劇団四季ミュージカル「キャッツ」が、11月11日(月)キャッツ・シアター(東京・大井町)にて日本上演36周年を迎え、特別カーテンコールが行われた。実写映画化も話題の「キャッツ」。作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、イギリスの詩人T.S.エリオットの詩集をミュージカル化した作品で、都会のゴミ捨て場を舞台に、年に1度だけ開かれる舞踏会に集まってくる24匹の猫たちの生き様が描かれる。そんな本ミュージカルは、1983年11月11日に東京・西新宿のテント式仮設劇場から始まり、日本演劇界で初めてロングラン公演に挑んだ作品。以来、9都市でのべ24公演地で上演を重ね、通算公演回数は10,220回。総入場者数は1020万人を数える(2019年11月11日公演終了時点)。このほど行われた公演では、本編終了後に特別カーテンコールが行われ、「36th ANNIVERSARY」と書かれた幕が、マジック猫ミストフェリーズの魔法によって登場した。そして出演者を代表して、マンカストラップ役・加藤迪が挨拶。「この作品を愛し育んでくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます」と感謝を述べ、「ここ大井町での公演は2021年夏の千秋楽が決定しております。最後まで皆様に作品の感動をお届けできるよう、これからも一回一回の舞台を誠心誠意務めてまいります」と意気込み。客席からは大きな拍手が送られた。ミュージカル「キャッツ」東京公演はキャッツ・シアターにてロングラン上演中。※2021年夏、千秋楽(cinemacafe.net)
2019年11月12日「イ・ムジチ」の名を聴いた瞬間にヴィヴァルディの「四季」を思い起こす方も多いのではないだろうか。まさにクラシック界の“永遠のベストセラー”とでも呼ぶべき名曲「四季」は、イ・ムジチの演奏とともに浸透していったと言っても過言ではない。イ・ムジチの「四季」をきっかけにしてクラシックに目覚めたファンの数も決して少なくないはずだ。その伝説的なアンサンブル「イ・ムジチ」が来日公演を行う。1952年にイタリア・サンタ・チェチーリア音楽院の卒業生12人によって結成されたというのだからその歴史はすでに67年。メンバーも演奏様式もその時々に合わせながら刻々と変化を遂げつつ、人の一生にも近い年月を刻んできたことに頭が下がる。日本への来日回数は一体どのくらいの回数になるのだろう。そのたびごとに人々を幸福にし続けた美しいアンサンブルは今も健在。そして何より嬉しいのがヴィヴァルディの「四季」を再び我々のもとに届けてくれることだ。今回の来日公演では日本を代表するソプラノ天羽明恵をソリストに迎えた、ヘンデルの名曲「オンブラ・マイ・フ」や、モーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」なども用意され、アンサンブルの華やかさが一層引き立つ予感がする。◆10月2日(水) 19:00サントリーホールカジモト・イープラス 0570-06-9960【プログラムC】 with 天羽明惠(ソプラノ)モーツァルト: ディヴェルティメント ニ長調 K.136ヘンデル: オペラ「ジュリオ・チェーザレ」からこの胸に息のある限りヘンデル: オペラ「セルセ」からオンブラ・マイ・フテレマン: ディヴェルティメント TWV 50:23モーツァルト: モテット「エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)」K.165ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8◆10月4日(金) 14:00ミューザ川崎シンフォニーホール問:神奈川芸術協会 045-453-5080【プログラムB】「バロック・セレブレーション」コレッリ: 合奏協奏曲 ヘ長調op.6-2サンマルティーニ: 合奏協奏曲 ニ長調 op.2-6エイヴィソン: 合奏協奏曲第5番 ニ短調(スカルラッティ原曲)ヴィヴァルディ: 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 「調和の霊感」ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8
2019年09月30日劇団四季は、ディズニーミュージカル「アナと雪の女王」の舞台公演を、2021年6月から上演。東京・竹芝エリアの「ウォーターズ竹芝」内にオープンする新劇場・JR 東日本四季劇場[春]にて、公演が行われる。ディズニー「アナ雪」が劇団四季ミュージカルにディズニーミュージカル「アナと雪の女王」は、2014年日本公開の劇場版長編アニメーションを基に創作された舞台作品。運命に引き裂かれた姉妹エルサとアナを主人公に、真実の愛を描いた感動の物語は、全世界のアニメーション映画興行収入歴代1位の記録を持つ。2018年3月には、ブロードウェイで実施され、初演が行われるとすぐに話題をさらった。丁寧な心理描写&10曲以上の新曲アニメーション版で監督も務めた脚本のジェニファー・リーがストーリーを担当。アニメーションの物語進行を踏まえながら、キャラクター造形や心情描写、それぞれの関係性をより丁寧に描いている。音楽は、「Let It Go」でアカデミー歌曲賞を受賞したロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が作詞・作曲を手掛け、「生まれてはじめて」「雪だるまつくろう」等のオリジナル楽曲に加え、10曲以上もの新曲を追加。日本語訳詞も、アニメーション版に引き続き、高橋知伽江が担当。高橋知伽江は日本語台本も手掛ける。“劇場が凍る”演劇体験演出は、マイケル・グランデージ、振付にはロブ・アシュフォードを起用。また装置・衣裳デザインは、クリストファー・オラムが担当する。「アナと雪の女王」の雪と氷の世界を、演劇的創造力と、プロジェクションマッピング、LEDパネルといった最新技術を見事に融合させることで、劇場空間いっぱいに表現。本物そっくりの質感で表現された雪や、立体的な氷の柱で見せる魔法の力など、まるで“劇場が凍っていく”かのような、幻想的で鮮烈な演劇体験を提供する。はとバスで『アナと雪の女王』鑑賞ツアーはとバスでは、『アナと雪の女王』の鑑賞ツアーを実施。東京丸の内南口を出発し、劇団四季ミュージカル『アナと雪の女王』を2階B席で鑑賞できるプランだ。人気ミュージカルのチケット付バスツアーで、より気軽に“アナ雪”を楽しむことができる。【ミュージカル詳細】ディズニーミュージカル「アナと雪の女王」公演期間:2021年6月開幕※当初は2020年9月10日(木)開幕を予定していたが開幕日を変更。会場:NOMURA 野村證券 ミュージカルシアターJR東日本四季劇場[春]住所:東京都港区海岸1-10-45問い合わせ先:0570-008-110作曲・作詞:クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス台本:ジェニファー・リー演出:マイケル・グランデージ振付:ロブ・アシュフォード装置・衣裳デザイン:クリストファー・オラム【はとバスツアー詳細】ツアー開催日程:2021年9月2日(木)~29日(水)の特定日 ※日帰り最小催行人数:1名~旅行代金(大人1名):9,000円~10,000円コース工程:東京駅丸の内南口(平日12:00発/土曜11:30)→劇団四季ミュージカル『アナと雪の女王』(NOMURA野村證券ミュージカルシアターJR東日本四季劇場[春]、2階B席で鑑賞/145分)→入場解散(終演予定・平日15:25頃/土曜14:55頃)■旅行条件添乗業務:バスガイド あり最少催行人員:1名食事:朝食 0回/昼食 0回/夕食 0回バス:はとバス(一般大型車両/トイレ無し)にて運行。問い合わせ先:はとバス予約センター03-3761-1100(9:00~17:30/年中無休)※営業時間が変更となる場合あり。<ツアー注意事項>※バス座席は、当日の案内。予約時に案内する座席と異なる場合あり。また、奇数参加の場合、バス車内で相席となる場合あり。※旅行代金の支払期限は受付より2週間以内。※劇団四季鑑賞チケットはバス車内にて配布。※当コースは劇団四季到着後、入場解散。劇団四季から浜松町までは徒歩約6分。※予約は出発の1時間前まで。(例外となる場合あり)※当コースは募集型企画旅行。最少催行人員は1名。※添乗員は同行せずバスガイドが案内。ストーリーアレンデールの幼い王女、エルサとアナはとても仲の良い姉妹。雪や氷を操る魔法の力をもつ姉のエルサは、力をコントロールできるようになるまで、王と王妃によってすべての人々から魔力を隠すことに。エルサは自室に閉じこもり、年を経るごとに強くなる魔力と孤独に、追い詰められていく。一方、いくら呼んでも姿を見せない姉に、アナは寂しさを募らせる。やがて訪れた戴冠式の日。長く閉ざされていた城の門が開く。お祝いに沸き立つ城内で、アナは南諸島のハンス王子、そして山男のクリストフに出会う。一方、エルサは何とか無事に戴冠の儀式をやり遂げ、アレンデールの女王となった。アナとハンスはすっかり意気投合し、結婚の約束をする。アナはエルサに結婚の許しを得ようとするが、理解されず言い争いになり、感情を抑えきれなくなったエルサは城の広間中に氷の魔法を放ってしまう。怪物だと騒ぐ人々を後に、エルサは城を逃げ出す。協力してエルサの行方を追うことになったアナとクリストフは、昔幼いエルサとアナが作った雪だるまのオラフの案内で山の奥に向かう。途中で、アナは町が雪で覆われているのを目撃し、姉の力の底知れなさを実感する。その頃、一人きりで自由に生きることを決意したエルサが長年抑えていた魔法の力をすべて解き放つと、美しい氷の宮殿ができ上がるのだった。アナはアレンデールに戻り雪を溶かすようエルサを説得するが、町が雪で覆われていることを知ったエルサは、絶望し再び感情を制御できなくなってしまう。エルサの魔法が四方八方に放たれ、アナの心臓を直撃する。はたしてアナは真実の愛によって助かることが出来るのか。そして、エルサの運命は…。
2019年09月12日昨年7月に亡くなった劇団四季の創立者で演出家・浅利慶太氏の追悼公演として、劇団四季『ジーザス・クライスト=スーパースター』(エルサレム・バージョン)の名古屋公演が6月12日(水)に開幕を迎えた。公演に先駆け11日には、公開舞台稽古が行われた。本作は1976年に初演となった、“浅利演出”を代表する作品の一つ。イエス・キリストが十字架にかけられるまでの最後の七日間を描いた物語。劇場のロビーには、過去の公演で指導する浅利氏の写真パネルが飾られていた。客席に入ると、土ぼこり舞うイスラエルの荒野を表現した、急傾斜の舞台が待ち構える。人々から「神の子」「救い主」と崇められたキリストの孤独、彼を深く愛するマグダラのマリア、そして仲間による裏切り…。それぞれの心の叫びを鮮烈なロックミュージックで綴る105分ノンストップの舞台は、まさに圧巻の一言。急傾斜の舞台を用いた迫力ある演出や、十字架にかけられるシーンの芸術性の高さにも必見だ。“浅利演出”が息づくエネルギーあふれる舞台を、ぜひ劇場で。■劇団四季『ジーザス・クライスト=スーパースター』エルサレム・バージョン 名古屋公演日時:7月7日(日) まで上演中会場:名古屋四季劇場 (愛知県)チケット料金:S1席-10800円/S2席-10800円/A1席-8640円/A2席-8640円/B席-6480円/C席-3240円※公演当日3歳以上はチケット必要(膝上観劇不可)。2歳以下は入場不可。
2019年06月13日2017年に京都で2か月間の期間限定公演として関西初演を果たした劇団四季のミュージカル『ノートルダムの鐘』が、大反響を受けて再び京都劇場に登場する。初演から主人公カジモド役を務めるひとり、飯田達郎に作品の魅力を聞いた。劇団四季「ノートルダムの鐘」チケット情報原作は「レ・ミゼラブル」でも知られる世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作のひとつで、15世紀末のパリを舞台に繰り広げられる愛の物語。ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭フロロー、警備隊長フィーバス、そしてこの3人が同時に愛してしまうジプシーの娘エスメラルダを中心に展開し、人間誰しもが抱える“明と暗”を繊細に描き出している。カジモドは醜い容貌からノートルダム大聖堂に閉じ込められ、いつも自由になることを夢見ながら鐘突きとして日々暮らす青年。初演から200回以上カジモドを演じている飯田は自分とカジモドがどんどん重なっていくと語る。「最初に台本を読んだときにカジモドと僕の間にあった曇りガラスみたいなものが、次第にスーッと消えていき、ピタッと重なることがあった。カジモドは身体的にも障害があって、その表現も難しかったのですが、今となっては顎を曲げて歌ったほうが高い声が出たり、普段の生活でもカジモドの気持ちで考えたりと、役が染み付いています(笑)。初演から一緒に作品に携わってきた尊敬する先輩の芝清道さんからは、“一生に一役はピタッとハマる役がくる。それがカジモドなのかもしれないね”と言っていただき、すごくうれしかったですし、それを信じてもっといいものを作っていきたいと思います」。現在は名古屋で上演中だが、その開幕前には海外のクリエイティブスタッフが来日し、ブラッシュアップ稽古を行った。特に、フロローとカジモドの関係性がよりリアリティを持ったものになったという。「父親代わりでもあるフロローの暴力性がより際立っています。最初はそんなフロローに従順だったカジモドが、エスメラルダと出会い、自分の意思で愛する人を守ろうと行動する。最初に絶対的な力の差を見せることで、物語が進んだときのカジモドの成長や、フロローの幼稚さがより浮き立つようになったんじゃないかなと思います」。宿命とどう向き合うのか、他者を認めることができるか。美と醜、愛と欲、善と悪など、相反する特徴を持ったキャラクターたちが織りなす人間ドラマに、さまざまなメッセージが込められている。「何をもって“人間”とするか、淘汰される人たちは何をもって“怪物”とされるか。エンディングを迎えるまでは、登場人物それぞれが自分の正義を貫き、歪みを生み出してしまうこともありますが、最後には、他者同士が理解し合って、分かり合える温かい未来がくると願おうという曲があり、救い、希望、祈りなどの思いが込められている。領土、宗教、肌の色など、さまざまなものの違いで争いが起きる世界。そういうものを超越した普遍的なテーマを感じていただけると思います」。公演は7月28日(日)から11月30日(土)まで、京都劇場にて。4月13日(土)一般発売開始。取材・文:黒石悦子
2019年04月12日劇団四季が上演しているミュージカル『キャッツ』が3月12日、日本公演通算1万回を達成し、特別カーテンコールを行った。チケットはこちら『キャッツ』は“都会のゴミ捨て場”を舞台に、24匹の猫たちの生き様を描いていくミュージカル。『メモリー』をはじめとする珠玉の楽曲と猫たちの超絶的なダンスで、幅広い世代から愛されている。日本では1983年東京・西新宿のテント式仮設劇場で初演、これは日本初のロングラン公演となり、日本演劇史にその名を刻んだ。その後各地で上演を重ね、これまでの観客動員数は995万人を数える、まさに国民的ミュージカルだ。この日は通常カーテンコール終了後、劇中歌『幸福の姿』『オールドデュトロノミー ――長老猫』を猫たちが歌い、さらにマンカストラップ役の加藤迪が「創立者である浅利慶太さんをはじめとする諸先輩方が、劇団の運命をかけて挑んだミュージカル『キャッツ』。1983年11月11日、東京・西新宿で産声を上げました。その舞台への祈りを絶やさず、熱い思いを受け継ぎながら本日、ついにここ東京・大井町で、日本上演通算1万回を達成いたしました」と報告。加藤は感極まり少し声を詰まらせながらも、客席の温かい拍手を受け、「こうして大きな節目を迎えられたのも、多くのお客さまが作品を愛し、育んでくださったからこそと、出演者・スタッフ一同、心より御礼申し上げます。これからもお客さまとともに『キャッツ』の歴史の1ページを作っていきたいと思います」と感謝の気持ちを伝えた。続いてふたたび劇中ナンバー『ジェリクル舞踏会』が流れる中、猫たちがダンスし、「10000」の数字オブジェが登場。その前で猫たちがポーズを決めると、客席からは熱い拍手と歓声があがる。その後もカーテンコールは何度も繰り返され、記念すべき日を『キャッツ』ファンが祝っていた。『キャッツ』公演チケットは2019年12月公演分まで販売中。チケットぴあではぴあ会員専用シート<ぴあシート>も販売中。なおこの日、本作の最新版CDの発売も発表に。今回の東京公演から一部楽曲の変更もあるため、ファンは要チェックだ。CD「劇団四季ミュージカル『キャッツ』<メモリアルエディション>」は4月24日(水)発売。
2019年03月13日劇団四季の最新ミュージカル『パリのアメリカ人』が1月20日、東京・東急シアターオーブで開幕した。チケット情報はこちらジーン・ケリーが主演し1952年にアカデミー賞を受賞したミュージカル映画『巴里のアメリカ人』が原作。バレエ版も良く知られるところだが、今回劇団四季が上演するのは、映画の内容をさらにふくらませた物語と、イマジネーションをかきたてるダンスによって2014年にパリで舞台化されたバージョン。翌2015年にはブロードウェイにも進出し、同年のトニー賞4部門を獲得した作品だ。物語は第二次世界大戦直後のパリを舞台に、ひとりの女性に恋をした3人の男たちの愛と友情と夢を描いていくもの。バレエをはじめとするダンスが大きなウェイトを占める作品で、恋の喜びなど、若者たちのフレッシュな感情が、時にセリフや歌以上に雄弁に、伸びやかなダンスで表現される。洗練された舞台美術も素晴らしく(『アラジン』『メリー・ポピンズ』等も手掛けたボブ・クローリーが担当)、どの瞬間を切り取っても、アート作品のようにスタイリッシュ。音楽は映画同様、“アメリカ音楽の魂”と称されるガーシュウィン兄弟によるもので、「アイ・ガット・リズム」「ス・ワンダフル」など耳馴染みのよいナンバーが次々と登場する。ダンス、音楽、美術、すべてが洗練され、かつ見事に融合したミュージカルだ。日本で上演されるミュージカルは比較的、ダンスより歌が重要なタイプが多い中、ここまで見応えのあるダンス・ミュージカルを上演できるのは、やはり地力のある劇団四季だからこそだろう。キャスト陣はメインキャストのみならずアンサンブルキャストに至るまで皆、丁寧でハイレベルなダンスで魅せている。初日前日の公開舞台稽古で主人公のジェリーを演じた酒井大は「これまでバレエダンサーとしてバレエ作品に出演してきましたが、今回この舞台に挑戦する機会をいただき、大変光栄です。クリストファー・ウィールドンさんが手掛ける振付は、これまで経験したことがないほど斬新であり、非常に難しいもの。この美しいダンスを通してジェリーという役、そしてこの作品の魅力を余すことなくお客さまにお届けできるよう、精一杯演じたい」とコメントを発表した。公演は同劇場にて、3月8日(金)まで上演。その後3月19日(火)からKAAT 神奈川芸術劇場 ホールでも上演される。
2019年01月21日江戸時代、庶民が愛した草花を紹介する「江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー」展が、東京・たばこと塩の博物館で開催される。期間は2019年1月31日(木)から3月10日(日)まで。江戸時代、庶民は草花を愛したたばこと塩の博物館がある墨田区には墨堤、小村井の梅屋敷、亀戸天神…と今なお存在する花の名所がある。しかし、江戸時代には現代よりも、より多くの花の名所があったという。それは人々にとっての娯楽。そして江戸中期となる18世紀の中ばには、植木鉢が普及し、草花は人々にとってより身近に楽しめるものとなった。四季折々の花を楽しんだのだ。このような背景のもと、草花、そして草花を楽しむ人々がは浮世絵の画題になることが多かった。江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー「江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー」では、1.花見から鉢植へ、2.身の回りの園芸、3.見に行く花々、4.役者と園芸という4つの構成により、江戸の人々の草花への愛、そして園芸熱を、約200点の浮世絵を通して紹介する。花見から鉢植へプロローグとなる企画。草花を見に行くところから、植木鉢により植物を手元に置くスタイルが普及。家に庭がない人々も園芸を楽んだ。身の回りの園芸鉢植により園芸が身近なものとなり、多くの浮世絵で表現された。鉢植を身近に置いて愛でる様子を描いた浮世絵を紹介。見に行く花々花の名所、お花見に出かける人などの浮世絵を紹介。19世紀には園芸の見世物が話題となるなどした時期もあり、その様子も紹介。役者と園芸歌舞伎役者の中には園芸を趣味とする人もおり、尾上菊五郎(三代目)などは様々な植物を育てたという。もちろん、歌舞伎の舞台でも植木売りという役柄が登場した。概要 - 江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー会期:2019年1月31日(木)~3月10日(日)・前期:1月31日(木)~2月17日(日)・後期:2月19日(火)~3月10日(日)場所:たばこと塩の博物館 2階特別展示室住所:東京都墨田区横川 1-16-3TEL: 03-3622-8801
2019年01月19日現在、ロングラン上演中の劇団四季ミュージカル「ライオンキング」が、本日12月20日(木)、日本上演20周年を迎えた。客席からは大きな拍手と歓声があがり、カーテンコールは9回にも及んだ。1998年、四季劇場[春]のこけら落とし公演として開幕以来、日本演劇史上初の無期限ロングランを継続中の「ライオンキング」(竹芝エリア再開発に伴い、2017年7月からは四季劇場[夏]に会場を移動)。東京・大阪をはじめ5都市でのべ8公演を実施、各地でロングラン記録を樹立し、周年当日時点での総公演回数は11,732回、観客動員数は約1,197万人。いずれも日本演劇史上最多の記録を誇っている。今回の舞台終了後に行われた特別カーテンコールでは、20年をふり返る特別映像が上映。さらに、作品のオープニングを飾るナンバー「サークル・オブ・ライフ」が特別演出で披露された。また出演者を代表して、スカー役の道口瑞之は「1998年、ブロードウェイに続く海外初のプロダクションとして開幕以来20年。ここ東京をはじめ、日本各地で上演を重ねて参りました。これもひとえに、お客様お一人お一人が作品を愛し育んでくださったからこそと出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます」と感謝の言葉を述べ、「今後もさらなるロングランを目指し、挑戦を続けて参ります。どうぞ一層のご声援を賜りますようお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました」と挨拶していた。ミュージカル「ライオンキング」東京公演は積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]にてロングラン上演中。※2019年6月30日(日)公演分まで発売中(cinemacafe.net)
2018年12月20日劇団四季の人気ミュージカル『キャッツ』が11月11日、日本上演35周年を迎えた。チケット情報はこちら『キャッツ』は“都会のゴミ捨て場”を舞台に、24匹の猫たちの生き様を描いていくミュージカル。名曲『メモリー』をはじめとする、アンドリュー・ロイド・ウェバーが手掛けた珠玉の音楽と、個性的な猫たちの超絶的なダンス、ノスタルジックなストーリーが愛され、世界的にヒットしている。日本では1983年に東京・西新宿のテント式仮設劇場で産声をあげたが、これは日本初のロングラン公演となり、日本の演劇シーンの記念碑的作品となった。以降、9都市・のべ24公演地で上演を重ね、通算公演回数は9890回、総入場者数は980万人を数える。現在は今年8月に開幕した、東京・大井町の専用劇場<キャッツ・シアター>で上演中。記念日となったこの日は、本編終了後に客席から「35th ANNIVERSARY」と書かれた旗が登場するなど、特別カーテンコールが開催された。出演者を代表してマンカストラップ役の北村優が観客に、日本上演35周年を迎えたことを報告し、「1983年、ここ東京の地で産声を上げた『キャッツ』。以降、35年間にわたり、日本各地で上演を重ねて参りました。これもひとえに、お客様お一人お一人が作品を愛し、育んでくださったからこそと、出演者、スタッフ一同心より御礼申し上げます」と感謝を伝えた。さらに「なお、来年3月12日には、日本上演通算1万回を迎える予定です。今後とも変わらぬご声援を賜りますようお願い申し上げます」と語ると、客席からは大きな拍手が送られた。チケットは2019年6月公演まで販売中。
2018年11月12日10月13日より大阪四季劇場にて、関西では初上演となるディズニーミュージカル『リトルマーメイド』が開幕した。劇団四季「リトルマーメイド」チケット情報2008年にブロードウェイで初演され、2013年に東京で日本初演を果たした本作。名古屋、福岡で上演を重ね、大阪は国内4都市目の上演となる。地上の世界に憧れる人魚姫アリエルが、人間の王子エリックに恋をする物語で、『アンダー・ザ・シー』、『パート・オブ・ユア・ワールド』など、耳に残る多彩なメロディの数々が、物語や登場人物の心理をさらに深めている。フルオートメーションの最新フライング技術を使った人魚のしなやかな動きや、海底を泳ぐ魚たちの造型は、まるで本当に海の中を泳いでいるような錯覚を覚えるほど、繊細に表現されている。また、照明を駆使して水面の揺らぎや深海に届く太陽の光などを表すなど、大人も子どももワクワクするような演出が細部にわたって施されている。未知の世界へ勇気を持って進んでいくアリエルの姿が、観客の心を刺激する本作。舞台が進行するにつれて客席は熱気を帯び、初日のカーテンコールでは満席の客席から万雷の拍手。8回にもおよぶカーテンコールが繰り返された。公演は2019年8月31日(土)までのロングランが決定している。3月末までのチケットはほぼ完売、4月から8月末公演分のチケットは発売中。
2018年10月17日劇団四季のミュージカル『キャッツ』東京公演が、8月11日(土)、大井町に建てられた専用劇場、キャッツシアターで開幕した。東京公演は、4年6か月のロングラン記録を作った五反田・大崎公演以来9年ぶり5回目。首都圏でも、横浜公演以来6年ぶりとなる。ロングラン中には、11月11日(日)に日本上演35周年の節目を迎え、来年3月12日(火)には、日本公演通算1万回を達成する予定だ。キャッツシアターに入って、まずやることと言えば“ゴミ探し”だろう。都会のゴミ捨て場を舞台に、24匹の個性的な猫たちが歌い踊る『キャッツ』の劇場は、客席の壁面が、猫から見たサイズに拡大されたゴミのオブジェで埋め尽くされる。そこで毎回話題になるのが、その公演地にゆかりのある“ご当地ゴミ”だ。この東京公演では、東京土産の定番〈東京ばな奈〉、東京タワーの公式キャラクター〈ノッポン兄弟〉、劇場のある品川区の観光大使〈シナモロール〉のぬいぐるみ、読売巨人軍のキャップなどが作られていて、この日も、開演前や休憩時間には、約3000点のゴミの中から、これら“ご当地ゴミ”を探す観客の姿が多く見られた。撮影:下坂敦俊また、今公演から、『マンゴジェリーとランペルティーザ~泥棒猫~』のナンバーが、歌詞はそのままで、明るい曲調に変わっている。一瞬、「おや?」という顔をした人も多かったが、初日は熱心な四季ファンが多かったためか、既にその情報を知っていたり、先行して使われていた『ソング&ダンス The Spirt』や『ソング&ダンス65』で聴いていた人もたくさんいたようで、皆、ノリのいい曲調にすぐ馴染んで楽しんでいた。さらに、初演や再演を観たファンには懐かしい『ランパスキャット~けんか猫~』のナンバーが、装いも新たに再登場。31年ぶりの復活ということで、大多数の観客にとっては初めて耳にするメロディだろう。また以前聴いた人も、ビジュアルや振付が新しくなって、新鮮に感じられるはずだ。今回の東京『キャッツ』は、これまでとはちょっと違う。新しいキャッツワールドを体験したい人は、早めにチェックしよう。文:原田順子
2018年08月12日大きなワインセラーを完備した、スタイリッシュな空間東京・紀尾井町で、四季おりおりのモダンフレンチがいただける「Le FAVORI (ル・ファヴォリ)」は、「東京ガーデンテラス」の3Fにあります。店内に入るとまず、天井に伸びる大きなワインセラーが出迎えます。ソムリエの資格を持ったシェフが厳選したワインをはじめ、常時600~700種類ものワインが用意されており、たくさんのワインが並ぶ様子は圧巻。客席に進むと、昼間は大きな窓から柔らかな日差しが入り込み、夜には間接照明でほのかな灯りがともる、スタイリッシュな空間が広がっています。おしゃれなオブジェが天井から下がっており、なんともフォトジェニック。「お気に入りのお店」を目指す「ル・ファヴォリ」店名の「FAVORI(ファヴォリ)」とは、フランス語で「お気に入り」という意味。「お客様のお気に入りのお店になりたい」との思いが込められ、この名前が付けられました。こちらのお店でいただけるフレンチは、日本の旬の食材を生かして丁寧に作られているのが特徴です。例えば、色とりどりの華やかな前菜には、旬の鎌倉野菜やハモといった季節感を感じられる食材が、ふんだんに使用されています。特別感も味わえる! 「スープ・ド・ポアソン」は絶品お店のイチオシメニューは、「スープ・ド・ポワソン」。客席でサーブされるため、特別感が味わえる一杯。オレンジ色のスープが白いお皿に注がれる瞬間、魚介の香りがふわっと広がり、食欲がそそられます。魚介と野菜の美味しさがしっかりと溶け込み、旨味が凝縮されたなめらかなスープは、何杯でもおかわりしたくなる美味しさです。「漁村直送 太陽のブイヤベース」はお店こだわりの一品「漁村直送 太陽のブイヤベース」も、人気の高いメニューです。じっくり手間をかけて作られたブイヤベースの上には、ふっくらと美味しい国産の里芋や白身魚、ムール貝が乗っており、見た目も華やか。白身魚は皮がパリッと、身はふっくらしっとりとしており、絶妙な仕上がり。本場フランスのブイヤベースを、お店のオリジナルスタイルに昇華させた、自慢の一品です。特別な空間、きめ細やかな接客、格別なお料理を満喫シェフは数々のお店で料理長を務め、日本料理の名店「なだ万」で初めて、「西洋料理部門のシェフ」として抜擢されたすご腕の持ち主。そんなシェフが作る料理を、重厚感あふれる落ち着いた空間で、細やかなサービスを受けながら特別な気分を味わうことができます。お誕生日やプロポーズといったサプライズへの対応も可能です。「ル・ファヴォリ」が入っている「東京ガーデンテラス」は、東京メトロ各線「永田町駅」に直結しており、その立地の良さも人気の理由のひとつです。お店は「ホテルニューオータニ」の向かい側にあります。高級感あふれる特別な空間で、絶品フレンチを味わってみませんか。スポット情報スポット名:Le FAVORI住所:東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町3F電話番号:03-6272-3734
2018年08月02日都内最大級のあかりアート展が7月より開催!青森ねぶた祭り東京・目黒「ホテル雅叙園東京」にて、アートイルミネーション展「和のあかり×百段階段2018」が、2018年7月7日(土)~9月2日(日)の期間、開催されます。館内の東京都指定有形文化財「百段階段」を会場に開かれるこのイベントは、日本特有の文化財とイルミネーションをコラボさせたアート展。美しいイルミネーションが写し出す作品の魅力を肌で感じられる内容となっています。長崎ランタンフェスティバル2015年から毎年開催され、2018年で4回目となる今回は、前回の作家数・団体数の2倍近い出展者による展示で、イベントをさらに盛り上げます。迫力ある「青森ねぶた」や職人の技が光る「江戸切子」など、「デザイン」「祭り」「テクノロジー」「アート」「職人」をテーマに、1,000点を超える作品が集う「和のあかり×百段階段2018」で、日本の芸術作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。企画展概要開催期間:2018年7月7日(土)~9月2日(日)※会期中無休開催時間:月~木曜日10:00~17:00(最終入館16:30)金・土・日・祝および8月13日~17日10:00~20:00(最終入館19:30)※写真撮影可能(三脚・フラッシュ撮影NG)入場料:当日 1,500円、前売 1,200円(館内前売 1,000円7月6日まで)学生 800円 ※要学生証呈示、小学生以下無料会場:ホテル雅叙園東京お問合せ:03-5434-3140(イベント企画10:00~18:00)「和のあかり×百段階段2018」の見どころをご紹介「和のあかり×百段階段2018」の見どころをご紹介します。あらかじめ押さえておけば、イベントがさらに楽しくなるはずです。柳井金魚ちょうちん祭り柳井金魚ちょうちん祭り山口県柳井市の民芸品である『金魚ちょうちん』をモチーフにした夏の一愛イベント。お盆などで帰省された方々をふるさとの民芸品でお迎えするものです。エントランスエリアすぐに、約2,500個の『金魚ちょうちん』が出迎えてくれます。ねぶた界初。「3流派による完全新作の共同作品」3流派による完全新作の共同作品「竹取物語」現地青森では実現しない、ねぶた界初の試みとなる「3流派による完全新作の共同作品」を公開します。青森ねぶた祭の最終日に行われる、「ねぶた海上運行」のように水面に浮かぶ「ねぶた」をイメージした作品は、幻想的で“ここでしか”見ることができません。インスタレーションアート集団「MIRRORBOWLER」の新作MIRRORBOWLER「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」など数々の舞台で活躍するインスタレーションアート集団「MIRRORBOWLER」が、文化財を舞台に新作を発表します。MIRRORBOWLER草丘の間には四季草花絵が飾られており、生と死の儚さと幻想的な世界を、を植物や生きものから感じさせてくれます。MIRRORBOWLERの作品と共に更に幻想的な世界観を表現してくれるのは、「かんざし作家 榮」氏の作品。日本画に囲まれた空間で魅せる光の演出をぜひ、五感で感じてみてください。日本画家「間島秀徳」氏の3部作が公開日本画家 間島秀徳氏の作品日本画家「間島秀徳」氏が6年もの歳月をかけ、2017年末に完成させた幅6.8m、高さ2.2mに及ぶ3部作が展示されます。見るものを圧倒するダイナミックな作品は、圧巻の一言。作品を眺めれば作家の想いが伝わってくるはずです。こけし作家 林 貴俊「和のあかり×百段階段2018」の作品とともに様々なところで現れるこけし達。宮城県石巻市への観光客誘致のために、いつまでも形として残るお土産になるものをつくりたいという思いから、石巻こけしの制作をはじめたそう。かわいらしく、愛嬌のある様々な表情をしたこけしたちにも注目してみて下さい。こけし作家 林 貴俊光の落書き体験光の落書き会場「百段階段」の頂上にあたる部屋で体験できるのは、なんと“落書き”。「光の屏風」に特別な筆を用いて自由に光の落書きができるんだそう。自分のなかに眠る芸術的センスを思いっきり屏風にぶつけてみてください。切り絵作家 早川鉄兵切り絵作家 早川鉄兵静水の間に飾られた精密な切り絵作品。そして、そんな切り絵作品と共にに飾られるのは「トウメイ」のアクリル素材を中心にデザインされたコレクション。愛らしい表情の動物たちと精密で大掛かりな切り絵のコラボレーションは必見です。照明作家 松村さちえ照明作家 松村さちえ星光の間で迎えてくれるのは、照明作家 松村さちえ氏の作品。「Lamps & Garden」というあかりの花屋をコンセプトにした、草花の照明が展示されています。素材には和紙を使用しており、上の紐を調整することでで花が咲いたり蕾になる仕掛けはとってもおしゃれ。造形作家 川村忠晴造形作家 川村忠晴奥の間には、「自然がいちばんおしゃれ」と語る川村忠晴氏の作品があかりを灯しています。自身で野山に入り、草木をみつけては作品に仕上げる作品からは、優しい空気感が流れます。草木そのものの色で灯される作品からは、”自然にこんなにたくさんの色があったんだ”と改めて気づかせてくれる豊かな時間を提供してくれます。一葉式いけ花 次期家元 粕谷尚弘一葉式いけ花 次期家元 粕谷尚弘頂上の間に飾られた「一葉式いけ花 次期家元 粕谷尚弘」氏の作品は、毎日花を生けるため、時期によっては全く違う花が楽しめるそう。トロピカルないけ花は、まさにフォトジェニック。海に咲いた花達や波をイメージした竹が床のタイルに反射することで、より夏らしさを感じさせてくれます。日本の伝統工芸品の数々も山田硝子加工所本イベントには、様々な「職人」たちの作品も展示されています。「江戸切子」をはじめ、「江戸組子建松」や「篠原風鈴本舗」の風鈴など、一つ一つ職人が手作りした繊細な日本の誇る伝統工芸品がより彩りを添えてくれます。あかり展史上初・香りの出展!和のあかり展初となる香りの演出「SABON」の“Decade”10周年アニバーサリーコレクション日本上陸10周年を迎える、イスラエル発のボディケアブランド「SABON(サボン)」による香りの演出も登場します。日本から影響を受けて作られた「Decade(ディケイド)」の香りを、「百段階段」の雰囲気とともに体で感じてみてはいかがでしょうか。日本芸術の魅力を五感で体感!造形作家 川村忠晴と鈴木茂兵衛商店63団体、1,000点を超える作品が一堂に集う「和のあかり×百段階段2018」は、7月7日(土)の七夕より開催されます。作家の想いや職人のセンス、遊び心が感じられるイベントでこの夏、日本芸術の魅力にふれてみませんか。イベント情報イベント名:和のあかり×百段階段2018催行期間:2018年07月07日 〜 2018年09月02日住所:東京都目黒区下目黒1-8-1電話番号:03-5434-3140
2018年07月12日劇団四季創立65周年記念の『ソング&ダンス65』が、6月17日、大阪四季劇場にて開幕した。劇団四季「ソング&ダンス65」チケット情報ミュージカルの名曲の数々を四季独自のアレンジで再構築する『ソング&ダンス』シリーズ。同劇団の数あるレパートリーの中でも、とりわけ人気が高いショー形式のステージで、これまでも劇団の節目ごとに上演されてきた。創立65周年を記念して誕生したシリーズ最新作は「劇団四季の誕生から未来」、「祈り」や「願い」をコンセプトに構成。第一幕は『ウェストサイド物語』の「サムホエア」で幕を開け、『ライオンキング』『ウィキッド』『アンデルセン』『クレイジー・フォー・ユー』など、数々の名作から珠玉のナンバーが披露されていく。10月に大阪四季劇場で開幕する『リトルマーメイド』からも「深海の秘密」「海の上の世界」などが組み込まれている。フラッグパフォーマンスや、熱を帯びた迫力のフラメンコ、マリンバやシロフォンなどの打楽器を使ったパフォーマンスなどでも魅せ、一幕ラストの『クレイジー・フォー・ユー』メドレーでは、セクシーに魅せたりコミカルに表現したり、タップダンスで軽快にリズムを刻んだりと観客を高揚させる。第二幕は『アラジン』『美女と野獣』『キャッツ』『オペラ座の怪人』など、ディズニーミュージカルやアンドリュー・ロイド=ウェバーの作品を中心に展開。幕開きを観客参加型の演出で一体感を生み出したり、バトントワリングのパフォーマンスや大きな布を使った演出でも楽しませてくれる。数々の名曲と華やかなダンスをたっぷりと堪能できる『ソング&ダンス65』。いつもは作品の“役”として表現しているが、本公演では役に入っていないからこそ、ひとりひとりの歌唱力、ダンス力はもちろん、パフォーマンス力の高さが際立っている。本公演を上演するにあたり、構成・演出・振付を手がける加藤敬二は「劇団四季創立65周年を記念するこの作品で最も大事にしていることは、“この65周年は我々だけではなく、全国のお客様によって築かれた”という感謝の気持ちです。この想いを、様々な名曲とダンスにのせて、お客様にしっかり届けてまいります」とコメント。大阪四季劇場での上演は、8月19日(日)まで。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2018年06月26日実は奥深い! 和菓子のルーツ日本人にとってなじみ深く、季節ごとにさまざまな種類で楽しませてくれる和菓子には、それぞれに驚きのルーツを持っているのです。知っているようで、実は知らない和菓子の豆知識をご紹介します。和菓子には南蛮菓子が大きく影響している!室町時代にポルトガルから砂糖や南蛮菓子が伝わると、日本のお菓子作りに影響を与えました。今も人々に愛される和菓子の中には、スペインのカスティリャ地方で作られる「ビスコチョ」やポルトガルの「パン・デ・ロー」がもとになっているものがあります。実は日本生まれ! 南蛮菓子が起源になったカステラ長崎名物としても有名なカステラは、カスティリャ地方のビスコチョが起源となっており、その名がつきました。パサパサした食感が特徴のビスコチョが日本人の口に合わなかったことから蜂蜜や水飴が加えられ、しっとりとした食感が魅力のカステラに生まれ変わったのです。桜餅は関東と関西で材料が違った!関東の桜餅は小麦粉を水で薄く溶いた生地で餡を包んでいるのに対し、関西の桜餅はもち米が原料の道明寺粉を蒸した生地で、餡を包んでいます。関東はクレープや饅頭のような食感で、関西は牡丹餅のような形と食感。食感が全く違うので、別の食べ物と認識する人もいるようです。同じ和菓子でも季節によって呼び方が違う!春と秋のお彼岸に食べるあんころ餅は、呼び名が違うものの本来は同じ和菓子。牡丹が咲く春のお彼岸に食べるものを「ぼた餅」と呼び、萩の花が咲く秋のお彼岸に食べるものを「おはぎ」と呼んでいます。おはぎの表面に浮かぶ小豆の皮が、萩の花が咲く様に似ていることに由来しているそうです。四季の美しい情景を表現する和菓子の魅力花見だんごや水ようかんなど、和菓子にはその季節らしさを感じられるのが魅力。人々は、目にする和菓子の変化により季節のうつろいを感じてきました。和菓子の季節感は、その季節でしか作られない和菓子と、季節を表現する和菓子という二つの意味があるそう。お菓子で季節を感じられるのは、四季のある日本ならではです。和菓子は材料や呼び方、季節などそれぞれのルーツや歴史を持っています。今では一年中食べられるものもありますが、本来は季節を感じさせてくれる風物詩。和菓子の豆知識を知って食べることで、より奥深くその美味しさを味わいたいものです。
2018年03月27日3月3日(土)昼公演にて、劇団四季 ミュージカル『リトルマーメイド』(福岡・キャナルシティ劇場、 愛知・名古屋四季劇場で同時上演中)は、日本公演通算 2000 回を達成した。 この作品は、ディズニーと劇団四季の提携第 4 弾作品として、2013 年 4 月に東京で開幕。フルオートメーションの最新フライング技術やパペット等の様々な創意工夫で、神秘的な海の世界を華やかに描いた新感覚のミュージカルだ。総観客動員数は約 220 万にのぼり、初演以来変わらない人気を保っている。劇団四季 ミュージカル『リトルマーメイド』チケット情報3日(土)当日は、本編終了後に特別カーテンコールが開催された。舞台上に「2000th PERFORMANCE」と書かれた看板が登場し、出演者も登壇。福岡公演では、王子・エリックを演じる竹内一樹が「永きにわたり作品を育んでくださった全ての皆様に、出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。これからも、作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯つとめてまいります。どうぞ引き続き、温かいご声援を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶を述べ ると、客席からは大きな拍手が送られた。ミュージカル『リトルマーメイド』名古屋公演(愛知・名古屋四季劇場)は、8月26日(日)(千秋楽)公演分まで発売中。福岡公演(福岡・キャナルシティ劇場)は6月30日(土)公演分まで発売中。最終期7月1日(日)~11月4日(日)(千秋楽)公演分チケットを4 月 22 日(日)10 時より発売。
2018年03月06日横浜赤レンガ倉庫は3月31日から4月22日までの計23日間、1万4,200株の草花で春の訪れを演出するイベント「FLOWER GARDEN 2018」を開催。今年は「ワイルドフラワーガーデン」をテーマに、昨年好評だった草木を多く取り入れ、自然の中で散策している感覚が味わえる庭園スタイルに花畑の要素を新たに加え会場を構成。ワイルドフラワー(自然環境に自生する野生の花の総称)で、会場内に色とりどりの花畑を再現し、歴史的建物に挟まれた空間に色鮮やかな花と緑に溢れた春らしい空間を演出する。会場イメージエントランスを抜けると、カラフルな花畑の「ワイルドフラワーガーデン」、港の海、透き通った⻘い空や白い雲を連想させるさわやかな「スカイブルーガーデン」、三つ目は香りを感じる植栽を取り入れ、爽やかな香りを楽しめる「香りのガーデン」、葉もの野菜を用いて食を意識しつつも美しい景色の「ベジタブルガーデン」の4つの花畑が出現。さらに18時から24時まではライトアップし、フォトジェニックな景色を楽しむことができる。HANABAR「お花のカクテル」(税込800円)会場には花を視覚だけでなく味覚でも楽しめるよう、昨年東京にオープンしたカフェ&バーのハナバー(HANABAR)を併設。食べられる花、エディブルフラワーを用いた「お花のカクテル」(税込800円)や、ワインのコルクに様々な種類のドライフラワーを装飾した「コルクドライ」(税込500円)など、見た目も華やかなフード・ドリンクを提供。イベント最終日には来訪者への感謝の気持ちを込めて、数量限定で草花を無料でプレゼントする。nana’s green tea「桜と餅の⾦箔ロールケーキ」(税込745円)さらに横浜⾚レンガ倉庫では会期中、館内キャンペーンとして「Red Brick SPRING 〜16th Anniversary〜」を実施。B-COMPANYでは「フレグランス・ディフューザー」(税込1,080円)や「フラワーリング」(税込648円)、ヨコハマズベスト赤レンガショップ Danielでは「アンティーク・フラワー」(税込3,780円)や「アンティーク・キャンドルホルダー」(税込3,780円)、nana’s green teaでは「桜と餅の金箔ロールケーキ」(税込745円)など、各店舗でワイルドフラワーガーデンをイメージさせたメニューや、春色カラーを用いた商品を展開する。【イベント情報】FLOWER GARDEN 2018会期:3月31日~4月22日会場:横浜赤レンガ倉庫 イベント広場A入場料無料
2018年02月05日劇団四季ミュージカル「ライオンキング」東京公演が、本日12月20日(水)に19周年を迎え、特別カーテンコールが行われた。アフリカ・サバンナを舞台に展開するライオンの子・シンバの成長物語を描く「ライオンキング」。劇団四季では1998年の開幕来、四季劇場[春](浜松町)にて約18年5か月にわたるロングランを続け、今年7月に竹芝エリア再開発に伴い会場を四季劇場[夏]へと移し、無期限ロングラン公演を継続中。周年当日時点での公演回数は6,475回、観客動員数は約705万人に。また日本初演以来、全国5都市で延べ8公演を実施し、国内通算総公演回数は11,304回、観客動員数は1,153万人を超え、日本演劇史上最多の記録を誇っている。そんな中、19周年を迎えた本日の本編終了後、特別カーテンコールが行われ、舞台上には19周年を記念した幕が登場。出演者を代表してスカー役の道口瑞之は、「作品を愛し育んでくださったお客様おひとりおひとりに出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます」と感謝を述べ、「いよいよ、東京公演はロングラン20年目に入ります。さらに多くのお客様に愛される舞台をめざし、精進してまいります。今後もより一層のご声援を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶。客席からは大きな拍手が送られていた。ミュージカル「ライオンキング」東京公演は積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]にてロングラン上映中。※2018年6月30日(土)公演分まで発売中(cinemacafe.net)
2017年12月20日劇団四季大阪四季劇場の製作発表会が11月27日に行われ、5月に千秋楽を迎える『キャッツ』に続くロングラン作品として、ディズニーミュージカル『リトルマーメイド』の上演が発表された。劇団四季「リトルマーメイド」チケット情報ミュージカル『リトルマーメイド』は、ディズニーが1989年製作の劇場版長編アニメーションを舞台化したもので、2008年にブロードウェイで初演されて話題となり、2012年にはヨーロッパ版が発表された。日本初演は2013年、『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』に続くディズニーとの提携4作目として劇団四季が上演し、現在も名古屋と福岡でロングラン上演が行われている。本作は、地上の世界に憧れる人魚姫アリエルが、人間の王子エリックに恋をする物語。未知の世界へと勇気と強い意志を持って進むアリエルの姿が観るものの共感を呼び、心を惹きつける。作品の魅力について、会見に出席したアリエル役候補の三平果歩は、「私が感じる一番の魅力は、音楽が素晴らしいことです。映画版にはなく、舞台版で追加された曲もあるのですが、全曲本当に素敵な曲ばかりです。中でも二幕の冒頭の『マエムキニ』というシーンは、アリエルが足をいただいて、立ってみたり、走ってみたりすることが詰め込まれているナンバー。演じながら、自分も頑張ろうって勇気付けられます」とコメント。アリエルのお目付け役となるセバスチャン役候補の飯野おさみは、「親子の愛を感じられるとてもいい作品なので、親子でご覧になるとより絆が深まるんじゃないかなと思います。いいシーンがたくさんある中で、いろんな魚たちが登場する『アンダー・ザ・シー』の場面はとても華やかで、見どころのひとつだと思います」と語った。また劇団四季公演は、ディズニーと劇団四季クリエイティブチームの共同により、ヨーロッパ版をより進化させた内容で展開。日本オリジナルの表現をさまざまに取り入れながら、イマジネーションあふれる空間を生み出している。現在、福岡・キャナルシティ劇場、愛知・名古屋四季劇場にて上演中。大阪公演は2018年10月13日(土)開幕。チケットは2018年6月30日(土)に一般発売開始。
2017年11月29日10月5日(木)に開幕する、劇団四季『ソング&ダンス65』の公開舞台稽古が3日、東京・自由劇場で行われた。来年2018年に創立65周年を迎える四季の記念公演である。劇団四季「ソング&ダンス65」チケット情報『ソング&ダンス』シリーズは、これまでも劇団の節目ごとに上演されてきた、ショー形式のステージ。劇団のレパートリー作品を中心に、スタンダードナンバーやまだ日本上陸前のミュージカルナンバーなども盛り込み、劇中とは違うアレンジで魅せていく人気シリーズだ。幕開けは、平和への祈りを訴えかける『ウェストサイド物語』の「サムホエア」。今回のコンセプトは「劇団四季の誕生から未来」「祈り」「願い」とのことだが、その思いがダイレクトに伝わってくるナンバーだ。その後も『ライオンキング』『コーラスライン』『ウィキッド』『リトルマーメイド』『クレイジー・フォー・ユー』と、四季が誇る人気作が畳み掛けるように登場。楽器演奏や、シリーズでは初の試みであるフラメンコへの挑戦もあり、様々な角度から、“今の劇団四季”が楽しめる。中には、今年5月に逝去した劇団創立メンバーのひとり、日下武史さんを偲ぶ場面もあり、65年という歴史の重み、そして俳優たちの舞台へかける思いまでもが伝わってくる。2幕では『アラジン』といったディズニー・ミュージカル、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などのロイド=ウェバー作品を中心に展開。劇団四季らしい、そして劇団四季にしかできない、これぞといったシーンが続いていく。このシリーズは2000年の『ソング&ダンス オーヴァー・ザ・センチュリー』から、構成・振付・演出を加藤敬二が担ってきたが、今回は新たに脇坂真人、松島勇気、永野亮比己という3人の俳優が振付に参加して作り上げているのも注目ポイント。「もっと劇団の中でクリエイターが育たなきゃいけないんじゃないかと思いました。現役でバリバリ踊っている人たちが、どんどんそういう仕事をしていくことは、劇団にとって必要なこと。思った以上にそれぞれの個性が出ていて、とても面白いリハーサル期間でした。65周年以降の劇団の大きな財産になっていくんじゃないかと思います」と加藤。四季の長い歴史の中に、確実に新しい一歩を刻む記念公演。ファンならずとも、必見だ。東京公演は11月26日(日)まで同劇場にて上演。その後2018年4月より、全国各地での上演を予定している。
2017年10月04日日本演劇界を牽引する劇団四季。松島勇気は、そのトップ俳優の1人として、『キャッツ』『コーラスライン』など劇団の代表作に多数出演してきた。彼が現在キャスティングされているのが、ミュージカル『アンデルセン』。 主人公は童話作家として世界中でその作品を愛され続けるハンス・クリスチャン・アンデルセン。彼が生きた1830年代のデンマークを舞台に、貧しい靴職人だったアンデルセンが苦難の中でも希望を失わず、もちまえの想像力を駆使して“物語の王様”になるまでを描いた作品だ。 「初めて劇団四季の舞台を踏んだ思い入れの強い演目なので、また出演できてうれしいです。大スペクタクルミュージカルのような派手さはありませんが、始めから終わりまで緩やかで心地いい空気が流れるすばらしい作品だと思います」(松島・以下同) 『親指姫』『人魚姫』など、アンデルセンの名作童話を題材にした楽曲がちりばめられているのも本作の魅力。また、王室バレエ団の演出家兼プリンシパルダンサー・ニールス役のキャストの1人として、松島が担う本格的バレエシーンも見どころだ。 「見に来てくださった方に“バレエってこんなに美しいものなんだ!”と感じていただけるように毎回必死です。個人的には、前回(’11年)の出演後にさまざまな経験をしたことで、役柄のキャラクターを読み解く力がさらにアップしたと思っています。ニールスという人物をより深く演じられている手応えがありますね」 入団以来、数々のハマり役を手にし、劇団内でも一目置かれる松島。第一線で活躍を続けるために意識していることは? 「そう言ってもらえるのはありがたいのですが、まったくないんですよ(笑)。というか、僕はいつまでたっても本当に未熟な人間で。『アンデルセン』へ何度も出演してきたにもかかわらず、今回台本を読んで改めて気がつく部分がたくさんあって。当時の台本に書かれた、自分のトンチンカンな書き込みを見て愕然としました(笑)」 劇団のオーディションに合格し今年で15年目。今思う劇団四季の魅力って? 「劇団四季は、言葉に重きを置いているところが特に素晴らしいと思います。一語一句、言葉を、言葉に流れる意味や内容をしっかりお客さまに届ける。言葉が届くから作品が伝わり、感動して帰ってもらえる。ぜひ一度体感していただけたらうれしいです!」
2017年09月18日作家・斎藤惇夫の原作をミュージカル化した劇団四季のファミリーミュージカル「ガンバの大冒険」が、8月6日(日)に自由劇場(東京都港区・浜松町)にて開幕した。やあ、みんな。俺はガンバ、人間の家の床下にある貯蔵庫で、平和な暮らしを楽しんでいる町ネズミだ。ジャガイモはたくさんあるし、静かで、敵も来ない。これを幸せって呼ぶのかも知れないけれど、実はこのところ“何か大きくて広いもの”が俺を呼んでいる気がして仕方ないんだ。そんなところにやってきた仲間の町ネズミ・マンプクに連れられて、俺は年に一度開かれるという船乗りネズミのパーティーに参加してみることにした。そこで出会ったのは、足の速さはピカイチのイダテン、いつもサイコロを持ち歩くイカサマ、力自慢のヨイショ、踊りの得意なバレット、物知りのガクシャ。船乗りネズミたちは個性豊かな奴らだった。彼らの話によると、海の旅にでればゾクゾクするような経験ができるらしい。その言葉を聞いて、俺はなんとしても冒険の旅に出てみたいと思ったんだ。そんな楽しいパーティーの途中、船乗りネズミのシジンが連れてきたのは、体中傷だらけで血を流している忠太。聞いてみると、忠太の住む「夢見が島」はいま、イタチのノロイ一族に襲われて、島に家族を残して命からがら助けを求めて来たのだそうだ。「これこそ冒険だ!島の仲間たちを助けにいくぞ!!」だが、船乗りネズミたちは気乗りしない様子。さっきまで俺に「冒険はすばらしいものだぞ」なんて言っていたのは誰なんだ?「イタチがどんなに恐ろしい敵だろうと、死ぬことを恐れて何ができる?俺は一人でも島へ行くぜ!」この一言が、みんなの心に響いたのか、結局、島へ一緒に行くことになったのは、ボンヤリ、オイボレを加えた個性豊かな10人。どんな敵が待ち受けているのか…。いざ冒険の旅へ出発だ!劇団四季のファミリーミュージカル創作は、1964年にスタート。以後、半世紀にわたり次々と作品を創作しながら続き、そのレパートリー数も30を越える。そんな作品に共通するのは、「愛と勇気」「友情と連帯」「生命の尊重」といったテーマ。“生きていく上で大切なこと”が物語に織り込まれた多くの作品は、子どもたちの情操教育という見地からも有効との評価を得ている。中でも「ガンバの大冒険」は、劇団四季では1976年の初演以来、ニッセイ名作劇場、NHK夏休みこどもミュージカル、そして1994年からは一般公演として全国各地で上演を繰り返してきた人気ミュージカル。全国各地で1,100回以上の上演が重ねられ、再演の度に高い評価を獲得している。本作のテーマとなっている“冒険”。それは誰もがあこがれる、未知なるものを体験する旅。しかし、命の危険が伴うのも事実。運命に立ち向かおうとするガンバと仲間たちの姿は、私たちに大切なことを気づかせてくれるはず。劇団四季「ガンバの大冒険」は8月14日(月)まで自由劇場にて上演。(cinemacafe.net)
2017年08月07日5月28日(日)に四季劇場[春](東京・浜松町)でのファイナル公演を迎えたミュージカル「ライオンキング」が、先日7月16日(日)、積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏](東京・大井町)にて、東京ロングラン公演が再スタートを切った。「ライオンキング」は、アフリカ・サバンナを舞台に展開するライオンの子・シンバの成長物語。「サークル・オブ・ライフ(生命の連環)」という深遠なテーマの中で、生命の営み、親子の絆、心の成長を綴っていく。今回迎えた四季劇場[夏]での初日公演の客席は、新たなスタートを切る「ライオンキング」を見守ろうと、集まった観客で埋め尽くされ、開演前から期待と興奮の熱気に包まれていた様子。本編終了後のカーテンコールでは、会場から万雷の拍手が上がり、カーテンコールは実に11回にも及んでいたという。シンバ役の永田俊樹は、「『ライオンキング』にとって新たなスタートとなる、この四季劇場[夏]での公演に、シンバ役の一人として出演できることをとても光栄に思います。『サークル・オブ・ライフ(生命の連環)』という深遠なテーマの中で、生命の営みや親子の絆、心の成長を描いた本作。作品のメッセージをお客様へしっかりとお届けできるよう、一回一回の舞台を誠心誠意努めていきたいと思います」とコメントしている。劇団四季によるミュージカル「ライオンキング」日本公演は、1998年の東京初演以来、東京、大阪、福岡、名古屋、札幌の5都市でのべ8公演を実施。日本演劇史上最多となる総公演回数11,000回、観客動員数は1,120万人を超える、まさに“ミュージカルの王者”。また東京では、四季劇場[春]にて約18年5か月にわたるロングランとなっていたが、竹芝エリア再開発に伴い、会場を四季劇場[夏]へと移し無期限ロングラン公演を継続。なお、この東京公演は、現在、12月30日(土)までの公演が決定している。ミュージカル「ライオンキング」東京公演は、積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]にて公演中。(cinemacafe.net)
2017年07月18日劇団四季ミュージカル『ライオンキング』が7月16日、東京・四季劇場[夏]で再スタートの幕を開けた。『ライオンキング』は1998年に東京・浜松町の四季劇場[春]で日本初演の幕を開けて以降、ロングランを続けてきたが、同劇場が竹芝エリア再開発に伴い一時休止。5月28日に18年5か月にわたる同劇場での公演はいったん幕を下ろしたが、会場を四季劇場[夏]へと移し無期限ロングラン公演を継続する。【チケット情報はこちら】作品は、アフリカのサバンナを舞台に、ライオンの子シンバの成長を通し“生命の連環”という深遠なテーマを描き出す物語。斬新なパペットで表現される動物たち、アフリカの大地の雄大さが伝わる美しい舞台美術、エルトン・ジョンらが作り出したキャッチーな音楽で幅広い年齢層に愛され、“ミュージカルの王者”と称されている作品だ。その総公演数は日本演劇史上最多の11000回、観客動員数は1120万人超と、前人未到の数字を誇っている。この日は新たなスタートを切る『ライオンキング』を見守ろうと集まった観客で埋め尽くされ、開演前から期待と興奮の熱気で一杯の様子。本編終了後のカーテンコールでは、会場から万雷の拍手が上がり、カーテンコールは実に11回にもおよんだ。主人公のシンバ役を務めた永田俊樹は「『ライオンキング』にとって新たなスタートとなる、この四季劇場[夏]での公演に、シンバ役のひとりとして出演できることをとても光栄に思います。「サークル・オブ・ライフ(生命の連環)」という深遠なテーマの中で、生命の営みや親子の絆、心の成長を描いた本作。作品のメッセージをお客さまへしっかりとお届けできるよう、一回一回の舞台を誠心誠意努めていきたいと思います」と語った。公演はロングランでの上演を予定、現在12月30日(土)公演分までチケット発売中。
2017年07月18日エーデルワイスが、四季菓子の店HIBIKA(ひびか)を、6/28(水)阪急百貨店うめだ本店にオープンしました。四季の移ろいごとに、新しい。にっぽんの洋菓子。日本の情緒豊かな四季の移ろいを、華やかな洋菓子の世界で表現したい、という想いから生まれた“四季菓子の店HIBIKA(ひびか)”。HIBIKAの一番の特徴は、店頭に並ぶすべてのお菓子が季節限定であること。春夏秋冬の年4回、その季節ならではの「旬の素材」はもちろんのこと、「色」「香り」「食感」「モチーフ」「言葉」など、日本の春夏秋冬から思い浮かぶイメージを、本格的な洋菓子で表現。そのため、一般的なパティスリーでは定番商品のモンブランやショートケーキまで、HIBIKAでは季節によって、デザインや味わいが変化します。6月28日のオープン時に店頭に並ぶのは“夏の四季菓子”。向日葵(ひまわり)や水遊びなど、夏をモチーフにした色とりどりのケーキや、レモンや桃など夏の素材の美味しさをとじ込めた焼き菓子など、見た目も鮮やかな夏らしい洋菓子が8月末までの限定で販売されます。日本ならではの繊細な感性がちりばめられた、季節折々のHIBIKAの四季菓子をお楽しんでみてはいかがでしょうか。
2017年06月29日「Green Scape」でおしゃれに始める盆栽ライフ!忙しい暮らしの中でも、ふと四季を感じる瞬間というのは心が休まるものです。「Green Scape」は、そんな日本ならではの安らぎに出会えるお店。店内には盆栽や苔玉が数多く並んでおり、眺めているだけでも自然と心が安らぎます。自然の魅力がつまった盆栽や苔玉をお家に迎え入れれば、毎日の生活に潤いを与えてくれるはずです。盆栽や苔はお手入れが簡単で、乾き具合に気をつけるだけでお世話ができるため、ズボラ女子も安心して育てることができます。「Green Scape」で女性に人気の苔玉は、お手入れも簡単!「Green Scape」で人気な商品のひとつが、苔玉。まるっとしたフォルムと味わいある苔、上に咲いたキレイな花を眺めているだけで癒やされます。サイズ感も小さいので、ひとり暮らしのお部屋や玄関、トイレなどにぴったり。置いてあるだけで、部屋全体の雰囲気が優しくなります。種類によっては、切り花より長く楽しむことが可能。四季によって扱われる商品が異なるので、動画で紹介されている商品がない場合もありますが、季節ごとに違う出会いがあるのも苔玉の大きな魅力です。「Green Scape」では定期開催の教室も人気!「Green Scape」では、定期的に盆栽教室や苔玉教室が開かれています。女性に人気の苔玉教室は年に3回ほど開催され、教室当日の一週間前までに予約が必要です。苔の貼り方やインテリアとしての楽しみ方などを学ぶことで、苔の魅力をより身近に感じながら一緒に暮らすことができるでしょう。定員に限りがあるので、教室日程を早めにチェックしておくのがおすすめです。盆栽教室は、春から冬まで季節ごとにコースが設けられています。桜やアジサイの盆栽を作ったり、メンテナンスや植え替えについて学んだり、季節の色合いを楽しみながらしっかり学べる点が魅力です。おしゃれに、そして身近に植物を楽しむことができるのが、盆栽や苔玉の魅力。お手入れも簡単なので、初心者さんやズボラな女性でも安心して挑戦することができます。あなただけの盆栽を作り上げて、毎日の忙しさに緑と季節の色をプラスしてみませんか。スポット情報スポット名:Green Scape住所:東京都目黒区上目黒1-18-4セルジエ102電話番号:03-5721-1661
2017年06月24日1998年、四季劇場[春]での開幕以来、日本演劇史上初の無期限ロングランを継続するミュージカル「ライオンキング」が、5月28日、現・四季劇場[春](東京・浜松町)でのファイナル公演を迎えた。四季劇場[春]は、竹芝エリア再開発に伴い一時休止となるものの、7月16日(日)からは四季劇場[夏](東京・大井町)へ会場を移し、公演が継続される。ディズニー映画『ライオンキング』を、色彩豊かな舞台美術や象徴的な仮面、そしてさまざまな趣向をこらした動物たちのパぺットなどを用いて舞台化した劇団四季のミュージカル「ライオンキング」。父の死に苦悩しながらも、試練を乗り越えて王となる宿命に生きるシンバを中心に、“サークル・オブ・ライフ=生命の連環”という普遍のテーマが描かれ、自然の摂理、生命の営み、その中で父から子へと受け継がれていく意志が伝わる感動作だ。1998年12月より、18年5か月という日本演劇史上初の無期限ロングランを継続するこの公演。総公演回数は6,327回、観客動員数は約689万人を記録。劇団四季による日本公演は、同劇場のこけら落とし公演になったこの東京公演を皮切りにスタートし、以来、東京・大阪・福岡・名古屋・札幌の5都市でのべ8公演を実施。国内通算公演回数は10,978回、観客動員数は1,125万人となった。この日の本編終了後には、ファイナル公演記念カーテンコールを実施、キャスト全員で作品のオープニングを飾るナンバー「サークル・オブ・ライフ」を特別演出にて披露された。また、キャストを代表してスカー役の飯村和也より、「今後もさらなるロングランを目指し、挑戦を続けてまいります」と挨拶。客席からは大きな拍手と歓声が送られ、カーテンコールは17回にも及んだ。ミュージカル「ライオンキング」は7月16日(日)より積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]にて上演。(cinemacafe.net)
2017年05月29日4月21日(金)本日より自由劇場(港区・浜松町)にて上演されている劇団四季「ブラックコメディ」。この度、開幕を直前に控えた20日、公開舞台稽古が実施され、本番同様に緊張感溢れる中、舞台全体の最終チェックが入念に行われていた。ある日曜の夜、無名の若手彫刻家ブリンズリーは、婚約者のキャロルと一緒にアパートの部屋を華やかな骨董品で飾りつけていた。優美な椅子、精巧なランプ、上等な花瓶、値打ち物の仏像…実はこれらの骨董品は、旅行で留守にしている隣人、古美術商ハロルドのコレクション。彼に無断で持ち出し、さもブリンズリーの調度品のように装って2人の来客をもてなすという計画だった。客のひとりは、ブリンズリーの作品を見に訪ねてくる億万長者の美術蒐集家バンベルガー。彼に認められればブリンズリーの出世は間違いない。そして、もうひとりはキャロルの父親・メルケット大佐。娘のフィアンセにブリンズリーがふさわしい男なのか、品さだめにやってくるのだ。骨董品が大富豪の評価を受け、賞賛される姿をフィアンセの父親に見せることができれば、ブリンズリーは富も名声も、そして愛する女性も手に入れられるはずだったのだが…あろうことか、突然アパート全体が停電に!部屋には上階に住む女性、ミス・ファーニヴァル、旅行中のはずのハロルド、さらにはブリンズリーの元恋人クレアまで現れて…。大混乱に陥り、暗闇で大慌てのブリンズリー。彼の運命やいかに――!?本作は、「エクウス(馬)」や「アマデウス」などの作品で名高い、昨年6月に逝去した英国劇作家ピーター・シェーファー作のスラップスティックコメディ。若き彫刻家が、美術コレクターの大富豪とフィアンセの父親を我が家に迎える大事な夜に、突然起こった停電。電気がついているシーンは舞台上が暗く、停電になると照明がついて明るくなる「明暗逆転」の手法で、停電中のパニックを見せる異色作だ。1965年にロンドンで初演され、以降パリ、ニューヨークでも上演し大ヒットとなった本作。劇団四季では1970年の初演以降、2006年に自由劇場で36年ぶりの再演を果たし、2008年までに東京のほか福岡、名古屋、京都で上演し、各地で好評を博した。今回本作で若き彫刻家ブリンズリー・ミラー役を演じる萩原隆匡は、「ブリンズリーは、婚約者の父との挨拶の直前、停電に直面します。そこに、元恋人が突如現れるという悪夢のような状況を、暗闇を明るく、光ある日常を暗闇に逆転させた斬新な演出でご覧いただきます」と本作について語り、「非日常空間に置かれた人間の行動の可笑しさとその本質を表出させていく、ピーター・シェーファーの極上のドタバタコメディをぜひお楽しみください」とメッセージを寄せた。劇団四季「ブラックコメディ」は4月21日(金)~5月14日(日)自由劇場にて上演。(cinemacafe.net)
2017年04月21日昨年12月に劇団四季の新作ミュージカルとして東京で開幕し、注目を集めている『ノートルダムの鐘』が、7月23日(日)より京都劇場で上演される。その成功祈願が京都・高台寺で行われ、主人公・カジモド役のひとり飯田達郎と、ヒロイン・エスメラルダ役のひとり岡村美南が参詣した。劇団四季「ノートルダムの鐘」チケット情報『ノートルダムの鐘』は、『レ・ミゼラブル』でも知られる文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作。このミュージカル版は、1996年にディズニーの長編アニメーションとして公開されたものをベースに作られ、2014年にアメリカで開幕した。物語の舞台は15世紀末のパリ。ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形のカジモド、カジモドを世話する大聖堂大助祭フロロー、警備隊長フィーバスという男たちが登場。この3人の男と、彼らに愛されるジプシーの娘エスメラルダが織りなす、切なくも美しい愛の物語だ。成功祈願のご祈祷を受けたのは、壁や天井一面に涅槃図が貼り巡らされた利生堂。思わずスッと背筋が伸びるような空間で、般若心経が唱えられる中、役者やスタッフが公演成功を祈念した。そして、カジモドが劇中で大聖堂の鐘楼に住み、鐘をつくことに絡めて、飯田が高台寺の鐘楼前で劇中ナンバー『陽ざしの中へ』を奉納。さらに岡村と共に高台寺の鐘をつき、美しい音を響かせた。飯田が披露したナンバー『陽ざしの中へ』は、カジモドとして初めて歌う曲。外の世界と隔離され、塔の上から街を眺めて暮らすだけのカジモドが、外界への憧れを歌い上げる。「外の世界に憧れる彼の強い意志を表した曲で、物語の軸になる曲です。“たった一日だけ人と触れ合うことができたら”と、神様にお祈りするような気持ちで歌っています」と、曲への思いを語る。他にも劇中ではスティーヴン・シュワルツ作詞、アラン・メンケン作曲による数々の重厚な楽曲が展開される。また岡村は「時代を選ばない普遍的なテーマがある」と、本作の魅力を語る。「今は不寛容な時代と言われていますが、この作品では他者をいかに受け入れるかということも描かれていると思います。だから、今の時代にこの作品を劇団四季で上演できることに意義を感じています。そして音楽やテーマは重厚ですが、演出はとてもシンプルで、お客様の想像力をかき立てるものになっていますので、関西のお客様にどう受け入れられるか、すごく楽しみにしています」。6月25日(日)まで東京・四季劇場[秋]にて上演中。その後、7月23日(日)から9月28日(木)まで京都劇場にて上演。京都公演のチケットは4月22日(土)10:00より発売開始。一般発売に先駆け、4月21日(金)23:59まで、ぴあスペシャルシートS1席の先行先着プリセールを受付中。取材・文:黒石悦子
2017年04月21日