女優の広末涼子が主演を務めるNHKのドラマ「聖女」。「セカンドバージン」や「はつ恋」といった女たちのリアルなドラマを送り出してきた、“ドラマ10”枠で放送される本作。第3話の放送を前に、広末さんのまさに“聖女”な姿を収めた劇中ビジュアルが到着。さらに、チーフ・プロデューサーから見どころコメントが寄せられた。広末さんが本作で演じるのは、美貌の連続殺人容疑・肘井基子。これまでの第1話・第2話では、彼女の弁護を請け負うこととなった事務所の若手弁護士・中村晴樹(永山絢斗)が、10年前に突然姿を消した自身の家庭教師・緒沢まりあと同一人物なのでは…と疑念を抱いたことで、基子の過去と心の内の片鱗が見えてきた。そして迎える9月2日(火)の第3話「プライド」では、さらに彼女の深い深い闇の淵を覗き見ることとなる。晴樹と同じ事務所の黒坂(田畑智子)は、基子の故郷を訪ね調査を始めたものの、聞こえてくるのは、彼女と母・雅恵(安藤玉恵)の極貧親子の金と欲がらみのひどい噂ばかり。しかしそんな中、所長の前原(岸部一徳)は厳しい裁判を覚悟するが、殺人未遂事件の被害者・千倉(大谷亮介)の意識が戻り、「基子は犯人でない」と証言しているという情報が飛び込んでくる…。本作のチーフ・プロデューサーは、この第3話についてこんなコメントを寄せている。「『“愛”と“欲”とは同じもの』などとストレートに発言することで、世間から“悪女”のレッテルを貼られてしまう基子ではありますが、第3話ではそんな基子の過去が露わになります。晴樹が基子の過去を調べながら、『なぜ、基子は“悪女”と呼ばれる女性になっていったのか?』を知っていきます。これは、けっこう晴樹にとってはツライ仕事です。10年前の初恋の人であり、あんなに深く愛してしまった基子の悪い話ばかりを聞かされて、北九州での聞き込みは気の滅入ることばかりでした。演じる永山くんも現場ではいつにも増して寡黙になり、何かに耐えているような様子。『いや~、好きな女の人の悪口ばっかり言われるなんて、ホント耐えられませんよ』とポツリ。なので、たった一人だけ基子を褒めてくれた人に出会うシーンの撮影では、晴樹の嬉しそうな表情が絢斗くんの表情そのものに思えました。いい、笑顔をしていますよ。今回、もっとも重要な登場人物と言えるのが、基子の母・雅恵(安藤玉恵)。夫を亡くしたあと、女手一つで基子を育てました。彼女が常に基子に言っていたのが、『気高く、聖女のように生きろ』という言葉。ここに基子の人生のルーツがあったんですね。撮影現場で安藤さんが『私が広末さんのお母さんって、なんか変じゃない?』とつぶやきました。しかし、誰も返答をしないので、しびれを切らした安藤さんが『たぶんね、父親が美男子だったのね』と大きな声で言うと、現場は大爆笑。ずっと、みんな思ってたんですよね。でも、この母娘のとても強い結びつきを表現するシーンでは、さすが安藤さん。まるで聖母のような表情で幼い基子を抱き寄せていました。物語の後半は、一気に裁判直前モードに突入していきます。事件の全容がはじめて明かされ、晴樹たち弁護団と検察との駆け引きがサスペンスを盛り上げます。とくに千葉検事役で登場する池田成志さんの敏腕狡猾ぶりは見どころ。公判前整理手続きで、飄々とした岸部一徳さんと池田さんがバチバチと火花を散らす感じが、シビレますよ。でも、なんと言っても最大の見どころは、晴樹と基子の“LOVE”の部分。『晴樹、危ない!』と思わず叫んでしまう人が続出すること間違いないと言えるくらいに、晴樹が基子に魅入られて危険な一歩を踏み出す場面があるのです。もちろん、基子は拘置所にいるので晴樹と会うのは接見室のガラス越しなのですが、それでも精神的には、第1話のベッドシーンを凌駕するほどの濃厚なラブシーン!と言って差し支えありません。このシーンが、第3話見どころのナンバー1です」。今回、到着したビジュアルは、そんな基子の“聖女”な一面が垣間見える劇中のシーン。純白のレースを頭からかぶり、何かを願うように目を閉じる基子の姿が収められている。果たして、彼女は心の内で何を願うのだろうか?ドラマ「聖女」は毎週火曜22時~NHK総合テレビにて放送(連続7回)。なお、第2話「愛を乞う女」再放送は、9月2日(火) [月曜深夜]25時25分~NHK総合テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年09月01日女優・広末涼子が約17年ぶりに連続ドラマ主演を務める関西テレビ・フジテレビ系「スターマン・この星の恋」が7月9日午後10:15よりスタートする。その前日に行なわれた製作発表会では、広末が一目ぼれする謎の青年を演じる、現在人気急上昇中の若手俳優、福士蒼汰が色男ぶりを炸裂させた。ドラマタイトルにちなんで「星に願い事をするなら? 」というお題目にキャストたちが答えていく中、「幸せを届けられますように」とうちわに記した福士は「今ここで幸せを届けたい」と切り出し、7月18日に33歳の誕生日を迎える広末に花束をサプライズでプレゼント。「カッコ良すぎる! 」と広末をメロメロにさせていた。イケメンぶりを炸裂させた福士が「昨日パッと思いついて、とっさに用意しました」と、サプライズの裏話を明かすと、小池栄子からは「もう胸キュン。福士君は伸びるよ」と絶賛されていた。同作は、富士山の麓にある町を舞台に、3人の息子を育てている肝っ玉シングルマザー、佐和子(広末)が、不思議な力を持つ記憶喪失の青年(福士)に一目ぼれをしたことから、青年を“星男”と名付けて疑似家族生活を送る様を描く。広末は「ドラマは面白くなくてはいけないもの。シリアスでメッセージ性があることも大切だけれど、それは午後9時からの『救命病棟24時』がしっかりとやってくれるので、夏にぴったりな単純でハッピーなドラマを楽しんでほしい」とアピール。福士は「顔合わせの時に、皆さんの前で『僕はこの作品でスターになる』と宣言したので、そうなれるように撮影に挑んでいます」と気合をみなぎらせた。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に続いて、ヒロインに惚れられるキャラクターを演じることについては「幸せ者ですね」と白い歯を覗かせていた。「スターマン・この星の恋」は関西テレビ/フジテレビ系で7月9日午後10:15よりスタート ・公式サイト
2013年07月11日内田けんじ監督の4年ぶりの新作『鍵泥棒のメソッド』が15日に全国で封切られ、内田監督をはじめ、堺雅人、香川照之、広末涼子、森口瑤子が新宿バルト9で初日舞台あいさつに登壇した。その他の写真本作は、『運命じゃない人』『アフタースクール』など先が読めないスリリングな悲喜劇で高く評価される内田監督の最新作で、キーワードはずばり“胸キュン”。広末は「堺さんのモンチッチヘアがすごく可愛い。映画ではもっと長いし、こんな短いの初めて」とこの日珍しく短髪で登場した堺に思わず胸キュンした様子。堺は「若い人はモンチッチってわかるのかな。でも非常に光栄」とニンマリしていた。その後広末が「髪は短ければ短いほど好き」だと告白すると、内田監督はすかさず帽子を脱ぎ、坊主頭をアピール。香川は「バリカン持ってこい!」と息巻いた。その香川は一昨年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』を皮切りに、広末と3年連続で共演しており「『龍馬伝』では広末さんを追いかけ回す役で、去年共演した役ではちょっと好きになってくれて、今回やっと両思いになれるんです」と満面の笑み。さらに「そして今年の秋の舞台では、僕がついに広末さんを振るんです」とドヤ顔を見せた。銭湯で記憶を失った殺し屋コンドウ(香川)のロッカーの“鍵”を、売れない役者・桜井(堺)が盗んだことからふたりの人生が逆転。桜井が危険な裏稼業に巻き込まれ、ピンチに立つ一方、コンドウは婚活中の女性編集長・香苗(広末)と出会い、逆プロポーズされてしまう。「本当に面白い映画。期待してください。以上です」(堺)、「幸せな時間を過ごせるはず。僕も一緒に座ってみなさんと見たい」(香川)、「きっと3連休がハッピーになる映画。たっぷり笑って、楽しんで」(広末)とキャスト陣も自信のアピールだった。映画は第15回上海国際映画祭で、日本映画として初の最優秀脚本賞を受賞。9月11日(現地時間)には、トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールドシネマ部門で上映され、会場を笑いに包んだ。『鍵泥棒のメソッド』公開中
2012年09月18日映画『鍵泥棒のメソッド』が9月15日(土)に公開を迎え、堺雅人、広末涼子、香川照之、森口瑤子、内田けんじ監督が都内劇場で舞台挨拶を行なった。『運命じゃない人』、『アフタースクール』と巧妙な仕掛けのどんでん返しに次ぐどんでん返しで、観る者を魅了した内田監督の最新作。売れない役者と堅物の女性編集者、冷徹な殺し屋の運命が、殺し屋の記憶喪失をきっかけに交錯していく。これから映画を鑑賞する観客を前に、堺さんが「本当に面白いんで期待して観てください!」と満面の笑みで語ったのを始め、キャスト陣はみな作品の完成度に自信を覗かせる。内田監督は「みなさん、ハードルを上げるので…」と苦笑しつつも、「リラックスして楽しんでください!」と笑顔で作品を送り出した。この日は劇中のキーワードでもある“胸キュン”経験をキャスト陣がそれぞれ発表。広末さんは「堺さんのモンチッチヘアー」と書かれたボードを掲げ、「撮影中はもっと長かったので、今日お会いしてキュンとしました。かわいいです」と堺さんを見つめてニッコリ。堺さんは「光栄です!そうです、モンチッチを意識しました!」と大喜びだったが、広末さんは男性のヘアスタイルに関し「短ければ短いほど好き」なのだとか。するとこれまで公の場で常に帽子をかぶり続けてきた内田監督がおもむろに帽子を取り、坊主頭を披露。広末さんは大感激だったが、その様子を見た香川さんが「バリカン持ってきて!」と舞台袖に向かって叫び、客席は笑いに包まれた。そんな香川さんの胸キュンは「広末さん」。実は2人はここ数年、続けて共演しているそうだが香川さんは「最初の『龍馬伝』では僕が広末さんを追いかけるけど、振り向いてももらえなかった。去年の『世にも奇妙な物語』ではちょっとだけ好きになってもらえて、今回でやっとお互いに…。今年の秋にも舞台で共演しますが、ここでは僕が広末さんを振ります!この先、どうなるんでしょう」と得意満面に広末さんとの関係の“ステップアップ”を明かし、再び劇場は笑いに包まれた。ちなみに堺さんのボードに書かれた回答は「…」。堺さんは「生まれてから1回もキュンとしたことがない」と明かしたが、ここで客席は「えー…?」という落胆のため息に包まれ、テンションは急降下。堺さんは「こんなひどい空気になるとは…」と困惑しつつ申し訳なさそうに頭を下げていた。森口さんは、昨年の冬に貰ったというカブトムシの幼虫が、気が付いたらおしりを振りながら成虫になっていたというエピソードを披露し、その様子にキュンとなったと告白。堺さんはこのエピソードに「少しキュンとなりました」と必死に胸キュン経験をアピールしたが、広末さんから「人生の初キュンがカブトムシって…」と呆れられていた。内田監督は、そんな堺さんを見やり「この年で初めてキュンとなったらタチが悪そう(笑)。いつか堺さんから恋の相談を受けたい」と爆笑していたが、堺さんは「この年で初めて胸がキュンとなったら心臓麻痺ですよ!」と苦笑していた。『鍵泥棒のメソッド』はシネクイントほか全国にて公開中。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年09月16日草なぎ剛が、広末涼子、香川照之、チャ・スンウォンら日韓の俳優が出演する舞台『ぼくに炎の戦車を―Bring me my chariot of fire―』に出演することが発表された。本作は、日本と韓国との間に起こった歴史を背景に、国境や身分を越えて築かれた友情と愛情を描いた作品。11月の東京を皮切りに大阪、ソウルでの上演が決定した。作・演出は、2008年に『焼肉ドラゴン』で日本国内の演劇各賞を総なめにした鄭義信(ちょんうぃしん)が手がける。物語の舞台は約100年前の韓国。当時低い評価しかされなかった大衆芸能や民芸白磁といった韓国伝統文化を深く愛し、命をかけて守ろうとした実在の人物、柳宗悦(やなぎ むねよし)と、彼を取り巻く日本と韓国の人々を通して、民族や政治、戦争を超えた人間ドラマを描いていく。草なぎは、柳をモデルとした青年教師・柳原直輝を演じる。柳宗悦同様に、いち早く韓国文化に興味を持ち言語を取得、日韓の交流に大きな影響を与えてきた草なぎはまさに適役。共演は日韓を代表する俳優が集結する。6月に歌舞伎俳優として市川中車を襲名したばかりの演技派・香川照之をはじめ、つかこうへいや野田秀樹の舞台でその存在感をみせた広末涼子、さらに韓国からチャ・スンウォン、ベテランキム・ウンスと幅広いジャンルで活躍する俳優らが顔を揃える。また、野外大衆芸能・男寺党(ナムサダン)のパフォーマンスを舞台上で実際に上演するべく、5名のミュージシャンによる韓国音楽(サムルノリ)の生演奏と、パントマイムと綱渡りの名手・清水恒男による演技も見どころのひとつ。劇作の鄭は本作について「男寺党は簡単に言ってしまえば、放浪芸人の集団であるのだけれど、その芸は農学、皿回し、アクロバット、綱渡り、仮面踊り、人形劇と多岐に渡り、その豊かさに驚かされる。彼らは村々を回り、豊饒を祈ってきた。にもかかわらず、彼らの扱いはひどく、わずかな食料と一夜の宿が提供されるだけであった。彼らのうちの誰かが亡くなったとしても、ただ石を積んで弔うしかなかったという話を聞いた時、不覚にも僕は涙を流してしまった。そして、この見捨てられた人々の物語を誰かに語りたいと思ったのだ。100年も昔の朝鮮の名もなき芸人たちの物語は、日本の観客たちには無縁のものであるかもしれない。それでも、路傍の石のような彼らの魂に、ほんのすこし、ほんのひととき、想いを寄せてくれることを願っている」とコメントを寄せた。出演はほかに高田翔(ジャニーズJr.)、成河、馬渕英俚可、青木崇高、安寿ミラ。公演は11月3日(土)から12月1日(土)まで東京・赤坂ACTシアター、12月8日(土)から11日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。その後2013年1月下旬から2月上旬に韓国の国立劇場にて上演される。チケットは東京公演が9月29日(土)より、大阪公演が10月20日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは東京と大阪公演のセブンイレブン先行(電話抽選)を9月14日(金)13時から18日(火)18時まで受け付ける。
2012年09月13日何やら堺雅人が広末涼子に話しかけている。どうやら少し前のTV取材で香川照之が放送禁止用語を連発していたらしい…。堺さんはそれを子供のように嬉々として報告し、香川さんは「大丈夫、大丈夫」と鷹揚に構え、その脇で広末さんはケラケラと笑いながら耳を傾ける。いい年して(失礼!)、先生が急用でいなくなったのをいいことにおしゃべりで盛り上がる学校の教室みたいな雰囲気である。映画『鍵泥棒のメソッド』で内田けんじ監督の下、3人が紡ぎ出した意外な空気感とは?演技論から互いの魅力まで深く、楽しく3人が語り合った!「こんなに練られた脚本、楽ちんな現場はない」(堺)売れない役者・桜井(堺)と殺し屋のコンドウ(香川)、編集者の香苗(広末)という全く交わりのなかった3人の男女の人生が、コンドウの記憶喪失をきっかけに複雑に絡み合っていくさまが、観る者をあっと驚かせる内田監督ならではのハラハラドキドキ&どんでん返しアリの展開で描き出される。堺さんにとっては『アフタースクール』に続く2度目の内田作品出演となるが「特に努力したことはなかったし、とにかく監督に言われたことだけを『はいはい』とやろうと決めていた」とあっけらかんと語る。自分で考えるのではなく、あえて監督の“操り人形”となる。その真意とは?「とにかく監督の指示が的確で、その通りにやれば面白いものができるという確信がありました。普段のどの作品でもそうしてるかと言われたらそんなことなくて、こんなに練られた脚本、楽ちんな現場はなかなかないです。たいていはイヤな奴がいたりしますから(笑)。演じてて、ここまで葛藤がないのも珍しいですね。内田さんの作品なら、明日から撮影ですって言われてもすぐ行けますよ。現場にさえ行けば何とかしてくれるから」。広末さんもそんな内田演出に身を任せる中で「新たな芝居を引き出してもらった」という。気をつけたのは「笑わないこと」。一見、俳優に求められるごく当たり前の表情のコントロールのように思えるが、コトはそう簡単ではなかったようで…。「一貫して感情を表に出さないということを意識していましたが、それを通じてこれまでの自分のお芝居の作り方が、喜怒哀楽を開放していく作業だったのだと実感しました。演じていて、どうしても素の感情で反応してしまうんです。コンドウと話して『この人は努力家だ』と感じて、“笑う”というよりも自然にフッと口角が上がってしまったりするのですが、そういう起伏も抑えなくてはいけなくて…」。堺さんによると広末さんがあまりに「かわいすぎてNG」となることもあったとか…。「優しいし、気が付くから他人の芝居に全て反応してくれるし。それは普段ならありがたいことだけど、今回は全く気が利かない人としてそこにいなきゃいけなかったので、苦労されたと思いますよ」と堺さんは傍から見ていて感じた香苗という役の難しさをそう語る。「反応しないことで生まれる不協和音こそが、この映画の空気感」(広末)明らかな“表情”ではなく、“視線”だけで感情を伝えるというのも、内田監督によって教えられた表現のひとつだと広末さんは続ける。「役柄の性格を表そうとするとつい自分ばかりに目が行ってしまうのですが、監督に言われた動きをするだけで揺れる気持ちが表せたんです。『この人は不安です』とか『悲しい』とか『もっと』、『大きく』という言葉ではなく、動きで説明することで役になれたし、感情の表現も自然に出てきました」。普段から「死ぬほど台本を覚えて」現場に入るという香川さんだが、本作ではそれに「“死ぬほど何が何でも”をもう1枚増やして」さらに深く台本を読み重ねて撮影に臨んだ。それでも現場に入って「まだ脚本が読めていなかった」と感じることがあったという。「あるシーンで監督に『そこは相手の顔を見て』と言われたんですが、よく読めば書いてあるんです。もちろん『顔を見る』とは書いてないけど、この会話なら当然見るだろうと。字面だけで通り一遍に覚えて、心理的作業を積み重ねてもそこには至らないんだけど、本来は俳優が読み込んでいないといけないところ。たぶん、そこで相手の顔を見なくても成立はするんですよ。“キャリア的なもの”をドロドロと出して水増しすれば『香川さん、うまいですね』って。でも本当は見ないといけない。そういうことに気づかされたことが何度かありました」。3人一緒のシーンは幾度もあったが「現場で一緒に演じられる幸せと共に、お客さんとなって傍観したい思いに駆られた」と言うのは広末さん。「あるインタビュアーの方が“化学反応”と仰っていましたが、むしろ反応しないことで生まれる“不協和音”こそが、この映画の独特の空気感なんじゃないかって感じるんです」。堺さんも我が意を得たりとばかりに広末さんの言葉にうなずき、続ける。「3本の線がしっかりとあって、でも自分がお芝居しているときはほかの2本を無視できるんですよね。それは信頼している方とでないと難しい。僕(桜井)は僕の問題に没頭してて、コンドウはコンドウで事情があって、全く話を聞いてなくて違うことを一生懸命考えている香苗がいて、3人が全く噛み合わないアンサンブルを奏でてる。それはすごく豊かで楽しいことだと思います」。堺さんにとって“俳優”の役を演じるのは初めて。特に演技をめぐるコンドウとのやり取りは抱腹必至である。「真面目で几帳面なイメージの堺さんがあんなにだらしなくて、あんなに芝居が上手なのに本当に下手なお芝居ができる。その“腕力”がすごい」とは広末さんの感想だ。“腕力”という言葉がたいそう気に入った様子の堺さんは「いちいち言葉が正確だから傷つくんだよ!」と広末さんの言葉を嬉しそうに受け止める。改めて、俳優を演じてみての感想は?「俳優って何て捉えどころのない職業かと思いましたね。制服もライセンスもないから、これをやっておけばという“記号”がないんですよ。だから『ヘタな芝居をする』という演技も考えれば考えるほどドツボにハマっちゃう。結果的にはそこで『何もしない』ことにしました。相手が香川さんで技術と技術のぶつかり合い――『堺VS香川 演技合戦!!』みたいなことになったら絶対に分が悪いから、そっちで勝負したくないなというスケベ心もあり(苦笑)、何もせずにボンヤリした感じでそこにいました。つまり何が言いたいかというと、『これをやっとけば役者』というものはないけど、役者を役者たらしめている唯一のものは、指示に対して何の疑いもなくそこに居続ける力、ある種の鈍感力なのかなということ」。「演じれば演じるほど『演じたくない』と思う」(香川)何とも深い話に「すごい皮肉と取れるかもしれないけど、いい言葉だね」と香川さん。自身は“演じること”と“本音”の間で揺れる思いをこんな言葉で表現する。「ある意味で全ての人間が演じてるわけですよ。嫌な仕事でも『好き』と言って、『バカヤロウ』と思いつつも笑顔で『ただいま』と言ったり。“演じる”というのが人間の仕事。だからこそ、それを解いて本音を言う瞬間が面白かったりする。今回、僕も俳優の役をやったけど、それは二重三重の複雑な構造になっていて、演じない瞬間、本音に肉薄する瞬間がこの映画の面白味だと思ってます。実はそれはどの映画でも同じで、僕は演じれば演じるほどに『演じたくない』と思うし、自分のメッセージを出したいなと思ってる。本当の意味で“演じない”役をやりたいですね」。下ネタがどうのと盛り上がっていたのと同一人物とは思えない深みのある言葉。何よりインタビュアー以上に「うんうん」と深くうなずく堺さんと広末さんの表情が印象的だった。まずは百聞は一見に如かず。溶け合うことのない化学物質が奏でる不協和音をお楽しみあれ!(photo:Toru Hiraiwa/text:Naoki Kurozu)■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年09月11日売れない貧乏役者(自殺願望あり)と、殺し屋(記憶喪失)との人生が入れ替わり。殺し屋を演じることになった役者は、危険な依頼を受けて大ピンチに。役者を目指すことになった殺し屋は、婚活中の女性の逆プロポーズを受け幸せに? しかし、記憶が戻った時、殺しの依頼、大金の行方、結婚が絡み合い、 想像できない展開へと転がり出す ――笑いとハラハラ・ドキドキのサスペンス、そしてトキメキまで盛り込んだ、 映画の楽しさが200%詰まったエンターテインメント・ムービー「鍵泥棒のメソッド」。出演する堺雅人、香川照之、広末涼子にインタビューを行った。■内田監督との仕事の感想は?堺:ちょっとおかしな言い方ですが、内田監督の現場って本当に楽なんです。監督の頭の中に完成された間とお芝居がある。本当に的確に指示をしてくださるし、その指示に精一杯答えていけば内面もそこに近づいていける。本当に楽だな~と毎シーンつぶやきながら演じてましたし、そういえば三年前もそうだったな~というのをだんだん思い出しました。ただ前作の『アフタースクール』は作品の性質上、すごくたくさんルールがありましたけど、今回はそのルールが少し減って、香川さん、広末さんをはじめとする共演者の方々との芝居のハーモニーとか、その場でしか起きないブレが生かされている、そういう性質の作品じゃないかと思います。香川:強したっていう気分です。脚本を読みこめてなかったと。もっと細かくひだを読み取らなくてはいけないのに、気分で押し切って、読めているつもりでも読めてなかったと思い知りました。内田監督から形を与えてもらうことで、自分では感情で、右脳で演技しているつもりだったのに、実は形でやっていることに気づかされる。形を与えられているのに、それによって感情を作ってもらえる。形によって、形から脱せられるというんですかね。不思議な二重構造、三重構造というのが毎日起こっていました。僕みたいに右脳と左脳が離れて旅をしているタイプの俳優にとっては非常に面白い、初めての体験でした。あの脚本でこの演出、内田さんにしかできないだろうなと思いました。若い頃のキャリアに戻ったような新鮮さがありましたし、久しぶりに離れがたい作品になりました。広末:ドキドキしました(笑)。香川さんもおっしゃっていましたが、最近は年齢もキャリアも重ねてきたからか、「お任せします」と渡されて、役者陣で練ってこねて熱くして、お芝居を作っていくような現場が多かったんです。今回は自分の意思や想いに勝る、熱い監督の完全なお芝居の構成があったので、そこにどう近づくかという芝居作りがすごく新鮮でした。毎回OKをもらえるかドキドキしながら本番を重ねて。OK!って言われた時にすごく嬉しくてほっとする。こういう緊張感って大切だなと改めて感じました。■共演の方々の印象は?堺:広末さんは、今までご一緒した作品で見てきた、どれでもないお顔をされていました。ぜひ映画館でちゃんと観てみたいです。香川さんについては…僕は香川さんが何をしてもびっくりしないので(笑)あれだけのポテンシャルと引き出しを持っていらっしゃる方だから。ご一緒できたってだけで非常に嬉しかったですね。香川さん、僕、広末さんという三人の和音は、相当バラバラだと思うんです。こんなに違うのにそれでも響きあうというのが逆に面白いなと。似通った音の和音じゃなくて、ちょっと複雑な和音、時には不協和音で。不協和音が面白いというのは内田さんもおっしゃってましたね。三人が均一になるのではなく、しらけた人が一人いたり。その空気がなんだか心地よかったですね。香川:堺さんとは共演する機会がとても多くて、脚本を読んだら「堺さん、こんな感じだろうな」堺さんは「香川さん、こういう感じだろうな」とある程度予想はできるんです。もちろん作品によって役が違うわけだから、常に演技のニュアンスは変わるんですけど、お互いその違いを微妙に感じながら演技するタイプなので。でも今回、その予想以上の不思議な違いがありました。予想通りでも演じた体感が違うというか。理由はわからないけれど。科学反応が起こるような初顔合わせではないのに、起きていたんですね。それは広末さんにしても同じことで。何度も共演して演技を観てきているのに、やっぱり違う、新しい広末さんが目の前にいる。最初の3日間くらいはずっと感じていたんですが、途中から皆が思っている、僕が知っている広末さんを全部忘れて、香苗にしか見えなくなっていました。この不思議な科学反応は、内田監督のマジックなのかもしれませんね。広末:堺さんは、面白かったですね(笑)役者の役は初めてとおっしゃっていましたけど、お芝居が下手な役者のお芝居なのか、堺さんのお芝居が下手なのかわからなくなるくらいおかしくって(笑)それはつまり巧いってことなんですけど。それくらいこれまで見たことない、堺さんのお芝居でした。香川さんは、記憶を失っている時、つまり桜井であるコンドウのおぼつかなさと、記憶を取り戻したコンドウの怖さが本当に対称的で。見せつけられました。さすがだなって。■作品の見どころは?堺:最後まで目が離せないハラハラドキドキの展開になっています。それでいて観終わった後には、恋をしたくなるようなラブストーリーにもなっており、いろんなエンターメインメント要素が詰まった作品です。香川:内田監督作品というとストーリーが入り組んでいて、その入り組んでいるのが解れていくところに快感があるというのが今までの持ち味だと思いますが、今回のストーリーは一本の道をただ走ります。ただその中に登場する人物が複雑な人生を背負っていて、その関係性が非常に入り組んでいるという、これまでとはアングルを変えた作品になっています。いずれにしても大変上質な喜劇に仕上がっている作品です。広末:本当に楽しい大人のシュールなラブコメディだと思います。お芝居をこんなに楽しませて頂いた映画は初めてかもしれません。私自身、演じるのを忘れて、お客さんとしてその場で見たくなってしまうくらい堺さんや香川さん、他のキャストの皆さんの素敵なお芝居がたくさん見られる映画です。■作品情報出演:堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々、森口瑶子 監督・脚本:内田けんじ配給・宣伝:クロックワークス9月15日 全国ロードショー(C)2012『鍵泥棒のメソッド』製作委員会
2012年09月07日住まいと暮らしの総合住生活企業「LIXIL ブランド 新CM記者発表会」が8月2日、都内にて行われ、新イメージキャラクターの松山ケンイチ、広末涼子が登場した。松山ケンイチ、広末涼子の他の写真新CMで、夫婦役として初共演を果たしたというふたり。お互いの印象について松山は「僕が小学校、中学校の頃からテレビで活躍されている方なので、そのときの凄く可愛らしい雰囲気と大人の女性の美しさを兼ね備えていて、夫婦役ができて光栄です」と印象を話すと、広末は「嬉しいですね。ただ、小学生のときと言われたのは、ショッキングでした」と笑いを誘った。CM撮影については「キッチンの収納が凄くて『いいな、いいなー。これ、いいなー』と、松山さんと意気投合しました」(広末)、「(CMで)ロブスターが出てくるんですが、僕の役がロブスターの裏側がダメな役で(笑)。監督のこだわりだったので、頑張りました」(松山)と、撮影のエピソードを語った。さらに、気になっている住宅設備について聞かれた松山は「風呂場ですね。疲れて帰ってきたときにホッとする。CMのときにも『(広末と)このまま一緒に(お風呂に)入りたい』って思ってました(笑)。ずっと監督に言ってたんですけどね」と大胆発言。広末は「衝撃的でした」と照れ笑いを浮かべた。最後に広末は「CMに出演して、改めて生活を見直しました。暮らしを快適に楽しく毎日を過ごせるというのは、人を明るくするし、楽しくするなと思いました」とアピール。松山は「今後、夫婦の展開がどうなっていくのか楽しみにしてます」と期待を寄せた。LIXILは“暮らしを育てる。”をキーワードに、窓やドアの住宅設備、キッチン、トイレ、お風呂などの暮らしに関わるさまざまな商品とサービスを展開。CM楽曲にはYO-KINGのオリジナルソング『“リクシル”のうた』が起用される。新CM「暮らしを育てる。/新しい暮らし篇」、「暮らしを育てる。/ホームパーティー」篇は、8月3日(金)よりオンエア。
2012年08月02日透き通るような美しさと屈託のない笑顔。広末涼子という存在を目の前にすると、こちらまで笑顔にさせられてしまう。しかも、『LOVE まさお君が行く!』で彼女が演じたのは、鳴かず飛ばずの芸人を愛情たっぷりに支える恋人。「こんな女性に支えられたい」と夢見る者がいたとしても、それは無理もない話だ。「2人の歴史を感じさせる時間をきちんと演じたいと思いました」お笑いタレントとラブラドール・レトリーバーが旅をし、行く先々の人々と交流する実在のバラエティ番組をモデルに、売れない芸人とダメ犬のサクセスを描く『LOVE まさお君が行く!』。広末さん演じる里美は、主人公の芸人・松本君を持ち前の優しさで包みながら日々サポートしている。「こんなにも明るくてハッピーな映画の中で、里美は最初から意外とシリアスなんですよね。松本君と仲良くやっているように見えるシーンでも、実は将来や結婚のことを考えている。その現実的な部分を、女性ならではのリアリティとして大切に演じたいなと思いました。将来の約束や結婚を無理強いしたいわけじゃないけど、でも…という女性の心理を突いたキャラクターなんですよね、里美は」。一方、香取慎吾演じる恋人の松本君は、里美の気持ちを理解しているようなしていないような…。この映画を観た女性陣からは「松本君にイライラさせられないの?」という意見も上がったとか。「香取さんがものすごく上手に、好感度高く演じられていたからだと思うのですが(笑)、松本君にいろいろなことを要求すること自体ちょっと違うんじゃないかなって…。きっと里美にもいろいろな枷があって分岐点に立ってはいるけど、彼を好きになったということは、もともと富や地位に惹かれるタイプの人じゃない。芸人として売れて、お金を稼いでほしい気持ちが一番にあるわけではないんですよね。それよりもむしろ、里美にとっては長く付き合ってきた空気が大事。彼のつまらなさとか(笑)、滑ってしまう感じとか、ぱっとしない感じも全て受け入れているし、ある意味、母親的な視点も持ち合わせている。だからこそ、2人の歴史を感じさせる時間をきちんと演じたいと思いました。それに、松本君も全てがダメというわけじゃない。犬のまさお君のためにバンダナを夜な夜な作っているシーンなんて、私自身もぐっときて鳥肌が立ちました。芸人として成功するという夢をずっと追いかけている姿も、応援したくなるものだと思います」。では、もし仮に松本君のような男性との結婚を悩んでいる女友達がいたとしたら、どんなアドバイスを?「そうですね…。専業主婦になってエステにも行って習い事をしたいなら(結婚を)やめた方がいいよって言うと思うのですが(笑)、一緒に苦労して頑張っていきたいのであれば応援したいし大賛成。相談を持ちかけてきた子のタイプによりますね。結婚にいろいろな条件を求める子もいるだろうし、そういった考え方もいいと思うのですが、そういう子に松本君は勧められない。私自身、結婚にいろいろな条件を求める感覚はなく、久しぶりに会った女友達と話していて感覚の違いを感じたりすることもありますが、どちらかと言えば私と里美は似た考え。『里美がいなくなったら困るよ』という松本君の台詞にもあるように、松本君は里美に対しても夢に対しても一途。里美にとっては、それが大事だったのでは。でも、それだけでいいかといったら、そうではない女性もいると思います」。「香取さんがものすごく上手に、好感度高く松本君を演じていたから」という広末さんの意見は極めて的確。夢を追い求める余り、時に恋人の本音を汲み取りきれない主人公像になぜか不快感はない。「香取さんは本当にイメージ通りの方。お芝居をしっかり交えるのは初めてなのですが、小さい子からおじいさん、おばあさんにまで好かれる理由が分かる!と思いましたね。笑顔と天真爛漫な感じが気持ちいいんです。ただ、すごく意外だったのが、『僕はそんなに芝居はできないから』とおっしゃっていたこと。“役者をさせてもらっているけど役者ではないから”と、謙遜ではなく本心から言ってらしたんですよね。面白い役からシリアスな役まで様々な役をなさっている香取さんなので、私としては“ええ!?お芝居できてます!”と言いたいところでしたが、ご本人に気負いがなく、自負していないからこそお芝居もフラット。いい意味のフラットさってこういうことなんだなと感じました」。女優業は「いまがすごく楽しい」「様々な役をなさっている」のは広末さんも同様。詳細に関する言及は控えるが、今回の作品ではプールに落ちるシーンも。洋服のまま水浸しになる広末さん、というのも珍しい…。「『涼子ちゃんは落ちると思わなかった!』と何人かに言われましたね(笑)。ああやって落ちるのは、初めて出演したドラマで真冬の池に落ちて以来。池が凍るくらい寒かったので撮影は延期だろうなと思っていたら、池の氷を割っているスタッフさんが当日の現場にいて…。何があっても撮影は優先されるものなんだなと、あのとき知りました(笑)。今回の映画でプールに落ちた日もとても寒かったんです。しかも、計3日間落ちて…。まさお君のコンディションなどもあって撮影がなかなか難航し、撮っているときは仕上がりが想像つかないくらいでしたが、楽しいシーンになっていたので頑張った甲斐がありました」。2年程前、30代に突入したばかり。「いまがすごく楽しい」と女優業の楽しさを噛み締める。「いまの私の年齢って、役柄上の年齢や職業という点でも、女性としての経験値という点でも幅広く演じられる年齢だと思うんですよね。すごく未熟で幼い役だったり、逆に母親役のように人生経験のあるものも演じさせてもらえる。そう考えるといまがすごく楽しいし、10代や20代の頃に比べて役の幅が広がっているのを感じます。だからこそ役を通して勉強させてもらうことも多いですし、自分がこの仕事を好きだから感じられることだと思うのですが、役を通して刺激をもらえることが幸せです。年齢を重ねているのに初めての経験だなと思えることが多いのは、この仕事が好きだからなんでしょうね。演じるたびに幸せを感じています」。(photo:Yoshio Kumagai/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会
2012年06月20日コカ・コーラ「からだ巡茶」広末涼子さん新TV-CM「コカ・コーラシステムは、東洋の健康思想に基づいた“からだの巡り”に着目して開発した新発想のお茶「からだ巡茶」を、5月14日よりパッケージデザインを一新し、全国で発売。これに伴い、5月16日から、「からだ巡茶」のデビュー当時から「からだ巡茶」と共に“ますますキレイに磨きがかかっている”広末涼子さん出演の新TV-CM「巡(めぐり)ミュージアム」篇を、全国でオンエアする。*画像はニュースリリースより2006年の製品発売以来、「変わらないキレイ」を維持広末涼子さんは、2006年の製品発売以来、ブランドのセレブリティを務め、「変わらないキレイ」を維持。「6年もの間『からだ巡茶』を飲み続けてきた広末さんだからこそ言える」、“汚れに負けない人をキレイという。わたしを清める。からだ巡茶”をキーメッセージに訴求するという。「からだ巡茶」の2006年からのCMは、同ブランドサイトにアップされていて、広末涼子さんの「変わらないキレイ」もうなずける。元の記事を読む
2012年05月15日約1年ぶりの出演は元ストリッパーの幽霊女優の広末涼子が10月21日からスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『11人もいる!』にレギュラー出演することが分かった。彼女にとっては、結婚、出産を経て約1年ぶりのテレビドラマ復活となる。この『11人もいる!』は金曜午後11:15~放送のドラマ枠。主演は神木隆之介で、手がけるのは人気脚本家・宮藤官九郎だ。クドカン作品初出演となる広末は、本作中、11人目の家族で元ストリッパーという経歴をもつ、亡くなった先妻の幽霊・メグミという奇抜な役どころを演じる。新しいイメージの広末が光る!みなには見えないファンタジーな存在ながら、何とか自分の意志を代弁させようと奮闘したり、元ストリッパーらしい奔放さを見せる一面もある独特なキャラクターのメグミ。ストーリーも、一見ばかばかしくもありながら、それでいて感動的で奇想天外な家族劇を描き出しているのだそう。これまでの彼女のイメージにはなかった役どころの奇抜さ。クドカンとの初のコラボとなるという面でも注目度は高い。久々のドラマ出演で、新たな魅力を見せ、輝いてくれることが期待される。元の記事を読む
2011年09月24日「第8回The Best of Beauty 2011」で広末、牧瀬、戸田、剛力が受賞1日、9月4日の「くしの日」を前に美容業界の活性化に貢献した著名人を表彰する「第8回The Best of Beauty 2011授賞式」が東京、銀座で開催された。受賞した女優は、牧瀬里穂(39)、広末涼子(31)、戸田恵梨香(23)、剛力彩芽(19)が美を競いあった。昨年11月にアーティストCandle JUNEと再婚した広末は、前夫との間に男児を1人もうけており、今年3月には次男を出産し、2児の母となった。広末は、新婚生活や育児は順調かという質問に満面の笑みで「はい。」と答えて、公私ともに充実していることを感じさせた。今年は男性からも受賞者が選ばれ俳優の溝端淳平(22)が受賞した。ショートに初めて挑戦した剛力は、サンスポの記事によると「この“ふわくちゃゆるウエーブ”はすごくお気に入りです。ショートに挑戦したのは初めてなので、湯上りのヘアケアを母に手伝ってもらっていました。」と語った。反対に、ゆるやかなウエーブがかかった髪を肩まで伸ばしている広末は「私は逆に、デビューからショートの時期が長かったのでロングにすると気を使いますね。」とコメントしたという。元の記事を読む
2011年09月03日この夏公開の映画『私の優しくない先輩』で川島海荷演じる主人公イリオモテ ヤマコが、広末涼子の歌手デビュー曲「MajiでKoiする5秒前」のカバー曲で歌手デビューを飾ることが発表された。映画は川島さんとイケメン芸人として人気の「はんにゃ」の金田哲のW主演による学園コメディ。川島さん演じるイリオモテ ヤマコは憧れの南先輩への恋心を打ち明けられずに胸を焦がしているが、大事なラブレターの存在をクサくて、キモくて、ウザい不破先輩(金田さん)に知られてしまう。挙句に、不破先輩は勝手に「南先輩への告白大作戦」を展開し始め…。「MajiでKoiする5秒前」と言えば、竹内まりやのプロデュースにより1997年に広末さんが歌い、ポップなメロディと乙女心をキュートに表現した歌詞が若い層の心を掴み、広末さんの爆発的な人気とあいまって一世を風靡した。今回、イリオモテ ヤマコは“Umika as Yamako”というアーティスト名でこの曲を熱唱。劇中のエンディングでは、曲に合わせて出演者全員がダンスを披露するシーンも!本作は、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」、「らき☆すた」、「かんなぎ」で知られる山本寛監督の初の実写作品。山本作品の魅力の一つは主人公が歌って踊る主題歌ということで、主演女優を探す時点で、演技力に加え、“歌って踊れる”ということを条件にしてきたという。最高のきらめきを持つヤマコ(=川島さん)と出会ったことから、オリジナル楽曲を含めて主題歌の検討に入り、「いまの一瞬一瞬をちゃんと生きることの魅力と大切さ」を描く楽曲としてこの「MajiでKoiする5秒前」に決めたとのこと。“広末涼子の再来”という期待を背負う、イリオモテ ヤマコ(=川島さん)、すなわちUmika as Yamakoは、今回の決定について「初めて聞いたときは、とにかくビックリしました! と同時に嬉しかったです。私自身、歌も好きだったし夢見ていたことだったので…そして何より主題歌がみなさんもご存知の名曲なので、プレッシャーや不安もありました。ですが、レコーディングのときに、監督やスタッフのみなさんに沢山のアドバイスをいただき、楽しく歌うことができました。この曲は、映画の中の主人公として歌っているので、そのキャラクターが出るように頑張りました。テンポに合った、明るい気持ちで出来たと思います!とてもいい曲になったと思うので、ぜひいろんな方に聴いていただきたいです。感想などはちょっと緊張しますが…この曲を知っている方には思い出して、HAPPYな気持ちになってもらえたら嬉しいです」と力強いメッセージを寄せてくれた。セーラー服姿での熱唱に思わず胸キュン!?『私の優しくない先輩』は夏公開。■関連作品:私の優しくない先輩 2010年夏、公開© 2010 アニプレックス/講談社/アスミック・エースエンタテインメント/グッドスマイルカンパニー/ファントムフィルム■関連記事:川島海荷、はんにゃ金田には「近寄らない」W主演作の現場を公開!名コンビぶり発揮はんにゃ金田、川島海荷を小学生扱い?『私の優しくない先輩』クランクアップはんにゃ金田、図に乗りすぎて女子高生“川島”に相方チェンジ!?
2010年03月16日今年で生誕100周年を迎える日本ミステリー界の第一人者、松本清張の同名傑作小説を映画化した『ゼロの焦点』。本作が11月14日(土)に公開初日を迎え、主演の広末涼子に中谷美紀、木村多江の豪華女優陣3人と西島秀俊、犬童一心監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。脚本作りから完成まで1年半を要したという本作だが、「今回は過酷な気候やスケジュールの中で、濃密な時間を過ごした」とハードな撮影の様子をふり返る広末さん。一番大変だったシーンを尋ねると、「撮影の初日から中谷さんとの痛いシーンを撮ったり、西島さんとも初日で初対面にも関わらず、入浴とか…人として変な仕事でした(笑)」と役作りどころではなかった様子。同じ質問に、中谷さんは「木村多江さんと雪の中で語るシーンは、2人で何時間泣き続けたんだろうというくらい泣き続けて。でも多江さんがご自身が映ってないときも私のために大切に演じられていたので頑張ることができました」と語ると、木村さんもうなずき「いつまで泣けるんだろうという恐怖もありましたが、美紀ちゃんという素晴らしい女優さんと化学反応し合いながらお芝居できて、いま思うと一番大変だけど一番大切な思い出になりました」と微笑を浮かべた。この日も三者三様の黒のコーディネートで見事な調和を見せた女優陣。その言葉から充実した日々がうかがえる中、男優一人で恐縮した様子の西島さんは、同じ質問に「やっぱり入浴…。初対面ですからね」と照れてみせ会場を沸かせた。中谷さんに、妥協を許さぬ“悪名高き監督”と呼ばれた犬童監督は「みなさんは大変だったと思いますが、僕はみなさんの素晴らしい演技を生で見ていて楽しんでました」と満足げに撮影をふり返った。さらに、映画のテーマに因んで「愛する人の全てを知っていたいか?」という質問が女優陣3人になされたが、広末さんは「最終的に全てをお互い知って、受け入れられたら…」と切り出し、「一緒にいる時間が全てなので、目の前にいるその人を信じられたら、過去や背景よりもその時間を大切にすべきなのでは」と力説。この言葉にすっかり聞き入っていた様子の中谷さんも、「私も広末さんの境地に行けたらいいなと思うけど、どこかで全てを知ることや知られてしまうことに恐怖を抱いているかもしれないですね」と語ると、広末さんが「かっこいい…」と中谷さんを仰ぎ見。そして、木村さんは「台本を読んだときに、西島さん(鵜原憲一)が許せない!と思った(笑)」とのこと。「僕じゃないですよ」と西島さんがすかさず反論する中、「でも実際は、全部を知ることも全部を話すこともできないので、涼子ちゃんの言ったことを目指したいけど出来ないかな」と落ち着きのある魅力を漂わせた。記念撮影では、本作のメインカラーである赤のクリスマスツリーが登場し、映画のヒットを祈願して広末さんがツリーのてっぺんに輝く金の“ゼロ”を飾った。『ゼロの焦点』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会■関連記事:幸せな結婚生活への希望の間で、真実を知ったとき女は…『ゼロの焦点』ファッション小噺vol.116カーペットの上の人間模様〜東京国際映画祭〜【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開松本清張の傑作ミステリー映画化!『ゼロの焦点』試写会に25組50名様ご招待
2009年11月14日映画『ゼロの焦点』の完成会見が22日(木)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演の広末涼子、共演の中谷美紀が本格初共演の感想を語り合った。2人は2002年放送のTBSドラマ「おとうさん」で4姉妹役を演じて以来、2度目の共演。今年迎えた松本清張の生誕100年を記念した本作では、お見合い結婚の7日後に失踪した夫・鵜原を追って金沢を訪れた禎子を広末さん、その地で出会う会社の社長夫人・佐知子を中谷さんが演じ、演技合戦を繰り広げている。共演した印象を聞かれた広末さんは「サスペンス、ミステリーは人の死や事件が関わり重くのしかかるものがあるので苦手で、好んでは観ない方。今回の台本を最初に読んだときも疲労感ですごくグッタリして、この役を演じきれるかしら?と迷いました。でも中谷さんのキャスティングが決まっていたことが大きく背中を押した。以前、一度ご一緒させていただきましたが、あまり共演シーンがなかったので、今回、中谷さんとお芝居したくてチャレンジしようと思いました。そこに立つだけで現場にいい緊張感が漂う、体温の伝わる女優さんです。中谷さんの前に立つだけで感情が持っていけるので、委ねて任せきりでした」と大絶賛。隣で聞いていた中谷さんは「その言葉をそのままお返ししたい。涼子ちゃんは天才肌で集中力がすごく、羨ましい。私は素人っぽくて本番前に感情を整えたりする作業をしますが、涼子ちゃんは一瞬で変わる。目を見ていれば感情を引き出される。『どこまでも付いていきます』という感じです」と“ラブコール”を返した。一方、物語に因み、何かちょっとした秘密を告白してください、と司会者から注文が。広末さんは「高校生の頃、立ち食いソバ屋に入ったこと、ワイルドブルー横浜で泳いだことがなぜかバレて、事務所の社長からすごく怒られた。『君はいるようで、そこに存在しちゃいけないんだ』と。以来立ち食いソバ屋には入っていません。でも、もういいですかね?」と照れ笑い。犬童一心監督から「立ち食いだからかな?広末涼子が立ち食いなんてってこと?中谷さんは吉野家入ったことある?」と尋ねられ、中谷さんは「私、肉を食べなくなって4年くらい経ちますが、以前は入っていましたよ」と気さくな調子で答えてみせた。男性キャストを代表して出席した野間口徹は、秘密について「10年くらい前、トイレでボールペンを流したら、数日後アパート全体のトイレが詰まり、その後大家さんが取り壊すから出て行ってくれ、と。ボールペン1本で8人が追い出されました。告白というより懺悔です」と苦笑い。同じ共演の黒田福美は「小学校2年生のとき、苦手だった社会のテストで20点をとり、親に見せられなくて原っぱの隅っこに埋めました。この話、まだ母親には言っていません」とうつむき、揃って観客、共演陣を爆笑させていた。本作はこの日、現在開催中の東京国際映画祭で招待上映され、初めて一般客に披露された。上映前には広末さんらが舞台挨拶を行い、美の競演でもファンを沸かせた一方で、中谷さんが舞台挨拶中に体調を崩し、自ら降板するという一幕も。貧血だったようで、舞台袖で休息しその後、自分の足で会場を後にしたということで、大事には至らなかった模様。『ゼロの焦点』は11月14日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】矢沢永吉が人生初の舞台挨拶!30年前の自分に「生意気なヤツ」【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?
2009年10月23日こんにちは、おーまえです。京都のちょっといいこと、連載5回目の今回は、京都の涼です。京都も夏本番!盆地で湿度が高く、蒸し暑いのが京都の夏の特徴。ジリジリ、ムシムシしていて本当に京都の暑さって身体に堪えるんですよねー。そんなこともあって、昔から涼をとりながら夏の風情を楽しむ、鴨川納涼床や川床などの文化が生まれました。さて、そんなあっつい京都の夏。市内の中心地に比べると−5°の気温差があると言われる京都の奥座敷、鞍馬-貴船へ出かけてきました。鞍馬へは、出町柳駅から叡山電車へ乗っていきます。ただ昨年の台風の影響で現在も市原駅までの運行となっていますので、ご注意を。1日も早い復旧を願うばかりです。叡電市原駅からはバスに乗り換えて鞍馬へ向かいます。▲市原駅は無人駅。緑がいっぱいののどかな駅周辺。鞍馬寺は、西暦770年建立の歴史あるお寺で、また牛若丸が修行をした場所など、伝説もいっぱいです。鞍馬山はお山自体が尊天の御神体と考えられており、天狗が住むと言われる京都屈指のパワースポット。なるほど、見るからに圧倒されるパワーを感じるお寺です。山門をくぐって参道を30分ほど登って本殿へ。ケーブルカーを使って登る方法もあるので脚力に自信のない方もご安心を。▲バスを降りたらすぐに登場!幻想的で神々しい雰囲気が漂っています。▲途中にある神社も厳かな雰囲気。立派な杉の木が目を引きます。そこからもうひと頑張り。清少納言も『枕草子』で「近うて遠きもの、鞍馬のつづら折りという道」と書いた「木の根道」を通って川床の名店が立ち並ぶ、まさに京都の涼の聖地、貴船へ向かいます。歩いて約40分ほどの道のりです。▲これが木の根道。すごい迫力です。▲山を下ると川のせせらぎが。ついに貴船へ到着!やはり街中よりも少し涼しい気が!それに川の流れる音が聞こえることで、気持ちも洗われるようです。川床料理のお店の間を少し歩けば、貴船神社に到着です。▲青紅葉が美しい貴船神社。縁結びで有名です。ここも京都市内かと疑いたくなるくらい、清涼感のある場所でした。いつかはリッチに川床で流しそうめんや懐石料理を楽しんでみたいものです。京都へ住んでいてもなかなか近くて遠い鞍馬と貴船。大人がしっとり涼を楽しむ地域としておすすめです。ぜひ足を運んでくださいね。今月の京都のちょっといいことは、ここまで。また来月お会いしましょう! おーまえ京都在住。ほぼ毎日自転車行動。時間があると気になる場所やお店をウロウロ探し回りがち。お笑いと犬がずっと好き。最近はリボベジに小さな幸せを感じてます。
2001年12月05日