子育ての自己肯定感をはぐくむ本や大人の感性を育てる本など、今まさに子育て中のパパ&ママに読んで欲しい本。『しぜんの国保育園』理事長・作曲家であり、一児のパパでもある齋藤紘良さんがおすすめする5冊をご紹介します。子育てに悩んだときに読んだり、子育ての楽しみ方を見つけたり……。新たな発見がきっとあるはず。教えてくれた人齋藤紘良さん『しぜんの国保育園』理事長、作曲家/15歳男の子のパパ専門は子どもが育ち暮らし老いて死んで次に向かうための環境や文化を考えること。作曲家、しぜんの国保育園理事長、簗田寺副住職、私保連研究企画委員、大妻女子大学非常勤講師などで活動。「本にはさまざまな重量、質感、形状があるので、それによって読書の姿勢が変わるのが好きです。内容と身体性の両方を楽しめます。子どもとの読書も、ソロとは体の使い方が変わるのでそれを楽しんでいます。保育園で子どもたちへ絵本を読むときなど、横目で本を見ながら口を前に向けて本を読むことは、保育以外ではあまりない体勢なのでいつも新鮮な気持ちになります」for MAMA & PAPA大人の感性を育てる本『意味が躍動する生とは何かー遊ぶ子どもの人間学』著:矢野智司「文中の『遊べる大人、遊ばない大人、遊べない大人』という分類にドキッとします。子どもは遊べる大人に憧れ背中を追いますが、はたして自分は遊べる大人か。無意識にも遊べない大人あるいは遊ばれている大人になってはいないだろうか。幼少のときにがむしゃらに遊んだ記憶を持つ大人に読んでほしい一冊。ニーチェやホイジンガ、バタイユやカイヨワといった遊び研究の巨人を血筋に紐解いていく章立てに胸のワクワクが止まらない」for MAMA & PAPA子育ての自己肯定感をはぐくむ本『やかまし村の子どもたち』著:アストリッド・リンドグレーン訳:大塚勇三「やかまし村ではSFもミステリーもラブロマンスも展開しないけれど、穴に落ちたり、秘密基地をつくったり、内緒話がバレちゃったり、子どもの世界での一大事が巻き起こります。主人公であるリーサのお父さんやお母さんは遊べる大人、靴屋のスネルは遊べない大人。リンドグレーンの本はどれも『遊べる大人』が美しく描かれています。この村では子育てが楽しそう。子どもとともに生きる楽しさを強く肯定できる本です」for MAMA & PAPA生命の不思議に触れる本『動物たちは何をしゃべっているのか?』著:山極寿一、鈴木俊貴「僕は山の近くに住んでいるので、たくさんの生物の声が聞こえます。とくに鳥たちの声が何を語っているのかずっと興味がありました。シジュウカラのおしゃべりの中の文法を解明した動物言語学者とゴリラの群れで生活しゴリラ文化を極めた京大前総長との対談は、動物的思考をもって僕が見ている人間目線の世界観をガラリと変えてくれるものでした。イヌの世界観、ネコの世界観、スズメバチの世界観、魚の世界観、隣のおじさんの世界観、あるいは子どもの世界観。世界の観方を変えると他者の思考が見えてくるんですよね。子育てに悩んだときは、この本のようにちょっと別の視点から子どもの姿を捉えてみると新しい発見があるかもしれません」for MAMA & PAPA子どもと一緒に社会を創る本『幼児から民主主義ースウェーデンの保育実践に学ぶ』著:エリサベス・アルネール、ソルヴェイ・ソーレマン訳:伊集守直、光橋 翠「スウェーデンの保育者たちの実践にはシンパシーを感じます。地理的距離は遠くても心持ちは近い。ただ、彼らの扱う言葉は新しい響きを持って僕の体に沁みてゆきます。『私たちは、子どもたちとは関係のない多くの“しなくてはいけないこと”をやめました。私たちの目標は、子どもたちに対して敏感で、教育的な配慮のある大人たちと子どもたちが出会えるようにすることです』。子どもとともに感性を分かち合い、共同体が豊かになる社会を真の民主主義と呼ぶのだと僕は思います」for MAMA & PAPA耳がやわらかくなる本『音さがしの本ーリトル・サウンド・エデュケーション 』著:R・マリー・シェーファー訳:今田匡彦「『世界の調律』で地球上の音楽家たちに多大な影響を与えたマリー・シェーファー。この本は難しいことを抜きにしてサウンドスケープ(音の風景)を遊ぶためのアイディアが詰まっています。視覚に頼りがちな日常から聴覚にシフトチェンジして街を歩いてみよう。今まで気がつかなかった豊潤な音響世界が一気に広がるはず。電車の中、デパートの中、レストランの料理を待っているとき、保育園から帰る道、さまざまな環境で僕は息子と音探しをしながらいっぱい仲良くなりました」
2024年01月31日「早く起きなさい」「宿題しなさい」「いいかげんゲームをやめなさい」などなど。つい口をついて出る「しなさい」の言葉。しかし本音を言えば親だって、言いたくて言っているわけではありませんよね。そんな親のお悩みに目からウロコのアドバイスを与えてくれるのが、ボーク重子さんの 『しなさいと言わない子育て』 (サンマーク出版)です。世界中の親たちから信頼を集める非認知能力育児のパイオニア、ボーク重子さんが提案するのは、子どもたちが大人になってからも人生に不可欠な能力を育んでくれる子育て術。変化の激しい社会を生き抜く子どもたちを育てるヒント満載の子育てバイブルとも言える一冊です。ボーク重子(ぼーくしげこ)さんShigeko Bork BYBS Coaching LLC代表、作家、ICF会員。米・ワシントンDC在住。2004年、アジア現代アートギャラリーをオープン、2006年、ワシントニアン誌上でオバマ前大統領(当時は上院議員)と共に「ワシントンの美しい25人」のひとりとして紹介される。2017年、一人娘であるスカイが「全米最優秀女子高生コンクール」で優勝、多くのメディアに取り上げられた。現在は、日米で講演・執筆活動中Instagram: @shigekobork Youtube: ボーク重子 Official Channel ■「しなさい」のひと言が子どもの大切なものを奪っている…!?「しなさい」と言われるから「しない」子が育つ、そう明言するボーク重子さん。本書でも、そもそも「しなさい」と言うことは、子どものやる気を失わせ、反発を招く行為であると説明します。では、「しなさいと言わない子育て」とは一体どんなものなのでしょうか?それは子どもに対して、「これはどう?」「やってみようか」という提案型の声かけを行うこと。例えば帰宅後、いつもランドセルを片付けないわが子に「片付けてみよっか」と声かけを変えてみたら…? 「しなさい」ではなく、「やってみようか」と意思決定権や選択肢を与える声かけをすることは、「自分のやりたいことを自分で決めてやる楽しさ」「やれる自信」「自分自身をありのまま受け入れる肯定感」を感じながら成長できるのだそう。つまりは「しなさい」と言わない子育ては、単に親がラクできるというのではなく、子ども自身の主体性や自己肯定感、粘り強さ、忍耐力、回復力ーーいわゆる「非認知能力」を育むことにもつながるのです。そんな子どもたちの「非認知能力」を開花させるのに親ができることが、「環境づくり」。本書では、非認知能力のパイオニアとも言われるボーク重子さんによる子育ての大原則である、以下4つの環境づくりを解説します。【非認知能力を開花させる4つの環境づくり】・親が「しなさい」と言わない環境 →自己肯定感を育む・プログラムしすぎない環境 →主体性を高める・親がやりすぎない環境 →自分でできる子を育む・我慢せずとも自制心が育つ環境 →自分で自分を管理できる能力を育むでは「しなさい!」だらけの子育てからどのように脱却すればよいのでしょうか?よくありがちな困ったお悩みに沿って、そのヒントを一部ご紹介します。■親がわが子を「できない子」にしている…!? 「自分でできる子」を育てるポイント思うようにできないわが子に対して、つい手を出しすぎてしまう経験はありませんか? しかし、親が先回りして完璧な対応をすることは、「子どもから学びと成長を奪うこと」になると本書は警告します。しかも子どもが「できない」のは、年齢や能力の面であきらかにできない以外は、以下の4つのうちのどれかだといいます。【子どもができない理由4つ】・これまでやったことがない・やり方を知らない・教えてもらってない・慣れていない要するに子どもの「できない」は、「やればできるようになる」ということ。やっていくうちに上達して、どんどんできるようになるのです。しかし、親がやりすぎることで、子どもはいつまでたってもできるようにはなりません。上記のように子どもは「できない」のではなく、「これまでやったことがない」「やり方を知らない」のであれば、やり方を学び、やり方に慣れればいいだけと本書は伝えます。ではどうやって…?その鍵となるのが、目標達成のために計画を立て、実行して達成するという「実行機能」という力。つまりは計画性や実行力とも言い表せます。さらに「実行能力」は、普段のお手伝いやお誕生日会のイベントなどの機会を使って、高めることができるといいます。しかし実行機能を伸ばすためには、大人がまず枠組みを作ってあげることが重要。はじめての作業に取り組むときは、まず「作業の細分化」を行うことがポイントです!【細分化の順序】目標を設定します。「いつまでに、〇〇をやる」どのような作業が必要か、書き出しますどの作業で必要な情報は何かを書き出します次にいつやるか、いつまでにやるかを書き出しますやったらチェックしますさらにポイントは、親がやり方を教えるのではなく、親も「一緒にやる」こと。週末のお出かけの計画など、親子で一緒に目標設定〜計画〜実行までを行うことで、徐々に子どもたちもコツをつかみ、「私はできる」という自信が子どもの主体性につながります。これまではつい親が口出ししていた学校の準備など、子どもが自分でできないと困るタスクは、やり方を見せ、親から子どもへとタスク移行を行いましょう。たとえば、「ボタンをとめる」という小さなタスクに関しても、こんな風に…!はじめは不慣れなわが子を前にヤキモキするかもしれません。しかしぐっとこらえ「見守る」ことが、「自分でできる子」に育てる一歩になるというのです。 ■「いつまでゲームしてるの?」と言わなくていい“しつけ”って?ゲームや動画を楽しむ機会が多い現代の子どもたち。放っておいたら何時間も没頭してしまうケースも多く、親としてはつい声を荒げてしまうこともあるのではないでしょうか。とはいえ、「ダメ」と言っても、子どもは簡単にはやめてくれないからこそ悩みのタネに…。では一体どうしたらよいのでしょうか?まず始めに取り組みたいのが、「ルールを子どもと一緒に決めること」。親が勝手にルールを決めてしまえば、「叱られないために守る」ものとなってしまい、「叱られないためにどうするか」ばかりに考えが向くようになります。そうではなく、自分でルールを決定し、そのルールを守ることで子どもたちは日々自信と達成感を味わえるというのです。それでもゲームがやめられない場合に本書が提案するのが「インターバルトレーニング」です。インターバルトレーニングとは、「短い時間で異なるタスクを交互に行う、集中力と自制心を高めるとトレーニング」のこと。小学生低学年なら、15分ゲームをやったら、次は宿題を15分、そしてまたゲームを15分…というように交互に繰り返しながら15分を過ごします。これを繰り返すことで、先を見越す力が自然とつき、「今はゲームができなくても、15分間宿題をしたらゲームができる」=「これをやったあとにはいいことが待っている」と自然に思えるようになるといいます。さらにもう一点、本書が提案しているのが、「自制心は我慢ではなく、先を見越す力」という考え方。自制心は「我慢」ではなく「楽しんで」身につけることがポイントです。しつけは「やらされる」ものから、「自己管理」へ。そのためにも、子どもたちが納得したうえで、自分たちでルールを作ることが大切なのです。そのほか本書では、つい親が曖昧に濫用しがちな「ちょっと待ってて」の上手な使い方や、子どもの「これ買って」攻撃への対応策など、親が日々直面する課題に対する回答が切り口鋭く解説されています。最近ガミガミ言い過ぎかな…とお悩みの方も、普段の育児に取り入れるだけで子どもとの時間が変わる“魔法のスパイス”のような本書をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。 \ Amazonで買う /『しなさいと言わない子育て』 『しなさいと言わない子育て』ボーク重子著(サンマーク出版)1,400円(税抜) 日常にあふれる「しなさい」という言葉。これを言わずにすむならば、どんなに気持ちが穏やかでしょう。でも、それをかなえる子育て法があります。「しなさいと言わない」ことから始まる、新しい親子関係を試してみませんか?
2022年07月15日「子育てするなら ふっさ」をスローガンに掲げる東京都福生市では、子育てに関する情報発信のさらなる強化を図るため、市ホームページ内にある子育て特設サイトを、「子育てするなら ふっさ情報サイト『こふくナビ』」として大きくリニューアルしました!本サイトは、本日10月1日(金)から公開を開始しています。こふくナビ: イメージキャラクター「こふくちゃん」■イラストを用いてかわいらしく、スマホで見やすいサイトにこれまでは通常のページと変わらず、文字のみの特設サイトでしたが、リニューアル後は情報を一から整理し直し、イラストを用いた大きなボタンで、閲覧者が「目的別・年齢別」にも情報を探すことができるように分かりやすく、そしてかわいらしいデザインに生まれ変わりました。なお、リニューアルにあたり、ホームページのアクセス分析を行った結果、約7割の方がスマートフォンで閲覧していることが確認できたため、スマートフォンからの閲覧を特に意識してサイトを構築しています。■リニューアルに併せて新たに用意したコンテンツ●福生市ってどんなまち?福生市への定住化を目的に、子育ての視点から市の強みを紹介するページ●親子deおでかけスポット子育て中の市職員や市内保育園・幼稚園に、子どもが喜ぶ市内の魅力あるスポットについてアンケートを行い、人気の高かった場所をおでかけスポットとして、写真を用いて雑誌のように紹介するページ●ふわふわカレンダー(子育てイベントカレンダー)子育てに関連したイベントをカレンダー形式で掲載する「ふわふわ便り」という、子育て世代に好評である紙のお便りを「こふくナビ」に搭載することで、スマートフォンでいつでも気軽に市の子育てイベントをチェック可能 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月01日■前回のあらすじ注意のつもりで子どもの手首を叩いてしまったと語る編集者のインデンさん。なんと3歳児検診で虐待を疑われることになり…。■ある育児本を実践したインデンさん■認めることで子どもの反応が変わった!■プロの教えに目から鱗が…!■子育てに大切なのはまず知識! 『子どもを叱りつける親は失格ですか?』 アベナオミ著 小川大介(監修)(KADOKAWA)1,200円(税抜) \ この後どうなる!? /書籍「子どもを叱りつける親は失格ですか?」はこちら 子どもを大切に思っているのに自分の気持ちをコントロールできず、さらに叱った自分を責めて落ち込む日々を過ごすママ・パパのためのコミックエッセイ。読んですぐに実践し、親子で変われるヒントが満載です!
2021年07月01日わかりやすく事例や対処法を紹介!ーー『ADHD 注意欠如・多動症の本』本書では、「落ち着きがない」、「衝動的に行動する」、「不注意で忘れ物が多い」といった特徴をもつADHDの子どもとの付き合い方を紹介しています。ADHDの子どもは、特性ゆえに学校や家庭での生活で失敗やトラブルを経験することも多く、ストレスを抱えることが多くなりがちです。ときには、そういったストレスが学業不振や、うつ病、いじめなどの重大な事態につながることもあります。本書は、漫画と豊富なイラスト、読みやすい文章で、症状から対応策まで徹底的にわかりやすく解説しています。生活リズムの整え方や、やる気の育み方、ゲームやスマホとの付き合い方といった日常生活に即した具体的なアドバイスが盛りだくさん。子どもたち本人のメッセージも掲載しており、保護者や教育関係者の方にぜひともおすすめしたい一冊となっています。書いてみると子育てがラクになる!『発達障害の子どもの行動が変わる魔法の子育てノート』発達支援の専門家として長らく子どもを育む仕事をしてきた、藤原里美さんによって書かれた本書。「これまでにたくさん自分も失敗をしてきた」と著者の藤原さん。しかし、失敗を繰り返す中で、「こうしたらうまくいく」方法をたくさん見つけることができたと言います。本書にはそんな、失敗から学んだ子育ての工夫がもりだくさん。この本は、「知る」、「理解する」、「行動する」、「評価する」、「できる」といった5つのステップを想定して作られています。本の中には、実際に自分で記入できるスペースが豊富に設けられており、志向を整理しながら本を読み進めることができます。ぜひ、発達障害のあるお子さんをお持ちの保護者の方に読んでいただきたい一冊です。幼稚園や学校で話したいのに話せない「場面緘黙」の子どもの支援がわかるーー『イラストでわかる子どもの場面緘黙サポートガイド~アセスメントと早期対応のための50の指針』家庭ではしゃべることができるのに、幼稚園や学校などの集団の中ではことばを発することができない、「場面緘黙」。小児科で院長をつとめる金原洋治さんと、長野大学社会福祉学部准教授の高木潤野さんの共著である本書は、そんな場面緘黙の子どもたちの理解を深め、具体的にどう支援・指導したらいいかを書いた本です。学校の先生向けに書かれた本ですが、保護者にとっても、学校と連携して子どものサポートをするために役立つことがたくさんある本です。理解して見守るというだけでなく、実際にどういう方法で子どもと向き合ったらいいか、場面ごとのサポート方法が書かれている本書。場面緘黙の子どもが、話したいのに話せないつらさから楽になるために役立つ一冊です。ほめて伸ばすってどうやるの?がわかる!ーー『マンガでわかるペアトレ』ペアレント・トレーニング(ペアトレ)とは、子どもの行動に焦点を当て、好ましい行動を増やしたり、好ましくない行動を減らしたりする接し方を保護者が学び、練習するプログラムです。本書は、著者である、らせんゆむさんが自身の体験をベースに、ペアトレはどういうものかを漫画で楽しく分かりやすく描いた一冊です。「保護者が子どものために頑張る」イメージがあるペアトレ。しかし、らせんゆむさんはペアトレの理解を深めていく中で、「もっと力を抜いて子育てをしてもいいんだ」という穏やかな心境に変わっていったといいます。本書は難しいと思われがちなペアトレについて気軽に楽しんで実践できる本となっており、発達障害などの診断のあるなしにかかわらず、親子の関係をもっとよくしたいと望んでいる方に幅広く読んでもらいたい一冊です。発達障害の困りごとをすべて網羅!--『発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47』本書は、自身も発達障害がある著者の借金玉さんが、自らの経験から得た「生き抜くコツ」を解説しています。キャッチコピーは「世界一意識が低くて、世界一役立つ本」。その名の通り、暮らしを楽にするハックがこの本には満載です。本書では、「ものを片づけられない」、「集中が続かない」といった特性的な悩みにも触れながら、「貯金ができない」、「マルチタスクが無理」といったADHD当事者が実生活で抱えがちな悩みにも、対処法を提示しています。借金玉さんはタイトルにもなっている「サバイバル」について、「サバイバルとは、より快適で、ラクで、優雅な生活」と語っています。発達障害のある成人の方に読んでいただきたい一冊です。
2020年09月29日3種類のゲームで学習『みんなの怒りスイッチをさがせ!ゲームで身につくアンガーマネジメント』学校や日常生活の中で人と関わる場面を取り扱った60枚の『怒りのできごとカード』を使った、『怒りの温度当てゲーム』『3重丸ゲーム』『こんなときどうする?ゲーム』の3種類のゲームで遊びながらアンガーマネジメントの方法について学習していくことができます。『怒りの温度計カード』、そのできごとを自分が許せるどうかを視覚化する『3重丸シート』、『こんなときどうする?箱』など、場面にあった自分や他人の怒りを具体的に分析できるツールも用意されています。自分の怒りの度合いに気づくこと、人との感じ方の違いに気づくこと、そして怒りを感じる場面でどうしたらいいのかを考えることと、アンガーマネジメントを身につけるために必要な要素を総合的に学べる教材です。シングルマザーの著者の実体験を綴った『うちの子、へん?発達障害・知的障害の子と生きる』シングルマザーの著者、知的障害がある息子「ぽんちゃん」、ぽんちゃんの姉のみいちゃんの3人の家族のエピソードが漫画で描かれています。ぽんちゃんに障害があると知り母は絶望しますが、それでも持ち前の愛嬌で言葉がなくても誰とでもすぐに仲良くなりみんなに愛されるぽんちゃんを見て前向きに過ごしていきます。そしてそんな母やぽんちゃんを見て育つ、お世話好きな姉みいちゃんの頼もしい様子にも心がほっこりして、読んでいて元気が湧いてきます。間に挟まるコラム部分では、障害児を育てるにあたって知っておきたいことが解説され、また巻末には日常生活で活用できる絵カード『準備カード・きもちカード』もついていて、ぽんちゃんと家族の前向きな日々に触れながら、ご自身の子どもとの関わりにも役立てられる一冊です。女性ならではの困りごとを具体的に解説『こころのクスリBOOKS よくわかる女性のADHD 注意欠如・多動症』遅刻や忘れもの、うっかりミス、衝動買いなど、ADHDのある人の困りごとについて取り上げ、中でも女性ならではの困りごとに焦点をあてて解決方法を紹介する書籍です。仕事や家事で使えるライフハック術の提案や忘れもの防止策から、『いい恋愛をするために』『夫との関係を平和に保つには』『子育てが苦手と感じたら』など女性の視点にたってピックアップされた困りごとまでを取り扱っています。例えば『時間の管理』に関する困りごとは、『専業主婦で子どもがいない場合』『子ども0歳代の育休中の場合』などライフスタイルごとに生活の枠組みを提案するなど、女性の生活に寄り添いながらより実現可能な対策を考えられるよう工夫されているので、いろいろなライフハック術をうまく機能させられないという方にも手にとっていただきたい書籍です。イラストつきで関わり方のポイントがわかりやすい『保育園・幼稚園のちょっと気になる子』保育園・幼稚園にいる『ちょっと気になる子』――みんなが過ごしやすくなるための「目で見て分かる支援」や「分かりやすい話し方」など、関わり方の工夫が解説されています。「こんなときどうすればいい?」の章では、園生活の中での外遊び、自由遊び、登園渋りなど、さまざま場面での"ちょっと気になる"行動が取り上げられており、保育者も保護者も子どもの行動について考えるヒントを得られそう。たくさんの工夫、関わり方のポイントが詰まったこの本では、子どもの過ごす場所は成長とともに変わっていくことを踏まえて、園生活だけでなく就学後の生活の見通しについても触れられています。子どもが安心して過ごせるための丁寧な関わりをこの本を通して考えたいですね。子育て×科学!?『科学的に考える子育て エビデンスに基づく10の真実』子育てに関する疑問に対して、科学的な視点から回答しているこの本、目次に並ぶ10の真実も『結局、「叱る」は大人の負け』『ほめるのはタダだが、技術が必要』『「学校は社会の縮図」ではない』など気になるものばかりです。科学的なエビデンスのある内容が記載されているので、例えば「ほめる」という行動についても、どのようなほめ方が・なぜ良いのか・ほめることが持つ機能とは...など解説が非常に具体的で読んでいて納得感があります。"科学"というと難しいように感じますが、イラストも交えたシンプルで分かりやすい説明で、サクサク読み進めることができますよ。苦しんだ子ども時代から、話せるようになったあとの苦労までーー『かんもくの声』家では元気でよく話すのに、学校では話せない――そんな子ども時代を経て27歳になった著者は、インターネットで偶然『場面緘黙症』という言葉に出会い、「この悩みは世界で自分だけのものではなかった」と大きな衝撃を受けたそう。そこから場面緘黙症について調べ、同じ経験をしている人たちと出会い、人生を通して場面緘黙について考えていきます。話せないことで苦しんでいた子ども時代だけではなく、話せるようになったあとの苦労についても書かれており、場面緘黙が「治る」とはどういうことかについても著者の考えが綴られています。話せる・話せないという表出している状態のみではなく、内面的な部分も含めて知ることができる書籍です。
2020年03月31日乳幼児用紙おむつブランド『パンパース』を展開するP&Gは、全国のママ・パパの子育てを応援する「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクトを発表。本プロジェクト第一弾の取り組みの開始を記念し、ジャングルポケット太田博久さんとモデルの近藤千尋さん夫婦を招いた記者発表会が都内で開催された。パンパース「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクト記者発表会P&G ジャパンベビーケア アソシエイトブランドディレクターである瀬戸温夫氏は、「すべての赤ちゃんの、明るく健やかな生活に貢献したい」というブランドのビジョンを解説。「育児におけるダイバーシティ、多様性の重要性はまだまだ発展の余地がある」と語った。「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクトは、育児の難しさに躓くすべてのママ・パパに向けて、一人一人が気兼ねすることなく、自分らしい子育てができる世の中を目指すもの。「こうしなければいけない」という育児の固定概念にとらわれることなく、自分らしい子育てをするのが一番幸せであると考え、その実現に貢献していきたいとの想いから生まれたプロジェクトだ。パパママが使えるおむつ台&ベビーケアルームの設置を支援パンパースが行った、外出先での育児=「家ソト育児」の実態を探る調査によると、「家ソト育児が苦手」と回答したパパママが約9割もいることが明らかになっている。「おむつ交換台」や「ベビールーム」の設置が少ないことがその要因として挙げられており、おむつ交換をパパに手伝ってほしくても1人でやらざるを得ない、という意見が多いという。そんな不安が多い「赤ちゃんとのお出かけ」を応援すべく、パンパースではプロジェクト第一弾の活動として、関東から九州・沖縄まで、全国の道の駅をはじめとする公共施設などに随時、誰でも使えるおむつ交換台やベビーケアルームの導入支援をスタートする。こちらはベビーケアルームmamaro(設置型授乳室)。2020年度中に100台の設置を目指すという。今後はパパも気軽におむつ交換ができるよう、男性トイレへの設置も視野にいれているとのことだ。仲良し芸能人夫婦が、子育て裏話や夫婦のルールなどを赤裸々に披露!続いて、現在2児のパパママとして奮闘中の太田博久さん(ジャングルポケット)・近藤千尋さん(モデル)夫妻をゲストとしてお招きし、子育て裏話をお話しいただいた。子育てについて、太田さんは「子育てのどのパートもできるようにしようとは思っています。手伝うという感覚はよくないと学んだので、おこがましいとは思うけれど2人で一緒に育てるという感覚でいきたいと思います」とコメント。近藤さんも、「2人で協力しあって、辛いことも楽しいことも一緒に分かち合えたらいいなと思います」と語った。子育て中の悩みについては、「おむつの交換台が男子トイレになかったり、子どもがぐずったときに周囲の冷ややかな空気を感じたりして、まだまだ社会が子育てに優しい環境になっていないと感じる」と、太田さん。近藤さんはママとして、「長女を抱っこしながら次女の面倒を見るのも大変だし、周りの人の目も気になって、外に出るのが億劫になってしまう」と、「赤ちゃんとのお出かけ」に対して不安を抱いている胸の内を明かした。さらに、太田さんは「お店ではまず一番に、おむつ交換台があるかどうかを確認する。どこでもおむつを交換できる環境が整うのはすごく嬉しい」と、今回の「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクトへの想いを語った。お出かけを躊躇してしまうという方、パンパースのおむつ交換台があるスポットであれば不安を忘れて楽しめるので、ぜひ親子での触れあいを思う存分満喫してほしい。【参考】※パンパース「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクト公式ページ
2020年01月24日初めての育児に不安を抱えているママ・パパは少なくありません。そんなママ・パパの大きな助けとなってくれるのが、先人の知恵が詰まった子育てについて書かれた本の存在です。日々新しい情報を取り入れることも、もちろん大事ですが、基本の育児本を一度読むことには大きなメリットがあります。育児本を読むメリット子育て、家事、仕事に…と、本を読む時間もなかなか確保できませんよね。しかし、質の良い本を読むことで得られる知識は、想像以上に大きなものといえるでしょう。育児本に手を伸ばす最初のきっかけとして、まずは育児についての本を読む具体的なメリットから確認していきましょう!赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる育児本を読むメリットとして、まずあげられるのが『赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる』というものです。核家族化が進み、大人になってから赤ちゃんや子どもと接する機会が少なく、気軽に相談できる祖父母・親族が身近にいない世帯が増えた現代では、赤ちゃんや子どもとの接し方がわからず、何もかも手探りの状態になりがちです。赤ちゃんの命を預かっていることへの不安で、ママ・パパが精神的に不安定になってしまうというのも珍しいことではありません。そんなとき、大きな助けになってくれるのが『育児本』の存在です。育児本を通じて赤ちゃんのお世話の仕方や健康管理の知識を学ぶことで、赤ちゃんを育てることへの不安が少なくなります。育児本は、子育てのマニュアルとしてだけでなく、ママ・パパの心の支えとしての役割も担ってくれる存在なのです。成長の目安、発達段階を確認できる多少の個人差はありますが、『首すわり』『寝返り』『ハイハイ』など、赤ちゃんの発達過程を知ることで、次に赤ちゃんができるようになることを知ると共に、それに応じた安全な環境を整えられるでしょう。場合によっては、成長の遅れや偏りから隠れた疾患に気付き、早期受診につなげるきっかけとなることもあります。赤ちゃんの健やかな成長のためにも、ぜひ1冊手元に置いておきたいものですね!【定番】おすすめベストセラー3選では、いよいよ実際におすすめの育児本を見ていきましょう!まずは、育児本の定番ともいえるベストセラーを3冊紹介します。はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ!人気育児誌『Baby-mo』の現役ママ編集者チームが、日々成長する赤ちゃんの育児に知りたいことを網羅した1冊です。オールカラーでわかりやすく、赤ちゃんの体と手指の発達&赤ちゃんの気持ちカレンダー、心と言葉の発達+ママ&パパの語りかけシートなども好評で、初めて育児をするママとパパに、まずは1冊おすすめです。 はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ! (実用No.1シリーズ) 最新! 育児新百科「この時期の赤ちゃんは何ができるものなの?」「ウンチの回数はこれくらいが普通なのかな?」そんな小さな疑問を一つ一つ解消してくれるのが『最新! 育児新百科』です。月齢別の0~3歳までの子どもの発育・発達から、ホームケアの方法・予防接種などの情報がこの1冊にまとめられているので、いざというときもあれこれ調べ回る必要がありません。手元にあると安心な基本の子育て本といえるでしょう。 最新! 育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ) 子どもが育つ魔法の言葉『子どもが育つ魔法の言葉』は、世界22カ国で販売され、世界的に高い支持を集めている人気の子育て本です。自身も3人の子どもを持ち、家庭教育や子育てのコンサルタントを長く務めてきた著者が紡ぐ言葉は、子育てに悩むママの心を優しく解きほぐしてくれるでしょう。「私の子育ては間違っている…?」そんな不安に襲われたときにぜひ手に取ってみたい1冊です。 子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫) パパにも読んでほしい子育て本3選子育て本は、決してママだけのものではありません。パパが上手に子育てに参加する方法や、知っておきたい情報が手に入るおすすめの3冊をチェックしていきましょう!嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』は、ドラマ化もされた話題の漫画『コウノトリ』の主人公のモデルともなった産婦人科医が、新米パパに向けて書き下ろした実用的な1冊です。『妊婦との付き合い方のバイブル』といわれるだけあって、つわりや陣痛など、男性にはピンときにくい問題が分かりやすく解説されているため、妻が妊娠中の夫婦関係を円満に保つという点でも大きく役立ってくれるでしょう。関西弁交じりの軽妙な文体で、肩ひじ張らずに読み進めるのもうれしいポイントですね! 嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書) 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親「積極的に子育てに参加したいけれど、具体的にどうしたらよいのか分からない」そんなジレンマを抱えるパパは少なくありません。『子どもを伸ばす父親、ダメにする父親』は、『我が子をメシが食える大人にするために父親が果たすべき役割』をテーマに、父子の関わり方や遊び方の具体例を示した実践的な育児本です。子どもの成長をサポートするだけでなく、親子のコミュニケーションの取り方を学ぶ上でもぜひ一読しておきたい1冊といえるでしょう。 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21) 男が育休を取ってわかったこと自主的に育児に向き合おうとするパパの中には、育休の取得を検討している人もいるのではないでしょうか。実際に決断する前に、1つの参考事例として目を通しておきたいのが『男が育休を取ってわかったこと』です。育休の取得法から給付金・赤ちゃんの肌のケア方法まで、現役皮膚科医が自身の経験をもとに書き下ろした1冊は、大切な選択をする上でとても大きなヒントを与えてくれますよ。実際に育休を取るにせよ、取らないにせよ、たくさんの大切な学びを得られる育児本といえるでしょう。 男が育休を取ってわかったこと 悩んだときの1冊を手元に!『赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる』『成長の目安が分かる』『父親の育児参加について考えるキッカケになる』などのメリットを持つ育児本は、新米ママ・パパのサポート役として大きな役割を果たしてくれます。子育てに絶対の正解はないのですが、知識を知ることで事故を防いだり、著者の考え方に触れて前向きな気持ちを取り戻したり、場合によっては疾患に気付く貴重なきっかけを得られたりすることもあります。ママ・パパそれぞれ、お互い協力し合いながら子育ての時期を楽しんでいけますように!
2019年12月17日息子が生まれてから、この小さな『生き物』をどう育てるのか、そればかりを毎日考えてすごしてきました。■比較ばかりしていたあの頃息子の日々の成長に喜びを感じながらも、まわりと少しでも成長に違いを感じるとすごく不安になり、ネットや本で情報をかき集めていました。なんで他の子はあんなに寝るのに、わたしの子は寝ないの?なんでこの子はいつまでも、寝がえりできないの??なんで、なんで?ネットで調べては自分の育て方になにか問題があるんじゃないか、もっといい方法があるんじゃないかと自問自答を繰り返していました。結局、まわりの子と成長の早さが違うのは当たり前のことと気づけたのは、子育てに余裕ができてからでした。■それぞれ違って当たり前!体が大きい子、小さい子。しゃべるのが早い子、遅い子。人の成長のスピードはそれぞれ違います。ネットや本の情報は、すべての子に当てはまるとは限りません。特に子育てに関しては、人間相手なので正解が人によって違うこともあります。すべてを鵜呑みにするのではなく、参考程度に見るのが1番だと思います。情報に振り回されず、自分の子育てのやり方をこれからも探していきたいです。
2019年07月12日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、ポーランド発の育児がラクになるアイデア本の紹介です。 赤ちゃんとの生活はハッピーで楽しいけど、時に大変なこともあります。そんな日々のピンチをユニークアイデアで乗り越えたパパ・ママの知恵が集まった『毎日が楽しくなる子育てハック』(フォレスト出版)をご紹介します。 世界は広くても子育てに国境はなし! これを読めば毎日の育児が楽しくなるはずです。 「子育てハック」とは?「子育てハック」とは、日々の子育てで直面するピンチに対する独創的で意外な解決策のことです。それは賢い応急処置、インスピレーションで沸いた時短術、手っ取り早い手段などなど。 このアイデアたちが育児の流れをガラリと変えてくれて、毎日の子育てを楽しくしてくれるスパイスになります。 子育てコミュニティから生まれたアイデアこの本は、全米のママに支持されてきた子育てコミュニティ「ParentHacks.com」に集まったアイデアから122の選りすぐりの裏ワザをまとめたもの。著者のアーシャ・ドーンフェストは、私自身が新米ママだったころにどうしても知りたかったことをきっかけにこの子育てコミュニティをつくりました。 世界中のママたちに支持されてきた、妊娠後期、出産、育児初期に役立つヒントをこの本では紹介しています。おうちの整理整頓から子どもたちの食事や着替え、外出や旅行をスムーズにするコツなど、いろんなアイデアを読みやすいイラストと一緒にお伝えします。 ちょっとしたテクでラクになる裏ワザがいっぱいトイレットペーパーの無駄遣いを減らすテク こんなふうに軽く潰して芯を楕円にするだけで、トイトレ中の子どもが大量にトイレットペーパーを使うのを防ぐことができるとは! これなら0円でできて効果もありそうです。 左右は絵合わせで覚えよう! 子どもの靴は左右を見分けるのが大人でも難しいものもあります。そんなときにはこのアイデアがおすすめ! 大きめのシールを半分にカットして中敷に敷くだけで、子どもでもパッと見て左右がわかるようになります。 こんなユニークで楽しいアイデアが122も詰まった『毎日が楽しくなる子育てハック』。購入者プレゼントとして、「お誕生日・特別イベントのハック」(pdfファイル)のダウンロードもあるので、ハーフバースデーや1歳のお誕生日に合わせて買うのもいいですね。 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2019年05月22日今回の「やさしいママのヒミツ」は、「クラシング」代表の瀧本真奈美さん。整理・収納を中心に、インテリアにまつわるさまざまな活動をされています。2人のお子さんはそれぞれ独立している瀧本さんは、なんとおばあちゃん。娘さんのサポートを受けつつ、今は好きなインテリアの仕事で全国各地を飛び回っていますが、5年前までは看護師として働いていました。瀧本真奈美 さん(写真奥 右)娘さん(28歳 写真奥 左)、息子さん(29歳)お孫さん:お姉ちゃん(6歳 写真手前 左)、ちびちゃん(2歳 写真手前 右)整理収納コンサルタント、暮らしコーディネーターとして、セミナーや雑誌の監修、テレビ番組でレギュラーを務めるなど、幅広いメディアで活躍。2018年に「クラシング」代表としての活動をスタート。著書は『ナチュラルアンティーク雑貨のある暮らし』(ワニブックス)、『lovelyzakkaのプチプラグッズでおしゃれに暮らすもの選び』(扶桑社ムック)など。2人のお子さんはすでに独立し、現在は夫と犬と暮らす。 Instagram: @takimoto_manami 、 @kurashi_ing ご自身の子育てを振り返りつつ、忙しくても笑顔でいるために大切だと感じること、いまの子育て世代に伝えたいことについて、たっぷりとお話を伺いました。ひとりで頑張っていた子育て時代まずは瀧本さんに、子育てと仕事で一番忙しかった頃をの1日のスケジュールを思い出していただきました。 6:00 : 起床 6:30 : 朝食 8:00 : 保育園に見送り 8:30 : 仕事 12:30 : 軽食 13:00 : 看護学校 17:00 : 仕事 18:30 : 保育園にお迎え、買い物、帰宅 19:30 : 食事 21:00 : お風呂、寝かしつけ 22:00 : 勉強 00:00 : 就寝看護師の資格をとるべく、看護学校に通っていた瀧本さん。当時はシングルマザーだったこともあり、スケジュールはまさに分刻み。「母が看護師だったこともあって、手に職をつけて生活を整えようと思い、子どもたちが保育園に通っている頃に看護学校に一から入りました。これはその当時のスケジュール。実家に戻ってはいましたが、基本的に自分たちのことは私がしていたので、やることはいっぱい。午前中と夕方は看護師見習いとして働きながら、午後は学校で看護師になる勉強を。2年間、働きながら勉強も子育てもしなきゃいけなくて、大変でしたね。再婚してから、子どもたちが中学に入るくらいのタイミングで、正看護師になるための学校に行きました。それは夜の学校だったので、昼中働いて夜21時すぎに帰宅してから、翌日の晩ごはんを作り置きする毎日でした」瀧本さんの家には、娘さんとお孫さんが頻繁に遊びに来てくれます。親子三世代でたのしいひととき。その頃を振り返り「子どもたちにあまりやさしくなかった」と話す瀧本さん。それでもレトルトはできるだけ使わない、朝晩は一汁三菜のごはんを手作りすることが母親の愛情と信じて、がんじがらめになっていたそう。「生活をすることで必死でした。家族の身体を作るのは私しかいない、という変な責任感があって。手をかけたものが愛情につながると思っていたんですよね。そんなに頑張らないでもっと遊んであげたらよかった。そして、“子どもの人生” はもう始まっているんだということを、もっと意識してあげたらよかった。当時は“自分の分身”のように思っていたんだと思います。でもこれは、子育てを終えてから気がついたこと。瀧本さんの娘さんには二人の娘さんが! お孫さんたちはかわいい盛り!あとになって娘から『掃除機の音が嫌いだった』って言われました。家族に『助けてほしい』とは言わず、掃除機をかけながらイライラを表現していたんですね。家が汚いと怒っては子どもたちを委縮させて…。こちらの目線でしかものを言っていなかったように感じます。もっと子どもたちの主張も聞いてあげればよかったなと。一番大変だったときは国家試験を受ける前、朝から16時まで他の病院の実習に行って、夕方自分の職場に戻って、17時30分から21時まで働く。そのあと膨大な量のレポートをまとめるという生活を1年間送っていました。全部一人で頑張っていたので、結局身体を壊してしまって。それから徐々に、主人や子どもたちに手伝いをお願いできるようになり、少しずつ変わっていきました」きっかけは娘さんの出産DIYから「片づけの専門家」へ瀧本さんはインテリアのブログを2012年にスタート。すぐにメディアから注目されました。2015年までは看護師としての仕事もしていたため、今の仕事を本格的にするようになったのは、ここ最近のことなのだそう。瀧本さんの著書。毎回がらりと印象を変えたご自宅と片づけのアイディアなどがまとめられています。「最初は、ブログで100円グッズや不用品のリメイク術を発信していました。アンティークが好きでオークションなどで買い集めていたんですが、娘が急に結婚すると言い出して。『そんな資金、貯めていない!』と、100円グッズに走ったのがきっかけです。ワックスを塗って錆加工を編み出したりと、お金をかけずに好きなインテリアにできることを発信していました」 2013年に入った頃、家族の不幸が続いてブログは一旦お休みに。本当に辛くて落ち込んでいたという瀧本さんの気分を引き上げてくれたのが、娘さんの出産だったといいます。「初めての出産は気持ち良くスタートして欲しいと、娘のために部屋をかわいく整えたんです。そこで自分の気持ちが上がっていることに気づいたんですね。空間を整えることで気分転換ができる、これはいろいろな人に有効かもしれないと、部屋づくりのことを発信するようになりました」子どもたちが安心して暮らせる空間づくりDIYのワークショップやイベントの企画などをしながらも、今ではリメイクより片づけや整理のイメージが強い瀧本さん。ターニングポイントは熊本で起こった地震だったのだそう。リビングに飾られている照明。ガラスに見えますがアクリルなので、軽くて安全。「きれいだね」と、次女の“ちびちゃん”もにっこり。「それまでは、DIYのコラムも多く書いていたのでたくさん作っては飾っていました。でも地震が起きて、私が発信したことで怪我をした人はいなかったか、このまま発信し続けてよいのだろうか、と思ったんです。特にガラスケースなどは割れたら危ないので、当時作っていたものとともに徐々に減らしていきました。好きなものに囲まれて心地よくなることも大切ですが、小さいお子さんはちょっとしたことが怪我につながるから、一回立ち止まろうと思いました。見えているところだけではなく、冷蔵庫や扉のなかもインテリアだと気付いて、それが2冊目の本のテーマにもなりました」玄関に置いた棚には、防災グッズをたっぷり収納しているそう。瀧本さんが日々実践する、ものを減らす、見やすくしておくことは、いざというときにも役に立ちそうです。娘さんご家族がくることも想定してしっかり備蓄。『IKEA』の白い棚が防災グッズの収納に。玄関の靴箱も透明に変え、中身が見えるように。2階には持ち出し用リュックも。 すっきり収納が家事の時短に整理収納コンサルタントの資格を持つ瀧本さんのインテリアは、さすがどこをみてもすっきり。瀧本さんが発信する効率的なメソッドは、すべて自身の経験から生まれてきたといいます。シンク下に収納した食器類。凹凸のあるものだと収納しにくいので、シンプルなものを選ぶようにしているそう。「高い家具を置かない、暗い色を使いすぎない、ものを置きすぎないなど、インテリアでは圧迫感が出ないように気をつけています。それは隠れたクローゼットの中も同じ。数があるとその分管理をしなくてはいけないので、少ない方が整えやすいんです。食器棚も震災を機にやめて、食器は全部シンク下の引き出しに入れています。大きくて圧迫感があって、耐震対策をしなくてはいけないので、やめたことで減災にもなるかなと思っています」食品などのストックは、『無印良品』のファイルケースに入れて、管理できる量だけに。クローゼットの中は余白がいっぱいで、どこに何があるか一目瞭然。開けたらすっと取れるように。扉がなくても大丈夫なくらいきれいに整頓されています。「ものを探すところから始まると、家事にかける時間が長くなってしまいます。収納は、ぱっと見て何がどこにあるのかすぐわかるようにすると、頭を使わなくても準備ができるんです。きれいに整っていてすぐ取って使えると、ストレス軽減にもなる。そういう場所がひとつずつ増えていくと『片づけ』も早い。これはお母さんが笑顔でいるために大切なことで、結果的に時短につながるんです。『片づけなさい!』とお母さんが怒っているのではなく、楽しそうに片づけをしている姿をお子さんにも見せて、ビフォーアフターを実感してもらうとよいですよ」カトラリー収納。隣にはよく使う鍋も。年1回しか使わないものはカテゴリーではなく、どのタイミングに使うかによってグループを作っておくのもおすすめ掃除グッズをまとめた引き出し。重曹などの洗剤類は、すべてクリアケースに入れ替えて上から見えるように。色を統一しているとすっきり見えます。「時間がない方は、15分あればできるところだけをやってみてください。短時間の積み重ねなら、忙しいお母さんでもできるし、変われる。また、数がたくさんあるものから始めると、目に見えてすっきりして、気持ちよいと実感することができる。そういう場所が家の中で少しずつ増殖していくと、暮らしは変わっていきます」母から娘、孫へと伝わる影響現在、瀧本さんの娘さんは、昨年オープンした瀧本さんのショップの営業や仕事の書類づくりなどをして、瀧本さんをサポート。とてもいい親子関係が築かれています。「過去の反省をふまえて、家族をどんどん巻き込んで楽しんでいこうと思っています(笑)。娘にとって私は反面教師的なところがあると思います。私もそうでした。私の母は料理を作らなかったし、放任主義で愛情表現が下手でした。だから私は子どもたちに対して、『好き』と今でも言うんですけど、言葉と行動で愛情を表現しようというのは、当時から心がけていましたね。娘からは気持ち悪がられていますが(笑)、心の戻る場所というか、安心感にはなると思うんですよね。私は今、孫を通して昔の娘の姿を見ている感じなんです」そんな瀧本さんのことを、娘さんはどう感じていたのでしょう。「お迎えも最後だったし、休日に遊びにいこうとは言ってくれるものの、当日になったら『疲れているからやっぱりやめよう』ということが多かったんです。お母さん業が大変なのは今なら理解できるんですけど、当時はやっぱり不満に感じていて。でも兄と一緒に誰もいない家に帰ると、いつもテーブルの上にラップをかけた食事が二人分用意されていました。3つに区分けされたプレートには、3種類のおかずが。母が用意してくれるごはんがとても楽しみでした。自分たちにちゃんと目を向けてくれているとわかっていたので、愛情不足を感じることはなかったですね」(娘さん)いまは母となった娘さん。子育てに関して瀧本さんから影響を受けていることは?「母が愛情をストレートに表現してくれていたことは、恥ずかしいながらも嫌ではなかったです。だから私も、どんな小さなことでも『上手にできたね、すごいね』と娘たちを褒めるようにしています。当時は気づけなかったけど、母は仕事も子育ても一生懸命だったんですよね。でもそんな気持ちがわかるからこそ、当時私がしてほしかったように、子どもと一緒に遊んであげるようにしています。今はたくさんの仕事の依頼をこなしている母を尊敬していますし、自分にももっとできることがあるんじゃないかなと、助けてあげたい気持ちです」(娘さん)「無駄にしない」という選択を整理収納コンサルタントや時短家事コーディネーターを始め、さまざまな資格を持つ瀧本さん。なかでも片づけ遊び指導士の資格で得た知識は、お孫さんたちにも役立っているのだとか。 お孫さん2人とも、とても上手に片づけられます。「お片づけを促す言い方があるんですよね。例えばぬいぐるみを片づけるには、『仲間のお家に入れてあげないと、よその家に行ったら泣いているよ』とか『頭の上に乗せると痛いよ』など、気持ちから入った言い方にするのがポイント。子どもたちに怒るのではなく褒めてあげたらよかったなと、学びながら気づきました。 片づけるのが楽しいと記憶されるように、褒めてあげるんです。孫に試したらすごく効果があって。反省をしながら、もう1回子育てをしているような感覚があります。おばあちゃんになるとみんなそうだと思うのですが、自分の子育てのときには絶対怒っていたことも、『それくらいで怒らなくてもいいじゃない』って言ったり。しつけはその家ごとに違うから、口は出さないです。きっと許容範囲が広くなったからですね(笑)」三姉妹のような娘さん親子。瀧本さんはかわいくて仕方がないのだそう。一方、片付けを始めても「なかなか、ものを捨てられない」と悩む方も多いのでは。そんな場合、ものを減らしてすっきり暮らすにはどうしたらよいのでしょう。「私は無理に『捨てなくてもいい』と思っています。100円グッズだとしても、必要としている人に届けばいいなと思うので、リサイクルショップに出しています。また、不要になった洋服の回収をしてくれるファッションブランドもあるので、そういったシステムを活用しつつ、できるだけ『捨てない努力』をしています。日本のゴミの年間総排出量は、東京ドーム116個分に当たるらしいんです。その処理に莫大なお金を使うのは、無駄ですよね。捨てるのではなく『必要なところに回したい』。そう考えると、手放しやすくなりますよ」無駄なことはしないように、環境についてもブログで発信している瀧本さん。これまで鍋やフライパンには重曹をかけ、ためおき洗いをしているそう。「フライパンの底の焦げ付きも、重曹ペーストでパックした後に磨くとピカピカに。つけおきしている間にこまめにキッチンを掃除すれば、大掃除の手間もずいぶん省けます」こんなふうに、ものの循環や自然環境にも関心が高いという瀧本さんに、人と地球にやさしい「サラヤ」のヤシノミシリーズを試していただきました。 「サラヤ」のヤシノミシリーズ。左から「ヤシノミ柔軟剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、食器用の「ヤシノミ洗剤」。すべて環境と人権に配慮して生産された、認証植物油を採用しています。無色透明なのは高い品質の証。無香料、無着色で、食器に洗剤の香うつりがありません。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「勤務していた病院では『サラヤ』の消毒剤などを使っていたので名前は知っていましたが、家庭で使えるものがあることを知りませんでした。これまでは何も意識せず、色のついた強い洗浄力を謳う食器用洗剤を使っていたんです。ヤシノミシリーズは液体が透明でクリア、無香料なところも気に入りました。植物由来だけど十分に汚れが落ちるし、泡がきめ細かくて、ふんわり柔らかいからすぐに洗い流せる気がします」ヤシノミ洗剤を入れてため置きしてから洗う、油汚れがたくさん残っているときはキッチンペーパーなどで汚れを拭き取ってから洗う。こんなちょっとした工夫で、汚れは落ちやすくなります。洗剤や水の節約になり、排水への負担も軽減されます。「ヤシノミ洗たく洗剤」と「ヤシノミ柔軟剤」も今回初めて知ったという瀧本さん。 「無香料で清潔感がありますね。香料でごまかすのではなく、汚れがきちんと取れている洗たくのいいにおいがします。いろいろな香料がついていることが当たり前になりすぎていて、洗濯のいいにおいって昔はこういう感じだったと懐かしい感じがしました。特に雨の日の生乾きのにおいが気になっていたのですが、きちんと洗いあがったにおいだったので、これからも使い続けたいです」 左:植物性正常成分“ツインパワーノニオン”が、においの原因となる菌を99.99%除去。洗濯後の生乾き臭を残しません。「ヤシノミ洗たく洗剤」(600ml/オープン価格)右:柔軟性に優れた「植物系仕上がりふんわり成分」と、吸水性の低下を抑える「植物系しっかり吸水成分」をバランス良く配合。「ヤシノミ柔軟剤」(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「柔軟剤も、今まで使っていたものに比べて、さらりとやさしい印象。ふんわり仕上がって大満足です。食器用洗剤も洗たく洗剤もどちらにも言えるのですが、洗剤の口に液がたまってネバネバしているのが嫌だなと思っていたんです。でもヤシノミシリーズは全部サラサラしているから、注ぎ口にたまらないし、手についてもべたつかないのがいいなと思います。下水にうまく流れて、環境にもいいんだろうなと想像できます。『人にも環境にもやさしく』というのは私も考えていてわずかながらも活動しているので、とても共感します」 二児の母でもある娘さんもヤシノミシリーズを体験。「これまで指を曲げるだけで割れるほどの手荒れに悩んでいたのが、軽減されてきました。子どもたちが小さくて洗濯回数は多いですが、ふんわり仕上がるし、衣類も傷みづらいというのもいいなと思います。これまで洗ったあとのことを考えることはなかったのだけれど、環境にやさしいヤシノミシリーズを知ることができてよかったです」 「自分がニコニコできるか」で取捨選択する忙しいなかで、暮らしを楽しもうとする気持ちがとても強い瀧本さん。そのパワーの源はどこにあるのでしょうか?「私は看護師時代に心のケアも学んだので、日々落ち込んだときには『気持ちをセルフコントロールできる女性が増えて欲しい』という目標があります。少しずつ気分を上げるために、自分の好きなものを集めてみたり、住環境を整えることはすごく大切。そのために家族と話し合うこともコミュニケーションになるし、一緒に好きな空間を作り上げたり、整えたり。もっとうまく回るといいなと思いますね。引き出しひとつ、筆箱ひとつでもいいので整えて、本当に簡単にできることで達成感を感じて、ひと息つける瞬間があれば日々のリセット時間になると思っています」いま子育て中のお母さんたちには、自身の反省を伝えたいという瀧本さん。最後に、子育てを頑張るママたちにアドバイスをいただきました。「これまでブログで一番反響があったのは、『作り置きをしない』という記事。貴重な休みの日にイライラしながら作るのであれば、子どもたちと楽しく過ごした方がいいと思います。“ていねいな生活” が美化されすぎていますが、自分から見る“ていねい”と、子どもの目から見る“ていねい”は違うんですよね。だから、365日頑張らなくていいよ、と思います。私が子育てしていた時代より、今は選択肢も増え、便利なものもどんどん出てきています。手を抜くところは抜いて、一から作らなくても、カットされている食材でいいものもたくさんあります。どうすれば自分がニコニコできるか、取捨選択する。“こうでなくちゃ”という考えは捨てた方がいいですね。お母さんがいつもイライラしていると、悪い感情をご主人は職場に、子どもは学校に持って行って悪循環になってしまいます。自分をご機嫌にするための心地いい部屋作りをしていれば、帰ってくる家族を笑顔で迎えられる、それがお母さんとしてのやさしさにも繋がるんじゃないかと思います」まりげさんも実践! ヤシノミ洗剤を上手に使う4つのコツ 「エコ洗剤って汚れが落ちにくい? どんなふうにやさしいの?」そんな疑問を解決。まりげさんのほっこり描きおろしマンガとともにご紹介! 詳しくはこちら >> 子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う \ヤシノミ洗剤は50周年!/「毎日使うものだからこそ、地球のために洗剤にできること」をひたすらに考え続けて50年。昔も今も。そしてこれからも「手肌と地球にやさしい」をコンセプトにヤシノミ洗剤はあなたの暮らしにそっと寄り添い続けます。 ヤシノミ洗剤 50周年サイトを見る 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上(メーカー出荷額)の1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2019年05月09日仕事をしながらの子育ては大変です。しかし、子育ては一人で行うものではありません。旦那さんと一緒に取り組んでいくべきものです。どうすれば、旦那と一緒に子育てを進めて行けるのでしょうか。パピマミ編集部と、一緒に考えていきましょう。出産前からの教育が大切女性は、自分が子供を産むのもあり、母性も育まれていきますよね。しかし、男性は自分の体が変化することもなく、今までと同じ状態が続き、子どもが生まれた実感がないという意見も。子育てに積極的になりづらいのかもしれません。理解できれば協力できます から、出産前から父親としての教育を心がけましょう。妊娠中から自分の体の変化を旦那に伝えておくことも大切ですし、産婦人科や自治体の子育て教室などに二人で足を運ぶ ことも有効です。妊娠出産がカラダに及ぼす影響や、赤ちゃんのお世話の基本的ついては出産前から認知 させておくと、その後の協力も得やすくなります。お互いの仕事やスケジュールを把握するお互いが自立して輝いている夫婦には、相手のスケジュールを細かく把握していない ケースもあります。子どもがいない状態であれば、それでもやっていけます。しかし子供がいるとそうはいきません。思ってもいなかったトラブルが起きたときに連絡がつかなかったり、連絡不足で保育園への迎えなどができなくなっては、子育てがうまくいかないのです。相手の仕事について知っておくと、頼めることや難しいことも計画を立てやすくなります。旦那の仕事についても今以上に良く知るように し、自分の状況についても伝えていくことで、お互いがどのように子育てにかかわっていけるかを話し合いやすくなるのです。やるべきことは具体的に伝える子育ては、やるべきことがはっきりしているわけでなく、状況を見て必要なことを行っていくという能力が必要です。しかし、必要なことを感じ取れなければ、いくら協力する気持ちがあってもうまくいきません。そこで協力しないと責めてしまうことで、旦那と大きな溝が生まれてしまいがち 。具体的に何をしてほしいかを伝えてみましょう。ふだんの仕事であれば、そのように支持を受けてこなしていくはずですから、男性でも取り組みやすくなります。その積み重ねで自然に協力できるようになれば、働きながらの子育てもぐっと楽になっていくはずです 。ほめて伸ばすことも大切初めてのお子さんの場合、男性は特に何をしていいのかわからずに戸惑ってしまいがち 。仕事でつらい思いをしてきて、さらに家に帰って奥さんに責められるということになれば、子育てに向き合う気持ちが折れてしまいますよね。そうなれば、女性一人で仕事も家事も抱えていかなくてはならない状況 に追い込まれます。育児に前向きになってもらえるように、何かしてもらったらほめてみましょう。仕事でも成果が出ると嬉しく、さらに取り組んでいこうと思えますよね。同様に、子育ても達成感が得られれば前向きに取り組みやすくなるものです。成果が目に見えにくいからこそ、お互いに褒め合ってよい雰囲気 を作り出していきましょう。まとめ仕事をしながらの子育ては、肉体的にも精神的にも大きな負担です。夫婦でともに取り組んでいくことを心がけましょう。うまく協力が得られないときは、旦那への対応を少し変えて前向きに育児にかかわってもらえるようにしてみましょう。
2018年10月30日赤ちゃんの子育ての悩みは、次々と発生しますよね。初めての子育ては、戸惑うのも仕方ありません。赤ちゃんの子育てを解決する為に、何をすれば良いか、パピマミ編集部が紹介します。周囲の人に助けを求める自分自身は初めての子育てでも、周囲には子育て経験者がたくさんいます。もしかしたら、同じような悩みを経験していたかもしれませんよね。友人や知人に子育ての経験者がいれば、現状を打開するようなヒントを求めてみてもいいでしょう 。もし周囲に子育て経験者がいないのであれば、親に聞いてみるのも一つの手段です。初めての子育てですから、恥ずかしがらずに助けを求める姿勢が大切です。インターネットで情報を集めるのも悪くはありません。ただ、インターネットの情報は場合によって信ぴょう性に欠けるので注意が必要です。すべてが間違っているワケではないものの、しっかり吟味しましょう 。泣き止まない赤ちゃんは泣いて自分の気持ちを伝えます 。伝えたい気持ちが大きいのか、ずっと泣き止まないときもありますよね。いくら抱っこしても一向に泣き止まなかったり、夜泣きがひどかったり。ただ、これは赤ちゃんの個性です。つまり、よく泣く赤ちゃんもいればあまり泣かない赤ちゃんもいるということ。過度に心配したりストレスを感じる必要はないのです。ただ、何らかの病気が原因で泣き止まない可能性も否定できません。なので、病院で何も異常が無いことを確認する必要はあります。泣き声は大きなボリュームですが、今しか聞けない声という認識 を持って乗り越えましょう。様子がおかしい当然ながら赤ちゃんは言葉を話せないので、体調を直接確認できません 。いつもと違う感じがしたり様子がおかしいと不安になりますよね。赤ちゃんは、骨や免疫などあらゆる部分が不完全な弱い存在なので、思わぬ病気になってしまう可能性もあるのだと念頭に置いておきましょう。もしくは、障害があってその症状が徐々に出始めているかもしれません。風邪のような感覚でいつか治ると判断すると、危険な目にあうことも 。もちろんすべての風邪を病気と心配していたら骨が折れますよね。とは言っても、すべての病気は早期発見が大切。極端な話をすれば、診察が遅れただけで命の危機に瀕することもあります。言葉を交わせるくらいに成長するまでは、病院を積極的に頼りましょう 。英才教育をすべきか教育に関する研究は進んでおり、0歳児の赤ちゃんでも色々な教育を受けられます。そこで話題になるのが、英才教育 ですよね。例えば、赤ちゃんの頃から英会話を聞かせたりクラシックを聞かせるなどすると能力が身についたり頭が良くなるというものです。当然、すべての赤ちゃんに有効か定かを判定はできません。ただ、音楽や英語に馴染んでもらう という点では良いと言え流でしょう。もちろん、費用もかかりますから、夫婦間で教育方針を確認しておく必要があります。教育方針の違いは、夫婦喧嘩の一因になりますし、場合によっては夫婦間に大きな亀裂 が生じます。読み書きができるようになった段階から教育に熱を入れるのも、遅すぎではありません。まとめ赤ちゃんは体も弱く、言葉も交わせないので心配は募るばかり。大切な我が子に何かあると思うと、心配になるのも無理はありません。でも安心してください。友人や知人を頼ったり、近くの病院に頼ったりすると、子育ての悩みもだんだんと減っていくでしょう。一人で悩んで一人で解決しようとすると、間違った判断をしがちです。その点に注意して、子育てを楽しんでくださいね。●文/パピマミ編集部
2018年10月17日こんにちは。ワーママライターの水野アキです。妊娠、子育て中に悩んだとき、どうしていますか?ネットで検索する、経験者、専門家に相談する、そしてもう1つ、育児本を読むという方法があります。本はいつでもそこにあって、同じ答えをくれます。ママのよりどころとなる育児本をお悩み別に、紹介します。1冊目 「しつけ」「育て方」に悩んでるママへ(子どもの対象年齢︰3歳~)紹介する育児本→「センスのいい子の育て方」この本の目次に並ぶのは、「言葉が豊な人 」「空気を読める人 」「日々を楽しめる人 」どれも子どもに身に着けて欲しいことばかりです。まさに「センスのいい子の育て方」がのっています。難しいことは書いてなく、子どもは親をよくみているんだなと思います。親自身が、少し気を付けることや、毎日の習慣にしたいと思えることが書いてあります。どれも敷居の高いものではなくて、今日からできることばかりです。息子が、赤ちゃんの様にイヤイヤ~で泣いているのと違い、周りの人にも意味が通じてしまい、恥ずかしかったり、男の子らしい乱暴な態度や行動をたしなめるのに悩んでいました。その時に、この「センスのいい子の育て方 」というタイトルに惹かれて購入しました。目次にも息子になって欲しいと思う人物像がたくさん書いてありました。「ハプニングに強い」に「こちらができることは、悲鳴を飲み込み、飛び出した目を押し戻し、平然とした顔で、子どもが平常心を保てるようにリードすること 」とありました。私は、ハッとしました。子どもの発言や言動に、オーバーにリアクションしていたからです。まず、私が落ち着く。これは実践しやすく、効果もてきめんでした。他にも「キャラクター商品とのおつきあい 」「T.P.Oに合わせられる 」など、子どもを育てて行く上で避けては通れないお悩みの解決策や譲歩する方法が書かれています。また挿絵が絵本のようにかわいいので、癒されますよ。2冊目 「完璧」なママになりたい疲れてるママへ(子どもの対象年齢︰妊娠中〜10歳代)紹介する育児本→「フランス人は子どもにふりまわされない」この本には妊娠中のちょっとしたアドバイスから、寝ない赤ちゃんへの対応、イヤイヤ期の子どもとの接し方、女性としてどうあるべきか が書かれています。フランス人らしく自由で優雅な発想でアドバイスが書かれていて、でも無理なことではなくちょっとマネしたくなる内容です。「100の方法」として、100の内容が、知り合いのお姉さんが話しているかのような語り口で読みやすいです。私は2人出産後にこの本に出会いました。2歳差の子どもたちとの生活は想像以上にバタバタしてしまっていて、上の子に「待って!待って!」とたくさん我慢させてしまっていることに申し訳なく思っていました。この本に「待つ練習の機会をたくさん与える 」とあり、忍耐力を付ける事が親も子どももハッピーに生活できると書いてあってありました。「忍耐力は、生まれつき持っているか持っていないかの特性とは思っていない。これらは学習できると信じている」とありました。私の「待って!」に癇癪を起す上の子に「どうして?わからないの?」と思っていました。でも元々、「待てる」ことができることがいないこと、「待たせる」ことは、忍耐力を鍛えることで悪いことでないことを知ってとても肩の力が抜けました。今でも、「うまくいかないな」と思うことがあったら、この本を開いています。3冊目 パパとの関係に悩んでるママへ(子どもの対象年齢︰新生児〜思春期頃)紹介する育児本→「忙しいパパのための子育てパッピーアドバイス」この本は、出産後から子どもが大きくなるまでの、夫と妻、父と子の関わりについて書かれています。筆者は精神科医でスクールカウンセラー 、自身も2児の父親である明橋氏。医師が書いているからといって難しいことはなく、同じ場面を夫の立場、妻の立場、を4コマ漫画で描かれたり、Q&Aで書かれていたり、忙しいパパでもサラッと読みやすく書かれています。私は、1人目を出産した後は、初めての子育てにもう余裕がなくなっていました。平日は夫も帰りが遅く、ほとんどすれ違いでした。赤ちゃん時は、昼夜の区別も付かず、寝不足でした。また、冬でインフルエンザが流行っていて、外出も自由にできなく家にこもりきりの時期でした。そんなある日に、夫が、休日に、「1人で買い物しておいで」と送り出してくれました。その頃の私は、休日は家族で過ごす!と思っていたので、1人で買い物に出かけることもありませんでした。半ば強引に夫に、追い出されて驚きましたが、身軽に動けることに感動し、本当にリフレッシュになりました。帰って、夫からこの本を読んでいたことを教えてもらいました。この本には妻の言いたいことが詰まっていました 。そしてそれと同じくらい夫側の気持ちも書いてありました。子育て中の妻や、生まれたばかりの子どもと接し方がわからないことや、本当はもっと関わりたいと思っていることが書いてありました。忙しそうな夫に気を遣いすぎてしまっていることを知りました。もっと甘えてもいいんだな、そのお願いの仕方も知ることができました。思春期頃の子どもとの接し方も載っているので、これからも末永くお世話になれそうです。パパはもちろんママにもぜひ読んで欲しい本です。----------読み物としても、オススメの3冊です。すべてを受け入れなくてはいけないわけではありません。参考になる章だけを取り入れる、全部を読まなくてもその都度、悩みに合う部分だけを読んで、納得する、救われるのが育児書だと思います。また、同じ本でも、子どもの成長で違った解釈ができるのも面白いです。一緒に子どもの成長を楽しめる1冊をみつけてくださいね。●ライター/水野アキ
2018年07月21日市川市は江戸時代の大名の別邸、明治時代には政財界の要人の別荘などがあった土地です。国道14号沿いの本八幡界隈は八幡宿として知られ、当時でも交通の要でした。昭和9年に市川町、八幡町、中山町、国分村が合併し、市川市となりました。各町村の話し合いの中で、市の名称は東京からも知名度の高かった市川にする代わりに、市の主だった施設は本八幡に置くことに決まりました。市川市にもかかわらず、市役所、中央図書館、保健センターなどほとんどの機能が本八幡にあるのは、こういった経緯があるから本八幡の住みやすさは抜群です。ここでは、そんな歴史ある本八幡の住みやすさと市川市の子育て環境をご紹介します。始発もある!本八幡駅の利便性なんといっても本八幡は電車の使い勝手が良い街です。JR総武線各駅停車、都営新宿線始発の本八幡駅、京成本線特別快速停車駅八幡駅の3駅を使うことができます。特に都営線は始発駅なので、座っての通勤が可能であるところが魅力です。買い物で使うスーパー情報本八幡は買い物もとでも便利な街です。JR本八幡駅に直結したシャポー本八幡内を東京方面に歩き、外の道路を渡ってすぐ右には、安くて品揃えのよいことで評判のオーケー本八幡店があります。また、JR南口を出てまっすぐ南に進むと、ドンキホーテ本八幡店があります。JRの駅から地下道を通って4分ほどの都営新宿線本八幡駅直結のターミナルシティ本八幡にはスーパーカスミ、ヤマダ電機があります。JR直結のシャポー本八幡にはクイーンズ伊勢丹があり、全国各地の質のよいおいしい食材、調味料やおいしいお惣菜、生鮮食品などなんでも揃います。また洋菓子を取り扱うお店もシャポーや駅構内だけでも複数店舗あり、さらに駅から徒歩7分の場所には本八幡でもっとも有名な洋菓子店「ドルチア」もあり、ハレの日、普段の日のお買い物、どちらも本八幡駅で揃えることができます。車でお買い物をするなら、駅から少し離れたイオンタウン大和田店や、市川SHOPSは、駐車場も大きく使いやすく、喫食スペースも広くあるので、お子様連れのお買い物には使い勝手が良いと思います。なんといっても市川市民に一番人気なのがコルトンプラザです。ダイエーをはじめとしてニトリ、ユニクロ、GU、ABCマートにドラッグストアなど、ありとあらゆるお店がそろっています。市川市に1軒しかないスターバックスも、実はコルトンプラザの中にあるのです。駐車場が大きいので車も使いやすいですが、JR本八幡駅から無料送迎バスも出ています。また、コルトンプラザでは毎年「コルトン・ママモニター」を募集しています。ママたちの声を反映して、小さいお子さん連れでも快適に過ごせるのがコルトンプラザの魅力です。買い物にはとても便利な本八幡駅ですが、駅周辺は車の交通量が多く渋滞することが多いので、バスや自転車の利用がおススメです。駅の周りにはターミナルシティ本八幡の地下駐輪場をはじめ大型の駐輪場が複数あるので、上手に活用するママさんが多いようです。幼稚園・学校の情報本八幡エリアは、都内までたった2駅という立地の利便性から、小学校、中学校受験を考えるご家庭も少なくありません。また、大手の進学塾は千葉県では津田沼にあり、やや遠く感じることもあり、本八幡では個別指導塾に通われる方が他の地域に比べて多いようです。市川学園幼稚園、昭和学院幼稚園など、中学、高校では進学校で名高い学校系列の幼稚園がありますが、市川学園には小学校はなく、昭和学院幼稚園は半数程度が地元の公立小学校に進学するなど、地元の子供が通う一般的な幼稚園と考えて、選択肢の一つとして選ぶこともできます。他には本八幡駅から近い白菊幼稚園、延長保育のある真間山幼稚園、つくし幼稚園など、ご家庭の事情やお子さまとの相性などを念頭に置きながら、実際に見学をしたうえで選ばれるとよいと思います。本八幡近辺の病院事情市川市では夜20時~23時、日曜祝日の10時~17時の間は、大洲防災公園横にある市川急病診療所で診療を受けることができます。それ以外の時間帯で急病の際には、24時間対応・通話料無料の「あんしんホットダイヤル(0120-241-596)」にかけると、夜間に対応してくれる病院の案内をはじめ、けがや急病の相談、子育てや健康に関する相談を、医師や保健師、看護師が対応してくれますので、ぜひ活用したいですね。本八幡エリアの小児科では14号沿いにある藤田小児科医院が人気があり、混んでいますが、丁寧に診ていただけるということで評判が良いようです。下総中山駅から近いサンライズこどもクリニックもとても評判が良い小児科です。通いやすい場所、お子さんとの相性も考えて選ばれるとよいのではないでしょうか。市川市の子育て支援制度市川市では市の子育て支援も充実しています。医療費については0歳から中学3年生まで、通院一回300円、入院1日300円、調剤役に関しては無料で医療を受けることができます。習志野市もほぼ同様の支援制度があります。所得制限がありますので確認が必要です。市川市には世帯同居・近居スタート応援補助金という制度もあります。ママやパパとそのご両親と直線距離で500m以内に近居、または同居の方向けに、新たに住居を購入さる場合に助成金が支給されます。条件は細かく定められていますが、当てはまる場合はとても頼りになる制度ですので、こちらも市のホームページをぜひご確認ください。赤ちゃんを連れていると外出中におむつ替えや授乳などが必要になり、困ることもありますよね。市川市では「赤ちゃんの駅」という支援制度があり、授乳スペースやおむつ替えスペース、ベビーキープを提供しています。ピンク色の「赤ちゃんの駅」シールが目印です。いろいろな手続きをするために利用することのある市役所は、本来は京成八幡駅から徒歩5分程度の場所にありますが、現在建て替え中のため、市川市役所第二庁舎のほうに移転しています。平成32年4月には完成しますが、それまでは第二庁舎まで出向かなくてはなりません。本八幡駅北口から第二庁舎との無料バスが運行していますので、そちらを利用するのが便利です。子どもたちが普段遊んでいる公園や施設本八幡駅近辺にある公園でなんといっても人気があるのが本八幡公園です。市川保健センターのすぐ裏にあり、周りにマンションも多いことから、お子さん、パパママが集う人気の公園です。一般の公園にしては珍しくプールがあり、夏は水遊びができるところも人気の理由です。本八幡は京成八幡駅の近くに葛飾八幡宮があり、近くを真間川が流れています。真間川沿いは桜並木になっていますので、お花見の時期はとてもきれいです。川沿いに散策コースもあり人気のスポットです。八幡宮横の八幡神社児童遊園地もお子さんを遊ばせるママをよく見かけます。葛飾八幡宮のすぐ隣には八幡親子つどいの広場があり、こちらでは立ち寄って遊んだり、ママ同士で情報交換したりできるスペースです。市川市には子育て支援センター、こどもセンター、こども館などがあり、親子で遊んだり、イベントに参加したりできます。千葉県の新築マンション一覧市川市の中古マンション・中古一戸建て一覧
2018年03月13日育児に悩んだり、子育てに疲れたりした時は、子育て講座に参加してみるのがおすすめです。主催は自治体だったり民間団体だったり、さまざまですが、講座に参加して話を聞くことで新しい気づきが得られ、子どもと向き合える力も戻ってきます。今回はそんな子育て講座で聞いた話から、子どもの心の育て方をまとめてみました。子育てで最も大切なことは「自信を育てる」こと!子育て講座では、「子どもの自信」や「自己肯定感」「自尊感情」を育てることが、子育てで最も大切だ、と教えられます。「自分には価値がある」「自分ならできる」「自分が好き」という心を育てる、ということです。中には「自信は生きる力の土台」だと言う先生も。自信がないと、「何をしてもうまくいかない ⇒ チャレンジできない」というサイクルになってしまうのに対し、自信が育つと、「きっとうまくいく ⇒ チャレンジできる」と、人生がどんどん良い方向に動き出します。では、子どもの自信を育てるにはどうすればいいのでしょう? ポイントは以下の3つだそうです。<子どもの自信を育てる3つのポイント>ほめるスキンシップ関心をもって話を聞く 加えて、栄養学の先生によると、食事の記憶も「自尊感情」を育てるのに一役を担うのだとか。毎回栄養バランスの整った、手間ひまかけた食事でなくても、「仕事が忙しいのに、おにぎりは必ず作ってくれた」といった、心のこもった食事の記憶は「愛された記憶」として定着し、子どもは生きている価値を感じるというのです。なお、自尊感情が順調に育っているかどうかの指針として参考になるのが、「イヤイヤ期」。「イヤ、イヤ!」と自我を通そうとするのは、自分に自信がついてきた証です。「こんなにすごい自分が、なんで欲しいものを買ってもらえないの?」という気持ちの表れだそうです。つまり、「イヤイヤ期」は、親が子どもを上手に育ててこられた証拠と言えそうです。 穏やかな心を育み、社会に適応できる子どもを育てるために自分に自信があっても、「攻撃性」の高い子どもに育ってしまうと、社会で上手に生きていくことができません。そんな時に参考にしたいのが、子育て講座でよく話題にあがる「セロトニン」の話。「セロトニン神経」は穏やかな心を育むのに大切な神経で、これが不足していると、姿勢や寝起きが悪かったり、ストレスが我慢できなかったり、コミュニケーションを苦手に感じるようになるそうです。セロトニン神経の発達には、見つめるほほ笑む話しかけるほめる触れる、なでてあげる「歩行・呼吸・咀嚼」などのリズム運動太陽の光を浴びる が、効果的。こう見ると、「子どもの自信を育てる」のも、「セロトニン神経の発達を促す」のも、「ほめる」「なでる」など、当たり前のことのように思える愛情表現の積み重ねなのだとわかります。教育よりも「ヒマが大切!?」心と同様に、子どもの脳もどんどん鍛えてあげたいもの。「子どもの教育のため」と、おもちゃを次々に買い与えているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、先生たちの講義を聴いていると、与えることが決して良い結果を導くとは限らないようです。ある先生は、「英才教育より、ヒマが大切」「意欲はヒマと退屈から生まれる」と言います。与えられ過ぎると、子どもは使いこなすことに忙しくなり、自ら学ぶ力や工夫が減るからだそうです。また、「求めているのに与えない」ことも、「求めてもいないのに与えすぎる」ことも良くないそう。与えすぎると、「何事にも受け身」の子どもに育つ危険性が。かわいいわが子に、いろいろと買ってあげたい気持ちを、時にはぐっとこらえて、子どもの様子を観察しながら、本当に必要なものを適切なタイミングで与えるよう、工夫してみては?無関心より、怒ったほうが何倍もいい!子どもは大人の真似をして育ちます。親が幸せでポジティブでないと、子どもだけが前向きに育つことは難しいでしょう。子育て講座の先生たちも、最後にはたいてい「親がまず幸せに!」と発破をかけてくれます。自尊感情の豊かな子どもを育てるために、「私の子どもだから大丈夫」というぐらい自分に自信を持って、と諭してくれた先生もいます。また、子どもが思いやりのある子どもになるには、親が、「怒り」も含めて、さまざまな感情を子どもに見せてあげることも必要だと説く先生も。子どもに「怒ってしまった」と、落ち込むこともあるかと思いますが、「無関心」より何倍もいい!というぐらい、おおらかに考えたほうがよさそうです。まずは自分が、失敗も落ち込みも笑い飛ばして、子どもとたくさん触れ合ってはいかがでしょうか。(滝 亜紀)
2015年10月11日子どもたちの成長や変化に、喜びながら戸惑いながらも一生懸命頑張っている親も多いはず。子育ての悩みは尽きないものですが、ふと振り返った時、子育てをする上で本当に大切なことというのは、実はそれほど多くない。そんなことに気づかせてくれた本を、ご紹介します。『 佐藤初女さんの心をかける子育て 子どもと心を通わせるための7つの質問 』(佐藤初女・著/小学館)の著者、佐藤初女(さとう・はつめ)さんは、青森県で、助けを求めて訪れるすべての人を無条件に受け入れ、食事と生活を共にして、再出発させる『森のイスキア』を主宰している94歳の女性です。育児に悩む母親たちの心が軽くなるヒントが散りばめられた本初女さんは、自分自身の子育てを「反省ばかり」と振り返りながらも、あえて失敗談を話すことで、現代の母親たちが同じ轍を踏まないように伝えてきたいと考えているそう。そんな初女さんの言葉には、経験という重みがあり、心に響きます。この本には、子育てを頑張りすぎている母親たちへのエールと共に、育児に悩む母親の心が軽くなるようなヒントがたくさん散りばめられています。親が子どもに対してできる、たったひとつのこと「先回りしないで子どもを受け入れること。これ以上に親のできることはありません。」(質問(1) わが子を幸せにするために、親ができることは何ですか? より)頭でわかってはいても、親だって人間です。つい子どもに、自分たちの欲求や願望を求めてしまうこともあるでしょう。しかし、それを押し付けることは、決して子どもにためになることとは言えません。親である私たちは、「子どもを受け入れる」だけでいいのです。ほかに何もせず、たったひとつ「受け入れる」ことだけをすればよい。この言葉を頭の片隅に置いておくだけで、育児に対する心持ちが変わってくるのではないでしょうか。子育てに行き詰まった時には、自分の子ども時代を思い出してそれでも、時には「子育てがうまくいかない」と悩むこともあるでしょう。そんな時の対処法を著者は、以下のように述べています。「思うように育たないときは、親が自身の子ども時代を振り返るのがいちばん」(質問(1) わが子を幸せにするために、親ができることは何ですか? P.10より)たしかに、自分の子ども時代を振り返り、親に対してどのような思いを抱いていたかを思い出すことで、自然と子どもの気持ちが見えてくるように思えます。育児とは、子どもの持っているものを伸ばすこと著者はこうも言っています。「その子の持っているものを伸ばしてあげる、という心で育てることが大切です」(質問(1) わが子を幸せにするために、親ができることは何ですか? P.14より)「見守って信じる」ことは、簡単に見えてとても難しいことです。わが子をかわいく思うあまり、つい手や口が出てしまうのが、親である私たちの心情です。しかし、子育てにおける親の役割は、あくまでも子どものサポート。子ども自身の力を信じ、見守るのが大切ということなのですね。「親は子どもを受け入れ、見守ること」という考え方を基本軸に置いておけば、子育てでどんな悩みにぶつかっても、子どもに対する態度や接し方に迷いがなくなっていくのではないでしょうか。著者の優しい言葉の言い回しと、子育てへのアドバイスが多数紹介されているので、読んだ後にはスッキリとして、育児疲れが癒された印象を持つ人が多いはず。育児の悩みは「悩んでいるのは自分だけじゃない」と知るだけでも、楽になれるものですよね。ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょう。
2015年06月27日子育てはコーチング技術を使えばもっとうまくいく! 親が子育てで「野望」や「不安」以外に持てるものって何!? 子どもの気持ちを受けとめるって? ママが身につけたい、子どもの話を聞くためのスキル の続きです。コーチングという視点で子育てを眺めてみると、親といえども、子どもにお説教するには10年早い! くらいのことが判明。子どもにお説教する(働きかける)までに、親としてすべきことがありすぎて、目まいがしました。 しかし、やっと本特集4本目にして、子育てコーチングの実践編「子ども働きかけるスキル」に到着。引き続きお話を、国際コーチ連盟マスター認定コーチの、あべまさいさんに伺いました。コーチングのポイントは質問の仕方にありコーチは質問のプロ。なぜなら、質問をすること自体が、そのまま相手への働きかけに繋がるからだ。コーチが考える質問には、大きく分けて次の2種類がある。・オープンクエスチョン(直訳すれば、「開かれた質問」)5W1H(いつ、どこ、誰、何、なぜ、どのように)でたずねる質問。相手が自由に話すことができる形式・クローズドクエスチョン(直訳すれば、「閉じられた質問」)「はい」か「いいえ」で答えられる質問。質問者のために作成されたもので、答える相手にプレッシャーをかけてしまう可能性もある。子どもには、オープンクエスチョンで自由に答えさせるこの技術を子育てに応用するには、子どもにもオープンクエスチョンで質問をする必要がある。ただ、日々の子育ての中で「今のは、オープンクエスチョンになっていたかしら?」などと考えられる余裕は、残念ながらない。だが、そんな人でも、次のエピソードは、ポンっと頭に入るのでは? あべさんの友人コーチが、夜、自宅で仕事をしていた時のこと。クライアントにオープンクエスチョンを投げかけ、コーチングが終わって、和室のふすまを開けると、当時9歳の息子のげんちゃんが、そこに正座していた。コーチングをずっと聞いていた様子。『お母さんズルイ。僕には<ああしろ、こうしろ>しか言わないのに、ほかの人には<何がしたいんですか?>なんてきいてあげているじゃない。ぼくにも、そういうふうにきいてよー!』と言った。子どもにオープンクエスチョンを実践してみたら…思わずシーンが目に浮かぶようなエピソードだったので、早速、我が家でも実践してみた。小学校5年生の双子の息子たちに、「本日の塾の勉強は、どんなふうにする予定ですか?」と聞いてみたのだ。紙と鉛筆を用意し、「ママはお話を伺う気は満々です!」的な気配を漂わせる。すると、どうだろう。息子たちは鼻を膨らませながら、「国語はちょっと時間がかかるから、最初は理科をやる」「社会は工業地帯を暗記しないとなんないんだよ」などと言い始めた。そんな話を紙に書き取り、項目を整理してやると「本日のTO DOリスト」が出来上がった。いつもはああしろこうしろと口うるさく言わなければ決まらないことがすぐまとまるなんて、素敵!! 子どもにとっては、珍しさも手伝ってのことなのだろうが、それでも嬉しかった。ぜひ、皆さまも試してみてほしい。今回の「質問をするスキル」は、コーチングで相手に働きかけるスキルの、ほんの出だし。次回は、承認することで、子どもに働きかけることを学びます。コーチングについて、興味を持った人には◇コーチングのプロが書いた決定版 「 子育てコーチングの教科書 」(あべまさい/ディスカヴァー・トゥエンティワン)本体1,400円
2015年06月27日結婚して、これから子どもを作ろうと思っているカップルや、これから子育てを始めるファミリーにとって、住まう街の子育て環境は気になるところ。「マイナビ賃貸」では、幼稚園や小中学校などの教育環境や事件、事故の発生件数、自治体の子育て支援制度などを元に、東京都内の各市区町村における子育て事情を調査しました。これからお部屋探しをする人は、参考にしてみては?●教育環境を重視したい方にオススメ「文京区」夏目漱石や森鴎外も住んだ歴史と文化の街。東大など15の大学が集まり、アカデミックな雰囲気が魅力です。お茶の水女子大付属、東京学芸大付属、筑波大付属と、国立幼稚園・小中高校が集まっているだけでなく、有名私立校も多数。都内では珍しく区立幼稚園も10カ所(うち6園が3年保育)と多く、教育環境を重視したい方にお勧めです。刑法犯発生件数が23区で最も少なく、交通人身事故発生件数も23区で下から2番目(いずれも警視庁調べ、2011年)という安全性もポイントが高いですね。ただ、坂が多いのでベビーカーで移動しやすいかどうかはチェックが必要かもしれません。区長自らが育児休暇を取ったことも話題になりました。●豊かな自然環境や子育て支援が充実「武蔵野市」人気の吉祥寺を抱える武蔵野市は、動物園もある井の頭公園をはじめ、豊かな自然に恵まれています。子供を思い切り遊ばせられる環境は抜群で、のびのび子育てができそうです。自治体の子育て支援も充実しており、市としては珍しく中学卒業までの医療費自己負担分は全額補助ですし、「0123吉祥寺」「0123はらっぱ」「おもちゃのぐるりん」といった親子で遊べる公的施設は、満足度の高いものばかり。また、全小学校で放課後、スタッフを付けて教室・校庭・図書館開放をしており、学童保育でなくても安心してフルタイムで働けると評判です。全国で初めてコミュニティーバスを導入したように、子供やお年寄りに配慮した街づくりが光ります。●都心へアクセスの良さと閑静な住宅街「杉並区」「世田谷区」どちらも都心へのアクセスが便利なのに、緑が多く閑静な住宅街。適度な華やぎもあり、子連れでのお買い物やお散歩が楽しいのも、ママには嬉しい点です。教育熱心な家庭が多い印象で、公立学校のレベルも高いよう。独自の子育て支援策として、杉並区では、一時保育や習い事などに使える「子育て応援券」(出生時に4万円分、2歳まで年1回2万円分を配布、5歳まで一部負担で購入可)が便利。世田谷区には、普通の公園ではなかなかできないたき火や泥遊び、木登りなどができる「プレーパーク」が4カ所もあります。ただ、ワーキングマザーにとって気になる待機児童数(2012年4月1日付)は、杉並区が52人と比較的少なく、世田谷区は都内で最も多い786人でした。働くママの場合、その点の考慮が必要かもしれません。このほか、出生率が23区トップの江戸川区は、都内有数の子育て支援制度を誇り、面積に対する公園の割合も都内一。18歳まで医療費の助成制度がある千代田区と北区、出産時に上限60万円の助成がある港区も、子育て関連の予算が潤沢な街です。共働きの家庭なら思い切って都心に住み、職住近接にするという方法も。土日も静かで、過ごしやすいそうですよ。“子育てしやすい街”というと、緑が多くて近くに遊べる公園や施設があって、教育環境がよく、安全で、公的支援も充実していて、なおかつお買い物も便利で……と、挙げればきりがないほどいろいろな条件があります。なんといっても家族みんなが無理せず楽しく過ごせる場所が一番。まずは優先順位を決めて、より良い環境を見つけたいものですね。(文・エフスタイル)参考資料・刑法犯認知件数、交通事故発生件数(警視庁HP)・待機児童数、公園面積・人口割比率、出生率(東京都HP)・子育て支援施設(武蔵野市HP)・子育て支援について(北区HP)(千代田区HP)(港区HP)(世田谷区HP)・武蔵野市HP子供のいる家庭への手当・助成(平成24年7月26日更新)・杉並区HP「杉並子育て応援券」の概要(平成19年6月より事業実施)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日結婚して、これから子どもを作ろうと思っているカップルや、これから子育てを始めるファミリーにとって、住まう街の子育て環境は気になるところ。「マイナビ賃貸」では、幼稚園や小中学校などの教育環境や事件、事故の発生件数、自治体の子育て支援制度などを元に、東京都内の各市区町村における子育て事情を調査しました。これからお部屋探しをする人は、参考にしてみては?●教育環境を重視したい方にオススメ「文京区」夏目漱石や森鴎外も住んだ歴史と文化の街。東大など15の大学が集まり、アカデミックな雰囲気が魅力です。お茶の水女子大付属、東京学芸大付属、筑波大付属と、国立幼稚園・小中高校が集まっているだけでなく、有名私立校も多数。都内では珍しく区立幼稚園も10カ所(うち6園が3年保育)と多く、教育環境を重視したい方にお勧めです。刑法犯発生件数が23区で最も少なく、交通人身事故発生件数も23区で下から2番目(いずれも警視庁調べ、2011年)という安全性もポイントが高いですね。ただ、坂が多いのでベビーカーで移動しやすいかどうかはチェックが必要かもしれません。区長自らが育児休暇を取ったことも話題になりました。●豊かな自然環境や子育て支援が充実「武蔵野市」人気の吉祥寺を抱える武蔵野市は、動物園もある井の頭公園をはじめ、豊かな自然に恵まれています。子供を思い切り遊ばせられる環境は抜群で、のびのび子育てができそうです。自治体の子育て支援も充実しており、市としては珍しく中学卒業までの医療費自己負担分は全額補助ですし、「0123吉祥寺」「0123はらっぱ」「おもちゃのぐるりん」といった親子で遊べる公的施設は、満足度の高いものばかり。また、全小学校で放課後、スタッフを付けて教室・校庭・図書館開放をしており、学童保育でなくても安心してフルタイムで働けると評判です。全国で初めてコミュニティーバスを導入したように、子供やお年寄りに配慮した街づくりが光ります。●都心へアクセスの良さと閑静な住宅街「杉並区」「世田谷区」どちらも都心へのアクセスが便利なのに、緑が多く閑静な住宅街。適度な華やぎもあり、子連れでのお買い物やお散歩が楽しいのも、ママには嬉しい点です。教育熱心な家庭が多い印象で、公立学校のレベルも高いよう。独自の子育て支援策として、杉並区では、一時保育や習い事などに使える「子育て応援券」(出生時に4万円分、2歳まで年1回2万円分を配布、5歳まで一部負担で購入可)が便利。世田谷区には、普通の公園ではなかなかできないたき火や泥遊び、木登りなどができる「プレーパーク」が4カ所もあります。ただ、ワーキングマザーにとって気になる待機児童数(2012年4月1日付)は、杉並区が52人と比較的少なく、世田谷区は都内で最も多い786人でした。働くママの場合、その点の考慮が必要かもしれません。このほか、出生率が23区トップの江戸川区は、都内有数の子育て支援制度を誇り、面積に対する公園の割合も都内一。18歳まで医療費の助成制度がある千代田区と北区、出産時に上限60万円の助成がある港区も、子育て関連の予算が潤沢な街です。共働きの家庭なら思い切って都心に住み、職住近接にするという方法も。土日も静かで、過ごしやすいそうですよ。“子育てしやすい街”というと、緑が多くて近くに遊べる公園や施設があって、教育環境がよく、安全で、公的支援も充実していて、なおかつお買い物も便利で……と、挙げればきりがないほどいろいろな条件があります。なんといっても家族みんなが無理せず楽しく過ごせる場所が一番。まずは優先順位を決めて、より良い環境を見つけたいものですね。(文・エフスタイル)参考資料・刑法犯認知件数、交通事故発生件数(警視庁HP)・待機児童数、公園面積・人口割比率、出生率(東京都HP)・子育て支援施設(武蔵野市HP)・子育て支援について(北区HP)(千代田区HP)(港区HP)(世田谷区HP)・武蔵野市HP子供のいる家庭への手当・助成(平成24年7月26日更新)・杉並区HP「杉並子育て応援券」の概要(平成19年6月より事業実施)
2012年10月26日