ウーマンエキサイトがお届けする恋愛の新着記事一覧 (1/104)
「彼氏からの体重制限」と題する男性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは昨秋から、交際中の彼氏に「デブ」「ブス」などと体重や見た目を批判され続けることに苦しんでいます。周囲から心配されるほど痩せた時期もあるそうで、「一日中食事のことを考えて生活する事が苦しい」「褒めてもらいたいから努力するのにどうしてけなされるのでしょうか」と悩める心情をつづっています。「彼に従うこと」は、本当にクリアすべき目標や課題なの?交際相手に体重制限をかけたり、「下剤飲んで」と言ってきたりするのは異常では……とのことですが、確かに第三者から見れば、彼の言動は相当に行き過ぎたものに映ります。それでも、トピ主さんはそんな彼の言動にNOと言えず、関係を絶てないからこそ苦しいのですよね。「体重に限らず彼に言われると私が悪かったのかという思考回路になってしまう」といった記述なども加味すると、トピ主さんは今、「彼が課してくる課題をクリアすること」が、ある種、日々の目標のようになってしまっているのではないかと推測します。他人の指示に従うのはしんどいことに聞こえますが、自分で考えたり決めたりしなくて済む分、見方を変えれば「ラクなこと」でもあります。強権を振るう存在の支配下にいると、人は抵抗することや自分で考えることを放棄し始め、「この人の言うことを聞いてさえいればいい、それが自分の仕事だ」などと思うようになることも知られています。のちの投稿には「私は彼の世界に染まっている」という記述もありますが、トピ主さんも少し、それに近い“思考停止”状態になっている可能性を感じました。彼の暴言を許容し、彼の望む見た目でいることは、本当にトピ主さんがクリアすべき課題なのでしょうか? 交際とは、そのような課題を伴うプロジェクトなのでしょうか。「女性は、悪く育った男性のリハビリセンターになってはいけません。(中略)あなたはパートナーが欲しいのであって、プロジェクトが欲しいわけではありません」。ジュリア・ロバーツさんのこの言葉を、ぜひ自分事として受け止めてみてください。自分の目標を見つけて、そこから満足感や達成感を得ていこう今の状況を抜け出すためには、夢中になれる「別の目標」を見つけることも役立つと思います。仕事に役立つ資格や語学などの勉強をしてみるもよし、何か極めてみたい趣味やお稽古ごとを探すもよし。何でも構いませんが、恋愛以外、つまり「彼の要望に応える」以外の、自分だけの目標を見つけることを勧めます。彼の指示でダイエットをすることで「褒められたい願望」を満たそうとするのではなく、自分が必要だと思うこと、好きだと思うことに力を注いで、達成感や満足感、喜びを得ていきましょう。「温室育ちで人を疑う事、世間を知らない」「昔から自分の芯がない事が短所」とのことですが、そういう自覚があり、それが今の苦しい状況を招いていると思うならば、自分の意思を軽んじず発する勇気を持ち、知りたい世界のドアを自分の手で開けていく姿勢を大切にしていきましょう。就活では第一志望への道をつかみ取れたとのこと。社会に出れば視野が広がり、新しい価値観にもたくさん触れられると思います。無力感を与えてくる存在は、「未来の人生」をも壊していくまた、彼は「お前はいつも中途半端でだらしがない」「総じてお前は女性らしくない」などとも批判してくるそうですが、そのように無力感を与えることで、トピ主さんの人生を支配しようとしている印象も受けます。彼は人一倍熱い家族や友人への想いがある、普段は心優しい……とのことですが、そのように硬軟とりまぜた言動をするのも、デートDVの典型的な傾向です。本当に心優しい彼氏ならば、「だらしない、死ね」など人として一線を超えるような言葉は決して言わないはずです。「これだけやってあげたのに(別れたら)私は報われないと考えてしまう」という記述も見られますが、これは「サンクコスト効果」と呼ばれる心理作用です。その銘柄が損を出していても、これまで投資した額を考えるとなかなか“損切り”ができない心理状態を指しますが、これを放置していると、損失はより拡大していくのが一般的です。つまり、このまま彼と付き合い続ければ、心に癒しがたい深い傷を負ったり、その影響で幸せな人生が送れなくなったり……等々、たとえ別れても、先々まで悪影響が及ぶ可能性も考えられます。両親や友人との関係など、彼といることで多くのものを失った……とのことですが、トピ主さんは「それでも彼と居続けることが、私にとって満足のいく人生なんだ」と胸を張って言えそうですか? 人を好きになり、一緒に過ごす中ではもちろん、嫌なことやつらい出来事に苛まれることもあります。しかしながら、幸福感や嬉しい気持ち、心地よさや安心感といったポジティブな感情よりも、悲しさや辛さ、苦しさが勝るようになったら、その関係は未来に繋がるよいものとは言えず、ご自身のために決断すべきタイミングに来ているようにも映ります。トピ主さんに決心ができさえすれば、実行のための力は、ご両親や友人たちもきっと喜んで貸してくれると思いますよ。一日でも早く心身の健康を取り戻し、笑顔で毎日を過ごせるようになることを願っています。(外山ゆひら)
2020年06月29日「子供ができなければ結婚しないと言われました」と題する男性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。知人の紹介で知り合った38歳の男性と、交際2ヶ月になる35歳のトピ主さん。結婚に向けてブライダルチェックを受けよう、という彼の意見には賛同したものの、事前に「あなたが不妊でも結婚したい気持ちは変わらない」と伝えたところ、彼は同じように答えてくれなかったそう。その日から心が晴れない、と心境をつづっています。「自分の思い描く人生をかなえるために結婚」と考える人もいる彼は最初から「俺も結婚したい。というより、子供が欲しい」「子供ができなければ結婚したくない」と、明確に自分の考えを表明していたそうですね。その後の話し合いでは「君だから結婚したいと思った」「誰でもいいなんて思ったことはない」と謝罪の弁を述べたものの、「子供ができなければ結婚しない」という発言の撤回はなかった……とのこと。彼が結婚目的で相手を探していたとすれば、こうした考えはそう簡単に変わらない可能性も。オブラートに包むことない発言に違和感とショックを覚えたとのことですが、現状では「子どもが欲しいから→結婚」という考えは揺るぎない彼の本音と受け取ったほうが賢明な気がします。「もうお互い30代後半だから時間的余裕もない」といった発言を見る限り、トピ主さんが望むような「愛情が育つ時間を経てから考えよう」といった悠長な心づもりもないように感じました。実際、彼のほうが交際や結婚に前のめりだそうですね。後の投稿には「自分も相手も不妊ではないだろう」とどこかで根拠のない自信があったのかも……という記述も見られますが、これも的確な分析だと感じます。彼は子どもができない可能性を想定していない、あるいは「考えたくない」ために無言の返答になったのでは。検査結果の裏付けがあれば、子どもを持つ望みがかなわない可能性は考えず、勢いで結婚を決めてしまいたい!というムードなのかなと推測します。「将来、子どもを授かる」と100%保証された結婚はない絶対に「血の繋がった子どもに恵まれる結婚」がしたいならば、「子どもができてから結婚する」以外に、100%それをかなえる道はありません。トピ主さんが危惧しているように、双方とも身体的に問題がなくても子供に恵まれない可能性はゼロではないでしょうが、彼は「ひさしぶりに『結婚したらお互いに素晴らしい人生が歩めそう』と感じた人」とのこと。特別な存在だと感じているならば、今回のような状況では「うまくいく可能性に賭けて結婚してみる」のも、ひとつの選択肢ではあるかと思います。もしかしたらトピ主さんは、「もしもの可能性」を見ようとしない彼の態度からも、不安を覚えているのかもしれませんね。彼にとって自分は「彼の子供を産んでくれるから価値がある」のであって、そうでなければ要らない存在だと暗に伝えられた気がした……という記述からも、「産む体」として見られることへの不快感や失望感、そして「人格を尊重してほしい」という強い意思を感じます。似た者同士でも、「結婚」に求めるものが同じとは限らないトピ主さんは今の生活に満足しており、マンションを購入して独身のまま人生を送る準備もしているとか。結婚する人生も、母になる人生も、ひとりで好きな仕事を突き詰めていく人生も、どれを選んでも最後に「これでよかった」と思えると思う、そうなるように努力していきたい――といった宣言も見られます。つまりは、「必ずしも世間一般的な結婚をして母親になりたいわけではなく、この先の人生を分かち合えるパートナーに出会えたら結婚したい」というのが、トピ主さんの希望なのではないでしょうか。そうであれば、彼のスタンスとはかなり違うようにも感じます。投稿には、トピ主さんが彼に感じる魅力として「仕事へのスタンスが同じ」「自立している」などが挙げられていますが、彼は結婚相手に対してはそういった共通点よりも、女性として母親として期待するものがあるのかもしれません。長い目で先々を考えており、「人生の同志」が欲しいトピ主さんと、一日でも早く「自分たちの子どもを育める相手」が欲しい彼。この違いに折り合いがつかなければ、結婚しても違和感や衝突はずっと続くと思います。“子どもありきの結婚”がどうしても解せないならば、結婚自体を考え直すことも必要かもしれません。誰しも、自分の思い描く人生像はあります。しかしそれをチームとしてかなえようとするならば、最初から同じ目標を持つ相手と組むほうが衝突は少ないでしょう。気持ちの繋がりでチームになる場合は、各自の「譲れないもの」の違いが致命的でないか、そして時には与えられた運命や相手の希望に「譲る」こともできる柔軟さがあるかどうかが、関係維持には最も重要になってきます。これはどんな人間関係にも共通することですが、今後の交際や話し合いの中で、そのあたりが明確になれば、結論も見えてくるように思いました。応援しています。(外山ゆひら)
2020年06月22日「実家が好きで結婚したい気持ちが出てきません」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。ひとりっ子で実家暮らしだという、30歳のトピ主さん。母親がお見合い話を持ってきたそうですが、結婚の意欲が湧かず、親やペットと離れることをためらってしまうそうです。お見合い相手に会う前からとても憂鬱になっている……とのことで、今後についての助言を求めています。「変化」は怖くて当然。だけど、必ず学びやプラス面もある投稿には、「このお見合いを逃したら一生独身かもしれない」「親はどうしたって自分より早く死ぬ」「子供も欲しいから早く結婚した方がいいと自覚はあります」という記述も。結婚をすること自体には、トピ主さんも納得していることがうかがえます。しかしながら現状では前向きになれず、「親に依存している事」に自覚がある、という自己分析も。自分を守ってくれる存在や好きなものに囲まれ、幸せに居心地よく暮らしている今の環境を変えたくない……という心境なのだろうと想像します。居心地のいい環境にいるのに、わざわざ見ず知らずの男性と結婚するなんて、確かに「怖いこと」ですよね。結婚によって、窮屈で居心地の悪い環境や不幸せな状況になってしまう可能性もゼロではない。いわんや今回のようにお相手の人間性もわからない中では、「気が進まない」「結婚が怖い」と感じるのは当然だと思います。しかし、変化には必ず、何かしらのプラス面や学びもあります。今とはまた違う種類の楽しさや幸せを感じられる可能性もありますし、伴侶となるお相手、子どもの存在や義家族、新しい知り合いなど、ご両親以外にも“好きな人”が増えるかもしれません。もちろん、人間関係や子育ての苦労が増える可能性もありますが、「物事の良い面を見よう」という意識を持ち、「新しい挑戦を楽しもう、変化に“賭けて”みよう」という気持ちを持つことが、一歩を踏み出す大きな助けになると思います。何より、今はまだお相手に会ってもいない状態。お見合いには、「良い結婚ができそうな相性かどうか、お互いに見極めるための機会だ」「『会ってみて自分がどう感じるか』を大切にしよう」といった意識で臨んでみてはいかがでしょうか。相手に対して気に入る部分があれば、結婚に対しても大なり小なり、前向きな気持ちが芽生えてくるでしょうし、その方にピンとこなくても、「ではどんな人がいいのか」という自分の希望が今より明確になってくると思います。家族の「支え」は、バトンタッチする時期が来るからトピ主さんにとって、ご両親の存在はとても大きいようですね。「子離れの安心感をあげよう」「孫の顔を見せてあげたい」なんて気持ちをモチベーションにお見合いや婚活を頑張ってみるのもひとつですが、親の望むように生きる……という生き方には、少々危うい部分があるのも事実です。どんなに気丈な人でも、老いていくなかでは気弱になったり、判断力が鈍ったり、覇気を失ったりする場面も出てきます。トピ主さんのご両親も、高校時代、病気になった娘を助けてくれたような「頼もしい親」で永遠にあり続けてくれるわけではない。気力や体力が弱ってくれば、今度は大人になった自分のほうが両親を支える……という場面も出てくることでしょう。そのときに自分自身や自分たち夫婦で物事を判断したり、行動したりできるようになっていないと、家族全体が支えを失った不安定な状態になってしまう可能性もあります。「大切な親のことも一緒に考えてくれる、頼もしいパートナーを探そう」なんて気持ちを結婚のモチベーションにしてみるのも一案です。「渋々、結婚する」以外の選択肢も。自分の望む人生を考えてみようあるいは、自分自身に目を向け、「大好きな親の支えにも将来なれるような生活力・精神力を身につけよう」と努力してみる道もあります。もしお見合い相手に会ってみても結婚に前向きになれないようであれば、そういった選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。一緒になりたいと思えるパートナーを自分で探してみる道もありますし、あるいは、結婚の有無に関わらず「自立する」という道もあります。ひとり暮らしをしてみる、仕事で一人前になるなど、精神・生活ともに自立した状態になると、親との関係性や結婚に対する意識にも自然に変化が生まれてくることでしょう。そうして外の世界を見てみることで、「実家以外でも自分で居心地のいい場所を作れる」といった人生への自信や、「自分の家族を持ってみたい」という意欲が芽生える可能性もありますし、逆に「私はやっぱり実家が好き、ここで親の面倒を見ていこう」と決意をすることもあるかもしれません。結婚は相手あってのことではありますが、「どういう人生を歩むか」は自分自身で決められる部分も多分にあります。どの道を選んでも、その選択なりの大変さはあるでしょうが、どんな大変さなら自分は乗り越えられそうか、長い目で見て自分がどんな人生を送りたいか……について、この機会にじっくり考えてみるのも一案です。「結婚して実家を出る」「実家にいる」「ひとり暮らしをしてみる」など、考えられる選択肢のプラス面とマイナス面を紙に書き出し、比較検討してみるのもおすすめです。そうすることで、現状や先々のことを冷静に捉えられ、自分の気持ちもクリアになってくることが期待できます。「私はこうしよう」という自分の意志を持って、前向きな決断ができるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2020年06月15日「結婚はしたいけど、人と住むのはストレス。」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。恋人がいるものの、現在は「仕事だけで精一杯」というトピ主さん。自分の時間を使って人のために家事をしたくない、しかし「一緒に住むとなると適当にできない」思いもあり、結婚後はその負担がストレスになりそうだと予想しているそうです。さらに「同じ空間に人がいるのが辛い」という感覚もあり、子どもも欲しくないものの、結婚はしたい……と葛藤する思いをつづっています。「完璧な妻」の価値観そのものを再検証してみようトピ主さんが結婚したい理由として、後の投稿では「専業主婦や金目的でなくても、これから生きていくのに一緒に居られるパートナーが欲しい」「結婚していないと社会的に信頼・信用がない人物だと思われる気がする」といった内容が挙げられています。加えて、事実婚やパートナーという関係は望まない、とのこと。社会一般的な形としての結婚や、精神的満足を得られる関係性が欲しい、という思いは強くあるようですね。一方、人と住むのが嫌なのは、「わざわざ家事を頑張らなきゃいけないことが苦痛」「心からリラックス出来ない」「素をみせるとなると、多分、彼氏が萎えると思います」といった理由が記述されています。ここから推測できるのは、「素の自分を見せたら異性に好かれない」というトピ主さんの強い思い込みです。外では多少意識的に“男性に好かれる自分”を演じている部分もあり、家の中では素の自分を解き放っている……そんな状態なのかもしれません。また、世間や親・祖父母世代からの刷り込みなどで、「完璧な家事をしないと妻として失格」といった強迫観念も知らず知らず持ってしまっている可能性も感じました。しかし、共働きを含めた多様な価値観も広がっている今、「完璧な妻」の価値観に従って生きていくことが、本当に自分にとって最良なのかどうか。できるだけ思い込みを外し、客観的な情報も得ながら一度検証し直してみることをおすすめします。素の自分を見せられる=「家族」になれる相手かもトピ主さんは普段ズボラで、「料理も見た目気にしないスタイル」だし、タオルにシワが付いていても気にしない……とのこと。しかし多くの家庭人からすれば、そんなの当たり前!という感覚ではないでしょうか。家事を扱う記事・雑誌などにも、「時短・手抜き・ラクチン」といったキーワードが溢れかえっていますよね。それに実際のところ、「完璧な家事をすれば、居心地のいい家庭を作れる」とは限りません。世の中には、女性が完璧な家事をしていても冷め切ってしまう夫婦もいれば、ズボラな家事をしていても、あるいは男性側が家事の多くを担っていても、円満な夫婦もいます。もちろん個人差はありますが、多少散らかっていても、パートナーがのびのびと幸せを感じながら過ごしている家のほうが居心地いい……と感じる人も、決して少数ではないと思います。投稿には「彼の為に頑張る(ハート)みたいな気持ちになる人と出会うまで、いい人を探した方が良いでしょうか?」という問いかけもされていますが、トピ主さんに必要なのは、むしろ真逆の方向への努力ではないでしょうか。「家族には素をみせられる」とのこと。結婚=家族になることだと考えれば、「恋人の前で素の自分を出せるようになる」あるいは「適当な家事も含めて許容しあえる相手を探す」ことが、トピ主さんが幸せな結婚をするためのベストな選択のように思います。「妻となる女性には仕事も家事も完璧にしてほしい」といった価値観を持つ男性を選ばないことも肝心です。素の自分を見せた場合、「2、3年経つと女として見れないと言われると思う」という記述もありますが、数年で男女の恋愛感情が落ち着くのは、生殖本能による自然の摂理。そういうものと理解した上で、お互いに裸や下着でウロウロしないなどの線引きをする、普段は仕事や家事でバタバタしていても、時々はおしゃれをして外デートをするなど「関係性にメリハリを付ける」工夫によって、男女としての関係を保っていくことも不可能ではないと思います。「苦手を補いあえる」関係性を目指してみよう子どもの有無や結婚後の暮らしのイメージは、人によって大きく異なります。今の彼と結婚を考えるような真剣交際を続けているのならば、一度話しあう必要はあるでしょう。お互いの希望を開示しあい、この先どうするかを考えてみる、そんな時期に来ているのかもしれませんね。「完璧な自分でなくても大丈夫」という気持ちを育てるには、何よりもまずトピ主さん自身が「完璧じゃない私でもイイ感じ、自分が好き」という肯定感を獲得していくことが必要です。トピ主さんの大事な友人や家族は、“何かができるからトピ主さんを好き”なわけではない……という事実をたくさん思い知ってみるのも有効です。それに案外、人は「何かをしてくれる」相手よりも、「自分が何かをしてあげたい」と思う相手に惹かれることも多いものです。無論、何もかも依存するようでは相手も潰れてしまいますが、結婚は共同生活。「苦手なところ、できないところは補いあおう」という姿勢をお互いに持てるならば、家事も含めて、協力しながらうまくやっていける可能性は十分にあると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年06月08日「もう34才なのに、音信不通になった彼が忘れられず苦しいです」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚活バーで4歳下の男性と仲良くなり、何度もデートを重ねていたトピ主さん。毎日連絡を取るような関係になりましたが、3か月ほどで音信不通になってしまったとか。友人には「時間がもったいない」ので早く次を探すよう言われているものの、トピ主さんは以降2か月間ずっと落ち込んでおり、「行き場のない思い」をつづっています。人生の主体は、自分。「私はどうするか」という視点に立とう投稿には、「いつか連絡が来るんじゃないかと年甲斐もなく愚かなことを考えてしまう」という記述も。「私が決め手に欠けていたのだろう」といった受け身な捉え方も目立ちますが、こんなときこそ、「自分の人生では自分が主人公」ということを忘れないでくださいね。「彼にとっての自分」ではなく、「自分にとっての彼」と考えるよう努めていきましょう。良い関係を維持するためには「相手側の視点に立つ姿勢」も必要ですが、関係が断たれた後では、相手側の気持ちを考えたところで推測の域を出ず、ひとりよがりな思考の暴走に陥ってしまいがちです。親密になり「もう付き合っているつもりなのかな?と悩んでいました」とのことですが、彼の中で付き合っている自覚があったにしろ、なかったにしろ、今はっきりしているのは、彼が「交際直前でトピ主さんの人生からいなくなった」という事実のみ。友人が立ち直りを勧めるのも、トピ主さんから去った相手にこだわるのは徒労でしかない、彼側の都合に振り回されるのではなく、トピ主さん自身の人生を生きてほしい……そんな思いからだと思います。私の人生から音信不通で消えた男性がいる。では、「私は」ここからの私の人生をどうしたいのか、どう動かしていくのか――。そんなふうに考える姿勢を大切にしていきましょう。立ち直る過程は、「現実を見ること」から始まるポール・ヴァレリーという詩人は、「恋とは一緒にバカになることだ」などと述べていますが、恋愛中はそれこそ“バカみたいに”幸せにのめりこむものですよね。しかしそんな恋も、終わりを迎えることがある。そのとき、立ち直るための一番の近道は「分別ある自分を取り戻すこと」です。見ないふりをしない。自分の期待するストーリーに逃げ込まない。悲劇のヒロインにならない。分別ある人間に欠かせないのは「現実をしっかり見つめる姿勢」です。現実を認めない限り、その現実には決して立ち向かっていけないからです。今トピ主さんの目の前にあるのは、「彼が連絡を断った」という現実です。このつらい現実を変えるためには、恋が終わったと認め、「現実を変えるための行動」を始めることが肝心です。自分でも感傷に浸りすぎ、夢見がちと思う……という記述もありますが、彼が再び現れてこの現実から引っ張り出してくれることを期待するのではなく、「自分の足で、感傷の世界から出ていこう」と思うことが、本気で立ち直るための第一歩になるでしょう。その時々の自分に合った「出会い方」を試してみよう「年齢のせいで(恋が)ダメになった」という思いも強いようですが、年齢を理由にカタをつけるのが気持ち的に楽ならば、それもひとつの選択です。ただ、恋がうまくいかない原因を年齢のせいにばかりしていると、「本当の原因」を見落としてしまうこともあります。それに、年齢はたえず重ねていくわけですから、今後の恋愛でも年齢の引け目はずっと付いてまわるでしょう。自分の未来のためにも、これを機に、魅力的な諸先輩たちを参考にしながら「前向きな年齢の重ねかた」を学んでみるのもおすすめです。また、イチから婚活を始めることを考えると苦しくて……という記述も見られますが、大人になればなるほど、異性とイチから信頼関係を築いていく過程が「面倒だ」と思う人は決して少なくないと思います。学生時代の同級生や昔からの知り合いと再会してパッと結婚するような人がいるのは、そうした理由も一因にあるのでしょう。トピ主さんも同じように思うならば、古い知人や信頼のおける紹介のツテを辿ってみるのも一案です。もちろん、気持ちが元気になり、見知らぬ人に出会う期待やワクワク感が芽生えてきたら、新しい出会いを探ってみるのもいい。「今までと違う職業や趣味の相手、性格の違うタイプとの相性を探ってみよう!」なんて目標を立ててみるのもいいと思います。ここからどんな「行動」をしていくかは、すべてトピ主さんの自由です。「人があなたから離れるとき、無理に止めないこと。あなたの将来は、離れていく人の先にはありません」。最後に、そんなマリリン・モンローさんの言葉を贈りたいと思います。本気でこの恋の終わりを受け入れ、「これからまた誰とでも出会える可能性がある」その自由な状態を楽しめるようになってきた暁には、また新しい素敵な出会いがきっと訪れるのではないかなと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年06月01日「性格の治し方を教えてください(辛口求む)」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。自分の思い通りにならない事があるとすぐ腹を立てる性格が原因で、毎回恋愛が上手くいかず失敗し、そのたびに後悔している……というトピ主さん。「自分の性格が嫌いで治したい」ものの、「ただ我慢するだけでは長続きしないとも感じている」と語り、アドバイスを求めています。人に怒りをぶつける際には、なんらかの「目的」がある何度も反省を繰り返してきたにも関わらず、大切なパートナーにイライラや怒りの感情をぶつけてしまう行為がやめられない。まずは、その心理的理由を探っていきましょう。人が怒りの感情を発露する際には、以下に挙げられるような、色々な「目的」があると言われています。(1)自分の思いどおりにするため、相手に言うことを聞かせるため(2)言うことを聞かない相手を「罰する」ため、上下関係を思い知らせるため(3)自分の「メンツ」や「プライド」を保つため(4)相手の攻撃や傷つけられることを予知し、先んじて回避するため(5)別のところで溜まったストレスやフラストレーションを解消するため(1)のように自分の主張を通すために声を荒げたり、威嚇したりして怒るようなケースもあれば、(2)のように「次からは反抗するなよ」といった脅迫にも近い感情表現をする人もいる。あるいは、コンプレックスや気にしていることに触れられたときに、急にカッとなる(3)のようなケースや、(4)のように相手の攻撃を避けるために先に攻撃する、“逆ギレ”に近い怒り行動もあります。さらに、普段から満たされない感情や不満があり、正当に見える攻撃理由を見つけたときにそれを発散する(5)のような例も。八つ当たりに近く、相手側からすれば理不尽極まりないですが、こうした不満解消の目的で怒る人は意外に少なくありません。職場や学校などで承認欲求や自己実現欲求が満たされず、イライラして恋人や家族、年下の相手に当たり散らす……といったケースは大変よく見られます。「怒りをぶつける効果」を、育つ過程で学んできた可能性もトピ主さんが(1)〜(5)のどの傾向が強いのか、投稿内容だけでは判断できませんが、もしも仕事やキャリア、家庭環境など恋愛以外での悩みや不満があるならば、そちらの解決に努めることが性格面に変化をもたらす可能性もあるでしょう。また、「幼い頃から甘やかされて生きてきた」のが原因かも……という記述もありますが、確かにこれは大きな原因のひとつと考えられます。「怒ったりイライラしたりすれば、相手に言うことを聞いてもらえる」という経験を積み重ねてきたのかもしれません。のちの投稿では「喜怒哀楽すべての感情が激しいタイプ」という自己分析もされていますが、もしかしたら両親や祖父母、兄弟姉妹などにも、そのような性格の方がいたのではないでしょうか。ご自身を含め、怒ることで主張を通す家族の姿を見るなかで、そうした行動が有効であると無意識に学んできたのかもしれませんね。「視点を変えてみる」習慣を付け、「許す心」を磨いていこう行動の目的や性格形成要因を探ることも改善の一歩ですが、最後に、具体的な「怒りをぶつけないためのコツ」についても触れたいと思います。色々な方法がありますが、個人的には「相手の視点に立って、その出来事を捉え直すこと」+「必ずひと呼吸置いてから、対応する癖をつけること」が最も有効と考えます。怒りを感じたら、一旦、目線を相手側に移して「彼は今こういう状況だから、ああ言ったのかもしれない」等々と、想像を巡らしてみる。その上で「どう対処するのが最善か」を決め、それから落ち着いて行動に移す――。よければ、ぜひ試してみてください。また長期的には、「許す心を磨くこと」も肝要です。ここでは『内観法』と呼ばれる方法をご紹介しますね。定期的に「相手にしてもらっていること、してもらったこと」を振り返り、それに対して「自分は相手に何をしたか」「どんな迷惑を相手にかけたか」を考察します。その結果、「何事も“お互いさま”だな」という境地に至ることができれば、許しの心につながるはずです。我慢するくらいなら別れた方がマシだと思ってしまう……という記述もありますが、彼の側だって同じように、何か我慢していることがあるかもしれない。そのように視点を変えて考えてみる習慣を付けると、感謝の気持ちも生まれやすくなるでしょう。人と一緒に生きる上では意見が食い違うこともあるでしょうが、「怒りをぶつける」以外のコミュニケーション方法を少しずつ体得していけるといいですね。一番近くにいる相手と敵対するのではなく、“許しあえる関係”を築ければ、それはとてもかけがえのないものになると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年05月25日「結婚に重要なのは?愛?お金?」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。半年間交際している男性がいる28歳のトピ主さん。彼は2歳年上の大手企業勤務で、収入も安定しているそうです。一方で、2歳年下の男性Aさんにも惹かれており、最近はAさんといるほうが素の自分でいられ、「楽しい愛しいと思うように」。しかしAさんは中小企業勤務で低収入のため、将来のこと(収入や年齢面)を考えると、交際中の彼との別れにも踏み切れない……と迷いをつづっています。愛とお金、どちらも求めたくなるのが人の常だけど……投稿によれば、今の彼には「安定を求めるばかり」で、「金銭面を除けばAさんと一緒になりたい」とのこと。愛情での結婚を選ぶならばAさん、金銭的な安心を求めての結婚ならば今の彼、という二択で悩んでいるようですね。まず、「金銭的な安心感」を求めて結婚をすれば、返ってくるものは基本的に「金銭的な安心感」になります。本当にそれでいい、と思えるかどうかは検討してみるといいでしょう。そこに迷いがあると、のちに「やっぱり愛情も欲しい」と思うようになり、結婚生活が続かなかったり、別の相手に求めたりする人もいます。同様に、「愛情を優先して結婚したけれど、やっぱり金銭的な安心感も欲しい」とのちのち悩み始めるケースもあります。ないものねだりは人の常ですが、できるだけ後悔を少なくするためには、“自分にとっての優先順位”をとことん考え、「私はこういう理由でこちらを選んだんだ」と根拠をもって決断することが重要かと思います。さりながら、愛とお金のどちらかを選んだら、もう片方は“絶対に”手に入らない……ということでもありません。愛情を優先した結婚でも、「共働きを続ける」「収入を上げる目標を持って仕事に臨む」「浪費しないライフスタイルを作る」などの努力で、多少なりとも金銭的な安心感を高めることは可能です。同じく、金銭的な安心感を優先した結婚でも、お互いが誠実に向き合って日々を積み重ねるなかで、愛情や絆が育まれていく可能性はゼロではありません。どちらも双方の努力が必要ですが、トピ主さんにとって「自分でも稼ぐ努力や節約の努力」と「恋愛感情がなくとも、決めた相手に誠実に向き合う努力」のどちらが難しそうか……といった点も熟考してみると良さそうです。人生においては「愛情」の比重が重い人もいれば、「自分がしたい生活」への比重が重い人もいますので、自分が真に求めるものを見極めていきましょう。性格は一般論や比較ではなく、「自分との相性」で見ていこう後の投稿には、そのほかの懸念点もつづられています。今の彼には「お金に対して頑固」「やってもらって当然という態度」「ありがとうやごめんをあまり言わない」といった性格傾向があり、この人と長く住んでいけるのか……と気になり始めているとか。一方、Aさんにはそのような不満を持ったことはない、とのこと。今の彼に不満が出てきたのは、「Aさんという比較対象が出てきたこと」も大きな理由と推測できます。比較対象がいると人を判断しやすくなりますが、元来、人間性や性格に“絶対的な良し悪し”はありません。たとえば、「素直さ」は裏を返せば「騙されやすさ」にもなるし、「お金に対して寛容なこと」を「ルーズさ」と捉える人もいる。受け取り手の状況や立場によって、印象が180度変わることはしばしばです。今はAさんとの違いが目に付くのかもしれませんが、彼の人間性を冷静に判断したいならば、「自分と彼の性格相性」についてしっかり見つめてみることが肝要です。「Aさんと比べてどうか」でも「世間一般的に良いとされる性格かどうか」でもなく、「自分自身がその性格の彼と一緒にいて居心地がいいか、好きな自分でいられるかどうか」をフラットな目で探ってみましょう。「意見を伝えられ、協調を図れる相手かどうか」も重要なポイントどちらの男性を選ぶにしても、トピ主さん側としては「自分の意見や不満はきちんと伝える」という姿勢を心がけることをお勧めします。投稿内には、今の彼のお金の支払い方や管理方法に関する不満がつづられていますが、思うことがあるならば、一度きちんと主張してみることで変化が起きるかもしれません。こちらの意見も尊重してくれる姿勢が見えれば、彼の印象も変わってくるでしょうし、逆に頑なに主張を曲げないならば「この人との将来は厳しい」とも決断しやすくなるかと思います。相性がいいと感じているAさんとの生活でも、一緒に暮らせば、いずれ何かしらの衝突や不満は生まれる可能性が大。そうしたときに、「のびのびと思いを伝えることができ、お互いに折り合えるポイントを見つけて協調できるかどうか」は、結婚の幸福度に大きく影響してきます。愛やお金といったことだけではなく、「相手の意見にも耳を傾け、一緒にやっていこうとする姿勢がある人物かどうか」「自分を偽る必要がなく、能動的に向き合える相手かどうか」といった点も判断材料に含めて考えてみると、より後悔のない決断ができるようにも感じました。応援しています。(外山ゆひら)
2020年05月18日「婚活。コロナでお相手と会えない中、どうやって距離を縮めるか…」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。マッチングアプリで知り合い、好意を持っている男性がいるという、27歳のトピ主さん。これまでに2回デートをし、3回目も決まっていたものの、外出自粛の影響で延期になりました。現在はメッセージのやりとりのみで、放置されず返信は届くものの、彼の文面が少しそっけないことが気になっているそうです。好意が伝わりすぎると、良いバランスが崩れてしまうこともデートの際は本当に会話が弾んで楽しかったし、夜勤明けでも会う約束をしてくれた。たった2回のデートで、ここまで「話が楽しかった!」と思わせてくれる方はなかなかいないと感じる……など、彼との順調な進展ぶりをつづっているトピ主さん。しかし、自粛後のメッセージのやりとりでは、話が続きそうな話題を振っても「決して話を広げてはくれず」、返信がひと言だけのことも。彼は当初から長文を書くタイプではなかったため、「気にしすぎるのもどうか」「LINEに対する価値観が合わないだけかも」などと思いつつも、本当は迷惑なのか、控えるべきかと悩んでいるそうです。まず、投稿内で少し気になったのが、トピ主さんが彼の趣味を勉強したり、始めてみたりしている……という一文です。元々は、どちらかといえば趣味が合う相手ではないとのこと。彼との関わりを持ち続けるために、共通の趣味を持ちたい、と思ってのことなのかもしれません。それがパートナーシップに有効に働くことも沢山ありますが、恋愛関係の初期においては、「過度に相手に合わせようとする姿勢」があまり良い作用をもたらさないこともあります。逆の立場で考えると分かりやすいと思うのですが、自分側にばかり迎合されると「相手が本来持っている魅力」が見えづらくなり、積極的な関心を失ってしまうことも。「私に好かれたいから合わせてきているのだな」と感じると、慢心し、好かれようとする努力や誠実な対応をしなくなる傾向もあります。最近、ひと言の返事しか返ってこないのは、トピ主さんの好意の高まりが伝わりすぎているから……ということも、もしかしたらあるのかもしれません。会えば楽しく過ごせる相手だとわかっているのであれば、「メッセージを送りすぎて彼の関心を失わせてしまう、不安になって自爆する」といった展開は避けたいところ。そうならないためにも、外出自粛期間中は「自分の生活をする」「会話が続かないときは、無理に続けようとしない」と決め、自分のなかの彼の立ち位置を「友達のひとり」「彼氏候補のひとり」に下げておくのも一案です。女性的な感性の人のほうが、「言葉」で恋を育みやすい言葉のやりとりで恋愛感情を膨らませたり、「相手とずっと繋がっている感覚」を好んだりするのは、どちらかと言えば、女性的な感性の人に多いです。逆に、男性的な感性を持つ人は「体験的、視覚的な喜びや楽しさ」が恋愛感情に繋がりやすく、また長期的に見ると「物理的に繋がりっぱなしの状態」を好まない傾向もあります。もちろん、男性のなかにも女性的な感性を持ち、メッセージのやりとりで恋愛感情を高める人もいますが、彼はどちらかというとそういうタイプではなく、男性的な感性の持ち主なのかもしれませんね。仮にそうだとすれば、「彼はメッセージでは距離が縮まりにくい相手」だと心得ておくといいかもしれません。楽しいデートができた実績もあるわけですし、自粛制限が和らいだ際には、もう一度デートするチャンスはきっとあると思います。それまでは無理に距離を縮めようとせず、近づいたり離れたりしつつ、“現状の距離”のキープに努めるのが最善、という印象も受けました。「話したいな」という気持ちを、彼にも芽生えさせてあげよう簡素な文面でも「しっかり返信をくれる。数日間放置されることもない」という点は、彼側の「トピ主さんとの関係を続けたい」という意思表示と判断していいと思います。ただし、「常にこちらからばかり会話を始めている」状況なのであれば、ちょっと変化を起こしてみても良さそうです。上述もしたように、「放っておいても連絡が来る」と思えば、関係を維持する努力をしなくなりがちなのが人の常。「話題が続かないなら一旦終了し、別の友達とのやりとりを楽しんでいよう」くらいの感覚でいたほうが、結果的に、彼とも良い関係を維持できるように思います。気のないそぶりをする必要はありませんが、「対等なやりとり」を心がけるといいかもしれませんね。悩みながらひたすらメッセージを送り続けるよりも、一旦お休みし、「彼のほうから会話を始めてくれた」という機会も持てたほうが、きっとトピ主さんの幸福感は増すはず。「私と話したいと彼にも思ってほしいからこそ、送りすぎない」と決めておくのも良案かと思います。あるいは、「次会ったら驚かせてやる!」なんて目標を立てて、自分のこと(知識や外面を磨くなど)を頑張ってみるのも一案です。彼の趣味分野を勉強しているならば、文面で小出しにせず、「次のデートで直接話す用」に取っておくのもいいかもしれません。会える日までは、ふっと気持ちが嬉しくなるようなメッセージを一通一通、大切に送りあえるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2020年05月11日「出会って電話もしたけど会う前に振られました」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。街コンで5歳下の素敵な男性と出会ったという、36歳のトピ主さん。その後2回ほど長電話をし、「時間があるときに会おうか」という話に。しかしその後、”もともと忙しい彼”に対して不安から数十通のメールを連投したり、一方的に連絡をし続けたりしたところ、最終的に「もう連絡しません」と言われてしまったそうです。「本当に好きだったので、諦めるに諦められません」と心境をつづっています。相手の気持ちを決めつける癖は、恋愛に悪影響を与えるまず、二人の関係が悪化した経緯を整理しますね。・「会おうか」という前向きな話になったのに「不安」になり、数十通のメールを連投した。・「事情があって忙しい」「仕事が終わったら連絡します」と説明を受けたのに、そこからまた「不安や流れで気持ちを伝えた」。・「ごめんなさい、忘れてください」と連絡があったのに、1か月間、返信のないメールを送り続けた。ここから分かるのは、トピ主さんの“思考の飛躍”です。「会おうか」「仕事が終わったら連絡する」といった彼の言葉をそのままに解釈し、「会えるんだな」「仕事が終わったら連絡が来るんだな」と素直に受け取り、機嫌よく過ごせていたならば、最悪の事態は避けられた可能性を感じます。もしかしたら、相手の心を必要以上に推測・断定したり、出来事を誇大視したりする思考パターンが少し癖になっているのかもしれませんね。そのような思考の癖は、恋愛やパートナーシップに非常に悪影響を与えます。まだ関係が強固になっていない時期に、一方的な解釈をしては自ら不安を増大させ、さらにはそれを彼に伝えて「もっと私を気にしてほしい」という無言の“期待”をかけ続けてしまったことが、今回の関係が終わった最大の原因と推測できます。好意があっても「恋愛のことを考えられない状況」はある関係初期になかなか会えず、寂しかった気持ちはよくわかります。しかしトピ主さんの仰るとおり、30歳代は忙しい人も多いですし、いわんや今はかなりの非常時です。「仕事のやり方を変えなければ」「別の売上手段を探さなければ」などと必死になっている人もいるでしょうし、生死に関わる仕事をしている人ならば、「今は恋愛どころじゃない」というのが本音でしょう。今回の彼に対してこちらから打てる手は、残念ながらもうないと思います。ただ、この経験を真摯に向き合うことができれば、次の恋愛には大いに活かせると思います。今後もし同じような状況に出くわした際には、以下のような心構えがおすすめです。・「好意があっても、”恋愛どころじゃない状況”のときはある」と本気で理解すること・「これでダメになるなら、なるまでだ」と腹を据えること・「幸せを感じられない相手なら、ちょっと考え直そうかな」と冷静になること・「お互いが本気で好きならば、なるようになるだろう」と楽観視すること・「向こうがこちらに本気でないなら、何にせよ続かない」と諦観し、彼や恋愛への関心度を下げること上記のような心持ちをした上で、この関係はしばらく一時停止ボタンを押しているだけ……と解釈し「保留」にしておくのも一案ですし、「ひとりだった頃の自分に戻ろう!」と決め、交際前に過ごしていたような自分の毎日を送ることに集中してみるのもひとつです。それがどうしても難しければ、「明るい内容で連絡をし続ける」という方法もあります。「返事はいらないから!」と念押しして送り、「読んでくれているなら、それで充分」とする。そうした負担のないメールであれば、受け取った相手の心が癒されることもあるでしょう。不安ばかりの関係は続かない。心のコントロール術を磨こう投稿には「不安」という言葉がたくさん出てきますが、今後のためにも「必要以上の不安は恋愛を壊す」と心得ておくといいと思います。特に最近は世の中全体の不安感も増しており、よっぽど身近な家族や友人でない限り、他人の不安を温かく受け止める余裕がある人は少ないです。いろいろ考えて悲観的になってしまうときは「ストップ!」と声に出し、自分の思考の暴走にブレーキをかけましょう。自分だけの考えに囚われそうになったら、「本当にそうだろうか?」と自問し直す癖をつけるのもおすすめです。そうすると、「いやでも彼は会おうと言っていたな……」などと“事実”のほうに焦点を当てやすくなるはずです。今はつらいと思いますが、「彼がいなくなったからと言って、私自身の何が変わるというのだろう?」と想像してみるのも役立つかもしれません。「たった一瞬、自分の人生に登場した彼のことで、絶望する必要はない」と少し冷静になれるかと思います。むやみに考え込まずに済むよう、毎日を忙しくしてみるのも一案です。心身の健康維持に努め、明るい気持ちで過ごす習慣を続けていけば、彼に限らずきっとまた良い恋愛ができるはずだ……と信じ、1日でも早く、元気なトピ主さんに復活できることを祈っています。応援しています。(外山ゆひら)
2020年05月04日「30代独身女性。一人暮らしか実家か。」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。自営業で実家暮らしをしている、36歳のトピ主さん。数年前から婚活をしており、現在「ひとまず一人暮らしをしてみるか、このまま実家暮らしを続けるべきか?」で悩んでいます。ひとり暮らしをするにしても、仕事の都合で近所に住むことは決まっているそうですが、交際のしやすさ、貯金、孤独感などの面で迷いがあり、アドバイスを求めています。「いま、何を一番優先したいか」を考えてみよう投稿内でトピ主さんが挙げている、ひとり暮らしのメリットは「異性との交際に気兼ねが要らなくなる」点。対するデメリットは「貯金が減る」「1人でいることにさらに慣れてしまう」点で、実家暮らしをした場合のメリットとデメリットは、この逆と考えているようです。どちらのメリットも満たす選択肢はないため、「今の自分が何を一番優先したいか」を考えていくことが、決断のヒントになるでしょう。「婚活」を最優先にするならば、ひとり暮らしのほうに軍配が上がりそうです。ひとり暮らしをすれば必ず相手が見つかる、必ず交際がうまくいくとは断言できませんが、今までの環境でうまくいかなかったのであれば、環境を変えてみることで変化が起きる可能性はゼロではないでしょう。パートナーを求める気持ちがより強くなるかもしれませんし、あるいは逆に「ひとりで暮らす心地よさ」や「自立した生き方」を満喫でき、結婚への意欲が減退することもあるかもしれません。後者だとしても、今のように悩み続けるよりは、ひとつの前向きな変化になるのではないでしょうか。一方で、「資産形成」を最優先と考えるならば、毎月の貯金を減らし、家具家電も買い込んで、わざわざ近所でのひとり暮らしをするメリットは少なそうです。手厚い退職金や企業年金が見込めない自営業ならば尚更、非常時や老後の備えは大いに越したことはないでしょう。ただ、トピ主さんはそれなりに貯金もあるそうですし、「楽しそうだから、人生が豊かになりそうだから、ひとり暮らしをしてみたい」といった前向きな気持ちがあるならば、コストをかける意味はあると思います。最後に、「孤独への慣れ」や「家族との関係性」を考えた場合。トピ主さんは、ひとり暮らしをすれば「もっと孤独になって耐えられなくなるんじゃないか」という不安があるようですが、現時点で既に、家族で集まるときに孤独感に苛まれる自分が、嫌で嫌でたまらない……とまで感じているとのこと。であれば、家族とあえて距離を取ってみることで、孤独を感じる瞬間が減ったり、良好な関係性を築けたりする可能性もあると思います。このあたりは「やってみないと分からない」側面もありますし、変化を期待して、またひとつの人生経験としてひとり暮らしを経験してみるのも一案です。人付き合いでの悩みは、パートナーシップにも大きく影響するまた投稿には、さまざまな不安・悩みもつづられています。「ひとり暮らしをすべきか、実家暮らしをすべきか」を決めるためには、これらも検証する必要がありそうです。(1)「年齢もあってお先真っ暗で毎日不安」=加齢に伴う不安(2)「出会いがあるのか」「(婚活で)どう動けばいいのかわからなくなっている」=恋愛・結婚に対する不安(3)「誰かといると孤独を感じやすい」「家族と距離を取ってしまう」=家族や他人との関係性に関する悩み(1)や(2)は比較的一般的な心理ですが、気になったのは(3)の「誰かと一緒にいると孤独を感じてしまう」という悩みです。これまでの婚活では、「出会った方を怖いと感じてしまい距離を取ってしまう」傾向もあったとのこと。出会いが少ないからというよりも、人付き合いにおける何かしらの課題が、恋愛や婚活の障害になっている可能性も感じました。孤独感に向き合い、「心の自立」も目指してみよう一般的には「ひとりでいるから孤独を感じる」というイメージがありますが、“孤独感”には、実はいくつかの種類があります。トピ主さんのように「他人といると孤独を感じてしまう」という人の場合、「心のどこかで“理想の理解者”を求めていて、それが得られないから寂しい」、あるいは「どうせ他人に心を開いても真に分かりあえることはない、と諦めているために寂しい」といった心理を抱えているケースが多いです。こうした孤独感を乗り越え、円滑なパートナーシップや人間関係を手にしていくためには、“人は皆ひとり”という事実を悲観せずに受け止めた上で、「だからこそ理解しあう努力をしたい、分かりあえる瞬間の喜びがある」といった“希望ある孤独感”を育てていくことが肝心です。そうした心持ちを育めれば、ひとり暮らしか実家暮らしかに関係なく、円滑なパートナーシップを築ける可能性も感じます。いうなれば “心の自立・成熟”を目指す、というイメージでしょうか。それが叶えば、加齢に伴う不安も、今よりは穏やかに受け止めていけるようになるでしょう。物理的な環境を変えずに心の面の成長に集中的に向き合ってみるのも一案ですし、そのためにひとり暮らしをしてみる、というのも悪くない案かと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年04月27日「彼氏の実家のノリについていけません」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。35歳の男性と交際しているトピ主さんは、彼の実家のノリが理解できないことに悩んでいます。毎日のようにグループLINEで些細なことを報告しあい、大人になっても全員の誕生日を祝いあう彼の家族。実家の冷蔵庫など、彼が「結構高いものを買い与えていること」も気になっているそうです。「正直馴染める自信があまりなく、理解に苦しんでしまいそう」と心境をつづり、「私がドライすぎですか?」と読者に問いかけています。「ドライな性格だから馴染めない」ではない可能性も?今回の投稿を読んでまず感じたのは、トピ主さんの中には、結婚前ながら既に「彼の実家 VS 自分」という対立感情があり、それが交流の障害となっている可能性です。「私より実家にお金を使ってる気がして」という記述や、お姉さんの誕生日会の日、彼が自分との食事を優先してくれた……といった記述からも、その心理が読み取れます。多くの人から聞かれる普遍的な心理ではありますが、金銭的にも時間的にも「家族より恋人を大事にすべきだ、してくれたら嬉しい」という思いがあるようですね。ご自身のことを「ドライすぎるのでは」と分析されていますが、“ドライな人”とは一般的に冷静で「人は人」と考える、他人に関心が薄い人のことを指します。トピ主さんは恋人への独占欲や嫉妬心を強く感じているという点で、悪い意味ではなく、そこまでドライな性格ではないように感じました。おそらく、感情は人並みに豊かにあるものの、それを行動や態度であまり表現しない家族で育った……ということなのでしょう。彼の家族のように頻繁には連絡を取らないし、皆で誕生日を祝うのも「せいぜい小学校高学年くらいまでだった」とのこと。二人の家族は「コミュニケーションの量」「イベントや行事の重要度」という2点で違いがあると推測できます。「違いを面白がる」姿勢が持てると、円満な関係を保ちやすい結婚は違う家族で育った者同士がするものなので、そのような“両家の常識やルールの違い”で悩む人は決して少なくありません。できるだけ近しい価値観を持った家族同士だと馴染みやすい側面はありますが、それでも何かしらの違いはあり、戸惑ったり、馴染めないと感じたりする場面がない人のほうが少数と言えるでしょう。「どうしても、この家族とは違いが大きすぎる」と感じるならば、彼と別れ、別の男性を探すのもひとつです。しかし、今の彼と円満にやっていきたい気持ちがあるならば、「違いを見つけて煙たがる」のではなく、一度「違いを面白がる」姿勢を試してみてはいかがでしょうか。そのためには「家族なんて、そもそも違って当然」という前提に立ち、ちょっぴり客観的になって“観察”しつつ、好奇心をもって楽しんでみることです。「へぇ、この家はこういうときに、こうするんだな」といった姿勢ですね。時々会う程度の義家族ならば、そのような姿勢を心がけることで、付かず離れず、憎み合わない関係を保つことができるでしょう。どうしても付き合いきれないと思うことには、「この部分は遠慮しよう」と線引きをすればいい。「この家族とはやっていけない」という最終判断をするのは、一度、前向きな気持ちで関わってみてからでも遅くはないと思います。「違う」からこそ惹かれあい、助け合える側面もそれに、可能性としてではありますが、「自分と違う家族のなかで育った彼」だからこそ、トピ主さんは魅力を感じた……という側面もゼロではないようにも思います。「無理しなくていいよ」と言っても、自分との時間を作ってくれる。そのような彼の姿勢は、感情表現が豊かな家族で育ったからこその賜物かもしれませんよね。加えて、いずれ子どもを授かることがあれば、家族を大事にして、積極的に関わろうとする彼や彼の家族の姿勢に、助けられる場面もあるかもしれません。金銭面についても、彼は自分の物や趣味に散財しているわけではないですし、自分も家族になると考えれば、「家族のために惜しみなくお金を使える」という姿勢をポジティブに見ることもできるのではないでしょうか。もちろん、彼の家族の側から嫌味を言われたり、邪険にされたりすれば嫌って当然だと思います。ただ今のところ、そういったことはない模様。一番重要なのは「彼本人と、人生を一緒にやっていけそうだ」と思えるかどうかですが、それが満たされているならば、彼の家族とも“それなりにやっていく方法”を探ってみても損はないと思います。完璧に「馴染む」必要はない、別に嫌いじゃない程度を保っておくだけで十分だ……などと考えてみるのもおすすめです。応援しています。(外山ゆひら)
2020年04月20日「コロナ流行中なのに旅行やデートをしたがる彼氏に困っています」と題する女性からの投稿が、3月下旬に掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。10歳年上で、交際2か月になる恋人がいるトピ主さん。新型コロナ感染のリスクを考えて「今は会うのをやめよう」と提案しても、彼はデートの予定を“ゴリ押し”してくるそうです。同居の両親にも配慮したいトピ主さんは、どう言えば彼に理解してもらえるのか……と助言を求めています。「相手がどんな人か」を知っていくのが交際初期彼が主張するには、「今は二人にとって大事な時期」「異動で休みが変わるから、今のうちに会いたい」とのこと。一方のトピ主さんは非常に専門性の高いフリーランスで、同居の両親は経営者と医療関係者。自分も父も「病気になったら安心して休めるという環境ではない」ことから、十分に警戒をしているそうです。読者からは「彼は自分勝手だ、別れたほうがいい」という助言が多数寄せられていますが、トピ主さんはそこまで考えておらず、「私自身も彼と会いたい気持ちがないわけではない」「日帰りならば問題ないとは思う」とのこと。「話して通じる方法を模索したかった」という記述もありますし、今回は「別れる」という選択肢はいったん傍に置いておきましょう。交際2か月と言えば、まだまだ「相手がどんな人か」を知っていく関係構築の初期段階。彼はどんな性格でどんな状況にあるのか、相手を理解しようとする姿勢はあるか……といった観点から、まずは考えていきましょう。“違い”の多い二人。「相手を理解しようとする姿勢」がより必要なのかもコロナ以前から彼はマイペースで、「忙しい」「締め切り前でヤバい」と断っても、「お願いだから一時間だけ!」「じゃあ近所まで行くよ!」などと会いたがるケースが多かったとか。恋人と会う必要頻度は人によって大きく異なり、月一回でも平気という人もいれば、毎日会いたいという人もいますが、どうやら彼は後者の模様。恋愛関係において「会うこと」が最重要と考えるタイプだと推測できます。だからこそ、「会えないと気持ちが離れてしまう」という不安も強く感じているのかもしれません。さらに投稿内容から、彼はひとり暮らしのサラリーマンとお見受けしました。社会不安や閉塞感が増大する今、家でひとり過ごす不安感は、家族で暮らすトピ主さんに比べて大きいのかもしれません。「こういう時期だからこそ、恋人といたい」と感じている可能性も推測できます。一方で、同居家族に気を遣うトピ主さんの感覚は、彼にはピンときていない可能性も。万が一感染した場合、「仕事(とついでに人生が)がパァになったらどうするの!」とまでの強い危機感を覚えるフリーランスの気持ちも、いまいち理解できないのでしょう。同様にトピ主さんも、サラリーマンにとっての休日や職場異動の感覚は、わかりづらいのではないでしょうか。慎重さや危機管理意識などにも違いがあるのでしょうが、こう見てくると、「二人の置かれている立場や環境が大きく違うこと」も今回の悩みに繋がっていると感じました。10歳の年齢差もあるとのことですし、お互いに、自分と異なる状況にある相手を少しでも理解しようと努め、協調の姿勢を持てるかどうか――。今後も含め、この点が二人の交際継続の鍵になってくるかと思います。自分なりの“譲歩ライン”を決め、提案してみよう折り合いをつけたいとき、まず重要なのはコミュニケーションです。トピ主さん側としては、「自分が仕事をいかに大事に思っているか」や「フリーランスの厳しさ」「家族の事情」などを今一度、丁寧に伝えてみる。彼側の状況や考えも、より深く聞いてみましょう。その上で、「私はこのラインまでなら譲れる。これ以上は無理」という“線引き”を設定してみてください。今回で言えば、<1>「今は絶対に会わない」と決め、それ以外の関わり方を工夫するか<2>「ちょっと会うだけならOK」と決め、リスクの少ない会い方を工夫するかこのどちらかになるかと思います。<1>の場合、「無理して会って感染したら、それこそ仲違いしてしまう。交際を続けるために今は控えたい」と伝え、「会えない分、接触の頻度を増やそう」と提案してみるのが最適かと思います。オンラインで顔を見ながら毎日話す、いつもより頻繁にメッセージのやり取りをする……等々、トピ主さん側も努力は必要かもしれませんが、“いつも以上”のコミュニケーションを取っていくといいでしょう。<2>の場合、日中に短時間、“三密”を避けて会える形を考えてみては。人の少ない公園や土手などで1時間程度の散歩をする、どちらかの家で映画を1本だけ見て帰る、等々。「相手の顔を見られれば、とりあえずの満足は得られる」と考え、今までのデートの形に拘らないことが肝心です。いつまでこの状況が続くかはわかりませんが、いずれまた必ず、気兼ねなく外で長時間のデートができる時期が来る。そのときの具体的な旅先やデートプランなど、楽しい話題を心がけていくといいでしょう。ただし、こちらが折り合いの提案をしても、彼が自分の主張ばかりを押し通そうとするのであれば、今後の関係について考え直してもいいかもしれませんね。「不安やストレスの強い状況下でも、思いやりを示しあえる相手かどうか」が試されているのかも……? なんて捉えてみるのも一案です。応援しています。(外山ゆひら)
2020年04月13日「他人に冷たい彼氏 どう思いますか」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。20歳代後半のトピ主さんには、3年間交際している30歳代前半の彼氏がいます。彼はトピ主さんに対しては優しいそうですが、他人にとても冷たく、「人として理解できない」と思う瞬間もあるそうです。良いところもたくさんあるものの、結婚を考えると「本当にこの人でいいのか?」と思ってしまい、「別れるべきか、信じて貫くか」と悩んでいます。どんなに“良さそう”な相手でも、自分の違和感は無視しないで投稿には、彼の嫌なところや理解できないと思う言動が具体的に挙げられています。キャッチやホストの人、しつこいアパレル店員などを毛嫌いし、陰で見下した言い方をする、太っている人を嫌う、職場の後輩にすごく冷たい……等々。他人の顔色を気にせず、言い分を通すところはトピ主さんも“一面尊敬”しているものの、「(もう少しマシな)言い方があるのでは」と思ってしまうそうです。一方で、トピ主さんに対しては優しい彼。疲れていても毎日連絡をくれ、待たせても失敗しても怒らない。喧嘩も少ないし、仲直りもスムーズ。親も大事にしているし、友達にもまあ優しい。家事や料理も得意な上、イケメンだけど浮気しないなど、理想的な恋人とも言えそうな面も挙げられています。「完璧な人はいない」という一文もありますが、まさにそのとおり。ただし「何を長所・美徳と感じるか」は、人によって180度違う場合もあります。はたから見て“結婚に良さそうな男性”でも、トピ主さんがそう感じられない部分があるならば、それがすべて。別れまで考えるということは、それなりに大きな違和感を持っているのだろうと推測します。それを無視して結婚を決めてしまうと、「恋人としては好き」だった彼のことが、いつか恋のムードが落ち着いた頃「人として嫌い」になってしまう可能性も。自分と一緒にいたり、子どもができたりすれば、いずれ他人にも優しくなるのではないか……といった期待も持たないのがベターです。現時点で、この性質の彼を“トピ主さんが”受け入れられるかどうかが、決断の決め手になってくるでしょう。極端な「能力主義」の人に多い、共感力や想像力の欠如彼の冷たさをトピ主さんが不安に思うのは、実はそちらが彼の「本質」ではないかと感じているからかもしれません。自分に優しいのは恋心や愛情があるからで、本質は冷たい人間なのではないか。もし愛情が薄らげば、自分にも同じ態度を取ってくるのではないか――。他人を外見や職業だけで断罪したり、他人に敬意を払わない言動をしたりするのは、「能力主義」の人に多い特徴です。彼は精一杯話題を振ってくる新入社員に対して「仲良くなろうなんてしてないでさっさと仕事して」などと言うそうですね。人付き合いよりも競争や成功を重んじており、自己管理や努力ができない人間を好まないのでしょう。推測ではありますが、彼は外見や育った環境に恵まれ、能力や努力にも自信があり、真につらい状況に陥った経験が少ないために、他人の痛みをあまり学ばずにきたのかもしれません。一方、能力が高くても、極端な能力主義ではない人もいます。「能力だけが人の価値のすべてではなく、自分にはない良さや強みを持った人もいる」と心得ているため、他人を無用に見下すことはしない。もしかしたら彼はそうした謙虚さに少々欠けており、「他人の気持ちが分からないところ」や「自分の物差しでしか世の中を測れないところ」が、トピ主さんは気になっているのかもしれませんね。「結婚のイメージ」は、育った家庭からの影響が大きい「自分はこんな結婚生活をするだろう」というイメージは、育った家庭から大きな影響を受けます。そのため将来の結婚相手について尋ねると、多くの人は自分の親に似たタイプを挙げたり、逆に反面教師として親と真逆のタイプを挙げたりします。トピ主さんは結婚を考える時期になり、彼の性格が気になってきた、とのこと。もしかしたら、自分が無意識に描いていた結婚相手と彼のタイプが違うことに気づき、悩み始めたのではないでしょうか。そうであれば、「どんな相手なら自分は幸せな家庭を築けそうか」を考えてみることも、決断のヒントになるでしょう。結婚相手を考える場合、おそらく読者のなかには、今回の彼のように「身内に優しい」「浮気をしない」「料理や家事が得意」なことが最重要と考える人もいるでしょう。他人の弱さを否定する人は自分の弱さも嫌いますので、彼は生活面で自分を律することができるタイプと推測できます。トピ主さんが「トラブルを起こさない相手」「身内重視の結婚」を望むならば、彼はそれなりに適した相手という印象も受けます。一方で、「人として尊敬できる相手」「周りからも祝福される、安心できる結婚」を望むならば、彼が最適とは言えないかもしれません。能力がそれほど高くなくても、倫理観や道徳心を持った尊敬できる男性がいい、周囲の人に優しく、好かれる人物のほうが安心して一緒にいられる……と思うならば、別の相手を探したほうが、幸せな結婚となるように思います。結婚してみて分かることもあるでしょうが、決断に迷う際は急がないのがベター。さまざまな観点からじっくりと考えてみてくださいね。応援しています。(外山ゆひら)
2020年04月06日「男性は目立たない女性を好みますか?」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際していた男性に「好きな人ができた」と言われ、別れを受け入れたトピ主さん。しかしその女性は40歳代ながら。“あまり知性を感じられない女子高生のような”幼い印象。彼と同じ分野の研究者仲間として活躍しているトピ主さんは唖然とし、モヤモヤした心境になったそうです。「男性は自分より目立つ女性は好まないのでしょうか?」と問いかけています。好きな男性のために、キャリアを諦められる?彼とは趣味も合い、互いの研究成果を認め合ってきた関係だったそうですね。のちの投稿には「恋人以上に研究仲間だった」「それがいとも簡単に消えてしまった」ことが信じられない、認めたくない、という記述も。正直悔しいし、憎しみや悲しみ、自分への不甲斐なさが交差している……等の心境もつづられています。研究者仲間としても良い関係だった彼が、「研究とは全く無縁」の女性を選んだ。その事実にショックを受ける気持ちはよく分かります。最近はトピ主さんのほうが表に出るチャンスに恵まれていたことが、彼の気持ちが離れる原因になったのでは……とも感じているようですが、確かに「自分より活躍している女性には脅かされるように感じる、恋愛対象として見られなくなる」という男性の意見もあるのは事実です。日本は特にそういった風潮が強い、という見方もあります。一旦、彼が本当にそういう理由で別の女性を選んだ、と仮定します。もしも「研究者として活躍する道を諦めれば、彼と復縁できる」としたら、トピ主さんはそれを選びますか? YESならば、今後は“パートナーが好む女性”であるために、キャリアに制限を設けることも有効かもしれません。一方でNO、つまり研究者としての道を妥協したくないのならば、自分らしく生きるのみ!です。「自分より活躍している女性は恋愛対象外」という男性とは、つらくても悔しくても「自分には合わない相手だ」と判断する。その上で、“研究者として頑張っている自分”を好いてくれ、またトピ主さんもその好意を嬉しく思えるようなパートナーを探していくのが最良のように思います。異性の好みは千差万別。華やかな女性、たくましく活躍する女性に憧れを抱く男性も、ちゃんと存在します。「同業者カップル」に起こりやすい、すれ違いとは今後のために教訓を得るならば、「男女関係において、パートナーに求めているものがお互いに同じとは限らない」という点は心得ておくといいかもしれません。トピ主さんは彼のことを「恋人以上に研究仲間だった」と感じていたようですが、彼にとっては「好きになった女性が、たまたま研究者仲間だった」だけの可能性も。「同じ分野で頑張っていこう!と言っていたのは彼のほう」とのことですが、交際初期は「好きな女性と共通項があること」が嬉しくて、そう言っていたのかもしれません。また同僚や同業者のカップルの場合、“線引き”を設けておかないと、安らげない関係に陥りやすいのは確かです。仕事の成果やモチベーションには必ずアップダウンがあり、真剣に取り組んでいる人ほど繊細な悩みにも繋がりやすい。不調なときにプライベートで息が抜けないと、別の世界の空気をもたらしてくれる相手に惹かれてしまう……ということも起こりやすいです。そうならないために、最初から「プライベートでは仕事の話をしない」というルールを作っておくか、「直接的な協働はしない」「それぞれの趣味や友人も大事にし、定期的に二人の間に仕事以外の空気を取り込む」等の心がけをしておくのも、良好な関係を維持するためのテクニックかと思います。一方的にではなく、「サポートしあえる関係」を目指そう重ねて、うまくいっている同業種カップルには「片方だけが、一方的にサポートをしていない」という共通項があるように感じます。あるときは片方がサポート側に回り、あるときはその立場が逆になる。恣意的に「頼っているように見せるべき」という類の話ではなく、男女問わず「相手の役に立てる」ということは、自信を持って相手を愛するために必要なことなのかもしれません。投稿には、持病持ちの彼が入退院を繰り返すなかで、資料を届けたり、入院中の身の回りの世話をしたりしていた……という記述も。もしかしたら最近は、「トピ主さんだけが彼をサポートする」という関係になっていたのではないでしょうか。そうであれば、彼のほうも「好きな女性のサポートがしたいけど、できていない」という状況のなかで無力感を募らせ、気持ちが離れてしまった可能性も。彼も弱っている時期だからこそ、誰かの役に立つことで自信を得たかったのかもしれません。もしこの可能性を感じるのであれば、今後パートナーができたときには、「相手のお陰で助かっていること、相手がいるから安心して輝けていること」を積極的に伝え、支え合いのバランスを取ってみるのもお勧めです。「“目立つ女性”にだってサポートが必要なんだ。あなたのサポートがあるから頑張れるんだ」ということをしっかり相手と共有できるならば、きっと今回の彼とは違う展望が望めると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年03月30日「私、バカでした」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30代のトピ主さんは心にぽっかりと穴が開いていた時期に、男性の友人と「誘われるがまま、関係を持って」しまい、何度かそれが続いて好きになってしまったとか。しかし、彼には真剣交際をする心づもりはなく、トピ主さんはいっそうの“抜け殻状態”に。「情けなくて、私、いい年してバカだった」「毎日が過ぎていくだけで、気力が沸かない」とつらい心境をつづっています。逃げ込んだ先を「間違えた」ときは現在は、「なんとか頑張らないとと思い、目の前にあることを必死にしている」「忘れっぽかったり」集中できない状態にある、というトピ主さん。元気な自分に立ち直っていくためにも、まず「いまの自分を許すこと」から始めていきましょう。彼とのことが起こる前、トピ主さんは大好きな人への失恋、仕事が上手くいかない、大切な友人と死別、といった出来事が続いていたそうですね。つらいことから目を背けたくて、一時期、異性との関係に逃げ込んでしまった……なんて経験がある人は、男女問わず決して少数ではないと思います。今回のことは「どん底からの逃げだった」という言及もありますが、つまりは逃げ込んだ先にも、望むような幸せはなかった。であれば、そこからもまた逃げるのみ、です。「避難先を間違えちゃった!」くらいの気持ちで素早く見切りを付けて、自分が心地いい気分でいられる場所を探していきましょう。「相手に立ち去られて座りこむ被害者」ではなく、「自分の足で颯爽と立ち去っていく」イメージを持つことが重要です。彼は「今は彼女を作る気がない」「グレーな関係だから長く続くんだ」等々と言ったそうですが、彼の望む関係性と自分の望む関係性が違っていた。それだけです。「私は都合のいい女だったんだな」という記述もありますが、そのように自分をラベリングするのもやめること。自分という人物の認識を“惨めなもの”にしてしまうだけで、少しもトピ主さんのためにならないからです。仮にそう指摘する他人がいたとしても、「自分で自分をいじめることはしない!」と決心しておきましょう。今回の彼とはただ、望むものが違っていただけ。本気の交際をする気がないことがわかったから、用がなくなった。だから、私は前に進む――。そのような“事実”に基づく認識に変えていきましょう。”抜け殻状態”だからこそ、見えてくる気づきもある「抜け殻状態」とのことですが、心に空洞を感じることは、はたしてそんなにも“ダメなこと”なのでしょうか? 「満ち足りた状態」「リア充」といった言葉のイメージから、心のなかがぎゅうぎゅうに詰まっている状態=良い状態のように思われがちですが、私は必ずしもそうは思いません。一度試しに、心に幾つかの穴を感じる状態=自然な状態だと捉えてみましょう。実はそのくらいのほうが、穴が満たされた瞬間の喜びや有難さにも気付きやすく、他人の小さな親切や優しさを謙虚に受け取れるものです。穴の存在を通じて自分自身を見つめ直せたり、弱っている人の気持ちがわかったり、世界の見え方が変わったり、いろいろな発見もあることでしょう。逆に、自分の心が満ち足りた状態だと慢心しすぎると、人はつい傲慢になって、大事なものを失ってしまう結果に陥ってしまうこともしばしばです。そうなって再び、心の穴の存在に気づく――。この繰り返しこそが人生と言えるかもしれません。そのように捉えてみれば、今回の彼に対しても「一時期、心の穴を埋めてくれて有難う」「でも、もう今の私には必要ないんだ」と、穏やかな気持ちで別れを告げられるかもしれませんね。学びを得るならば、経験は決して無駄にならない何より、今回のことでトピ主さんが「かりそめの恋愛で、心の穴を埋めることの虚しさ」に気づいたならば、それは大きな発見です。この出来事をうまく乗り越えられれば、今後、不運や不調が続く時期があっても、必要以上に“悲劇のヒロイン”とならず、静かに嵐が去るのを待てたり、自分で自分の気持ちを支えられるようになったりすることも期待できます。穏やかな心持ちを手に入れれば、心穏やかな関係を築ける相手にも出会いやすくなるでしょうし、仕事でも好循環が生まれやすくなると思います。いつか、「今回のことは良い勉強だった」と思える日が来るように。大事な自分の人生だ!と受け容れ、悲しいほう、つらいほうに流されることなく、しっかりと自分の足で歩いていきましょう。応援しています。(外山ゆひら)
2020年02月17日「彼女とケンカしてしまい別れそうです。」と題する男性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは30歳。交際1年が経つ頃から、26歳の恋人に何度かプロポーズをもちかけられていたそうです。しかし先日、喧嘩の流れでつい「結婚の話題が重かった」と言ってしまったところ、彼女はひどく落ち込み、別れを切り出してきたとか。トピ主さんは彼女の大切さに気づき、今からプロポーズをしようと思うが不安です……と読者に助言を求めています。コミュニケーションから「逃げた」ことが最大の原因かも交際1年の記念日、彼女は遠回しにではなく、はっきりと「プロポーズしてくれると思ってた」「プロポーズして」と伝えてきたとか。かなり勇気を出したのでしょうね。「年齢的にも出来るだけ早くがいい」と言い、泣き出すこともあったといいます。何度ぶつかっても明言しないトピ主さんの様子に、不安をつのらせていたのでしょう。そこへ来て「重かった」と言われたことで、ぷつんと気持ちの糸が切れてしまったのだろうと推測します。交際1年目の記念日の際に、「彼女とのコミュニケーションから逃げたこと」が、今回の別れの決断につながった最大の原因だと思います。些細なことに思えるかもしれませんが、真正面から向き合おうとした彼女に対し、トピ主さんは逃げてしまった。今すぐにプロポーズができないにしても、「彼女と結婚するつもりがあるかどうか」「なぜ今じゃだめなのか」等々、できるかぎりの返事をしようとする姿勢があれば、彼女の受け取り方は違っていたかもしれません。彼女もそれまでは曇りなく幸せな未来を描けていたのでしょうが、トピ主さんが「コミュニケーションから逃げた」ことにより、自分と同じ考えではないのか、大切な存在だとは思われていないのか……といった疑心暗鬼が膨らみ、この交際の未来に希望を抱けなくなっていったのかもしれません。多くの女性は「感情」と向き合っている時間が長い個人差は大いにありますが、一般的に女性は自他の「感情」に関心が強く、日々向き合っている時間も長いです。カップル間で何かがあって少しでも気持ちが濁ると、女性はその状態を放置できず、時間を費やして悩みがちです。しかしながら、男性は「いざ」とならないと気持ちに向き合わない傾向が強く、そもそも「感情」に興味が薄い人も少なくない。女性の感情には毎回絶対に向き合うべき、ということではないのですが、男性がついつい女性が出す重要なサインを見落としたり、真剣な話が面倒で無視をしたりしているうちに、女性側の気持ちが冷めていってしまう……というケースは非常に多く見受けます。さらに、そうした時期に女性の近くに“自分の望む未来”を描けそうな別の男性が現れると、そちらに気持ちを移してしまうことも。トピ主さんに未練はあったとしても、今の彼女がすでに別れの意思を固めてしまっていて、しかも別の男性に出会っているとしたら、挽回はなかなか難しいかもしれません。しかしながら、今回の喧嘩は偶然の出来事の様子。「ケンカするまではほんとに仲がよくて、楽しく過ごせていたと思う」とのことですし、ポジティブに見るならば、彼女も多少の不安は抱えていたものの、別れることまでは考えていなかった……という推測もできます。もしそうであれば、ここから真摯に結婚や彼女の気持ちに向き合っていくことで、挽回できる可能性も大。復縁できた場合は、「相手がコミュニケーションを取ろうとしたときに、曖昧に逃げない姿勢」をしっかり心がけていくといいと思います。「自分が望む結婚の時期や形」についても、話し合ってみようただし、「別れを撤回してもらいたいから」という動機だけで感情的に動くことには、少し注意も必要。トピ主さんがのちのち冷静になったときに、「やっぱり結婚はまだ早かったかも」などと後悔してしまう可能性もあるからです。投稿には、「自分のタイミングでプロポーズするつもりだった」「結婚に必要なお金だの用意も充分だとは思えず、困惑していた」といった記述も見られます。彼女と話せる機会が持てたら、まずは「プロポーズしたい」という言葉から逃げたこと、そして「重かった」という発言について、謝罪をすることは必須です。ただし、そこからは必要以上に彼女のご機嫌取りをするのではなく、これまでなぜプロポーズができなかったのか=自分から言いたかった、金銭面に不安があった、それでもあなたと結婚したい気持ちは固まっていた……等々、自分が思っていたこともきちんと伝えてみましょう。今の時点で何より確認したいのは、お互いに「結婚はこの相手としたい」という気持ちがあるかどうか、ですよね? その確認ができたら、そこから具体的にお互いが望む結婚の時期や形について、話し合ってみるといいと思います。結婚生活を始めるための準備期間が不十分だと思うならば、「今年中に籍を入れよう」等、時期を区切った約束をしてみてはどうでしょうか。無論、今回のことで「彼女を絶対に離したくない」と気づけたならば、あまり先々には延ばしすぎないほうがいいようには感じます。二人の関係が「雨降って地固まる」となるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2020年02月10日「結婚する覚悟が持てません」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。33歳のトピ主さんは先日、交際1年半になる男性からプロポーズを受けましたが、「申し訳ないことに結婚する覚悟が決められずにいる」とのこと。自分の収入は十分にあり、結婚願望も出産願望もないため、「健康な限りは一人で不自由なく、むしろ充実して生きていける」と思っているそうです。“結婚不適合”な考えの自分が結婚してうまくやっていけるのか、もし結婚しない選択をした場合、いずれ後悔する瞬間もあるだろうか……と問いかけています。 「自由を謳歌した満足感」が勝れば、後悔は少ない可能性も投稿には、トピ主さんが結婚をためらう理由も謙虚につづられています。自由な行動に制限が出てくる、家事の負担が女性に多く乗るのは納得がいかない、子どもを生んだら生活が変わるのが嫌……等々。「結婚した後の不安ばかりが脳裏をよぎる」という記述も見られます。「結婚に必要性や魅力を感じられないまま今日まできた」「海外旅行が好きで、自由に行ける気楽さも私にとってはかけがえのないもの」といった記述を見る限り、現状のところ、トピ主さんの気持ちは「結婚をしない選択」に傾いているようにお見受けしました。一方で、「40歳、50歳、と歳を重ねていく中で、『やっぱり結婚しておけばよかった』と後悔するのではないか」という心配もある――。迷いがある以上、どちらの選択をしても、いずれ「後悔を覚える瞬間」が訪れる可能性は高いでしょう。しかし、瞬間的に頭によぎる程度の後悔であれば問題はない、という見方もできます。後悔を覚える瞬間以上に、「やっぱり結婚してよかった」「あのとき、結婚しなくてよかった」と思える機会が多くあるかどうか……がポイントになってくるでしょう。仮に結婚しない選択をしたとして、「30代、40代を自由に謳歌できた満足感」が十分に得られていれば、40歳、50歳となった折、毎日落ち込むほどの深刻な後悔とはなりにくい、という見込みもできます。健康問題や家族の状況変化などでいずれ自由が効かなくなるまで、それこそ“後悔のないよう”思いきり好きなことを満喫しておけば、「自分の意思で、思うまま自由に生きたことへの満足感」が、「結婚をしなかった後悔」を越えない可能性も十分にあると推測します。「自分たちらしい結婚ができるかどうか」も、検討してみよう「一度も結婚しない人生でも構わない」と思えているかどうか……について再考してみるのもおすすめです。もしそこまでの覚悟はできておらず、「自分が結婚したいと思ったときに相手がいないかもしれない」という不安を覚えるのであれば、結婚のチャンスが訪れている今、周りの先輩たちが勧めるように、「一回してみる」のも良案だと思います。ただ投稿には、そもそも結婚願望や出産願望がない、という記述も。一生ひとりの人生でも平気だと思えているならば、今回のチャンスに焦る必要はないかもしれませんね。結婚は双方が「したい」と思ったときがベストタイミング、という考え方もできます。トピ主さんにとって、それが「今」でないならば、かつ、結婚しない人生にも不安を覚えていないならば、今回のチャンスを見送っても、後悔は少ないかもしれません。ただ、もしも今、彼と生きていく毎日に居心地の良さを覚えているならば、「結婚をあまり特別視せず、自分たちらしい結婚の形を模索する」という選択肢もあります。「彼を失いたくない」と思えるならば、それも立派な”結婚を決意する理由”になりえるでしょう。家事負担や生活の自由度については、事前にしっかり話し合うことで理解を得られるかもしれません。「家事は平等にしたい」「生活をあまり変えたくない」「ひとり旅にも行きたい」などと正直に伝えて、「そういう結婚でも良ければ、前向きに考えたい」と伝えてみるのも一案です。彼が家事をするタイプなのか、女性の自由を認められる考えの持ち主なのかどうかは、今までの交際から見えている部分もあるのでは? もしかしたら、「彼はそういう男性ではない(=性別役割分業の結婚の形を望んでいる)」と薄々感じているからこそ躊躇っているのかもしれませんが、そのあたりの価値観も含めて話し合ってみてはいかがでしょうか。「安心できる居場所」を欲したときが、結婚のタイミングかも!?男女問わず、「帰る場所を確保した上で、ちょっぴり自由も欲しい」という人は少なくありませんが、投稿を読む限り、トピ主さんはそうではなく、心から自由を好むタイプという印象も受けました。精神的に安心できる場所が欲しい、自分を無条件に受け入れてくれる相手がそばにいてほしい……といった願望は今のところない様子。いずれそうした気持ちが芽生えてきたときや、「多少の自由を失っても、一緒にいたい」と思える相手が現れるときが、結婚の最適なタイミングかもしれませんね。いずれにせよ、「誰かの意見ではなく、自分自身で決めること」「選んだ先の人生を、充実させられるよう努力すること」ができるならば、どちらを選んでも、後悔の少ない決断になると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年02月03日「彼氏のこと気持ち悪いと思ってしまった」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。同じ職場に年上の彼氏ができたトピ主さん。彼は「仕事ぶりはとても真面目でテキパキこなす」「連絡もマメだし思いやりもある」人物だそうですが、交際が始まってから好意を念押ししてきたり、漫画みたいなセリフを女性的な口調で言ったりと、急に“こじらせた中学生みたい”になり、トピ主さんは「キツい、気持ち悪い、重い」と思うようになったとか。この彼となんとか付き合っていく方法はありますか……と読者に問いかけています。恋愛モードの相手が「気持ち悪い」と感じる理由は?投稿には、「恋愛観の未熟さを除けば、真面目だし人を見下さない」「ご飯詳しいしお金かけてくれるしでデートはすごく楽しい」等々、彼の魅力についても言及されています。人としてはすてきだと思うけれど、恋愛の表情や態度を見せられると引いてしまう、受け入れがたいと感じる――。こういった場合の理由には、以下2つの可能性が考えられるかと思います。<A> お互いの気持ちに温度差がある二人の気持ちが同じくらい盛り上がっていれば、恋愛モードにある相手を「気持ち悪い」とか「重い」と感じることは少ないです。今回のケースも、彼のほうがトピ主さんへの気持ちや関心が強いために、こうした状況を生んだ可能性は大いにあるように感じました。交際初日に合鍵を渡されて戸惑った……といった記述もありますが、交際を決めた段階では、彼のほうが前のめりで、トピ主さんの気持ちはまだ育ちきっていなかったのでしょう。その後も交際を始められた喜びからか、彼のほうはさらにどんどんと盛り上がっていく一方で、それを受け止められないトピ主さんの気持ちは、比例するように冷めていった。そのために、「気持ち悪い」と感じる機会が増えてきたのだろうと推測します。<B> そもそも恋愛に対する価値観・スタンスが違うもし自分の大好きな相手や芸能人が、彼と同じような言動をしてきたとしたら、トピ主さんはどう感じるでしょうか? 過去の交際などを顧みつつ、ぜひ考えてみてください。「大好きな相手なら大丈夫」ということならば、(A)である可能性が高いでしょう。逆に、自分のほうが好きでたまらない相手からでも、「ああいうテンションや態度で来られると重い、気持ち悪い」と感じる……ということであれば、そもそも恋愛観やスタンスの違いが原因である可能性も。もしそうであれば、恋愛の相性はあまり良くないかもしれませんね。このあたりの価値観が異なると、お互いを喜ばせたり、居心地の良さを感じたりすることが難しくなりがちです。要望を伝えてみることで、良い変化が起こる可能性ももし(A)だった場合、「トピ主さんの気持ちが育つ期間」を作ることができれば、この先うまくいく可能性もゼロではないと思います。ただ、そのためには、彼に一旦「伝える」ことが必要になります。「本音を言うと超傷つけてしまいそうで怖い」「変にスネたり卑屈になったりされても困るし」とのことですが、もしも彼との関係を断ち切るのが惜しい、と思っているのであれば、少し勇気を出してみてはいかがでしょうか。彼の言動をあからさまに否定する必要はありませんので、「あまり恋愛モードで接されると、気持ちがついていかない」「もう少しゆっくり距離を縮めたい」等々、トピ主さんの“要望”として伝えるといいと思います。とはいえ、「友達としては良いのですが」といった一文にもあるとおり、すでにトピ主さんのなかでの答えは出ているような印象も受けます。気持ちが相当に冷めてしまっているのであれば、今から何を伝えたところで関係修復は難しいかもしれません。「縁を切るのは惜しい」という気持ちさえ湧いてこないようであれば、早めに別れを決断することも検討してみては。その場合は、わざわざ彼を傷つけるようなことを言わず、ただ「別れたい」「合わないと感じた」と伝えるのがベストのように思います。「交際前の期間」もしっかり設けてみよう「こんな経験今までなかった」とのことですが、今後同じような事態を避けるためには、「交際までの期間」を大事にしてみるのも一案です。海外などでは一般的なようですが、何度もデートを重ね、「色々な部分で価値観が合う、真剣な関係になりたい」とお互いが確信できてから、正式に交際をスタートする形です。今回の彼にしても、そういった期間を設けていれば「急いで付き合うことで破綻してしまう」といった流れは避けられたかもしれません。気持ちが完璧に育っていないと思ったら、「とりあえず付き合う」のではなく、「まだ気持ちが固まっていないけど、楽しいからデートは続けたい」などと伝える選択もあることは、頭の隅に置いておくといいかもしれません。お互いに“お試し期間”だという意識があれば、ゆっくり距離を縮めていきやすいですし、しっかり気持ちが高まった段階で、愛の言葉を交わしあえる関係になれることも期待できるでしょう。もし新しい道を進むのであれば、今後の参考にしてみてくださいね。応援しています。(外山ゆひら)
2020年01月27日「結婚=幸せという幻想を捨てられません」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。長年の“婚活疲れ”状態で、転職も繰り返しており、「ワークライフバランスのどちらもダメダメ」だというアラフォーのトピ主さん。「結婚さえ出来れば、仕事が少しうまくいかなくても、家庭がうまくいっていれば問題ないと思う」と持論を展開し、「結婚すれば幸せになれるんだ、というのは幻想でしょうか?」と問いかけています。結婚は、人生の不調を治せる“万能薬”ではないから投稿を読んでまず気になったのは、「仕事がうまくいかない→だから結婚したい」「人並みでありたい→だから結婚したい」など、結婚が人生の不調を治す“万能薬”のように語られている点です。とにかく結婚をしさえすれば、今のモヤモヤが解消する……と感じているようですね。確かに、結婚すればしばらくは、そうした気持ちを味わえるかもしれません。しかし、人間はとにかく「刺激に慣れる」生き物。美輪明宏さんも「(結婚したら)毎日がディズニーランドみたいに楽しいと思っていたら大間違い」などとよく仰っていますが、結婚をスペシャルなものだと考えすぎると、結婚しても結局、「こんなはずじゃなかった」の連続となってしまう可能性も。数年も経てば、今度は「どうしてうちは人並みの世帯年収がないのか」「人並みに子どもが欲しい」「仕事をしていないと肩身が狭い」等々、また新たなネガティブのタネを見つけて、モヤモヤと悩んでしまうかもしれません。逆に、結婚をあまり神格化せず、「結婚は今の自分の生活の延長線上にあるもの」として身の丈で捉えられている人や、色々な経験をして身の丈で捉えられるようになった人のほうが、落ち着いた結婚の決断をしている例が多いように感じます。では今のトピ主さんに合う相手とは、一体どんな人でしょうか? もし今出会えている男性たちで満足できていないならば、「自分自身」のほうを変えてみるのも一案です。たとえば、今よりも「周りの人に好かれる人間になる」「元気に毎日を暮らせるようになる」というだけでも、大きな成長です。不機嫌な人も増えている時代に「機嫌よく生きている」「他人をおおらかに受け止められる」といった長所を持っているだけでも、かなりの魅力になることでしょう。「それでも、私は素晴らしい」を口癖にしようまた投稿には、「(結婚も仕事も)どちらもダメだから、ものすごく劣等感を感じる」という一文も。トピ主さんの本質的な悩みは、実は「結婚や仕事そのもの」ではなく、「劣等感にがんじがらめになり、苦しめられていること」なのではないか……とも感じました。もし、そうした劣等感からの解放を目指すのであれば、方法は2つ。「劣等感をバネにして人一倍頑張る」か、「人と比べるのを徹底的に止める」か、どちらかです。「なにくそ」というパワーに変えられない劣等感ならば、百害あって一利なし。婚活でも仕事でも、とにかく今までになくがむしゃらに頑張ってみるか、さもなくば、心の訓練をして劣等感の“昇華”を目指してみるのもひとつです。もし後者を目指すのであれば、劣等感を感じそうな場所はできるだけ避ける。それでも人と比べる気持ちが湧いてきたときには、「それでも、私は素晴らしい。」と、心の中で何度も呟いてみるのもおすすめです。知人友人が持っているものを持っていないからと言って、トピ主さんが素晴らしくない、ということにはなりません。言葉が心に与える影響は結構侮れないので、ぜひ試してみてくだいね。「理想の結婚」を望むなら、ひとりで生きる可能性も心得ておこう「“結婚という行為”を本気でしたい」と思っている人は、ある程度の婚活期間で相手を見つけているケースが多いものですが、「自分の希望に沿う結婚がしたい」という思いが強い人は、なかなか最終結論を出せない傾向があるのは確かだと思います。トピ主さんも、もしかしたら後者なのかもしれませんね。無論、それもひとつの生き方ですし、理想を望むことは誰に批判されるべきものでもなく、個人の自由です。ただ「自分の希望や理想を叶える結婚がしたい」と思っているならば、「理想のものに巡り合わずに終わる可能性もある」という点は心得ておく必要があるでしょう。「希望に合わない相手と結婚するくらいなら、ひとりでいい」という覚悟があるかどうか……ということですね。ひとりで生きる可能性を受け入れられないならば、今よりももっと必死になり、「何が何でも結婚!」という決死の覚悟で婚活に臨んだほうが、結果に繋がりやすいかもしれません。まずは「劣等感」や「ひとりでいる覚悟」について、自分のスタンスを決めるところから始めてみてはいかがでしょうか。応援しています。(外山ゆひら)
2020年01月20日「自由に生きさせた娘が連れてきた彼氏は自由業」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。適齢期の娘がいるトピ主さん。連れてきた恋人がフリーランサーだったため、「結婚を考えているんだったら、積極的には賛成できない」「もっと安定した、堅実な職業の人がいいんじゃない?」と言うと、娘さんに「私には好きに自由に生きろと言っておいて、私の相手には逆のことを言うの?」と反論されてしまったそうです。わが子に望む生き方と、その相手に望む生き方は、一致すべきなのか……と読者に問いかけています。「職業しか分からない段階」で、急いで判断しなくていいのかも子どもの結婚相手に安定した仕事に就いている人物を望むのは、古今東西、多くの親となった人たちの「愛する我が子に苦労をさけたくないから」という偽らざる心理だと思います。収入が突然、激減するような可能性が低い相手のほうが、親としては安心して子どもを送り出せる、ということなのでしょう。とはいえ、堅実な相手なら子どもが幸せになれるのか……と言えば、そうではない例も多々あることは、トピ主さんも十分ご存知かと思います。ただ現状では、大切な我が子を預ける相手の情報が「職業」くらいしかないから、ついそれだけで判断してしまう……という側面はあるのかなと思います。ということで、まずは職業のことは一旦、ひとつの情報として脇に置いて、「娘が選んだ彼の良さを見つけてみよう」という姿勢で、定期的に交流の機会を持ってみるのも一案です。そのなかで、意外な彼の良さや頼もしさを発見できるかもしれないし、逆に職業以外に不安な点を見つけてしまう可能性もあるでしょう。しばらくフラットな目線で彼のことを知る期間を設けてから判断しても、遅くはないかもしれません。「子どもの成長を信じて注視する」のも、親にできるサポートそもそも相手を問わず、結婚の行く末は誰にも保証できません。結婚前はどんなに愛情深く、頼もしく我が子に寄り添っているように見えた相手でも、愛が冷めれば想像以上に冷淡に、卑怯な態度で接する人間に変貌することもある。結局どんな相手との結婚でも、我が子がすると決めたならば、親は子どもたちを信じて見守ることしかできない、とも言えます。しかし万が一、夫婦間で問題が起きたとしても、それを乗り越えていく子どもたちの力を信じ、応援し続けてあげるのも、親にできるサポートかもしれません。結婚も就職もそうですが、自分たちの助けの手が出せないような場所に子どもを送り出す日が来るのは、自然な流れ。助言はいくらでもしていいと思いますが、判断力やリスク回避能力、そして世の中を生き抜いていく力などが身に付き、「我が子も大人として成長してきたな」と感じられている部分があるならば、その後の様子や動向は注視しつつも、まずは委ねてみる……という寄り添い方もあることは、頭の隅に留めておいてもいいかもしれませんね。理論で語れない親の心理。「気持ちの言葉」で話してみようちなみにトピ主さんの夫は、彼のことを「組織に頼らず自力で生きているなんて、かっこいいじゃないか」「大賛成」と仰っているとか。たしかに、ひと口に自由業といっても色々な人がおり、組織に守られていないからこそ堅実に仕事に励んでいる人もいます。個人として色々な取引先の信頼を得て仕事を成り立たせているならば、変化の激しい現代を生き抜く力がある人物、という可能性もあるでしょう。もちろん、そうでない可能性も同等にあります。そういったことはトピ主さんも頭ではわかっているものの、家族内で孤立した気分になり、「私だけが間違っているの?」という気持ちで投稿されたのかもしれません。「わが子に望む生き方と、その相手に望む生き方は、一致すべきなのでしょうか」とのことですが、投稿全体がかなり理詰めで議論をされている様子も印象に残りました。ですが実際のところ、子どもの結婚を反対する心理に、弁論できるほどの理路整然とした根拠などないケースのほうが多いのではないでしょうか。「なんとなく不安だから」「同じ女性として、好ましくないタイプだと感じるから」「自分と同じ苦労をしてほしくないから」等々、感情面から子どもの結婚を反対しているケースは珍しくありません。理論で戦おうとするほど、お子さんからも理詰めの反論をされるだけで、平行線になってしまう可能性も。まずは「ただ心配なのよ。彼をよく知らないしね」といった“気持ちの言葉”で伝えてみてはいかがでしょうか。そうすれば、「じゃあ知り合う時間をつくるから」と娘さんも彼も、トピ主さんの理解を得るための努力をし始めるかもしれません。それに昔は「女性は結婚相手次第で幸せが決まる」などと言われていましたが、今は女性も自分の幸せを選べる時代。お互いに「結婚は2人で作っていくもの」という意識があり、協力体制が取れる相手かどうかのほうが、実は“幸せな結婚”の重要な要素となるかもしれません。そういったポイントを、カップルとしての2人の様子や関係性をしばらく見た上で、判断してみるのも一案です。以上、色々と挙げてきましたが、今後の出方を考える一助になれば幸いです。(外山ゆひら)
2020年01月13日「ネットで出会い初めて会うんですが、迷っています」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30歳代のトピ主さんには、1か月ほど前にネットで知り合い、毎日2時間以上も電話で話すほど打ち解けた関係になった男性がいます。その彼は隣県に住んでおり、泊まりで遊びに来たい……という話になったものの、トピ主さんは少し抵抗を感じ、友人にも「恐いからやめなと言われて迷ってしまっている」とのこと。この彼と会うべきか、やめるべきかと読者に意見を求めています。どんな相手も「完全に知る」ことはできないけれど今回のお悩みを考えるにあたって、まず前提として心得ておきたいのは、どんな出会い方をしても、極論、相手の本性をすべて知り尽くすことはできない、ということ。現実だろうとネットだろうと「知り合う前にどんな人かを知ること」には限界がありますし、よく知り合ってから結婚した相手が結婚後に豹変した……なんて例もないわけではありません。しかしながら、私たちは「この相手といるのは難しい」「この状況は自分にとって良くない」と気づいたときに、「離れる」という決断を下すことができます。自分や自分の幸せを守るためには、目を曇らせずに判断することが肝心です。上記を踏まえた上で、本題に戻りますね。ネットでの出会いは、色々な制約なく交流ができて自由度が高い分、現実よりも“玉石混交”であることは確かです。無作為に出会えてしまうため、普段の自分の世界にはいないような、恐ろしい考えを持った人や不誠実な相手とつながってしまう可能性もゼロではありません。また、対面で接するのであれば、本能や直感で感じ取れるものもありますが、ネットで交流する場合は情報が限られてしまう、というデメリットもあります。ただ一方で、対面で会うときに比べ、「その場のムードや相手の外見などに惑わされにくい」というメリットもあります。遠隔のやりとりで「相手の言動がおかしい」「自分と合わない」と感じた場合に、冷静に判断できやすい側面もあるでしょう。出会いに付随する「リスク」を減らすには1%でもリスクがある以上、トピ主さんを大切に思う友人や家族が「(ネットで知り合った相手と)会うのをやめたほうがいい」というのは当然だと思います。しかしトピ主さんは、素敵な出会いを求めて、彼とつながったんですよね。ネットを使って恋愛相手を探そうと思うなら、このリスクを上手に扱いながら会ってみないことには、関係は始まりません。実際にネットから真剣交際や結婚に至っているカップルもたくさんいますが、彼らもどこかのタイミングで、そのリスクを取っているはずです。リスクを軽減するには、“会い方”を工夫するのが最善です。初期の段階では、なるべく明るい時間帯や場所で、周りにも人がいる環境で、できれば自分の馴染みの地域や店などで会う……といった方法は比較的、安全性が高いと思います。「二人きりの状況にならないこと」を鉄則とし、冷静な判断力もなくさないよう努めましょう。少しでも違和感を覚えたら、絶対にそれを無視しないこと。会う前から「素敵な相手を見つけた!」などと一気に盛り上がりすぎないことも重要です。これらを心がけていれば、嫌な目や危険な目に遭うリスクは随分、減らせるかと思います。「信用できる相手か」を見極める際のポイント一度は「恐いから泊まりは無理」と意思表示したトピ主さんですが、結局は「寂しい」という彼に押され、泊まることにしてしまった……とのこと。「私のこと好きだけど手は出さないと約束してくれてます」とのことですが、それでも不安が残るから投稿されたのですよね? であればやはり今回の件は、今からでも泊まりを断るのが最善だと思います。「やっぱり怖いから今回は泊まらない。翌日の日中に会おう」と伝えて露骨に不機嫌になったり、トピ主さんを本気で責めたりするようならば、彼は自分の要求を満たしたいだけの身勝手な男性である可能性も感じます。なぜなら「これからきちんと向き合っていこう」と思う相手に対して、人は普通、慎重になるからです。ワガママや失礼なことをして嫌われたくない、縁を切られたくない……と思うからですね。相手が望んだことに「NO」と言っても、無理強いをしてこないし、こちらへの関心をなくさない。そういった相手は、きちんとした関係を築くつもりがある人物である可能性が高くなるでしょう。逆に言えば、知り合って間もない状況で、自分の要求ばかりを通そうとするのであれば、「関係を大事に育もう」という気がない人物かもしれない、ということです。今回の彼に関しても「こちらの意向を伝えても、何度も自分の要求を押し付けてきている」という点が気になります。もし、有給まで取って2時間もかけて会いに来てくれるのに……という負い目を感じて断りにくいのであれば、「これから良い関係を築くために、今回は泊まらないほうがいい」と考えてみてはいかがでしょうか。真剣交際をするためには、“人として”関係を育む時間も必要です。「NOを言っただけでダメになるならば、それは私に必要のない相手だ」というクールな覚悟もしっかり持っておけば、彼にしろ、別の男性にしろ、出会い方を問わず、これから素敵な相手に出会えるチャンスはたくさんあるかと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年01月06日「私と別れた後の元彼の1年」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんには職場に2年近く交際していた元カレがいますが、その彼が別の女性と「別れて1年も経たないうちに」結婚していたことに憤慨しています。「そういうことが出来る神経の人と付き合っていた自分が許せなくなり、恥ずかしく、時間を返してほしいと思うこともある」「突然時が止まったように、苦しくなる」とつらい心境を吐露し、よくあることかもしれないが助けてほしい……とつづっています。自分の本音を、丸ごと素直に認めてあげよう人生では、別れの不条理を経験することがありますよね。ついこの間まで、「一緒をともにしようか」と話しあっていた相手が、あっという間に別の相手との人生を選んでいく――。気持ちが切り替わっていない側からすれば、受け入れがたいと感じて当然だと思います。それでも、時間を巻き戻すことはできません。まずはトピ主さん自身の「苦しさ」を軽減する方法から考えていきましょう。投稿内には、彼との交際に疲れきっていた、うんざりしていた、自分が許せない、恥ずかしい……といった否定的な記述が並びますが、本当にそう感じているならば、「そういう相手なら、結果的に別れてよかったのかも」「縁がないなら、他の誰と結婚しようが関係ない」と思えるのではないでしょうか。上記のような気持ちも確かにあるのでしょうが、一方で、心の奥には「そんな彼でも好きだった、別れたくなかった」「私以外の女性を選んだことが悲しい」「彼と結婚したかった」といった気持ちもあるのではないでしょうか。それらをきちんと吐き出していないために苦しいのだろうと推測します。自分の悲しみや本音を認められないでいると、なかなかその気持ちは癒やされません。彼や男性への恨みが残り、どこか投げやりな生き方になってしまう可能性もあります。そうならないためにも、まずは今の自分の気持ちや状況を全面的に許して、受け止めてあげてください。「別れてつらかったね」「他の女性を選んだことは寂しいよね」と自分で自分に言ってみるのもいいでしょう。「あー、つらい!かなしいなー!」などと声に出すだけでも、効果があると思います。大人は「他人の恋愛」にそうそう踏み込まないまた投稿には、職場の先輩が開催した合コンで、彼は別の女性と知り合った……という説明も。「自分たちの交際を知っていた人間が、彼の幸せの味方をしたこと」にも傷ついている様子が伺えます。「先輩のせいで、彼は結婚してしまったじゃない!」と責めるような気持ちもあるのかもしれませんね。学生時代にこのような出来事があれば、周囲の誰かが「〇〇ちゃんを傷つけるなんて最低!」と怒ってくれたかもしれません。でも大人になると、他人の恋愛には必要以上に踏み込まない人が大半です。もしかしたらその先輩も、彼のことを内心「変わり身の早い奴だな」と思ったかもしれませんが、だからといって、彼と一緒に遊ぶのをやめようと思う理由にはならなかったのでしょうし、あるいは自分が合コンに行きたくて適当に周りに声をかけただけ、ということもあるでしょう。知り合ったのがどんなきっかけだったにしろ、結婚を決めたのは彼自身です。そのことをトピ主さんも頭では分かっているのでしょうが、先輩を憎んでも、残念ながらトピ主さんにとってプラスなことはひとつもありません。世の中は自分の味方になってくれる人ばかりではないですが、トピ主さんにはきっと「ひどい男だね!」と共感してくれる友達もいるはず。まずは安心して話せる友人に頼ってみるのが一番だと思います。いまは「自分の人生」だけに集中しようトピ主さんが「助かる」ために今後必要なことは、元カレも先輩も一切視野に入れず、とにかく“自分の人生”に集中すること。自分自身が笑顔で毎日を送れるようになることが、最重要ミッションです。「新しい恋人ができれば立ち直れる」と思うなら、仲良くなれそうな相手を積極的に探しに行きましょう。「そんな気力」はないと思うなら、旅行や趣味などに思いきり逃避してみてもいいし、仕事に没頭してキャリアアップにやりがいを見出してもいい。あるいは、傷ついた気持ちに寄り添ってくれる作品などに頼ってみるのもおすすめです。一例を挙げるならば、映画化もされた『阪急電車』(有川浩著、幻冬舎)という物語には、社内の後輩女性に乗り換えた元婚約者の結婚式に、ウェディングドレスを着て乗り込む……という女性が登場します。詳細は割愛しますが、彼女は最終的に行き場のない恨みから立ち直っていきます。作品を通じて誰かの生き様や言葉に共感したり、涙を流したりするなかで、心が優しく癒されていくことも期待できるでしょう。本当に立ち直るまでには、まだまだ紆余曲折あるかもしれませんし、何か月も何年もかかるかもしれません。それでも、最終的に自分を助けられるのは自分しかいない、ということはぜひ忘れないでくださいね。友人や家族からは大いに優しさをもらうといいと思いますが、本当の意味でトピ主さんの心を立て直せるのは、トピ主さんしかいません。急がなくても大丈夫ですが、その事実をしっかり受け止められたとき、再び人生に良い流れが起こってくるのではないかと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2019年12月23日「婚約者の服装がだらしない」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。入籍を控えているトピ主さん。お互いに30代半ばだそうですが、その彼の服装が「とにかくだらしない」「ダサい」ということに悩んでいます。指摘すると、「人の服装にとやかく言うな」と言われてしまうとか。彼と結婚するにあたって、気の持ちようについてアドバイスを求めています。今までは大丈夫だったのに、急に気になり始めた理由は?同じように服装にとやかく言われたら自分も嫌だと思うものの、「(服の)好き嫌い以前に、だらしない。だらしなくないはあるのでは」と主張しているトピ主さん。「裾をズルズル引きずってほつれたチノパン」「腰が丸見え」と詳細な様子も書かれていますが、たしかに人を不快にさせないような清潔感はある程度、社会人としてのマナーとされている部分もありますよね。今回の問題を紐解くにあたって、ひとつ注目したいのは「付き合うには(だらしない服装でも)別にいいやと思っていた」という一文です。ファッションへのこだわりが強い人、他人からの評価を気にしやすい人であれば、恋人時代から相手の服装は気になるのが一般的。「街で一緒に並んで歩くときに、彼氏(彼女)の格好が少し恥ずかしい」といった相談もよく見かけます。しかしトピ主さんの場合、今まではそうではなかったものの、いざ結婚するとなって気になり始めた。“結婚”が悩みの引き金になったということですね。結婚すると、社会的にひとつのユニットになりますから、おそらく「彼の評価が自分の評価にもなる」と強く感じ始めたのでしょう。恋人ならば「自己責任」の範疇だけれど、結婚相手となればそうは思えない。要するに、彼のだらしなさを「身内の恥」だと思うようになった……ということなのだろうと推測します。「人様から見て恥ずかしい」では、説得は難しい彼がトピ主さんの意見を頑なに聞き入れないのは、そうした動機を感じ取っているからかもしれません。実際、「人様から見て恥ずかしいから」という説得は、なかなか心に響きません。“世間体や人様の目”というのは非常にあいまいなものですし、そうしたものを重んじる度合いは、個人差も大きいからです。ということで、一度「(世間様から見て)だらしない」ではなく、「その服装はあんまり私の好みじゃないかも」「私はこういう服装が好きだな、時々は着てくれたら嬉しい」といった言い方をしてみてはいかがでしょうか。他の誰かではなく、「私が」がそう思う、という形で伝えるのですね。好きな女性からそう言われたら、ほとんどの方は多少なりとも気にすると思いますよ。その場では反発したとしても、いざデートとなれば少し小綺麗にしようか……という気持ちが生じてくることも期待できます。彼は「自分のことは自分で決める」と主張しているとのこと。誰かに強要されるのではなく「自分で変えようと思えれば、変える」という可能性も感じました。ファッションには、思い込みやコンプレックスも影響する彼は極寒の北国にいながら、わざわざ薄いコートを着て、Yシャツの中にダウンベストを着用して着ぶくれしている……とのこと。確かにあまり一般的ではない着方をしているようですね。しかし投稿を読む限り、「それがカッコイイと思っている」というこだわりも感じられますし、ファッションに完全に無頓着というわけでもなさそうです。もしかしたら、過去の誰かの言葉に影響されているか、自分なりのコンプレックスが影響している……ということもあるかもしれません。たとえば、自分の憧れのミュージシャンや俳優がそういう着こなしをしていた。昔好きだった女性が、そういう服の男性を「カッコイイ」と言っていた。あるいは「厚いコートを着ると太って見えるね」「スーツが似合わない」と誰かに言われた……などなど。強い動機づけがあると、それこそが正しいんだ、と強く信じ込んでしまうことは少なくありません。自分に置き換えてみると理解しやすいと思いますが、「足が太いから、絶対にミニスカートは履かない」「友達が似合うと言ってくれたから、赤い服をよく買う」等々、自分なりのこだわりって結構あったりしますよね。どんな洋服も着こなせるモデルさんならば話は別ですが、着たい服があっても「自分には似合わない」という信じ込みから、一方的に諦めることだってある。彼にも何かしら、そうした背景があってのチョイスなのかもしれません。二人で楽しく落ち着いて話せるタイミングがあれば、服のこだわりが何に由来しているのか、うまく聞き出してみるのもひとつ。「実は昔こんなことがあって、こういう服がいいと思っている」といった話を聞けたら、彼の思い込みをポジティブな方向に持っていく働きかけもしやすくなるかと思います。彼の服装が変わるかどうかは未知数ですが、一生を共にすると決めた相手。結婚自体に迷いはないようですし、彼の個性と受け止めつつ、自分から服装を変えてみようと思うような方向に持っていく“施策”を、少し時間をかけて気長に試してみてはいかがでしょうか。「だらしなくても好きだよ。でも清潔感を出してくれたら、もっと好きになっちゃうな〜」なんて言ってみれば、案外簡単に、彼の頑なな気持ちがほどける、なんてこともあるかもしれません。結婚を迎えた幸せを存分に謳歌しつつ、楽しむ気持ちも持ちながら、色々と試してみてくださいね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年12月16日「自分にガッカリしています」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚活でカップルとなれる成功率は高いものの、付き合っても結婚にはつながらない、というアラフォーのトピ主さん。最近、新しい彼とデートをしたものの既視感があって興ざめしてしまい、「せっかくのデートも楽しめない自分にガッカリ」しているとか。感動は年齢とともに薄れていくものなのか、今の彼にも別れの予感があるからなのか、そもそも一人でいたい性質なのか……と悩みつつ、「それでも結婚はしたい」と葛藤をつづっています。婚活から「結婚」につなげたいときの留意点交際には至るものの、結婚にはつながらないことについて、「(結婚が)上手くいく人と何が違うんでしょうか?」と問いかけているトピ主さん。まず一因として、「何が何でも“結婚”がしたい!」という気持ちになっていない点は関係しているように感じました。「現実の世界でドラマのようなトキメキってなかなかないんですね」とのことですが、本当に結婚がしたいのであれば、そのようなトキメキを感じなくとも、決断していく人は大勢います。トピ主さんはもしかしたら結婚生活よりも、愛し合える恋人を求めているのではないでしょうか。であれば、婚活という場はそぐわない可能性も。あからさまにお膳立てられた場所では頭で判断したり、心理的にプレシャーを感じたりで、自然な恋心は芽生えづらいからです。それでも「婚活の場で相手を見つけて、結婚をすること」にこだわるのであれば、これから好きになれるかもしれないと思える相手との出会いを大切にして、友達のような関係性から育んでいくのも一案です。双方に「この結婚を良いものにしよう」という気持ちがあれば、うまくいくケースは少なくないもの。「トキメキからではなく、一緒にいることで愛情を育てていく」という結婚のパターンもあることを、心に留めておくといいかもしれません。毎日を楽しめないのは、結婚のせいじゃないかも!?また投稿には「綺麗なものを見たり、美味しいものを食べたり、感情が盛り上がる時に、目の前の彼じゃない感というか、一人の方がもっと楽しいのに……と考えてしまいます」という記述も。しかし、ひとりなら楽しめるのかと言えば、そうとも言えないようです。「何をしていても楽しめなくなってきた」「喜ぶ気持ちや嬉しいことがどんどん減ってきて、この先は退屈な残りの人生が待っているかと思うと辛くなる」といった記述も見られます。要するにデートコースだけでなく、毎日の何もかもに既視感があって“新鮮さ”を感じられない……ということなのでしょう。結婚の有無に関わらず、ある程度の年齢を重ねると、こうした心境には陥りやすいです。このような状況から抜け出すには2つの選択肢があるかと思います。(1)「今を楽しむ気持ち」を自分で“意識的に”盛り上げていく(2)今いる「安心・安全な世界」から飛び出してみる(1)は言葉のとおり。「せっかくだから楽しもう」「人生を楽しめないなんてもったいない!」と、目の前にある毎日を自分で盛り上げる努力をしていく方法です。彼が提示するデートコースが退屈なら、自分が行ったことがない場所や行きたい場所をどんどん提案して、そこに一緒に出かけてみる……という姿勢にも繋がりますよね。「今日を楽しむぞ!」という気持ちがあるかないかで、その日の気分や言動は思いのほか変わってくるものです。(2)の場合も、「誰かに楽しいことを与えてもらおう」という受け身な姿勢は捨てることが肝心です。行ったことがない場所へやったことがない方法で出かけてみたり、新たなチャレンジをしてみたり、とにかくいつもと違う行動を選択する。誰かと一緒にでも構いませんが、人生で未経験の冒険をしてみれば、新しい楽しみを見つけられる可能性もあるでしょう。自ら移住をする人なども、こうした考えの人が多いように思います。「ドラマのような恋」は、人生のひと幕でしかないとしたら恋愛のトキメキにも、実は“能動性”が大きく関わっています。常にトキめいている人は、自分で自分の気持ちを盛り上げる資質や意欲を持っている人が多いです。だからこそ、恋に没頭できる。そうした資質や意欲が少ない人の場合、抗えないほどの引力で惹かれてしまう恋は、人生のなかで一度や二度あるかないか……というもの。だからこそ特別で、輝かしい思い出になるとも言えます。つまり多くの場合、人生の大半の時間は“ドラマのような恋”に彩られてはいない。でもこの事実を逆の視点から見るならば、「劇的な高揚感はなくとも、見慣れた毎日の楽しみ方を身に付ければ、人生の長い時間を幸せに過ごせる」という捉え方もできます。そうした生活こそが「結婚」だとしたら、トピ主さんにはどんな相手像が見えてきますか? もしかしたら「女性をときめかせるようなデートコースを知っていること」は大して重要なことではない、と気づけるかもしれません。以上、色々と書いてきましたが、どれが正解ということはありません。日常を楽しむ努力をするもよし、より強い刺激を求めて人生の冒険をするもよし、あるいは恋や結婚の価値を見直してみるもよし。トピ主さんに今ある大切な人生を、少しでも納得いく形にするための方向性を検討してみるといいと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2019年12月09日「私には趣味がないから彼氏で頭いっぱいになるの?」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際8かヶ月になる彼が「趣味や友達優先すること」への不満が拭いきれない、という20代半ばのトピ主さん。不満から別れ話を告げたところ、「お前には夢中になれる趣味や仲良い友達がいないから理解出来ないんじゃないのか」と言われてしまったそうで、「彼氏のことで頭がいっぱいになるのはそんなにいけないことでしょうか?」と問いかけています。「別れてもいい」と思える相手なら、こだわる必要はないかも彼の指摘どおり、トピ主さんは確かに「昔から彼氏ができたらそのことで頭がいっぱいになるタイプ」で、以前、親友からも「彼氏の話ばかり」「部活や友達のことはもういいの?本とか読まないの?」などと指摘されたことがあったとか。核心を突かれた感じもして深く傷ついた……とつづられています。これまでも「趣味や友達優先にするなら別れて」と何度か伝えており、そのたびに彼から「好きだし大切にしている」と言われ、思いとどまってきたとのこと。このまま何もしなければ、また同じことを繰り返すだけのように思います。(A)「彼と別れて、自分と近しい価値観の相手を探すか」(B)「彼とうまく付き合うために自分も変わるか」のいずれかの道を考えてみてはいかがでしょうか。(A)から説明しますね。投稿内に「別れたくない」という記述は一切見られませんし、今まで何度も「私を優先してくれないなら別れる」と言ってきた。ということは、トピ主さんにとって「自分を優先してほしい」という気持ちは、「彼と別れたくない」という気持ちより大きい……ということですよね。そう考えれば、今の彼にこだわる必要はないのでは? 気持ちが強くないならば、別れることもそう難しくはないはずです。「もっと私に時間やお金を割いてくれる相手がいい」という基準で別の相手を探したほうが、満足いく交際ができる可能性はあるでしょう。相手のどんな行為に愛情を感じるかは、人それぞれ違います。トピ主さんのように「自分に時間を使ってくれること」を愛情と感じる人もいれば、「自由な時間を与えてくれること」を愛情だと感じる人もいます。二人はもしかしたら、その相性が合っていないのかも。自分と同様、「恋人がいれば、趣味も友達づきあいも必要ない」というタイプの男性を探してみるのも一案です。互いの生き方を尊重できないと、関係は続かない続いて、(B)について。今の彼とやっていきたいと思うなら、「社交的で趣味も多い」彼の生き方(価値観)と、「いつもデートしたい」という自分の価値観の間で、折り合えるポイントを見つけることが必要です。「仕事以外の時間は全部私に使って!」という要求は諦める、ということですね。今のように別れ話を盾にして要求をぶつけあっていれば関係は悪化するばかりでしょうし、その前にお互いに歩み寄り、「これくらいならOK」という妥協点を見出してみてはいかがでしょうか。現在は週に1〜2回会っていて、時々は遊園地デートや一泊旅行にも出かけているとのこと。それで不満ということならば、週3回会えば満足なのか、もっと外出したいのか、あるいは元気がないときに側にいてほしいのか、レジャーなどで一緒に遊んでほしいのか、仕事帰りの時間を一緒に過ごしたいのか……等々。どのくらい会いたいのか、どういうときに側にいてほしいのかについても、具体的に考えてみましょう。それを彼に提示し、彼の考えもしっかり聞いた上で、「そしたら今後はこうやって会っていこう」と具体的に約束をする。約束をした後は、双方がそのラインをきちんと守っていくことも肝心です。核心を突かれた=変われるチャンスかも投稿には、「将来を見据えて付き合っているのに相手に対して時間もお金もさけないなんて私からすると信じられません」という一文も見られますが、四六時中、一緒にいることがイコール、将来を見据えて付き合うということになるのかといえば、それは少々疑問です。生涯のパートナーとなるためには、「お互いの生き方を尊重でき、お互いのために譲歩もできる関係を築くこと」が最も重要と言えるでしょう。見方を変えれば、今回の件はチャンスとも言えます。彼の言葉に「核心を突かれた」ということは、トピ主さんにも思い当たる節があったのでしょうし、これを機に、恋愛との向き合い方を変えてみよう、とトライしてみるのも一案です。「彼氏のことで頭がいっぱい」だとしても、そのエネルギーを恋愛以外のものにも向けてみてはいかがでしょうか。それは必ずしも、趣味や友達づきあいである必要はありません。遊びに興味がないならば、資格取得や副業、投資など実益のある時間の使い方もありますし、「彼と一緒に豊かに生きていくための目標」を立てて、それにエネルギーを注いでみるのもおすすめです。そうしているうちにトピ主さんは今以上に魅力的になり、彼のほうが「自分の時間を削ってでも一緒にいたい」と自発的に努力し始める可能性だってあると思います。彼と別れ、常に一緒にいられるような相手を探すのもひとつの選択ですが、彼との未来を望むならば、上記もぜひ参考にしてみてくださいね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年12月02日「当日にデートの時間を連絡してくる男性」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。気になる男子と2回デートをしたというトピ主さん。3回目に会う際、日程は決めたものの当日まで連絡がないことが続いて口論になり、その後、連絡を無視されてしまったのだか。進展の希望は途絶えたものの、「気になっていた人なので責められて少し悲しくなった」とのこと。私はどうすれば良かったのか……と問いかけています。デートのスムーズさは、相性の指針にもなる「自分は悪くない」と思っているものの望まない結末となってしまい、彼の態度も自身の挙動も責めている様子のトピ主さん。今回のケースはどちらが良い悪い、ということではないように思います。デートの約束がスムーズに運ばない場合は何かしら原因があるケースが多く、主に以下の3パターンが挙げられるかと思います。(1)時間感覚や、ストレスを感じるポイントなどの相性が合っていない「せめて前日までには時間を決めて連絡がほしい、というのは真面目すぎるのでしょうか」とのことですが、男女問わず、時間の感覚は個人差が非常に大きいです。世の中には「早々に詳細を確定しないと落ち着かない」という人もいれば、「当日の気分次第で動きたい」という人まで、様々にいます。ビジネスシーンであれば、マナーという意味でも“律儀な側”が正当と判断されがちですが、恋愛のシーンにおいては、それよりも「お互いがストレスを感じないかどうか」が重要になってきます。そういった意味で、「時間感覚」も重要な相性のひとつと言えるでしょう。(2)タイミングが合っていない社会人の恋愛では、タイミングも非常に重要です。仕事自体が忙しい時期もあれば、社内やクライアントとの社交に時間を使いたい時期があったり、ストレスや疲れで異性と会う気力・体力が湧いてこなかったりする日もある。こうしたタイミングが合わないと、お互いに気にはなっていても関係が流れてしまう、というケースも実際に少なくありません。「会いたい」「会える」というタイミングが合うことも、“縁”の一種なのかもしれません。(3)お互いの熱量が異なっているお互いへの恋心(熱量)に差がある場合も、デートが実現しにくいです。「気持ちの盛り上がり度合」が異なる場合、“熱量の低い側”のペースを無視して強引に会おうとすると、関係が切れてしまいがちです。(4)「異性との時間」を必要とする頻度が違う異性との時間を必要とする頻度がそもそも異なっている、という場合もあります。「恋人に会うのは月に一度で満足」という人もいれば、「毎日でも会いたい」という人もいる。この相性があまりに違っていると、うまくいかなくなるケースは多いようです。今回の場合、お互いに「3回目も会おう」とする姿勢はあったようですし、熱量や必要な頻度はそれほど違ってはいなかったのかもしれません。しかし時間感覚の相性が悪いのであれば、仮に交際できたとしても、デートの約束をするたびストレスや衝突が生じる可能性も。そう思えば、ここですっぱり縁が切れてよかった!という考え方もできますし、「ストレスなく、スムーズに会う約束ができる男性」の貴重さにも気付けることでしょう。これからは時間の相性が合う相手を探そう、という指針にもできるはずです。義務として押し付けず、「自分はこうしたい」を主張しようトピ主さんは今、連絡を無視されている……と感じているそうですが、このまま放っておけば案外、彼のほうから連絡がまた来るかもしれません。彼の反応を少し待ってみるにしろ、彼以外の男性に目を向けるにしろ、「約束を守らない相手には興味が減った」くらいの意識でいたほうが、好循環が起きやすいようにも思います。もし彼から連絡があったときは、「私は早めに時間が確定しないとストレスが溜まるタイプだから、今後も会うならば確実な日時に約束をしたい」とこちらの考えを伝えてみるのも一案です。女性から明確に「こうしてほしい」という主張を聞くと、「そういうもの」として対処を考え始めるのも男性に多い傾向。逆に、何も主張してこないのに女性に苛つかれている……という状況のほうが、男性にはストレスになりやすいようです。加えて、「恋愛初期に男性に義務を感じさせると、関係は壊れやすい」ということも心得ておくといいかもしれません。気持ちや関係が安定してからは義務に従う人も多いですが、恋愛になるかならないかの段階で“正論”を盾にして義務を押し付けられると、男性の恋心は冷めてしまいやすい傾向がある。せめて交際が始まるまでは、「特定の相手との約束の実現」にあまり固執すぎず、「お互いに会いたいから会っている、という気持ちが濁らないようにすること」を最優先に考え、少し長いスパンで見ながら関係を進めていくのもおすすめです。上記はあくまで傾向ではありますが、今後の参考になれば幸いです。彼に限らずですが、今後はできるだけストレスのないデートが実現していくといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年11月25日男性は好きな女性に対して、普段から何かしらのサインを送っているもの。もちろん積極的にアプローチするのが苦手な男性もいますが、彼らも好きな女性にだけこっそり見せる行動があるようなのです。そこで今回は、男性が好きな人にだけとる行動や何気ない質問についてご紹介。普段何気なく男性から聞かれる質問は、実は好意を示すものだったりするかもしれませんよ!■【内容別】男性からのその質問は脈あり?職場の男性や男友達から、プライベートな質問を受けたり、個人的な話題で盛り上がったりすることは、日々の暮らしのなかで普通にあることですよね。しかし男性からしたら、好意のある女性にしかしない質問があるのです。女性側としても、気になる男性から一歩踏み込んだ質問をされると、思わずドキッとして、相手の本心を探りたくなるもの…。男性からの質問にはどんなメッセージが込められているのか、質問内容・状況別に解説していきます。▼「彼氏いるの?」と聞く男性心理さりげない会話のなかで「彼氏いるの?」と聞かれることもありますよね。その質問に意味がある場合もない場合もあり、状況によってさまざま。考えられる状況は、以下の通り。1. 話題の流れでなんとなく聞いてみた2. 真面目に付き合いたいと思っている3. 女性として興味を持っている1は恋愛感情はないけれど、コミュニケーションの一つとしてなんとなく「彼氏いるの?」と質問するケース。例えば恋愛についてや普段の生活について話が及んだときなどに、相手のことを知る情報の一つとして、流れで聞くことが多いようです。年下の女性との会話で話題に困ったときなどに、年上の男性が場を盛り上げる話題として、彼氏の有無を聞くこともあるようです。2は男性が真面目に好意を持っていて、アプローチしていいかの確認のために聞くケース。多くの女性たちにとっては、好きな人に「彼氏いるの?」と聞かれたら、「付き合いたい」のメッセージが含まれているこのケースを一番期待しているのではないでしょうか。3は女性として魅力を感じているけれど、付き合うまでの気持ちに至っていないケース。これから関係が発展する健全な関係性もあれば、体目的として聞かれることもあるため、「彼氏いるの?」と聞かれても自分に好意があるかもなんて、勘違いしないようにしましょう。▼住んでいる場所を聞いてくる男性心理単純に話題を広げるために住んでいる場所を聞いて、もし知っている土地なら「あそこに◯◯っていうお店があるよね〜」と話を盛り上げるための質問であるケースもあります。しかし、飲み会などのはじめましてのシチュエーションで「どこに住んでるの?」という質問は脈アリの可能性大。お互いの家の距離は恋愛するにあたり大切なポイントにもなります。もし今後デートするとしたら、どこで会うのがベストか、探るために住んでいる場所を聞いていることが考えられます。▼休みの日を聞く男性の心理男性が休みの日についてたずねるのは、相手の生活パターンについて知りたいとき。デートに誘うためには休みの日の情報は必須です。何曜日が休みなのか、休みの日は何をしているのかなど、色々と質問される場合は好意を持たれている可能性が高いでしょう。さらに「休みの日は何してる?」の質問も、会話の糸口を探るためになんとなく質問するケースもありますが、なかにはどんな女性なのか知りたかったり、自分と趣味が合うどうかを確認したかったり、その後の発展を考えて質問をする場合もあります。もしあなたが質問してきた男性に好意があるのなら、その話の流れで自分からデートに誘うのもアリですよ!▼「最近どう」とLINEしてくる男性心理昔からの男友達や知り合いから突然「最近どう?」というLINEを受け取り、戸惑った経験はありませんか?そこにはどんな意図があるのか、特に意中の男性だった場合に気になってしまいますよね。「最近どう?」とLINEしてくる男性の考えられる心理は以下の通り。1. 暇つぶしに連絡してきた2. 相談ごとがある3. 酔った勢いで女性にカラミたかった4. 友達として現状が気になった5. 気になる相手の現状が知りたい6. 遊べる相手を探している好意があり、現状を探りたかったり、デートに誘うきっかけ作りとしてLINEを送ってくることももちろん考えられます。しかしそれ以外にも、単純に仲のよい友達の一人として現状確認のために連絡してくることもあれば、相談にのってほしいことがあり、そのきっかけとして「最近どう?」とLINEしてくるケースもあります。ただ注意したいのは1, 2, 6のパターン。確実に自分都合であり、あなたのことを軽く見ている証拠かも。体目的の遊び対象として扱われる可能性があるので、慎重に対応しましょう。▼「結婚しないの?」と聞く男性の心理「結婚しないの?」は聞かれる相手や状況によってデリカシーがないと感じてしまうことのある質問。好意を匂わせて質問してくることもあれば、単純な興味関心としてたずねられることもあります。「告白して付き合いたい」と思っているけれど、今後の結婚に対して相手がどう思っているのか、結婚観について知りたいとき。それ以外に、男性自身が年齢的に結婚を意識していて、同世代で結婚していない女性と考えを共有したり、考えを知りたいとき。そのほか、女性として魅力を感じているけれど、単純に遊び目的のため、遊びに適した相手を見定めるために質問をするケースもあるので要注意です。▼「◯◯は興味ある?」と特定の趣味について聞く男性心理趣味の話題は会話をつなぐために用いられることもあるため、ただ趣味について聞かれたからといってそこに恋愛感情があるとは言えません。しかし男性が好きなものや特定の趣味に対して「興味ある?」と聞いてくる場合は、あなたに好意を持っている可能性は大きいでしょう。男性にとって、付き合う女性と同じ趣味を持てるかは重要なポイントであるため、あなたのことを「いいな」と感じているけれど、付き合ってうまくいくかなと確認している状況とも言えるでしょう。▼「結婚してるの?」と聞く男性心理恋愛感情がなくても、話の流れや単純な興味から「結婚してるの?」と男性から聞かれることもあるでしょう。職場の男性社員と個人的な話題について会話になった時などがそのケースです。しかしお互いに恋愛感情が入る余地のない関係ならまだしも、通常男性が「結婚してるの?」と聞く場合は、少なからずあなたに魅力を感じている証拠でもあります。真面目に好意を抱いていて、今後の発展性のために質問するケースもあれば、女性として単純に魅力を感じたのでデートに誘ってもいいかを確認したくて聞くケースも。ただ前向きに好意を抱いてくれているならば問題はありませんが、遊び目的の関係として興味を持たれている可能性もあるため、男性の言動から本心をしっかり見極めることが重要です。■付き合う前に「俺のこと好き?」と聞かれたら!? 正しい返答方法付き合ってもいない男性から「俺のこと好き?」と聞かれたら、どんな女性だって戸惑ってしまいますよね。一体男性はどんな意図で質問をしているのでしょうか? 「俺のこと好き?」と聞かれて困ったときの返答方法についても解説します。▼付き合う前に「俺のこと好き?」と聞く男性心理そもそもこのような質問をする場合は、男性があなたに好意を抱いているのが大前提。ただ細かい意図は以下の通りです。1, 自分に好意を持っているかの確認2. 「私も好き」の言葉を待っている3. 自分から告白しようと思っている女性側の本心が知りたいと思っている場合や女性側の好意にも気づいていて、相手から告白してほしいと思っている場合、さらに告白の前置きとして聞いていることも考えられます。ただどちらにせよ、多くの場合、男性が正式にあなたと付き合いたいと考えるいるのは間違いないでしょう。▼付き合う前に「俺のこと好き?」と聞かれた場合の返答方法あなた自身も男性に好意がある場合は、ストレートに「好き」と伝えてみるのがよいでしょう。せっかく好きな男性に告白じみたことを言われているのに、この期に及んでじらしても逆にマイナス効果しかありません。ただ問題は、好意のない男性に聞かれた場合。曖昧な返事をしてしまうと、男性も「YES」だと勘違いしてしまったり、ずるずるとアプローチが続いてしまうので、気持ちがない場合ははっきりと好意がないことを言葉にすることがお互いにとってもよい方法でしょう。■まとめ女性側も好きな男性にしかとらない態度があるように、男性も同じく好きな女性にしか言わない言葉やふるまいがあります。ただ今回ご紹介した質問について前提となるのは、あなたとの関係性です。相手から全く恋愛感情を感じないようであれば、質問の1つひとつはあまり意味がないでしょう。しかし男女の関係としてお互いにどこか意識している雰囲気ならば、質問の内容も前向きに捉えることもできます。あくまで自分自身の勘に頼りながら、今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね!
2019年11月23日「彼氏の見た目好きになれない」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際半年になる29歳の恋人がいる、26歳のトピ主さん。彼は優しく、大切にもしてくれる「とても素敵な人」だそうですが、「見た目が全くタイプではない」のだとか。友人や母親からの評価も気になっており、「胸を張って、自慢の彼氏だと言えるようになりたい」がどうしたらいいか……と読者に問いかけています。「尊重できない彼」といて、お互い幸せになれる?彼は交際後7キロも痩せたり、ファッションや髪型を変えたりとかなり努力してくれているそうですが、「身長が低く、顔もソース顔で、おでこもM字にハゲてきている」とのこと。トピ主さんは「一緒に話していて楽しい」「好きだと感じるときもある」ものの、「見た目が気になってしまって、冷たく当たってしまう」「街中を歩くのが少し恥ずかしいな」と感じてしまうこともあるそうです。カップルや夫婦の中にも、「相手の容姿がタイプでない」という人は沢山いますが、「そんなことが気にならないくらい相手のことが好き」だと感じている人もいれば、あるいは心の中で整理が付いていて「容姿は〇〇だけど、でも相手のここが最高に素敵」だと肯定的に話す人もいます。「彼の魅力は、私がわかっているからいい」「自分の相手は彼以外は考えられない」という結論をちゃんと持っているのですね。しかしトピ主さんの投稿には、「優しくて大切にしてくれる、でもタイプではない」と否定的に終わっている文章がいくつも見られます。まずは綺麗事を抜きにして、「これは生理的な感覚(好み)だから仕方ない」と開き直ってみませんか。罪悪感に苛まれたところで、彼の容姿に納得がいっていないのは事実。「私も人のことをどうこう言える容姿でないのは重々承知している」とのことですが、どこかで「自分と彼は釣り合わない」という気持ちもあるのかもしれませんね。その上で考えてみてほしいのは、「尊重できない気持ちを抱えたまま彼と結婚して、彼も私も幸せになれるのだろうか」という点。彼の容姿について、トピ主さんの心の中で折り合いをつけなければ、このまま付き合っていても永遠に曇りのない幸せは感じられないかもしれません。一度「タイプの男性」と関わってみるのも一案荒療治ですが、一度トピ主さんのタイプだという「身長が高く、塩顔」な男性と仲良くなってみるのも手だと思います。恋人がいる立場なので深入りはしないとしても、そういう男性と少し恋愛的に関わってみることで、何かしら見えてくることがあるはずです。もしかしたら容姿がタイプで、しかも優しくて大切にしてくれる男性がいるかもしれないし、容姿がタイプでも、トピ主さんが喜ぶような優しさや幸せをくれない相手もいるかもしれない。あるいはタイプだからと舞い上がりすぎて、対等な立場が築けず自分がつらい思いをするかもしれない……等々、いろいろな可能性があるでしょう。いずれにせよ、容姿のよさがどれほど交際に大事なものなのか、そういう男性と自分はうまく関係を築けるのか、一度体験してみなければ迷いは消えないようにも思います。そうすることで、今の彼の良さや二人でいられる幸せに改めて気づけたり、心の整理を付けられたりする可能性はあるでしょう。「他の男性と関わるのは、彼に悪い」と思うかもしれませんが、今のように陰で彼の容姿を悪く言い続けるよりは良いのでは。どうしても気になるなら、彼に正直に「気持ちに迷いがある」と言って少し距離を置いてから、別の男性を見てみるのも一案です。「周りの目」に対する重要度は、年齢とともに下がりやすい投稿には、学生時代の友人たちの評判や、自分の母親に「あんまりイケテないね~」と言われたことも引っかかっている……という記述も。他人からの目を過剰に気にするのは、思春期〜20歳代の人に特に多い傾向です。ですが年齢を重ねると、徐々に「いかに周りから見た目のいいパートナーがいるか」よりも、「自分たちがいかに幸せに暮らしているか」のほうが重要になりやすいのも事実です。加えて、結婚などをすると親や友人とは自然に距離ができることもあり、周りの評判は今ほど気にならなくなってくる可能性もあるでしょう。とはいえ、他人の目を気にするかは個人差も大きく、“周りの目”を最重視して結婚相手を選ぶ人がいないわけではありません。「自分の人生には何が一番、必要なのか」を今一度じっくりと考えてみましょう。「パートナーの評判は、私の生きる張り合いになる!」というくらいこだわりがあるならば、あるいは「優しさより、評判がいいパートナーがいるほうが私は幸せだ」と思うならば、許容できる容姿の男性を選んだほうがトピ主さんは幸せを感じられるかもしれません。まさか彼に整形してもらうわけにはいかないでしょうし、「現状」を選ぶならば自分側の捉え方や考え方を変えるしかない。どうしても納得できないならば、別の選択肢(別れて別の男性を選ぶ)に進むしかない――。究極的には、この2軸で考えてみるのもおすすめです。迷いが晴れる結論が出るといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年11月18日「叶わない片想い」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30歳の同僚男性を好きになったという、アラフィフのトピ主さん。彼は「仕事もできるし、とても自分を持っていて、尊敬できる人」。しかし年齢差もあるし、社内に恋人もいる様子で、トピ主さんは恋愛対象としては見てもらえないと判断したため、「良き同僚としてお互い尊敬しあえる関係を保っていこうと覚悟した」とか。しかし、どうしても気持ちを抑えられない……と苦しい胸の内をつづっています。「望む距離感」が異なると、人間関係のバランスは崩れやすいこの先、彼が誰かと結婚して家庭を築いていく姿を見るのは“生き地獄”だと感じるものの、自分の気持ちを伝えて「同僚として良い関係すら無くなってしまったら」「彼のいない世界なんて耐えられない」という葛藤をつづっているトピ主さん。今までは「私と話している場面で彼が楽しそうなら、それだけで満足」だったそうですが、最近、彼がとてもそっけなく感じるとか。気持ちがバレて、避けられているのではないか……と落ち込んでいるそうです。つまり「彼がそっけなくなったと感じること」が、今回投稿した直接の引き金のようですね。彼が勘づいているかどうかは推測の域を出ませんが、社内の恋人から「仲良くするのを止めてほしい」と言われたり、期待を持たせないよう彼が自主的に接触を控えたり、といった可能性もあるでしょう。しかしながら、トピ主さん側が一方的にそっけないと感じてしまっているだけ……ということも十分に考えられます。お互いの望む距離感が異なると、人間関係がギクシャクしやすいのは事実。彼が同僚として普通の対応をしていたとしても、それがトピ主さんが望む距離よりも遠ければ、無意識に「距離を取られた、そっけない」と感じてしまいやすいです。そう感じて落ち込めば、態度も不自然になり、すると彼のほうも「最近なんだか普通に話せないな」と感じて、より距離が空いてしまう――。恋心を募らせると、そうした悪循環も生まれやすいという点は覚えておくと、平常心を取り戻すのに役立つかもしれません。女性の本気の好意を、彼はどう受け止めると思う?投稿には「釣り合いの取れる年齢だったら、玉砕覚悟で気持ちを伝えることだってできるのに」という記述も。トピ主さんにとって、“年齢”が大きな障害となっていることも読み取れます。15歳以上離れているとなれば気になって当然だと思いますが、年齢への意識は個人差も大きく、それを自ら身を引く理由とするかどうかはトピ主さん次第です。ひとつ、考えてみてほしいことがあります。彼は女性が大切に抱えている想いを迷惑がるような人物だと思いますか? 歳上の女性に「好きになってしまって、伝えられずにいられなかった」と告白されたら、「気持ち悪い、うっとうしい」とぶったぎるような男性だと思いますか?少しでもそう感じる節があるならば、告白せずに身を引いたほうが傷は浅くて済むでしょう。しかし世の中には、異性に真剣な想いを伝えられた際、たとえ好意に応えられないとしても、真摯な対応をする人もいます。もし彼がそういう人物ではないかと思うならば、玉砕覚悟でも気持ちを伝えることで、トピ主さんは清々しく諦めることができ、前に進める可能性もあるでしょう。「彼のいない世界」は容易に訪れるから見返りを求めず、ただ好きな“だけ”で満足できるならば、遠いところから想い続けるという道もあります。しかし、その後の投稿では、「彼に片想いすることが、すごく悪いことみたいで、もう辛い」といった思い詰めた様子もうかがえます。苦しい気持ちを抱えながら関わっていると、彼との関係をいっそう悪くしてしまう可能性は大。「しばらく距離を取って、熱を少し冷ましてみる」のも一案です。社内で顔を合わせるのは仕方ないとしても、2人きりの時間を作らない、仕事以外で彼と会いそうな場所には近づかない、ひとりで悩む時間を作らないよう工夫する……など毎日の行動パターンを変えてみるといいでしょう。それに「彼のいない世界なんて耐えられない」とのことですが、部署異動や転勤、あるいは彼の恋人が二人の関係をNOと言えば、“彼のいない世界”は簡単に訪れます。そのことだけは胸に留めておきましょう。それが嫌だと思うならば、“自分自身のために”告白してみるのも手。諦めるしかない状況に自分を追い込むのですね。叶わない片想いを本気で終わらせるためには「本気で諦めると決心すること」、そして「恋愛以外のものにエネルギーを向けていく努力」が肝心です。ステキな人に出会えたことや、幸せな気持ちをもらったことは、トピ主さんだけの宝物。恋をしたことを否定する必要はないと思います。ただ気持ちが膨らみすぎて自分が良くない状態に陥ったり、関係が悪化したりした際は、想いを伝えて終わらせる、距離を取るなどして「自ら恋を葬ること」も、人間関係を完全に壊さないためのひとつの手段と言えるかもしれません。無論、一か八か人間関係が壊れるのも覚悟で、恋心をぶつけてみるのもひとつの選択。どちらを選ぶかは自分次第です。大切な恋の気持ちを、できるだけ後味の悪くない形で着地させられるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年11月11日「未婚者は自己責任という上司」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。既婚で子持ちの上司が、職場の飲み会で「結婚につながらないような恋愛に時間を割いているのは自己責任だ」と言っているのを聞いて、モヤモヤしている……という未婚のトピ主さん。こんな上司の言葉をどう感じますか? と読者に意見を求めています。自己責任と主張するのは、今の自分が“順調”だからかも!?「自己責任」という言葉は、最近いろいろなところで耳にします。価値観の話なので万人に共通する正解はないのですが、今回の上司の言葉から、「世の中には恋愛や結婚を、自己責任だと捉えている人がいる」ということは分かりましたよね。一方で、トピ主さんのように「自己責任以外の要素も関係しているのではないか」と捉える人がいることも分かります。両者の違いを少し考えてましょう。その上司は「少なくとも社会人の恋愛は、結婚に至るためにするもの」という認識を持っている様子。おそらく結婚して子どもを持った自分の生き方や努力に自信があり、順調だと感じられているからこそ、「今は恋愛してるけど、まだ結婚はわからない、一生独身の可能性もあるし……」と発言した同僚を否定するようなことを言ったのだろうと推測できます。一方、トピ主さんは、結婚は相手のあることだし、自己責任というのは本人の過失みたいでキツい言葉だ、環境や相手に左右されるケースだってある……と感じたわけですね。確かに、片方がどんなに結婚する気で恋愛をしていても、相手の気が変わることもあるし、家族に反対されて破談になるケースもあれば、世の中や仕事の状況でタイミングを逸してしまうこともある。トピ主さんや同僚の方は、自分や他人の例から鑑みて「結婚は必ずしも自分の思いどおりにはなるものではない」と考えるようになったのかもしれませんね。となれば、上司はそうした人たちの気持ちや状況が“わからない”だけなのかもしれません。どうにもならない恋愛の状況や感情を経験したことがないか、「惚れた腫れたより、意志や世間体のほうが大事だ」と考えているのか、あるいは「自分を受け入れてくれて、結婚したがっている相手を見つけてパッとすればいいじゃないか」といったシンプルな捉え方をしているのかもしれません。色々な人の気持ちを考慮できる人物ならば、「たしかに結婚は縁だよね、タイミングもあるし」くらいに、やんわりと返したかもしれません。トピ主さんが、上司に対して「冷たさを感じた」のはその部分なのでしょう。上司という立場にある人なら、自分と違う状況にある人の気持ちを慮れるやさしさを持っていてほしかった……というガッカリ感もあったのかもしれませんね。「自分以外の立場にある人」の気持ちを慮るのは、意外と難しいのちの投稿で、トピ主さんは「(上司から)独身のままで人生を送るのは結果良くないと言われている気がしてしまい」モヤモヤしたのかも、といった自己分析もつづっています。推察どおり、おそらく上司は「未婚の人生は良くない」と思っているのでしょう。自分は結婚して幸せだからこそ、屈託なく「皆もそうすればいいのに」と思っているのかもしれないし、社会通念的に「それがあるべき姿だ」という価値観を持っているのかもしれない。自分の価値観こそが正しいと信じており、「未婚の人生を送っている人(送るかもしれない人)を理解するつもりがない」という可能性もあるでしょう。さりながら「自分と違う立場にある人を慮ること」は、実は誰にとっても結構難しいことです。結婚してみないと分からない既婚者の悩みもあるだろうし、上司である人の気持ちも上司になってみなければ分からない、とはよく聞きます。ポジティブな見方をするならば、その上司なりに、同僚の出世や将来を考えて言ったのかもしれないし、「実らない恋愛をしていないで、幸せになってほしい」という愛情があったのかもしれない……等々。そんなふうに捉えてみれば、トピ主さんのモヤモヤも少し軽減するのではないでしょうか。「人のふり見て我がふり直せ」な教訓としていこう無論、ただただ“自分のいる狭い世界”しか見えていないために、自分の価値観をまるで世論のように押し付けてくるような人もいます。そういう人に出会ったときは、「自分はああならないようにしよう」と、ひそかに教訓とさせてもらうのがベストかもしれませんね。「万物不変」なんて言葉もあるとおり、世の中や人生には“絶対に変わらないもの”など何ひとつありません。恋愛や結婚に限らずですが、自分の周囲で起こるすべての変化を自己責任だと捉えていたら、しんどくてつらくて生きていけないような局面もあるでしょう。できる努力はサボらないとしても、「人生には本人だけでコントロールしえない部分もある、運・不運もある」などと鷹揚に受け止められる、自分にも他人に優しい心は持っておきたいものですね。自分が望んだ状況にあるときに、そうではない人や異なる価値観の人を見て、「努力不足」「自己責任だ」と批判するのか、それとも静かに自分に訪れた幸運に感謝をするのか――。学ぶべきことが多いトピックだなと思いました。応援しています。
2019年11月04日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚