20代女性の多くが、イケメンの同僚を切望!味方になってくれることもあれば、ときには敵として立ちはだかることもある“同僚”。新しい同僚と一から人間関係を築く必要が出てくる春は、皆さんにとって憂うつな季節だったりもしますよね。そんな中、どんな同僚であれば20代女性の心を晴れやかにしてくれるのか……。皆さんの気持ちを、人気マンガのキャラに代弁させました!>>男性編も見るQ.マンガのキャラクターの中で、あなたが同僚に欲しいキャラクターを選んでください。(単一回答)1位牧野つくし『花より男子』20.7%2位花沢類『花より男子』10.0%3位松方弘子『働きマン』9.8%4位千秋真一『のだめカンタービレ』7.9%5位野田恵『のだめカンタービレ』5.3%■人柄を重視!派は……・オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ『ベルサイユのばら』:「仕事ができる彼女に触発されて、自分も頑張ることができそう」(24歳/精密機器/人事)・ロザリー・ラ・モリエール『ベルサイユのばら』:「人間関係を調整するのが上手そう」(24歳/卸/営業)・小松奈々『NANA』:「人懐っこいキャラクターに癒される。『頑張り過ぎなくていいのかも!?』と思わせてくれそう」(24歳/IT/営業)・大崎ナナ『NANA』:「姉御肌な彼女は、仕事からプライベートまでいろんな相談に乗ってくれそう」(26歳/通信/総務)・花沢類『花より男子』:「上司に怒られて落ち込んでいたら、頭をなでてくれそう」(27歳/商社/秘書・アシスタント)・道明寺司『花より男子』:「ズバズバものを言う性格が、見ていて気持ちいい!」(28歳/IT/クリエイティブ)・牧野つくし『花より男子』:「どんな困難でも乗り越えられそう。私たちのいい手本になると思う」(23歳/IT/SE)・千秋真一『のだめカンタービレ』:「オレ様な性格だけど、カッコよくて、リーダーシップがあって、頭も良いので、一緒にいたらモチベーションが上がる」(26歳/鉄鋼/総務)・野田恵『のだめカンタービレ』:「いつもふざけているように見えるけど、やる時はやるので、とても尊敬できる」(27歳/IT/SE)・奥山真澄『のだめカンタービレ』:「明るくて気配りのできるキャラだから。職場の人間関係が良くなりそう」(25歳/小売/販売)■仕事力を重視!派は……・高木泰士『NANA』:「困ったときに頼れる心強さがある。仕事の相談をしたい」(29歳/官公庁/その他[事務])・松方弘子『働きマン』:「有能過ぎて嫉妬する部分もあるけれど、彼女の影響でこっちも必死に仕事と向き合うことができると思う」(22歳/学校/その他)・西門総二郎『花より男子』:「常に冷静なので、仕事の相談ができそう」(27歳/IT/SE)■見た目を重視!派は……・田中邦夫『働きマン』:「実際いたらイライラするけど、ルックスは良いので目の保養になる」(26歳/不動産/事業開発)・真山巧『ハチミツとクローバー』:「めがね男子が好きなので」(23歳/医療/その他)総評「牧野つくし」がダントツの1位を獲得。頼りがいがあって友達思い。そんな彼女を好きになるなというほうが無理な話ですよね。3位、5位にも同じことが言えるようで、明るいもしくは積極的な性格のキャラに支持が集まる傾向が見られました。一方、2位、4位の男性キャラに関しては、麗しい容姿も決め手になった模様。“いい人”なだけでは女性に認めてもらえないことを、男性は肝に銘じる必要があるかもしれませんね。(文・大城健太郎)調査時期:2010年3月23日~3月29日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性469名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】入社してきてほしい男性タレントランキング【女性編】友達にしたくないと思うタイプランキング【女性編】職場にいてほしい後輩ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年04月20日女優の層は厚いのに、若手男優の層がちょっと寂しいフランス映画界。美形にしろ、個性派にしろ、大物感を漂わせる次世代俳優がなかなか登場しないのが個人的に気になるところです。現在、六本木エリアで開催中のフランス映画祭でも、作品、来日ゲストともに、どことなく女優たちの活躍の方が目立つ気が…。でも、ちょっと心もとない次世代を支えるかのように、がっちりと地盤を固めているのが、アラフォー世代の俳優たち。フランス映画祭で来日中のマチュー・アマルリック、シャルロット・ゲンズブールの夫で監督でもあるイヴァン・アタル、監督業にも進出したブノワ・マジメルら、容姿、特徴も多彩な人々が、この世代ならすぐに思い浮かびます。中でも個人的に注目しているのは、ロマン・デュリス。個性的な風貌と強い目ヂカラを持ち、セドリック・クラピッシュ、トニー・ガトリフ、ジャック・オディアール、パトリス・シェローら名監督たちに愛されている演技派。最近では、『ルパン』や『真夜中のピアニスト』で、繊細さやいい男ぶりも披露し、幅の広い演技力と魅力を感じさせました。そんな彼が今回挑んだのは“喜劇の神様”モリエール。映画『モリエール恋こそ喜劇』は、貧乏な劇団の俳優として、「もっと魂を追及できる真面目な作品に取り組みたい」と考えていた若き日のモリエールが、笑いの中に人間の本質を描き出す名作づくりへとどのように辿り着いたのかを描いたドラマ。製作者たちは、モリエールの人生の中で、空白となっている22歳当時の数ヶ月に着目し、どんな出会いがあり、どんなものを見て、聞いたのかを想像しながら、モリエールの内面に迫っていきます。ちょっと乱暴に言うなら、フランス・モリエール版『恋に落ちたシェイクスピア』という感じでしょうか。とはいえ、ロマンの存在がこの作品をフランス映画らしい、良い意味での“ひと癖”を生み出しています。何せ、ロマンスも含まれる物語の主役なのに、髪型は似合っているのか似合っていないのか、容易には判断できないほどに微妙な感じの長髪。でも、かっこいいのか、悪いのかなんてどうでもいいと感じさせるほどのインパクトが、やっぱりロマンらしいのです。以前、インタビューで会った際、何の前触れもなく、いきなりスキンヘッドで登場してきて驚かされたことがありましたっけ。インタビューの直前に見た作品とはあまりに違う印象だったので、「あっ、髪型が…」と言うと、「へへへ」といたずらっ子のように笑っていました。最初は、「うっ、くりくり坊主だ。いままで見てきた彼とイメージが違う」と違和感を覚えて戸惑っていたのですが、いつしか髪形なんてどうでもよくなり、彼らしい愛嬌と絶妙の話術に引き込まれてしまいました。彼の場合、似合う、似合わないということなど別次元のことにしてしまい、すべて自分のものにしてしまう力がお見事。そほれほどまでに、人間として、役者として個性的なパワーに満ちているということなのでしょう。今回、実在した喜劇の神様を演じるロマンですが、彼の演技はいたってシリアス。彼自身がコミカルな演技をする場面は、意外なほどに少しです。でも、コメディの達人たちが持つ、登場するだけで、ちょっと動いただけで何だか可笑しいという雰囲気を上手くかもし出しています。特に楽しいのは、馬になりきる演技をする場面。本人(モリエールですが)は真剣に馬になりきっているのですが、あまりに馬に似すぎていて怖い…。それが何ともおかしいのです。さらには、共演者たちとのちょっととぼけた演技、やりとりの間合いも絶妙で、まさにこの作品自体がモリエールの喜劇のよう。モリエールを良く知る人は、細部に登場するちょっとした仕掛けにも思わずにんまりさせられるのではないでしょうか?ロマンが魅力的に演じてくれたおかげで、もっと知りたくなったモリエール。「町人貴族」、「人間嫌い」、「タルチュフ」、「スカパンの悪だくみ」…、いろいろ調べてみようかな。そして、再度『モリエール恋こそ喜劇』を観たら、さらに面白く感じられるはずですから。(text:June Makiguchi)フランス映画祭2010開催期間:3月22日(月・祝)まで開催中会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ公式サイト:■関連作品:モリエール恋こそ喜劇 2010年3月6日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開© 2006 FIDELITE FILMS-VIRTUAL FILMS-WILD BUNCH‐FRANCE 3 CINEMA-FRANCE 2 CINEMA
2010年03月19日