タカラトミーと東京学芸大こども未来研究所は、共同研究プロジェクト「リカちゃんごっこ遊びラボ」を発足し、「リカちゃん」人形による「ごっこ遊び」の子どもの発達への影響や効果の調査・研究を実施。子どもの発達において中間報告を発表した。このプロジェクトでは、「女児のごっご遊びへの参与観察調査(定性調査)」、「母親インタビュー調査(定性調査)」、「小学校高学年女子への振り返り調査(定量調査)」など、さまざまな手法を通じて調査・検証調査・検証を行っている。今回の調査では、子どもの発達段階における「自己認識、他者認識能力の獲得」「他者との関係性構築能力・社会性の獲得」「なりたい自分像・将来像の獲得」において、リカちゃん人形を使った「ごっこ遊び」が効果をもたらすことが検証された。今回検証されたのは、以下のような内容。「自己認識、他者認識能力の獲得」については、リカちゃん遊びが、子どもの自他認識の発達段階のすべてにかかわり、各発達段階に応じた能力の獲得に効果をもたらすこと。各過程において、大人が言葉を介在させることが重要であること。「なりきり遊び」「役割遊び」などが言葉の習得によってできるようになることで、言語習得を促進すること。「他者との関係性構築能力・社会性の獲得」では、リカちゃん遊びによって、子どもは社会の基本的ルールを覚え、自分をコントロールすることを学ぶこと。5歳位からできるようになる「役割遊び」では、文脈を理解して演じることが必要で、この行為が社会性を構築する基盤を育てること。「なりたい自分像・将来像の獲得」では、リカちゃん遊びが、夢と現実が重なる中であこがれを人形の世界に抱き、理想の自分像を形成することを助けること。世代を超えた「リカちゃん文化」の形成が安心感を生み出していること。調査結果の中間報告は「タカラトミー内の調査報告ページ」から詳しく閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月11日どっちが早いか、競争!おままごと、ごっこ遊び、かけっこなど、子ども時代にはたくさんの遊びがありましたよね。石ころひとつでも遊びの道具にしたり、公園にある遊具をお城に見立てて遊んでみたり……。そこで今回は、女性マイナビ会員584名に、子どものころ、よく遊んだ遊具をお尋ねしてみました。>>男性編も見るQ.子どものころ、よく遊んだ遊具を教えてください(複数回答)1位ブランコ55.5%2位ジャングルジム39.7%3位すべり台30.0%4位うんてい29.1%5位鉄棒26.4%■ブランコ・「タイヤ型のブランコで、みんなで一緒に乗ることができたから」(23歳/小売店/販売職・サービス系)・「人気の遊具だったので、いかに給食を早く食べるかが勝負のポイントだった」(28歳/建設・土木/事務系専門職)・「立ちこぎでどこまで高く上れるかを友達と競って遊んでいた」(29歳/小売店/事務系専門職)■ジャングルジム・「迷路のようで楽しかった」(23歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「公園で、圧倒的な存在感があった」(20歳/その他)・「お城あそびをした」(29歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)■すべり台・「勢いよく飛び出してしりもち」(39歳/建設・土木)・「よく、鬼ごっこで上に隠れていた」(48歳/小売店/事務系専門職)・「運動音痴ですべり台ぐらいしかできなかった」(50歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■うんてい・「頑張りすぎて、よく皮がめくれた」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「スピードを競ったりしていた」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「足をつかずにどこまで行けるか練習した」(30歳/学校・教育関連)■鉄棒・「空中逆上がりの練習をたくさんして、できるようになりました」(31歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「ぶらさがって遠くまで跳ぶゲームをしていた」(26歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「体育の授業で必須だったから練習がてらやった」(30歳/金融・証券/事務系専門職)■番外編:まだまだ遊具はあるよ!・タイヤ「タイヤの上をよくジャンプした」(25歳/情報・IT/販売職・サービス系)・ターザンロープ「いかに美しく飛び降りるか競っていた」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・なわ跳び「跳んでいる感じが好き」(23歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)総評2位に大差をつけ、1位に輝いたのは、「ブランコ」です。ブランコに乗りたいからスカートは穿かなかった、なんて人も。誰が一番高くこげるか競争するのも良いですが、ゆっくりとおしゃべりしながら乗るブランコも格別だったことを覚えています。2位になったのは「ジャングルジム」でした。こうしてみると、子どもは高いところが好きな傾向があるのかもしれませんね。3位は「すべり台」で、続いて4位は「うんてい」。楽に遊べるすべり台に比べて、かなりの体力を必要とするうんていが、僅差という結果になったのがおもしろいですね。5位には「鉄棒」がランクイン。鉄棒は体育でも必修科目でしたので、遊具といえども難易度は高く、得意、不得意がわかれるようです。時代は変われど、いまだに公園や校庭には、私たちが子どものころに遊んでいたようなすべり台やブランコがありますよね。移りゆく時代のなかで変わらないものがあるのは、とても安心します。(文・OFFICE-SANGA鈴木彩夏)調査時期:2012年5月21日~2012年5月25日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性584名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】卒業式での恥ずかしいエピソードランキング【女性編】10代のころより人付き合いがうまくなったと思う点ランキング【女性編】給食で好きだったデザートランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年07月10日休み時間に「けいどろ」大人になると「走り回る」っていうことがなくなりますよね。毎日走り回っていた子ども時代、どんな遊びをしていましたか?女性の「小学生のころによくやった遊び」をランキングにしてみました。>>男性編も見るQ. 小学生のころによくやった遊びは?(複数回答)1位けいどろ24.9%2位いろ鬼15.2%3位あやとり12.7%4位たか鬼12.1%5位○○ごっこ10.3%■けいどろ・「休み時間にいつもやっていた」(24歳/情報・IT/専門職)・「好きな人を捕まえるかどうか悩んだ」(29歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「中学の時、「どろけい」なのか「けいどろ」なのか、ルールはどうだったかと出身小学校別に議論になり、そんな狭い地域でも微妙な違いがあるのだと驚いた」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「赤白帽をかぶってよくやった。ウルトラマンのようにかぶって、どっちだかわからない人が何人かいた」(24歳/運輸・倉庫/専門職)■いろ鬼・「小学校の校庭に、色とりどりのタイヤが置いてある場所があって、そこでよく遊んでいた」(25歳/自動車関連/専門職)・「色を探すのが楽しかった」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「変な色を言って友達を困惑させたのもいい思い出」(24歳/金融・証券/専門職)■あやとり・「学校で一時期はやった」(28歳/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)・「2人で取り合うやつが好きだった」(25歳/情報・IT/技術職)・「室内で遊べる遊びが好きだったから」(26歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)■たか鬼・「高いところを目指してよく駆け回っていた」(29歳/食品・飲料/技術職))・「昼休みにクラスの男女全員で毎日のようにしていました。楽しかったなあ。それ以外では、男女別々に行動していたので」(25歳/ソフトウェア/専門職)■○○ごっこ・「いろいろなキャラクターに扮(ふん)しました」(30歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「セーラームーンごっこがはやった」(23歳/情報・IT)総評1位は「けいどろ」。クラスのみんなでやったこともありましたよね。クラスに好きな人がいるときは、同じチームになればうれしく、別のチームになれば捕まえるかどうかで悩んだことも、甘酸っぱい思い出です。地域によって「けいどろ」「どろけい」「どろじゅん」……と呼び名が違うのもおもしろいところ!2位は「いろ鬼」。最初は色を探すことを楽しんでいたはずが、次第に変な色を言って友達を困らせるのが楽しみに……。3位は「あやとり」。女子を中心に、なぜかクラスで一時期、爆発的に流行しませんでしたか?特に外で遊べない雨の日に、やっていたことを思い出します。違う学年から伝わってくるのか、隣の学校から伝わってくるのか、新しい遊びが急にはやり、毎日休憩時間も放課後もそれをする、ということもありました。あんなに夢中になれた子ども時代に戻りたい、と考えてしまう、私も大人になりました。(文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年2月24日~2012年2月29日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性541名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】小学生の夏休みの嫌な思い出ランキング【女性編】小学校時代にブルーになりがちだったことランキング【女性編】子どものころは怖かったけれど、大人になると怖くなくなったものランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年04月16日みんなやっている「けいどろ」子どものころ、毎日のようにやっていた遊びってありますよね。今振り返ると、よく飽きもせずにやっていたなあと思います。男性の「小学生のころによくやった遊び」をランキングにしてみました。>>女性編も見るQ. 小学生のころによくやった遊びは?(複数回答)1位けいどろ38.2%2位ランドセル持ち14.9%3位たか鬼10.7%4位○○ごっこ10.0%5位いろ鬼8.4%■けいどろ・「放課後毎日やっていた」(29歳/情報・IT/技術職)・「鬼ごっこのスリルに加え、チーム戦なので盛り上がれるから」(25歳/学校・教育関連/専門職)・「年齢にかかわらずみんなでできたから」(23歳/建設・土木/技術職)・「けいさつの目を盗んで、どろぼうを大量に開放した時の達成感が、とても懐かしい」(24歳/団体・公益法人・官公庁)■ランドセル持ち・「いつも学校の帰りに友達4,5人とジャンケンでやっていた」(37歳/小売店/販売職・サービス系)・「結構強かった思い出がある」(40歳/建設・土木/営業職)・「毎日ランドセルを持たされた」(26歳/小売店/販売職・サービス系)・「友だちの家まで持っていった。友達の母親に友達が怒られていた」(33歳/販売職・サービス系)■たか鬼・「どこでもできる手軽な遊びだった」(36歳/小売店/営業職)・「登校後毎日やっていた」(32歳/ソフトウェア/技術職)・「毎日やっていたら、足が速くなり、リレーの選手になりました」(34歳/人材派遣・人材紹介/経営・コンサルタント系)■○○ごっこ・「戦隊ごっこをよくしていました」(29歳/電機/技術職)・「先生にあこがれて先生ごっこを一人でやっていました」(32歳/医療・福祉/専門職)■いろ鬼・「近所の子どもたちで、年齢に幅がある中で遊んでいた」(42歳/電機/専門職)・「覚えてるのがこれだけ」(23歳/医療・福祉/専門職)総評1位は「けいどろ」。性別・年齢問わずにみんなで遊べるので、クラス全員でやったり、学年を超えてやったりしたという人も多いのではないでしょうか。2位は「ランドセル持ち」。「結構強かった」という人もいれば、「毎日ランドセルを持たされた」という人も。事情を知らない親に見られ、無理やり荷物を持たせていると勘違いされて怒られたという人も……。3位は「たか鬼」。高いところを目指して駆け回りましたよね。遊具の近くでやっていたことを思い出します。大人になった今ではやらなくなった遊びばかりだけれど、今やっても楽しいかもしれませんね。人数が集まれば、久しぶりにやってみたいなあ。 (文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年2月24日~2012年2月29日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性371名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】小学生の夏休みで嫌な思い出ランキング【男性編】小学校時代にブルーになりがちだったことランキング【男性編】子どものころは怖かったけれど、大人になると怖くなくなったものランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年04月16日震災の影響で深刻な電力不足が懸念され、家庭での節電対策もとられている中、子どもたちの遊びにも電気を使わないものが注目されている。ベルジャポン社のクリームチーズブランド「kiri(キリ)」では、「キリアンドスティックECO×節電プロジェクト」を実施。電気を使わずとも楽しめる遊び方を、ホームページ上で紹介している。遊び方を紹介するのは『昔遊び図鑑』の著者・坂本卓男氏。坂本氏がホームページで紹介するために試作を行い、5才と10才の兄弟に試したところ、想像以上に子供たちは興味を持って遊んだという。また、同社では全国約190の幼稚園でオリジナルのぬりえを一人一人に手渡しで4万枚も配布している。ぬりえを試した子どもの親たちからは「いつもはテレビを見て過してしまうことが多いのに、もらったぬりえに夢中になってクレヨンだけで1時間も過ごした」と、節電につながる感想が寄せられた。子どもはゲームやテレビしか興味がないというわけではないようだ。電気を使わない遊びを知らない子どもたちに、この機会に昔ながらの遊び方をぜひ教えてあげて欲しい。「キリアンドスティックECO×節電プロジェクト」では、現在ぬりえコンテストを開催中だ。まずは親子でぬりえから始めてみてはいかがだろうか。
2011年08月03日子供たちは、なぜか大人には理解できないような不思議な遊びを開発してしまうもの。皆さんの中にも「今考えれば、あの遊びは何だったのか……」なんて思うような、斬新な遊びを考えついたことがある方も多いのではないでしょうか。コブス読者の皆さんに、「子ども時代に考えたオリジナルの遊び」をアンケートしました。調査期間:2011/5/27~2011/6/1アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 956件(ウェブログイン式)■ひとり遊び系・架空の友達を作り一緒に遊ぶというひとり遊びをしていました。架空の友達に名前も付けていました(22歳/女性)・持っていないゲームの攻略本を買い、ひたすら脳内でそのゲームをクリアしていくという遊びを楽しんでいました(23歳/女性)・小学生のころに1人で自分の手を使った野球を考案して遊んでいました。左手がピッチャー、右手がバッターで対決するというものです(32歳/男性)大人にはなかなか思いつかないような妄想爆発系の一人遊び……。子どもたちの自由すぎる発想が何だかうらやましくなりますね。■ごっこ遊び系・小学校低学年のころによくやった遊びが「タイタニックごっこ」。友達に滑り台の上から石や枝を流してもらい、それを避けながら滑り台を駆け上がります。今考えれば、全然タイタニックとは関係ない内容ですが……(22歳/女性)・「ロッククライミングごっこ」といって、家の近くのコンクリートのがけをどこまで登れるかを友達と競い合っていました。今考えるとかなり危険な遊びだったと思います(28歳/女性)・そこらへんに生えている草や実をすりつぶして水と混ぜ、葉っぱのお皿に盛りつける「魔法のスープごっこ」をずっとやっていました(22歳/女性)当人さえ良ければそれで成立するのが子どもたちの遊び。「ごっこ」と呼べない「ごっこ」があったっていいんです。■勝負系・下校中にマンホールを踏むと得点が入る遊びをしていました。マンホールの大きさによって得点が変わります(26歳/女性)・友達とどちらが先に黄色のナンバーの車を30台見つけられるかを競っていました。ただし、緑ナンバーは見てはいけないというルールです(28歳/女性)・誰がたくさん自分の傘にカタツムリをつけられるかゲームというのをやっていました。今はあまりカタツムリが好きじゃないので、当時の行動が不思議でなりませんが……(25歳/女性)意味もなく勝負ごとに燃えた子ども時代。賞金もなく、名誉もない……だけど、それが何か非常にいとおしく、崇高な戦いのように思えるのは筆者だけでしょうか。子ども時代は誰しも遊びの場で自然とそのクリエイティビティを発揮していました。今想像力に悩むことがあったら、童心に返って思い切り遊んでみるというのもいいかもしれませんね。(萩原雄太/かもめマシーン+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】子どもに聞いた!「1億円あったら何に使いたい?」【コラム】子どもに聞いた!「大人って汚いと思う?」【コラム】未来を担う子どもたちに世の中への不満を聞いてみた!
2011年07月16日