世界54か国でNO.1となり、第92回アカデミー賞長編アニメ映画部門にもエントリーしている『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』が10月30日(水)、現在開催中の第32回東京国際映画祭にて特別上映。製作・監督・脚本のディーン・デュボア監督が、映画を観終えたばかりの観客とQ&Aを行った。
シリーズ最新作にして完結編となる本作を引っ提げて来日したデュボア監督はまず、「日本のアニメはいつも我々にインスピレーションを与えてくれる。そして日本人は子供向けのアニメであっても大切に思ってくれるところが好きです」と挨拶。
本シリーズが愛される理由については「ドラゴンというクリーチャーは、世界中の色々な文化に存在しており、ゆえに親和性の高いものです。そんなドラゴンと人間が仲良くなり、背中に乗って空を飛ぶという願望を叶えてくれる物語だから人気になったのかもしれません。そしてそんなドラゴンがこの世に実際に存在するのではないか? と思わせてくれるリアルなストーリーも世界中の人々に愛される理由かもしれません」と考察した。
ドラゴンの抱きしめたくなるようなデザインは大型のネコ科がヒントに
会場のファンとのQ&Aでは、ヒックの相棒“トゥース”として活躍するドラゴン、ナイト・フューリーのデザインについて質問されると「ドラゴンを造形する場合は、地球上に実在している野生動物を参考にデザインしています」