『火垂るの墓』で知られる日向寺太郎監督が手がけた最新作『こどもしょくどう』は、子どもの貧困対策として近ごろ注目を集めている「子ども食堂」がテーマ。といっても映画には子ども食堂そのものの描写はほぼありません。それよりもっと根本的な問題、どうしていまの日本で子ども食堂が必要とされているのか、必要とする子どもたちはどんな思いなのかについて、子どもの視点から描かれています。藤本哉汰さんや鈴木梨央さんなど子役の演技がすばらしく、うっかりすると子どもに感情移入しすぎてしまうのですが、時折発せられる子どもたちの鋭い一言に、大人としてこの問題に対して同情や共感だけで終わってはいけないことに気づかされる映画です。■7人に1人の子どもが相対的な貧困状態にある日本映画のタイトルでもある「子ども食堂」とは、家族と一緒に満足な食事をとることができない子どもたちのために、地域のボランティアなどが無料~数百円で食事を提供する取り組みのこと。すでに全国に2000か所以上あります。運営形態はさまざまで、最近では大手コンビニも参入。地域の人ならだれでも参加できるところが多く、新たな地域コミュニティの場にもなっています。映画に登場するユウト(藤本哉汰)は、食堂を営む両親と妹と健やかに暮らす小学5年生。幼馴染のタカシ(浅川連)は母親が育児放棄で、家に帰っても一人ぼっち。ユウトの両親はタカシを心配して、頻繁に家に招いては夕食を食べさせていました。ある日、ユウトとタカシは、河原で父親と車中生活をしている姉妹、姉・ミチル(鈴木梨央)と妹・ヒカル(古川凛)に出会います。姉妹は幼稚園や小学校にも通っていません。…とこんな感じで大変な状況の子どもたちばかりが出てくるので、人によっては現実離れした設定に思えるかもしれませんが、実際はそうでもありません。まもなく終わる平成は「失われた30年」ともいわれ、経済が停滞し、貧困や格差が広がったといわれます。日本の貧困についてはニュースでもよく報じられていますね。具体的なデータを見ると、厚生労働省発表の「子どもの相対的貧困率」(2015年「国民生活基礎調査」)は13.9%にのぼり、なんと7人に1人の子どもが相対的な貧困状態にあります。貧困といっても、昔のように服装やニオイで明らかにわかることはほとんどなく、見た目は普通。周囲が気づくのが難しいため「見えない貧困」という表現もよく使われます。■近所に貧困の子どもがいたらどこまで関わるべき?ユウトは、ミチルやヒカルを家に連れてきて、両親に食事を出してほしいと頼みます。両親は怪訝に思いながらも姉妹に食事を食べさせます。ユウトの母・佳子(常盤貴子)は姉妹を心配し、何か行動したほうがよいと考えます。一方、ユウトの父・作郎(吉岡秀隆)は、ごはんを食べさせるくらいはよいとしても、事情がわからないのでとりあえず様子見でいいだろうという姿勢。夫婦の間で意見が割れ、口論になっていました。個人主義で地域社会とのつながりも薄い現代では、作郎のように「首を突っ込みすぎないほうがよい」と考えるのは、むしろ自然なことかもしれません。余計なことをして親に逆恨みをされたくないし、面倒なことに巻き込まれたくないと思えば、「家庭ごとの事情があるだろうから」と行動しない理由づけをするのも簡単です。ところがそんな両親に、あるときユウトは「見ているだけで何もしていない」と怒りをぶつけます。もちろん、両親は何もしていなかったわけではありません。両親はミチルやヒカルに何度かごはんを食べさせていたし、心配もしていました。大人の視点では十分関わっているように見えますが、場当たり的な対応だけで根本解決への行動を起こそうとしないのは、ユウトから見れば何もしていないのと同じことだったのです。「見えない貧困」は、言葉のとおり見えないから想像しづらいものです。でもだからこそ、身近な人や地域が動かなければ、そのままだれにも気づかれず、ときには最悪の事態を招くことも。最近は貧困に限らず、「もうすこし周囲の大人が気にかけていれば…」と感じる悲しいニュースも目にします。映画の中にもそうした悲しい結末を想像させるようなシーンがあります。■「子ども食堂」の存在意義とは?親として大人としてやるべきこと子ども食堂はすばらしい活動ですが、本当に温かい食事を必要としている貧困家庭の子どもや親に来てもらうことが難しいという課題もあります。開催は月に1~2回の開催というところがほとんどなので、そもそも貧困に苦しむ子どもへの食事支援と考えたとき、十分とはいいづらいかもしれません。とはいえボランティア等による運営なので、運営費や運営スタッフの確保も大変です。ただ、ここでひとつ忘れたくないのが「子ども食堂」の存在意義はおなかを満たすだけではないということ。親が忙しく夕食を1人で食べる子どもにとっては、子ども食堂は楽しい集いの場になりえます。俵万智さん作詞の映画の主題歌も、誰かと食事を共にする楽しさを歌っています。俵さんは歌詞に込めた思いを「食べるという命に直結する行為で、大人から子ども、社会が繋がっていく姿が素晴らしいと感じました。なのでそこに焦点を絞りつつ、自分自身の感想・感動、この映画からもらったものを自分なりに言葉でお返しする、そんな気持ちで歌詞を書きました」と語っています。タカシも、ミチルやヒカルも、家庭環境が複雑で、それが貧困につながっています。いまは親であっても自分の人生を生きやすい時代。仕事やパートナーとのかたちも多様で、いろいろな生き方が尊重されてしかるべきですが、そのしわ寄せがはたして子どもにいっていないか、ということは立ち止まって考えることも必要なのかもしれません。ニュースで子どもの貧困を知っていても、その状況に置かれている子どもたちの気持ちや有り様にまで想像を働かせるのはとても難しいこと。この映画を観ると、どこか人ごとだった「子ども食堂」や「見えない貧困」についてもうすこし自分事としてとらえられるようになったり、自分のすぐ身近に困難を抱えた子どもがいる可能性を想像しやすくなったりすると思います。子どもたちは社会の未来であり、希望。その子どもたちを守るのは私たち大人の大切な役割であることにあらためて気づくと同時に、何をするべきか考えるきっかけをくれる映画です。『こどもしょくどう』3月23日(土)より岩波ホール2週間先行ロードショーほか全国順次ロードショー小学5年生の高野ユウト(藤本哉汰)は、食堂を営む両親と妹と過ごしていた。育児放棄気味の母と2人で住む幼馴染のタカシを心配し、ユウトの両親は頻繁に夕食を振る舞っていた。ある日、ユウトとタカシは河原で父親と車中生活をしている姉妹に出会う。姉妹の姿を見かねたユウトは、両親に2人にも食事を出してほしいとお願いをする。しかし 数日後、姉妹の父親が失踪し、ミチルたちは行き場をなくしてしまう。公式サイト: <参考>厚生労働省: 平成28年 国民生活基礎調査の概況 [PDF:215KB]
2019年03月22日どんなに好きでも、結婚すると苦労する男性……それは「生活に無関心」な人。仕事に集中しすぎて、結婚生活や育児にまったく興味がない男性って、いるものです。「仕事ができる男性は魅力的、女性が家庭でサポートすれば、問題はないはず」って思う人もいるでしょう。ですが、生活に無関心な彼を持つと、意外と大変です。近頃では、生活に無関心なことが離婚原因の上位になっているのも事実。生活に無関心な男性との結婚生活は、どんなストレスが待ち構えているのか、具体的に見ていきましょう。■ ひとり分とふたり分では負担量がまったくちがうひとり暮らしで家事をしてきたから得意という人も、ひとりとふたりの負担はずいぶんとちがいます。ひとりだと、帰りが遅くなれば、気軽に外食して帰ることもできたでしょう。ですが、ふたりの場合、どちらかが食事をしていなければ、その分の食事をつくらなくてはなりません。自分がいそがしいとか、時間がないとかに関わらず、相手のために家事をしないといけない場面がでてくるのです。これは食事だけに関わらず、洗濯から掃除まですべてにおいて言えること。自分はいそがしくて家に帰るヒマがなくても、相手が家に帰っていたら、家は汚れるし、消耗品もなくなっていきます。それだけゴミもでますが、捨ててくれない場合は溜まっていくいっぽうですよね。そうなると、負担量はどんどん増していってしまいます。キャリアウーマンの女性が、結婚を機に生活が回らなくなり、仕事をやめたという話もよく聞きます。それほど、おたがいが協力しないと、生活を回していくのは大変なことなんですね。■ 子育ては夫婦一緒にという風潮生活に無関心な彼は、育児にも無関心なことが多いです。しかし、育児はまさに生活そのもの。そして、ひとりで子育てするのは、大変です。「仕事は男性、家のことは女性」という時代はもう終わり、いまは社会全体が、男女で一緒に暮らしをつくっていく時代です。そんな中で、幼稚園や学校なども、夫婦そろっての行事がどうしても多くなってきています。お受験なども、夫婦そろってが原則ですね。世の中にはシングルマザーもいてるので、なんとか回していけると思うかもしれません。しかし、夫婦そろってが普通になってきているいま、なかなか肩身がせまいのも実情です。場合によっては、子供がお父さんに懐かない、ということになってしまうかも。それに、子供は成長するにつれ、いろんなことが必要になってきます。「いろんなこと」のなかにはもちろん、そんな時にまったく子供に興味を示してくれなければ、子供の人格形成にも影響しそうですね。■ まとめ生活に無関心な男性は、やはり結婚生活そのものに向いていないでしょう。家庭をまったく顧みないかもしれません。ただ、そんな男性でも、きっかけさえあれば、考えが変わることがあります。積極的に結婚生活をイメージさせたり、具体的に話し合ったりすることも大事になってくるでしょう。彼とむすばれて、幸せな日々をすごしたいと願うなら、まずはあなたから歩み寄ってみることをおすすめします。努力や、やり方しだいで、いいほうに変わるかもしれません。(如月柊/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年12月19日4月23日は「子ども読書の日」だということを知っていますか?子どもの読書活動への理解と関心を深め、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めることを目的に制定された「子ども読書の日」。シェイクスピアとセルバンテスの命日であり、ユネスコが「世界・本と著作権の日」と宣言していることにちなんで、この日になったそう。そこで今回は、とあるアンケート調査を参考に、「子どもと読書」について調べてみました。平日は短い時間で!とある調査というのは、文部科学省が昨年7月に発表した「子供の読書活動の推進等に関する調査研究」というもの。同調査を見ると、小学生・中学生・高校生それぞれがどの程度読書をしているのかがわかります。今回は、対象を「小学生(4、5年生)」だけに絞り、読書の傾向を見ていきましょう。まずは、子どもが読書にあてる時間から。Q.1日にどのくらい本を読みますか?(平日)【小学4年生】・まったくしない…13.8%・15分より少ない…29.3%・15~29分…32.9%・30~59分…15.8%・1時間以上…8.2%【小学5年生】・まったくしない…15.3%・15分より少ない…30.9%・15~29分…30.4%・30~59分…15.8%・1時間以上…7.6%4年生も5年生も、各項目ともそこまで大きな差は見られず、「まったくしない」と回答したのはわずか15%前後。「1時間以上」など、まとまった時間を読書に費やす子どもはどちらも10%以下と決して多くありませんが、8割以上の子どもは、学校がある平日でも読書が習慣になっているようです。休日は読書の時間が長い!?では、休日はどうでしょうか?Q.1日にどのくらい本を読みますか?(休日)【小学4年生】・まったくしない…24.6%・15分より少ない…20.3%・15~29分…19.4%・30~59分…18.5%・1時間以上…17.2%【小学5年生】・まったくしない…24.6%・15分より少ない…21.5%・15~29分…20.0%・30~59分…17.2%・1時間以上…16.6%どちらも、平日に比べ「まったくしない」との回答が10ポイントほどアップしていますが、その一方で「30~59分」「1時間以上」読書するという子どもの割合は増えています。休日は学校がない分、自分の時間を自由に使うことができ、まとまった時間を取りやすいということかもしれませんね。ちなみに、同調査では「1カ月間で何冊の本を読むか」についても結果が出ていて、その平均値は4年生が8.78冊、5年生が7.77冊。単純に1カ月を4週間とすると、「週に2冊くらいは本を読んでいる」ということになります。もちろん、どの本を読むかによってもペースは変わりますが、それにしても結構なハイペースですよね。語彙力や文章構成力、想像力などが身につくことが期待される読書。なかには、教育の一環として取り入れているママもいるのではないでしょうか。繰り返しになりますが、4月23日は「子ども読書の日」。子どもと一緒に図書館や本屋さんに行ってみるのも、よさそうです。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月23日好きになっちゃったけど…彼は私に全く興味なさそう…。そんな脈ナシ男子へ出会ったとき、すぐに諦めてしまってはいませんか?諦めるのはまだ早いですよ!!「脈を作る方法」ご紹介してみましょう。①焦らない、諦めない一目会った瞬間、お互いに恋に落ちる。こんなこと、実際にはほとんどありません。多くの場合、恋心というのは相手からアプローチされたり、何度か会ううちに自然と生まれるものです。そこで大切なのは、好きになった相手が脈ナシでも”焦らない、諦めない”ことです。今、全く脈ナシだとしてして、それはあくまでも”今”の話。気持ちは様々な外的要因を受け、常に揺れ動いています。まずは焦らず、積極的にコミュニケーションを取ることで心の距離を縮めましょう。そうすることで、相手の気持ちを揺り動かす要因となれるのです。②秘密を共有する相手と自然にコミュニケーションが取れる関係になったら早速気持ちを揺り動かしてみましょう。その方法の1つが“2人だけのヒミツ”を作ること。ヒミツと言っても些細なことで大丈夫。内容は然程関係ありません。重要なのは”あなただけに話す”という特別感。「ココだけの話ね…」と、仕事や人間関係など悩みを相談してみましょう。頼られていることや、自分の意見を求められることで男性もあなたを特別な存在として意識するようになります。また、2人だけの秘密を上手に活用することで相手があなたのことを考える時間を増やすことができます。「気がつけば考えている人」になれれば振り向かせるまでもう一歩です!③”女”をアピールする恋愛感情を生むのに外せないのが”女”の部分を意識させることです。コレが欠けてしまうとただの仲の良い女友達止まりになってしまいます。女を感じさせる、最も単純で効果的な方法は視覚に働きかけることです。女性に比べ、男性は視覚が性的興奮に大きく作用します。かと言って、あからさまに露出を多くすればいいという訳ではありません。髪を下ろしたり、ツヤ感のあるリップを塗ったり、あとはフッとした仕草で女性らしさをアピールすることが大切。男性の「触れたい」という欲求を刺激しましょう!好きになったら脈は自分で作るものです!!狙った男性を振り向かせちゃいましょう♡
2016年10月11日子どもの遊びはひとつのことだけに集中することは少なく、あれこれと興味関心が移っていくものです。その中に「これは大好き」という遊びや関心事があったなら、ぜひその遊びにママも興味を持って、一緒に楽しんでみてください。もしかすると子どもよりも夢中になってしまうことがあるかもしれませんよ。やってみると意外と楽しい、子どもの好きな遊び私は昔小学校教員をしていました。その当時受け持っていたクラスに、休み時間になると「指編み」という編み物をしていた女の子がいました。まだ9歳だというのに、とっても上手に編んでいきます。編み物は苦手な私。器用に動く指に興味津々でした。そこで、その子にやり方を教えてもらい、少しやってみると、これがとっても楽しい。それからは休み時間に一緒にやるようになりました。すると、ほかの女の子も次々と一緒にやるようになったのです。しかも男の子も…。そんなクラスの子どもたちと「指編み」をする休み時間は、とても楽しいひとときとなりました。また、同じように、小学1年生の子どもに教えてもらいながら、一緒に折り紙でたくさんの動物をつくって、教室の棚の上に「動物園」をつくったこともあります。子どもたちはもちろん楽しそうでしたが、私にとっても安らげる時間になっていたことを覚えています。子どもと一緒に遊びを楽しむことのメリット子どもと一緒に楽しむことのメリットは、なんといっても「幸せな時間の共有」にあります。特に子どもと一緒に遊ぶことができる時間は、子どもが大きくなるにしたがって少なくなっていきます。親子で幸せな時間を共有することで、子どもは自分のしていることを認めてもらえているという安心や満足を感じ、ママにとっては、自分が楽しいという満足を感じることができるので、お互いにとって、とても価値のある時間になると言えるのではないでしょうか。成長してからも共通の趣味になる共通の経験をすることで、子どもたちが大きくなったときにも、小さい頃に一緒に楽しんだ遊びを懐かしく語ることができるでしょう。そして、もしかしたら、その遊びはママの趣味としてずっと楽しんでいけるだけではなく、子どもとの共通の趣味になるかもしれません。私の子どもは、大人になった今でもブロックが好きです。特にオリジナルで組み立てることが好きで、小さい頃はたくさんのお城や船をよくつくっていました。私も、わが子が夢中になる世界を知りたくて、当時専門店で同じブロックを自分用に購入しました。すると、いつの間にかすっかりブロックのとりこに。今では、ブロックでありとあらゆるものをつくることができてしまうほどです。種類が豊富なブロックは親子で共通の趣味のひとつになっています。大きくなっても子どもと同じ趣味をもてるなんて幸せですね。そんなことを想い描いてみたら、子どもの「すき」を自分の趣味にしたくなってしまうかもしれませんよ。(のりこ<フォークラス>)
2016年02月23日凸版印刷が12月16日に発表した「Shufoo! 主婦の意識調査『2015年の振り返りと2016年の動向』」によると、2015年に主婦が最も関心を持ったニュースは「マイナンバー通知」であり、2位以下を大きく引き離した。家計については食品や日用品の値上げで7割が負担を感じ、2016年には75%が今年より熱心に節約したいと回答した。同調査は、同社が運営する電子チラシ・サービスである「Shufoo!」が11月17日・18日の両日に、全国の20歳から59歳までの既婚女性を対象にインターネットを通じて行ったもの。有効回答者数は824人。2015年に気になったニュースを3つ尋ねると、「マイナンバー通知」が41.9%で最も多く、以下「ラグビー日本代表の歴史的勝利」(27.3%)、「世界各国で起こるテロ」(26.5%)、「相次ぐ食品や日用品の値上げ」(24.2%)、「マンション傾斜」(22.8%)と続く。主婦の生活に関わるニュースを中心に、メディアで大きく扱われたニュースに対する関心が高い傾向にあるという。2015年の家計については、2015年は年明けから食品関連の価格改定が相次いだこともあり、7割強の主婦が「食品や日用品の値上げの影響で家計に負担を感じた」と回答している。2015年の家計と例年との比較では、4割強が「例年と比べて家計に余裕がなかった」と回答しており、2015年は主婦にとって苦しい年だったと同社は推測する。2015年に家計で抑えた費用を複数回答で尋ねると、外食費が41.7%と最多であり、以下、食費(36.7%)、被服費(33.3%)が続く。食費の節約方法では「まとめ買い」と「ポイントカードの活用」が53.6%で並び、次いで「チラシや電子チラシによる特売品の購入」(47.7%)が挙がった。2016年に向けた意気込みを尋ねたところ、「家事を今年より熱心に取り組みたい」との回答が61.1%、「今年より熱心に節約に取組みたい」との回答が75.0%に上った。家計を切り盛りする主婦たちの来年に向けた強い意気込みが伝わってくる結果になったと、同社は分析する。
2015年12月17日トレンド総研が12月10日に発表した「『2016年トレンド予測』に関するレポート」によると、2016年に予定されているイベントなどのうち一般の生活者の関心が最も高いのはマイナンバー制度の開始だという。同レポートは、20代~60代の男女500人を対象に11月24日から26日にかけて実施した生活者への意識調査及び、食・健康・テクノロジーなど7分野における2016年のトレンドを同社が予測したもの。2016年に予定されているイベントやトピックスに対する生活者の関心を見ると、1位は236人が挙げた「マイナンバー制度スタート」であり、以下「リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピック」(162人)、「電力小売自由化」(153人)と続く。マイナンバー制度に関しては自身の個人情報に関わる問題のため生活者の関心が非常に高いようだと同社は見ており、「社会インフラへの影響がどれほど大きいか気になる」(51歳・男性)、「プライバシーの問題や詐欺など、いろいろな報道が気になる」(31歳・女性)といった声が挙がったとのこと。また、制度の導入にあたって、システムや管理代行サービスなどの関連市場にも関心が集まっているという。リオデジャネイロで開催予定の夏季オリンピック及びパラリンピックについては「東京オリンピックの前の開催地なので、いつも以上に関心がある」(61歳・女性)という人が多い様子とのこと。特に閉幕式は次期開催地である東京へバトンが渡されるタイミングということで、国内における五輪ムードもさらに高まりそうだと同社は見ている。3位の電力小売自由化に関しては、ガス事業やガソリンスタンド事業といった異業種を中心とする多くの企業が家庭用電力市場に新規参入することで、消費にも大きな影響を与えると予想されているとのことだ。併せて、2016年の消費意欲について尋ねたところ、最も多かった回答は「2015年と消費意欲は変わらない」で51%を占めた。以下、「(2015年よりも)消費意欲は下がると思う」(36%)、「(2015年よりも)消費意欲は上がると思う」(13%)と続いた。「消費意欲は変わらない」という回答者の声では、「収入がほとんど変わらないから」(25歳・男性)、「景気がいいのか悪いのか微妙なところだから」(45歳・男性)、「大都市では意欲が上がるかもしれないが、地方ではそう変わらないと思う」(60歳・女性)といった声が挙がっているとのこと。
2015年12月11日美容に関心の高い女性は何を始める?この春、美容に関心の高い女性は何を始めるのか。3月31日、アイアールは美容サイト「キレイナビ」において、「この春始めたいこと」に関するアンケートを実施したと発表した。まず、この春からの変化について尋ねたところ、1位「習い事・レッスンを始める」、2位「スポーツを始める」、という結果に。春から新しいことにチャレンジする女性が多いことが判明した。「ヨガ・ピラティス」が1位に!春から始めたいことの詳細をみると、「ヨガ・ピラティス」が1位に。女優やモデルにも人気のある“美”の習い事が高い支持を得た。また、インナーケアに直結する「料理」も人気が高く2位にランクイン。3位「語学」、4位「お菓子・パンづくり」が続いた。美しくなるために努力を欠かさないスポーツに関しては、「キックボクシングでストレスと脂肪をぶっ飛ばします!」などのコメントがみられ、ダイエット効果だけでなくリフレッシュもかねて始める人もいるようだ。その他、美容関係の資格や体験をしてみたい、春らしいメイクにチャレンジしたい、など意見が寄せられ、美しくなるために努力を欠かさない現代女性の姿が浮き彫りとなった。(画像はプレスリリースより)【参考】・キレイナビ「みんなのアンケート」
2015年04月07日『ブラック・スワン』のミラ・クニスが、自分と同世代のアメリカの若者が政治に関心を持っていないことにフラストレーションを感じると語った。オバマ米合衆国大統領の熱烈な支持者として知られるミラはイギリスの「Stylist」誌のインタビューで、政治に無関心な若者たちについて「あれだけたくさんの情報に接する機会に恵まれているのに、どうして誰もそれを活用しないの?FoxニュースやCNNを見なくてもいい。政党に参加しなくてもいい。ただ、読書するだけでいいのに。私と同世代の人たちは本も新聞も読んでいないように思えるんだけど」と焦燥感をあらわに語った。「ニュースを知ろうとしなければ、とんでもなく情報弱者になるのも当然」と手厳しい発言を続けるミラは「私だったら、オバマに投票した理由について何時間でも話せるわ。彼の政策で賛成する点と反対する点についてもね」と語り、次のように結んだ。「世界で何が起きているのか学ぼうとしないなんて、信じられない。自分の子供たちの世代がそのために苦しむことになるのに」。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:ステイ・フレンズ 2011年10月1日よりシネクイントほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:ミラ・クニス、得意のロシア語でジャスティン・ティンバーレイクの窮地を救う『ハリポタ』V2でシリーズ1,000億超えか?全米ではあのアメコミ映画が1位にナタリー・ポートマンの婚約者、イヴ・サンローランの男性フレグランスの新しい顔に【ハリウッドより愛をこめて】公開直前、期待と混乱?ゆれる『ハリポタ』ファンアカデミー協会が新会員候補に招待状を発送B・クーパー、『おくりびと』監督の名も
2011年09月07日