東京大学と科学技術振興機構(JST)は11月21日、インフルエンザウイルスの増殖に関わる約300個の宿主タンパク質の同定し、それぞれのウイルス増殖サイクルにおける作用を決定することに成功したと発表した。同成果は同大学医科学研究所の河岡義裕 教授と渡邉登喜子 特任准教授らによるもので、11月20日付け(現地時間)の米科学雑誌「Cell Host and Microbe」オンライン版に掲載された。現在、インフルエンザの治療薬としてタミフルなどの抗ウイルス薬が使われているが、それらの薬剤は特定のウイルスタンパク質の働きを抑えるため、遺伝子の変異によって薬が効きにくくなる耐性ウイルスが発生してしまう危険性がある。そのため、ウイルスのタンパク質に作用せずにウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の開発が求められている。ウイルスは宿主細胞内のたんぱく質の働きを利用して増殖するため、宿主細胞のタンパク質とウイルスの相互作用を抑える薬剤があれば、有効なインフルエンザ治療薬となる可能性がある。同研究グループは、インフルエンザウイルスタンパク質と結合するヒトタンパク質(宿主因子)を網羅的に探索。その結果、11種類のインフルエンザウイルスタンパク質と相互作用する1292個の宿主因子を同定した。次に、それらの宿主因子がインフルエンザウイルスの増殖とどのように関係しているのかを調べたところ、ウイルスの増殖効率に影響を与える323個の宿主因子を同定した。また、それらの宿主因子の機能を阻害する薬剤が抗ウイルス薬として有効であるかどうかを検討した結果、いくつかの薬剤に抗ウイルス効果があることが確認された。今回得られた成果は、インフルエンザウイルスの増殖や感染のメカニズムを明らかにするために有用であるとともに、インフルエンザ治療薬開発の重要なターゲットになると期待される。
2014年11月21日雪印メグミルクはこのほど、インフルエンザシーズンの到来を前に、予防対策に関する意識調査結果を発表した。同調査は、全国の20~60代の男女2,401名(各世代240名ずつ※20代女性のみ241名)を対象に、7月25日から26日にかけてインターネットを通じて行ったもの。昨シーズン、インフルエンザワクチンによる予防接種(以下、予防接種)を受けた人は25.5%、受けなかった人は74.5%だった。予防接種を受けた理由は、「学校・会社などで勧められたから」が26.0%で最も多い結果となった。予防接種を受けなかった理由の1位は「高価だから」(29.4%)だった。2位以下で「病院に行くのが面倒だったから」「注射は嫌いだから」「病院に行く時間がなかったから」「副反応(副作用)が怖いから」のいずれかひとつ以上を選択した人は53.0%となり、過半数の人が予防接種という行動自体への抵抗感を持っていることがわかった。「今後、学校で集団予防接種が無料で実施されたら、自分の子どもに受けさせたいか?」を聞いたところ、「受けさせたい」が79.1%だった。その理由としては、1位は「無料だから」(63.8%)、2位は「病院に行かなくてよいから」(52.8%)となった。予防接種を受けなかった人のうち71.8%は、それ以外の何らかの予防対策を講じていることが判明。予防接種を受けた人のうち92.2%は、さらに何らかの予防対策を講じていることがわかった。予防接種の有無に関わらず予防対策のうち最も多かったのは、1位「帰宅時のうがい・手洗い」(67.6%)、2位「マスクを着用する」(51.3%) だった。「食事に気をつける」は全体の22.6%を占め、中でもトップは「ヨーグルト」(51.9%)であった。ヨーグルト・乳酸菌にインフルエンザ予防効果が期待できることを「聞いたことがある」「知っている」という人は58.0%を占めた。一方で、「どのヨーグルト・乳酸菌に効果が期待できるか知っている」人は4.0%だった。
2014年11月17日病院検索・医薬品検索・医療情報サイトを運営しているQLife(キューライフ)は、ホームページ等でインフルエンザワクチン接種価格を公開している全国3,017施設の金額を調査し、このほどその結果を発表した。インフルエンザ予防接種の全国平均価格(成人1回目、健康保険などの公的助成ない場合)は2,939円だった。都道府県別に見ると、宮城県が最も高く3,043円という結果に。一方、最も低い都道府県は北海道で2,766円だった。都市圏別に見ると、東京都は3,000円、大阪府は2,883円。関東都市圏と関西都市圏とでは関東の方が高い傾向がある。同社では、2008年にも同種の調査を行っているが、都市圏の東高西低傾向は6年前と同じだった。
2014年11月14日整腸や免疫力を高める効果があるとされる植物性乳酸菌“ラブレ菌”。カゴメがこのほど行った調査で、ラブレ菌の摂取がインフルエンザに感染するリスクを低減する可能性があることが明らかになったと発表した。ラブレ菌は、免疫力と関係の深いインターフェロンの研究などで知られるルイ・パストゥール医学研究センターの岸田博士により、京漬物“すぐき”から発見された植物性乳酸菌の一種。同社の研究により、既に整腸や免疫賦活に効果があることが確認されており、細胞傷害活性やインターフェロン‐α産生能、抗体産生のようなウイルスやがんから身を守る力(免疫力)を高めることが日本食品免疫学会第9回学術大会で発表されている。また、同社では“ラブレ菌”が生体内のさまざまな防御メカニズムを活性化させることで、インフルエンザウィルス感染に対して防御効果を発揮することを昨年、動物実験で明らかにしている。今回行われた調査は、栃木県那須塩原市の小学生2,926人を対象に、1月14日から3月7日に実施。期間中約2カ月間にわたり、ラブレ菌約60億個を含む飲料80mlを休校日を除く毎日摂取した児童と、摂取しなかった児童とで、インフルエンザ罹患率を比較した。その結果、摂取した児童のインフルエンザ罹患率は15.7%。これに対して非摂取の児童は23.9%と、摂取児童の明らかな優位差が認められた。さらに、予防接種の有無による効果の違いを比較したところ、予防接種を受けなかった児童において、ラブレ菌を含む飲料を摂取した児童のインフルエンザ罹患率は16.3%と、非摂取の児童の28.7%に対して効果が顕著に表れたという。今回の研究成果は、10月16、17日に開催された日本食品免疫学会設立10周年記念大会でも発表され、論文は『Letters in Applied Microbiology』誌にも受理されている。カゴメによると、同一地域内で食品を摂取した者としなかった者とでインフルエンザ罹患率を比較した数千人規模での調査は、世界でも今回が初めてだという。なお、同社ではこのラブレ菌を含んだ乳酸菌飲料「ラブレ」を販売している。これから冬に向け、インフルエンザが流行っていく季節。小学生などの小さな子どもをかかえる家庭などでは是非、試してみてはいかがだろうか。
2014年10月27日(画像はプレスリリースより)栃木県那須塩原市の15の小学校で調査2014年10月16日、カゴメは、栃木県那須塩原市の小学生を対象に、ラブレ菌の摂取によるインフルエンザ予防効果の可能性を示したことを明らかにしました。この研究成果は、日本食品免疫学設立10周年記念大会(東京:10月16日~17日)に発表しています。またLetters in Applied Microbiologyに10月8日からオンラインで公開されています。背景インフルエンザの予防の基本は、流行前に予防接種を受けることです。予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は約5か月間とされています。インフルエンザウイルスは毎年変化しながら流行するため、毎年流行が予測されるウイルスにあった予防接種を受けておくことが効果的です。明らかに発熱のある人(37.5℃以上)、重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人、インフルエンザ予防接種に含まれる成分によって、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな人は摂取できません。また、非常にまれではありますが、重篤な副作用が発生することがあるので、予防接種は義務ではなく、任意となっています。インフルエンザ予防接種以外の方法は必要とされています。方法と結果調査は栃木県那須塩原市の小学生2,096名を対象に約2か月間行いました。小学校を2つのグループに分け、一方の学校の児童にはラブレ菌を含む飲料(ラブレ菌を約60億個含有、80ml)を1日1本、学校で毎日摂取してもらい(摂取群)、もう一方の学校の児童は全く摂取しないようにしました(非摂取群)。その結果、インフルエンザの罹患率は非摂取群23.9%、摂取群15.7%とインフルエンザ予防効果の可能性が示されました。例数としては大規模な調査です。また市内の小学校を2つに分けたことにより地域的な影響を最小限に抑えています。インフルエンザ予防接種をしている児童を取り出してみると、ラブレ菌のインフルエンザ予防効果は見られないことから、インフルエンザの予防接種に対する上乗せ効果はありませんでした。医薬品との評価法の違い今回の調査では、小学校ごとに摂取群と非摂取群が決められていますが、非摂取群はなにも飲んでいません。医薬品で予防効果の可能性を示したという場合には、非摂取群でもラブレ菌を含まない飲料を飲んでもらう必要があります。また、参加児童2,926名中規定通りの試験を完了した1,783名で解析を行っていますが、このうち調査票の回収ができなかった301名はどうにもなりませんが、規定通り飲めなかった842名のデータも含めた解析も示す必要があります。インフルエンザで欠席したために飲めなかったなど結果にマイナスになるような人を除いているわけではないということを説明する必要があるためです。【参考】・カゴメプレスリリース
2014年10月21日1ヵ月検診を終えて、ほっとしたのもつかのま間…ママたちに最初の洗礼! それは、予防接種の数。1回ではなくて何回も! 生後6ヵ月までに終わらせないといけないのがある! と大半のママが驚くところです。先ず、1歳までに受ける種類を見てみても、定期接種(国や自治体が強くすすめているワクチンで公費で賄うケースがほとんどなので無料)だけでもヒブ・小児用肺炎球菌・四種混合・BCGの4種類があり、BCG以外はそれぞれ3回接種、加えて任意接種(受けるかは保護者の判断になるワクチンで自己負担※一部自治体により助成あり)のB型肝炎(計3回)、ロタウィルス(計2回)が追加。また、1歳になったらMR(麻しん風しん)の定期接種、おたふくかぜや水痘(みずぼうそう※現在2回接種)の任意接種が登場します。これだけでも相当な数という印象を受けるのに、先進諸外国に比べると少ない、というから驚きです。では、これだけの数の予防接種をどうスケジュール立てするか? 悩みますよね。ワクチンの種類によって同時接種が可能だったり、次の予防接種までに空ける期間も細かく決まっているので予約を取って病院に向かったが、受ける直前に37.5度以上の発熱があって受けられなくてそのまま帰る、なんてことがあるとせっかくのスケジュールが狂ってしまう! という状況も頻発するのです。そこで…先輩ママに支持されているおススメ管理法をお知らせいたします。■スマホアプリ「予防接種スケジューラー」を使いこなす!「今受けられるワクチンは何?」「スケジュールを考えるのが大変」「このワクチン、どんな病気に効くの?」「次の予約はいつ?」「ワクチンの接種記録データを残したい」などママの声に対応したアプリ『予防接種スケジューラー』。 NPO法人VPDの会 の小児科医が開発したアプリで現在までに35万ダウンロードを記録。ワクチンの種類と接種適切な時期、接種回数がわかりやすく表示され、お子さまごとに接種予定日の入力と前日・当日アラームによるお知らせ、接種済が一目瞭然でわかるようになっています。もし、次回接種予定しているワクチンまでに空ける期間が不適切だったりするときちんとエラー表示が出てくれるので、計画立てるにはとても便利! 特に怒涛の予防接種ラッシュの生後6ヶ月までこのアプリでスケジュールを組むのにお世話になった、という先輩ママがたくさんいるようです。■自治体によっては便利なサービスも! 自治体によっては、登録すればメールなどで月齢と接種ワクチンのお知らせがタイミングよく来たり、今地域で流行っている感染症情報も教えてくれるサービスなどを開始しているところもだんだん増えてきているようです。お住まいの自治体に一度確認してみるのもいいですね。便利なツールやサービスに頼って、上手に予防接種を乗り切るのもひとつの手ではないでしょうか?
2014年06月18日(Photo by Pinterest)毎年寒さとともに本格的になってくるのが、インフルエンザ。今年もすでに猛威をふるっており、今まさに大きな話題となっていますよね。皆さんもインフルエンザ対策、きちんとしていますか?対策、といっても長続きしない、実は何をやればいいか分からないといった人も多いはず。そこで今回は簡単にできる対策をお伝えします。インフルエンザ対策って?国立感染症研究所によると、2014年1月27日~2月2日のインフルエンザ患者報告数は170,403人となり、前週より大きく増加しています。全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは274箇所(40都府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は243箇所(45都道府県)となりました。(画像は、「国立感染症研究所ホームページ」より引用。)そこで、一般的なインフルエンザとして挙げられる対策は以下の通り。・空気感染予防・接触感染予防・免疫力強化空気感染とは、空気中に飛んでいるウィルスを吸い込んで感染すること。これはマスクや空気清浄機などで対策が可能です。接触感染は、自分の手についたウィルスから感染するため、頻繁な手洗いやうがい、消毒が有効。これらの予防法を意識して過ごすことが大切ですが、ウィルスの侵入を100%防ぐことはできません。そこで、自分自身の免疫力をあげることが非常に重要になってきます。外部から入ってくるウィルスや菌に負けないカラダ作りをすれば、インフルエンザにもかかりにくくなるというわけです。免疫力はビタミンDで強化しよう!免疫力を高めるために大切なことは、規則正しい生活、十分な睡眠、バランスのとれた食事、そしてビタミンD!ビタミンD……あまり聞き慣れない方も多いのでは?ビタミンDは、太陽を浴びることで体内で合成できるビタミンで、別名「サンシャインビタミン」とも呼ばれています。食べ物では、魚やきのこ類などに多く含まれています。ビタミンDは、喉の粘膜にある細胞に働きかけ、“ディフェンシン”という物質を分泌させます。この“ディフェンシン”が、細胞に入り込もうとするインフルエンザウィルスをブロックし、病原体からカラダを守ってくれるのです。この他にも、カルシウムの吸収を助けて骨を強化する働きが広く知られていますが、うつ病、花粉症などの分野でも研究がすすめられている……今まさに大注目のビタミン!その証拠に、サプリメント先進国のアメリカでは、ビタミンD市場は2006年~2011年の5年間で、約50倍※にも伸びているそうです。日本でもこれから関心が高まっていくかもしれませんね。免疫力への効果を期待するなら、ビタミンDを1日20~25µg(800~1,000 I.U.)摂取することがオススメだそうです。※VASPI Main & Archive Database 2006-2011ビタミンDを手軽に摂るには、サプリメントがオススメ!先に述べたように、ビタミンDは太陽を浴びることで体内で作ることができます。しかし、お肌のためにUVカットを徹底したり、内勤で太陽を浴びる時間の圧倒的減少、魚を食べる機会の減少・・・実は現代人はビタミンDが不足しがちなのです。そんな時に強い味方となるのが、サプリメント。忙しい毎日でも手軽に、効率よくビタミンDを補えます。最近では、高含有タイプや、水なしで口で溶けるタイプも登場しており、選択肢が広がってきています。大塚製薬「ネイチャーメイドスーパービタミンD」(90粒・90日分目安、希望小売価格915円<税別>)は、健康のために推奨される25µg(1,000 I.U.)が1日1粒にギュッと凝縮されています。サプリメント大国アメリカで長年愛されている専門ブランドなので、安心ですね。ビタミンD2とD3の総称であるビタミンD。「ヘルシーワンビタミンD3」(60カプセル・約1~2か月分目安、希望小売価格2,800円<税別>)は、青魚によく含まれるビタミンD3のみをジェル状カプセルにたっぷり含んでいます。また、最近注目を集めているのが、口で溶けるタイプ。「ネイチャーメイド ビタメルトD」(50粒・10日分目安、希望小売価格600円<税別>)は、コンパクトな容器に入った水いらずのサプリメントなので、時間と場所を選びません。ストロベリー味なのも嬉しい。自分の身を守れるのは、自分だけ。インフルエンザに負けないよう「ビタミンD」をきちんと毎日摂って、残りの冬も元気に過ごしましょう!
2014年02月19日冬になると、毎年多くの感染者を出す「インフルエンザ」。日本では年間で約1,000万人が感染すると言われている。インフルエンザ対策としては、うがい・手洗い・マスクなどをはじめ、毎年さまざまな予防法が話題になっているが、中でも数年前から注目を集めているのが「乳酸菌」。乳酸菌を摂取することにより、腸内免疫細胞を活性化し、免疫系のバランスを整えることで、インフルエンザをはじめとしたウイルスによる羅患の予防につながると期待されている。そして、200以上と言われる数多くの乳酸菌の中でも、近年インフルエンザ対策において特に注目を集めているのが「フェカリス菌」。乳酸菌は数を多く摂るほど効果的であり、球状かつ超微粒子の「フェカリス菌」は大量摂取に非常に適している。また、マウス実験においても、インフルエンザの予防・治療における「フェカリス菌」の有用性を示す結果が出ているほか、"加熱殺菌処理"をすることで、その免疫機能の向上効果は生菌体の約3倍になるという研究報告もある。そこで今回、生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研では、インフルエンザ対策の新キーワードとして「フェカリス菌」に注目。20~40代女性を対象とした「インフルエンザ対策」に関する意識・実態調査のほか、「フェカリス菌」の有用性を示す研究データや現役医師の見解についてレポートしている。○現代女性の「インフルエンザ対策」に関する意識・実態はじめに、20~40代の女性500名を対象に、「インフルエンザ対策」に関する意識・実態調査を実施。その結果は下記の通りとなっている。◆昨シーズン、「同居する家族」がインフルエンザ感染した割合は5人に1人、「同じ職場の人」では半数まず、過去のインフルエンザ羅患経験について調査を行ったところ、これまでにインフルエンザに感染したことがある女性は59%と約6割にものぼった。また、昨シーズンのインフルエンザ感染状況についても聞いたところ、自身が感染したという人の割合は13%で8人に1人という結果。また、「同居する家族」が感染した割合は23%、「同じ職場の人」が感染した割合は50%にも及んだ。ちなみに、インフルエンザに感染した際のエピソードとしては、「幻覚が見える程の高熱が出た上に、解熱剤の効果が全く見られず、恐怖を感じるほどだった」(44歳・福岡県)、「1人の感染をきっかけに、家族全員が同時期にダウンすることになり、1週間何もできなかった」(33歳・静岡県)など、その症状や感染力に脅威を感じる声が多くあがった。また、「職場の人数が少なく大変な中で感染し、同僚に大変迷惑をかけてしまった」(41歳・山口県)、「学校行事の時に、インフルエンザにかかり休まざるを得ず、子どもがとても残念そうだった」(39歳・岡山県)と、仕事や家庭への影響も非常に大きいようだ。◆軽視されがちな"内側からのケア" - 体の抵抗力を高めるためには、睡眠や食事による対策も必要それでは、女性たちはインフルエンザについて、どのような対策をしているのか? 昨シーズン行った対策方法を聞いたところ、「手洗いをする」(69%)が最も多く、以下、「うがいをする」(62%)、「マスク」(51%)と続くなど、インフルエンザウイルスを寄せ付けないように、"外側"からの対策に力を入れている人が多い様子がうかがえる。その一方で、「十分な睡眠をとる」(36%)、「食事による対策をする」(18%)といった回答は少数派となり、免疫力をアップさせるなどの"内側"からの対策は軽視されがちな傾向にあるようだ。ウイルスを物理的に除去するための"外側からのケア"はもちろん大切だが、十分な睡眠や、食事による対策で体の抵抗力を高める"内側からのケア"も大変重要なこと。つい疎かにしている人も多いようだが、インフルエンザにかかりにくい体づくりのためには、"内側からのケア"にも目をむける必要があると言える。◆"内側"からのインフルエンザ対策として注目を集める「フェカリス菌」こうした中、現在"内側"からのインフルエンザ対策において注目を集めているのが、乳酸菌の一種である「フェカリス菌」。ちなみに、今回アンケートに回答した女性たちに「フェカリス菌」を知っているかを聞いたところ、その認知度は17%にとどまった。続いては、「フェカリス菌」の概要と、インフルエンザ対策効果について紹介していこう。○「フェカリス菌」のインフルエンザ対策効果◆「フェカリス菌」とは?「フェカリス菌」とは、人間の体内に常在している乳酸菌の一種。そもそも「乳酸菌」とは、糖を分解して乳酸を生産し、エネルギーとする細菌の総称を指すが、一口に乳酸菌といっても、その数は多く、200種類以上と言われている。他の乳酸菌との大きな違いとして、「フェカリス菌」には「球状である」「微細である」という2つの特性がある。「フェカリス菌」は、"球菌"と呼ばれる球状の菌体であり、そのサイズは500~1000ナノメートル(=1/2000~1/1000ミリメートル)と非常に小さく、例えば「ビフィズス菌」と比較すると、約5分の1のサイズとなっている。この特殊な形状により、「フェカリス菌」は一度にたくさんの摂取が可能となり、他の乳酸菌と比較しても、より免疫細胞を刺激しやすいと考えられている。また、加熱殺菌されても効果があるため、加工がしやすく、保存性・利便性も優れている。◆マウス実験によって明らかになったインフルエンザの予防および治療効果なお、「フェカリス菌」のインフルエンザ予防・治療効果は、マウス実験でも実証されており、2010年の「日本乳酸菌学会」にて発表された北海道大学とニチニチ製薬の共同研究によると、「フェカリス菌」の可溶性成分を投与したマウスと投与しなかったマウスでは、インフルエンザ感染後の生存率に有意な差が見られたという。研究結果によると、「フェカリス菌(FK-23)」を投与しなかったグループのマウスにおいては、インフルエンザウイルスの感染後14日時点で、マウスの生存率が40%であったのに対し、ウイルスの感染前・感染後ともに「フェカリス菌(FK-23)」を投与していた別グループにおいては、マウスの生存率は100%だった。さらに、「感染前のみ」あるいは「感染後のみ」に投与した場合でも、まったく投与しなかったグループと比べるとマウスの生存率が高いという結果に。このことから、「フェカリス菌(FK-23)」は、インフルエンザの「予防効果」および「治療効果」が期待できると言える。また、今回の実験により、インフルエンザに感染する前から「フェカリス菌」を摂取すること、またインフルエンザに感染しても摂取し続けることの重要性が強く示唆された。ちなみに、「フェカリス菌」は"加熱殺菌処理"をすることで、生菌以上に免疫向上効果が高まるという研究結果も出ている。「New Food Industry」(2006 Vol.48 No.9)に掲載された、ニチニチ製薬 中央研究所の実験では、「フェカリス菌」の加熱殺菌処理菌体は、生菌と比べて約3倍の免疫向上効果が期待できることが明らかになっている。○医療の現場でも活用される「フェカリス菌」 - 現役医師が語るその有用性胃腸を専門とする医学博士で、井の頭通りこう門科胃腸科 院長の大堀晃裕氏は、「フェカリス菌」摂取の有用性について、下記のように語っている。◆現役医師も注目する「フェカリス菌」インフルエンザ対策においては、うがい・手洗い・マスクなどの予防が重要ですが、それだけではなく、「免疫力」を高めることも大切です。そして、「免疫力」を高める上で、個人的にも注目しているのが「フェカリス菌」。私自身、7年前から「フェカリス菌」を摂取し続けており、風邪やインフルエンザにかかりにくくなったという実感があります。また、2年前からは家族も一緒に摂取しているのですが、同様にウイルス性の病気に対する抵抗力があがったようです。自分で効果を体感してからは、クリニックの患者さんにも紹介しており、特に手術後などで免疫力の維持・向上が必要な方や、大腸炎や下痢気味の方など腸に不安のある方には、積極的に「フェカリス菌」に関する情報提供をしています。副作用がないため、安心して摂取していただくことができます。◆「フェカリス菌」のインフルエンザ対策における有用性「フェカリス菌」を摂取すると、腸内免疫細胞が活性化され、免疫系のバランスが整います。特にインフルエンザが流行する冬は気温が低いため、体が冷えることにより腸内の免疫細胞の働きも鈍くなりがちなので、「フェカリス菌」を摂取することは非常に意味のあることだと考えます。ただし、乳酸菌は、時間が経つと体内から出て行ってしまいますので、「フェカリス菌」を摂取する上では「毎日続ける」ということが何よりも重要です。◆「フェカリス菌」を加熱殺菌することによるメリットまた、「フェカリス菌」は、加熱殺菌されても免疫向上効果を損なうことがなく、むしろ加熱殺菌をすることで、その効果が生菌の3倍に高まるという研究報告もあります。 さらに、生菌のままでは、どうしても1度に摂取できる乳酸菌の量には限界があり、多くても100~400億個程度ですが、加熱殺菌処理した「フェカリス菌」であれば、1度に約1,000億個の摂取が可能になります。まもなく本格化すると予想されるインフルエンザの流行シーズン。今年は、うがい・手洗い・マスクなどの"外側"からの対策に加えて、「フェカリス菌」で免疫力を高める"内側"からの対策も取り入れてみてはいかがだろうか?
2013年12月02日今回のテーマは、食事とうつ病、地中海料理で発症を予防!?ヨーロッパ全体の中でも年齢調整自殺率が低いといわれる地中海沿岸地域。うつ病の予防には、食生活も関係があると言われるけれど…今回は食事とうつ病の関係について、精神科医の徳増先生から教えてもらいました。こんにちは。精神科の徳増です。今回は、食事とうつ病についてお話しさせていただこうかと思います。うつ病は病院に通い正しい治療を受ければ、治る可能性が高い病気であることが広く知られています。しかし、その予防法についてはあまり論じられていません。地中海沿岸諸国では、ヨーロッパ全体と比べて年齢調整自殺率が低いことをご存じでしょうか?地中海料理は、豊富なオリーブオイル、魚介類、ナッツ類、野菜、果物を使うことが特徴的ですが、ヨーロッパ15の国の自殺率を比較すると、ギリシャやスペインなど、オリーブオイルを多く摂取する国ほど自殺率が低いことがわかっているのです。気候条件、民族性、失業率など、自殺率にはさまざまな要因が関与していますが、食事とうつ病のリスクの関連を調べる大きな研究スペインで行われました。するとその結果は、「典型的な地中海料理を食べている人ほどうつ病になりにくい」というものでした。さまざまな考察が可能ですが、一つには、うつ病とメタボリックシンドロームは関係があることが知られていますので、地中海料理はヘルシーで良いということが言えるかもしれません。食材別でみると、オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)を豊富に含んでおり、抗酸化作用を有します。魚はω-3系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)に富んでおり、これが中枢神経系の神経細胞膜の流動性を高め、セロトニンの輸送を促進するとされています。木の実や穀類に含まれる葉酸・ビタミンBは、s-アデノシルメチオニンという物質を作り、神経伝達物質の代謝に必要とされています。これら、不飽和脂肪酸、抗酸化物質、葉酸、ビタミンBなどの作用が組み合わさることでうつ病のリスクを減らすと考えられるでしょう。最近、日本でうつ病が多いのは、食生活が欧米式に変わったことが影響しているのではないかと考える学者もいます。食生活は、体だけではなく心の病気にも影響するということでしょうか。地中海料理、近いうちに日本でもブームがくるかもしれませんね。【PROFILE】お名前(ふりがな):徳増卓宏(とくますたかひろ)先生専門科:精神科年齢:27歳勤務先:都内某病院好きな女性のタイプ:母性的な人初デートに連れていく場所は?:お台場とか…海の見える街なぜドクターを志したのですか?:大学受験の時に、ふと医者を目指そうかなと思いました女性たちからイケメンドクターといわれることにどう思いますか?:純粋にうれしいですね<2013年7月17日現在>
2013年11月29日今回のテーマは、結核国内でも年間2万人以上が発生しているといわれる、結核。子どものころは、BCG(結核の予防接種)のおかげで予防できていたけど、大人になるまでは効果が持続しないって知ってた?今回は、結核について、松本先生に教えてもらいました。最近、結核のニュースが立て続けに聞こえてきます。昭和中頃までは「亡国病」といわしめるほどの流行がみられましたが、戦後は激減し、過去の病気のように扱われておりました。しかし近年、さまざまな要因で患者さんの数が増えていますので、要注意!結核についてちゃんと知っておきましょう。結核は、結核菌を咳・くしゃみなどの形で外に排菌している感染者からうつります。通常の免疫力であれば、体内に菌が侵入しても、自分の免疫で結核菌を抑え込み、発病することはありません(冬眠状態)。しかし、免疫が未熟な乳幼児期やHIVなどの病気で免疫機能が弱っている状態では感染し、発病する可能性が十分あります。また、かつては抑え込めていた体であっても、高齢により免疫が弱った状態になったり、ステロイドなどの免疫を抑える治療をされたりすると、冬眠していた菌が再燃し活動を始めます。このたびニュースで取りざたされていたのは、症状が、長引く咳・痰・微熱であって、「治りの悪い風邪」という診断がなされ、「肺結核」という正しい診断が遅れたことでした。症状だけでは結核と診断するのは大変困難であり、街のクリニックにおいて、初診時から結核を疑って検査をするというアタマになりにくいのも事実です。感染しているかの診断には、従来からのツベルクリン反応検査(皮内注射して48時間後に判定)、または、最近では血液検査によるクオンティフェロン検査が用いられます。また、発病しているかの診断には、レントゲン・CTなどの画像検査、喀痰検査(スライドにひいて顕微鏡でのぞいたり、培養したり、遺伝子検査をします)があります。結核は不治の病ではありません。複数の内服薬で治すことができます。発病してしまい、他の人に伝染する可能性のある(排菌している)患者さんは、残念ながら2カ月強の入院加療を要しますが、排菌していない患者さんの場合は通院で治療が可能です。自己調節せず、決められた量をきちんと内服することが肝要です。また、乳幼児・小児期のBCG接種はこの時期の感染予防に有効です(効果は10年強とされています)。【PROFILE】お名前(ふりがな):松本昌和(まつもとまさかず)先生専門科:腎臓内科年齢:35歳勤務先:御徒町腎クリニック好きな女性のタイプ:ショートカットが似合う人初デートに連れていく場所は?:おいしいご飯が食べられるところ。なぜドクターを志したのですか?:人助けに最高の仕事だとおもったから。女性たちからイケメンドクターといわれることにどう思いますか?:そう言ってくれる人が1人でもいたらホント嬉しいですね。<2012年10月10日現在>
2013年11月22日Q:黒カビの発生を予防する効果があるのは、次のうちどれでしょうか?A:わさびB:からしC:しょうが(答えは矢印の下です!)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓解答:A:わさび解説:わさびには抗菌作用があり、浴室や冷蔵庫など、カビを防止したい箇所で役立ちます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月28日日本と同様、手洗い重視の習慣1月23日、ミネソタのニュースサイト INDEPENDENT には手洗いの重要性についての記事が掲載された。インフルエンザが心配な季節、いつもより念入りに手洗いうがいを実行している人が多いのではないだろうか。この習慣、日本では誰もがしているといってもよいほど浸透しているが、アメリカではどうだろうか。記事では、インフルエンザなどの感染症予防に最も有効な手段は手を洗うことだとしている。私たちの手は常に様々なものを触っている。ドアノブ、パソコンのキーボード、携帯電話、自分の顔や髪など。ほとんどの物は無害だが、中には病気の原因となるものが付着している。手洗いは感染症から身を守る最も確実な方法だ。手洗いを重視しているのは日本と同様だ。わかってはいるけれど…実際は?アメリカ公衆衛生協会がトイレ後の手洗いアンケートと事実調査した結果、調査対象となった大人の91%が手を洗うと答えた。しかし、実際に洗っていたのは83%だった。また、10代への調査によればトイレの後、手を洗っていたのは女子が58%、男子が48%にとどまった。しかし、どの程度ていねいに洗えば手洗いの効果が出るのだろうか。普段、ほんの少し手を濡らしただけで手を洗った気分になっていることはないだろうか。正しい手洗いとは少なくとも20秒、ちょうどハッピーバースデーの歌を歌い終わる程度洗うことだ。ほんの少しの予防が感染症の蔓延を防ぐ。これは治療と同じ価値がある。そして、清潔なタオルかペーパーで手を乾かすことは言うまでもない。記事ではトイレの後に限らず、ゴミを処理した後、動物に触れた後なども手を洗うことを勧めている。元の記事を読む
2013年01月25日手洗い、うがい、適度な運動、加湿にマスク…。風邪予防で気を付けていることは多いけれど、食べ物ではどうでしょうか? 風邪予防に効果的なビタミンCなど気軽にとりたいですよね。最近ビタミン不足だなぁと感じたときにも、冬にぴったりの熱々で美味しいレシピのご紹介です。材料(作りやすい分量*4~5人分)・卵:3~4個・鶏肉:1枚(300~400g程度)・レンコン:正味200g程度・生姜:1~2片・水:5カップ(1リットル)・麺つゆ:適量・粉末だし:適量・うどん:4~5人分・お好みの薬味:適量作り方1. まず、材料を準備します。レンコンは皮を剥き、薬味はお好みで刻んでおきます。2. 鶏肉は今回もも肉を使用しましたが、胸肉でもOKです。厚みが均一でない場合は厚い部分をそぎ切りして開きます。全体をフォークで刺して穴をあけたあと、一口大に切り、分量外の塩を少量ふって揉み込みます。 3. レンコンは水を入れた鍋の上ですりおろします。(特に白だし等を使ってつゆの色味を綺麗に出したい場合はこの方法が酸化しにくく、おすすめです。)4. 生姜もすりおろして加えます。香りも活かすため、皮は剥かずにすりおろします。5. 粉末だし、麺つゆ、鶏肉を加えて中火で加熱します。(生姜を入れているため味付けは普段より少し薄めでOK。)沸騰してきたら灰汁をとり、香りがとぶため灰汁をとった後は弱火にし、沸騰させすぎないようにします。6. かるく溶いた卵を2~3回にわけて加えます。円を描くように少しずつ加えてその都度よく混ぜます。終わったら、卵が固まる前に火を止めて完成! おろしレンコンの、温かい大根おろしとふやけた揚げ玉の中間のような不思議な食感も魅力的です。また、意外にビタミンCが豊富なため、定期的に食べると風邪予防にもつながります。体を温めてくれる生姜も一緒に、美味しく食べて風邪予防しませんか?
2013年01月11日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「ホウレン草のカレー」を含めた全4品。風邪予防、美肌効果などに効果があるホウレン草を使ったカレーに、ニンジンの甘みが広がるライスを添えて。 たっぷりホウレン草のカレー ホウレン草を1.5束も入れた、鉄分たっぷりのカレー。食べやすく、お子様にもオススメ! おろしニンジンライス すりおろしたニンジンをお米と一緒に炊いた、彩りのきれいな一品です。 カリフラワーのサラダ カリフラワーのゆで加減はお好みで! 手に入りやすい旬の野菜を使っても。 お好みフルーツヨーグルト プレーンヨーグルトとキウイ、バナナの身体に良いデザート。カレーの後に最適。 ⇒今週の献立一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2012年12月26日薬用せっけん「ミューズ」等を扱うレキットベンキーザー・ジャパンはこのほど、「インフルエンザと自宅待機期間の過ごし方に関する意識調査」の調査結果を発表した。同調査は、昨年冬(2011年11月~2012年2月頃)にインフルエンザを発症した20~50代の人を対象として11月に実施。400人から回答を得た。「インフルエンザにかかった際の『自宅待機期間』に外出したか」との問いには、30.5%が「外出した」と答えた。「外出の理由」は、「食べ物・飲み物の調達のため」というやむを得ない理由が多かったものの、「熱が下がったから」「体のダルさが軽減したから」「仕事を休めなかったから」など、感染予防意識の低さや社会的な体制の不備による外出も目立った。「外出時の行き先」を尋ねたところ、もっとも多かったのは「スーパー」の(55.7%)。次いで「コンビ二」が43.4%となった。「会社などの仕事」は32%だった。また「それらの場所に行く交通手段」は、「バス」が22.1%、「電車」が19.7%と、公共交通機関を利用している人が多いことが明らかになった。インフルエンザの診断を受けた場合、症状が落ち着いてからもウイルスが体内に潜伏している可能性が高く、周りの人に移しかねない。そのため熱が下がってから2日あるいは症状がはじまった日の翌日から7日目まではできるだけ外出しないという指針が設けられている。自宅待機期間については「厚生労働省のQ&Aページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日内閣広報室は13日、首相官邸ホームページに「インフルエンザ&ノロウイルス特集ページ」を新設した。同特集ページは、冬に流行のピークを迎えるノロウイルスとインフルエンザへの注意喚起を目的として、家庭や職場でできる予防対策や政府の取り組みなどをまとめたもの。「インフルエンザにかからないためには」「政府が取り組むインフルエンザ対策」「ノロウイルスによる感染を防ぐには」などを閲覧できる。「インフルエンザにかからないためには」では、感染経路を断つこと、予防接種を受けること、免疫力を高めることなどを推奨。「正しい手の洗い方」など、インフルエンザから身を守るために気をつけるポイントを紹介する。ノロウイルスについても、家庭でできる予防対策の3つのポイント、「手洗い」「人からの感染を防ぐ」「食品からの感染を防ぐ」について、具体的な方法を示すなど、感染の拡大防止を呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日雪印メグミルクは12月5日、神戸市で開催された第41回日本免疫学会学術集会において、「プロバイオティクス『ガセリ菌SP株』の経口投与によるインフルエンザAウイルスに対する感染予防効果」の研究発表を行った。同社は北海道大学遺伝子病制御研究所内に、寄附講座として「プロバイオティクス・イムノロジー研究部門」を開設している。同社保有のプロバイオティクス乳酸菌「Lactobacillus gasseri SBT2055(ガセリ菌SP株)」には、有用な生理機能があることが明らかになっており、同研究部門でさらに研究を進めた結果、インフルエンザウイルスに対する感染予防効果が明らかとなった。研究では、ガセリ菌SP株を経口投与したマウスと、ガセリ菌SP株を投与しなかったマウスにH1N1型インフルエンザウイルスA/PR/8を経鼻感染させた。するとガセリ菌SP株を経口投与したマウスでは、投与しなかったマウスに比べてウイルス感染後の生存率が有意に高くなった。さらに、肺組織中のウイルス量と肺組織の炎症を示す指標では、ガセリ菌SP株を投与したマウスは投与しなかったマウスよりも低い値を示した。このことから、インフルエンザウイルス感染で起こった肺の過剰な炎症状態が軽減化され、マウスの感染後致死率が低下している可能性があることが分かった。これらの結果から、ガセリ菌SP株は経口摂取後に、腸管から離れた組織である肺の免疫機能を調節することで、インフルエンザウイルスに対する生体防御機能を高めていることが予想されるという。今回の結果は、ガセリ菌SP株摂取のインフルエンザウイルス感染に対する予防効果と、その作用機序の一端を示すもので、今後さらに研究を深め、ガセリ菌SP株が持つ生態防御機能の解明が進むことが期待される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日インターネット調査会社のマーシュはこのほど、「インフルエンザとワクチン接種に関するインターネット調査」の結果を発表した。同アンケート調査は11月9日~12日にインターネット上で行われ、1,800件の回答を得た。「今シーズン(2012年~2013年にかけて)の予防接種」について聞いたところ、「今のところ受ける予定はない」という人がもっとも多く49.1%。「すでに受けた」人は9.2%、「これから受ける予定」の人は25.1%だった。前回の2011年の調査では11月下旬にアンケートを行ったが、この時は接種済みの人が17.0%。これから受ける予定の人と合わせると35.4%で、今回の調査とほぼ同じ割合となっていた。予防接種を受けたかどうかに関わらず、「昨シーズンにインフルエンザにかかったかどうか」を聞いたところ、「かからなかった」という人が大多数で88.8%だった。「かかった(医療機関で診断を受けた)」人は6.9%で、このうち約半数の52.8%は昨シーズンの予防接種を「受けた」と回答した。ワクチンの接種状況に関係なくすべての人に、「どれくらい予防効果が期待できると思うか」を聞いたところ、発症の予防については69.2%が、かかった場合の重症化の予防については71.1%が「期待できる」と回答した。前回2011年の調査と比較してみると、発症の予防が2.5%減、重症化の予防が2.3%減と、それぞれ低下していた。調査の詳細は「マーシュ公開調査データ発表ページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月03日総合医療メディア会社の「QLife」は21日、「世帯所得別のインフルエンザの予防ならびに治療行動に関する一般生活者アンケート」の調査結果を発表した。同調査は9日~10日までインターネット上で行われ、一般生活者1,000人から回答を得た。「今シーズンのインフルエンザ予防接種の意向・実施」について聞いたところ、「すでにした」は11.4%。「するつもり」を加えても46.2%と過半数に届いていないことがわかった。世帯所得別に見てみると、「すでにした」「するつもり」と回答した401~600万円世帯は41.6%だった。世帯年収が上がるにつれ数値は高くなり、1,001万円以上の世帯では51.4%となった。「予防接種の値段」についての問いには、60.2%が「高い」と回答。世帯年収が上がるにつれて高いと感じる人は減少するが、1,001万円以上世帯の世帯でも51.2%が「高い」と答えた。詳細は「QLife内の調査結果発表ページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日においが気になるこの季節…特にワキガで悩んでいる女のコには死活問題。実は、身近な果物でワキガなどの気になる体臭が予防できるとしたら、こんなにうれしいことはないですよね!その果物とはいったい・・・実はその果物とはリンゴ。リンゴには、ワキガなどの「体臭を予防する効果がある」と言われています。汗腺には、全身に分布する「エクリン腺」と、ワキの下や陰部などに集中する「アポクリン腺」の2つがあります。このうちワキガの原因となるのは「アポクリン腺」。アポクリン腺から分泌される「タンパク質」や「脂肪酸」などに、誰の皮膚にでも存在する「常在菌」が繁殖してしまうとワキガ臭となります。でも、アポクリン腺から分泌される数ある成分の中で「どれが臭いの素なのか」、それはまだ明確には解明されていません。ただ研究が進むにつれ、「アポタンパク」という物質が関係しているのではないかと考えられています。アポタンパクとは、アポクリン腺から分泌される「リポタンパク」という物質が、常在菌によって分解されたもの。そしてリンゴには、このにおいの元となる「アポタンパク」を抑制する作用があると言われているのです。現在の段階で明確に分かっていることは、アポクリン腺から分泌される「物質」は、汗腺の中にある内はにおわないということ。だから、汗をかいたら雑菌が繁殖する前にふくことが大切です。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年08月12日医療用医薬品などの輸入・製造・販売を行うMSDは、”子宮頸(けい)がん”の予防ワクチン接種を呼びかけている。費用を国と自治体が補助する「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」の助成制度は平成24年度末(2013年3月末)までであり、半年間に3回のワクチン接種(同種)の必要があることから、早めの接種を推奨している。接種方法は筋肉注射で、小児科、婦人科・産婦人科、内科などで接種が可能。通常2回目の接種は初回接種から1、2カ月後で、3回目は6カ月後となっている。なお、助成制度については自治体ごとに異なるため、自治体や最寄りの医療機関に問い合わせる必要があるとのこと。子宮頸がんは乳がんに次いで罹患(りかん)率が高く、特に20代から30代のがんでは第1位だという。そのため、HPVに感染している可能性が低い、低年齢での接種がより有効であると考えられている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日6月1日、日本記者クラブで「ワクチン予防医療フォーラム」が開催された。このフォーラムは、今後の日本の予防医療をめぐる環境を充実させていくことを目的として開催されている。7回目となる今回は、独立行政法人国立病院機構三重病院院長の庵原俊昭氏による「ワクチンのABCからXYZまで~ワクチンの基礎から臨床応用まで~」と題した講演が行われた。庵原氏は厚生労働省の「新型インフルエンザワクチンの流通改善に関する検討会」の座長を務めたほか、2010年12月には、インフルエンザワクチンの治験調整医師として治験を主導。国産ワクチンの開発を実現させたことが評価され、第23回人事院総裁賞(個人部門)を受賞した経歴をもつ。ワクチンは、感染予防のほかに、感染しても発症を予防したり、発症したとしても重症化を防ぐ効果があるという。また、一人が感染、発症しても、周囲の人がワクチンを接種していれば、流行を防げるとのこと。現在、麻疹が局地的に出ているが、日本全国に広がっていないのは、多くの子どもたちが麻疹のワクチンを受けているからだと、庵原氏はワクチンの効果をあげた。ウイルスの感染症には、潜伏期間が2週間程度の全身性ウイルス感染症と、潜伏期間2~3日の局所性ウイルス感染症がある。全身性ウイルス感染症には、種痘、麻疹(別名はしか)、水痘などがあり、感染しても、急いでワクチンを接種することで、発症を予防することができる。一方で、インフルエンザウイルスやロタウイルスなど、局所性ウイルス感染症には、ワクチンを接種しても効果はない。流行する前に接種することが必要だ。では、ワクチンを接種すれば、完全に発症を予防できるのだろうか。庵原氏によれば、ワクチンを受ける側とワクチン側、両方の免疫をつくる力や、作られた免疫が持続する期間、そしてワクチンで作られた免疫でカバーできる割合や範囲を考えなければならないそうだ。最近では、子宮頸(けい)がんを予防するワクチンや、肺炎球菌を予防するワクチンなど、新しいワクチンがあるが、子宮頸(けい)がんをおこすウイルスは15種類あり、ワクチンに入っているウイルス2種類ではカバーできるのが70~80%にとどまる。肺炎球菌も90種類以上あるが、ワクチンでカバーできるのは75%程度。しかし、100%ではなくても、予防効果があることはたしかだ。ワクチンを接種したのに発症した場合、血清型や遺伝子型の流行を監視してワクチンの改良に役立てているという。ワクチンは、当然のことながら、その疾患の発症リスクが高まる前に、必要な回数を接種することが大切だ。接種による副反応出現リスクが高くなる前であり、適切な免疫が獲得できる時期に接種することが望ましい。新生児は生後2カ月から6カ月までに、BCG、ポリオ、DPT(三種混合ワクチン)、インフルエンザ、肺炎球菌、ロタなどのワクチン接種が必要。ワクチンによっては、半年の間に3回の接種が必要なものもある。そこで庵原氏は、同時接種を提案。生ワクチンと不活化ワクチンを同時に行っても、個別接種時と免疫原性はかわらず、副反応の増加もない。また、人の免疫力にはゆとりがあり、一度に多くの抗原が入っても、対応する能力が十分あるのが同時接種をすすめる理由だ。庵原氏が病院長を勤める三重病院では、注射ワクチンの単独接種のスケジュール例のほかに、2種類同時接種、3種類同時接種のスケジュール例を作成。母親と相談して接種スケジュールを決定している。もし、複数回の接種が必要なワクチンで、2回目、3回目の接種を逃してしまったとしても、気づいたときに病院で相談することを庵原氏はすすめる。例えばロタワクチンの場合、1回しか接種していない場合では、効果が60%程度なのに対し、2回の接種では81%、3回の接種で88%の効果が報告されているとのこと。3回できなくても、2回接種するだけで、効果がかなりアップするのがわかる。「接種し損ねたことで、子どもに対する負い目を感じるお母さんは多いですが、気にする必要はありません。子どもから大人まで感染症予防のために、ぜひワクチン接種をうけてください」と庵原先生は講演を締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「化学療法中の患者さんのインフルエンザワクチン」の調査を実施した。調査手法は、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は3月2日~3月8日で、有効回答数は 2,444件。「化学療法中の患者さんのインフルエンザワクチン接種」について、「好中球数が低値ならワクチンを見送り、正常値の場合に接種する」と回答した医師が34%となった。「患者さんの状態の良い時に行う」「化学療法の休薬期間に実施する」といったコメントがみられた。「好中球数に関係なくワクチンを接種する」は24%。「インフルエンザ感染の方がリスクが高いので、早めのワクチン接種を勧める」「不活化ワクチンであるので問題ない」という意見がある。「化学療法中はワクチンの接種を行わない」は21%。「思わぬ副作用が生じるかもしれない」「ワクチンの効果があまり期待できない」「化学療法導入前に済ませておくべき」といった声が多く、「罹患(りかん)してから抗インフルエンザ薬で対応する」というコメントもあった。「MedPeer」は医師の会員制コミュニティサイト。医師同士のディスカッション、情報交換を目的としており、その仕組みを利用して各種医師向けリサーチ調査が可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日ダイヤモンド社は、大学生による大学生向け情報サイト「メンター・ダイヤモンド」において、4月9日の「子宮の日」にちなんだアンケート調査を行った。子宮頸がんの正しい知識を広めるべくして行われた同調査の調査対象は、子宮頸がんのワクチン接種において公費助成の対象外である女子大学生300名。「子宮頸がん」という病気について、女子大学生の99%が「知っている」と回答したが、「実際にワクチンを接種した人」は7%と少なく、「検診を受けた人」も9%にとどまった。接種しない理由のトップは、費用の高さ(64%)。抗体をつくるために必要とされる接種は全部で3回、その費用は合計で約5万円といわれている。この金額は、公費助成の対象外である女子大学生にとって大きな負担だ。このため「親に費用(の一部)を負担してほしい」と回答する女子大学生は74%にのぼった。子宮頸がんは、性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が主な原因となって発症する女性特有のがん。しかしHPVを予防するワクチンの接種と定期健診で、予防が可能な唯一のがんといわれている。自治体により対象年齢は若干異なるものの、2010年10月以降、中高生の一部には公費助成によりワクチンの接種が受けられるようになっている。性交未経験者への接種が効果的だという観点から、この年齢層に限って助成が行われるが、同がんは20~30代の女性で発症率1位といわれ、死亡率と罹患率も増加傾向にある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日インフルエンザが猛威をふるっている今冬、Amazon.co.jpでは加湿機能付きの空気清浄機が大ヒットしている。2月中旬から3月に飛散のピークを迎える花粉症シーズンの到来に向けて、“加湿”“清浄”機能の人気が非常に高い。Amazon.co.jp家電売れ筋ランキングは以下のとおり。(2012年2月1日~13日調べ)1位 SHARP プラズマクラスター搭載加湿空気清浄機450mL/タイプ KC-A50-W¥23,000(メーカー名:SHARP)2位 SHARP プラズマクラスター搭載空気清浄機 14畳用 FU-A51-W¥20,000(メーカー名:SHARP)3位 ダイキン(DAIKIN) パワフル空気清浄機「光クリエール」 ホワイト ACM75M-W ¥20,000(メーカー名:DAIKIN)4位 Panasonic 加湿空気清浄機 ホワイト F-VXG70-W¥27,500(メーカー名:Panasonic)5位 TWINBIRD マイナスイオン発生空気清浄機(12畳)パールホワイトAC-D358PW ¥6,000(メーカー名:TWINBIRD)2万円台の加湿機能付きの空気清浄機が売れ筋だ。さらに室内の清掃で花粉対策ができる便利グッズの人気も高まってきている。これからの季節インフルエンザ、花粉への十分な対策を講じておこう。お問い合わせ: Amazonホーム&キッチンストア
2012年02月23日LEDで情報機器の製造を手がける、日本セック株式会社は、インフルエンザの危険度を可視化する「インフルエンザ予防対策表示器」を発売した。この「インフルエンザ予防対策表示器」は、インフルエンザ拡大の危険性を、湿度や温度などの見地からを計測し危険度を可視化し、予防対策に役立てようとするもの。利用シーンは事務所・工場といった職場はもちろん学校・介護施設、公共施設など大人数が集まる施設内もサポート。危険度は緑・橙・赤の3段階で表示され、安全(緑):インフルエンザ危険度 0~40%注意(橙):インフルエンザ危険度 45~60%危険(赤):インフルエンザ危険度 65~100%※危険度は5%刻みで表示となっている。こちらの「インフルエンザ予防対策表示器」は夏場は「熱中症予防対策WBGT指標表示器」としても活躍するとのこと。詳しくは下の紹介サイトを見てみよう。 公式サイト
2011年11月01日子宮頸がん・ヒブワクチン接種費の半額負担に山口県長門市は、子宮頸(けい)がん予防ワクチンと乳幼児の細菌性髄膜炎を防ぐヒブワクチンの接種費用を助成するため、「すこやかながとワクチン基金」を設立、来年度から接種費用の半額を助成するとのこと。これは、朝日新聞が報じたもの。基金の設立を働きかけた市内の医療法人社団成蹊会岡田病院の岡田和好院長らが4日、市役所を訪れ、南野京右市長に原資として病院が500万円、成蹊会職員一同(290人)が30万円を寄付したという。病院開設50周年を記念して寄付をしたという岡田院長は、「地域医療に役立ててほしい」と話しているという。国内で承認されている両ワクチン、若年接種が効果的子宮頸がんは20~30代の女性に多く、国内で年間約1万5千人が発病、約3500人が死亡している。また細菌性髄膜炎は、5歳以下の子どもが罹り易く、国内で年間約600人が発症し約5%が死亡、20~30%に難聴やてんかん、発育障害などの後遺症が残るとされる病気だ。いずれのワクチンも国内で承認され、子宮頸がん予防ワクチンは小学生から中学生の間に、ヒブワクチンは乳幼児の頃に接種すれば効果的といわれている。一般の医療機関で接種できるものの、現時点では保険の適用がなく、任意接種となっており、費用は子宮頸がんワクチンが計3回接種で約4~6万円、ヒブワクチンは計4回接種で約3万2千円という。現在、全国的に接種費用の公的負担の動きが出てはいるが、長門市では来年度、市の持ち出しも含め、中学3年生の女子約170人と乳幼児約1400人を助成対象にするといい、子宮頸がん予防ワクチンへの助成は県内初、ヒブワクチンへの助成は宇部市に次いで2例目とのことだ。
2010年10月07日1週間で202人厚生労働省は9月17日、新型インフルエンザの定点報告について発表した。それによると、9月6日~9月12日の、2010年第36週における患者報告数は全国で202人になった。患者数が群を抜いて多いのは、沖縄県の41人。ついで東京都19人、神奈川県・新潟県で16人となった。定点でも沖縄県…定点あたりの数値としては、沖縄県(0.71)、山口県(0.21)、新潟県(0.17)となり、やはり沖縄県の数値が目立った。東京では32週の時点で0.02であったが、36週では0.07に微増傾向。大阪ではここ5週で0.0~0.03。愛知県で0.01~0.02。山口県などでは、34週で0.01だったが、今週は0.21へと激増した。1人の患者から突然感染するという可能性も考えられる。なお、本年第18週以降、注意報レベル以上の警報地域はない。
2010年09月20日新型インフルエンザが猛威をふるっているようです。国立感染症研究所・感染症センターによる患者数の推計は、全国でなんと約150,000例。新型って、普通のインフルエンザと違ってほとんどの人が免疫を持っていないから、はやるときは爆発的にはやっちゃうらしいです。おそろしい!正しい対策を身につけて、この大流行を乗り切りましょう!僕たちにできる一番身近な予防法といえば、やっぱり手洗い!インフルエンザは大体、せきやくしゃみなどで出たしぶきに居るウイルスが原因で感染しちゃうようです。それに触った手をきれいにしておくっていうのは、とても有効な予防になるんですよ!さあ、そこで知りたいのが、正しい手洗いの方法。厚生労働省が薦めている正しい手洗いの方法を実践して、普通の手洗いとの差を検証してみます!普通に手を洗ったんじゃあ違いが分からないので、このように手を絵の具でまっかっかに塗りたくっての検証です!そんなに違いってあるのかなあ~?ないと思うけどなあ~!まずは、普段の僕のやりかたで洗ってみます。こうやって、ハンドソープを手にとって……うおおおおー!一心不乱に両手をこすり合わせます!このような結果に。……ちょっと僕、かなりショック受けてます。赤い。ものすごく赤い。全体的にすごく赤い。汚れ、全くとれてない。特につま先や、指の間などが全然洗えていないことが分かりますよね。誰の目にも明らかですよね。……チクショウ!……えー、さて、次に、厚労省のやつです。きれい好きな僕の手洗いがこんなにもふがいない結果に終わったのだから、厚労省つっても大したこと無いに決まってます。どうせ落ちないですよ。落ちないに決まってますよ。絶対落ちません!まあやるだけやってみますけど!1.まず、石けんを泡立てながら手のひらどうしをこすり合わせ、2.手の甲もしっかりとこすり洗いをします。3.指と指の間も、こう、交差させて丁寧に洗う。このとき、手のひら側からだけでなく、こうやって甲の方からも指を交差させて洗いましょう。指と指の間、水かき部分の汚れは、こっち側からの攻撃に弱いらしいんです!4.そして、親指と手のひらのねじり洗い!親指って、けっこう汚れの残りやすい個所なんです。がっつりねじってやりましょう!5.最後に、こうして手のひらに指先をこすりつけて、指・つめの先の汚れを落とします!ちょっとくすぐったいけど、これもインフルエンザ予防のため!がまんがまん!手を洗ったあとは、清潔なタオル、使い捨てのペーパータオルなどで水分をふき取りましょう。タオルの使いまわしは菌を繁殖させる原因になるのでNGです!……きれーい!すごくきれーい!赤いのが、汚れが、全く残ってない!……たかが手洗いにこうまで差がでるとは思いませんでした。厚労省すごいよ。さすが省庁です。これなら間違いなくインフルエンザ感染を予防できる気がします!みなさんも、一番身近な予防法・手洗いの正しいやり方を身につけて乗り切りましょう!もちろん、栄養や十分な睡眠をとることも忘れずにね!(永田兄弟/オモコロ)【関連リンク】厚生労働省新型インフルエンザ対策関連情報やりよる!厚労省!国立感染症研究所感染症情報センターインフルエンザの流行状況など、詳しい情報がわかります
2009年09月28日冬の訪れとともに、気になるのがインフルエンザや風邪対策。特に今年はインフルエンザの流行が早く、すでにあちこちで耳にします。「かからない」ために必要なのは、家庭での予防の積み重ね。除菌、早めの対処、健康的なカラダ作りなど、日々の意識がけが感染への大きな対策に。そこで今回は、ウィルスが気になった時にスグに使える予防グッズを集めてみました。早め早めの対策で、冬を元気に乗り切りましょう!【1】喉のイガイガに、はちみつパワーで潤いプラス「あ〜、喉がイガイガしてきたなあ」と感じても、仕事中にのど飴は舐めにくいし、外出先だとうがいもできない!そんな時に役立つはちみつベースのオーガニック喉スプレー。乾燥した喉にシュシュッと吹きかければ、即効でウルウルに。世界でたった5人しか採ることができないという希少なマヌカハニーとレザーウッドハニーをベースに、さらに厳選された植物成分をブレンド。喉スプレーでありながらオーガニック食品でもあるという、安心成分100%の自然派ケアアイテムです。ミニサイズで携帯しやすく、仕事の合間や人混みでも気軽にスプレー。天然由来のはちみつパワーで喉を心地よくいたわります。⇒ メイドオブオーガニクス マヌカハニー+カモミールスプレー/madeofOrganics 【2】ひとさじの天然サプリでおいしくはじめる健康習慣カラダに良いサプリはたくさんありますが、ケミカルなものってどうしても抵抗感を覚えてしまいます。毎日続けるのなら尚さら、少しでもカラダに優しいものを取り入れたい。蜂蜜の王様マヌカハニーは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素など150を超える成分を含んだスーパーフード。ニュージーランドの先住民が古くから、そして今も健康維持に活用している天然のサプリメントです。紅茶に入れたり、はちみつトーストにしたり。濃厚かつ芳醇な花の香りが広がる贅沢な味わいで、もちろんそのまま口にしてもOKです。おいしく体調管理ができるスプーン1杯の健康習慣。これなら無理なく続けられそう!⇒ HONEYMARKSマヌカハニーミニサイズ110g 【3】外出先でもシュッ!頼れる除菌スプレーフードコート、公園、公衆のお手洗いなど、外出先で衛生面が気になるシーンはいっぱい。さて、そんな時どうしよう?ジェームズマーティンのフレッシュサニタイザーは、これ1本で除菌、消臭、インフルエンザやノロウィルス対策までできてしまう働き者の除菌スプレー。有名レストラン「ジョエル・ロブション」でも愛用されているほど、その実力は折り紙つきです。洗練されたルックスは人目が多い場所でも使いやすく、シュッとひと吹きすれば約15秒で除菌完了。マスクや脱いだあとのブーツの除菌・消臭にも使えるので、バッグに1本常備しておけば何かと頼りになる存在です。⇒ ジェームズマーティンフレッシュサニタイザー携帯用30mlJAMESMARTIN除菌用アルコール 【4】天然アロマでマスクの時間を心地よく冬場のマスクは必需品。だけど長時間つけた時のニオイや息苦しさが苦手で、つい敬遠してしまうという方も多いはず。そんなマスクのストレスを爽やかに軽減できるのが、PERFECTPOTIONマスクスプレーです。マスクにひと吹きすればスッキリとした天然アロマが広がり、マスク着用時のリラックス気分を演出します。100%天然成分だから口に触れても安心で、人工的な香りが苦手な方にも◎。4種の香りのうち「マム&キッズ」は低アルコール処方だから、親子で使うこともできますよ。⇒ PERFECTPOTIONマスクスプレー 【5】加湿もアロマもOK。欲張りウイルス対策ウォーター乾燥対策に加湿器を使っているご家庭は多いと思いますが、そのいつもの加湿器で、お部屋を潤すついでにウィルス対策までできるとしたら…?それ、ものすごく助かる!グリーンティーラボ抗菌抗ウイルスアロマウォーターは、超音波加湿器の水にキャップ1杯加えるだけで、加湿と、アロマと、除菌・抗菌ができてしまう新発想のウォーターです。人に優しい天然の茶カテキンをベースにしながら、ウィルス除去能力はなんと99%以上。小さな子どもがいると、特に気をつけたいのが家庭内感染。インフルエンザだけでなく、胃腸炎やお腹のウィルスもあなどれません。潤いと除菌のミストで空間を満たして、できる限りの対策を。⇒ グリーンティーラボ抗菌抗ウイルスアロマウォーター(超音波加湿器専用) いかがでしたか?クリスマス、年末年始とこれから大きなイベントが目白押し。せっかくの楽しいシーズン、風邪やインフルエンザに煩わされることなく、家族みんなが元気に過ごせますように。 ■暮らしのはなし 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日