俳優の大泉洋が、『怪盗グルー』シリーズで知られるイルミネーション・エンターテインメントの長編アニメーション最新作『グリンチ』(12月14日公開)でハリウッド映画の吹き替えに初挑戦することが決定し13日、大泉の吹き替え入り日本版予告映像が公開された。絵本作家ドクター・スースの名作『グリンチ』を映画アニメ化。世界中で愛される超ひねくれもの“グリンチ”が、イルミネーションの最新作として日本にやってくる。このたび、主人公・グリンチの日本語吹替え版キャストに大泉洋が決定した。大泉演じるグリンチは、常に不機嫌で周りの村人たちに意地悪をはたらくという、超ひねくれ者。小さい頃は純粋で可愛かったのに、オトナになったら超いじわるなヤツになってしまうという役どころで、少しぽっちゃり気味の全身緑の身体に、トレードマークである赤いマフラーを巻き、ふてぶてしく歩く姿は、どこか愛らしく憎めないキャラクターだ。大泉は「今回僕が演じるグリンチは、人の幸せが大嫌いでいじわるばかりしている“超ひねくれ者”です。そんなグリンチのキャラクターにぴったりということでオファーを頂いたそうなのですが、“正直でピュアな大泉洋”としましては、『なぜだろう?』と不思議に感じております!」とユーモアあふれるコメント。「でもこれがまた憎めない部分もある本当にユニークなキャラクターなので楽しんで演じ切りたいと思います!」と意気込んでいる。配給会社の担当者は「グリンチというキャラクターに出会った瞬間、真っ先に大泉洋さんを連想しました。大泉さんをもしアニメキャラ化したら、きっとこんな感じだろうな…と。いえ、決してひねくれている所が似ているという意味では無いです。違います」と、オファーの理由を明かしている。(C)UNIVERSAL PICTURES
2018年07月13日俳優の大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年冬公開)が、2日にクランクアップをむかえた。同作は『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(大泉洋)と、周囲の人間たち(高畑充希、三浦春馬)の笑いと涙の実話を描く。同作はオール北海道ロケ作品として、北海道命名150周年を迎える今年、札幌市などの全面協力のもと、5月下旬から7月上旬にかけて撮影が行われた。2日に撮影終了したことが公式Twitterで報告され、大泉・三浦・高畑の3ショットが投稿された。大泉は写真でもわかるように、最大10キロの減量で挑む体当たりっぷり。クランクアップ時には「明日から鹿野さんを演じないのが寂しくて不思議。映画を撮影しながら、鹿野さんのドキュメント番組も撮影しているような感覚でした。素敵で感動的な毎日でした。鹿野さんを演じられなくなるのは本当に寂しいので……どうですか? みなさん、週末だけ僕が鹿野さんになるので、また集まって貰えませんか?」と、共演者やスタッフの笑いを誘った。高畑は「14~15歳の時に初めて出演した映画が、前田哲監督の『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』でした。そこから10年以上経って、監督の現場に戻ってこれて本当に良かった。スタッフやキャストの皆さんと楽しく過ごせた毎日でした」と撮影を振り返り、感極まって涙を堪えたという。また三浦は「前田監督と長時間お話して、役作りをすることからこの映画が始まりました。その時間が撮影現場で活きたと思います。田中の性格などが自分自身と重なる部分があり、自分を見つめ直すことができました」と笑顔を見せた。
2018年07月09日写真展「行ける工場夜景展 2019」が、2019年10月11日(金)から10月27日(日)まで、東京・浅草橋のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」にて開催。また、2019年11月9日(土)から12月1日(日)までの期間で、愛知・名古屋の「TODAYS GALLERY STUDIO NAGOYA」にも巡回する。工場夜景に焦点を当てた写真展数年前の工場ブーム以来、新たな鑑賞スポットとして定着しつつある”工場“。なかでも夜景の美しさと人気は群を抜いており、そのサイバーパンク・SF的な雰囲気に魅了される人は多い。「⾏ける⼯場夜景展」は、そんな工場夜景を写した作品だけを集めたユニークな写真展となっている。“行ける”工場のみを展示最大の特徴は、実際に“行ける”工場のみを集めているという点。各作品は、解説とともにアクセス情報も解説付きで展示されているため、鑑賞後に現地で写真と実物を見比べる、あるいは展示作品と同じ構図での撮影に挑戦する、というような2段階の楽しみ方が出来るのがポイントだ。プロ写真家からSNSで人気の作家まで19組が参加過去最大規模の展開となる今回は、全19組による250点以上の作品が一堂に集結する。SNSで⼈気の永冨詠⼆や東淳⼆などが、東京・名古屋ともに初参加。様々なメディアに工場写真を提供し、公式書籍の監修も務める⼤倉裕史や、写真展の受賞歴を持つ桑原⼤典も、新作を展示する。また、会場内特設スペースでは、ドローンを使⽤して撮影した⼭⽥俊久による空撮動画も公開。四⽇市市の⼯場地帯を中⼼に、空から⾒た⼯場夜景群のきらびやかな世界を紹介する。工場夜景の撮影ワークショップ初開催実際に⼯場夜景を撮影するワークショップが、2019年10月19日(土)に初開催される。講師は、「⾏ける⼯場夜景展」初回から出展を続ける⼤倉裕史が担当。初心者や撮影技術に自信がない人でも気軽に参加することができる。当日撮影した写真は、名古屋会場にて展示することも可能だ。開催概要工場夜景の合同写真展「行ける工場夜景展 2018」■東京開催期間:2019年10月11日(金)〜10月27日(日)会場:TODAYS GALLERY STUDIO住所:東京都台東区浅草橋 5-27-6 5F時間:11:00〜19:00休館日:10月21日(金)入場料:600円 ※3歳以下は入場無料・ワークショップ「⼤倉裕史が教える⼯場夜景の撮り⽅」⽇程:2019年10⽉19⽇(⼟)参加費 :7,500円最少催⾏⼈員:5名※名古屋展示する場合は、別途パネル代3,000円+送料が必要。※詳細は公式ホームページに記載。■名古屋開催期間:2019年11月9日(土)〜12月1日(日)会場:TODAYS GALLERY STUDIO NAGOYA住所:愛知県名古屋市中区新栄 1 丁目 17-12時間:11:00〜18:00休館日:月曜日・火曜日入場料:600円 ※3歳以下は入場無料
2018年06月16日阿川佐和子がゲストの意外な側面や表情を引き出す土曜朝のトーク番組「サワコの朝」に、俳優の大泉洋がゲスト出演。家族とのエピソードや東京進出を決意したきっかけなどを語る大泉さんに、土曜の朝から多くの視聴者がSNSに反応を寄せている。大学時代、地元北海道で深夜番組「水曜どうでしょう」に出演。北海道で人気に火がついた大泉さん。現在も北海道でレギュラー番組を3つ持っており、映画の撮影中にも休みの日は北海道に飛ぶという。また現在7歳の娘がおり、多忙ゆえ娘と触れあえる時間が少ないのが悩みだという。『探偵はBARにいる3』の撮影では1か月近く北海道にいたためとても寂しかったと語り、いまは「娘のスケジュール合わせ」な生活の毎日。「習い事に送りに行って、なんならそのまま習い事を見てる」ほどだとか。番組では中学時代、家で熱唱していたサザンオールスターズの「Oh! クラウディア」をスタジオで曲に合わせて歌う場面も。大泉家では下手な歌を聴かせると味噌が腐ると考えられており、当時自宅2階で熱唱する大泉さんに1階から祖父が「味噌味噌ーっ!」って叫び返していたのだとか。また自身の“原点”を幼少期の「寅さんのモノマネ」だと話す大泉さん。6月25日(月)放送のドラマ特別企画「あにいもうと」の会見で、脚本を手がけた山田洋次の前でモノマネを披露したところ爆笑してもらったというエピドードも明かしてくれた。また30代に入ってから東京進出を決意するきっかけになったエピソードも披露。当時北海道で知名度抜群だったにも関わらず、東京から来た役者が同じホテルに泊まることになった際、部屋を変わってほしいと言われ、変わった部屋が従業員用のものだったのだとか。東京から来た俳優は「そんなに有名じゃないのに」自分が格下扱いなんだと感じ悔しかったという。その後東京に進出するがバラエティに出る気はなく、そんなところにドラマ「救命病棟24時」が決まって、後の全国区でのブレイクにつながっていったという。視聴者からは「記憶に残る曲と一緒に熱唱するゲスト、初めて見た(笑)」「大泉洋のOh!クラウディア熱唱で涙出た」など、大泉さんの“熱唱”に対する反応はもちろん「大泉洋さんの寅さん、観てみたい」「大泉洋で寅さん。。あるで。。」「大泉洋さんで寅さん見てみたい気が」などの声も数多く寄せられていた。(笠緒)
2018年06月09日映画『恋は雨上がりのように』(5月25日公開)の公開初日舞台挨拶が25日に都内で行われ、小松菜奈、大泉洋、清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、永井聡監督が登場した。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。舞台挨拶では、大泉がサプライズで小松にメッセージを送ることに。大泉は「撮影の時から映画を座長として引っ張っていました小松菜奈さんに、この場を借りて、皆さんを代表して私から言葉を贈りたいなと思っています」と改まって言葉を紡いでいく。「夏の映画でございまして、夏だと思ってご覧になったと思うんですけど、撮ったのは12月でございますから。本当に寒い中、みんな頑張ってたわけですけども」と、"大泉節"をきかせながら語る大泉。中でも寒いシーンが多かったという小松に「決して弱音を吐かない。『寒いでしょ』ってどんなに聞いても、『寒くないです』と言い張る。結局風邪をひくわけですけども『プライベートの風邪です』とよくわかんない言い訳をしながらですね、頑張ってきて」と撮影を振り返った。大泉はさらに映画のキャンペーンに忙しかった小松をねぎらい、「このように初日を迎えられたのはあなたのおかげだと思って感謝しております」と語る。「みなさんの思いの詰まった花束をお渡しできればと思います。菜奈ちゃん、どうも、お疲れ様でした。」と花束を渡した。大泉の話を聞きながら、目を潤ませていた小松は「こんなことあるんですか? 聞いてないです。全然」と驚きを表す。小松は「高校生とおじさんの恋と聞いたときに、どんなお話なんだろうなと思っていたんですけど、人を好きになることは理屈じゃないなと純粋に思える作品に出会えたのは初めて」と同作への思いを吐露。「最初はあきらに対して難しいなと思ってたんですけど、演じてる中であきらの真っ直ぐさが美しいなと思えて」と振り返り、「すごく毎日が楽しかった撮影でした」と改めて頭を下げた。
2018年05月25日“女子高生”・小松菜奈と“バツイチの中年男性”・大泉洋の恋愛と成長を描いた『恋は雨上がりのように』が5月25日(金)より公開される。年の差恋愛をテーマした本作の魅力、気になる共演者同士のエピソードをまとめた。■あらすじ陸上の夢を怪我で絶たれてしまった主人公の女子高生・橘あきら。偶然訪れたファミレスで放心しているところに、優しく声をかけてくれたのは店長の近藤正己だった。 それをきっかけに、あきらはファミレスでのバイトを始める。バツイチ子持ちで、ずっと年上の近藤に密かな恋心を抱きながら… 。 あきらの一見クールな佇まいと17歳という若さに、好意をもたれているとは思いもしない近藤。しかし、近藤への想いを抑えきれなくなったあきらはついに告白する。近藤は、そんな真っ直ぐな想いを、そのまま受け止めることもできず――。真っ直ぐすぎる17歳とバツイチ子持ちで冴えない45歳。年齢差28歳の2人の関係はやがて、それぞれが自分自身を見つめ直すきっかけとなり…。 陸上の夢を故障で経たれ、陸上と向き合うことを避けてきたあきらと、かつて夢見ていた小説家の夢から目を背けてきた近藤。ともに“夢をあきらめた”経験を抱えている2人は、片想いをきっかけに、やがてお互いが自分自身と向き合う“人生の雨宿り”となり、少しずつ勇気を取り戻して成長していく。■眉月じゅんによる同名漫画を実写化!原作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載中の眉月じゅんによる同名漫画。2014年の連載開始直後から話題となり、「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクイン。さらにはアニメ化もされるなど、勢いの止まらない人気を獲得している。そんな原作を読んだ小松さんは「最初は女子高生とおじさんの恋愛の話かなって思いましたが、読み進めていくと2人の成長物語のように思います。微笑ましく、ちょっぴり泣けたり、大切な想いだったり、人を好きになることだったり、読んでいてなんとなく背中を押してくれる感じがしました」と感動をあらわにしていた。■キャスト小松さんと大泉さんW主演が大きく取り上げられる中、脇を固めるキャストもフレッシュな顔ぶれが勢ぞろいしている。ここではそんな主要キャストを一挙紹介!主人公の女子高生・あきら役/小松菜奈主人公の女子高生・あきらを演じるのは、鮮烈なデビュー作『渇き。』で話題を集め、その後も『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など話題作に出演する小松さん。近年ではマーティン・スコセッシ監督『沈黙-サイレンス-』で世界進出もし、若手実力派の仲間入りを果たした。モデルとしても活躍し「シャネル(CHANEL)」のブランドアンバサダーも務める。あきらの寡黙だが凛とした佇まい、細かな感情表現を演じるのに、小松さんはハマリ役といえるだろう。冴えないファミレス店長・近藤役/大泉洋あきらに恋心を寄せられるファミレス「ガーデン」の店長・近藤を演じるのは、『駈込み女と駆出し男』で第58回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、その後も『アイアムアヒーロー』など数々の作品に出演する大泉さん。『探偵はBARにいる』などの人気シリーズ作にも出演し、その存在感ある演技力はもちろん、声優、作家、歌手などマルチに活躍している。本作では幅広い年代から愛される大泉さんが、冴えないけれども、誠実で優しさにあふれた中年男性をどう演じるのか、注目を集めている。フレッシュな顔ぶれから演技派の俳優陣が多数出演!「トットちゃん!」で黒柳徹子役を演じて話題を集め、現在は連続テレビ小説「半分、青い。」に出演する清野菜名が、小松さん演じるあきらの親友で陸上部のキャプテン・喜屋武はるかを熱演。ファミレス・ガーデンの大学生バイト・加瀬亮介を、連続テレビ小説「ひよっこ」の磯村勇斗、あきらのクラスメイトでバイト仲間の吉澤タカシを「僕たちがやりました」の葉山奨之、あきらのバイト仲間・西田ユイを「コウノドリ」や連続テレビ小説「ひよっこ」の松本穂香。そして、他校の陸上部ながら、密かにあきらのことを目標にしてきた倉田みずきを、「南くんの恋人~my little lover」『未成年だけどコドモじゃない』の山本舞香が演じるなどフレッシュな顔ぶれも勢ぞろい。ほかにもファミレス・ガーデンのウェイトレス・久保を濱田マリ、大泉さん演じる近藤の旧友で人気作家の九条ちひろを戸次重幸、あきらの母・橘ともよを吉田羊と、演技派が脇を固める。■予告からも確認できる繊細な描写の数々予告編では、陸上という夢を失い、まさにどしゃぶりに濡れたあきらの心に、優しくそっと傘を差し出す店長。さらに、あきらが店長にストレートに告白するも、しかし店長には届かない…そんな切ないシーンが幾度となく流れてくる。あきらの怒っていると勘違いされる表情、気合いの入らないときの私服のダサさといった、原作ファンが唸る見事な再現度も確認できる。あきらのライバル・みずきの全力壁ドンなど、注目すべきシーンもたくさん詰まった予告編だ。そして、ポツポツとふる小雨からどしゃぶりの豪雨まで、様々な“雨”を駆使した映像表現が、2人の心情を切なくも繊細に描いていく。あきらがなぜ店長に想いを寄せるようになったのか、そのヒントも隠されているような予告となっている。■疾走感あふれる「フロントメモリー」が主題歌に本作の主題歌は、原作の眉月氏が「この漫画のテーマソング」と位置づける、「神聖かまってちゃん」の「フロントメモリー」。今回この楽曲を、規格外の歌唱力を発揮して歌番組やTVCMで話題になった次世代の歌姫・鈴木瑛美子と、大原櫻子らを見出した日本を代表する音楽プロデューサー・亀田誠治のコンビで全く新しく生まれ変わらせた。その楽曲が本作の主題歌として起用されるだけでなく、映画本編の映像を惜しげもなく使用したMVも公開された。眉月氏が描き下ろした主題歌のジャケット写真も話題を呼び、「まるで恋雨の集大成のようなMVだと思いました。携わってくださったすべての方に心より感謝いたします!『神聖かまってちゃん』は天才」とコメントした。■残酷な企画に傷つく(?)大泉洋劇中では28歳、そして実年齢では23歳の年齢差がある小松さんと大泉さん。そんな“年の差恋愛”にちなんで、年の差さん限定試写会が開催されると、2人の間のジェネレーションギャップがまざまざと露呈することに…。「相手が話していることがよくわからないけど、知っているふりをしたことがある?」という質問に、小松さんは申し訳なさそうに「YES」の札を上げる。大泉さんは「一体どこでそんなことが!?おじさんの話がわかんなかったのに、わかったふりをしていたのか?」と問い詰めると、小松さんは苦笑を浮かべつつ「大泉さんがすごくハシャいだ感じで、昔の番組のこととかを話してくださって…。全くわかんないけど『あぁ、そういう番組ありましたね』とか言ってました(笑)」と告白!これには大泉さんは深く傷ついたようで「『小松菜奈と話が合ってたよ』なんて言ってた自分が恥ずかしい。なんでこんな残酷な企画を…」とショックを口にし、会場は笑いに包まれていた。■小松菜奈の告白に、まんざらでもない大泉洋「役得」劇中では、あきらが近藤店長になんと5回も告白をするといわれる本作。小松さんは「どんな告白の仕方にしようと考えました。あきらとしての心情だったり、店長に対する気持ちをちゃんと5回に分けて伝えたいなと思いましたので、そこは真剣に取り組みました」と役作りに合わせて、セリフのもつ雰囲気にもこだわりを見せた。大泉さんも「確かに、全部雰囲気が違いました。告白の仕方といいますか。どれも、グッとくるといいますか」とコメント。「5回も告白をすると現場で大泉さんを好きになったりしませんでした?」との質問に対し、小松さんは「大泉洋さんは好きですよ」とキッパリ。しかし「でも、“そういう好き”じゃないです」と付け足した。それでも大泉さんは、「でも、いま、『大泉洋さんが好きです』と言われて、ちょっとドキっとしました。役得でしたけど」と心をトキメかせていた。恋愛要素だけでなく、世代の違う2人が関わりあうことで見えてくる成長も、本作の見どころといえるだろう。これまでにあまり見ることのなかった“年の差ラブストーリー”を是非チェックして。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月25日5月19日(土)放送のNHK総合「SONGS」は「SONGS×大泉洋スペシャル」と題してお届け。この4月で12年目を迎えた本番組が初となる“番組の顔”として大泉さんを起用。番組の“責任者”としてアーティストの素顔や想いを伝えていくことになる。大泉さんは北海道学園大学演劇研究会から生まれた演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとして1996年の「LETTER~変わり続けるベクトルの障壁」から公演を重ね続け、大泉さんが作・演出を手がけた「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」が全国6都市64ステージで53,000人を動員するなど同ユニットを人気劇団へと成長させた。また北海道テレビの深夜番組「水曜どうでしょう」にも出演、地方局の深夜番組ながらその面白さが評判を呼び番組は大きな人気を博するようになったほか、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」や「ハケンの品格」NHK大河ドラマ「龍馬伝」などのドラマで全国区の注目を浴びるようになった。また2011年公開の『探偵はBARにいる』では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。その後同作は人気シリーズとなりこれまでに3作が製作されたほか、『清須会議』『駆込み女と駆出し男』『アイアムアヒーロー』など主演作も次々と公開され、いまや日本を代表する個性派俳優の1人として知られている。そんな大泉さんが「SONGS」の“顔”となることが決定。今後は番組に毎回登場し、上質な音楽や映像をたっぷりと届けながらそのトーク力で楽しく、柔らかい番組にしていくという。ただ大泉さんは「司会」や「ナビゲーター」ではなく番組の「責任者」ということで、具体的にどんな立場で番組と関わっていくかについては先週の放送と本日の放送で明かされるとのこと。今夜の「SONGS×大泉洋スペシャル」では今後の放送ラインナップを映像で確認、責任者として果たすべき“お題”が次々と振られるなかで大泉さんが「こんなことまで責任者の責任なの!?」とボヤく場面も。新たに生まれ変わる「SONGS」に注目だ。「SONGS」は5月19日(土)23時~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年05月19日5月25日公開の映画『恋は雨上がりのように』の年の差さん限定試写会が17日、都内で行われ、小松菜奈、大泉洋が出席した。映画『恋は雨上がりのように』の年の差さん限定試写会に出席した小松菜奈、大泉洋(左から)2014年に『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載がスタートするやたちまち話題を集めた眉月じゅん原作の同名漫画を実写映画化した本作。主演の小松菜奈演じる女子高生の橘あきらと、あきらが片思いする28歳年上の近藤店長(大泉洋)の恋愛を描く。28歳差の男女の恋愛を描いた本作にちなみ、この日は年の差カップルや友人などを招いての試写会を実施。劇中では28歳の年の差という設定だったが、実際は23歳差の2人。撮影期間で年の差を感じた点を小松は「大泉さんと年の差を感じたことは1回もありませんでした」と明かすも、大泉は「ないとは言い切れないですよ。ものすごく優しいしおじさんに合わせてくれますからね」と小松の心遣いに感謝。本作について小松が「この作品ではあきらが真っ直ぐに店長にいき、店長の戸惑っている姿が可愛らしかったりと、共感してもらえるところがたくさんあると思います。色んな見方があると思いますので、たくさんの方に見ていただきたいです」とアピールしていた。舞台あいさつの後半では、「年の差ギャップクイズ」を実施。「同じことをしていても体力の差を感じる?」という質問に、大泉との共演で「YES」と答えた小松は「大泉さんは『疲れた』とは言わないんですけど、顔が疲れているなと(笑)」と明かすと、大泉は「一番痛々しいパターンですね(笑)」と苦笑いだった。また、「相手が話していることがよく分からないけど、思わず知っているフリをしてしまったことがある?」という問いに「YES」と回答した小松は「大泉さんが昔の番組の話をはしゃいでしてくれたんですけど、全く分かりませんでした。楽しくお話されていたので、『分からないです』と言えませんでしたね」と正直に告白。そんな小松に対して大泉は「めちゃくちゃ気を遣わせていたんじゃないですか! ショックです。今日は何ですか! 残酷な…」と動揺していたが、すかさず小松が「全部じゃないですよ」とフォローして大泉を安堵させていた。映画『恋は雨上がりのように』は、5月25日より全国公開。
2018年05月18日映画『恋は雨上がりのように』の公開を記念して5月17日(木)、劇中の大泉洋と小松菜奈の“年の差恋愛”にちなんで、年の差さん限定試写会が開催! 上映前に大泉さんと小松さんが登壇し、年の差にまつわるトークを繰り広げた。人気漫画を原作に、ケガで陸上競技をあきらめた女子高生が、バイト先のレストランのサエないバツイチ中年の店長に切ない片思いに落ちるさまを繊細に描き出していく。この日、招待されたのは恋人、夫婦、友人など関係性を問わず、10歳以上年齢の離れた“年の差さん”たち。トークでは年の差にまつわる質問に観客、そして小松さんと大泉さんが答えたが、ここで2人の間のジェネレーションギャップがまざまざと露呈することに…。小松菜奈、大泉洋に年齢差を感じたことは「ない」と答えていたが実は…劇中では28歳、そして実年齢では23歳の年齢差がある小松さんと大泉さんだが、小松さんは、大泉さんに対してジェネレーションギャップを感じたことは「一回もない」と断言!大泉さんは「なきゃないでそれも問題でしょ!『やはり大泉さんは大人でした』という発言があって然るべき」と苦言を呈しつつも、22歳の小松さんに年齢差を感じないと言われてまんざらでもない様子。しかし、「相手が話していることがよくわからないけど、思わず知っているふりをしたことがある?」という質問に、小松さんは申し訳なさそうに「YES」の札を上げる(ちなみに大泉さんは「NO」)。大泉さんが驚愕した様子で「一体どこでそんなことが!?おじさんの話がわかんなかったのに、わかったふりをしていたのか?」と問い詰めると、小松さんは苦笑を浮かべつつ「大泉さんがすごくハシャいだ感じで、昔の番組の番組のこととかを話してくださって…。全くわかんないけど『あぁ、そういう番組ありましたね』とか言ってました(笑)」と告白!これには大泉さんは深く傷ついたようで「僕は(年齢差を)感じませんでしたけど、それは彼女が感じてないふりをしてくれていたからってわけですね…。『小松菜奈と話が合ってたよ』なんて言ってた自分が恥ずかしい。なんでこんな残酷な企画を…」とショックを口にし、会場は笑いに包まれていた。大泉洋、口には出さずとも顔に疲れが…?また小松さんは大泉さんとの体力の差を感じたエピソードとして「結構、ぼやきますし、『疲れた』と口には出さないけど、顔がなんか疲れてるなと感じることがあった」と語り、大泉さんは「一番痛々しいパターン。『疲れた』と言わないのに顔に出てるって…」と苦笑いを浮かべていた。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月17日映画『恋は雨上がりのように』(5月25日公開)でW主演を務める小松菜奈と大泉洋が10日、大泉の母校である北海道・北海学園大学で特別講義を行った。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。2人が教室に入ると、学生たちは大歓声で出迎える。今回、会場となった60番教室は、大泉が25年前に授業を受けていた場所で、満席の場内に「60番教室がこんなに埋まったのを初めて見た」と感激していた。北海道は2度目という小松は、「大泉さんの出身校に来られるのをとても楽しみにしていました。それから、お昼ごはんに大泉さんが用意してくれた海鮮丼がとても美味しかった」と感激した様子。大泉はさらに北海道のおすすめとして、みよしの餃子と、びっくりドンキーを挙げた。会場の学生について「直属の後輩なので、弟みたいな気持ち」と言う大泉は、「学校はすごく楽しかった。授業はほとんど出なかったけど。お芝居ばかりやってました」と振り返る。学生時代に所属していた演劇研究会の、現役メンバーも参加しており、学生が「現在、70人以上所属しています。(メンバーが多いのは)NACSのおかげ。私もTEAM NACSにあこがれて演劇研究会に入りました」と明かすと、大泉は大喜びだった。大泉がテレビ番組でよく訪れていた村出身の学生が「自分の村は過疎化が激しいので、村に戻ってゆくゆくは村長になって、村を市にしたい。人口1万人を目標にしたい」という夢を語ると、大泉は「バンバン映画を誘致しよう。大ヒットさせて、村に人を呼ぼう」とアドバイス。その学生から「(映画に)出てくれますか?」と誘われると「出るよ」と約束、小松も「出ます」と宣言し、会場は大盛り上がりだった。最後に大泉は、「この大学でやりたいことを少しでも早く見つけ、そこに向かってまい進してください。勉強も大事だけど、人とのつながりを大事にして、自分の好きなことを見つけてください」と学生たちにメッセージ。小松も「大泉さんの出身校に来られて、楽しい大学生活だったんだろうな、という話をたくさん聞けてよかったです。夢に向かって頑張ってください。私もパワーをもらいました。私もがんばります」と決意を新たにした様子だった。
2018年05月11日大ヒットコミックを実写映画化した『恋は雨上がりのように』で、W主演を務めた大泉洋と小松菜奈が、5月10日(木)、大泉さんの母校である北海道・北海学園大学で、340人の学生を前に特別講座を行った。大ヒットコミックを実写映画化した『恋は雨上がりのように』で、W主演を務めた大泉洋と小松菜奈が、5月10日(木)、大泉さんの母校である北海道・北海学園大学で、340人の学生を前に特別講座を行った。原作は、2014年に連載開始されるや、登場人物たちの繊細な心情を描いたストーリーが共感を集め、第63回小学館漫画賞一般向け部門を受賞した眉月じゅんの同名コミック。本作で大泉さんはバツイチ子持ちのさえないファミレスの店長・近藤を、小松さんは近藤に密かな恋心を抱く女子高生のあきらを演じている。■大泉洋、学生当時を振り返る!大泉さんの母校、北海学園大学が主催する教養講座の記念すべき第50回に、特別講師として招かれた大泉さんと小松さん。大泉さんも講義を受けていたという教室に足を踏み入れるや、講義のために集まった学生の大歓声があがり、大泉さんは満席の場内に「この教室がこんなに埋まったのを初めて見た」と感嘆。そして、「学校はすごく楽しかった。授業はほとんど出なかったけど。お芝居ばかりやってました」と、学生当時を振り返った。さらに、大泉さんが所属する演劇ユニットTEAM NACSが生まれた演劇研究会が、当時の20名弱から、現在では70名以上にまでメンバーが増えたという話に驚き、「(メンバーが多いのは)NACSのおかげ。私もTEAM NACSにあこがれて演劇研究会に入りました」という現役メンバーの声に喜びを爆発させた。■小松菜奈は北海道グルメに舌鼓一方、北海道は2度目という小松さんは、「大泉さんの出身校に来られるのをとても楽しみにしていました。それから、お昼ごはんに大泉さんが用意してくれた海鮮丼がとても美味しかった」と、早くも北海道グルメを堪能し感激しきり。そんな小松さんに、大泉さんがさらに「みよしの餃子」と「びっくりドンキー」をすすめ、会場は笑いに包まれた。また、恋や夢と向き合う主人公たちの姿を描いた本作にちなんで行われた、学生たちの夢を応援するスペシャルティーチインコーナーでは、大泉さんがテレビ番組でよく訪れていた村の出身だという学生から「自分の村は過疎化が激しいので、村に戻ってゆくゆくは村を市にしたい」という夢が。それに対し、大泉さんが「バンバン映画を誘致して、村に人を呼ぼう!」と提案すると、学生が「(その映画に)出てくれますか?」と訊ね、大泉さんも小松さんも「出るよ」「出ます」と、その映画の出演を約束した。■学生たちに力強いエール最後に、大泉さんは「この大学でやりたいことを少しでも早く見つけ、そこに向かってまい進してください。勉強も大事だけど、人とのつながりを大事にして、自分の好きなことを見つけてください」と、いわば直属の後輩に当たる学生たちに向けてエール。小松さんも「大泉さんの出身校に来られて、楽しい大学生活だったんだろうな、という話をたくさん聞けてよかったです。夢に向かって頑張ってください。私もパワーをもらいました。私もがんばります」と語り、終始笑いに包まれた講義を締めくくった。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月11日映画『恋は雨上がりのように』の完成披露試写会が4月26日(木)、都内にて開催され、W主演の小松菜奈と大泉洋、出演の清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、永井聡監督が登壇した。累計発行部数約175万部突破の眉月じゅんによる同名漫画を原作とする同作。主人公の女子高生・あきら(小松さん)が、28歳年上のファミレス店長・近藤(大泉さん)に片想いをする。■大歓声の中、ブルーのドレスコートで登場“雨”にちなんでブルーのドレスコートで衣装を揃えた一同。ステージに登壇すると大歓声が沸き起こった。大泉さんは「洋さーん」の声援に投げキッスで応え、会場をさらに盛り上げた。イベントは和気あいあいとした雰囲気の中でスタート。■初共演の大泉洋&小松菜奈、お互いの印象を明かすW主演の小松さんと大泉さんは、同作で初共演。小松さんは「大泉さんはテレビで観るまんま、明るくて、陽気で、気さくで、足も長くて、本当に面白くて」といい、「イメージ通りでした」と声を弾ませた。一方の大泉さんは、「小松さんは『ちょっと怖いのかな』というイメージがございました」と明かした。「僕は、何かあったら、下手したら、踏みつけられるような…」などと「覚悟」をしていたそうだが、「そうしたら、ぜんぜん(違いました)。何というのかな、すごく正しい方なのです。間違ったことを言わない。常に、ジャスティスな感じで。優しいし、いてすごく楽なのです。一日いると自分の汚れが取れるような。ヒーリング効果があるのです」と独特の表現を使いながら小松さんの撮影現場での雰囲気を紹介した。■劇中では5回告白!さらに舞台挨拶でも“告白”そんな2人だが、劇中では、あきらが近藤店長に5回、告白をするそう。小松さんは「どんな告白の仕方にしようと(考えました)。あきらとしての心情だったり、店長に対する気持ちをちゃんと5回に分けて伝えたいなと思いましたので、そこは真剣に取り組みました」と述懐。大泉さんも「確かに、全部、雰囲気が違いました。告白の仕方といいますか。どれも、グッとくるといいますか」とコメント。そんな小松さんに、MCから「5回も告白をすると現場で大泉さんを好きになったりしませんでした?」との質問が飛ぶ一幕があった。すると、小松さんは「大泉洋さんは好きですよ」とキッパリ。小松さんの真っすぐな発言に登壇者たちがざわついたが、小松さんは「でも、“そういう好き”じゃないです」と付け足した。「どういうふうに好きなのですか?」と突っ込まれると、小松さんは「大泉洋さんという人がすごく好きです。大泉洋さんが好きです。ん?」と上手く言葉で表現できなかったものの、大泉さんは、「でも、いま、『大泉洋さんが好きです』と言われて、ちょっとドキっとしました。役得でしたけど」と心をトキメかせていた。映『恋は雨上がりのように』は、5月25日(金)より全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月、全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年04月26日俳優・大泉洋を綿密に分析し尽くし、完全“あてがき”により執筆した塩田武士の小説「騙し絵の牙」が、大泉さん主演で実写映画化がついに始動することが分かった。昨年夏に発売された小説は、発案当初から映像化も視野に入れ企画され、「俳優・大泉洋」に関する綿密な分析による“あてがき”で書かれた、2018年本屋大賞ノミネート作の中でも異色の文芸作品。大手出版社の雑誌編集長・速水輝也は、ウィットに富んだ語り口で人を虜にする魅力的な男。ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていき、次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…というあらすじだ。“騙し絵”を写し出している大泉さんの表紙も話題となった小説は、「読者の頭の中で大泉洋が勝手に動き出す」などと注目を集め、7万部を突破。そして、発売開始と同時に多数の映像化のオファーがあり、今回ついに大泉さん主演による実写映画化が始動。大泉さんが演じるのは、雑誌の廃刊を回避するため奔走する編集長・速水輝也。誰にでも愛される“人たらし”ながら、その笑顔の裏に深い陰を持つ、タイトル通り「騙し絵」のような二面性のある男という役どころだ。大泉さんは、「ついに!『騙し絵の牙』映画化、現実的に動き始めました!!そもそものきっかけは、『映像化された際に僕が主演できるような小説ない?』と長年尋ねられ続けた編集者が、『もう私がつくります!』と、塩田さんへ執筆依頼に伺ったことから始まった企画でした」とこれまでの経緯を述べる。また映画化に際し、「主役の話が、ちゃんと自分にきたことに安堵しております(笑)」と話すも、「もともと私に当て書きして頂いた作品ですからこの『速水』という役については本来なんの役作りも必要ないはずなんですが、なんせ物語は出版界を舞台にして、自身が手掛ける雑誌の存続をかけて会社と対決していくという、骨太な社会派作品のため、結局えらい難しい役になっております!なんでもっと簡単な作品にしなかったのかといまさら後悔しております(笑)」と胸中を明かし、しかし「塩田先生の原作は最高に面白いので、必ずや面白い映画になると確信しております!」とコメントしている。著者の塩田氏は、「この間、大泉さんは『蓋を開けてみれば主演が別人』という“騙し絵”を恐れてきました。それは原作者である私も同じで、各方面で『大泉さんだから書けた』と訴えてきた手前、引くに引けない状況でした」と“主演・大泉洋”でなかったら…と不安だった様子。さらに、「大泉洋=速水輝也(主人公)――ハマり役という言葉が生ぬるく聞こえる、映画史上類を見ないシンクロ率100%の主演俳優!あぁ、早く大スクリーンであの天性の人たらしが見たい!『社会派』と『40代の色気』をまとった大泉洋は無敵です」と語っている。(cinemacafe.net)
2018年04月03日現在、フジテレビ・ノイタミナ枠にてアニメ放送もされている眉月じゅんの話題のコミックを原作に、小松菜奈と大泉洋のW主演で実写映画化する『恋は雨上がりのように』。この度、3月10日(土)本日より全国の映画館で順次上映予定の本作の予告映像が公開された。女子高生のあきら(小松菜奈)がなぜアルバイト先の45歳の店長(大泉洋)に想いを寄せるようになったのか、そのヒントが隠されている今回の予告編。夢を失い、まさにどしゃぶりに濡れたあきらの心に、優しくそっと傘を差し出す店長。またあきらが店長にストレートに告白するも、しかし店長には届かない…そんな切ないシーンや、あきらの怒っていると勘違いされる表情、気合の入らないときの私服のダサさといった見事な原作再現度、山本舞香演じるあきらのライバル・みずきの全力壁ドンと、注目すべきシーンがたくさん詰まった本映像。そして、ポツポツとふる小雨からどしゃぶりの豪雨まで、様々な“雨”を駆使した映像表現が、2人の心情を切なくも繊細に描いていく。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月、全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年03月10日190万部突破!今必読の書である『漫画 君たちはどう生きるか』。大泉洋さん、劇作家の根本宗子さん、ドラマやCMで活躍中の鈴木梨央がこの本をもとに「人の悩みと過ち」をテーマに語り合っていただきました。鈴木:コペル君(主人公)は、友達のガッチンが上級生に殴られた時、勇気を出せずに、裏切っちゃうじゃないですか。私にはそこまでの経験はないですけど、心では正しいことだと思っていても、それを主張する勇気が出せないことは多いです。大泉:それは誰でも同じだよ。実は僕もいまだに忘れられないことがあって…。学生時代のことなんですけど、同級生が、ある日突然、とんでもない奇抜な髪型で学校に来たんです。見て驚いたけど、ちょっと怖いヤツだったんで、直接本人には言えなかったんですよね。それで帰りに友達と歩きながら「あの髪型見た?笑いそうになったよ~」って喋っていてふと見たら、なんと真後ろにそいつがいたの。鈴木:えーっ!?大変!大泉:その時は睨まれただけだったけど、思い切り陰口を聞かれてしまったわけで、恥ずかしいやら情けないやら。しかも、そいつが怒っているというより、ちょっと傷ついているように見えてね…。とんでもないことをしてしまったってグルグル考えて。悩んだ末、やっぱり謝ろうと決めたんです。それで次の日、そいつのところに行ったんだけど、もう何事もなかったふうだったんで、結局謝り損ねまして。そんな自分にまた落ち込んだんですけど。根本:そういうことって、昔のことでもいつまでも覚えているものですよね。漫画のなかでも、コペル君のお母さんが若い時のエピソードがありました。重い荷物を持って階段を上っているおばあさんを見て、手伝おうと思うんだけどなかなか声をかけられなくて、結局最後まで言い出せなかったっていう…。誰にでも、「あの時にこうしていれば」って思うことはあると思うんです。でもそれを、ただ嫌な思い出として終わらせるんじゃなく、後悔を次に活かす原動力にしていくっていうお母さんの考え方がすごくいいなって思って。コペル君にしても、仲間を裏切ったことを後悔して苦悩しますけど、あれだけ苦悩できるってこと自体、本当にすごいなって思うんです。大泉:僕はコペル君ほど悩まなかったんですけどね(笑)。ただ、当時の教訓としては、「陰口は聞かれちゃいけない」と(笑)。鈴木:えーっ!?(笑)根本:(笑)大泉:陰口はやめられない(笑)。梨央ちゃんの前で、こんな恥ずかしい大人ですみません…。「正しく生きたい」と思うことこそが大事。根本:コペル君は何も言えなかった自分に悩みますが、そこが一番大事な気がします。悩んで、どうすべきかを必死に考えるということが。大泉:それは僕も思いますね。それに正面切って立ち向かうだけが、ただひとつの解決方法じゃないって気もするんです。悩みながらも、正しく生きたいってまず皆が思うようになることが、事態を良い方向に向かわせるんじゃないかなって。鈴木:そんなふうにみんなが思えるといいですよね。ニュースを見ていると、ただむしゃくしゃしていたっていう理由で罪を犯す人っていますよね。悪いことだとわかってるのに、なんでかなって思うんですけど。大泉:うーん…そういう人は、何も考えずに感情のままに行動するからなのかな。人間って考えないでいると、自然と自分勝手な方向に行ってしまうんだと思うんです。でも、少しでも自分がどんな人間になりたいかとか、自分はこの先どう生きるかっていうことを突き詰めて考えることをすれば、きっと誰もが理想を持って生きられるんじゃないかと思うんですけどね。根本:本当に。この本は、その“考える”ことをするための、いい手助けになってくれる気がします。『漫画君たちはどう生きるか』原作 吉野源三郎、漫画 羽賀翔一1300円(マガジンハウス)原作・吉野源三郎1899年生まれ。編集者、児童文学者。東京帝国大学文学部哲学科を卒業後、陸軍、東京大学図書館などを経て岩波書店に入社。雑誌『世界』初代編集長を務めたほか、岩波少年文庫の創設などにも尽力。’81年没。『君たちはどう生きるか』は’37年に刊行。漫画・羽賀翔一漫画家。茨城県出身。2010年「インチキ君」で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。翌年にデビュー作「ケシゴムライフ」が週刊モーニングにて短期集中連載。’14年に単行本が発売に。近刊に『昼間のパパは光ってる』(TOKUMA COMICS)。おおいずみ・よう俳優。文章にも定評があり『大泉エッセイ 僕が綴った16年』(角川文庫)も刊行。2009年の本公演「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」では演出と脚本を担当。ジャケット¥64,000ベスト¥32,000パンツ¥34,000(以上Milok/Milok TEL:03・6455・1440)その他はスタイリスト私物ねもと・しゅうこ1989年生まれ。’09年に劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げ。その全公演の脚本・演出を手掛ける。また女優として、舞台やドラマにも出演。4月には劇団公演が控える。すずき・りお2005年生まれ。5歳の時に芸能活動を開始。おもな出演作にドラマ『Woman』『八重の桜』『あさが来た』。また、これから公開予定の主演映画『こどもしょくどう』なども。※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・九(Yolken/大泉さん)ヘア&メイク・白石義人(ima./大泉さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月03日日本でもファンの多いテキスタイルブランドmarimekko(マリメッコ)。本社はフィンランドの首都・ヘルシンキ市内にあります。実はオフィスの隣にプリント工場があり、本社で働くデザイナーさんたちは、実際にプリントされる様子を間近で確認しながら作業しているんですって!今回、特別に工場の中を見ることができたので、その様子をお届けします。鮮やかなテキスタイルに世界中がラブコール!魅惑のプリント工場に潜入マリメッコは、フィンランドを代表するテキスタイルブランドとして、国内をはじめ世界中で愛されています。1951年の創業当時は今とは違うところに本社とプリント工場があり、お互いも離れた場所にありました。その後1970年代に現在の場所に工場を移転、80年代には隣に本社機能も移り、全ての印刷工程を本社の隣で行っています。マリメッコの本社には一般の人でも入れるショップやアウトレットが併設されているので、観光客からも人気の場所として知られています。でも、本社の隣でプリントを行っているという事実は、あまり知られていないかもしれません。プリント職人さんとデザイナーさん同士が、色やデザインについてよく話し合って進めることができるし、何よりも働いている人たちがお互いのことをよく知っている。そんな理想的な環境だからこそ、間違いが発生しても、すぐに解決できるのだとか。「“間違いはハッピーミステイク”。つまり、次に繋がることとして捉えています。工場と本社が近くにあることは、すごくいいことね!」と、案内してくれたスタッフの方が話してくれました。そんな、ポジティブオーラが溢れた工場を、特別に見せていただきました!2種類のプリント方法で、ドリーミーなテキスタイルが完成マリメッコのプリントは「ローリングスクリーン」と「フラットベッド」という2つの方法で行われています。「ローリングスクリーン」とはローラー型の印刷機で、近代化された技術。「フラットベッド」は板状の型を使うやり方で、伝統的な手法だそうです。それぞれに特徴があるので、柄によって使い分けています。どちらの場合も、ベースはコットンやリネンの白い生地。これに様々な色を乗せていきます。こちらは「ローリングスクリーン」のプリント工程。マリメッコで使われている全ての色は、「カラーキッチン」と呼ばれる場所で、基本の10色から混ぜ合わせてつくられています。これまで作られた色は全て記録してあり、アーカイブとして保管されているのだとか。例えば「青」と言っても、いろんな「青」がありますよね。もしもデザイナーさんがアーカイブの中で使いたい色が見つからなかった場合は、新たな色が作られるというわけです。こちらは「フラットベッド」の型。見ての通り、型には枠があるので、この手法で染めたものは境目がわかることも。でも、伝統的な手染め風のニュアンスが残るというメリットもあります。マリメッコでは、「フラットベッド」はパターンの大きい柄、「ローリングスクリーン」はウニッコなどの細かい柄をプリントしているそうです。プリントされたものは色を定着させるためにスチームをあて、洗って乾かします。最後にシワを伸ばしたら完成です。デザインした通りにきちんと仕上がっているかどうかは、人の目で検品されます。仮に少し違う部分が見つかったとしても、それらは決して捨てられることなく、シルバーグレード(B級品)としてショップやアウトレットで販売するのだとか。できたてホヤホヤのものを見せてもらいました。ここから様々な商品に加工されて、世界中のファンの元へ届けられます。本社にはショップやアウトレット、社員食堂も!マリメッコ本社の1階には「Maritori」という社員食堂があり、一般の人も利用OK!社員さんたちに囲まれてランチ、なんていう、なかなか体験できないひとときを過ごすことができます。楽しそうに食事をする社員さんを見ていると、素敵なテキスタイルが生みだされる理由が、なんとなくわかる気がします。そして冒頭にも書いたとおり、ショップやアウトレットも併設されています。ショップには新作をはじめ日本未入荷のものもあるので、マリメッコファンならぜひ一度足を運んで欲しい場所です。アウトレットにはかなりの品数がそろっていて時間を忘れてしまいそう!お財布のひもが緩みっぱなしになるので、そこは要注意です。40ユーロ以上お買い物をしたら、免税の手続きをお忘れなく。まとめいかがでしたか?マリメッコの商品に触れることがあったら、ぜひハッピーオーラが溢れるプリント工場と本社のことを、思い浮かべてみてくださいね。マリメッコのオフィシャルサイトはこちら!マリメッコ本社の社員食堂の詳細はこちら!取材協力:マリメッコ本社フィンエアー●ライター河辺さや香
2018年02月20日『映画ドラえもん のび太の宝島』の公開を前に2月19日(月)、“大人だけの先行試写会”と銘打って、文字通り大人だけを招待しての試写会が開催! ゲスト声優を務めた大泉洋、高橋茂雄(サバンナ)、脚本を担当した川村元気が登壇し、「ドラえもん」の魅力を語り合った。シリーズ38作目となる本作は、東宝の映画プロデューサーであり、映画化もされた小説「世界から猫が消えたらなら」を手がけるなどマルチな活躍を見せる川村氏を脚本に迎え、のび太たちが宝島を目指して冒険を繰り広げる。大泉さんはのび太たちの前に立ちはだかる海賊・シルバーを、高橋さんも同じく海賊のトマトを演じている。■大泉洋、これまで全く触れてこなかった映画ドラえもんにガチ感動!大泉さんは「出といてこんなこと言うのは失礼ですが、これまでドラえもん映画を通らずに生きてきました」と今回、初めてドラえもん映画に触れたと告白。「大人になってからも『ドラえもんは泣ける!』とは聞いてたんですが、『なんぼのもんじゃい!』と思って見てみたら、まあシルバーがいい!」とまさかの自画自賛。「これから1年に1本のペースで順繰りに遡っていきたい。(1本目の)『のび太の恐竜』にたどり着いたとき、号泣すると思います」とすっかりドラファンになったよう。■“ドラえもん”水田わさびも「今年はすごい!」と太鼓判高橋さんは、昨年の『のび太の南極カチコチ大冒険』に続き、なんと史上初の2年連続のゲスト声優という快挙を達成!今年の作品について「台本の時点でメチャクチャ面白いってわかったし、声を入れて、映画もできて、ドラえもん役の水田わさびさんにお会いしたんですが、『今年はヤバくないですか?』と言ったら『今年はすごい!』とおっしゃってました。ドラえもんが言うてるやん!間違いないなって思いました」と例年と比べても本作は特別な仕上がりになっていると断言する。本作において、大人だからこそ泣けるポイント、楽しめる見どころを問われた大泉さんは「今回の作品、大人は楽しめますよ。子どもは楽しめますかね?子どもは見なくていいんじゃない?」と“大人が見るべし!”を超えて“子どもは見なくていい”という、まさかのネガティブキャンペーンを繰り広げ、すかさず高橋さん、川村さんから「やめろ(笑)!」とストップがかかる。■伝説の「鼻でスパゲッティ」を超える無茶ぶりが登場!?その上で「のび太くんが…あの、ダメなのび太くんがあんなに変わって…。あの勇気は泣けますね。ドラえもんを助けるためにとんでもないことをします。のび太くんはどこまでが目なんでしょうか(笑)?あののび太君以上に勇気ある人は世界にいないんじゃないかと。のび太くんこそが金メダルです!」とビミョーにディスりつつも、劇中でのび太が見せる勇気を大絶賛する。一方、高橋さんは、映画第1作の『のび太の恐竜』でのび太がジャイアンとスネ夫に約束した「鼻でスパゲッティを食べる」という約束――通称“鼻スパ”を超える無茶ぶりが本作で見られると予告し、オールドファンの期待を煽っていた。『映画ドラえもん のび太の宝島』は3月3日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月19日女優の小松菜奈と俳優の大泉洋がW主演を務める映画『恋は雨上がりのように』(2018年5月公開)の第二弾キャストとビジュアルが24日、明らかになった。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。2018年1月からはフジテレビの「ノイタミナ」枠ほかにてアニメも放送中。あきらの親友で陸上部のキャプテン・喜屋武はるか役に清野菜名、あきらがアルバイトをするファミレス・ガーデンのバイトの大学生・加瀬亮介役に磯村勇斗、あきらのクラスメートでバイト仲間でもある吉澤タカシ役に葉山奨之、あきらのバイト仲間・西田ユイ役に松本穂香、密かにあきらのことを目標にしてきた南高校陸上部のエース・倉田みずき役に山本舞香と、フレッシュで次世代を担う若手俳優陣が出演。さらに、あきらとともにファミレス・ガーデンで働くウェイトレス・久保役に濱田マリが出演。また近藤の旧友で人気作家の九条ちひろ役にTEAM NACSの戸次重幸が出演し、大学時代からの仲間である大泉と戸次が役柄でも旧友を演じることとなる。またあきらの母・橘ともよ役には、小松とCM共演中の吉田羊が、映画初共演となる。公開されたビジュアルは、あきらと近藤の絶妙な距離感や、すれ違いながら不器用に惹かれ合い影響し合う2人の繊細な世界観を表現した。本編の撮影も行った写真家・市橋織江が、ポスターなどのスチール撮影も担当し、透明感溢れる“恋雨”ワールドを描き出した。Ⓒ2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会©2014 眉月じゅん/小学館
2018年01月24日俳優の大泉洋と松田龍平が12月15日(金)、丸の内TOEIで行われた映画『探偵はBARにいる3』大ヒット舞台挨拶に登壇。シリーズの大ヒットを祝福し、製作・配給を務める東映グループ会長の岡田裕介氏から、シリーズ継続を求めるサプライズの手紙が届けられると、大泉さんは「もちろん続けますよ。一生BARにいるし、一生『水曜どうでしょう』も続けます」と満員の客席の前で高らかに宣言した。■松田さんはまさかの「一回持ち帰らせてください」発言!本作は、東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を映画化した『探偵はBARにいる』シリーズの第3弾。北海道の歓楽街・ススキノで活動する探偵(大泉さん)の助手・高田(松田さん)の後輩からの依頼である人探しを受けてしまったことか起こる最悪の事件を描く。シリーズ累計動員200万人を突破し、オープニング興収が過去最高の数字を記録するなど大ヒットスタートを切ったが、大泉さんは「こうして公開後にまたイベントをやらせてもらうのはありがたい」と笑顔を見せると、スタートから数分話し続けるなど、この日も独壇場。そんな大泉さんに岡田会長から“続投要請”の手紙が届くと「もちろんやります」と、あっさりパート4製作が決定したが「東映さんは狡猾だから、公開前には決してこういう話はしない。ヒットしないとやらないんですよ」と愚痴をこぼす。それでも「でも今日の話だと、一生続けるということですよね。やりますよもちろん」と“一生探偵”宣言で客席を沸かせた。しかし、会場が大いに盛り上がるなか、松田さんは、「台本的にパート3で終わると思っていたから…。一回持ち帰らせてください」とまさかの発言。ビックリした表情をみせた大泉さんは「マネージャーかよ!」と鋭い突っ込みを見せていたが、松田さんは「大泉さんが過酷な撮影に耐えられるなら…。大泉さん次第です」と最後は続編に意欲を見せていた。■来年は大泉さん&松田さんでM-1出場!?また、大ヒットしているものの、まだ観ていない人たちへの見どころを聞かれた大泉さんは「全国的には言っていませんが、この映画には私の親父が出ています。『観たこともない年寄りがどうしてこんなに大きく写るんだろう』というシーンを発見したら、それは僕のパパです」と不思議な見どころを語ると、さらに「あとは結構ジェダイが出てくるし、僕たちが一番大事にしているのはフォースなんです」と、この日公開になった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を意識した発言で客席を沸かせていた。大泉さんのトークに、終始苦笑いを浮かべてていた松田さんは「フォースの話になるとレベルが高すぎて…」と語ると「初めて観る方がたくさんいることにビックリしました」と回答。司会者から「見どころ」を聞かれていただけに、大泉さんは「出ました!聞かれていないことを答えるインタビュアー泣かせ、最難関な人」と、またもや鋭い突っ込みを見せていた。息のあった2人に場内は大爆笑。大泉さんは「こんな金屏風の前でトークしているとM-1グランプリに出ているみたいですね。来年は『探偵はBARにいる』というコンビでM-1に出ようか」と語っていた。『探偵はBARにいる3』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年12月15日『探偵はBARにいる3』が公開中だからというわけではないが、大泉洋は、ミステリアスだ。え? と思った人もいると思うが、まあ、話を聞いてほしい。大泉洋は、たしかに、一見、わかりやすいアイコンである。故郷の北海道をこよなく愛しながら、芝居やバラエティーをやっている、気取らず親しみやすい、ユーモアにあふれたおしゃべり上手な好人物という印象を彼に対してもっている人が多いと思う。それを、いやいや違うと覆すつもりはない。改めてプロフィールをおさらいすると、大泉洋は、北海道で劇団TEAM NACS活動と平行しながら出演していた北海道ローカルのバラエティー番組『水曜どうでしょう』から火がついて、みるみるうちに全国区の人気を獲得。テレビドラマ、映画、舞台と大活躍している。前述の魅力につけ加え、バラエティー番組では何かと弄られ、そのつどボヤくのも特徴で、困り顔が似合う俳優という印象もある。そこが愛らしい。と同時に、気になるのは、そこなのだ。ほんとうに、この人は弄られボヤくキャラなのだろうか。○ハードな事件に巻き込まれる探偵大泉洋が主演の『探偵はBARにいる3』の“探偵”(なぜか名前がなく“探偵”のみ)は、ススキノのプライベートアイとして、街を知り尽くし、困った人を助けるお仕事をしていて、しょっちゅう命の危機にさらされている。映画の1でも2でも3でも、なかなかハードな事件に巻き込まれているのだが、常に飄々としていて、どんなに酷い目にあっても、笑いにしてしまう。それは、脚本家の古沢良太の持ち味でもあるのだろうけれど、大泉洋と相乗効果を成して、よりいっそう楽しい。真冬の北海道の海の上、ハダカで小舟に磔にされる場面なんて、実際、その場にいたら笑えない寒さだと思うが、大泉洋はみごとなまでに笑いの場面以外の何ものでもなくしてしまう。3では、1と2にあった、ザッツ昭和のハードボイルド探偵もののイメージーー血がほとばしる暴力シーンやオネエチャンのハダカもいっぱいみたいな部分がずいぶんとソフトになり(これは、吉田照幸監督の個性か、テレビで放送するときのBPO対策か不明)、大泉洋はますます軽やかになった。だが、話は重い。探偵の相棒・高田(松田龍平)の知り合いに依頼された、女子大生(前田敦子)行方不明事件を追っているうちに、裏に危険な組織があることがわかる。そして、その組織に関わっている女性・マリ(北川景子)は、かつて彼女が行き倒れていたときに探偵が助けた人物だった。とても重たい秘密をもった彼女を、探偵は救おうと奔走する。そのクライマックスには誰もが驚かされるだろう。探偵が、マドンナ的役割のゲスト女優といい感じになるのはシリーズのお決まりで、とりわけ今回の探偵とマリはかなりいい感じになる。でも、そのいい感じになり方も、恋愛映画の金字塔『恋人たちの予感』にオマージュを捧げた微笑ましいものになっている。ススキノのプライベートアイとして、あらゆる意味で百戦錬磨であるはずの探偵なのに、この可愛さは何? という、いわゆるギャップ萌えを狙っただけにとどまらず、おそらく、そんなにあらゆる面で強くなんかなれない男性観客にも親近感を呼ぶこと請け合いだ。こんなふうに男からも女からも共感の眼差しを一身に受ける探偵。その一見、そんなに強そうに見えない彼が、一度やると決めたことには、危険を承知でぶつかっていく姿に胸を熱くしながら、でも、きっと、探偵はすごく強いのだと、私は勝手に思う。本当は、寒さも熱さも痛みもへっちゃらの不死身の男で、でも、ちょっと弱そうに見せているエンターテイナーなのだと。○大泉洋の魅力とはその疑惑の真偽に関してはどうでもよくて、こう見えて実は……というミステリアスな部分をちらつかせているところが探偵の魅力であり、そっくりそのまま、大泉洋の魅力ではないかと思う。古沢良太は、大泉は「どんなことを書いてもどうにかしてくれるだろうと信頼しています」とテレビブロス12月2日号で語っていた。それはつまり、大泉洋はなんでもウェルカムな最強の俳優であるということだ。だって、ふつう、ハダカで冬の海に出ないですよ。よっぽど強靭ですよ。それをやっておきながら、ボヤく。困り顔する。ほんとうに、強くて、できる男は、それを見せないということを、大泉洋は体現している。つまり、彼の人生最大の演技は、彼が本当はいじられキャラでもボヤきキャラでも困り顔キャラでもないってことなんではないか。大泉洋に何度か取材をしたことがあるが、常に話が面白くなるように気にかけてくれていることもひしひしと感じる。すべてを笑いに変えられることは、ほんとうの強さだ。大泉洋の脳みそや身体の中で、いったいどんなふうにして、すべてをエンターテインメント化しているのか、その工程こそが、最大のミステリーである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年12月08日映画『探偵はBARにいる3』に出演している俳優の大泉洋と志尊淳が11月29日(水)放送の「ホンマでっか!?TV」にゲスト出演。番組では大泉さんが「タコ焼き」について、志尊さんが「箸の持ち方」について議題を提案。大激論の結論やいかに!?本番組はMCを明石家さんまが務め、さんまさんと強烈キャラクター評論家軍団とパネラーたちがサイエンスな爆笑トークを繰り広げる人気バラエティー。今回は「道の駅」をテーマに「道の駅 旅案内全国地図」編集長を務める守屋之克氏や、旅とキャンピングカーをテーマにするフリーライター・浅井佑一氏、1,000か所以上の道の駅を巡った平賀由希子氏などが「道の駅」の魅力を紹介。前回出演した際「ホンマでっか!?レストラン」で海鮮あんかけ焼きそばを作った大泉さんは今回、オムライスに挑戦。加藤綾子アナウンサーを巻き込み、さんまさん、辛口評論家軍団に終始ツッコまれながら料理をする大泉さん、その出来栄えにも注目。そして「ホンマでっか!?どっち派討論会!」では大泉さんから「タコ焼きを食べるとき、熱々で食べる派か、少し冷まして食べる派か」という議題が。大泉さんと志尊さんは、スタジオで熱々のたこ焼きを食べることになり、お約束のハフハフを披露!?続いて志尊さんが「好きな人の箸の持ち方が変だったら、引く派か、引かない派か」という議題が投げかけられ、持論を熱くぶつけ合う。大泉さんと志尊さんが出演している『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。はじまりはありふれた人探し…のハズだった。“失踪した女子大生”。その裏で見え隠れするのはひとつの殺人事件。調査を進める中で浮かび上がったのは、モデルクラブの美人オーナー・マリと、最凶のインテリヤクザ・北城。卑劣な罠が、次々と探偵と高田に襲い掛かる。やがて起こるもう一つの殺人事件、高田の敗北、巨額の薬物取引、巧妙なハニートラップ、裏切りに次ぐ裏切り。事態はただならぬ様相を呈し始めていた。そしてマリは、自ら裏社会をも欺き、2人の前にやってくる――。大ヒットシリーズ第3弾となる同作。探偵役の大泉さん、高田役の松田龍平のコンビはもちろん、謎の美女・マリ役で北川景子が出演するのをはじめ、前田敦子、鈴木砂羽、リリー・フランキー、田口トモロヲ、志尊さん、安藤玉恵、マギーら豪華キャストの共演も見どころ。大泉さんと志尊さんが出演する「ホンマでっか!?TV 大泉洋vs評論家2時間ずっとバッチバチSP」は11月29日(水)20時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年11月29日「ルパン三世」の原作者モンキー・パンチが、大泉洋主演『探偵はBARにいる3』を観劇し、感じたままに描き上げた、ハードボイルドな雰囲気漂うイメージ画が完成。大泉さんが感激のコメントを寄せている。マスコミ向けに行われた試写会では「シリーズで最も切なくて泣けるドラマ」「ハードボイルドな空気を醸し出しつつ、絶妙な間合いで笑いを挟みこむ」など、シリーズの中でも最高傑作との声が上がっている本作。シリーズ1、2で培われた大泉さん演じる“探偵”のキャラクターに対しての評価も高いものとなっており、“ルパン三世”を彷彿とさせるという声が多く寄せられていた。そのことから、今回「ルパン三世」の原作者であるモンキー・パンチ氏の快諾により、実施に映画を鑑賞してもらい、感じたままのイメージ画が完成。その画は、BARでグラスを傾けながら依頼を受けている“探偵”がモチーフとなっており、 “大人のハードボイルド感”や“危険で激しいアクション”を匂わすイメージが見事に表現されている。大泉さんは「子どものころから、とにかく『ルパン三世』が大好きだったのでこんなに嬉しいプレゼントはありません。ちょっと泣きそうになりました」とコメント。「“探偵”に、いろんな銃が向いていたり、ナイフが“探偵”の頭の上に刺さっていたり、壁に不二子を想像させる女性の絵が飾られていたりと、ハードボイルドな世界観がめちゃめちゃかっこよかった」と語る。子どものころ、よく「『ルパン三世』に似ている」と言われていたそうで、「モンキー・パンチ先生が『探偵はBARにいる3』を見てくれた上で、私演じる“探偵”を描いてもらったというのは光栄の極みでございました」と大感激。「ルパン三世」の雰囲気やキャラクターは「“探偵”を演じる上で実はとても影響を受けていました」と明かし、「一生の宝物にします!!」と喜びが止まらない様子。一方、本作を観たモンキー・パンチ氏は、「ラスト約5分前、真実が判り主人公が苦悩する大泉さんの無言の演技は迫力満点、感動ものである。洋ワールドを思う存分楽しめた」と、こちらも大絶賛のコメントを寄せている。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月29日総合家庭用品メーカーのマーナが、バス用品『泡工場背中も洗えるシャボンボール』と『泡工場シャボンボール』を11月下旬より新発売しました。たっぷりの泡でやさしく体を洗いたい方へ『泡工場背中も洗えるシャボンボール』と『泡工場シャボンボール』は、泡立ちと泡質を追求した「泡工場」シリーズの新アイテムです。ネットを二重にし、目の細かい「やわらかネット」を使用しているため、肌あたりが優しく濃密な泡立ちを実現しています。『泡工場背中も洗えるシャボンボール』は、両端のヒモを引っ張ると、ネット部分がぐーんと伸びて背中が洗いやすい構造です。『泡工場シャボンボール』は、泡立てネットとしても、体洗いとしても使えます。カラーはそれぞれ4色展開。たっぷりの泡でやさしく体を洗いたい人におすすめです。製品概要品名:泡工場背中も洗えるシャボンボールカラー:ブルー/グリーン/ピンク/イエロー希望小売価格:480円+税材質:ポリエチレンサイズ:約13×50×13cm品名:泡工場シャボンボールカラー:ブルー/グリーン/ピンク/イエロー希望小売価格:380円+税材質:ポリエチレンサイズ:約Φ14cm販売先専門店、量販店、マーナ公式オンラインショップ。マーナ公式オンラインショップ問い合わせ先株式会社マーナTEL:03-3829-1111※受付時間:9:30~17:30(土曜・日曜、祝日は除く)
2017年11月27日俳優・大泉洋が、2018年公開の『映画ドラえもん』シリーズ38作目となる最新作『映画ドラえもんのび太の宝島』にゲスト声優として参加することが決定した。今作は、夢とロマン溢れる大海原を舞台に、太平洋上に突如現れた謎の島に隠された宝を巡って大冒険を繰り広げる物語。TVアニメ「ドラえもん」の演出を数多く手がけ、本作が初の映画シリーズとなる今井一暁を監督に、脚本は『バケモノの子』『君の名は。』など映画プロデューサーのみならず、「世界から猫が消えたなら」など小説家としても活躍する川村元気が担当する。そして今回、主演作『探偵はBARにいる3』の公開を控え、個性的かつ多彩な演技で幅広い層から支持される俳優の大泉さんが、のび太たちを襲う海賊船の船長で、宝島に眠る財宝のカギを握るキャプテン・シルバー役で出演することが決定!大海原でのび太たちに立ちはだかる、怪しく謎に包まれた海賊船の船長…そこに秘められた真実とは…?『千と千尋の神隠し』『バケモノの子』など、いままでに10作品ものアニメ映画に出演してきた大泉さんだが、今回のオファーに関して「…ついに来た!!ドラえもんだ!!!」と率直な感想を述べ、取材ではドラえもんと初対面した瞬間、「ドラえも~ん!会いたかったよー!!」と駆け寄り喜びを爆発させる場面も。また、まずはマネージャーとではなく、6歳の娘と話し合ったと言う大泉さん。「『どうする?パパ、ドラえもん出て欲しい?』って聞くと『うん!』って。最終的なGOは娘が出しました(笑)」と愛する娘のため出演オファーを快諾したそう。すでに脚本も読んだそうで、「これまた良いんです。ドラえもんの映画って、大人が見ても面白いし、泣いちゃいますが、今回も本当にぐっとくる物語でした。特に、僕みたいに子どもを持つ親にはもう、参っちゃいます」と感想を述べ、「娘はまさにいまがそうですが、僕も立派なドラえもん世代。子どもの頃は漫画を買って読んでいましたが、僕は完全にのび太ですよね。出木杉君ではない。のび太って、全然やらなきゃいけないことやらないでしょう?最終的にドラえもんに頼る姿は、かつての兄に頼る僕です。兄は僕のドラえもんでした(笑)」とキャラクターと重ねて話した。役については、「今回は、宝島のカギを握る海賊船の船長という役どころなので、何かひとつ信念を持っているような、深みのある大人の男を演じられたらと思っています。ドラえもんの世界に自分が参加していることに感動していますが、まずは映画を盛り上げられるよう頑張ります!最後に、娘に一言贈ります。パパ、頑張るからね!」と気合十分に語っている。今回の大泉さん起用にあたり、プロデューサー・川北桃子は、「実は、脚本作りの段階から監督の今井さん、脚本の川村さんをはじめ、まさに全員一致で大泉さんをイメージし、準備を進めていました」と最初から大泉さんをキャスティングする方向だったと明かし、「シルバーは、厳しさと、優しさが同居する難しい役どころです。そんなシルバーを大泉さんはしっかりと受け止めてくださり、監督も、大泉さんが声を吹き込んだ瞬間、シルバーのキャラクターが完成したと興奮気味です」想像通りのキャラクターになったようだ。『映画ドラえもんのび太の宝島』は2018年3月3日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月27日俳優の大泉洋が11月22日(水)、丸の内TOEIにて開催された「大泉洋映画祭」の初日に、女優の前田敦子と共に登壇。最初の挨拶で「栄えある第1回大泉洋国際映画祭にご来場いただき…」と自ら“第1回”と“国際”をつけ足して映画祭の壮大さをアピールしていたが、主催の東映の関係者が、大泉さんが聞こえるところで前田さんとイベント進行の打ち合わせをしたり、大泉さんをかたどったトロフィーを受賞の前に大泉さんに見せるなど、“やや軽い”対応に「茶番感がひどいというか、もうちょっと重々しくやってほしかったな」とお得意のぼやき節も披露していた。■俳優界で自分の映画祭をやるなんて僕しかいない!「大泉洋映画祭」は、自身が主演を務める映画『探偵はBARにいる3』の公開を記念して、俳優の大泉洋をより楽しんでもらうために、11月22日より、厳選された主演映画7作品を集めて上映するというもの。期間中に『探偵はBARにいる』、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』、『しあわせのパン』、『グッモーエビアン!』、『青天の霹靂』、『駈込み女と駆出し男』、『アイアムアヒーロー』が日替わりで上映される。大泉さんは、「おそらく日本の俳優界でこんなイベントをやるのは僕だけかなと。まあ真似する俳優さんはいないでしょうね」と自嘲気味に語っていたが「すでに公開が終わった自分の作品が、また映画館で上映されるというのは嬉しいことです。自分もまた大きなスクリーンで観たい」と笑顔をみせる。この日は、上映7作品の中から、最優秀主演男優賞が発表されることに。プレゼンターを務めた前田さんが、渡された封筒をから受賞者が書かれた紙を出す姿を、舞台中央で祈りを込めながら見つめていた大泉さんは、自身の名前がコールされると感極まった表情を浮かべる。「まさか取れると思っていなかったので正直驚いています」と大泉さんは感情を込めて語ると、いつもの大泉ワールドに場内は大爆笑に包まれた。■大泉洋&前田敦子が互いに俳優としての魅力を語る!大泉さんの大ファンだと公言している前田さんは「“みんなの友達、大泉さん”みたいな感じで、誰にでも明るく楽しく接してくれる人柄も素敵です」と大泉愛を爆発させると「いろいろな役柄を演じていて、普通にファンです。現場でも格好いいですし、演技についてちゃんと相談にも乗ってくれて、自身の悩みとかも隠さず見せてくれるので、とても救われます」と俳優の先輩として、尊敬する存在であることを明かしていた。そんな前田さんに「忙しいなか、遅い時間に(『探偵はBARにいる3』のロケ地である)北海道に来てフラフラになりながら撮影しているのが印象に残っています。お芝居が好きで、本作でも馬鹿っぽいけどずるがしこい役をうまく演じていていました。あっちゃんが出演してくれたおかげで作品に厚みがでました」と大泉さんも絶賛していた。■大泉洋が語る映画とテレビドラマの違いさらに大泉さんは「映画もテレビも映像であることは変わらないのですが、映画は時間の掛け方が違う。とことんこだわることにより、絵に奥行きや広がりがあると思うんです」と映画とテレビドラマの違いを語ると、「『探偵はBARにいる3』もみんなで一生懸命作った映画です。この映画祭でパート1と2が観られるので、続けて観ていただいてもいいですし、パート3だけ観ても十分楽しめる作品になっています」と映画をアピールしていた。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月22日小松菜奈と大泉洋がW主演を務め、人気コミック「恋は雨上がりのように」を実写映画化することが決定。小松さん演じる女子高生が、大泉さん演じる28歳年上のファミレス店長に片想いする。原作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載中の眉月じゅんによる同名漫画。2014年の連載開始直後から話題となり、「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクイン。9集まで刊行され、累計発行部数は約175万部を突破している(11月現在)。■あらすじ陸上の夢を怪我で絶たれてしまった主人公の女子高生・橘あきら。偶然訪れたファミレスで放心しているところに、優しく声をかけてくれたのは店長の近藤正己だった。 それをきっかけに、あきらはファミレスでのバイトを始める。バツイチ子持ちで、ずっと年上の近藤に密かな恋心を抱きながら… 。あきらの一見クールな佇まいと17歳という若さに、好意をもたれているとは思いもしない近藤。しかし、近藤への想いを抑えきれなくなったあきらはついに告白する。近藤は、そんな真っ直ぐな想いを、そのまま受け止めることもできず――。真っ直ぐすぎる17歳とバツイチ子持ちで冴えない45歳。年齢差28歳の2人の関係はやがて、それぞれが自分自身を見つめ直すきっかけとなり…。陸上の夢を故障で経たれ、陸上と向き合うことを避けてきたあきらと、かつて夢見ていた小説家の夢から目を背けてきた近藤。ともに“夢をあきらめた”経験を抱えている2人は、片想いをきっかけに、やがてお互いが自分自身と向き合う“人生の雨宿り”となり、少しずつ勇気を取り戻して成長していく。■小松菜奈&大泉洋、初共演!すれ違いながら不器用に惹かれ合い、影響し合う2人に主人公の女子高生・あきらを演じるのは、鮮烈なデビュー作『渇き。』以降も、『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など話題作に出演、『沈黙-サイレンス-』でマーティン・スコセッシ監督に見いだされ世界進出も果たした若手実力派、小松さん。「シャネル(CHANEL)」のブランドアンバサダーも務めるなど、モデルとしても世界で活躍する。あきらの寡黙だが凛とした佇まい、細かな感情表現を演じるのに、小松さんはハマリ役。一方、そのあきらに恋心を寄せられるファミレス「ガーデン」の店長・近藤を演じるのは、『駈込み女と駆出し男』で第58回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞、その後も『アイアムアヒーロー』など数々の作品に出演し、『探偵はBARにいる3』も控える大泉さん。その存在感ある演技力はもちろん、アニメーションの声優、作家、歌手などマルチに活躍し、その軽妙なトークでも幅広い年代から愛される大泉さんが、冴えないけれども、誠実で優しさにあふれた中年男性をどう演じるのか、気になるばかり。■“恋雨”ブームを巻き起こす原作に期待高まるコメント原作を読み、「人を好きになるって理屈じゃないなって純粋に思えた」と小松さん。「最初は女子高生とおじさんの恋愛の話かなって思いましたが、読み進めていくと2人の成長物語のように思います。微笑ましく、ちょっぴり泣けたり、大切な想いだったり、人を好きになることだったり、読んでいてなんとなく背中を押してくれる感じがしました。素直に伝えるって難しいことだけど、私が演じるあきらとして素直にまっすぐ伝えたいです」と意気込みを明かす。また、大泉さんはまず、「女子高生が中年のファミレス店長に恋をする話です」と聞いて、「ついにそういう役が来たか!と胸の高鳴りを抑えられませんでしたが、原作を読ませていただいて、“自他共にみとめる冴えない男”だと分かり『ですよね!』と妙に納得したものでございました(笑)」と告白。「あきらの純粋過ぎる想いに、はじめは戸惑う近藤ですが、次第にその想いにどう応えていくのか、彼なりに必死に向き合っていく。そんな頼りないけど、どこか憎めない近藤役を精一杯演じたいと思っております」と語り、「小松さんとは今回が初共演になります。2人の噛み合わない、もどかしいけれども可愛らしいかけあいを小松さんと一緒に作っていければと思います」と期待を寄せている。監督を務めるのは、CMディレクターとして大活躍しながら、『ジャッジ!』『世界から猫が消えたなら』、そして『帝一の國』と、スタイリッシュな映像と気持ちの良いテンポ感が持ち味の永井聡。「同世代のオッサンである私でも倫理的にどうなの?と思う設定なのに、原作はとても可笑しくて、瑞々しく、澄み切った青空の様な読後感」とコメント。「小松菜奈さんの暴走に翻弄される大泉洋さんを楽しんでください」と見どころ(?)に触れる。さらに、原作の眉月じゅんからは「脚本が既にキラキラと輝いて見えました」と太鼓判。「しかも店長役にあの御存知 大泉洋大先生とあればもう…!小松菜奈ちゃんのスカートがどれだけ短いのかも気になるところです。演者の方々はもちろん、永井監督のチャーミングさ溢るる楽しい映画になるのだろうといまからワクワクしております」と期待いっぱいのコメントが到着。2018年1月からはフジテレビの「ノイタミナ」枠ほかにてアニメ化も決定しており、20代女性を中心に巻き起こる“恋雨”ブームは加速していきそうだ。『恋は雨上がりのように』は2018年5月、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月15日女優の小松菜奈と俳優の大泉洋が、映画『恋は雨上がりのように』(2018年5月公開)でW主演を務めることが15日、わかった。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。2018年1月からはフジテレビの「ノイタミナ」枠ほかにてアニメ化もされる。小松と大泉は初共演。絶妙な距離感から撮影がスタートし、不器用に惹かれ合う様子が映画におさめられる。『ジャッジ!』(14)、『世界から猫が消えたなら』(16)、『帝一の國』(17)の永井聡がメガホンをとり、15日から12月末まで撮影が行われる。永井監督は「45歳のさえないオッサンに、17歳のクールな女子高生が片想いをする話。同世代のオッサンである私でも倫理的にどうなの? と思う設定なのに、原作はとても可笑しくて、瑞々しく、澄み切った青空の様な読後感で、映画化の話が来る前から、眉月先生のファンでした」と原作への愛を明かした。原作の眉月は「脚本が既にキラキラと輝いて見えました。しかも店長役にあの御存知大泉洋大先生とあればもう……!」と期待を寄せる。「小松菜奈ちゃんのスカートがどれだけ短いのかも気になるところです」とポイントを語り、「演者の方々はもちろん、永井監督のチャーミングさ溢るる楽しい映画になるのだろうと今からワクワクしております!」と喜びを表した。○小松菜奈コメントこのお話をいただいて原作を読ませていただいたのですが、人を好きになるって 理屈じゃないなって純粋に思えた漫画に出会う事が出来ました。最初は女子高生とおじさんの恋愛の話かなって思いましたが、読み進めていくと2人の成長物語のように思います。 微笑ましく、ちょっぴり泣けたり、大切な想いだったり、人を好きになる事だったり、 読んでいてなんとなく背中を押してくれる感じがしました。素直に伝えるって難しい事だけど、 私が演じるあきらとして素直にまっすぐ伝えたいです。そしてあきらが恋をする相手・近藤を演じる大泉さんとは今回が初共演になります。2人の絶妙な距離感や空気感を大泉さんと一緒に作り上げていくことに私自身とても楽しみです。プレッシャーはありますが原作の世界観をより大事に永井監督、 大泉さんや共演者の方々と一緒に楽しく描ければいいなと思います。○大泉洋コメント最初にこの作品のオファーを頂いた時に「女子高生が中年のファミレス店長に恋をする話です」と聞いて、遂にそういう役が来たか! と胸の高鳴りを抑えられませんでしたが、原作を読ませて頂いて、"自他共にみとめる冴えない男"だと分かり「ですよね!」と妙に納得したものでございました(笑)。原作は登場人物の心理描写がとても丁寧で、人を愛する事の難しさや、自分の気持ちに素直になる事の大切さを考えさせてくれる素敵な作品だと思いました。あきらの純粋過ぎる想いに、はじめは戸惑う近藤ですが、次第にその想いにどう応えていくのか、彼なりに必死に向き合っていく。そんな頼りないけど、どこか憎めない近藤役を精一杯演じたいと思っております。そしてあきらを演じる小松さんとは今回が初共演になります。 2人の噛み合わない、もどかしいけれども可愛らしいかけあいを小松さんと一緒に作っていければと思います。(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会(C)2014 眉月じゅん/小学館
2017年11月15日大泉洋と松田龍平という最高のコンビが贈る人気シリーズ第3弾、映画『探偵はBARにいる3』のジャパンプレミアが10月24日(火)、都内にて行われ、大泉さんと松田さんに加え、出演する北川景子、前田敦子、リリー・フランキー、吉田照幸監督が舞台挨拶に登壇した。大泉さんと共にずっとシリーズに出演している松田さんだが、「改めて『探偵はBARにいる』は面白い。実は、むしろ『4』が観たいと思って、そんな作品になったのが不思議で。『3』でやめようかなと思っていたので」とぶっちゃけると、隣にいた大泉さんが目をひん剥いた。しかし、クールな様子の松田さんが「初めて言いますけど、まさか『4』をやりたいと思える作品になると思わなかったので、自分でも驚いています」と淡々と話すと、大泉さんは「僕は、いささかショック…」と何とか受け止めていた。『探偵はBARにいる3』では、探偵(大泉さん)と相棒・高田(松田さん)が最大の事件に挑む物語。失踪した女子大生の麗子(前田さん)を探すうち、ひとつの殺人事件にあたった探偵。調査を進める中で浮かび上がったのは、モデルクラブのオーナー岬マリ(北川さん)と、冷酷非道な裏社会の北城(リリーさん)だった。真相に近づくにつれ、探偵と高田の歯車も少しずつ狂い出す。吉田監督が「エンドロールの最後まで観てください」と挨拶で告げると、前田さんは、「クレジットの最後まで観ていない!」と焦り出した。すると、大泉さんが「お前、ラストを観ないで『面白かった』って言ったの!?もう1回観に行けよ、もう1回頭から観ろ!」とげきを飛ばした。その様子を黙って見ていたリリーさんだったが「実は、まだ完成したものを観ていないんです。まだ観ていないので大人しくしていた」と、加えて告白…!松田さん、リリーさん、前田さんとマイペースなキャストの発言に頭を抱えた大泉さんは、完成作未見というリリーさんに向かって、「どの面下げてきているんだ!今日、お客さんと観たらどうだ!」と言い始め、止まらずに、「しかも今日やっぱり遅刻してきたし!」とリリーさんの物まねまで披露。「『いやいやいや、(皆の)待ってる感が半端ないね』って、そりゃそうでしょ!」と大激昂の大泉さんの様子に反して、場内も登壇陣も大爆笑だった。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年10月24日安心・安全で美味しくかつリーズナブルな高品質ワインを製造するメルシャン藤沢工場。ですが、メルシャン藤沢工場はそれだけでなく、焼酎やブランデーなどの製造も担っている縁の下の力持ちなのです。今回は、そんな満足度の高い商品を造りだす秘密をご紹介いたします!メルシャン藤沢工場へご招待メルシャン藤沢工場とは、〔メルシャン〕のワイン事業において重要な工程を担っている工場。今回は、満足度の高いメルシャン商品を作る工場の見学にいってきました!まずは、メルシャン藤沢工場が行っている3つの役割をご紹介いたします。甲類焼酎・甲乙混和焼酎・ブランデー・リキュール類・発酵調味料などの製造(ブレンド)と包装1つ目は「甲類焼酎・甲乙混和焼酎・ブランデー・リキュール類・発酵調味料などの製造(ブレンド)と包装」。〔メルシャン〕は〔キリングループ〕の製品製造とともに、〔MCフードスペシャリティーズ〕が販売する製品の製造も担っています。輸入ワインの国内ボトリング続いてこちらは「輸入ワインの国内ボトリング」。瓶詰めしない状態で輸入したワインをボトリングする工程です。この輸入ワインの国内ボトリングを実現させることで、いつでもどこでも安心・安全なワインを消費者に提供することが可能になりました。メルシャン藤沢工場では、品質維持と環境配慮からの新たなビジネスモデルの取り組みを担っているのです。国内製造デイリーワインの製造・包装最後にご紹介するのは、「国内製造デイリーワインの製造・包装」。藤沢工場では、安心・安全・高品質でリーズナブルなワインを製造しています。ブドウ濃縮果汁、バルクワインの2つの原料を用いたワイン醸造を行っており、満足感のある適正価格のワインを提供することが可能になっています。さらに、藤沢工場で製造されるワインはTPOやその時々のトレンドに基づいて商品設計を行っているとのこと。お客様の価値・意識を考慮した商品設計こそが、国内製造デイリーワインの最大の魅力とも言えますね。メルシャン藤沢商品の人気の秘密って?メルシャン藤沢工場のワイン技術研究所では、果実の美味しさや健康機能などの素材のポテンシャルを生かした技術開発から商品開発までを一貫して行っています。ブドウ品種の特徴的な香りや味わいの成分の同定、生成メカニズムの解明、そしてワイン中の含有量をコントロールする技術開発などの努力により、お客様のニーズに応える商品を提供しているのです。このように、メルシャン藤沢工場では、リーズナブルな価格ながらも満足度が高いワインを作る独自の製造技術や、一年中安定した味わいのワインを造り続けることが出来る独自のシステム、お客さんのニーズに合わせた商品設計を持ち合わせています。これこそが、メルシャン藤沢商品がお客様に人気な秘密なのです。そして、その人気の結果として、メルシャン藤沢工場が95%を占める神奈川県が、都道府県別ワイン生産量全国No.1になっています。ワインのテイスティング体験も!工場見学の後は、隣接するキリンワイン技術研究所による、ワインセミナーを受講しました。魚介料理とワインを同時に口にした時に時々感じる不快な“生臭さ”を解消する《ビストロシリーズ》の「フードマッチング製法体験」や、果実の美味しさ・健やかさを最大限に引き出す“ポリフェノールを操る技術”、熱抽出技術によって作られた《ボン・ルージュシリーズ》を体験しました。美白や美肌効果、老化を防ぐ効果、太りにくくする効果が期待できるポリフェノール。ですが、一般的にポリフェノールが多いワインは苦くて飲みにくいワインと言われています。そこで、メルシャン藤沢工場では、ポリフェノールを操る技術を開発して、ポリフェノール二倍でも飲みやすいワインを造りだしました。ポリフェノールを操る技術とは、苦味・渋味が強いタニタンと渋味・苦味が穏やかなアントシアニンのバランスをコントロールして様々な味わいを作り上げる技術のこと。それを使用することによって、コクがあり、まろやかで濃くリッチな味わいが特徴の健康的な《ボン・ルージュシリーズ》が完成しました。今回、メルシャン藤沢工場見学に足を運んで、満足度の高い商品作りを目の当たりにしてみました。今までのワインの概念が変化すること間違いなしですよ!※今回の工場見学は特別に開催されたものなので、通常は非公開です。
2017年09月27日昨今「工場夜景」として特集されることも多い工場の夜景。ライトアップされるわけではなく、あくまで実用性のため照らされるその地は一体どんな魅力があるのか。工場地帯へ向かった。 人間は、広い世界のほんの一部で生きている。全てを知ることはできない。世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。そんな人が集まると、小さなブームになる。誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。それが「うさこの覗いた世界」なのだ……! 観光のためにライトアップされた夜景よりも、輝く夜景がある。―――「工場夜景」だ。 石油化学コンビナート、製鉄工場、セメント工場……。わたしたちの生活を見えないところで支える化学工場は、夜になっても動き続ける。昼間は無骨なその姿も、暗い作業場を照らすためのライトによって何とも美しく映えるのだ。 「廃墟」や「ダム」、そして「工場」。無機質な機能美にときめく人が増え、写真集なども多く発行されている。見た目ではなく、テクノロジーを追求するための究極の形。媚びないからこそ、美しいものがある。 わたしも「橋」や「高速道路」など複雑で絡み合う構造にうっかり萌えてしまうタイプだ。 しかしそれを抜きにしても、美しいのが「工場夜景」。以前夜の高速道路を走るバスの中で「何これ?宝石箱でもひっくり返したの?」と思うような光に溢れた景色を発見した。位置を確認すると、そこは大きな工場地帯。それだけ一際明るくて、幻想的な場所なのだ。 日本にはいくつかの工場地帯があるが、中でも室蘭市(北海道)・川崎市(神奈川県)・四日市市(三重県)・周南市(山口県)・北九州市(福岡県)は「日本五大工場夜景エリア」と呼ばれ人気を集めている。わたしは上記に比べたらささやかながら関西圏を支える尼崎市(兵庫県)の工場地帯へ足を運んだ。 多くの化学工場は海のそばに展開する。材料を水路から運べる広い土地となると海沿いが好ましいようだ。わたしの持ち物はカメラ、望遠レンズ、そして三脚。 柵は越さない・人の迷惑にならない・不審者に間違われないというお約束を守り、「わぁ☆きれいだな~!」と浮かれながら撮影をした。 ライトに照らされるパイプ。赤く光るタンク。煙突から湧き上がる煙。恐らくひとつひとつが、重要な化学物質を運んでいるのだろうがなぜこんなにも複雑に絡み合い、なぜこんなにも美しいんだろう……?カメラの設定で光の色味やシャッターの速度を変えればまた全く違う世界にもなった。 いいね……すごくいいね……!まるで変態カメラマンのように、夢中でシャッターを切る。 この使用感のある錆びがまたグッと味わいを増すよね。まるで年代物のワインのような良さ。 水に反射した姿もこれまた幻想的な世界を作り出す! もう……巨大なアートに見えてくるね……! 多くの工場がそばには近寄れないため、慣れてない人が撮影スポットを探すのは思ったよりも難しい。工場同士も離れているため、今回は車で移動しながらの探検となった。しかし橋や向かい岸の公園など「ここなら見える!」という場所を探し出して撮影することは宝探しのような楽しさがある。 人気の夜景スポットはもちろん美しいが、人知れずこっそり楽しむ夜の工場にはオリジナルの魅力があった。
2017年08月17日