1月25日公開の映画『そらのレストラン』のプレミア試写会が17日、都内で行われ、主演の大泉洋をはじめ、本上まなみ、マキタスポーツ、高橋努、石崎ひゅーいらが出席した。2012年公開の映画『しあわせのパン』、2014年公開の映画『ぶどうのなみだ』に続き、大泉洋主演の北海道シリーズ第3弾となる本作。北海道道南のせたな町を舞台に、海が見える牧場で作り出されるチーズと様々な食材が仲間と家族の心を繋ぎ、絆を強めていく様を丹念に描く。主演の大泉は、様々な葛藤を抱えながらも一日限りのレストラン開店に向けて奔走する主人公・亘理(わたる)役、その妻・こと絵役には本上まなみが演じている。撮影は、舞台となる道南のせなた町で行われ、大泉と本上は近くの温泉ホテル、マキタスポーツと高橋、石崎らはロケ地から車で1時間かかる隣町の八雲町が宿泊地だったという。大泉が「せなた町には歓楽街がなく、隣の八雲町に行くと歓楽街がございます。歓楽街を選んだマキタさんたちは、毎日1時間かけて来るんですけど、予算のない映画なので同じ車1台で来るんですね。各々撮影の出番が異なり、ずっと読み合わせをしているんです。(その様子が)劇団にしか見えないので、八雲劇団と名付けました(笑)」と撮影エピソードを語った。そんな"八雲劇団"の面々は、結局、途中で大泉が泊まる温泉ホテルに宿泊することになり、大泉が「劇団の皆さん(マキタスポーツ、高橋、石崎ら)と一緒に露天風呂に入ったんです。座長のマキタさんが『努! キレイだぞ~!』といいながらフルチンでコケたんですよ。大怪我でしたね(笑)」と笑いを誘い、マキタスポーツは「無事じゃなかったですね。喧嘩するシーンもあったんですが、まさか岩場でケガするとは思いませんでした(笑)」と苦笑いを浮かべていた。舞台あいさつの最後には、劇中の主題歌と挿入歌を担当したミュージシャンの澤部渡が登壇し、主題歌「君がいるなら」を熱唱。それを目の前で聴いた大泉は「あらためていい歌ですね。心が洗われましたよ」と絶賛し、「『ナックスタイフーン』歌いたくなっちゃったな」と澤部の歌に感化された様子だった。映画『そらのレストラン』は、1月25日より全国公開。
2019年01月17日俳優・大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(公開中)の興行収入が、5億円を超えたことが7日、明らかになった。同作は『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明さん(大泉洋)と、周囲の人間たち(高畑充希、三浦春馬)の笑いと涙の実話を描く。昨年末12月28日に初日を迎え、1月6日までの10日間累計で動員45万人・興行収入5億5,900万円と好調なスタートをきった同作。2週目の土日は前週比110%の興収を記録し、初週(12月29日~30日)に第7位だった週末観客動員数ランキングも第4位までアップ、実写邦画No.1となった。SNSでは「新年早々に号泣」「是非観てほしい映画」「人生観が変わる映画だった」「みんな絶対観て。やばいから」「鹿野さんの生き様に感動するばかり」「胸に響く言葉が沢山散りばめられた、素晴らしい作品」と書き込むなどクチコミが拡がり、右肩上がりの興行が期待されている。12月31日には、安倍晋三首相が昭恵夫人と共に鑑賞し、「本当に元気のでる映画でした。いろいろと考えさせられました」とコメント。自身の公式Instagramへ投稿した他、テレビ・一般新聞等で報道された。さらに、Yahoo!映画でもユーザーレビュー 4.04点の高評価を記録している。
2019年01月07日大泉洋が主演を務める、笑いあり涙ありの実話『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』。筋ジストロフィーという難病を患い、体で動かせるのは首と手だけでありながら、自ら多くのボランティアを集めて自宅で自立生活を続けた鹿野靖明という実在の人物を、大泉さんが熱演。いち早く本作を見た観客からは、体は不自由でも心は自由、自分の心のままに生きた鹿野に「考えさせられたし、感動した」「鹿野さんの生き様こそが最高のメッセージ」との声も上がっている。新年は、新たな自分に生まれ変わるチャンス。今回は生まれ変わりたい人必見、映画の中から鹿野の印象的な言葉を紹介しよう。「俺は、1日1日が、勝負なんだ」筋ジストロフィーという難病を抱える鹿野は、文字通り毎日が“命懸け”だ。夜中に突然、バナナが食べたいと思ったらバナナを食べる。好きな人に告白したい、と思ったら告白する。鹿野が何かを思いついてから、言葉として発するまでの時間は早く、迷いがない。やりたいことを通すために誰かとぶつかる時もあるが、そんなときは諦めずに言葉を投げかけ、相手を動かす。「思ってることを他人に伝えるのは相当の熱量が必要だし疲れるけど、向き合わないと本当の意味で人生を謳歌できないんじゃないかと、改めて考えさせられた」と語るのは、鹿野のボランティア・田中を演じた三浦春馬。人生において時間が有限なのは、誰もが平等だ。自分の人生は自分だけのものであり、ぶつかりを避けていては自分自身の人生を歩けないこともある。バイタリティあふれる鹿野の行動の源は、こういった心構えにあるのだろう。「後ろめたいなら、うそをほんとにしちゃえばいい」教育大生だとまわりにうそをついていた鹿野のボランティアのひとり、美咲(高畑充希)に対して、鹿野が発したこの言葉。体が動かなくなっても自立生活を続けるために、ボランティアを集めて介助指導を行ったり、アメリカへ行く夢を叶えるために英検2級の勉強を続けるなど、誰もが不可能だと思う状況でも自ら道を切り開いてきた鹿野は、強い意思さえあれば夢は必ず叶うと、自らの行動をもって示してきた。夢を追い続けることは難しいようで、意外とシンプルなことでは?と気づかせてくれるひと言だ。「人はできることより、できないことの方が多いんだぞ」24時間誰かの介助なしでは生きていけない鹿野は“誰かに頼ること”を恐れない。それは「人はできることより、できないことの方が多い」ことを知っているからだ。“人様に迷惑だけはかけないように”と言われることのほうが多い昨今。しかし、鹿野を演じた大泉さんもこの映画に関わったことによって、人に頼ることに対しての認識が変わったという。12月に行われた障害者週間の講演会では、「子供には、“人に迷惑をかけるんじゃない”と、今まで教えることがありましたが、人に迷惑をかけることを恐れるよりも、自分でできないことがあれば、助けを求める。そして、逆に助けを求められた時には助ける。それが大事なんだと思いました」と語っており、頼る勇気を持つこと、と同時に、それに応える優しさや心の余裕を持つことが人との関係に変化を与えていくのかもしれない。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は12月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
2018年12月28日●ホテルの部屋が、従業員の部屋に…俳優・大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が、12月28日より公開中だ。『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化した同作は、幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(大泉洋)と、周囲のボランティアたち(高畑充希、三浦春馬)の姿を描く。一見わがままで自分勝手に見える鹿野だが、彼の生命力にあふれた姿が、周りの人間を動かしていく。主演の大泉は、10kgの減量に加え、わざとコンタクトで視力を落としてメガネをかけるなど、徹底的な役作りを行なった。前田哲監督は、この作品をどうしても「メジャーでやりたかった」と語り、主演に大泉しか考えていなかったという。今回は前田監督に、作品への思いや大泉とのやりとりについて話を聞いた。○こんな夜中に電話かよ――撮影を前に、大泉さんと何時間も電話をしたと聞きました。今、大泉さんがそのことをギャグにして話していますよね(笑)。台本を1ページ目から、「ここのセリフどんな気持ちですかね」とか「ここは気にならない?」とか、ひとつひとつ話し合っていくんですよ。高畑や三浦くんとは、実際に会って向き合ってやりましたが、大泉さんは電話だったので映画よりも長くなってしまい、結果4時間半になってしまいました。最初、大泉さんが「21時にかけます」と連絡いただいて、大泉さんもお忙しいので、結局23時から始めて、終わったら明け方でした。だから、「こんな夜中に電話かよ」って(笑)。そのときのやり取りで変化があったところもあれば、撮影現場で変化していったところもあって。しっかりとした脚本という土台があるからこそ、もっとよくするために、アイデアを出し合うのが映画作りの醍醐味だと思うんです。芝居は現場での生のリアクションが根本だから、映画は絶えずセッションして、変化していくものだと思います。最終的に決めるのは監督の仕事なんだけど、大泉さんの現場でのアイデアもたくさん活かせました。――実際に変化したところは?三浦くんが演じる田中と、大泉さん演じる鹿野のシーンで、鹿野が、言葉を二度繰り返す場面があるんですね。「お前のこと、きらい……きらいだよ」って。それで田中が「2回も言わないでくださいよ」って笑うことで、2人の空気も変わったりするんだけど、あれは大泉さんのアイデアです。実際、呼吸器をつけていると息が続かなくて、ああいう言い回しになるし、言葉も強調されるし、意図が深まりました。――確かに、そのシーンは印象に残りました。原作はノンフィクションですが、フィクションとして物語を作り出した経緯は?最初から、「ラブ」の要素を入れることは決まっていました。そこで、脚本の橋本(裕志)さんとプロデューサーの石塚さんと3人で、人物設定について話し合って、鹿野のほかに、短大生のヒロインと、自分探しをしている男子大学生を出しましょうと。鹿野がよく恋をしてふられるということは原作にもあったので、「横恋慕しようとするのはどうだろうか」などとディスカッションしました。基本的には、3人の青春物語にしたいというのと、疑似家族を描くということ、親と子の関係も裏テーマとして持っていました。――前田監督は、大泉さんとは2002年の『パコダテ人』という作品でご一緒されてますよね。そうなんです。あれも、北海道ロケで、女子高生とサラリーマンにしっぽが生えてくるという話でした。しっぽが生えるサラリーマンを大泉さんに演じてもらいました。――その頃はどんな印象でしたか?北海道の大スターだとは知らなくて……撮影中に痛感しました。撮影現場を通りがかった人たちが、「洋ちゃんだ!」と集まってくるんです。その時の演技はもちろんのこと、役に対する取り組み方が素晴らしかった。この人は東京に必ず進出するな、どうして今まで出なかったのかなと不思議に思っていました。大泉さん自身もトーク番組で言っていたけど、ある映画の撮影のときに、東京から北海道に大勢の俳優が来たら、部屋が足りなくて自分が従業員の部屋に移ることになり、悔しい思いをした、と。そのときに、本当の意味で認めてもらうためにも、やっぱり東京でやらないといけないんだ、と思ったそうです。そのとき撮影していたのが、実は僕の映画で。だから、今の大泉さんがあるのは僕のおかげなんですよ(笑)。鹿野のセリフにもあるでしょ、「俺のおかげだな」って(笑)。大泉さんに直接言ったら、わっはっはって笑ってましたけどね。●大泉洋が16年前から見せていたスターの片鱗――『パコダテ人』のときに、役者として、すごいと思ったのはどんなところですか?自分の子供を保育士さんに預けるためにアパートまで走ってくるというシーンがあって、けっこうな距離を走ってきたという設定だったんです。だから、本番が始まる前に、「ちょっと遠くから走ってきてください」と言おうと思ったら、大泉さんはもう遠くの方から走ってきて息を切らしていました。役者としての心得をすでに持っている部分がいっぱい見えたので、「絶対にスターになるな」と思っていました。ひとつひとつの仕草も面白いし、リアリティとの塩梅もいい。その後も、ずっと大泉さんと一緒に仕事したいと思っていました。――そこから今作まで16年かかったのは。例え僕のほうに思いがあっても、やっぱりタイミングやいろいろ事情があるわけじゃないですか。でも、今回はすべてがパンっと合わさった。なおかつこの企画は、全国300館以上でかかる、ドメジャーな作品でないといけなかったから、大泉さんが出ないと実現しなかったんです。まあ運命ですね。――その間は交流はあったんですか?会ってなかったですね。でも、今回の作品で久しぶりに再会したら、昨日も会ってたような感覚でした。大泉さんはもともと壁のない人なので、すぐに打ち解けました。もちろん、あの頃に比べたら、全国区の大スターになってるんですけど。大泉さんとの話といえば、「手紙書いたのに読んでなかったのかよ」話もありますね。――それはどういうことなんですか?この映画への思いを切々と10枚もの便箋にしたためて、台本と一緒に渡したんです。でもマネージャさんが情に流されやすい人だからあえて渡さなかった。映画の内容で決めたかったということですよね。もちろん、出ると決めたあとには手紙を読んでくれましたので、「この役には大泉さんしかいない」という僕の気持ちは伝わったと思います。○視力いいのにメガネかよ――ほかにも、メガネとかビジュアルにもこだわりを持って臨んでいたとか。「視力いいのに、コンタクトで視力落として、度付きメガネかよ!」ですね。非常にしんどかったと思います。髪型も体重も似せようとして頑張ってくれましたけど、そこは物まねではないので、大泉さんがやる鹿野さんになっていました。実際の鹿野さんの元ボランティアの方も、本当に似てるということで、親しみを込めて、大泉さんのことを「鹿泉さん」と呼んでおられました。――鹿野さんて、コミカルで楽しいんだけど、どこかやっぱり体が自由に動かないからこそ、やるせないシーンもあって。そこが本当に絶妙に描かれていましたね。この映画を「障がい者の鹿野さんが、こんなに健気に頑張ってるんですよ」という感動ものにはしたくなかったんです。そんなのは、高畑が演じた美咲のセリフじゃないけど、「ムリムリムリムリ!」ですよ。母と子の物語は普遍的なものだから、そこは感動的に描きました。でも鹿野の闘病も、切ないときもあるけれど、淡々と見せるということを意識していました。以前札幌で講演をしたときに、車いすの男の子が質問してくれて「僕らをモデルにして感動させる話はもう見たくない。でも、この映画はそうじゃなさそうなので観に行きたい」と言ってくれたのがうれしかった。僕は、鹿野さんという、それこそ命懸けで全力で生きた生命力に溢れた人の映画を観客に届けたかったんです。■プロフィール前田哲フリーの助監督を経て、98年に相米慎二監督のもと、CMから生まれたオムニバス映画『ポッキー坂恋物語・かわいいひと』で劇場映画デビュー。主な作品に『sWinG maN』(00)、『パコダテ人』(02)、『棒たおし!』(03)、『陽気なギャングが地球を回す』(06)、『ドルフィンブルーフジ、もういちど宙へ』(07)、『ブタがいた教室』(08)、『猿ロック THE MOVIE』(09)、『極道めし』(11)、『王様とボク』(12)など。2019年3月23日より、初のドキュメンタリー映画『ぼくの好きな先生』が新宿ケイズシネマで公開する。
2018年12月28日三谷幸喜が作・演出を手掛けたミュージカル『日本の歴史』が4日、東京・世田谷パブリックシアターにて開幕し、中井貴一、香取慎吾ら出演者がコメントを寄せた。卑弥呼の時代から太平洋戦争までの1700年に渡る物語をミュージカルで描く『日本の歴史』。1700年の物語に登場する人物は、歴史上の偉人から名もない人々も含め50人以上。それを7人のキャスト、中井貴一、香取慎吾、新納慎也、川平慈英、シルビア・グラブ、宮澤エマ、秋元才加だけで、ミュージカルで表現する。音楽は、三谷作品には欠かせない作曲家・荻野清子がオリジナル楽曲を創り上げた。三谷幸喜、中井貴一、香取慎吾、シルビア・グラブのコメントは以下の通り。■作・演出:三谷幸喜誰も観たことのないミュージカルが完成しました。荻野清子さんの独創的な音楽に加えて、女装で踊る中井貴一、香取慎吾のエロ坊主、シルビア・グラブの織田信長、親子三代全員川平慈英。一体誰が想像したでしょうか。でも中身は至って真面目です。■出演:中井貴一三谷さんからのお話は二つ返事で受けてきたものの、まさかミュージカルだったなんて(笑)。僕が最近掲げている目標が、前に進むために「この年齢でいかに恥をかくか」なのですが、歌も踊りも初めてのことばかりで必死です。でも、それを素直に新鮮に受け止めている自分がいて刺激的な毎日です。とにかく、この壮大なスト―リーが素晴らしい!皆さんには、「日本の歴史」という言葉にこだわらず、この物語に身を委ねてご覧いただきたいですね。■出演:香取慎吾三谷さんとご一緒するのは3年前の映画以来。久々で本当にうれしかったのですが、こういうミュージカルは思いつかないでほしかったです(笑)。歌と踊りはもちろん、7名だけで歴史上の人物からその他大勢までいろんなことをやっています! でも、この物語は、途中の可笑しな場面が最後の切なさにつながったり、あとから刃のように鋭く突き刺さってきます。こういうことを考える三谷さんは、詐欺師かマジシャンか?と思いますね(笑)。■出演:シルビア・グラブ台本を読んだだけでは全く想像がつかなかった世界が、どんどん深くドラマチックになっていって、「人間の物語」として感動的です! とても、考えさせられる作品になったと思います。本当にめまぐるしく色んな人物を演じるので全員必死で稽古をしてきましたが、稽古現場に作家の三谷さんと作曲家の荻野清子さんがいて、皆で一緒に創り上げることができたことは、とても贅沢なことだと感じています。全く歴史を知らない人も楽しめる舞台です!ミュージカル『日本の歴史』は、12月4日~28日に世田谷パブリックシアターにて東京公演、2019年1月6日~13日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて大阪公演を行う。写真提供:シス・カンパニー
2018年12月04日俳優・大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(12月28日公開)の主題歌「フラワー」の映画版PVが28日、公開された。同作は『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(大泉)と、周囲の人間たち(高畑充希、三浦春馬)の笑いと涙の実話を描く。主題歌「フラワー」(12月14日よりダウンロード配信開始)は、ポルノグラフィティが同作のために書き下ろした。今回公開された映画版PVでは、計2分30秒の映画予告ロングバージョンとなっており、先同曲の魅力をいち早く聴くことができる。わがままで、おしゃべりで、ほれっぽい鹿野が、美咲や田中をはじめ大勢のボランティアに支えられながら風変わりな自立生活をする様から、鹿野が突然倒れ、命の危機にさらされていく姿、衰弱しても力強く生きようとする様子が描かれる。さらに彼を支えようとするボランティアたちが"家族"として共に病と闘う姿に、主題歌があわさった映像となっている。
2018年11月28日年末から『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』や『グリンチ』、年明けには『そらのレストラン』と出演作が続く大泉洋。俳優でありつつ、突出した笑いのセンスを持ち、舞台挨拶やバラエティに出れば、場が一気に大盛り上がりとなる彼の魅力を徹底追究してみた。今年8月、北海道新聞が「北海道命名150年」を記念して行った「北海道150年で最も功績があった人は?」というアンケートで並み居る偉人を退け、9位にランクイン。もはや“北海道の大スター”ならぬ偉人になりかけている(?)と話題になった大泉さん。伝説のテレビ番組「水曜どうでしょう」で大ブレイクしてから、数々の映画・ドラマに出演、全国的な知名度を得た大泉さんの活躍は誰もが知るところだろう。芸能界随一の愛され俳優の大泉さんは、なぜこんなにも愛されるのだろうか?■大泉洋は無意識にその場の空気を掌握している!?大泉さんの出世作かつ代表作といえば「水曜どうでしょう」。大泉さんを含む通称 “どうでしょう班” が様々な無謀な旅に挑戦し、普通のテレビ番組ならカットするであろう出演者への無茶ぶり、ぼやき、口げんかなどをそのまま放送したことで、その斬新さから人気を博した。「水曜どうでしょう」で突出した笑いのセンスを知らしめた大泉さんだが、その笑いのセンスは磨きがかかる一方で、彼の登壇する舞台挨拶やバラエティ番組は毎回大盛り上がり!ファンに「初めて生で大泉洋を見た感想は“場を支配する力がありすぎて怖い”です」と言わしめるほど、どんな場所にいても、その場を“大泉洋色”に染めてしまう彼の魅力の強さが伺える。■近年は大河ドラマにも!ますます幅広く活躍そんなバラエティでのイメージも強い大泉洋だが、本業の俳優でも大活躍。江戸時代に離縁を求める女たちの聞き取り調査を行う御用宿に居候する主人公・中村信次郎を演じた『駆け込み女と駆け出し男』では戯作者志望の医者見習いで、ユーモアがあり口達者という役が見事にはまり、第58回ブルーリボン賞で主演男優賞、第39回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。2016年度のNHK大河ドラマ「真田丸」では、堺雅人演じる真田信繁(幸村)の兄・真田信之を好演した。近年は人気漫画の実写化へ出演も増えている。石田スイ原作の大人気漫画を実写化した『東京喰種トーキョーグール』では、冷酷な手段で喰種(グール)を追い詰める捜査官・真戸呉緒役に。ビジュアルの再現度だけでなく、一切の笑いを挟まないシビアな演技で話題を呼んだ。また、小松菜奈演じる女子高生のあきらに告白され、たじろぐ冴えない中年のファミレス店長を演じた『恋は雨上がりのように』では、その“どこにでもいそうな中年男性”を味わい深く演じることで原作ファンからも好評価を得るなど、ますます活躍の場を広げている。■大泉洋は決して自分のルーツを忘れない!2015年から北海道“福”知事を務め、現在でも「1×8いこうよ1」「おにぎりあたためますか」「ハナタレナックス」など北海道のレギュラー番組を数多く持ち、知名度が全国区になっても自分のルーツを愛する気持ちを決して忘れない大泉さん。このスタンスこそが、やはり彼が最も愛される理由ではないだろうか。そんな北海道を愛し、北海道から愛される大泉さんが全編オール札幌ロケで挑んだのが『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』。本作は札幌在住、筋ジストロフィーという難病を患うも、病院を飛び出し、多くのボランティアを集めて風変わりな自立生活を送っていた鹿野靖明氏を、同じ北海道出身の大泉さんが演じた実話を元にした物語。普段は王様のようなわがままっぷりを発揮し、ボランティアたちを振り回す鹿野だが、まっすぐに生き、溢れんばかりの魅力で多くのボランティアを集めた姿は、大泉さんとも重なるところが多くある。容姿面では最大10キロの減量をした徹底した役作り、鹿野氏の人間性をユーモラスに表現した熱演など、大泉さんの魅力をすべて詰め込んだような本作は必見の1本といえそうだ。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は12月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
2018年11月24日大泉洋主演『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』の公開に先駆け、物語の舞台であり、ロケ地にもなった北海道・札幌にて上映会&舞台挨拶が行われ、大泉さんはじめ、共演の高畑充希、三浦春馬、前田哲監督が登壇した。本作は、難病を患いながら自由気ままにワガママに生きた、北海道在住の実在の人物・鹿野靖明と、そんな真っ直ぐな生き方をする彼に会って変わっていく人々の人生を描いた、実話を元にした物語。■大泉洋、札幌凱旋に「少しグッときました」まず、地元でもある北海道での舞台挨拶ということで、司会から「北海道が生んだ大スター!」と紹介されると大泉さんは「ありがとうございます!北海道が生んだ大スターだなんて、毎回本当のことを言われても(笑)緊張するばかりですね」といつもの調子で挨拶。しかし、「札幌でオールロケをした本作が初めて(札幌の)みなさんに観ていただける日がきて、なんだか少しグッときました。鹿野さんがどんなことを思って日々必死に生きていたのかを気楽に観ていただきつつ、何かを感じ取ってもらえると嬉しいです」と少し感極まった様子で言葉を続けた。高畑さんは「(役柄で)北海道が生んだ大スターの介助をしました!夏にロケをしましたが、食べ物もおいしいし空気もきれいで、いいところばかりで移り住むなら北海道だなと思いました。この空気感がギュッと映画に詰まってるかなと思います」と語り、三浦さんは「北海道が生んだ大スター!の大泉さんのすごさを、撮影現場で毎日見ていました。大泉さんにご挨拶に来るお客さんが毎日必ずなにかお土産を持って、たくさん来ていて…(大泉さんが)大司教のようでした」と、まさに“北海道が生んだ大スター!”なエピソードを激白。大泉さんは「よくみなさん陳情にいらっしゃいますね。千歳空港を歩いていた時なんかは、次から次へと新商品を持ってくる方が現れて(笑)。ぜひお願いします!と言われて、全部味見したりして」という面白エピソードも語り、冒頭から場内は大爆笑に。そして前田監督は「みなさんの厚いご協力のもと、無事に作品が完成しました。鹿野さんの部屋での撮影は、実際に鹿野さんが住んでいたお部屋をお借りして撮影しました。また、今日もいらっしゃっていますが、鹿野さんのお母様にも協力していただきました。先ほど大泉さんとも会ってもらいましたが、スクリーンを観ていたら大泉さんが自分の息子さんのように見えてしょうがなかった、と言っていただき、よかったなと思いました」と実際の鹿野さんのお母様のお話も交え、札幌での撮影した作品をアピールした。■「鹿野さんは『水どう』を観ていたんじゃないかという気が…」その札幌が舞台となったことについて、大泉さんは「実際に北海道で生活されていた鹿野さんを演じられたのは、不思議な縁を感じました」とコメント。「鹿野さんは、いろんな不安があってよく眠れなかった方だと聞いていたので、夜に『水曜どうでしょう』とかを観ていたんじゃないかなという気がなんとなくしています。番組でよく騙されていた男が、自分を演じることになっているとは鹿野さんも思わなかったんじゃないかな」と語った。また、実在の人物を演じるにあたり、撮影中に心掛けていたことを聞かれると「鹿野さんは、ぱっと見ワガママに見えるのですが、演じてみて思うのは鹿野さんが言っていたことはそんなにワガママではなくて、普通の人と同じように生活がしたかったんだなと思います。その部分と、映画としての見え方との兼ね合いをうまくつけるのが難しかったです」と難しかった側面も告白した。■高畑充希、やっぱり怒っていた?あのシーンがカットに撮影エピソードがポンポン飛び出す中、ほかに思い出に残っているエピソードを聞かれた三浦さん。「大泉さんがセッティングしてくださってスタッフ・キャストのみなさんと、ジンギスカンやシカ肉のしゃぶしゃぶなど(北海道らしい)ごはんに行けてよかったです」と話すと、前田監督からすかさず「ごはんの話だけじゃなくて撮影現場についてはもっと無いの!?」とツッコミが。すると、大泉さんが「ラストシーンあたりの朝の美瑛でのシーンなんか…」と好アシスト!三浦さんだけでなく高畑さんも「あのシーンは忘れられないですね」と同調。全員がかなり何度も走ったシーンだったそうで、「(朝早くて)すごく眠たくて…。でも景色がきれいなことを心の支えに何度も撮影したラストシーンがあったのですが、完成した本編を観たらまったくそのシーンがなくて!本当にこの監督は…って思いました」と、語尾がつい強くなってしまうほどだった高畑さん。それを聞いた前田監督が「同じシーンで大泉さんは、俺は何度でもできるよ!大丈夫だ!とものすごくポジティブなんです。その一方でひとりだけプンプン!としてる人がいたんです(笑)」と暴露。大泉さんが「僕は正直動けない役で、電動車イスなので何往復でもできるんですよ。それに付いてこなきゃいけないこの子(高畑さん)本当かわいそう…」と話すと、高畑さんは「しかもちょっと坂だったんですよね。結構大変で何回も撮ったので、ちょっと怒ってたけど…」と本音をぽろり。監督ら3人は「やっぱり怒ってたんだ」「あれ怒ってたね」と大爆笑となった。3人のコンビネーションのよさや和気あいあいとした雰囲気も垣間見れるエピソードトークが続いたが、実は大泉さんと高畑さん、三浦さんは今回が初共演。前田監督は「最初から3人のコンビネーションはすごくよかったですね」と明かし、大泉さんも「なんだかあまり気を遣わなくていいような2人でしたね。気楽な方たちでした」と3人の空気感がとてもよかったことも改めて語っていた。■SNSで「『洋ちゃんサイコー』と書いて広めて!」最後に大泉さんからは「いつもは楽しんでもらえればいいやと思うだけのところ、この映画に関して言うと鹿野さんのような障がいを持った方たちが、よりよい環境で住めれば素晴らしいことだなと思います。彼らが求めていることは、僕たちと変わらず普通に生活することだとも聞きました。この映画を機に、そんな方々の想いも知っていただけるといいなと思います」と真摯な言葉が。「それでもこの映画は本当に堅苦しくなく、ゲラゲラ笑っているうちに終わるような気楽な映画です。面白かったらSNSにそれぞれに宣伝してください!『洋ちゃんサイコー』とかファンっぽくない感想でぜひ書いて広めてください!(作品を)楽しんでください!」と笑いを誘いつつ、大盛況のうちに舞台挨拶は終了した。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は12月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
2018年11月21日モデルで女優の筧美和子が、13日に放送されたラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ/毎週月曜~木曜22:00~23:30)で、俳優の大泉洋から激励されたエピソードを明かした。番組で「若手の頃、優しくしてくれた先輩」というトークテーマになり、筧は「『東京喰種 トーキョーグール』という映画にちょっとだけ出たんですけど」と回想。筧によると、自分の出番が終わって台本を持ち帰ったら、大泉の台本と取り違え、その交換作業が大変な手間になってしまったらしい。そのことを長らく気にしていた筧は、映画の打ち上げの席で、撮影中含め一度も面識のない大泉のもとへ行き「本当にすいませんでした」と謝罪。すると大泉は初対面にもかかわらず気さくに接してくれ「今後、お芝居とかやっていこうと思っているの?」と聞いてきたという。筧が「やりたいと思っています」と答えると大泉は「僕もテレビ番組とか出てたから、お芝居に移行するのって難しいかも知れないけど、自分次第だから頑張ってね」と言い、「見守ってますよ」と応援してくれたのだとか。筧は「それがすごいうれしくて……『背中を押してくれた』と思いました」と当時の心境を振り返った。
2018年11月21日NHK総合「SONGS」の9月1日(土)オンエア回に「Perfume」が初登場。番組“責任者”の大泉洋との番組史上初となる「直接対談」のほか、「紅白」でも歌われたアノ名曲を含む圧巻スペシャルライブもお届けする。「Perfume」は“のっち”こと大本彩乃、“あ~ちゃん”こと西脇綾香、“かしゆか”こと樫野有香の3人によるテクノポックユニット。広島で結成され2003年に上京、2005年にメジャーデビューするとCMソングに起用された「ポリリズム」が大きなインパクトを与えブレイク。「セラミックガール」「love the world」など立て続けにヒットを飛ばし、2008年「第59回NHK紅白歌合戦」に初出場。2010年には東京ドーム公演も実現。「紅白」はこれまで10年連続で出場を果たし、3度の海外ツアーも成功させるなど、日本のテクノポップの第一線を走り続けている。今回、「SONGS」初出演となる3人の素顔を引き出すため責任者・大泉洋との「直接対談」が初めて実現。広島での結成秘話から夢を追いかけ上京した当時の切ないエピソードに、テクノロジーと融合、毎回斬新かつ最先端なステージをみせる「紅白」パフォーマンスの舞台裏。さらに30歳を目前にした3人の結婚観など多角的な話題が大泉さんならではの愉快なトークで進行。「Perfume」の3人が飾らない素顔をみせるなか、大泉さんからの“とあるお願い”に3人が困惑する一幕も。どんなトークを展開するのかお楽しみに。またスタジオで行われたスペシャルライブでは、夢を追い続けるPerfumeを体現した「Dream Fighter」と、昨年の「第68回NHK紅白歌合戦」でパフォーマンスした「TOKYO GIRL」に加え、最新アルバムの表題曲「Future Pop」もフルサイズで披露される。スペシャルライブでも歌われる「Future Pop」を含むPerfume最新アルバム『Future Pop』は現在好評発売中。ドラマ 「東京タラレバ娘」 主題歌の「TOKYO GIRL」、映画『ちはやふる -結び-』主題歌の「無限未来」にドコモCMソングなど12曲を収録。Blu-ray+ステッカー、DVD+ステッカーが付属した完全生産限定盤と、BD、DVD付属の通常盤の計4タイプでリリース。また約2年ぶりとなる全国アリーナツアー“Perfume 7th Tour 2018 「FUTURE POP」 ”もスタート。9月21日(金)のメジャーデビュー日の長野公演を皮切りに全国9都市18公演が開催される。「SONGS」は9月1日(土)23時~NHK総合でオンエア。(笠緒)
2018年09月01日三谷幸喜脚本・監督の映画『記憶にございません!』が2019年 9月13日(金)に全国公開される。主演は中井貴一。三谷幸喜による“政界”ファンタジー&コメディ『THE 有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『清須会議』『ギャラクシー街道』など、笑いと感動の話題作を生み出してきた三谷幸喜。映画監督作品8作目となる『記憶にございません!』は、“政界”を舞台にした物語だ。史上最悪のダメ総理が主人公主人公は、国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介。ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、彼は記憶喪失になってしまう。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌してしまった啓介。国政の混乱を避けるため、国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ、記憶を失ったことを隠し、直近の秘書官たちに助けられながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていく。やがて、あらゆるしがらみから開放され、真摯に政治と向かい合うことになった啓介は、次第に本気でこの国を変えたいと思い始める……。史上最悪のダメ総理を取り巻く、政治ファンタジー&コメディが繰り広げられる。中井貴一、ディーン・フジオカなど豪華俳優陣主人公の総理大臣・黒田啓介には、『嘘八百』で主演を務め、三谷作品にも多数出演している中井貴一。黒田総理を支える首相秘書官・井坂は、『空飛ぶタイヤ』など話題作に出演し、三谷作品には初参加となるディーン・フジオカが演じる。また、総理の妻・聡子は石田ゆり子、政界を牛耳る官房長官・鶴丸大悟は、三谷監督が脚本を担当したNHK大河ドラマ「真田丸」での好演が記憶に新しい草刈正雄、総理をゆするタブロイド紙のフリーライター・古郡は、三谷作品には欠かせない佐藤浩市が演じる。さらに豪華女優陣も、三谷幸喜の描く個性豊かなキャラクターに挑戦。総理を支える熱い事務秘書官・番場のぞみに小池栄子、マイペースな官邸料理人に斉藤由貴、アメリカ初の日系女性大統領 スーザン・セントジェームス・ナリカワに木村佳乃、総理と敵対する白いスーツの野党第二党首・山西あかねに吉田羊が、それぞれ抜擢されている。加えて、記憶を失った黒田を保護する職務熱心な警官・大関平太郎役を田中圭が演じる他、山口崇、梶原善、寺島進、藤本隆宏、迫田孝也、ROLLY、ジャルジャルの後藤淳平、宮澤エマ、濱田龍臣、有働由美子といった面々が集結する。中井貴一×三谷幸喜のスペシャルユニット結成映画『記憶にございません!』の公開を記念して、監督を務めた三谷幸喜と主演の中井貴一がスペシャルユニットを結成。“サラリーマンあるある”事柄を三谷が作詞し、中井が爽快に歌い上げたリズミカルな楽曲「まったく記憶にございません」が完成した。なお本楽曲は、映画本編には“全く入っておらず”、9月11日発売のオリジナル・サウンドトラックのみ聴くことができるそうだ。ストーリー病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。一切の記憶がない。こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。そして石を投げつけられるほどに…すさまじく国民に嫌われている!!!部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは、史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の記憶喪失は、トップシークレット、我々だけの秘密です」真実を知るのは、秘書官3名のみ。進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すら分からない総理。記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。そしてよりによってこんな時に、アメリカ大統領が来日!他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!果たしてその先に待っていたものとは…!?詳細『記憶にございません!』公開日:2019年9月13日(金)全国公開脚本・監督:三谷幸喜キャスト:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、山口崇、田中圭、梶原善、寺島進、藤本隆宏、迫田孝也、ROLLY、後藤淳平、宮澤エマ、濱田龍臣、有働由美子
2018年08月09日国民的脚本家・演出家・映画監督として『THE 有頂天ホテル』や『清須会議』、NHK大河ドラマ「真田丸」などを手がけてきた三谷幸喜監督の最新映画の製作が決定。政界を舞台に、中井貴一が主人公の“総理大臣”役を務め、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市を迎えた『記憶にございません!』が2019年に公開されることになった。2006年には、役所広司がホテルの支配人を務め、観客動員470万人、興行収入60.8億円という映画史に燦然と輝く成績を挙げた『THE 有頂天ホテル』。2008年には架空の港街・守加護(すかご)を舞台に繰り広げられるノンストップコメディに、各界から絶賛の声が上がった『ザ・マジックアワー』。2011年には落ち武者の幽霊が証言台に立つという奇想天外なストーリーでの“三谷流”裁判で、NYをも笑いの渦に巻き込み、同年の邦画実写NO.1の大ヒットを記録した『ステキな金縛り』。そして2013年には、史上空前の豪華キャスト陣が集結した、初の時代劇『清須会議』が大ヒットを記録、2015年には西暦2265年の“宇宙人”模様を描いた初のSF作品『ギャラクシー街道』を発表した三谷幸喜監督。映画監督作品8作目となる本作の舞台は、なんと“政界”!国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介を演じるのは、『みんなのいえ』『竜馬の妻とその夫と愛人』(脚色)『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』に出演してきた三谷作品の常連・中井貴一。ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、総理は記憶喪失に。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の“おじさん”に変貌してしまう。国政の混乱を避けるため、国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ、記憶を失ったことを隠し、直近の秘書官たちに助けられながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていく。やがて、あらゆるしがらみから開放され、真摯に政治と向かい合うことになった啓介は、次第に本気でこの国を変えたいと思い始める…というストーリーだ。そんな黒田総理を支える(?)怪しい首相秘書官・井坂には、三谷作品初参加となるディーン・フジオカ。“訳あり”な総理の妻・聡子には、同じく三谷映画には初出演となる石田ゆり子。さらに政界を牛耳る官房長官・鶴丸大悟に、三谷監督が脚本を担当した大河ドラマ「真田丸」での好演が記憶に新しい草刈正雄。そして、裏社会に通じ、総理をゆするタブロイド紙のフリーライター・古郡には、『THE有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』、大河ドラマ「新選組!」や「オリエント急行殺人事件」など、三谷作品には欠かせない存在の佐藤浩市と、日本映画界屈指の俳優陣が三谷監督のもとに集結。2019年、三谷映画でしか見られない、オールスターキャストによる笑いの競演が実現する。三谷さんは「舞台は<政界>です!といっても、政治風刺がしたいわけではありません。あえて言うなら政治ファンタジーでしょうか」と語り、主人公の総理大臣が記憶喪失という設定に、「どうやら自分は一国の首相で、しかも国民から嫌われている史上最悪のダメ総理だったとしたら、あなたはどうしますか?ね、ちょっと面白そうでしょ?」と期待を込めてコメント。今回の発表以外にも「超豪華キャストが多数出演しますが、いまはまだ内緒。今回は小出しにしていきますよ。今後の発表を楽しみにしていて下さい。政治を扱ったコメディというのはとても難しくて、邦画だとあまり記憶がありません。でも、僕には自信があります! ご期待下さい、必ず、勝ちます!!!」と高らかに宣言した。なお、今回初出しとなる三谷監督の写真は、東宝スタジオ内での官邸・執務室セット内で撮影されたもの。7月10日よりクランクインしており、現在、東宝スタジオ、湾岸スタジオにて撮影中、8月末にクランクアップする予定。豪華キャストからコメント到着!中井貴一久しぶりに三谷さんとタッグを組ませていただきます。日本のエンターテイメントコメディの傑作を目指し、毎日酷暑の中撮影に取り組んでおります。大人が楽しめるジャパニーズコメディ、ぜひお楽しみに!!ディーン・フジオカ1997年から続く歴史ある三谷監督作品に、今回初めて参加させて頂くこと事となりました。中井貴一さん演じる総理大臣を陰で支える首相秘書官、井坂役を演じさせて頂いていますが、日本を代表するキャストの方々、制作スタッフの方々との撮影は、とても貴重な経験となっています。この大作コメディ映画の一員として、本作品に貢献できればと思っています。石田ゆり子初めて参加する三谷幸喜さんの映画。お話をいただいた時から嬉しくて嬉しくてたまりませんでした!「記憶喪失の総理」の妻…その役どころを聞いただけで、なんだかすでに、心楽しいのは何故なのでしょう。中井貴一さんはじめとする素晴らしいキャストの皆さんと共に、三谷さんの世界を生きたいと思います。スピード感のある現場なので、日々集中、気合いです。頑張ります。草刈正雄久々の三谷作品でとてもワクワクしています。三谷さんとまた、一緒に仕事ができることがとても嬉しいです。中井さんとの共演も久しぶりで楽しみです。久々の三谷ワールド、思いっきり楽しみたいと思います。佐藤浩市三谷監督ならではの長回しがあり、いい意味での緊張感の中、中井貴一さんとの互いの信頼感から生まれる心地よい間合いの芝居を楽しんでいます。今回は政界が舞台ですが、地面から少しだけ浮いているような、不思議とリアル過ぎない三谷ファンタジーを楽しんで頂けたら嬉しいです。『記憶にございません!』は2019年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月06日俳優の大泉洋が、『怪盗グルー』シリーズで知られるイルミネーション・エンターテインメントの長編アニメーション最新作『グリンチ』(12月14日公開)でハリウッド映画の吹き替えに初挑戦することが決定し13日、大泉の吹き替え入り日本版予告映像が公開された。絵本作家ドクター・スースの名作『グリンチ』を映画アニメ化。世界中で愛される超ひねくれもの“グリンチ”が、イルミネーションの最新作として日本にやってくる。このたび、主人公・グリンチの日本語吹替え版キャストに大泉洋が決定した。大泉演じるグリンチは、常に不機嫌で周りの村人たちに意地悪をはたらくという、超ひねくれ者。小さい頃は純粋で可愛かったのに、オトナになったら超いじわるなヤツになってしまうという役どころで、少しぽっちゃり気味の全身緑の身体に、トレードマークである赤いマフラーを巻き、ふてぶてしく歩く姿は、どこか愛らしく憎めないキャラクターだ。大泉は「今回僕が演じるグリンチは、人の幸せが大嫌いでいじわるばかりしている“超ひねくれ者”です。そんなグリンチのキャラクターにぴったりということでオファーを頂いたそうなのですが、“正直でピュアな大泉洋”としましては、『なぜだろう?』と不思議に感じております!」とユーモアあふれるコメント。「でもこれがまた憎めない部分もある本当にユニークなキャラクターなので楽しんで演じ切りたいと思います!」と意気込んでいる。配給会社の担当者は「グリンチというキャラクターに出会った瞬間、真っ先に大泉洋さんを連想しました。大泉さんをもしアニメキャラ化したら、きっとこんな感じだろうな…と。いえ、決してひねくれている所が似ているという意味では無いです。違います」と、オファーの理由を明かしている。(C)UNIVERSAL PICTURES
2018年07月13日俳優の大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年冬公開)が、2日にクランクアップをむかえた。同作は『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(大泉洋)と、周囲の人間たち(高畑充希、三浦春馬)の笑いと涙の実話を描く。同作はオール北海道ロケ作品として、北海道命名150周年を迎える今年、札幌市などの全面協力のもと、5月下旬から7月上旬にかけて撮影が行われた。2日に撮影終了したことが公式Twitterで報告され、大泉・三浦・高畑の3ショットが投稿された。大泉は写真でもわかるように、最大10キロの減量で挑む体当たりっぷり。クランクアップ時には「明日から鹿野さんを演じないのが寂しくて不思議。映画を撮影しながら、鹿野さんのドキュメント番組も撮影しているような感覚でした。素敵で感動的な毎日でした。鹿野さんを演じられなくなるのは本当に寂しいので……どうですか? みなさん、週末だけ僕が鹿野さんになるので、また集まって貰えませんか?」と、共演者やスタッフの笑いを誘った。高畑は「14~15歳の時に初めて出演した映画が、前田哲監督の『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』でした。そこから10年以上経って、監督の現場に戻ってこれて本当に良かった。スタッフやキャストの皆さんと楽しく過ごせた毎日でした」と撮影を振り返り、感極まって涙を堪えたという。また三浦は「前田監督と長時間お話して、役作りをすることからこの映画が始まりました。その時間が撮影現場で活きたと思います。田中の性格などが自分自身と重なる部分があり、自分を見つめ直すことができました」と笑顔を見せた。
2018年07月09日シス・カンパニーが贈る三谷幸喜の新作公演が、12月に東京、2019年1月に大阪で行われることが決定した。2018年のファイナルを東京で飾り、2019年の幕開けを大阪で祝う今回の作品は、三谷さん作・演出の“オリジナル・ミュージカル”。出演者には、三谷さんが熱望した顔ぶれが勢揃い!2008年上演の「グッドナイト スリィプタイト」以来の三谷舞台作品で、今回初のミュージカルに挑む中井貴一、3年ぶりの三谷作品であり、「TALK LIKE SINGING」以来の三谷オリジナル・ミュージカルとなる香取慎吾。さらに、川平慈英、シルビア・グラブ、新納慎也、秋元才加といった三谷作品お馴染みの俳優陣、加えて「ラ・マンチャの男」「天使にラブ・ソングを」など多くのミュージカルで活躍する宮澤エマが三谷作品に初登場する。キャストは発表されたものの、内容、公演名はまだ明かされていない本作。詳細は8月中旬に発表されるようだ。なお一般前売は、10月中旬発売予定となっている。シス・カンパニー公演 三谷幸喜新作ミュージカルは、12月、世田谷パブリックシアター(東京公演)、2019年1月上旬、シアター・ドラマシティ(大阪公演)にて上演予定。(cinemacafe.net)
2018年06月16日元SMAPの香取慎吾が、12月~19年1月に上演される三谷幸喜の新作ミュージカル(公演名未定)に出演することがこのほど、明らかになった。同公演は、三谷が熱望した顔ぶれが勢ぞろいし、新たなミュージカルの世界を表現するオリジナル。現在、執筆進行中とのことで、詳細は8月中旬に発表予定となっている。出演は、『グッドナイトスリィプタイト』(2008年)以来の三谷舞台作品で、長いキャリアの中で初めてのミュージカルに挑む中井貴一、また、3年ぶりの三谷作品となる香取慎吾がニューヨーク初演『TALK LIKE SINGING』(2009年)以来の三谷オリジナル・ミュージカルの世界に帰ってくる。さらに、川平慈英、シルビア・グラブ、新納慎也、秋元才加という三谷作品ではおなじみの俳優陣が集結。加えて、多くのミュージカルで活躍する宮澤エマが三谷作品に初登場する。同舞台は、12月に世田谷パブリックシアターにて東京公演、2019年1月上旬にシアター・ドラマシティにて大阪公演を実施。一般前売チケットの販売開始は10月中旬を予定している。
2018年06月16日阿川佐和子がゲストの意外な側面や表情を引き出す土曜朝のトーク番組「サワコの朝」に、俳優の大泉洋がゲスト出演。家族とのエピソードや東京進出を決意したきっかけなどを語る大泉さんに、土曜の朝から多くの視聴者がSNSに反応を寄せている。大学時代、地元北海道で深夜番組「水曜どうでしょう」に出演。北海道で人気に火がついた大泉さん。現在も北海道でレギュラー番組を3つ持っており、映画の撮影中にも休みの日は北海道に飛ぶという。また現在7歳の娘がおり、多忙ゆえ娘と触れあえる時間が少ないのが悩みだという。『探偵はBARにいる3』の撮影では1か月近く北海道にいたためとても寂しかったと語り、いまは「娘のスケジュール合わせ」な生活の毎日。「習い事に送りに行って、なんならそのまま習い事を見てる」ほどだとか。番組では中学時代、家で熱唱していたサザンオールスターズの「Oh! クラウディア」をスタジオで曲に合わせて歌う場面も。大泉家では下手な歌を聴かせると味噌が腐ると考えられており、当時自宅2階で熱唱する大泉さんに1階から祖父が「味噌味噌ーっ!」って叫び返していたのだとか。また自身の“原点”を幼少期の「寅さんのモノマネ」だと話す大泉さん。6月25日(月)放送のドラマ特別企画「あにいもうと」の会見で、脚本を手がけた山田洋次の前でモノマネを披露したところ爆笑してもらったというエピドードも明かしてくれた。また30代に入ってから東京進出を決意するきっかけになったエピソードも披露。当時北海道で知名度抜群だったにも関わらず、東京から来た役者が同じホテルに泊まることになった際、部屋を変わってほしいと言われ、変わった部屋が従業員用のものだったのだとか。東京から来た俳優は「そんなに有名じゃないのに」自分が格下扱いなんだと感じ悔しかったという。その後東京に進出するがバラエティに出る気はなく、そんなところにドラマ「救命病棟24時」が決まって、後の全国区でのブレイクにつながっていったという。視聴者からは「記憶に残る曲と一緒に熱唱するゲスト、初めて見た(笑)」「大泉洋のOh!クラウディア熱唱で涙出た」など、大泉さんの“熱唱”に対する反応はもちろん「大泉洋さんの寅さん、観てみたい」「大泉洋で寅さん。。あるで。。」「大泉洋さんで寅さん見てみたい気が」などの声も数多く寄せられていた。(笠緒)
2018年06月09日“女子高生”・小松菜奈と“バツイチの中年男性”・大泉洋の恋愛と成長を描いた『恋は雨上がりのように』が5月25日(金)より公開される。年の差恋愛をテーマした本作の魅力、気になる共演者同士のエピソードをまとめた。■あらすじ陸上の夢を怪我で絶たれてしまった主人公の女子高生・橘あきら。偶然訪れたファミレスで放心しているところに、優しく声をかけてくれたのは店長の近藤正己だった。 それをきっかけに、あきらはファミレスでのバイトを始める。バツイチ子持ちで、ずっと年上の近藤に密かな恋心を抱きながら… 。 あきらの一見クールな佇まいと17歳という若さに、好意をもたれているとは思いもしない近藤。しかし、近藤への想いを抑えきれなくなったあきらはついに告白する。近藤は、そんな真っ直ぐな想いを、そのまま受け止めることもできず――。真っ直ぐすぎる17歳とバツイチ子持ちで冴えない45歳。年齢差28歳の2人の関係はやがて、それぞれが自分自身を見つめ直すきっかけとなり…。 陸上の夢を故障で経たれ、陸上と向き合うことを避けてきたあきらと、かつて夢見ていた小説家の夢から目を背けてきた近藤。ともに“夢をあきらめた”経験を抱えている2人は、片想いをきっかけに、やがてお互いが自分自身と向き合う“人生の雨宿り”となり、少しずつ勇気を取り戻して成長していく。■眉月じゅんによる同名漫画を実写化!原作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載中の眉月じゅんによる同名漫画。2014年の連載開始直後から話題となり、「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクイン。さらにはアニメ化もされるなど、勢いの止まらない人気を獲得している。そんな原作を読んだ小松さんは「最初は女子高生とおじさんの恋愛の話かなって思いましたが、読み進めていくと2人の成長物語のように思います。微笑ましく、ちょっぴり泣けたり、大切な想いだったり、人を好きになることだったり、読んでいてなんとなく背中を押してくれる感じがしました」と感動をあらわにしていた。■キャスト小松さんと大泉さんW主演が大きく取り上げられる中、脇を固めるキャストもフレッシュな顔ぶれが勢ぞろいしている。ここではそんな主要キャストを一挙紹介!主人公の女子高生・あきら役/小松菜奈主人公の女子高生・あきらを演じるのは、鮮烈なデビュー作『渇き。』で話題を集め、その後も『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など話題作に出演する小松さん。近年ではマーティン・スコセッシ監督『沈黙-サイレンス-』で世界進出もし、若手実力派の仲間入りを果たした。モデルとしても活躍し「シャネル(CHANEL)」のブランドアンバサダーも務める。あきらの寡黙だが凛とした佇まい、細かな感情表現を演じるのに、小松さんはハマリ役といえるだろう。冴えないファミレス店長・近藤役/大泉洋あきらに恋心を寄せられるファミレス「ガーデン」の店長・近藤を演じるのは、『駈込み女と駆出し男』で第58回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、その後も『アイアムアヒーロー』など数々の作品に出演する大泉さん。『探偵はBARにいる』などの人気シリーズ作にも出演し、その存在感ある演技力はもちろん、声優、作家、歌手などマルチに活躍している。本作では幅広い年代から愛される大泉さんが、冴えないけれども、誠実で優しさにあふれた中年男性をどう演じるのか、注目を集めている。フレッシュな顔ぶれから演技派の俳優陣が多数出演!「トットちゃん!」で黒柳徹子役を演じて話題を集め、現在は連続テレビ小説「半分、青い。」に出演する清野菜名が、小松さん演じるあきらの親友で陸上部のキャプテン・喜屋武はるかを熱演。ファミレス・ガーデンの大学生バイト・加瀬亮介を、連続テレビ小説「ひよっこ」の磯村勇斗、あきらのクラスメイトでバイト仲間の吉澤タカシを「僕たちがやりました」の葉山奨之、あきらのバイト仲間・西田ユイを「コウノドリ」や連続テレビ小説「ひよっこ」の松本穂香。そして、他校の陸上部ながら、密かにあきらのことを目標にしてきた倉田みずきを、「南くんの恋人~my little lover」『未成年だけどコドモじゃない』の山本舞香が演じるなどフレッシュな顔ぶれも勢ぞろい。ほかにもファミレス・ガーデンのウェイトレス・久保を濱田マリ、大泉さん演じる近藤の旧友で人気作家の九条ちひろを戸次重幸、あきらの母・橘ともよを吉田羊と、演技派が脇を固める。■予告からも確認できる繊細な描写の数々予告編では、陸上という夢を失い、まさにどしゃぶりに濡れたあきらの心に、優しくそっと傘を差し出す店長。さらに、あきらが店長にストレートに告白するも、しかし店長には届かない…そんな切ないシーンが幾度となく流れてくる。あきらの怒っていると勘違いされる表情、気合いの入らないときの私服のダサさといった、原作ファンが唸る見事な再現度も確認できる。あきらのライバル・みずきの全力壁ドンなど、注目すべきシーンもたくさん詰まった予告編だ。そして、ポツポツとふる小雨からどしゃぶりの豪雨まで、様々な“雨”を駆使した映像表現が、2人の心情を切なくも繊細に描いていく。あきらがなぜ店長に想いを寄せるようになったのか、そのヒントも隠されているような予告となっている。■疾走感あふれる「フロントメモリー」が主題歌に本作の主題歌は、原作の眉月氏が「この漫画のテーマソング」と位置づける、「神聖かまってちゃん」の「フロントメモリー」。今回この楽曲を、規格外の歌唱力を発揮して歌番組やTVCMで話題になった次世代の歌姫・鈴木瑛美子と、大原櫻子らを見出した日本を代表する音楽プロデューサー・亀田誠治のコンビで全く新しく生まれ変わらせた。その楽曲が本作の主題歌として起用されるだけでなく、映画本編の映像を惜しげもなく使用したMVも公開された。眉月氏が描き下ろした主題歌のジャケット写真も話題を呼び、「まるで恋雨の集大成のようなMVだと思いました。携わってくださったすべての方に心より感謝いたします!『神聖かまってちゃん』は天才」とコメントした。■残酷な企画に傷つく(?)大泉洋劇中では28歳、そして実年齢では23歳の年齢差がある小松さんと大泉さん。そんな“年の差恋愛”にちなんで、年の差さん限定試写会が開催されると、2人の間のジェネレーションギャップがまざまざと露呈することに…。「相手が話していることがよくわからないけど、知っているふりをしたことがある?」という質問に、小松さんは申し訳なさそうに「YES」の札を上げる。大泉さんは「一体どこでそんなことが!?おじさんの話がわかんなかったのに、わかったふりをしていたのか?」と問い詰めると、小松さんは苦笑を浮かべつつ「大泉さんがすごくハシャいだ感じで、昔の番組のこととかを話してくださって…。全くわかんないけど『あぁ、そういう番組ありましたね』とか言ってました(笑)」と告白!これには大泉さんは深く傷ついたようで「『小松菜奈と話が合ってたよ』なんて言ってた自分が恥ずかしい。なんでこんな残酷な企画を…」とショックを口にし、会場は笑いに包まれていた。■小松菜奈の告白に、まんざらでもない大泉洋「役得」劇中では、あきらが近藤店長になんと5回も告白をするといわれる本作。小松さんは「どんな告白の仕方にしようと考えました。あきらとしての心情だったり、店長に対する気持ちをちゃんと5回に分けて伝えたいなと思いましたので、そこは真剣に取り組みました」と役作りに合わせて、セリフのもつ雰囲気にもこだわりを見せた。大泉さんも「確かに、全部雰囲気が違いました。告白の仕方といいますか。どれも、グッとくるといいますか」とコメント。「5回も告白をすると現場で大泉さんを好きになったりしませんでした?」との質問に対し、小松さんは「大泉洋さんは好きですよ」とキッパリ。しかし「でも、“そういう好き”じゃないです」と付け足した。それでも大泉さんは、「でも、いま、『大泉洋さんが好きです』と言われて、ちょっとドキっとしました。役得でしたけど」と心をトキメかせていた。恋愛要素だけでなく、世代の違う2人が関わりあうことで見えてくる成長も、本作の見どころといえるだろう。これまでにあまり見ることのなかった“年の差ラブストーリー”を是非チェックして。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月25日5月19日(土)放送のNHK総合「SONGS」は「SONGS×大泉洋スペシャル」と題してお届け。この4月で12年目を迎えた本番組が初となる“番組の顔”として大泉さんを起用。番組の“責任者”としてアーティストの素顔や想いを伝えていくことになる。大泉さんは北海道学園大学演劇研究会から生まれた演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとして1996年の「LETTER~変わり続けるベクトルの障壁」から公演を重ね続け、大泉さんが作・演出を手がけた「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」が全国6都市64ステージで53,000人を動員するなど同ユニットを人気劇団へと成長させた。また北海道テレビの深夜番組「水曜どうでしょう」にも出演、地方局の深夜番組ながらその面白さが評判を呼び番組は大きな人気を博するようになったほか、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」や「ハケンの品格」NHK大河ドラマ「龍馬伝」などのドラマで全国区の注目を浴びるようになった。また2011年公開の『探偵はBARにいる』では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。その後同作は人気シリーズとなりこれまでに3作が製作されたほか、『清須会議』『駆込み女と駆出し男』『アイアムアヒーロー』など主演作も次々と公開され、いまや日本を代表する個性派俳優の1人として知られている。そんな大泉さんが「SONGS」の“顔”となることが決定。今後は番組に毎回登場し、上質な音楽や映像をたっぷりと届けながらそのトーク力で楽しく、柔らかい番組にしていくという。ただ大泉さんは「司会」や「ナビゲーター」ではなく番組の「責任者」ということで、具体的にどんな立場で番組と関わっていくかについては先週の放送と本日の放送で明かされるとのこと。今夜の「SONGS×大泉洋スペシャル」では今後の放送ラインナップを映像で確認、責任者として果たすべき“お題”が次々と振られるなかで大泉さんが「こんなことまで責任者の責任なの!?」とボヤく場面も。新たに生まれ変わる「SONGS」に注目だ。「SONGS」は5月19日(土)23時~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年05月19日5月25日公開の映画『恋は雨上がりのように』の年の差さん限定試写会が17日、都内で行われ、小松菜奈、大泉洋が出席した。映画『恋は雨上がりのように』の年の差さん限定試写会に出席した小松菜奈、大泉洋(左から)2014年に『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載がスタートするやたちまち話題を集めた眉月じゅん原作の同名漫画を実写映画化した本作。主演の小松菜奈演じる女子高生の橘あきらと、あきらが片思いする28歳年上の近藤店長(大泉洋)の恋愛を描く。28歳差の男女の恋愛を描いた本作にちなみ、この日は年の差カップルや友人などを招いての試写会を実施。劇中では28歳の年の差という設定だったが、実際は23歳差の2人。撮影期間で年の差を感じた点を小松は「大泉さんと年の差を感じたことは1回もありませんでした」と明かすも、大泉は「ないとは言い切れないですよ。ものすごく優しいしおじさんに合わせてくれますからね」と小松の心遣いに感謝。本作について小松が「この作品ではあきらが真っ直ぐに店長にいき、店長の戸惑っている姿が可愛らしかったりと、共感してもらえるところがたくさんあると思います。色んな見方があると思いますので、たくさんの方に見ていただきたいです」とアピールしていた。舞台あいさつの後半では、「年の差ギャップクイズ」を実施。「同じことをしていても体力の差を感じる?」という質問に、大泉との共演で「YES」と答えた小松は「大泉さんは『疲れた』とは言わないんですけど、顔が疲れているなと(笑)」と明かすと、大泉は「一番痛々しいパターンですね(笑)」と苦笑いだった。また、「相手が話していることがよく分からないけど、思わず知っているフリをしてしまったことがある?」という問いに「YES」と回答した小松は「大泉さんが昔の番組の話をはしゃいでしてくれたんですけど、全く分かりませんでした。楽しくお話されていたので、『分からないです』と言えませんでしたね」と正直に告白。そんな小松に対して大泉は「めちゃくちゃ気を遣わせていたんじゃないですか! ショックです。今日は何ですか! 残酷な…」と動揺していたが、すかさず小松が「全部じゃないですよ」とフォローして大泉を安堵させていた。映画『恋は雨上がりのように』は、5月25日より全国公開。
2018年05月18日映画『恋は雨上がりのように』の公開を記念して5月17日(木)、劇中の大泉洋と小松菜奈の“年の差恋愛”にちなんで、年の差さん限定試写会が開催! 上映前に大泉さんと小松さんが登壇し、年の差にまつわるトークを繰り広げた。人気漫画を原作に、ケガで陸上競技をあきらめた女子高生が、バイト先のレストランのサエないバツイチ中年の店長に切ない片思いに落ちるさまを繊細に描き出していく。この日、招待されたのは恋人、夫婦、友人など関係性を問わず、10歳以上年齢の離れた“年の差さん”たち。トークでは年の差にまつわる質問に観客、そして小松さんと大泉さんが答えたが、ここで2人の間のジェネレーションギャップがまざまざと露呈することに…。小松菜奈、大泉洋に年齢差を感じたことは「ない」と答えていたが実は…劇中では28歳、そして実年齢では23歳の年齢差がある小松さんと大泉さんだが、小松さんは、大泉さんに対してジェネレーションギャップを感じたことは「一回もない」と断言!大泉さんは「なきゃないでそれも問題でしょ!『やはり大泉さんは大人でした』という発言があって然るべき」と苦言を呈しつつも、22歳の小松さんに年齢差を感じないと言われてまんざらでもない様子。しかし、「相手が話していることがよくわからないけど、思わず知っているふりをしたことがある?」という質問に、小松さんは申し訳なさそうに「YES」の札を上げる(ちなみに大泉さんは「NO」)。大泉さんが驚愕した様子で「一体どこでそんなことが!?おじさんの話がわかんなかったのに、わかったふりをしていたのか?」と問い詰めると、小松さんは苦笑を浮かべつつ「大泉さんがすごくハシャいだ感じで、昔の番組の番組のこととかを話してくださって…。全くわかんないけど『あぁ、そういう番組ありましたね』とか言ってました(笑)」と告白!これには大泉さんは深く傷ついたようで「僕は(年齢差を)感じませんでしたけど、それは彼女が感じてないふりをしてくれていたからってわけですね…。『小松菜奈と話が合ってたよ』なんて言ってた自分が恥ずかしい。なんでこんな残酷な企画を…」とショックを口にし、会場は笑いに包まれていた。大泉洋、口には出さずとも顔に疲れが…?また小松さんは大泉さんとの体力の差を感じたエピソードとして「結構、ぼやきますし、『疲れた』と口には出さないけど、顔がなんか疲れてるなと感じることがあった」と語り、大泉さんは「一番痛々しいパターン。『疲れた』と言わないのに顔に出てるって…」と苦笑いを浮かべていた。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月17日映画『恋は雨上がりのように』(5月25日公開)でW主演を務める小松菜奈と大泉洋が10日、大泉の母校である北海道・北海学園大学で特別講義を行った。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。2人が教室に入ると、学生たちは大歓声で出迎える。今回、会場となった60番教室は、大泉が25年前に授業を受けていた場所で、満席の場内に「60番教室がこんなに埋まったのを初めて見た」と感激していた。北海道は2度目という小松は、「大泉さんの出身校に来られるのをとても楽しみにしていました。それから、お昼ごはんに大泉さんが用意してくれた海鮮丼がとても美味しかった」と感激した様子。大泉はさらに北海道のおすすめとして、みよしの餃子と、びっくりドンキーを挙げた。会場の学生について「直属の後輩なので、弟みたいな気持ち」と言う大泉は、「学校はすごく楽しかった。授業はほとんど出なかったけど。お芝居ばかりやってました」と振り返る。学生時代に所属していた演劇研究会の、現役メンバーも参加しており、学生が「現在、70人以上所属しています。(メンバーが多いのは)NACSのおかげ。私もTEAM NACSにあこがれて演劇研究会に入りました」と明かすと、大泉は大喜びだった。大泉がテレビ番組でよく訪れていた村出身の学生が「自分の村は過疎化が激しいので、村に戻ってゆくゆくは村長になって、村を市にしたい。人口1万人を目標にしたい」という夢を語ると、大泉は「バンバン映画を誘致しよう。大ヒットさせて、村に人を呼ぼう」とアドバイス。その学生から「(映画に)出てくれますか?」と誘われると「出るよ」と約束、小松も「出ます」と宣言し、会場は大盛り上がりだった。最後に大泉は、「この大学でやりたいことを少しでも早く見つけ、そこに向かってまい進してください。勉強も大事だけど、人とのつながりを大事にして、自分の好きなことを見つけてください」と学生たちにメッセージ。小松も「大泉さんの出身校に来られて、楽しい大学生活だったんだろうな、という話をたくさん聞けてよかったです。夢に向かって頑張ってください。私もパワーをもらいました。私もがんばります」と決意を新たにした様子だった。
2018年05月11日大ヒットコミックを実写映画化した『恋は雨上がりのように』で、W主演を務めた大泉洋と小松菜奈が、5月10日(木)、大泉さんの母校である北海道・北海学園大学で、340人の学生を前に特別講座を行った。大ヒットコミックを実写映画化した『恋は雨上がりのように』で、W主演を務めた大泉洋と小松菜奈が、5月10日(木)、大泉さんの母校である北海道・北海学園大学で、340人の学生を前に特別講座を行った。原作は、2014年に連載開始されるや、登場人物たちの繊細な心情を描いたストーリーが共感を集め、第63回小学館漫画賞一般向け部門を受賞した眉月じゅんの同名コミック。本作で大泉さんはバツイチ子持ちのさえないファミレスの店長・近藤を、小松さんは近藤に密かな恋心を抱く女子高生のあきらを演じている。■大泉洋、学生当時を振り返る!大泉さんの母校、北海学園大学が主催する教養講座の記念すべき第50回に、特別講師として招かれた大泉さんと小松さん。大泉さんも講義を受けていたという教室に足を踏み入れるや、講義のために集まった学生の大歓声があがり、大泉さんは満席の場内に「この教室がこんなに埋まったのを初めて見た」と感嘆。そして、「学校はすごく楽しかった。授業はほとんど出なかったけど。お芝居ばかりやってました」と、学生当時を振り返った。さらに、大泉さんが所属する演劇ユニットTEAM NACSが生まれた演劇研究会が、当時の20名弱から、現在では70名以上にまでメンバーが増えたという話に驚き、「(メンバーが多いのは)NACSのおかげ。私もTEAM NACSにあこがれて演劇研究会に入りました」という現役メンバーの声に喜びを爆発させた。■小松菜奈は北海道グルメに舌鼓一方、北海道は2度目という小松さんは、「大泉さんの出身校に来られるのをとても楽しみにしていました。それから、お昼ごはんに大泉さんが用意してくれた海鮮丼がとても美味しかった」と、早くも北海道グルメを堪能し感激しきり。そんな小松さんに、大泉さんがさらに「みよしの餃子」と「びっくりドンキー」をすすめ、会場は笑いに包まれた。また、恋や夢と向き合う主人公たちの姿を描いた本作にちなんで行われた、学生たちの夢を応援するスペシャルティーチインコーナーでは、大泉さんがテレビ番組でよく訪れていた村の出身だという学生から「自分の村は過疎化が激しいので、村に戻ってゆくゆくは村を市にしたい」という夢が。それに対し、大泉さんが「バンバン映画を誘致して、村に人を呼ぼう!」と提案すると、学生が「(その映画に)出てくれますか?」と訊ね、大泉さんも小松さんも「出るよ」「出ます」と、その映画の出演を約束した。■学生たちに力強いエール最後に、大泉さんは「この大学でやりたいことを少しでも早く見つけ、そこに向かってまい進してください。勉強も大事だけど、人とのつながりを大事にして、自分の好きなことを見つけてください」と、いわば直属の後輩に当たる学生たちに向けてエール。小松さんも「大泉さんの出身校に来られて、楽しい大学生活だったんだろうな、という話をたくさん聞けてよかったです。夢に向かって頑張ってください。私もパワーをもらいました。私もがんばります」と語り、終始笑いに包まれた講義を締めくくった。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月11日映画『恋は雨上がりのように』の完成披露試写会が4月26日(木)、都内にて開催され、W主演の小松菜奈と大泉洋、出演の清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、永井聡監督が登壇した。累計発行部数約175万部突破の眉月じゅんによる同名漫画を原作とする同作。主人公の女子高生・あきら(小松さん)が、28歳年上のファミレス店長・近藤(大泉さん)に片想いをする。■大歓声の中、ブルーのドレスコートで登場“雨”にちなんでブルーのドレスコートで衣装を揃えた一同。ステージに登壇すると大歓声が沸き起こった。大泉さんは「洋さーん」の声援に投げキッスで応え、会場をさらに盛り上げた。イベントは和気あいあいとした雰囲気の中でスタート。■初共演の大泉洋&小松菜奈、お互いの印象を明かすW主演の小松さんと大泉さんは、同作で初共演。小松さんは「大泉さんはテレビで観るまんま、明るくて、陽気で、気さくで、足も長くて、本当に面白くて」といい、「イメージ通りでした」と声を弾ませた。一方の大泉さんは、「小松さんは『ちょっと怖いのかな』というイメージがございました」と明かした。「僕は、何かあったら、下手したら、踏みつけられるような…」などと「覚悟」をしていたそうだが、「そうしたら、ぜんぜん(違いました)。何というのかな、すごく正しい方なのです。間違ったことを言わない。常に、ジャスティスな感じで。優しいし、いてすごく楽なのです。一日いると自分の汚れが取れるような。ヒーリング効果があるのです」と独特の表現を使いながら小松さんの撮影現場での雰囲気を紹介した。■劇中では5回告白!さらに舞台挨拶でも“告白”そんな2人だが、劇中では、あきらが近藤店長に5回、告白をするそう。小松さんは「どんな告白の仕方にしようと(考えました)。あきらとしての心情だったり、店長に対する気持ちをちゃんと5回に分けて伝えたいなと思いましたので、そこは真剣に取り組みました」と述懐。大泉さんも「確かに、全部、雰囲気が違いました。告白の仕方といいますか。どれも、グッとくるといいますか」とコメント。そんな小松さんに、MCから「5回も告白をすると現場で大泉さんを好きになったりしませんでした?」との質問が飛ぶ一幕があった。すると、小松さんは「大泉洋さんは好きですよ」とキッパリ。小松さんの真っすぐな発言に登壇者たちがざわついたが、小松さんは「でも、“そういう好き”じゃないです」と付け足した。「どういうふうに好きなのですか?」と突っ込まれると、小松さんは「大泉洋さんという人がすごく好きです。大泉洋さんが好きです。ん?」と上手く言葉で表現できなかったものの、大泉さんは、「でも、いま、『大泉洋さんが好きです』と言われて、ちょっとドキっとしました。役得でしたけど」と心をトキメかせていた。映『恋は雨上がりのように』は、5月25日(金)より全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月、全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年04月26日俳優・大泉洋を綿密に分析し尽くし、完全“あてがき”により執筆した塩田武士の小説「騙し絵の牙」が、大泉さん主演で実写映画化がついに始動することが分かった。昨年夏に発売された小説は、発案当初から映像化も視野に入れ企画され、「俳優・大泉洋」に関する綿密な分析による“あてがき”で書かれた、2018年本屋大賞ノミネート作の中でも異色の文芸作品。大手出版社の雑誌編集長・速水輝也は、ウィットに富んだ語り口で人を虜にする魅力的な男。ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていき、次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…というあらすじだ。“騙し絵”を写し出している大泉さんの表紙も話題となった小説は、「読者の頭の中で大泉洋が勝手に動き出す」などと注目を集め、7万部を突破。そして、発売開始と同時に多数の映像化のオファーがあり、今回ついに大泉さん主演による実写映画化が始動。大泉さんが演じるのは、雑誌の廃刊を回避するため奔走する編集長・速水輝也。誰にでも愛される“人たらし”ながら、その笑顔の裏に深い陰を持つ、タイトル通り「騙し絵」のような二面性のある男という役どころだ。大泉さんは、「ついに!『騙し絵の牙』映画化、現実的に動き始めました!!そもそものきっかけは、『映像化された際に僕が主演できるような小説ない?』と長年尋ねられ続けた編集者が、『もう私がつくります!』と、塩田さんへ執筆依頼に伺ったことから始まった企画でした」とこれまでの経緯を述べる。また映画化に際し、「主役の話が、ちゃんと自分にきたことに安堵しております(笑)」と話すも、「もともと私に当て書きして頂いた作品ですからこの『速水』という役については本来なんの役作りも必要ないはずなんですが、なんせ物語は出版界を舞台にして、自身が手掛ける雑誌の存続をかけて会社と対決していくという、骨太な社会派作品のため、結局えらい難しい役になっております!なんでもっと簡単な作品にしなかったのかといまさら後悔しております(笑)」と胸中を明かし、しかし「塩田先生の原作は最高に面白いので、必ずや面白い映画になると確信しております!」とコメントしている。著者の塩田氏は、「この間、大泉さんは『蓋を開けてみれば主演が別人』という“騙し絵”を恐れてきました。それは原作者である私も同じで、各方面で『大泉さんだから書けた』と訴えてきた手前、引くに引けない状況でした」と“主演・大泉洋”でなかったら…と不安だった様子。さらに、「大泉洋=速水輝也(主人公)――ハマり役という言葉が生ぬるく聞こえる、映画史上類を見ないシンクロ率100%の主演俳優!あぁ、早く大スクリーンであの天性の人たらしが見たい!『社会派』と『40代の色気』をまとった大泉洋は無敵です」と語っている。(cinemacafe.net)
2018年04月03日かのジキル博士の薬がまったく効かなかったら…。そんな発想から生まれた三谷幸喜流のコメディ、『酒と涙とジキルとハイド』が4年ぶりに再演される。そこでジキル博士の婚約者イヴを再び演じるのが、近年女優としても目覚ましい活躍を見せる優香だ。【チケット情報はこちら】優香にとって本作は、“初舞台”という思い出深い作品。しかもそれが彼女の独白で始まるというのであればなおさら。「嫌でしたよ!(笑)舞台のこと何も知らないのに、最初からめちゃくちゃしゃべっているんですから。舞台って、冒頭の何分かで面白いかどうか決まるんじゃないかなと思っていて。それを“三谷さん、なんで!?”って(笑)。本当に難しかったですが、あとは楽しいシーンなので、毎回ここを乗り越えれば…と思いつつ頑張りました」そんな緊張の幕開けではあったが、出演者から自然と再演を望む声があがるほど、充実した時間を過ごしたのは確か。「本当に作品に恵まれたと思います。三谷さんみずから、“爆笑に次ぐ爆笑”とおっしゃるくらいの作品ですから。でもそれって演じる方としてはとてもハードルが高いですよね。三谷さんがあえて言うってことは、相当自信がおありだったと思いますし、私たちもそれに応えようと必死でした」三谷の言葉通り、初演時の劇場から聞こえたのは爆笑に次ぐ爆笑。その大きな要因が…。「キャラクターがそれぞれみんな愛おしいですよね。私が演じるイヴに関しても、とにかく一生懸命ですし、何とか自分の殻を破りたいと思っている。博士のこともそんなに嫌いじゃないし(笑)、見た目だって悪くないし、頭もいい。だけど刺激的じゃない!って言っているところが、またかわいらしい人だなって思います」コント番組に長年出演するなど、コメディエンヌとしても評価の高い優香。その才能は、三谷作品でも存分に発揮されている。「やっぱり“一生懸命”ってことがすごく大切だと思います。あえて笑わそうとするのではなく、その人が必死であればあるほど面白い。そして何より自分がやっていて楽しいとか、この掛け合いが気持ちいいとか、そんなふうにやれたら自然と面白いものになると思います」読者へのメッセージをお願いすると、「損はさせません!」と力強いひと言。さらに「爆笑に次ぐ爆笑です!そう三谷幸喜さんが言っていました」と続け、満面の笑みで作品をアピールしてくれた。公演は4月27日(金)から5月26日(土)まで、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年04月02日『ジキル博士とハイド氏』に着想を得て、三谷幸喜が書き下ろしたコメディ『酒と涙とジキルとハイド』。その4年ぶりの再演が決定。初演に引き続き藤井隆が、ジキル博士との“ふたりひと役”をさせられる、役者のビクター役に挑む。【チケット情報はこちら】体力的にとにかくきつかったと語る藤井だが、彼が大切にしていたのが、三谷のあるひと言だ。「稽古初日に『何も残らないものにしたいんです』とおっしゃったんですよね。それってすごく難しいことだなと。本番中はお客さまに笑っていただき、非常に幸せな気分になれるのですが、やはり立ち戻るのは三谷さんのあの言葉。ちょっとでも自分がよれてしまったり、せりふを間違ってしまったりすると、何も残らなかったことにはならない気がして…。かといって毎回ベストを尽くせたとしても、また何かが残ってしまう気がして。これは本当に難しいことだなと思いました」再演が決まり、初めて初演時のDVDを見た藤井は、あることに気づいたという。「笑いました。ほんとに何も残らなかったから!(笑) 改めて三谷さんって面白いなと、すごいなと思いましたね。僕、自分を商品として客観的に見た時に、『君って何なの?』と自問自答ばかりしていたんです。芸がないから芸人でもないし、俳優でも、歌手でも、タレントでもない。自分自身の肩書きに悩まされてしまった事があったのですが、初演の時に三谷さんが、『藤井さんはコメディアンですよ』って言ってくださったんですよね。いまだに芸人とコメディアンの違いは正直わからないですけど、三谷さんにそう言っていただけたことですごく救われた気がして。そういう人に対する接し方と同じく、三谷さんって作品に対してもすごく真摯な方だと思います」藤井以外にも、片岡愛之助、優香、迫田孝也と初演時のキャストが再び集結。中でも藤井は、本作で初舞台を踏んだ優香の魅力を強く推す。「この舞台って、すごく優香さんの魅力にあふれた作品だと思うんです。もちろん愛之助さんも、迫田さんも面白い瞬間はいっぱいあります!加えて 優香さんがとにかくチャーミングなんですよね。しかも初舞台だったにも関わらず、幕開きでいきなり独白って!僕だったら絶対に嫌ですもん(笑)。でもそこを軽やかに、大奮闘なさっていた優香さんとまたご一緒出来るのがすごく嬉しくて。ぜひ読者の皆さんにも、優香さんのチャーミングな姿を劇場で、生でご覧いただきたいなと思います!」公演は4月27日(金)から5月26日(土)まで、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年03月19日現在、フジテレビ・ノイタミナ枠にてアニメ放送もされている眉月じゅんの話題のコミックを原作に、小松菜奈と大泉洋のW主演で実写映画化する『恋は雨上がりのように』。この度、3月10日(土)本日より全国の映画館で順次上映予定の本作の予告映像が公開された。女子高生のあきら(小松菜奈)がなぜアルバイト先の45歳の店長(大泉洋)に想いを寄せるようになったのか、そのヒントが隠されている今回の予告編。夢を失い、まさにどしゃぶりに濡れたあきらの心に、優しくそっと傘を差し出す店長。またあきらが店長にストレートに告白するも、しかし店長には届かない…そんな切ないシーンや、あきらの怒っていると勘違いされる表情、気合の入らないときの私服のダサさといった見事な原作再現度、山本舞香演じるあきらのライバル・みずきの全力壁ドンと、注目すべきシーンがたくさん詰まった本映像。そして、ポツポツとふる小雨からどしゃぶりの豪雨まで、様々な“雨”を駆使した映像表現が、2人の心情を切なくも繊細に描いていく。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月、全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年03月10日三谷幸喜さんの新作舞台PARCO Production『江戸は燃えているか』は、勝海舟と西郷隆盛を軸に江戸城無血開城を描いた幕末群像喜劇。中村獅童さん、松岡昌宏さん、田中圭さんら豪華俳優陣が揃うなか、とりわけ気になるキャストがひとり…。最高の喜劇のために、神様が巡り会わせた最後のピース!?三谷:じつは、ストーリーを作る前に、構想を元にキャスティングを進めていたんです。ただ、いまの座組みでほぼ決定という時になっても、単なる感覚的なものですが、何かが足りていない気がしていて…。そんな時に『天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋』という番組で飯尾さんとご一緒させていただいて、最後のピースは飯尾さんだったんだ、とものすごく腑に落ちたんです。飯尾:僕は藤井隆君と仲が良くて、彼が出た三谷さんの舞台も拝見していたんです。だから嬉しい半面、自分で大丈夫かなという気持ちもあって、真っ先に藤井君に相談しました。三谷:ご一緒する前から、飯尾さんの“メガネ残し”のギャグは使わせていただいていて、すばらしい発明だと思っていたんです。番組では、僕らのシーンには台本が一切なかったんですが、僕がひと言発すると、それを何倍にもして返してくださって…。飯尾:いや、三谷さんが素っ頓狂なことばかりおっしゃるから…。三谷:“春日部”とかですか?飯尾:そう(笑)。そういう絶妙な地名を出すんですもん。三谷:僕は、前もってセリフを考えておいたんですけど、その場であんなに面白くリアクションを返せるかといったらできませんよ。このオフビートな雰囲気は普通の時代劇には出てこない感じなので、今回、そこをより強調したいと思っているんですよね。2幕なんてもう飯尾さんショーになってます。実際、稽古初日に初めて読み合わせをしたんですが、これが面白くてですねぇ…。飯尾:それは、途中で三谷さんの演出が入ったからです。いつもの自分の感じでセリフを読んでいたら、登場は、“18時5分頃の北大路欣也さん”でやってくれと言われて。三谷:最初は北大路欣也さん風なんだけど徐々にメッキが剥がれていく、そのグラデーションを表現してほしいってお願いしたんですよね。飯尾:普段僕は3分とか5分のネタをやってるので考えたことがなかったんですけど、確かに長い1本のお芝居になった時、そっちのほうが断然面白いんですよね。三谷:そうしたら飯尾さん、声まで低くなってましたよね。モノマネしろとは言ってないのに(笑)。飯尾:でも、具体的に説明してくださってすごくわかりやすかったです。その日、何だか稽古が終わっても興奮が収まらなくて、ひと駅ぶん歩いて帰っちゃったくらいです。三谷:今回のキャスティングは、これまで舞台ではほぼご一緒したことのない方々ばかりなんです。いつもの方々とやると、読み合わせの段階で、僕が思い描くものに近い形になるんですが、あの日の読み合わせは、僕が想像していたものとは、ほぼかけ離れてました(笑)。でもそれが新鮮だったんです。もちろんそこから僕のほうに近づける部分もあるけど、僕が役者さんからいただく部分もあると思ってて。飯尾:確かに皆さん上手な方ですけど、何よりやっぱり台本が面白いですよね。あれだけの方が出ていて、僕だけじゃなく、どの役にも均等にカレーのルーがかかってるというか、全員に見せ場があるんですよ。三谷:…そういう面白フレーズは、ストックされているんですか。飯尾:ストックは…してないです。三谷:そもそもこの作品は、伊東四朗さんとの話の最中に思いついたんです。伊東さんが出演していた『コメディー お江戸でござる』という番組をもし自分が書かせてもらうなら、という仮定の中で出てきたもので。だから構想20年なんです。飯尾:20年ですか…ワインだったら相当ですよね。三谷:だから、そういうフレーズ、ですよ(笑)。飯尾:逆に、もしこの台本が落ちていたら、僕が拾って自分たちのネタにしたいくらいです。だって、畳み掛けるように笑いが入ってくるんですもん。僕もコントの台本を書いたりしますけど、7~8ページ程度のものですからね。三谷さんの台本は、前のほうにいくつも張られた伏線が、何十ページも後になって回収されたりしていて、すごいなぁって。三谷:ここ最近、年齢的なこともあって、笑いだけに特化したお芝居というのをあまりやっていなかったんですよね。ちょっと原点に返って久々にやってみたいと思っています。そう思うと、やっぱりあの時、僕が飯尾さんに辿り着くまで、神様が待っていてくれたような気がします。飯尾:神様なんて…(困惑)。三谷:もう、飯尾さんは台本通りやらなくていいですから。自由に自分の言葉でやっちゃってください。新政府軍が江戸へ進撃を開始する中、幕府軍の勝(中村獅童)と新政府軍の西郷の会談が決まった。喧嘩っ早い勝を案じた勝家の面々は、西郷をニセの勝と会わせることを思いつく。3月3日(土)~26日(月)東銀座・新橋演舞場作・演出/三谷幸喜出演/中村獅童、松岡昌宏、松岡茉優、高田聖子、八木亜希子、飯尾和樹、磯山さやか、妃海風、中村蝶紫、吉田ボイス、藤本隆宏、田中圭一等席1万3000円~3階B席3000円ほか*すべて税込みパルコステージTEL:03・3477・5858 みたに・こうき学生時代に結成した劇団・東京サンシャインボーイズで注目を集める。近年は映画監督としても活躍。4~5月には舞台『酒と涙とジキルとハイド』の再演も控えている。いいお・かずきお笑いコンビ・ずんとして活動する傍ら、独自のギャグでバラエティ番組などで活躍。現在放送中のドラマ『アンナチュラル』では、臨床検査技師を演じている。※『anan』2018年3月7日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・立身 恵(三谷さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月06日三谷幸喜氏の新作舞台『江戸は燃えているか』(3月3日~26日)の初日前会見&公開フォトコールが2日、東京・新橋演舞場で行われ、ミュージカルシーンがお披露目された。同作は、三谷幸喜氏が書き下ろした幕末群像喜劇。江戸城明け渡しの交渉のため、勝海舟と西郷隆盛が江戸で会談をすることになるが、喧嘩っ早い勝が西郷と会談したら戦が始まってしまうと心配した勝家の人々は、庭師の平次に勝のフリをさせ、和平交渉をしてしまおうとするが――という物語だ。会見&フォトコールには、作・演出の三谷氏、勝海舟役の中村獅童、勝の"替え玉"となる庭師・平次役の松岡昌宏、勝の娘・ゆめ役の松岡茉優、さらに、高田聖子、八木亜希子、飯尾和樹、磯山さやか、妃海風、中村蝶紫、吉田ボイス、藤本隆宏、田中圭が参加した。そして、平次(松岡昌宏)が勝のフリをさせられるくだりや、勝の妻・たみ(八木)が勝(中村)に平次と家を出ていくと告げるシーン、平次が勝家の女優・いと(磯山)の唇を奪うシーンなどを公開。また、勝の妹・順(妃海)を中心にキャスト全員で踊るミュージカルシーンもお披露目された。ミュージカルシーンでは、栗コーダーカルテットが手掛けた楽曲に合わせて、キャストが歌とダンスを披露。三谷氏は「最初は歌うつもりじゃなかったんですけど、とてもいい曲がたくさんできてきて、歌える人がいっぱいいるということがわかりまして」と明かし、「メインボーカルは妃海さん。ステージングもお願いしました」と説明した。また、「みんな本気で歌ってるんですけど、若干1名どうしても歌がうまく歌えないということで、1人だけ口パクの人がいます」と告白。すぐに「口パクは飯尾さんです」と暴露し、笑いを誘った。
2018年03月02日