キャンディーズの元メンバーで女優の伊藤蘭(64)が9月22日、福岡・福津市の恋の浦野外ステージで開催される音楽フェス「宗像フェス」に出演する。フェスの公式サイトで発表された。キャンディーズは78年に惜しまれつつ解散。伊藤は80年に活動を再開し、女優業に専念してきた。そんななか、今年は41年ぶりに歌手活動を再開。先月11日には都内で初のソロコンサートを開催した。夏フェスへの出演は、芸能生活で初となる。12年から開催されている同フェスは、今年9月21日と22日に開催。21日はMCを鈴木亮平(36)がつとめ、氣志團、きゃりーぱみゅぱみゅ(26)、ゴールデンボンバーらが出演。22日は伊藤のほか、岸谷香(52)、ゴスペラーズ、MISIA(41)ら豪華な面々が予定されている。「先月行われた伊藤さんのライブチケットはかなりの倍率だったようです。入場できたラッキーなファンは、わずか2,500人のみ。今回出演が決定したフェスは3連休の中日ということもあり、キャンディーズのファンたちが大挙するでしょう」(音楽関係者)歌唱順や歌唱曲は後日発表となるが、伊藤の登場によって会場の光景がガラリと変わりそうだという。「お目当てのアーティストの歌唱順でないときは、そのアーティストのファンをなるべくステージに近いところに行かせるのが夏フェスの暗黙のルールとなっています。伊藤さんが歌うときは、あまり夏フェスでは見ないような年齢層のファンがみられそうです」(レコード会社関係者)
2019年07月09日キャンディーズ解散から41年、これまで女優として活躍してきた伊藤蘭さん(64)が、5月29日にアルバム『My Bouquet』をリリース。ソロ歌手としてデビューした。’78年、後楽園球場の解散コンサートは、女性シンガーで初めてスタジアムで行われたものだった。その後、役者として復帰し、水谷豊さん(66)との結婚後、35歳で出産。育児と仕事の両立に悩みながらもPTA活動も体験した。「何もしないで後悔するより、やってみて苦労するほうが楽しい」とチャレンジすることで自分を成長させてきた。「“年齢の壁”は笑って乗り越えたい」と6月11、12日には東京で、14日には大阪で「ファースト・ソロ・コンサート」にも挑む――。「ソロのお話は、以前からちょこちょこ言われていたんです。でも、ちゃんと受け止められず、軽く受け流していました。去年の春、もう一度言われて、決めました。あと何十年も元気でやっていられるかわからない。元気もあるし、エネルギーもある、いまのうちに尻込みせず、勇気を出して挑んでみようかなという気持ちになりました。娘もしっかり育ちました。主人も変わらず、エネルギッシュに仕事をしている。ですから、タイミング的にも、よかったんです」夫の水谷さん(66)は、俳優業だけでなく、現在公開中の映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』で脚本・監督を務めている。娘の趣里さん(28)は、主演映画『生きてるだけで、愛。』で、今年3月、日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。「夫からも、娘からも刺激を受けて、私も触発されました。家族それぞれが向かっているものを持っていて、3人が集まったとき、それぞれの話ができるというのは、喜びが3倍になるんです。60代になったからといって、落ち着くモードに入るのは早いかな。オファーがあるとき、それに応えられる私でいたいと思って、ソロデビューを決意しました」蘭さんは’55年1月13日、東京で生まれた。渡辺プロダクションに入ったのは、’69年。14歳のころだ。「もともとね、フォーリーブスに会いたいと思って、そのバックで踊るスクールメイツに応募したんです。最初は母に反対されたんですが、翌年、また、渡辺プロダクションが経営する東京音楽学院を受けて、通いだしたのが、この世界に入るきっかけです」3年後には、NHKの『歌謡グランドショー』のオーディションに合格。同時に受かった田中好子さん、藤村美樹さんと組んで、トリオを結成する。そのとき、NHKスタッフが命名したグループ名が「キャンディーズ」だった。’73年9月、『あなたに夢中』で歌手デビュー。しばらくはヒットに恵まれなかったが、デビュー前からザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』にレギュラーとして出演し、お茶の間では大人気。スターダムにのし上がったのは、センターを田中さんから蘭さんに交代した5曲目『年下の男の子』(’75年)の大ヒットからだった。「いまでこそアイドルというカテゴライズはありますが、あの当時は、なかったんですね。『私たちはアイドルです』という認識では活動していなかったと思います。3人の意識としては、歌手でした。歌があるから、バラエティもやっていい。でも、真ん中は歌で、歌に戻るんだという意識でした」ところが、絶頂期にあった’77年7月17日、キャンディーズは突然、解散を発表する。「普通の女のコに戻りたい」日比谷野外音楽堂でのライブで、蘭さんが泣きながら放ったこの言葉は、流行語にもなった。解散に踏み切った3人の決意に、ファンも涙ながらに呼応した。大学生を中心に結成されていた全キャン連(全国キャンディーズ連盟)を中心に解散の日に向けてファンが盛り上がりを作っていった。’78年3月にはシングル『微笑がえし』が、キャンディーズ史上初めてオリコン1位を獲得する。解散コンサート当日は、途中経過をNHKニュースが生で放送し、後日、TBSで録画放送されると、単独歌手のコンサートでは最高の視聴率32.3%を記録。その記録はいまだ破られていない。「当時の熱ですか?ふっと1人になったとき、いまひとつ、実感として湧かないので、わからないんです。どこかで、あの(解散の)渦に巻き込まれ切れていない自分があったのかもしれない。なんとなく、別世界という……。あのころは、解散というゴールがあって、そこで終わるという最大の目的に向かって、みなさんに盛り上げていただきながら、がむしゃらに走っていました。スタッフと合宿もしましたし、解散コンサートを一緒に作り上げていく感じがありました。4月4日に向かって、全国各地の大きな会場を回って。50曲以上、歌いました。その集大成が後楽園。あの日、私は、この光景を忘れないよう、目に焼き付けるように歌いました。いまでも、目を閉じると、あの光景が浮かんでくるんですよ」キャンディーズ解散後、蘭さんは芝居の世界に足を踏み入れた。実は中学時代は演劇部の部長を務め、東京都大会で2位に入るほど、演劇に打ち込んでいたのだ。’80年、大森一樹監督の出世作であるATG製作の『ヒポクラテスたち』で、女優デビュー。’81年には、野田秀樹さん率いる夢の遊眠社に参加。ジャージ姿で稽古に励み、舞台『少年狩り』などに出演。その後は、山田洋次さん、倉本聰さん、市川森一さんなど、名だたる監督や脚本家の作品に出演。女優としての地歩を築いた。’89年、水谷豊さんと結婚。翌年には長女・趣里さんを出産して、35歳で母親になった。「子どもが生後5カ月くらいのころから、2時間ドラマはやっていましたが、子育てがおろそかにならないように、バランスを取りながら、仕事をさせていただいていました」両立が大変になってきたころ、蘭さんを支えたのは、青年座の女優・初井言榮さん(90年没・享年61)の言葉だった。「蘭ちゃん、女性はね、本当に我慢して、我慢したときに、内側から素敵な薄桃色の優しさがにじむものなのよ」いまの我慢は後の自分に生きてくる――。この言葉が、蘭さんの心にずっと残っている。「20代のころ、ドラマで共演したときに、言われたんですね。フェミニストの方からすると『えっ?』と思う発言かもしれないけれど、たしかにそういうことってあるなぁと私は思うんです。いろんな角度から、我慢ということを考えることは、必要ではないか。自分が何かを主張したいとき、それをやみくもに主張するのではなく、ちょっと我慢することで、表現の仕方や言い方が変わる。そこが大事なのではないか、と。我慢を重ねることで、表現のバリエーションも増えるし、人間としても豊かになっていくような気がします」蘭さん自身、仕事と子育てを両立させていたこの時期は、葛藤を抱えながら自分と向き合っていた。「振り返れば、子どもに寂しい思いをさせたんじゃないか。もっと寄り添えたんじゃないかと思うこともありましたね。仕事も子育ても、どちらもないがしろにはできない。ひとつのことに専念している方、打ち込める方に比べれば、心身ともに分散してしまいます。あのころは、『仕事も、育児も、どちらもちゃんとやるしかない』と、自分に言い聞かせていました。PTAもやりましたよ。娘が小学生のときに安全対策委員を(笑)。何もしないより、やってみて苦労するほうがいいですよね。お母さん同士のお付き合いで学ぶこともありました。それが楽しくもあり、私を人としても、母親としても、成長させてくれたんです。いまに至る大事な過程だったなと思います」アルバム『My Bouquet』には、そんな蘭さんの人生のスピリットがこめられている。11曲中3曲で、蘭さん自ら作詞も担当した。妻の挑戦を夫である水谷さんはどう思っているのだろう?「今回は、特に相談らしい相談はしていなくて、自分でやると決めてから、『どう?』と、伝えたら『いいんじゃない?』と。音が完成するまで、聴くのを待ってもらっていたんですが、最後には『いいかげん、早く聴かせなさい!』って(笑)。マスタリングが終わったものを聴いてもらったら、3~4回、聴いてくれていましたね。『1曲1曲がバラエティに富んでいて、飽きないね。聴き入っちゃうね』と、言ってくれました」【伊藤蘭さん衣装】ワンピース、カーディガン:HANAE MORI
2019年06月03日「あははははっ……」『Let’s・微・smilin’』は、伊藤蘭さん(64)の軽やかな笑い声で始まる。蘭さんのソロデビュー・アルバム『My Bouquet』の3曲目だ。「この歌詞を書いてくださった、阿木燿子さんから『蘭さんは、あははっ、うふふと笑っているイメージなのよ』と、言われたんです。私って、おめでたいのかな(笑)とも思ったんですけど、主人(水谷豊さん)にも言われるんです。『蘭さんは、笑ってればいいんですよ』って」そう言いながら、やっぱり蘭さんは、うふふっとほほ笑んでいる。春風のようなその微笑は、かつて「キャンディーズ」で一世を風靡したアイドル時代そのままだ。’78年4月4日、東京・後楽園球場で行われたキャンディーズ解散コンサートから41年。これまで女優として活躍してきた蘭さんが、5月29日にアルバムリリース。ソロ歌手としてデビューした。6月11、12日には東京で、14日には大阪で「ファースト・ソロ・コンサート」も予定されている。「ソロのお話は、以前からちょこちょこ言われていたんです。でも、ちゃんと受け止められず、軽く受け流していました。去年の春、もう一度言われて、決めました。あと何十年も元気でやっていられるかわからない。元気もあるし、エネルギーもある、いまのうちに尻込みせず、勇気を出して挑んでみようかなという気持ちになりました。娘もしっかり育ちました。主人も変わらず、エネルギッシュに仕事をしている。ですから、タイミング的にも、よかったんです」夫の水谷さん(66)は、俳優業だけでなく、現在公開中の映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』で脚本・監督を務めている。娘の趣里さん(28)は、主演映画『生きてるだけで、愛。』で、今年3月、日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。「夫からも、娘からも刺激を受けて、私も触発されました。家族それぞれが向かっているものを持っていて、3人が集まったとき、それぞれの話ができるというのは、喜びが3倍になるんです。60代になったからといって、落ち着くモードに入るのは早いかな。オファーがあるとき、それに応えられる私でいたいと思って、ソロデビューを決意しました」とはいえ、41年のブランクはなかなか手ごわかったようだ。「正直、大変でした(苦笑)。年数の隔たりはかなり大きくて、壁を感じましたね。歌声も、思うように出ないこともありました。ボイストレーニングは、時々していましたが、歌うにあたって、新しいボイストレーナーの方について、声出しから始めました。スタジオでは、昔の感覚が戻るまで、どこに向かって歌えばいいのかという心もとない思いを感じました。レコーディングも何百回と繰り返してきたはずなのに、その感覚が薄れていた……。それを一つ一つ、乗り越えなければいけない。とてつもないことを決めてしまったんだなと、メゲそうになることもありました。でも!」そこで、蘭さんはまた、うふふと笑う。「笑って過ごすしかないかな、と。嘆いてばかりいても仕方ないので、年齢の壁は笑って受け止めて、付き合っていこうよって。そのほうが私らしいと思うんです」アップテンポなナンバーから始まる今回のアルバムは、バラードあり、ボサ・ノバあり、ロックありと、色とりどりの曲調がそろって華やかな、まさに歌のブーケ(花束)だ。少し鼻にかかった独特の“蘭ちゃんボイス”も健在だった。年齢を重ねたことで深みが増し、パワーアップした感もある。「100曲以上の候補から厳選して、全11曲の構成にしました。キャンディーズ時代は、レコーディングとなってからの参加でしたが、今回は、楽曲を決める段階から参加させていただきました。曲選び、歌詞、アレンジ、すべて参加しましたので、楽曲作りを知ることになり、皆さんと力を結集して、共に作ったという実感があり、充実していましたね。私らしく、明るくて軽やかな作風を心がけたんです。そして、そんなアルバムになったと思います」歌の世界に入ったとき、解散を決めたとき、女優を目指したとき、母となったとき。いくつものチャレンジを繰り返し、蘭さんはいま再び、新たな道を歩き始めている。「常に、軽やかに、チャレンジしていたいというのはありますね。解散時の後楽園球場も、女性グループ初のスタジアムコンサートということで、ハードルの高いチャレンジでしたけど、今回は……。無謀な挑戦とも言えますよね」苦笑してみせたが、蘭さんは楽しそうだった。ワクワク感が伝わってくる。そのエネルギーはどこからくるのだろう。「ゆったりした時間を過ごすのもいいのですが、より刺激を受けて細胞が活性化するような感じのほうが、生き生きできますよね。40代では少し、疲れを感じるようになりましたが、50代になると、対処法がわかってきて、上手に付き合えるようになる。60代は、これまでの経験を駆使して、どう乗り越えていくかという年代に差しかかる。50~60代って、挑戦するにはいい年代ではないでしょうか。私も60代半ばにさしかかりますが、新しいことに挑戦したい意欲はあります。『蘭ちゃんも、まだ、頑張っているんだから』と、皆さんにも挑戦してほしいですね」【伊藤蘭さん衣装】ワンピース、カーディガン:HANAE MORI
2019年06月03日昨年8月に引退を発表した小林麻耶アナ(39)が5月31日にブログを更新。芸能活動を再開すると宣言した。小林アナは昨年7月に4歳年下男性との結婚を発表。所属事務所とのマネジメント契約終了報告とともに、芸能界引退が報じられた。しかし先月30日放送の「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)では引退の真相について「心身の状態が悪くなって事務所は辞めたものの、引退するつもりはなかった」と明かしていた。ブログでは、事務所後に引退報道が流れたものの「体調が悪かったので引退でも仕方ないかなと思っていました」と改めて説明。そのうえで「体調が良くなった今、仕事をしていきたいと思います」と復帰を宣言した。「引退宣言後も小林アナはSNSを継続。一般人としか紹介していなかった、夫で整体師の國光吟さん(35)との2ショット写真を公開するなど何かと話題になっていました。先月30日の番組にも夫と一緒に出演し、反応も上々でした」(芸能記者)さらに2日放送のAbemaTV「7.2新しい別の窓」では、國光さんとの結婚式の模様を放送するという。「大学在学中から女子大生タレントとして活動。TBSを経てフリーに転身など、すでに人生の半分ほどは一般人とはかけ離れた華やかな世界で生きてきました。体調が戻った今、やはり芸能界こそが彼女の居場所だと考えたのでしょう。今後は夫とともに、“夫婦セット売り”がさらに増えそうです」(前出・芸能記者)
2019年06月01日女優の伊藤蘭が、31日(22:00~)に放送されるニッポン放送『伊藤蘭のオールナイトニッポンGOLD』のパーソナリティを務めることが決定した。伊藤はキャンディーズ解散後の1980年から1982年の2年にわたり、同局で『伊藤蘭 通りすぎる夜に』を担当。さらには2012年、1日限りの年末特別番組『伊藤蘭 通り過ぎる季節に』で30年ぶりにラジオパーソナリティを務めた。今回は自身初となる『オールナイトニッポンGOLD』の生放送に挑戦する。当日は、ソロ歌手としてのデビューアルバム「My Bouquet」の紹介をはじめ、キャンディーズ時代の話、仕事や家族、プライベートのことなどについて、トークをするほか、リスナーからのメールのメッセージにも答える予定だ。さらに番組のゲストとして、アルバム『My Bouquet』のプロデューサーの佐藤準氏、作詞家の森雪之丞氏を迎える予定とのこと。伊藤は「6年ぶりにラジオパーソナリティをさせていただくことになりました。しかも今回は生放送! 今からもう緊張でドキドキしてますが、皆さまからのメールを励みに頑張ります」とコメント。そして「ソロアルバムからの曲もたくさん紹介しますので楽しみにしていてくださいね」と話した。
2019年05月24日EXILE TRIBEのクランプダンスクルー“(R)AG POUND(ラグパウンド)”のAKIRA、NAOKI(小林直己)、GUN(岩田剛典)、MANDY(関口メンディー)、REO(佐野玲於)が出演するNTTドコモのCMシリーズ“星プロ”の最新作「ダンスな出会い」篇が、5日より全国で放送される。新CMは、いまいち人気が出ない「星プロの3匹」の事務所を訪れた5体のフラワーロックが、“(R)AG POUND”のAKIRA、NAOKI、GUN、MANDY、REOに変身し、キャラの弱さを指摘され落ち込んでいたドニマルのキャラを、激しいダンスパフォーマンスで引き出すストーリー。それぞれの特徴を巧みに捉えた、「見るからにヤバそうなフラワーロック」の個性的な表情と、5人のパフォーマーが全力で踊る、「クランプ」というパワフルさに定評のあるダンスに注目だ。新CMでは、NTTドコモとLDH JAPANの新たなコラボレーションや各キャンペーンをPR。LDH所属アーティストの公式グッズを取り扱う「EXILE TRIBE STATION TOKYO」「EXILE TRIBE STATION OSAKA」やLDH所属アーティストのライブ会場グッズ販売などが、dポイントがたまる・つかえる店舗「dポイント加盟店」「d払い加盟店(街のお店/ネット)」に加わり、また、4月5日~5月31日の期間中に特設サイトから応募すると、抽選で1万人にオリジナルdポイントカードをプレゼントするキャンペーンも実施する。※(R)AG POUNDの(R)は、○囲みのRが正式
2019年04月05日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、子ども向けかもしれないけど意外に大人向けな内容かも?劇場版『若おかみは小学生!』Blu-ray&DVDの紹介です。■劇場版『若おかみは小学生!』Blu-ray&DVD 3月29日発売。通常版Blu-ray5,184円、DVD4,101円ほか(価格はすべて税込み)。発売・販売元/ギャガ見る前に作品の情報を集めてみると、原作は累計発行部数300万部の人気児童文学シリーズで、テレビアニメ化もされているのだとか。人気の理由を知るべく見始めると、まず、映像の美しさにうっとり。特に空と海の青さ、木々の緑に目を奪われました。というのにも理由があって、本作の監督兼作画監督の高坂希太郎氏は、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などジブリ作品で作画監督を担当していたそう。これで納得です。物語の主人公は、両親を事故で亡くした小学6年生のおっこ。おっこは祖母が経営する旅館の「春の屋」に引き取られ、旅館にすみついているユーレイや魔物たちに支えられながら成長していきます。祖母の厳しいおかみ指導は小学生にとってつらいのでは?と思いましたが、祖母はアメとムチを使い分け、おっこものみこみが早いこと。このおっこの声を、有名子役だった小林星蘭ちゃんが担当。なんと公開時は13歳になっていました。これは声優としても活躍できそう、と思うほどのうまさです。ユーレイ少年のウリ坊や美人占い師など、魅力的なキャラクターが次々と登場しぐいぐいと引き込まれる内容に、はっとさせられる映像美。大人も楽しめる作品です。
2019年03月25日伝説のアイドルグループ、キャンディーズの伊藤蘭がソロ歌手としてデビュー。6月に東京と大阪でソロコンサートを開催することが決定した。【チケット情報はこちら】キャンディーズの解散から41年を経てのソロデビューについて伊藤は「すべてのタイミングが合ったという感じで、思いがけず弾みがついてしまったというか(笑)」とコメント。くわえて「昨年春に事務所からそろそろ歌をやりませんかと言われたとき“やったほうがいいのかな”って直感で思ったんです。もちろん歌うということに自信なんてないですし、でも年齢的な事も考えると、そうそうこんなチャンスがあると思えないですし、まだエネルギーがあるうちに、歌ともう1度向き合うのもいいのではないか思いました。間違いなくラストチャンスだと思ったから。別に歌が嫌いになったわけではないですし、お芝居に夢中になりすぎて、ちょっと疎遠になった友達に久しぶりに会う感じでしょうか(笑)。また、一緒にやりましょうと言ってくれたプロジェクトチームひとりひとりにぬくもりと信頼を感じたことも大きかったです」と語っている。5月29日(水)にはソロデビューアルバム『My Bouquet』をリリース。同作には井上陽水、阿木燿子×宇崎竜童、トータス松本、森雪之丞ら豪華作家陣による珠玉の楽曲が収録。同作を携えて行われるコンサートについて「コンサートやお芝居でも、観に来てくださっているお客さんの目線に助けられる部分がとても大きいと思います。“与えられた場所”だと思っていますので、その期待に応えられるよう、来てくださった方々と楽しい時間を共有できるよう努めたいと思います」と意気込みを語っている。公演は6月11日(火)・12日(水)に東京・TOKYO DOME CITY HALL、14日(金)に大阪・NHK大阪ホールにて。チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあではオフィシャル最速先行を実施中。受付は3月24日(日)午後11時59分まで。
2019年03月14日『万引き家族』のリリー・フランキーが『桐島、部活やめるってよ』『美しい星』の吉田大八監督と再タッグを組み、ドラマスペシャル「離婚なふたり」に主演。小林聡美、岡田将生らと、ちょっぴりおかしくて、やっぱり切ない…熟年離婚に直面した夫婦の愛の物語を描く。■ストーリー日本で離婚する夫婦は、年間約21万組といわれている。そのうち、結婚生活20年を超えてからの“熟年離婚”は年々増加。全離婚件数のうち、約20%にも上るという。“理想の夫婦”を描かせたらナンバーワンといわれる、売れっ子脚本家の野田隆介(リリー・フランキー)は、ドラマ愛好者の間ではサバイバルロマンス、略して“サバロマ”の名手とよばれている。そんな隆介がまさに夫婦のドラマを執筆中に、23年間連れ添った妻・今日子(小林聡美)に離婚を切り出される。“夫婦とは空気のようなもの”と考えていた隆介にとって、妻からの申し出はまったくの想定外!妻と別れたくない。でも、その理由は!?世間体なのか!?それとも愛しているからなのか…!?シナリオの執筆もそっちのけで悩む隆介の前に、今日子から依頼された弁護士・堂島正義(岡田将生)が現れ、次々と要求を突きつけ、隆介はどんどん追い込まれていく。■リリー・フランキーがダメダメ夫に!『万引き家族』以来初ドラマ主演主演は、第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した映画『万引き家族』(監督:是枝裕和)で、万引きを繰り返す一家の“父親”を演じたリリー・フランキー。吉田監督とは『美しい星』からの再タッグ。リリーさんは「とてもよい作品ができたなと思っています。ドラマを撮っても、(吉田)大八さんは大八さんだなと感じました」と、再び“吉田組”に加わることができた喜びを語り、「ホームドラマとしては、とても斬新な作品。見終わった後、“変わったドラマを見たな”とお感じになると思います」と手ごたえをアピール。「ある程度、年齢を召した方はもちろんリアルな“あるある感”を見出してくださると思いますが、僕は逆にこれから結婚したいと思っている若い人たちにこの夫婦を見てもらいたいと思っています」と期待を込めた。■小林聡美、岡田将生ら実力派キャスト共演!また、離婚を決意した妻・今日子を演じるのは、数々の作品で独特の存在感を発揮し、吉田監督作品『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞やキネマ旬報助演女優賞を受賞した小林聡美。リリーさんとは初共演となる。「もっとバカバカしい夫婦のやりとりがあるかなと思っていたら、考えていたよりシリアス路線で、ピリピリした感じで演じました。でも撮影自体はとても楽しくて、リリーさんが織り込む“小ネタ”を見て、『またやっているな』と思っていました(笑)」と小林さん。さらに『そらのレストラン』や「昭和元禄落語心中」など映画、ドラマ、舞台と多彩なフィールドを自在に駆け抜ける岡田将生が、夫婦を離婚へと導く弁護士役で吉田演出に挑む。「いつかお仕事をしたいと思っていたので、ご一緒する機会を与えていただき、うれしかったです」と岡田さん。「先輩から『1回でOKは出ない』『1回でOKが出たら奇跡』と聞いていたので緊張はしましたが、監督の演出が楽しくて、とても濃い毎日でした」とふり返っている。■吉田大八監督、ドラマSP初演出!メガホンを取るのは2007年、長編デビュー作の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』がカンヌ国際映画祭・批評家週間部門に招待され、2013年『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞などに輝いた奇才・吉田大八。その後も、『紙の月』『美しい星』『羊の木』などの話題作を次々と世に送り出した監督にとって、本作がドラマスペシャル初演出。脚本は、「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」や「林修の今でしょ!講座」など数々の大ヒットバラエティーを生み出してきた放送作家で、近年は「ボクの妻と結婚してください。」「天国マイレージ」(いずれも講談社刊)など小説家としての評価も高い樋口卓治が担当。様々な人間を見つめてきた樋口氏が描き出す、切なさ100%の大人の愛のカタチを、吉田監督が独自のセンスで映像化した本作。充実のキャスト陣が味わい深い演技で、どこかおかしくてどこか愛しいキャラクターたちを体現し、切なくもやさしい、なんとも不思議な温もりに満ちた夫婦の物語を綴る。ドラマスペシャル「離婚なふたり」は4月、2週連続で金曜23時15分~(一部地域を除く)テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年02月21日串田和美が演出を手掛け、安蘭けいが出演するベルトルト・ブレヒトの喜劇『マン イスト マン』が1月26日に開幕した。【チケット情報はこちら】物語は、英軍隊の機関銃隊のおバカな4人組が寺院で賽銭泥棒をはたらき、ひとりが逃げ遅れてしまうことから始まる。鬼軍曹にひとり足りないことがバレないよう何とかしたい3人は、酒屋のおかみにキュウリを運ばされるお人よしの男に助けを頼み――。人間とは何か。笑いとユーモアの中でアイデンティティをめぐるストーリーだ。S席はテーブルがあって料理付き、A席も座席で飲食ができる“キャバレーシアター”。客席には振るとパチパチ拍手音が鳴る“パタパタ”が配られ、開演までコック姿のキャストたちが“ブーイング笛”を販売。上演中に拍手もブーイングもできるカジュアルな雰囲気だ。安蘭と串田が登場して挨拶すると、物語はスタート。作品は“S席の料理を作ったコックたちによるお芝居”として始まり、登場人物の名前も料理にちなんだ名前に変更されている。客席からは舞台袖も丸見え。コック達が次のシーンの準備をしているのも、舞台上の芝居を見てブーイング笛を鳴らしている(!)のも見え、「難解」と言われるブレヒト作品への構えが自然と取り払われていく。出演者は、おかみベグビック役の安蘭、鬼軍曹役の串田、そしてコックとして物語の登場人物を演じる武居卓や小椋毅、海老澤健次らオーディションで選ばれた12人のメンバー。前半ではコックたちの場面と『マン イスト マン』の物語を行き来しながら彼らが案内役として客席を引っ張るが、S席の観客が食事を終えた頃には物語は一直線に進み始める。劇中には歌やダンスがちりばめられ、『リトル・ナイト・ミュージック』(2018年4~5月)ぶりとなる安蘭の歌や、串田のクラリネット演奏も見どころ。音楽・ピアノ演奏を担当する元ボ・ガンボスのDr.kyOnによる歌にも注目だ。ここでしか体験できないものがたくさん詰まった本作。ブレヒト作品に初挑戦したい人にもオススメしたい。KAAT 神奈川芸術劇場とまつもと市民芸術館による初の共同プロデュース作品『マンイストマン』は、2月3日(日)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオで上演中。その後、2月8日(金)から13日(水)まで長野・信毎メディアガーデン1Fホールにて上演。取材・文:中川實穗
2019年01月28日「EXILE」のAKIRAと小林直己(「EXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」)が、日本の魅力を海外に発信するジャパン・ハウスとのコラボ「ショートショート フィルムフェスティバル in ハリウッド」(共催:在ロサンゼルス日本国総領事館)のアンバサダーに就任したことが分かった。本イベントは、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)が映画祭20周年を迎えたことを記念し、現地時間の1月17日、ロサンゼルスのTLC チャイニーズシアターにて開催。現地では、「SSFF&ASIA 2018」のグランプリ作品(ジョージ・ルーカス アワード)に輝いた『カトンプールでの最後の日』や、第90回米国アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞の辻一弘を追ったドキュメンタリー作品『The Human Face』。LDHと「SSFF&ASIA」によるコラボレーション企画『ウタモノガタリ -CINEMA FIGHTERS project-』の一篇『カナリア』。河瀬直美監督&脚本、別所哲也が主演する『嘘 -LIES-』などの上映が行われる。そして今回アンバサダーに就任した2人は、「SSFF&ASIA」代表の別所哲也や様々なセレブリティと共に、レッドカーペットやイベントを彩ることに。AKIRAさんは「この度は、LAでのショートショート フィルムフェスティバル&アジアの開催に際して、アンバサダーとして就任させていただいた事、また、映画の原点でもあるハリウッドで開催されるこの映画祭に参加させていただける事を光栄に思います」とコメント。小林さんも「ショートフィルムの魅力をお伝えできるよう尽力しつつ、また、自分も映画に携わる俳優の一人としても、日本を発信するJAPAN HOUSEの皆さんとともに、ハリウッドにおいてショートショート フィルムフェスティバル&アジアを盛り上げていけたらと思います」と話している。(cinemacafe.net)
2018年12月18日ソーイ(soe)が、アーティスト・とんだ林蘭とコラボレーションしたユニセックス向けのカプセルコレクションを展開。東京・目黒のエム アイ ユー及び全国のソ―イ取扱店舗にて販売される。とんだ林蘭は、コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法で作品を手掛ける人気アーティスト。キャンディストリッパーやコンバース(CONVERSE)のシューズ直営店「ホワイトアトリエ バイ コンバース」などともタッグを組むなど、近年のファッションシーンにおいても注目を集める人物だ。そんなとんだ林蘭とコラボレートしたカプセルコレクションの主役となるのは、フットボールをテーマに制作されたグラフィック。“ドル札”とプレイヤーを組み合わせたユニークな絵柄やロゴは、彼女らしい独創的な雰囲気を帯びている。展開されるのは、トレンチコートやジャケットといったアウターや、スウェットやシャツなどのトップス、リバーシブルのマフラーやバッグといった小物類など。日頃からとんだ林蘭が愛用しているアイテムをセレクトした、パーソナルなラインナップとなっている。【詳細】ソ―イ×とんだ林蘭のカプセルコレクション販売時期:販売中取扱店舗:エム アイ ユー、全国のソ―イ取扱店舗、エム アイ ユー オンラインショップ展開例:・トレンチコート 89,000円・ジャケット 56,000円・ジーンズ 35,000円・スウェット 18,000円・マフラー 21,000円【問い合わせ先】エム アイ ユーTEL:03-5457-2166
2018年12月14日累計300万部を超える超人気児童文学が原作の『若おかみは小学生!』が映画化! 2018年9月21日から公開されます。文部科学省選定作品(少年・家庭向き)でもある本作は、子どもも大人も一緒に楽しめる内容になっています。その魅力とは?両親の死、出会い、別れ、友情、仕事…おっこの成長にきっと涙する交通事故で両親を亡くした小学6年生の少女・おっこ(関織子)は、老舗の温泉旅館「春の屋」を経営する祖母に引き取られ、若おかみの修行をすることに。ドジでおっちょこちょいなおっこは、ライバル旅館の跡取りで同級生の真月にからからかわれながらも、持ち前の明るさと頑張りで、お客様をもてなしていきます。旅館に昔から住み着いている幽霊のウリ坊と美陽、小さな子鬼の鈴鬼に励まされながら、お客様に喜んでもらえる旅館の仕事に感動し、少しずつ自信をつけていくおっこ。しかし突然訪れる別れに、おっこは――。新たな環境に身を置くことで、両親の死との向き合いかたや、新たな環境で頑張るだけでは変えられないことを学んでいくおっこ。たくさんの出会いと別れを通して成長していく彼女の姿には、子どもだけでなく大人も感動してしまうはず!300万部超えの原作を日本を代表するアニメーターが描く同名の原作は児童文学作家の令丈ヒロ子さんによる、累計発行部数300万部を誇る「講談社青い鳥」の人気シリーズ。2003年~2013年までに全20巻が刊行されており、芦田愛菜さんも愛読するなど、今なお根強い人気を誇っています。また同原作シリーズは2018年4月からTVアニメーションとしてテレビ東京6局ネットで放送中。本作の監督である高坂希太郎さんは、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』など数々のスタジオジブリ映画で作画監督として活躍。本作では監督とともにキャラクターデザインも務めており、子どもの心をグッと惹きつけるクオリティの高い世界観は必見です。さらにおっこ役に人気子役の小林星蘭さん、おっこのライバルである真月役に水樹奈々さん、おっこの両親役に薬丸裕英さんと鈴木杏樹さん、ホラン千秋さん、山寺宏一さん、設楽統さん(バナナマン)など作品を彩る豪華声優陣からも目が離せません!ファンタジー要素もありながら、1人の少女が仕事や人間関係など現実的な問題と向き合っていく姿を爽やかに描いている本作。子どもが観たら、きっとたくさんのことを吸収してくれるはずです。皆さんもぜひ、劇場に足を運んでみてください。『若おかみは小学生!』2018年9月21日全国ロードショー原作:令丈ヒロ子・亜沙美(絵)(講談社青い鳥文庫『若おかみは小学生!』シリーズ)監督:高坂希太郎、脚本:吉田玲子、音楽:鈴木慶一 他キャスト:小林星蘭、水樹奈々、松田颯水、薬丸裕英、鈴木杏樹、ホラン千秋、設楽統(バナナマン)、山寺宏一 他主題歌:藤原さくら「また明日」(SPEEDSTAR RECORDS)製作:若おかみは小学生!製作委員会アニメーション制作:DLE、マッドハウス配給:ギャガアニメ公式Twitter:@anime_wakaokami©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会【参考】『若おかみは小学生!』公式サイト
2018年09月20日編集部:学研キッズネット編集部累計発行部数300万部超という大人気の児童文学『若おかみは小学生!』(令丈ヒロ子・作/亜沙美・絵講談社青い鳥文庫)が、ついにアニメ映画化され、9月21日(金)から全国ロードショーとなります。主人公・おっこ(関織子)は小6の女の子。交通事故で両親を亡くし、祖母の営む温泉旅館で若おかみの修業をしながら、少しずつ成長していく、笑いと涙の物語です。この映画を手がけた高坂希太郎監督に、作品について、そしてご自身の少年時代についての話を聞きました。高坂希太郎(こうさかきたろう) 1962年生まれ。神奈川県出身。1979年OH!プロダクション入社。アニメーターとしてのキャリアをスタートさせる。1986年にフリーとなり、多数のスタジオジブリ作品に作画監督や原画として参加(作画監督:『風立ちぬ』『耳をすませば』『千と千尋の神隠し』(共同)『崖の上のポニョ』(共同)他、原画:『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『火垂の墓』他)。2003年に『茄子アンダルシアの夏』で監督デビュー。同年カンヌ映画祭に出展され高く評価される。2014年、『風立ちぬ』で、東京アニメアワードフェスティバル・アニメーター賞受賞。監督から見た主人公“おっこ”の魅力――主人公“おっこ”は、ちょうどキッズネット世代で、この作品のファンも多いのですが、 “おっこ”の魅力は、どんなところだと思いますか?高坂:おっこは旅館のおかみの修業をするわけですが、おかみの仕事は自分の思いや感情を抑えて、お客さんのために働くことが求められるんです。そんな「他者のために我を忘れて行動する姿こそ、おっこの最大の魅力」と思いました。「もてなしの心」は、日本だけのものではなくて、英語にも「ホスピタリティー」という言葉があるように、世界共通だと思います。ところが、そんな登場人物って、最近の作品ではあまりないと思ったんです。だからこそ、もてなしの心を大切にする自然体なおっこの姿を、ていねいに描いていこうと考えました。――原作や現在放送されているテレビアニメ(TV東京系)と違う部分もあるのでしょうか?高坂:原作もテレビアニメも「死」に敢えて触れていないんです。それは児童向け原作の持ち味で良いところだと思います。でも今回の映画では、ふだんは元気なおっこが「両親の死」という、内に秘めた影の部分も描きました。――映画のオリジナルストーリーも入っているということで、ますます楽しみですね!絵を描き、自然のなかで遊んだ少年時代――ところで、今回は高坂監督の子ども時代のお話もうかがいたいのですが、どんな少年でしたか?高坂:小さいころからずっと絵を描いているような子でしたね。授業もろくすっぽ聞かないで、落書きばかりしていました(笑)。でも、絵を描くことでいろいろと発見することができたんです。それがぼくの勉強でした。――絵を描くことが勉強になったということですね。どんな絵を描かれていたんですか?高坂:花も描きましたし、マンガみたいな絵やキャラクターを描くこともありました。ところが、キャラクターだけ描いても絵の世界は成立しないわけです。キャラクターの周りにビルや家、イス、机といったいろんなものも描いていくことで、構図を考えるようになり、かなり頭がきたえられたんですよ。それから、近くの山に行って秘密基地を作ったり、自転車レースをしたり、田んぼで野球をしたり、川でフナやカエルを捕まえたり……。小6のころは、そんなことをよくしていましたね。自然と触れ合う場って勉強になると思うんですが、ぼくが子どもだったときよりも、現代は明らかに自然に触れる機会が少なくなっています。アナログ的な世界と自分を結びつけないで、スマホやデジタル機器だけで子ども時代を過ごすのはもったいないとは思います。――ゲームやスマホよりも、自然で遊ばせたいと思っている保護者の方は多いとは思うのですが、現代では難しいですよね。高坂:でも、ぼくが子どもだったときに、今のようなおもしろいゲームがあったら……きっとゲームで遊んでいたとは思いますね(笑)。ひとり娘の父でもある高坂監督。もう成人している娘さんも、この映画を楽しんで観てくれたそうです。好きなことやりたいことは、つらくてもがんばれる!――アニメは子どものころから、ずっと好きだったんですか?高坂:そうですね。テレビでアニメを観ては「今日の絵はうまく描けている」とか「今日の絵は下手だったな」とか、子どもながらにジャッジするほど真剣に観ていました(笑)。当時、宮崎駿さんや高畑勲さんのテレビアニメがよく放送されていたので、宮崎さんたちの作品はずっと観ていました。――アニメを仕事にしようと思ったのは、いつですか?高坂:高校生になり、進路を決めなくてはならなくなったとき、いろいろ悩んだんですが「アニメの仕事をしてみたい」と思ったんです。そう思ったら居ても立ってもいられなくなって、夏休みに自分で描いた絵を、とある制作会社に持っていって、「アルバイトさせてください!」って直談判したところ意外にあっさり「いいよ、やってみる?」と受け入れてくれたんです(笑)。そして、そのままアニメ業界に入りました。――好きなことを仕事にして生活していくというのは、なかなか大変ではなかったですか?高坂:どんな仕事でもつらいことがあると思います。でも、好きな仕事ならつらくてもがんばれるし、いや、がんばれないことも多いですが、悔いは残らないと思っているんです。たしかに、好きなことを仕事にして生きていくのは大変かもしれません。でも、ぼくは「子どもがやりたいことがあるならやらせる」というスタンスも大事なのではないかと思います。親がいくら助言しても、学校がいろいろ教えても、自分が気づかないと、どんなことも実は結ばないと思うんです。自分がやりたいことなら積極的に考えるでしょう?本当の勉強はそこからです。――今の子どもたちを見ていて、感じることはありますか?高坂:今は、世の中の基準からはみ出ない人を育てるような前時代的な風潮がまだあるようですが、はみ出ている人間ほど、いいアイデアを持っているような気がします。アニメ業界に身を置くぼくからしてみると「ふつうじゃない」と言われる方が価値を感じます。映画で当たり前のものを見せられてもおもしろくないわけで、「そういう見方があったんだ!」という意外性や驚きが必要なんです。世の中とは違った目線が、ぼくらにとっては大事なんですね。そういう感性を、それぞれの特性に合わせて育んでいくという世の中の方が、みんながのびのびと成長できて、結果的に社会全体が良い方向にいくのではないかと夢想しています。――わたしも、つい子どもに対して心配してしまうのですが、子どもがそうしたいのなら人と違っていても「黙って見守る」という寛容さが必要だということでしょうか。高坂:寛容さは必要でしょう。助言も必要でしょうが親のリテラシーが問われます。「ふつうは、これがルールなんだから!」などという言葉も聞きますが、ルールを作っているのは人間で、その人間は間違うことがある。ぼくは「ふつう」という言葉は、疑ってみたほうがいいと思っているんです。思春期には、超えなければいけないハードルがある――“おっこ”は事故で両親を失い、旅館でおかみの修業をするという、ある意味「ふつうではない」環境の中で成長していきますが、この映画を通して子どもたちに感じてほしいことはありますか?高坂:多感で自意識が強くなる11~12歳ごろの子どもは、成長するうえで超えなければいけないハードルがあって、そのハードルは自分の力だけでどうにかなるものと、どうにもならないものがあると思うんです。今回の映画では「両親の死」という、自分ではどうにもならないことを抱えているおっこが、温泉街で働くなかで、さまざまな人たちと接しながら社会を知り、いかに成長していくかを描きました。これから大人になり、社会をつくっていく子どもたちが、自分のためだけでなく、他者のために行動するということを考えるきっかけになったらうれしいですね。子どもたちだけでなく、大人も楽しめる映画!――最後に、この映画を楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします。高坂:映画の楽しさや美しさを大事にして制作しましたので、小さいお子さんには「楽しかった」とか「きれいだった」と、素直に思ってもらえれたらうれしいですね。また、原作を知らない方でも十分楽しんでいただけるストーリー展開にしようと、練りに練りました。大人が観ても楽しんでもらえると思います。観たあと、親子のそれぞれの視点で意見交換して、相互理解を深めてもらえたらうれしいです。――ありがとうございました。作品情報劇場版『若おかみは小学生!』2018年9月21日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー原作:令丈ヒロ子・亜沙美(絵)(講談社青い鳥文庫『若おかみは小学生!』シリーズ)監督:高坂希太郎、脚本:吉田玲子、音楽:鈴木慶一 他キャスト:小林星蘭、水樹奈々、松田颯水、薬丸裕英、鈴木杏樹、ホラン千秋、設楽統(バナナマン)、山寺宏一 他劇場版『若おかみは小学生!』公式サイト©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年09月20日インテリア雑貨ブランド「スワティー(SWATi)」が、アーティスト・とんだ林蘭とコラボレーション。2018年9月5日(水)より、キャンドルとボディ&ハンドソープを大阪・阪神梅田本店、阪急うめだ本店の期間限定ストア、スワティーオフィシャルストアで発売する。とんだ林蘭は、コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法を用いて作品を制作している人気のアーティスト。キャンディストリッパーやコンバース(CONVERSE)のシューズ直営店「ホワイトアトリエ バイ コンバース」などともコラボレーションするなど、ファッションシーンでも注目を集める人物だ。そんなとんだ林蘭が「他では作ったことのない、スワティーならではのコラボレーション商品に仕上がりました。」と表現するほど、スワティーとのタッグではユニークなアイテムが展開される。オリジナル書き下ろしイラスト・キャット ウーマンをポイントにした「キャット ウーマン キャンドル(CAT WOMAN CANDLE)」。グラスに注がれたブランデーをイメージし、イエローのジェルキャンドルを透明グラスにセットした。火を灯すと、ベルガモットティーの上品な香りが広がる。自宅でのリラックスタイムにぴったりな落ち着きのある香りとなっている。3種類のデザインで登場する「グッド リビング ボディ&ハンド ソープ(GOOD LIVING BODY&HAND SOAP)」は、付属のアクリルパーツでオリジナルアレンジが楽しめる、遊び心溢れるボディ&ハンドソープ。ソープを使い終わった後は、口紅やバナナ、お札など、様々なモチーフのアクリルパーツをクリアケースの中に入れて、水を注げばスノードームに早変わり。もちろん、アクセサリーやキーチャームとしてアレンジするのもOKだ。ソープはネロリの爽やかな香りで、泡立ちが良くサッパリした洗いあがりとなっている。【詳細】スワティー(SWATi)×とんだ林蘭発売日:2018年9月5日(水)・キャット ウーマン キャンドル 3,000円+税・グッド リビング ボディ&ハンド ソープ 全3種 各3,400円+税取り扱い店舗:・阪神梅田本店 2Fシーズン・ギフト雑貨マルシェコーナー住所:大阪府大阪市北区梅田1-13-13・阪急うめだ本店の期間限定ストア住所:大阪府大阪市北区角田町8-7・スワティーオフィシャルストア<ノベルティ>コラボレーション商品を購入者に、先着でオリジナルのポストカードとステッカーをプレゼント。※商品1点につき、1セットをプレゼント。※無くなり次第終了。■阪急うめだ本店の期間限定ストア住所:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店3階プロモーションスペース33開催期間:2018年9月5日(水)~9月11日(火)営業時間:日~木/10:00~20:00、金・土/10:00~21:00
2018年09月08日『聖☆おにいさん』『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『君の名は。』『君の膵臓をたべたい』など、近年人気俳優・タレントをボイスキャストに起用するケースが自然になってきたアニメ映画。主人公から脇役まで様々だが、中でも注目なのが、一部に熱狂的なファンを持つ“タレント声優によるお父さんキャラ”の存在。たとえば、『となりのトトロ』でサツキとメイの父を演じた糸井重里、『崖の上のポニョ』でポニョの父を演じた所ジョージ。そんな“素朴なお父さん演技”はかつてはスタジオジブリ作品によって数多く生み出されてきた。今回は公開中、そして近日公開されるアニメ映画から、プロ声優ではなく、有名俳優が演じる3人の“素朴なお父さん”をピックアップ!◆星野源が演じる不器用なお父さん/『未来のミライ』俳優、アーティスト、文筆家…と多彩な才能を持つ星野源。先日第2弾の放送が決定した「おげんさんといっしょ」では“お母さん”のような装いで登場しているが、そんな星野さんが演じる“素朴なお父さん”は、現在公開中の細田守監督最新作『未来のミライ』に登場している。本作は、甘えん坊の男の子・くんちゃん(上白石萌歌)を中心に、未来からやってきた成長した妹・ミライちゃん(黒木華)との時空を超えた不思議な出会いや体験を通して、成長していく姿を描いた物語。星野さんが演じるのは、くんちゃんのおとうさん。スタジオジブリ作品の“素朴なお父さん”の系譜ともいえる、黒髪メガネで地味ながらも女性ウケ必至のビジュアルが特徴。フリーの建築家で、自宅で仕事と育児の両立を目指すも、いつも失敗続き…という不器用ながらも子ども思いなお父さんを好演している。ファンからは、「優しい声に癒された!」「見た目も源ちゃんそっくりで実写化もできそう!」と反響も。そんな好評の“お父さん”星野さんを、まずはこちらからチェックしてみて。◆西島秀俊、「イメージ通り」なお父さん/『ペンギン・ハイウェイ』「チーム・バチスタ」シリーズ、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」、『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』など、様々なTVドラマや映画に出演する西島秀俊。ハードな役柄の熱演でも話題になる西島さんだが、もうすぐ公開の森見登美彦原作映画『ペンギン・ハイウェイ』では、もさっとしたヘアスタイルと白シャツでどこか“素朴なお父さん”をにおわせる、アオヤマ君のお父さんを好演。本作は、「夜は短し歩けよ乙女」で知られる作家・森見氏による日本SF大賞を受賞した同名小説のアニメ映画化。利口な小学4年生のアオヤマ君(北香那)が暮らす住宅街に、ある日突然ペンギンが現れたことからはじまる青春ファンタジー。西島さんが演じるアオヤマ君のお父さんは、アオヤマ君が毎日学んだことを記録するノートを授け、息子の研究を見守るアドバイザー的な立場でもある。公開中の予告編では、温かみのある西島さんの“お父さん”を覗くことができ、早くもSNSでは「イメージ通り」「予告だけでイケボ」と期待が高まっている。◆薬丸裕英のおっとりお父さん、物語の重要な役どころ!?/『若おかみは小学生!』累計発行部数300万部超えの児童小説を原作に、現在TVアニメも放送中の「若おかみは小学生!」の映画化作品に登場する“お父さん”は、薬丸裕英が声をあてるおっこのお父さん。本作は事故で両親を亡くし、祖母が営む温泉旅館を訪れた小学6年生の女の子・おっこ(関織子/小林星蘭)が、若おかみとして修業する姿を描いた作品だ。優しい祖母や旅館に住み着くユーレイ、ワケありな宿泊客たちとの出会いを通して成長していくおっこを、思わず涙してしまう感動エピソードと共に映し出していく。薬丸さん演じるおっこのお父さんは、夫婦そろって事故で命を落とすも、劇中で度々おっこの心の支えとして登場する重要な役どころ。スタジオジブリでの作画監督も担当してきた高坂希太郎が監督を務めており、黒髪メガネのおっとりした性格のおっこのお父さんは、正しく“素朴なお父さん”の正当な系譜?声優業は実に18年ぶりという薬丸さん。「少々、緊張しました(笑)」と語る薬丸さんの“お父さん”は、ぜひこちらの予告編から。今回ピックアップした星野さん、西島さん、薬丸さんが出演する3作品は、主人公をはじめ多くキャラクターの声をプロの声優でなく俳優が務めているのも注目どころ。3人が演じる独特の味わいがクセになる“素朴なお父さん”にも注目しながら、ぜひスクリーンで楽しんでみて欲しい。(cinemacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図ペンギン・ハイウェイ 2018年8月17日より全国にて公開© 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会
2018年08月11日小林麻耶(39)が8月3日、自身のブログで引退を発表。麻耶といえば、先月24日に一般男性と入籍したばかりだ。同ブログ記事で「私、小林麻耶は8月3日をもって所属事務所(株)セント・フォースとの契約が終了致します」と報告。「今後は大好きなメディアの仕事を離れ、全身全霊、家族のために日々たくさん働きたいと思います」としている。また結婚や退所は突然の決定だったようで、今年11月に出版される予定の自著「しなくていいがまん」について「全く想像もしていなかったことが起きたので 今、書き直しをしている最中です」と明かしている。交際期間が半年未満というまさに電撃婚。彼女をよく知るテレビ局関係者は本誌の8月14日号で「今年の5月にはもう結婚が決まっていたそうですが、そんな素振りはまったくありませんでした」とし、驚きを表している。また入籍日である7月24日は麻耶が熱心な数秘術にちなんでいるようだ。前出の本誌で占い師のLove Me Doさんは「2+0+1+8+7+2+4=24→2+4=6」とし、「『6』という数字にはサポートする・奉仕する・尽くすという意味があります」と説明している。引退を機に“将来”のサポートに専念するというが、それはあまりに急な方向転換だったようだ。
2018年08月03日8月10日公開の映画『オーシャンズ8』のジャパンプレミア試写会が2日、東京・新宿のTOHOシネマズ新宿で行われ、森星、谷原章介、蘭寿とむが登壇した。映画『オーシャンズ』シリーズの最新作となる本作は、2001年に公開された『オーシャンズ11』を女性キャストでリブートしたもの。主演のサンドラ・ブロックはじめ、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイらが扮した犯罪のプロが"オーシャンズ"を結成し、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催される世界最大のファッションの祭典"メットガラ"に登場する総額1億5,000万ドルの宝石を狙う、というストーリーとなっている。そんな本作の完成披露試写会イベントに、本作のスペシャルサポーターを務める森星、『オーシャンズ』シリーズが大好きだという谷原章介、宝塚歌劇団在籍時に舞台『オーシャンズ11』で主人公のダニー・オーシャン役を演じた蘭寿とむが登壇。本作でアン・ハサウェイが着用したネックレスを身につけて登場した森は「身が引き締まる思いですね。前回のイベントでこのネックレスを近くで見られただけでも緊張したのに、こうやって首元にあってすごく緊張します」と神妙な面持ち。また、2年ぶりの再会となった谷原について森は「あの時は右も左も分からなくてテレビの場がナーバスでした。そんな時にお父さんのような温かさとラビングな部分で緊張を解いてくれました。本当に素敵な方で、まさかエスコートしていただけるなんて思いませんでしたね」と再会を喜んだ。本作では格好良くて美しい女優陣が多数出演。それにちなみ、「自身が会った中で格好良いと思った女性は?」という質問に、本作の舞台でもあるファッションの祭典"メットガラ"に今年出演したという森は「アン・ハサウェイが立っていた時、芯から出る美しさを兼ね備えていると思いました。もちろん外見の美しさもありますが、立っているだけで醸し出す美しさというか、ちゃんと地に足がついている女性だと思いましたね」と回答。そのメットガラに出演した際、酔いすぎて会場から退場しようと急いでいたらジョージ・クルーニーに当たって言葉を交わしたそうで、「すごく紳士的でさすがだと思いました。一生の反省プラス一生の自慢にもなります」と明かした。また、蘭寿とむは「柔らかいのに芯が素敵な女性で格好良いなと思いました」と賞賛。蘭寿のコメントに思わず笑みをこぼした森は「今日は良く寝れそうだ! うれしい」と満面の笑顔を浮かべていた。映画『オーシャンズ8』は、8月10日より全国公開。
2018年08月03日《私、小林麻耶は7月24日に入籍致しました》7月26日、公式ブログで結婚を発表した小林麻耶(39)。自身も今回の電撃婚を“ミラクル”と表現しているが、「本当に予想外だった」と話すのは麻耶をよく知るテレビ局関係者だ。「お相手が一般男性ということもあって、麻耶さんサイドは事前に情報が漏れないように細心の注意を払っていたようです。今年の5月にはもう結婚が決まっていたそうですが、そんな素振りはまったくありませんでした」市川家の知人によると、お相手は優良企業に勤める会社員ということだが、交際期間は半年未満という超スピード婚だったという。そんな2人の入籍日は7月24日。麻耶の誕生日は7月12日のため、なぜこの日を選んだのか疑問の声も上がっているのだが――。「麻耶さんが資格を取るほどにハマっている“数秘術占い”で入籍日を導き出したといいます。数秘とは自分の誕生日をもとに“運命数”を導き出し、運勢を占うものです」(前出・テレビ局関係者)2018年7月24日の運命数は、「2+0+1+8+7+2+4=24→2+4=6」。占い師のLove Me Doさんはこう解説する。「『6』という数字にはサポートする・奉仕する・尽くすという意味があります。見返りを求めない、深い愛情や絆。試練を乗り越えてお互いに成長するという意味もあるので、お2人にぴったりの結婚記念日と言えるでしょう」《たくさんの愛と光に満ち溢れた生活を送っていきたいと思っています》と、ブログにつづっていた麻耶。素敵な家庭を築いてほしい!
2018年08月02日《私、小林麻耶は7月24日に入籍致しました。お相手は4歳年下の優しい男性です》7月26日、公式ブログで結婚を発表した小林麻耶(39)。最愛の妹・小林麻央さん(享年34)の逝去から、13カ月が経つ。麻耶はこれまで、麻央さんの残した長男・勸玄くん(5)と長女・麗禾ちゃん(7)の“母親代わり”として奮闘してきた。この子たちのママは私しかいない――。そうした重圧のなかで、彼女は自ずと自分の幸せを後回しにしてきたのだという。「幼稚園の行事に参加したり、習い事などの送り迎えのためにペーパードライバー講習を受けたりと、麻耶さんは率先して子供たちの世話をしてきました。まだ自分もショックから立ち直れていないのに、『子どもたちが元気でいてくれれば私のことは二の次でいい』と、頑張り続けてきたんです。そうは言いつつも、仲の良い友人家族を見て『やっぱり結婚っていいな……』と漏らすこともあったそうです」(芸能関係者)そんな揺れる女心を抱えた彼女を支える意外な人物がいた。市川海老蔵(40)の母・希実子さん(65)だ。「多忙な海老蔵さんに代わって孫たちの面倒を見てくれている麻耶さんに、海老蔵さんの母・希実子さんはとても感謝しているんです。でも同時に頑張りすぎてしまう麻耶さんをずっと心配していました。『あなたにもちゃんと幸せを掴んでほしい』と、希実子さんは麻耶さんのためにお見合いをセッティングしてあげたそうです。具体的には昨年12月から今年2月までに、何人かの男性を紹介したと聞いています」(市川家の知人)一部報道では海老蔵と麻耶の再婚も取沙汰されてきたが、そのことも希実子さんの“婚活サポート”を後押ししたのだという。「海老蔵さんの團十郎襲名は東京五輪前の19年に予定されているそうです。そうした大事な時期に麻耶さんとの関係を面白おかしく報道されることに対して、成田屋の後援者たちは当然快く思っていませんでした。海老蔵さんも麻耶さんも“再婚説”が報じられるたびに困っていて……。それを案じた希実子さんが『これ以上麻耶ちゃんを振り回すのは良くない!』と奮起したのだと思います」(梨園関係者)希実子さんの努力の甲斐あって実った、麻耶のゴールイン。彼女を射止めた男性とはどのような人物なのだろうか。「希実子さんは麻耶さんに“とっておきの男性”を紹介していたそうです。成田屋の後援者の子息が多く、どの男性もお金持ちで将来有望な好青年だったとか。その中から最終的に麻耶さんが選んだ人なので、最高の結婚相手だったのは言うまでもありません」(前出・市川家の知人)そんな素敵な男性と手を取り合って、今後は自分自身の幸せも追い求めてほしい――。
2018年07月31日歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)が29日、自身のブログを更新し、昨年6月に亡くなった妻・小林麻央さん(享年34)の姉であるフリーアナウンサーの小林麻耶(39)の結婚を祝福した。海老蔵は「おはようございます」と題した投稿で、「千穐楽の朝です」と書き出し、「麻耶さんの結婚は当然おめでたいし嬉しいことです」と祝福。27日に麻耶がブログで結婚を発表してから、海老蔵はその件について触れていなかったが、「あまり私から発信する事でもないかなと少し控えていました」と説明した。麻耶はブログで、「私、小林麻耶は 7月24日に入籍致しました。お相手は4歳歳下の優しい男性です」と報告。「結婚はしないと思っていた私がまさかの結婚をすることになったこのミラクルは、妹がいなくなり、あまりにも私が悲しみ続けていたので天国でみかねた妹からの最高のプレゼントだと感じています」と記し、周囲の人たちやブログ読者への感謝もつづっていた。
2018年07月29日音楽プロデューサーの小林武史らが出演するコンサート「小林武史:交響組曲『円奏の彼方(Beyond The Circle)』~based on 柴田南雄『ゆく河の流れは絶えずして』~」が、7月28日・29日に開催することが決定した。15日よりチケット先行受付もスタートしている。同コンサートは、小林の他、安藤裕子・桐嶋ノドカ・Salyu・TOKUなど個性豊かなアーティストが出演。指揮者・寺岡清高率いるオーケストラととも音楽を奏でる。また小林は、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭2018 オープニングコンサート」のために、8楽章からなる交響組曲を新たに書き下ろす。この交響組曲は、日本の音楽に偉大なる足跡を残した作曲家・柴田南雄氏の「ゆく河の流れは絶えずして」をベースにしたもの。「ゆく河の~」は鴨長明の随筆「方丈記」をもとに、日本の音楽家の回顧を試みるものとして作られたと言われている。小林は「柴田南雄さんの作品をあらためて観て、ある種の"触媒"のようなあり方を感じたんです。柴田南雄という人にはインスピレーションを表現する天才的な表現者の部分もあるのですが、日本/欧米、日本/アジアなどを世界を相対化して考えた音楽の研究者という"知"の側面があった」と評する。「ゆく河の~」については「僕らの時代はいよいよAI が登場するまでになって、でも一方では東日本大震災のように自然の前ではまだ無力であることを思い知らされたりもする。そんな"無常"という大きなベクトルのなかで鴨長明が感じたこと、それを継いで柴田南雄さんが作った交響曲」と語っていた。
2018年05月17日劇場版『若おかみは小学生!』が2018年9月21日(金)より全国公開される。人気児童文学シリーズを劇場アニメ化『若おかみは小学生!』は、「講談社青い鳥文庫」で累計発行部数300万部を誇る、全23巻の人気児童文学シリーズ。交通事故で両親を亡くした小学6年生の女の子・おっこは、祖母の経営する旅館“春の屋”に引き取られ、ひょんなことから若おかみとしての修行を始めることに。旅館に住みつくユーレイ少年・ウリ坊や、転校先の同級生でライバル旅館の跡取り娘・真月らに助けられながらも、次々とやってくる変わった“お客さま”をもてなすために、若おかみとして日々奮闘していく。おっこがエネルギッシュに成長していく過程を描いた、笑いあり涙ありのストーリーとなっている。また、『若おかみは小学生!』は、2018年4月8日(日)よりテレビ東京6局ネットでTVアニメーションとして放送を開始。劇場版では、原作でもテレビシリーズでも描かれなかった両親とおっこの物語を描いていく。小林星蘭、水樹奈々、松田颯水など声優キャスト声優キャストとして、主人公・おっこ(関織子)役は映画『SP THE MOTION PICTURE』にも出演していた小林星蘭が務める。ユーレイのウリ坊(立売誠)役は『クレヨンしんちゃん』『文豪ストレイドッグス』といった作品にも参加している声優・松田颯水、おっこのライバルである秋野真月役を、『七つの大罪 戒めの復活』『魔法少女リリカルなのは』といった作品で声優を務め、歌手としても活躍する水樹奈々が担当。テレビアニメと同じキャスト陣が劇場版でも登場する。おっこの父・関正次役は薬丸裕英、おっこの母・関咲子役は声優初挑戦の鈴木杏樹。スランプに陥った占い師の客、グローリー・水領役は声優初挑戦となるホラン千秋が、おっこが若おかみ修業をする旅館「春の屋」の客人、作家の神田幸水役は、『ミニオンズ』『ペット』などで声優を務めたバナナマン・設楽統が熱演する。また、物語のカギを握る客人・木瀬文太役は山寺宏一、「春の屋」の女将であり、おっこの祖母・関峰子の少女時代は花澤香菜、神田幸水の息子・神田あかね役は小松未可子が担当するなど実力派声優も集結。さらに、ウリ坊と同じくおっこの前に現れるユーレイの秋野美陽役は、子役の遠藤璃菜が演じる。監督は高坂希太郎、豪華スタッフが集結監督は、2003年の作品『茄子アンダルシアの夏』から約15年ぶりの劇場公開作品となる高坂希太郎が担当。作画監督として、『風立ちぬ』『コクリコ坂から』といった作品にも参加している。その他、脚本には『聲の形』の吉田玲子、音楽は『アウトレイジ 最終章』で第41回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した鈴木慶一など豪華な制作スタッフが集結している。詳細劇場版『若おかみは小学生!』公開時期:2018年9月21日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー原作:令丈ヒロ子・亜沙美(絵)(講談社青い鳥文庫『若おかみは小学生!』シリーズ)監督:高坂希太郎脚本:吉田玲子音楽:鈴木慶一キャスト:小林星蘭、水樹奈々、松田颯水、薬丸裕英、鈴木杏樹、ホラン千秋、設楽統(バナナマン)、山寺宏一、遠藤璃菜、小桜エツコ、一龍斎春水、一龍斎貞友、てらそままさき、小松未可子、花澤香菜、田中誠人他
2018年04月10日前回に続き、小林さんの文房具コレクションをご紹介。レトロで可憐なパッケージが素敵な空き缶は彼女のイメージにもぴったり。いただきもののお菓子の箱もつい集めてしまうと笑う。 書くことで永遠に生き続けられると気づけた。この世界を目指すきっかけは、幼少期に読んだある1冊の本だったと小林さん。 「小さい頃に、アンネ・フランクの『アンネの日記』を読んだんです。本の中で、彼女が作家かジャーナリストになりたいと書いてるんですが、10歳の私には、こんなにかっこいいお姉さんがいるんだと衝撃的で。そのときから私も作家になりたいと思っていました。〝私の望みは、死んでからもなお生き続けること〟と彼女は書いているんですが、書くことによって〝そうか! 死なないんだ〟ということが初めてわかって。作家を志すきっかけがこの1冊でした」 テンプレートを使ったドローイング風景。和紙、Gペンやインクも、小林さんの大切なパートナーだ。 自宅にあったこの『アンネの日記』が、彼女の運命を変えていくことに。 「しばらくそのことは忘れていたんですが、私が30歳を過ぎて父が80歳の誕生日を迎えた時に、その父が16〜17歳の頃につけていた日記をたまたま見つけて。それがちょうど戦時中の日記で、そこでアンネ・フランクと父が同じ年の生まれだったことに気づきました。そこで、アンネの日記と父の日記を持って旅をしてその二冊の同じ日の日記を読みながら、私自身も日記を書き記した本が『親愛なるキュリーたちへ』です。作家になりたい、何かを書きたいという私にとって、大きな転換点でしたね」 近年は、目には見えない放射能を題材にした作品も多く、膨大な知識も必要になる。一体何が、彼女の興味を駆り立てるのだろうか。 「よく社会的なことが好きと思われがちですが、なぜ自分が今を生きているのかを知りたいだけなんです。この時代のこの場所でこんな風に生きているということが、私にとってすごく不思議なことで。自分の半径5メートルくらいのことを突き詰めていくと、家族のことだったり、過去のことを考えざるを得なくなっていきます。戦争のこともですし。今につながる時間の中で何があったのかを調べる過程が続いているだけなんですよね。歴史に興味があるのではなくて、なぜ今があるのかっていうことへの疑問ですね。そういう目に見えないことを見たい、どうやったらそれを紙の上に描きつけられるんだろうといつも考えています」 小林さんの仕事デスクには、今まで手がけた作品が並んでいた。 この目に見えないものに興味が湧き始めたのは、ごく最近のことだという。どうやったら紙の上で表現できるのか、それを探りながら描くことはとても楽しいと小林さん。以前は、夜遅くまで仕事することも、土日に作業することも多かったというが、約2年前の出産を機にその生活は一変。お子さまを保育園に預けるようになってからも、今の生活のリズムを掴むまでには約1年かかったという。 「10ヶ月くらいの時から入園できたんですが、保育園の先生方のありがたさを、本当に実感しています。だいたい朝8時半〜9時くらいで保育園に連れて行き、お迎えに行く18時までが仕事の時間です。もう、すぐに時間が過ぎていってしまいます(笑)。やっぱり気持ちは焦りますね。時間の作り方も、まだわからないことがたくさんあって。いつも時間が足りないと感じていて、もっともっとやりたいという気持ちもあります。放射能の名付け親でもあるマリ・キュリーとか、子どもを2人も育てながらいったいどうやって研究を続けたんだろう、すごすぎる……とか考えたり。特に小説やマンガが佳境をむかえたときや展覧会前などは、家がカオスな状態に(笑)。そんなときは、〝でも、みんながみんなノーベル賞2度も受賞するような科学者級じゃないんだから!全部完璧じゃなくても、まあいいか〟っていう気持ちで過ごすようにしています」 優しい空気を纏っている小林さんのイメージからは、想像できない意外な一面。こんな風にときには力を抜くことも、働く女性には大切なことなのかもしれない。女性から憧れる対象である小林さんだが、ご自身の憧れる女性像とは? 「賢く、美しい女性ですね。10歳のときに出合ったアンネ・フランクがまさにそう!本がすごく好きなので、憧れる女性像も本の中の人物であったり、女性の作家さんだったり。その時々で変わっていますが、賢く美しい女性にはいつも憧れています」 自宅は本だらけという小林さん。タイトル買いをしたり、自分の好きな本をオススメしている方の推薦本をこまめにチェックしたりしているそう。そこで、彼女のオススメの本をいくつか教えてもらった。 「池田澄子さんという俳人の方で、『思ってます』という句集がおすすめです。あたりまえにある日常から、一気に過去や宇宙や魂へつながるような句に、いつも心打たれます。他にも、津島佑子さんの絶筆である小説『狩りの時代』や、ジュリー・オオツカさんの『屋根裏の仏さま』という、20世紀初頭に写真だけを見てアメリカ大陸へ渡っていった〝写真花嫁〟を題材にした小説も面白いですよ」 先頃まで、軽井沢ニューアートミュージアムで行われていた『Trinity展』では、初めてガラス作品に挑戦した。美しさに惹かれるというウランガラスで作ったドルマーク。 今描きたいのは、目に見えないこと。最後に、小林さんの今後の活動について率直に語ってもらった。 「コミックと小説、展示という表現で、目に見えない歴史のようなものを、今の私が生きているところから繋がっているように描いていけたらと思っています。特に、コミック『光の子ども』でも題材にしている放射能は、良いとか悪いと言った時点で、何か見えなくなってしまうものが大きいと思うんです。私は、そこからこぼれたものを見たいという気持ちなんですよね。 放射能って、それこそ発見された当時は夢みたいなエネルギーだったと思うし、それと同時にすごく恐ろしいものでもあって。でも、私たちは綺麗なモノに、心から惹かれていきますよね。例えば、ガラスにウランを少し混ぜると蛍光グリーンに光るんですけど、その姿がすごく綺麗なんです。当時は、電力や火力でもない光り輝く何かってすごくレアな存在で。それを見たときの感動たるや、すごいことだったんじゃないかと思っていて。自分自身もそこに惹かれちゃうなっていうのがわかるから、それを含めて描いていきたいと思っています。美しさと恐ろしさが一体化したものへ、一番興味が湧いています。 もう、勝手なミッション感ですね(笑)。描きたいっていう気持が大きすぎて、それは多分一生解決しないことだから、自分の中で見えないゴールに向かって励むという感覚です。自分が知りたい、納得できないことを解決したいという気持ち。それを誰かに観てもらえたり、読んでもらえたりして、その人にとってこういう見方もあるんだなって思っていただけたら嬉しいですね」 小林さんの原動力は、純粋に〝見えないモノを知りたい〟という気持ち。文字だけ並ぶと少し仰々しく感じるかもしれないけれど、それは私たちが日々感じている気持ちとなんら変わらないのかもしれない。クリエイターとして、そして母としてもますますパワーアップするであろう彼女の今後の活動も見逃せない。 【Profile】小林エリカ(こばやし・えりか)漫画家・作家・アーティスト。著書に、アンネ・フランクの日記と実父の日記をモチーフにした小説『親愛なるキティーたちへ』(リトルモア)、小説『彼女は鏡の中を覗きこむ』(集英社)など多数。今年の春には、第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補になった小説『マダム・キュリーと朝食を』(集英社)の文庫が発売に。連載も多数で、現在WEB『MilK JAPON』では「おこさま人生相談室』、雑誌『&Premium』では「文房具トラベラー』を担当中。放射能の歴史をめぐるコミック『光の子ども』は、リトルモアWEBで不定期連載。コミック本『光の子ども1,2』(リトルモア)も発売中。
2018年03月23日女優・安蘭けいのソロ・コンサート『安蘭けい ドラマティック・コンサート GOLDEN AGE』が12月19日(火)、昼夜2公演限りで新国立劇場 中劇場にて上演される。昨年、渋谷オーチャードホールで開催され、好評を博したコンサートの第2弾だ。「自分の好きな曲を歌って、それを聴いてもらえる喜びは格別。そんな贅沢な時間です」と語る安蘭に、今年を締めくくるコンサートへの思いを聞いた。安蘭けい ドラマティック・コンサート GOLDEN AGE チケット情報「昨年はたった一回きりだったので、やり切った感はありましたけれど、それ以上にもっとやりたい!という思いが沸き上がってきて。今年は昼と夜で2回できるから嬉しいです。やっぱり前回できなかったものに挑戦したいという欲が出てきますよね」昨年は、“愛の讃歌”の副題のもとにシャンソン&ミュージカル・ナンバーで彩られた舞台だったが、今年の“GOLDEN AGE”はすなわちジャズ・エイジと呼ばれた1920~30年代のジャズをフィーチャー。安蘭がビリー・ホリディに扮した2014年の一人芝居『レディ・デイ』からの楽曲「Strange Fruit(奇妙な果実)」など、ジャズ・ナンバーに挑む第1幕とミュージカル・ナンバーを揃えた第2幕で構成される。「ジャズは、演出の原田諒先生が提案してくれました。敷居が高くて手を出しにくいと感じていた世界だけど、いつか歌ってみたいと思っていたので、いい機会だなと。この挑戦を乗り越えれば、きっと得るものは大きいと思うんです」この楽しき挑戦にゲストとして伴走してくれるのは、日本ミュージカル界を支える頼もしい実力派、石川禅と田代万里生のふたりだ。「歌に関しては絶対的な信頼を置いているおふたりです。禅さんと万里生くんがいてくれるからこの曲を選べた、というナンバーをデュエットしますし、3人で歌うのもすごく楽しみ。なかなか聴き応えがあると思いますよ」ミュージカル・ナンバーのリストの中で気になるのは『ジキル&ハイド』からの名曲「時が来た」である。男性主人公が壮大に歌い上げるこの楽曲をどう表現するのか、注目せずにいられない。「最初は禅さん、万里生くんと3人で歌うのはどうかと提案されたんですが、私がひとりで歌いたいと言っちゃった(笑)。以前、姿月あさとさんが歌っているのを聴いて、とても歌い甲斐がありそうだなと思ったんですよね。そして私の“持ち歌”といった感のある楽曲の数々も歌いたいと思います」役を脱ぎ、安蘭けい本人として思い入れのある楽曲に向かう。ファンにとっても贅沢このうえない時間となるのは間違いない。「好きな歌をたくさん歌える幸せに浸って、すごく楽しんでいる私の姿を観に来てください(笑)。お客様にもその幸せが届けばいいなと思っています」『安蘭けい ドラマティック・コンサート GOLDEN AGE』は12月19日(火)、新国立劇場 中劇場にて。チケットは現在発売中。取材・文上野紀子
2017年12月11日「大胡蝶蘭展」が、2018年12月1日(土)から2019年2月18日(月)まで長崎・ハウステンボスで開催される。「大胡蝶蘭展」では、国内最多200品種を超える胡蝶蘭が宮殿・ パレス ハウステンボスを埋め尽くす。蝶が舞うように優雅で美しい見た目から、”幸せが飛んでくる”という花言葉を持つ胡蝶蘭。淡い紫や真紅、黄色など色とりどりの蘭が宮殿のあたりを飾り、神秘的な世界に包み込まれる。今回は、「楽園の間」「虹の間」など様々なテーマの7つのスポットが登場する。例えば、「光の間」では、光り輝くイルミネーションと蘭の共演を楽しむことができる。また、特に注目したいのは、前回よりバージョンアップした「蘭のトンネル」。その名の通り、鮮やかな蘭を一面にたっぷりと敷き詰めてつくられたアーチ型のトンネルは、まるで現実とは思えないほど美しい。フォトスポットとしてもとっておきだ。さらに、会場内の黄金の館には、1,800万円相当の純金で作られた「金の胡蝶蘭」が登場したり、ゴージャスな表情と可憐さを併せ持つ蘭のフラワーアレンジメントが展示されたりと、多種多様な蘭を一度に楽しむことができる。【詳細】大胡蝶蘭展会期:2018年12月1日(土)〜2019年2月18日(月)会場:長崎・ハウステンボス「パレス ハウステンボス」住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1時間:9:00〜22:00 ※日によって異なる料金:500円(パスポート類提示) 700円(散歩チケット提示)【問い合わせ先】ハウステンボス総合案内(ナビダイヤル)TEL:0570-064-110
2017年11月17日『天才子役』という言葉が流行するようになって随分たちましたが、人気子役そのまま芸能界で大活躍する人、全く異なる分野で活躍する人など様々です。では今現在子役の中で注目を集めている、将来期待できる子役は誰なのか。今回はパピマミユーザーのリアルな声をお届けします!●将来が期待できる子役は誰?・1位:芦田愛菜……36%(257人)・2位:本田望結……32%(229人)・3位:鈴木梨央……16%(118人)・4位:谷花音……5%(38人)・5位:エヴァ……4%(31人)・6位:小林星蘭……3%(19人)・7位:早坂ひらら……2%(17人)・8位:窪寺百合愛……1%(5人)・9位:太田しずく……1%(5人)・10位:佐藤芽……0%(0人)※有効回答者数:719人※集計期間:2017年10月2日〜2017年11月2日(パピマミ調べ)●1位:芦田愛菜やはり1位は芦田愛菜さん(257票)!『小さい時はかわいさ、大きくなって来て少しずつ女性の色気も出て来た。(20代女性会社員)』『どんなジャンルに出ても、違うカラーの役を見せてくれるから飽きない。(40代女性主婦)』芸能界入りはなんと3歳で2010年ごろからドラマデビュー。大河ドラマ、ハリウッド映画などにも出演しています。ブレイクは何と言っても『マルモのおきて』ですが、そんな芦田さんのやりきる力は芸能界だけではなく勉学でも同様。月に10冊以上の本を読むのは有名な話です。子役といえば芦田愛菜、という圧倒的な存在感を築いているのかもしれませんね。●2位:本田望結第2位は本田望結さん(229票)!『穏やかな表情に似つかわしく、鬼気迫る表情がとても心動かされます。(40代女性主婦)』『芦田愛菜さんと2人が本当に子役を引っ張っているという感じがしますね。(30代女性自営業)』本田さんといえば何と言っても『家政婦のミタ』でブレイクしました。子役がメインとなって出演したドラマではもっとも人気なドラマかもしれません。そして進学した中学校は関西大学中等部という関西の名門校。姉の本田真凜さんもフィギュアスケートで日々メディアの注目を集めている、なんともできすぎた兄弟と言えるかもしれません。●3位:鈴木梨央第3位は鈴木梨央さん(118票)。『圧倒的に演技がうまい、子供らしい愛嬌も残ったまま成長していますよね。(30代女性会社員)』『大人になって可愛いより美しい、キリッとした女性になりそう(20代女性会社員)』鈴木梨央さんといえば2013年の『八重の桜』でしょうか?芦田愛菜さんに憧れ、そして大好きな存在として芸能界に入ったと言われています。可愛くてそして演技もうまい鈴木さんは芦田さん、本田さんに継ぐ存在になっていって欲しいですね。・【アンケート結果(1位〜10位)】(将来が期待できる子役は誰?)使用するタグ:●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年11月02日2016年、石丸幹二主演、ヒロインに安蘭けいを迎え、ガブリエル・バリー潤色・演出の新バージョンとして世界初演されたミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が今秋、早くも再演される。フランク・ワイルドホーン作曲による愛と勇気の冒険活劇は1997年にブロードゥエイで初演。2008年には小池修一郎演出により宝塚歌劇で初演され、安蘭は当時星組男役トップスターとして主演を務めている。ガブリエル・バリーはこのことを尊重し、本作の初演では彼女のために“見せ場”が設けられたほど。安蘭に再演への思いを聞いた。ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」チケット情報1789年、フランス革命勃発。元貴族らが次々と処刑される恐怖政治が続くなか、イギリス貴族のパーシー(石丸幹二)はフランスの有名女優だった妻マルグリット(安蘭けい)に内緒で仲間と「ピンパーネル団」を結成、無実の人々を救うため暗躍する。フランス政府特命全権大使ショーヴラン(石井一孝)は“元同志”で恋人でもあったマルグリットにピンパーネル団の素性を探って欲しいと囁くのだが……。マルグリット唯一の肉親で最愛の弟アルマン(松下洸平)を巻き込みながら、疑心と愛憎渦巻く物語がスリリングに展開する。夫と元恋人の間で揺れ動く三角関係が肝の話かと思いきや、安蘭マルグリットの見解は少し違うよう。「活動家でもあったマルグリットは信念のある強い女性。ショーヴランに対しては今も昔も同志以上の想いはなかったと思います。一方、パーシーとは出会って6週間のスピード婚だったので一目惚れだったのかな。女性としての気持ちが芽生え、初恋のように弱い部分が出てしまう。また、原作にはパーシーが英国一のお金持ちであったため、セレブ生活に憧れたマルグリットが打算的に結婚したことも描かれていて、なるほどなと。マルグリットも普通の女性なんだなと思ったら、面白く演じられそうだと思いました」初演の際、演出のガブリエルは安蘭が宝塚版初演でパーシーを演じたことを尊重し、「ファンの期待に応えたい」と急遽、マルグリットに歌と立ち回りの場面が追加されたと明かす。「(宝塚版パーシーの劇中歌)『ひとかけらの勇気』は歌詞を変えて数フレーズのみでしたが、私の声であのメロディを聴けてゾワゾワした、と喜びの声も頂きました。終盤の立ち回りはまさかの二刀流!あまりに強くて場面を少し削ったほど。マルグリットの役柄に必要な要素かも悩みましたが、最後はファンサービスの意味も込めて戦い切りました(笑)」。再演では石丸さち子が演出に加わり、ピンパーネル団の顔ぶれも一新される。「繊細に役を深めつつ、石丸(幹二)さんとも相談しながらパワーアップした内容でお届けしたい。前回チケットが入手できなかった方も大勢いらしたので、この機会にぜひご覧頂ければと思います」大阪公演は11月13日(月)から15日(水)まで梅田芸術劇場メインホールにて、東京公演は11月20日(月)から12月5日(火)までTBS赤坂ACTシアターにて上演。チケットは発売中。取材・文:石橋法子
2017年10月10日NHK連続テレビ小説「ひよっこ」や10月スタートドラマ「オトナ高校」ほか数々の話題作に出演する竜星涼、「仮面ライダーエグゼイド」で注目度上昇中の瀬戸利樹、日曜劇場「陸王」への出演が控える山本涼介など、「研音」の若手俳優が年に一度集結する「MEN ON STYLE」。今年は新メンバーとして、日本テレビ系情報エンタテインメント番組「ZIP!」にて活躍中の小林亮太が加わることが決定した。今年のメンバーは、竜星さんに瀬戸さん、山本さん、さらにNHK「この声をきみに」、BSプレミアム「男の操」に出演する永瀬匡、話題作『曇天に笑う』『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?』も控える市川知宏、テレビ東京系「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」にレギュラー出演する入江甚儀、テレビ朝日系10月スタートの「ドクターX~外科医・大門未知子~」やAbemaTV「ハケンのキャバ嬢~彩華~」などに出演する上杉柊平、そして小林さんという8人。昨年はイベントが5周年を迎え、Anniversaryということで大きな節目の年となった「MEN ON STYLE」。6年目となる今年は、“新たなスタート”という意味も含め、例年の黒のスーツに身を包んだスタイルから一新し、白の統一感のある衣装に。そして初の8人揃ってのロケ撮影を敢行!スタジオ撮影とは異なる、スタイリッシュで独創的な雰囲気のなかでの撮影となった。また、新メンバーの小林さんは、昨年まではサポートメンバーとしてイベントを盛り上げていた。事務所の先輩たちが俳優とは異なる一面を見せ、活躍する様子をずっと客席から見てきた彼は、出演決定の知らせを受けた際には衝撃で言葉を一瞬失ったほど、大感激していたという。1998年12月16日生まれ、18歳の小林さん。「nicola」専属メンズモデルを務め、近年の出演作にはAmazonプライム・ビデオ「仮面ライダーアマゾンズ」や映画『兄に愛されすぎて困っています』などがあり、「ZIP!」では「流行ニュースBOOMERS」担当としてレギュラー出演中。2018年1月19日(金)からは、舞台「私のホストちゃんREBORN~絶唱!大阪ミナミ編~」が控える要注目株。「ずっと念願だった『MEN ON STYLE』出演。少しずつ実感が湧いてきて、本当に心から嬉しく、ワクワクしています!応援して下さっている皆さんと直接会えるのが、楽しみで待ち遠しいです!」と小林さん。「年末に最高の笑顔と思い出を届けられるように、自分らしく全力で頑張るので、ぜひ皆さん遊びに来てください!」と気合い十分のコメントを寄せている。今年の総合演出には、振付師の南流石氏を迎え、「For you ~With you」をテーマに、メンバーから観客へ向けたパフォーマンス中心のイベント(for you)から、よりメンバーとの距離感が近く、観客も一体となってステージを作り上げていく参加型イベント(with you)になるという。ダンスが得意だという小林さんも、強力なメンバーとして、また最年少18歳の“かわいい弟分”としてイベントを盛り上げてくれそうだ。「MEN ON STYLE2017」は12月28日(木)開演13時/開演18時~、12月29日(金)開演13時/開演18時~東京・豊洲PITにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年10月05日東京・中目黒のギャラリー・ボイルド(VOILLD)では、10月1日までアーティストのとんだ林蘭による個展「Dressing」が開催中。東京を拠点にコラージュ、イラスト、ペインティングなど、様々な手法で作品を創作し続けるとんだ林蘭。近年では映像や写真、立体、インスタレーション、またファッションブランドや音楽アーティストへの作品提供、さらに自身もモデルとして作品に登場するなど、多彩な表現で人々を魅了している。日々の生活に潜むおかしな場面や、愛しい出来事など、身近かつ様々な瞬間を純粋に切り取りつつ、独特な目線でモチーフや言葉を組み合わせたチャーミングでありながらも鮮烈な色使いの作品が特徴だ。今回「Dressing」とタイトルを掲げた個展では、病や死といった言葉を連想させるようなシチュエーションをモチーフにした、より鮮やかな色彩のペインティングやドローイングの平面作品を中心に、映像、立体、インスタレーション作品約40点を展示。着飾ること、彩りを添えることを表現したそれらの作品は、命が絶たれてまで美しさや見栄えにこだわる人間の欲深さへの問いかけのようにも感じられる。また、会場内では、作品の他にクッションやポーチiPhoneケースなど、オリジナルグッズも販売されている。【展覧情報】「TONDABAYASHI RAN EXHIBITION『Dressing』」会期:9月9日~10月1日会場:VOILLD住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台 地下1階時間:14:00~20:00(土・日12:00~18:00)休廊日:月・火・祝日
2017年09月13日