お坊さんに恋愛の悩みなど相談出来る四谷で、夜のお寺を楽しみませんか。「坊主バー」は、本物のお坊さんが営むユニークな社交場です。宗派に関係なく集まった個性的なお坊さんと尼さんが接客をしてくれます。悩み相談がフランクに出来るのが人気の秘密。恋愛の悩みから、ディープな死後の話まで! どんな相談も大歓迎です。1日2回の説法タイムもあるので、「ストレスをちょっとラクにするヒントが欲しい」なんて時にもピッタリ。お客さんで多いのは、仕事終わりに一人で来る女性だそう。観光で日本へやってきた外国人の来店も増えているとか。店主(もちろんお坊さん!)になぜかフィンランド映画の出演経歴があり、その映画を観たフィンランドの人がはるばる店主に会いに来ることもあるのだとか。死生観を考えるきっかけに? 棺桶に入る体験も店内では、仏壇で拝んだり、「おみくじ/恋みくじ」(100円)を引いたりと、ちょっとしたお楽しみがたくさん。「ご朱印」(300円)をいただくこともできます。ほら貝、尺八、角笛まであり(仏教にまつわるものだそう)好きに触ったり遊んだりできて、まるで大人のテーマパーク。驚きは棺桶に入る入棺体験。「死生観を考えるきっかけに」と行っているそうですが、意外にも若い女性に人気のよう。スタッフのお坊さんにリクエストすれば誰でも体験可能なので、一度試してみる価値ありかも。お店の自慢メニューはカクテル。仏教にちなんだオリジナルメニューを展開しています。グリーンのグラデーションが美しいカクテルは「沙羅双樹」(800円)。釈迦が亡くなったところにあった2本の紗羅の木に見立てたものです。艶やかなレッドのベリー系カクテル「愛欲地獄」(800円)はハブ酒入り。精力を付けて「愛の地獄」に落ちていくさまを表しているというちょっとシュールなネーミングが面白い。お店の1番人気は、フルーツリキュールの甘さが売りの「極楽浄土」(800円)。極楽浄土にある蓮の花の色をイメージした、その名の通りのカクテルです。ユニークなお坊さんたちと会話をしていたら、悩みなど忘れてしまうかもしれません。取材・文/有江さとみ(ナナネール!)店舗情報店名:坊主バーTEL・予約:03-3353-1032住所:東京都新宿区荒木町6 AGビル2Fアクセス:東京メトロ丸の内線 四谷三丁目駅4番出口より徒歩3分営業時間:19:00~25:00(L.O.)定休日:月曜・日曜・祝日
2016年06月15日主演に唯一無二の存在感を放つ女優・樹木希林を迎え、世界から注目を集める河瀬直美監督が贈る最新作『あん』が、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニングフィルムに正式出品されることが決定した。河瀬監督は、初の劇場映画『萌の朱雀』が同映画祭の「監督週間」に出品され、新人監督賞を史上最年少で受賞。また、過去には「コンペ」部門に『沙羅双樹』が選出、『殯の森』は出品されグランプリを受賞、さらに昨年『2つ目の窓』が出品されるなど、導映画祭へ多くの出品作品を持つ。2013年には日本人監督として初めて審査委員(「コンペ」部門)を務めた河瀬監督にとって、本作の出品がカンヌ映画祭出品7作品目となり、日本人としては史上最多となる。本作は、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)と「どら春」の求人募集の張り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木さん)の物語。河瀬監督自らの熱烈オファーで実現したという大女優・樹木さんの出演や、初の河瀬作品出演となる永瀬正敏や、樹木さんの孫娘・内田伽羅、市原悦子など、豪華キャストの共演にも注目が集まる。本作の同映画祭への出品を受けて、河瀬監督や主演の樹木さん、永瀬さん、原作者・ドリアン助川、主題歌を担当した秦基博らが喜びのコメントを寄せた。■河瀬直美監督継続的に良質な作品を創り続けること。それはどんどん山が高くなることです。しかし、それでも、映画を創り続けることをまっとうし、その先に、今回の2年連続カンヌの公式招待を、しかも、オープニングという特別枠でいただけたことに、誇りを感じます。「あん」はこの時代に生まれるべくして生まれ、人に伝わり、歴史に名を遺すのだと、原作を読んだ時に感じました。そんな想いを映画にのせて、世界の人々に見ていただけることに、いま、喜びを隠せません。素晴らしいスタッフとともに、こういった作品の監督であれた幸せを噛み締めています。ありがとうございました。■樹木希林こうして『あん』がカンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、映画本来の「鑑賞」をして頂ける特別枠に選ばれたことが喜ばしいです。また日本人でこういう監督が出てくることがたくましくて頼もしい。『あん』は一人歩きしていく。多くの人に観てもらいたい作品です。■永瀬正敏驚きました、心から光栄に思います。河瀬監督や樹木さん、すでに天国にいらっしゃる元ハンセン病患者さん方や沢山の皆さんの想いが海を渡る…本当に嬉しいです。■ドリアン助川(原作者)河瀬直美監督により映像作品として創造された『あん』は、それぞれの生の意味を問い直す人類共通のテーマを内包している。世界中が注目するカンヌ国際映画祭で本作が上映されることは、この秘められたテーマと独自の視点があるからこそ、たいへんな僥倖であり、またふさわしいスタートなのだと思う。私はこの物語を書く際、起点となる話をして下さった元ハンセン病患者の御夫婦とともに、映画『あん』の船出を客席から見守りたい。■秦基博(主題歌)『あん』、カンヌ正式出品決定、おめでとうございます。 生きることの意味を問いかけるこの美しい映画が、国境も越え、たくさんの人の元へ届くことが今から楽しみでなりません。主題歌というかたちで、少しでも携わらせて頂いたものとしても本当に幸せです。また、カンヌ国際映画祭名誉会長、ジル・ジャコブからも「この作品に集った才能、河瀬監督のそれは特に素晴らしく、世界に伝わるユニバーサルな作品であり、ほぼ完璧な作品を創られていると思います」と絶賛される本作。公開がいまから待ち遠しい。『あん』は5月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月24日女優の樹木希林が主演を務める、河瀨直美監督の映画『あん』(5月30日公開)が第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門オープニングフィルムに正式出品されることが24日、明らかになった。河瀨監督の作品が同映画祭に出品されるのは、今回で7作目。初の劇場映画『萌の朱雀』(1997年)で同映画祭新人監督賞を史上最年少で受賞し、『沙羅双樹』(2003年)でコンペ部門に選出、『殯の森』(2007年)ではグランプリを受賞。2009年には『火垂』で監督週間に選出され、2011年の『朱花の月』はコンペ部門に。そして2014年に、『2つ目の窓』がコンペ部門に出品したのに続き、日本人としては史上最多の出品数となる。カンヌ国際映画祭 名誉会長のジル・ジャコブ氏は、「大変素晴らしい作品でした。河瀨作品は全て好きですが、本作は、非常に心に触れる謙虚さがあり、また物語の語りとしてはパーフェクトの高みへと洗練されていました」と絶賛。特に、映画で描かれる"あん"を作るシーンに触れ、「この年になってまで、甘露煮のお豆の作り方に興味が湧くなど思いもしませんでした。それは、多くの人が知らないある田舎町の特有の風習や習慣が、映画を通して魅了する。そういうもののひとつでした」とコメントした。河瀨監督は、「継続的に良質な作品を創り続けること。それはどんどん山が高くなることです。しかし、それでも、映画を創り続けることをまっとうし、その先に、今回の2年連続カンヌの公式招待を、しかも、オープニングという特別枠でいただけたことに、誇りを感じます」と喜びを語る。主演の樹木は、「こうして『あん』がカンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、映画本来の"鑑賞"をしていただける特別枠に選ばれたことが喜ばしいです」と語り、河瀨監督について「日本人でこういう監督が出てくることがたくましくて頼もしい」とたたえた。共演する俳優の永瀬正敏は、「驚きました、心から光栄に思います。河瀨監督や樹木さん、すでに天国にいらっしゃる元ハンセン病患者さん方やたくさんの皆さんの想いが海を渡る…本当にうれしいです」とコメントを寄せ、主題歌を担当した秦基博は、「生きることの意味を問いかけるこの美しい映画が、国境も越え、たくさんの人の元へ届くことが今から楽しみでなりません。主題歌というかたちで、少しでも携わらせていただいたものとしても本当に幸せです」と作品の船出を祝福した。本作の原作は、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川氏の著書『あん』。小さなどら焼き屋「どら春」を舞台に、一人の老女とその周りの人間模様を通じて「人生とは」と問いかける物語。永瀬演じる「どら春」の雇われ店長・千太郎のもとに、求人募集を見た老女・徳江(樹木)が現れる。彼女の作る粒あんがきっかけで店は繁盛するが、かつてハンセン病を患っていたことが近所でうわさに。潔く店を去った徳江の足跡を、千太郎は徳江を慕っていた女子中学生・ワカナ(内田伽羅)と共に追う。(C)2015 映画『あん』製作委員会/COMME DES CINEMAS/TWENTY TWENTY VISION/ZDF-ARTE
2015年04月24日カンヌをはじめ各国の映画祭で高い評価を集める河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』のブルーレイ&DVDが本日リリースされたのを記念して、河瀬監督が作品に込めた思いを語る特典映像の一部が公開された。特典映像の一部本作は、河瀬監督が自身のルーツである奄美大島を舞台に、ふたりの高校生の初恋と成長、そして彼らを取り巻く大人たちの生き方を通して、命のつながりや人と自然との共存について描いた作品。オーディションで選ばれた村上虹郎と吉永淳が主演を務め、杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子、村上淳らが共演する。『萌の朱雀』『沙羅双樹』『殯〈もがり〉の森』など河瀬監督がオリジナル脚本で手がけた作品としては7作目となる本作は、カンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品されたほか、ウラジオストク映画祭でグランプリを受賞、サハリン映画祭では主演女優賞(吉永淳)を受賞した。このほど公開された特別映像は、ブルーレイ&DVDに収録される特典映像の一部を抜粋したもので、リリースに際して河瀬監督は「奄美大島の自然は世界一です。朝日の神々しさ、満月の夜の神秘、そのどれもがフィルムに刻まれている。そこに少年少女のほとばしる生命力。言葉では言い表せないものの数々を繰り返しブルーレイ&DVDで体感してください」とコメントを寄せている。本日リリースされたブルーレイ&DVDは特典映像満載の2枚組仕様で、初回版にはスペシャルアウターケースとブックレットが付いてくるほか、制作日記が封入される。特典映像には、メイキング・オブ・『2つ目の窓』、ナビゲーション番組(映画『2つ目の窓』から見える風景 カンヌの窓から/奄美の窓から)、カンヌ映画祭記などが収録される。『2つ目の窓』ブルーレイ&DVD 発売中ブルーレイ:5500円(税別)DVD:4500円(税別)発売・販売元:ポニーキャニオン(C)「FUTATSUME NO MADO」JAPANESE FILM PARTNERS, COMME DES CINEMAS, ARTE FRANCE CINEMAS, LUIS MINARRO
2015年01月21日