学資保険の代わりにドル建て・外貨建て終身保険に加入するのはどう?

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。

教育資金をためるのに学資保険にしようか、ドル建て保険にしようか迷っているでしょう。 



金利を比較すれば日本よりアメリカの方が高いから、受け取るお金もドル建て保険の方が確実に多くなりそうですね。 


実は、受け取ることができる金額は金利だけでなく、いろいろなものの影響を受けるため、保険の機能も含めて総合的に検討する必要があります。 


そこで、この記事では
 

  • ドル建て保険とは? 
  • ドル建て保険を学資保険の代わりにするメリット・デメリット 
  • 教育資金の準備にはどちらがよいか 
  • 学資保険の代わりにドル建て保険をおすすめする人・できない人 
  • おすすめのドル建て保険

にそって解説します。 


そもそも学資保険とドル建て保険は契約の目的が違うため、ドル建て保険を学資保険の代わりにしようとするには、いくつかの気をつけるべき点があります。 


この記事では基本的な違いや気を付けるべき点などを解説しますので、自分に最適な投資ができるように最後まで読んで下さい。

内容をまとめると

  1. ドル建て保険は学資保険の代わりになる
  2. ドル建て保険は高い返戻率、円安で受取額増加、選べる解約時期などのメリットがある
  3. ドル建て保険は円高で受取額減少、保険料(円)の変動、早期解約で返戻率低下などのデメリットがある
  4. ドル建て保険は投資でお金を増やしたい、分散投資したい、子どもの海外留学を予定してる人にはおすすめ
  5. 教育資金を確実に準備したい、元本割れしたくない、為替リスクを理解していない人にはおすすめできない
  6. ドル建て保険を学資保険代わりに検討している人は、無料保険相談で詳しい話を聞いてみるのがおすすめ
  7. 今ならスマホ1台で無料オンライン相談できるので、保険の悩みはすぐに解消

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そもそも外貨建て・ドル建て終身保険とは?



学資保険とドル建て保険の違いを解説する前に、そもそも外貨建てあるいはドル建て終身保険とは何かを説明します。


外貨建てあるいはドル建て保険も多様なものがありますが、この記事では米ドル建て終身保険を扱います。


ドル建て終身保険とは、円で保険料を払い、それでドルを買い保険に加入し、そして保険会社が運用し、増やしていくものです。


被保険者が死亡したとき、または途中解約したとき、運用したドルを再び円に換えて契約者(受取人)に保険金または解約返戻金として戻します。


このため、ドル建て保険には次のような特徴があります。

  • 金利が高いため運用益が大きい
  • 円での保険料額が変わる
  • 受け取る金額が変わる
  • 為替手数料が必要になる

国によって金利が違うと、金利の高い国で資金を運用した方がもうかるのが通例で、現在はアメリカの方が高い金利です。


ドル建て保険の保険料はドルであるため、為替の変動により円に換算した保険料が高くなったり安くなったりします。


同じように、ドルの返戻金を円に換金すると、円安だと多くなるが、円高だと少なくなってしまいます。

ドル建て終身保険は、学資保険の代わりになるの?

ドル建て保険は、学資保険の代わりになるのか、結論をいえば代わりになります。


ただし、ドル建て保険と学資保険は契約する目的が違い、したがってその機能も違うことを知って代用しなければなりません。


学資保険は子どもが入学したときなど、あらかじめ決めた時期に決めた金額が支払われます。


一方、ドル建て保険は被保険者が死亡したとき、または高度障害になったときに保険金が支払われます。


ところが、教育資金が必要なときにドル建て保険の保険金が支払われるというタイミングになることはまずありません。


したがって、教育資金が必要になったときにドル建て保険を解約して、その解約返戻金を教育資金に充てることになります。


このようにすればドル建て保険も立派に学資保険の代わりに利用することができます。


ただし、このとき注意しなければならないことは、返戻率為替損益です。


返戻率とは支払った保険料に対して最終的にいくら返ってくるかを数字にしたものです。

返戻率は100%を超えていれば儲けとなり、100%に満たなければ損になります。


※返戻率の計算式

返戻率(%)=解約返戻金の額/払込保険料総額x100

途中解約したとき、支払った保険料総額よりも返ってくる解約返戻金の方が多くなければ投資をした意味がありません。


また、為替損益とは1ドルが110円か100円かでは、1ドルで円を買ったときに10円の差があり、換金するときの為替によって得をしたり損をすることです。


したがって、解約返戻金を受け取るとき、為替差益の恩恵を受けることもあるが、逆に為替差損を被ることもあるということです。


いずれものちほど詳しく解説します。

ドル建て保険を学資保険の代わりに利用するメリットは?

ドル建て保険が学資保険の代わりになることを解説しましたが、ではドル建て保険に加入するメリットは何でしょう。


ドル建て保険に加入するメリットは

  • 高い返戻率が期待できる
  • 為替相場によっては受取金額が増える
  • 解約の時期を選ぶことができる

です。


以下それぞれのメリットを詳しく見てみましょう。

高い返戻率が期待できる

ドルは円よりも金利が高いために、途中解約したときには高い返戻率が期待できます。


現在日本の政策金利は-0.10%ですが、アメリカは0.25%であり、その差は0.35%もあります。


国債利回りは毎日変動しますが、2020年10月6日現在、日本の10年物国債利回りは0.03%ですが、アメリカの10年物の国債利回りは0.741%です。


保険の積立金利は運用により、政策金利や国債利回りより高く、多くは予定利率3%としています。


ドル建て保険の具体的な返戻率はのちほど紹介します。


一方、学資保険ではもちろん返戻率が100%を超えているところもありますが、100%を下回っているところもあります。

円安のタイミングなら、受け取り金額が増える

ドル建て保険の場合、既に説明したようにドルで保険金が下りるため円に換金する必要があります。


換金するときタイミングによって、受取金額が増減することに注意しなければなりません。


たとえば1万ドルの保険金が下りたとき、為替相場が1ドル=100円であれば100万円を受け取ることができます。


ところが、1ドル=110円であれば、110万円も受けとることができ、10%も得をした感じになります。


つまり、ドル建て保険の場合、円安のタイミングで換金すれば、金利を上回る利益を得ることができるメリットがあります。

解約の時期を選ぶことができる

学資保険の場合、保険金が下りる時期は進学したとき、入学したとき、卒業したときなどあらかじめ受け取る時期を決めています。


ところが、実際の子どもが成長したときに教育資金が必要となる時期は、当初予定したとおりにはならいこともあります。


たとえば、予想外に塾の費用が必要になったとか、大学へ進学しなかったとか、浪人したとかのケースが考えられます。


この様なときにドル建て保険の場合では解約、つまり解約返戻金を受け取る時期を自由に選ぶことができるメリットがあります。


ここで大切なことは、途中解約をして払った保険料総額よりも受け取る返戻金の方が少ないという元本割れをさせないことです。

ドル建て保険を学資保険の代わりに利用するデメリットは?

ここでは、ドル建て保険の公正な評価をするために、ドル建て保険を学資保険の代わりに利用するときのデメリットも解説します。


デメリットは

  • 円高の場合、受け取り金額が減る
  • 日本円での保険料の金額が変動する
  • 早期解約した場合、返戻率が下がる

です。


ドル建て保険を学資保険の代わりに利用するときは、このデメリットを回避してメリットを生かす方法を取ることがとても重要です。

円高の場合、受け取り金額が減る

前に円安のタイミングなら、受け取る金額が増えることを解説しましたが、ここでは逆に、円高の場合、受け取る金額が減ることを説明しなければなりません。


為替変動はドル建て保険の場合、メリットもにデメリットにもなり得ます。


たとえば1万ドルの保険金を円に換金するときに、1ドル=110円なら110万円が手元に入りますが、これより円高の1ドル=100円なら100万円しか入りません。


この様な場合は、しばらくドルで保有しておき、円安になったときを見はからって換金する据置の方法をとることも1つの方法です。


ただし、資金が手元に入る時期が大きく遅れてしまい、必要なときに入らないということも考慮に入れなければなりません。

日本円での保険料の金額が変動する

ドル建て保険の保険料額はドルで決められていますので、日本円での保険料額が変動します。


月々の保険料が10ドルの保険で、1ドル=100円ならば月々1,000円払えばよいわけですが、1ドル110円になれば月々1100円も払わなければなりません。


月々ですから額は小さいですが、長い間円安が続けばこの場合10%という大きな損になる可能性もあります。


もちろん逆に、円高が長く続く可能性もあるため、必ずデメリットになるとも断定はできませんが、リスクを伴うことに間違いありません。


加入する時期を選べるのなら、ドル建て保険は円高のときに加入すると有利になります。

早期解約した場合、返戻率が下がる

貯蓄性のある保険は早期の段階で解約した場合、返戻率が下がるのが一般的です。


たとえば、ドル建て終身保険で月額が176.20ドル、35歳で加入したときの払い済み保険料総額と解約返戻金の額を下表に示します。

経過年数払い済み保険料
総額
解約返戻金
返戻率
5年10,572ドル7,760ドル
73.4%
10年21,144ドル18,250ドル
86.3%
15年31,716ドル29,170ドル
92.0%
20年42,288ドル41,440ドル
98.0%
25年52,860ドル55,350ドル
104.7%


金額や返戻率は保険によって違いますが、この例では10年のときの返戻率は約86%、20年では約98%、25年で約105%と早い時期の解約ほど返戻率は下がります。


したがって、払い済み保険料総額以上の返戻金を得ようとすれば、ある程度長く保険に加入したあとでないと解約できないとうデメリットがあります。


ただし、学資保険でも早期に解約したときには返戻率100%を割るものがほとんどであるのは同じです。


ドル建て保険を学資保険代わりに検討している人は、無料保険相談で詳しい話を聞いてみるのがおすすめです。今ならスマホ1台で無料オンライン相談できるので、保険の悩みはすぐに解消できます。

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ドル建て保険と学資保険、教育資金の準備にはどっちがよい?

ドル建て保険で教育資金を準備する場合のメリットとデメリットを説明しましたが、結局どちらがよいのでしょうか。


そこでここでは、どちらを選べばよいか下記の3つの視点から解説します。

  • ドル建て保険と学資保険の比較
  • ドル建て保険を利用する際の注意点
  • 確実に貯めるか、投資目的で貯めるか


どちらを選べばよいかは、人それぞれの状況によって違うことを理解してください。

ドル建て保険と円建て学資保険の比較

ドル建て保険を学資保険の代わりに利用するときのメリットとデメリットを解説しましたが、それらをもう少し詳しくまとめて下の表に示します。


項目のなかの何を重視するかで、どちらを選ぶかの参考になるでしょう。

項目ドル建て終身保険学資保険
積立金利高い低い
円での保険料変動あり一定
保険金の支払時期死亡したとき
決まっている
教育資金の入手時期解約したとき契約時に決める
為替手数料ありなし
為替損益ありなし
元本割れ可能性あり原則なし


たとえば、保険料が家計に与える影響が大きいので、保険料は一定でなければ困るという場合は学資保険がよいでしょう。


また、リスクはあるが為替差益を期待したいという場合であれば、ドル建て保険がよいでしょう。

学資保険の代わりにドル建て保険を利用する際の注意点は?

学資保険の代わりにドル建て保険を利用する際に、為替損益が重要な問題となり、その影響は、保険料と解約返戻金にでます。


保険料の支払い方法には、一時払いと月払いがあるものもあり、円高であれば一時払いで全額を払うのがよく、月払いよりも保険料は割安になる利点もあります。


反対に円安のときは月払いにし、やがては円高になることを期待するのがよいでしょう。


解約返戻金をもらうとき、円安であれば為替による利益が得られます。


反対に円高であれば、解約返戻金を換金せずにそのまま据え置くことも1つです。


為替差益を期待したい人は、据え置くことができる商品を検討してみてはどうでしょう。


途中解約することになるので、解約返戻金が元本割れしないように、保険料の払込期間を教育資金が必要なるときよりも早い時期にしておく必要があります。

確実に貯めたいなら円建て、リスク覚悟なら投資目的でドル建て

ドル建て保険と円建て学資保険のどちらがよいか、2つの保険の比較とドル建て保険の注意点を見てきました。


ここから結論づけられることは、確実に貯めたいなら円建て学資保険であり、リスク覚悟の投資目的であればドル建て保険になります。


つまり、生活費や教育資金にそれほど余裕がない人は学資保険が適しており、資金に余裕がありさらに増やしたい人はドル建て保険も適しています。


学資保険であれば毎月確実に溜まっていきますが、返戻率は現在100%前後が多く運用で増えることはあまり期待できません。


一方、ドル建て保険であれば現在予定利率が3%くらいで、さらなる運用益や為替差益も加われば大きく増やすことが期待できます。

学資保険の代わりにドル建てをおすすめする人

ここまでドル建て保険とは何か、ドル建て保険のメリット・デメリット、学資保険とドル建て保険のどちらがよいかについて解説してきました。


ここではより分かりやすく、学資保険の代わりにドル建て保険をおすすめな人はどのような人かを見てみましょう。


学資保険の代わりにドル建てをおすすめな人は

  • 投資目的でお金を増やしたい人
  • 資産を円以外に分散投資したい人
  • 子どもの海外留学を予定している人

などです。


以下、それぞれを詳しく見てみましょう。

投資目的でお金を増やしたい人

既に見てきたようにドル建て保険の利点は、積立利率が高いことと為替差益を期待できることです。


最近はアメリカの金利も低い傾向にあるとはいっても日本の金利よりも高いため、円の保険に加入するよりは有利です。


日本の国力低下に歯止めがかからないと言われており、10年、20年後の日本を想像すると現在よりもさらに国力が衰退していることが予想されます。


国力の低下はその国の通貨の価値が下がることであり、長期的に見て為替は今より円安方向に向かう可能性が大きいとも言われています。


長期の為替相場は大きな経済の流れに沿い、10年、20年後に換金することを考えれば為替差益も期待できます。

資産を円以外に分散投資したい人

前項で円の価値が下がるのではないかと書きましたが、どの通貨にしても資産をまとめて持っていると経済環境の影響を受けて資産価値が大きく変動しやすくなります。


資産価値の変動を小さくするには、投資先として株や債券、保険などに分散投資する方法や米ドル、豪ドル、ユーロ、円など異なる種類の通貨に分散投資する方法があります。


通貨価値は相対的なものですから、円とドルの関係でいえば円安になったということはドルの価値が上がったことであり、円高になったということはドルの価値が下がったということです。


このように異なる通貨に投資をしていれば、ある通貨の価値が下がっても他の通貨の価値が上がり、総体としてリスクは少なくなります。


米ドルは世界の基軸通貨であるため信用力も高く、長期に保有するには安全な資産といえます。

子供の海外留学を予定している人

グローバル時代のこの頃は子どもをグローバルな人材に育てたいと海外留学を考える人も少なくないでしょう。


米ドルが使えるところへ留学をすれば、当然ながら学費や生活費には米ドルが必要になります。


ドル建て保険があれば、日本から学資金や生活費を送金する手間がいらず為替相場の変動も気にしなくてよいことになります。


ドル建て保険を解約してドルのまま使えるので、円に換金する手数料も不要であることはメリットになります。


資金が必要になったときに、為替差損を気にせずいつでも解約できます。

学資保険の代わりにドル建てをおすすめできない人

前項とは逆に学資保険の代わりドル建て保険をおすすめできない人とは、どんな人でしょうか。


教育資金の準備にぜったい失敗しないためには、ここのところはひじょうに大切です。


ドル建て保険をおすすめできない人は

  • 教育資金を確実に準備したい人
  • 元本割れをしたくない人
  • 為替リスクを理解していない人

などです。


このような人は教育資金をドル建て保険で準備することに、くれぐれも慎重になりましょう。

教育資金を確実に準備したい人

教育資金を準備するのに、学資保険は契約時に受け取り時期、受け取り金額が決まるので安心です。


一方、ドル建て保険は受け取り時期も受け取り金額も決まっておらず、資金が必要なときに解約して教育資金とします。


ところが、そのときにいくらの教育資金が手に入るかは、為替や返戻率が変わるため分かりません。


他に資金があれば、足りない分に流用することができますが、そうでなければせっかく長期にわたって教育資金を準備してきたのに、目論見が外れたことになってしまいます。


学資保険は契約者(親)に万が一のことがあり以後の保険料を払えなくなったときは、保険料の支払が免除されるものが多いです。


この点からも学資保険は教育資金を確実に準備したい人におすすめです。

元本割れをしたくない人

ドル建て保険の問題の1つは元本割れしてしまう可能性があるということです。


最近10年間の円ドル相場を見てみると、1ドルに対して円は約76円から約125円まで変動しています。


125円のときにドル商品を買って、76円のときにその商品を売ると76円しか手元に入らないことになります。


125円から見れば76円は約60%であり、これでは利率が高くても元本割れしてしまいます。


この様なケースは極端で、わざわざドルがいちばん高いときに買って、いちばん安いときに売る人はいないでしょう。


しかし、ここまで極端でなくても資金が必要となる時期は選べないため、そのときの為替相場から似たようなケースになる可能性はあります。


したがって、絶対に元本割れをしたくない人に学資保険の代わりにドル建て保険をおすすめはできません。

為替リスクを理解していない人

前2項で為替リスクの結果、学資資金が目減りしたり元本割れしたりすることを解説しました。


為替のリスクをまとめると

  • 為替は必ず変動する
  • 為替の変動幅はひじょうに大きい場合もある
  • 為替の変動要因はさまざまであるため予測不可能である

です。


短期的にみて最近の為替の変動幅は大きくないため、今後も長く小さな変動が続くだろうと楽観視するのは、為替リスクを理解していない人といえます。


為替が今後どの方向に動いていくかいろいろな人が予測しますが、それらを信用して投資をしようとする人は、為替リスクを理解している人とはいえないでしょう。


為替はどのように動くか予想は難しく得をすることもあるけれど、大損をしたときは仕方がないと考えられる人が、為替リスクを理解しているといえるでしょう。


ドル建て保険を学資保険代わりにすることを考えているなら、無料保険相談で保険のプロに相談してみてはいかがでしょうか。今ならスマホ1台で無料オンライン相談できるので、簡単に保険の悩みが解消できます。

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学資保険の代わりにドル建て保険に加入した人の体験談

ここでは、学資保険の代わりにドル建て保険に加入した人の体験談を紹介します。

※クラウドワークスで調査


今回紹介するのは、神奈川県のY・Kさんの体験談です。

  • 子供が生まれたら学資保険と思っていましたが、昔ほど返戻率は良くないということを知り教育資金の準備方法に迷っていました。そこで友人からドル建て保険が返戻率も高くてお得ということを聞き、初めて検討してみようと思いました。何社か検討した結果ドル建てを学資保険代わりに加入しました。ドル建てに詳しくない自分でも分かるように担当者が説明してくださり、安心して加入できました。返戻率も学資保険よりも数パーセントですが良いので満足です。
返戻率は以前よりも返戻率が低下している中で、ドル建て保険を学資保険の代わりとして加入する方もいるようです。

【他ランキング上位】学資保険の代わりにおすすめなドル建て保険を比較

ここまで学資保険の代わりになるドル建て保険の一般論を解説してきました。


ここからは具体的におすすめなドル建て保険を比較します。


ここで紹介する保険は

  • メットライフ生命「ドルスマートs」
  • プレジデンシャル生命「米国ドル建終身保険」
  • ジブラルタル生命「米国ドル建終身保険」

です。


以下、それぞれの特徴を解説しますので、ドル建て保険を考えている人は最適な保険を見つける参考にして下さい。

メットライフ生命「ドルスマートs」

テレビCMでおなじみのメットライフ生命が販売している「ドルスマートs」です。


メットライフ生命の前身はアリコジャパンで、日本での外資系生命保険会社の老舗であり、外資系としては長い歴史を持っています。


ドルスマートs」は終身保険ですから、死亡・高度障害保障、資産運用、教育資金・老後資金の準備に適した保険です。


積立利率は2.5%が最低保証されていて安心ですが、利率変動型で毎月見直しされるため、高い運用利率が期待できる場合もあります。


保障内容・保険料・返戻率は?

保障内容は、被保険者が死亡したとき、または高度障害になったとき契約の保険金が支払われます。


 三大疾病に罹患したときや要介護状態になったときに備えて特約を付加することもできます。
 


保険料の1例として、保険金5万ドル、保険料払込期間が15年のときの月額保険料は次のようになります。

契約年齢男性女性
30歳135.35ドル120.25ドル
40歳162.55ドル143.25ドル
50歳198.45ドル172.40ドル


1ドル110円とすれば、550万円の保険金で、月額約13,000円から22,000円の保険料になります。 


不慮の事故で一定の身体障碍状態になったときには、それ以降の保険料が免除されます。 


30歳男性、15年払込満了、保険金10万ドル、月額保険料268.60ドルの場合の解約返戻金および返戻率は下の表のようになります。

経過年数払込保険料
総額
解約返戻率
返戻率
10年32,232ドル20,792ドル
64.5%
20年48,348ドル52,688ドル
108.9%
30年48,348ドル62,868ドル
130.0%

30年経てば返戻率が払込保険料総額の130%になりのは魅力的です。


「ドルスマートs」の口コミ・評判

※クラウドワークスで調査

返戻率が他のドル建てと比較すると断然良いです。

返戻率が他のドル建てと比較すると断然良いです。自分のように長期間運用しても構わないので高い返戻率を求めている人にはおすすめだと思います。今のところ順調に運用できているので解約するつもりはないぐらいです。

プルデンシャル生命「米国ドル建終身保険」

なじみが薄いかもしれませんが、アメリカンの大手保険・金融グループの一員であるプルデンシャル生命「米国ドル建終身保険」です。


終身生命保険であり、死亡・高度障害保障、資産運用、教育資金・老後資金の準備などに適しています。


保険金は一括払いのほか年金払いもあり、据置も可能です。


プルデンシャル生命の「米国ドル建終身保険」は利率固定型です。


保障内容・保険料・返戻率は?

プルデンシャル生命の保険商品はすべてオーダーメイドです。 


 死亡および高度障害に対して一生涯保証するものであり、特約によりリビングニーズや介護年金払いもありますが、詳細はオーダーメイドで組み立てることになります。 


 プルデンシャル生命の保険に加入するにはまず、ライフプランナーと呼ばれる営業社員のコンサルティングを受けなければなりません。 


 そして、打ち合わせによりお客に合った保険を一緒になって設計し、内容が決まれば契約するという方式をとっています。 


 したがって、代表例とか標準例のようなものはなく、「米国ドル建終身保険」として他社が作っているような例は公表されていません。 


他社のネット販売はシンプルで分かりやすいことを売りにしている反面、型にはまった商品になりがちですが、プルデンシャル生命はお客個人にきめ細かく合わせて販売します。 



人生設計や生活状況、保障への要望はひとり一人違い、それを保険に反映していると言えるでしょう。


「米国ドル建終身保険」の評判・口コミ

※クラウドワークスで調査

無理のない範囲で資産運用できるのがうれしい

ライフプランナーが自分に合った保障を設計してくれるため、無理のない範囲で資産運用できるのがうれしい。外貨建て商品のノウハウがある会社なのも安心できるポイント。

ジブラルタ生命「米国ドル建終身保険」

ジブラルタ生命米国ドル建終身保険」もおすすめできるドル建て保険です。


ジブラルタ生命も前項のプルデンシャル生命と同様、アメリカの金融大手プルデンシャルファイナンスの傘下にある保険会社です。


プルデンシャル生命と同様、販売商品は個別設計を行っており、自由度の高いのが特徴です。


また、団体保険に強みがあり、多くの全国規模の組織と提携しているように信用度は高いです。


保障内容・保険料・返戻率は?

ジブラルタ生命の『米国ドル建終身保険」は、死亡及び高度障害に対して一生涯保障する保険で、保険金は一括受け取りも年金受け取りも可能です。 


特約によりリビングニーズや介護保障を付加することもできます。


 契約者が不慮の事故に遭ったときは、それ以降保険料の支払いが免除される利点もあります。


 保険料の1例として、保険金10万ドル、保険料払込期間60歳の場合の契約年齢と保険料を下の表に示します。

契約年齢男性女性
30歳165.60ドル149.80ドル
40歳263.80ドル237.30ドル
50歳557.10ドル499.50ドル


次に、解約返戻金の例を下の表に示します。 


30歳男性、保険金10万ドル、保険料払込期間60歳、月額保険料165.60ドルの場合です。

解約年齢払込保険料
総額
解約返戻金
返戻率
50歳36,744ドル35,840ドル
97.5%
60歳59,616ドル60,340ドル
101.2%
70歳59,616ドル71,520ドル
120.0%
80歳59,616ドル82,870ドル
139.0%

60歳払い込みですから、60歳以上の払込保険料総額は変わりません。 


 解約返戻率が70歳で120%80歳で140%になるのは、老後にとても魅力的です。


「米国ドル建終身保険」の口コミ・評判

※クラウドワークスで調査

コツコツ積立を続けるモチベーションになる。

自分は貯金が苦手なタイプなので、コツコツ積立を続けるモチベーションになる。現状解約するつもりはないが、万が一解約しても長く保険料を払い込めば120%前後の返戻率と知り、加入を決めた。

(参考)コロナでドル建て保険の運用に影響はある?

2020年冬に全世界に感染拡大が始まった新型コロナウィルスは人々の生活や経済に大きな影響を与えました。


当然、ドル建て保険もその影響を免れることはできません。


ドル建て保険への影響の1つ目は為替の影響であり、2つ目は運用利率の影響です。


今ドル建て保険を持っている人、これからドル建て保険を検討している人は、ぜひ参考にして下さい。


それぞれについて解説します。

為替の影響

アメリカの政策金利は新型コロナ前は1.75%ありましたが、新型コロナが拡大した3月に引き下げられ0.25%となりました。


金利差が大きいために買われていたドルが、日米の金利差が小さくなると一転して売られ、円が買われるようになります。


事実、新型コロナの影響前の1月下旬はおおよそ1ドル110円でしたが、10月8日現在1ドル約106円と3.8%の円高になっています。


保険料が月額100ドルのドル建て保険の場合、今までは毎月1,100円を払っていたものが、円高のために現在は10,600円ですむことになります。


一方、保険金や解約返戻金が10万ドルのドル建て保険の場合、円に換金すると1月では1,100万円受け取れるものが、現在では1,060万円しか受け取ることができません。


つまり、円高の影響で保険料を払っている人は得ですが、解約返戻金を受け取る人は損になりました。

運用利率の影響

前に書いたようにアメリカの政策金利が下がった関係で、ドル建て保険の運用利率も下がる可能性が大きいです。


運用利率の最低保証をたとえば2.5%としていても、新型コロナ前は3%で運用していたものが、新型コロナ後は下がって2.5%をも下回る可能性もあります。


ただし、2.5%が最低保証であれば、2.5%は保障してくれますので、影響はさほど大きくはないとも言えますが、最低保証がない保険では影響は大きくなる可能性があります。


コロナの影響が長引けば、ドル建て保険の新規契約では最低保証利率や予定利率が下がる可能性があります。


これからドル建て保険を検討しようとしている人は、新型コロナが今後の経済に与える影響もしっかり見極めることが重要となります。

まとめ 学資保険の代わりにドル建て保険を利用するなら、デメリットもしっかり理解しよう

学資保険とドル建て保険、どっちがおすすめ、について解説しましたが、いかがでしたか。


今回の記事のポイントは

  • ドル建て保険は学資保険の代わりになる
  • ドル建て保険は高い返戻率、円安で受取額増加、選べる解約時期などのメリットがある
  • ドル建て保険は円高で受取額減少、保険料(円)の変動、早期解約で返戻率低下などのデメリットがある
  • ドル建て保険は投資でお金を増やしたい、分散投資したい、子どもの海外留学を予定してる人にはおすすめ
  • 逆に、教育資金を確実に準備したい、元本割れしたくない、為替リスクを理解していない人にはおすすめできない

でした。


学資保険は貯蓄目的ですが、現在の低金利時代では資金はほとんど増えないのが現状です。


そこで、注目されるのが金利が下がったとはいえ、まだ円よりも高いドル建て保険であり、資金を増やすために利用する価値はあるといえます。


ただし、ドル建て保険は投資であるため、デメリットやリスクをしっかり理解して利用しましょう。

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