マーベル・スタジオの新たな時代を築くヒーロー誕生の物語『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が、12月10日(金)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売。本日11月12日(金)より、デジタル配信(購入)開始を記念し、8分超えの本編プレビュー映像が解禁された。今回解禁となった映像は、突然の刺客に襲われ、驚異的な戦闘能力を発揮した主人公シャン・チーが、同僚であり親友でもあるケイティに初めて自分の本名を明かし、幼いころ父ウェンウーから厳しい武闘の訓練を受けたのちに家を出た経緯について語る場面から始まる。父に命を狙われていると察したシャン・チーは、10年前に別れたきりの妹に会うため、アメリカから次なる舞台マカオへと移り、謎の地下格闘場での試合に巻き込まれていくことに。果たして、格闘場のリング上で対峙することになった相手とは!?この後のさらなる“闘い”への火蓋が切られる、重要で見ごたえたっぷりの映像。ケイティとの掛け合いも見逃せない。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は11月12日(金)よりデジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャン・チー/テン・リングスの伝説 2021年9月3日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年11月11日11月6日、7日の全国映画動員ランキングは、マーベル・スタジオ映画最新作『エターナルズ』が初登場で首位に立った。本作は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後の世界で、宇宙史上最悪の敵・サノスをも凌駕する未曽有の脅威に立ち向かう、新たなヒーローチーム“エターナルズ”の活躍を描く最新作。アンジェリーナ・ジョリーをはじめリチャード・マッデンら豪華キャストが出演。『ノマドランド』でオスカーに輝いたクロエ・ジャオが監督を務めている。続いて、人気キャラクター“すみっコぐらし”を題材にしたアニメ映画の第2弾『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』が初登場2位にランクイン。西島秀俊と内野聖陽が主演を務める『劇場版 きのう何食べた?』は初登場3位に入った。よしながふみによる同名コミックスを実写化した人気ドラマ初の映画化で、山本耕史、磯村勇斗らが続投するほか、新キャストに松村北斗が出演。TVドラマ版も担当した中江和仁が監督を務める。先週トップを飾った『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』は公開2週目は5位につけている。そのほか新作ではジェニファー・ハドソンがソウルの女王アレサ・フランクリンを演じる伝記映画『リスペクト』が初登場10位に入った。次週は『アイス・ロード』『映画 妖怪ウォッチ♪ ケータとオレっちの出会い編だニャン♪ワ、ワタクシも〜♪♪』『カオス・ウォーキング』『恋する寄生虫』『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』『サマーゴースト』『皮膚を売った男』『マリグナント 狂暴な悪夢』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『エターナルズ』2位『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』3位『劇場版 きのう何食べた?』4位『そして、バトンは渡された』5位『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』6位『老後の資金がありません!』7位『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』8位『燃えよ剣』9位『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』10位『リスペクト』
2021年11月08日マーベル・スタジオ映画の最新作『エターナルズ』の公開がスタートした。本作は、7000年に渡って地球と人類を見守ってきた10人の守護者エターナルズが人類滅亡の危機に立ち向かう姿を描いた超大作だが、アクションだけでなく登場人物たちのドラマや、深淵なテーマが盛り込まれており、日本語版キャストを務めた恒松あゆみと川田紳司は、収録では“繊細さ”と“集中力”を重視したと振り返る。壮大なスケールのドラマと繊細な演技は本作でどのように融合するのか? ふたりに話を聞いた。アイアンマンやスパイダーマンなどマーベル作品には様々なヒーローが登場し、これまでに数々の死闘を繰り広げてきたが、実はそれよりもずっと前から地球を見守り、人類のために戦ってきた戦士たちがいた。それがエターナルズだ。彼らは人類を脅かす脅威を排除した後、人間たちと一緒に暮らしてきた。しかし、地球に脅威が迫り、各地に散らばっていたエターナルズたちは再び集結する。どんな物質も自在にその性質を変えてしまうことのできる能力を持つセルシ、空を飛び強烈な光線で相手に攻撃するイカリスなど本作には様々な能力をもつキャラクターたちが登場するが、チームのリーダー的な存在であるセルシを演じた恒松は「セルシはヒーローっぽくないですし、能力も決して派手なものではない」と分析する。「でも彼女は人間や地球のことをすごく愛しているんです。物語を見ていくと、セルシは地球に残ってそこで生きていく中で本当に人間や地球のことを好きになったんだとわかります。ちゃんと環境に溶け込んで、その環境を愛しているところがとても素晴らしい。演じていてもそう思いましたし、完成した作品を観て改めて思うようになりましたね」恒松が語る通り、セルシは地球や人間をただ守るだけでなく、社会に溶け込み、現在は博物館で勤務しているヒーローらしくないキャラクターだ。一方、川田が演じるイカリスは川田曰く「絶対的なヒーロー像」だという。「圧倒的に強くて、見た目もイケメンでスマート。ある意味で非の打ち所がない、他のヒーローたちが憧れるような純然たるヒーローのポジションにイカリスはいるんだと思います。ただ、彼は彼なりに悩みを抱えているので、完全無欠なわけではない。そこが面白い部分ですよね」いかにオリジナルの演技とズレがないのかを考えてつくっていった『エターナルズ』エターナルズのメンバーたちは7000年も人類を見守り続けていて、強大な能力を持っているが、ふたりが語る通り、その内面は愛情や迷いに満ちている。だからこそ日本語版の収録では時間をかけて細部まで丁寧に収録が行われたようだ。「収録の際には音響監督の方と何度も話し合いをさせていただきました。(セルシ役の)ジェンマ(・チャン)さんのお芝居は非常に自然なので、そこにあるものをしっかりと拾って、私の声をそこに乗せていく形で収録したいと思いました。ですから過剰に抑揚をつけたり、オーバーに演技するのではなく、ジェンマさんのセルシの演技の中にある感情を引っ張り上げてきて、そこに私の声を馴染ませていく、という言い方が正しいのかもしれません。本当に繊細な作業でした。ちょっとした表情の変化や眼の変化を拾っていきながら、どのようにして自分の声で役としてしゃべることができるのか……それは“大変”というのとは少し違って、セルシとして生きることはすごく楽しさがありながら、ものすごく頭を使ったというか(笑)、すべての感覚をフルオープンにして取り組んだな、と思います」(恒松)「リチャード・マッデンさんも過剰に演技をするタイプの俳優さんではないんです。抑えた演技の中から滲み出る部分がカッコいい方で、本作では特に抑えた演技で表現をされています。だから日本語版ではキャスト全員が、小手先で色をつけるのではなく、何度もシーンを観直して、セリフを聴いて、音響監督と何度も話し合って、いかに違和感のない表現をするのか、オリジナルの演技とズレがないのかを考えてつくっていったんだと思います。だから完成したものを試写で観たときにキャストの声が役者さんの表情や演技にちゃんとシンクロしていると感じました。僕もキャラクターの気持ちや心理的な部分をシンクロさせながら演じていくわけですけど、声で表現する上では、その感情をあえて“封じる”ことも重要でした。決して棒読みになるわけではないんですけど、内に秘めた想いをあえて表現しない。高性能なマイクで収録していただいて、そこにある息づかいであったり、漏れ出てくる感情を拾っていただける状況でしたので、あえて“表現しない”ことへの集中力と言いますか……キャラクターとのシンクロはしっかりと保ちながら、声の中には秘めたものがある状態。それが画と合わさった時に表現が成立するんだと思うんです。だから今回は本当に集中力を使いましたね」(川田)劇中でエターナルズのメンバーは様々な状況に放り込まれ、その運命に翻弄され、迷い、傷つき、言葉にならない感情を味わうことになる。マーベル・スタジオ映画作品らしく豪快なアクションや観客をアッと驚かせる意外な展開、爆笑必至のシーンもふんだんに盛り込まれているが、本作は過去10余年に渡って描かれてきたどのマーベル・スタジオ映画とも似ていない。これまでの作品にはなかった深み、複雑な感情、観終わったあとも心に残り続けるものがある。「最初に収録用の台本を読んだ時に、物語のスケールがあまりにも壮大でビックリしたんですけど、読んでいくと、宇宙規模の話をしているのに、エターナールズもご飯食べるんだ!ってことに目がいってしまったんですよ(笑)。それだけではなくて、彼らはメンバーのことをすごく大事に思っていて、愛し合うこともする。なんて愛おしい存在なんだろう!って思ったんですよね。ある意味で人間よりも人間らしい。そんな彼らが自分の想いや正義を持って生きている姿を見て、映画の後半は涙が止まらなくなりました。だから物語の規模の大きさと、エターナルズたちの愛おしさと……そのすべてをひとことで表現する言葉をいまだに見つけられていない状態です。だから早くまた映画館に観に行きたいですね。『エターナルズ』は繰り返し観たくなっちゃう魅力があるんです」(恒松)「恒松さんのおっしゃる通りですよね。これまでのマーベル・スタジオ映画は巨大な敵を倒して、ヒーローってカッコいいよねって部分が主軸にあったと思うんですけど、今回の作品は観終わった後にも感情が残り、自分の考えを整理するのに時間がかかるようなドラマも描かれている。その上、7000年にも渡って生きているエターナルズは恒松さんも言ってますけど、人間よりも人間的な行動をしている。そんな人間よりも人間的な彼らが7000年に渡って見続けてきた人類の生き様と言いますか、歴史を俯瞰して描いている部分もあるんです」(川田)本作は、7000年に渡って展開される規模の大きなドラマ、人間以上に人間らしいキャラクター描写など様々な要素が層を成しており、細部まで丁寧に描き込まれている。字幕に意識をとられずに画面の動きに集中できる日本語版を鑑賞することで、本作をより深く楽しむことができるはずだ。『エターナルズ』公開中(C)Marvel Studios 2021
2021年11月05日ディズニーが今後公開予定のマーベル映画の全米公開日を発表した。ほとんどの作品が当初より3か月前後遅れることが明らかになった。映画ファンからは「残念なニュース」「まだまだ待つことになるのか」「『スパイダーマン』の延期は絶対にやめてね」などの声が上がっている。【公開日が変更】『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』(原題)2022年3月25日→5月6日『Thor: Love and Thunder』(原題)2022年5月6日→7月8日『Black Panther: Wakanda Forever』(原題)2022年7月8日→11月11日『The Marvels』(原題)2022年11月11日→2023年2月17日『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』(原題)2023年2月17日→7月28日【公開日に変更なし】『エターナルズ』2021年11月5日(日米同時公開)『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』2021年12月17日『Guardians of Galaxy, Vol.3』(原題)2023年5月5日また、ハリソン・フォード主演の『インディ・ジョーンズ』シリーズ第5弾は、2022年7月29日から2023年6月30日と約1年先送りとなった。ハリソンは81歳の誕生日の2週間前に公開日を迎えることになる。「Deadline」によると、これらの作品の公開日変更は、新型コロナウイルスによる製作の遅れによるものではなく、単に製作にさらなる時間が必要であったり、ライバル社(例えばDCコミックス)の映画の公開日とのバッティングを避けるなどの目的のためだという。(Hiromi Kaku)■関連作品:エターナルズ 2021年11月5日より全国にて公開スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年10月19日マーベル史上最大のスケールで描かれる最新作『エターナルズ』。本作で描かれるヒーローたち、“エターナルズ”はあらゆる地球の危機から人類を秘かに守り、文明の進化を陰で支えてきた10人の守護者。それぞれのメンバーが人智を超えた特殊能力を持つ最強のヒーローだが、そんなエターナルズにとって母親のような心の拠り所となるリーダー、“エイジャック”を演じているのは、メキシコ系女優のサルマ・ハエックだ。豪華なコスチュームを着こなしエターナルズのリーダーを見事に演じているが、実はサルマは本作のオファーがあった際、“おばあちゃんのエキストラ”の役でオファーが来たのかと思っており、「マーベル映画にヒーローとして出演することは考えてもいなかった」と、その時の心境をふり返る。サルマ・ハエックは、これまでアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『フリーダ』(2002)や『スパイキッズ 3-D:ゲームオーバー』(2003)などの人気作で活躍するほか、自身の映画プロダクション「Ventanarosa」を設立しプロデュース業もこなしている。14歳の娘との仲睦まじい写真や、飾らない自然体な写真を投稿しているサルマのインスタグラムは1890万人と多くのフォロワーを持っており、55歳の誕生日を迎えた際に投稿した写真には126万超えの“いいね”と、17,000件を超えるコメントが寄せられた。そんなサルマは、マーベルから本作のオファーの電話がかかってきた際、「“おばあちゃんのエキストラ” や“売春婦”の役を演じるオファーかと思いました。マーベル映画にヒーローとして出演することは考えてもいなかったです。もう遅すぎると思っていました。突然電話がかかってきた際、私は『えっ!』と思いました。自分がメキシコ人の場合、ヒーローになるのは難しい。メキシコ人女性である場合、アクションヒーローになるのは本当に難しいです」と、まさか自分がマーベルの新たなヒーロー<エターナルズ>、さらに、そのリーダーとしての役がオファーされるとは思っていなかったことを明かす。サルマが演じる“エイジャック”は、チームの精神的な支柱として存在するだけではなく、実際に彼らを導き、再び人類に危機が迫ったことから、チームの再集結を命じるリーダー的存在。驚異的なパワーの持ち主で、エターナルズのメンバーと人類のどちらをも癒すことができる能力を備えているキャラクターだ。サルマは自身の演じるエイジャックについて、「エイジャックは彼らを監督し、連れてくる責任があります。彼女はミッションを持ったグループのリーダーであり、それが達成されているか、彼らが行動しているかを確認するのが私の責任です」とリーダーとしての一面を語るとともに、「50代のメキシコ人女性が、マーベルの映画でスーパーヒーローのキャラクターを手に入れただけで、おばあちゃんではないのです。実際には、より家族に近いというリーダーシップのアプローチをしたかった。クロエ・ジャオ監督はそれを気に入ってくれました」と、ただのリーダーというわけではなく“母親のような存在”を目指し、クロエ監督とも自身の演じるキャラクターについて話し合っていたことを明かした。そんなサルマ演じるエイジャックがまとめるエターナルズのメンバーには、『クレイジー・リッチ!』のジェンマ・チャン演じる“セルシ”や、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデンが演じる“イカリス”、さらに『マレフィセント』のアンジェリーナ・ジョリー演じる“セナ”など、豪華キャストが演じる個性的なキャラクターが集結している。『エターナルズ』は11月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エターナルズ 2021年11月5日より全国にて公開
2021年10月18日アベンジャーズに次ぐ新たなヒーローチームを描くマーベル・スタジオ最新作『エターナルズ』より、7000年に渡り人類を見守ってきた10人の守護者“エターナルズ”ら主要キャラクターの吹き替えキャストが発表された。エターナルズは、地球上に存在する全てを超越した存在。いまは、それぞれが世界各地で現代社会の中で静かに暮らしている。そんな新たなヒーローチームの中心メンバーで、博物館で働きながら、人間の男性デインと交際中のセルシ(ジェンマ・チャン)を吹き替えるのは、「機動戦士ガンダム」シリーズに参加する恒松あゆみ。かつてセルシとは恋人同士だった、最強の戦士イカリス(リチャード・マッデン)役は、他作品でもリチャードの吹き替えを担当する川田紳司。『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、アベンジャーズがいなくなった地球にサノスをも超える宇宙的規模の脅威が人類に迫る今回。メンバーの誰よりも責任感が強いイカリスは、そんな脅威を対処するために、各地に散らばったエターナルズ再集結のために行動する。イカリス地球に脅威が迫るとき、エターナルズはついに姿を現すが、セルシやイカリスのほかにも、それぞれの思いを持った個性的なメンバーが登場。不愛想で人類の危機に興味のないセナ(アンジェリーナ・ジョリー)役を深見梨加、いまはインド映画界“ボリウッド”で大スターとして生活するキンゴ(クメイル・ナンジアニ)役を杉田智和、人間たちから子ども扱いをされることに不満を持っているスプライト(リア・マクヒュー)役を金子睦。キンゴ平穏な暮らしを望むファストス(ブライアン・タイリー・ヘンリー)役を後藤光祐、人類との関わりに疑問を持ち数千年もエターナルズとの交流を避け続けるドルイグ(バリー・コーガン)役を内山昂輝、チームの良心的存在ギルガメッシュ(マ・ドンソク)役を稲田徹、エターナルズを導いてきたチームの精神的支柱エイジャック(サルマ・ハエック)役を戸田恵子と、豪華声優陣が担当する。エイジャックまた、宇宙最速のスピードを誇り、地球ではなくほかの惑星を探査したいという夢を持つマッカリ(ローレン・リドロフ)は、日本版声優無し。セルシの恋人でロンドンの自然博物館で働く人間のデイン(キット・ハリントン)は、花輪英司が担当。デインは、セルシがエターナルズであること、元恋人がいること、そして地球があとわずかで滅亡することも知らない。マッカリ▼吹き替え声優コメント恒松あゆみ『思っていたヒーロー像と全然違う!!』というのが、セルシの第一印象です。物理的な強さではなく、内に秘めた強さを持つセルシ。彼女の考え方には共感できる部分が多く、すんなりと受け入れることが出来ました。エターナルズがどのようにして人類滅亡の危機に立ち向かっていくのか・・・。その戦いを見守っていただけたら嬉しいです。川田紳司いちファンとしてずっと観てきたMCU作品に、まさか自分が参加することが出来るとは!興奮と共に強い責任を感じています。日本語吹替版をより多く方々に楽しんでもらえるように、全力で臨みたいと思います。深見梨加この作品にこの役で参加出来ることにワクワクしています!いつもの強い女性とはひと味違う一面も演じられて新鮮でした。作品のエネルギーに飲み込まれないように私もパワー全開で臨んだので、それが伝われば幸いです。戸田恵子驚いたのは監督がクロエ・ジャオ監督、女性監督であること。『ノマドランド』では快挙でした。注目してる方の作品に携われて光栄です!私が吹き替えたエイジャック役のサルマ・ハエックさんもとても素敵な女優さんでした。コミックでは男性だったキャラだと聞いてます。納得。笑っ「エターナルズ」ご期待ください杉田智和物事の捉え方について板挟みになった時、彼の道化のようでスマートな立ち振る舞いは見る者を安心させます。生きる事に必要な寛大さとユーモア、何より信頼を裏切らない事を作品から学びました。キンゴとこれからも共に永遠を歩んでいきたいです。金子睦今回私が演じたスプライトという子は、唯一見た目が子供のエターナルズです。アクションだけではなく、能力を使い たくさんの人を笑顔にできるヒーローです。そんな彼女にも注目して見ていただけたらと思います。後藤光祐「エンドゲーム」を映画館で観た帰り道「失恋したけど淡い期待」みたいな想いでした。淡い期待は2年後に濃い現実になり、ファストス役への愛情で満たされました。【僕がファストスの声だ!】内山昂輝たくさんの方が待ち望んでいらっしゃるMCUの新作に吹替版キャストとして参加できたこと、大変光栄です。素晴らしい録音環境でじっくりと丁寧に収録していただいたので、自分のベストが表現できたと思います。稲田徹『アイアンマン2』以降は劇場で全て鑑賞してきた自分にとってMARVEL作品に関わる事は夢であり、声優としての目標でした。しかも大好きな俳優が演じるヒーローに声をあてられるなんて、この上ない幸せです!花輪英司他のMCU作品と同じく、派手で壮大なアクションがある中にも映像のひとつひとつに静かな余韻があり、エターナルズというタイトルのようにその世界にじっくりと浸れる映画です。みなさんにも是非、この世界にひたひたになって頂きたく思います。『エターナルズ』は11月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:エターナルズ 2021年11月5日より全国にて公開
2021年10月13日「マーベル」ヒーローをモチーフにしたスペシャルカフェが、大阪・梅田のUMEDA BOX cafe&spaceにて2021年9月16日(木)から10月17日(日)まで開催されます。「マーベル」の世界感が楽しめるスペシャルカフェ「マーベル」カフェでは、“パワー、勇気、才能、正義、仲間…あなたの隠れたパワーを見つけよう!”をコンセプトに、「マーベル」ヒーローたちの世界観を落とし込んだメニューを展開。店内には、リアルに再現した『スパイダーマン』『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』のフィギュアを設置。また、2021年4月公開予定の映画『ブラック・ウィドウ』のフォトスポットも登場するので、「マーベル」ヒーローたちとの撮影を楽しむこともできます。劇中メニューを再現したサンドウィッチなど展開されるのは、『スパイダーマン』でピーター・パーカーが行きつけの店でいつも注文するメニューをモチーフにした「チキンサンドウィッチ」や、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でヴィジョンが作っていたチキンとパプリカの煮込み料理を再現した「パプリカシュ」など。『キャプテン・アメリカ』のアイコンが目を惹く「ナポリタン」や、『ブラック・ウィドウ』をイメージした「イカ墨グラタン」、『アイアンマン』でトニー・スタークが夕焼けの下で頬張っていたドーナツを表現したベーグルサンドなども用意。ドリンクも充実しており、チェリーがアクセントの強炭酸ドリンク『キャプテン・アメリカ』ラムネソーダや、レモン味で後味すっきりの『アイアンマン』チェリーソーダ、ロゴ入りボトル&チャーム付きのアイスティーなどが揃います。カフェオリジナルグッズも販売会場ではカフェオリジナルグッズも販売。アクリルキーホルダーやクリアファイル、トートバッグ、ポストカードなど、ファンにはたまらないグッズが並びます。【詳細】「MARVEL」cafe produced by OH MY CAFE期間:2021年9月16日(木)~10月17日(日)※当初2021年1月15日(金)~2月21日(日)開催予定だったが延期となった。※開催期間は変更となる可能性あり。※事前予約は公式サイトにて受付。場所:UMEDA BOX cafe&space住所:大阪府大阪市北区茶屋町 16-7 梅田ロフト 1Fメニュー例:・「MARVEL」元気になれるパプリカシュ 1,759円・「スパイダーマン」クイーンズで1番の チキンサンドウィッチ 単品 1,649円/バッグ付き+1,650円■グッズ例・アクリルキーホルダー(ランダム全6種) 825円・トートバッグ 1,100円※画像は全てイメージ。仕様が変更になる場合がある。
2021年09月26日全世界で大ヒットを連発し続けているマーベル・スタジオがこの秋、新たなヒーローの登場を描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を公開し、好評を集めている。スタジオを率いるケヴィン・ファイギはスタジオを統括する最重要人物で、若い映画作家を抜擢し、観客にとってあまりなじみのないキャラクターをスクリーンに送り込んで大成功させてきた。実は“シャン・チー”はスタジオが映画づくりをはじめた初期の段階から映画化候補リストにいたが、彼らはこのタイミングでシャン・チーを描くことに決めた。ファイギは語る。「ありがたいことに、すべてのマーベル映画はいつも正しい時期に生まれる」学生時代に映画プロデューサーの見習いを始めたファイギは、『X-メン』などの作品で研鑽を積み、2007年にマーベル・スタジオの社長に就任。人気コミックを映画会社に“貸す”のではなく、自ら映画製作に乗り出すことを決めた。「みなさんがご存知のように、コミックブックの映画ビジネスは、人気のあるヒーローたちで始まったのです」とファイギは振り返る。「僕が子どもの頃、スーパーマンやバットマンが唯一のコミックブック映画だった。そして、僕はとても幸運にも『X-MEN』『スパイダーマン』『ファンタスティック・フォー』、ベン・アフレックの『デアデビル』といったマーベル・キャラクターたちの復活が始まる時にそこにいた。これらはすべて人気のあるコミックとみなされていて、おそらく映画でやる上で“安全な賭け”と思われていました。そして、僕らがマーベル・スタジオを作った時、そういったキャラクターたちを映画化する権利はひとつも持っていませんでした」彼らが自前で映画づくりを始めた当初、人気キャラクターの映画化権はすでに別の会社が保有していた。でも、ファイギたちはこう考えた。「僕らには他のすべての作品へのアクセスがある」「それで、アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカのようなあまりに知られていないキャラクターたちを映画化することからはじめて、『アベンジャーズ』に導いていった。そうやって、僕らは自分たちを際立たせたのです。僕らには共有できるユニバースがある。僕たちは素晴らしいキャラクターたちのリストに戻り、とても多くのキャラクターたちを紹介した。それが“インフィニティ・サーガ”でした」現在では超人気キャラクターとして知られているアイアンマンやソーも、ファイギたちが映画づくりを始めた時はスーパーマンのようなアイコン的な存在ではなかった。そこで彼らは発想を逆転して、ファイギ曰く「コミックを映画化するのではなく、コメディだったり、スリラーだったり、SFだったり自分たちのやりたいジャンルの映画がまずあって、それに合うコミックを見つけ出してくる方法」で映画をつくり、圧倒的な成功をおさめた。そしてファイギはこう宣言する「そして今、観客にさらに新しいキャラクターを紹介したい」映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、犯罪集団を率いる父に最強の武術を仕込まれるも、優しすぎるゆえに戦うことを自ら禁じ、父のもとを離れた青年シャン・チーが主人公だ。親友や周囲の人を大事にし、穏やかな日々を過ごしていたシャン・チーは、父が恐ろしい力を秘めた伝説の腕輪テン・リングスのパワーによって悪に染まり、世界の脅威になっていることを知り、自身の運命に向き合う。スパイダーマンやドクター・ストレンジなど他のマーベル作品と同じ世界観を共有することから生まれる楽しさは健在で、そこに新たな世界観やドラマが描かれるのがポイントだ。なかでもアジア映画が長年に渡って培ってきた技や伝統を、彼らは敬意をもって新作に取り込んでいる。「香港アクションの振り付けは20年に渡って、ハリウッド映画にインパクトを与えている。僕は最初の『X-MEN』映画の時に香港のチームがやってきて、仕事を始めたときを覚えているよ。この映画でなにが楽しかったかというと、そこには確かにスーパーパワーが関わっていて、たくさんの派手なマーベル・アクションがある。でも、同時に僕らは純粋なマーシャル・アーツ・ファイトを貫くことも出来たのです。今回のバスのファイトは、人々の注目を集めている。高層ビルの側面での竹を使ったファイトもね。僕らは素晴らしいスタッフたちに『あなたたちがやりたいことがなんでもできるとしたら、なにをする? ここにマーベル・スタジオの予算がある。あなたたちが僕らのためにできる最も大きなファイトはどういったものになるだろう?」とたずねた。そこで彼らはそんなシーンの数々を僕たちに与えてくれた。それは素晴らしいことでした」劇中にはトニー・レオン、ミシェル・ヨーら世界に名だたるアジア系キャストが集結し、日本にもルーツをもつデスティン・ダニエル・クレットンが監督に就任。シャン・チー役には中国系カナダ人シム・リウが抜擢された。これまでのマーベル・スタジオ映画にはなかったテイスト、登場しなかった俳優たち、そして描かれなかったアクションが満載だ。そして、多くの人が予想する通り、シャン・チーの物語は、マーベルの巨大な世界=ユニバースにつながっていくことになる。「僕たちと(監督)のデスティンにとって、主演のシムがもっと大きなMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界に足を踏み入れるのを何かしらのかたちで見せることは重要でした」ついに訪れたシャン・チーのスクリーン登場と、マーベルの巨大なユニバースへの参入。ファイギはこの瞬間を長年に渡って待ちわびていたはずだ。「僕はマーベルに入って最初の数年間、コミックスを丹念に読んだり、素晴らしいキャラクターのリストを見ていました。素晴らしい映画になりえるであろうキャラクターのね。そのリストにはずっとシャン・チーがいました。僕はいつも言うんです。『ありがたいことに、すべてのマーベル映画はいつも正しい時期に生まれる』とね。もし、僕らがこの映画を5年前か10年前につくろうとしていたら、主演のシムは若過ぎるだろうし、デスティンは監督する立場にいなかったでしょう。そして、トニー・レオンはハリウッド映画をやることに興味がなかったかもしれない。映画化のタイミングは時々、一番いい形でうまくいくんです。『シャン・チー』の場合は明らかにそうでしたね」マーベル・スタジオが長年に渡ってリストにその名をキープし、ベストのタイミングで映画化した“シャン・チー”は今後、インタバールを置くことなく、再びスクリーンに姿を現すことになりそうだ。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』公開中(C)Marvel Studios 2021
2021年09月10日マーベル・スタジオ映画の最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が世界各地で大ヒットを記録している。本作の監督を手がけたのは『ショート・ターム』で注目を集め、『ガラスの城の約束』や『黒い司法 0%からの奇跡』なども手がけるデスティン・ダニエル・クレットン。彼は自身のルーツでもある日本の作品やアジア映画などのテイストを交え、豪快なアクションを描きながら、キャリアの中で追い続けてきた“家族”のドラマを物語の中心に据えている。驚異的なヒット作を量産するマーベル・スタジオは、ネームバリューや経験ではなく、その作品に対するビジョンや個性が光る若い才能を監督に抜擢している。多くの若い監督たちはスタジオのメンバーの前で、その作品をどのように描きたいかプレゼンテーションをする時間があり、そこで作品への想いや計画を披露するようだ。「とても個人的なプレゼンだったよ。僕は好きな映画、中国映画、韓国映画、日本映画からアニメを含む自分の好きな多くのアジア映画のビジュアルを使ってパワーポイントのプレゼンを作ったんだ」とクレットン監督は振り返る。「僕が望む映画がどういったものになるか、それがどんな感じになるかについて話した。それからトーンについてもかなり話をしたね。僕は人生を反映するトーンが欲しかったんだ。ドラマや人生の痛みを伝えながら、同時に、身近にある人生のユーモアを伝えるトーンが欲しかった。少なくとも僕の人生においては、家族の中に多くの痛みがある時はいつでも、多くの笑いもあるんだ。だから僕はこの映画の中でそういったすべての面をちゃんと見れるようにしたかった」彼が描こうとしていたのは、タイトルにもなっている“シャン・チー”という名の青年だ。サンフランシスコのホテルで駐車係をしている彼は、穏やかな笑顔が印象的な心優しい男性だ。彼はかつて父が率いる犯罪集団で最強の武術を見つけるも、自ら戦うことを封印し、父のもとを離れていた。親友のケイティや周囲の人々には“ショーン”と名乗っているシャン・チーは過去を捨て、家族を捨て、恐ろしい武術を捨てた。はずだった。しかし、彼の父が恐ろしいほどのパワーを秘めた伝説の腕輪“テン・リングス”を操り、世界を脅かす存在になったことで、シャン・チーは自身の過去、家族、運命と対峙することになる。「僕はほとんどの映画で“家族”という題材を掘り下げてきた」と語るクレットン監督はアクション満載の本作でも、家族のドラマを追求している。「僕は大家族の中で育った。僕の家族には6人の子供たちがいる。僕は移民で曽祖父母はサトウキビ畑で働くために日本からハワイに移住したんだ。そして自分が今、この椅子に座って、この映画についてあなたたちと話すことが出来ているのは、自分の曽祖父母たちがその選択をし犠牲を払ったからだと強く感じている。だから、家族におけるそういった考えは、僕にとってとても強いものなんだ」ポイントは、クレットン監督が家族を"何世代にもわたる壮大な時間や人の流れ”として捉えていることだ。本作でもシャン・チーは、悪の道を突き進む父、幼い頃にこの世を去った母に向き合うが、物語が進んでいくと主人公の親の親、そのさらに親……と時間をさかのぼり、長い時間をかけて脈々と血が受け継がれてきたこと、先祖たちが故郷を守り、次の世代へと受け継いできたことがドラマティックに描かれる。ビジュアル面では“水”が重要なモチーフになっており、形を変えながら、流れていく家族や時間を詩的に表現している。「この映画の中で何世代にも渡る家系を掘り下げることは重要なことだった。そういったことに共感出来るものにしたかったし、この映画をただのスーパーヒーローのアクション大作にはしたくなかったんだ。この映画を見た時、エンターテインメント以上にそこからなにかを得られるようにしたかったんだよ」私たちは長い時間をかけて誰かが受け継いできたバトンを持って生まれてきた。そして、そのバトンを次の誰かに渡すことになるだろう。クレットン監督はこの重要なテーマをキャスティングの段階から俳優たちと共有したようだ。「僕がトニー(シャン・チーの父シュー・ウェンウーを演じた名優トニー・レオン)と初めて話したのは電話だった。後になって彼は僕に言ったけど、彼はこの映画をやるつもりはなかった(笑)。でも僕と電話で話すことには同意してくれた。それで、僕らは人生について話した。自分たちの家族について話したんだ。電話が終わった後も彼がこの映画をやってくれるかわからなかったけど(笑)、僕はトニー・レオンと話をした。もし彼がこの映画をやらなくてもそれで十分だと思ったよ。でもそれから、彼がこの映画をやりたいと言ってくれたんだ」本作はアクロバティックなバトルが次々に登場し、通常の映画のクライマックス級のスタントが冒頭から惜しみなく披露されるアクション大作だ。その一方で、本作は主人公シャン・チーの“はじまり”の物語であり、彼がそこにたどり着くまでの長い長い時間をかけた家族の、何世代にもわたる時の流れの物語でもある。「だから、人々が映画館を出て、自分の母親に電話して『ありがとう』と言いたくなったり、自分の周りにいる家族に対してもう少し感謝の気持ちを感じたりすることが出来たら僕はハッピーだよ」ちなみに日本にもルーツを持つクレットン監督は先述のプレゼンテーションの場で、日本の名作アニメーションをスタジオのスタッフたちに見せたそうだ。「実際に『ドラゴンボールZ』の映像を使ったよ。僕は『ドラゴンボールZ』で育ったんだ。孫悟空が“かめはめ波”をやる映像を見せたんだ。この映画の中で、あるふたりが互角の戦いをする場面がある。そこでは『ドラゴンボールZ』のようにかめはめ波が起こっていて、両者は互角の戦いを繰り広げる。間違いなく『ドラゴンボールZ』はこの映画のインスピレーションになったもののひとつだよ!」『シャン・チー/テン・リングスの伝説』公開中(C)Marvel Studios 2021
2021年09月08日9月4日、5日の全国映画動員ランキングは、マーベル・スタジオ映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が初登場でトップを飾った。本作は、マーベル・スタジオ映画の新ヒーロー“シャン・チー”の活躍を描く超大作。最強の武術を身につけるも優しすぎるゆえに自ら戦うことを禁じた男シャン・チーが、自身の運命と、世界を脅かそうとする父に立ち向かう。シム・リウがシャン・チーを演じるほか、トニー・レオン、ミシェル・ヨーらが共演している。公開8週目に入った『竜とそばかすの姫』は先週と順位は変わらず好調。続いて、沢口靖子主演の人気TVシリーズを映画化する『科捜研の女 -劇場版-』が初登場3位にランクイン。科学捜査研究所のスペシャリストたちが、世界同時多発不審死事件とその裏にいる最強の敵に挑む姿を描く。沢口靖子をはじめ、内藤剛志、若村麻由美、風間トオルらおなじみのメンバーのほか、佐々木蔵之介が出演する。監督は、TVシリーズを手がけてきた兼崎涼介。先週トップの『僕のヒーローアカデミア THE MOVIEワールド ヒーローズ ミッション』は、公開5週目は4位になった。そのほか公開9週目の『東京リベンジャーズ』が先週9位からツーランクアップしている。次週は『映画 おかあさんといっしょヘンテコ世界からの脱出!』『スーパー戦闘純烈ジャー』『スパイラル:ソウ オールリセット』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』『ムーンライト・シャドウ』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『シャン・チー/テン・リングスの伝説』2位『竜とそばかすの姫』3位『科捜研の女 -劇場版-』4位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIEワールド ヒーローズ ミッション』5位『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』6位『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』7位『東京リベンジャーズ』8位『鳩の撃退法』9位『孤狼の血 LEVEL2』10位『オールド』
2021年09月06日マーベルが新型コロナウイルスのワクチン接種促進キャンペーンとして、特別な「アベンジャーズ」のコミックをリリースした。マーベルは、ニューヨークのヘルスケアネットワーク「SOMOS Community Care」とタッグを組み、黒人、ラテン系の人々、アジア人に対してワクチン接種を促進する3か月間の公共広告キャンペーンを展開。キャンペーンサイト「somosvaccinations.com」で「アベンジャーズ」のコミックを公開している。コミックに登場するのは、アイアンマン、キャプテン・マーベル、ハルク、ブラックパンサー、ブラック・ウィドウの5人のヒーローたち。ヴィランのモードックが手下を連れてワクチン接種会場に現れ、大暴れしようとするところにアベンジャーズたちが駆け付け戦う。わずか4ページであるものの、「ワクチン接種の大切さ」が説かれている。「SOMOS」の共同設立者のヘンリー・R・ムニョス氏は、「回復への道は、有色人種の移民コミュニティにも開かれています。彼らはパンデミックの影響を大きく受け、ワクチン接種の導入では不公平さやデマが広がったことで取り残されてしまいました。マーベル・エンターテインメントと団結し、『SOMOS Community Care』の医師たちが信頼できる声を寄せることで、(ワクチン接種の必要性の)認識を深めてもらえます。これはとても大きなことです」と語っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherキャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年08月26日マーベル・スタジオの新時代を築く新ヒーロー誕生を描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日(金)に公開。この度、圧巻のスケールと迫力を生み出している本編&メイキングシーンとともに豪華キャスト&製作陣が映画の魅力について語る特別映像と、宿命の敵となった父に立ち向かうシャン・チーの姿も印象的なポスターが解禁された。6月にインターネット上でUS版予告映像が解禁されると、SNSには「シャン・チーの予告来てたー!めためたかっこいい……」「情報量多すぎて頭の中がシャン・チーでいっぱいだ、いいぞシャン・チー最高」、「今年1番楽しみな映画になった笑」など日本公開への期待が大いに膨らんだ本作。特別映像では、マーベル・スタジオの社長で本作の製作プロデューサーでもあるケヴィン・ファイギが「この話は、マーベル・シネマティック・ユニバースの最初に立ち戻る事になる。そこには重要な出来事があった。その出来事とは、トニー・スタークがアイマンマンになったこと。トニーは自社の武器が、ある組織に利用されている事を知る…その組織というのが、テン・リングスだ。そこに、私達が心から登場させたい素晴らしいキャラクターがいた。それが、シャン・チーなんだ」と、MCUの原点に回帰する作品であることを示唆、最強の武術を駆使して戦う新ヒーロー“シャン・チー”のMCUでの存在感を語る。また、「シャン・チーのバックストーリーはとてもユニークで、彼の父親が悪に染まった犯罪組織のリーダーだということを知る。テン・リングスは“力”の象徴だ」と語るように、シャン・チーは幼い頃から、父が率いる犯罪組織での厳しく苦しい鍛錬を耐え抜き、誰にも負けない“最強の存在”に仕立て上げられ後継者として育てられながらも自ら戦うことを禁じ、その運命から逃げ出した秘密の過去があることが語られる。新ヒーロー誕生の背景には伝説の腕輪《テン・リングス》が関係し、世界の未来をかけた壮大な戦いに隠された“陰謀の存在”を予感させる。冷酷な最凶の父が抱える闇を表現するアジアのトップスター、トニー・レオンの圧巻の演技にも注目だ。主人公のシャン・チー役を務めたシム・リウは「この映画製作が発表されたとき、僕は本当に興奮したよ。ちょっとしたジョークのつもりでマーベルに、そろそろシャン・チーについて話そうとツイートしたことがあって、今思えば、そうしておいて本当に良かったね」と、当時の運命的な出会いをふり返る。続けて、「彼は父親のところに連れ戻される…そして彼と正面から対峙しなければならない。しかも、父親はとても非情な父親だ。そして、とんでもないことが起きる」と語るように、「いまこそ私のもとへ戻るのだ」「断る」と自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーと悪に染まった最凶の父が対峙する場面も。勇敢でいつも前向きなシャン・チーの親友ケイティ役のオークワフィナは「彼はこのキャラクターに強烈な情熱を注いでいる。シャン・チーはシムのために作られたキャラクターだし、彼の情熱を肌で感じることができる」と、シム・リウの力強い演技を絶賛。デスティン・ダニエル・クレットン監督は「間違いなく心血を注いでこの作品をつくりました。私の信念に即しているようにさえ感じました。そして、それは、とてもクレイジーでワイルドな巨大なライドでした」と、絶対的な自信を覗かせた。そして同時に本ポスターも解禁。鋭く前を見据える凛々しい表情の主人公シャン・チーからは、強い意志と芯の強さが感じられる。シャン・チーの背後には、本作の中でも印象的な伝説の腕輪《テン・リングス》を身に付けた、最愛の妻を失い悪に染まった最凶の父・ウェンウー(トニー・レオン)の姿や、一匹狼の格闘家として生きるシャン・チーの妹シャーリン(メン・ガー・チャン)、勇敢でいつも前向きなシャン・チーの親友ケイティ(オークワフィナ)や、物語の鍵を握る人物たちの姿も収められている。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャン・チー/テン・リングスの伝説 2021年9月3日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年08月10日9月3日(金)に公開されるマーベル・スタジオの最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の場面写真が到着した。スパイダーマン、アイアンマンなど、魅力溢れるキャラクターを次々と生み出してきたマーベル・スタジオが新たに贈り出すのは、最強であるがゆえに、力を封印した“優しすぎる”新ヒーロー、シャン・チー。一見すると、どこにでもいるようなごく普通の人間にも見えるシャン・チーだが、実は彼には、かつて手に入れた最強の力を封印してきた秘密があった。今回、そのシャン・チーがヒーローとして覚醒し、ただならぬ雰囲気を漂わせながら走行中の不安定なバスの中で戦いに挑んでいく姿を捉えた場面写真が公開された。マーベル・スタジオの新境地ともいえる“マーシャル・アーツ”を得意とする彼の抜群の身体能力を活かしたバトルは目を見張るが、世界中を熱狂させてきたヒーローたちの中でも、一際優しく人間味に溢れる彼が戦う理由。そこには彼を手塩にかけて育てた父の存在が関係していた。幼い頃から、父が率いる犯罪組織での厳しい修行の日々を繰り返してきたシャン・チー。苦しい鍛錬を耐え抜き、誰にも負けないほど“最強”の存在に仕立て上げられていた彼だったが、優しすぎる彼は、後継者として育てられながらも自ら戦うことを禁じ、その運命から逃げ出したのだ。シャン・チーは過去の自分と決別し、アメリカ・サンフランシスコで平凡なホテルマンとして暮らしていくことを決意。しかし、悪に染まり、伝説の腕輪《テン・リングス》を操って世界を脅かそうとする父の陰謀に巻き込まれ、封印してきた力をついに解き放つ。そして、それは世界の未来をかけた壮大な戦いに発展。公開された写真の中には、シャン・チーが自らの強大な力を露わにし、《テン・リングス》と思わしき、光るリングのようなものを操って激しく戦う姿も収められているが、これまで幾度となく、他に類を見ない壮大スケールのバトルで世界中を沸かせてきたマーベル・スタジオだけに、新ヒーローのシャン・チーが魅せるド迫力のアクションシーンは必見だ。さらに今回、シャン・チーの人生に大きく関われることとなる人物たちの姿もお披露目。自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受けれ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーと、彼を取り巻く新たなキャラクターたちにも期待が高まる。これまでも、人々の想像を超える衝撃的展開で世を圧倒し続けてきたマーベル・スタジオ。最強であるがゆえに、力を封印した新ヒーローの活躍に注目してほしい。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』9月3日(金)公開
2021年07月21日歌舞伎俳優の尾上松也がこのほど、7月15日にスタートするYouTube配信番組『#マベりま SHOW』の収録に参加。ソニー・ピクチャーズが配給するマーベル作品『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題)』『モービウス』の最新情報を伝える番組で、大のマーベル好きを公言する松也が番組ホストを務める。初回収録後、取材に応じた。映画の最新情報を紹介するほか、作品に関わるゲストを招いてトークを展開していく不定期更新の特別番組。初回となる7月15日と次回の8月7日のゲストに『ヴェノム』で主人公エディ・ブロックの日本語版吹き替えを担当した声優の諏訪部順一、『スパイダーマン:ホームカミング』などで主人公ピーター・パーカーを演じた榎木淳弥の2人を迎える。ヴェノムは『スパイダーマン』に登場し最大の宿敵といわれるヴィラン。映画では対峙していないものの、2作品で主人公を演じる諏訪部と榎木の共演に、松也は終始興奮ぎみ。収録後「とっても楽しかった。マーベルファンとしてはお2人が同じ場所にいらっしゃるのが、もう激アツ!それだけで熱かったので今日はお仕事ってことを忘れてしまいました」と大喜びだった。松也がマーベル作品にハマるきっかけは、趣味の「フィギュア収集」で、「アメコミのフィギュアを集めている中でもっと知りたいと思い勉強していって、そこでどんどんマーベル作品を好きになっていきました」という。自宅には100を超えるアイテムがあり「レギュラーのフィギュアでも3万円くらいはかかってしまう。クオリティが高いのでコレクションする喜びはあるのですが、お金がかかってしまうんですよ」と語った。もしマーベル作品で声優を務めるなら、「ヒーローも演じてみたいけど、やはりヴィランにも興味があります」と意欲。「スパイダーマンで言うとゴブリンやエレクトロもまだ(トム・ホランド版)映画に出てきていない。まだ出てきていないということは、声優さんもまだ決まっていないということ。今日、せっかく諏訪部さんと榎木さんとお話できたので、ヴェノムとスパイダーマン両方に絡んでくるキングピンとかも演じてみたいですね。ボス的な感じのお役で、お二人の間に割って入りたい。そういう意味では今後の楽しみが増えます」と期待を寄せる。番組については「みなさんにマーベル作品に興味持ってもらいつつ、楽しく見ていただける番組にしたい。ヒーローにちなんだ遊びもできたらいいな」と意気込み。なお、番組には進行役として、AIスピーカー・チャラディスが登場しており、声はお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が担当する。チャラディスとのタッグは「もともと友達ですので意外にやりやすかったです(笑)。やはりいいパートナーがいてくださるといいですね、いいロボットですよ」とコンビネーションはばっちりだ。7月15日の初回では松也と藤森の息のあった掛け合いをみられるほか、諏訪部と榎木を迎えてのトークをアフレコ裏話、決められたキャラクター設定での早口言葉に挑戦するコーナーも実施。そして、2018年に公開された映画『ヴェノム』の続編となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の新ビジュアルが、番組内で解禁される。初回、第2回ともに17時スタート。
2021年07月14日《text:杉山すぴ豊》ここ数年アメコミ原作のヒーロー映画が人気ですが、その波はドラマ(TV、配信)の方にも押し寄せてきました。ここではマーベル、DCという二大出版社系のドラマについてご説明します。マーベルというのはアベンジャーズやアイアンマン、スパイダーマン、ブラック・ウィドウ等を抱え、DCはスーパーマンやバットマン、ワンダーウーマン等の所属先。“所属先”という書き方をしたのは、多くのアメコミは原作者ではなく出版社が権利を持っており、描き手を変えて物語を継続させ、コミックだけでなく映画やドラマ、アニメ等を作っています。さらにヒーロー同士を自由に共演させたりできるので、要はヒーローを抱える芸能事務所的な側面もあるのです。ヒーロー映画のブームを牽引したマーベル“映画のその後をドラマで”08年以降ヒーロー映画のブームを牽引したのがマーベル。マーベルはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)という大きな世界観を作り上げ、様々なヒーロー映画を公開しながら、それらが同じ世界観の中の出来事でつながっている、としました。その試みを今度は映画とドラマの関係にも広げています。いまディズニープラスで配信されている「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」はドラマですが、3作とも映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のストレートな続編。“映画のその後をドラマで”というわけです。今後はこのディズニープラス発で「ミズ・マーベル(イスラム系の少女ヒーロー)」「シーハルク(主人公はハルクの従妹)」「ムーンナイト(オスカー・アイザック主演)」が始まり “ドラマのその後を映画で”というパターンも生まれてきます。同じキャラでも、映画とドラマで違うバージョンが存在するDCDCは社会現象になった『ダークナイト』『ワンダーウーマン』『ジョーカー』等名作映画も多いですが、ドラマの方では12年から始まった「ARROW/アロー」を中心とするシリーズが人気。「ARROW/アロー」はグリーン・アローというヒーローを元にしていますが、この世界観(アローバースと呼ばれています)の中で「THE FLASH / フラッシュ」「レジェンド・オブ・トゥモロー」「SUPERGIRL / スーパーガール」「BATWOMAN / バットウーマン」等のドラマ・シリーズを展開。DCはメディアごとに最適なアレンジをする、という考え方で同じキャラでも映画とドラマで違うバージョンが存在してもいい、というアプローチです。すべてが同じ世界観の中にある、というMCUと一番違うところです。なので超高速ヒーローであるフラッシュは、映画だとエズラ・ミラー、ドラマではグラント・ガスティンが演じています。しかしアメコミには“マルチバース”というアイディアがある。これは多元宇宙(パラレルワールド)が存在する、という発想。そこでDCは映画とドラマの世界はマルチバースの関係と説明しました。これが顕著になったのはドラマの「THE FLASH / フラッシュ」に映画版フラッシュが時空を超えたという設定で登場。ファンにとってはグラント・ガスティンとエズラ・ミラーのフラッシュが共演するという夢のようなエピソードに。今度はエズラ・ミラー出演の映画『ザ・フラッシュ』にグラント・ガスティンが登場する可能性も出てきました。一方この夏公開の映画『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』に出てくるピースメイカーというキャラを使ったドラマ・シリーズや来年公開される映画『ザ・バットマン』のスピンオフ・ドラマが、映画公開後に配信サービスのHBO Maxでリリースする予定であり、MCUの映画×ディズニープラス的試みをDCも展開するようです。映画とドラマがいい意味でごちゃまぜになりヒーローの世界がどんどん広がることになりそうです。そして映画からドラマに行っても、ドラマをきっかけに映画にハマってもいいのです。(text:杉山すぴ豊)
2021年07月09日6月9日(水)16時よりディズニー公式動画配信サービス Disney+(ディズニ ープラス)にて配信される「ロキ」のケイト・ヘロン監督が、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)全作品のプロデューサーであり、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギについて証言。長年にわたり“MCUが世界中で愛され続ける理由”について、「実力のある製作者を信頼し任せること」だと明かした。2008年公開の『アイアンマン』に始まり、全世界歴代興行収入を塗り替えた『アベンジャーズ/エンドゲーム』など、長きにわたり世界中から愛され続けているMCUの全作品に携わってきたプロデューサーのケヴィン・ファイギ。次々に人々を魅了する作品を生み出してきた理由について、「重要なことは、実力のある素晴らしい映画人たちと一緒に仕事をすることです。彼らに委ねることで、優れた俳優たちやキャラクターの力を引き出し、物語を見事に伝えてくれます」と、プロデューサーとしての流儀を打ち明ける。そんな彼が新たに仕掛けるのが最新ドラマシリーズ「ロキ」。ソー(クリス・ヘムズワース)の義弟で、数々の悪行の一方で軽率な失敗を繰り返したり、時に兄弟の絆や家族愛を思わせたりと、ひと言で表すのが困難なほどに多くの魅力に溢れ、完璧でない姿が愛らしく、“憎めないヴィラン”として世界中から愛されるロキ。そんな彼を主人公にした本作では、英国発の人気ドラマ「セックス・エデュケーション」のケイト・ヘロンが監督に抜擢されている。ケイトは製作時のことについて、「ケヴィンからは、“あなたが生み出し得る最高のストーリーを紡いでほしい”と言われたくらいで、細かい要望はほとんどありませんでした。私が“これは挑戦的すぎるでしょうか?”と言ったら、“いや、もっとやって!”とさえ言ってくれました」とコメント。「ロキという複雑な魅力を持っていて皆から愛されているキャラクターに今回どんな旅をさせるか、そしてどう新しい方向に進ませることができるかは、私にとってすごくエキサイティングなことでした」と、ケヴィンの流儀が本作でも発揮されていたことを明かすとともに、それによって制約に縛られずにロキの新たな物語を自由に描けたと語っている。本作では『エンドゲーム』で逃げ去った後のロキによる、時間を超えて世界を振り回す新たな冒険が描かれる。時空を超えて逃げ出したロキは、懲りずに早速新たな悪戯に着手しようとしたのも束の間、“時間の流れを守っている”という謎の組織TVA(時間変異取締局)に捕まり、「自分が改変してしまった現実を元に直す」という任務を命じられ、時間を超えた壮大な冒険へと渋々挑むことに。これまでも多面的な魅力を発揮し続けてきたロキだが、本作での“裏切り王子”は、世界の“時間“をまたにかけた冒険で今度はどんな新しい一面を見せ、“悪戯”を仕掛けるのか?謎解きタイムトラベル・スリラーがまもなく幕を開ける。「ロキ」は6月9日(水)16時よりディズニープラスにて日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2021年06月08日マーベル・スタジオが手がける映像作品シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」。今年、その“フェーズ4”と呼ばれる新たな展開が、ドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で幕を開けました。MCUは、なぜこんなにも世界中を熱狂させるのか…今からでも間に合う、楽しみ方をたっぷり教えます!ここでは、MCU作品のファンが多い劇団EXILEの中から同期の小野塚勇人さん、SWAYさん、八木将康さんと、キャプテン・アメリカ担の声優・山本希望さんがアッセンブル!新シリーズの見どころや深いMCU愛を語っていただきました。山本:ついに待ちに待ったフェーズ4が始まりましたね!八木:ドラマシリーズ、めちゃくちゃおもしろくないですか?小野塚:MCUのドラマって正直どうなんだろうって思っていたんです。クオリティが下がるくらいなら、映画でドンと派手にやってほしいなって。でも蓋を開けてみれば、クオリティはそのままに、むしろ芝居の部分が増えて、映画では描き切れなかったキャラクターのバックボーンが、かなりクリアになりましたよね。SWAY:映画ではノーマークだったファルコン(ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の主人公の一人)が、めっちゃいいやつじゃん!とか。山本:私は、フェーズ4の第1弾の『ワンダヴィジョン』を初めて観た時は驚きました。SWAY:ヒーローとかアクションが代名詞のMCUが、“シットコム”ですからね。でも、回を追うごとにさすがMCUだな、と。山本:シットコムならではのおもしろおかしさと、不穏な空気が同居していて、新しい感じがしましたよね。あれを観て続きが気にならない人なんていないのでは!八木:次の配信までの1週間が辛いほど。だから僕は2~3話溜めて観るようにしていました(笑)。山本:その気持ち、よくわかります。毎週新エピソードが配信されるのが楽しみすぎて、見終わるとすぐ友達に連絡して「スティーブ・ロジャースのキャプテン・アメリカはやっぱり偉大だったよね」などと熱く語り合っていました。八木:『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でジョン・ウォーカーという人が二代目キャプテン・アメリカに就任していましたね。小野塚:あのキャプテン・アメリカ、僕はあまり好きじゃないなぁ。SWAY:わかる。自己顕示欲がちょっと…。キャプテン・アメリカのスーツも似合っていないし。山本:私もそう思います。私たちが親しんできたあの輪郭じゃないことへの違和感が…。私はMCUのキャラクターの中でもスティーブのキャプテン・アメリカが大好きなので、余計に切なくて。小野塚:僕もスティーブのキャプテン・アメリカが一番好きです。最初はアイアンマンだったんですが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で「アッセンブル!」って出撃の決め台詞を言うじゃないですか。あれがかっこよすぎました。SWAY:僕も最初は、キャプテン・アメリカ派だったんですよ。でも、それを超えるキャラクターが出てきてしまって。山本:え、誰ですか?SWAY:ヒーローではなく、まさかのヴィラン。マイケル・B・ジョーダンが演じるキルモンガー(『ブラックパンサー』)です!小野塚:あ~。キルモンガーは、めっちゃかっこよかった!SWAY:初めて敵役を好きになりました。その姿に魅了されて、キルモンガーと同じ金のグリル(歯につけるアクセサリー)を作りましたから(笑)。将康は?八木:ルックスでいったらマイティ・ソーですね。でも、作品でいうと『アントマン』かな。SWAY:何でなの?絵的に?八木:『アントマン』って人間ドラマが詰まっているから。親子の物語でもあり、何よりアントマンの娘のキャシーがかわいくて。小野塚:アントマンはサブキャラのようで、実はキーパーソンでもありますからね。そういえば僕、ハルクも好きなんです。博識なのにハルクに変身すると狂暴で、ソーとも対等に戦える。八木:ハルクか…。好きっていうより、自分が誰かヒーローになれるなら、ハルクがいいな。SWAY:うそー。大変だよ。小野塚:抑制できればいいけど、できなかったら速攻、事務所辞めさせられますから(笑)。ハルクは『アベンジャーズ』で好きなシーンがあって、ハルクがロキの足を持って床にバンバン叩きつけるところ。ロキが「ひ~ん」ってなっているのが、おもしろくて。八木:好きなシーンといえば、僕はトニー(アイアンマン)が『~エンドゲーム』で言った「3000回愛してる」。あんなビデオメッセージを家族に残すなんて。小野塚:あれは名シーン。SWAY:僕が好きなのは、キルモンガーの登場シーン。デニムのセットアップが私服っぽくて「こんなかっこいい敵役もアリなんだ」とシビれました。山本:私はブレずにキャップ(キャプテン・アメリカ)。とくに『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は何度も観ていて、スティーブが超人血清を打ちに行く時、おばあさんとカーター(スティーブの案内役のエージェント)が合言葉を交わすシーンは台詞がおしゃれで「この映画好き!」って思いました。みなさんがMCUにハマったきっかけは何ですか?小野塚:僕は中学生くらいの時に、映画館に『アイアンマン』を観に行ったのがきっかけです。アクションとか金属製のアーマーとか、男の子が惹かれる要素ばっかりで。すぐにハマって、新作が公開されるたびに劇場に観に行っています。八木:僕は’10年くらいかな?MCUを初めて観たのは地上波で放送していた『アイアンマン』です。それからしばらく追っていたんですけど、映画って次が公開されるまで時間が空くじゃないですか。それでいったん、熱がなくなって。SWAY:なくなったんかーい!八木:でも、今年ディズニープラスでMCU作品がいろいろ観られるのを知って、とりあえず『アベンジャーズ』シリーズだけ観ようと思ったら止まらなくなって、結局、全部観ちゃいました(笑)。SWAY:僕はきっかけって何だろう。ヒーローものって子ども向けに作られているようなイメージがありますけど、MCUって時代背景の描き方がリアルだったり、現実社会の問題も扱っていたりして、没入感がありますし、考えさせられることも多いんですよね。だから観ていて飽きないというか。八木:そうそう。それにヒーローにも短所があって、そこがまた人間味があっておもしろい。小野塚:キャプテン・アメリカ、ちょっと頭カタいな、とか(笑)。あとやっぱりMCUは、アクションが圧巻。とくに『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の最後の戦いはベスト級です。SWAY:作品単体でも楽しめて、しかも世界が全部つながっているところがまたすごいですよね。山本:まだ観たことがない人は、今なら一気に観られて羨ましい。八木:ファンにとっては、今後のラインナップも楽しみですよね。『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』は、噂によるとソー史上最高の体に仕上がっているらしい。SWAY:僕が気になるのは『ブラックパンサー』の続編。またキルモンガーに出てほしいけど…。山本:MCU世界の起源にも迫る内容になりそうな『エターナルズ』も楽しみ。今後、続々新作が観られるなんて嬉しすぎます!写真左から、SWAY1986年6月9日生まれ、北海道出身。DOBERMAN INFINITYのMC。新曲『konomama』6月9日発表、映画『リスタート』(7月16日公開予定)に出演。ジャケット¥28,600(スケアー/アンシングス TEL:03・6447・0135)Tシャツ¥11,550(ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)その他はスタイリスト私物好きな作品:『ブラックパンサー』好きなキャラクター:エリック・キルモンガーNOZOMI YAMAMOTO8月9日生まれ、青森県出身。『ヒプノシスマイク』碧棺合歓役、『ウマ娘 プリティーダービー』ユキノビジン役など。はちみつソムリエの資格あり。特技はラップ。ドレス¥50,600(フリッカ/フリッカ インターナショナル TEL:03・6712・6280)その他はスタイリスト私物好きな作品:『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』好きなキャラクター:キャプテン・アメリカHAYATO ONOZUKA1993年6月29日生まれ、千葉県出身。TXT vol.2『ID(アイディー)』(6月17日~公演予定)に出演。smash.オリジナルドラマシリーズ『スマホラー』が配信中。ブルゾン¥50,600シャツ¥27,500(共にタクタク/スタジオファブワーク TEL:03・6438・9575)その他はスタイリスト私物好きな作品:『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』好きなキャラクター:キャプテン・アメリカMASAYASU YAGI1987年8月28日生まれ、北海道出身。“STRAYDOG”Produce公演『夕凪の街 桜の国』(8月4日~東京、大阪で公演予定)出演。兄はEXILEのSHOKICHIさん。シャツ¥29,700(ラッド ミュージシャン 原宿)その他はスタイリスト私物好きな作品:『アントマン』好きなキャラクター:ハルク※『anan』2021年5月26日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・壽村太一(SWAYさん、八木さん、小野塚さん)中根美和子(山本さん)ヘア&メイク・福田 翠永井友則(共にLuana/SWAYさん、八木さん、小野塚さん)和田麻希子(山本さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年05月22日ディズニーとマーベルが制作中のドラマ「Ms. Marvel」(原題)の撮影が、無事完了したことが分かった。「Variety」誌が伝えた。「Ms. Marvel」はアジア系でムスリムのティーン女子が主人公のスーパーヒーロー(ヒロイン)もので、Disney+で全6話が今年後半に配信予定。主人公のカマラ・カーン/ミズ・マーベル(新人女優イマン・ヴェラーニ)は、ブリー・ラーソン主演の『キャプテン・マーベル』の続編『The Marvels』(原題)に登場することが決まっている。「Ms. Marvel」の撮影の大部分はアメリカ・ジョージア州で行われたが、エピソード4&5は短編ドキュメンタリーで2度のオスカー受賞を果たしたシャルミーン・オベイド=チノイ監督のもと、場所をタイに移して行われた。時期は4月から5月初旬。現在タイは新型コロナウイルス感染拡大の第3波に見舞われているところだが、「Ms. Marvel」の撮影現場では感染防止対策を徹底することで、撮影続行を認められた。具体的な感染防止対策には隔離されたセット、マスク・フェイスシールドの着用、一週間に2度の検査、移動時の分離輸送、適切な換気が挙げられる。タイでの撮影には450人が関わったというが、特に問題なく撮影を終えることができたようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:キャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018
2021年05月12日マーベル・スタジオが、スタン・リーの言葉とともに、今後の作品ラインアップを紹介する特別映像を公開。前半はこれまでのMCU作品の印象的・感動的なシーンが連続して映し出される。その後、観客が熱狂し歓声を上げる『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開初日の劇場の様子も。後半は初披露となる映像が盛りだくさんで、正式タイトルが発表された作品もある。『キャプテン・マーベル』の続編は『ザ・マーベルズ』(原題)で、『ブラックパンサー』の続編は『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』(原題)。以下は、特別映像に登場する今後の映画作品。『ブラック・ウィドウ』2021年7月9日 劇場&「Disney+」プレミアアクセス同時公開『シャン・チー/テン・リングスの伝説』2021年9月3日 日米同時公開『エターナルズ』2021年11月5日 日米同時公開『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(原題)2021年12月17日アメリカ公開『ドクター・ストレンジ:イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』(原題)2022年3月25日アメリカ公開『ソー:ラブ・アンド・サンダー』(原題)2022年5月6日アメリカ公開『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』(原題)2022年7月8日アメリカ公開『ザ・マーベルズ』(原題)2022年11月11日アメリカ公開『アントマン・アンド・ワスプ:クワントゥマニア』(原題)2023年2月17日アメリカ公開『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』(原題)2023年5月5日アメリカ公開「映像」はなかったものの、最後に『ファンタスティック・フォー』のロゴが出現したことで「心臓発作を起こしそうになった」と興奮する声、『エターナルズ』に出演するアンジェリーナ・ジョリーの姿を見て「早く予告編をフル映像で見たい!」と切望する声など、ツイッターには期待にあふれるコメントが次々と寄せられている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherキャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018
2021年05月04日マーベルの新作オリジナルドラマ『ファルコン&ウインター・ソルジャー』が先ごろ全エピソードの配信を開始した。本作に登場するのは、キャプテン・アメリカの親友だったファルコンとウィンター・ソルジャー。ふたりはある事件を追う中で行動を共にし、やがていなくなったキャプテン・アメリカの意思をいかに引き継ぐか考え、苦しみながら、自分たちの道を見つけ出していく。“ファルコン”ことサム・ウィルソンが、はじめてマーベル映画に登場した時、彼はカウンセラーだった。かつて軍に所属し、落下傘部隊で活動していた彼はある日、ワシントンDCでキャプテン・アメリカに出会う。ファルコンを演じたアンソニー・マッキーは「サムはジョギングに出かけて、アベンジャーズになった普通の人なんだ」と笑顔を見せる。彼が語る通り、サムは折り畳み可能な翼のついたフライトスーツを身につけて“ファルコン”として活動。驚異的な能力を持っているわけではないが、勇気と正義の心で難局に立ち向かい、やがてアイアンマンやハルク、ブラック・ウィドウらが集まる最強チーム、アベンジャーズの一員になった。ファルコンはこれまでのマーベル映画に幾度も登場し、華麗に空を舞い、勇猛果敢に戦ってきたが、その私生活や内面が描かれることは少なかった。しかし『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、ふたりが謎のテロ集団を追う物語を主軸にしながら、随所で彼らの私生活や内面が丁寧に描かれ、それが物語で重要な役割を果たしていく。「それはとても重要なことだった」とマッキーは語る。「これまでのマーベル映画では約10年ほど同じキャラクターを描いてきた。そして新しいキャラクターが登場する新フェーズに入った今、かつてしたように観客が新キャラクターを知ってもらって、好きになってもらう時間が必要なんだよ。だから本シリーズも、観客とキャラクターが関係を育むのを手助けするものになっていると思うよ」さらに本作でファルコンは、バッキーことウィンター・ソルジャーとコンビを組む。彼はスティーヴ・ロジャースが"キャプテン・アメリカ”と呼ばれる前から友情を築いてきた男で、現在は自分の過去に向き合うべく苦しい日々をおくっている。偉大なキャプテン・アメリカからその象徴である星条旗の盾を託されて迷うファルコンと、旧友の想いを守り抜きたいバッキーはタイプの違う人物だが、ふたりは典型的な凸凹コンビではない。「サムとバッキーの関係が、よくあるコメディやバディ(相棒)ものと違うのは、ふたりの間に感謝、尊敬、理解があるからだろうね。かつて、スティーヴ=キャプテン・アメリカがふたりの共通の接点だった。ところが彼がいなくなってしまう。彼は世界が安全な場所でいられるように維持する任務をサムとバッキーに託したんだ。だから、ふたりはいつだってお互いの話に耳を傾けないといけないし、キャプテン・アメリカの名前を守るために一緒に仕事をしないといけない。サムがバッキーに口を挟むのは、自分の姉にちょっかいを出された時ぐらいで(笑)それ以外はお互いに尊敬しあっている関係なんだよ」サムとバッキーの間に存在する尊敬と感謝の想いは、ふたりを演じる俳優の間にも流れている。「(バッキーを演じた)セバスチャン・スタンとの仕事は素晴らしかったよ。彼はとても頭が良くて、複雑な役者なんだ。彼は役に入り込んで仕事をするから、撮影現場にいない日は家で脚本の分析をしている。僕とセバスチャンは脚本について何日も話し合ったよ。監督やプロデューサーたちも、僕たちがキャラクターに感情を吹き込むチャンスをくれた。セバスチャンはウィンター・ソルジャーを10年間演じてきたし、僕もファルコンを8年間演じてきたから、それぞれのキャラクターのことをよくわかっているしね。結果として、僕とセバスチャンの関係やお互いの感謝・尊敬の気持ちが、劇中のキャラクターやシーンにそのまま反映されていると思う」さらにマッキーは、ファルコンが現代社会を生きるアフリカ系アメリカ人男性であることを重視したという。劇中のファルコンはアベンジャーズの一員として世界を救った英雄なのに、星条旗の盾を自分が引き継いでいいのか悩み、過去に政府がアフリカ系アメリカ人に対してした非道な仕打ちを知って動揺する。そして自分や家族が現代のアメリカ社会の中で置かれている立場や、消えることのない偏見も身にしみてわかっている。ファルコンが大きな翼で舞う空は、私たちが部屋の窓から見る空と同じなのだ。「コミックに描かれてきたファルコンは、僕らの社会におけるアフリカ系アメリカ人の文化的側面が変化するたびに進化を遂げてきた。だから僕らのこのシリーズに登場するファルコンが、僕らが生きている現実の社会と深くつながった存在になっているのは、とても理にかなったことだと思う。脚本家のマルコム・スペルマンも監督も僕がファルコンという役を膨らませることのできる場所を与えてくれたんだ」時にキャプテン・アメリカは“アメリカ白人的な正義のシンボル”として扱われてきた。そんな彼の意思をアフリカ系アメリカ人として生まれ、現代の社会の中で苦しみ、偏見にさらされてきたファルコンが受け継ぐことができるのか? 繰り返すがこれはドラマの物語であると同時に、私たちの社会が抱えている問題でもある。「それはこれまでマーベルがずっとやってきたことなんだ。すべてはマーベルのブランドに沿ったものになっている。そうすることで、観客とキャラクターの間に関係が生まれ、一緒に成長することができる。キャラクターが前に進む時、観客も彼らと共に前に進んでいくんだよ」謎の組織が暗躍し、次々に脅威が出現する時、ファルコンとウィンター・ソルジャーは時に軽口を叩き合い、時に信頼し合いながら、解決の糸口を見つけ出していく。本シリーズは開始時から好評で、ふたりが登場する新作映画の企画開発も始まったという。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ディズニープラスで全話独占配信中(C)2021 Marvel.
2021年05月03日エミリア・クラークがマーベル作品に仲間入りすることが明らかになった。「Variety」誌によると、Disney+で配信される「シークレット・インベージョン(Secret Invasion)」(原題)への最終段階の出演交渉が行われているという。同作には現在までにサミュエル・L・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、オリヴィア・コールマン、「ピーキー・ブラインダーズ」などのテレビドラマでの活躍が目立つキングズリー・ベン=アディルの出演が報じられている。サミュエルは数々のMCU作品で演じてきたニック・フューリー役、ベンは『キャプテン・マーベル』で演じたスクラル人のタロス役を再演。キングズリーはメインのヴィラン役を演じる。原作コミックの「Secret Invasion」では、ひそかに地球に侵入し変身能力を使ってマーベル・ヒーローになりすますスクラル人について描いているが、ドラマがどのような内容になるかは不明。エミリアが演じる役についても明らかになっていない。エミリアは「ゲーム・オブ・スローンズ」のデナーリス・ターガリエン役で世界中にファンを獲得し、エミー賞に4度ノミネートされたことで演技力の高さも証明した。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などの大作映画にも出演し、映画にドラマに大活躍中だ。(Hiromi Kaku)
2021年04月21日サーティワン アイスクリームから“マーベル”のアイスクリームケーキが初登場。「マーベル アベンジャーズ / パレット6」が、2021年4月23日(金)より数量限定で発売される。サーティワン アイスクリーム初“マーベル”のアイスクリームケーキマーベルの人気キャラクターが集結したアイスクリームケーキが、サーティワン アイスクリームから誕生。キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ホークアイ、ソー、ブラック・ウィドウ、ハルクと、アベンジャーズの初期メンバー6名をピックアップして、各キャラクターに合った人気フレーバーを詰め合わせた。アイスクリームケーキの上には、チョコプレートやホイップでヒーローたちを象徴するモチーフをオン。例えば、キャプテン・アメリカのピースの上には、ホイップで星をあしらい、ハルクの上には拳をデザインして、作品の世界観を表現する。アイスクリームのフレーバーはどれも魅力的。パチパチと弾けるポッピングシャワーや、ダークな味わいのクッキー&チョコレート、優しい甘さのキャラメルリボンなどを揃えた。さらに、デザインBOXとここでしか手に入らない、オリジナルコースターも6枚セットでついてくる。マーベルファンにはたまらない最強ケーキは、数量限定での展開。気になる人は早めにチェックしてみて。【詳細】サーティワン アイスクリーム「マーベル アベンジャーズ / パレット6」3,700円(税込)※店舗により価格が異なる発売日:2021年4月23日(金)数量限定発売※なくなり次第終了。【問い合わせ先】B-R サーティワン アイスクリーム株式会社TEL:03-3449-0335
2021年04月19日『ブラック・ウィドウ』に続き、新たなヒーロー誕生の物語を描くマーベル・スタジオ最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、『エターナルズ』の劇場公開が決定した。まず、9月3日(金)公開の『シャン・チー』は、MCU初のアジア系ヒーロー作品。アイアンマンやキャプテン・アメリカなど、これまで多くの魅力的なキャラクターを生み出してきたマーベル・スタジオから、アベンジャーズの系譜を受け継ぐ新たなヒーロー、シャン・チーの物語が幕を開ける。タイトルの “テン・リングス” は、『アイアンマン』や『アントマン』にも登場していた犯罪組織の名前で、本作ではこれまで深く描かれることのなかったテン・リングスの謎も明かされることに。シャン・チー役で主演を務めるのはシム・リウ。さらに、名優トニー・レオンの出演も明らかになっている。そして11月5日(金)公開の『エターナルズ』は、『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督が手掛ける、アベンジャーズに続く新たな最強ヒーローチーム、不死の種族“エターナルズ”の物語。本作には、10年ぶりのアクション映画出演となるアンジェリーナ・ジョリーや、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のマ・ドンソクら豪華キャストが揃った。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日(金)より全国にて公開。『エターナルズ』は11月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:エターナルズ(原題) 2021年10月29日より全国にて公開
2021年04月15日マーベル映画の新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日(金)に、『エターナルズ』が11月5日(金)に日本公開されることが決定した。どちらも新たにマーベル映画に新参入するキャラクターを描いた作品だ。マーベル映画はすべての作品が同じ世界=マーベル・シネマティック・ユニバースを共有しており、人気キャラクターがチームを組んで行動するエピソードが描かれる一方で、常に新しいキャラクターが登場し、観客を楽しませてきた。そして2021年、マーベルは早くも新章を開幕しており、ディズニー・プラスで配信中の『ワンダヴィジョン』と『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が好評を集め、人気キャラクターを主軸に据えた映画『ブラック・ウィドウ』(7月9日に映画館とディズニー・プラス プレミア アクセスで同時公開)も待機しているが、ここにまだ誰も観たことのない新キャラクターが参入する。9月公開の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の主人公は、アジア系の新ヒーローだ。映画で彼がどのように描かれるかは不明だが、コミックのシャン・チーは圧倒的な身体能力で敵をなぎ倒す武術家で、諜報能力にも優れている。映画ではシム・リウがタイトルロールを演じるほか、アジアが世界に誇る名優トニー・レオンも出演。『ショート・ターム』のデスティン・ダニエル・クレットンが監督を務め、『マトリックス』や『アリータ:バトル・エンジェル』など数多くのアクション大作を手がけたビル・ポープが撮影を担当する。なお、サブタイトルにもある“テン・リングス”は『アイアンマン』シリーズや『アントマン』にも登場した犯罪組織の名前で、本作と過去のマーベル映画との関係も気になるところだ。そして11月公開の『エターナルズ』は、太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語を描く作品。アンジェリーナ・ジョリー、リチャード・マッデン、そして日本でも圧倒的な人気を誇るマ・ドンソクら豪華キャストが集結し、『ノマドランド』で世界の映画賞を席捲中のクロエ・ジャオが監督を、『キャプテン・マーベル』や『ドクター・ストレンジ』など数多くのマーベル作品を手がけてきたベン・デイヴィスが撮影監督を務める。これまでもマーベル映画は、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやドクター・ストレンジ、ブラック・パンサーなどの新キャラクターを投入し、彼らはのちのストーリー展開に欠かすことのできない存在になった。おそらく今後のマーベル作品を楽しむ上で『シャン・チー』と『エターナルズ』も見逃せない作品になりそうだ。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』9月3日(金)公開『エターナルズ』11月5日(金)公開(C)Marvel Studios 2021
2021年04月15日「マーベル史上最もダークな展開」との声も寄せられている、マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」。いよいよ残すところあと“2話”となった本作から、激しいアクションシーンや新たなシーンを含む、それぞれのキャラクターの“正義”がぶつかり合う最終予告映像が解禁となった。『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストで伝説のヒーロー、キャプテン・アメリカのシンボルだった“盾”を受け継いだものの、それを手放してしまったファルコン。そして、彼に代わって新たな盾の持ち主となった2代目のキャプテン・アメリカことジョン・ウォーカーが対比的に描かれた予告映像。共に戦っているウィンター・ソルジャーからも「なぜ盾を手放した?」と問われたファルコンだが、本映像の中では「俺たちの国だ 盾が無くても 誰にも遠慮せず身を捧げる」と答える姿が。そこにはキャプテン・アメリカとしてではなく、盾を持たなくても“正義のために身を粉にして戦う”、そんなファルコンのヒーローとしての確固たる決意を感じられる。一方でジョン・ウォーカーは、盾を持つことで自分がヒーローであることの正当性を誇示しているようにも見える。先週配信された第4話では、謎のテロ組織フラッグ・スマッシャーズのメンバー1人を、スマホを構えた公衆の面前で、“盾”を使って殺めてしまったジョン・ウォーカー……。正義の象徴であるはずの“盾”が血に汚れる驚愕のラストに、SNS上では「マーベル史上最もダークな展開」と言った声が寄せられ、今後の予測がつかない展開に期待が集まっている。「もう誰も傷つけるな」と諭すファルコンとウィンター・ソルジャーと、「本気なのか?」と反発を見せるジョン・ウォーカーだが、大きな過ちを犯してしまった“2代目キャプテン・アメリカ”と彼らが共闘する瞬間はやってくるのか…?フラッグ・スマッシャーズのリーダー、カーリーたちとの戦いもいよいよクライマックスへ!“指パッチン”後、混沌を極める世界でそれぞれの正義を貫き戦う彼らは、人々の新たなヒーローとなり、この世界を救うことができるのか。ドラマの枠を超えたド迫力のアクションに加え、重厚でスリリングな物語はいよいよ大詰めとなる5話・6話でどんな展開を見せるのか、世界中から熱い視線が注がれている。ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はディズニープラスにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2021年04月13日『アベンジャーズ/エンドゲーム』の途中で逃げ出した、マーベル史上最も“憎めないヴィラン”を描くマーベル・スタジオドラマシリーズ「ロキ」が、6月11日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信開始。“裏切り王子”ロキの魅力が詰まった最新映像が全世界で解禁された。マイティ・ソー(クリス・ヘムズワース)の義弟ロキは、王位継承者である兄ソーへの嫉妬心から故郷アスガルドの王座を狙う。また、『アベンジャーズ』ではアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)たちの敵として登場し、変幻自在に他人に化け、巧みな話術で人の心を操り、ミステリアスなカリスマ性を発揮。生来のいたずら心をこじらせて立派なヴィランへと成長したロキが地球侵略を試みたからこそ“アベンジャーズ”が結成されるなど、マーベル・スタジオ映画作品メガヒットの影の立役者のひとりでもある。本作に至るまで様々な作品に登場してきた彼が最後に現れたのは『エンドゲーム』。アイアンマンたちが訪れた過去の世界で、捕縛されていたロキが偶然に四次元キューブを手に入れると、即座に悪用しその場から姿を消していた。数々の悪行の一方で同じ数の失敗を繰り返したり、時に兄弟の強い絆を思わせたりと、プライドは高いものの完璧でない一面、さみしがり屋で、割と捕まりがちながら性懲りもなく嘘と悪戯を愛する姿が愛らしく“憎めないヴィラン”として世界中から愛されるロキ。本作は、そんな彼が逃げ去った後の物語。四次元キューブを手に入れ、時空を超えてアベンジャーズたちから逃げ出したロキは、“時間の流れを守っている”という謎の組織TVAに捕まり、“自分が改変してしまった現実を元に直す”という任務を与えられ、時空を超えた壮大な戦いに巻き込まれることに。解禁された映像ではTVAに囚われている身にも関わらず、発する言葉は「私は賢い」「甘いな、私を操れると思うとは」「私は十枚上手だ」「私を信頼しろ」と高飛車な姿勢はいつもの通り。TVAの職員(オーウェン・ウィルソン)からは「君の人生をたどってみたが、50回は人を裏切っている」と言われるも、全くブレない彼は「二度としない」と宣言する――。物語の全貌こそ見えないが、数々の“裏切り”フラグを立てながら様々なビジュアルで様々な時代や場所に現れるロキ。そして故郷アスガルドを思わせるようなシーンをはじめ、マーベル映画が目にした光景もあり、“裏切り王子ロキ”の世界の“時間“を股にかけた冒険が気になる映像だ。“世界で今最も人気があるドラマシリーズ”にも選ばれた「ワンダヴィジョン」、キャプテン・アメリカの盾(=意志)を継ぐヒーローを巡る物語としてディズニープラス史上最高のオープニング視聴数を記録した「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」と全世界で注目されるマーベル・スタジオのドラマシリーズ。本作は、その第3弾として注目を集めている。「ロキ」は6月11日(金)16時よりDisney+(ディズニープラス)にて日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2021年04月06日「はい、ブロンクスレンタルスタジオです。ああ、先ほどはありがとうございました。え、忘れ物?わかりました。いま次の方がスタジオを使用中なので、終わり次第、探して連絡させていただきますね」声を弾ませながら、彼女は電話の向こうの相手に対して、何度も何度も頭を下げていた。不意の電話でインタビューが中断するのは、これでもう3回目だ。「ごめんなさいねぇ。たいへんなんですよ、ひとりでやってるから。もうね、休んでる暇がないの」こう言って、屈託のない笑みを浮かべるのは、女優の水沢アキさん(66)だ。17歳で、芸能界デビュー。以後、ドラマに歌、クイズ番組にバラエティにと、多方面で活躍してきた。人気に火をつけたのがグラビアだった。19歳、雑誌『GORO』で写真家・篠山紀信氏が撮り下ろす「激写」に登場すると、若い男性を中心に人気が沸騰。ダウンタウンの松本人志も「いつもは立ち読みだけど、水沢さんの号は2冊買った」と、後に語ったほどだ。しかし、最近は芸能界と距離を置いている、とも話す水沢さん。いま、彼女の生活の中心にあるのは、数年前から自身がオーナーを務める東京・下北沢のレンタルスタジオだ。オーナーといえば聞こえはいいが、スタッフはホームページの担当者が1人いるだけで、冒頭のような電話応対や受付、予約の管理、それに掃除、もちろん入出金の管理と、ほとんどすべてを水沢さんがひとりでこなしている。「土足厳禁なのに、土足で入っちゃう人もいれば、私が不在だと勝手に時間延長して使ってた人たちも。もちろん注意しますし、文句も言います。すぐ謝ってくださるお客さんもいれば『二度と来ねえよ!』って逆ギレする人も。いろいろね、たいへんなんです」そんな言葉と裏腹に、水沢さんの顔は、とても晴れ晴れとしていた。水沢さんがスタジオ運営に関わるようになったのは、ある時テレビに出演した水沢さんの息子が「虐待をされていた」と告発したことがきっかけだったという。「私は父に似て熱心な教育ママでしたから、子供たちに厳しく当たることはありましたけど……、その部分だけを切り取られ、かなり大げさに仕立て上げられてしまった、そんなふうに思いました。でも番組放送後、私、干されちゃって(苦笑)。1年間、ほとんど仕事ありませんでした。でもね、醜聞で仕事がなくなるっていうのも芸能界。ここで生きてる以上、当たり前のこと。そもそも、息子としっかりコミュニケーションがとれてなかった私のまいた種です」テレビなど芸能の仕事が急減したとき持ち掛けられたのが、ダンススタジオの経営権を譲りたい、という話だった。「60歳目前でした。還暦を迎えたら新しいことをしたい、そんなことを考えていたときで。じつは私、中学生のころからクラシックバレエやジャズダンスをやっていて。そのスタジオでも、40代からダンスを習っていたんです。私以外にも生徒は大勢いましたし『発表会やると儲かる』なんて聞かされて、それで15年に、多額のお金で経営権を買ったんです」ところが、ふたを開けてみれば、ダンススタジオは大赤字。68人ものスタッフを抱え、人件費だけでも毎月たいへんな支出だった。「そのうえ、儲かるはずの発表会のチケット代を持ち逃げされたり、経費を使い込まれたり。もう地獄のような日々でした」それまで経営などとは無縁だった水沢さん。知り合いの社長に帳簿を見てもらうと「明日にでも潰すべき」と助言されたという。「でも、ここでやめたら投資額が全部、無駄になっちゃうと思って。何か違うことができないか必死になって考えて。それで始めたのが、いまの1時間いくらでスペースを貸すレンタルスタジオ。人件費もかけられないから24時間、私がひとりでやってるんです。おかげさまで、お客さんがゼロの日がないんですよ。コロナ禍の時代に、本当にありがたいことに」スタジオの使用料は1時間2,420円。深夜パックは6時間半で6,600円(ともに税込)だ。「芸能界の仕事と比較するとゼロが2個ぐらい違いますけどね(笑)。でもね、若いダンサーのグループが深夜パックで稽古していたりするんですけど。二十数人だからリーダーが1人300円ずつ徴収しているんです。それを知ったら、この6,600円ってすごい重いですよ。だから、いまは儲けは度外視。ここで、いろんな人たちの夢を応援できるのが、何よりうれしいし、ありがたいんです」ここでまた、彼女の電話が鳴った。すかさず通話ボタンをタップすると、いつものように、元気いっぱいの声で答える。「はい、こちら、ブロンクスレンタルスタジオです!」「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月05日今年1月、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース役を卒業したクリス・エヴァンスが、再びマーベル映画でキャプテン・アメリカ役を演じる可能性があるとメディアで報じられた。クリスは“キャプテン・アメリカ”や“復帰”などの言葉は出さず、「ぼくにとっては初耳だね」というツイートと肩をすくめる絵文字で反応を見せていた。ファンはクリス復帰のわずかな可能性にかけていたが、それから2か月が経った昨日、マーベルの社長ケヴィン・ファイギによってその可能性はゼロとなった。「私は質問に『No』と答えることはめったにありません。いつだって、私を驚かせるようなことが起こるので。でも、そのうわさについては私が思うに、彼自身がすぐに打ち消していましたよね」と、クリスのツイートが「否定」を意味していたことを「Entertainment Weekly」に明らかにした。それでも、まだクリスとMCU作品の関係が終了したことを受け入れられないファンが多いもよう。「キャプテン・アメリカとしては無理でも、スティーブ・ロジャースとして出演する道はある」「信じない!」という声を上げている。一方で、「まぁ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されたときからわかっていたこと」と納得するファンも。(Hiromi Kaku)■関連作品:キャプテン・アメリカザ・ファースト・アベンジャー 2011年10月14日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 MVLFFLLC. TM & © 2010 Marvel Entertainment, LLC and itssubsidiaries. All rights reserved.キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 2014年4月19日より2D/3Dで同時公開© 2014 Marvel. All Rights Reserved.
2021年03月18日オーディオテクニカ(audio-technica)から、EXILE/三代目J SOUL BROTHERSのNAOTOが手がけるファッションブランド、スタジオ セブン(STUDIO SEVEN)とのコラボレーションイヤホンが登場。2021年3月20日(土)よりスタジオ セブン 中目黒などで先行発売される。オーディオテクニカ×スタジオ セブンのコラボイヤホンベースモデルに採用されたのは、⼩型ながら迫⼒あるサウンドが楽しめる完全ワイヤレスイヤホン「ATH-SQ1TW SVN」と、キレのよい重低⾳が特徴的なネックバンドイヤホン「ATH-CKSXBT SVN」の2モデル。スタジオ セブン「CAUTION LOGO」をデザインした2モデル日常使いはもちろんスポーツでも活躍する連続再生機能、⾳と映像のずれを抑えることで動画やゲームを快適に楽しめる低遅延モードといった機能はそのままに、スタジオ セブンを象徴するグラフィック「CAUTION LOGO」をデザイン。カラーはオレンジ×ホワイトとグリーン×ブラックの2色展開で、本体だけではなく充電ケースやパッケージも同様の世界観で統一した特別なモデルとなっている。また、本コラボレーションを記念したオリジナルPVも公開。EXILE/GENERATIONS/PKCZで活躍するALAN SHIRAHAMAとトラックメーカーのSLAY HIROKIが作曲した楽曲をバックに、NAOTOとダンスプロリーグ「D.LEAGUE」の4名のダンサーがパフォーマンスを披露している。商品情報オーディオテクニカ×スタジオ セブン コラボレーションイヤホン発売日:・2021年3月20日(土) スタジオ セブン 中目黒、公式オンラインストアで先行発売・2021年4月8日(木) オーディオテクニカ公式オンラインストア、全国の家電量販店・雑貨店で発売※4月1日(木)より予約受付スタート。市場予想売価:・「ATH-SQ1TW SVN」10,000円前後・「ATH-CKSXBT SVN」5,000円前後@ 2021 Audio-Technica Corporation. All rights reserved.
2021年03月13日マーベル・スタジオが手がけた「Disney+ (ディズニープラス)」で配信中のドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」。第5話ではマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)の歴史が大きく転換し、SNS上には「MCUの根幹を揺るがす大事件が起きてる」「MCUを追ってきた全人類は観るべき!」「MCUにおける最大の衝撃」といった声が挙がるなど大反響。さらに、第7話のラストには誰もが予想しなかった”黒幕“が現れ、物語が激変した。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、そして『アベンジャーズ/エンドゲーム』で涙と感動のひと区切りを迎えたMCU。もし、『エンドゲーム』までは見守ってきたけれど「ワンダヴィジョン」はまだチェックしていないというなら実にもったいない。「『ワンダヴィジョン』はMCUの壮大な一部」とエグゼクティブ・プロデューサーを務める女性脚本家ジャック・シェイファーが断言するように、本作では『エンドゲーム』以後のワンダたちの動向が語られ、これまでのMCU作品のキャラクターも登場する。2021年、新たなフェーズ4の1番手を担う「ワンダヴィジョン」には今後のMCUを占う重要な意味が込められているのだ。以下、最終・第9話までのネタバレを含みます。ご注意ください。(1)“普通じゃない”カップルの新婚生活は、シットコム?同じマインド・ストーンから“生まれた”ヒーロー、ワンダとヴィジョンは、お互いにとって数少ない理解者の1人となり、やがて恋に落ちた。だが、ご存知の通り、ヴィジョンは『インフィニティ・ウォー』のラスト、ワンダの目の前でサノスによって命を奪われている。そんな2人が本作「ワンダヴィジョン」ではなぜか、郊外の町ウエストビューで新婚夫婦として仲睦まじく暮らしている。『エンドゲーム』直後の物語のはずなのに、ヴィジョンは生きており、しかも2人の日常はまるで“シットコム”。モノクロの第1話・サブタイトル「公開収録でお送りします」では1950年代、第2話「チャンネルはそのまま」では1960年代、1970年代の雰囲気を持つ第3話「カラー放送」では文字通り途中からカラーに変わり、1話ずつ“シットコム”を通じてTVドラマの歴史を追っているかのよう。例えば、第1話なら「アイ・ラブ・ルーシー」「ディック・ヴァン・ダイク・ショー」、第2話なら「奥さまは魔女」、第3話なら「ゆかいなブレディー家」や「パートリッジ・ファミリー」といった具合。いったい我々は何を見せられているのか?だが、2人の“シットコム”をTVで見ている人物が映し出されたり、「ワンダ、応答せよ!」と呼びかける何者かの声が聞こえたりと、単なる“シットコム”ではないことにすぐに気づくはずだ。(2)すべてが見かけ通りとは限らない…ワンダの友人ジェラルディンて誰?“シットコム”に衝撃的な出来事が起きたのは第3話のラスト。無事に双子のトミーとビリーを出産したワンダは「私も双子だった」と、出産を手伝ってくれた“近所の友人”ジェラルディン(テヨナ・パリス)に打ち明ける。ところが、「ウルトロンに殺された。そうでしょ?」と言うジェラルディン。“シットコム”に、ワンダにとってのリアルが初めて持ち込まれた場面だった。「あなたは誰なの?」とワンダが問い詰めた次の瞬間、ジェラルディンはウエストビューを包む結界のようなものから外へと弾き出されてしまう。“シットコム”は、現実世界の町ウエストビューの中で“作られた”フィクション。そしてジェラルディンの正体は、知覚兵器観察対応局、通称「S.W.O.R.D(ソード)」の職員モニカ・ランボーだった。モニカといえば、『キャプテン・マーベル』に登場したキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)の親友のパイロット、マリア・ランボー(ラシャーナ・リンチ)の娘。1995年が舞台の同作では少女だった彼女が大人に成長し、いまでは母マリアが創設した「S.W.O.R.D」のメンバーに。母たちと同じように機長として宇宙を飛んでいたらしく、ワンダに対して「キャプテン・モニカ・ランボー」と名乗っている。ちなみに、モニカは『キャプテン・マーベル』第2弾に登場することが明らかになっている。実は、“シットコム”内に不意に飛んできた色鮮やかなヘリコプターもS.W.O.R.Dのドローン、家の前の下水道から這い出してきた謎の人物もS.W.O.R.Dの調査員。そんな中、ジェラルディンと名乗り、ワンダに接近していたモニカがウルトロンの名を口にした途端、赤いエネルギー波を放たれ追い出されてしまったのだ。(3)MCUとのつながり…カギを握る3人の登場人物実は大人になったモニカはサノスの“指パッチン”によって、5年間消えていた1人。第4話「番組を中断します」では、まさしくそれまでの“シットコム”が一旦中断、現実世界でモニカが復活するところから幕を開ける(時系列では『エンドゲーム』中)。しかも消えている間に母マリアが病で他界してしまった、という事実を知ることに。悲しみを振り切るかのように「S.W.O.R.D」に復帰して早々、FBIからの要請でウエストビューにやってきたモニカ。そのFBIの担当者こそ、『アントマン&ワスプ』でスコット・ラング/アントマンのカードマジックに興味津々だったジミー・ウー捜査官(ランドール・パーク)。ウー捜査官によれば、ウエストビューの町全体が“失踪”状態にあるといい、住民の誰とも連絡がとれないという。スコット直伝(?)、スッと名刺を取り出すシーンには要注目。ところが調査を始めようとした矢先、モニカがウエストビューの内部に引き込まれてしまった!そのため「S.W.O.R.D」から大部隊が派遣され、各分野の専門家たちが招集された。そのうちの1人が、『マイティ・ソー』シリーズでジェーン・フォスター博士(ナタリー・ポートマン)の親友であり、助手としてジェーンやエリック・セルヴィグ博士(ステラン・スカルスガルド)の研究を手伝っていたダーシー・ルイス(カット・デニングス)だ。演じるデニングスによれば、“指パッチン”で消えなかったダーシーはその数年間で天文物理学の博士号をとったとか。劇中にも「ミス」と呼びかけられるが、すぐさま「ドクター(博士)」だと訂正するシーンがある。コーヒー好きなのは昔のままだが、このダーシーこそ、ウエストビューでワンダ&ヴィジョンを主役にした“シットコム”が行われていると気づいた張本人。第1話のラストでメモを取るのはダーシー、そしてワンダの身近にあるラジオを通じて「誰が君に指示を?」と呼びかけていたのはウー捜査官。放送を見守りながら、ウー捜査官がホワイトボードに書き出した「●なぜ六角形で囲まれている?●なぜシットコム?●同じ時空?●ヴィジョンは生きている?」といったウエストビューにまつわる謎の数々は視聴者目線そのもの。「この2人に赤ん坊とは…」と、しみじみするウー捜査官と同じ気持ちなったファンも多いのでは?このダーシーとウー捜査官とのコンビでスピンオフを願う声も挙がっており、特にダーシーについては本国のディズニープラスに特別映像が登場。MCUでのダーシーの名場面がまとめられている。(4)“シットコム”と実世界での謎解きが交互に描かれる第4話でついに『エンドゲーム』とストーリーが繋がると、第5話はタイトル通りの「問題エピソード」となった。子育てにアタフタするママ・ワンダと神経質気味なパパ・ヴィジョン、双子のトミーとビリーはあっという間に5歳になり(!?)、子犬を飼おうとして大騒ぎに。タイトルバックはマイケル・J・フォックス主演の「ファミリータイズ」(82~89)にそっくりながら、まるでワンダを演じるエリザベスの双子の姉、アシュレー&メアリー・ケイト・オルセンが出演していた「フルハウス」のようなドタバタ子育てコメディだ。その一方で、S.W.O.R.Dではワンダをテロリストと見なし、彼女の過去を持ち出しながら主犯格や容疑者という言い方で敵視し始める。だが、ワンダは信頼を得てアベンジャーズに加わっているとウー捜査官は反論し、モニカも計画的な侵略行為ではないと主張するが、9日前、ワンダはヴィジョンの遺体が安置されていた施設を襲い、遺体を奪って“生き返らせた”とS.W.O.R.Dのヘイワード長官は報告する。こうして第5話からは、“シットコム”と現実世界の出来事が交互に描かれていくことになった。ワンダとヴィジョンが暮らす幸せな世界は“作り出されたもの”で、ウエストビューの住人たちは“シットコム”の登場人物を演じさせられている。「1人でサノスを倒せていたかもしれない」とモニカが言うほど強大なパワーを持つワンダが、マインドコントロールをかけていた。しかも、ワンダは幻覚を見せているのではなく、“ヘックス”内の現実を“シットコム”風に置き換えているらしい。“ヘックス”とはウエストビューを取り囲む六角形(ヘキサゴン)のエネルギーシールドのことで、ダーシーがつけた呼び名。さすが、ソーのハンマー、ムジョルニアを“ムニョムニョ”と名づけた彼女らしい名づけ方だ。モニカは早くから、この非常事態<マキシモフ事変>はワンダ自身のトラウマや、深い悲しみ、喪失感に起因する、と気づいていた。モニカも大切な人を亡くしているからこそ、ワンダの胸中が痛いほどに分かる。だが、S.W.O.R.Dの長官ヘイワードの考えは違った。“指パッチン”で5年間消えていたモニカには分かるまい、とでも言いたげな彼は実はクセ者で、密かにヴィジョンを知覚兵器として蘇らせる“白目作戦”を実行しようとしていたのだ。(5)歴史的事件!「X-MEN」シリーズのクイック・シルバー登場!?やがて外部からの過干渉に、怒りを抑えきれずにヘックスから現れたワンダ。「ここは私の家」と警告し、「望みはかなえた。誰も二度と私から奪うことはできない」とヘイワード長官に言い放つ。だが、住人たちの奇妙な言動に、頭脳明晰なヴィジョンは“シットコム”の世界の出来事はワンダの強大なパワーが関与しているのではと疑い始めていた。そんな中、突然の訪問者が…。現れたのは、ワンダが亡くした双子のピエトロ…と思いきや、なんと「X-MEN」シリーズのピーターことクイック・シルバー(エヴァン・ピーターズ)!まさかの別のクイック・シルバー登場で、ますますマルチバースが現実味を帯びてきた第5話のラストは、MCUのフェーズ4がついに「始まった」と実感する瞬間でもあった。ともかく、ワンダ&ヴィジョン宅で一緒に暮らし始め、すっかりくつろいだ日々を送っているピーター=ピエトロ。第6話「ハロウィーンの不気味な夜に」では「マルコム in the Middle」(00~06)をオマージュ。ワンダ&ヴィジョンの子どもたち、双子のトミーとビリーは時折、マルコムのように第4の壁を破ってこちらに話しかけてくる。息子たちはピエトロおじさんとハロウィーンを楽しむが、別行動をとるヴィジョン。ウエストビューの町外れまで探索すると、そこには静かに涙だけ流す者や緩慢な動きをする住人がいて、やはり何かがおかしい。アグネス(キャスリーン・ハーン)に出会ったヴィジョンは「アベンジャーズ」と言われてもピンとこず、「あなたは死んだんじゃ?」と問いかけられ、さらに疑念を深める。ついに“ヘックス”の端まできたヴィジョンは、エネルギーシールドの結界を破ってS.W.O.R.Dが待ち受ける外へ。しかし、結界をくぐり抜けようとすると、バラバラになりかけるヴィジョン。そのピンチを察知したのは、“ヘックス”の中にいる息子ビリーだ!ワンダの双子の息子のうち、どうやらトミーにはピエトロと同じ超高速移動の能力があるらしく、ビリーはテレパシーが使える様子。ヴィジョンを引き戻すため、パワーを最大限に発揮して“ヘックス”の結界を広げようとするワンダ。すると、ダーシーを含め、逃げ遅れたS.W.O.R.Dの人々が次々に巻き込まれてしまい…。気づけば、S.W.O.R.Dの兵士たちはサーカス団に、ダーシーは縄抜け師に様変わり!?ヴィジョンはピエロと間違われ、“ヘックス”に取り込まれた彼らは“シットコム”の登場人物になってしまう。「ゲスト出演したかったけど、こんな形は最悪」と、それでもユーモアを忘れないのがダーシーだ。(6)双子の息子たちだけじゃない、モニカも覚醒?無残にも広がり続けるワンダの世界は、S.W.O.R.Dをはじめとする、外の現実世界への憎悪や敵対心のようにも映る。ここでカギを握るのは、ワンダを理解しようと務めてきたモニカたち。ワンダが友人としてモニカを“ヘックス”に受け入れたのは、モニカが言うように「味方だ」と心のどこかで気づいているからに違いない。第7話「第4の壁を破って」では、ハロウィーンの“家族の一件”で疲れ切った様子のワンダが、さながら人気コメディシリーズ「モダン・ファミリー」(09~20)のように観客側に向かって話しかけてくる。まるで前夜の“暴走”を言い訳するかのように。そんなワンダを救い出し、ダーシーを連れて帰るためにも、ウー捜査官や母の知人たちの力を借りて再び“ヘックス”の中へ入ろうとするモニカ。第6話でダーシーが指摘していたように、ワンダのエネルギーを浴びたモニカの細胞は書き換えられており、再突入となればどんなことが身体に起こるかわからない。それでもキャプテン・マーベルと親しく、超人的なパワーを持つ者の孤独と葛藤を理解でき、大切な人を失った経験のあるモニカは使命感を持って、再び“ヘックス”へと向かう。ワンダのエネルギーシールドを再び全身に浴びるモニカには、亡き母マリアやキャロルおばさん/キャプテン・マーベルの言葉が聞こえている。その声を糧にするように進み続けたモニカがウエストビューの内側に入ると、ついに“覚醒”。ブルーの光を帯びた、“何者か”になった。「私はあなたを恐れない」と、モニカはまさにヴィジョンと同じ言葉でワンダを説得しようとするが、「また来た」とワンダに吹っ飛ばされてしまう。それをヒーローさながらの着地で凌いでみせるモニカ。動揺を隠せないワンダを、隣人のアグネスが連れ帰っていくーー。(7)すべてアガサの仕業!ワンダの壮絶な過去も明らかに…第7話で明らかになる重要な事実が、隣人アグネスの正体だ。ときにはワンダのピンチを助け、ときにはシッターも買って出てくれたこのお節介な隣人の正体は、魔女アガサ・ハークネスだった。「この町で魔法使いは自分だけだと思ってた?」というアガサ。ワンダが作り出した“シットコム”で起きていたトラブルは(あのピエトロ=“ニセトロ”も含め)、すべてアガサの仕業だったのだ!さらに第8話「前回までは」は「MARVEL STUDIO」のロゴまで、アガサの魔力のごとく怪しげな紫色となって登場。1693年、実際に魔女裁判が行われた米マサチューセッツ州セイラム生まれのアガサは、推定年齢300歳以上ということか!?魔女アガサは、明るく愉快な“シットコム”という形で何千人もの人々を操り、複雑な筋書きに沿って互いを交流させるワンダの強大な“魔力”に執心しており、「これがどう始まったかわからない」と明かしていたワンダの“真実”に迫っていく。ワンダ自身が「戻りたくない」と語る過去の記憶だ。まずは、戦火の絶えない国・ソコヴィア。当時10歳だったワンダは、両親そして双子の兄ピエトロと4人で生活をしていた。家の外では銃声や悲鳴が鳴り響く中、父が持ち帰ったカバンには「奥さまは魔女」「アイ・ラブ・ルーシー」「アダムズのお化け一家」から「マルコム in the Middle」といったアメリカのシットコムがずらり。ところが、家族団らんの時間、ワンダが特に好きな「ディック・ヴァン・ダイク・ショー」を家族で見ていると、突如家にミサイルが命中…。辛うじて無事だったワンダとピエトロの目の前に、追い打ちをかけるように再びミサイルが着弾すると、そこには「スターク・インダストリーズ」の文字が。「ミサイルは不発だった」かつて、そう語っていたワンダだが、アガサは「確率操作の魔法ね」と当時からワンダが無自覚だが魔法を使い、爆破を防いだと分析する。その際の「ディック・ヴァン・ダイク・ショー」のワンダお気に入りのエピソードが、そのままシットコム「ワンダヴィジョン」でオマージュされているのが切なすぎる。次に2人が向かったのは、ワンダがヒドラの人体実験に参加したころの記憶。研究員の指示を受け、ワンダが室内にあったロキの杖/マインドストーンに触れようとした矢先、マインドストーンが自ら動きだし、出迎えるようにワンダの目の前までやってくる。マインドストーンから黄金の眩い光と共に魔女の様なシルエットが浮かび上がると、ワンダはすぐさま気絶。この日を境にワンダが現在の力を手に入れることになった。その模様を伺っていたアガサは、「マインドストーンに出会い パワーを増大させたわけね」と納得した様子。次はワンダがアベンジャーズの仲間入りをしたばかりのころへ。そこにはピエトロを亡くし、悲しみに打ちひしがれているワンダと、そんなワンダを気にかけ必死に寄り添おうとするヴィジョンの姿が。最愛の両親や兄弟を亡くし孤独感にさいなまれるワンダと、ずっと1人だったゆえに喪失感や孤独感さえ知らないヴィジョン。これまでのMCU作品でもあまり描かれてこなかったワンダとヴィジョンが心を通わせるきっかけともいえる場面に、アガサも涙を浮かべるそぶりを見せていた。そして、最も残酷だったのは、『エンドゲーム』から本作の“シットコム”までに起こったことだ。ヴィジョンは、S.W.O.R.Dのヘイワード長官が知覚兵器として再利用するために見る影もなくバラバラにされていた。ワンダはその悲しみや怒りを封じ込めながら、ヴィジョンが「終のすみか」と決めていた町に向かうと、その場所こそがウエストビュー。ここで一気に、ワンダのパワーが解き放たれることになる。最終話は、ほぼ『ドクター・ストレンジ2』の前日譚!?“シットコム”も夫ヴィジョンも、2人の息子トミーとビリーも、すべてはワンダのトラウマと悲しみが生みだしたフィクション…。その強力な魔法を目の当たりにしたアガサは、ワンダこそ禁断の魔術書「ダークホールド」に記されている「仲間を持たず、呪文も必要ない、世界を滅ぼすことを運命づけられた」魔女=“スカーレット・ウィッチ”になる存在と確信、その力を奪おうとする。さらに、S.W.O.R.Dが作り出したマインド・ストーンなしの“白ヴィジョン”まで参戦してきた。一方、モニカはアガサの魔術によってコントロールされていたニセのピエトロの洗脳を解いていた。その正体は…アガサに雇われた、ただの役者の青年ラルフ・ボーナー!やはり「X-MEN」の世界から来たクイックシルバーではなく、全くの別人だった。モニカがワンダのもとに駆けつけると、ワンダ一家とアガサ、白ヴィジョン、ヘイワードの兵士たちが一触即発の状態に。ワンダがセイラム裁判の場にアガサを誘えば、立場を逆転させたアガサがワンダにスカーレット・ウィッチの赤い頭飾りを被せようとする。空中を飛び回る2人の魔女の戦いは、まさしくMCUの新次元。さらに、2人の関係性にも注目だ。「ヒーローは人を苦しめない」というアガサの言葉に納得したワンダが住民の洗脳を解き、結界の外へと逃がそうとしたり、アガサが前回使っていたルーン魔術をワンダが逆に利用して、アガサの力を封じ込めたりと、奇しくもアガサは、ワンダが“スカーレット・ウィッチ”となるための師、メンターのようになっている点は見逃せない。最終的にはワンダがアガサの魔力を奪って勝利し、“詮索好きな隣人・アグネス”としてウエストビューに住まわせることに。いずれ「私が必要になる」というアガサに、「必要になったら会いに来る」とワンダは応じており、今後のMCUに再登場する可能性は大いにある。再登場といえば、モニカは『キャプテン・マーベル』第2弾への布石となるのか、ヘイワードが放った銃弾にビクともしなかった場面があった。しかもMCUのお約束、エンドクレジットの中盤には擬態が得意なスクラル人から「彼が会いたがっている」との知らせを受けている。彼とは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で宇宙船にいたニック・フューリーかもしれない。多くのファンの予想どおり、正真正銘の“スカーレット・ウィッチ”となってしまったワンダ。また、“ヘックス”を自らの意志で閉じたことで、わずかの間ながら新婚生活を送ったヴィジョン、そして2人の子どもたちとも決別することになった。そしてエンドクレジットの最後の最後には、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」にも登場する魔術書「ダークホールド」を読み解く、アストラル体のスカーレット・ウィッチの姿も!『ドクター・ストレンジ』によれば、その書は至高の魔術師しか読み解くことができないはず。その後、トミーとビリーらしき子どもの声が聞こえるところで“番組は終了”しており、彼らはまだどこかに存在していることが匂わされている。いずれにしても、本作に続くとされる『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』(原題)、『キャプテン・マーベル2』(原題)は2022年までお預け。どのように繋がっていくのか、期待して待っていよう。ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスにて独占配信中。(text:Reiko Uehara)
2021年02月15日