ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)を撮影した書籍『Vivienne Westwood, Andreas Kronthaler, Juergen Teller』が、2017年10月5日(木)より発売される。『Vivienne Westwood, Andreas Kronthaler, Juergen Teller』は、ヴィヴィアン・ウエストウッドと、ドイツを代表する写真家ユルゲン・テラー(Juergen Teller)のコラボレート作品集。2017年9月に、ニューヨークのヴィヴィアン・ウエストウッド旗艦店で開催された展示に伴って発行されたもので、膨大なイメージを掲載した256ページのボリュームに仕上がっている。作品集では、ヴィヴィアン・ウエストウッドのファッションピースを用いたユニークなスタイリングのほか、ユルゲン・テラーの大胆かつ挑発的な手法で捉えられた、ヴィヴィアン本人の様々な姿を見ることができる。なお、代官山 蔦屋書店では、発売日より刊行記念フェアが開催される。【詳細】『Vivienne Westwood, Andreas Kronthaler, Juergen Teller』発売日:2017年10月5日(木)価格:5,400円+税著者:ユルゲン・テラー仕様・ソフトカバーページ数:256ページサイズ:207×280mm出版社:InOtherWords部数:5,000部
2017年10月03日オランダ出身のフォトグラファー、ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)による展覧会「Of Mud and Lotus(蓮華の水)」が10月6日から11月25日まで、東京・恵比寿にあるG/P galleryにて開催される。「泥なきところに蓮華は咲かぬ(泥中の蓮)」ということわざからインスピレーションを得た本展。新作シリーズ「Of Mud and Lotus」からセレクトされた全21点の日本初公開作品は、その言葉に象徴されるように、女性性という原始的な概念が持つすべての豊かさにスポットが当てられ、妊娠、出産などの女性特有の身体の変化や、そのふくよかさを通して、豊かさ同士の“有機的な戯れ”が表現されている。サッセン作品の特徴のひとつであるコラージュや自身の手で彩色した写真などを用い、アブストラクトとパフォーマンスの概念を巧みに織り交た緊張感のある色彩とテクスチャーが、本展をより多層的なものにしている。菌や胞子は身体の細胞を思い起こさせ、卵、ミルク、花などの有機物は女性の身体の豊かさを表しながらも、自然界に存在するなめらかな曲線が強調されている。そして、一見抽象的な構図に見えるイメージが、サッセンの注意深い作業によって元の造形から飛躍し、新たな命が吹き込まれていることに気づかされる。ヴィヴィアン・サッセンは、1972年アムステルダム生まれ。幼少時を南アフリカで過ごした後、ユトレヒト芸術学校およびアトリエ・アーネムでファッションデザインと写真を学び、卒業後にファッションフォトグラファーとしての活動を開始。雑誌『Purple』『Dazed & Confused』などでのファッションシューティングの他、ミュウミュウ、ルイ・ヴィトン、カルヴェンなどのキャンペーン広告、日本では資生堂の企業文化誌『花椿』の表紙を手掛けるなど、幅広く活躍している。なお、展覧会会期中にヴィヴィアン・サッセン本人も来日。来日期間中、蔦屋書店銀座店にてブックサイニングが開催される。【展覧会情報】ヴィヴィアン・サッセン 「Of Mud and Lotus(蓮華の水)」会期:10月6日~11月25日会場:G/P gallery住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F時間:12:00~20:00(最終日は17:00まで)
2017年09月19日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)より、ウォッチの新作コレクション「Orb Hand」が登場。「Orb Hand」は、ジェンダーレスに着用可能な新作ウォッチ。赤みがかったゴールドのケース、ブラックとコッパーカラーの文字盤、ヴィンテージレザー風の型押しストラップなど、クラシックな雰囲気の漂うデザインが特徴だ。文字盤には、アラビア数字とローマ数字を組み合わせたタイポグラフィがのせられて、重厚でクラシックな中にもユニークでモダンなテイストが感じられる仕上がり。時計の針には、ヴィヴィアンを象徴する”オーブ”が取り入れられている。【詳細】ヴィヴィアン・ウエストウッド「Orb Hand」展開時期:2017年9月価格:38,000円〜40,000円アイテム数:3アイテム【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2017年09月09日現在公開中の監督マイケル・ベイ、製作総指揮スティーブン・スピルバーグによる世界的大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の最新作『トランスフォーマー/最後の騎士王』。この度、ローラ・ハドック演じる高潔な英国美女ヴィヴィアンの波状口撃に、やられっぱなしでサンドバック状態の無骨な米人男性・ケイド(マーク・ウォールバーグ)の姿が笑劇的な本編映像がシネマカフェに到着した。1,000年以上前から語り継がれるアーサー王の伝説や有名なストーンヘンジに隠されたトランスフォーマーの秘密が明かされる、シリーズ最終章となる本作。前作に引き続き、マーク・ウォールバーグらが出演するほか、ジョシュ・デュアメルがカムバック、さらに英国が誇る名優アンソニー・ホプキンスの参戦でも話題だ。そして今回、シネマカフェが入手した映像は、イギリスのはずれにそびえるバートン卿(アンソニー・ホプキンス)の住処である古城に集められた、アメリカの田舎で暮らす主人公ケイド、英国の権威あるオックスフォード大学教授ヴィヴィアン、そしてバートン卿に仕えるトランスフォーマーたちが一堂に会する場面。ヴィヴィアンがご立腹な様子で一室に入ってくるところから始まる本映像では、ワケも分からず強引に自身を連れてきたホット・ロッドを気にするヴィヴィアンにケイドが「いい父親だよ。あんな上等な車残して」と言うと、彼女は「アメリカ人さんは黙ってて」と一蹴。混乱する場を落ち着かせるために、バートン卿は2人それぞれの紹介を始める。しかし彼女とのあまりの待遇の違いに、ケイドは思わず「イェーガー。俺は発明家だ」と自ら説明。そこで疑問を持ったヴィヴィアンの質問攻めにタジタジで歯切れの悪いケイド。事情を察したヴィヴィアンが「ああ」と相手にしない素振りを見せたことで、ケイドは反撃を開始しヒートアップ!そしてケイドの“ストリッパー”発言には、紳士なトランスフォーマー・コグマンが怒り心頭!さっそく紳士たるマナーも忘れ、机の上を走ってケイドに飛び掛かりラウンド終了。知的に攻め立てるヴィヴィアンの口撃、紳士コグマンの乱入にサンドバック状態のケイドの姿がなんとも笑劇的なシーンとなっている。ヴィヴィアンを演じたローラは、テンポよく息のあった絶妙な掛け合いを見せる共演のマークについて、「優しくて寛容で、キャストとクルーに気を配る最高の主演男優だわ。そして仕事に対してすごく熱心で、彼を見ていると一所懸命やろう、彼と同じようにやろうって思うの」と彼の人柄の良さを語り、「彼がこう言ってくれたの。『軽い気持ちで臨めばいいよ。楽しんだりふざけたり…。その後でがむしゃらに仕事をしよう』って。撮影期間中、彼にはずっと助けられたわ」とふり返った。また、才色兼備な自身の役柄については「とても知的で、独立心があって、強くて少し頑固(笑)な女性よ」とコメント。そのキャラクター性が良く表れているこのシーンこそ非常に重要な場面であるとして「アンソニー・ホプキンスのキャラクターは、ヴィヴィアンのことをずっと前から観察しながら、彼女がケイドのもとに加わって、世界を救うクルーの一員になるというチャレンジを受け入れられるだけの強さを持っているかどうかを見極めているの」とも明かしている。『トランスフォーマー/最後の騎士王』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:トランスフォーマー/最後の騎士王 2017年夏、全国にて公開(C) 2016 Industrial Light & Magic, a division of Lucasfilm Entertainment Company Ltd., All Rights Reservedトランスフォーマー/最後の騎士王 2017年8月4日より全国にて公開©; 2016 Industrial Light & Magic, a division of Lucasfilm Entertainment Company Ltd., All Rights Reserved
2017年08月12日“ハリウッドの破壊王”の異名をとるマイケル・ベイ監督が手がける大ヒットシリーズの最新作にして、最終章の幕開けとなる『トランスフォーマー/最後の騎士王』。本作でベイ監督の新たなミューズとして重要な役どころを担い、先日、初来日も果たしたローラ・ハドックが、英国の伝統的スポーツ“ポロ”に興じるシーンの特別映像が到着。ベイ監督が競技用のボールに直撃覚悟(?)で撮影に臨んだ様子も収められている。1,000年以上前から語り継がれるアーサー王の伝説や、有名なストーンヘンジなどと、トランスフォーマーとの関わりを描く本作。ハドックが演じるのは、主人公ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)とともに戦うオックスフォード大学教授ヴィヴィアン・ウェンブリー。出産直後だったというハドックは、激しいアクションが売りの『トランスフォーマー』に参加するにあたり、体力と集中力作りにボクシング、ピラティス、さらにはバレエで筋力トレーニングを行ったという。さらに英国人であるハドックは「ヴィヴィアンはポロをやるから、乗馬もしたわ。彼女はかなり優秀なポロ選手なのよ。だから、週に3、4回は馬に乗って、ポロの練習をしたわ」とコメント。英国上流階級のたしなみである、ポロに興じるシーンにも挑んでいる。英国王室のウィリアム王子、ヘンリー王子もたしなむという伝統的スポーツ“ポロ”は、馬に乗ってスティックでボールを打ち、相手ゴールを狙うというホッケーにも似た競技。また、ファッションにおいても大きな影響を与えており、ポロシャツはポロ競技者が着用していたことが由来であり、ファッションブランド「ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)」のロゴでもお馴染み、そのスマートなビジュアルが世界中で愛されている。本映像では、サンクトペテルブルク(ロシア)の広大な敷地において、競技用のウェアを着用したハドックが“ポロ”に興じる姿とメイキング風景を激写。この撮影には、実際のオックスフォード大学とケンブリッジ大学、両ポロクラブの選手たちが協力したという。オックスフォード大学ポロクラブのチェアマン、イッサ・パテルは「僕らがポロの腕前を披露するよ」と張り切った様子を見せ、ベイ監督も「ライバル同士なの?」と学生に話しかけて笑顔を見せるなど、現場は和やかな雰囲気に包まれていたよう。パテルは「馬は気まぐれなのでどうなることやら…」と撮影に少々不安気味ながら、ベイ監督は「(私にボールを)当てても構わないよ」と覚悟を見せながら選手たちを鼓舞。しかし、ベイ監督はすぐさま「痛くないよね?痛いの?」と不安になった様子で、撮影が始まり、選手が勢いよくボールを打つところを見るや、「あれは痛い」と思わず苦笑いするひと幕も。最後にハドックは、エキサイティングな“ポロ”の撮影に「最高だったわ」と満面の笑みを浮かべており、馬を華麗に乗りこなす美しい姿には、目が釘付けになること間違いなし!先日開催された本作のジャパンプレミアで初来日を果たし、今後のさらなる活躍が期待されるハドックが魅せる“ポロ”姿を、ここからチェックしてみて。『トランスフォーマー/最後の騎士王』は8月4日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トランスフォーマー/最後の騎士王 2017年夏、全国にて公開(C) 2016 Industrial Light & Magic, a division of Lucasfilm Entertainment Company Ltd., All Rights Reservedトランスフォーマー/最後の騎士王 2017年8月4日より全国にて公開©; 2016 Industrial Light & Magic, a division of Lucasfilm Entertainment Company Ltd., All Rights Reserved
2017年07月31日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)2017年秋冬コレクション「ECOTRICITY」のビジュアルが公開された。2017年秋冬コレクションのテーマ「ECOTRICITY」が投げかけるのは、「地球に良いことは経済にも良い、地球に悪いことは経済にも悪い」というメッセージだ。登場人物は愛情深い両親に育てられた特権階級出身者の女性と、人生のチャンスに恵まれた男性。彼らは、互いの服を交換し、ユニセックスでファッションを楽しんでいる。ビジュアルでは、ベッドのマットレスを囲むモデルたちがブリッジや逆立ちなどアクティブなポージングを取る姿が写される。また、王冠をかぶるモデルは、誰かにルールを決められるのではなく、自分たちが主体であろうとする、ブランドの意思を象徴した。また、王冠の素材が紙という点は、天然資源の搾取や、地球温暖化に対して警鐘を鳴らす、同コレクションのテーマが反映されているといえるだろう。エコの概念を想起させるようなアイテムの数々と、粗大ゴミともとれるマットレスを組み合わせた表現はまさに、現代の資源消費に対するアイロニー。ブランドのメッセージを強く感じ取ることができる。【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2017年07月30日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)から新作ライターが登場。2017年7月中旬に発売される予定だ。オイルライターは、ブランドのアイコンである天体モチーフ「ORB(オーブ)」を大きくあしらった、インパクトのあるデザイン。表面にヴィンテージ感のある古美加工を施すことで、メタルの質感を引き立たせた。サイドにはロゴをあしらったほか、キャップを開けると中から型抜きされたORBが現れるなど、遊び心を感じさせるディテールもポイントだ。カラーはゴールド・シルバーの2色で展開される。【詳細】オイルライター発売時期:2017年7月中旬価格:各13,000円+税【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2017年07月13日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の2018年春夏コレクションが発表された。ヴィヴィアンは今季もファッションを通して私たちに深刻なメッセージを投げかけた。まず、コレクションの主役とも言えそうな“柄”に注目してみよう。ファーストルックは、動物の斑点のように見える手描きの柄で覆われているが、この柄は、×10を繰り返して果てしなく増えていくお金のゼロを意味しているという。ヴィヴィアンはこのデザインを通して、少しのゼロで守れる熱帯雨林の存在と、そうはされずに消えていく何十億ものお金のことを伝えている。さて、これらの印象的なプリントで覆われた序盤のルックは、柔らかで身体に沿うニット素材がメインのようだ。ニットの柔らかな性質を生かして、ネックをドレープさせたトップスや、シンプルなシルエットのカットソー、袖を独特なカッティングでデザインしたワンピースなどのアイテムとなって登場した。中盤以降は、アヴァンギャルドな雰囲気はそのままに、ジャケットを用いたよりボリュームのあるコーディネートが提案された。ダブルブレストのジャケットは、非常に大きなラペルとショートの丈感によって型にはまらないスーツスタイルとなり、チュールのボリュームスカートを合わせた黒のジャケットは、大きな襟と、前開きが斜めにずれたデザインによって、唯一無二のスタイルを生み出している。前衛的な柄とカッティングでデザインされた衣服に、伝統的なイギリスのタータンチェックを挟み込む手法も印象的だった。非常に短いメンズのパンツとなったり、メタリックゴールドのオールインワンに合わせたリュックに配されたりすることで、ブランドのアイデンティティとも言える柄と、型破りなデザインとの融合を垣間見ることができた。
2017年06月12日ヴィヴィアンノ スー(VIVIANO SUE)とイイミサ(IIMISA)による2017年秋冬コレクションの合同ランウェイショーが、2017年3月23日(木)に渋谷ヒカリエで発表された。アバンギャルドなデザインが特徴のヴィヴィアンノ スー。クチュールとプレタポルテのライン、すべてにおいてコレクションは自然からインスピレーションを得てきた。今シーズンはファー使いで「羽根」を表現し、羽ばたくことで、真の自由を得るといったストーリーを紡ぐ。モデルたちは皆、頭上や顔面に羽根・花・葉を付け、まるで森林から湧き出てきたかのような雰囲気を帯びている。すべてイイミサによって生み出されたオリジナルのヘッドドレスだ。デザイナー自ら染色した鳥羽を、綿糸を用い一羽一羽編み込んでいくことによって表現される華やかさと軽やかさが特徴となっている。ウェアに見られるのは多様なファー使い。グリーン・ブルー・レッド・パープルといったカラフルなファーがコートの背中から袖まで走り、トップスやニットのスリーブにも取り入れられた。ほかにも、ブルー1色でパンツの全面やロング丈のボンバージャケットの前身頃に顔を出す。すべて「リアルファー」を使っているそうだが、本来は捨てるパーツの素材をリサイクル感覚で採用しているため、環境にもしっかりと配慮している。そんなファー使いはアクセサリーにも。ナップザックに加え、巾着・トート・クラッチバッグにも、ふさふさもこもこのウェアと同じ素材が使用され、インパクトあるピースとなっている。そんな強さを感じさせるファーと打ってかわる、レース使いもポイントだ。絡まったバラをモチーフにしたかのようなグリーンレースのドレスや、ブルーのレースがスリーブの裾に顔を出すトップス。他にも、透け感のあるフェミニンなドレスやスリット入りのロングスカートといった女性らしいアイテムにも差し込まれている。ショーの前後に流れたムービーには、ヴィヴィアンノ スーの服を繕うことで、小鳥が力を得て巣立つ姿が描かれていた。「人の目を気にする今の時代、私たちの服を着て、強さを手に入れて生きて欲しい」とデザイナーのヴィヴィアンノ スーは力強く語った。
2017年03月26日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)は、インターコンチネンタル・ホテルのボールルームで3月4日、2017-18年秋冬コレクションを発表。ヴィヴィアン・ウエストウッド本人もモデルとしてキャットウォークし、会場を大いに盛り上げた。今シーズンはウィーンモダニズム100周年、実家の自室に飾ってあったクリムトの複製画、そしてWiener Werkstatten(ウィーン工房1908~1932年)によるヴィンテージのチロリアン風子供服からインスパイア。また第一次大戦後の世界平和を求めた一時期にも着目し、コレクションに反映させたという。チロリアンテープのモチーフを思わせる花を縫い付けたブルゾンや、小花&ストライプのプリントドレス、オリエンタルな花モチーフのドレスなど、ある意味カオティックな程に様々なモチーフが溢れ、様々なアイテムが登場した。しかしシルエットは概してオーバーサイズで、特にジャケット類は肩が大きくずり落ち、手が出ない程長いジャケットも。今回は特に、オーストリア人としてのナショナリティーを強く意識したとのことで、配布されたプレス資料の最後には「ウィーン工房に敬意を表す」と記されていたが、オーストリア色が強いということもなく、最終的にはヴィヴィアン・ウエストウッドらしさがしっかりと感じられるコレクションとなっていた。
2017年03月18日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)の2017-18年秋冬コレクションが、フランス・パリで発表された。今シーズンを作るにあたり興味を向けたのは、第一次世界大戦後中の世界が平和への期待を持ち始めた時期。ランウェイには、ハートや手書き風の花模様など温もりのあるモチーフが飛び交っていて、フォークや紙ごみなどファッション界とは縁遠いアイテムが華やかな光を浴び、そのピースフルな光景がどこかその時代と重なるような気がした。ヴィヴィアン・ウエストウッドがショーに登場したのも、心温まる演出である。クリエーションを進める上で、ヒントとなったもの。一つは、デザイナー自身が幼少期を過ごした実家と家財。特に、クリムトの作品を好んだ彼の部屋にはレプリカがいくつも貼ってあったという。その姿をデザインに落とし込んだかのように、どこか懐かしい色柄が溢れている。ドレスやシャツに使われた、花柄やチェック模様は、ウォールペーパーを切り取ったかのように家庭的で、色褪せたような風合いがある。また、クリムトの中でも特にお気に入りだという『ダナエ』の色彩がテキスタイルに反映されたかのように、黄味がかったベージュやホワイトが連なるシーンもある。画家・アーティストからのイマジネーションからだろうか、ブラッシュ・ペインティングのような模様がスリムパンツやシンプルなトップス、ジャケットなどを駆け巡っている。装いは、ドレスと並んでスーツスタイルが多く、ポケットなど一部分がデフォルメされたような不均衡なフォルムで提案されている。それらの上には、もう一つクリエーションを支えた、2着の子供服の影響を感じる。切りっぱなしのフェルトにアルプスの花々を散りばめたツーピースと小さな美しいダーンドルスカート。手書き風の花モチーフはアルプスの花のようだと想像力を刺激するし、スリムなドレスラインに交わるコート、ジャケットはゆったりとしたフォルムでダーンドルスカートと通じるところがある。【詳細】アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド 2017年秋冬コレクション時刻:日本時間 2017年3月5日(日)0:00現地時間 2017年3月4日(土) 16:00
2017年03月05日ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア(Vivienne Westwood Anglomania)が新しいコンセプトショップを、3月1日に伊勢丹新宿店本館2階にオープンする。このショップでは、日本の伝統工芸技術とコラボレーションした、ここでしか手に入らないスペシャルなピースを展開していく。このコラボレーションコレクションのシリーズ第1弾には、有田・伊万里焼から江戸時代、磁器最高級品として扱われた伊万里大川内山鍋島焼のモダンな豆皿(8,500円)、有田の徳幸窯で制作された転写の技術でオリジナル柄を表現するデミタスカップ&ソーサー(9,500円)、高級日本料理店で使用されることが多く、アクセサリーケースとしてもピッタリの徳幸窯で作られた夏目蓋物(1万1,000円)。いずれも手仕事で表現され、グレー、イエロー、テラコッタの3色ですべて桐箱入り。同ショップでは今後も、熟練した職人が、ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニアのためだけに特別に制作する日本伝統工芸品が毎シーズン発売される予定だ。
2017年02月27日ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア(Vivienne Westwood Anglomania)とメリッサ(Melissa)がコラボレーションにしたロッキンホース・バレリーナから、限定カラーが登場。2017年3月18日(土)よりヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア ラフォーレ原宿で発売される。2017年春夏コレクションで、ヴィヴィアン・ウエストウッドを象徴するプラットフォームシューズをメリッサがリサイクル可能な天然ゴムを使用してリデザイン。大きな反響を呼んだシューズが、ブラックとゴールドの限定カラーを纏って登場。モードかつエレガンスなカラーリングは、カジュアルにもドレスルックにも相性がいい。ロッキンホース・バレリーナが登場したのは、ヴィヴィアン・ウエストウッドの1985年春夏コレクション「ミニ・クリニ」。19世紀風のアンダーウェアをデザインに取り入れ、子供のような柄をプリントしたミニ丈のクリノリンルックを発表し、それらルックに躍動感や不思議な高さといった微妙なバランスを演出するために、ロッキンホース・バレリーナが誕生した。次いで、1987-88年秋冬コレクション「ハリスツイード」においても採用され、英国上流階級を風刺したランウェイにさらなるインパクトを与えた。なお、発売と同時に、ラフォーレ原宿エントランスではインスタレーションイベントが3日間開催される。ロッキンホース・バレリーナが使用された2つのコレクションの象徴的プリントで会場をラッピングし、サドル付きのスーパーサイズ・ロッキンホースを設置。来場者はヴィヴィアン・ウエストウッドの伝説的なシューズに乗ることができる。【詳細】Vivienne Westwood Anglomania + MelissaVivienne Westwood Anglomaniaラフォーレ原宿限定カラー(ブラック×ゴールド)発売日:2017年3月18日(土)発売場所:ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア ラフォーレ原宿価格:33,000円+税■「RIDE THR ROCKING HORSE」イベント詳細期間:2017年3月18日(土)~20日(月・祝)オープン時間:11:00~21:00会場:ラフォーレ原宿住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6入場費:無料
2017年02月24日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のペアウォッチ「ICON」から新色が登場。2017年3月に発売される予定だ。「ICON」は数字部分にレイアウトされた、オーブ・ハート・スカルのデザインが特徴だ。ネイビーやブラウンといったシックな色合いでデビューしたファーストラインナップに今回、春に相応しいライトカラーのモデルが登場。レディースは、人気の高いピンクゴールドのケースに、ホワイトストラップをコーディネートし、優しく可愛らしい印象に。メンズは、シルバーグレーのダイアルとライトブラウンのトーンで、エレガントなデザインに仕上げた。カップルでつけてみてはいかがだろう。【詳細】ICON - Additional Model -発売時期:2017年3月予定価格:35,000円+税型数:レディース 1アイテム、メンズ 1アイテム仕様:ケース ステンレススティール(IPメッキ)、ガラス ミネラルクリスタル、ムーブメント 国産クオーツ、防水性 5気圧【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2017年02月24日3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)が2017年スプリングコレクションの広告キャンペーンを公開した。同広告キャンペーンの撮影を手掛けたのは、アートフォトグラファーのヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)。同広告キャンペーンについてフィリップ・リムは、「何もかもが過剰な現代文化の中、僕はプレイフルな厳格さや新しいセンシュアリティへ興味を持ったんだ。様々な点でも、今回の2017年スプリングコレクションは今のムードに対する僕の解釈。だから、僕たちは、ラブやイノセンス、ハートブレーク、そして希望というテーマを使った。今回で5シーズン目となるヴィヴィアンとのキャンペーン撮影で、彼女はその巧みなレンズを通して、コレクションのメッセージを魅惑的でモダンなイメージで表現した」と語っている。
2017年02月18日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が2017年4月20日(木)、銀座の新たな商業施設「ギンザ シックス(GINZA SIX)」に新店舗をオープンする。取り扱われるアイテムは、メインラインのヴィヴィアン・ウエストウッドに加え、クチュールレーベルのアンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)、ディフュージョンラインのヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア(Vivienne Westwood Anglomania)のフルコレクション。さらに、革小物やシューズ、アクセサリーまでフルラインナップで登場する。店内に入るとすぐ、大きな什器が中心に設置されており、そこに並んだ時計やジュエリー類が来店者を迎えてくれる。ヴィヴィアン・ウエストウッドのキャッチーなプリントで満たされたバッグ類は、唯一無二の存在感。個性的な洋服と共に、チェックしておきたい。また、オープンを記念して、アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド17年春夏ランウェイショーのバックステージTシャツが先行販売される。ヴィヴィアンが敬愛する画家フランソワ・ブーシェの『エウロパの略奪』をプリントしたインパクトのあるアイテムだ。店舗のデザインは、2016年ニューヨークとパリにオープンした旗艦店と同様の新しいストアコンセプトを採用している。木材などのナチュラルな素材をミックスしたインテリアを備え、ブランドのエレガントなDNAを散りばめた仕上がりだ。【詳細】ヴィヴィアン・ウエストウッド ギンザ シックス店オープン日:2017年4月20日(木)住所:東京都中央区銀座六丁目10番1号TEL:03-6263-9917【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2017年02月17日ラフォーレ原宿では、新店舗のニューオープンに加え、計25店舗をリニューアル。2017年2月上旬より順次実施される。2.5Fのエントランススペースが庭園「源氏山テラス」に2.5Fのエントランススペースは、原宿を象徴する新たなスポットとして大幅改装。近世ヨーロッパを日本的に再解釈し、和・オリエンタル・トラッド・モダンのミックスをテーマにした「庭園」へと生まれ変わる。古来よりラフォーレ原宿周辺が「源氏山」と呼ばれていたことに由来し、「源氏山テラス」と名付けられる。「GR8」でフェンティ プーマ バイ リアーナが購入可能にハイエンドからストリートまで、独自の視点で提案するセレクトショップ「GR8(グレイト)」も拡張しリニューアルオープン。これまでの定番ブランドに加え、ロサンゼルス発の「ミスターコンプリートリー(Mr Completely)」、ユニセックス ブランド「アンファンリッチデプリメ(ENFANTS RICHES DÉPRIMÉS)」など新ブランドのほか、特別アイテムも多数取り揃える。注目したいのは「フェンティ プーマ バイ リアーナ(FENTY PUMA by Rihanna)」の取り扱い。店内では、最新となる2017年春夏コレクションが3月9日(木)から15日(水)まで期間限定で展開される。国内限定店舗の取り扱いのなかでも、最大規模での品揃えなのでファンは必見だ。アジアブランドが続々出店上海発のアパレルブランド「ディジット(d’zzit)」が初上陸するほか、韓国ブランドを中心に海外のブランドを展開する、ソウル発のセレクトショップ「コンビニ(KONVINI)」などが新たにオープン。「コンビニ」は店名の通り、コンビニエンスストアをイメージし、様々な商品を手軽かつ、旬なタイミングで購入できるストアだ。オープニング時は、ソウルファッションウィークの参加ブランドを中心に、韓国ブランドを展開する。カンサイヤマモト、ダズショップなど続々ニューオープンさらに、デザイナーが世界各国で出会ったヴィンテージボタンやチャームをセレクトし、その場でブレスレットやネックレスを作り上げるアクセサリーブランド「アミジェダ(Amijed)」や、「カンサイヤマモト(kansai yamamoto)」、カラーコンタクトレンズをメイクアップアイテムに取り入れたメイクアップブランド「ダズショップ(DAZZSHOP)」などがニューオープン。そのほか、リニューアルオープンするショップは、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のディフュージョンライン「ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア(Vivienne Westwood Anglomania)」や「ウサギオンラインストア(USAGI ONLINE STORE)」、「カウイジャミール(KAWI JAMELE)」などだ。この春、生まれ変わるラフォーレ原宿に足を運んでみて。【詳細】ラフォーレ原宿 リニューアル開始時期:2017年2月上旬住所:東京都渋谷区神宮前1−11−6営業時間:11:00〜21:00■ニューオープン店舗(一部)ディジット、コンビニ、フレールドゥカリーナ(FLEUR DE KALINA)、アミジェダ、カンサイヤマモト、クレープミルテ(CRAPEMYRTLE)、ダズショップ、マーブリー(Marblee)、プレガ(PREGA)、アマチュナル(amatunal)、スターライツギャラリー(STARLIGHTS GALLERY)■リニューアルオープン店舗(一部)グレイト、ヴィヴィアン・ウエストウッドアングロマニア(Vivienne Westwood Anglomania)、ウサギオンラインストア、エイチフラクタル(H>FRACTAL)、カウイジャミール(KAWI JAMELE)、アルゴンキン(ALGONQUINS)、ミントネコ(MINT NeKO)、エムアールコルセット(MRcorset)
2017年02月13日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が、 2017年セミクチュールブライダルコレクションと2017年クチュールブライダルコレクションを発表した。セミクチュールのオーダーメイドブライダルコレクションでは、アイコニックな8スタイルを用意。ソフトジョーゼットやシルクサテン、シルクタフタ、ダッチェスなどの素材を数色のカラーバリエーションで展開する。一方、クチュールブライダルコレクションには、新たに6型のドレスが登場する。なお、ヴィヴィアン・ウエストウッドのクチュールドレスは完全オーダーメイドのサービスとなっており、それぞれの花嫁のシルエットに合わせたデザイン画をもとにテイラーが花嫁の体に合わせて組み立てていく。コレクションは、オーダーメイド、クチュールいずれもロンドンとニューヨークの旗艦店で購入することができる。
2017年02月07日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)が2017年春夏コレクションの広告ビジュアルを公開した。地中海に着想を得た今シーズン。コレクションは、ギリシャ神話の女神にちなんで「エウロパ(Europa)」と名付けられた。舞台となったのはギリシャのヒドラ島だ。むき出しなった岩肌に散らばる古い板や木造の家屋。地中海の強い日差しを受け輝く海。そこにはヨーロッパの海辺の街に特有の、時間が止まったような感覚と、どこか色褪せたような懐かしい空気感が漂う。そんな街を舞台に、モデルたちが身にまとうコレクションの色彩や素材が、個性的で美しい世界を作り出す。デザイナー、ヴィヴィアン自身も登場した。ダメージを施したブラウンのサマーニットや、肌が透けるようなベージュのレースのスカートが放つゆったりとしたムードは、午後の日が差す地中海の小さな町にしっくりと呼応する。一方で、シルクのドレスを着たモデルは、地面に転がる岩や木片とユニークなコントラストを成している。砂浜で太陽の光を全身に受けるように立っているモデルが身につけているのは、大胆にショート丈にカットしたジャケットとパンツのセット。レインボーのグラデーションが、海と空が混じり合う真っ青な背景や日の光に美しく溶け込んでいる。【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2017年01月24日ロンドンメンズファッションウィーク最終日の1月9日、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)がショーを開催した。”ECOTRICITY”と銘打った今季は、メンズとウィメンズ両方のコレクションを同時に発表。地球温暖化問題を提起しながら、ファッションを豊かに長く楽しための強いメッセージを投じかけた。登場するのは若く恵まれた環境で育った特権階級出身の女性と、人生のチャンスに恵まれたはずの男性。彼等はヴィヴィアン・ウエストウッドを愛し、互いの服を交換しながらユニセックスのファッションを楽しむ。ベースとなるのはジャケットとパンツのスーツルック。ボックス型やパワーショルダーのシルエットなど、80~90年代前半の懐かしい雰囲気が漂う。しかしそれらの組み合わせはクラシックとはかけ離れ、自由奔放に前衛的なスタイリングへとアップデートされている印象だ。前身頃をジグザグにカットオフ、リブニットのセーターをミニスカートに代用、ジャケットではなくマントを羽織って。自由で大胆なデザインの中に、ブランドの強みである独特のカッティング方法が生かされている。継接ぎしたニットやパッチワークは、今季のテーマでもあるエコの概念を想起させた。これらインパクトのあるルックを、メタリックの輝きを放つブーツやドット柄のソックスなどパンチのきいた小物が、さらなるスパイスとして活躍。”必要なものだけを買い、賢く選び、長持ちさせる”ことで、天然資源の搾取を制限できる。ヴィヴィアン・ウエストウッドが企業として、地球環境のために取り組む姿勢を表明すると同時に、私たち一人ひとりが行動を切り替えていかなければいけないということを、美しいコレクションを通して諭しているようだった。
2017年01月20日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、ロンドン・メンズ・ファッションウィーク中の2017年1月9日(月)に、2017-18年秋冬コレクションを発表した。「ECOTRICITY」と名付けられた今季、ヴィヴィアンがファッションを通じて投げかけたのは「地球に良いことは経済にも良い、地球に悪いことは経済にも悪い」というメッセージ。登場人物は、愛情深い両親に大切に育てられた若い女性と、人生のチャンスに恵まれているはずの男性。ヴィヴィアン・ウエストウッドを愛する彼らは、互いの服を交換しながらユニセックスでファッションを楽しんでいる。2人の橋渡しとなるのは、ジャケット×パンツのスーツルック。ボックス型のシルエット、大きく突き出たショルダーライン、どこか懐かしさを感じさせるディテールは、ヴィヴィアン・ウエストウッドが歩んできた歴代の深さを感じさせる。着こなしはクラシックから離して自由奔放に。パンツが長ければカットオフ、ジャケットがなければマントを羽織って、トラウザーがなければスカートで代用だ。そんな声が聞こえてきそうなほど奇想天外な発想で洋服たちはコーディネートされている。ファッションを長くそして豊かに楽しむため、バイカラーのブーツ・ドット柄のソックスといったパンチのある小物も活躍させている。洋服そのものも規定から離れて大胆に遊ばせる。エコの概念を想起させるような、継ぎはぎしたようなパッチワーク、別布を当てて仕立てたフレアなフォルム。ダブルのジャケットも前身頃をジグザグにカットオフして、ユニークな形へと進化させた。ショーの後半は、モデルたちにドレスを纏わせた。オブジェと一緒に人面を並べたプリント、包装紙のようなメタルカラー、バレリーナのようなソフトなチュールで彩りを添えて。これも男女問わずジェンダーレスに合わせて、女性が着るものというドレスの固定概念を強く破っている。
2017年01月10日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)とアンドレアス・クロンターラーがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の新衣装をデザイン。オーストリアのクラシック音楽シーンにおける最も重要な2017年1月1日のニューイヤーコンサートで、ステージ衣装「Philharmonic Suit」を披露する。ヴィヴィアン・ウエストウッドと彼女のデザインパートナーであり夫のアンドレアス・クロンターラーは共にクラシック音楽を深く愛しており、クロンターラーにおいては幼少時からフィルハーモニーの熱心な支持者だ。2009年に彼らは正式にフィルハーモニーに会い、2014年にはニューイヤーコンサートのバレエのコスチュームをデザインしている。2017年の年初めに発表される「Philharmonic Suit」は、オーケストラが着用する伝統的な衣装にユニークなアレンジを加えている。これまではフォーマルマナーに則り、昼公演にはシュトレーゼマン(またはストローラーの名で知られる昼用の礼服)、夜公演では燕尾服を着用してきたが、今回のデザインは伝統を重んじつつも現代的な機能性を兼ね備えた、昼夜どちらにも最適な衣装を製作。ロンドン・サヴィルロウにある、ハンドメイドの紳士スーツで名高いテーラーと連携し、楽団の男女一人ひとりフィッティング。それぞれの演奏家に必要な機能を備えたテーラーメイドスーツを仕立てた。男性用のスーツは、軽量で高品質な英国生地を使用。動きやすくエレガントな出来栄えに。ブラックのモヘアとウール素材のカットアウェイジャケットは、クラシックな燕尾服に現代的な工夫を加え、バックラインを持ち上げることで演奏者の動きをサポートする。このジャケットに、トラディショナルなブラックパンツと、ヴィヴィアン・ウエストウッド定番のダブルベストを合わせる。昼公演では、英国風モーニングスーツにインスパイアされたシルバーがかったサンドグレーのダブルベストと、ウィーン・フィルハーモニーのロゴが刺繍されたシルクのタイを着用。夜公演では、典型的なホワイトタイ(正礼服)にインスパイアされたピケ素材のホワイトのダブルベストに、同じくホワイトピケのボウタイを合わせる。女性用スーツのアイデアは、1993/94 AW ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールドレーベルの「アングロマニア」コレクションに登場した“Dangerous Liaison”ジャケットにヒントを得ている。このジャケットはもともと18世紀の紳士用フロックコートにインスパイアされており、今回は女性のシルエットに合うようカーブを調整し背中にプリーツを施した。また、楽器の取り扱い時の機能性と動きやすさを重視し衿を外している。スリムカットのクラシックなパンツを合わせれば、フォーマルなシルエットが印象的な仕上がりになる。昼公演ではシルバーサンドのシルクサテンを使用したドレープが美しいラップブラウスを合わせ、夜公演ではブラックのシルクのラップブラウスで、エレガントなイブニングルックを演出。なお、ウィーン・フィルハーモニーの楽団長アンドレアス・グロスバウアーは、伝統と現代的なエレガンスの融合を重視しており、今回のコラボレーションに関して次のように語っている。「映像ストリーミングやHDブロードキャストの時代において、視覚的要素の必要性はますます高くなります。ヴィヴィアン・ウエストウッドとアンドレアス・クロンターラーは、まさしくウィーン・フィルハーモニーの高いブランド水準にふさわしいデザイナーです。」。
2017年01月01日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が17年2月28日まで、上海市内のchi K11アートミュージアムで展覧会「GET A LIFE展」を開催中。ファッションとアートを融合したこの展覧会は、上海新開発エリアのK11アートモールと K11 アート財団、そしてヴィヴィアンチームの共同キュレーションにより実現したもので、広大なchi K11 アートミュージアムの敷地内に、最新鋭のファッションや環境支援をテーマにした大規模な展示だ。さらに、本展では中国現代アーティストを招いた展示も予定されており、中国において画期的な取り組みとして注目を浴びている。“アヴァンギャルド”を体現し続けるデザイナーとしてだけでなく、長年にわたって温暖化や過剰消費への警告など、社会的なメッセージを発し続ける活動家としても著名なヴィヴィアン・ウエストウッド。本展では、その両面を伝えるため、ヴィヴィアンの最新のキャンペーンルックや、“Save The Rainforest”、“Mirror The World”といった貴重なアーカイブコレクションが展示される。その他、手書きのグラフィック、60人の著名人の写真をロンドン・ウォータールー駅で展示して注目を集めたグリーンピースの“Save The Arctic”キャンペーン、ファッション映像、写真、アーカイブプリント、イラストなど、6部構成から成る展示全てに、ヴィヴィアンの哲学と社会的なメッセージが込められている。また、中国の新たな才能の育成を目指す試みとして、K11アート財団が送る7 人の中国人アーティストと1 組のアートグループによる展示も見逃せない。ユートピアを描いた有名な漢詩をモチーフとした作品群は、人類、自然環境、社会の定義を問い続けるヴィヴィアンのメッセージと共鳴するものに仕上がったという。本展の開催について、ヴィヴィアン・ウエストウッドは「私たちの世界にはもっと芸術を愛する人々が必要です。なぜなら本物の文化が危機的なほど失われているからです。多くの人が目先のことしか考えず、短絡的で独りよがりで視野が狭くなっているのです。素晴らしい芸術は、完璧を目指し不朽。芸術において進歩はなく、芸術は真実なのです」とコメントを寄せている。会期中は、様々なワークショップやセミナー、アート関連イベントが予定されているため、ファッションフリークに限らず、多くの人々が刺激を受ける展示となるだろう。【展覧会情報】ヴィヴィアン・ウエストウッド「GET A LIFE展」会場 : chi K11アートミュージアム住所 : B3, K11 Art Mall, Huaihai M Road, Huangpu District, Shanghai会期 : 12月20日~17年2月28日
2016年12月27日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、2016年秋冬ペアウォッチコレクション「Icon」を2016年11月より発売する。ノーブルなメタルケースの文字盤には、ハートやスカル、イチジクの葉、鍵など、ヴィヴィアン・ウエストウッドを象徴するモチーフを飾った。ストラップには、ヴィンテージ感のあるカラーを使用し、シックなネイビーやブラウンなどが揃っている。展開モデルは、レディス3アイテム、メンズ2アイテムの計5型。ホリデーシーズンのギフトにも最適なので、ぜひ店頭でチェックしてみて。【アイテム詳細】ヴィヴィアン・ウエストウッド「Icon」発売時期:2016年11月(予定)価格:34,000円~36,000円+税型数:レディス3アイテム、メンズ2アイテム仕様:ケース ステンレススティール(IPメッキ)、ガラス ミネラルクリスタル、ムーブメント 国産クオーツ、防水性 5気圧【問合せ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2016年10月28日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が2016秋冬ウォッチコレクションよりペアウォッチコレクション「Icon」を発売する。今回発売されるのは、ノーブルなメタルケースに収められた文字盤に、ヴィヴィアン・ウエストウッドを象徴するモチーフであるハート、サタイア、スカル、イチジクの葉、鍵などが施されたペアウォッチ。トレンドのネイビーカラーをはじめとしたヴィンテージ感のあるカラーのウォッチが、ウィメンズ3点、メンズ2点で展開される。価格は3万4,000円から3万6,000円。発売は11月を予定している。
2016年10月26日ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル(Vivienne Westwood Red Label)から、クリスマスシーズンに向けた限定コレクションが登場。ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル 全店と、ヴィヴィアン・ウエストウッドの限定店で2016年11月18日(金)より発売する。プレゼントに最適な限定コレクションは、ニットのカーディガンとプルオーバー、Tシャツ、クラッチバッグ、ベルトの5つのアイテムが揃い、それぞれ限定ギフトボックスが付属する。採用された柄は、ヴィヴィアン・ウエストウッドの過去のコレクションで登場したアーカイブである「ウォレスプリント」をアレンジしたアートワーク。ブラックとゴールドのクラシカルな模様で、特別感満載の仕上がりとなっている。なお、渋谷西武店ではブラック×レインボープリントの限定カラーを使用したクラッチバッグも販売される予定だ。【詳細】Vivienne Westwood Red Label 限定カプセルコレクション発売日:2016年11月18日(金)取り扱い店舗:ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル 全店、ヴィヴィアン・ウエストウッド 盛岡店・渋谷西武店・岩田屋店・熊本鶴屋店※渋谷西武店ではクラッチバッグ限定カラー(ブラック×レインボープリント)を発売予定。価格:Tシャツ 15,000円+税ベルト 18,000円+税クラッチバッグ 35,000円+税ニットプルオーバー 22,000円+税ニットカーディガン 25,000円+税【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2016年10月22日ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル(Vivienne Westwood Red Label)から11月18日、初のカプセルコレクションが発売される。同コレクションでは、ヴィヴィアン・ウエストウッドのアーカイブコレクションで登場した“ウォレスプリント”にアレンジを加えた特別なアートワークをすべてのアイテムに使用。ニットカーディガン(2万5,000円)、ニットプルオーバー(2万2,000円)、Tシャツ(1万5,000円)、クラッチバッグ(3万5,000円)、ベルト(1万8,000円)の5アイテムを、それぞれ限定のギフトボックス付きで販売する。取り扱いは、ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル全店及び、ヴィヴィアン・ウエストウッド盛岡店、渋谷西武店、岩田屋店、熊本鶴屋店。なお、渋谷西武店ではクラッチバッグの限定カラーとして、ブラック×レインボープリントが登場する。
2016年10月21日ファッションデザイナーでアクティビストのヴィヴィアン・ウエストウッドの日記『Get a Life』が10月13日、英国の出版社Serpent's Tailから発売される。ハードカバーとe-Bookで出版される本書はクライメイト・レボリューション(地球温暖化革命)をはじめとする活動や、ファッションについて綴られた過去6年間の日記をもとに編集されたもので、刺激的で興味深いその内容は英国パンクの女王ならでは。アマゾンの熱帯雨林保護に取り組む現地民族について書いたかと思えば、当時の英国首相宅前に戦車で乗りつけてフラッキング反対デモを行い、またあるときは著名な友人たちを様々なキャンペーン運動やデモ行進に参加させた内容など、本書は現代において最も影響力のあるアーティストであり、活動家である彼女の予測不能ながら生き生きとした人生について伝えている。ヴィヴィアン・ウエストウッドは「この日記は私が気にかけている事柄について書いています。ファッションだけでなく、アートや書物、人権問題、地球温暖化、そして自由についてです。『Get a Life』というタイトルにしたのは、そう感じているからです。私たちはこういった事柄についてもっと関わり、発言し、行動を起こさなければなりません」と語っている。また、発行人である出版社Serpent’s TailのMark Ellinghamは「ヴィヴィアン・ウエストウッドは、いつでも自身の考えをそのまま言葉にする人です。だからこそ彼女の日記には説得力があり、人の心を掴むのでしょう。彼女が何を書くのか、それについて何と発言するのか、誰にも予測できません」と語っている。
2016年10月12日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)がパリで17SSコレクションを発表した。また、ショーの直後から今シーズンの厳選された20点のアイテムが旗艦店とオンラインストアで限定販売されている。
2016年10月09日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のラグジュアリーウォッチシリーズから、新作コレクションが登場。2016年11月より、正規取扱店舗にて発売される。スイスウォッチシリーズの2016年秋冬モデルとして登場する本アイテム。ステンレススティール製のオクタゴンケース(八角形)には、サファイアクリスタルのガラスがはめ込まれ、ダイアルにはウエストウッドのアイコニックなスクイグル柄が描かれている。3色展開のラインナップはそれぞれ、光沢のあるピンク、マットなレーシンググリーン、ロイヤルブルーのフェイスに、シルバーもしくはゴールド&シルバーを組み合わせたもの。動きが見えるスケルトンテンプとオーブのレリーフが向かい合って配置され、ケースの右側にはオーブをかたどったゴールドのリューズが鎮座する。光沢のあるストラップの素材はクロコダイル。ディープブルー、タン、レーシンググリーンの3色で、重厚感のあるシルバーのラグに留められている。【詳細】ヴィヴィアン・ウエストウッド 新作ウォッチ発売時期:2016年11月価格:280,000〜290,000円+税アイテム数:3アイテム限定 200個(シリアルナンバー刻印)※ディープブルー 90個、タン 49個、レーシンググリーン 61個【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2016年10月03日