モデルで女優の山本美月が2日、東京・ルミネ池袋で行われた、映画『東京PRウーマン』のトークイベントに登場した。22日に全国公開する本作は、山本演じるヒロインの成長物語。自分に自信がない銀行員の玲奈(山本)は、ひょんなことからPR会社に転職する。新たな職場で成功する玲奈だったが、人気タレントを怒らせるミスで窮地に陥り――というストーリーで、山本のほか、山本裕典、桐山漣らが出演している。映画初主演を務めた山本は、「すごくドキドキしてるけど楽しみ。早くみなさんの反応が知りたい」と公開を前にワクワク。撮影中を、「みんなを引っ張っていこう!と思ってたけど、助けられてばかりだった。みんなでワイワイしながら、毎日楽しかったです」と振り返った山本は、「試写を見て恥ずかしかった。物語に入り込みたかったけど、お芝居をチェックしながら見ていたので、落ち着かなかった」と照れ笑いを浮かべた。また、ファッション雑誌『CanCam』の専属モデルでもある山本は、劇中で27種類ものファッションコーディネートを披露しており、「みなさんが真似できる感じだと思います」とにっこり。自身の好きなファッションについて、「シンプルでボーイッシュな服が好き。アクセサリーは昆虫モチーフが好きですね」と話した山本は、「よく着けてるのは、ハエです。あんまり可愛いって言ってもらえないけど、可愛いんですよ~。サナギのネックレスも持ってます」と意外な好みを明かしていた。
2015年08月03日8月22日公開の映画『東京PRウーマン』の完成披露試写会舞台あいさつが27日、東京・新宿ピカデリーで行われ、山本美月、山本裕典、井上正大、LiLiCo、鈴木浩介監督が出席した。銀行員からPR会社に転職したいまどきの女性を主人公に、様々な困難を乗り越えながらも成長していく姿を描いた本作。ドジで自分に自信がない主人公の三崎玲奈に山本美月、玲奈が勤めるPR会社の先輩社員に山本裕典、玲奈の恋人に井上正大が演じるるほか、久松郁実や坂田梨香子など注目の若手株が出演する。この日は主演の山本美月らキャスト陣が勢揃い。舞台あいさつ前に照明が消えるハプニングもあったが、山本美月とLiLiCoが会場を盛り上げるなど、ことなきを得て舞台あいさつを実施。本作で映画初主演を果たした山本美月は「私の役は冴えない銀行員で、とあるきっかけでPR会社に転職します。厳しい先輩(山本裕典)のもと、成功と失敗を繰り返しながら成長していきます」と演じた三崎玲奈のキャラクターを説明しながら「やっぱり初主演なので、みんなを引っ張っていこうと思いました。でも皆さん年上で逆に助けられましたね。撮影期間は10日間と短かったですが、ファミリー感を出そうと思って話しかけたりしました」と振り返った。そんな山本美月に山本裕典は「『CanCam』のモデルでテレビでもCMやバラエティーに引っ張りだこなので、偉そうな奴が来たら天狗の鼻をへし折ってやろうかと思いましたが、現場に来たらすごく頑張り屋さんで誠実さんですね。『頑張れ! 頑張れ!』と思ってました」と絶賛するも、厳しい先輩役は「ドSな役で完膚なきまでに山本さんのお尻を叩きました。こんなに綺麗な女優さんをいじめられるということで楽しかったです」と満足げだった。主人公・玲奈の恋愛も本作の見どころだが、山本裕典扮する先輩の草壁や井上が演じた彼氏の啓太など、登場する男性キャラクターで誰がいいかという質問に山本美月は「プライベートが見えない草壁さん!プライベートが優しかったら萌えるから草壁さんかな」と即答。それを聞いた山本裕典は「役だけどありがとうございます」とうれしそうだった。映画『東京PRウーマン』は、8月22日より全国公開。
2015年07月28日過去2度の上演で、その不可思議な世界観が話題を呼んだ後藤ひろひと作『ダブリンの鐘つきカビ人間』。10年ぶりの再演に、佐藤隆太、上西星来(東京パフォーマンスドール)が挑戦する。これまでの演出も手がけてきたG2とともに、作品の魅力と意気込みを語った。舞台『ダブリンの鐘つきカビ人間』チケット情報作品の舞台はかつて奇病に襲われた村。その病によって醜い容姿となったカビ人間を佐藤が、自分の思いと反対の言葉しか話せなくなった娘・おさえを上西が演じ、やがてふたりに訪れる残酷で美しい奇跡が描かれる。この独特なダークファンタジーの演出を3度手がけることになったG2。「どうせやるなら新しい世界観を作りたかった。おふたりにはこの台本に新しい風を吹かせてもらいたい」と期待を寄せる。それに対して「思い切り笑って最後に切ない気持ちになってと、観てるほうもいろんな表情になれる好きな作品。前作にリスペクトを持ちつつ、どこまで自由に動けるか、挑戦してみたいです」と応える佐藤。本格的な演劇には初挑戦となる上西も、「不安はありますけど、おさえの心のもどかしさをどう表現するか、恥ずかしがらずに、やれるだけのことをやりたいと思います」と力強い。佐藤は舞台を「怖いからこそ大事にしたい場所」という。「始まってしまえば楽しいんですけど、本番1週間ぐらい前はすごく怖い。それぐらい追い込まれるからこそ、そこから逃げたくないと強くなれるような気がします」。片や、東京パフォーマンスドールのライブでナマの舞台も数多く経験している上西は、「台詞や段取りを忘れたときの怖さはありますけど、いつもメンバーで助け合っているので、冷静に対処できるほうだと思います」。そんな上西を見てG2も、「毎日おさえとして気持ちと反対のことを言うのは、実は大変なこと。その精神的なタフさをぜひ発揮していただきたい(笑)」と心強そうだ。カビ人間という特殊な役に抜擢された佐藤についても、「代々のカビ人間とはタイプの違う役者なのに、“あー、いけるいける”と思った。ハマるし今までとひと味違う、というカビ人間になると思いますよ」と太鼓判を押す。そもそもこの異色の物語は、G2によれば、「それまでの作品へのアンチテーゼとして」生まれたものだったそうだ。「だから今回も、“今”に対するアンチテーゼを何かしら見つけていきたい」と。それだけに、同じ台本でありながらどれだけ違う世界になるのかは見もの。エンターテインメントのすべてが詰まっているこの作品がどう蘇るのか、期待したい。公演は10月3日(土)から25日(日)まで東京・PARCO劇場にて。チケットの一般発売は8月1日(土)午前10時より。なお、チケットぴあではインターネット先行抽選を実施中、7月22日(水)午後11時59分まで受付。取材・文:大内弓子
2015年07月22日佐藤隆太が主演を務め、『パコと魔法の絵本』の原作で知られるG2と後藤ひろひとのコンビによる舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」の全キャストが、このほど発表となった。物語は中世。住民皆が異なる症状の病にかかり、奇病に冒された、とある町。鐘つき男の“カビ人間"は、かつて美しい容姿に醜い心を持った男であった。しかしいまは、奇病によって心と容姿が入れ替わり、水晶の泉ような心とカビに包まれた醜い容姿を持つ、町の嫌われ者となっていた。カビ人間は、ある日、思った事と反対の言葉しか話せない病に苦しむ娘・おさえに出会う。二人は惹かれ合うようになるが、周囲を渦巻く思惑や裏切りが、いつしか二人を思わぬ悲劇に巻き込んいく…。既に発表されたキャストとして、主演の佐藤さん、ヒロインに「東京パフォーマンスドール」の上西星来の抜擢が話題の本作。このほど発表となった他のキャストには、ドラマ「She」「恋愛あるある。」の白洲迅や、『ごくせん THE MOVIE』の木戸邑弥といった新星から、『東京難民』の大塚千弘、「牙狼-GARO-」シリーズの小西遼生、映画やドラマ、舞台のほか「PON!」にも出演中の中村昌也などの注目俳優や、明樂哲典、マギー、後藤さん、吉野圭吾、篠井英介、村井國夫といった個性派ベテラン俳優など、バラエティ豊かな俳優陣が名を連ねた。「ダブリンの鐘つきカビ人間」は、1996年に後藤さん主宰の劇団「遊気舎」において初演され、その後、演出・G2×脚本・後藤さんのタッグによるプロデュース公演として、2002年には大倉孝二、2005年には片桐仁を主演に迎え上演。10年ぶりとなる今回の再演では、作者であり、2002年上演版、2005年上演版でも王役を演じた後藤さん以外はすべてのキャストが一新されている。キャスト全員のアンサンブルによって、大きな笑いとドラマが作り上げられるのが大きな魅力である本舞台。映像、ミュージカル、ストレートプレイなど、様々なジャンルを横断し活躍する旬の俳優陣たちのアンサンブルに、大きな期待がかかる。舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」は、10月3日(土)~25日(土)渋谷パルコ劇場を皮切りに、大阪他、各地で上演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月25日後藤ひろひと作、演出G2による舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」の主演に、佐藤隆太が決定したことがこのほど明らかとなった。「ダブリンの鐘つきカビ人間」は、1996年に作の後藤ひろひと主宰の劇団「遊気舎」で初演された舞台。その後、演出:G2×脚本:後藤ひろひとのタッグによるプロデュース公演として、2002年には大倉孝二、2005年には片桐仁を主演に迎え上演された。今回の上演決定で10年ぶりの再演となる。物語は中世。住民皆が異なる症状の病にかかり、奇病に冒された、とある町。鐘つき男の“カビ人間"は、かつて美しい容姿に醜い心を持った男であった。しかしいまは、奇病によって心と容姿が入れ替わり、水晶の泉ような心とカビに包まれた醜い容姿を持つ、町の嫌われ者となっていた。カビ人間は、ある日、思った事と反対の言葉しか話せない病に苦しむ娘・おさえに出会う。二人は惹かれ合うようになるが、周囲を渦巻く思惑や裏切りが、いつしか二人を思わぬ悲劇に巻き込んいく…。G2×後藤ひろひとのタッグは、これまでに「人間風車」「Paco~パコと魔法の絵本~」(中島哲也監督によって2008年に映画化)など、一見ファンタジックでありながら心の深層に迫る作風で多くのファンの心を捉えヒット作を数多く生み出している。今回の佐藤さんが演じるのは、かわいらしさやコミカルさ、悲哀を併せ持つ“カビ人間”というキャラクター。佐藤さんの個性と魅力が全く新しい“カビ人間”を生み出すことができるというカンパニーサイドの信頼から白羽の矢が立った模様。さらには、会場となるパルコ劇場は、佐藤さんが1999年の舞台「BOYS TIME」で俳優デビューした場所であり、特別縁の深い会場となる。今回の主演決定に向けて、佐藤さんは「今回、作の後藤ひろひとさん、演出のG2さんとは、初めてご一緒させて頂きますがとても楽しみです。この作品は、一見童話的ではありますが、人の心の真理のようなものが描かれていると思います。物語の中では沢山の感情が渦巻いて、おそらく観客の皆さんも、物語の世界に入り込んだような気持ちになってご覧頂けるのではと思います。ファンが多い作品と聞いていますが、僕なりの、新たなカビ人間の姿をお届けできるよう稽古に臨みます。僕にとっては出発点でもあるパルコ劇場で、新たなチャレンジが出来る事を楽しみにしています」と、意気込みを述べている。脚本の後藤ひろひとは、「居酒屋で『いつか僕も後藤さんの作品に出してください!』と佐藤隆太くんが私に熱く語ったのはいまから12年も前の事でした。まっすぐに私を見つめて話す彼に『さーてね!』と笑って答えた私でしたよ。まさか再会する彼が『カビ人間』になっているとは夢にも思いませんでした。あのときの誠実で正直な彼の瞳を思い出すと、いまはなんだか作者である私の心の扉が一つ開けられるのを感じています。隆太君が演じる『カビ人間』はきっとたくさんの扉を開けるのでしょうね」と、大きな期待を寄せている。そして、演出のG2は、「大人向けの毒のあるファンタジー。ラストは衝撃的な美しさ。その美は目にも見えないし音にも聞こえない。佐藤隆太の演技が観客の想像力を喚起するはず。巧さだけでは表現不可。彼の持つピュアさが武器になるでしょう」と力強くコメント。個性的な登場人物全員のアンサンブルが魅力の本舞台。ほかキャスト発表にも大きな注目が集まりそうだ。舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」は、10月3日(土)~25日(土)渋谷パルコ劇場を皮切りに、大阪他、各地で上演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月08日メジャーリーグのテキサス・レンジャーズに所属するダルビッシュ有投手がこのほど、レスリング世界選手権で金メダルなどを獲得している山本聖子選手と交際していることを、自身のTwitterで明かした。ダルビッシュ投手のTwitterには、自身と山本選手がにこやかな表情で抱き合っている2ショットが写されている。ダルビッシュ投手は「先々週の日曜日に撮影した写真です。2人で相談し、オープンに付き合って行くことにしました。皆様応援宜しくお願いします」とのコメントを投稿し、堂々と交際宣言をしている(原文)。「交際投稿」には「幸せな笑顔が素敵なお二人です」「末永くお幸せに」などの祝福のコメントが多数寄せられている。また、山本選手が「神の子」などの異名を持つ総合格闘家・山本"KID"徳郁選手の妹であることを受けて、「(山本"KID"徳郁選手の)義弟になるのか」などといった、早くも結婚を見越したコメントもされている(すべて原文)。なお、ダルビッシュ投手は2007年にタレント・紗栄子さんと結婚し、2012年に離婚を発表している。
2014年11月18日人気モデルで女優の山本美月が、自身初となる単独握手会を開催することが決まった。『2015年山本美月カレンダー』(小学館/11月21日発売)の発売を記念して行われるもので、山本は23日付のブログで「わーーーーめちゃくちゃ緊張する!!!!でも、いつも応援してくださる方々と直接お会いすることができる初めての場、とてもとても嬉しいです」と喜びを爆発させている。カレンダーでは山本美月がキュートな素顔をのぞかせる握手会は、11月23日に福岡・ジュンク堂書店天神店、30日に東京・三省堂書店有楽町店で開催。希望する書店に電話予約をしたうえで、山本が専属モデルを務める女性ファッション誌『CanCam』(同)1月号とカレンダーを購入すると、参加券と引き換えられる仕組みとなっている。イベントでは、山本が描いたイラスト入りの限定ポストカードを手渡しされるほか、抽選でチェキによる2ショット撮影もできるという、ファンにとっては嬉しい内容となっている。山本は「来てくださる人みなさんに感謝の気持ちを伝えられたらなと思ってます!なんと東京だけでなく、私の愛する地元福岡でも開催!しかもジュンク堂とか!通ってた大好きな本屋さん!!!嬉しい(ハート)是非是非是非!来てくださいね!」と意気込んでいる。
2014年10月23日映画『小野寺の弟・小野寺の姉』の完成披露試写会が8月13日(水)に開催され、W主演の向井理に片桐はいり、山本美月、及川光博らが舞台挨拶に登壇。向井さんと山本さんは同じ大学の先輩後輩ということで、撮影現場でも共通の話題で盛り上がったと明かした。両親を亡くして以来、2人で暮らしてきた小野寺家の姉弟を主人公に、向井さんと片桐さん主演で昨年上演された同名の舞台に続いて、姉弟の設定を維持したまま映画として製作。2人の何気ない日常、互いを深く思いやる姿をコミカルに描き出す。舞台版では小野寺姉弟がひょんなことでケンカし、そこから思わぬトラブルに巻き込まれながらも仲直りするという1日を描いたが、本作ではそれぞれの不器用な恋が描き出される。その相手役として映画からの出演となったのが山本さんと及川さん。向井さん演じる進は“香り”を調合する研究者という設定で、山本さん演じる薫は絵本作家を夢見る女性。ひょんなきっかけで出会った2人が、徐々に距離を近づけていくのだが、西田監督は現場で向井さんと山本さんの“距離感”に相当気を遣ったそう。「初対面で、そこから少しずつ縮めていく関係だったので」と2人が撮影以外で仲良くなり過ぎないよう、特に撮影開始当初は、自らが間に入ることで“調整”していたという。そうした監督の意図も露知らず、山本さんは向井さんとの現場での関係について尋ねられ「西田さんが間に入って仕切ってくださって…(笑)、会話の“司会”をやってくれていました」と不思議そうに述懐する。向井さんも監督の意図を知らず「何でこんなに間に入ってくるの?と思ってた(笑)」とふり返る。そもそも、向井さんと山本さんは共に明治大学出身の先輩・後輩で、しかも学部と学科まで同じということで、初共演にもかかわらず、初対面のときから共通の話題もあって、かなり打ち解けていたよう。西田監督はなんともばつが悪そうに「何か…ごめんなさい」と苦笑交じりに謝罪し、会場は笑いに包まれた。また、片桐さんも及川さんと少しずつ距離を縮めていく関係性を演じたが、監督の話を聞いて「私たちにはそんな気遣いはなかった!」とおかんむり。監督は呆れ気味に「そっちは大人でしょ!」とツッコミ、及川さんは「そもそも、僕と片桐さんは前に共演してて、しかも『キューティーハニー』で一緒にパンサークロー(※謎のテロ集団/及川さんはブラック・クロー、片桐さんはゴールド・クロー)やってますから(笑)」と告白し、会場は再び笑いに包まれていた。『小野寺の弟・小野寺の姉』は10月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年08月14日銅版画家の山本容子が個展「山本容子展 アート イン ホスピタル」を伊勢丹新宿店本館7階催事場にて開催している。2005年から山本が新たなライフワークの一つとして取り組んでいる「アート イン ホスピタル」。これは、絵の持つ力で患者を始め看病する家族や医療従事者達が心穏やかに過ごせるよう病院内でアートを活用するという考え方だ。山本は自身の父の死をきっかけにアート イン ホスピタルに興味を持ち始め、福祉先進国のスウェーデンにて勉強した経験もある。まだ国内ではなじみの薄い病院でのアートについて山本氏は、「病院を訪れる患者の心情には治りたいという前向きな思いと共に、緊張や不安もある。心の底ではどこか怖い場所というイメージがあるかもしれない。実際に病院内でアートを取り入れているスウェーデンは、病院こそ最も美しく快適でなければならないという考え方だ。私もアーティストとして、アートを通じて日本での病院に対する意識を変えられないかと考えている」と話す。病院に飾られるアートに求められるものは「作品の善し悪しではなく、その環境や土地にふさわしいものでなければならない」と語る山本氏は、制作のオファーを受けると即現場に出向き、患者や病院スタッフとそこに何を描くかミーティングを重ねる。そこには彼女の「病院内のアート作品は自分の好きな世界観を描いてはダメ。その場で過ごす方々と会話を重ね、どんな絵が効果を生み出すのかを一緒に検討することが大事」という考えがあるからだ。同展示で入口すぐのスペースに展示される原画は、高松赤十字病院の西玄関に描いた作品のために制作したもの。同作品は2000年に描いた『愛の小径(Les chemins de L’amour)』というフランスのシャンソンをモチーフにしたエッチングをベースにしている。しかし、原画には元のエッチングには無い要素が描かれている。島や海、オリーブの木は現地での関係者達との会話の中で、直島や小豆島など瀬戸内海の島々と海やオリーブの木を描いて欲しいという声が上がったことから加えられた。また、病院のエントランスに飾られるという立地性から、子供の目の高さにはカエルを書き加えるなど通行者の目の高さも意識した工夫が凝らされている。高松で前述の作品を1週間掛けて描く間、患者やその家族だけでなく、病院で働く医療従事者にも日々変化する作品の制作過程を楽しみにする様子が見られたという。その経験から、彼女は「医療従事者にとって病院は日常生活の大半を過ごす場所。その場が殺風景だったら彼らも癒やされない。患者と同様、医療従事者の方にもリラックスするための空間は必要」だと考える。また、病院において求められるアートについて「環境音楽のようにさりげなく環境に溶け込み、見る人に静かに何かを語りかけてくれるものではないかと思う」と自身の考えを述べた。山本はこれまでにも同店で個展を開催してきたが、今回は百貨店で展示を行う意義を強く感じているという。「百貨店は人々が夢を求めて来る場所。買い物ついでに立ち寄って作品を見ていただき、病院におけるアートの在り方や医療現場に求められることを考えてみるきっかけになれば嬉しい」
2014年06月26日銅版画家の山本容子は、「山本容子展 アート イン ホスピタル」を伊勢丹新宿店本館7階催事場にてスタートした。会期は6月30日まで。彼女が病院におけるアートをテーマに大規模展を開催するのは今回が初。会場には、病院という場で過ごす患者や医療関係者が心穏やかに過ごせるようにと山本が手掛けた作品やその原画などが展示される。会場には山本が未来を感じたという病室で過ごす患者自身が病室に飾る絵を選ぶ「アートテイク」のためにセレクトした作品も展示され、その一部は購入することも可能だ。アートテイクゾーンの作品には、本を読むのもつらいという症状の子供のために、その絵があることで家族や看護師と会話が広がるようにと山本が選んだ作品もある。展示作品は、会場中央には同氏が初めて手掛けた病院におけるアート作品である中部ろうさい病院特別室2室の天井画『チューリップ』や和歌山県立医科大学付属病院母子医療センター治療室前の壁画『鳥の歌』『オーヴェルニュの子守歌』、エントランスには今年山本が手掛けた高松赤十字病院の西玄関に描かれた壁画『愛の小径(Les chemins de L’amour)』の原画など。この原画は、制作期間の限られた病院での作業を前に、山本のアトリエで描かれた現場と同サイズのキャンバスに描いた設計図とも呼べる下絵だ。山本は趣味人だった父が病院での闘病生活の末亡くなった後、そのベッドに横になってみたという。そこで病室のぶつぶつと穴の空いた白い殺風景な天井が目に入り、最期に見た光景はこの天井だったのかと悲しい気持ちになった。それ以降、病院におけるアートの力を問うべく、医療関係者に出会う度に「病院で天井画を描かせて欲しい」を語り続け、ある対談で出会った中部ろうさい病院院長が山本に賛同し、2005年に第一号となる天井画が生まれた。山本氏は、「今回は自分の世界観を一方的に伝える展示ではなく、病院環境の質という社会問題をアーティストの視点で捉えて制作した作品を展示している。アート イン ホスピタルには一つの正解がある訳ではないので、鑑賞者も知恵を出し合って様々な問題を解決できる社会になれば嬉しい」と語った。28日11時から12時の間、山本自身がキャンバスの仕上げをライブで見せる公開制作を実施。また、29日14時45分から15時45分にはサイン会を開催。会期中会場で書籍を購入した先着80名にサイン会整理券を配布する。
2014年06月26日俳優の佐藤隆太が、3月8日放送のWOWOWドラマ『人質の朗読会』に主演することが19日、明らかになった。原作は『博士の愛した数式』『妊娠カレンダー』などのヒット作を持つ作家・小川洋子の同名小説。2年前、南米で発生したテロ事件に巻き込まれた日本人の人質たちの生前の声を収めたテープをめぐり、ラジオ局の報道記者・中原(佐藤)が事件で母を亡くした女性・ひとみ(波瑠)の依頼を受け、人質たちの生きていた"証"であるテープの公開に向けて尽力するというストーリー。「これは、物語を語る人とそれに耳を傾ける人たちのドラマです。ひとつの物語を読み終えたときに心に沁みこませるかのように、そしてしっかりと受け止めるように、小川洋子さんが原作で書いた言葉を、できるだけそのまま映像にしたい。それは監督や脚本家をはじめ、映像化にかかわった全員に共通する思いでした。ぜひ、ご期待ください」と、主演の佐藤は本作への意気込みを。また、原作の小川も「ありふれた人生にも必ず、かけがえのない物語が結晶のようにひそんでいる。ドラマの登場人物たちの声を耳にした人は誰も、自分の胸に隠された結晶を、そっとすくい上げたくなるに違いない」との言葉を送っている。出演はほかに大谷直子、長谷川朝晴、原日出子、阿南健治、三浦貴大、鷲尾真知子、西田尚美、徳永えり、レオ・K、左時枝、佐々木すみ江ら。脚本は杉原憲明、監督は谷口正晃。ドラマWスペシャル『人質の朗読会』は3月8日(20:00~)にWOWOWプライムで放送。
2014年01月20日(画像は株式会社コロナ プレスリリースより)山本美月「ナノリフレ」に起用若い女性を中心に支持されている山本美月さん。人気女性ファッション誌「CanCam」のモデルとして、また最近は透明感あふれる女優としても活躍しています。そんな彼女が起用された「ナノリフレ」のCMの放映がはじまりました。株式会社コロナが12月13日に発表したところによると、12月15日よりはじまったCMのタイトルは「滝の中の目覚め編」。ナノミストがいっぱいの部屋でさわやかに目覚める山本美月さんが印象的なCMです。滝の中で目覚める「ナノリフレ」は、直径約10~500ナノメートルの極小の水粒「ナノミスト」を発生させる美容健康機です。自然の滝と同じ原理で動いているため滝の側にいるのと同様にマイナスイオンが大量に生成されます。夜に「ナノリフレ」のスイッチを入れて眠りにつけば、朝起きる時にまるで滝の中で目覚めるような感覚が味わえます。(画像は株式会社コロナ プレスリリースより)ナチュラルクラスター技術このナノレベルのイオン生成を可能にしているのが、日本初のナチュラルクラスター技術です。この技術によって放たれるイオン「ナチュラルクラスターイオン」は、水以外の物質を含まず、電気的な変化は一切与えられていません。水分100%のこのイオンは、毛穴よりもはるかに小さいため、お肌の表面にベールを作り出し、肌本来の美しさを引き出してくれます。寿命が長く、かつ遠くまで届くという特徴も兼ね備えた「ナチュラルクラスターイオン」。ポータブルタイプという使い勝手の良さも手伝って、これからの人気美容機になりそうです。【参考リンク】▼株式会社コロナ プレスリリース▼株式会社コロナHP内ニュースリリース
2013年12月18日オフィシャルブログで発表、報告人気ファッションモデルで、NHK総合の「東京カワイイ★TV」への出演や、イベントなどでも活躍している山本彩夏。彼女が専属モデルを務めてきた、ファッション雑誌「BLENDA」を現在発売中の最新号、3月号をもって卒業することが分かった。同誌の発売日でもある8日に、山本自身がオフィシャルブログで発表、ファンらにも報告を行っている。彼女は、中学生のころから「BLENDA」を愛読していたそうで、そんな憧れの雑誌に、モデルとして参加できたことは、夢のような話だったとふりかえって語っている。近々新たな活動発表もと予告何も分からない状態から、自分を支えてくれた周りのスタッフ、家族や友人、そして多くのファンに深い感謝の言葉をつづり、卒業しても「BLENDA」ファンであり続けることを宣言している。卒業後の今後についてだが、次のステップに進む意欲と決意を強くみせているほか「近いうちにまたみんなに大切なご報告できるかなと思っています」とコメントしていることから、新たな活動発表が近々行われるものと予測される。ファンらからは卒業を惜しむ声や、次のステージでの活躍を期待する声が多数寄せられており、山本もそうした数々のコメントに、ブログを通じ、ひとつひとつ感謝のメッセージで答えている。華やかに「BLENDA」を飾ってきたひとりである彼女。卒業という節目を迎え、新たな一歩を踏み出したようだ。今後のさらなる活躍に期待したいところである。元の記事を読む
2013年02月11日山本耕史が演出、翻訳、訳詞と主演を務めるミュージカル『チック、チック...ブーン!』の制作発表が8月21日都内で行われ、山本と共演のジェロ、すみれが登壇した。「チック、チック...ブーン!」 チケット情報本作は、社会現象とまでいわれた大ヒットミュージカル『RENT』の作者、ジョナサン・ラーソンが35歳の若さでこの世を去る前に遺したもうひとつのミュージカル。ニューヨークで貧乏暮らしをしていた30歳目前のジョナサン自身を主人公に、アーティストとしての葛藤や挫折を描き、ポップで躍動感あふれるロックと美しいバラードで構成される作品。今年35歳になった山本がジョナサン役を務め、演歌歌手として活躍しているジェロが彼の親友マイケルを、ミュージカル初出演のすみれがジョナサンの恋人・スーザンを演じる。2003年と2006年にもジョナサン役を演じている山本は「35歳でこの作品に携れるのは運命的なものを感じます」と話し、「心情的には30歳の時にやった時のリアリティには勝てないかもしれませんが、当時の自分はとても満たされていたと思う。この作品に出会って、葛藤というより喜びや期待が大きかった。今回は(4役を担当するので)背負うものも多く、『チック、チック...ブーン! 』の中のジョナサンには今のほうが近いと思っています。素晴らしいふたりに力を借りて、自分の見たい、見せたいものを具現化したいと思います」と抱負を語った。すみれは「才能のあるふたりと一緒に出させてもらって(私で)大丈夫かと思いますが、耕史さんは(演出するときも)俳優としての自分の気持ちも理解してくれて、安心して臨めます。日本に帰ってきて1年しか経っていないので日本語が難しいところもありますけど、ふたりに助けてもらって日本語のせりふも歌も頑張りたい」と意気込んだ。日本でのミュージカル出演は2回目となるジェロは「またミュージカルに挑戦したいと思っていたら嬉しいことに声をかけてもらいました。5歳から演歌を歌ってきて、ロックミュージカルはさっぱりわからへんジャンルなんですけれど、精一杯がんばっていきたい」とコメントした。山本はジョナサンの曲の魅力を「押し付けがましくないところ」と語り、「聴いていると、荒削りだけれどエネルギーと情熱が溢れていて共感できる。この作品の魅力はシンプルだからこそ見えるものが明確なんだと思う。正直、ミュージカルは苦手な意識があるが、自分がやるからには何か残るものを作りたい」と意欲をみせた。公演は9月13日(木)から30日(日)まで、東京・あうるすぽっとにて、10月11日(木)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。チケットは発売中。
2012年08月21日不妊治療していた山本モナが喜びの妊娠報告14日、元タレントの山本モナ(結婚後は中西)が待望の妊娠を自身のブログで公表した。モナは恋多き女性として有名だったが、昨年8月16日に1歳年下の不動産投資会社の社長と2年間の交際を経て結婚、そして芸能界を引退。その後9月29日に中西モナとしてブログを開設。10月には卵巣に多数の卵胞がたまり不妊を生じる「多嚢胞性卵巣症候群」である事を発表していた。ブログで喜びの妊娠報告モナの14日のブログには、11月初旬に妊娠反応が陽性と出て驚き、病院に行く。妊娠はしているが、胎嚢を確認できず、子宮外妊娠の場合もあり、日を改めて14日に診察してもらい胎嚢が確認出来たという。諦めかけていた妊娠の喜びをコメントしながらも、35歳の年齢から来る不安も大きいようだ。でも、何があっても受け止める覚悟でいるという。そしてブログにコメントして自分を励ましてくれた皆に感謝の言葉を記している。元の記事を読む
2011年11月18日感動の実話をベースにした映画『ロック 〜わんこの島〜』の初日舞台挨拶が7月23日(土)、東京・お台場シネマメディアージュで行われ、主演の佐藤隆太をはじめ、麻生久美子、子役の土師野隆之介、倍賞美津子、岡田義徳、柏原収史、中江功監督が登壇した。家族の絆がテーマの本作。舞台挨拶では息子役を演じた隆之介くんが、サプライズで両親役の佐藤さん&麻生さんに感謝の手紙を朗読し、佐藤さんは「父ちゃんも同じ気持ちだから。ありがとうな」と感激しきり。麻生さんは「初めての母親役で、最初は子役の子とどう付き合っていいのか分からなくて。でも隆之介くんはすごく素朴でかわいくて、大好きになっちゃった。いまは離れたくない気持ちでいっぱい」と思わず涙ぐんだ。2000年に発生した大噴火で、全島民が島外に避難した伊豆諸島の三宅島。そこに置き去りとなった犬のロックと、離ればなれになってしまった飼い主家族の奇跡的な再会を通して、いまこそ大切にしたい生きる力、そして絆の尊さが描かれる。実際に三宅島で40日間にわたって撮影が行われた。佐藤さんは「印象に残っているのは天候が悪かったこと。最初は20日間で撮影を行う予定だったが、悪天候のせいでずいぶん延びてしまった。だからこそ、嘘のない家族の絆が深まったし、いまでは天候に感謝ですけどね」。一方、麻生さんはロックにおしっこをかけられるシーンで披露した“絶叫”がいまも気がかりだといい「みなさん、あのシーンって大丈夫でした?あんなにエコーをかけるなんて、本当に恥ずかしい」と客席のリアクションを気にしつつ、中江監督に抗議(?)する場面もあった。もちろん舞台挨拶には犬のロックも登場!たくさんの観客を前に最初こそ緊張していたが、佐藤さんら“家族”との再会にすっかりリラックスし、ステージ上でゴロゴロ転がる一幕も。「お利口だしかわいい。見ているだけ幸せです」(佐藤さん)、「そばにいてくれるだけでニコニコしちゃう」(麻生さん)とその癒しパワーはいまも健在だ。当日は一年で最も暑さが厳しいといわれる“大暑の日”ということで、等身大のロック氷像、その名もロックアイスがお目見え。場内に涼しさを届けていたが、当のロックだけは自分そっくりの氷像に不思議そうな表情だった。『ロック 〜わんこの島〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ロック 〜わんこの島〜 2011年7月23日より全国東宝系にて公開© 2011 フジテレビジョン東宝FNS27社■関連記事:麻生久美子インタビュー豪快な母ちゃんを熱演!「この家族自体が私の理想」新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設“三宅島一日観光大使”佐藤隆太の元へ石原都知事が電撃訪問!佐藤隆太×麻生久美子が新鮮な役に挑戦『ロック』親子試写会に10組30名様ご招待佐藤隆太、三宅島で倍賞美津子と真夜中のサシ飲み!麻生久美子は無念の熟睡
2011年07月25日頑固なセルライトにもサヨナラ!モデルの山本優希がプロデュースし、発売するスクィーズジェル「Adolle(アドール)」シリーズの第2弾、脚専用の「アドールレッグコンディショナー」の先行予約が7月15日、開始された。正式販売開始は8月中旬を予定している。山本優希といえば、今年1月末に出産をしたが、その後、産後とは思えない美しいスタイルのセミヌードを披露して話題となった。この体型復元、美しい体型の取り戻しに有効なアイテムをと、自身がプロデュースして販売しているのが「アドール」だ。売り上げも順調に数を伸ばしており、その効果もさすがに高いと評判を集めている。夏にうれしいメイク“美脚”アイテム☆今回発売となる「アドールレッグコンディショナー」は、これまでのスクィーズジェルに成分を脚用へ再調合したものだそうで、痩せにくい太ももやセルライトにもばっちり作用するそうだ。本人もその引き締め効果をさっそく実感しているようで、美しい美脚を披露しつつ、アピールしているとか。露出が多くなる夏。美しい美脚へのあこがれは高い。ぜひチェックしたいアイテムだ。元の記事を読む
2011年07月18日感動の実話をベースにした映画『ロック 〜わんこの島〜』の完成披露試写会が東京国際フォーラムにて、“ロックの日”6月9日(木)に開催され、上映前に主演の佐藤隆太をはじめ、麻生久美子、子役の土師野隆之介、倍賞美津子、中江功監督、臼井裕詞プロデューサーが完成報告会見に臨んだ。大噴火で全島民が島外に避難した伊豆諸島の三宅島に残された犬のロックと飼い主の奇跡の再会の実話をベースに、家族の絆が描かれる本作。「子供と正面から向き合う父親役は初めてだった」という佐藤さんは、完成した作品を鑑賞し「静かに、それでも力強く前を向いて進む家族像を描き切れた」と充実の表情。さらに「改めて、家族といる時間を大切にしたいと思った」と自身の家族への思いを明かした。撮影後に東日本大震災が発生したが、災害に見舞われつつも希望を失わない家族の姿を描いた作品とあって「自分としても、どういう気持ちで初日を迎えることになるのかとずっと考えていた」と心中の複雑な思いを吐露。「少しでも、力になれば嬉しい」と語りかけた。本物の兄弟のようにロックと共に成長していく少年・芯(しん)を演じた隆之介くんがマイクを握ると、佐藤さんと麻生さんはすっかり“父母”の顔となり、温かいまなざしで見守っていたが「みなさんが支えてくれたおかげで映画が出来上がったと思います。ぜひ家族で観に来てください」という、大人顔負けの挨拶にはびっくりした様子。佐藤さんも麻生さんも誇らしげに手を叩いていた。麻生さんは、佐藤さん(父)、隆之介くん(息子)、倍賞さん(祖母)、そしてロックと共に築いた野山家について「私の中で、こうなりたいという理想の家庭です」と語り、「私には子供はいませんが、何気ない空気感が温かくて楽しかった」と強い思い入れを明かす。そして「家族の存在だけでいろんなことが頑張れます」と家族の大切さを語った。三宅島での撮影について、何度も同じ中華料理屋に通った思い出や、隆之介くんがイタチを目撃したといったエピソードが明かされたが、佐藤さんは倍賞さんとの真夜中のサシ飲みのエピソードを披露。「夜、寝ようと思ったらコンコンと音がして、ドアを開けたら倍賞さんが『ビール飲もうか?』と。(悪天候などで)撮影がなかなか進まない中で倍賞さんが気を遣ってくださいまして。翌日、『昨夜はありがとうございました』と言ったら『酔っ払ってたからあんまり覚えてない』と言われました(笑)」と貴重な語り合いがあったことを明かしてくれた。実は、倍賞さんは麻生さんも誘おうとしたのだが「この方、一度寝たら起きないから!」(倍賞さん)、とのこと。麻生さんは「悔やまれます…」と苦笑していた。『ロック 〜わんこの島〜』は7月23日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ロック 〜わんこの島〜 2011年7月23日より全国東宝系にて公開© 2011 フジテレビジョン東宝FNS27社
2011年06月09日分刻みのスケジュールの中、「よっしゃ!」と気合いの一声をあげて笑顔で席についた佐藤隆太。最新作『漫才ギャング』では相方から突然コンビ解散を宣言されるも、素人の不良青年を相方に再スタートを切るお笑い芸人・飛夫を演じている。脚本を読んだとき「スピード感が伝わり、ワクワクした」原作、脚本、監督はお笑いコンビ・品川庄司の品川ヒロシ。佐藤さんは映画化決定のニュースを聞いたとき、出演したいと思ったという。「『漫才ギャング』っていうタイトルがすごく自分の中に響いてきたんです。きっと“笑い”を題材にしながらちょっと尖った部分もある、自分が挑戦してみたいと思ってた作品じゃないかと勝手に想像したんです」。すると、直後に出演のオファーが来た。脚本を読んだときの興奮を「文字だけで、あれだけスピード感が伝わってくることって、なかなかないです」と語る。「台本の段階から品川さんの個性が出まくっていたと思います。いままでに経験したことのない現場になるだろう、とワクワクしました」。とはいえ、短期間の準備で漫才師役に挑戦するのは大きなプレッシャーだったという。クランクインまでマネージャーを相手に、リハーサルでは最初の相方を演じる綾部祐二(ピース)、新コンビの相方役の上地雄輔と、できる限り練習を積んだ。「この役に限らず、与えられた時間の中でやれることはやりたい。作品の中でちゃんと漫才師になりきれているのかどうか、正直いって自分では冷静に見られないです。ただ今回、映画の宣伝でいろんなバラエティ番組に出させていただくと、共演する芸人の方々が『よかったよ』と言ってくれるんです。初めて会う人間に厳しいことも言わないかもしれないけど、プロ中のプロはそんな簡単に褒めることもないと思う。それでちょっとずつ安心して…。あとはお客さんに判断してもらうしかないと思ってます」。飛夫と新しくコンビを組む龍平を演じる上地さんとはこれが3度目の共演だが、「これだけガッツリ組むのは初めてです」。手探りしながら歩み出す2人を演じるのに、実生活での上地さんとの距離感が功を奏したという。「出会ったのは8年くらい前で、同い年で。そういう安心感はあるけど、お互い知らないところもまだまだいっぱいある。それがちょうどいいバランスだったかなと思います。この2人だからこそ、舞台に立って漫才もできたと思うし、本当に一緒にできてよかった」。その上地さんも含め、主要キャストには監督の前作『ドロップ』に出演していた面々が多い中、初参加の佐藤さんは外様のような感覚は抱かなかったのだろうか?「いや、それほどでも。スタッフもキャストも全体を見れば初めての方が多いわけですから。ま、仲いいなとは思ってましたけどね、最初は(笑)。上地くんと監督とか、みなさん仲がよくて、ちょっとうらやましかったですけど、こうやって見てる感じも悪くないなと思ったりしながら(笑)、最後はその輪に入れたと思ってます」。「前に進めた飛夫のように、佐藤隆太としても前進したい」飛夫も龍平も監督自身が投影されたキャラクターだが、「僕はそこはあまり意識しすぎないようにしました」と言う。「監督も『真似しようとはしないで。僕を演じてほしいとは思わないから。隆太くんならではの飛夫を演じてほしいし、見てみたい』と言ってくれて、スッと楽になりましたね」。また、自身と飛夫にも同じような状況がいくつもある、と佐藤さんは語る。「飛夫は芸人として、僕は役者として10年やってきて、年齢も飛夫はもうすぐ30歳。僕もいま30です。この歳になると、仕事もただ楽しいだけじゃなくて、難しさも分かってくる。変に意地を張って、くすぶってしまう時期かもしれない。そんなことを考えていたタイミングで飛夫という役に出会えたのは、すごく幸せだった」。人は変われる、ということも作品のテーマのひとつ。「変わりたいという気持ちはすごくあります」と佐藤さんはいまの心境を語る。「変わらずに自分らしさとして持っていたい部分もあれば、もっと大人になって世界を広げなきゃいけないと思う部分もある。頑なに拒否してるけど、本心では憧れているものってありますよね。自分にはない何かを持つ龍平に会って前に進めた飛夫のように、佐藤隆太としても前進したい。こんなこと言うのは照れくさいですけど」。(photo:Yoshio Kumagai/text:Yuki Tominaga/hairmake:Yoshito Shiraishi<e.a.t...>/stylist:Norihito Katsumi<Koa Hole inc.>)<衣裳クレジット>・ガウン¥24,150(GDC)・シャツ¥17,850(GDC)・パンツ¥17,850(GDC)<お問合せ先>GDC TOKYOADDRESS:東京都渋谷区猿楽町19-8 T2 A棟TEL :03-5728-2947■関連作品:漫才ギャング 2011年3月19日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開©2011「漫才ギャング」製作委員会■関連記事:上地雄輔、共演陣&品川からハナクソ被害を告発される!Superflyが歌う『漫才ギャング』の主題歌、両A面シングルリリース決定!佐藤隆太が元カノ役の石原さとみにリードしてもらった?『漫才ギャング』完成報告会見ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5デートしたい芸人といえば?
2011年03月16日昨年放送のTBS系「ROOKIES」、現在放送中のフジテレビ系「まっすぐな男」など快活なキャラクターのイメージが強い俳優、佐藤隆太が、打って変わった「陰」の部分をさらけだす演技に挑んだ。TBSで放送され、BS-TBSでも3月6日(土)に放送されるオムニバスドラマ「BUNGO-日本文学シネマ-」の第3話、梶井基次郎原作の「檸檬」だ。同ドラマは、「文豪を演る」をテーマに、旬の若手俳優陣を主演に据えて近代日本文学の作家たちの短編小説を映像化したもの。佐藤さんは、肺結核を患い31歳で夭逝した梶井の自伝的作品で代表作に挑戦している。肺病を患い、正体不明の憂鬱に苛まれて好きだったものへ興味を失った主人公の「私」が、果物屋で魅惑され買い求めた檸檬に束の間の幸福感を得るが、書店の書棚に置いて立ち去るストーリー。病んだ心身の煩悶や青春の焦燥を体現する難役だった。「ある種、怖さもありました。監督と話をさせていただいて、『檸檬』の中の梶井という人は読む人によって絶対、違う表情をしているのではないか、と。掴みどころのない人間で、小説を読んだ色々な方々が想像をめぐらせている。それがメチャメチャ強い作品。そこを自分の体を使って表現してしまうのは凄く…そういう怖さがあったんです」。それほどの難易度に加え、これまでのイメージを覆す役どころに「みなさんが俺に対して持ってくださっているイメージとは大分違って、内面にこもる役柄なので、ぜひとも挑戦したい」と俳優魂がうずいた。これまでのような“陽”の部分ではなく、自身の“陰”の部分を引き出す作業をじっくりとこなすことで、梶井の心情に寄り添った。「あそこまでの狂気じみたものは持っていないにしても、自分にも暗い思いってある。自分を見つめ直して掘り下げていく、向き合う、そういう作業でした。共感って言ったらおかしいかもしれないけど、自分の中で何か落ち着かない、どこかどんよりして晴れない部分がどんどん見つかって、そこからイメージが広がっていった感じです」。結果、“自分”も再確認できたよう。「やりたいことがどうしてもうまくいかないとか、変なループや悪循環にはまって、好きなことでもテンション上がらない、歯車が合っていない感じ…そういう経験はある。仕事でもプライベートでも、変なタイミングが重なって傷つくこともある。そうすると、どうがんばろうとしても、最悪、時間をかけないと復活できないことも。そのとき、梶井のように血を吐く、ではなくても体調が悪いと本当にどんよりします。それって日常にあると思えた。自分の中の明暗、暗い部分に気付かされて、最終的には俺、暗い人間なのかな?って(笑)」。素顔は、ナイーブで不器用だと笑う。「本当に人一倍ナイーブですね。不器用な方なので爆発しそうな感情をどうコントロールするのが自分にとって一番いいのかってことも今回考えて。うまく散らせればいいんですが溜めて一気に出しちゃうから、時として(周囲に)強く当たっちゃうこともあるし、常に(言いたいことを)言っていられれば強くならないところを、ずっと我慢して我慢してそれでも我慢できなくなったときに言う、って時々あるから。それは反省しています」。繊細な感性が、梶井と重なる印象だが?と尋ねると「どうなんですかね、うーん…でも全く似てないです(笑)」とキッパリ否定し、梶井の人物像を分析してみせた。「多分、不安は誰もが持っていて、どれだけその瞬間そちらに傾くか。そのときの精神状態がそちらにいっちゃっているか。僕はデリケートで繊細になっていっちゃう瞬間が多かったりする、かもしれない。まさに梶井さんには、そういう振り幅を感じます」。梶井に幸福感をもたらしたのが檸檬なら、佐藤さんには何が? 「スニーカーです!よくスニーカー見て(劇中の梶井が檸檬を愛でる演技をしつつ)ニヤリってやっています。全く同じ、ドンピシャです。『俺あの形が好きだ〜』って言いますからね。多くはNIKE(ナイキ)です」。ところで読書については、活躍目覚ましいことからもうかがえる通り、多忙ゆえに最近はなかなか時間が取れない様子。「学生のときは好きだーって思ったものをいろいろ読んでいたんです。あの頃読んだものがいま、ひきだしになっていたりするから、もう一回そういう時間を持つようにしたいですけど」。先月27日には30歳の誕生日を迎えた。私生活では昨年、結婚し一児のパパにもなった。心境の変化は?「この質問されたときは正直に答えると決めているので、答えは全く同じになっちゃうんですけど」と前置きをし「明確に守るべき存在が1人増えたので、気合が入りますね。違う気合ってことではなくますます、という感じ。純粋にそうなんです」と実直な言葉。檸檬と私生活を糧に、演技への情熱をこれまで以上に大きく熱く燃やしている。(text:Yoko Saito)© 日本文学シネマ製作委員会「黄金風景」向井理インタビュー「黄金風景」優香インタビュー「魔術」塚本高史インタビュー「高瀬舟」成宮寛貴インタビュー coming soon「グッド・バイ」水川あさみインタビュー coming soon<BS-TBS>毎週土曜放送中/全6話・各話30分予定「檸檬」は3月6日(土)18:30より放送BUNGO-日本文学シネマ- 檸檬 DVD価格:2,993円(税込)BUNGO−日本文学シネマ− DVD-BOX価格:13,125円(税込)発売日:6月19日(土)公式サイト:■関連作品:ROOKIES−卒業− 2009年5月30日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ROOKIES」製作委員会■関連記事:高岡蒼甫が“恋人の妹”AKB48の小野恵令奈に翻弄される?『さんかく』公開決定三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『ROOKIES』興収&DVDで2冠達成!今年の邦画実写No.1で佐藤隆太も笑顔結婚、おめでた&『ROOKIES』断トツ1位祝福の嵐に佐藤隆太が男泣きに泣く!まだまだ見納めは早い?ニコガクメンバー、あまりの仲良さに草野球チーム発足!
2010年03月04日