映画『神様はバリにいる』のヒット御礼舞台挨拶が2月1日(日)に都内で開催され、主演の堤真一、共演のナオト・インティライミ、主題歌を歌う「湘南乃風」のSHOCK EYE、李闘士男監督が登壇した。事業に失敗して借金を背負い、バリ島にたどり着いた女性が、日本人の大富豪の“アニキ”との出会いを通じて人生を切り拓いていくさまを描く。堤さんは「まさかの大ヒットです(笑)」と主演でありながらも、驚いたよう。「こういう映画は…シリアスでもないし、どういう反応が返ってくるか全く予想がつかなかった」と思わぬヒットに喜びをにじませる。普段、歌手として活動するナオトさんにとっては映画のプロモーションの舞台挨拶は本作が初めての経験となるが、完成披露試写会、初日舞台挨拶に続いて、こうして3回目の舞台挨拶を迎えたことに驚いたよう。堤さんから「ヒットしないとこの3回目はない」と知らされると「嬉しいです」と語り、映画を見終えたばかりの観客の顔を見渡し「いい顔してます」と笑顔を見せた。この日の壇上でも堤さんとナオトさんは“ラブラブ”と形容しても問題ないほど仲良しぶりを見せつける。堤さんは「1か月以上、バリにいたから。出会いの大きい作品だった。尾野真千子も玉キン(=玉木宏)もそう(笑)」と語り、ナオトさんは「仲の良い友達と1か月に1回会っても年で12回出し、1回に会うのはせいぜい数時間。僕らは30日くらい一緒にいて、寝ているとき以外はほぼ一緒だった。十数年分の濃厚な時間を過ごしました。(堤さんは)アニキ肌で、映画の中と同じ“舎弟感”がある」と2人の関係性の濃さを語る。李監督はこの映画の公開、およびヒットについて、不思議な経験をしたと告白。映画を観た複数の知り合いから「映画の中にバリの神様が映ってるから、ヒットするよ」と連絡があったという。李監督はそれがどのシーンなのか分からないとのことだが、堤さんは「滝のシーンじゃない?」と指摘。「メチャメチャ寒かったんです。長い間、水に浸かってて。ガタガタ震えて『こんなロケいやじゃ!』って思ってたし、僕はあまり海外に行くと調子が良くないんですが、その日を境に体調が良くなったんです!」と撮影中の“超常体験”を述懐した。またSHOCK EYEさんは、主題歌「BIG UP」について「2013年に10周年だったんですが、メンバーが顔を合わせて1日中、歌を作るような機会が減ってきてたんです。デビューした7月30日に集まろうと僕がメンバーに声を掛けて、デビューした当時のスタジオを借りて、同じエンジニアで、1日でレコーディングまで全部やって作ったんです。リリースするつもりもなく、1回きりの横浜アリーナでのライブで演奏するために」と湘南乃風にとっても特別な思いで作られた曲であることを語った。これに、李監督が再び鋭く反応!「クランクアップの予定が一度、流れてしまって、そこで仕切り直してクランクインしたのが2013年の7月30日なんです。いま、話を聞いてゾッとして鳥肌が立ちました」と神がかり的な一致を明かし、会場はどよめきに包まれた。『神様はバリにいる』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年02月01日あっという間に12月・・ 今年もあと1カ月となりました。バリも雨季突入・・特に12月1月は降水量が多く、最近は毎日雨が降っています。バリって台風あるんですか??とよく聞かれますが、インドネシア付近で台風が作られるんですよね。台風何号!!というのはありませんが 日本でいうゲリラ豪雨。バケツをひっくり返したような激しい雨と、 雷も凄いんです。ローカルは 傘なんて飛んで行きそうなのであまりさしてないんですよ。長靴??ない、ない。ありません。 学校帰りの子供達は靴脱いで裸足で帰ってますね。逞しいでしょう~!なんだか憂鬱な感じがしますが意外と雨季を目指して 遊びに来られる通な方もいらっしゃるんですよ。「雨の音が気持ち良くてお昼寝できる」とか。「雨季の果物は格別」だとか。「雨上がりのライステラスがとっても綺麗」だとか・・・そしてなんだか神秘的なモヤというのでしょうか・・マイナスイオンたっぷりといいますか・・雨季も魅力的なバリ島!!是非是非、お越し下さいね♪
2014年12月05日山口県で食べられている「バリそば」という麺料理をご存知だろうか? パリっと揚がった麺の上に具沢山のあんかけが乗っている。「それって長崎の皿うどんじゃない?」と思ったアナタへ。ちまたで「長崎皿うどんとソックリ説」が流れる中、今回は現地山口の人気店3店を取材し、店長たちに「バリそば」の独自性について聞いてみた。○決定的な違いはボリューム!第一に話を聞くなら元祖から。まずは、地元で本家と言われる店に行ってみよう。山口市大内にある創業62年を数える「春来軒」だ。2代目主人の宮本久和さんに聞いてみた。「バリそば。うちの先代が考案したんだよ。長崎の皿うどん? そりゃ全く違う料理だよ」。バッサリと一刀両断にしてくれた。では店長のコメントをベースに、その差異を徹底分析しよう。第一にダシ。これは長崎皿うどんがトンコツから取っているのに対し、バリそばは鶏ガラから取っていく。ゆえに極めてあっさり風味だ。具材はキャベツをメインに、キクラゲ、シイタケ、ナルト、ひら天、イカ、タケノコ、鶏肉などなど。海の幸、山の幸、そして野菜が具だくさんに詰め込まれている。さらなるポイントは、あんのユルさ。これも皿うどんとの大きな違いといっていいだろう。そして特筆すべきは、そのボリューム。皿うどんの優に2倍はあろうかというサイズは、バリそばの大きな特徴になっている。それでいて値段は750円とぐっと安価。「ほとんど利益がないんだよ。早く引退したいんだけど、常連が許してくれない」と宮本さんは笑う。ちなみに、先代の時代は麺を「揚げるのではなく、焼いていた」そう。今よりも更に柔らかかったと語る。代替わりのときにパリっとした食感を求めて、揚げるようにしたそうだ。ちなみに油は、「サラダ油だとうまく揚がらないよ。うちでは長州どりの油を使っているよ」とのこと。●information春来軒山口市大内御堀1246-5○“ものすごい麺”だから「バリそば」次に訪れたのは、「元祖バリそば本舗中市店」。オーナーのYさんに話を聞いた所、新たな皿うどんとの違いが飛び出した。「皿うどんは酢をかけるでしょう。でも我らがバリそばは、最初から酢が入っているんだよ。それにバリそば本来の麺は、柔らかいものだよ」。ちなみにこの店では、麺は「揚げる」のではなく「焼く」もの。焼き加減も、バリかた、かた、やわ、超やわからリクエストができるというからスゴイ!バリそばという名前の由来を教えてもらったが、それは想像を超えたものだった。何と「バリ」はバリバリ麺のバリじゃないというのだ!「山口県ではすごいことをバリって言うんだよ。だからバリそばってのは、ものすごい麺って意味なんだ」。ちなみにここのバリそばは、普通盛りで750円となっている。●information元祖バリそば本舗中市店山口市中市町4-27○ボリュームはあってもあっさり風味最後に訪れたのは、湯田温泉街にある「菜々瀬」だ。「特製あんかけ焼そば」は680円。「麺の固さですか?揚げめんと焼きそばの中間くらいを想像してください」。そう説明するのは店主の太田正明さん。「ボリュームはあるけど、あっさり風味だから年配の人でもペロッと食べられます」。●information菜々瀬山口市湯田温泉6-8-61「どうせ亜流皿うどんでしょ」と思っていた皆さんへ。掘り下げて聞いてみると次々に出てくる山口のバリそばならではのこだわり。少しだけお分かりいただけたかと思う。しかし何より一番は、実際に食べてみること! まだ全国区になっていないご当地グルメだが、機会があれば逃さず山口の「バリそば」を体験してみてほしい。
2013年09月09日