写真家の篠山紀信による写真展「篠山紀信写真展 KISHIN meets ART」が、9月17日から17年4月5日まで彫刻の森美術館 本館ギャラリー、緑陰ギャラリーにて開催される。ヌードや都市風景、スターたちのポートレートなど、次々と発表される写真で様々な物議を醸してきた篠山紀信。同展では“アート”をテーマに、本館ギャラリーと緑陰ギャラリーの2会場を使用してそんな篠山紀信の写真世界を紹介する。本館ギャラリーでは、ヘンリー・ムーアやカール・ミレス、ジュリアーノ・ヴァンジなど同館所蔵の野外彫刻を写した写真作品の数々を展示。緑陰ギャラリーでは、数台のカメラを結合して撮影する篠山独特の手法「シノラマ」で撮影された写真を中心に、バルテュスや岡本太郎、草間彌生、森村泰昌など、これまで交流を重ねたアーティストやその仕事場の写真がダイナミックなスケールで展示される。これまであまり公開されることのなかった、篠山とアートの出合いを切り取った瞬間=“KISHIN meets ART”に触れられる機会となっている。【イベント情報】「篠山紀信写真展 KISHIN meets ART」会場:彫刻の森美術館 本館ギャラリー、緑陰ギャラリー住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121会期:9月17日~17年6月25日*好評につき会期延長時間:9:00~17:00料金:大人1,600円、高大生1,200円、小中生800円会期中無休
2016年08月06日原美術館にて、1960年代から現在まで常に写真界の先頭を走り続けてきた篠山紀信の個展「快楽の館」が、9月3日(土)~2017年1月9日(日)の期間開催される。美術館での篠山紀信展といえば、「篠山紀信 写真力」展が2012年以来全国各地の美術館を巡回中だが、本展はまったく異なるコンセプトによる、原美術館だけで開催するユニークな展覧会となる。写真作品「快楽の館」 カラー、モノクロあわせた約60点が展示される。テーマは、1938年完成の邸宅が元になった原美術館を、篠山紀信がカメラによって“快楽の館”に変貌させること。出品作品はすべて撮り下ろしの新作で、およそ30名にものぼるモデルを起用したヌード写真であり、そのすべてがこの原美術館で撮影されたものだ。「ここ(=原美術館)で撮った写真をここに帰す(=展示する)」というコンセプトは、原美術館で個展を開催することになったとき、まず篠山紀信氏が提案したアイデアなのだという。さらにプリントのいくつかは、まさに“撮影したその場所”の壁面に展示される。したがって、写真の中のイメージ=“かつて・ここに・あった”と、展覧会場にいるという現実=“いま・ここに・ある”が交錯し、幻惑的であると同時に、一種“倒錯”的とさえ言える鑑賞体験が生まれる。写真家篠山紀信にとって、もともと私邸だった原美術館という場は、“撮る欲望”をかきたて“撮る快楽”に浸れる場としての魅力を持っているのだという。そのため、本展は“ここだけ”で開催するもので、巡回展示は行われない。篠山紀信は日本大学芸術学部の卒業制作から現在に至るまで数多くのヌードを撮り、人が“裸であること”から創りだし得る表現に挑戦を続けている。今回も、当館を舞台に「快楽の館」を創りだすために、全作品の主題をヌードで一貫させた。原美術館だけでしか鑑賞し得ない、篠山紀信の恥美で幻惑的な世界をお見逃しなく。(text:cinemacafe.net)
2016年08月02日アイドルグループ・Sexy Zoneの菊池風磨が3日、東京・外神田のアーツ千代田3331で行われた、9日スタートの日本テレビ系ドラマ『時をかける少女』(毎週土曜21:00~21:54 ※初回は20分拡大/全5話)の完成披露試写会に登場。"時をかける"タイムリープ能力があったら「中高男子校だったので、共学を1回経験してみたい」と願望を語った。『時をかける少女』は、1965年に筒井康隆氏が発表してから、何度も実写化・アニメ化・舞台化されてきた青春小説の金字塔。主演の黒島結菜演じる"時を自由に超える=タイムリープ能力"を身につけた高校生・芳山未羽と、菊池演じる未来人・深町翔平(ケン・ソゴル)との、ひと夏の恋と青春を描いていく。このタイムリープ能力を持てたらどうするかという質問に、菊池は「中高男子校だったので、共学を1回経験してみたい」と回答。さらに踏み込んで、「共学で恋をしたい。片思いをしたいですね」と憧れを話した。男子校での中高6年間の制服は学ランだったそうだが、この日は衣装のブレザーを着て登場した菊池。どちらの制服が良いかを聞かれると、「学ランですかね」と答えており、愛着があるようだ。一方、主演・黒島の高校時代の制服は、黒と白のセーラー服で、「私、意外と地味だったので、頑張って靴下の色を変えるくらいでした」と述懐。3年間の一番の思い出は「アイスを食べた…」と、やはり地味な答えで、司会の辻岡義堂アナウンサーも思わず「しょうもな!」と口走ってしまった。同会には、未羽と翔平のクラスメイト・浅倉吾朗役を演じる竹内涼真も出席。竹内は、菊池に対し、「ずっとテレビで見てたし、会ったときは『本当にいるんだ』っていう感じでした」と振り返ったが、菊池は「そんなツチノコみたいなことあります!?」と突っ込んでいた。このように、チームワークの良いキャスト3人を中心に、撮影は順調に進んでいるそうで、第1話を見た菊池は「ジーンと来て、俺らの『時をかける少女』になってるな」と手応え。エンディングの曲が流れた際に、「本気で鳥肌が立ちました」といい、「(歌っている)NEWSの兄さんに会いたいなって思いました」と感慨を語った。
2016年07月04日日本テレビ系新土曜ドラマ「時をかける少女」“学生服限定”完成披露試写会が3日(日)に都内で行われ、W主演の黒島結菜、「Sexy Zone」の菊池風磨、共演の竹内涼真が出席した。「時を自在に超える能力」を身につけた少女の不思議な毎日と、未来からやって来た少年への初恋を描いた筒井康隆による人気小説のドラマ化。幾度となくアニメ化、実写化されてきた名作が、今回は少女だけでなく少年の目線からも物語が紡がれる。主人公の女子高生・芳山未羽役の黒島は、「いろいろアニメ・実写化されているのにアレンジの効き方がすごい。今までの中で一番遊び心がある」と自信をのぞかせれば、未来人・深町翔平役の菊池も「時代によって違う見せ方が生まれているので、僕たちも僕たちらしい、この時代らしいものができたらいいと強く思いました」と気合を持って臨んだことを告白。そして1話を鑑賞して、「俺らの『時をかける少女』になっているとジーンときて、エンディングがかかったときに鳥肌が立ちました」と感激した。この日、竹内が黒島のものまねをしたり、クロストークが止まらないほどの仲睦まじさを見せる3人。撮影中もアドリブの応酬のようで、黒島は「楽し過ぎて、クランクイン前に戻りたいと素直に心から思いました」吐露。菊池も「空き時間が4時間くらいあると、普通は寝たり、ひとりひとりの時間を過ごすけど、僕たちは台詞合わせをしていて、ヒートアップしてアドリブ祭りになっています」と、とにかく楽しい現場での様子を伝えた。高校時代の思い出も振り返る一同。竹内は「すごいモテたがり」だったが、実際は女子に呼び出されても他の男子への橋渡しを頼まれる役ばかりだったそうで、「もっとモテたかったなぁ。フラれてばっかりです」としみじみ。菊池は「中高男子校で男女感がなかったので、共学を経験してみたい。共学で恋をしたいです」と明かし、ファンのハートをくすぐった。新土曜ドラマ「時をかける少女」(毎週土曜・午後9時~9時54分)は7月9日から日本テレビ系で放送(初回20分拡大)(text:cinemacafe.net)
2016年07月03日篠山紀信展 快楽の館が、原美術館にて2016年9月3日(土)から2017年1月9日(月・祝)まで開催される。篠山紀信がカメラによって原美術館を快楽の館に変貌させること、をテーマにした個展。出品作品全てが、1960年代から現在まで常に写真界の先頭を走り続けてきた彼の撮り下ろしの新作となる。およそ30名にものぼるモデルを起用し、原美術館で撮影を行ったヌード写真を展示する。本展の特徴は、原美術館で撮影されたプリントのいくつかは、まさに撮影したその場所の壁面に展示する。写真の中のイメージと展覧会場にいるという現実が交錯し、幻惑的、倒錯的な鑑賞体験となることだろう。さらに、会場の常設展示作品(森村泰昌、宮島達男、奈良美智など)と篠山紀信による、ここでしかできないコラボレーションによる写真作品も紹介する。篠山紀信が変化させ、いつもとは違う雰囲気の原美術館に是非立ち寄ってみてはいかがだろうか。【開催概要】篠山紀信展 快楽の館会期:2016年9月3日(土)〜2017年1月9日(月・祝)会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25TEL:03-3445-0651(代表)開館時間:11:00〜17:00(11月23日をのぞく水曜は20:00まで、入館は閉館時刻の30分前まで)休館日:月曜日(祝日にあたる9月19日、10月10日、1月9日は開館)、9月20日、10月11日、12月26日〜1月4日入館料:一般 1,100円、大高生 700円、20名以上の団体は1人100円引
2016年07月03日NMB48からの卒業を発表している渡辺美優紀が、昨年4月より出演している読売テレビの情報バラエティー番組『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 19:00~19:56 ※関西ローカル)を6月17日放送分で卒業。NMB48の後輩・須藤凜々花が新レギュラーに加わることとなり、このほど、大阪市内の同局で渡辺と須藤が会見を行った。この日は、渡辺が共演者の笑福亭仁鶴、間寛平、たむらけんじらに後任の渡辺を紹介する引き継ぎのシーンを収録。須藤へのアドバイスを求められた渡辺は「寛平師匠の隣に座ると、結構“スキンシップ”がある」とトーク中にボディタッチされていたことを暴露し、寛平をタジタジに。たむらを「最後の最後に、えらい爆弾放り込んできよった!」と慌てさせて爆笑をさらうなど、トークを盛り上げていた。会見でこの爆弾発言について聞かれた渡辺は「寛平師匠のスキンシップはなぜか嫌な気がしない」と語り、「これって寛平師匠のパワーだと思うんですけど、何をされても許してしまう。私にとってアイドルみたいな存在でした」とニッコリ。「たくさん笑えて本当に楽しかったです」と収録を振り返った。また、レギュラーのバトンを渡す須藤を「MNB48のライブMCでとても印象に残る言葉を言ってくれる。後輩の中では一番といっていいぐらい、私をワクワクさせてくれる存在」と絶賛。「いつも通りの凜々花の力を出して、番組をほんわかさせてほしいと思います」とエールを送った。さらに、NMB48の卒業を控えた現在の心境を「こうしてひとつひとつの仕事を終えて、みなさんとお別れするのは寂しいですが、これから自分にどんなことができるのかな?という期待やワクワク感もすごくある」と語った渡辺。「やりたいことがいっぱいある。それを全部やってやろう!と思っています」と卒業後の活動に大きな意欲を見せていた。そんな渡辺の後を受け、「恐れ多い…」と恐縮する須藤だが、「みるきー先輩はフワフワしたやさしい雰囲気ですが、私は哲学と麻雀が趣味なので、一風変わった角度から攻めていきたい」と個性派トークに意気込み十分。すでに寛平とは“麻雀”の約束しているそうで、「次回の収録からは、手積みの麻雀を楽屋に持ち込んでアタックしたいと思います!」と張り切っていた。
2016年06月14日満を持してのハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』が公開中の紀里谷和明監督が、女性をメインターゲットにして、映像クリエイターを育成する「ラブストーリー・クリエイター・スクール」第1回の講義に講師として教壇に立った。紀里谷監督は、受講者たちに「極めて狭き門です。中途半端だと食っていけない」、そして「待っていたって絶対にチャンスなど来ません。自分から取りに行くしかない」など、シビアな言葉を投げかけた。最初は紀里谷監督からの問いに、返事すらしてなかった受講者たちも、彼らと真剣に向き合おうとする監督の姿勢に応えるように、次から次へと手を挙げて発言するようになっていく。紀里谷監督の「芸術家の定義は、自由の提示です」という力強い言葉が印象的だった。講義の後、紀里谷監督に単独インタビューをし、『ラスト・ナイツ』で得たことから、今後の新たな展望について話を聞いた。○くじけずに最後までいける人がどれだけいますか?受講者たちは、紀里谷監督がいかにしてハリウッド進出を果たせたのか、また、どうしたら映画監督として成功できるのかといったノウハウを聞き出そうとした。紀里谷監督は「多くの人は往々にして、すべてのことに正解があると思っている。『どうやったらみなさんが喜ぶようなものを作れますか?』と質問されても、それを知っていたら、みんながそれをやりますよね。もっとシンプルなことです。まずは、自分が描く絵を好きだと思えないといけない。たとえば、子どもが絵を描く時、お母さんが喜んでくれる絵は何だろうと思って描かないと思います。きっと、学校の先生なら『自分の好きな絵を描けばいいんじゃないの』と言いますよね」紀里谷監督は、毎回、監督の道は、そんなに甘いものではないと繰り返す。「くじけそうになった時、手を差し伸べて、そのままくじけずに最後までいける人がどれだけいますか? そんな簡単な話じゃない。成功、失敗という言葉自体、あまり好きじゃないのですが、手を差し伸べることは、本当にいいことなのかどうか、僕はわからないです。肝心なのは、その人がどれだけそれを欲しがっているかということで。本当にやりたいと思っている人は、手を差し伸べられなくてもやりますから」紀里谷監督は、『CASSHERN』(2004年)、『GOEMON』(2009年)、『ラスト・ナイツ』の3本を撮ってきた道のりは、本当にイバラの道だったと明かす。「本当に必死でした。それが人様にはなかなか伝わってないとは思うけど。きっと順風満帆で、やることがトントン拍子で運んでいったと思われていたんだと思う。でも、やっぱり死ぬほど努力しないと、先には行けない。僕はそれを才能とは言わない。能力だと思います。努力をする能力だったり、食い下がっていく能力、ダメと言われてもやるという能力です。それがない人は、人と似たようなものしか作っていない。誰だって頑張っているだろうけど、トップの人はもっと頑張っている。でも、世の中は、そういう正論を嫌うから、どうしようもない。『君たちは大丈夫。夢は信じていれば叶いますよ』と言うしかないんです」○劇場で苦戦しているのはなぜなのかクライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、アン・ソンギ、伊原剛志と、国際的な大スターたちを迎えた『ラスト・ナイツ』は、「忠臣蔵」をモチーフにした力強い人間ドラマとなった。本作のプロモーションで、紀里谷監督は全国110カ所を行脚して、名刺を4万枚配り、335媒体の取材を受けた。でも、封切られてみると、映画は興行ランキングで初登場12位という苦戦を強いられた。紀里谷監督は、その理由について考え続けたと告白。「観てくださった方々の評価も高かったし、取材もとことん受けました。でも、これだけ劇場で苦戦しているのはなぜなのかということを、ずっと公開後に考え続けてきました。それで行き着いた結論は、圧倒的じゃないからかなと。もちろん、映画には、宣伝方法や、企画、キャスト、原作など、いろんな力学が作用するけど、僕はそこの話にはしたくない。そこの領域にはいたくないんです。とにかく、人様に観ていただくには、もっと圧倒的じゃなければいけないと思う。それが映画を作るということの本文分、ものを作る人間の本文だと思います」宣伝活動で、実際に紀里谷監督のサポーターたちはどんどん増えていったが、興行にはつながらなかった。「僕の本分は、作品を宣伝する人間ではないけど、今回はとことんやってみました。でも、公開後の結果を見て、悩み苦しんだ挙句に出した答えが、そこでした。やはり、評価の高さが圧倒的じゃなかったんです。だから、僕は作り手として、さらにもっと努力をしなきゃいけない。今回、死ぬかと思うくらいやったけど、それでも足りなかった。本当に厳しい世界です」○プロモーションをしなくてもいい映画を作っていきたいしかし、紀里谷監督は今後もひるまず、前を見続けていく。「キャパが足りなかったということです。でも、1つずつやることにより、キャパは拡張していくはずだし、拡張した分だけの努力ができるようになっていくはず。今回やれるだけのことはやったから、それが僕のキャパだったということで。それしか答えが見つからないです。もちろん、今回やったことで、以前よりは、また拡張できたと思っています」渾身の3作を描き終えた今、紀里谷監督は、作品を描くための絵筆や絵の具が、以前より揃ってきたという手応えは感じている。いわば監督としてのシーズン1が終わり、次なるシーズン2へとステージを上げていく。「たぶん、もうあまりインタビューは受けないと思います。これは、インタビューが好きとか嫌いとかいう話ではなくて、プロモーションをしなくてもいい映画を作っていきたいということです。もちろん告知は必要ですが、もっと圧倒的なものを作っていきたいんです。いろんな意味で、もっと自分が高みに向かっていくしかない。熱量がまだ足りないということを、今回突きつけられたので。だからこれからなんです!」そう語ってくれた紀里谷監督の表情は、戦い抜いて、ひと息ついた侍のよう。"圧倒的"というのは、紀里谷監督が今後手掛ける作品のキーワードとなりそうだ。この人が、この先、どこまで登りつめていくのか、今後も追っていきたい。
2015年12月04日紀里谷和明監督の最新作『ラスト・ナイツ』が11月14日(土)に公開を迎え、東京・TOHO シネマズ日本橋で、日本人俳優として参加した伊原剛志と共に初日舞台挨拶を行った。ついに公開を迎え、「命がけで作った映画です。皆さんに見ていただいて、これからもっと大きな映画に育っていくことを心から願います」と、紀里谷監督は深々とお辞儀した。『ラスト・ナイツ』はモーガン・フリーマン、クライヴ・オーウェンという豪華キャストを主演に迎え、5年の歳月をかけて完成させ紀里谷監督の記念すべきハリウッドデビュー作。忠誠を誓った主君の仇を打ち、復讐を誓う戦士の一団を描いた壮大なアクションに仕上がった。映像では俳優の吐く息が白く、聞けばCGではなく極寒のチェコで撮影したという。紀里谷監督は「本当に寒くて、僕は南極使用のスーツでやっていました。寒すぎて役者の口が回らなくて」と言うと、伊原さんは、「あまりに寒かったので、ちょっと時間があるときにバナナを置いてみました。数時間置いていたら本当にカチカチで(笑)」と、極限の寒さを表すエピソードを披露した。本作では世界各国の俳優陣が名を連ねているが、日本勢からは伊原さんただ一人の出演となった。伊原さんの起用に関して紀里谷監督は「僭越ながら」と前置きしながら、「僕は、役者というものは現場以外でどう生きているかが重要だと思います。その人の生きざまが芝居の上で見えてくると信じています。伊原さんとは10年来付き合っていますが、話していても考え方も含めて男なんです。武士道的な考えをもっているので、伊原さんだと思いました」と、べた褒め。伊原さんは「ありがとうございます」と照れくさそうに一礼し、名優らと渡り合ったことに対して、「とにかく参加するときにモーガン・フリーマンやクライヴ・オーウェンと映ったときに、自分の存在が負けないようにしたいと思っていました。モニターを見たとき、『俺も大丈夫じゃないかな』と思いました」と冗談を交えながら、撮影現場での経験を誇っていた。公開に伴い、紀里谷監督は全国津々浦々でプロモーションを展開。本日までおよそ110カ所で約4万枚にのぼる数のビラ代わりの名刺を配った。「本当にそれだけの媒体の人々にインタビューしてもらえること自体、ありがたいことです。よく『すごいですね』と言われますが、映画は自分の子どものように思っていますので、何でもします。全く苦にならないんです」と、深い愛情を見せた。『ラスト・ナイツ』は本日より、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:ラスト・ナイツ 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Luka Productions
2015年11月14日『CASSHERN』『GOEMON』で強烈なインパクトを与えた紀里谷和明監督が、5年の歳月をかけて完成させたハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』が11月14日に公開を迎える。本作は、クライヴ・オーウェンとモーガン・フリーマンをキャストに迎え、不当な死をとげた主君の仇をとるために戦う騎士たちの"サムライ魂"を描いた作品。日本の『忠臣蔵』をベースに、国境を越えて人々の胸に響く物語が誕生した。10月下旬に東京国際映画祭でお披露目された時に「命をかけてこの映画を作ったつもりです」と、並々ならぬ思いを語っていた紀里谷監督。「あらゆる国籍の方と仕事をしたいと思った」「日本映画と世界映画が一つになっていけたら」などと、国籍の壁のない世界への思いも語っていたが、そもそも監督にはその概念がないという。本作では、多国籍なキャスト・スタッフが集結したが、それも監督にとってはごく当たり前のこと。今回のインタビューにおいても、国籍などにとらわれすぎている現代社会に対するメッセージが伝わってきた。――公開が近づいてきましたが、今どんなお気持ちですか?月並みですが、みなさんに見ていただきたい。事前情報や僕の作品への固定概念を横に置いて、見に来ていただきたいですね。――『CASSHERN』『GOEMON』では映像に驚かされましたが、本作では丁寧に描かれている感情の部分に心が動かされました。監督が本作で新たな挑戦として力を入れていたことを教えてください。"コントロールしない"ということでしょうか。監督というのは、何もかもコントロールできる"神"なんです。雪を降らせようと思ったらCGで降らせることができるし、宇宙にも行けるし、過去にも未来にも行ける。作品に参加している人たちに関してもコントロールできる立場であり、信じていないとコントロールしすぎてしまい、信じていればコントロールはそこまでしない。過去の作品ではコントロールしてしまっていたと思いますが、今回はコントロールしないように意識しました。それは、周りの人を信頼できるようになったということであり、また、自分のことも信じられるようになったのだと思います。――チェコの重厚な城や雪景色などの風景、そして俳優たちの表情に惹き込まれました。描くにあたって監督が特にこだわったことは?今回は美術や撮影、照明などは多分にスタッフにゆだね、演出に集中しました。そして、演出において何に注力したかというと"感情"。感情がモニター越しに伝わるのか、見てくださる方々にお届けできるのかということだけですね。――感情を引き出すにあたって、キャストの方たちにどのような働きかけをされていたのでしょうか。これだけのキャストなので、モーガン・フリーマンから何か引き出すこともないですし、みなさんそれをわかって現場にいらっしゃっているので、ほとんど何も言うことはないという感じでした。――なるほど。あまり口頭での指示というのはなかったんですね。アン・ソンギさんが後にインタビューで「お互いの目を見て成立していた。目を見れば監督が何を言おうとしているのかわかる領域での仕事だった」とおっしゃってくださっていて、すごくうれしかったです。モーガンもクライヴも、何をしようとしているのかみなさんわかっていました。僕としては、若い俳優さんに、自分が知らないことはやらないでくれと言いました。どういうことかと言うと、「自分はヨーロッパ人をやらなければいけないのか」と聞かれたことがあり、「そうじゃない。あなたの国にもこういう人はいるはずだ」と。武士道がいい例で、ヨーロッパだと騎士道になるし、アメリカだと自己犠牲の精神であり、しかもそれらは形があるわけではない。「自分の中にあるものにアクセスしてください」と強く言いました。――今回はキャストもスタッフもさまざまな国籍の方が参加されていますが、多国籍にした理由はそういった思いからでしょうか。そもそも自分自身に国籍という概念がないので、そういう思いはないです。悲しいかな現代社会、歴史上ずっと、常に線引きがされていて、それが当たり前だという社会になっています。そうではないことを言いたいというより、そもそもそうではないと。子供は国も人種もわからないし、上下関係や肩書もわからないけど、それがあるべき姿と思うんです。それが大人になるにつれて、洗脳されてそういうものだと思ってしまっているだけ。例えば、カブトムシの種類をいろいろ言われても、カブトムシはカブトムシですよね。それと同じだと思うんです。――監督が国籍を意識しないようになったのはなぜでしょうか。15歳からアメリカに行き、世界中旅をしているので、そもそもそういうものに希薄だったと思います。おそらく大人になっていないんですね。子供の時の感覚を引きずったままで。どうしてそういうものを強要されるのかと、学校に行っていた頃に思いましたし、そこから逃れるためにアメリカに行ったんです。アメリカでは緩かったですがやはり縛りはあるわけで、常に違和感を持って社会と対峙してきた感じはあります。――本作がハリウッド進出作となりましたが、映画作りに関して日本との違いはありましたか?特にないです。以前から海外でCMやPVを撮っているので、スタッフに関してもそんなに違いはないですし。ハリウッドにあこがれて行ったのではなく、単純に自分がやりたいことがあって、それを可能にしてくれるのがたまたま今は海外だったというだけで、それが中国であれば中国に行きますし、アフリカだったらアフリカに行きますし、日本でそれが可能であれば日本で撮ります。――現場で言葉の壁はなかったですか?ないですね。今回、CGチームとアクションチームが韓国のチームで、アクション監督は英語が片言でしたが、何も問題なかったです。CGチームにも英語が話せない人がいましたが問題ありませんでした。言葉が通じなくてもサッカーや野球ができるのと同じで、見ていればわかるんです。どこで撮影しても、映画の行程は同じですから。それに、同じ言語でしゃべっている日本人同士でも、伝わらないものは伝わらないです。何事も言葉ではないと思います。――確かにそうですね。最後に、映画を楽しみにしている人たちにメッセージをお願いします。デートで見てください。デートで見に行ったら女性は男の人のことを好きになると思うし、男性は女性のためにもっと強くなろうと思うと思います。好きな人と一緒に見てほしいです。■プロフィール紀里谷和明監督1968年、熊本県生まれ。15歳で単身渡米し、マサチューセッツ州にある全米有数のアートスクールでデザイン、音楽、絵画、写真などを学び、パーソンズ美術大学で建築を勉強。ニューヨーク在住時の1990年代半ばに写真家として活動を開始し、その後、映像クリエイターとして数多くのミュージックビデオなども制作。最近では、三代目 J Soul BrothersのPVが話題に。2004年に『CASSHERN』で映画監督デビューし、2009年には『GOEMON』を発表。監督第3作『ラスト・ナイツ』でハリウッドデビューを果たした。撮影:蔦野裕
2015年11月14日11月14日公開の最新作『ラスト・ナイツ』でハリウッド進出を果たした紀里谷和明監督。テレビ番組で映画批評家に対して痛烈な批判をしていた紀里谷監督に、批評家に対する本音を聞いた。15歳で単身渡米、デザインや音楽、絵画、写真、建築などを学び、ニューヨーク在住時の1990年代半ばに写真家として活動を開始し、その後、映像クリエイターとして数多くのミュージックビデオなどを手がけてきた紀里谷監督。2004年に『CASSHERN』で映画監督デビューし、2009年には『GOEMON』を発表、そして、5年の歳月をかけた渾身の第3作『ラスト・ナイツ』が完成した。過去2作品を振り返り、批評家に対して辛口な意見を発していた監督だが、その根底には、批評家が必要だからこそ役割をしっかり果たしてほしいとの思いがあるという。――テレビ番組で、映画批評家を批判されていましたが、本作においても批評家のコメントは意識しますか?まずはじめに、僕は批評家がいての業界だと思っています。そもそも、批評家がなぜ存在するかというと、「みなさん知らないと思いますが、こんなにすてきな作品がありますよ」と伝える機能を担っているんです。若手監督の作品でだれにも見てもらうチャンスがないものを、力のある批評家が推薦すると見てみようと思うかもしれない。その逆もあって、みんながすごいと言っているものを、そうではないと言うこともある。機能としては絶対に必要だと思います。ですから、批評家の存在自体を否定しているわけではなく、批評家自体が凝り固まってこうあるべきと言うのは、芸術という自由なものの可能性を狭めてしまうと心配しているんです。僕たちの仕事は、「こういう世界もあるのではないか」「こういう人間がいてもいいのではないか」「こういう考えがあってもいいのではないか」という自由の提案だと思います。なぜならば、現実社会は非常に不自由な社会であって、その中で苦しんでいる人に対して自由の提案をしているつもりなんです。例えば、自分はこういう人間でありたいという願いがあるのに、社会というものがそれを失速させていく。そこで、一人のキャラクターを使って「こういうことでしょ」と提案するわけです。そして、見た人が「そういうことなんだよ」って思ってくださるから、そこに感情移入していただいて、喜んでもらえる。そこには、圧倒的な自由がない限り、表現ができなくなってしまい、表現することはできてもお客さんに届けられないということになってしまう。批評家が「これはこういうものですよ」「こうでなければいけない」と言い始めたら、それはシステム的な人間です。そうなると、批評家の存在が逆に危ぶまれると思うんです。こちら側も批評家の存在が必要だからこそ、意見を述べたんです。これが何かのスタンダードに合致していないから違うと言われてしまうのは、どうなんだろうかと。自由を窒息させてほしくないですね。もちろん、今回の作品に関してもいろんな意見が出てくると思いますけど、届く人に届くといいなと思っています。撮影:蔦野裕
2015年11月13日紀里谷和明監督の最新作『ラスト・ナイツ』の女性限定試写会が11月5日(木)、都内で行われ、紀里谷監督をはじめ、大和悠河とホラン千秋が出席。女性陣の絶賛コメントに、紀里谷監督は「本当にうれしい。映画は自分の子どものようなもの」と喜びをかみしめた。紀里谷監督が初のハリウッド進出作として、「忠臣蔵」を題材に5年の歳月をかけて完成させた本作。架空の封建国家で、反逆罪に問われた師匠を自らの手で斬首した主人公が、忠誠を誓った主君の仇を討ち、堕落した権力者に反旗を翻す騎士道ファンタジー。クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマンら豪華なキャストが、日本人の心に宿る忠誠心、名誉、正義、尊厳といったテーマを体現する。「自分では意識していなかったが、試写を始めると女性から褒めていただくことが多い」と少し意外そうに語る紀里谷監督。一方、大和さんは「映画の至るところに、サムライ精神があふれている。外見はもちろん、ここまで内面がカッコいい男性はなかなかいない」、ホランさんは「心が癒され、目の保養にもなる。女性がこれほどドキドキできる映画はそうないはず」と女性目線で絶賛していた。大和さんといえば、王子役や騎士(ナイト)役として、多くの男役を演じてきた元宝塚歌劇団宙組トップスター。「以前は男性の演出家さんが『これが男の友情なんだ』と言っていても、よく理解できなかったけど、この映画を見ると、男性同士の熱い魂のつながりを知ることができる」と独自の視点で、魅力を語った。これにはホランさんも、「こんなにも相手を裏切らず、見返りも求めず、忠誠心を守る男性がいるなんてステキ」と乙女のまなざし。「さまざまな文化や人種が入りまじっているのに、違和感なくスッと世界観に入り込めるのは、すばらしい脚本と監督の演出があるからこそ」とうっとりしていた。そんな女性陣の発言に、「今日は(女性から支持される)ナゾが解けました」と納得顔の紀里谷監督。「大切なのはモノじゃなく、形にできないもの。言ってしまえば、愛を描いた映画。これからも人種や国籍、洋画や邦画といった、いろいろな“くくり”を取り払い、いい作品を世界中に送り届けていきたい」と国際的に活躍する映像クリエーターとしての決意を新たにしていた。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラスト・ナイツ 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Luka Productions
2015年11月06日東京国際映画祭パノラマ部門作品『ラスト・ナイツ』(11月14日公開)の舞台挨拶が28日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、紀里谷和明監督と俳優の伊原剛志が出席した。『CASSHERN』『GOEMON』で知られる紀里谷監督のハリウッド進出作となる本作は、モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンを主演に迎え、不当な死をとげた主君の仇をとるために戦う騎士たちの"サムライ魂"を描いた作品。舞台挨拶で監督は「脚本をいただいたのは6年前。実際に制作にとりかかり完成まで5年かかった」と語り、客席を見渡しながら「この光景を思い浮かべながら、そして、全世界30カ国で公開、日本で11月14日公開というこの日を夢見て頑張って来たと言っても過言ではありません」とあいさつすると、客席から拍手が起こった。また、本作について「ベースは日本の『忠臣蔵』。それをどのようにしてインターナショナルなマーケットで展開するのか考え、黒澤明監督の『乱』がシェイクスピアの『リア王』を戦国時代に置き換えてやってらっしゃったことを思い出し、その逆ができるのではないかと思った」と説明。「もう1つステップを進めようと、ありとあらゆる国籍の方と仕事をしたいと思った」と続け、その理由について「映画の作り方の可能性が広がるのではないかと思った」と語った。そして、映画は「自分の子供」であり、「子供を多くの優秀な方々と作って育てていく作業」と表現し、「今回、3人目の子供。マイナス20度、30度の中で1日12時間、雪の中で一生懸命戦って作り上げた子供です。この子を好きになってもらえればそれに越したことはありません」と切望。さらに、「命をかけてこの映画を作ったつもりです」と並々ならぬ思いを伝え、最後に「日本映画、世界映画が一つになっていけたら」と今後の日本映画の発展を願った。日本人で唯一出演した伊原は、紀里谷監督のことを「現場で戦っている戦士に見えた」と言い、「現場で役者たちとディスカッションもしていましたし、ほかのキャストも監督をリスペクトしていた」と説明。「日本人の監督で世界に出ていろんな役者を使ってできる監督はなかなかいない。紀里谷さんはきっと今後も、いろんな世界で活躍する監督。ぜひついていきたい」と絶賛すると、監督は「ありがたいお言葉」と感激し、「単純にものすごい優秀な方々に囲まれた。自分の力はささいなもので、どれだけ優秀な方に囲まれるかだと思う」と語った。
2015年10月28日『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷和明監督最新作にしてハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』のポスターが完成。さらに、第28回東京国際映画祭パノラマ部門への正式出品がこのほど決定した。戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への不正な賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は反逆罪に問われ、最も残忍な処刑による死罪を勧告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首。絶対に出来ないと断るライデンに対しバルトーク卿は、騎士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。ライデンは震える手で主君の首を落とした。一年後。気高い騎士達は、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。隊長であるライデンは酒浸りの日々を過ごし、宿敵の目を欺く。すべては、忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、堕落し、不正がはびこる権力への報復のために…。『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞した名優モーガン・フリーマンと、英国アカデミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経歴を持つ『クローサー』『シン・シティ』のクライヴ・オーウェンを主演に迎え、紀里谷監督が5年の歳月をかけて完成させた『ラスト・ナイツ』。このほど本作の正式出品が決定した東京国際映画祭パノラマ部門は、先日「Perfume」のドキュメンタリー映画の正式招待が報じられ話題にもなった、今年初めて新設される部門。人間ドラマから、ホラー、アニメーションなど、映画の多様性が体感できる刺激的かつ個性的な様々な作品が出品され、日本公開前の最新作がプレミア上映される。そして完成した最新ポスターには、江口洋介やGACKT、岩井俊二、MIYAVIなど、アスリートから役者、アーティストに至るまで、多くの各界著名人からの絶賛コメントが掲載させている。<『ラスト・ナイツ』ポスター掲載コメント>■第69代横綱白鵬 翔この台詞が気に入りました。名誉は持って生まれるもの、誰もそれを奪えず、与えもできない!失ってもならぬ、 敵は騎士の掟が絶対であることを思い知る!民と国の魂を再生させるのだ!人生は、我慢した者が勝つのだと教えてくれた気がします!■江口洋介(俳優)誇り高き伝統と忠誠心を奪われた瞬間の、男達の逆転劇を見逃すな。紀里谷監督が打ち出すサムライスピリットが、ハリウッドのスケールの中で爆発する。■GACKT(アーティスト)この作品を見よ。そしてこの日本の美しい魂を、見事に紀里谷監督がどうやって世界に届けているかを感じてみよ。そして何よりこの作品を通して、日本人として忘れてはならない魂を自らの心に呼び戻せ。■岩井俊二(映画監督)正義とは何か?それは人間の生きる美学だ。欲望のままに増殖し収奪し続ける悪しき強者に対するプロテスタント。弱きを助け強きを挫く。強くなければ生きられないが、優しくなければ生きる資格もないのだ。■SUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN)信頼、忠誠、良心。漢として永遠に守るべき最重要な精神性が全編で光を放っている。世界に果敢に挑みをかける紀里谷監督のアティテュードを心から讃えたい。■武論尊(漫画「北斗の拳」原作者)映像の奇才に魂が舞い降りた。この作品は日本人の魂の源流が描かれている!■奥田瑛二(俳優・映画監督)日本人が失いかけている美しき心がここにある。壮大で優美な映像とドラマが騎士道と武士道の融合によって見事に蘇った。KIRIYA KAZUAKI ハリウッド監督誕生だ!さらに、現在、紀里谷監督を見つけたらチケットが抽選で当たるという大サービスも。明日19日(土)15:00ごろ、品川プリンスシネマ劇場ロビーにて紀里谷監督が訪問するとのことだ。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日デジタルハリウッドは、 映画監督の紀里谷和明氏を招き、 同氏初のハリウッド進出作となる映画『ラスト・ナイツ』先行試写会と、紀里谷氏によるQ&Aセッションを開催する。開催日時は10月8日 19:30~22:30。会場は東京都・御茶ノ水のデジタルハリウッド 駿河台ホール。映画『ラスト・ナイツ』は、 『CASSHERN』『GOEMON』を手がけた紀里谷氏による、同氏初となるハリウッド進出作品。クライブ・オーウェンとモーガン・フリーマンが主演を務め、「忠臣蔵」をベースによこしまな政治が幅を利かせる封建的な帝国での騎士たちの物語が描かれている。このたびのイベントはデジタルハリウッドの在校生や関係者を対象に開催するものだが、一般を対象とした枠も設けており、先着30名を招待。また、映画監督や映画製作の仕事に就くことを目指している同学の学生からの質問に、紀里谷氏本人が答えるQ&Aセッションも予定されている。なお、参加時には名刺の提出(一般/同学関係者とも)あるいは同学の学生証(同学関係者のみ)が必要。申し込みはWebページより行える(同学関係者用フォーム、一般参加者用フォーム )。なお、イベントが深夜まで開催されるため、18歳未満の人は申し込むことができないため注意してほしい。
2015年09月17日『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷和明監督が名優モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンを主演に迎え、5年の歳月をかけて完成させた、映画『ラスト・ナイツ』。この度、紀里谷監督自ら制作した最新予告編が公開された。戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への不正な賄賂を堂々と断り、刀を向けたバートック卿(モーガン・フリーマン)は反逆罪に問われ、最も残忍な処刑による死罪を勧告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首。絶対に出来ないと断るライデンに対しバルトーク卿は、騎士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。ライデンは震える手で主君の首を落とした。一年後。気高い騎士達は、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。隊長であるライデンは酒浸りの日々を過ごし、宿敵の目を欺く。すべては、忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、堕落し、不正がはびこる権力への報復のために。死を覚悟し挑む、気高い騎士達の戦いがはじまる――。今回公開された予告編は、全編に渡りベートーヴェンの名曲「ピアノソナタ第14番『月光』」が使用され、その儚くも美しい旋律が本作のドラマとエモーショナル、そして壮厳かつ重厚な映像世界に寄り添いながら、展開される。アメリカをはじめ世界30か国以上での公開が決定している本作。紀里谷監督にとって初のハリウッド進出作ともあり、今回の予告編も紀里谷監督自ら制作したという。「零下20度に及ぶ極寒の地での非常に困難な撮影を経て『ラスト・ナイツ』は生まれました。この作品を信じ続けてくれたキャストやスタッフの弛まぬ努力に、そして、彼等の想いを代表して、この予告編を皆様に届けさせていただける光栄に心から感謝いたします」。本作には『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞した名優モーガンと、英国アカデミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経歴を持つ『クローサー』『シン・シティ』のクライヴのほかにペイマン・モアディ、アン・ソンギ、アクセル・ヘニー、伊原剛志が出演している。こちらの映像から紀里谷監督がハリウッドで描いた“サムライの魂”をご覧あれ。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日映画監督・紀里谷和明がハリウッドに進出し、5年の歳月をかけて完成させた最新作『ラスト・ナイツ』。本作で主演を務めたクライヴ・オーウェンのインタビューと貴重なメイキング映像を交えた特別映像が、いち早くシネマカフェにて解禁となった。先日、バラエティ番組で自ら明かしたように、紆余曲折を乗り越えた紀里谷監督にとって、初のハリウッド進出作であり、日本人監督としては類のない規模で世界展開される本作。架空の封建国家を舞台に、日本人の心に宿る忠誠心、名誉、正義、尊厳といったテーマを、民族や宗教などの枠にとらわれない設定のもとで追求し、世界中の観客に投げかけるという壮大な試みに挑んでいる。題材となったのは、あの「忠臣蔵」。2人のカナダ人が手がけ、心震える騎士たち(Knights=ナイツ)のドラマが描かれた脚本から製作が始まった。徹底的な時代考証の調査が施され、オリジナルの魂を忠実に受け継いでいたその脚本を読んだ紀里谷監督は、「民族や宗教、国籍や出自に関わらず、誰もが知っているものだと確信しました」と語り、その脚本を世界に向けて映画化することを決意。グローバルなコンセプトに基づいてキャスティングを進め、日本からは伊原剛志が参加するなど、監督の描く独創的なヴィジョンと脚本に魅了された名優たちが集結した。『シン・シティ』『トゥモロー・ワールド』といった話題作の主演を務め、ハードボイルドな男の魅力を匂い立たせてきた英国の名優クライヴ・オーウェンも、監督と同様に、脚本に深く魅了された者の一人。本作で演じるのは、腐敗がはびこる国の未来を憂う、高潔な心を持つ領主バルトーク卿(モーガン・フリーマン)の忠実な部下、騎士団の隊長ライデン。届いた映像の中で、クライヴは「カズ(紀里谷監督)は約束を守ったよ、初めて会ったときに言われたんだ。“国籍を気にせず世界の優れた役者を雇いたい”。“舞台はアジアでも欧米でもない自分の世界を創る”と」。そう監督との最初の出会いをふり返り、国籍や言語や肌の色にとらわれないキャスティングを行うことを考えていた紀里谷監督が描く映画の世界を「独創的な世界」と謳い、「楽しい“人種のるつぼ”だ」と表現する。『CASSHERN』『GOEMON』でも幻想的な架空の世界の全体像をデザインした紀里谷監督は、今回の企画について「過去の作品との違いは、現実に深く根ざしている点です。確かにこれは架空の世界の架空の王国の話であり、皆が異なる言語を話し、異なる肌の色をしています。でも、そこにある感情はリアルなんです。その点は企画が始まった当初から非常に重要でした。それこそがこの映画をつなぎとめる碇となるものでした」と語っている。初のハリウッド作品を手がけることになった紀里谷監督について、クライヴは「彼は求めていることをはっきり伝えてくれる。精神的にとても落ち着いているからいい監督だと思うよ。各シーンに何を求めているかはっきりと言ってくれる。撮影は非常に楽しかったよ」と称賛を贈る。忠誠を誓った主君の不当な死に報いるために、気高い騎士たちが立ち上がるーー。この秋、ついに世界に放たれる本作の神髄をクライヴが語る映像から目撃してみて。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月24日『CASSHERN』『GOEMON』を手がけた紀里谷和明監督が、モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンを主演に迎え、5年の歳月をかけてハリウッドで完成させた映画『ラスト・ナイツ』。なんと、本日8月3日(月)、テレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!! 2時間SP」にその紀里谷監督が登場。“思ったことを言いすぎて日本映画界から嫌われちゃった先生”として教壇に立ち、映画コメンテーター・有村昆氏と過去の評論をめぐって再び激突(!?)していることが分かった。『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー「助演男優賞」賞を受賞した名優、モーガン・フリーマンと、『クローサー』で英国アカデミー賞に輝いた英国俳優クライヴ・オーウェンを迎えた『ラスト・ナイツ』(11月日本公開)で、念願のハリウッド進出を果たした紀里谷監督。紀里谷監督といえば、1968年熊本県出身、現在47歳。写真家として有名アーティストのCDジャケットを数多く手がけ、32歳からはプロモーションビデオに進出。元妻・宇多田ヒカルの「traveling」「SAKURAドロップス」などで注目を浴び、2004年には処女作である伊勢谷友介主演『CASSHERN』を発表。続く2009年の江口洋介主演『GOEMON』では、自ら明智光秀役を演じたイケメン監督として知られている。「そんなにスゴイ人なのに何をしくじったの?」と、担任・若林正恭(オードリー)や生徒・吉村崇(平成ノブシコブシ)らから疑問の声が上がると、紀里谷“先生”は、「日本映画界を超バカにして、映画界から超嫌われちゃった」という、しくじりを告白!実は、映画監督になる以前から、日本映画界を否定する発言を思ったまま口にしてしまい、相当な反感を買っていたというのだ。いったい、どんな発言をしてしまったのか!?生徒たちからも「そりゃあ嫌われるわ!」と総スカンを食らうほどの、怖いもの知らずの発言とは!?さらに、『CASSHERN』の現場でも、映画界のしきたりをガン無視していたという紀里谷先生。映画は興行的にはまずまずだったものの、批評家からは酷評の嵐。今回、教室には、その『CASSHERN』を当時「映画として2時間もたない」とバッサリ斬った映画コメンテーター・有村昆の姿も。紀里谷先生は、生徒役の有村氏を指名し「ボクの映画、どうでしたか?」と自虐的に尋ねるが、直撃された有村氏の答えとは!?もしや、教室でかつてのバトルが再燃か…!?そして、その後の紀里谷先生を待ち受けていたのは、厳しい現実の数々。「日本映画をバカにした発言がきっかけとなり、結局10年間も撮りたい映画を撮ることができず、無駄な時間を過ごすことになってしまった」と、自身のしくじりを明らかにする。だが、そんな紀里谷先生を救ってくれたのは、ほかならぬ最新作『ラスト・ナイツ』に出演したモーガン・フリーマン。数々の名作、話題作で活躍を続ける大先輩の言葉は、有村氏を始め、生徒たちを唸らせる。紀里谷先生は、その名言の意味をひも解きながら、夢に向かって挑戦する人に向けたアドバイスを語りかけるが、よせばいいのに、時折ダジャレを挟み込み、ボケまくり!?紆余曲折をへて世界に進出した映画監督なのに、ゴールデンタイムのバラエティーに出演し、しかもボケ満載でしくじりを告白しちゃう紀里谷先生。貴重な授業を、見逃さないで。「しくじり先生 俺みたいになるな!! 2時間SP」は8月3日(月)19:00よりテレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月03日『ダークナイト』シリーズのモーガン・フリーマン、『シンシティ』のクライヴ・オーウェンらが出演する、紀里谷和明監督初のハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』の日本公開がこのほど決定。特報とティザービジュアルが公開となった。戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への不正な賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は反逆罪に問われ、最も残忍な処刑による死罪を勧告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首。絶対に出来ないと断るライデンに対しバルトーク卿は、騎士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。ライデンは震える手で主君の首を落とした。一年後。気高い騎士達は、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。隊長であるライデンは酒浸りの日々を過ごし、宿敵の目を欺く。すべては、忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、堕落し、不正がはびこる権力への報復のために…。『CASSHERN』『GOEMON』と、その独自の映像世界を展開する紀里谷和明監督が、5年の歳月をかけて完成させた本作。出演に、『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞した名優モーガン・フリーマンや、『クローサー』でアカデミー賞にノミネートされたクライヴ・オーウェンなど豪華キャストが名を連ね、紀里谷監督初のハリウッド進出作として大きな注目を集めている。今回公開となった特報では、これまでのCGが前面に押し出されていた紀里谷監督作品とは一変、名優たちの凜とした表情と、騎士たちの手に握られた剣が存在感を放つ、力強い映像が展開されている。同じく公開されたティザービジュアルでは、騎士の姿に身を包んだクライヴ・オーウェンと、「紀里谷和明監督最新作」という力強い文字が存在感を発揮している。『ラスト・ナイツ』は、「忠臣蔵」を題材に、二人のカナダ人によって描かれた騎士達のドラマ。徹底した時代考証と、オリジナルの魂を忠実に受け継いだその脚本を読んだ紀里谷監督は、世界に向けて本作の映画化を決意。「内なる声がシンプルに呼びかける。『これは正しいのか、それとも間違っているのか?』と。その答えは、民族や宗教、国籍や出自に関わらず、誰もが知っているものだ」とコメントしている。さらに、主演のクライヴ・オーウェンは「とてもエレガントで優れた脚本だった」とコメントし、モーガン・フリーマンは「非常に高潔な人物たちを描く、ほかに類を見ないストーリー。誰もが必ずや共感を得るはずだ」と語り、脚本への惜しみない賛辞を送っている。総勢17か国に及ぶ一流のキャストとスタッフが結集した本作だが、ただ一人日本人俳優として『硫黄島からの手紙』を始め、数々の海外作品にも出演している伊原剛志が、世界の名優たちと肩を並べている。クライヴ・オーウェン演じる主人公の最大のライバルにして一流の剣士イトーを演じる伊原さんは、「武士道を騎士道に変え、日本の役者として唯一この映画に参加しました。世界の役者達との共演で自分の可能性を確信した作品です」と、本作への手ごたえを語っている。本作は世界30か国以上での上映が決定し、日本人監督としては類をみないワールドワイドに展開をみせる。独自の地平を行く紀里谷監督の新たな一歩を、まずはこの映像から体感してみて。『ラスト・ナイツ』は11月、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月16日2014年11月に公開されたフルCGアニメーション映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』に登場する「アンジェラ・バルザック」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、2015年10月に発売されることが決定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中で、価格は4,167円(税別)。「アンジェラ・バルザック」は、『楽園追放 -Expelled from Paradise-』のヒロインで、ディーヴァ保安局に所属するシステム保安要員。地球で生きることを決意し、友達のの悲願であるロケット打ち上げを成功させるべく、ディーヴァから奪取した新型アーハンを駆ってディンゴと共に他のエージェントたちと戦っていく。「ねんどろいど」化は、今年2月に開催された「ワンダーフェスティバル2015[冬]」にて発表され、大きな話題となった。『ねんどろいど アンジェラ・バルザック』は、フルアクション仕様の「ねんどろいど」として立体化され、劇中で体調を崩してしまったシーンが再現できる「フラフラ顔」と、ディンゴとの軽快なやり取りが思い出される「笑い顔」が付属。ぴったりとしたボディスーツ型の衣装やクリア感の装飾、凛々しい目元などなど、キャラクターの特徴をなるべく残した仕上がり。銃・スコープなどの小物パーツや全身がすっぽり隠れるポンチョも付いて、さまざまな劇中シーンを再現することができる。商品価格は4,167円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約締切は、2015年6月17日21:00。商品の発売および発送は、2015年10月を予定している。(C)東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ
2015年05月24日ファット・カンパニーが展開するデフォルメフィギュアの新シリーズ「ミディッチュ」より、『ミディッチュ 楽園追放 アンジェラ・バルザック』と『ミディッチュ 艦これ 大和』が、2015年10月に発売されることが決定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中。『ミディッチュ 楽園追放 アンジェラ・バルザック』は、2014年に公開されたアニメーション映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』のヒロイン、アンジェラ・バルザックが、マテリアルボディならぬ可愛らしいデフォルメボディで登場。ちょっと不機嫌そうな表情やスーツなど細部まで細かく造形され、アーハンをイメージした台座も付属する。そして『ミディッチュ 艦これ 大和』は、おなじみの大和型戦艦の一番艦「大和」が可愛らしいデフォルメサイズで登場。巨大な46cm三連装砲をはじめ、傘型の電探などの特徴的な要素を可能な限り搭載し、「ミディッチュ」の限界に挑戦した大ボリュームの仕上がりとなっている。商品価格は『ミディッチュ 楽園追放 アンジェラ・バルザック』が3,200円(税別)、『ミディッチュ 艦これ 大和』が4,000円(税別)。ともに「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中で、予約締切はともに2015年5月27日21:00。商品の発売および発送は、2015年10月を予定している。(C)2015 DMM.com POWERCHORD STUDIO / C2 / KADOKAWA All Rights Reserved.
2015年05月13日『GOEMON』『CASSHERN』で映画監督を務め、数々のミュージックビデオの制作や、写真 、CM 、広告・雑誌のアートディレクションなどを手がける紀里谷和明が主導する社会派映像制作プロジェクトの第2弾が始動、クラウドファンディングにて支援者を集っている。紀里谷監督の熱い思いのもとに、数々のクリエーターが集結してスタートされた本プロジェクト。世界中の様々な社会問題に光を当て、人々の価値観を揺さぶる映像制作を行っていく。第一弾では「毛皮」をテーマに、毛皮製品生産の実態を映像化。衝撃的な内容が話題を呼び、クラウドファンディングにて目標資金調達額をはるかに超える1,825,020円を集めた。第二弾となる今回は、「子供」をテーマに、いじめ・虐待などの問題に向き合う作品を制作する。クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」にて、「社会問題に鋭く切り込む映像プロジェクト第ニ弾!子供を取り巻く闇をあなたは知っていますか?」と題されたプロジェクトがスタート、支援者を募集している。昨年のこどもの自殺数は538人、うち学校問題と原因を明らかにしているものが167人、家庭問題としているものが82人だという。「数字だけでみても、こどもたちの悲鳴が聞こえる気がします。大人が回す社会から、閉ざされている子どもの孤独に、耳を傾けるところから、はじめませんか。」という問いかけともにスタートした本プロジェクト。紀里谷監督がどのような視点で映像を届けてくれるのかに注目したい。(text:cinemacafe.net)
2015年04月24日女優の新垣結衣が15日、長崎市で主演映画『くちびるに歌を』(公開中)の凱旋舞台あいさつを共演者と共に行った。イベントでは、歌手のアンジェラ・アキからの出演者に向けた手紙が披露された。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」。同曲の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを基に作家・中田永一が同名小説を書き下ろし、新垣の主演で映画化された。臨時教師になったピアニスト(新垣)が、離島の中学生たちと共に合唱コンクールを目指す物語で、約1カ月半にわたってオール長崎ロケが行われた。満席の会場から「おかえりなさい、長崎へ!」と温かい拍手で迎えられた新垣と合唱部メンバー。新垣が「この土地があったからできた作品です、(ご覧になって)いかがでしたか?」と問いかけると客席から大きな拍手が上がり、「ひとつひとつが私の中では良い思い出でした」と撮影の日々を振り返った。続いて、本作合唱部と長崎出身合唱部の混合メンバーが主題歌「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を力強い生歌で披露。全員がそろって歌う最後の舞台あいさつとなるため、涙を流しながら歌うメンバーが続出し、新垣は劇中と同様にその光景を優しく見守りながら一緒に口ずさんでいた。昨年秋にアメリカの音楽大学に留学し、無期限活動休止中のアンジェラ・アキ。イベント中盤にサプライズで読み上げられた手紙は、「親愛なる新垣結衣さま 合唱部のみなさまへ」という書き出しで始まる。映画のヒットを「まるで自分の事のようにうれしく、誇らしい気持ちでいっぱいです」と喜び、クランクイン前に新垣らがライブにきた時のことを「その時新垣さんは、ちょっと恥ずかしそうに『ピアノ猛特訓中です!』と話してくれました」と振り返りながら、「新垣さんのピアノ、本当にすてきでした」と新垣の努力をたたえた。手紙を受けて新垣は、「ビックリしました! アンジェラさんが歩んでやってきたことが、ドキュメンタリーとなって小説になって、こうやって映画化されたという、すべての始まりがアンジェラ・アキさんなのでとてもうれしいです」と感激。締めくくりのあいさつでは「長崎で撮影した、すごくキラキラした1カ月半は、自分のこれからの人生にとって誇りになりました」と万感の思いを伝え、「最後の舞台あいさつを長崎で行う事ができて本当に良かったです」と言い残して、思い出の地を後にした。■アンジェラ・アキの手紙全文親愛なる新垣結衣さま 合唱部のみなさまへお元気ですか?まずは「くちびるに歌を」の大ヒット、おめでとうございます!まるで自分の事のように嬉しく、誇らしい気持ちでいっぱいです。公開されてすぐに、私の方にも沢山の方々から、「観てきたよ!」とか、「感動して何度も泣きました!」などのコメントを頂きました。今は皆さんと離れた場所に暮らしていますが、この反響の大きさを皆さんと同じように、リアルな肌触りとしてしっかりと感じています。昨年の夏に、新垣さん、ナズナちゃん、サトルくんが、映画のクランクイン前に、私の仙台のライブに来てくれた時のことを、良く覚えています。その時新垣さんは、ちょっと恥ずかしそうに「ピアノ猛特訓中です!」と話してくれましたが、新垣さんのピアノ、本当に素敵でした。合唱部の皆さんには、これまでに全国各地を本当にたくさん回って、この映画と「手紙」という曲を、沢山の人達に届けてくれました事を心から感謝致します。撮影から全国プロモーションまで、きっと一緒に各地を回って行く中で、本当のクラス、"合唱部"として、より皆さん達の絆が深まっていったのではないかと想像しています。そして、その想いがこの作品に詰まっている事と思います。これからも、もっともっと沢山の人に届けられるよう頑張ってくださいね!心から応援しています。アンジェラ・アキ(C)2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C)2011 中田永一/小学館
2015年03月17日日本での音楽活動を無期限停止することを発表したアンジェラ・アキが活動休止前に行った武道館ライブ映像が、12月7日(日)にTOHOシネマズ日本橋ほか全国の劇場7館で限定上映されることが決定した。2005年にメジャーデビューし、約10年の音楽活動を経て、アメリカの音楽大学に留学し、ブロードウェイ・ミュージカルに取り組むため、日本での活動を停止することを発表したアンジェラ・アキ。本イベントでは、8月4日に行われた武道館ライブの模様を、ブルーレイ&DVDリリースに先駆けて全国7館(TOHOシネマズ日本橋、ユナイテッド・シネマ豊洲、ユナイテッド・シネマ浦和、109シネマズ名古屋、TOHOシネマズなんば、ユナイテッド・シネマ札幌、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13)で1夜限定で上映する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が10月31日(金)より受付を開始する。『アンジェラ・アキ Concert Tour 2014 TAPESTRY OF SONGS-THE BEST OF ANGELA AKI in 武道館0804』12月7日(日)会場:TOHOシネマズ日本橋、ユナイテッド・シネマ豊洲、ユナイテッド・シネマ浦和、109シネマズ名古屋、TOHOシネマズなんば、ユナイテッド・シネマ札幌、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13開映18:00料金:2600円(税込)プレリザーブ:10月31日(金)11:00AM~11月11日(火)11:00AM
2014年10月30日その名のインパクトも強烈なら、エッジーなデザインワークも世界に注目されているクリエーター、ファンタジスタ歌磨呂。ジャパニメーション、サブカルチャー、アートを多彩に組み合わせ、広告デザインから初音ミクやゆずのPVディレクション、2013年にはカルチャー誌『WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO!? by “QUOTATION”』をも発表し、この10月には第二弾を発表。更にはテキスタイルのデザインにも進出し、その布地を使った洋服も発表することに。それを記念し、伊勢丹新宿店2階センターパーク/TOKYO解放区で「WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO !? ファンタジスタ歌磨呂POP UP SHOP」が10月29日まで期間限定でオープンしている。2次元のアートワークから、立体的なファッションへ。その流れについて聞いてみた。――映像やデザインワークを経て、今回、テキスタイル、そしてファッションへと活動の範囲を大きく広げられたのはどういう経緯なのでしょうか?もともと美術大学ではテキスタイルを専攻されていたとのことですが。僕は美大で織物を専攻していて、課題ではタペストリーなどを作っていたのですが、そのかたわら、織機にカメラを設置し、織られる過程をコマ撮りしてアニメーションにするなど、当時から創作のスタイルを一つに絞るということはしていなかったんです。テキスタイルからファッションという流れは今回たまたまの要素が強いのですが、テキスタイルパターンデザインは服にもなるし、インテリアにもなるし、それこそいつかはホテル丸ごとデザインできるかもしれないし。テキスタイルは衣・食・住ありとあらゆるものにインストールできるのが面白いと思うんです。大学の授業で初めて織物を作った時に強く感じたことがあるんです。まず、織機に触れることすら初めてに近いわけで、そりゃあワクワクしっぱなしなわけですよ。経糸を時間をかけて通して、シャトルを使って緯糸を入れて織物を作っていくのですが、その過程では、最終的にどういうものが仕上がるんだろう、こうやって布ってできていくんだなあとか、本当に胸がわくわくしてるんですよね。で、いざ完成して織り上げた生地を機から下ろし、出来上がった生地を見ると、何の変哲もない馴染み深い普通の布なんです。今まで頭の中で抱いていたキラキラしたものが突然にすべて去ってしまい、普通の布がただ、目の前にあるんです。幸せな青い鳥を取り逃がしたような、魔法が解けてしまったような気持ちでした。イメージとリアルの境界線がきっぱりと過程と完成の狭間で分かれてしまったんです。その時、人間の欲望の回路みたいなものに気付けた気がして、逆に感動したんですよね。想像力の果てには絶対に到達できない、だから何度も繰り返しつくり続けるのだろうっていう。すべての事象はトリミングされ、フレームの中に入っていくんですよね。胃の大きさも、人生さえもトリミングされていますよね。でも、何かをイメージし続けること、その想像力は、無限に永遠に続き、広がっていくんです。でも、それがリアルの場所に現れた瞬間、それはトリミングせざるを得ないんです。僕がテキスタイルに想いをはせるのはそこなんです。トリミングされていても、続いていくことが容易にイメージできる。魔法を失わずにいられる。ワクワクをギリギリまで失いたくない気持ち。僕にとって、無限に広がるパターンは、想像力そのものなんです。――去る9月にパリで開催されたテキスタイルの見本市「プルミエール・ビジョン」では、小松精練のブースから参加され、結果、テキスタイルコンペティション「PVアワード」でグランプリを獲得されました。色とりどりの迷彩色の中には「ドドドド」とカタカナの擬音語がデザインされているなど、正に「歌磨呂曼荼羅」と名付けたくなるようなユニークな世界観です。デザインのコンセプトはどういうところからきているのでしょうか?『ドドドド』はマンガの典型的な擬音語ですよね。僕が、アニメが好きなのは日本の宝っぽいところがあるからってのもありますが、グロテスクなものもリアルだと直視できないけど、アニメなどの二次元だと、すんなり見られるクッションのようなところが面白いなって思うんですよね。初音ミクのPVを手掛けたときも感じましたが、リアルに存在しないものなのに、人々が『いる』と信じる心や『いてほしい』と願う希望があるからこそ彼女は成立しているじゃないですか。二次元のそういう奇跡のような儚いものに魅力を感じるんです。僕の代名詞的作品に、『マンガカモ』という作品があるのですが、渋谷のスクランブル交差点を迷彩に見立てて作った作品なんです。渋谷のスクランブル交差点は1日100万人もの色んな人達が行き交ってて。渋谷だからいいでしょっていう『設定』のようなものがたくさんあって、とにかく何をしてても大丈夫という空気がそこには漂っている。女子高生は地べたに座ってメイクも出来ちゃうし、ナンパしてる人も躊躇しないくらいの人の量。僕のこの『マンガカモ』の柄は、何もない場所にあったら、目立ちすぎるくらい派手だけど、おそらく渋谷のスクランブル交差点なら、そこに紛れ込んじゃうと思うんです。違う場所ではそうではないけど、ある限定された場所では凄く普遍的なものとして捉えられてしまう不思議、みたいなことを形にした作品。しかも、芯が無く、表面だけが塗り替えられていく薄っぺらいコラージュなんです。でも、そこが面白い。例えば、コミケのコスプレ会場だったら、普段は恥ずかしがり屋さんでも、堂々と肌を露出して、コスプレを披露できるんです。その空間の中でなら、安堵にも似た勇気が持てるから出来ちゃうんです。スポーツジムだったら堂々と皆の前でエアロビできる、とかとか。そういう皆が無意識に想いを溶け込ませることのできる『設定』というのは世の中に実にたくさん溢れているんですよね。『ここでなら、これをしてもいいよね』と精神が自由になれるフィロソフィーみたいなものが渋谷のスクランブル交差点に流れているように感じたんですよね。その世界観をポップに表現したものが、『マンガカモ』なんです。――なるほど。それこそ「自由でいるための旗頭」なんですね。そうありたいと思っています。日本人って基本的にはどこか引っ込み思案で、外に向けてアピールをすることが不得手であったりしますよね。だからこそ自由を求めて『設定』を作っていくんです。『ここではこれはOK』という風呂敷を広げれば、そこに人はすぐに集まってくるんです。そして、その中で皆自由になれて自分を表現することができるんです。ちょっと分かりにくい例えかもしれないけれど、僕が愛する『機動戦士ガンダム』ではミノフスキー粒子という強力な帯電機能を持った微粒子があることによって長距離無線やレーダーの使用が不可能になり直接戦闘しかできないんですよね。でも、それって制作者側がロボット達を肉弾戦させるためにつくった設定なんですよ。でも、設定を設けることである意味その世界はリアリティーを持っていく。行為に責任を持つための『設定』を用意することで、安心してその行為に漬かれるんです。この世界にもそういった『設定』はすごく多く存在しているんですよね。そういう世界に潜む面白い設定に出合いたくて、僕はものづくりをしているのかもしれません。――そして歌磨呂さんのアートワークに接することで私達にニュータイプになれと?そこまで押しつけがましくするつもりはないです(笑)。――今回、デザイナーとのコラボでコートやダウンなど様々なアイテムが出来上がりましたが、そこにおいては何か注文はされたのですか?いえ、全くご自由に、デザインしてくださいとお願いしました。コートは表から見ると全く分からないけれど、風が吹いたり、脱いだりすると裏地にド派手なテキスタイルがあるところがすごくいいですよね。――『WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO!? by “QUOTATION”』の第二弾も発表され、今後はどういう方向に向かっていくのでしょうか?エミリオ・プッチのようなテキスタイルを主軸としたブランド化も考えていらっしゃいますか?先ほどお話したようなコンセプトで、まずオリジナルのパターンのピースがあって、それがアート作品としてまず存在し、それがつながることで無限増殖するパターンになるというストーリーをコンセプトにして続けていきたいと考えています。ですが、先にテキスタイル作っちゃってるので順番が逆なので、そうなるように今は必死で作品を作っています。テキスタイル≒デザインではなく、もっと広くアートの文脈に落とし込んで展開していくことは可能だろうか。その先にファッションがあって、インテリアがあって、何か面白いことがある。いろんな可能性はが無限に広がっていければいいなと思っています。日本の広告やデザインの現場は、クオリティーがとても高いですが、すごく保守的なイメージがあるんですよね。内に向けて作っているばかりではちっとも世界には知られていかない。広告祭で賞をとっても、そんなのはその関係者しか見ないですからね。僕には自己満足にしか思えないことが多い。それは全く悪いこととは思わないけれど、もっと限定せず360度外に向けてものを作っていった方が、驚きもあるし、感動も共有できたりして単純に面白いと思うんです。マンガやアニメなど日本のオリジナルの文化を軸にそこから広がる僕らの文化を、いわば“Represent Japan”という改革を起こす1人になれたら最高ですね。
2013年10月23日クライヴ・オーウェンが、宇多田ヒカルの元夫である紀里谷和明監督の最新作『The Last Knights』(原題)でモーガン・フリーマンと共演することが決まった。『キング・アーサー』、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』などでも騎士役を演じてきたクライヴだが、マイケル・コニーヴェスが脚本を執筆する本作でもナイトの役柄を演じることになるという。『GOEMON』などの日本映画界で映像美を追求してきた紀里谷監督がメガホンを取る本作は、腐敗した皇帝とその一味を捕らえて殺された師の敵討ちをする騎士団の物語で、製作が難航しているキアヌ・リーブス主演のハリウッド版忠臣蔵『47RONIN』と同様のストーリーラインになると見られている。ルカ・プロダクション・インターナショナル社が製作を担当する同作は、今月からチェコ共和国でクランクイン予定。クライヴは今後も『Blood Ties』(原題)などの新作が控えており、一方のモーガンは現在、マイケル・ダグラス、ケビン・クライン、ロバート・デ・ニーロらと共演するコメディー作品『Last Vegas』(原題)を撮影中だ。■関連作品:GOEMON 2009年5月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009「GOEMON」パートナーズ
2012年11月05日今年2月に第一子を出産し、母となったアンジェラ・アキが、出産後初となる全国ツアー “アンジェラ・アキ Concert Tour 2012-2013 BLUE”を10月13日、埼玉・サンシティホールよりスタートした。アンジェラ・アキ 全国ツアー情報本公演は、5か月に及ぶロング・ツアーで、全国ツアーとしては3年ぶり。7月にリリースされた7枚目のオリジナル・アルバム『BLUE』をひっさげ、2台のピアノを中心にした特別編成によるステージで全国に歌を届ける。初日のサンシティホール公演は、チケット完売。ホールを埋め尽くした観客を前に、「自身最高の出来になったアルバム」と語る『BLUE』に収録されているTVアニメ「宇宙兄弟」エンディング・テーマになった「告白」を始め、「サクラ色」や「手紙 ~拝啓十五の君へ~」などヒット曲を披露。照明を駆使したステージ演出や彼女の軽快なトークで、観客は笑って、泣いて、歌って、充実した内容に大盛況だった。“アンジェラ・アキ Concert Tour 2012-2013 BLUE”は、3月3日(日)岡山シンフォニーホールまで全39公演。ツアーの合間には、年末恒例のスペシャルライブ“MY KEYS 2012”を、12月20日(木)神戸国際会館こくさいホール、26日(水)日本武道館で開催。今年は、デビュー・アルバム『HOME』を完全再現する。本公演のライブレポートをチケットぴあwebにて公開中。また、10月20日(土)に放送予定のトーク番組「原宿ネストカフェ」(TBS系列、土曜24:00~24:30)に出演予定。映画評論家のLILICOとの楽しいおしゃべりが聞けそうだ。取材・文:門 宏
2012年10月19日来年1月より放送されるNHK Eテレ新番組「アンジェラ・アキのSONGBOOK in English」で講師を務めるアンジェラ・アキが、番組放送を記念して1月11日(水)にベスト・オブ・洋楽カバー・アルバム『SONGBOOK』をリリースする。アンジェラ・アキの情報を見る番組で取り上げられる6曲に加え、これまでにカバーした洋楽の新曲&新録音バージョンなど、アンジェラの日本語詞による全12曲が収録される同アルバムは、ライフワークとして数々の洋楽日本語カバーを創り続けてきたアンジェラの集大成となるばかりでなく、アンジェラ史上初の“全曲ピアノ弾き語り”アルバムとなっている。中でも、アンジェラが「15歳の時にラジオで初めて聴いた、思い出の1曲」と言うビリー・ジョエル『Honesty』の日本語カバーは“日本初”とのこと。さらに、『SONGBOOK』というタイトルにかけてアルバムのブックレットは、全曲コード譜付きの「コードブック仕様」になっており、名曲を聴いて楽しむばかりでなくピアノやギターなどで弾いても楽しめる内容になっている。12月24日(土)の仙台サンプラザ公演に続き、毎年恒例の武道館ライブを12月26日(月)に控えたアンジェラ・アキは、今年の大晦日も“6年連続”となる紅白歌合戦出場が決定している。■アンジェラ・アキ『SONGBOOK』2012年1月11日(水)発売初回生産限定盤(CD+DVD):3200円/通常盤:3059円<CD収録曲>1 - Honesty (ビリー・ジョエル)※新曲2 - Will You Dance? (ジャニス・イアン)※新録音3 - We’re All Alone (ボズ・スキャッグス)4 - Material Girl (マドンナ) ※新曲5 - True Colors (シンディ・ローパー)※新曲6 - Without You (バッドフィンガー)※新録音7 - Today (スマッシング・パンプキンズ)※新録音8 - Kiss From A Rose (シール)※新録音9 - A Song For You (レオン・ラッセル)※新録音10 - Creep (レディオヘッド)11 - Still Fighting It (ベン・フォールズ)12 - It’s So Hard To Say Goodbye To Yesterday (ボーイズ・Ⅱ・メン)※新録音<初回盤DVD特典映像>NHK「SONGBOOK」番組収録オフショット『Honesty』、『We’re All Alone』ライブ映像
2011年12月15日CD、DVDなどソフト販売大手のタワーレコードが、音楽コンサートをはじめスポーツ、演劇などのチケット販売を11月15日(火)から一部の店舗で開始する。アンジェラ・アキのチケット情報チケットの取扱は、旗艦店の渋谷店1Fと汐留店(16日)の2店舗で、チケットぴあカウンターが設置される。また、キャンペーン第1弾として、12月26日(月)に東京・日本武道館で開催されるアンジェラ・アキ「MY KEYS 2011 in 日本武道館POWER OF MUSIC ~オールリクエストスペシャル~」の先行販売を18日(金)から23日(水)まで店頭にて実施する。一般発売は11月26日(土)より。タワーレコードとぴあは今回の取り組みを機会にCD販売とチケット販売で協業し、共同プロモーションやキャンペーンを実施していく。タワーレコードでのチケット販売のほかにも両社のオンラインサイト「TOWER RECORDS ONLINE」「チケットぴあ」に双方のサイトの検索バナーを設置するなど連携を深め、音楽ファンとの接点を広げ、より立体的なアーティストプロモーションを展開、市場の活性化を目指す。アンジェラ・アキ「MY KEYS 2011 in 日本武道館POWER OF MUSIC ~オールリクエストスペシャル~」公演日・会場:12月26日(月)日本武道館販売期間:11月18日(金)10:00~11月23日(水) 20:00※先行販売はお一人様4枚まで、全席指定のみの受付となります。※各日10:00~20:00 にて先着販売となりますので、予定枚数に達し次第終了となります。予めご了承ください。
2011年11月15日