第19回東京国際音楽コンクール〈指揮〉入賞者民音は第19回東京国際音楽コンクール〈指揮〉本選を10月3日(日)に開催し、入賞者が決定しました。第1位:José SOARES / ジョゼ・ソアーレス (ブラジル)第2位 :Samy RACHID / サミー・ラシッド (フランス)第3位 :Bertie BAIGENT / バーティー・ベイジェント (イギリス)入選・奨励賞:Satoshi YONEDA / 米田 覚士 (日本)特別賞・齋藤秀雄賞:Bertie BAIGENT / バーティー・ベイジェント (イギリス)聴衆賞:José SOARES / ジョゼ・ソアーレス (ブラジル)オーケストラ賞(新設):Bertie BAIGENT / バーティー・ベイジェント (イギリス)本選のライブ映像は、アーカイブ配信として以下の通りご視聴いただくことができます。【本選ライブ 無料配信】※事前申込みが必要です。10月3日(日) 13:00 配信開始見逃し配信 映像 は、 11月3日(祝・水 23:59 まで)視聴のお申し込みは 、 以下のサイトへ アクセスしてください 。 公式サイト: Twitter: Facebook: 東京国際音楽コンクール<指揮> : アーカイブ視聴のお申込みはこちらから 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月04日本選参加者民音は第19回東京国際音楽コンクール〈指揮〉第2次予選を9月29、30日に開催し、本選の参加者が決定しました。【本選参加者】No.102 米田 覚士 (日本)No.143 サミー・ラシッド (フランス)No.205 ジョゼ・ソアーレス (ブラジル)No.218 バーティー・ベイジェント (イギリス)第2次予選のレポート・ダイジェスト映像はこちらからご覧いただけます。 本選は10/3(日)に開催し、無料ライブ配信をいたします。■本選 ライブ配信のお知らせ【配信日程】2021年10月3日(日)13:00配信開始13:00審査開始/17:00審査終了予定※審査結果が出次第、「表彰式」も配信予定です【チケット料金】無料※事前のお申し込みが必要です【演奏】新日本フィルハーモニー交響楽団【演奏曲目】G.ロッシーニ:オペラ「どろぼうかささぎ」序曲参加者提出の自由曲から1曲【審査委員】委員長:尾高忠明委員:シャーン・エドワーズ、広上淳一、オッコ・カム、ライナー・キュッヒル、準・メルクル、ユベール・スダーン、高関健、梅田俊明(アルファベット順・敬称略)【視聴券の申し込みについて】・期間限定の見逃し配信(アーカイブ配信)は、11月3日(祝・水)23:59まで視聴可能です。但し、11月3日(祝・水)18:00までに視聴券をお申し込みください。・視聴券1枚につき、閲覧できる端末は1台のみです。■視聴のお申し込みは以下のサイトへアクセスしてください配信プラットフォーム「KIPz(キップズ)」を使用します日本語ページ: 英語ページ: 東京国際音楽コンクール<指揮> : 第2次予選のレポート・ダイジェスト映像はこちらから 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月01日湯浅政明監督のアニメ映画『犬王』が2022年初夏、全国公開となる。この度、本作が「第34回東京国際映画祭」へ出品され、ジャパンプレミアが11月3日(水・祝)に行われることが決定した。また湯浅監督が登壇するティーチインイベントも発表されている。『犬王』は、室町の知られざるポップスター「犬王」から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。『平家物語 犬王の巻』(古川日出男著)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。この作品には、湯浅政明(監督)×野木亜紀子(脚本)×松本大洋(キャラクター原案)×大友良英(音楽)といった実力派クリエイターが集結。声優にはロックバンド・女王蜂のアヴちゃんや森山未來を迎えた。ワールドプレミアは「ヴェネチア国際映画祭」で行われ、さらに「トロント国際映画祭」、「釜山国際映画祭」、「富川(プチョン)国際アニメーション映画祭」など海外映画祭でも上映。新たに「第37回ワルシャワ映画祭」スペシャル・スクリーニング部門、「第16回ブカレスト国際アニメーション映画祭」長編コンペティション部門への正式出品も決定している。『犬王』2022年初夏 全国公開東京国際映画祭『犬王』ジャパンプレミア+湯浅政明監督ティーチイン11月3日(水・祝)18:00開始会場:TOHOシネマズ シャンテ SCREEN1チケット販売開始日:10月23日(土)※東京国際映画祭公式サイト( )での上映スケジュールの発表は10月上旬を予定。
2021年09月29日女優の橋本愛が28日、都内で行われた「第34回東京国際映画祭ラインナップ発表記者会見」に出席。本年度のフェスティバル・アンバサダーに決定したことが発表された。この時期に時間ができると同映画祭のサイトをチェックし、見たい映画の席が空いていたら足を運んでいたという橋本は「日常の延長線上に映画祭があったりするんですけど、思い出深い出来事がたくさんあって、自分の人生を丸ごと救われたかのような体験もさせていただきました」と打ち明け、「観客として作品を見て映画に助けてもらったというのがこの映画祭きっかけでありましたし、自分が出演した作品を上演させてもらって、レッドカーペットを歩かせていただいたり、舞台挨拶をさせていただいてみなさんにお会いしたりしていたので、ご縁があるなって個人的に思っていたので、今回アンバサダーとしての新たなご縁をいただき、本当に心からありがたいなと思っています」とうれしそうに語った。また、MCから"人生を救われた体験"について追求されると、過去に同映画祭で『エンドレス・ポエトリー』という作品を見たそうで「すごく具体的に言うと『愛されなかったから愛を知ったんだ』という言葉があって、目から鱗というか"そっか!"と思って、得られなかったからこそ、自分が何がほしいのかわかるじゃないですか。その言葉で自分があまりうまく付き合えなかった人たちに対しても"だから私は気持ちを知れたんだ"ってむしろ感謝の気持ちが生まれて(笑)、自分の人生を変えてもらったと言ったらありふれた言葉になってしまうんですけど、本当に人生を変えてくれたので、そういうありがたい経験がありました」とエピソードを明かした。さらに、本年度の同映画祭に望むことはあるか聞かれると「映画祭そのものというよりは、映画文化、芸術が日本という島国の地中深くに根を張っていったらいいなという思いがあります。そのためにはみなさん一人ひとりの生活に映画や芸術がもっともっといい意味で蔓延っていけたらいいなと思っていて、この映画祭の水面下にみなさんの生活だったり、人生の大きな一部になっていけるように、現状に満足せずにどうしていったらいいのか考えていけたらいいなと思います」と熱く語り、本年度の同映画祭で気になっている作品を尋ねられると「クリント・イーストウッド監督のオープニング作品(『クライ・マッチョ』)をぜひ見たいなという気持ちがありますし、個人的にダンスだったり舞踊や舞とか、身体芸術がすごく好きなので、田中泯さんの映画を見たいなって思います」と目を輝かせた。続けて、コロナ禍における映画などの芸術文化とはどのようなものか質問されると、橋本は「人体の危機を医療が救ってくれるというものがありながら、芸術というのは心の命を救ってくれるものだと思っていて、どっちが死んでもダメで、その一端を芸術が担っているんだという意識が強いので、文化芸術は早急に必要なものではないという考えに触れると苦しいなと思うし、しんどい気持ちでいる人には文化芸術に触れて、少しでも癒しを得てもらいたいなという思いが強いです」といい、「自分も俳優として作品づくりに関わる中で、そういう作品を一つひとつ大事に作っていって、一人ひとりの心に届いてほしいなという思いでやっているので、そういう考えが根強く広がっていただけると嬉しいなと思っています」とコメント。橋本とともに質疑応答の場に登壇していた吉田恵輔監督は、今回初対面だという橋本の印象を聞かれると「さっきの質問(の答え)もそうですけど、頭が良さそうだなと思って、横にいると俺の頭の悪さが目立ってしまって、またお漏らしをしています(笑)」と震え上がって笑いを誘っていた。第34回東京国際映画祭は2021年10月30日から11月8日まで日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。
2021年09月29日開催まで約1か月と迫った「第34回東京国際映画祭」。この度、本日9月28日(火)、東京ミッドタウン日比谷BASE Q HALLにて、各部門の上映作品ラインアップ発表記者会見が行われた。今年からは、六本木地区から日比谷・有楽町・銀座エリアへの移転や、17年ぶりとなるプログラミング・ディレクター(市山尚三)の変更、部門の改編などもあり、新たに生まれ変わる年になる「東京国際映画祭」。イベントでは、本年度のビジュアルを手掛けたコシノジュンコからのビデオコメントや、「millennium parade」による「Bon Dance」がフェスティバルソングに選ばれたこと、映画祭のSDGsへの取り組みなどが紹介。そして今年は113の国と地域、1,533本の応募の中から、15作品がコンペティション部門に選ばれ、フィリピン、イタリア、スリランカ、トルコなど各国の作品が集結。日本からは、松居大悟監督の『ちょっと思い出しただけ』、野原位監督の『三度目の、正直』といった2作品が選出された。『三度目の、正直』コンペティション部門の審査委員長は、女優・イザベル・ユペール。加えて、映画評論家・プログラマー、クリス・フジワラ。映画プロデューサー・キュレーター、ローナ・ティー。映画音楽作曲家・世武裕子。青山真治監督が審査員として名を連ねる。またイベントでは、オープニング作品のクリント・イーストウッド監督50周年記念作品『クライ・マッチョ』と、クロージング作品である大ヒットミュージカルの映画化『ディア・エヴァン・ハンセン』の予告編が上映。『ディア・エヴァン・ハンセン』その後、部門改編の説明、「コンペティション部門」「ガラ部門」「アジアの未来部門」「ジャパニーズ・アニメーション部門」、新人を対象にした短編コンテスト「Amazon Prime Videoテイクワン賞」などの紹介が行われた。そして今回10日間の開催期間中、99本(9/28現在で上映が決まっている作品数)の映画が上映予定となっている。ゲストとして登場したフェスティバル・アンバサダーの橋本愛(女優)は、「映画という文化が、日本という島国の地中深くに根を張って、皆さんの一人ひとりの生活の中に映画がはびこってほしい」と願い、映画祭で観たい作品については「オープニング作品にもなっている、クリント・イーストウッド監督の『クライ・マッチョ』ですかね。あと、私はダンスや舞踊など身体芸術が好きなので、田中泯さんの作品が楽しみです」とコメント。同じくゲストで、本年度より新設された「Nippon Cinema Now」部門において特集する吉田恵輔監督は「映画には僕も何度も救われましたが、色々あって、時々映画っていやだなっていう気分にもなることがあるんです。そんな時に、これだっていう1本に出合うことがあって、また映画好きに戻って。自分もそんな映画好きに戻れるような作品を撮りたいなとおもいます」と、自身にとっての映画について明かした。ほかにもイベントでは、昨年に続き、アジアを含む世界各国・地域を代表する映画人と第一線で活躍する日本の映画人によるトークシリーズ「アジア交流ラウンジ」の企画検討会議メンバーである、是枝裕和監督からのビデオコメントも上映された。「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。「TIFFCOM2021」は11月1日(月)~3日(水・祝)オンライン開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年早春、全国にて公開予定(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年09月28日第34回東京国際映画祭のラインナップ発表会見が9月28日、都内で行われ、本年度のフェスティバル・アンバサダーを務める俳優の橋本愛が出席。「観客として作品を見たり、出演した作品を上映していただき、レッドカーペットを歩いたりとご縁がある映画祭なので、こうして新たなご縁をいただき、ありがたいです」とアンバサダー就任の喜びを語った。開催期間中、期待している作品として、オープニングを飾るクリント・イーストウッド監督の『クライ・マッチョ』と、「Nippon Cinema Now」部門に出品される田中泯主演の『名付けようのない踊り』を挙げた橋本。映画祭シーズンを迎えると、「ちょっと時間が空けば、映画祭のサイトを見て、行ってみることも。日常の延長線上にある映画祭です」と声を弾ませた。また、第30回東京国際映画祭の特別招待作品「エンドレス・ポエトリー」(監督:アレハンドロ・ホドロフスキー)を見た際には、「人生をまるごと救われた」といい、「印象的だったのは『愛されなかったから、愛を知ったんだ』というセリフで、あっ、得られなかったから、何を求めているかわかるんだと目からウロコだった。人生を変えてくれた経験で感謝している」と話していた。会見には橋本をはじめ、安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)、市山尚三(プログラミング・ディレクター)、石坂健治(シニア・プログラマー)、藤津亮太(「ジャパニーズ・アニメーション部門」 プログラミング・アドバイザー)、そして「Nippon Cinema Now」部門で特集上映が組まれる吉田恵輔監督が出席した。自身のオリジナル脚本で挑む最新作「空白」や、「ヒメアノ~ル」「BLUEブルー」などの上映が予定されている吉田監督。今一番海外へ紹介したい日本の映画人として、フィーチャーされることに、「僕でいいんですかという気持ち。東京国際ってちょっと堅そうだし、スーツを着た人たちをたくさん見ると萎縮してしまう」とユーモアを交え、照れ笑い。「見たくはない嫉妬や自己顕示欲といった恥部がさらけ出されていて、実はそれは自分自身の心。小さな男で恥部のかたまりですが、そんな自分でも変われる可能性があるぜってことを描きたい」と作品づくりにおけるテーマを語っていた。第34回東京国際映画祭はメイン会場を六本木から日比谷、有楽町、銀座エリアに移転し、17年ぶりのプログラマー交代による部門改変も実施。“越境”というコンセプトのもと、映画館でのフィジカル上映を基本として「コロナを越えたその先の映画の在り方を考えていく」「国際映画祭としての『国際』色を高めていく」「男女平等、環境保全などSDGsへの積極的に取り組んでいく」という目的が掲げられた。今年のコンペティション部門は2021年1月以降に完成した長編映画を対象に、113の国と地域から1533本の応募があった。すでにフランスを代表する女優イザベル・ユペールがコンペティション部門の審査委員長を務めるが発表されているが、会見では青山真治(映画監督/脚本家)、クリス・フジワラ(映画評論家/プログラマー)、ローナ・ティー(プロデューサー/キュレーター)、世武裕子(映画音楽作曲家)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査することが明らかになった。国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭が実施する「アジア交流ラウンジ」では、「ブリランテ・メンドーサ×永瀬正敏」「カミラ・アンディニ×岨手由貴子」「アピチャッポン・ウィーラセタクン×西島秀俊」「バフマン・ゴバディ×橋本愛」「イザベル・ユペール×濱口竜介」といった豪華トークも実施される。【橋本愛メッセージ】映画界において、この東京国際映画祭がどんな居住まいであるべきか、世界を見渡しながら日本を見つめ、どういった映画祭にしていくべきかを、試行錯誤、尽くしている方たちの姿を毎年、見つめてきました。映画に、芸術に救われた身として、私も少しでも、そういった方たちと一緒に、映画の未来を考えて、行動したいと思っていました。それにしてはあまりにも知識も経験もスキルも浅く、拙い自分を恥じてきました。今回、映画祭のアンバサダーを務めることで、中にぐっと入り込み、少しでも、自分に何ができるのか、どんな未来を描くべきかを、自分の目で見つめていきたいです。有難い機会、感謝しております。精一杯務めさせていただきます。取材・文・写真=内田涼■開催情報「第34回東京国際映画祭」期間:10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷、有楽町、銀座地区で開催公式サイト: オープニング作品:『クライ・マッチョ』(クリント・イーストウッド監督)クロージング作品:『ディア・エヴァン・ハンセン』(スティーブン・チョボウスキー監督)「TIFFCOM2021」期間:11月1日(月)~11月3日(水)公式サイト:
2021年09月28日今年10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭にて、映画祭の顔となるコンペティション部門の審査委員長を、世界的に活躍するフランスのイザベル・ユペールが務めることが決定。そのほかの審査員(全5名予定)に関しては別途発表され、世界中から集められた珠玉のコンペ作品(全15作品)の審査を行う。映画、舞台と活躍してきたユペールは、一昨年のチャン・ツィイーに続いての女性の審査員長となった。『レースを編む女』(77)で英国アカデミー賞新人賞を受賞、 『主婦マリーがしたこと』(88)『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95)でヴェネチア映画祭女優賞、『ヴィオレット・ノジェール』(78)、『ピアニスト』(01)でカンヌ映画祭女優賞を受賞してきたユペール。2016年の『エル ELLE』で2度目のセザール賞に輝き、ゴッサム・インディペンデント映画賞、ゴールデン・グローブ賞、インディペンデント・スピリット賞のほか、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。また、レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章、メリット勲章オフィシエ章、芸術文化勲章コマンドゥール章を受章。第62回カンヌ映画祭では審査委員長を務めている。今回の決定に際し、ユペールは「第34回東京国際映画祭のコンペティション国際審査委員の委員長に選ばれたことを光栄に思います。東京国際映画祭は世界で最も重要な映画祭の一つであると、私は大いに尊敬してきました。素晴らしい文化と堂々たる映画史を誇る国、日本に再び迎え入れてもらえる喜びを感じています」と喜びを語る。「様々なバックグラウンドを持ちながら映画への愛でつながった才能ある仲間たちと自分の視点を共有する経験はいつも刺激的です。今回の映画祭の成功をお祈りするとともに、他の審査員の皆さんと一緒に劇場で今年の入選作を拝見することを楽しみにしています。本当に何と幸運なことでしょう」と、コメントしている。東京国際映画祭チェアマン・安藤裕康氏は「知性と見識を備えたフランスの大女優であるばかりか、広く国際的な活躍により、今や世界を代表する映画人です。しかも大の日本ファンでもあります。コロナ禍にも拘らず審査委員長として来日して頂けることになり、私たちの映画祭に大きな花を咲かせてくださるでしょう」と期待を寄せている。第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)まで日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。(text:cinemacafe.net)
2021年09月24日「第34回東京国際映画祭」が10月30日(土)~11月8日(月)、日比谷・有楽町・銀座地区で開催される。この度、本映画祭の予告映像が解禁となった。「東京国際映画祭」では昨年まで「Japan Now」部門として現在の日本を代表する邦画作品を紹介してきたが、今年から「Nippon Cinema Now」部門と名称を改め、より多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介していく。さらに今年の大きなテーマのひとつとして「越境」があり、コロナによるコミュニケーションの断絶や男女差別、経済格差、国際紛争、色々な問題を乗り越えて、その先にある映画の姿を観てほしいという狙いも。解禁された約60秒の予告には、オープニング作品の『クライ・マッチョ』とクロージング作品の『ディア・エヴァン・ハンセン』の他に、世界の国際映画祭で注目された話題作、日本での公開がまだ決まっていない最新作などを上映する「ガラ・セレクション」部門(これまでの「特別招待作品」部門から名称変更)の全10本中9本の映像が含まれている。まさに国際映画祭にふさわしい国際色豊かな予告編だ。また映像中に仕様されている音楽は、King Gnuの常田大希率いるミュージシャンだけでなく、映像ディレクターやデザイナーまでも内包する気鋭の音楽プロジェクト・millennium paradeによる「Bon Dance」。“「第34回東京国際映画祭」フェスティバルソング”である本楽曲は、夏の夜に不思議な世界へと迷い込み、妖怪たちの"百鬼夜行"に遭遇する少年少女の一夜限りの思い出を描いたものだ。そのお祭り感が映画祭のフェスティバル感ともマッチしたものになっており、今年の映画祭への期待感を煽る。本楽曲のMV公開時の常田によるコメントは以下の通り。今皆さんそれぞれが耐え忍ぶ毎日を送っていると思います。元通りの世の中に一刻も早く戻れる事を祈ってお盆にあの曲の MV を公開しました。無くなった夏祭りの代わりに、ささやかな我々の夏祭りをどうぞ。大密なMVになってます。――常田大希(millennium parade / King Gnu)また本映画祭ではジャパニーズアニメーション部門では創成期から活躍し、本年3月に逝去したアニメーター・大塚康生氏のレトロスペクティブで歴史を振り返る。一方では「2021年、主人公の背負うもの」というテーマで最新アニメが描こうとしているものに注目。さらに特撮部門では生誕50周年を迎えた「仮面ライダー」シリーズの特集が決まっている。■開催概要「第34回東京国際映画祭」開催期間:10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷・有楽町・銀座地区公式サイト: 「TIFFCOM2021」開催期間:11月1日(月)~3日(水・祝)会場:オンライン公式サイト:
2021年09月22日『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』が、10月30日(土)より開催される「第34回東京国際映画祭」にてジャパンプレミア上映されることが決定した。本作は、ライト監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラー。今回本作は、東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に出品され、ジャパンプレミア上映。日本封切り前に、いち早く鑑賞できる貴重な機会だ。また、ソーホーという同じ町で現代と60年代、それぞれの時代を生きるエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)とサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)の姿が写し出されている新着スチルも到着。ライト監督は、ワールドプレミアにあたるベネチアでの上映前、自身のtwitterで「大きなスクリーンで楽しんでもらうためにあえて秋に延期にした」「未来の観客のために後半の展開をあまり明かさないで」とお願いを発信していた。そんな公開まで慎重に進められていく本作。徐々に明かされているキャラクターたちの視線ひとつにも期待が高まるばかりだ。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開予定。「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年冬、全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月21日10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭にて、オープニング作品に『クライ・マッチョ』、クロージング作品に『ディア・エヴァン・ハンセン』が上映されることが決定した。東京国際映画祭は昨年からのコロナ禍の中で、「映画館で映画を観る喜び」を伝えるべく映画館でのフィジカルな上映を基本姿勢としており、今回はその喜びを体験できる2作品が選ばれた。オープニング作品はハリウッドの伝説、クリント・イーストウッド監督が主演も兼ねた最新作『クライ・マッチョ』。イーストウッド監督の50周年記念作品でもある本作は、人生に失敗した男と親の愛を知らない少年がメキシコを横断していく中で人生に必要な「本当の強さ」とは何なのかを見出してく感動作。危険で壮大な道中で予想外の困難と思いがけない出会いから2人が見つける“新たな生きざま”が、映画祭の開幕を熱く盛り上げる。またクロージング作品は、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チームが贈る大ヒットミュージカルの映画化作品で先のトロント国際映画祭でもオープニングを飾った『ディア・エヴァン・ハンセン』。本作は1通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに、誰にも心を開けずにいた主人公エヴァンが<本当の自分>に気づくまでの過程を描く希望に満ちた物語で、心震わす感涙ミュージカルが映画祭の終幕を飾る。第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディア・エヴァン・ハンセン 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年09月21日10月30日(土)~11月8日(月)開催第「第34回東京国際映画祭」における特集企画として、田恵輔監督の特集を実施することが決定した。「第34回東京国際映画祭」では昨年まで「Japan Now」部門として現在の日本を代表する邦画作品を紹介してきたが、今年から「Nippon Cinema Now」部門と名称を改め、より多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介する。「Japan Now」部門では、今一番海外へ紹介したい映画人として、これまでは原田眞人監督、岩井俊二監督、安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮﨑あおいら女優4名、役所広司、大林宜彦監督、深田晃司監督といった、既に映画界の第一線で活躍してきていた映画人を特集してきたが、今年はこれから世界に打って出るであろうアップライジングな新しい才能に焦点をあてる形で特集を組むこととし、その白羽の矢が立ったのが、9月23日(木・祝)に注目の最新作『空白』の公開を控える田恵輔監督だ。近年『ヒメアノ〜ル』(2016年)、『犬猿』(2018年)、『愛しのアイリーン』(2018年)、『BLUE/ブルー』(2021年)と精力的に作品を発表し、かつ、そのいずれの作品も観る人の心を強く揺さぶる衝撃作となっており、ストーカー、兄弟姉妹、国際結婚、ボクシング、加害者被害者、それぞれの土壌で燻し出される人間関係の狂気ともいえる純粋さ、もしくは純粋なまでの狂気を映画的な視線で描き切る才能に富んでいる。今後間違いなく国内外の映画祭で注目されるであろう田監督の最新作『空白』を含め『ヒメアノ~ル』『BLUE/ブルー』などの作品を上映が上映されるため、ぜひその強烈な才能を劇場で目の当たりにしてほしい。<コメント>■田恵輔監督映画監督を目指して頑張っていた頃、東京国際映画祭は客として観に行くものでした。そこで自分の作品が上映されるとは夢にも思わなかったです。これは夢が叶ったと言っていいですよね?嬉しくて泣いてます。しかも特集上映とは嬉しくてお漏らししてます。■第34回東京国際映画祭プログラミング・ディレクター:市山尚三田恵輔の映画を最初に見たのは『ヒメアノ~ル』だった。こんな凄い映画を撮る監督がいたのか、と過去作をさかのぼり、それまで見ていなかったことを恥じた。ごくありふれた人々からここまでのドラマを引き出す力はただ事ではない。『Blue/ブルー』、『空白』という2本の傑作が公開される2021年、この特集を組めたことは大きな喜びである。■映画祭プログラマー、キュレーター:ジョヴァンナ・フルヴィKuhaku (Intolerance) is a very strong film, with a very good script, good editing and acting.(『空白』は素晴らしい脚本、編集、演技に裏打ちされた、とても強烈な作品です)■The Japan Times シニア映画批評家:マーク・シリング“Intolerance” uses a tragic accident, with no one really to blame, to investigate not only how the mass media preys and the local community shuns – both all-too-familiar tropes in Japanese films – but how the process of grieving and forgiveness truly works, without painting the participants purely wrong or right. Like Yoshida’s previous films it traffics in extreme acts and emotions, but with subtlety and nuance and, for even the weak-spirited and wrong-headed, insight and compassion.(『空白』は誰も責められない悲劇的な事故を舞台に、邦画ではなじみ深い題材である、いかにマスメディアが餌食にし、いかに地域社会が疎外するかということを掘り下げるだけでなく、悲しみと許しのプロセスがどのように進んでいくのかを、関係者を単に善悪で描くことなく、上手く表現しています。田監督の過去作品のように、本作は極端な行動と感情が行き来しつつ、繊細でニュアンスがあり、弱気でひねくれものでさえ、洞察と思いやりがあります)【開催概要】「第34回東京国際映画祭」開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷・有楽町・銀座地区公式サイト: 「TIFFCOM2021」開催期間:2021年11月1日(月)~3日(水・祝)会場:オンライン公式サイト:
2021年09月14日「第34回東京国際映画祭」が10月30日(土)~11月8日(月)、日比谷・有楽町・銀座地区で開催される。この度、本企画より新たなポスターが発表された。昨年まではソフトバンクのCMなどで有名な佐々木宏がクリエイティブ・ディレクターを務め、蜷川実花の写真をあしらった形のデザインでポスターを展開していた「東京国際映画祭」。しかし今年からは日比谷・有楽町・銀座エリアへの移転や部門の改変などもあり、東京国際映画祭が新たに生まれ変わる年ということで、ポスタービジュアルも人をフィーチャーした形のこれまでにないものに刷新されている。そして、今回のビジュアルを手掛けたのは世界的なデザイナー・コシノジュンコ。彼女が自身で作った伊藤若冲のニワトリの画をモチーフに、衣装をまとった女性が風を切って歩いていくイメージで作り上げたという。本映画祭の今年の大きなテーマのひとつとして「越境」があり、コロナによるコミュニケーションの断絶や男女差別、経済格差、国際紛争、色々な問題を乗り越えて、その先にある映画の姿を観てほしいという狙いがある。発表されたポスターも、そういったコンセプトをビジュアライズしたものとなっている。<コシノジュンコ・コメント>映画祭は憧れなので、今回のお話を頂いたときはびっくりもしましたがとても嬉しかったです。今回のビジュアルはかっこいい女性が、コロナも吹っ切れて、前に向かう、風を切って向かうというイメージが今回の東京国際映画祭のある意味でのビジョンでもあるかと思いました。そういう意味で、理屈ではなく、見てわかるというような、風を切って歩いて行くというような、そういったイメージで作りました。<東京国際映画祭チェアマン:安藤裕康・コメント>コシノジュンコさんとは、これまでもパリ、ニュ-ヨーク、アジアの国々など世界中のあちこちで仕事をご一緒してきましたが、その国際感覚の豊かさと前向きなエネルギーにいつも圧倒されてきました。そういうコシノさんにこのたびデザインを担当頂くことになって、東京国際映画祭が国際色を一段と強め、ステップアップしていければと思っています。■イベント情報「第34回東京国際映画祭」10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷・有楽町・銀座地区公式サイト: TIFF
2021年09月07日東京都が主催し明治大学心理臨床センターが共催する「学生向けこころといのちの講演会」で、明治大学子どものこころクリニックの山登敬之院長が講演を行います。また、第一部のパネリストとして本学大学院(文学研究科臨床人間学専攻臨床心理学専修)の学生も参加します。今回の講演会は、東京都が行う若年層の自殺総合対策の一環として、主に教育・医療・保健・福祉・法律等、将来、対人援助職を志す学生を対象に開催されます。山登敬之院長プロフィール・・・筑波大学大学院博士課程医学研究科修了。精神科医、医学博士。専門は児童青年期の精神保健。国立小児病院精神科などを経て、2004年に東京えびすさまクリニックを開設。2020年9月に同院を閉院後、明治大学文学部心理社会学科特任教授に着任。明治大学子どものこころクリニックとは・・・明治大学心理臨床センターが開院した、地域に開かれた児童・思春期精神科医療機関です。明治大学駿河台キャンパス近隣(東京都千代田区とその周辺)に児童・思春期精神科医療機関が不足していたため、2021年1月に開院しました。「心理相談」と「精神医療」が緊密に連携しながら子どもの成長・発達を支援しています。また、臨床心理学を学ぶ学生の実習の場としての機能も担っています。(参考: )■ 開催日時9月29日(水)15:30~18:00詳細:東京都福祉保健局HP ■ 講演内容第一部「10代の若者を支援する職に就いていて、ある日、子どもから”死にたい”と打ち明けられたらどのように向き合うか?」といった想定事例に基づき、公認心理士を志す大学院生たちと一緒に、”死にたい”という10代の若者に向き合う姿勢と留意すべき点などについて考察します。第二部参加者によるグループワークを行い、そこで生まれた声を全体で共有します。■ 参加方法・無料オンライン配信ツールによるライブ配信。視聴方法等の詳細はお申込み後にご案内いたします。・長時間インターネットに接続可能な通信環境、PC・タブレット又はスマートフォンのご用意をお願いいたします。・9月10日(金)17時までにメールでお申込みください。【宛先】 S0000289@section.metro.tokyo.jp ※収集した個人情報は、本事業に係る連絡にのみ使用いたします。【件名】こころといのちの講演会参加申込※件名が異なると、正しく受付されない場合があります。【本文】下記の内容をご記載ください。1.お名前 2.メールアドレス 3.所属等(学校名、団体名、区市町村名等をご記載ください)【対象】都内在住・在学の学生※主に教育・医療・保健・福祉・法律等、将来対人援助職を希望する方にお勧めです。【定員】200名 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月03日10月30日(土)~11月8日(月)開催予定の第34回東京国際映画祭にて、Amazon Prime Videoの協賛により、短編の審査によって才能ある新人監督を発掘する「Amazon Prime Video テイクワン賞」が新たに設立されることが発表された。東京国際映画祭ではこれまで日本映画を世界に向けて送り出していくことを大きな目的のひとつとして、チャレンジングなものからスケール感溢れる作品まで数多くの日本映画を紹介してきた。この度、更なる才能の発掘を目指して、商業長編映画経験のない日本在住の映画作家を対象にし、15分以下の短編の審査によって決定される新人監督賞を新たに設ける。新たな才能の発掘という趣旨に、国内外で優れたオリジナル作品を制作し多様な映像作品を配信している大手動画配信サービスであるAmazon Prime Videoが賛同。受賞者にはAmazon Prime Videoから賞金100万円の他に、Amazonスタジオとの長編映画の製作を模索する機会が提供される。審査員に関しては正式に決まり次第、後日発表される予定だ。エントリー期間は本日7月19日から、9月15日まで。■東京国際映画祭チェアマン安藤裕康コメントどこかに潜んでいる未知の才能が見出され、この東京国際映画祭から世界へと飛び立っていく姿を想像しただけでワクワクします。映画の新しい時代を切り開く有為な人材に期待しています。■Amazonスタジオアジアパシフィック責任者エリカ・ノースコメントAmazonスタジオは世界のクリエーターや表現者、そして制作にかかわる皆様にとって“Home for Talent(才能ある人が集う場所)”になることをビジョンとして掲げています。我々は、皆様からAmazonスタジオならびにAmazon Prime Videoと働きたいと言っていただける存在であるために、安全で働きやすく、クリエイティビティ―を制限しない環境を提供することを目指しています。日本だけではなく、世界をターゲットに活躍を望む日本のクリエーターの皆さんにとって、この賞が今後のご活躍のきっかけとなることを心より望んでいます。■開催概要第34回東京国際映画祭10月30日(土)~11月8日(月)公式サイト: 月1日(月)~3日(水・祝)公式サイト: 主催:公益財団法人ユニジャパン
2021年07月19日Amazonは、10月30日(土)から11月8日(月)に開催される第34回東京国際映画祭にて、日本映画業界の新しい才能を発掘するべく「Amazon Prime Video テイクワン賞」を新設することになった。同賞は、短編映画の審査によって才能ある新人監督を発掘することを目的としており、応募条件はこれまで商業映画の監督、脚本、プロデューサーを担当したことがない日本在住の映画作家の作品であること。受賞者にはAmazonから贈呈される100万円の賞金に加え、Amazonスタジオと長編映画の製作を模索し、脚本開発に取り組む機会などが提供される。また、同賞ファイナリストに選出された作品は、東京国際映画祭期間中に公式上映会場で一般観客に向けて上映も行われる。Amazonでは、同賞への協賛によって、クリエーターの才能を発掘し、今後映画製作における新しい才能を世界へ発信する貢献をしていくという。Amazonスタジオ アジアパシフィック責任者エリカ・ノースは、「Amazonスタジオは世界のクリエーターや表現者、そして制作にかかわる皆様にとって“Home for Talent(才能ある人が集う場所)”になることをビジョンとして掲げています」と語り、「日本だけではなく、世界をターゲットに活躍を望む日本のクリエーターの皆さんにとって、この賞が今後のご活躍のきっかけとなることを心より望んでいます」とコメント。東京国際映画祭チェアマン・安藤裕康は「どこかに潜んでいる未知の才能が見出され、この東京国際映画祭から世界へと飛び立っていく姿を想像しただけでワクワクします。映画の新しい時代を切り開く有為な人材に期待しています」とコメントを寄せている。第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)、日比谷・銀座地区(角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、東京国際フォーラム、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 日比谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホールほか)にて開催。(text:cinemacafe.net)
2021年07月19日2020年に池袋で開院以来、ダイエットに悩む多くの方々の問題を解決してきた「医療ダイエット専門クリニック」の【ディオクリニック(DIO CLINIC)】は、上野に3院目をオープンいたします。医師・管理栄養士、各種専門家により世界中の最先端の医学論文での研究や医療機器・薬剤の検証を行い、結果、医療痩身機器、ダイエット薬、ダイエット注射、医師監修食事指導の4つを組み合わせた独自の医療ダイエットプログラムを完成させました。【ディオクリニックのダイエットメソッド】ディオクリニックでは、痩身エステやジムでは扱えない医療期間専門の医療機器やダイエット薬やダイエット注射を駆使して、成果の出せるダイエットプログラムを構築しており、これまでのダイエットサービスで成果の出なかった方々の集まるクリニックとなっております。専門知識を備えた医療痩身専門医師により開発された独自のプログラムがあることにより、3ヶ月で-16kgのダイエットも目指せます。当院では数々のダイエットアプローチを組み合わせたプログラムを提供しておりますが、その中でも代表的な施術は以下の通りです。■医療直流EMS「ダイレクトスカルプト」他では実現不可能な直流電流治療機器により、全身の浅い部分、深い部分の筋肉に刺激を与え、筋肉の再教育を行うマシンです。これにより、代謝の良い太りにくいカラダを作ることができます。当院の機器では同時に8箇所の全身施術が可能です。また、専用の顔施術用の機器を使うことで、顔の筋肉を引き締め「たるみ」の改善・エイジングを行うことが可能です。【医療直流EMS】■医療電磁場EMS「EMslends Neo」強力な電磁場により筋肉を強制的に収縮させて筋肉の増強と脂肪の燃焼を行うマシンで、通常のEMSの48億倍のパワーで超極大の筋収縮を発生させます。30分利用するだけで、2万回の腹筋運動を行うのと同じ運動量を得ることができます。他院の類似機器が一度に2箇所のみの部分施術なのに対して、当院では同時に4箇所の全身施術が可能です。【医療電磁場EMS】■脂肪冷却機器「クールフォーマー」冷却技術により脂肪を凍らせて排出する米国人気No.1の最先端の医療痩身技術。脂肪細胞を冷却することで、細胞自体のアポトーシスを引き起こし代謝により体外に排出する事が可能です。これにより、ウエストが-10cm以上細くなったという事例も多数あります。他院の類似機器が一度に1箇所のみの部分施術なのに対して、当院では同時に4箇所の全身施術が可能です。【脂肪冷却機器】■医療ハイフ「メディカルハイフ」強力な超音波を皮下の筋膜・脂肪層・コラーゲン層の3層に照射することで肌のリフトアップ・タイトニングを行う医療機器です。こちらで小顔効果が期待できるので「ダイエットしても顔だけ痩せない」という悩みを抱えた方などに人気の医療機器施術です。【医療ハイフ】■脂肪溶解注射「Deolipo」脂肪溶解薬剤を注射にて脂肪層に注入して脂肪を溶かす医療施術です。当院が採用しているDeolipoは脂肪溶解成分デオキシコール酸が一般的な脂肪溶解注射BNLSの5,000倍含まれており、短期間での小顔効果を見込むことができます。■食欲抑制ダイエット注射「GLP-1」「痩せるホルモン」GLP-1 の働きを活性化することで食欲が抑制され消化スピードも遅くなり、少量の食事で満足が得やすくなります。食べることが好きで、カロリーコントロールが難しい方のダイエットに適しています。アメリカ、韓国など世界28カ国で“抗肥満薬”として認められた、今最も人気な医療ダイエット手法です。【GLP-1サクセンダ】■厳選されたダイエット薬セットディオクリニックではダイエット効果の高い内服薬を数多くご用意しております。・ビグアナイド薬メトホルミン飲むだけで糖の吸収を抑えられるダイエット薬です。脂肪がエネルギー源として優先して使われるため脂肪が燃焼しやすいカラダになります。・SGLT2阻害薬カナグル飲むだけで糖を尿から排出することができるダイエット薬です。糖質を低減することができるため脂肪がつきにくいカラダになります。・サノレックス食欲を司る神経回路に働きかけて食欲を抑制する薬です。我慢せずに摂取カロリー量・糖質量を減らすことができます。また発汗作用もありカロリー燃焼を促進させます。・ゼニカル脂肪分の吸収を抑え、摂取した脂肪分を便とともに排出します。米国FDA許可の肥満治療薬です。・アカルボース糖質摂取後の食後の急激な血糖上昇を抑え、穏やかに血糖を上げていきます。脂肪がつきづらい状態を作ることができます。・エパデール青魚に含まれる不飽和脂肪酸EPAを純度の高く抽出してできた薬で、血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる効果がある薬です。その他にも脂肪燃焼を促進するダイエット内服薬、漢方を数多くご用意しております。また、管理栄養士による食事指導も追加し、「各方面でダイエット効果が高いと認められたものだけを使用しアプローチする」というダイエットプログラムにより、最短で結果の出せるダイエットを目指します。これらを全て合わせた「ダイエットプログラム」ですが、価格は月額19,600円~となっています。この機会に最先端の医学に基づいた医療ダイエットを試してみませんか?DIO CLINICホームページ DIO CLINIC上野院東京都台東区東上野2丁目18-6地下1階 常磐ビルDIO CLINIC銀座院東京都中央区銀座5-9-11 ファゼンダ銀座 4階DIO CLINIC池袋院東京都豊島区東池袋1-23-9 近代グループBLD10号館 4階 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年07月01日「ノイタミナ presents シネマティックオーケストラコンサート」が、2021年5月29日(土)・30日(日)に東京・有楽町の東京国際フォーラムにて開催される。君嘘・約ネバ・図書館戦争のオーケストラコンサート2005年に設立され、数多くの人気アニメーションを世に送り出してきたフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」。その15周年を記念して開催される本公演は、アニメ「図書館戦争」「四月は君の嘘」「約束のネバーランド」の3作品に焦点を当てたオーケストラコンサート。各作品の音楽を担当した3名が出演スペシャルゲストとして全公演に登場するのは、各作品の音楽を担当した菅野祐悟(「図書館戦争」)、横山克(「四月は君の嘘」)、小畑貴裕(「約束のネバーランド」)の3名。名シーンの数々を彩った名曲を、それぞれの作曲家自身がオーケストラとの生演奏で披露する。また、5月30日(日)の公演限定で、「約束のネバーランド」の挿入歌「イザベラの唄」を歌唱するサラ・オレインを出演予定だ。開催概要「ノイタミナ presents シネマティックオーケストラコンサート」公演日時:・2021年5月29日(土) 開場 14:00/開演 15:00、開場 18:00/開演 19:00・2021年5月30日(日) 開場 10:00/開演 11:00、開場 14:00/開演 15:00会場:東京国際フォーラム ホールC(東京都千代田区丸の内3-5-1)出演:菅野祐悟/横山克/小畑貴裕/サラ・オレイン(※30日のみの出演)指揮:米田覚士オーケストラ:東京21世紀管弦楽団<チケット>発売日:各プレイガイドで発売中料金:S席 8,000円(税込)/A席 7,000円(税込)/B席(注釈付) 6,000円(税込)※全席指定※B席注釈:スクリーンの一部が見切れる可能性あり。※来場者特典として会場にてオリジナルグッズプレゼント。※3歳以下は入場不可。1人1枚チケットが必要。【問い合わせ先】サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日 12:00〜15:00)
2021年03月28日「マスク荒れ」の悩みを抱える人が増える中、石井クリニック美容研究所から、“マスク時間をサロン時間に変える”マスク荒れ専用スキンケアブランド『INMASK SALON(インマスク・サロン)』が立ち上がりました。マスクによるトラブルで皮膚科受診が急増マスク着用が当たり前になり、1年中マスクをしているのが当たり前になりました。そこで気になるのは、マスクによる肌トラブル。実際にクリニックでは、マスク着用から発生する肌トラブル“マスク荒れ”に悩む人が急増しているようで、全体の患者さんの約70%がマスクが原因とみられる「ニキビ」「肝斑悪化」といった肌トラブルが見られるとのこと。さらに、まだまだ長引くマスク着用では、これから“マスク荒れ”の人が急増することが予測されます。『INMASK SALON』はそんな悩みに合わせ、肌ができるだけストレスフリーで快適に過ごせるように開発されています。マスクと一緒に着けたいアイテムまずご紹介するのは、マスクを着用しながらケアできるパック。シート素材には、医療用ゲル素材をもとに応用させた高機能ゲルが採用されており、着け心地も快適。マスクを着用しながら、肌に水分を与えうるおいをキープしてくれますよ。『ウィズマスクポイントパック(しっとり)』¥3,300(税込)特に乾燥が気になる冬には、しっとりタイプのパックでしっかりと保湿するのがおすすめ。「塗るボトックス」とも言われているフィルムエクセルや、毛穴収れん成分・エイジングケア成分が贅沢に配合された高保湿クリームが挟まれています。美容サロンで体験できるようなパックを、日々手軽に取り入れられます。可愛いハート型なので、見えてしまっても安心。気になる目元や鼻の頭、マスクがこすれやすい頬や顎を集中ケアしてくれます。メイクの上からの使用もOKなので、外出しながら“ちゃっかり美容”が叶いますよ。【商品詳細】『ウィズマスクポイントパック(しっとり)』価格:¥3,300(税込)内容量:10回分(2枚セット)『ウィズマスクポイントパック(ひんやり)』¥4,180(税込)ひんやりタイプはこれから暖かくなる季節に重宝しそう!ひんやりした美容ゲルシートが、マスクによる摩擦や刺激から肌をしっかりとガード。トラブルのもととなりやすい摩擦そのものを減らしながら、気になるポイントをマスク着用しながらケアできます。また、ヒアルロン酸やコラーゲンが配合されているので日常の美肌ケアとしてもぴったり。ひんやり感が続くので、春先や夏など、マスク内の暑さやムレが気になる時期にもぴったりですよ。【商品詳細】『ウィズマスクポイントパック(ひんやり)』価格:¥4,180(税込)内容量:2枚入10組マスクを着用する前にはマスクスプレーを!マスク着用時にケアしつつも、着用前のちょっとしたケアも大切!『ビフォアマスクスプレー【マスク用除菌スプレー】』¥1,210(税込)マスク用の除菌スプレーも、ヒアルロン酸配合でお肌に嬉しい設計です。安全性の高いアルコール65%と除菌効果の期待できる天然アロマ成分が使用されている除菌スプレーです。マスクを着ける前に、内側にひと吹きするだけなので簡単。天然アロマ成分のティーツリーやユーカリの香りが心地よく、マスク着用時の不快感も軽減。また、パラベンや着色料、界面活性剤は不使用なので、低刺激でスプレーがついたマスクが肌に触れても安心して使えます。【商品詳細】『ビフォアマスクスプレー【マスク用除菌スプレー】』価格:¥1,210(税込)マスクを外した後のケアマスクをしながらケアをしても、どうしても起こってしまう摩擦。マスクを外したあとはしっかりとその肌をケアするのも大切なポイントです。『アフターマスククリームミスト』¥4,400(税込)マスクのムレによって引き起こされる潤い不足に、しっかりとアプローチするミスト状クリームです。肌へ潤いを与えながら、7種の天然由来成分が摩擦によるひりひり感や肌荒れをケア。また、天然精油のティーツリーでリフレッシュでき、マスク着用時の不快感から気分もすっきりさせますよ。帰宅後のケアのほか、メイクの仕上げやお直しにもおすすめです。【商品詳細】『アフターマスククリームミスト』価格:¥4,400(税込)バレンタイン限定キャンペーンも実施中また、オリジナルポーチがついたセットが限定価格で買えたり、『ウィズマスクポイントパック(しっとり)』が付いてくるお得なキャンペーンも実施中!ぜひこの機会に、インマスクを試してみては?【キャンペーン情報】『INMASK SALON バレンタイン限定キャンペーン』期間:2021年2月5日(金)10:00~2021年3月14日(日)23:00内容:1.INMASK SALONフルライン(4点セット) オリジナルポーチ付き※通常価格¥13,090(税込)特別価格¥10,780円(税込)で購入可能※送料無料2.ドクターイシイ公式オンラインストア(全商品対象)にて購入した方全員に、『ウィズマスクポイントパック(しっとり)』(10回分・2枚セット)をプレゼントマスクをしながら肌のケアができるのはとっても嬉しいですよね!マスクをしながらスキンケアするという新発想に、今年はチャレンジしてみませんか?【参考】急増する「マスク荒れ」に、マスクをしたままちゃっかり美容美容皮膚科考案のスキンケアシリーズ「INMASK SALON」-PR TIMES©︎株式会社石井クリニック美容研究所文/RKRK
2021年02月13日サロン・美容医療クリニック向け製品に特化2021年1月13日から1月15日まで東京ビッグサイトにてBtoB展示会『国際エステ・美容医療EXPO(ESTECH JAPAN)』が開催されている。同イベントはクリニックやサロンなど、専門業者限定の展示会で今年は初の開催だ。会場では美容機器や美容医療機器や化粧品をはじめ、店舗に設置する機器や備品が出展され、仕入れや代理店交渉といった商談が行われる。サロン専売化粧品が殿堂入り美、健康、医療の未来をデザインする株式会社ハイサイドは同イベントにて「ウォブスタイル」と「リバイブローズ」、「アンプルール」の3ブランドをメインに展示を行っている。中でも美容皮膚科が開発・監修を行ったサロン専売化粧品ウォブスタイルのうち「ピーリングジェル」「ニュートラミスト」の2アイテムが注目されている。この2アイテムは美容経済新聞社刊行『エステティック通信』のオリジナルアワード「ベストアイテム2020・フェイシャル部門」にて殿堂入りを達成した商品だイベント内ではエステサロンの売り上げに貢献した製品として特別コーナーに展示される。(画像はプレスリリースより)【参考】※国際エステ・美容医療EXPO(ESTECH JAPAN)
2021年01月14日女性のための新クリニック2020年11月19日、女性のエイジングの悩みに特化したクリニック「クレアージュ東京エイジングケアクリニック」が東京千代田区にオープンした。3つの専門外来でエイジング悩みをケア同クリニックは、2006年に開院し約21万件の女性の頭髪治療を行ってきた「Dクリニック東京 ウィメンズ」が、その医療体制を移行しつつ新たなコンセプトと名称で生まれ変わったもの。女性の抜け毛や薄毛などのトラブルに対応する「頭髪専門外来」に加え、肌トラブルを取り扱う「美肌外来」、そして女性特有のホルモンバランスの乱れを取り扱う「更年期外来」の3つの専門外来が設置された。提携ヘアサロンも同時オープン「頭髪専門外来」では、抜け毛や薄毛の一因と考えられる血流の低下および女性ホルモンの低下、乱れた食生活などの観点から診療が行われる。医師が頭皮や頭髪の状態を細かくチェックし、患者ひとりひとりに合った治療法を提案する。また同クリニックの提携サロンである女性専門の「ヘアメディカルサロン 銀座店」もオープン。同店では頭皮に負担をかけないカラー薬剤を使用し、施術前のカウンセリングも充実。頭髪に関する悩みがある人でも安心して施術を受けることができる。クリニックの患者には、特別優待価格も用意されている。(画像は公式サイトより)【参考】※クリニック公式サイト
2020年11月20日のん主演、綿矢りさの小説を大九明子監督が映画化した『私をくいとめて』が、「第33回東京国際映画祭」TOKYOプレミア2020部門にて観客賞を受賞したことが分かった。従来の「日本映画スプラッシュ」、「アジアの未来」、「コンペティション部門」が統合された今年限定の部門となる「TOKYOプレミア2020」。32作品(欧米10、アジア12本、日本10本)が上映され、同部門の全作品を対象とした観客賞が設けられている。授賞式には、今回が史上初の2度目の受賞を果たした大九監督とのんさんが登壇。大九監督は「素晴らしい賞を頂戴させていただき、本当にありがとうございます。観客賞を頂戴するのは嬉しいことに、私とスタッフは(『勝手にふるえてろ』に続き)2度目になりますが、その三年前と世界はまったく違っていて、映画祭もそのころとはまったく違う形となりました。さまざまな映画祭がリモート配信だけで行う中、東京国際映画祭は実際にお客さまをお入れして、一緒にスクリーンで見るという体験を実現させたことは、本当に素晴らしいことだと思います」と特別な思いを述べる。また、劇中で脳内に相談役を持つみつ子を演じたのんさんも「観客の皆さんに応援いただいた作品ということで、嬉しく思っています。私ごとではありますが、この作品で何年振りかに主役として大九監督に呼んでいただき、この映画に参加させていただけたことに心から喜びでいっぱいです」と思いを明かす。本作は12月公開予定と、観られるのはまだ少し先。のんさんは「観ていただいた皆さんと一緒にこの映画を一緒に盛り上げていけたらと思いますので、面白いと思っていただいた方には、ぜひ、SNSでの口コミや周りのお友達にオススメしていただけたら嬉しいなと思います。たくさんの方に観ていただけるよう、一緒に頑張りましょう!ありがとうございました」と呼びかけた。さらに今回の受賞を受けて、本作に出演している林遣都と橋本愛からもコメントが到着。みつ子が恋する腹ペコ年下男子・多田くん役の林さんは「この度は観客賞受賞の連絡を聞きとても驚いております。劇場に足を運んで投票してくださった皆様、この度は心より感謝申し上げます。ありがとうございます。そして大九監督おめでとうございます!この作品の細部に散りばめられた監督やスタッフの皆さんの強いこだわり、そして情熱が多くの人に届いたんだなと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです」と心境を語る。みつ子の親友・皐月を演じた橋本さんは「見てくださった皆様のお力添えに感謝します。この映画も、自分にとっても、映画界全体も、良き未来を作り上げていくために、大きな一歩になったと思っています。何より楽しんでいただけたことが、心から嬉しいです」と感謝と喜びのコメントを寄せている。『私をくいとめて』は12月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:私をくいとめて 2020年12月18日より全国にて公開©2020『私をくいとめて』製作委員会
2020年11月10日第33回東京国際映画祭が開催中の東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで11月9日、葛飾北斎の知られざる生涯を描く映画『HOKUSAI』がクロージング作品として公式上映された。北斎の青年期、老年期をそれぞれ演じた柳楽優弥と田中泯、メガホンをとった橋本一監督、企画・脚本を手がけた河原れんが舞台挨拶に登壇。この場で本作が2021年5月に全国公開されることが明らかになった。代表作「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」をはじめ、生涯を通じ、約3万点の作品を残したとされ、19世紀には欧州でジャポニズムブームを巻き起こした江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の知られざる生きざまを映画化。公開延期を経て、東京国際映画祭のクロージングを飾ることになり、「こうして皆さんに見ていただけるのは、うれしいですし光栄です」(柳楽)、「今、ヨーロッパやアメリカは(新型コロナウイルス感染の再拡大で)映画が見られない状況。ここにいる“選ばれた”皆さんは、特別な時間を体験なさるはずなので、正直に反応してもらえれば」(田中)と挨拶にも熱がこもった。青年期の北斎を演じる柳楽は「最も興奮したのは、時代劇でアーティストを演じるということ」と振り返り、「青年期の情報が少ない中で、監督と僕たちの北斎像を作り上げ、見応えのある作品に仕上がった」と強い手応え。「写楽や歌麿といった同時代のスターに対して『ああ悔しいな、もっとうまくなりたい』と抱く思いは、俳優である僕にも共通していた」と役柄に自身を重ね、「日本映画に成長させていただいたき僕が、日本映画の大ファンとして、皆さんに元気を与えられるような俳優になりたい。その一発目が『HOKUSAI』です」と力強く宣言していた。一方、田中は老年期の北斎を演じ「小さな頃から北斎(の作品)と触れることの多き人生だったので、身をもって演じることができ、本当に光栄。この上ない幸せな日々でした」としみじみ。北斎生誕260年での映画お披露目に「北斎が一番待っていたタイミングなんじゃないかなと。(北斎が)喜んでくれたら、皆さんもうれしいですよね」と喜びを示していた。同日、第33回東京国際映画祭は「TOKYOプレミア2020」部門32本を対象に観客が投票する「観客賞」に『私をくいとめて』(大九明子監督/日本)を授与し、クロージングセレモニーの実施をもって閉幕した。同部門は昨年まで実施していた「インターナショナルコンペティション」、アジアの新鋭監督を集めた「アジアの未来」、日本映画の気鋭作品をそろえた「日本映画スプラッシュ」の3部門を1つに統合したもの。大九監督が同賞に輝くのは「勝手にふるえてろ」(第30回・2017年)以来2度目となり、「前回いただいたときとは、世界がまったく違っていまして、いろいろな映画祭がリモートや配信で行われる中、東京国際映画祭は実際にお客様が同じ時間、同じ場所で一緒にスクリーンに向かうことを実現させた。本当にすばらしいこと。足を運んでくださり、投票いただいたおひとりおひとりが、私どもにこの賞を授けてくれた」と感謝の挨拶。主演を務める女優ののんは、「私事ですが、何年かぶりの主演映画を応援していただき、本当に本当に心から喜びでいっぱいです。映画は見ていただき、初めて完成するもの。なので、この賞を大切に受け止めたい」と喜びを示していた。取材・文・写真=内田涼『HOKUSAI』2021年5月TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
2020年11月09日「第33回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーが9日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、女優・のんが主演を務めた『私をくいとめて』が観客賞を受賞した。今年の「東京国際映画祭」は、10月31日~11月9日に東京・六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催。新型コロナウイルスの影響で、昨年まで実施していた「コンペティション」「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」の3部門を統合、「TOKYOプレミア2020」として展開し、全作品を対象に観客が投票する「観客賞」を設けた。対象作品32作品の中から、観客賞に輝いたのは『私をくいとめて』。授賞式には大九明子監督と主演ののんが登壇し、喜びと感謝の思いを語った。また、共演の林遣都と橋本愛もコメントを寄せた。綿矢りさ原作×大九明子監督・脚本のコンビで贈る本作は、おひとりさま生活に慣れきり、脳内に相談役Aが爆誕した31歳のみつ子と年下男子による、あと10センチ近づけないふたりを描いた共感度100%の崖っぷちロマンス。みつ子役をのん、みつ子が恋する腹ペコ年下男子・多田くん役を林遣都、そして、のんとの共演が2013年に放送されたNHK連続テレビ小説以来7年ぶりとなる橋本愛が、イタリアに嫁いだみつ子の親友・皐月役を演じた。
2020年11月09日竹中直人監督、山田孝之監督、齊藤工監督による共同製作映画『ゾッキ』が第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門のワールド・プレミア作品として上映され、監督に加え出演者の松井玲奈、森優作、松田龍平、原作者・大橋裕之、脚本家・倉持裕、鈴木寿明蒲郡市長が舞台挨拶を行った。全員お揃いのゾッキパーカーで登壇した今回。竹中監督のパートに出演した松井さんは「役名としては幽霊という役でマネキンを演じました。特殊メイクも初体験でとても楽しい経験でした」とふり返り、竹中監督の印象については「特殊メイクの準備中もそばにいてくれて、とても心配していただきケアもしていただきました」と明かす。一方、竹中監督はキャスティングについて直感といい、「松井さんには美しくも不思議な匂いがする。その空気は松井さんにしか出せないだろうと思った」と起用理由を述べた。また齊藤監督のパートに出演している森さんは「丁寧に最後まで現場に寄り添いながらモノ作りをされる方。僕はそこで自分の出来ることをやりました」と斎藤監督について話し、それに対し「森さん自身が大橋先生イズムを持っている方。森さんがカメラの前に立つと『ゾッキ』の世界が成立する」と齊藤監督が全幅の信頼を寄せていることを明かした。そして山田監督のパートに出演した松田さんは「楽しかった」とつぶやくと、「本当に?」と山田監督。松田さんは「山田君は現場でニヤニヤしているので、その顔を見るだけで楽しかった。僕に対しての演出はニヤニヤしてるだけ。ほかの周りの役者さんには熱い想いをぶつけていたのに。そういうやり方なんだぁと思った」と演出スタイルを明かすと、山田監督は「自分の長編映画でモニターに龍平君が映っている。それだけで嬉しくて。ずっと見ていたいとニヤニヤしていました。でもほかの役者の方は龍平君ほどではないので、厳しめにやりました」と冗談で会場を和ませていた。イベントでは来場者とのQ&Aも行われ、来場者からキャスティング理由や演出方法について問われると、竹中監督は「キャスティングは直感です。ふっと頭によぎった人にお願いしています。現場では3人がそれぞれのパートを担当していました」と説明。山田監督も「僕も直感ですね。何度も原作を読んで、顔が浮かんだ人や学生役のオーディションでは声や話し方をみてこの人!というイメージでした」とふり返る。一方で「慎重にキャスティングせねば…という思いがありました」と齊藤監督。「その中でたまたま別の現場で出会ったコウテイの九条さんはまさに!と。森さんとの化学反応が怖くもあったけど、それがゾッキの世界感な気もして」と運命的な出会いを語っていた。『ゾッキ』は2021年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年11月09日女優の平祐奈が31日、東京国際フォーラムで開催された「第33回東京国際映画祭」(TIFF)のオープニングセレモニーに登場した。特別招待作品に選出された『10万分の1』で、EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐とともにW主演を務める平は、優希美青、三木康一郎監督とともにステージに登壇。素肌がほんのり透けて見える花柄デザインのシースルードレスに身を包んで、ステージに敷かれたレッドカーペットを歩き、客席に向かって笑顔で手を振る場面もあった。『10万分の1』は、「今一番泣ける漫画」とSNSで口コミが広がり、120万部突破の大ヒットを記録した宮坂香帆氏の同名漫画を実写映画化した作品。人と人のつながりの素晴らしさを描き、どんな逆境にも立ち向かう力をくれる感動の純愛ラブストーリーとなっている。「東京国際映画祭」は、国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。今年は、10月31日~11月9日に東京・六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催する。新型コロナウイルスによる制約の下で、映画館での上映を基本にしつつ、シンポジウムやゲストのトークなどにオンラインも活用。昨年まで実施していた「コンペティション」「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」の3部門を統合、「TOKYOプレミア2020」として展開し、全作品を対象に観客が投票する「観客賞」を設けている。
2020年10月31日女優の土屋太鳳が31日、東京国際フォーラムで開催された「第33回東京国際映画祭」(TIFF)オープニングセレモニーに登壇した。特別招待作品に選出された映画『フード・ラック!食運』(11月20日公開)に出演している土屋は、ともにW主演を務めるEXILE NAOTO、本作で監督に初挑戦したダチョウ倶楽部・寺門ジモンとともに登場。白のロングドレスに身を包み、髪はポニーテールにまとめ、笑顔を見せながらステージに敷かれたレッドカーペットを歩いた。本作は、食通として知られるダチョウ倶楽部・寺門ジモンの初監督作品。“焼肉”を通じ、“食”を通じて、親子の愛と人生の悲喜こもごもを描く。新人編集者・静香を土屋太鳳、静香とともに「本当に美味しいものを本当の言葉で紹介するサイト」の立ち上げを任されることになった良人をEXILE NAOTOが演じる。「東京国際映画祭」は、国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。今年は、10月31日~11月9日に東京・六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催する。新型コロナウイルスによる制約の下で、映画館での上映を基本にしつつ、シンポジウムやゲストのトークなどにオンラインも活用する。また、昨年まで実施していた「コンペティション」「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」の3部門を統合し、「TOKYOプレミア2020」として展開。全作品を対象に観客が投票する「観客賞」を設けている。
2020年10月31日第33回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月31日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、本年度のフェスティバル・アンバサダーを務める俳優の役所広司らが出席した。また、最新作『TENETテネット』が日本でも大ヒットを記録したクリストファー・ノーラン監督からビデオメッセージが到着。「映画を観る喜びを再認識し、映画の未来への希望の光を灯す」「映画を通じて国際的な連帯を強める」「コロナ後の映像文化についての考察を深める」という3つの目的を掲げ、開幕を迎えた。新型コロナウィルスの感染拡大が続くなか、各国の映画祭が中止や延期、縮小といった影響を受ける中、実施される今年の東京国際映画祭。上映作品の総タイトル数は、例年に比べて約3割減となったが、映画館でのフィジカルな上映を基本とし、感染症対策を十分講じながら、シンポジウムやゲストのトークなどにオンラインも活用した多様なプログラムを通して“映画の力”の結集を目指す。挨拶に立った安藤裕康チェアマンは「新型コロナウィルスの苦境が続くなかで、今年の春から開催すべきか悩み続けました」と明かし、「困難の中にありますが、映画の力を信じ、未来への灯を燃やし続けたい」と強い思いを表明。「感染症対策に万全を期しながら、リアルで開催しようと決意した」と映画祭の開幕に感無量の面持ちだった。また、“映画祭の顔”である役所は「今回の映画祭開催は、今までと違う形ですので、準備する実行委員会の皆さんの苦労はとても大変だったと思います」と労をねぎらい、「大きなスクリーンで映画を観られるのは、映画ファンにとって、最高のプレゼントだと思います。気の抜けない開催期間だと思いますが、コロナ禍での映画祭開催っていうのは、今後に生かされるんじゃないかと思います。みんなで知恵を絞って、映画祭を続けられるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。昨年まで実施していた「インターナショナルコンペティション」、アジアの新鋭監督を集めた「アジアの未来」、日本映画の気鋭作品をそろえた「日本映画スプラッシュ」の3部門が、「TOKYOプレミア2020」という1部門に統合されることに。日本、アジア、欧米といった地域のバランスは保ちながら、従来のコンペ部門の選定視点も残し、32本のプログラムを予定。各賞を競う形式ではなく、その中の全作品を対象に観客が投票する「観客賞」が設けられた。加えて、例年通り「特別招待作品部門」「Japan Now部門」「ワールド・フォーカス部門」「ジャパニーズ・アニメーション部門」「日本映画クラシックス部門」「ユース部門(TIFFチルドレン/TIFFティーンズ)」の実施も決定している。●クリストファー・ノーラン監督からのメッセージ皆さん、こんにちは。『TENET テネット』の監督、クリストファー・ノーランです。今年の第33回東京国際映画祭の開催、おめでとうございます。このような厳しい時期に、皆さんが大きなスクリーンで映画を観ることを称え、そして、楽しむ道を見出してくれたことは、私にとって、そして、世界中の映画製作者にとってインスピレーションの源となります。そして、映画を観ることの感動、さらには大きなスクリーンで映画を楽しむことのワクワク感を大切にすることは、日本の映画ファンのみならず、世界中の映画ファンの心を躍らせてくれるものです。改めて、おめでとうございます。そして、映画祭を楽しんでください。■開催情報「第33回東京国際映画祭」期間:10月31日(土)~11月9日(月)会場:六本木ヒルズ、EX シアター六本木ほか公式サイト: オープニング作品:『アンダードッグ』(武正晴監督)クロージング作品:『HOKUSAI』(橋本一監督)「TIFFCOM2020」期間:11月4日(水)~11月6日(金)会場:ザ・プリンスパークタワー東京公式サイト: TIFF
2020年10月31日「第33回東京国際映画祭」は、六本木ヒルズや東京国際フォーラムほかにて開催されるが、今年ならではの“オンライン企画”も実施されることが分かった。映画本編はあくまで映画館でのフィジカルな上映を基本としつつ、今年は招聘が叶わなかった海外ゲストに関して、Q&Aなどのトークをオンラインで繋ぐトーク企画を複数用意。視聴者が参加して質問することができる「視聴者参加型」と、ゲストによる「シンポジウム型」のオンライントークが行われる。外国映画の監督たちのトーク「TIFFトークサロン」来日が叶わない外国映画の監督たちをオンラインで繋ぎ、鑑賞者からの質問を受け付けるトーク「TIFFトークサロン」。従来、上映後に監督や俳優を迎え行っていたQ&Aを、オンライン上で実施する。ここでは、「TOKYOプレミア2020」「ワールドフォーカス」「ユース(ティーンズ)」部門の約40作品が対象、作品の監督と俳優が参加。また今回は、上映とは別の時間を改めて設け、PCやスマートフォンでZoomにアクセスした上で閲覧可能。参加可能者は、当該作品チケット購入者、及びプレスパス保有者で、参加にあたっては事前に映画祭公式サイトから申込みが必要。実施時は、ZoomのシステムのQ&A機能を使用して質問を送ることが可能。また鑑賞のみの場合は、同時刻に配信される映画祭公式YouTubeでも視聴可能となっており、その場合の事前申込は不要だ。豪華ゲストが様々なテーマでトーク「アジア交流ラウンジ」国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭の共催事業により、アジア各国・地域を代表する映画監督と、第一線で活躍する日本の映画人とのトークを11月1日~8日の期間、毎日発信。今回の新たな取り組みは是枝裕和監督が発案し、検討会議メンバーと共に企画。当初は、各国の映画人が自由に交流できるリアルなラウンジを構想していたが、オンライン形式となり、豪華ゲストが様々なテーマでトークを展開する形に。またライブ配信の特性を活かし、ZoomのシステムのQ&A機能を使用して世界中からの質問も受け付ける。視聴参加には、映画祭公式HPの「アジア交流ラウンジ」各プログラムのページから登録が必要だ。アニメーション&特撮の監督や製作者が参加「マスタークラス」「マスタークラス」は、「ジャパニーズ・アニメーション部門」に関わるアニメーション及び特撮の監督、製作者などがゲスト参加。プログラミング・アドバイザーの藤津亮太がモデレーターを務めながら、3つのテーマでシンポジウムを行う。「2020年、アニメが描く風景」イシグロキョウヘイ監督、タムラコータロー監督、村野佑太監督、佐藤順一監督をゲストに迎え、昨年から今年にかけて公開されたアニメーション映画の背景美術に注目し、各作品の取り組みに迫る。「スーパー戦隊シリーズの歩み」ゲストに誠直也(「秘密戦隊ゴレンジャー」海城剛役)、荒川稔久(脚本家)、渡辺勝也(監督)、坂本浩一(監督)、白倉伸一郎(東映株式会社取締役)を迎え、スーパー戦隊シリーズはどのようにその魅力を保ち続けてきたのか、シリーズの歩みをふり返りながら、関係者が語り合う。「ジャパニーズ・アニメーションの立脚点 キャラクターと映画」日本のアニメにとって“キャラクター”はどんな意味を持つのか?また、アニメはどのようにして“映画”を志向してきたのか?アニメを媒介にしつつ、キャラクターと映画の関係について考察することで、日本のアニメーションの立脚点を探る。アニメのシンポジウムは、YouTubeで配信するのみのものと、会場に観客を入れてのリアルの参加及びYouTubeで配信の2通りの方法で実施。リアルの参加は、事前予約が必要だが、YouTubeでの参加は誰でも参加することができる。なお、併設マーケットの「TIFFCOM」では、パラマウント映画の会長兼CEOのジム・ジアノプロスによる基調講演なども行われる。「第33回東京国際映画祭」は10月31日(土)~11月9日(月)六本木ヒルズ、EX シアター六本木、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場、東京国際フォーラムほかにて開催。「TIFFCOM2020」は11月4日(水)~6日(金)オンラインにて開催。(cinemacafe.net)
2020年10月22日第32回東京国際映画祭のコンペティション部門にて、最高賞にあたる「東京グランプリ/東京都知事賞」を獲得したデンマーク映画『わたしの叔父さん』が日本公開されることが決定した。デンマーク・ユトランド半島の静かで美しい農村。27歳のクリスは、幼い頃に家族を亡くして以来、叔父さんとふたりで暮らしてきた。毎朝早く起きて、足の不自由な叔父さんの世話をし、家業の酪農の仕事をこなす。夕食の後はコーヒーを淹れてくつろぎ、週に一度買い物に出かける。そんな決まった毎日を繰り返すクリスだったが、ある出来事をきっかけに、かつて抱いていた獣医になる夢を思い出す。さらに、教会で出会った青年マイクからデートに誘われ、次々と訪れる変化に戸惑いながらも胸のときめきを隠せない。将来の夢と恋に悩むクリスに気づいた叔父さんは、姪の幸せをそっと後押しするが…。本作は、デンマークの静かで美しい農村で年老いた叔父さんと家畜の世話をしながら暮らす若い姪のクリスが、かつて抱いていた夢や恋愛に葛藤する愛の物語が描かれる。監督は、デンマーク映画界の新鋭フラレ・ピーダセン。淡々とした日常の中にさりげなくユーモアを効かせ、家族の心の機微を細やかに描く演出は、『東京物語』をはじめとする小津安二郎監督作品から学んだという。世界各国の映画祭で受賞を重ねている本作。昨年の東京国際映画祭の授賞式では、審査委員長のチャン・ツィイーが「詩のような語り口で、我々に穏やかに物語ってくれました。監督は抑制的で、繊細なカメラワークをもって、忘れ去られる人間の情感をとても力強く表現しました」と称賛した。恵比寿ガーデンプレイス内の改装に伴い、2月28日に一時休館が決定しているYEBISU GARDEN CINEMA。本作は、同館の休館前最後のロードショー作品となる。『わたしの叔父さん』は2021年1月29日(金)YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:わたしの叔父さん 2021年1月29日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開©2019 88miles
2020年10月08日第33回東京国際映画祭のラインナップ発表会見が9月29日、都内で行われ、本年度のフェスティバル・アンバサダーを務める俳優の役所広司、「Japan Now部門」で特集上映が組まれる深田晃司監督、国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭が実施する、アジアのクリエイターたちによるトークイベント「アジア交流ラウンジ」を検討会議メンバーとともに企画した是枝裕和監督が出席した。挨拶に立った役所は「コロナ禍で決断も大変だったと思うが、時代の激変を乗り越えたときこそ、すばらしい映画が生まれるものだと信じている。大切なのは、続けること。それが映画祭の役割だと思いますね」と映画祭の開催を支持。自身も出演作の多くにストップがかかっていると明かし、「現場も苦難を乗り越えて、復活しようと頑張っている」と前を向いた。2010年に手がけた『歓待』が東京国際映画祭の「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞した深田監督。今回、本年度のカンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション2020に選出された最新作『本気のしるし《劇場版》』(2020年10月9日公開)を含め、『東京人間喜劇』(08)、『淵に立つ』(16)、『よこがお』(19)といった作品群が特集上映されることになり、「自分のキャリアに大きな意味がある東京国際映画祭に、(受賞から)10年という節目で呼んでいただき、ありがたいです。同時に『自分でいいんですか?』と驚いた。よくぞご決断してくださった」と感無量の面持ち。『本気のしるし《劇場版》』は上映時間3時間52分の大作だが「ぜひ怯まず楽しんでもらえれば。キャストの皆さんがすばらしい」とアピールしていた。依然として新型コロナウィルスが猛威を振るい、世界中の映画祭が中止や延期、縮小といった影響を受ける状況下で、今年の東京国際映画祭は「映画を観る喜びを再認識し、映画の未来への希望の光を灯す」「映画を通じて国際的な連帯を強める」「コロナ後の映像文化についての考察を深める」という3つの目的を掲げ、映画館でのフィジカルな上映を基本として実施。同時に、シンポジウムやゲストのトークなどにオンラインも活用していく。大きな変更点として、昨年まで実施していた「インターナショナルコンペティション」、アジアの新鋭監督を集めた「アジアの未来」、日本映画の気鋭作品をそろえた「日本映画スプラッシュ」の3部門が、「TOKYOプレミア2020」という1部門に統合されることに。日本、アジア、欧米といった地域のバランスは保ちながら、従来のコンペ部門の選定視点も残し、32本のプログラムを予定。各賞を競う形式ではなく、その中の全作品を対象に観客が投票する「観客賞」を設けることになった。加えて、例年通り「特別招待作品部門」「Japan Now部門」「ワールド・フォーカス部門」「ジャパニーズ・アニメーション部門」「日本映画クラシックス部門」「ユース部門(TIFFチルドレン/TIFFティーンズ)」の実施も決定。上映作品の総タイトル数は、例年に比べて約3割減となったが、感染症対策を十分講じながら、多様なプログラムを通して“映画の力”の結集を目指す。是枝監督はこの数年、批判も込めて東京国際映画祭に対し「提言を続けていた」といい、「監督たちが交流し、映画の現在と未来を語れる場所を実現したかった。映画の歴史に対する意識、未来に対する視線を映画祭として表明することが大切」とトークイベント実施の目的を説明。以前から、東京国際映画祭におけるコンペティションの実施は「反対している」と明かし、「今回、観客賞が設けられるということで、いい方向転換じゃないかと思う。未来の可能性を探る試みがあるのではないか」と期待を寄せていた。●フェスティバル・アンバサダー役所広司のメッセージこれまで東京国際映画祭では、美しい女優さんたちがアンバサダーとして華やかに彩りを添えていた印象がありました。新型コロナウィルス蔓延によって世界中の映画祭が中止、延期、縮小を余儀なくされている中、今回は少々むさ苦しい私ではありますが、第33回東京国際映画祭のアンバサダーの大役を務めさせていただくことになりました。今後、コロナパニックで世界の映画界がどうなっていくのか分かりませんが、今回の経験はきっと忘れられない記憶になると思います。東京国際映画祭は、これまで多くの芸術的に優れた作品、新たな才能を発見し、国内外に向けて発信してきました。そんな映画祭に今回スタッフの一員として参加できることを光栄に思います。今後、益々世界の映画人に愛され、芸術的な価値ある映画を発掘していく映画祭として成長していくことを心から願っています。取材・文・写真=内田 涼■開催情報「第33回東京国際映画祭」期間:10月31日(土)~11月9日(月)会場:六本木ヒルズ、EX シアター六本木ほか公式サイト: オープニング作品:『アンダードッグ』(武正晴監督)クロージング作品:『HOKUSAI』(橋本一監督)「TIFFCOM2020」期間:11月4日(水)~11月6日(金)会場:ザ・プリンスパークタワー東京公式サイト:
2020年09月29日