紅葉シーズン真っ只中の箱根で、秋のアートなお散歩はいかがですか?東京からアクセスがよく気軽にプチトリップできるエリアだから、週末のお出かけに最適。感性が磨かれる展覧会と、美術館に併設されるカフェレストランで、のんびり癒しのひとときを♪●世界の名だたる作家たちの作品に出会う「ポーラ美術館」森に囲まれガラスの建築が印象的な「ポーラ美術館」。2017年には開館15年を迎え、特別なコレクション展「100点の名画でめぐる100年の旅」を開催中。もともと同館のコレクションは、ポーラ創業家2代目・鈴木常司が40年以上をかけて収集してきたもの。西洋絵画、日本絵画だけにとどまらず、ガラス工芸や東洋陶磁、化粧道具など、多岐にわたりその数はなんと1万点を超えるのだとか…!なかでも、19世紀から20世紀にかけての絵画コレクションは、目を見張るものばかり。この展示では、それらの西洋絵画71点、日本の洋画29点を鑑賞することができる。エドゥアール・マネ、クロード・モネ、フィンセント・ファン・ゴッホ、レオナール・フジタ、パブロ・ピカソ、黒田清輝、岸田劉生など、教科書に載っているような人物たちの作品を一度に観ることができるなんて贅沢。ちなみに、森の遊歩道「風の遊ぶ散歩道」もあるので、散策も楽しんでみてくださいね。一緒に訪れたい「レストラン アレイ」こちらのレストランでは、企画展にちなんだ限定メニュー(2980円)が楽しめる。「100点の名画でめぐる100年の旅」では、クロード・モネ《バラ色のボート》をイメージしたメインディッシュを含む3皿が登場。繊細で美しいフレンチを味わって。ホワイトで統一された清潔感ある空間も魅力的。ポーラ美術館■100点の名画でめぐる100年の旅開催期間/~2018年3月11日(日)まで●外にも中にも魅力的な作品がいっぱい「彫刻の森美術館」箱根の山々をバックに、近代から現代にいたる彫刻の数々を楽しめる「彫刻の森美術館」。お外でた~っぷり作品を鑑賞するのはもちろん、彫刻の森美術館 本館ギャラリーとマルチホールで、開催されている企画展「鈴木康広 始まりの庭」にも注目。鈴木康広氏は、“何気ない自然現象を見つめ直し、新たな感覚で翻訳した作品”を制作しているとか。彼の視点がプラスされると、当たり前に存在していたものに新たな発見が…!?《りんごが鏡の中に落ちない理由》(2013年)や、《器の人》(2014年)、《理想の色鉛筆》(2017年)など、新作11点を含む71点の作品に見入ってみて。また、第2会場では、代表作品《まばたきの葉》(2003年)など4点の展示される。一緒に訪れたい「The Hakone Open-Air Museum Café」心地のいいカフェタイムがかなう、美術館併設のカフェ。ガラス張りの開放的な空間からは、芝生の展示場、落葉樹など、緑豊かな光景を一望できる。天然玉露と新潟の老舗菓子店のお菓子付き「日本茶セット」(600円)や、足柄きんたろう牛乳味の「ソフトクリーム」(400円)などがラインナップ。彫刻の森美術館■鈴木康広 始まりの庭開催期間/~2018年2月25日(日)まで開催場所/本館ギャラリ※事前予約、定員はなし。詳細は公式サイトに●エレガントな気分に浸るなら「箱根ラリック美術館」アール・ヌーヴォー&アール・デコの優美な世界で、エレガントなひととき。「箱根ラリック美術館」は、宝飾・ガラス工芸作家であるルネ・ラリックの作品を展示する美術館。現在開催中の企画展「ラリックの夢をのせて 豪華列車が旅した南フランス」は、まるでフランスの高級リゾートに向かうよう…。 こちらでは、主要な停車駅の名産や風土にまつわるルネ・ラリックの作品、また、鉄道ポスターや特急列車の開通式を伝える映像といった、当時の様子がわかる展示も。美しいジュエリーセット《女の顔と鳥のパリュール》(1893~1897年頃)や、コート・ダジュール号の開通式で招待客に配られた記念の彫像《コート・ダジュール》(1929年)など、優雅な気持ちに浸れるものばかり。また、実際の豪華列車「コート・ダジュール号」(1929年製)に乗車することができるので、ラリックが手掛けた内装にうっとりときめきながら、旅気分を味わってみてくださいね。一緒に訪れたい「カフェ・レストランLYS」“フランス・パリ郊外の明るいレストラン”をイメージしたという、カフェ・レストランでのランチもおすすめ。自然の恵みをテーマにしたメニュー、スイーツ、ラリックの生まれたシャンパーニュ地方にちなんで上質なシャンパンが楽しめる。自然を感じられる空間で、のんびり食事タイムを。箱根ラリック美術館■ラリックの夢をのせて 豪華列車が旅した南フランス開催期間/~2017年11月26日(日)まで
2017年11月15日デビュー25周年を迎えたCharaのニューアルバム「Sympathy」の1曲目に収録されている、岸田繁(くるり)プロデュースの「Tiny Dancer」のミュージックビデオが解禁。最近、歌手活動も話題の女優・満島ひかりが出演していることが分かった。「Tiny Dancer」は、歌詞をCharaさんが、作曲&サウンドプロデュースを岸田さんが手掛けた楽曲。2年ほど前からCharaさんが大事に温めてきた歌詞テーマが、岸田さんの手によってようやく曲として完成した、彼女にとって思い入れのある1曲となる。満島さんは「学生のころからCharaさんの愛に満ちたオーラが大好きでした」と明かしており、1年半前、満島さんのラジオ番組にCharaさんがゲスト出演したことをきっかけに親交を深めてきたという。今回のCharaさんのアルバムでは、「Sympathy」とのタイトル通り、Charaさんと共感・共鳴したゲストミュージシャンやクリエイターを多数迎えており、本MVに満島さんが出演という、まさに“共鳴”コラボが実現した。また、今回監督を務めたのは、映像作家や写真家として話題の広告やMVなどを手がける山田智和。山田監督もCharaさんと以前から親交があり、今回は、自らこの楽曲の映像化に志願。もともと映像化を予定していなかった中、監督の熱意によって制作がスタートした。撮影は7月中旬に都内のハウススタジオで行われ、山田監督は「愛したことは真実私が置いていく物は、小さな態度心を揺さぶるようなあなたへの愛だけ」と歌われる歌詞、岸田さんが奏でる繊細な音を丁寧に辿りながら撮影。半年間共に過ごした彼女(満島さん)が、「真実」という花言葉を持つ白い菊を置いて部屋から消えてしまうストーリーを、山田監督自らがカメラを回し、満島さんと直接向き合いながら映像に収めていった。このミュージックビデオに関して、Charaさんは「私は2人のクリエイターの男女の共鳴を楽しみにしていました。ひかりちゃんが引き受けてくれてよかった」とコメント。山田監督も撮影を終え、「まるで音楽を作るように、満島さんとそこにある光を集める作業はとても幸福な時間でした。思えば誰かに頼まれて作ったわけでもなく、Charaさんの楽曲に共鳴してできた純粋な映像です」と告白。女優、音楽家、映像作家、それぞれが共鳴し合って実現した、それぞれの魅力あふれる豪華なコラボレーション映像を、ここから確かめてみて。<満島ひかり コメント>すてきに完成して良かったです。山田監督から届いたコンセプトには、男の人の幻想みたいな女の子が描かれていてはじめは、どうしたもんかと思ったのが正直なところでした。だけど会ってお話をした時の、山田さんのピュアな想いにどきどきしてきて私は、学生の頃からCharaさんの愛に満ちたオーラが大好きでした。映画の中のヒロインや、愛を唄う女性たちに憧れていました。あの頃の、ピュアなどきどきにまた掴まれた1日の撮影だったけど、苦しいも悲しいも楽しいも愛おしいもあって「僕は、たのしかった」と終わりに言ってくれた監督の顔が、いい顔でした。Charaさんへ送る、私たちからの「小さな態度」です(照れ)いつもありがとうございます満島ひかり<Chara コメント>ひかりちゃんへはじまりは、山田監督がこの曲の映像を撮りたいって言ってくれたんだけどそれならば、全てお任せしようと思ったのは彼、私のライブで写真撮ってた時泣いてたんだよね(あ、これ言っていいのかな)失恋しちゃったのかな。その彼が、満島ひかりに手紙を書きたいんですよねって(出演依頼の想いのラブレターかな)って言ってて私は2人のクリエイターの男女の共鳴を楽しみにしていました。ひかりちゃんが引き受けてくれてよかった。この映像、ひかりちゃんが監督だったのかもね山田はカメラマン恋愛する女の子は皆、誰でも監督と主演女優なのかなって思った心の表情豊かになるよこれをみた人はみんなありがとうLovexxxCharaP.Sもう一回見る!こんな彼女いたら毎日楽しいだろうなーーって思ったのは私だけかしら「Tiny Dancer」ミュージックビデオはChara Official YouTube Channelにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年07月25日日本でも人気の画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853ー1890)は、浮世絵など日本美術に強い興味を抱いていたことが知られている。一方で日本でのゴッホブームも意外に早く始まっており、彼の死後30年が経った1920年代には、多くの日本人画家がフランス・オーヴェール(ゴッホの没した地)を訪れている。今夏開催される『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』は、ゴッホが愛した“日本”とその作品の軌跡をたどると共に、日本の画家や作家がゴッホから受けた影響までを展示する大規模な展覧会だ。オランダにあるファン・ゴッホ美術館と6年をかけた初の本格的共同企画展で、日本初公開作品も目白押しというから見逃せない。ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 チケット情報3月14日に行われた会見では、総合監修を務めた圀府寺司氏(大阪大学文学研究科教授)が本展のユニークな内容を解説。第1部「ファン・ゴッホのジャポニズム」では、オランダに生まれ、1886年にはパリに移ったゴッホが、浮世絵などから構図や色彩を学んでいく課程が示される。渓斎英泉の『雲龍打掛の花魁』を模写し、理想郷“日本”に似た風景を追い求めて移り住んだアルルでは『雪景色』(日本初公開)を描き上げたゴッホ。「雪の中で雪のように光った空を背景に白い山頂を見せた風景は、まるでもう日本人の画家たちが描いた冬景色のようだった」と自ら語るとおり、その灰色の色彩は確かに日本の寒村を思わせる。また『寝室』については「日本人はとても簡素な部屋で生活した」「(この作品では)陰影は消し去った。浮世絵のように平坦で、すっきりした色で彩色した」とも語っており、日本文化そのものへの敬愛がうかがえる。続く第2部「日本人のファン・ゴッホ巡礼」では、今度はゴッホに魅せられた日本人の、ゴッホへの想いが明らかにされる。ゴッホの死後まもなく彼の生涯や作品を紹介したのは、武者小路実篤や岸田劉生ら白樺派と、その周辺の文学者や画家たち。ゴッホを看取ったガシェ医師の家には、生前売れなかったゴッホの作品が残されていたこともあり、多くの日本人が同家を訪れて芳名録に署名した。本展ではこの芳名録(フランス・ギメ東洋美術館蔵)を日本初公開するほか、同地を描いた佐伯祐三ら日本人画家の作品や、日本画家の橋本関雪がガシェ家を訪問した際の記録映像など、貴重な動画も併せて公開される。本展は北海道立近代美術館(8月26日~10月15日)、東京都美術館(10月24日~2018年1月8日)、京都国立近代美術館(2018年1月20日~3月4日)と巡回。その後はアムステルダムのファン・ゴッホ美術館でも開催され、カタログは最新の情報を盛り込んで日本語、英語、オランダ語など数ヶ国語で出版される予定だ。ここでしか見られない、人間・ゴッホのリアルな姿。想像以上の日本との関わりに、新鮮な感動を呼び覚まされる展覧会になりそうだ。取材・文佐藤さくら
2017年06月30日「MOMAT コレクション」が東京国立近代美術館にて開催される。期間は2期に分かれており、前期は2017年2月18日(土)から4月16日(日)まで、後期は4月18日(火)から5月21日(日)まで。「MOMAT コレクション」は、国内最大規模約13,000点の所蔵作品から約200点を厳選して紹介する所蔵作品展。時宜にかなったテーマや切り口で年に数回ガラッと作品を入れ替え、多様な作品をとおして明治以降の日本美術の流れをたどることができる。今期の見どころは、春のこの期間しか見られない、桜を描いた日本画作品。川合玉堂《行く春》、菊池芳文《小雨ふる吉野》、松林桂月《春宵花影図》の3点がそろって展示されるのは8年ぶりで、前期のみの展示となる。その他、第3室の「おなじみのあの作品のモデルがこの作家で、この作家とあの作家は友人で、あの作家はこの人の……」と人脈の広がりを楽しめる展示「男たちのつながり 劉生を起点にして」や、第5室で紹介される「日本の近代美術に与えた影響」という観点から収蔵してきた西洋美術にも注目だ。なお、東京国立近代美術館では2017年3月25日(土)から4月9日(日)まで「美術館の春まつり」を開催する。風情のある日本の美を堪能できる、本展と「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」の2つの展覧会のほか、様々な催しが開催される。皇居や千鳥が淵、北の丸公園といった桜の名所エリアの散策に合わせて、ぜひ立ち寄ってみては。【詳細】所蔵作品展「MOMAT コレクション」会期:2017年2月18日(土)~5月21日(日)会場:東京国立近代美術館 本館 4~2階住所:東京都千代田区北の丸公園3-1開館時間:10:00~17:00※金曜日、土曜日は20:00まで※入館は閉館30分前まで休館日:月曜日、3月21日(火)※ただし3月20日、27日、4月3日、5月1日は開館アクセス:東京メトロ東西線「竹橋」駅1b出口 徒歩3分観覧料:一般 430(220)円 大学生 130(70)円※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者とその付添者1名、MOMATパスポート持参者、キャンパスメンバーズ、友の会、賛助会員、 MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)は無料※()内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込無料観覧日:毎月第一日曜日、国際博物館の日(5月18日(木))問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)■展示される重要文化財・川合玉堂《行く春》(1916年) ※前期のみ・原田直次郎《騎龍観音》(1890年)・萬鉄五郎《裸体美人》(1912年)・岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》(1915年)・中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年)・上村松園《母子》(1934年) ※後期のみ■美術館の春まつり会期:2017年3月25日(土)~4月9日(日)会場:東京国立近代美術館住所:東京都千代田区北の丸公園3-1問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年02月25日大原美術館のコレクションが集う「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」が16年1月20日から4月4日まで、国立新美術館で開催される。大原美術館は、岡山県倉敷市の大実業家であり、社会貢献や福祉の分野でも活躍した大原孫三郎が、1930年に創設した西洋美術を紹介する日本初の本格的な美術館。同展では、大原美術館が収集した美術品の数々のなかから、代表作を展示しつつ、1世紀近くにわたる活動を紹介する。展示されるのは、エル・グレコの《受胎告知》をはじめ、西洋の近代美術からはクロード・モネの《睡蓮》、パブロ・ピカソの《頭蓋骨のある静物》、アメデオ・モディリアーニ の《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》、ジョルジョ・デ・キリコの《ヘクトールとアンドロマケーの別れ》、ポール・ゴーギャンの《かぐわしき大地》など。このほか、《白玉弥勒仏倚座像》、《女神イシスまたはネフティス像》、38歳で夭折した岸田劉生の《童女舞姿》、大原美術館の礎を築いた児島虎次郎の《和服を着たベルギーの少女》など日本の近代洋画や民芸運動に関わった作家の作品、戦後の美術たちが展示される。また、芥川賞を受賞したピースの又吉直樹が同展のサポーターに就任。見どころや楽しみ方を又吉ならではの表現方法で展覧会ムービーなど様々な機会で紹介していく。又吉が出演する全10話のオリジナルムービーは、謎解きのストーリー仕立てになっており、現在展覧会サイトおよびYoutubeにて公開中だ。動画引用元: (はじまり展オフィシャルYouTube: 【イベント情報】「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」会場:国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2会期:16年1月20日~16年4月4日休館日:火曜日時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
2016年01月16日東京・六本木の国立新美術館にて9月2日から14日まで、「第100回記念 二科展」が開催される。1914年、文部省美術展の洋画部に対して新進作家たちが“第二科”の新設を働きかけたが実現できなかったことから、有志が日本洋画の革新をめざして集結して始められた「二科展」。“流派にとらわれず、新しい価値を尊重し、創造者の制作上の自由を擁護する”を信条とし、洋画界の黎明期に多くの著名な芸術家を輩出してきた。これまでの参加者は、安井會太郎、熊谷守一、東郷青児、岸田劉生、梅原龍三郎、小出樽重、中川一政、林武、佐伯祐三、宮本三郎、岡田謙三、藤田嗣治、岡本太郎など。海外からもジェレニェフスキー、マチス、ドラン、ピカソ、デュフィ、ブラック、モネ、ボナール、ブールデル、ゴヤ、ルオー、ロダン、モディリアーニなど、数多くの著名作家の作品が出品された。「第100回記念 二科展」では、同展に多大なる功績を遺した洋画家、彫刻家たちの作品を特別展示。歴代理事長の作品や、デザイン部と写真部の会員による同展に向けた作品も展開される。また、国立新美術館2階にある休憩室A、B、C、Dでは、絵画、彫刻、デザイン、写真の4部の会員有志によるコラボ展を実施。メインテーマは“あそび”、サブテーマは“ネコ100態”と設定され、様々な“ネコ”作品が展示される他、講演会やギャラリートーク、ミニコンサートなども予定している。また、二科の100年の歴史を一覧出来る「伝説の洋画家たち 二科100年展」が現在、東京都美術館で開催中。9月12日から11月1日まで大阪市立美術館、11月7日から12月27日まで福岡・石橋美術館でも行われる予定だ。【イベント情報】「第100回記念 二科展」会場:国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2会期:9月2日~14日時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)※金曜日は20:00まで入場は19:30まで、最終日は14:00までで入場は13:00まで休館日:9月8日料金:一般1,000円、高大学生800円、中学生以下無料
2015年08月24日東京都・上野の東京都美術館は、日本三大公募展の一つ「二科展」の第100回を記念した「伝説の洋画家たち 二科100年展」を開催する。会期は7月18日~9月6日(月曜、7月21日は休み、ただし7月20日は開室)。開室時間は9:30~17:30(金曜は21:00まで)。入場料は、大人1,500円、学生1,200円、高校生800円、65歳以上1,000円、中学生以下無料。同展は、70を超える日本全国の美術館や所蔵家が所蔵する、日本近現代美術史に欠かせない洋画家・彫刻家たちの名品約120点を、時代背景やエピソードを織り交ぜながら紹介するもの。1914(大正3)年に若き画家の研鑽の場として、一部の画家たちによって創設された二科会は、常に新しい傾向の作風を吸収し日本の美術史上に名を残す才能を次々と輩出しており、岸田劉生、佐伯祐三、小出楢重、関根正二、古賀春江、坂本繁二郎、藤田嗣治、松本竣介、東郷青児など、二科展によって名をはせるようになった芸術家は数多く挙げられる。同展では、巨匠たちの画壇デビュー作として、安井曾太郎、東郷青児、小出楢重、林武、村井正誠、吉原治良、吉井淳二、織田廣喜、鶴岡義雄など、名だたる画家たちが、認められるべく研鑽した時期の作品などが紹介される。なお、同展で展示される作品は全て二科展出品作品となっており、100年間続く二科展の歩みを通して、日本近現代美術史を知ることができる内容となっている。また、関連企画として、田中 良(二科会 理事長)、吉野 毅(二科会 常務理事)による記念講演会が開催される。開催日時は7月18日14:00~15:30。また、学芸員又は二科会が展覧会の見どころを解説するイブニングレクチャーも開催される。開催日時は7月24日、7月31日、8月7日、8月14日、8月21日、8月28日、各回とも19:00~約30分。いずれも聴講無料だが、同展観覧券が必要となる。そのほか、音声ガイド(ナビゲーターは俳優・石坂浩二)の貸し出しも行われる。貸出価格は520円。
2015年06月24日東京都・竹橋の東京国立近代美術館は、事典をひもとくようにAからZまで36のキーワードにそって、多面的に美術館そのものを紹介する展覧会「No Museum, No Life?―これからの美術館事典」を開催する。会期は6月16日~9月13日(月曜休館、ただし7月20日は開館し、7月21日に休館)。開館時間は10:00~17:00(金曜は20:00まで)。観覧料は一般1,000円、大学生500円、高校生以下および18歳未満無料。同展は、事典をひもとくようにAからZまでの36のキーワードにそって、作品はもちろん美術館の設備や活動、そこに集う人々まで多面的に美術館そのものを紹介する展覧会。「No Museum, No Life? 」というタイトルには、美術館を楽しむことで人生が豊かになることと、過去の作品を未来へと守り続けていく美術館が持つ役割が込められている。展示作品は、国立美術館5館(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館)の所蔵作品の中から厳選した、ルノワール、ロダン、マルセル・デュシャンや岸田劉生など、幅広い作品約170点が展示される。なお、作品を鑑賞するだけでなく、「名画を鑑賞する人たち・・これもアート?」、「なぜ、美術館のなかはやたらと寒いのか?」、「作品はどんなふうに保管されていて、どんなふうに運ばれるの?」、「裸体ってアートなの?」といった、観覧者が持つ疑問にも、展示を通して答えるような構成となっており、作品が持つ高い芸術性はもちろん、そこに新しい楽しみ方を掛け合わせることで、美術館初心者から上級者までがそれぞれの目線で楽しめる展覧会となっている。会場構成はトラフ建築設計事務所、グラフィック・ デザインは建築設計事務所アトリエ・ワンに在籍したこともあるデザイナー neucitora 刈谷悠三氏が担当。まるで美術館をテーマにした巨大な事典の中を歩くような感覚が味わえる展示空間が創り上げられている。また、関連イベントとして、本展企画者である桝田倫広氏(東京国立近代美術館研究員)と新藤淳氏(国立西洋美術館研究員)によるギャラリートークが開催される。開催日時は6月26日18:00~19:30、7月11日14:00~15:30、8月28日18:00~19:30。申込不要、参加費無料。ただし、展覧会の観覧券が必要となる。そのほか、7月31日~8月2日の間、夏の週末に美術館を楽しむ特別イベントとして、シンポジウムのほか、美術館前庭での映画上映会や飲食の提供などが企画されている。詳細は後日発表されるということだ。
2015年05月21日さて連載も今回で最後になりました。『ホームレスになってしまった芸能人、岸田健作のゼロからのスタート〜ホームレス芸NO人の一歩〜』皆様のお役に立てていたでしょうか?すぐに目に見えるくらいの大きな変化があったり、幸運を呼ぶような事があったりするわけじゃないけど、心の内面を少し変えるだけで価値観や物の見方は変わってくると思います。生きてると本当に色々な事がある。でもその分、心のキャパスティーが広くなる。たまに逆境はチャンスだなんて言葉を耳にするけど、僕はこの逆境を自分から突っ込んでいったのかもしれない。もちろん家庭環境、仕事環境と自分の身近な環境で仕方のない状況もあったけど。岸田健作がホームレス経験があったとメディアに出た時に一番多かった声はやはり『ホームレスする必要があったのか?大人なんだからバイトでも誰かの家に泊めてもらう事でも実家でもあったんじゃないか?』この意見は多かった。でも僕が思ったのは『大人だからホームレスになったんだ』あくまでも僕が思う『大人』ですけどね、大人とゆう名の成長かな。成長したかったんです。自分はそれまで、人に頼りすぎてた。物事を知らなすぎたんです。その度合いは恐らく信じられないくらい(笑)アルバイトの仕方がわからないって言ったら『嘘!?』と言われるくらいなので、例えば僕も電車に乗った事がない大人の方が『電車の乗り方わからない』と言ったら『嘘!?』と思ってしまう。それと一緒です。人の価値観や経験は人それぞれなので一概には言えないと思います。ただ僕の場合『一般常識』があまりに欠けすぎてたので、勉強しなおす必要があったし、それはもう全てを0に戻し1から、『人のありがたみ』『お金のありがたみ』『食べ物のありがたみ』『夢や希望を持つありがたみそして『生きる事のありがたみ』を体で感じるため『ホームレス』を選んだ。ホームレスとゆうか『マネー&ドリーム&フード&ヒューマン&サンキュー&ホームレス』ですな。もちろん笑えるような経験ではなかったです。それはホームレスをあがっても。とにかく過酷で寂しい。だけどそれをも上まわる宝を手にできた。それはお金でも家でも食べ物でもない。『夢と希望』です。なんだか熱血教師みたいな言葉になっちゃうけど『夢と希望』があれば何でもできる。何でも乗り越えるパワーが湧いてくる。僕はそう感じる事が出来ました。人間は死ぬために生まれてきたんじゃない。みんなそれぞれ『生きる目的』を持ってそれに向かって生きる生まれてきたんだと思う。全てのマイナスをプラスに取る必要はないけど逆境や試練は目的地に近づくチャンスなんじゃないかな。ちょうど今このコラムを書いてる翌日には自分のバンド『RoViN』の1stと2ndのCD発売日であり、記念ライブがある。そんな前日にこのコラムを書いてるとゆうのがなんだか偶然に思えない。僕がホームレスをあがったキッカケは『バンドと音楽とダンスで表現したい』とゆう新たな想いと夢と希望を抱いたからです。もちろんまだまだですし、本当に1からやってきてようやく夢への小さな一歩が人前で形になる瞬間です。でも僕はこのために生きてきた。頑張ってきた。そう言える。というわけで全10回にわたる連載コラムでしたが岸田健作とゆうタレントではなく、1男性の環境の変化と心の変化、そしてそれにより『充実』を手に今を生きています。とゆうのをつづってきました。読んでいる方々の心に何かが残り、良い変化になるキッカケになり明日の景色が変わってもらえたら幸せです。長い間お付き合いしてくださいましてありがとうございました。今後とも岸田健作を宜しくお願い致します。(岸田健作)【連載】ホームレスになってしまった芸能人、岸田健作のゼロからのスタート ■01.ホームレス芸NO人の一歩 ■02.礼儀とルールと人との交流 ■03.物事の0 ■04.水が変えてくれたこと ■05.壁は1つ1つしか越えられない ■06.ぼんやりとした夢への向かい方 ■07.ホームレス経験中のできごと ■08.芸能人だから… ■09.言葉を手に入れた ■10.最終回
2012年08月02日動画を中心に配信するWEBメディア「LUXURY TV」(ラグジュアリー・ティー・ヴィー)を運営するプロッツはこのほど、岸田一郎氏プロデュースの製品を紹介・販売するオンラインショップ「LUXURY TV Shop」を、中国・銀聯(ぎんれん)カードのECサイト「銀聯在線商城」日本館にオープンした。「LUXURY TV」は2009年にスタート、編集長を務めるのは、雑誌「LEON」「Begin」など、創刊編集長として数々の男性誌を立ち上げ、成功に導いてきたメディアプロデューサー岸田一郎氏だ。ラグジュアリーブランドの最新作をはじめ、ニューオープンのレストランやバーなど、動画でわかりやすく紹介している。その「LUXURY TV Shop」が出店するのは、中国国内では初めて高収入層をターゲットとしたB to CのECサイト「銀聯在線商城(ギンレンザイセンショウジョウ)」だ。高品質、国際化、総合性を特色とし、日本館、アメリカ館、台湾館に続き、ヨーロッパ館をはじめとした世界20カ国以上の専門館がオープン予定だ。初回の販売は、人気の高い「モテリング」「シルバーバックル&リバーシブルレザーベルト」「ナンバープレート紐ブレス」「ラフダイヤモンド2連ブレスレット」など計8商品を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月11日10代目いいとも青年隊【With-T】としてタレントデビューして以来、さまざまなドラマ・バラエティ・舞台・ラジオなど に出演してきた岸田健作。そんな彼がつい先日、ワイドショーをにぎわせた。その理由は……、彼がホームレスをしていた過去を週刊誌に打ち明けたからだった。彼がホームレスになった理由……それは、ウーマンエキサイトユーザーも共感するだろう、いくつかのストーリーがちりばめられていた。『今を生きたい』そんな方に向けたストーリー。夢や希望に気づきにくい今だからこそみてほしい。今回から約半年間、毎月第一・第三木曜に彼の衝撃の数年とこれからをひも解いていこう。***次のページから本編へ***僕がまだ10代の頃、『ニート』という言葉はなかった。学校のクラスメイトたちだって、頭がいい悪い関係なく、皆なにかしら『夢』や『希望』を持っていて、それをガムシャラに追っている人が多かった。その頃は、『リストラ』や『就職難』、そんな言葉もあまり耳にしなかった。そんな時代だった。今では、テレビをつければ、『不況、不況』と取り立たされ、その結果として『ニート』『リストラ』『就職難』という言葉もよく聞くようになった。ニュースでやっているような『リストラ・就職難』をたったひとりの僕が変えられるわけもないのだけれど、タレントという職業につき、今を生きる『岸田健作』という1人の男が、『ホームレス』になってしまったという経験から、なにかみなさんの心に伝わる“なにか”を届けられたらと思いこうやって、ここに記そうと思った。僕は18歳で『笑っていいとも!青年隊』として芸能界デビューし、今日に至る。しかしその間、一度芸能の世界を自ら退いた。それと同時に、僕は『ホームレス』になった。芸に能力がある人。それが『芸能人』。芸能人でありながらも僕にはその『芸』がなかった。そう……『芸NO人』。18歳までは普通高校に通う高校生で、卒業と共に芸能界入りした僕は、『芸』だけがないのではなく、『生きた』ということもなかったのかもしれない。なんとなく勉強し、なんとなく年をとる。そんな生活を送っていた僕に、突然きた芸能界の話。それもやはり、自分からが目指して進んだのではなく、『やってきた』のだった。つまり僕は、『夢』や『希望』、『理想』を持って生きたことがいままでなかった。なんとなくの人生は送っていた。糧もなかった。目的がないから、それを達成するために必要なものさえなかった。例えば、『腕時計が欲しい』→『アルバイトしてお金を貯めるよう!』そんなことさえなかった。うーん、これは例えにならないかな。もっといえば、最低限の生活が家にいることで保障されていたから、それ以上を特に望むわけでもない僕は、アルバイトの経験さえもなかった。小遣い稼ぎでダンスのインストラクターはやっていたけれど、それは、飲み会や遊びに消えていった。そんな学生生活から卒業と同時に芸能界へ行ったのだ。そこでも『目的』という仕事は用意されていて、『生活』という保障もあった。今考えると本当に裕福な人生だ。ただ、なにか小さい不安とゆうモヤがあって、それが年々大きくなっていったのだ。芸能界にいながら、自分には『芸』がない事。そんな自分が果たして、このままこの場所にいていいのだろうか。芸能人である前に社会人として、もっと言うなら人として右も左もわからない状態のまま、周りの方々と環境の支えだけで僕はそこに立っていたのだ。25歳を越え、20代後半にさしかかった時……、僕は決心した。なにもかもリセットして『0』から始めようと。『1』ではなく『0』から。冒頭で書いた通り僕には生きる糧がなかった。だからこそ、本当に『0』からスタートしようと。もし本当にぼくには生きる糧がないのなら、生きる意味がないのではないかなって。生かされているのではなく、『生きたかった』。芸能界を離れ、僕は誰にも言わず1人、ボストンバックと手ぬぐいタオル、毛布にスエットを持ち、代々木公園に向かった。そして、その日からホームレス生活を始めたのだ。お腹が空いた→ご飯が食べたい→ご飯を手に入れたい→お金が必要→お金を手に入れたい→どうやって手に入れる?こんな小さなことでも、僕にとって、それは初めてできた『目的』だった。今まではお腹がすけば、なにかしら家にあった。しかし今はないのだ。お金も、必要な分がなくなれば、小遣い稼ぎをしなくてはならない。そんなことで、ひとつひとつの目的を達成できていたけれど、物事を根本を自分ひとりで解決できていたわけじゃなかった。お金は必要な分がなくなれば小遣い稼ぎする、そんなの今までと同じ…ではなかった。そんなレベルではなく、生きる上で家賃や光熱費や食費など、必ず必要になってくるものに対して、自らで生んだお金を使ったことがなかった。なんだか、とても低レベルな話してるようだけれど、このくらい最低限なところまで自分を戻さないとダメだった。『0』から『1』へ。『1』から『2』へ。『2』から『3』へ。そうやって物事を理解と経験した上で、ひとつひとつ進みたかった。『芸』を志すために、『芸』を探し、その『芸』を磨くことが目的だったのだけれど、それと同時に僕には生きるための『生き方』を探すことも必要だったのだ。前置きが長くなったけれど、そんな僕「岸田 健作」がこのコラムでホームレスの経験により身に付けた『生きる術』を書いていこうと思う。― 続く ―(次回の更新は、3月15日。お楽しみに。)
2012年03月01日