマートフォンのストップウォッチ機能などを使って、一緒に確認しながら進めました。「学校では何をするのか?帰宅後はどうするのか?」を本人がある程度わかるようになれば、息子の学校生活に対する私の不安も、少しは解消されるだろうと考えました。息子との家庭学習は、うまくいくときもあれば、不発の日もありました。子どもの集中力は「年齢×1分」と聞いたことがあったので、20分の目標時間を5分×4回に短く分けてみたり、親子とも無理をせず、家庭学習をお休みする日を定期的に作ったりもしました。その他の取り組みとして、息子に家庭学習を自分ごととして捉えてもらいたかったので、本屋さんに連れて行き、本人に教材を選ばせたりもしました。すると、息子自身で選んだ教材は案外すんなり学習するということに気づきました。「自分で選ぶ」という使命感が、学習にも良い効果があったように感じます。それ以来、学習教材や文房具などは、予算が許す限りはなるべく本人に選ばせるようにしました。このような親子の奮闘を経て約3か月。小学校入学時には、息子も「家で机に向かう」ことにはだいぶ慣れてきました。入学以降は、自発的とは言わないまでも、私が「宿題した?」と声掛けすると、「あ!」という感じで宿題を始めます。1年生がもうすぐ終わりを迎えますが、宿題をやり忘れたことは今のところ一度もないので、親としても少し安心です。「勉強って楽しい!」と思える方向に子どもを導こう子どもが小学生になるとき、「勉強中心の学校生活に適応できるだろうか」と心配になるのは、親として当然のことです。子どもにとっても、幼稚園から小学校に入学して、いきなり毎日「勉強!宿題!」と言われても、困惑してしまうことでしょう。幼稚園年長は、さまざまなルールを守りながら集団生活を過ごすことにも慣れてきた頃。年長の後半は、そこに学習要素を少し加えつつ、親子で小学校入学に向けて準備を開始するのに最適な時期です。子どもが「楽しくて、もっと学びたくなる!」と思える環境づくりを、子どもと相談しながら進めてみてはいかがでしょうか。<文・写真:ライターnanahi>
2020年01月23日毎日寒いからと、家の中にこもりがちになっていませんか?冬だって、子どもが自然に触れられる遊びがあります。身近な場所での遊びのヒントを、自然遊びのスペシャリスト・高橋京子さんに聞きました。イラスト/柴田ケイコ自然は多様性を育む先生!自己肯定感も高まる「自然には、ひとつとして同じものはありません。それこそが、子どもの感性を豊かにしてくれます」と、自然保育コーディネーターの高橋京子さん。同じ場所でも、季節や天気によって景色が全く違うので、子どもの五感が高まると言います。「例えば、葉っぱを見比べてみても色や形はバラバラ。自然を使った遊びを通して“違うからこそ面白い”と感じ、多様性が育まれるのです」多様性を認めると、自然と自己肯定感も高まるそう。「いずれ大きくなった時に、人と違うことを恐れずに、自分を卑下することなく、“みんな違ってみんないい”と感じる心を育ててくれるのです。それが自信にもつながります。幼児期にその素地を作るためにも自然遊びは大切なんですよ」成長に合わせた遊びを、親も“大きなお友達”に自然遊びは、近くの公園や散歩道でも十分楽しめます。「身近なものを学びの場に変えることで、“違うこと”“珍しいこと”にも親しみなじんでいきます」。遊ぶときのポイントは、親も“大きなお友達”になって、同じ目線で楽しむこと。「親が楽しむ姿を見ると、子どもも本気で遊びます。幼いうちは、音や触感など、五感に訴える遊びを中心に。この年頃は延々と遊びがちですが、途中で止めないこと。好奇心の広がりをシャットアウトしないことが大切です」。ちなみに、親が苦手なことを無理にしなくてもいいそう。邪魔せずに見守りましょう。「一方、年長になったら自分で考え工夫して何回もチャレンジしてみる遊びや、チームを組む遊びがお薦め。自分で試したり、相手のことを考えながら遊ぶことで、“非認知能力”が養われますよ」お話を聞いたのは高橋京子さん自然保育コーディネーター。ウレシパモシリ-保育と自然をつなぐ研究会-主宰。身近な自然を保育教育資源として生かした遊びの創作や、幼稚園・保育園での体験イベント、保育者へのレクチャーを行う[ウレシパモシリHP]冬にも自然の魅力がいっぱい!外遊びのヒント【光】時間や天候によって太陽の光が変化することを体験できます。温かさを感じられるのも冬の特徴。陰を生かした遊びもできます。【風】目に見えない風を“見える化”して遊ぶのがポイント。風で飛んでいく葉を追いかけたり、つむじ風を見つけたりしてみましょう。【木】自分のお気に入りの木を決めて、木肌に触れてみましょう。遊ぶ前にあいさつをすると、風で揺れた葉や枝が返事をしたように見えて、親しみが湧きます。【枝】手軽なのは、たき火ごっこや井桁(いげた)に組んでタワーを作る遊び。枝の端を紙粘土でつなぐと、いびつな形だからこそ、思いもよらない作品に!【葉っぱ】形や色や匂いの違いに気付いたら、ちぎって音や感触を確かめるのもいいでしょう。太陽にかざしてみると、鮮やかに透ける色や葉脈の美しさに出合えるでしょう。【氷・雪】氷や雪は絵の具で遊ぶとアート性が増します。氷にスポイトで絵の具を何色か垂らすと、偶然できるにじみが美しいです。雪に絵の具をかけるとかき氷ごっこに。組み合わせるとこんな遊びに木の影の迷路【光 + 木】木から伸びた影が自然の迷路に。はみ出さずに歩いてたどります。追いかけっこも盛り上がりますよ。枝分かれしているところで子どもは「どっちがいいかなぁ」と考えます。カラフルシート【光 + 風 + 木】ポリ袋をテープでつないで、1枚のシートに。シートの下から日の光で透けたカラフルな空を見て大喜び。風の動きが見え、木の下を通ると地面にもカラフルな影が映ります。森のお弁当作り【枝 + 葉っぱ】木の実や葉っぱ、枝などをお弁当箱に詰めて、箸に見立てた枝を添えます。本物のお弁当箱やおかず用カップ、粘土など、身近なものと合わせると、おいしそうなお弁当に。写真協力/やはたみずのとう幼稚園幼児ルーム冬の外遊びで気を付けたいことPoint 1施設の注意書きを読む植物の中には、トゲを持つものや、かぶれるものがあります。森林公園などの施設には注意書きがあるので、遊ぶ前に確認しましょう。Point 2枝で遊ぶときのお約束を決める子どもにとって枝は魅力的な遊び道具。「木から枝を無理矢理折らない」「持って走らない」「人の顔の前で振り回さない」など約束しましょう。Point 3午後早めに切り上げる午後になると急に気温が低下します。汗をかいているとさらに体が冷えてしまいます。早めに遊びを切り上げましょう。Point 4原状復帰が基本次に来た人が遊べるように、元に戻しましょう。「自然の中で遊ばせてもらっている」という自然への感謝の気持ちも忘れずに。アイデアいっぱい読者の冬の外遊び読者が親子でやって盛り上がった冬の外遊びを紹介。さらに楽しくなるアイデアや部屋遊びでの応用を高橋さんが教えてくれました。※2019年10/2 ~ 11/6にあんふぁんWebで実施した読者アンケートから観察する容器に水を張っておくと翌朝、氷ができていることに気付いた子ども。毎日楽しみに早起きしていました。氷になってない日は「0℃じゃなかったんだねー」と教え、勉強にもなりました(千葉県・年長のママ)高橋さんから不思議に思うことを大切に。子どもと一緒に驚いたり、容器を置く場所も変えてみたり、一緒に試すことを楽しんで。遊びを通して子ども自身が気付くことが学びの根っこになっていくはずです夏のスズメと冬のスズメを比べます。冬のスズメは羽毛がいっぱいあってふっくらしています(埼玉県・年長のママ)高橋さんから一年中出合える鳥は少ないので、素晴らしい気付きですね洋服についた雪をよく見るときれいな結晶の形に。子どもが感動していました(千葉県・年少のママ)高橋さんから黒い布だとさらに観察しやすいですよ。バンダナくらいのサイズでOK。広げて、降ってくる雪をそのままキャッチしましょう触れ合う「キャー寒いー」と言いながらダッシュで風に向かって走るのをよくやります(笑)。気付くと温かくなり、「風が応援してくれてるね」と言い合います(千葉県・年少のママ)高橋さんから前ページで紹介した「カラフルシート」を持って走ると、風の形が見えて盛り上がります冬の日陰は寒いので、日陰のところは小走り、日なたはゆっくり歩く、というふうにしてお散歩します(東京都・年中のママ)高橋さんから冬の寒さと日の光をうまく利用した遊びですね。お散歩がより楽しくなりそう滑り台で発生する静電気でパチパチさせ合う。痛いことへのびっくりと、パチっという音に子どもは「もう一回!」と何度もやりたがります(千葉県・年中のママ)高橋さんから子どもは遊びの中で、静電気の不思議に偶然に出合いますね。家の中でも、下敷きやビニール袋などでも楽しく試してみましょう手袋を付けた手をつないで「不思議な感触だね~」と話して、手袋をつけたまま顔を触ったりお互いの手をモミモミしたりして遊びます(埼玉県・年少のママ)高橋さんから手袋の上から息を吹きかけてみるのも面白い感覚!素手で触ることもお勧め。寒いからこそ肌のぬくもりが伝わります作ってみる落ち葉を集めて並べて地面に絵を描きましました。同じ落ち葉でも色が違ったり形が違ったりするので子どもは興味津々(千葉県・年長のママ)高橋さんから障子紙に落ち葉を張り付けると葉っぱのタペストリーに。部屋に飾ると長く楽しめます。また、画用紙に葉っぱを貼り付けてクレヨンで絵を描き足すと、手作り絵本にも。親子でお話の世界も楽しみましょう松ぼっくりと紙コップをつなげたけん玉遊びは盛り上がります!(埼玉県・年中のママ)高橋さんから紙コップに目玉を描くなど表情を付けると、もっと愛着が湧くと思います絵の具を水に溶かして凍らせて、クレヨンの代わりにしてお絵描き(神奈川県・年少のママ)高橋さんからシフォンケーキの型に水を張って葉っぱや松ぼっくりを入れて外に出したり、凍らせたりすると、天然のリースもできますごっこ遊び枯れ枝や枯葉で病院ごっこ。枯れ葉を診察券にしたり、ドングリや枯れ枝を薬にしたりして遊びます(千葉県・年中のママ)高橋さんから葉っぱをすり鉢で細かくして折り紙で包むと粉薬に、それを水で混ぜると飲み薬になってさらに遊びが発展します。「大きくなる薬」「若返る薬」など、魔法の薬を自分で作ると、創造性も育ちます白い息で怪獣ごっこ(千葉県・年中のママ)白い息で機関車ごっこ(東京都・年中のママ)高橋さんから寒い日も、吐く白い息で楽しめますね。お部屋で過ごすときは、窓ガラスに息を吹きかけて指でお絵描きをしても楽しいです色水で氷を作り、外のどこかに隠して宝探しゲーム。寒いので中々溶けません。雪の降る地域だと雪の中に埋めて探すと楽しいと思います(神奈川県・年中のママ)高橋さんから雪の中からカラフルな氷を発掘したら、ワクワクしそう!溶けてなくなってしまうのも楽しく不思議。色の痕だけが残るのかしら
2020年01月22日寒い季節は、子どもと自宅で過ごす時間が増えますよね。わが家では冬になると、子どもと一緒におやつ作りをしています。今回は材料も工程もシンプルな、簡単にできる「あったかおやつ」を紹介します。くるくる丸める作業が楽しい「豆腐白玉だんご」【材料】(2人分)絹ごし豆腐…80g白玉粉…60g【作り方】1. ボウルに豆腐と白玉粉を入れ、豆腐をくずしながら、なめらかになるまでよく混ぜる2. 1を食べやすい大きさに丸めて指先で少し押しつぶし、たっぷりの熱湯でゆでる3. 白玉が浮き上がってきたら、さらに1~2分ゆでて冷水に取り、ザルにあけてできあがり今回は、できあがった白玉でおしるこを作りました。きなこ砂糖(きなこ:砂糖=1:1)や、あつあつのみたらしあん(しょうゆ:みりん:片栗粉:砂糖:水=1:1:1:2:10を火にかける)で食べるのもおすすめです。白玉を丸める際、子どもに「好きな形を作っていいよ」と言うと、ねんど感覚で、野菜にハート、星や動物など創造力豊かにいろいろな作品を作ってくれます。豆腐の代わりにゆでたかぼちゃを使って黄色い白玉にしたり、野菜パウダーを使ってカラフルな白玉を作れば、子どものテンションもさらにアップ!アレンジ自在!フォークとフライパンで作る「ホットサンド」【材料】(2人分)サンドイッチ用食パン…4枚ハム(ベーコンなどなんでもOK)…2枚ナチュラルチーズ(どんな種類でも)…30gバター…適量【作り方】1. 食パンは2枚1組で使用。1枚の中央にハムとチーズをのせ、もう1枚を重ねてから、フォークで食パンのフチを1周押さえる。同様にもうひとつ作る2. フライパンにバターを熱して、中火~弱火で1をきつね色になるまでじっくり焼く。半分に切って器に盛り付ける今回はシンプルに「ハム×チーズ」で作っていますが、「ソーセージ×キャベツ」や「エビ×アボカド」、スイーツ好きの人は「こしあん×白玉」など、家にある食材でいろいろとアレンジが楽しめます。具材をたっぷりと入れたい人は、先に食パン2枚を重ね、3辺をフォークで押さえて袋状にしてから具材を詰めて、最後に残り1辺を閉じてください。バターなしで作りたい人はオーブントースターで焼いても。子どもにはフォークで閉じる作業をリクエスト。最初は苦戦しますが、コツがつかめると楽しいようで、どんどん作ってくれます。おやつもちょっとビストロ風に♪「ジャガイモのガレット」【材料】(2人分)ジャガイモ…大1個(約160g)ナチュラルチーズ…40g片栗粉…小さじ1オリーブオイル…大さじ1塩・こしょう…少々【作り方】1. ジャガイモは皮をむき、スライサーを使って千切りにし、ボウルに入れ、ナチュラルチーズ、片栗粉、塩、こしょうを加え、さっくりと混ぜ合わせる2. フライパンにオリーブオイルをひいて中火で熱し、1を入れる。厚さが均等になるように整えたらフタをし、弱火にして5分焼く3. フタをとって、上下を返し、再度フタをして、弱火でさらに5分焼く。フタをとって、再度上下を返し、両面がきつね色に焼けたら食べやすい大きさに切り分け、できあがりわが家では、このガレットベースに玉ネギとニンジンをみじん切りにして炒めたものを混ぜ込んでいます。他にもソーセージの輪切りを加えてボリュームたっぷりに、ブルーチーズを加えて大人のワインのおつまみに、とおやつだけではなく、普段の献立にも活躍してくれるレシピです。子どもにはピーラーを使っての皮むきや、スライサーでスライスする作業をお願いすると、こわごわながらも楽しそうにやってくれます。スライサーを使うときはジャガイモは持ちやすい大きさにカットしてあげてくださいね。あったかおやつで寒い冬も乗り切りましょう!<文・写真:ライター稲井華子>
2020年01月21日今年の春から、いよいよ幼稚園生になる3歳の次男。集団生活が始まる前に、そろそろひとりで登園の準備ができるよう、マスターしておきたいところです。3歳になると、ひとりでできるようになったこともたくさんありますが、わが家の場合、なかなか自分でやろうとしないのが“着替え”でした。着替え嫌いな次男に、私が実践して効果的だった工夫や対策を紹介します。着替えの苦手ポイントを発見することが、第一歩!3歳になり、自分の意志がはっきりしてきた次男。自分のやりたいことや、できることは積極的に取り組むようになりましたが、着替えに関しては、自分でやろうとしませんでした。長男の登園時間というタイムリミットに迫られるため、いつまでも待っているわけにもいかず、結局上から下まですべて私が着替えさせてしまう毎日。あと数か月後に入園を控え、そろそろひとりで着替えられるようにしておかなくてはと焦りを感じました。そこで、次男の着替えを観察してみると、苦手意識からやる気や自信をなくしている様子。苦手なポイントを2つ把握できたため、克服に挑戦してみました。苦手ポイント①前後左右が逆になる現象2~3歳の子どもの着替えで、あるあるなのが、シャツやズボンの前後ろや、靴の左右が逆になること。逆になってしまうと、せっかく着たものを脱がなくてはいけなくなり、子どものやる気がなくなってしまう可能性があります。そうならないためには、事前に逆にならないような対策をとっておくことが大切。まずは、「ひとりでも着られるんだ!」という自信をつけてあげるのが、第一歩としておすすめな方法です。【対策】・トップスは、前にデザインがあるものを選ぶようにします。デザインがないものは、ワッペンなどの目印をつけるとよいです・ズボンは、前にボタンつきのものを、または、後ろにポケットがあるものを選ぶようにします・靴は中敷きに絵合わせシールなど、左右がわかる目印をつけます。100均で販売されている「シールネームテープ」(※アイロン不要のタイプ)にイラストを描き、手作りすることも可能です苦手ポイント②ボタンのかけ外し多くの子どもが苦戦する「ボタンをかける・外す」ことは、次男にとって、1番の苦戦ポイントでした。ボタンつきの洋服のときは、はじめは挑戦するのですが、できないのがイヤになり、途中で放棄してしまうことも…。【対策】・子どもの小さな指でもつまみやすい大きなボタンから練習すること。大きめのボタンはパジャマに多いです。大きなボタンがひとりでできるようになって自信がついてきたら、小さなボタンの練習をします・ボタンをかける説明は「ボタン電車がトンネルの下から上にくぐるよ~!」が、わが家の場合は電車好きなため、効果的でした。ほかにも、「穴からボタンさんが、こんにちはってしてるから、お顔を出してあげてね」などの声かけが、小さな子どもは理解しやすいと思います・首元に近い上のボタンは自分から見えにくく、かけ違いやすいため、下のボタンから順番にかけていくほうが失敗しにくいと思います着替えはワンセットにまとめると、よりスムーズに!長男が3歳のときは、その日に着替える洋服や制服、下着、靴下をそのまま手渡していたのですが、着替えの途中で「ママ~!靴下どこ~?」の声が聞こえてくることが多々ありました。さっき渡したばっかりなのに…と思いつつ、バタバタ忙しい朝に探す羽目に。子どもはうろちょろと動きながら着替えることもあり、バラバラになってしまいがちだということは経験済み。そこで、次男には、用意した着替えはワンセットにまとめて、トレイやボックスなどに入れて渡す方法を試してみました。まとめておくことで、あとどれを着替えたらいいのか、数が明確になり、着替えのゴールが目に見えてわかりやすくなったようです。わが家では、この方法で着替え嫌いを克服しつつあります。子どもがひとりでできることを増やしていくサポートをしているママさんたち、一緒に頑張りましょう!<文・写真:ライター郡司佳奈>
2020年01月20日