「小松さんは、子供のころから僕のアイドルでした。それで、僕が初めて映画を撮ることになったとき、どうしても出演していただきたくてお手紙を出しました。ほどなくして小松さんから『舞台出演が続いているので難しいです』と丁寧な断りのお返事がきました。でも諦めきれなくて、小松さんが出演している舞台を立て続けに見に行き、そのたびに楽屋へ押しかけて。『何年でも待ちます』と言い続けました。すると、あるとき『わかった!君には負けたよ!出るよ』と言ってくださって。本当に嬉しかったですね」こう語るのは、映画「モルエラニの霧の中」で監督を務めた坪川拓史さん(49)だ。7話で構成されたオムニバス映画である同作には香川京子(89)や大塚寧々(52)、さらに18年2月に急逝した大杉漣さん(享年66)といった名優たちが数多く出演。そして第3話・夏の章「しずかな空」で主演を務めているのが、昨年12月に亡くなった小松政夫さん(享年78)だ。00年、初めて監督を務めた映画『美式天然』で小松さんとの縁が生まれた坪川さん。以降、制作した全ての作品に小松さんが出演することに。「20年もの間、本当に良くしてくださいました」として、こう明かす。「この20年、小松さんとの連絡が半年以上空いたことはありません。僕はいま北海道に住んでいますが、上京するたびに食事をご一緒してくださいました。昔の芸人さん達の話もたくさんしてくれましたね。いつも話は尽きず、とても貴重な話ばかりで、全部録音しておきたかったです」坪川さんは「小松さんが吹き込んでくれた留守電を20年分保存しています」という。そしてスマホの留守電フォルダを再生すると、「いやぁ、どうも。小松でございます」と“小松節”の数々が。何気ない記録だが、坪川さんにとって愛おしい財産だ。「モルエラニの霧の中」は14年5月から撮影が始まり、18年10月に撮影終了。その制作期間は、5年に及んだ。やっと日の目をみるというタイミングでコロナ禍となり、公開が一年延期に。その際、小松さんはこんな留守電を残してくれた。「しばらくでした~、お元気ですか?いやいやいや、えらいことでしたね。どんなふうにしてるのかなって思って。何の用もないんですが、ちょっと電話してみました。また電話しまーす。よろしく」■小松さんが残してくれた言葉20年の年始にも留守電が残っていた。折り返して電話をしたところ、小松さんは「なんだ、監督見てたの?いま、病院から出てきて車に乗ったとこだよ」と話したという。「『どこか悪いんですか?』と聞いたんですが、詳しくは教えてくれなくて。最後に話したのは、亡くなる3ヵ月ほど前。ちょっと声が細くなったかな、とは思ってたんですけど。その一年前には舞台もやっていたので、まだまだお元気だろうと思ってました」坪川さんは、小松さんのある言葉が胸に残っているという。「『芸人とは人様が呼んでくれるもの。自分で“芸人です”って名乗るのはおかしい』と常々言ってました。小松さんはいろんな芸を観てきているから、芸の引き出しが無数にある。小唄、長唄、義太夫、都々逸、たくさんのお座敷歌も教えてくれました。“バナナの叩き売り”の口上、“泣き売”など、今は見ることが出来ない香具師の口上の真似も。かと思うと、ふとモップを手にしてフレッド・アステアみたいに踊り出したこともありました。小松さんこそ、本当の意味での芸人だと思います」そんな小松さんの“芸人ぶり”に助けられたこともあった。坪川さんが続ける。「1作目には、廃館になった映画館で撮影するシーンがありました。でも、撮影の準備がなかなか進まなくて。しかも、記録的猛暑の日だったんです。電気が通ってないので、エアコンも何もない。照明も焚いているので、館内はサウナ状態に。さらに冬の日という設定だったので、100人近くいたエキストラの皆さんは冬服を着て待っていました」過酷な現場の様子を舞台の袖で見ていた小松さんは「みんな大丈夫かな?」と言いながら、ふと舞台へと出て行ったという。「小松さんは、『いやぁ、どうも。小松でございます。撮影ってのは待ち時間が長いんですよ?』と和ませてくれて。それで『私も昔、こういう舞台に立って歌手やってたんですよ』と言いながら、『デンセンマンの電線音頭』を披露してくれたんです。『皆さんお手拍子!』と言いながらフルコーラス、汗だくで歌って踊って。そのお陰で、みんなに笑顔が戻ったんです。『じゃあ皆さん、帰らないでね~!』と言って、袖に戻ってきて。僕がお礼を言うと、『ちょっとは気が紛れたでしょ?』って気遣ってくれました」■「もはや、僕にとって“映画の育ての親”です」「小松さんには感謝の気持ちしかありません」と語る坪川さん。「モルエラニの霧の中」には、恩返しの思いも込められていたようだ。「小松さんがあるとき、『次は、ホロリとさせる真面目な役をやりたいな』と言ったんです。たしかに、これまでは楽しい役柄の方が多かったんですよね。その言葉に応えようと、何度も話し合いながら脚本を書いて……。だから、今回の作品は一緒に作りあげたものです」坪川さんは最後に、こんな思いを語った。「20年前のあの日、いきなり押しかけた若僧の僕の話を聞いてくれて、そして出演もしてくれた。その後もすべての作品に出てくれた。小松さんはもはや、僕にとって“映画の育ての親”です。亡くなってしまわれたのは残念でとても淋しいですが、僕はある役割を担ったんだと思っています。それは“小松さんがいかに素晴らしい本物の喜劇人だったかを伝えていく”ということ。その芸の素晴らしさを広めていくのが、これからの使命のように感じています」坪川さんの歩む道を、小松さんは天国から見守っているだろう。
2021年03月06日2020年12月7日、タレントの小松政夫さんが肝細胞がんのため亡くなりました。バラエティ番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』(テレビ朝日系)などで共演していた、タレントの伊東四朗さんは同月12日に会見を開き、小松さんの死を偲んだといいます。番組から生まれた『デンセンマンの電線音頭』では、「チュチュンガチュン、チュチュンガチュン。電線にスズメが3羽とまってさ~」と、小松さんと伊東さんたちによるおなじみのフレーズで世代を超えて多くの人に愛されました。サンケイスポーツによると、伊東さんは小松さんを『戦友』と表現し、悲しみをあらわにしたそうです。テレビ朝日系「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」など昭和の人気バラエティーで共演した伊東は小松さんについて「若い頃に一緒に戦った戦友」と表現。「こまっちゃん(小松さん)が死亡するというのはなかなかくっつかなかくて、(訃報に触れた)昨日は立ったまんましばらく呆然としていた。こんなことは三波伸介が亡くなったとき以来ですね」と寂しがった。サンケイスポーツーより引用また、伊東さんは小松さんを「異才といってもいいような人」と振り返ったといいます。小松さんが元々タレントの植木等さんの付き人だったことから、「久しぶりに師匠である植木さんに会えて嬉しいんじゃないか」と天国でも付き人として走り回ってほしいと願いました。視聴者にも多くの笑いと思い出を届けてくれた小松さん。伊東さんの小松さんへの言葉が心に沁みますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月12日2020年12月7日、タレントの小松政夫さんが、78歳で亡くなりました。産経新聞によると、小松さんは肝細胞がんだったといいます。「シャボン玉ホリデー」など多くのバラエティー番組で人気者となり、数々のギャグを世に送り出したタレントの小松政夫(こまつ・まさお=本名・松崎雅臣=まつざき・まさおみ)さんが7日、肝細胞がんのため死去した。78歳だった。産経新聞ーより引用小松さんは音楽バラエティ番組『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ系)などで人気となり、「小松の親分さん」など数々のギャグを披露してきました。また、『電線音頭』、『しらけ鳥音頭』、『タコフン音頭』などの楽曲は多くの人に愛されたちまちヒット曲に。映画やドラマなどにも出演し、活躍の場を広げていました。ネット上には「また日本を代表するコメディアンが…」「さびしすぎます」「小松の親分さん…ショックです」といった声が上がっています。小松さんのご冥福をお祈りします。[文・構成/grape編集部]
2020年12月11日菅田将暉と小松菜奈のW主演で、シンガーソングライター・中島みゆきの楽曲から着想を得た映画『糸』のBlu-ray&DVDリリースが決定。菅田さん&小松さんのメッセージ入り映像と、瀬々敬久監督からのコメントが到着した。中島みゆき35枚目のシングル曲として平成10年(1998年)にリリースされ、糸を人に見立てて出逢いの奇跡と絆の大切さを歌った国民的人気曲が映画に。人気実力ともに若手トップ俳優の菅田さん・小松さんのW主演に加えて、 斎藤工、榮倉奈々ら演技派俳優陣が揃い、平成元年生まれの男女の人生を平成史の変遷と重ねて壮大なラブストーリーを描写した。監督には『8年越しの花嫁奇跡の実話』『64-ロクヨン-』など、確かな演出力で知られる瀬々敬久をはじめ、脚本は林民夫、音楽は亀田誠治と日本最高峰のスタッフも集結。興行収入は22.4億円を突破し、週末興行ランキングでも7週連続TOP10入りのロングランを記録した(11月15日現在 興行通信社調べ)。今回、豪華版ではこのBlu-ray&DVDのために撮りおろした菅田さん・小松さんの1ショットインタビューの他、未公開シーンやメイキングなど130分を超える映像特典を収録した特典DVDが付属、さらに秘蔵写真が多数掲載された24ページのオリジナルブックレットが封入される。監督:瀬々敬久コメント映画『糸』がBlu-ray&DVDとして出されます。僕は多くの人たちと時間と空間を共有する映画館が大好きですが、最近は配信の気軽さもまた鑑賞の一つだと思っています。でも、自分の好きな映画を所有し繰り返し見ることができる、この円盤という宝物もとても素敵です。映画との一期一会の繋がりがそこにできる気がします。特に今回は映画で涙を飲んでオミットした、たくさんの未公開映像が豪華版の特典映像に収まっています。ぜひ、漣と葵の隠されていた恋の歴史を追体験してください。きっとこの映画ともう一つの新しい糸でつながることが出来ると思います。映画『糸』は2021年2月3日(水)よりBlu-ray&DVD発売、同日レンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:糸 2020年8月21日(金)より全国にて公開予定©2020映画『糸』製作委員会
2020年11月20日最近、チェキで家族写真を撮りました映画『さくら』で兄妹を演じた北村匠海と小松菜奈。顔を合わせるなり飛び出す息の合った掛け合いは、まるで本物の兄妹のよう。撮影中も、読者プレゼント用のチェキを見て、「なつかしい〜」と口にした小松に、「なつかしい?こういう取材のときよく撮ってもらわない?」と北村がすかさずツッコミ。照れたように「本当だ」と舌を出す小松から、末っ子感が溢れ出ている。平凡な家族に降りかかった大きな悲しみ。心の傷を抱えながら、それでもゆっくりと前へ進み出す一家の姿を描いた本作では、「家族写真」が折々に挿し込まれている。ふたりは最近いつ「家族写真」を撮っただろうか。「私、撮りました」(小松)「撮ったんだ」(北村)「チェキで撮った」(小松)「やっぱりチェキ使ってるじゃん!なつかしいとかテキトーなこと言って(笑)」(北村)「バレた?(笑)しかもわざわざ自分の家から引っ張り出して」(小松)「マイチェキじゃん!」(北村)「たまたま下のお兄ちゃんとふたりで実家に帰ったら、上のお兄ちゃんもちょうど家族で帰ってきて、みんなでハイキングしたりバトミントンしたりボウリングしたり」(小松)「めっちゃ仲良いやん」(北村)「そのときに久しぶりに写真撮ろうよって言って撮りました、チェキで(笑)」(小松)ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=aba5f994-dd9c-4aa4-94f6-aa95e5c4adde&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。撮影/岩田えり、取材・文/横川良明
2020年11月13日西加奈子のベストセラーを原作に、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が共演する映画『さくら』のキャラクターポスターが公開された。『三月のライオン』、『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が、直木賞作家・西加奈子の同名小説を映画化した本作。長谷川家の兄弟妹を演じる北村さん、小松さん、吉沢さんのほかに、3人の母を寺島しのぶ、父を永瀬正敏が好演。また彼らと出会うキャラクターとして小林由依(欅坂46)、水谷果穂、山谷花純が出演する。この度、公開されたキャラクターポスターは、次男・薫(北村匠海)、末っ子・美貴(小松菜奈)、長男・一(吉沢亮)、そして愛犬サクラの印象的な表情を切り取ったもの。合わせて「あのときの僕らに、足りないものなんて何も無かった。」など各キャラクターの印象的な劇中セリフが配され、映画の世界観をより印象付けるものとなっている。これら4種類のポスターは新宿ピカデリーの1階、2階のサイネージにて10月16日より掲出される予定だ。『さくら』は11月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年10月15日北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が出演する、映画『さくら』(11月13日公開)の場面写真が4日、公開された。同作は、西加奈子による同名ベストセラー小説の実写化作。ハンサムで人気者の長男・一(吉沢)と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹・ミキ(小松)。そして、平凡な次男のボクこと薫(北村)。風変わりだけど、幸せな家族だったが、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、運命が大きく変わっていく。そんな家族に愛犬のさくらはいつも寄り添っていた。この度、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、寺島しのぶ、永瀬正敏が演じた長谷川家の5人と、愛犬サクラを切り取った場面写真が解禁された。玄関先でサクラと戯れる次男・薫(北村)と、長男・一(吉沢)と妹・美貴(小松)の姿をはじめ、一家がリビングに集まり、寺島、永瀬が演じる両親の神妙なやりとりを、兄弟妹とサクラが見つめているシーンなどが切り取られている。また、本作が映画初出演となる欅坂46の小林由依演じる大友カオルの姿や、足をくじいた山谷花純演じる須々木原環に、同級生である薫が声をかける場面、水谷果穂演じる矢嶋優子が、恋人である一と見つめあう2ショット写真も。笑顔のサクラも原作の描写に忠実に作られた犬小屋とともに映る。また、ムビチケカードが18日より発売されることも決定した。
2020年09月04日映画『糸』×LINE LIVE 「糸」カラオケオーディションファイナリスト審査が15日に行われ、菅田将暉、小松菜奈、亀田誠治(音楽プロデューサー)が登場した。同作は、中島みゆきの名曲「糸」をモチーフにしたオリジナル作。「糸」の歌詞を元に、平成元年に生まれた男女2人が、令和を迎える31年間の中で、出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を描く。3度目の共演となったが、パワーアップした点を聞かれると、菅田は小松について「方々で言ってるけど、差し入れ力。現場において差し入れって大事なんですよ。初めて会った時は10代とかで、自分のことだけで精一杯なんですけど、今回は俯瞰に見た視点を持ってた」と称賛する。一方、小松は菅田について「菅田さんは昔からキモが座ってる、あたふたしないんですよ」と紹介する。「そんなことない」と言う菅田に、小松が「しないよ!」と返すと、菅田は「そう? あなたが現場でトンボを捕まえてみた時『おおっ』て……」とエピソードを披露。小松は「素手で捕まえられますよ」とにやりとして見せた。小松はさらに「子供にも好かれてたし、動物にすごい好かれるんですよ! なんかむかつくなと思って」と指摘し、菅田は「なんでやねん!」と和気藹々とした様子。菅田は「映画の現場において動物ってすごい大事なんですよ。素敵なリズムの時って動物が近づいたり魚が跳ねたりする」と説明し、小松が「餌とか落としてない!?」と聞くと、「寄ってくるんだよ」と答えていた。オーディションでは、石塚利彦、久保侑大、いさな、加藤梨菜、下北姫菜、U-keyの6名が主題歌の「糸」を歌い、視聴者の投票でU-keyが優勝した。菅田は「嬉しかったですね。あったかい人たちが集まってくれたんだなという感じがしました。この映画の持ってるパワーのような気もするし、皆さんのおかげだな」と感謝する。小松は「生で聞きたかったな。すごくよかった。画面上でも一人ひとりのパワーや個性と、素敵な『糸』が私たちの胸に届きました」と感想を述べた。
2020年08月15日映画『糸』(8月21日公開)の完成報告会が11日に都内で行われ、菅田将暉、小松菜奈、瀬々敬久監督が登場した。同作は、中島みゆきの名曲「糸」をモチーフにしたオリジナル作。「糸」の歌詞を元に、平成元年に生まれた男女2人が、令和を迎える31年間の中で、出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を描く。4月に公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で8月公開に延期となった同作。菅田は舞台挨拶への登壇について「すごい久々で緊張しますね。あんなに慣れてたはずなのに」と苦笑。「ずっと、ただただ家に居ただけですけど、そういうタイミングでこの『糸』という映画が公開するというのも、一つの巡り合わせ」としみじみする。小松も「人と人と会うことって当たり前だから、今会わなくてもいいやと思ってたけど、今は会いたくても会えない。それで、何が大切と言うことがシンプルにわかった。だから宣伝をしていても、自分の気持ちで言えます」と同作への想いを表した。『ディストラクション・ベイビーズ』『溺れるナイフ』から3度目の共演となる2人について聞かれると、瀬々監督は「そうですね、やはりそれはすごくツーカーという感じを受けたんですけど、待ち時間とかも親しそうにしてました」と振り返る。「ただ、いったん芝居を始めると馴れ合いにならないようにやっていて。新しいところを目指す感じが素晴らしいと思いました。いいなあって、おじさんながら思いました」と客観的な様子を説明する。菅田は「ツーカーはツーカーなんでね」と苦笑。「今回結構同じシーンが意外となくて、幼少期の頃の思い出ありきのお芝居なんです。だから初めましての人じゃなくてよかったなとも思いました。過去作で中学生とかも演じてるから、お互い、その頃に首絞め合ったり、顔面に唾かけあったりした思い出が効いてきたのかな」と過去の共演作を振り返る。一方小松は「今まで激しいものが多かったので」と思い出し、「今回は王道のラブストーリーで、逆にいろんな作品を経て私たちはどう変化してったのかな、どう見せるのかなというのも面白さでもありました。本当に縁。共演してきても長いので、またご一緒できてすごく嬉しかったです」と喜びを語った。
2020年08月11日女優の小松彩夏(こまつ・あやか)さんが、2020年7月8日にインスタグラムを更新。かわいすぎるパジャマ姿でファンをメロメロにしています。小松彩夏のパジャマ姿に「やられた…」小松彩夏さんは最近のお気に入りだというパジャマを着用した2枚の写真をアップ。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 小松彩夏 (@official_ayaka_502) on Jul 8, 2020 at 6:11am PDT襟元のフリルやピンク地にハート柄のデザインがなんともキュートで、小松彩夏さんの雰囲気にぴったりです!投稿を見たファンは「かわいい!」「破壊力がやばい」と絶賛。プライベート感あふれる貴重なショットに、すっかりメロメロにされています。・はい、間違いなくかわいい!・天使すぎませんか!?かわいいの暴力!!・パジャマ、とっても似合ってますよ。大好きです。ほかにも、小松彩夏さんはインスタグラムにかわいい写真をたくさん投稿しています。 View this post on Instagram 今日は七夕 みなさんはどんな願い事をするのかな? #7月7日 #七夕 #七夕飾り #願い事 #平和 #浴衣 #浴衣 #今年は着られるかな #花火 #お祭り #行きたいな #浴衣女子 #浴衣ヘアアレンジ #お団子 #お団子ヘア #浴衣ヘア #浴衣コーデ #浴衣コーディネート A post shared by 小松彩夏 (@official_ayaka_502) on Jul 7, 2020 at 2:24am PDT View this post on Instagram 大好きなパンケーキと❤ #パンケーキ #パンケーキと私 #pancake # #幸せ #food #yummy #美味しい #カフェ #cafe #カフェ巡り #カフェスタグラム #カフェごはん #カフェ巡り好きな人と繋がりたい #カフェ部 #カフェ活 #カフェ時間 #カフェさんぽ A post shared by 小松彩夏 (@official_ayaka_502) on Jul 6, 2020 at 6:13am PDT View this post on Instagram 大好きなブーゲンビリアと #夏 #summer #ブーゲンビリア #花 #お花 #花好き #アロハシャツ A post shared by 小松彩夏 (@official_ayaka_502) on Jul 4, 2020 at 7:10am PDTこれからも唯一無二のかわいさで、ファンを魅了し続けてほしいですね。小松彩夏がブログで『結婚』を発表…!?インスタで公開した『戦士会』の写真に大反響[文・構成/grape編集部]
2020年07月13日先日、新型コロナウイルスの影響で公開延期を発表した菅田将暉&小松菜奈W主演『糸』が、新たに8月21日(金)より公開することが決定。菅田さん、小松さんからコメントが到着した。北海道・東京・沖縄・シンガポールを舞台に、平成元年に生まれた男女2人が平成の31年間の中で出逢い、別れ、そして再びめぐり逢うまでの18年間を描いた本作。主人公の男女を演じるのは、これが3度目の共演となった菅田さんと小松さん。さらに榮倉奈々、斎藤工、山本美月、倍賞美津子、成田凌、二階堂ふみ、高杉真宙など、主役級キャストの豪華共演も話題となっている。菅田将暉コメント運命はいつも残酷で僕らには何も教えてくれないこの数ヶ月世界中が人とのつながりに飢え一度立ち止まり考えましたそんな中公開出来そうだと聞いた時は純粋に嬉しかったですそれどころじゃないかもしれませんが一つでも日常が戻ってくることがぼくは純粋に嬉しかったですこの巡り合わせがまた小さな救いでありますようにこの映画が人と人とをつなぎますようにどうか宜しくお願い致します小松菜奈コメントいつもの日常が180°変わった今。会える事が当たり前で過ごしていた中で、会ってはいけないという選択肢に変わることってあるんだ。会わない事が相手を救える何度考えてもやっぱり不思議な日々でした。失うものあれば得るものもある色んな事を感じ、考える時間の中で改めて人と人のつながりこそが救いだと感じました。そんな中、映画糸公開される事が決まり素直にとても嬉しく思います。ありがとうございます。皆さんの今にどう映るのか、楽しみにしていて欲しいです。この’’糸’’が人と人との仕合わせにつながりますようにそう願っています。よろしくお願いします。『糸』は8月21日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:糸 2020年全国にて公開予定©2020映画『糸』製作委員会
2020年06月30日俳優の林遣都と小松菜奈が、映画『恋する寄生虫』(2021年公開)にW主演することが8日、明らかになった。同作は作家・三秋縋の同名ヒット作を原案にした映画化作。極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に過ごす青年・高坂(林)は、視線恐怖症で不登校の少女・佐薙(小松)の面倒を見ることに。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。クリスマスに手をつないで歩くことを目標にリハビリを始めた2人はやがて惹かれ合い、初めての恋に落ちていく。林が極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に生きる青年・高坂に、小松が視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙に扮し、繊細で儚い恋物語を紡いでいく。監督を務めたのは、CMやミュージックビデオを中心に多岐にわたり活躍を広げる柿本ケンサク。TOYOTA、コカ・コーラ、ユニクロ、Kanebo、Panasonicなどの企業CM、近年では、長澤まさみ出演の「UNDERARMOUR」や、菅田将暉と中村倫也が共演した「アサヒスーパードライ」など話題作を手掛ける。さらに、脚本は『長い散歩』『眉山―びざん―』『トワイライトささらさや』などの山室有紀子が手がける。○林遣都 コメント『恋する寄生虫』は普通の恋愛映画ではないファンタジックな要素もありつつ、軸として描かれるのは人の心の変化です。人生に行き詰っていた人間が、誰かと出会って感じたことがない喜びを味わい、思いがけないところにたどり着く。この映画も、誰も想像出来ない世界が広がっている新しいラブストーリーになっていると思います。撮影もこれまでに味わったことがない印象的なものでした。物語は高坂と佐薙の2人の関係性をメインに進んでいきますがさらに内容や設定にも一癖あり難しい役柄です。毎回想像を超えるアイディアをくださった柿本監督に出会えたことは、大事な出会いになりました。小松さんは、自分の役の気持ちを大事に演じられる印象があり、とてもストイックで、しっかりお互いの心を通わせながら気持ちをぶつけ合うことが出来ました。きっと今まで見たことのない恋愛映画になっていると思うので、観ていただける皆さんには登場人物それぞれの感情の変化を想像しながら楽しんで頂ければ嬉しいです。世の中がいつ抜け出せるか分からない大変な危機に瀕していますが、細心の注意を払い、一刻も早く穏やかな日常が再び訪れることを心から祈っています。○小松菜奈 コメント“寄生虫”がキーワードになるラブストーリーという今までにないユニークな作品で、柿本監督と林さんとこの作品でご一緒出来たことは非常に光栄でした。社会に馴染めない不器用な二人の恋愛は初々しく新鮮で、佐薙ひじりを演じる日々はとても愛おしく楽しい時間でした。視線恐怖症に苦しむ繊細なキャラクターである佐薙ひじりを演じるうえで、迷いや不安もありましたが、撮影が進んでいく中で彼女を理解していき、最後には素直に感情をぶつけられたと思います。林さんの現場に挑む姿勢は勉強になることばかりでした。演じる役や作品に対する姿勢やアプローチがとてもカッコ良く、そしてセリフや演技について相談すると倍にしてアドバイスを返してくれました。今回ご一緒出来てとても嬉しかったです。素敵な物語に柿本監督の個性が混ざり合い、きっとこれまでにない新しい作品になっていると思うので、ぜひみなさんにも楽しんで観て頂けたら嬉しいです。今や明日何が起こるか分からない不安定な状況が続いていますが、一日も早く世の中に明るい光が差す 事を心より願っています。○監督:柿本ケンサク コメント・『恋する寄生虫』をどのように映画化したいと考えたか僕は『恋する寄生虫』というラブストーリーを通しての在り方についてを描きたいと考えました。人間の心はどこにあるのか? 心は目にも見えないし形もないけど確かにそこにある。主人公の2人は虫に寄生され、そのせいでこの社会に馴染めずにいます。社会不適応に苦しむ2人こそが弱さを知る者なのです。今、社会全体が大変な状況に置かれている中、自分を含む多くの人が未来への希望を失う危機に瀕しています。こういう状況だからこそ、本当に大切なものが何かを見失わないよう常に自分自身の心に耳を傾けたい、そんな思いを込めて現場に臨みました。・林遣都、小松菜奈について林さんが、この映画に心を、小松さんが命を与えてくれました。主人公2人が抱える不安や悩みは目に見えるものではなく、心の奥の方に隠れています。そんな弱さを演じるのは簡単なことではない。その弱さに真剣に向き合ってくれたことに僕は日々、学びを得ました。結果、僕が想像していたものを遥かに超え、新しい物語へと成長させてくれました。(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会
2020年04月08日最新映画『糸』で共演している菅田将暉と小松菜奈が出演する「niko and ...(ニコアンド)」春の新WEBムービー「進化」が公開。昨秋の“森”の中とはガラリと趣が変わった、“水の上”で共演を果たしている。アートディレクションは、松任谷由実、「Mr.Children」、「ゆず」などミュージシャンのアートワークから、映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』、NHK大河ドラマ「江」、連続テレビ小説「半分、青い。」など、多岐にわたり手掛けている森本千絵が担当。何の変哲もない日々に光が射して、走らざるをえないほどに心が動きだしてしまう瞬間、そして1人で進化していくところから出会い、2人だからこそ進める、進化する喜びをかみしめる、開いていく心を可視化することで“春の小さな進化”を描いていく。また、アーティストには、2013年以来7年ぶりとなる「otto&orabu(しょうぶ学園)」を起用。社会福祉法人太陽会「しょうぶ学園」のパーカッショングループとヴォイスグループである彼らが奏でる音は、生命力があり、本能が喜ぶ力強さを有し、進化する喜びをかみしめ開いていく心を伝えるためにぴったりであることから再起用された。今回の撮影は、横幅約40m、背景は職人による手描き、床には実際に水を張るなど、こだわりのセットで行われた。静かでないといけない水面に気泡ができてしまうと、菅田さんは息を吹きかけたり、小松さんは指で突いたりしてこまめに消すなど、自然な気遣いを見せる2人。ブランドアンバサダーとなって3年目、映画での共演も多い菅田さんと小松さんは、お互いの影を踏む追いかけっこのような演出では、水上を激しく動き回らなくてはならないにも関わらず、息がぴったりの動きを披露。その名コンビぶりにカットがかかった後、スタッフからは感嘆の声と拍手が起きていた。その後、菅田さんが自分のジャンプで顔に水しぶきを浴びてしまい、髪から水が滴るほどびしょびしょに。驚いて目をぱちくりとさせる菅田さんを、心配しつつも思わず笑ってしまう小松さんだった。撮影を終えた2人は、一番楽しかったシーンを「影を踏むところ」(小松さん)、「あの追いかけっこが一番楽しかったね、びっしゃびしゃになって」(菅田さん)とふり返り、「体力がいる撮影だった」(小松さん)と言いながらも「でもいいよね、濡れてもいいやーっていう感じ」(菅田さん)と童心に帰ったかのよう。「小さいころにさ、水溜まりの所にあえて行ってたりしてた?」と小松さんが尋ねると、「してた!横の溝で帰ってた」と菅田さん。「そういうのしなくなったもんね」と菅田さんが言うと、小松さんも「うん、ちょっと懐かしい感じ」と応じていた。なお、中島みゆきの名曲を映画化した『糸』で菅田さんと小松さんが主演を務めることから、「niko and ...」とのコラボ企画も予定されている。「niko and ...」新WEBムービー「進化」は3月5日(木)より公開。TVCMは 3月6日(金)より放送開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:糸 2020年4月24日より全国東宝系にて公開©2020映画『糸』製作委員会
2020年03月05日小松台東の新作『ツマガリク〜ン』が本日11月28日(木)から12月8日(日)まで、東京・三鷹市芸術文化センター 星のホールで上演される。2010年旗揚げの小松台東。その劇団名は作・演出の松本哲也の出身地である、宮崎県の地名からとったもので、こまつだいひがし、と読む。全編宮崎弁で描かれる、日常のささやかなできごと、なにげない会話を繊細にすくいとる作品で評価を獲得している。ここ最近、『山笑う』『消す』『仮面』など、落ち着いたタイトルの作品が続いていた彼らだが、今回は一転、4コママンガのようなコミカルな雰囲気を漂わせる作品名だ。宮崎県に多くいるという「津曲(つまがり)」という苗字からとっているという。『ツマガリク〜ン』の舞台は、建設現場で使われる電気関係の材料を扱う「電材屋」。20代の頃、東京での仕事に挫折して故郷に戻った松本自身が3年ほど働き、あまりの忙しさから逃げるように辞めて再び東京へと向かった思い出の仕事場だ。そこで忙しく働く社長の息子ツマガリ君と、彼の会社の人々を描く。小松台東は今年、松本が公演のたびにキャスト・スタッフを集めるひとり体制から、4人体制へと変化を遂げた。松本に加え、これまでも彼の作品によく出演していた役者の瓜生和成、今村裕次郎、音響の佐藤こうじが小松台東所属に。番外公演を経て、今作が新体制で初となる本公演だ。松本作品ではおなじみの山田百次や荻野友里のほか、ナイロン100℃の廣川三憲も出演する。新しい局面を迎えたこの劇団が描き出す地方のある一日、その丁寧な筆致を味わいたい。文:釣木文恵
2019年11月28日女優の小松菜奈、門脇麦、俳優の成田凌、塩田明彦監督が31日、東京・TOHOシネマズ新宿で映画『さよならくちびる』の初日舞台あいさつを行った。『さよならくちびる』は、『害虫』(02)や『どろろ』(07)などで知られる塩田監督が脚本・原案を務め、小松演じるレオと、門脇演じるハルのインディーズデュオ・ハルレオが、ローディーとして2人を支える元ホスト・シマ(成田凌)と共に解散ツアーを巡る日々を描く。小松は、「北海道の最後のライブシーンで空き時間があって3人でなんとなくギター演奏して歌を歌って。気持ちもリラックスした中でやっていたので、3人がそろって何でもない空間で曲を弾いた時にすごく感動したというか。最初の頃は何もできなかったのに。うれしいというか感動して、頑張ってよかったと純粋に思いました」と楽器を懸命に練習して臨んだことも達成感につながったようだ。一方の塩田監督は、「ハルさん、レオさん、シマさんはそれぞれ歌いながら心を通わせて、歌いながら反発し合ったり、共感し合ったり」「歌のシーンであると同時に芝居のシーンだと思って、この人たちの歌詞をセリフをしゃべっているように撮ればいいと思って撮っていました」と説明し、「小松さんがインタビューで……」と取材時の小松の言葉を思い返した。小松がインタビュー時に語ったのは、「セリフを言うように歌えばいいんだと思ったら歌いやすくなった」。この言葉に塩田監督は、「思いは同じだった」と救われたという。ところが、このエピソードを終えた塩田監督から「何か一言」とコメントを求められた小松は、「怒られるのかと思いました!」と驚いた様子。塩田監督の“小松さんがインタビューで……”に身構えたようで、会場が笑いで包まれる中、司会も「お褒めの言葉でございました」とフォローしていた。イベントの締めくくりには、「この映画は秦基博さんとあいみょんさんのお二人が台本を読んでいただいて、一から書いていただいた曲。本当にすばらしい曲で、聴いた時は最初の感動が本当に忘れられなくて、その曲があってこの作品ができました」と2人の存在もしっかりとアピールした小松。「いろいろな年齢で感じ方も違うと思うので、淡々としている話の中にリアルな感情だったりとか、3人の愛おしい姿だったり、前向きになれる映画だと思うので、気に入っていただけたらうれしいです。何回も見てください」と観客に呼びかけていた。
2019年05月31日女優の小松菜奈と門脇麦が映画『さよならくちびる』(5月31日公開)で演じたギターデュオ・ハルレオの楽曲「さよならくちびる」が、音楽ストリーミングサービス・Spotifyの国内ウィークリーバイラルチャート(5月16日付)で2位になった。ハルレオは、門脇演じるハルと小松演じるレオで結成されたギターデュオ。孤独だった2人が出会い、路上から始めた活動はライブハウスを埋めるまで人気を獲得するが、やがて2人は解散を決断。映画では、解散ツアーで全国を巡る日々と葛藤を描いている。「さよならくちびる」は同作の主題歌で、シンガーソングライター・秦基博がプロデュースした楽曲。MVは、米津玄師「Lemon」やあいみょん「マリーゴールド」も手掛けた山田智和監督が担当し、ハルとレオ、マネージャー・シマ(成田凌)の3人で過ごす「最後の時間」をテーマに撮影した。バイラルチャートはSpotifyが独自の調査に基づき、SNSで話題の曲をランキング化したもの。同曲は「そうだ、映画行こう」「Buzz on TV」「演者、歌う」などのプレイリストにピックアップされ、再生数を伸ばしている。
2019年05月29日5月31日公開の映画『さよならくちびる』の公開記念イベントが21日、東京・渋谷のタワーレコード渋谷店で行われ、ダブル主演の小松菜奈と門脇麦、成田凌が出席した。本作は人気ギターデュオ"ハルレオ"のハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)が、付き人兼ローディーのシマ(成田凌)と巡った解散ツアーを描いた青春音楽ロードムービー。ダブル主演を務めた小松と門脇が劇中でギターと歌を初披露しており、主題歌のプロデュースには秦基博が、挿入歌の作詞作曲をあいみょんが担当している。イベント前日には、本作でギター・デュオ"ハルレオ"として登場する2人(小松菜奈と門脇麦)がCD「さよならくちびる」をリリースし、実際にメジャーデビューを果たした。CD発売は初めての経験となる小松と門脇。異口同音に「うれしいですね」と喜び、主題歌「さよならくちびる」をプロデュースした秦基博や挿入歌を担当したあいみょんとは、撮影中はもちろん、作品が完成した後のプロモーション時にも会ったという。門脇は「終わってから色々とお話を聞かせていただき、そういう気持ちで作ったんだということが知れてまた好きになりました」と振り返れば、レコーディングに秦の指導を受けたという小松は「レコーディングの時はすごく優しかったですよ」と秦に感謝しきりだった。イベントの最後には観客とキャスト陣が「さよならくちびる」を歌うコーナーも実施。門脇が「すごい感動しました! うれしいですよ。皆さんに届いているんだなと実感したし、皆さんの歌声が想像以上に優しくて感動しました」と思わず目を潤ませる場面も。小松も目頭が熱くなったようで、「こうやっていい機会を作っていただき、私たちも撮影の時間を思い出しました。グッと来て、本当にいい歌だと思いまし皆さんで歌った一体感が素敵でしたね」と感動した様子。続けて「みんなで作り上げてこういう作品ができ、素晴らしい曲も提供していただいて、本当に幸せだなと思います。沢山の方に見ていただきたいですね」とアピールしていた。映画『さよならくちびる』は、5月31日より全国公開。
2019年05月22日小松菜奈と門脇麦がW主演で女性ギター・デュオを演じる『さよならくちびる』。その完成披露イベントが4月24日(水)に行われ、小松さん、門脇さんに成田凌、塩田明彦監督、さらにサプライズで主題歌をプロデュースした秦基博が登壇した。成田凌、開口一番「付き人」に恨み節いま最も旬なキャストによる注目作をいち早く観る機会とあって、会場は満員。座席チケットは販売開始2分で即完売という超プレミアイベントとなった。場内の期待感が高まるなか、劇中で人気ギター・デュオ“ハルレオ”を演じたレオ役・小松さんとハル役・門脇さん、付き人兼ローディのシマ役・成田さん、そして塩田監督が大歓声に包まれて登壇。挨拶では成田さんが「予告編を観たら、菜奈ちゃんや麦ちゃんの役は『カリスマ』とか『音楽の天才』とか紹介されてるのに、僕は『付き人』って言われて(笑)。確かにそうなんだけど…」と開口一番恨み節を披露し、さっそく会場を沸かせていた。小松菜奈「一緒の練習なら楽しい」小松さんと門脇さんに、成田さんも全員ギターにほぼ初挑戦ということで、毎日何時間もの猛特訓を積んだという。中でも、歌も初挑戦となった小松さんは「スタッフさんは私のことが一番不安だったと思います。演奏して歌うのが3曲と聞いて、それを『出来るのかな』という心配や、みんなの前で披露したものが公開されるという怖さもありました」と、当初の心境を素直に吐露。その一方、「淡々と練習する日々でしたが、麦ちゃんっていう信頼できる人がいたので。なかなか出来なくてイライラするときもあったけど、一緒の練習なら楽しいし、難しいところとかを素直に共有出来て、だんだん楽しくなりました」と、笑顔で明かした。また、音楽の天才・ハルを演じた門脇さんは、撮影開始の1か月半ほど前から練習を始めたといい、「最初は個人個人で先生についてもらって練習していたので、孤独な戦いでした」とふり返りつつ、「プライベートで渋谷の街を(小松菜奈と)二人でギターを背負って歩いて、一緒にカラオケに行って練習しました。お互い一人で孤独感を感じながら練習しているというのを聞いて、『共に戦っているんだ!』という気持ちになって、良いターニングポイントになりました」と告白。「しかも二人で演奏すると楽しいので、そもそも『音楽は楽しい』と言うところから始めたんだ、という大事な忘れかけていたことを思い出すタイミングになりました」と、練習時のエピソードを語った。「二人が楽しく練習しているのを今知ってショックです」ハルレオを支えるローディで、元バンドマンという役柄の成田さんは、「僕はギターもやりましたが、主にタンバリン担当なので(笑)」と再び観客を笑わせつつ、「僕は一人でストレスを溜めながら練習していたので、二人が楽しく練習しているのを今知ってショックです。シマは元バンドマンでギターがかなり上手いという設定だったので、大変でした。でも最後は『僕の手元を撮ってくれ』と監督に伝えました」と語った。そんな3人の演奏について、本作をオリジナル作品として完成させた塩田監督は「完璧でした!」と絶賛。「撮影に入る前にスタッフの前で衣装を着て、小松さんと門脇さんに歌と演奏を披露してもらいました。もう感動!『目の前にハルレオがいる!』と思ったし、感極まって泣いているスタッフも居たくらい。でもその頃成田くんは、控室で孤独に練習していました(笑)」と、成田さんをオチにしたエピソードを語ると、会場には大きな笑いが起こった。門脇麦「キノコネタで遊んでいました(笑)」今回、小松さんと門脇さんは初共演。お互いの印象について、「麦ちゃんはとにかく落ち着いていて、でもふざけるときは一緒にふざけてくれます」と小松さんが語ると、門脇さんは「劇中で二人ともマッシュヘアだったんです。でも菜奈ちゃんに、シメジって言われて、私はエノキって言い返しました。撮影中の写っていない時間の半分はキノコネタで遊んでいました(笑)」と微笑ましいエピソードを語り、その仲良しぶりに会場は温かい笑いに包まれた。そんな両人に塩田監督は絶賛を贈っており、小松さんには「インスピレーションの人。現場で感じたことをそのままふっと演じるから、あんまり細かい指示をするより、基本野放しにして面白い。動きの一つ一つが映画的でかっこいいので見とれちゃいました」とコメント。門脇さんについては、「ものすごく周到に準備してくるし、脚本も読み込んでくる。そのくせ現場に入ると、即座にフィットするんですよ。実際撮影に入ってみないと、演技の距離感とかは分からないんですが、どういう撮影でもアジャストする」と、それぞれ直球でベタ褒めした。秦基博「褒めた」のに「どうせお世辞」と言われ…本作では、劇中でハルレオたちが演奏する主題歌「さよならくちびる」を秦さんが、挿入歌「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」をあいみょんが提供していることも大きな話題となっている。本楽曲について小松さんは「最初に秦さんが歌っているデモテープをもらったんですが、それを聴いた時点で『もう完成している!』と思って…本当にこのまま秦さんが歌って出せちゃうという位、感動するものだったんです。それで台無しに出来ないというプレッシャーがありました」と吐露、「女性二人の心情が繊細で感動的で、大好きな曲です」と明かした。一方、門脇さんは「劇中ではハルがこの曲を作っているという設定でした。ハルがずっと仏頂面だったので、表現しきれない部分があるのではないかと不安でした。でもハルは台詞で自分の心情を説明するキャラクターではなく、この歌に全てが込められているので、この曲に何度も助けられました」と、演技への好影響を語った。また、サプライズ登場した秦さんは、レコーディングの際のエピソードについて「ボーカルブースって一人だし緊張感があるんですよ。ですから、今回“ハルレオ”の良いところはなるべく褒めて、伝えるようにしました。良い歌を収録できたと思ってたんですが、後日小松さんが『どうせお世辞だよ』て言っていたというのを聞いたので、『頑張って褒めたの返して』って思いました(笑)」と冗談交じりにコメント。「緊張していたし、最初は怖い人かと思って、怒られるんじゃないかと心配で…(笑)。優しいですけど実際は」と、小松さんが当時の気持ちを打ち明けると、会場は爆笑に包まれた。そして、塩田監督は「聴いたらブワーって鳥肌が立ちました。シナリオでもあり演技でもあり、全体のテーマでもある。つまり、一番大事なところを人に任せているんですよね。この1年毎日聞いているんですが、それでも聴き飽きない凄い曲です。本当に感謝です」と熱く語っていた。『さよならくちびる』は5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよならくちびる 2019年5月31日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2019「さよならくちびる」製作委員会
2019年04月25日北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が、映画『さくら』(2020年初夏公開)に出演することが2日、わかった。同作は、西加奈子による同名ベストセラー小説を実写化。ハンサムで人気者の長男・一(吉沢)と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹・ミキ(小松)。そして、平凡な次男のボクこと薫(北村)。風変わりだけど、幸せな家族だったが、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、運命が大きく変わっていく。そんな家族に愛犬のさくらはいつも寄り添っていた。長谷川家の次男、大学生の薫を北村、超美形の妹・ミキを小松、そして人気者の長男・一を吉沢が演じ、過酷な運命に立ち向かう3兄妹となる。監督は『三月のライオン』(ベルギー王室主催ルイス・ブニュエル「黄金時代賞」受賞)、『ストロベリーショートケイクス』(バルセロナ・アジア映画祭・国際審査員特別賞)など海外からも高い評価を受け、詩情溢れる作品を多数生み出してきた矢崎仁司が務める。○北村匠海 コメント吉沢亮さん小松菜奈さんをはじめとする本当に強力かつ個性のある共演者の皆様とお芝居できる時間がとても幸せに思います。一つの家族の大きな愛、小さな愛、一匹の犬にまつわる、愛情。端的には言えない、愛と情の物語です。丁寧に一言一言を紡いで力を合わせて作り上げていきたいと思います。頑張ります。○小松菜奈 コメント矢崎監督とのお仕事は今回が初めてで、共演者の方々と一つの家族になるのは緊張でもあり未知の世界ですが、これからこの家族にどんな色がついていくのかとても楽しみです。原作からも浮き出てくるリアルな家族のやり取りと喜怒哀楽の光景がとても微笑ましく、その中で感じる生きるとは何か・愛とは何か・家族とは何か、そんなメッセージが伝わる心温まる再生物語だと感じました。今回演じさせていただく末っ子のミキと常に向き合い、とても奮闘する日々になると思いますが、自分の感じた想いを大切にミキとして生きていきたいです。○吉沢亮 コメント矢崎監督、共演者の皆様は初めましての方ばかりで、皆様とどのような家族ができあがるのか、とても楽しみです。不安もありますが、監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精一杯生きたいと思います。僕自身男4人兄弟で、女姉妹に憧れていました。妹、ワクワク。○関顕嗣プロデューサー コメント西加奈子『さくら』は、家族をテーマにした傑作小説です。映画化にあたり、配役はとても重要でした。 兄弟妹をどの俳優に相談すべきか?初心に戻り原作からのイメージをまとめてオファーを開始しました。 結果、望み通りのキャスティングに決まったのです。この出会いに感謝しています。 北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、の三人の共通項は、その演技力にあると感じています。今を代表する人気俳優陣である事と同時に、彼らが演じる人物達は、強烈な存在感を観客に植え付けています。矢崎仁司監督のタクトによって、素晴らしい和音を奏でて頂けると期待しています。
2019年04月02日小松菜奈と門脇麦がW主演を務める映画『さよならくちびる』(5月31日公開)の本予告映像が21日、公開された。同作では、数々の大ヒット作を生み出してきた塩田明彦監督が、自らのオリジナル脚本をベースにキャリア初の“音楽映画”に挑戦。インディーズの音楽シーンで一時期話題になった2人組女性バンド“ハルレオ”。解散を決めたレオ(小松)とハル(門脇)は、バンドのサポートをする“ローディ”の志摩(成田凌)とともに、解散ツアーとして、全国を巡る。しかし、レオは志摩に恋を、志摩はハルに思いを寄せ、ハルもレオに友情を越えた感情を抱いていた。公開された本予告では、秦基博が手がけた主題歌楽曲「さよならくちびる」と、あいみょんが作詞作曲した「たちまち嵐」が、“ハルレオ”の歌声で披露される。突然解散を決めたレオとハルに、「2人とも本当に決心は変わらないんだな?」と問いかける付き人のシマや、全国ツアーの道中衝突を繰り返すレオ、ハル、シマの3人の姿が描かれる。途中のシーンでは、優しく慰めてくれたシマにキスを迫るレオの姿や、ステージの楽屋裏でハルに迫るシマの姿、そして、自販機にもたれかかるハルのくちびるを強引に奪うレオの姿といった、“衝撃的なキスシーン”の数々も。“ハルレオ”のキスの瞬間を捉えた印象的なカットも公開となった。劇中、小松と門脇の2人は、 “ハルレオ”の楽曲を実際に自らの歌声と演奏で披露。キャリア初の歌唱演技となる小松は、門脇と共に数ヶ月のトレーニングを経て、息の合ったコーラスはもちろん、ギター演奏も完璧にこなせるまでに上達し、エモーショナルなライブシーンの撮影を成功させた。
2019年03月15日●『サムライマラソン』の「難しい役」今から約5年前、小松菜奈は長編映画デビュー作『渇き。』での演技が高く評価され、第38回日本アカデミー賞で池松壮亮、上白石萌音、登坂広臣、能年玲奈(その後、のんに改名)、福士蒼汰と共に新人俳優賞を受賞した。授賞式のスピーチでは、このような言葉を残している。「新人の時にしかもらえないこんな素敵な賞をいただけて本当にうれしく思います。今までに感じたことのないプレッシャーだったり、不安だったり、また、新しい良い刺激を受けることができました。あらためてこの新人賞をいただけて、とても幸せです」その後の活躍は、多くの人の知るところ。『渇き。』以降、13作に出演し、あらゆる役柄に身を投じてきた。なぜ、彼女は映画界でここまで求められ続ける存在になれたのか。15作目に巡って来た『サムライマラソン』(2月22日公開)でも、佐藤健、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、豊川悦司、長谷川博己というそうそうたる顔ぶれのなかでも異彩を放っている。幕府が開国を迫られる中、安中藩主・板倉勝明(長谷川博己)は危機感を抱き、藩士たちの心と身体を鍛えるために十五里(約58km)の徒歩競争を開催。「優勝者はどんな願いも叶えられる」と聞いて藩士たちが色めき立つ中、城を抜け出した勝明の娘・雪姫(小松菜奈)は男装で身を潜めるも、競技に参加することを決意する。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第6回は女優・小松菜奈。『渇き。』から多くの作品を経て、彼女の中には一体何が蓄積されているのか。約4年半ぶりのインタビューで、その変化と成長を探った。○■男装役・熊之助を演じる工夫――こうしてお話をうかがうのは、『渇き。』(14)以来です。ありがとうございます。――タイトル通り、「走る」ことが大きなテーマとなっている作品です。すごくつらそうな表情もストーリー展開に絡んで、観客を独特の興奮状態に引き込むようなが画力がありました。演技のみならず、求められる領域が広かった作品だったのではないでしょうか。そうですね。とにかくずっと走って(笑)。監督(バーナード・ローズ)は、雪姫という一人の女性を、海外の人が見ても「かっこいい」と思える女性として描きたいと。雪姫は好奇心にあふれていて、自ら外の世界に飛び出し、江戸や西洋で絵画を学びたいという夢を抱いています。父はそれに猛反対しているので、余計に反発する思いもあって。男装して熊之助と名乗り、外の世界に飛び出すと多くの人との出会いが待っていました。初めて人が斬られるところを目の前で見たり、そういうつらい体験もありますが、やっぱり何事にも飛び込んでいく勇気はかっこいいですし、人間味があってとても魅力的な人物です。熊之助は、一人の人間として、雪姫とは違う部分が伝わればいいなと思って、監督とも話し合いました。――監督が「難しい役」とおっしゃっていたのは、つまりはそういうことですか。撮影前からプレッシャーみたいなものはすごく感じていました。雪姫が大事な役どころでもあるので……その上、そうそうたる方々が出演されています。●「役者は役者を育てる」の真意――しかも、海外との共同制作。そうなんですよね。だからもう、あまり考え込まずに、「大丈夫」と言い聞かせながら(笑)。所作に気をつけて、雪姫の凛とした美しさを意識しつつ、熊之助になると、大胆に動いてみるとか。そういう違いを見せられたらいいのかなと思いながらの撮影でした。男性だけではなく、女性の所作も教えていただいて。それぞれを叩き込みつつ、熊之助にちょっと女性の所作が残っていてもいいのかな、とか。熊之助はそれまで男性として生きたことはないわけですから、女性の所作が残っていても自然ですよね。監督は、熊之助になった時の「汚れメイク」をすごく気にされていました。やっぱり、男の子っぽく見えないとダメなので。衣装合わせのときでも、結構細かくメイクテストを重ねました。そういう細かいところにもこだわりがありました。――汚れることやハプニング、アドリブもOKの現場だったんですよね。そうなのですが、私は高級な着物を着ていたので、スタッフさんからは「一枚しかないから、汚さないで」と言われていたのですが、監督は「そんなの気にしなくていいんだよ!」と(笑)。どちらも考えつつ、でも自由にやることも意識しました。アドリブも「どんどんやってほしい」という現場だったのですが、竹中(直人)さんがとにかくすごくて(笑)。竹中さんのアドリブがいつ飛び出すのか、気になっちゃいました(笑)。――確かにすごかったです(笑)。面白いですよね。ほかにも濃いキャラクターがたくさん出てくるので、そこにも注目してほしいです。――演じる上で刺激にもなりそうですね。そうですね。竹中さんに負けないよう、他の方とも「がんばりましょう!」と励まし合っていました(笑)。そういう、良い意味でのライバル意識みたいなものはありましたし、その中でもとにかく自分を出してそのキャラクターを際立たせなきゃみたいな気持ちで臨んでいました。○■主要キャストの中で紅一点――シンプルなストーリーなのですが、後半にいくにつれて、役者の方々のエネルギーに引き込まれました。小松さんは過去に「役者が役者を育てる」ということもおっしゃっていましたよね(公式サイトのインタビューより)。まさにそういう現場だったのでは?今回も一人ひとりの役のプロセスは、現場で決めていく感じだったのですが、もちろん台本もあって、そこと向き合って現場に入るということはもちろんですが、それとは別にあの環境下でもあるので、野性的なエネルギーを感じながらというか。――しかも、男だらけ(笑)。そうなんですよね。すごくパワーにあふれる現場でした。私、お兄ちゃんが2人いて育ったので全然違和感がなくて、すごく楽しくて(笑)。みんなで役に対しての話もしましたし、もちろん違う話も。1カ月半ほど、ずっと山形での撮影でした。ホテルに泊まって、東京と行き来する方もいましたが、私はずっと山形にいました。●『渇き。』の本音「なぜ泣かないといけない?」――そうやって、撮影期間は現場にしっかり入り込みたいタイプですか。そうですね。地方ロケということもあって、他の仕事ができないというのもありますが、撮影がはじまったら、その作品にどっぷりと浸かりたい。しっかり入り込めるので、地方ロケは好きなんです。都内の場合は自宅に帰ってリラックスしちゃって、気持ちも変わってきちゃったりするので。だったら、地方でガッツリ、みなさんと一緒にとことん追い込んでいくのが一番好きです。――その分、終わった時の喪失感もありそうですね。めちゃくちゃ寂しいんですよ! 現場ではいろいろな出来事が巻き起こっていたので、みなさんいろいろな思いがあるはずです(笑)。全員で駆け抜けた疾走感というか、達成感をすごく感じました。――実際に走ってましたもんね(笑)。結構走りました! 最後はみんな吐きそうになって(笑)。1日1日が濃い撮影だったので、いろいろなことが心に残る作品になりました。○■最近ようやく感じる「おもしろい」――ちなみに、「演技で蓄積されているもの」と聞いて何を思い浮かべますか? 『渇き。』は長編映画デビュー作となる、「女優・小松菜奈」にとっては“はじまり”の作品です。まっさらな状態で取材をさせていただいてから、約4年半が経ちました。当時のご自身と比較して、何が蓄積されていると思いますか。「感情移入」です。もちろん、生の感情なので、ただ単に「涙を流すこと」ではなくて。実は、いつもその「感情」の部分で苦労してきたんです。昔は、泣くお芝居になると違うことを想像して泣いたりするのかなと思ってたんです。でも、それだと「感情」とは全然違うから、やっぱりいけないと思って。『渇き。』の時は、「なぜ泣かないといけないんだろう」って思うこともあったんです。自分自身は悲しくもないのに泣いたり、怒りたくもないのに怒ったり。役者さんってすごいなと思っていて。でも、役を演じている中でスッと瞬間的にその気持ちに入ることができたり、相手役の方のお芝居を見ても新鮮な気持ちになれることもあったり。自分が台本を読んでいる中では「ここは泣けない」とか、そういう感情にならないのに、その人が演じることによって、役が物語に吹き込まれていく。自分が演じる中でも、相手のお芝居を見ていく中でも、そういうことをすごく感じることがこれまで何度もありました。お芝居の仕事は、それをすごく近くで見ることができるので、「おもしろい」と思えた。お芝居をしているんですけど、周りの方のお芝居をすごく見ちゃうんですよね。役として現場にいますけど、自分としても相手の役をつい見てしまう。だからこそ、「役者は役者を育てる」と思っています。その人のセリフのおかげで、自分の役の気持ちが成立している。それってすごいことなんですが、それを「おもしろい」とも最近ようやく感じることができるようになりました。だからこそ、その役としての感情でいることができて、その役の感情が自然と溢れ出てくる。――終わりというか、明確なゴールがないからこそ、難しくも魅力的な仕事ですね。そうですね。新しい作品に出させていただくと、そこには新たな出会いが待っています。――特定の作品によって、大きく変化したということでもなさそうですね。作品を重ねるにつれて、次第に変化していったというか。いろんな現場をやっていく中で……例えばセッティング中でも感情を続けないといけない。現場ではそうやって、どうしても感情を続けられない時が必ずあります。でも、もとの感情に引き戻す、持続する集中力も試される……というか、もちろんその集中力がないといけない。それを昔はできなかったのですが、「のめり込む瞬間」を感じた時、「昔の自分と変わった」と実感しました。別の作品では、3時間待ちの時もありました。それでも役の感情は続いているから、そこに持っていかないといけない。そのためには、エネルギーというかものすごいパワーが必要で。本番でそれを出しきれなかったりすると後悔するので、休憩中も必死に高めています。■プロフィール小松菜奈1996年2月16日生まれ。東京都出身。身長168cm。2008年からモデルとして雑誌を中心に活動し、多数のCMやPVに出演。役所広司が主演を務めた映画『渇き。』で長編映画デビューを飾り、第38回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。その後も、『近キョリ恋愛』(14)、『予告犯』(15)、『バクマン。』(15)、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)、『ヒーローマニア -生活-』(16)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『溺れるナイフ』(16)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)、『沈黙 -サイレンス-』(16)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『坂道のアポロン』(18)、『恋は雨上がりのように』(18)、『来る』(18)に出演。公開待機作には『さよならくちびる』(2019年5月公開)、『閉鎖病棟(仮)』(2019年11月公開)がある。
2019年02月21日小松菜奈と門脇麦がW主演を務める映画『さよならくちびる』(5月31日公開)のショート予告が21日、公開された。同作では、数々の大ヒット作を生み出してきた塩田明彦監督が、自らのオリジナル脚本をベースにキャリア初の“音楽映画”に挑戦。インディーズの音楽シーンで一時期話題になった2人組女性バンド“ハルレオ”。解散を決めたレオ(小松)とハル(門脇)は、バンドのサポートをする“ローディ”の志摩(成田凌)とともに、解散ツアーとして、全国を巡る。しかし、レオは志摩に恋を、志摩はハルに思いを寄せ、ハルもレオに友情を越えた感情を抱いていた。劇中で小松演じるレオ、門脇演じるハルで構成する、人気ギター・デュオ「ハルレオ」は実際に2人とも自らの歌声で撮影に臨んだ。小松、門脇共に数ヶ月のトレーニングを経て、実際にギター演奏をしながら楽曲を披露できるまでになり、ライブシーンの撮影を成功させたという。主題歌「さよならくちびる」は秦基博、挿入歌「たちまち嵐」をあいみょんが作詞・作曲しており、今回の予告で初公開された。予告編は、カリスマ的存在のレオと、才能の持ち主ハルのデュオが突然解散を決めるところからスタート。2人が秘めた想いを歌に乗せ奏でるほか、まさかのキスするようなカットも。シマを含めた3人の関係とその行く末が気になる予告となっている。併せて、ハルレオ、シマの3人が全国ツアーに向かう車中の様子を捉えたシーンや、ハルとレオの練習風景をおさえた劇中写真も公開された。さらに、4月5日には同作のノベライズが徳間文庫より発売されることも決定した。
2019年02月21日小松菜奈と門脇麦がW主演を務める、『どろろ』の塩田明彦監督キャリア初の音楽映画『さよならくちびる』。この度、劇中で小松さんと門脇さんが組むギター・デュオ「ハルレオ」が歌う楽曲のプロデュースを、秦 基博とあいみょんが担当することが決定した。今回、秦さん提供曲の主題歌「さよならくちびる」と、あいみょんさん提供曲の挿入歌「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」は、それぞれ本作のために書き下ろされた楽曲。劇中では、レオ役の小松さんとハル役の門脇さんが演奏し、歌唱する。小松さんにおいては、映画やCMなど含め、今回キャリア初の歌唱演技!さらに2人とも、数か月のトレーニングを経て、実際にギター演奏をしながら今回の楽曲を披露できるまでになり、ライブシーンの撮影を成功させたという。主題歌「さよならくちびる」をプロデュースした秦さんは、曲はもちろん、歌詞の全てまで手掛けており、「最初に頂いた脚本にあった『さよならくちびる』という塩田監督の言葉を元に、小松菜奈さん、門脇麦さんの演じるハルレオの声、この映画の世界をイメージしながら曲を書きました」と語り、「今回、お二人とレコーディングさせて頂きましたが、お二人の、飾らない真っ直ぐな歌声によって『さよならくちびる』という曲は完成するのだと改めて感じました。多くの方に、楽しんで頂ければ幸いです」とコメントしている。また、挿入歌2曲を作詞・作曲・プロデュースした最旬女性シンガーソングライター・あいみょんさんは、「たちまち嵐」について「楽観的だけど、芯のある楽曲をイメージしました」と言い、「誰にだって訳がある」については「皆それぞれ、理由があって今その場に立っていて、好きな物にも嫌いな物にもきっと理由がある。傷つくこと、泣きたくなることや嬉しくなることにも。沢山の感情を背負って心臓を走らせ生きているハルとレオに、少し訳ありの歌を作りたいと思いました」と楽曲に込められた思いを語っている。『さよならくちびる』は2019年5月、全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:さよならくちびる 2019年初夏、全国にて公開予定(C)2019「さよならくちびる」製作委員会
2018年12月14日女優の小松菜奈さんと吉田羊さんが都内で開かれたロッテ『乳酸菌ショコラ』のイベントに出席。季節の変わり目となるこの時期におすすめの “腸内環境改善トレーニング” について、おふたりが実演してくれました!トレーニング姿で登場!今回のイベントは、ロッテが開発した「1日3分腸内環境改善トレーニング」の発表会。ゲストとして、チョコレートブランド『乳酸菌ショコラ』のサポーター、小松菜奈さんと吉田羊さんがトレーニング姿で登場です!まずは、おふたりが声で出演されている「1日3分腸内環境改善トレーニング」の動画がお披露目されました。このトレーニングは、健美腸ドクターとして知られる医師の小林暁子先生とセントラルスポーツ株式会社との共同でつくられたもの。1日3分の簡単なトレーニングをすることで、腸内環境の改善が促されるそうです。このトレーニングについて、小松さんは、「運動を習慣づけようと思っても違うことしたり、今日は休んじゃおうとか思ったりするけど、3分なら続けられますね」とコメント。吉田さんは、「3分はあっという間ですし、ラーメンにお湯を入れてできあがるまでの間に運動ができるので、“ながら” トレーニングが可能ですね」と答えていました。小松さんのリズム感が…続いて、おふたりがステージでトレーニングにチャレンジです。音楽に合わせて膝を直角に上げる運動をするのですが、小松さんは「私、リズム感ないから大丈夫かな……」と不安そう。そんな彼女に「リズムにあわない菜奈ちゃんも見てみたい。かわいいだろうな」と声をかける吉田さん。仲の良い姉妹のようです。ということで、まずは小松さんからスタート。音楽がはじまり、リズムに合わせて膝を上げなければならないのですが、いまひとつリズムに乗り切れていないようです。いっぽうの吉田さんは、リズム感もバッチリで美しいトレーニング姿を披露されていました。たまらなくかわいい!トレーニングが無事終わり、ほっとした様子のおふたり。膝上げの感想を問われると…小松さんリズムとるのが難しかったんですけど、羊さんが優しく声かけしてくれて、楽しかったです。吉田さんリズムに乗れていないような菜奈ちゃんがたまらなくかわいいですね。(この運動は)簡単そうに見えますけど、片脚なので、体幹がしっかりしていないとふらつきます。なので、体幹も鍛えられるとてもよいトレーニングだと思います。その後、トレーニングのごほうびとして『乳酸菌ショコラ』を実食。「トレーニング後は甘いものを欲しているので、うれしいです!」とふたりともおいしそうに食べていました。鍛えたい部位は…?続いて行われたトークセッションでは、おふたりがトレーニングについて語ってくれました。小松さんは、ふだんから走ったりジムに行ったりして、運動することや汗をかくことが大好きとのこと。吉田さん菜奈ちゃんのイメージって、ヘルシーな美しさがありますよね。小松さんでもリズム感はないです(笑)。吉田さんリズム感はなさげですね(笑)。と再び小松さんのリズム感をネタにしながらも、おふたりは本当に仲がよさそうです。さらに、今後やってみたいトレーニングについてもふたりの意見は一致。小松さん私は背中がきれいだといいなと思っていて…。衣装で背中が見えるときに、背中がきれいだと女性らしさを感じてドキッとします。なので、背筋を鍛えたいです。吉田さん私も背中を鍛えたいと思っているんです。携帯依存症的なところがあり、スマホ首になりがちで、カメみたいになっちゃうんです。なので、背中の筋肉を鍛えたいです。この美しいおふたりが声で出演されているトレーニング動画は、10月17日からロッテの公式サイトで公開されています。優しく応援する「小松菜奈のチョコ指導ver」篇、厳しく指導する「吉田羊のムチ指導ver」篇の2篇があり、腸腰筋や大腰筋を刺激する6種類のトレーニングが紹介されているので、腸の調子を整えたい人はぜひチェックしてみてください。以上、『ロッテ 乳酸菌ショコラ「1日3分腸内環境改善トレーニング」』発表会イベントレポートでした!
2018年10月19日女優の小松菜奈と門脇麦が、新作映画『さよならくちびる』(2019年初夏公開)のW主演を務めることが24日、明らかになった。同作では、数々の大ヒット作を生み出してきた塩田明彦監督が、自らのオリジナル脚本をベースにキャリア初の“音楽映画”に挑戦。インディーズの音楽シーンで一時期話題になった2人組女性バンド“ハルレオ”。解散を決めたレオ(小松)とハル(門脇)は、バンドのサポートをする“ローディ”の志摩(成田凌)とともに、解散ツアーとして、全国を巡る。しかし、レオは志摩に恋を、志摩はハルに思いを寄せ、ハルもレオに友情を越えた感情を抱いていた。塩田監督は「日本映画の最前線を美しく、軽やかに疾走する小松菜奈さん、門脇麦さんと映画を撮るチャンスを頂いたとき、最初に脳裏に浮かんだのが“くちびる”という言葉でした」と明かす。「お二人の、あの美しいくちびるとくちびるの間からひとつの言葉、ひとつのメロディが生まれ、音楽として響く。そこに成田凌さんという、なんとも柔らかな魅力をもった青年が絡んで、音楽はさらに重層化していく。抽象的ですが、そんな映画をいま、彼らと力を合わせ、創り上げようとしております」と意気込みを語った。居場所を求める3人の若者たちが「言いたいけど言えない」という複雑な思いと、現実と折り合いの付かない夢のきらめきを胸に、旅を続ける同作。函館、大阪、新潟他、全国各地にて、主に今年の夏を中心にロケを実行する予定だ。○小松菜奈コメント不器用ながらももがいて自分の居場所をみつけようとしてる、そんなレオの人間臭いところにとても惹かれました。今回の撮影では自分が今まで経験したことのないことにも挑戦したり、不安は大きいですが私もレオのようにぶつかりながら作品の中で何かを見つけられるといいなと思います。そしてお二人とも初共演なので、門脇麦ちゃん(ハル)と成田凌さん(志摩)と監督やスタッフさん皆さんと切磋琢磨しながら一瞬一瞬を大事にしていきたいと思います。色々な場所でみんなと楽しく旅してきます。○門脇麦コメント映画に興味を持ち始めた10代の頃から憧れだった塩田監督、個人的にずっと前から大好きな菜奈ちゃん、3度目ということもありとても信頼感のある成田くん、そんな方達と作品を創れるなんて楽しみでしかありません。まだ詳しいことは言えませんが音楽映画ということで、劇中で流れる音楽、とってもとっても素敵です。撮影期間中、私は何度もこの音楽たちに救われるのだろうと思います。良い作品になるよう全力を尽くします。○成田凌コメント塩田明彦監督の、新作、そして、オリジナル作品、この作品に関われること、すごく嬉しく思います。ハルレオ、門脇麦さん小松菜奈さん。いい作品ができることは間違いないです。お楽しみに。
2018年06月24日映画『恋は雨上がりのように』(5月25日公開)の公開初日舞台挨拶が25日に都内で行われ、小松菜奈、大泉洋、清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、永井聡監督が登場した。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。舞台挨拶では、大泉がサプライズで小松にメッセージを送ることに。大泉は「撮影の時から映画を座長として引っ張っていました小松菜奈さんに、この場を借りて、皆さんを代表して私から言葉を贈りたいなと思っています」と改まって言葉を紡いでいく。「夏の映画でございまして、夏だと思ってご覧になったと思うんですけど、撮ったのは12月でございますから。本当に寒い中、みんな頑張ってたわけですけども」と、"大泉節"をきかせながら語る大泉。中でも寒いシーンが多かったという小松に「決して弱音を吐かない。『寒いでしょ』ってどんなに聞いても、『寒くないです』と言い張る。結局風邪をひくわけですけども『プライベートの風邪です』とよくわかんない言い訳をしながらですね、頑張ってきて」と撮影を振り返った。大泉はさらに映画のキャンペーンに忙しかった小松をねぎらい、「このように初日を迎えられたのはあなたのおかげだと思って感謝しております」と語る。「みなさんの思いの詰まった花束をお渡しできればと思います。菜奈ちゃん、どうも、お疲れ様でした。」と花束を渡した。大泉の話を聞きながら、目を潤ませていた小松は「こんなことあるんですか? 聞いてないです。全然」と驚きを表す。小松は「高校生とおじさんの恋と聞いたときに、どんなお話なんだろうなと思っていたんですけど、人を好きになることは理屈じゃないなと純粋に思える作品に出会えたのは初めて」と同作への思いを吐露。「最初はあきらに対して難しいなと思ってたんですけど、演じてる中であきらの真っ直ぐさが美しいなと思えて」と振り返り、「すごく毎日が楽しかった撮影でした」と改めて頭を下げた。
2018年05月25日“女子高生”・小松菜奈と“バツイチの中年男性”・大泉洋の恋愛と成長を描いた『恋は雨上がりのように』が5月25日(金)より公開される。年の差恋愛をテーマした本作の魅力、気になる共演者同士のエピソードをまとめた。■あらすじ陸上の夢を怪我で絶たれてしまった主人公の女子高生・橘あきら。偶然訪れたファミレスで放心しているところに、優しく声をかけてくれたのは店長の近藤正己だった。 それをきっかけに、あきらはファミレスでのバイトを始める。バツイチ子持ちで、ずっと年上の近藤に密かな恋心を抱きながら… 。 あきらの一見クールな佇まいと17歳という若さに、好意をもたれているとは思いもしない近藤。しかし、近藤への想いを抑えきれなくなったあきらはついに告白する。近藤は、そんな真っ直ぐな想いを、そのまま受け止めることもできず――。真っ直ぐすぎる17歳とバツイチ子持ちで冴えない45歳。年齢差28歳の2人の関係はやがて、それぞれが自分自身を見つめ直すきっかけとなり…。 陸上の夢を故障で経たれ、陸上と向き合うことを避けてきたあきらと、かつて夢見ていた小説家の夢から目を背けてきた近藤。ともに“夢をあきらめた”経験を抱えている2人は、片想いをきっかけに、やがてお互いが自分自身と向き合う“人生の雨宿り”となり、少しずつ勇気を取り戻して成長していく。■眉月じゅんによる同名漫画を実写化!原作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載中の眉月じゅんによる同名漫画。2014年の連載開始直後から話題となり、「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクイン。さらにはアニメ化もされるなど、勢いの止まらない人気を獲得している。そんな原作を読んだ小松さんは「最初は女子高生とおじさんの恋愛の話かなって思いましたが、読み進めていくと2人の成長物語のように思います。微笑ましく、ちょっぴり泣けたり、大切な想いだったり、人を好きになることだったり、読んでいてなんとなく背中を押してくれる感じがしました」と感動をあらわにしていた。■キャスト小松さんと大泉さんW主演が大きく取り上げられる中、脇を固めるキャストもフレッシュな顔ぶれが勢ぞろいしている。ここではそんな主要キャストを一挙紹介!主人公の女子高生・あきら役/小松菜奈主人公の女子高生・あきらを演じるのは、鮮烈なデビュー作『渇き。』で話題を集め、その後も『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など話題作に出演する小松さん。近年ではマーティン・スコセッシ監督『沈黙-サイレンス-』で世界進出もし、若手実力派の仲間入りを果たした。モデルとしても活躍し「シャネル(CHANEL)」のブランドアンバサダーも務める。あきらの寡黙だが凛とした佇まい、細かな感情表現を演じるのに、小松さんはハマリ役といえるだろう。冴えないファミレス店長・近藤役/大泉洋あきらに恋心を寄せられるファミレス「ガーデン」の店長・近藤を演じるのは、『駈込み女と駆出し男』で第58回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、その後も『アイアムアヒーロー』など数々の作品に出演する大泉さん。『探偵はBARにいる』などの人気シリーズ作にも出演し、その存在感ある演技力はもちろん、声優、作家、歌手などマルチに活躍している。本作では幅広い年代から愛される大泉さんが、冴えないけれども、誠実で優しさにあふれた中年男性をどう演じるのか、注目を集めている。フレッシュな顔ぶれから演技派の俳優陣が多数出演!「トットちゃん!」で黒柳徹子役を演じて話題を集め、現在は連続テレビ小説「半分、青い。」に出演する清野菜名が、小松さん演じるあきらの親友で陸上部のキャプテン・喜屋武はるかを熱演。ファミレス・ガーデンの大学生バイト・加瀬亮介を、連続テレビ小説「ひよっこ」の磯村勇斗、あきらのクラスメイトでバイト仲間の吉澤タカシを「僕たちがやりました」の葉山奨之、あきらのバイト仲間・西田ユイを「コウノドリ」や連続テレビ小説「ひよっこ」の松本穂香。そして、他校の陸上部ながら、密かにあきらのことを目標にしてきた倉田みずきを、「南くんの恋人~my little lover」『未成年だけどコドモじゃない』の山本舞香が演じるなどフレッシュな顔ぶれも勢ぞろい。ほかにもファミレス・ガーデンのウェイトレス・久保を濱田マリ、大泉さん演じる近藤の旧友で人気作家の九条ちひろを戸次重幸、あきらの母・橘ともよを吉田羊と、演技派が脇を固める。■予告からも確認できる繊細な描写の数々予告編では、陸上という夢を失い、まさにどしゃぶりに濡れたあきらの心に、優しくそっと傘を差し出す店長。さらに、あきらが店長にストレートに告白するも、しかし店長には届かない…そんな切ないシーンが幾度となく流れてくる。あきらの怒っていると勘違いされる表情、気合いの入らないときの私服のダサさといった、原作ファンが唸る見事な再現度も確認できる。あきらのライバル・みずきの全力壁ドンなど、注目すべきシーンもたくさん詰まった予告編だ。そして、ポツポツとふる小雨からどしゃぶりの豪雨まで、様々な“雨”を駆使した映像表現が、2人の心情を切なくも繊細に描いていく。あきらがなぜ店長に想いを寄せるようになったのか、そのヒントも隠されているような予告となっている。■疾走感あふれる「フロントメモリー」が主題歌に本作の主題歌は、原作の眉月氏が「この漫画のテーマソング」と位置づける、「神聖かまってちゃん」の「フロントメモリー」。今回この楽曲を、規格外の歌唱力を発揮して歌番組やTVCMで話題になった次世代の歌姫・鈴木瑛美子と、大原櫻子らを見出した日本を代表する音楽プロデューサー・亀田誠治のコンビで全く新しく生まれ変わらせた。その楽曲が本作の主題歌として起用されるだけでなく、映画本編の映像を惜しげもなく使用したMVも公開された。眉月氏が描き下ろした主題歌のジャケット写真も話題を呼び、「まるで恋雨の集大成のようなMVだと思いました。携わってくださったすべての方に心より感謝いたします!『神聖かまってちゃん』は天才」とコメントした。■残酷な企画に傷つく(?)大泉洋劇中では28歳、そして実年齢では23歳の年齢差がある小松さんと大泉さん。そんな“年の差恋愛”にちなんで、年の差さん限定試写会が開催されると、2人の間のジェネレーションギャップがまざまざと露呈することに…。「相手が話していることがよくわからないけど、知っているふりをしたことがある?」という質問に、小松さんは申し訳なさそうに「YES」の札を上げる。大泉さんは「一体どこでそんなことが!?おじさんの話がわかんなかったのに、わかったふりをしていたのか?」と問い詰めると、小松さんは苦笑を浮かべつつ「大泉さんがすごくハシャいだ感じで、昔の番組のこととかを話してくださって…。全くわかんないけど『あぁ、そういう番組ありましたね』とか言ってました(笑)」と告白!これには大泉さんは深く傷ついたようで「『小松菜奈と話が合ってたよ』なんて言ってた自分が恥ずかしい。なんでこんな残酷な企画を…」とショックを口にし、会場は笑いに包まれていた。■小松菜奈の告白に、まんざらでもない大泉洋「役得」劇中では、あきらが近藤店長になんと5回も告白をするといわれる本作。小松さんは「どんな告白の仕方にしようと考えました。あきらとしての心情だったり、店長に対する気持ちをちゃんと5回に分けて伝えたいなと思いましたので、そこは真剣に取り組みました」と役作りに合わせて、セリフのもつ雰囲気にもこだわりを見せた。大泉さんも「確かに、全部雰囲気が違いました。告白の仕方といいますか。どれも、グッとくるといいますか」とコメント。「5回も告白をすると現場で大泉さんを好きになったりしませんでした?」との質問に対し、小松さんは「大泉洋さんは好きですよ」とキッパリ。しかし「でも、“そういう好き”じゃないです」と付け足した。それでも大泉さんは、「でも、いま、『大泉洋さんが好きです』と言われて、ちょっとドキっとしました。役得でしたけど」と心をトキメかせていた。恋愛要素だけでなく、世代の違う2人が関わりあうことで見えてくる成長も、本作の見どころといえるだろう。これまでにあまり見ることのなかった“年の差ラブストーリー”を是非チェックして。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月25日5月25日公開の映画『恋は雨上がりのように』の年の差さん限定試写会が17日、都内で行われ、小松菜奈、大泉洋が出席した。映画『恋は雨上がりのように』の年の差さん限定試写会に出席した小松菜奈、大泉洋(左から)2014年に『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載がスタートするやたちまち話題を集めた眉月じゅん原作の同名漫画を実写映画化した本作。主演の小松菜奈演じる女子高生の橘あきらと、あきらが片思いする28歳年上の近藤店長(大泉洋)の恋愛を描く。28歳差の男女の恋愛を描いた本作にちなみ、この日は年の差カップルや友人などを招いての試写会を実施。劇中では28歳の年の差という設定だったが、実際は23歳差の2人。撮影期間で年の差を感じた点を小松は「大泉さんと年の差を感じたことは1回もありませんでした」と明かすも、大泉は「ないとは言い切れないですよ。ものすごく優しいしおじさんに合わせてくれますからね」と小松の心遣いに感謝。本作について小松が「この作品ではあきらが真っ直ぐに店長にいき、店長の戸惑っている姿が可愛らしかったりと、共感してもらえるところがたくさんあると思います。色んな見方があると思いますので、たくさんの方に見ていただきたいです」とアピールしていた。舞台あいさつの後半では、「年の差ギャップクイズ」を実施。「同じことをしていても体力の差を感じる?」という質問に、大泉との共演で「YES」と答えた小松は「大泉さんは『疲れた』とは言わないんですけど、顔が疲れているなと(笑)」と明かすと、大泉は「一番痛々しいパターンですね(笑)」と苦笑いだった。また、「相手が話していることがよく分からないけど、思わず知っているフリをしてしまったことがある?」という問いに「YES」と回答した小松は「大泉さんが昔の番組の話をはしゃいでしてくれたんですけど、全く分かりませんでした。楽しくお話されていたので、『分からないです』と言えませんでしたね」と正直に告白。そんな小松に対して大泉は「めちゃくちゃ気を遣わせていたんじゃないですか! ショックです。今日は何ですか! 残酷な…」と動揺していたが、すかさず小松が「全部じゃないですよ」とフォローして大泉を安堵させていた。映画『恋は雨上がりのように』は、5月25日より全国公開。
2018年05月18日映画『恋は雨上がりのように』の公開を記念して5月17日(木)、劇中の大泉洋と小松菜奈の“年の差恋愛”にちなんで、年の差さん限定試写会が開催! 上映前に大泉さんと小松さんが登壇し、年の差にまつわるトークを繰り広げた。人気漫画を原作に、ケガで陸上競技をあきらめた女子高生が、バイト先のレストランのサエないバツイチ中年の店長に切ない片思いに落ちるさまを繊細に描き出していく。この日、招待されたのは恋人、夫婦、友人など関係性を問わず、10歳以上年齢の離れた“年の差さん”たち。トークでは年の差にまつわる質問に観客、そして小松さんと大泉さんが答えたが、ここで2人の間のジェネレーションギャップがまざまざと露呈することに…。小松菜奈、大泉洋に年齢差を感じたことは「ない」と答えていたが実は…劇中では28歳、そして実年齢では23歳の年齢差がある小松さんと大泉さんだが、小松さんは、大泉さんに対してジェネレーションギャップを感じたことは「一回もない」と断言!大泉さんは「なきゃないでそれも問題でしょ!『やはり大泉さんは大人でした』という発言があって然るべき」と苦言を呈しつつも、22歳の小松さんに年齢差を感じないと言われてまんざらでもない様子。しかし、「相手が話していることがよくわからないけど、思わず知っているふりをしたことがある?」という質問に、小松さんは申し訳なさそうに「YES」の札を上げる(ちなみに大泉さんは「NO」)。大泉さんが驚愕した様子で「一体どこでそんなことが!?おじさんの話がわかんなかったのに、わかったふりをしていたのか?」と問い詰めると、小松さんは苦笑を浮かべつつ「大泉さんがすごくハシャいだ感じで、昔の番組の番組のこととかを話してくださって…。全くわかんないけど『あぁ、そういう番組ありましたね』とか言ってました(笑)」と告白!これには大泉さんは深く傷ついたようで「僕は(年齢差を)感じませんでしたけど、それは彼女が感じてないふりをしてくれていたからってわけですね…。『小松菜奈と話が合ってたよ』なんて言ってた自分が恥ずかしい。なんでこんな残酷な企画を…」とショックを口にし、会場は笑いに包まれていた。大泉洋、口には出さずとも顔に疲れが…?また小松さんは大泉さんとの体力の差を感じたエピソードとして「結構、ぼやきますし、『疲れた』と口には出さないけど、顔がなんか疲れてるなと感じることがあった」と語り、大泉さんは「一番痛々しいパターン。『疲れた』と言わないのに顔に出てるって…」と苦笑いを浮かべていた。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月17日「鹿児島焼酎&ミュージックフェス」が2018年6月16日(土)、17日(日)に代々木公園けやき並木で開催される。鹿児島を代表する焼酎の文化と、渋谷らしい音楽やカルチャーを融合させた「鹿児島焼酎&ミュージックフェス」。同フェスは、会場に選ばれた代々木公園で、鹿児島と渋谷の持つ互いの魅力を発信することを目標としている。注目は、鹿児島を代表する37の酒造が出展する「酒造ブース」。試飲無料チケットを購入すると、様々な焼酎を好きなだけ試飲することができるので、数ある中からお気に入りの一杯を見つけることが可能だ。また各ブースに蔵元が常駐しているのもポイント。焼酎の選び方のほか、各酒蔵の拘りや特色を知ることで、より深く焼酎の魅力に触れることが出来る。会場には、ほかにも15種類の鹿児島焼酎を試飲できる鹿児島県酒造組合ブースや物産品販売を行うスペースも用意されている。また特設ステージには、会場を盛り上げる様々なアーティストが登場。マルチ弦楽器奏者として名を馳せる「高田漣」や、オルタナティブロックバンド「ホテルニュートーキョー」らが参加する予定だ。美味しいお酒を片手に、開放的な空間で音楽ライブを楽しんでみてはいかが。開催概要「鹿児島焼酎&ミュージックフェスin 代々木公園」日時: 2018年6月16日(土)~17日(日)12:00~19:00(17日は18:00終了) ※雨天決行・荒天中止会場:代々木公園ケヤキ並木(渋谷側入り口からNHKふれあいホール前まで)入場料:無料試飲放題チケット:3,000円(税込) ※鹿児島焼酎の試飲放題、500円分の食事チケット込※チケットは当日販売のみ。前売り券の販売は行わない。※チケットの販売は20歳以上のみ。■出展酒蔵/代表銘柄:出店数37店舗 ※2018年5月14日(月)時点小正醸造/赤猿、奄美酒類/奄美、渡 酒造/あまみ六調 30度 黒ラベル、本坊酒造/あらわざ桜島、小牧醸造/一尚 ブロンズ、濵田酒造(傳藏院蔵)/海童、喜界島酒造/喜界島、焼酎蔵薩州濵田屋伝兵衛/黄麹仕込み 伝、佐多宗二商店/亀寿の明りVIII、薩摩金山蔵/金山蔵 黄金麹、櫻井酒造/金峰櫻井、大口酒造/黒伊佐錦、杜氏の里笠沙/黒瀬杜氏、小鹿酒造/小鹿、吹上焼酎/小松帯刀、若松酒造/薩摩一、山元酒造/さつま五代、雲海酒造 出水蔵/さつま木挽・黒麹仕込み、若潮酒造/さつま白若潮、大山甚七商店/薩摩の誉 白麹、さつま無双/さつま無双 赤ラベル、岩川醸造/薩摩邑、町田酒造/奄美黒糖焼酎里の曙、三和酒造/三和鶴 白、奄美大島にしかわ酒造/島のナポレオン、奄美大島酒造/じょうご、白金酒造/白金乃露、西平本家/せえごれ、種子島酒造/貯蔵熟成久耀、大石酒造/鶴見、オガタマ酒造/鉄幹、田苑酒造/田苑 金ラベル、太久保酒造/華奴、薩摩酒造/枕崎、鹿児島酒造/やきいも黒瀬、指宿酒造/利右衛門、奄美大島開運酒造/れんと※出展社は予告なく変更になる場合有り■鹿児島県酒造組合ブース 相良酒造/相良、白石酒造/天狗櫻、宇都酒造/金峰、出水酒造/出水に舞姫、長島研醸/さつま島美人、国分酒造/黄麹蔵、大隅酒造/大隅、大海酒造/さつま大海、八千代伝酒造/八千代伝 白、森伊蔵酒造/森伊蔵、上妻酒造/むらさき浪漫、三岳酒造/三岳、沖永良部酒造/はなとり、新納酒造/をちみづ、知覧醸造/武家屋敷 旬酒※酒造ブースおよび鹿児島県酒造組合ブースでは焼酎のボトル販売はなし。試飲のみの提供。■出演アーティスト向井秀徳アコースティック&エレクトリック、高田漣、ホテルニュートーキョー、柏倉隆史×中村圭作※出演者は予告なく変更になる場合有り
2018年05月17日