宮崎駿監督の名作『天空の城ラピュタ』が2月14日(金)に開幕する「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」で上映される。本作は1986年の作品で、制作時はフィルムで撮影され、35ミリのプリントで上映されたが、今回は多くの新作映画と同じようにDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)での上映になる。数多くの人気作・名作を擁するスタジオ・ジブリはこれまでの作品をどのように保管・管理し、現代の映画館で上映可能なデジタル上映素材を制作しているのだろうか? ブルーレイともテレビ放送とも違うDCP版『天空の城ラピュタ』の注目ポイントは?ジブリファンならずとも気になる話を、スタジオ・ジブリ映像部の部長で、エグゼクティブ イメージング ディレクターを務める奥井敦さんと、同じくスタジオジブリの制作部で副部長を務める古城環さんに聞いた。なお、当日は大スクリーンで『天空の城ラピュタ』のDCP全編の試写が行われた後にインタビューが行われた。(以降、敬称略)―スタジオジブリ作品の映像素材のデジタル化はいつからスタートしたのでしょうか?奥井旧作のブルーレイを発売する際に、フィルムからデジタルのマスターをつくったんですけど、その時にブルーレイのためだけではなく、長い目で見て“アーカイブ”の観点からも考えて作業したんです。まずは『風の谷のナウシカ』からスタートして、次は『ラピュタ』で……現在にいたっています。―今回、調布シネフェスで上映される『ラピュタ』もその時の素材が元になっている?奥井そうです。スキャンは6Kで行いました。ジブリ作品の最初のブルーレイは『崖の上のポニョ』なんですけど、その頃は映画館でのデジタル上映が広まりつつあった時期で、先のことを考えていくと“フィルムからデジタル”へ全部切り替わっていくことが見えていました。だからブルーレイ発売はきっかけのひとつではあるんですけど、将来にDCPをつくることを見据えた上でスキャンしてデータ化していったんですね。―『ラピュタ』のDCP上映は今回が初ですか?奥井愛媛でこの1月に上映したので、都内では初になります。―近年、デジタル化された映画の上映が増えていますが、そのクオリティは本当に玉石混交で“デジタル・リマスター”になった途端、オリジナル版とは似ても似つかぬ画質になっている映画も多くあります。ジブリはどのような方針や考え方でデジタル化を行っているのでしょうか?奥井基本的には“スクリーンで観たもの”をそのまま残したいということですね。フィルムの上映品質は映画館だったり、フィルムそのものの問題もあったりするので複雑ではあるんですけど、一番クオリティのいい状態は、映画が完成して初めて上映する“初号試写”の時。この時にスクリーンで見えているものを最良のものだと考えています。ですから、そこを目指してデジタル・マスタリングしようというのが基本ですし、その状態を超えて過剰にキレイにすることは考えていません。目標はあくまでも映画が完成して、スタッフ全員で初めて観た時のスクリーンを再現することです。古城いまの技術を使えば“くやしかった過去を取り消す”みたいなこともできなくはない。でも、宮崎監督が過去のものを修正したりイジることに否定的なんです。だから“デジタル・リマスター”とか“リニューアル”と言ったフレーズがひとり歩きしてしまう可能性もあったので『ナウシカ』の時は宮崎さんには完成した映像の一部を観てもらって“制作時の初号試写を再現しようと思っています。それ以上は手を入れません”と説明しました。ブルーレイもDCPをもそこを前提にしていて、正直にいうと、セルの塗り間違えなども修正することはできるんですけど“歯がゆい想いはしたかもしれないけど一度は良しとして世に出したものを、別の人間が改変するのはダメだろう”ということです。―結果として今回のDCP版でも撮影時の画面の細かな揺れやフォーカスの甘い部分は修正されず残っています。奥井そうですね。古城当時は劇場のピントが甘かったりすることが多くて、元が甘くても目立たなかったりしたこともあると思うんですけど、いまはそれがないので、元のピントがちゃんと合ってないとどうにもならないんです。奥井実は作業している我々もフィルムをスキャンしてみて初めて“ハッ!”と気づくことがたくさんあるんですよ(笑)―とはいえ、デジタルスキャンしたデータをそのまま上映しても、目指す映像にはならないわけですよね?奥井ならないですね(笑)。ですから、かなりの手間はかかっています。古城まず一番大きいのは原版のダメージですよね。劇場公開当時、相当な数の(ポジ)フィルムを焼くために機械を通過しているオリジナル・ネガだと相当なダメージがあるんですよ。奥井だから、撮影した時に写っているものではない、現像以降に不可抗力で入っているキズであったり、パラ(フィルムが上映されることで削れたり、切れたりすることで発生する細かな破片)であったりは基本的に取り除くことが大前提です。ただ、撮影した時点で写り込んでいるものに関しては、丸っきり手をつけていないとは言いませんけど、極力残すようにしています。―フィルムは時間が経つほどに劣化していくことを考えると、10年前にスキャンしていたのは先見の明があったということですね。奥井当時は映像を4Kで処理することはほとんどなかったと思うんです。HDの処理が一般的で、4K以上でスキャンして、4Kで処理していくのはお金もかかりますし、時間もかかるんですね。今でこそPCも速くなりましたけど、10数年前は今よりは遅かったので、『ナウシカ』で作業を始めた頃はデータの取り回しで相当苦労しました。―音響についてはDCPを作成する上でどのような処理を行っていますか?古城映画の最後のクレジットに“DOLBY STEREO”って出てきたと思うんですけど、ドルビーステレオはステレオ(左右2チャンネル)ではなくサラウンドなんです。DCPでは(そもそもチャンネル数や音響の仕様が異なるため)そのままでは入れられないので、5.1チャンネルの器の中にドルビー・ステレオの音を広げたものを落とし込んでる状態です。元は、左・中央・右・サラウンドの4トラックで、劇場のプロセッサで音を広げていたんですけど、いまは劇場のプロセッサに音を広げる機能がないので、完全に広げた状態を入れている感じです。それに昔はフィルムのピックアップ(35ミリフィルムのサイドに音声トラックが焼き付けられていて、それを上映時にアナログで拾って再生していた)だったので、静かな場面でも“サーッ”ってノイズが入っているんですね。今回のDCPではそのノイズはあえて残しています。というのも、あのノイズが鳴ることを前提に効果音が仕込まれていないシーンもいっぱいあるんですよ。あれが“空気感”になっているので。それをあえて残すことで、DCP上映でもフィルムで観ている時の感覚を残しています。それから、昔の機械だとフィルムでは高音があまり出なかったので、ミックスする段階で高音を少しだけキツ目に入れていたりするので、DCPでは逆にフィルターを入れて、音を少しだけ丸くしてあげたりとかもしています。―音響も映像と同じく“初号時の再現”が目標になっているんですね。古城そうです。できるだけフィルム風にしたい。というのも、前に一度『となりのトトロ』で“ノイズをすべて消したバージョン”を試したことがあるんですけど……トトロがサスペンス映画になっちゃうんですよ(笑)。サツキとメイが雨の日の夜のバス停でお父さんの帰りを待っている場面があるんですけど、あのシーンは効果音も少ないですし、雨水が地面に落ちる音がして、夜のお稲荷さんが出てきて……これじゃ完全にサスペンス映画なんです(笑)。ノイズを消すとすごい緊張感で「あ、これは間違ったことをやっているんだな」と。そこで当時にミックスを担当した方にも相談しながらノイズを戻してみて……そういうことを繰り返して現在の方法に行きついているんですよね。―本作も意外と音が鳴っていない瞬間が多いですよね。古城そこは家でテレビで観ていたりすると、なかなか気づかないところですよね。―これまでにお話いただいた方針はジブリ作品すべてのデジタル化に貫かれていますか?奥井そうですね。宮崎や鈴木(敏夫プロデューサー)の考え方がそうだということもありますけど、現場としてもそこが目標になっていると思います。―日本だとジブリ作品はテレビ放送を通じて観る方が多いと思うのですが、海外では映画館でジブリの過去作がしばしば上映されているようです。古城そうですね。最近だと中国本土で『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』が大規模公開されましたが、あれはこれまで上映がなかったからです。それ以外だと、過去作の大きな企画上映をやっている所もあるようです。たとえばいま、北米で月に1作、数百スクリーンで過去作を上映しているんですけど、それは全部DCPです。海外で上映される際も基本的にはこちらで作ったDCPを海外に送っているので。だから、実は海外の一部の観客の方が日本より先にDCPを観ているんですよ。奥井DCPは一通り作り終わっていて……2年ぐらい前?古城2、3年前でひと段落してますね。だから海外の一部の方はDCP上映を堪能されているはずです(笑)―ジブリ作品は全米はHBO Maxが、日本と北米と中国を除く世界190か国はNETFLIXが配信することが発表になっています。とは言え、こうして大きなスクリーンで『ラピュタ』を観てしまうと、改めてジブリ作品は可能であれば映画館で観たい!と思ってしまいます。古城いろいろな考え方はあると思うんですけど、やっぱりスクリーンで観たい!という欲求をつくっていきたいという想いはあります。ネット配信でスマートフォンで観てもらうと「このサイズの画面で観る映画じゃないな」ってなると思うんですよ。だから、わたし個人の勝手な希望としては小さな画面では観てほしくはないなぁというのもあります。特に宮崎はスマートフォンで映像を観ることに否定的だったりするので、自分たちの作品がそこに出ていくことは日本では……当面はないのかなぁ。―これまでのジブリ作品はすべてDCPが作られているわけですから、映画館で上映するための“備え”は整っているわけですよね?古城配給会社の方がどう考えてらっしゃるのかはわからないですけど、劇場は新作がたくさんありますからスクリーンがなかなか空かないという部分もあるんじゃないでしょうか。上映は、企画内容によって決まってきているとおもいます。今回は調布シネフェスで上映されますけど、愛媛での上映もありましたし。奥井徐々に増えてきている気がしますね。古城そういう意味ではジブリはかなり“受け身”なところがあって、現在も新作をつくってますから、熱心に過去作を上映していこうという動きはないんです。新しい作品に向かって集中していこうというのがベースにあるので、社内に旧作上映を仕切ろうという人はいない。結果として、調布シネフェスみたいに熱量をもってプレゼンしてくださって、それが実を結ぶことが多いのかもしれません。―このインタビュー前にスクリーンで試写が行われましたが、改めてDCP版はブルーレイやテレビ放送で観るのと違うと感じましたか?古城そもそも、テレビサイズで観ていると飛行石の中の模様みたいなものはまず見えないし、気づかないと思うんですよ。意外とそういうものが視界に入ってくるのは大きいと思います。ただ光っているだけではなくて、そこにはデティールがあったりする。それは随所にあると思います。奥井知ってればわかるんだろうけどね。古城僕もフィルムで観たことはなかったですし、このプロジェクトに関わることになって初めて観たわけですけど、何回か観た段階で初めて「あれって」と気づく部分もありました。―海外ではデジタルを使って修復・復元しても、最後には保管のことを考えて35ミリフィルムをつくるケースも多いようです。デジタルの記録媒体が本当に100年後も正しく残るのか誰も保証できないからです。古城アメリカの映画会社だと1作品ごとに“アーカイブ費”が予算に入っていたりするので、デジタル上映であってもフィルムを作ることがあるようですね。だからジブリもフィルムのスキャンはしましたけど、継続的にオリジナルのネガはこれまで以上に厳密に湿度・温度管理された倉庫に保管しています。奥井だから製作から時間は経ってはいるんですけど、そこまで劣化は進んでいないと思います。15年ほど前にスキャンした時点ではそれほど劣化していませんでしたし、管理もキチンとしています。デジタルで作るようになってからの作品の方が心配で、デジタル上映のみになってからの作品はネガをつくっていなかったんですよ。そこで昨年、デジタル上映しかしなかった作品も改めてネガを作りました。古城『風立ちぬ』からが完全デジタル上映でフィルムがなかったので『風立ちぬ』『かぐや姫』『思い出のマーニー』のオリジナルネガをつくってプリントをおこす作業をしました。―現在ジブリは最新作を制作中ですが、それと並行して過去作を保存し、上映するための作業も行っていたんですね。古城古い作品は難しいですけど、ジブリでは基本的にデジタル版を作成する際にはオリジナルを担当したスタッフが担当しています。社内の人間がちゃんと確認できるというのは大きいです。単に外のプロダクションさんにお願いして、完成品を観るだけ……ということではないので、試行錯誤しながら自分たちで確認して、次のステップに進んできた感じです。―だからこそ“ラピュタはテレビで何度も観たよ”という人にこそ、大きなスクリーンで観てもらいたいですよね。奥井かなり古い作品ですから映画館でご覧になったことのある方は少ないはずですからね。古城映画館で観てもらうと必ず新しい発見があると思います!なお、調布シネフェスの『天空の城ラピュタ』特別上映は早くも注目を集めており、シアタス調布の最大スクリーンで3月6日(金)、7日(土)、8日(日)に追加上映が決定。2月14日(金)の0時15分からオンラインでチケット発売が開始される。映画のまち調布シネマフェスティバル20202月14日(金)から3月8日(日)まで会場:調布市文化会館たづくり、調布市グリーンホール、イオンシネマシアタス調布
2020年02月12日グラビアアイドルの宮崎華帆が、最新イメージDVD『気分嬢々』(4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。昨年9月に衝撃の1stDVD『好きやけん…』でグラビアデビューを飾った宮崎華帆は、上からB85・W62・H85というスレンダーボディーが魅力の25歳。デビュー作で見せたセクシーオーラから"令和の女豹"とも呼ばれている。そんな彼女が2ndDVDをリリース。過激さをさらにエスカレートさせている。新人ながらも1stDVD『好きやけん…』で過激なシーンに挑戦してグラドルファンから注目を集めた宮崎。今作ではさらに過激なシーンにチャレンジしている。グラビアの王道でもあるビーチのシーンでは、下の水着の紐を取って際どいシーンを見せ、室内では過激な水着を着用して開脚しながら腰を振る。自らパンティーの中に手を滑り込ませるシーンなどもあり、どれもセクシーなシーンとなっている。なお、同DVDの発売を記念したイベントが1月18日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館7F(13:00~)で開催される。
2020年01月13日片渕須直監督の長編映画を製作するためのスタジオ「コントレール」が設立したことが分かった。アニメーション映画監督・片渕須直は、日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家として参加し、『魔女の宅急便』 (’89)では演出補を務め、TVシリーズ「名犬ラッシー」(’96)で監督デビュー。その後、『アリーテ姫』(’01)で長編映画初監督を務め、『マイマイ新子と千年の魔法』(’09)では異例のロングラン上映とアンコール上映を達成。2016年には、広島・呉を舞台にした『この世界の片隅に』が大きな話題となり、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞、国内外にて高い評価を得た。また、先日からは250もの新作カットを追加したロングバージョン『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開中だ。そんな片渕監督の長編映画を製作するため、新たなアニメーションの制作会社が設立。片渕監督が名付けた社名の「コントレール」は、“ひこうき雲”のことで、天色の空に、長く永く筋を引く白雲をイメージ。「多くの人に、末永く愛されるアニメーション作品を作りたい」という思いを胸に作品製作を行っていくという。(cinemacafe.net)
2019年12月23日俳優、佐藤健が日本のアニメが世界で愛される理由に迫る「東京ミラクル 第3集 最強商品 アニメ」が12月17日(火)今夜、NHK総合で放送される。世界で人気を博す日本のアニメ。ストーリーの持つ力やキャラクターの魅力、声優の演技など、その理由を説明するためのキーワードはたくさん挙げられるが、番組スタッフが取材して強く感じたのは、アニメの制作に携わる人々が心からアニメの仕事を好きで従事していることだったという。「大好きなアニメの制作を仕事にしている」という情熱が世界に誇る日本のアニメを生み出す大きな力となっている一方で、歴史的に見ると業界が制作者たちのやりがいに頼って低賃金、長時間労働を許容してきた背景もあり、結果として日本のアニメが世界的には低予算で作られてきた現実もある。そしていま、外資系インターネット動画配信企業の日本アニメ市場への参入をはじめ、各社の企業努力も進んだことで現場で働くアニメーターの待遇にも改善の兆しが見え、働き方改革が広がっている。大きな曲がり角に立っている日本のアニメ業界の状況を、今回はアニメと並ぶ日本の人気コンテンツである特撮モノの代表作「仮面ライダー電王」に主演、アニメ版も大ヒットしたコミックの映画化作品『るろうに剣心』シリーズで主演を務めたほか、今夏公開の劇場アニメ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』では声優として作品に更なる魅力を与えた佐藤さんが取材。今年7月に公開されると34日間で興行収入100億円を突破し、歴代邦画興行収入ランキングトップ10入りを果たし、米アカデミー賞「国際長編映画賞」の日本代表作品にも選出された新海誠監督の『天気の子』。その背景美術を制作する現場や、日本歴代1位となる300億円を超える興行収入を記録した『千と千尋の神隠し』をはじめ『となりのトトロ』『風立ちぬ』など数々の名作を世に送り出し、78才になるいまも創作を続ける宮崎駿監督にも取材。改めて日本のアニメが世界で人気を博す、その強さの秘密を解き明かしていく。「東京ミラクル 第3集 最強商品 アニメ」は12月17日(火)今夜22時30分~、NHK総合で放送。(笠緒)
2019年12月17日スタジオジブリ制作、宮崎駿監督の映画『天空の城ラピュタ』が、2020年2月14日(金)から3月8日(日)まで開催される映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」の一貫として、イオンシネマ シアタス調布でスクリーン上映される。スタジオジブリの名作が、最新音響&大スクリーン上映スタジオジブリ映画『天空の城ラピュタ』は、監督・宮崎駿、プロデューサー・高畑勲、音楽・久石譲で1986年に公開された劇場版長編アニメーション。空に浮かぶ伝説の島“ラピュタ”を発見した父をもつ、見習い機械工のパズーが、空から落ちてきた少女シータと出会い、空に浮かぶ伝説の島“ラピュタ”を目指す冒険のストーリーだ。公開から30年以上の時を経て、今もなお、日本のみならず世界で愛されている。その名作をスクリーンに蘇らせる今回。「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」では、幅約20メートルの大型スクリーンの高画質映像と、イオンシネマ独自の4ウェイ立体音響システム「ULTIRA(ウルティラ)」を組みわせた、臨場感あるサウンドと迫力満点の映像で、壮大な『天空の城ラピュタ』の世界に浸ることができる。話題作や過去の名作も一挙上映さらに同イベントは調布市文化会館たづくりや調布市グリーンホールも開催会場となっており、映画の作り手にスポットを当てた映画祭として多数の催しを用意。日本映画人気投票の中から選ばれた、『キングダム』『日日是好日』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『翔んで埼玉』『新聞記者』『アルキメデスの大戦』『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』をはじめ、アカデミー賞作品賞『グリーンブック』や、新海誠監督の過去の代表作『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『雲のむこう、約束の場所』といった作品が多彩な作品が上映される。制作陣のトークショー付き上映会も中には映画制作の技術スタッフ、監督によるトークショー付きの上映会も用意されているので、ファンの人はお見逃しなく。先行特別上映会で映画『Fukushima 50』公開先行特別上映会では、東日本大震災時の福島第一原発事故を描く映画『Fukushima 50』を公開。同作は、世界中が注目した現場では本当は何が起きていたのか―、何が真実なのか―、東日本壊滅の危機が迫る中、死を覚悟して発電所内に残った人々の知られざる“真実”を明らかにしつつ、人間の強さと弱さを描いた物語だ。【詳細】『天空の城ラピュタ』上映期間:2020年2月29日(土)~3月8日(日) ※上映時間はWEBサイト参照会場:イオンシネマ シアタス調布 スクリーン10 ほか(全席指定)料金:大人、大学生 1,100円 / 小学生~高校生 1,000円 / 幼児 900円※各種割引、無料鑑賞券、ACチケットの使用は不可。チケット販売日時:2019年12月23日(月) e席リザーブ0:15~ 劇場窓口8:00~■映画のまち調布 シネマフェスティバル2020詳細開催期間:2020年2月14日(金)~3月8日(日)開催会場:調布市文化会館たづくり(東京都調布市小島町2丁目33−1)、調布市グリーンホール(東京都調布市小島町2丁目47−1)、イオンシネマ シアタス調布(東京都調布市小島町2丁目61−1 C館 トリエ京王調布)・人気投票作品上映会(トークショー付き予定)スケジュール:2020年3月1日(日)10:30『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』、15:30『キングダム』3月6日(金)10:30『日日是好日』3月7日(土)10:30『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、15:30『翔んで埼玉』3月8日(日)10:30『新聞記者』、15:30『アルキメデスの大戦』チケット販売日:2020年1月24日(金)料金:前売り500円、当日800円・特別上映会(トークショー付き予定)スケジュール:2月29(土)10:30『羅生門』3月5日(木)10:30『太陽を盗んだ男』会場:調布市文化会館たづくり くすのきホール(全席指定)チケット販売日:2020年1月24日(金)料金:前売り500円、当日800円・特別上映会(トークショー付き)新海誠監督作品上映会『雲の向こう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』スケジュール:3月8日(日)10:30~会場:調布市グリーンホール 大ホール(全席自由)ゲスト:川口典孝(プロデューサー)チケット販売日:2020年1月24日(金)料金:前売り500円、当日800円 ※3作品通し券・特別上映会スケジュール:2月14日(金)~20日(木)『Shall we ダンス?』『いつでも夢を』2月21日(金)~27(木)『グリーンブック』『若おかみは小学生!』会場:イオンシネマ シアタス調布(全席指定)チケット販売日:1月24日(金)料金:大人、大学生 1,100円/小学生~高校生 1,000円/幼児900円・映画賞「第2回映画のまち調布賞」授賞式+先行特別上映会『Fukushima 50』日時:2月29日(土) 授賞式17:00上映会18:10会場:イオンシネマシアタス調布スクリーン10(全席指定)チケット販売日:1月24日(金) 料金:1,400円司会:金児憲史(俳優)、楊原京子(俳優)ゲスト:2月発表予定※詳細情報は、「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」公式HP参照。
2019年12月04日エンターテインメント集団・男劇団 青山表参道X所属の俳優・西銘駿の主演舞台『team』が27日、東京・シアターサンモールにて初日を迎え、公開ゲネプロが行われた。本作は、相馬あこ主催の演劇ユニット「100点un・チョイス!」の5周年記念公演で、とある舞台での最終稽古日に起こるドタバタを描く、笑って泣けるドリームコメディとなっている。公開ゲネプロを終えた西銘は、「主演として、舞台の中心として演じなければならないので、気合いを入れて引っ張っていきたいなって思っています」と決意表明。「稽古を重ねて行くごとに仲間意識が強く芽生えて来て、本当に良い“team”になっていると思います!」と共演者間との結束力をアピールし、「事務所の先輩の金子昇さんもいるので凄く安心して本番を迎えられます」と感謝する。西銘にとって大きな存在となっている金子。西銘演じる武田一真の先輩役者・渡辺隆道を演じ、「みんなステージに出ずっぱりの舞台なので、稽古も集まれる人は常にみんなが集まってやっていたので、団結するのが凄く早かったなと思います」と充実した稽古の日々を振り返っていた。本作は11月27日にスタートし、12月8日までの計15公演を予定。西銘は、「日替わりのネタとかも自分で作っていって、リピートで来てくれるお客さんを飽きさせることなく楽しい公演にしていきたいと思っています!」とアピールし、「是非観に来てください!」と呼び掛けている。
2019年11月29日世界54か国でNO.1となり、第92回アカデミー賞長編アニメ映画部門にもエントリーしている『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』が10月30日(水)、現在開催中の第32回東京国際映画祭にて特別上映。製作・監督・脚本のディーン・デュボア監督が、映画を観終えたばかりの観客とQ&Aを行った。シリーズ最新作にして完結編となる本作を引っ提げて来日したデュボア監督はまず、「日本のアニメはいつも我々にインスピレーションを与えてくれる。そして日本人は子供向けのアニメであっても大切に思ってくれるところが好きです」と挨拶。本シリーズが愛される理由については「ドラゴンというクリーチャーは、世界中の色々な文化に存在しており、ゆえに親和性の高いものです。そんなドラゴンと人間が仲良くなり、背中に乗って空を飛ぶという願望を叶えてくれる物語だから人気になったのかもしれません。そしてそんなドラゴンがこの世に実際に存在するのではないか? と思わせてくれるリアルなストーリーも世界中の人々に愛される理由かもしれません」と考察した。ドラゴンの抱きしめたくなるようなデザインは大型のネコ科がヒントに会場のファンとのQ&Aでは、ヒックの相棒“トゥース”として活躍するドラゴン、ナイト・フューリーのデザインについて質問されると「ドラゴンを造形する場合は、地球上に実在している野生動物を参考にデザインしています」と監督。「ナイト・フューリーの場合は、世界で最強のドラゴンであり、バイキングに恐れられているイメージを与えたかったので、ブラックパンサーのエレガントさやほ乳類的な部分を参考にし、そして犬や猫のような親しみやすさや、抱きしめたくなるような魅力が出るように大型のネコ科の動物たちの動きと資質を加えてデザインを考えていきました」と、クリエイターとしてこだわりを紹介した。『きつねと猟犬』『タイタニック』『E.T.』と共通点も!?さらに、本作のエンディングの意図について問われた監督は、「シリーズ2作まではヒックと仲間たちは、ドラゴンとの共生という道を示しました。今作では人間が抱える問題にも触れられると思い、感情的により複雑なラストを提示しました」と、鋭い質問に笑顔を見せながら回答。「主人公のヒックは、自分にはまったく価値がないというところから始まり、最後には聡明で他人のために何かをするという成長を見せます」と、最終章に相応しいラストについて期待が膨らむコメントを示しつつ、「自然は守らなければいけないのに、人間たちは自然を傷つけるということを繰り返しています。そのような描き方には宮崎駿監督の作品から大きなインスピレーションを受けています」と、日本が誇るアニメ界の巨匠へのリスペクトも覗かせるひと幕も。さらに、ディズニーアニメーション『きつねと猟犬』から映画『タイタニック』『E.T.』『ロスト・イン・トランスレーション』などのタイトルを挙げ、「一時の素晴らしい友情などによりお互いが深く繋がり、それによってお互いが永遠に変えられ、そしてそれぞれの道を歩み始めるというスタイルのストーリーが私は好きです。そういった物語の伝統に本作で貢献したいとも考えました」と、本作に込めた思いについて言及した。最後にデュボア監督は、「ワクワクするし、作品を気に入って楽しんでもらえたら嬉しいです。一人でも多くの日本の方に響くことを願っています。それが作品に携わったスタッフたちのなによりもの喜びだからです」と語り、日本公開に向けて期待を込めていた。『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は12月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒックとドラゴン聖地への冒険 2019年12月20日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2019年10月31日是枝裕和監督初の国際共同製作映画『真実』(公開中)の公開記念舞台挨拶が14日、都内で行われ、日本語吹替版で声優を務めた宮本信子、宮崎あおい、佐々木みゆ、是枝監督が登壇。宮本と宮崎は、史上初のワールドカップ決勝トーナメント進出を決めたラグビー日本代表を称えた。昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞し、 『万引き家族』が興行収入46億を超える大ヒットとなった是枝監督。長編14作目となる最新作にして初の国際共同製作映画『真実』は、カトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュが演じる母と娘の間に隠されたある「真実」を巡る物語で、全編フランスにて撮影された。舞台挨拶では、本作にちなんで最近知って驚いた真実についてトークを繰り広げた。宮本は「昨日のラグビー、日本はものすごい強いんだっていう真実を見て、手のひら真っ赤になって応援しておりました。これが真実なんだなって」と興奮気味に語り、「頑張ってもらいたいです」とエール。宮崎も「私も昨日、拍手していました! わー! やったーって」と笑顔で話した。宮本はカトリーヌ・ドヌーヴの声、宮崎はジュリエット・ビノシュの声を演じ、2人とも本作で洋画吹き替えに初挑戦。宮本は「本番のときに是枝監督がいらして演出をしてくださるんだと思っていたんです。ところが、僕じゃないんだよって」と、是枝監督とは別に吹き替え版の監督がいることを知らず驚いたそう。宮崎も「そう思っていました」と言い、是枝監督は「うまく伝わっていなかったみたいで。申し訳ありません」と謝っていた。
2019年10月14日女優の宮崎あおいが14日、都内で行われた是枝裕和監督初の国際共同製作映画『真実』(公開中)の公開記念舞台挨拶に、宮本信子、佐々木みゆ、是枝監督とともに登壇。最近シフォンケーキ作りにハマっていると話した。昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞し、 『万引き家族』が興行収入46億を超える大ヒットとなった是枝監督。長編14作目となる最新作にして初の国際共同製作映画『真実』は、カトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュが演じる母と娘の間に隠されたある「真実」を巡る物語で、全編フランスにて撮影された。日本語吹替え版でジュリエット・ビノシュの役を演じた宮崎は、洋画吹き替え初挑戦。「こういう形で作品に参加させていただいて舞台挨拶をするのは初めての経験で、すごく新鮮な気持ちです」と心境を告白。「DVDをひたすら見て、ビノシュさんがどういう表情でセリフを言っているのか焼き付けました。何が正解かもわからないスタートだったので、どうしたらいいかわからず」と戸惑いを明かすも、「収録自体はとても楽しくて、勝手にビノシュさんと同じ気持ちを共有できているような気持ちになりました」と振り返った。また、本作にちなんで最近知って驚いた真実を聞かれると、「最近シフォンケーキを作るのにハマっていて、こんなにオイルが入っているんだとか、材料に何を使っているのかわかったときに、オイルはなくしてみたいなとか、豆乳を使ってみようとか、米粉にしてみようとか、自分で試行錯誤しながら一番ベストなシフォンケーキを研究していて、抹茶とかきな粉とかアールグレイとかいろんな味を作っている」とエピソードを披露。「オイルをいっぱい使っているんだって思ったのが“真実”です」と話した。舞台挨拶では、フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが進行を務めた。
2019年10月14日ピエール瀧が声を担当していた『アナと雪の女王』に登場する雪だるまの“オラフ”。この度、最新作『アナと雪の女王2』では、声優・武内駿輔がこのオラフの吹き替えを務めることが決定した。大人気キャラクターオラフは、夏に憧れる雪だるま。前作でアナが姉と王国を救うために旅に出る仲間のひとりとして登場した。幼いエルサとアナが作ったオラフは、体は3個の雪玉、腕は枝で鼻は人参、鼻や腕を取り外すことも自由自在。また、エルサが愛を感じた最後の思い出と幸せな記憶で作られているため、決してネガティブなことは言わないキャラクターだ。そして今回新たにオラフ役に決定した武内さんは、「KING OF PRISM」の大和アレクサンダー役や、「アイドルマスター シンデレラガールズ」のプロデューサー役、「ダイヤのA」、「ALL OUT!!」、「遊☆戯☆王VRAINS」などの人気作に出演。キャラクターソングとして数々の歌も披露し、「第10回声優アワード」では新人男優賞を受賞。これからの活躍が期待される注目の若手声優だ。現在Disney DELUXEで配信中の『アナと雪の女王』、11月15日(金)日本テレビ金曜ロードSHOW!で放送予定の『アナと雪の女王』本編ノーカット版でも武内さんがオラフを担当することが発表されていた。『アナと雪の女王2』は11月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2019年10月10日是枝裕和監督最新作で初の国際共同製作映画『真実』の日本語吹き替え版の公開が決定。宮本信子、宮崎あおいが洋画吹き替え初挑戦することが分かった。本作の魅力のひとつでもある、母と娘の辛辣かつ軽妙な会話を様々な形で楽しめるように、字幕版に加えて吹き替え版も製作。カトリーヌ・ドヌーヴ演じる国民的大女優ファビエンヌは、連続テレビ小説「あまちゃん」「ひよっこ」の宮本信子。その娘で脚本家のジュリエット・ビノシュ演じるリュミールを大河ドラマ「篤姫」『神様のカルテ』『舟を編む』の宮崎あおいが吹き替え。宮本さんは「洋画の吹き替えは初めての事なので、出来るかどうかとても不安で正直悩みました」とオファー時の心境を明かし、「真実は一つではないですし、それを『一つであるべきだ』ではなく、色んな風に見られるんだよと言ってくれるような作品だと思います」と本作について語っている。また宮崎さんも「初めてのことに、何をどうしたら良いのか不安いっぱいで」と語るも、「始まってみたらとても楽しく…自分がジュリエット・ビノシュになったかのような幸せな錯覚を味わいながらの贅沢な時間でした」とコメント。是枝監督は「宮本さんの凛とした声と、背筋のピンとした佇まいは、まさにカトリーヌさんにぴったり重なると思いましたし、宮崎さんは声のお仕事もご一緒させて頂いたことがあるのですが、その繊細な表現力はもう、唯一無二だと思ってましたので、ビノシュさんとの年齢差は気になりませんでした。ダメ元で僕から提案したお二人が、お二人とも、思いがけずお引き受け頂けて、監督としてこんなに嬉しいことはありません」と2人について語っている。そんな是枝監督も熱望した吹き替えキャスト陣が、笑いと涙の母娘のドラマをより盛り上げる。そのほか、リュミールの娘シャルロット役には、『万引き家族』にも出演した子役・佐々木みゆ。是枝監督は吹き替え版でもみゆちゃんには台本を渡さず、口伝えの演出で台詞を収録したという。「吹き替えのお仕事をするのは私のあこがれ」と言うみゆちゃんは、今回の参加を喜び、「シャルロットちゃんは明るくて元気な女の子なので、吹き替えのときもたくさん笑って楽しかったです」と感想を話している。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月19日『宮崎駿の雑想ノート』は、『風の谷のナウシカ』『千と千尋の神隠し』などで知られる巨匠・宮崎駿が、1980~90年代に模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」に不定期連載していた連作絵物語と漫画だ。戦争の時代に人間と兵器が織りなしたドラマが描かれており、あの『紅の豚』もここから生まれたのだとか。8月27日に神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホールでの横浜公演で幕を開けた舞台『最貧前線』は、『~雑想ノート』の11番目の物語。また宮崎のオリジナル作品を国内で舞台化するのは、今回が初の試みとなる。物語は太平洋戦争の末期、小さな漁船・吉祥丸の中で展開。特設監視艇となった吉祥丸に乗り込んだのは、元々の船長(内野聖陽)と漁師たち、さらに艇長(風間俊介)とその副官(溝端淳平)ら軍人の面々だ。航海経験に乏しい軍人たちは、クジラを敵の潜水艦と間違えたり、嵐になる予兆に気づかなかったりと右往左往。漁師たちとも対立するが、やがて艇長らは、経験に裏打ちされた深い見識をもつ船長らと、信頼感で結ばれるように。戦況が厳しさを増す中、ついに吉祥丸は最前線である南方への派遣を命じられ……。原作はわずか5ページながら、宮崎らしいユーモアと透徹した視点で描かれている本作。原作単行本の巻末インタビューで宮崎は、「“絶対に死なないぞ!”と、なんとか犬死をしないで、“また魚をとるんだ!”っていうね、そういう人たちが出てきて、それをまっとうする話をね、僕はやってみたいと前から思ってたんです」と語っている。今回の舞台版には、内野をはじめ手練の役者たちがそろった。彼らなら、宮崎氏のそんな想いを、血肉の通った人物像でしっかりと具現化してくれるに違いない。『最貧前線 「宮崎駿の雑想ノート」より』8月27日~29日神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール9月6日~8日愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール9月12日~15日茨城・水戸芸術館ACM劇場9月21日~22日長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)9月28日~29日新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場10月5日~13日東京・世田谷パブリックシアター10月17日~20日兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール10月26日~27日神奈川・大和市文化創造拠点 シリウス(1階芸術文化ホールメインホール)文:佐藤さくら
2019年08月27日「金曜ロードSHOW!」がこの夏贈る「3週連続 夏はジブリ」企画。第2夜となる8月23日(金)今夜は『崖の上のポニョ』が登場。宮崎駿監督が“原点に立ち返り”手描きでのアニメ制作にこだわった本作を今回もノーカットでオンエアする。1995年に「CG制作室」を開設したスタジオジブリは、『耳をすませば』や『もののけ姫』でCGを本格的に導入。その後、CGはジブリ作品だけでなくTVアニメまで幅広く取り入れられアニメーションの幅を広げる。宮崎監督も『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』でCGを多用してきたが、2008年に公開された本作ではアニメーションの原点に立ち返って、手描きの躍動感を重視。その結果、生き生きとした描写も大きな話題を呼んだ。人間を辞めて海の住人となった魔法使いの父・フジモトと海なる母・グランマンマーレの間に生まれた真っ赤なさかなの女の子・ポニョは、ある日冒険の旅に出る。クラゲに乗ってたどり着いた海辺で出会ったのは、老人ホームに勤める母のリサとともに、船乗りの父・耕一の留守を守る5歳の男の子・宗介だった。宗介のやさしさに触れ彼を大好きになってしまったポニョだが、人間の悪いところをたくさん知っているフジモトはポニョを海の中に連れ戻し、魔法の力を使って閉じ込める。それでも「宗介に会いたい」というポニョの気持ちは止まらず、妹たちに協力してもらってフジモトが開発中の強い魔法の液体を海に解き放ち再び地上へ向かう。しかしポニョがばらまいた魔法の液体のおかげで原始の力を取り戻した海は、巨大なうねりとなって宗介の町を飲み込んでしまう…というのが本作のストーリー。宗介の母・リサにはNHK連続テレビ小説「なつぞら」や「監察医 朝顔」も好評の山口智子。父・耕一にはバラエティでみせる自由なキャラが人気の長嶋一茂。フジモトには『トイ・ストーリー』シリーズで声優としてもお馴染みの所ジョージ。グランマンマーレには『チア☆ダン』「緊急取調室」シリーズの天海祐希。さらに柊瑠美、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子らも声優として参加、柔らかな世界観に彩りを加えている。「3週連続 夏はジブリ」企画、3夜目となる次週8月30日(金)は『天空の城ラピュタ』をオンエア。こちらもお楽しみに。金曜ロードSHOW!『崖の上のポニョ』は8月23日(金)今夜21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:崖の上のポニョ 2008年7月19日より全国東宝系にて公開© 2008 二馬力・GNDHDDT
2019年08月23日東京の中央線西荻窪駅から徒歩3分。信用金庫のビルの4階に「ササユリカフェ」はある。店内のテーブルには、放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』(月〜土)の台本がうずたかく積まれている。この店のオーナー・舘野仁美さん(58)は、『なつぞら』のアニメーション監修だ。朝ドラ100本目の本作は、戦災孤児の奥原なつ(広瀬すず)が、北海道の酪農一家に愛情深く育てられ、やがてアニメーターを目指して上京。日本アニメの黎明期を支える女性に成長していく物語。オープニングのタイトルバックは、朝ドラ史上初の全編アニメーション。その肝となる監督・原画・作画監督を担当した刈谷仁美さん(22)を発掘し、抜擢したのも、舘野さんだった。「刈谷さんは、もともとカフェのお客さんだったんですよ」と、舘野さんは目を細めた。「卒業制作もここで構想を練っていました。ヒロイン・なつもドラマ劇中でよくやっていたように、刈谷さんもこのカフェで、身ぶり手ぶりで手足の動きを確認しながら、絵コンテを描いていたんです」舘野さん自身、宮崎駿監督率いる「スタジオジブリ」で27年間働いた、ベテランアニメーターだ。ジブリを退職した年に、貯金と退職金を注ぎ込んでオープンしたこのカフェを、訪ねて来たのがNHKの制作統括・磯智明さんだった。’17年10月のことだと磯さんは振り返る。「アニメの歴史に沿ったさまざまなタイプのアニメーションを、柔軟に作り分けられる人がいないと、このドラマは成立しません。ところが、大手の制作会社を当たってみると、どこも2〜3年先まで予定が埋まっていたんです」そこで、舘野さんの著書『エンピツ戦記誰も知らなかったスタジオジブリ』(中央公論新社)を読んでいた磯さんは、舘野さんに白羽の矢を立てたのだ。「舘野さんなら、日本のアニメ制作の歴史を肌で知っている。アニメ業界にも顔もきく。『うん』と、引き受けてもらうまでは帰らないという決意でした」舘野さんは’60年12月13日、福島県南相馬市生まれ。高校卒業後、上京しデザイン専門学校のアニメーション科に。卒業後は小さなスタジオに入り、仕事の初歩を教わった。1年ほどでフリーになり、個人外注の仕事をもらって自宅で動画を描き始めた。「動画1枚160〜180円でしたね(苦笑)。30分で1枚描けるものもあれば、群衆シーンなどが来ると何時間もかかる。家から仕送りしてもらっていた時期もあります。下井草のアパートも、友人とのルームシェアでした」アニメーターの作画担当には、基本となる絵を描く原画マンと原画と原画をつなぐ絵を指定された枚数で描き、動いているようにみせる“中割り”の作業をする動画マンがいる。個人外注は動画の仕事だったが、続けるうちに欲も出てきた。「もっと勉強しないとダメだ」と、つてをたどって、大塚康生さんに会い、テレコム・アニメーションフィルムの入社試験を受けた。大塚さんは東映動画時代、宮崎さんを育てた人だ。入社試験の面接官は大塚さん、高畑勲さん、宮崎さんと、そうそうたるメンバーだ。テレコムには入社できたが、そこで自分の限界を感じてしまう。「私には、原画は難しいかなと。テレコムには、絵のうまい人ばかりいます。私は動画をきちんとやることだけで精いっぱいだな、とひしひし感じていました」舘野さんは23歳になっていた。次の目標は“一流の動画マン”。動画マンの先輩から、叱られ、直されたりしながら、辛抱強く動画の腕を磨くうち、先輩女性アニメーターから声がかかった。「今度、私、『となりのトトロ』という作品の動画チェックをやるんだけど、補佐やらない?」’87年、動画をチェックする動画チェッカーとして、スタジオジブリの『トトロ』班に参加。これは線の美しさや動き方をチェックして、よくないところは描き直し、作品のクオリティを高める仕事だ。以後、数々のジブリ名作アニメに携わり、宮崎さん、高畑さんという巨匠の作品づくりを目のあたりにすることになった。「宮崎さんは、誰よりも仕事をする。有言実行で、怒ると怖いけど、自分の家の周りのゴミは拾うし、ぜいたくしない。深酒もしない。本当に人として尊敬できます」宮崎さんは仕事に対して非常に厳しかった。「アニメーターの勘は、ものの観察から生まれる」「自分の目で見たもので描け」宮崎さんの言葉は簡潔に本質をついたものだったが、聞く人にとって理解が及ばないことも多々あったという。たとえば『魔女の宅急便』のとき。動物の絵が上手な原画マンの絵を見て、宮崎さんが怒りだした。「俺が言ったのと違うだろう!」何がどう違うのか、舘野さんにはさっぱりわからない。ところが、その数年後、奈良に社員旅行に行ったときのこと。猿沢池のほとりで、降りてくる鳥を見ていた宮崎さんが、こうつぶやいた。「おまえ、下手だねぇ。飛び方、間違ってるよ」そのとき、舘野さんはハタと気づいた。「本物の鳥に『飛び方下手』って言っていて、ただのリアルじゃダメなんだ。リアルのなかにもうまい、下手があったんだ、と」“ジブリのこころ”は、そんなふうに体験を通して、ゆっくりと舘野さんのなかに染み込んでいった。30代になると、動画チェックだけでなく、「カット出し」も任された。複数の動画マンに、担当するカットを振り分ける仕事だ。舘野さんは効率よく仕事を回すために、スタッフの技術力を考慮して、適任者に振り分けた。「それがうまくいっていないと、動画チェックの段階で、修正箇所が増えてしまうんです」チェックした動画は仕上げに回り、そこで彩色をして、背景と一緒に撮影。編集、音響を入れると、アニメーションが完成する。動画チェックの仕事が遅れると、後に続く作業が滞る。完璧主義の舘野さんは、ささいなミスも直したいが、時間は限られている。そのうえ、動画スタッフのリーダー的な役割を担っていた彼女は、多方面からせっつかれ、いつもピリピリしがちだった。「遅れると、最終的な部署の人に『動画のせいでスケジュールが遅れた』って言われたこともあって。原画の方の中にものんびり仕事をしている人がいるんですよね」思い余って、その原画マンに注意すると、「生意気な女」「感じ悪い」という視線が飛んでくる。「遅れがちな原画の人には、制作が注意してくれたらいいのに、気を使ってハッキリ言えないんですよ。中間管理職の悲哀です(苦笑)」’88年の『トトロ』以降、数年ごとに新作を公開していたジブリ。公開する年の正月が明けると、舘野さんはフル回転。食事はおにぎりなどでササッと済ませ、トイレ以外はずっと仕事。そんな日々が公開直前まで続いた。’98年、父親が余命宣告を受け、夏休みに帰省した舘野さんはそのまま看病に当たった。舘野さんは『ホーホケキョとなりの山田くん』(’99年)の動画チェックを辞退して、帰省していたが、父親を看取って、10月半ばに仕事に復帰した途端、鈴木敏夫プロデューサーに呼び出された。「『山田くん』の動画チェックをお願いします。そしてこの作品を終わらせてください」制作は、遅れに遅れていた。「絶対に、公開予定に間に合わない」と、誰もが思っていた。舘野さんは自分を奮い立たせた。「間に合わせることができたら、私の勝ちだ」遅い人のカットを取り上げ、別の人を指名するなど、徹底的に仕事の手順を見直した。クビを覚悟で、言いにくい人にも厳しいことを言いまくった。風当たりはそれまで以上に強かった。「『また、あの生意気な女が』と思った人もいたでしょう。きつかった。苦しくて、独りぼっちだと思っていたら、父がヘリコプターで助けにきてくれる夢を見ました」過酷だった『山田くん』の仕事から解放されたとき、舘野さんは、「お話ししたいことがあります」と、宮崎さんにお願いした。制作期間中にため込んでいたうっぷんについて話しているうちに、抑えていた感情があふれ出し、涙が止まらなくなってしまった。すると、宮崎さんは、ズボンのポケットからハンカチを出し、そっと差し出してくれたのだった。その後も、宮崎さんは『風立ちぬ』(’13年)まで、動画チェックを舘野さんに依頼し続けた。舘野さんは、ジブリの制作部門解散を機に、’14年12月、退職。『エンピツ戦記』は、退職後の彼女がジブリの広報誌に寄せた、ジブリでの27年間の回顧録をまとめた著書。連載のきっかけをくれた鈴木プロデューサーからは、「『私は宮崎駿のせいで結婚できませんでした』という書き出しではじめてください」と依頼された。その連載がはじまることについて、宮崎さんはこんなことを言っていたという。「舘野さんはずっと下級管理職として耐えてきた人です。涙あり、歯ぎしりあり。舘野さんのなかには恨み節が渦巻いているんです」面と向かって褒めなくても、宮崎さんにはわかっていた。舘野さんの頑張りを。アニメーションに対する真っすぐな愛情を——。カフェをオープンしたときも、「4階で飲食業は厳しいし、家賃も高いから、やめなさい」と、言いながらも、お祝いにオリーブの木を1鉢、贈ってくれた。「宮崎さんが『たくさん実りますように。元気に育ちますように』と、念を込めてくださって。そうしたら、ほかの方から頂いた2つの鉢より元気なんですよ」
2019年08月16日元衆議院議員・宮崎謙介(38)がドライバー求人サイト「ドラEVER」の新CMキャラクターに起用された。それに伴い6月14日、「スカウト編」「アプリ編」と2種類のCMがYouTubeにアップされた。「ドラEVER」はドライバー職の求人サイト。CM内で宮崎はサイトについて説明するだけでなく、「アプリ編」では「LOVE!」と言うセリフとともに投げキッスも披露している。宮崎にとって初めてのCM出演でもあり、話題を呼びそうだ。宮崎は出演について「短い数秒間の映像を作成するのも、色々な意図や工夫や苦労があり裏側を知ることができ大変勉強になりました」とコメント。オファーについては「うそ?私でいいのですか?と信じられない気持ちでした」と驚きを表現している。また投げキッスについては「大勢の前で投げキッスをするのは初めての経験で抵抗があってなかなかうまくいきませんでした」と振り返り、「プロデューサーさんのアドバイスを受け、女性の監督を目掛けてやったら、うまくいきました」と明かしている。16年2月に不倫が発覚し、議員辞職した宮崎。CM出演について妻の金子恵美(41)は「やったじゃん!でも、大丈夫なのかな。企業さんは」と心配の様子だったという。「ドラEVER」サイドは今回の起用について「業界のイメージUPに微力ながら弊社サイトが協力するという企業理念と、過去報道から現在のさわやかなイメージへと大きく変えていった宮崎さんの経歴とがマッチしている」と話している。
2019年06月15日宮崎駿や百瀬義行をはじめとする、スタジオジブリを支える監督・アニメーターたちの貴重な短編作品集「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」が、Blu-ray&DVDでリリースされることが決定した。「ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016」は、1992年にスタジオジブリが初めて手掛けた短編作品「そらいろのたね」から、2005年制作の最新アニメーションPVまで、22作品を収録した「ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート」に、2005年以降に制作された10作品を新たに収録し、全32作品になり、装いも新たに登場。宮崎駿をはじめ、近藤喜文、百瀬義行、稲村武志、田辺修、橋本晋治の6名のほか、新たに収録された作品を担当した大塚伸治、近藤勝也、宮崎吾朗も名を連ね、スタジオジブリを支える監督/アニメーターたちの作品が楽しめる本作。金曜ロードショーのオープニング映像や様々な企業CMなどのほか、宮崎監督作品として「CHAGE and ASKA」の楽曲のプロモーションフィルムとして話題になった「On Your Mark」も収録されている。「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」Blu-ray&DVDは7月17日(水)リリース、同時DVDレンタル開始。(cinemacafe.net)
2019年06月12日糸曽賢志監督(41)が6月10日、フィンランド大使館で行われた「『サンタ・カンパニー』&『コルボッコロ』劇場版制作プロジェクト」発表会に出席。師事していたスタジオジブリの宮崎駿監督(78)との思い出話を披露したことが複数メディアで報じられている。報道によると、それは糸曽監督がジブリの演出候補者のオーディションを受けたときのこと。糸曽監督は「ある女性が宮崎監督の『最近、どんな作品を観た?』という問いに『となりのトトロを観ました。昔から大好きでグッズを集めています』と答えると、宮崎さんは『そうなんだ。今おっしゃってくれたことはうれしいけど、僕自身はトトロはかわいい生き物だと思っていないんだよね』とおっしゃって」と述懐。さらに糸曽監督は「宮崎監督は『あれは恐ろしい生き物。肉食でサツキとメイを食べなかったのは、お腹が空いてなかったからだ』と笑いながら言い、続けて『それについてどう思う?』と質問して…」と宮崎監督が同じ問いを全員にぶつけたことを話した。この問いに糸曽監督は「気づいたのがトトロは臼歯なんですよ」と臼草食動物の特徴がトトロにあることを思い出し、「サツキとメイを食べるわけがない!と思ったので『草食動物ですよね?』と…」と宮崎監督に“反論”。報道によれば、糸曽監督は自分のみがその面接に合格したことを暴露。その後、宮崎監督「『エンターテインメントに携わる人はすべてを鵜呑みにするのではなく、考えることが重要なんだ』とおっしゃって」と教えられたことを明かした。この報道に対しネットでは「どんぐりが主食じゃないの??」、「た、確かにっ! アレ、臼歯だわ!」と驚きや納得の声が多く上がっていた。また「なかなか頭捻るなぁ」と、宮崎監督の“質問の意図”がファンの間で話題になっているようだ。
2019年06月10日2018年11月に東京で行われた、ヴァレンティノ(VALENTINO)の2019年プレフォールコレクションショーで発表された、写真家の宮崎いず美とのコラボレーション。5月29日にこの特別なアイテムが、ヴァレンティノ銀座と全国ヴァレンティノ直営店にて発売される。1994年生まれの宮崎いず美は、国内外で精力的に活動の場を広げる写真家の新星。学生時代に自身を被写体としたシュールレアリスティックな作風の写真をTumblr上で発表し、直ちにネット上で注目を集めた。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」で公開されたおにぎりをモチーフにした作品も記憶に新しい。ヴァレンティノとのコラボアイテムは、日本の美と文化をテーマに、ヴァレンティノ銀座店で昨年開催した、“VALENTINO TKY”ストアインスタレーションのために撮り下ろした作品をプリントしたTシャツ、スウェットなどがラインアップ。Tシャツ(5万円)その他にも、ショーでも着用されたドレス、アウターといったアイテムもラインアップ。また、アイテムローンチを記念し、第2弾として新たにヴァレンティノのために宮崎いず美が作品を制作。ヴァレンティノ銀座では、発売日の5月29日から6月11日までインスタレーションが行われる。【イベント情報】ヴァレンティノx宮崎いず美 スペシャルインスタレーション会期:5月29日~6月11日会場:ヴァレンティノ 銀座住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX
2019年05月24日スパイダーマン映画史上最高傑作との呼び声高く、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』のブルーレイ&DVDが、8月7日(水)にリリース。これに先駆け、監督のボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンと、製作を務めたクリストファー・ミラーにインタビューを敢行、日本のアニメから大きな影響を受けたことを明かしている。CGアニメーションと手描きの手法の融合により、革新的なビジュアルで誰も観たことのないスパイダーマンの世界を誕生させた本作は、劇場公開時から日本をはじめ世界中で大絶賛の声が続出。世界で最も有名なキャラクター“スパイダーマン”の世界で、主人公マイルス・モラレスの成長や仲間との絆の全く新しい物語が描かれる。大友克洋監督『AKIRA』の要素は絶対ある本作にはアメリカ発のアニメ、クレイアニメ、日本発のアニメなど様々な要素が取り入れられているが、監督のボブは「日本のたくさんの作品からインスピレーションを受けた」と断言する。「僕たちはみんな宮崎駿のファンだと思う。僕らの作品は彼にインスパイアされているんだ。彼の作品からは、全体的な映画のトーンとビジュアルが大きく反映されたね。彼は“詩人”なんだ。だから、たくさんの要素が詰まっている彼のストーリーテリングには、僕がこれまで手がけてきた作品は、影響を受けてきたと言えるね。だから、彼のDNAは本作にも継承されていると思うよ」と、宮崎駿が本作とボブ自身に与えた影響の大きさを語る。共同監督のピーターは「多大な影響を受けた作品は、大友克洋監督の『AKIRA』だね。『AKIRA』の要素は絶対あるし、彼のスタイルは演出におけるまさにナチュラリズムだね」と語っており、日本アニメの要素が盛り込まれているのが伺える。『パプリカ』今敏監督らも参考にさらに監督たちは、アニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』や『パプリカ』を手がけた今敏をはじめ、従来のアニメ製作の手法の枠を突き破り、斬新な映像を作り上げてきた日本のクリエイターたちから影響を受けているという。ボブは「様々な手法で斬新な映像を作ることは日本ではずっと前からやってきたことだけど、僕たちは今、まさに追いつこうとしているんだ。僕たちが目指している楽しみなことの一つが、スパイダーマンの新しくて面白いストーリーを新しくて斬新な映像スタイルで見せていくことなんだ。そして、僕らが参考にしている芸術的なアプローチのほとんどが日本から来ているんだ」と、日本アニメの製作手法に多大な影響を受けたことを明かしている。ペニー・パーカーのアイデアは「セーラームーン」から続いて、登場キャラクターについて、日本のメディアやファンから注目を集めているペニー・パーカーの話題に。ペニーは日本の学生服を着た女の子でロボットを操縦して戦う姿が特徴的だが、「ペニーのアイデアは、『セーラームーン』をはじめ、本当に色々な漫画やアニメから影響を受けたよ」とピーターは語る。ロドニーも「ペニーの元のアイデアとなった色々なキャラクターから僕たちのスタイルで僕たちのバージョンのペニー・パーカーを作り上げようとしたんだ」と、ペニーの誕生秘話を明かしている。スタン・リーのカメオ登場シーンは多すぎて監督もわからず!?また、監督たちは、本作の見どころの1つでもある『スパイダーマン』の生みの親スタン・リーの登場シーンについても触れた。主人公マイルスがスパイダーマンのマスクとスーツを買う店(Stan’s Merch Shop)のオーナーとしてスタンが登場するシーンはすぐにわかるが、それだけでなく、数え切れないほどスタンが本編に登場していると監督たちは口を揃える。「スタンはあらゆるニューヨークのシーンに登場していて、突如現れたり、ほんの数秒だけだったり、映画全体を通してたくさんの場面に登場している。特に、電車のシーンに多く登場しているし、他にも、マイルスとピーター・パーカーが歩道を歩きながら、ピーターが“ありがとうニューヨーク”って言うときに横を通り過ぎるのもスタンなのさ!」と解説してくれた。実際に、スタンは目で確認できる数よりもかなり多く登場しているようで、監督たちもスタンを本編に何回登場させたのか正確には分からないという。最後に、続編やスピンオフの製作もささやかれている本作の今後の展開やアイデアについても、「この映画は、“Into the Spider-Verse”って内側にってサブタイトル(原題)が付いているけど、実際は外側の話だったよね(笑)。もし、もっとスパイダーマンの内面的な部分を描いていたら、クールだったかもしれない。まあ、今後どういう展開になるか期待していてよ。(スタン・リーがスパイダーマンになった)スパイダー・スタンが登場するかもしれないしね(笑)」とファンの期待を煽るコメントも残している。『スパイダーマン:スパイダーバース』ブルーレイ&DVDは8月7日(水)発売、レンタル開始。6月26日(水)よりデジタル先行配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開
2019年05月14日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」の「さよなら平成2週連続スタジオジブリ」。2週目となる4月12日(金)今夜は原作・脚本・監督、宮崎駿監督の平成最後の長編作品『風立ちぬ』を“平成ラスト”オンエアする。本作はゼロ戦の生みの親として知られる航空技師・堀越二郎をモデルに、二郎の「美しい飛行機を作りたい」という夢に向かって真っすぐに突き進んだ青春を描いて2013年7月に公開、大ヒット、国内外で高く評価された作品。宮崎監督が原作・脚本・監督を務めたほか、二郎の声優を「新世紀エヴァンゲリオン」や『シン・ゴジラ』の監督と知られる庵野秀明が担当したことも話題となった。また連続テレビ小説「てっぱん」の瀧本美織、放送中の「きのう何食べた?」も話題の西島秀俊、『殿、利息でござる!』などの西村まさ彦、「先に生まれただけの僕」などの風間杜夫、連続テレビ小説「わろてんか」の竹下景子、「ハケン占い師アタル」などの志田未来、「SUITS/スーツ」の國村隼、『のみとり侍』の大竹しのぶ、『七つの会議』の野村萬斎らも声優として出演。幼いころから美しい飛行機を作ることに憧れていた二郎。二郎はイタリアのジャンニ・カプローニ(野村さん)のような飛行機の設計士を目指して東京の大学に進学、関東大震災の日に美しい少女・菜穂子(瀧本さん)と運命的な出会いを果たす。大学卒業後、飛行機の設計をするために三菱に入社した二郎は周囲から一目置かれる存在となり、親友の本庄(西島さん)と共にドイツに研修に行くことに。ドイツで最先端の技術に触れた二郎は、帰国後、戦闘機の設計主任に任命されるが、初めての試験飛行で二郎が作った戦闘機が大破したことで、しばらく軽井沢のホテルで静養することになり、そこで菜穂子と再会。震災以降、二郎にほのかな恋心を抱き続けていた菜穂子は再会を喜ぶが彼女は結核を患っていた。二郎と菜穂子はいつしか恋に落ちるのだが、再び戦闘機の設計に没頭する二郎のもとに菜穂子が体調を崩したという連絡が入る…というストーリー。『風立ちぬ』は4月12日(金)今夜21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠でノーカットでオンエア。(笠緒)■関連作品:風立ちぬ 2013年7月20日より全国東宝系にて公開© 2013 二馬力・GNDHDDTK
2019年04月12日女優の宮崎あおい、俳優の西島秀俊が20日、東京・銀座のアルマーニ/銀座タワーで行われた「アルマーニ/銀座タワー リニューアルオープニングイベント」に出席した。ジョルジオアルマーニジャパンは、昨年3月より改装を行ってきた「アルマーニ/ 銀座タワー」を、3月21日にリニューアルオープン。それを記念したオープニングイベントがこの日行われ、スペシャルゲストとして宮崎あおいと西島秀俊が出席してトークショーを繰り広げた。春らしいピンクのドレス(63万円※税抜き)とベージュの靴(12万円※税抜き)を履いて登場した宮崎。「もうすぐ桜が咲きそうということなので、春らしいピンク色のお洋服を着させていただきました」とファッション解説した宮崎の姿に、西島は「本当に素晴らしいですよ。結構何度かご一緒させてもらっていますが、時代劇が多くてお着物が多かったので、すごく新鮮で素敵に感じます」と絶賛した。西島について宮崎も「ご一緒させていただいた映画で西島さんが料理人の役をやられていた時に、スーツを着られていたんです。その後ろ姿が格好良かったですね」と当時の印象を語り、「西島さんとは私が19歳ぐらいからのお付き合い。もう10年以上になりますが、昔はとてもふんわりして柔らかく、ぼんやりした印象がありましたが、それがどんどん歳を重ねられて会う度にシャッキリ?(笑)」と言葉の選択を間違えると、西島が「褒めてます?」と指摘されて苦笑い。気を取り直した宮崎が「西島さんの柔らかい中に、男性としてのかっこよさがあるという印象に変わって、今はカッコイイと思います」と話した。また、リニューアルした同店舗でチョコレートを食したという宮崎、「とても美味しかったですよ。今度はレストランで美味しい食事をいただいて、その後にお買い物をしたいですね。友だちとかにプレゼントで買うことも多いので、是非人のことを思いながらアルマーニでお買い物ができたら楽しいんじゃないかな? と思いました」と次回に同所を訪れるプランを明かしていた。
2019年03月21日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、「さよなら平成2週連続スタジオジブリ」と題して高畑勲監督作『平成狸合戦ぽんぽこ』と、宮崎駿監督作『風立ちぬ』を放送することが決定した。第1夜:4月5日放送『平成狸合戦ぽんぽこ』まず最初は、タイトルに“平成”が付いた時代を代表する名作で、平成最後にふさわしい『平成狸合戦ぽんぽこ』を、昨年亡くなった高畑勲監督の命日となる日にノーカットで放送。今回で放送回数は9回目となる『平成狸合戦ぽんぽこ』は、人間に住みかを奪われたタヌキたちがふるさとを守るため、あの手この手で大奮闘を繰り広げる笑いと感動の一大エンターテインメント。劇中には、『魔女の宅急便』のキキのほか、歴代のジブリキャラクターたちがさりげなく登場するシーンもあり、それを探すのも見どころのひとつだ。また、本作には野々村真、石田ゆり子、清川虹子、泉谷しげるが声で出演。さらに、語りの古今亭志ん朝をはじめ、林家正蔵、桂文枝(5代目)ら落語家も声で出演している。第2夜:4月12日放送『風立ちぬ』続く翌週には、原作・脚本・監督、宮崎監督の平成最後の長編作品『風立ちぬ』を、こちらもノーカットで放送。2015年のテレビ初放送に続き、今回で2回目の放送だ。本作は、飛行機作りに情熱を注いだ実在の人物、堀越二郎をモデルに、堀辰雄の小説「風立ちぬ」をモチーフにした物語。大空への憧れ、時空を超えた友情、切ない夫婦愛…夢に向かってまっすぐ生きる青年を描いた。声の出演には、主人公・堀越二郎役を「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が務めたほか、瀧本美織、西島秀俊、西村まさ彦、風間杜夫、竹下景子ら豪華俳優陣が参加している。映画天国も要チェック!月曜日深夜に放送している「映画天国」(関東ローカル)では、高畑監督がアーティスティック・プロデューサーとして参加した最後の長編映画『レッドタートルある島の物語』もノーカット放送。さらに同日、庵野監督が企画・製作・脚本を務め、声優・林原めぐみが声で出演する特撮短編「巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版」も放送と、豪華2本立てとなっている。<スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサーコメント>ジブリは平成と共に歩んできたので、平成が終わるのはある感慨があります。そのものずばりの「平成狸合戦ぽんぽこ」、平成の時代に大正~昭和を描いた「風立ちぬ」、時代を感じながらお楽しみ下さい。『平成狸合戦ぽんぽこ』は4月5日(金)21時~、『風立ちぬ』は4月12日(金)21時~日本テレビ 金曜ロードSHOW!にて放送。『レッドタートル ある島の物語』「巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版」は4月2日(火)1時59分~日本テレビ 映画天国(関東ローカル)にて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月08日スタジオジブリの宮崎駿監督アニメーション映画『風の谷のナウシカ』が歌舞伎舞台化。2019年12月6日(金)から12月25日(水)まで東京・新橋演舞場で上演される。また、その公演の録画上映会が、2020年2月14日(金)から3月5日(木)まで、東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館にて開催される。歌舞伎史上初の宮崎駿作品へ宮崎駿の代表作のひとつ『風の谷のナウシカ』宮崎駿が1982年に雑誌「アニメージュ」にて連載を開始し、足掛け13年をかけて完結した大作漫画『風の谷のナウシカ』。1984年には映画として公開され、宮崎監督の代表作のひとつとして知られる作品となった。物語は、戦争で産業文明が崩壊した時代。巨大生物“蟲”をはじめとする異形の生態系に覆われた終末世界を舞台に、人と自然の共存に悩む優しい少女・ナウシカの生きざまを描いている。映画版で描かれなかった原作のすべてを届ける歌舞伎によってスタジオジブリ作品、宮崎駿作品が上演されるのは史上初。スタジオジブリ プロデューサーの鈴木敏夫も、これまでにない取り組みに「ナウシカを古典歌舞伎でやる。 それが面白いと思ったし、どういうものが出来るのか楽しみです。 一観客として、楽しませて貰います。」とコメントを寄せている。脚本は丹羽圭子。彼女は、スタジオジブリ映画『思い出のマーニー』、『コクリコ坂から』、『借りぐらしのアリエッティ』、『ゲド戦記』、『海がきこえる』で脚本を担ってきた。今回は映画版では描かれなかった壮大な原作のすべてを昼の部・夜の部通して届けていくという。また、演出は2018年の新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』でも話題をさらったG2が手掛ける。主人公ナウシカを演じるのは尾上菊之助主人公のナウシカ役は、尾上菊之助が務める。また、ナウシカと対をなすトルメキアの皇女・クシャナ役を中村七之助が演じる。そのほかユパを尾上松也、ミラルパ/ナムリスを坂東巳之助、アスベル/オーマの精を尾上右近が演じる。録画上映会もさらに、この公演の録画上映会が、2020年2月14日(金)から3月5日(木)まで、東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館にて開催。昼の部・夜の部通しで上演される本作を、昼の部を前編、夜の部を後編として上映する。上映期間は、前編は2月14日(金)から20日(木)まで、後編は2月28日(金)から3月5日(木)まで。原作ストーリー巨大な産業文明は火の七日間と呼ばれる戦争によって滅び、大地の殆どは巨大な蟲が生き、有毒な瘴気を発する菌類の森・腐海に覆われた。それでも人間同士の争いは止むことが無く、トルメキア王国と土鬼諸侯国連合帝国の二大国が対立している。「風の谷」は風を操る民が住む辺境の小国でトルメキアとは古い盟約を結んでいる。ナウシカは族長の娘で、人々が恐れる腐海に親しみ、蟲を愛し、心を通わせ、腐海が生じた謎を解き明かしたいと思っている。ある時、風の谷と同じく、盟約を結んでいる小国ぺジテで、火の七日間で世界を焼き尽くした兵器「巨神兵」を復活させる力を秘めた秘石が発見された。トルメキアは秘石を手にするためぺジテを滅ぼし、さらに土鬼との戦争を始める。 偶然、秘石を手にしたナウシカは盟約を守り出陣すると、愚かな戦争や、腐海や蟲の起こす困難に立向かい、黄昏行く世界に希望の光を灯す為、歩み続ける。公演概要新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』公演期間:2019年12月6日(金)~25日(水)※昼の部・夜の部で通し上演※昼の部、夜の部いずれも、9日(月)、10日(火)、11日(水)は貸切公演。会場:新橋演舞場住所:東京都中央区銀座6-18-2出演者 :尾上菊之助、中村七之助、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、尾上右近、中村種之助、中村米吉、中村吉之丞、市村橘太郎、嵐橘三郎、片岡亀蔵、河原崎権十郎、市村萬次郎、中村錦之助、中村又五郎、中村歌六原作:漫画「風の谷のナウシカ」宮崎駿脚本:丹羽圭子演出: G2製作:松竹株式会社■歌舞伎『風の谷のナウシカ』ディレイビューイング上演期間:・前編 2020年2月14日(金)~20日(木)・後編 2020年2月28日(金)~3月5日(木)場所:東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館 ※一部部映画館では上演期間が異なる場合あり料金:・当日料金 前編・後編 各4,300円(税込)・ムビチケコンビニ券 前編・後編 各4,000円(税込)〈ローソンチケット限定販売〉発売日時:2019年12月19日(木) 10:00取扱:ローソン・ミニストップ店内Loppi、インターネットLコード:前編 91343、後編 91356
2018年12月15日宮崎駿監督(77)の映画でおなじみ「風の谷のナウシカ」が歌舞伎作品になると12月12日松竹が発表。来年12月、東京の新橋演舞場で上演する。各スポーツ紙によると主人公で風の谷に暮らす少女ナウシカを尾上菊之助(41)が、同盟国トルメキアの皇女クシャナを中村七之助(35)が演じ、さらに尾上松也(33)、坂東巳之助(29)、尾上右近(26)も出演するという。宮崎作品にとって初となる歌舞伎作品。Twitterでは期待を込めた驚きの声が上がっている。《歌舞伎でナウシカ……!?歌舞伎らしいアレンジが加えられるのだろうなというところまでは想像できても、どう表現されるのかが全く想像つかない……!!》《ユパさまの動きは確かに歌舞伎的だと思った》《やっぱり途中でいきなり風の谷に源義経が出てきて「さしたる用もなかりせば、これにて御免」と引っ込むんだろうか》いっぽう同作といえば巨大な虫・王蟲がおなじみ。王蟲は有毒な菌類の樹海に住む“蟲”(むし)と呼ばれる生命体の一種で、人間と会話することもできる。その異様な姿形から、観客の胸に強く印象付けられている王蟲。“歌舞伎”で“虫”ということで、ネットでは「王蟲役は市川中車こと香川照之しか考えられない!」といった声が上がっている。《王蟲はカマキリ先生(香川照之様)でお願いします!!!!》《とりあえず、香川照之(中車)の出演は決定だな》《本人もノリノリな図しか浮かびません》さらに香川には、こんな期待の声も。《ワイヤーで吊られて宙を舞う王蟲姿の香川照之さんの姿しかイメージできない》《王蟲どころか蟲役が全部香川照之》《香川照之王蟲「きしゃー!うおおおんうおおおん」》蟲役でも名演を残すか?
2018年12月12日宮崎駿監督のアニメーション映画『風の谷のナウシカ』(1984年公開)が、新作歌舞伎となることが12日、わかりました。松竹株式会社が12月12日、公式ウェブサイト上で公表した公演情報によると、同作は2019年12月、新橋演舞場で上演されます。ナウシカ役を尾上菊之助さん、大国・トルメキア王国の皇女・クシャナ役を中村七之助さんが演じるほか、尾上松也さんに坂東巳之助さん、尾上右近さんの出演も発表されました。宮崎監督の作品が歌舞伎になるのは初めて。ここ数年、大ヒットした漫画作品が新作歌舞伎となる事例は少なくありません。Twitterでは、「ナウシカ歌舞伎化!?ワンピで驚いて、ナルトで納得して、ナウシカでまた驚いた」の声があがっているように、2015年には『ONE PIECE』が『スーパー歌舞伎II ワンピース』に、今年8月には『NARUTO -ナルト-』が新作歌舞伎として上演され、話題を集めました。他にも、「まさかナウシカ原作完全再現(?)化がアニメではなくて歌舞伎で行われる事になろうとは」「ナウシカの歌舞伎、チケット争奪戦だろうなあ」など、期待するファンの声が多数。昼の部・夜の部 通し上演となることから、「アニメしか知らない人は置いてけぼりにならない?しかも昼夜通して、8時間超えとかになっちゃうのでは…しゅごい」と大作を期待する声も挙がっていました。画像/Shutterstock
2018年12月12日日曜朝(現地時間)、ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表された。受賞者たちは、10月に発表された功労賞を受賞した宮崎駿監督とともに、来年1月12日にロサンゼルスのインターコンチネンタル・ホテルで表彰される。主な受賞リストは以下の通り。作品賞受賞:『ROMA/ローマ』(アルフォンソ・キュアロン監督)次点:『バーニング 劇場版』(イ・チャンドン監督)監督賞受賞:デブラ・グラニック監督(『Leave No Trace』)次点:アルフォンソ・キュアロン監督(『ROMA/ローマ』)主演男優賞受賞:イーサン・ホーク(『First Reformed』)次点:ベン・フォスター(『Leave No Trace』)主演女優賞受賞:オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)次点:トニ・コレット(『ヘレディタリー/継承』)助演男優賞受賞:スティーヴン・ユァン(『Burning』)次点:ヒュー・グラント(『パディントン2』)助演女優賞受賞:レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』)次点:エリザベス・デビッキ(『妻たちの落とし前』)脚本賞受賞:ニコール・ホロフセナー、ジェフ・ウィッティ(『Can You Ever Forgive Me?』)次点:デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ(『女王陛下のお気に入り』)功労賞宮崎駿(Hiromi Kaku)■関連作品:パディントン2 2018年1月19日より全国にて公開© 2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Foxへレディタリー/継承 2018年11月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018 Hereditary Film Productions, LLCバーニング 劇場版 2019年2月1日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reservedビール・ストリートの恋人たち 2019年2月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2018年12月10日2019年後半に開館予定のアカデミー映画博物館で、宮崎駿監督をテーマとしたオープニング展を開催されることになった。同博物館のディレクター、ケリー・ブラワーが映画芸術科学アカデミーの公式サイトで発表した。ブラワーによれば、“Hayao Miyazaki”展(仮題)では、宮崎監督とスタジオジブリの『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などの作品に関するアイテムを展示するとのこと。スケッチ画やセル画、フィルムクリップなど200以上のアイテムを展示し、訪れた人たちが「宮崎監督が描く映画の世界を堪能できる」内容となるそうだ。アメリカにおいてこの規模で宮崎監督の展覧会が開かれるのは初めてだという。宮崎監督の展覧会の後は、2020年秋から”Regeneration: Black Cinema 1900-1970“というタイトルの、展覧会が決定。アメリカの映画史において、重要かついままで認識をされてこなかったアフリカ系アメリカ人のフィルムメーカーたちに焦点を当てる。また、天井高10メートルを超えるプロジェクトスペースでは、日本の学際的なウルトラテクノロジスト集団「teamLab」が作品を手掛ける予定。長期的な展覧会としては、2フロアを使って“Where Dreams Are Made: A Journey Inside the Movies”(仮題)が開かれる。映画の誕生から社会や文化への関わりにフォーカスしているという。(Hiromi Kaku)
2018年12月05日10月16日、宮崎あおい(32)が第1子となる男児を出産。母子ともに健康だという。各スポーツ紙によると、宮崎と夫・岡田准一(37)は連名で「産声を聞いたときは、『生きる!』という強い力と、人生が始まる尊さを感じました」とコメント。「私達の元に産まれてきてくれた奇跡に感謝するとともに、支えてくださった全ての方々にも大変感謝しております」とつづったという。夫婦にとって念願となる第一子。宮崎は出産に向け、食生活を改めていたという。「オーガニックや添加物の少ない食材を選んで購入しているそうで、それが高じてベランダに家庭菜園を作ったんです。ベランダでつくったパセリに玉ネギと皮をむいたトマトのみじん切りを合わせ、オリーブオイルと塩とレモンだけのシンプルな味付けで食べるサラダが大のお気に入りだそうです」(宮崎の知人)母として準備を万全にしての出産!しかし宮崎は早くも仕事に復帰したいよう。実はその陰には、宮崎と同じ85年生まれの安藤サクラ(32)へのライバル心があるという。「安藤さんが映画『万引き家族』で注目を集め、10月スタートの朝ドラ『まんぷく』でもヒロインに抜擢されました。宮崎さんは『サクラちゃんに負けてられない!すぐに産後復帰したい』と意欲を燃やしているそうです」(テレビ局関係者)ママとなり、さらなる好演にも期待したい!
2018年10月17日photograph:@shogo-insta 全室オーシャンビュー!部屋にいるだけでも楽しめるホテル宮崎ブーゲンビリア空港から車で約30分。宮崎のランドマーク的存在フェニックス・シーガイア・リゾート」のど真ん中にそびえ立つのが、ホテル「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」です。高さなんと154mというから、その迫力は推して知るべし。 photograph:@shogo-insta 甘い香りが漂うエントランスから中に入ると、海外のリゾートホテル並みにダイナミックな吹き抜けがお出迎え。一気に非日常感に包まれる心地良さに「来てよかったー!」感が高まります。太平洋とゴルフコースが目の前に広がるゆったりとした客室はもちろん、プールに温泉、日本で唯一ここだけにある最高級スパなどホテル敷地内だけでもさまざまな楽しみが! 写真4 旅気分を盛り上げてくれるのが、ホテル2階にある宿泊者専用エリア「風待ちテラス」。ソファ席でくつろぎながらコーヒーや軽食が楽しめるカフェエリア、シーガイアで楽しめるアクティビティーや観光情報の案内(ここは誰でも利用可能)、レンタカーの手配などをしてくれるアクティビティーセンター、旅先から特別な手紙を出すことができる「レタールーム」などが併設されたスペースです。ブックディレクター幅允孝さんセレクトによる「旅」をテーマにした本の数々も、閲覧自由。到着したらまずここで、お茶をしながら計画を立てるのもいいですね。 ホテルから車で5分。海を見ながら、絶品ハンバーガーに舌鼓 せっかくだから夜までのんびりと過ごしたくて、訪れたのは「The BEACH BURGER HOUSE」。フェニックス・シーガイア・リゾートに隣接するサンビーチ 一ツ葉に、昨年の夏オープンしました。 photograph:@shogo-insta 東京・原宿『THE GREAT BURGER』と大阪・心斎橋『CRITTERS BURGER』がダブルプロデュース。食べ応え抜群のハンバーガーメニューだけでも10種類以上! ほかにもパンケーキやワッフル、サンドイッチなどのサブメニュー、ビールやワインといったアルコールも充実している、大人がしっかり満足できるハンバーガーショップ。あくせくせずに、流れる時間をゆっくりと楽しむ。そんなビーチカルチャーを体感できます。 夜も楽しいのが、リゾートホテルの醍醐味 シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートでオトナの夜のお楽しみとして人気なのが、宿泊者専用のバー『KUROBAR』(写真左手)。天井が高く開放的なガラス張りの空間は、足を踏み入れただけで気持ちも上がります。 こだわりの5種類のジンとフルーツから好きなものを選べる特製ジン・トニックや、日替わりのフレッシュフルーツを使ったミクソロジーカクテルなど、女子心をくすぐるラインナップ。カウンターの向こうのバーテンダーさんに、好みのお酒やその日の気分を伝えて、オリジナルカクテルをオーダーしてみるのも楽しそう!テイクアウトできるメニューもあるので、バー横にある「焚火のリビング」やプールサイドのソファでちょっと一杯もおすすめです。 さらに9月1日まで、毎晩20時から3分間打ち上げられる「夏の満天花火」を開催。お部屋でのんびりくつろぎながら、目の前に打ち上がる花火を堪能できます。とくに高層階のお部屋からの眺めは、まさに絶景! このほか、ナイトプールやゴルフコースからも頭上いっぱいに広がる花火が楽しめますよ。夏ならではのスペシャルコンテンツですのでお早目にどうぞ! ◎シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート電話番号:0985-21-1113住所:宮崎県宮崎市山崎町浜山◎The BEACH BURGER HOUSE電話番号:0985-34-9085住所:宮崎県宮崎市阿波岐原町1400-16 サンビーチ一ツ葉・南ビーチ内営業時間:11:00〜20:00(LO19:30)定休日:火曜、第2・4水曜少し足を伸ばして青島へ! 縁結びの神様にも、ご挨拶 一泊二日の朝は早い。客室に差し込む太陽の光で目覚めたら、早朝温泉→朝食ビュッフェ→チェックアウトという完璧な流れでシェラトンを後にし、一路青島ビーチへ。ホテルからは車で約1時間。車から見えるのは、広々とした空と見渡す限りのパームツリー!移動中もまた、海外にいるような気持ちにさせてくれるから嬉しいです。 photograph:Kimiyuki Kumamoto 目的地は4月半ばから9月末まで青島ビーチでオープンしている『AOSHIMA BEACH PARK』。海水浴客だけのための〈海の家〉ではなく、海辺で過ごす時間を楽しむための場所というコンセプト。海水浴を満喫する人、ただただノンビリする人、食事とおしゃべりを楽しみにくる人…… 好きなように過ごせるゆるさが心地良いですね。週末は夜まで営業しているので、サンセットを見ながら一杯、なんて最高そう。 photograph:Yu Kitahara ランチには『THE SHOKUDO』の和風フォー&デリプレートを。フォーを使ったヌードルをメインに、ジャンルを超えたいろいろなメニューがひとつになった人気メニューです。地元・宮崎県産の朝どれ野菜をたっぷり使っているのも、贅沢。 ◎AOSHIMA BEACH PARK8月営業時間平日/土日祝9:00-21:00(休園日なし)9月営業時間平日10:00〜19:00/土日祝10:00〜21:00(休園日は5日、12日、19日、26日)宮崎県宮崎市青島2丁目 海でひと泳ぎしたあとはいよいよ橋を渡って青島へ上陸。縁結びの神社として名高い青島神社に参拝させていただきます。青島は「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状岩に囲まれた周囲1.5㎞ほどの小さな島。かつては島全体が「霊域」とされ、一般の人が足を踏み入れることは許されなかったという聖なる地なのです。 大鳥居をくぐって神門の中に入るとまず、御本殿があるのでお参りしましょう。さらに右手に進み、ビロウ樹が生い茂るジャングルのような道を抜けると(これらの亜熱帯性植物群は国の特別天然記念物に指定されているそう)、島の中心に位置すると言われる「元宮」があります。 多くの参拝客が訪れていますが、不思議と静かな空気が漂うこの場所。無事にお参りすることができた感謝と、また宮崎とのご縁をつないでいただけますように、ということをお祈りしてきました。 島をぐるりと一周し、ビーチへ戻ったらそろそろ空港へ向かう時間。正味25時間ほどの宮崎滞在でしたが、尋常じゃないリフレッシュ感!上質で贅沢な空間と豊かな自然、そして何よりもゆったりと流れる時間が疲れをすべて取り除いてくれたようです。東京からでも、たったの2時間弱。 まだまだ暑い夏を楽しめる宮崎へ、今度の週末、いかがです? ◎青島神社電話番号:0985-65-1262(社務所)住所:宮崎市青島2丁目13-1
2018年08月28日十根川神社とは「十根川神社」は、十根川、大久保、椎原(しいばる)、鹿野遊(かなすび)、内の八重(うちのはえ)の五集落を氏子(うじこ)とし、縁結びの神様として崇敬されています。古くは八村大明神(やむらだいみょうじん)と呼ばれていました。明治以降は、大己貴乃命(オオアナムチノミコト)を祀っています。村内に伝わる古文書『椎葉山由来記』、『椎葉山根源記』には、椎葉の山里に隠れ住む平家残党への追討使那須大八郎が、最初に陣屋を十根川に構えたと記しています。この陣屋を椎の葉で葺いたため「椎葉」の名が起こったことも記されています。八村杉高さでは国内2番目、根回りでは国内4番目利根川神社の鳥居をくぐりまっすぐ進み、本殿を抜けると見えてくるのが国指定天然記念物になっている「八村杉」。元久年間に椎葉を訪れた那須大八郎が植えたとされる十根の杉です。十根川神社が「八村大明神」と呼ばれていたためこの名前が付きました。国指定天然記念物に登録!八村杉は十根川神社の境内にあり、別名「十根の杉」とも言われます。この杉は根周り19m、樹高54.4m、目通り幹周り13.3m、枝下の地面の全周は99mもある巨木です。高さでは国内2番目、根周りでは国内4番目。昭和10年に国指定天然記念物に指定されました。八村杉を取り巻くようにイチイガシやトチノキの巨木が生い茂っており、最近では、八村杉の周辺を巨樹の野外博物館として位置づけています。この樹林は、十根川重要伝統的建造物群保存地区の特定物件に平成10年に指定されました。八村杉がある近くの椎葉村の風景八村杉は、言い伝えによると平家追討の将、那須大八郎宗久が討伐に訪れた元久年間(1204~1206年)に大八郎自身の手植えとされています。明治4年(1871年)まで十根川神社が八村大明神と呼ばれていたことから、八村杉と呼ばれるようになりました。この八村杉は樹齢800年と長い時間、椎葉村を見守った地元では神様のような存在。そんな杉の近くに立つと、悩みすらも吹き飛んでしまうようで、パワースポットのパワーをとても感じます。大久保のヒノキ推定樹齢はなんと800年!八村杉から東、標高700mの山腹にある大久保集落で、複雑に絡みながら四方に枝を伸ばす圧倒的な存在感の「大久保のヒノキ」。推定樹齢は800年です。「大久保のヒノキ」も国の天然記念物!大久保集落の奥にある大久保のヒノキは、八村杉と同じく推定樹齢800年の日本一の大檜(ヒノキ)。幹周り9.3m、樹高32m、枝は東西32m、南北30mの広がりを持ち、樹幹に無数の枝幹が絡みつくようにそびえている様子は壮観です。平成6年に国指定天然記念物に指定されました。大久保集落の人によると、「檜」はこの集落を開拓し住み着いた先祖の墓印であり、気が優しい女性の墓印の木であるといわれています。そのため今も「檜」は、この地を開拓した祖先の墓印として大切に奉られており、パワースポットとして地元の人たちに知られています。また、大久保のヒノキの近くには休憩スポットもあり、そこで飲むよもぎ茶は絶品。マイナスイオンをたっぷり吸収しながら飲むと、デトックス効果がありそうな気持ちになります。スポット情報スポット名:十根川神社住所:宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良字十根川電話番号:0982-67-3139(椎葉村観光協会)スポット情報スポット名:大久保のヒノキ住所:宮崎県東臼杵郡椎葉村大久保電話番号:0982-67-3139(椎葉村観光協会)
2018年08月28日