俳優・間宮祥太朗が映画初主演を務め、2004年に発生した「大牟田4人殺害事件」について、自らの殺人を武勇伝として語り、現在も死刑囚として投獄中の次男が記した手記をモチーフに、映画界を揺るがせた26歳の小林勇貴が映画化した『全員死刑』。この度、本作の本予告編とポスタービジュアルが公開された。借金を抱え困窮した生活を送っていた4人のヤクザ一家が、近所の資産家の金を奪おうと、無謀な計画で1人を殺害したことをきっかけに、連続殺人へと狂い咲いて行く様を実行犯の次男の目線で描いた本作。今回到着した予告編では、その次男・タカノリ演じる間宮さんをはじめ、タカノリの彼女役の清水葉月、タカノリの両親役の六平直政と入絵加奈子らが登場。ロープで首を絞めるシーンや車で人をひくシーンなど衝撃的な場面がちりばめられているが、どこかコミカルでスピード感満載の予告編となっている。また、エンディングテーマは映画音楽が初となるメタルコアバンド「HER NAME IN BLOOD」の「Answer」が起用されている。あわせて公開されたポスタービジュアルは、これまで『冷たい熱帯魚』をはじめ数々の“けしからん”ビジュアルを手掛けてきた高橋ヨシキのデザイン。鬼の形相で人を殺める間宮さんの表情は衝撃的なもので、役者としての新たな一歩を踏み出した彼の本気度が伺い知れるようだ。間宮さんは「映画はひとつの娯楽ではありますが、自分にとっては想像力を培う肥料であり、様々な教訓を与えてくれるものでもありました。他人の生きる様を浮き彫りにして、それを観ることに没頭する時間。終わった後は自分の人生やいまの世の中の何かに置き換えたり、時によっては変化のきっかけになったりします。僕は自分の仕事柄以前に映画が有意義な娯楽として必要なものであって欲しいです。多様な価値観が散乱して、多様な映画があって欲しい」と映画自体について熱く語る。本作については「基になっているのが実在の事件ということもあって、お話を頂いたときは自分の中でしっかりと納得出来なければ断ろうとも考えましたが、監督と会って話をさせて頂く内、強い信頼と覚悟を持ってこの作品に参加する意志が固まりました」と、よく考えた上で出演を決定したと明かし、「初商業映画の監督と映画初主演の俳優で戦いました。映画『全員死刑』宜しくお願い致します。この作品で主演させて頂いたことをとても誇らしく思っています」とコメントしている。また胸割りタトゥー姿の間宮さんと、間宮さん&毎熊克哉の凶悪コンビが死体を前に、不敵な笑みを浮かべる撮り下ろしショットがセットになった“けしからん”特製ポストカード2枚組の特典が付いた本作の前売券が、8月26日(土)より発売開始される(数量限定)。なお、26日(土)から1週間、ポレポレ東中野では公開を記念して小林勇貴監督の過去作が一挙上映。劇場では予告やビジュアルがお披露目されるほか、前売券も販売される予定だ。『全員死刑』は11月18日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷・テアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月25日俳優の間宮祥太朗が主演を務める映画『全員死刑』(11月18日公開)の場面写真が7日、公開された。同作は2004年に福岡・大牟田で発生し、被告である家族4人全員に死刑判決が下った「大牟田4人殺害事件」の次男が記した手記をモチーフに、26歳の小林勇貴監督が映画化。家族想いのタカノリ(間宮)は、借金を抱えた組長の父・テツジ(六平直政)とヒステリックな母・ナオミ(入絵加奈子)、愛する彼女・カオリ(清水葉月)を守る為、姑息な兄サトシ(毎熊克哉)と共に、近所の資産家一家の現金強奪を計画したが、息子を殺してしまったことからエスカレートしていく。間宮は、背中から胸に掛けてパックリと割れたタトゥー姿に挑戦。色気と狂気をたたえた表情で、リアルなタトゥーを再現した。『孤高の遠吠』などで数多くのヤンキーに取材を重ねてきた小林監督のこだわりが詰まっているという。また、銃を手にする姿や、彼女を押し倒す姿など刺激的な場面も多く、爽やかなイメージとは違った姿を見せた。(C)2017「全員死刑」製作委員会
2017年08月07日映画『帝一の國』や『トリガール!』、窪田正孝主演ドラマ「僕たちがやりました」などで活躍する人気若手俳優・間宮祥太朗が映画初主演を務める『全員死刑』。その公開日が11月18日(土)に決定、間宮さんの衝撃タトゥー姿をとらえた場面写真が解禁された。家族想いの主人公タカノリ(間宮祥太朗)は、借金を抱えた組長の父・テツジ(六平直政)とヒステリックな母・ナオミ(入絵加奈子)、愛する彼女・カオリ(清水葉月)を守るため、姑息な兄サトシ(毎熊克哉)と共に近所の資産家一家の現金強奪を計画する。しかし、あまりにもお粗末な強盗の末、資産家の息子を殺害してしまい、事態はエスカレート。ひとり殺すなら全員殺すも同じ!?家族総出の資産家一家狩りがはじまった――。本作は、2004年に福岡・大牟田で発生し、家族4人全員に死刑判決が下ったという「大牟田4人殺害事件」を自らの武勇伝として語り、現在も死刑囚として投獄中の次男が記した手記をモチーフに映画化した問題作。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016グランプリ『孤高の遠吠』(’15)で、本物のヤンキーを映画出演させ、映画界を揺るがせた26歳の新人監督・小林勇貴が、『冷たい熱帯魚』『凶悪』の製作陣とタッグ。借金を抱え、困窮した生活を送っていた4人のヤクザ一家が、近所の資産家一家の1人を殺害したことをきっかけに、監禁、暴行、絞殺、毒殺、銃殺と連続殺人へとエスカレートしていった様を、実行犯の次男の目線で描き出した。主演の次男・タカノリ役には、これが映画初主演作となる間宮さん。長男・サトシ役には、第28回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門作品賞『ケンとカズ』で2016年スポニチグランプリ新人賞を受賞した毎熊克哉、その父に六平直政、母に入絵加奈子、タカノリの彼女役に清水葉月と新旧の実力派俳優が小林監督の稀有な才能に惚れ込み結集。わずか3日間の、あまりにも無謀で狂気じみた衝撃の物語が繰り広げられていく。このたび、その本作の最新場面写真が解禁。これまで、イケメンを封印した猟奇殺人犯や凶暴すぎる男から、風変わりなコンビニ店員、漫画から抜け出たような金髪の御曹司など、幅広い役柄をこなしてきた間宮さん。本邦初公開となる場面写真は、彼の背中から胸に掛けて入った見事なタトゥー姿。憂いを帯びた表情には色気とヤバさが漂い、本作が表現する狂気性があらわになった1枚といえる。刺青の入れ方には、『孤高の遠吠』などでこれまで数多くのヤンキーに取材を重ねてきた小林監督のこだわりが詰まっており、リアルさを追求したメイキング写真も合わせて解禁となっている。ヤバ過ぎるヤクザ役でさらなる新境地を見せる間宮さんに、目が釘づけとなりそうだ。『全員死刑』は11月18日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月07日*画像はイメージです:先日、平成3年から4年かけてスナック店主を4人殺害した男ら2人の死刑囚に対し、刑が執行されたことが発表されました。スナック店主を殺害した死刑囚については、再審請求も出ていただけに、一部には批判もあったようです。一方で、死刑が確定している場合は速やかに執行するべきだと言う声もあります。現状、死刑執行までかなりの時間を要していますが、一体なぜなのでしょうか?6ヶ月以内に執行しなければならないという法律もあったような気がしますが……。真相を確かめるため、星野法律事務所の星野宏明弁護士に見解をお伺いしました。 ■なぜ死刑執行に時間がかかる?「刑事訴訟法475条は、1.死刑の執行は、法務大臣の命令による。2.前項の命令は、判決確定の日から六箇月以内にこれをしなければならない。但し、上訴権回復若しくは再審の請求、非常上告又は恩赦の出願若しくは申出がされその手続が終了するまでの期間及び共同被告人であつた者に対する判決が確定するまでの期間は、これをその期間に算入しない。と規定しています。したがって、6ヶ月以内に死刑施行しないことは、形式的には明らかに刑事訴訟法475条に抵触しています。もっとも、同条1項が死刑執行を法務大臣の命令によるとした趣旨は、通常の刑罰執行は検察官の指揮によるところ、生命を奪う最大の人権侵害である死刑施行を慎重ならしめることにあります。下級審裁判例(東京地裁平成10年3月20日判決)の判示ですが、同条2項の6ヶ月以内の規定は、法的拘束力のない訓示規定であって、法務大臣が6ヶ月以内に死刑執行しなかったとしても、違法の問題が生じないと判断されたことがあります。したがって、同条2項は訓示規定であるため、違反していても具体的な違法の問題は生じないということになります」(星野弁護士)やはり人命がかかっているだけに、慎重な判断が求められるため、時間をかけているのですね。 ■再審請求中の死刑執行に問題は?次に、再審請求中の死刑囚に対して死刑を執行することについてお伺いしました。「再審請求中の死刑囚につき死刑執行が中断されるとの規定はどこにもありません。よって、再審請求中であっても、死刑執行は可能です。これまでは、再審請求中の死刑囚については、死刑執行を慎重ならしめるために、ある程度順番を後回しにしてきた事情があります。しかし、再審請求していれば死刑執行されないとの誤ったメッセージを死刑囚に与えかねないこともあり、今回のように実質的には同じ内容の再審請求を繰り返している場合には、再審請求中であっても、死刑執行したものと考えられます」(星野弁護士)再審請求が出た場合ある程度順番を後ろ回しにすることはあるようですが、法律に「中断される」という規定はなく、たとえ執行されても問題はないようです。 *取材協力弁護士:星野宏明(星野法律事務所。不貞による慰謝料請求、外国人の離婚事件、国際案件、中国法務、中小企業の法律相談、ペット訴訟等が専門。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*Branislav Cerven / Shutterstock
2017年07月27日2004年9月に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人死体遺棄事件、通称「大牟田一家4人殺害事件」を、『全員死刑』として今秋映画化されることが決定。主演には、今作が初主演となるいま人気の若手俳優・間宮祥太朗を迎え、日本映画史に新たな衝撃を与える“狂悪”なエンターテインメント作品が誕生する。鬱屈した日々を暮らす兄弟とその家族。ある日、近所の資産家一家が脱税して溜め込んでいる現金があることを知り、その金を強奪する計画が提案される。それはあまりにも無謀な計画。ひとりを殺害したのを機に、事態はエスカレート。最狂最悪の殺人家族の暴走が狂いに狂い咲いて行く――。「大牟田4人殺人事件」は、裁判で被告である家族4名全員に死刑判決が下った特異な事件。金銭トラブルが原因で連鎖的な殺人、死体遺棄に至ったと推測されているが、未だ真相は解明されていない。その事件を、「ヤクザと原発:福島第一潜入記」の著者・鈴木智彦が獄中の「死刑囚」である次男の手記を基に「我が一家全員死刑」を執筆。この獄中手記と事件を基に映画化する。そんな事件の映画化を切望したのが、本作の監督・小林勇貴。本物の不良を出演させ、数々の映画祭、評論家の中で大きな評判を受け熱狂と異例のヒットを記録した青春群像問題作『孤高の遠吠』で注目を浴びた弱冠26歳の新人監督。そして、『冷たい熱帯魚』『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』で日本のみならず世界中に激震を与えた日活のプロデューサー・千葉善紀と『東京残酷物語』『蠱毒ミートボールマシン』など過激な残酷表現で世界中に熱狂的なファンを持つ映画監督・西村喜廣がその才能に惚れ込み、本作で商業映画デビューを果たす。『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『帝一の國』『トリガール!』など話題作への出演が続く間宮さんが務めるのは、次男・タカノリ。「この作品の話を聞いたときは期待も好奇心もありましたが、実在する事件の内容から緊張感と懐疑心も覚えました」と話す間宮さんは、監督に会い「何故撮ろうと思ったのか、如何にして撮るのかだけではなく監督が日々感じている怒りや喜びを聞き、その話している姿と眼差しを見てこの作品に主演で立つ決意が固まりました」と出演決定の経緯を語る。小林監督は「人生でいつか商業映画を撮ってみたい!いつかこの原作で撮りたい!その両方が1作目で一度に叶いました。あまりの過激さにyahooニュースのコメント欄が荒れるだけでは済まないと思います。世界中で炎上騒ぎが起きることでしょう!いいことです!15歳未満から死に損ないの老人まで楽しめる最高のエンターテインメントになっています!」と自信を見せている。さらに、長男・サトシ役を『ケンとカズ』で2016年スポニチグランプリ新人賞を受賞した毎熊克哉、父役に六平直政、母役には入絵加奈子、タカノリの彼女役に清水葉月と新旧実力派俳優が決定している。『全員死刑』は2017年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月01日俳優の坂上忍が17日、MCを務めるフジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)で、タレントの所ジョージの事務所に「死刑」などと落書きがされ、事務所が警察に被害届を提出した事件について、「本当に腹立つ」と怒りを示した。坂上は「俺もやられたことあるから」と、自身の落書き被害も告白。「世田谷に家を買って1年もたたないうちに、朝仕事行かなきゃと思って車に乗ろうとしたら、車の半分スプレーで真っ黒に塗られていた」と打ち明けた。また、先輩女優の被害も明かし、「あるところに別荘を持っていて、それをテレビで紹介したら数日後に落書きやられて、消しても書かれるってなって売らざるを得なくなって売っちゃった」と説明。「本当に悪質」と罪の重さを訴えた。さらに、防犯カメラなど対策するにもお金がかかると指摘し、「だから卑怯な犯罪だと思う」と語った。フットボールアワーの岩尾望も「大阪のマンションに住んでいたときにエレベーターに落書きがあった」と話し出し、卑猥な言葉の横に「岩尾」と書かれていたと告白。数日後には、下にベッカム、ロナウド、ジダンと書き加えられていたそうで、「岩尾とそれを2トップにしたレアルマドリードみたいに」と振り返った。
2016年11月17日日本弁護士連合会が「2020年までに死刑制度の廃止を目指す」と宣言する準備を進めていることが報じられ、議論を呼んでいます。世界的に見ると死刑制度を廃止する国が増えつつあるものの、日本では死刑を「やむを得ない」と考える人が多数を占めるなど、 死刑制度廃止のハードルは高いと言えるでしょう。えん罪の問題がある以上、取り返しのつかないことになるという主張は分かるものの、遺族感情を無視することもできません。そこで、パピマミ読者のみなさまに「日弁連の“死刑廃止宣言”についてどう思いますか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を見てみたいと思います。●日弁連の“死刑廃止宣言”についてどう思いますか?・1位:犯罪抑止力のために死刑制度は残しておくべき……38%(96人)・2位:被害者や遺族のために死刑制度は残しておくべき……37%(93人)・3位:死刑制度を廃止する代わりに、終身刑を導入すべき……20%(50人)・4位:どちらともいえない……2%(6人)・5位:えん罪防止のために死刑は廃止すべき……2%(4人)・6位:犯罪者の人権のために死刑は廃止すべき……0%(1人)※有効回答者数:250人/集計期間:2016年9月15日〜2016年9月18日(パピマミ調べ)●犯罪抑止力のため「残すべき」とする人が多数『どれだけ悪いことをしても自分の身が守られるのであれば、捕まること覚悟で犯罪に手を染める人が出てくると思う』(30代男性/営業職)『死刑があることで犯罪を思いとどまる人は絶対にいる。それをなくすというのは、犯罪を助長することに他ならないと思います』(20代女性/大学生)犯罪を行った者に対して定められている刑罰ですが、これは犯罪行為に対する報いという意味のほか、犯罪を行おうとする者を威嚇する意味 も持ちます。刑罰が厳しいものであればあるほど、人に対して恐怖心を与えることができ、それが犯罪の抑止力として機能するのです。死刑制度は犯罪者の命を絶つ最も重い刑罰であり、これによって犯罪を踏みとどまる人もいるでしょう。しかし、死刑制度に犯罪抑止力があるというはっきりとした根拠はなく、自殺志願者などが死刑を望んで凶悪犯罪を起こすことがある など、むしろ誘発性すら持つことも考えられます。一概に抑止力になるとは言えない部分もあるのではないでしょうか。●被害者感情に配慮すべきとの意見も『家族が犯罪に巻き込まれたら復讐したいと思うけど、それは許されない。それなら国がきちんと報復すべき。そうじゃなければ復讐のための犯罪が増えることになる』(40代男性/不動産)『身内を傷つけた犯罪者がどこかで生きているというのは耐えられないでしょう。少なくとも私はこの世からいなくなることを望むと思います』(30代女性/主婦)犯罪者に対する報復行為は許されておらず、被害者やその遺族の怒り・悲しみを解消させるためには、死刑という極刑 が必要なこともあるかもしれません。受けた被害と同じか、もしくはそれ以上の苦しみを犯罪者に与えてほしいと考えるのもおかしなことではありません。しかし、死刑を存続させればそれで被害者が救われるのかは疑問です。実際の運用では死刑が確定してから執行されるまで時間を要することが多く、長ければ数十年を拘置所で過ごす死刑囚が存在する など運用上の問題もあると言えます。復讐が被害者感情を癒すとするのも、果たして正しいことなのでしょうか。●終身刑の導入を求める声が2割『いまの無期懲役は問題がある。死刑よりも、本当の意味で死ぬまで自由を奪われる終身刑の方がつらいと思います』(20代男性/大学生)『死んでしまったらそこで終わり。罪を償うというのは、きちんと生きて死ぬまで反省させることではないでしょうか』(30代女性/編集者)死刑囚は死をもって罪を償うという考えから、懲役囚と比べて普段は自由に過ごすことができると言われています。また、死刑に次ぐ重罰とされる無期懲役刑ですが、これは仮釈放の制度により十数年で社会に出ることが可能になる ものとなっています。ただしこの仮釈放までの期間は徐々に長くなっており、2000年までは20年ほどであった期間が、2014年では31年へと延びています。もし死刑制度が廃止されれば、最も重い刑罰は無期懲役となり、どんな犯罪者も社会に出てくることが可能になるのです。死刑制度を廃止するのであれば、その代わりに仮釈放の可能性を排除した絶対的な終身刑 を求めるという声も多い様子。凶悪犯が世に出てくる可能性を残した刑罰は不十分と考えるのは、当然と言えるのかもしれません。----------正解がない以上、被害者感情や犯罪者の人権など、総合的な判断が求められる死刑制度の廃止問題。死刑制度を残しておくべきとする回答が7割をこえる など、いまだ死刑存続を望む声は根強いと言えます。一度は死刑廃止を決めながら再び制度を復活させる国もあるなど、どの国にとっても難しい問題であることに違いはありません。当事者とならなければ考える機会は少ないとも言えるこの問題を、みなさんはどのように考えますか?【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜6位)】日弁連の“死刑廃止宣言”についてどう思いますか?()●文/パピマミ編集部
2016年09月20日こんにちは、ぽこひろです。どれだけ「俺、この子といい感じ! イケるかも!」と思っていても、これを言われてしまったら即終了という死刑宣告なセリフはあります。「君のことは恋愛対象には見れないなー」なんてセリフはもちろんですが、それ以外の些細なセリフでも、男子にとっては死刑宣告に聞こえてしまうものがあるようです。そこで今回は、20代男子30人に「これを言われたらオシマイなセリフ」について聞いてみました。■1.「ラク」「『一緒にいるとラクちん』とかは正直言われたくないよね。ただの友達。異性として見てないってことじゃん・・・・・・」(公務員/25歳)実際には女子としては、別にそういうつもりではなくいい意味で言っていたとしても、なかには死刑宣告にとってしまう男子もいるようです。たしかに「ラク」より「ドキドキ」してほしいですね。■2.「合コンしようよー」「当たり前だけどさ、一緒に合コンの幹事になろうとしてる2人って、絶対にカップルにならないよね(笑)」(営業/24歳)たしかにこれは、言われた男子がそう解釈するのも無理はないです。というか、これはさすがにその女子も男子を恋愛対象として見ていないでしょうね(笑)。■3.「お兄ちゃんみたい」「さっきの『ラク』と少し似てるけど、兄弟に例えられるのも複雑だよね。これも恋愛対象には見れませんってことの裏返しな気がする」(大学生/22歳)多くの男子は妹みたいな女子が好きですが、かといって自分がそのお兄ちゃんになりたいわけではありません。あくまで自分は「彼氏」、女子には「妹」になってほしいわけです。なんかわがままですね・・・・・・。■4.「恋愛相談乗ってー」「女子から恋愛相談されちまったら、正直ぐぬってなるわ・・・・・・」(大学院生/25歳)ここで脳天気な男子なら「まさかこの相談って、じつは俺のこと・・・・・・?」なんて都合解釈したりするんでしょう。が、実際にはそこまでお気楽な男子はいないようです。ほとんどの男子が、「恋愛相談されたら俺には興味なし」と悟るようです。恋愛相談すると見せかけアプローチ、なんてテクニックもあるようですが、なかなか実際には有効とは言えないようですね。■5.「じゃああと誰呼ぶ?」「遊ぼうかってなったときに、『○○も呼んでいい?』って言われた瞬間、俺の中でジ・エンドの鐘が鳴る。高らかに」(音楽関係/27歳)女子としては、「いきなり2人だと緊張するし、まずは3人以上で・・・・・・」とワンクッション置きたいだけかもしれません。しかし、そうならばそうときちんと言わないと、男子は相当ショックを受けるはずです。「次回2人で、今回は誰か呼ぼ?」ときちんと趣旨を説明しましょうね。■おわりにいかがでしたか?なんの気なしに言ってしまいがちなセリフが多いですね。みなさんも、これらの失言でうっかり、釣りかけた魚を逃してしまうことのないように・・・・・・。(ぽこひろ/ライター)(大倉士門/モデル)
2015年07月20日みなさんは、死刑が必要だと思いますか?実は、アメリカの最東北部にあるメイン州には”死刑制度”がありません。一体なぜだと思いますか?これには、メイン州で起きたある悲劇が関係しています。今回はその悲劇と一緒に、死刑制度について改めて考えさせられる7つの話を『BDN Maine』を参考にご紹介します。■1:あまりにも残酷な死刑が過去に行われている悲劇は、1885年メイン州で行われた最後の死刑の時に起きました。このとき刑を受けたのはダニエル・ウィルキンソンという男性。当時メイン州では絞殺によって死刑が行われていたのですが、そのときウィルキンソンに使われた縄は十分に結ばれていませんでした。結果、彼は何千もの観衆の前で苦しみながらゆっくりと殺されることに……。人が苦しむ姿は誰だって見たくないものですよね。このときの観衆のショックは計り知れないものでした。しかし、この悲劇がきっかけとなり、メイン州議会では死刑廃止の動きが強まります。そして翌々年の1887年、死刑制度はついにメイン州から廃止されることになりました。現在アメリカにある50州のうち文面上死刑制度を設けている州は全部で32州。しかしその中でも死刑制度に大多数の人が賛成している州は、カリフォルニア、フロリダ、テキサス、ペンシルバニア、アラバマのたった5つの州だけです。■2:世論は死刑制度に否定的になりつつあるアメリカ国民の多くは死刑制度を支持していますが、その支持数はここ40年でどんどん低くなっています。ピュー研究所によれば、56%の人が殺人犯へ死刑を求刑することについて賛成、38%の人が反対と回答。ただ、ここのところ民主党員や女性たちの間で意見が大きく変化しつつあり、中立な立場にいる人や死刑制度に賛成の立場をとっている共和党員の数もゆっくりとですが減りつつあるようです。■3:無実の人が死刑を受ける可能性がある死刑制度に賛成している人でさえ、「死刑制度にはリスクがある」と答えています。そのリスクとは、無実な人が死刑を受けてしまうこと。ピュー研究所の国内調査によれば、「死刑を言い渡された無実な人に対し、彼らを守る手立てが十分に整備されている」と答えた人はたったの26%しかいませんでした。さらに、米国科学アカデミー紀要の2014年の調査によれば、もし仮に全ての死刑判決受けている囚人が終身刑のままであれば、少なくともその中の4.1%の人が無実の罪を晴らすことができるかもしれないとしています。もし、罪のない人の命を奪うことになったら……?考えるだけでゾッとしますよね。■4:35%は死刑制度で犯罪が止まると思っている死刑の議論で必ず話題に上がるのが、「死刑は犯罪を止める抑止力になりうるのか?」という話です。これについて先ほどのピュー研究所の調査を見てみると、アメリカ国民の35%の人が「死刑制度は犯罪抑止になる」と答え、61%の人が「抑止にならない」と答えています。しかしながら、これについて現存する研究を調べてみたところ、死刑制度によって犯罪が抑止されるかどうかについてはまだ答えが出せないというのが現状のようです。ただ犯罪の抑止力について明らかになっていることがあるとすれば、それは犯罪者自身が「確実に捕まってしまうだろう」と感じたとき、警察はただそこにいるだけで犯罪行動を止められる、ということだけです。■5:死刑制度には多くのコストがかかっている実は終身刑の囚人より死刑囚を管理する方が多くのコストがかかるのだそうです。これについてシアトル大学の研究を紹介します。この研究によれば、死刑執行までにかかるコスト(拘置や裁判での判決といった管理に関するコストから警察にかかったコストまで含めたもの)よりも、死刑を求刑しない時のコストの方が安いのだそうです。さらに実証実験により明らかになったことは、死刑囚を管理するコストの方が一般の囚人を管理するコストよりも平均して高いということ。これは囚人と職員の数における比率の問題で、死刑囚の場合より高いレベルのセキュリティが必要となり、幽閉場所も一般囚人とは別にしなければなりません。そのため、より人件費がかさみコストが高くなるのだそうです。■6:人種によって形に偏りがある死刑を宣告された人々の間では、なんと人種によってその刑に偏りがあるのだそうです。根拠として、このことについて議論した自由権規約人権委員会のレポートをご紹介しましょう。少しおおざっぱですがそのレポートの内容をまとめると、殺人の犠牲者になるという点では黒人も白人もその数に大きな偏りはないのですが、死刑を宣告される場合を見てみるとその80%近くは白人を手にかけた場合なのだそうです。■7:問題のある死刑が行われている死刑を執り行う際、問題が起きることはないのでしょうか。イギリスのアメリカ法学研究誌の調べによれば、1900年~2011年までにアメリカで施行された死刑約9,000件のうちで270件もの死刑が(つまり全体の3%もの死刑が)死刑に関する議定書から逸脱して行われています。そして、その行使に極めて問題があったこともわかっています。さらにアメリカの『The Daily Beast』は、致死薬注射による死刑は19世紀から行われてきた他のどの方法よりも高い確率で(約7%の確率で)執り行う最中に問題が起きると伝えています。以上、死刑にまつわる7つの話でした。現在日本では死刑が行われていますが、果たして死刑は廃止すべきものなのでしょうか?ぜひこの機会に死刑制度について考えてみませんか。(文/和洲太郎)【参考】※American Support for Death Penalty Declining, Especially Among Democrats-Pew Research Center※Most Americans See ‘Some Risk’ an Innocent Person Will Be Executed-Pew Research Center※Rate of false conviction of criminal defendants who are sentenced to death-PNAS※Five Things About Deterrence-The National Institute of Justice※The Economic Costs of Seeking the Death Penalty-Seattle University School of Law※Three percent of US executions since 1900 were botched, study finds-ScienceDaily※Lethal Injection Leads to the Most Botched Executions-The Daily Beast※7 things you should know about the death penalty-BDN Maine
2015年05月23日ロバート・デ・ニーロやスティングをはじめとする80人以上の著名人が、イランで殺人や姦通罪に問われ、石打ちによる死刑を宣告された同国人の女性サキネ・モハマディ・アシュティアニ被告の解放を求める公開書簡を13日、英国の「The Time」紙に掲載した。ロバート・レッドフォードやコリン・ファース、イランのアッバス・キアロスタミ監督の『トスカーナの贋作』に主演しているジュリエット・ビノシュ、ミア・ファロー、現代美術家のダミアン・ハースト、ノーベル文学賞受賞者のウォーレ・ショインカとV・S・ナイポール、現イギリス労働党党首のエド・ミリバンド、ベルナール・クシュネール前フランス外務大臣らも署名した書簡は、イラン・イスラム共和国の最高指導者のハメネイ師およびアフマディネジャド大統領に宛てて、投獄中のアシュティアニ被告と彼女の息子、弁護士の解放を訴えている。43歳のアシュティアニ被告は2006年に2人の男性との姦通罪と前年の夫殺害幇助で有罪判決を受け、99回のムチ打ち刑に処され、その後獄中生活が続いていたが、今年になって石打ちによる死刑が宣告された。この判決には国際社会から非難が寄せられ、バチカンのローマ教皇庁や欧州連合(EU)も執行停止を要求している。(text:Yuki Tominaga)写真はニューヨーク女性基金イベントに出席した際のロバート・デ・ニーロとグレイス・ハイタワー夫妻。© Globe Photos/AFLO■関連作品:大いなる陰謀 2008年4月18日より日劇1ほか全国にて公開© 2007 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.アーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS 英国王のスピーチ 2011年春、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.マチェーテ 2010年11月6日より新宿バルト9ほか全国にて公開■関連記事:オスカー有力『キングズ・スピーチ』が全米で1館あたりの平均今年No.1のスタートリンジー・ローハン、感謝祭を家族と祝うためにリハビリ施設から一時帰宅ロバート・デ・ニーロの67歳の“変身”仮釈放管理官と移民嫌いの議員の間で揺れる?【ハリウッドより愛をこめて】『ミート・ザ・ペアレンツ』最新作キャストにあの人は…リンジー・ローハン、保釈直後に10代のホームレスたちの施設を訪問
2010年12月14日強盗殺人で死刑判決を受けた男と、彼の犯罪の被害者の婚約者だった女との間に育まれる“愛”を描いた究極の純愛ドラマ『真幸くあらば』(まさきくあらば)が1月9日(土)に公開を迎えた。初日の舞台挨拶に主演の尾野真千子と久保田将至をはじめ、ミッキー・カーチス、監督の御徒町凧、そして本作で自身初となる映画の音楽監督を務めた森山直太朗らが登壇した。尾野さんは「究極の純愛を演じたつもりです。クセになる、ハマってしまう作品だと思います。ぜひ 2〜3回観に来てください!」と自信の挨拶。死刑囚という難しい役どころを演じた久保田さんは「映画でしか描けない、究極の純愛映画です。観た人はそれぞれ違う、いろんな感想を持つと思います。その思いを持ち帰って、またいろんな人と話してください」と観客に向けて呼びかけた。ミッキー・カーチスさんも同じく死刑囚を演じたが「役を演じるときに、よく実際にやってみたりする…ホームレスの役のときは何日か路上で暮らしてみたりね。ただ、今回の死刑囚は体験できなかったね(笑)。この映画は本当に歪んでるから、覚悟して観ろよ!」とユーモアたっぷりに挨拶した。本作が初監督作品となる御徒町監督は「実際に満員のお客さんを見ると嬉しいですね。楽しんでください」と笑顔を見せた。そして、森山さんは「観て感じていただくことが全て。心のひだを開いて感じてください。目に見えるもの、耳に聞こえるもの全てが五感を刺激する作品です」としっかりとした言葉で作品をアピールした。『真幸くあらば』は新宿バルト9ほか全国に公開中。■関連作品:真幸くあらば 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて順次公開©2009「真幸くあらば」製作委員会■関連記事:尾野真千子インタビュー「ここで隠したら一緒になれない気がした」と“覚悟”明かす
2010年01月11日ヌーヴェルヴァーグの鬼才ルイ・マルによるフランス映画の傑作『死刑台のエレベーター』の世界初となるリメイクが日本で製作されることが決まり、主人公の2人の男女を吉瀬美智子と阿部寛が演じることが発表された。オリジナルの『死刑台のエレベーター』(’57年)は、パリを舞台に不倫関係にある男女が、完全犯罪を目論みながらも、絶望の淵に沈みこんでいく姿を描いた犯罪サスペンス。クールな美しさを持つジャンヌ・モローの彷徨、ジャズの帝王マイルス・デイヴィスの即興演奏、そして手持ちカメラによる斬新な映像で世界を席巻した。今回、オリジナル版の手法を踏襲しつつも日本独自の芸術性を融合させ、亡きルイ・マル監督の息子のマニュエル・マル氏のお墨付きをもらう形でリメイクされた。日本版では吉瀬さん演じる芽衣子は医療グループの社長夫人で、阿部さん扮する魅力的な医師・時籐と不倫関係にある。2人は年の離れた芽衣子の夫の自殺に見せかけた殺害を計画。実行当日、約束のカフェで芽衣子は時籐を待つが彼は一向に現れない。いらだち始める芽衣子だったが、そんな彼女の目の前を通り過ぎたのは、信じられない光景だった――。吉瀬さん、阿部さんに加え、玉山鉄二、北川景子という人気・実力を兼ね備え2人の共演も決定!監督は先頃、『のんちゃんのり弁』が公開されたばかりの緒方明。『独立少年合唱団』、『いつか読書する日』などで海外からも高い評価を受ける監督が、このヌーヴェルヴァーグの傑作をどのようにリメイクするのか――?完全犯罪のはずだった計画のどこにひずみが…?彼女を待ち受ける運命とは?吉瀬美智子×阿部寛×玉山鉄二×北川景子――想像するだけで楽しみなリメイク版『死刑台のエレベーター』は2010年秋、全国にて公開の予定。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年秋、全国にて公開
2009年10月01日