サンクチュアリ出版はこのほど、20代の女性が抱える不安についての調査結果を発表した。調査は8月30日、mixi surveyが20代の女性100人を対象に行った。「今の自分のまま、30代になることに不安を感じますか?」と聞いたところ、 「とても不安である」(41%)「少し不安である」(37%)を合わせると約8割が不安を感じていた。「実際にどんなことに不安を感じていますか?」と選んでもらったところ、1位「お金」、2位「仕事」、3位「健康」となった。「30代になる前にどんなことを知っておきたいですか?」と聞くと、「この先どのくらいお金が必要か」や「結婚と仕事のタイミングや両立について」「冠婚葬祭のマナー」「どんな服装をしたらいいのか」などが挙がった。同社ではこの結果を受けて、書籍『このまま30歳になってもイイですか?』(鳥居志帆 著/税別1,300円)をすすめている。
2015年09月03日気象庁は8月25日8時45分、台風第15号の進路情報について発表した。同庁によると、台風第15号の中心は、25日6時過ぎに熊本県荒尾市付近に上陸。同日8時時点で福岡県飯塚市付近に存在している。勢力は強く、中心気圧は960ヘクトパスカル、最大瞬間風速は秒速55mとなっている。25日8時時点での同台風の進路方向は北北東で、速さは時速45km。同庁によると、25日18時には島根県出雲市の西北西約130km地点、26日6時には日本海上に存在する予報となっている。なお、台風が熱帯低気圧や温帯低気圧に変わっても、引き続き大雨や強風、高波などの激しい現象が発生するおそれがある。同庁は、最新の警報や注意報、気象情報等に留意するよう呼びかけている。(C)Japan Meteorological Agency
2015年08月25日天草エアライン(本社: 熊本県天草市)は8月21日、同社の公式facebookを通じて、現有機(DASH8-103型機)の後継機になる仏・ATR社製のATR42-600が熊本空港に12:40頃到着したことを発表した。同機の到着に関して同社は、「阿蘇・くまもと空港では、たくさんの方々に出迎えていただき、Newみぞかも大感動で皆さんに手(翼)を振っていたの、判りましたか~?? 長いフェリーフライトを見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございます! 皆さまを乗せてフライトできるのはもう少し先ですが、その日をどうぞお楽しみに!! 」とコメントしている。同機は日本で初めてATRであり、デザインについては現有機をベースにATR機の機体に調和するよう工夫を施している。人気のくまモンも場所も変更になってはいるが、引き続き描かれている。同機による運航は2016年1月末に開始できるよう準備を進めているという。8月21日には8月24日~10月24日までの運航計画を発表し、機材更新に伴う乗員訓練のため、天草~福岡線(105便・106便)と天草~熊本線(201便・202便)、熊本~大阪(伊丹)線(801便・802便)は運休となる。なお、10月25日以降も長期に渡り運休を計画している。最新写真は同社のfacebookで公開している。
2015年08月22日デンソーは8月19日、熊本県天草市に敷地面積2万m2の微細藻類の大規模培養実証施設を建設し、2016年4月より稼働を開始すると発表した。同市の廃校の土地・施設を活用するという。新施設では、同社が特許を保有する微細藻類「シュードコリシスチス」の培養実験を行う。「シュードコリシスチス」は生長が速く、丈夫で培養しやすい特徴を持つ。同社は2008年から「シュードコリシスチス」の研究に着手しており、これまで愛知県西尾市の善明製作所内300m2の敷地で培養を行ってきたが、バイオ燃料の生産効率を高めるため、新施設の建設を決めた。今後、新施設で実証実験を行い、2018年度を目処に、藻から抽出したバイオ燃料の実用化に向けた要素技術の確立を目指すとしている。
2015年08月20日天草エアライン(本社: 熊本県天草市)は8月13日、現有機(DASH8-103型機)の後継機になる仏・ATR社製のATR42-600を仏・トゥールズにて受領し、熊本空港には21日12:00頃に到着を予定していることを発表した。同機は日本で初めてATRであり、デザインについては現有機をベースにATR機の機体に調和するよう工夫を施している。人気のくまモンも場所も変更になってはいるが、引き続き描かれている。同機による運航は2016年1月末に開始できるよう準備を進めているという。予定している空輸ルートは、8月16日に仏・トゥールーズ→キプロス・パフォス、8月17日にパフォス→バーレーン→オマーン・マスカット、8月18日にマスカット→モルディブ・マレー、8月19日にマレー→スリランカ・コロンボ→タイ・バンコク、8月20日にバンコク→台湾・台北、そして8月21日に台湾→熊本となる。乗組員はATR社から派遣したパイロット2名と整備士1名、他5名は天草エアラインの社員となる。熊本到着後は8月26日から実機訓練開始を予定している。くまモンの写真も含め、最新写真は同社のfacebookで公開している。
2015年08月15日ファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYはこのほど、「水着に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は、10代~50代のiQONユーザー307人を対象に実施したもの。水着を買う頻度について聞いてみたところ、「毎年買っている」と答えたのは14.1%にとどまり、44.4%が「2~3年に1度」、36.7%が「4年以上買ってない」と回答した。年代別で見ると、25~29歳は毎年買う人の比率が多い傾向が見られた。次に、持っている水着の種類を尋ねたところ、「ビキニ」が最多で71.0%。次点の「ワンピース」は17.9%であった。年代別で見ると、ビキニの割合が最も多いのは20代前半で82.4%、次いで20代後半が76.9%となっている。一方、10代についてはワンピースの割合が比較的高く、3割弱を占める結果になった。続いて、体型にコンプレックスがあるかを尋ねてみたところ、93.5%が「ある」と回答。その部位については「太もも」(75.0%)が最も多く、次いで「ウエスト」(59.5%)、「ヒップ」(48.3%)が続いた。年代別に見ると、20代までは「太もも」が最多であるのに対し、30~40代では「ウエスト」がトップになっている。水着着用の際にスタイルを良く見せる工夫をしているか聞いてみると、52.4%が「している」と答えた。具体的には、「パレオやサロペットで隠す」が53.8%、「胸にパッドを入れる」が37.4%、「胸が大きく見えるような水着を選ぶ」「ウエストがくびれているような水着を選ぶ」が同率で21.6%を占めた。年代別で見ると、ビキニの割合が最も高い「20代前半」は他の年代と異なり、「胸にパットを入れる」が1位となっている。
2015年08月12日9月21日(月・祝)に熊本・市民会館崇城大学ホールでライブイベント「「FMK 30th Anniversary カリーノ下通 presents 「HI-GO MANIA」」の開催が決定した。【チケット情報はこちら】同公演は、FMK(エフエム熊本)の開局30周年を記念して開催。イベントタイトルの「HI-GO MANIA(ハイゴーマニア)」は、熊本の旧名称である「肥後」と、より高く(HI)、未来へ進む(GO)のふたつをかけている。出演者は熊本にゆかりのあるKEYTALK、BLUE ENCOUNT、忘れらんねえよ、WANIMAの4組。ちなみに、この4組は同局で夕方に放送されている『FMK RADIO BUSTERS』の木曜週代わりレギュラーを務めている。チケットの一般発売は8月22日(土)より。なお、現在、各アーティストサイトではオフィシャル先行を実施中。受付は7月5日(日)午後11時59分まで。■FMK 30th Anniversary カリーノ下通 presents 「HI-GO MANIA」日時: 9月21日(月・祝)開場15:30 / 開演16:00会場: 市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)(熊本県)出演: KEYTALK / BLUE ENCOUNT / 忘れらんねえよ / WANIMA料金: 全席指定3900円
2015年06月24日ソニー損害保険(以下ソニー損保)は23日、熊本県熊本市に設置した「熊本コンタクトセンター」での業務を7月1日午前9時から開始する予定と発表した。ソニー損保のコンタクトセンターは、顧客からの自動車保険や医療保険に関する問合せ・相談に電話やメールで対応するほか、契約手続や契約後のケアなど、幅広いカスタマーサポート業務を担当しており、現在は東京都(東京コンタクトセンター)と北海道(札幌コンタクトセンター)で運営しているという。このたびの熊本コンタクトセンターでの業務開始により、3センター体制で(事故対応は、サービスセンター(全国25拠点)が担当。コンタクトセンターでは事故対応は行わず、保険商品に関する電話・メールによる問合対応やコンサルテーション、契約に関するカスタマーサポート業務を担当する)、顧客の待ち時間短縮やきめ細かな対応など、顧客サービス品質の一層の向上を図るという。熊本コンタクトセンターは、7月1日時点では約60ブースで業務を開始するが、2015年度中に約100ブース規模に、2017年度までには約200ブース規模に拡大する計画で、引続き、地元での採用を行っていく予定だという。熊本市は、九州3番目の政令指定都市で労働人口も多く、また、熊本県・熊本市の両自治体から支援が得られることから、高品質な顧客サービス提供のための人材を安定的に確保できるものと考えているという。また、大規模災害が発生した時に、被災場所にかかわらず顧客へのサービスを迅速かつ確実に提供できる体制を整えることで、事業活動継続性の一層の強化を図るとしている。ソニー損保は、コンタクトセンターにおける顧客サービス品質の一層の向上とともに、スローガンである「"FeeltheDifference"~この違いが、保険を変えていく。~」のもと、顧客に「ソニー損保ならではの違い」を感じてもらえような商品・サービスの提供に向け、引続き取組みを進めていくとしている。○熊本コンタクトセンター概要業務内容:自動車保険における、電話やメールによる問合対応やコンサルテーション、契約に関するカスタマーサポート業務業務開始:7月1日(水)午前9時から。4月1日付で約60名の社員を迎え、3ヵ月にわたり、保険業務や顧客対応の研修などの業務開始に向けた準備を進めた規模/要員:7月1日時点約60ブース、約60名。熊本コンタクトセンター全体で217坪(718m2)。2015年度中に約100ブース規模に、2017年度までに約200ブース規模に拡張予定。規模拡大に伴い、継続的に地元からの採用を予定している所在地:熊本県熊本市中央区花畑町12-28 アペックスビル
2015年06月24日●阿蘇ラピュタの道は絶景!!ジェットスター・ジャパンは、東京(成田)、大阪(関西)、名古屋(中部)と熊本を結ぶ3路線の運航を昨年10月より開始した。今回は、LCCとしては唯一就航しているジェットスターを使って、片道5,790円からのリーズナブルな航空券による熊本の様々な観光スポットを訪れた。○LCC専用の成田第3ターミナルから熊本へジェットスターは現在、今年4月から開業した成田空港のLCC専用ターミナル「第3旅客ターミナル」より発着している。以前は国際線と国内線のチェックインカウンターが分かれていたが、第3旅客ターミナルでは統合されたので間違える心配もなくなった。「空港第2ビル駅」からは少し距離があるので、第3旅客ターミナルに直接乗りつけるバスでのアクセスがオススメだ。バスは東京駅・銀座駅などから発着している。第3旅客ターミナルは、リーズナブルなLCC専用らしくシンプルな作りとなっているものの、フードコートやショップなど必要な施設は一通り揃っており、出発までの時間も快適に過ごせる。ジェットスターでは、低価格を実現すべく1機あたりの座席数を増加させているが、座席ではさほど窮屈さを感じることはなかった。シートは全席レザーシートになっており、安っぽい印象はない。成田空港を出発し、機内誌を読んでいるうちに、あっという間に阿蘇くまもと空港に到着した。まず向かったのは、通称“阿蘇ラピュタの道”と呼ばれ、最近話題となっている阿蘇市・外輪山。阿蘇の盆地には雲が発生することがあり、雲海に浮かぶ岬の道がまるで映画『天空の城ラピュタ』(1986年)を思わせる風景であることから、いつしかそう呼ばれるようになったという。この日はあいにく雲海の絶景とはいかなかったが市街を一望でき、すがすがしい風を感じられた。7:30成田発の早朝便で3時間後の10:30には阿蘇の絶景。1泊2日でも早朝便を効率よく利用すれば2日で十分楽しめる。とても熊本が近くに感じた。外輪山といえば阿蘇五岳を一度に望むことができる大観峰が有名で、こちらも絶景。ただ、大観峰はツアーなどでも行くことができるが、“阿蘇ラピュタの道”は立地の関係からなかなか大人数で行くことが難しい。今のところ“阿蘇ラピュタの道”は身軽な個人旅行ならではのスポットと言えそうだ。続いて訪れたのは、阿蘇神社の横参道となる門前町。この街は、いたるところから湧き水が出ており、阿蘇湧水パワースポットとしても知られている。口当たりがやわらかで、すっきりとした飲み口の水にパワーを貰った後は、懐かしい佇まいの町並みの中で立ち寄った「郷土料理・お食事処 はなびし」でランチをいただくことに。選んだメニューは、お肉の赤が目にもあざやかな「牛カツ重」。阿蘇名物の「あか牛」を使ったカツは、中がまだレアでお肉の旨みがしっかり感じられ、やわらかい肉とサクサクの衣の歯ごたえの対比がおいしさを際立たせていた。お腹が満たされたところで、阿蘇の美しい山並みを抜ける「やまなみハイウェイ」を通って黒川温泉郷へ。このような秘境を巡るにはレンタカーがおススメだ。飛行機で来てレンタカーまで利用すると、交通費がかさむが、運賃が低ければ現地で使う旅費の選択肢が広がるのもLCCの魅力だ。露天風呂がうれしい「旅館 壱の井」に宿泊。夕食には、ヤマメの刺身や馬刺し、からしレンコンなど熊本の名物が勢ぞろい。温泉は硫黄泉で、露天風呂、大浴場のほか家族風呂もあるので、ファミリーで一緒に入ることもできる。黒川温泉郷には多くの温泉宿やお店が立ち並び、浴衣のまま散策する人もたくさん見られた。熊本名物「いきなり団子」や、馬肉を使った「やまいもと馬肉のコロッケ」、塩麹を使った香ばしいシュー皮の「塩麹のシュークリーム」など、食べ歩きたいメニューがたくさん。川沿いの通りには温泉街ならではの風情があり、野草や花を愛でながら歩くのも一興だ。●南阿蘇の大パノラマを一望できる「あそ望の郷くぎの」○熊本といえば、やっぱりあのキャラ翌朝は、宮地駅から赤い車両の九州横断特急に乗って熊本駅へ。熊本駅から市電に乗って向かったのは、熊本に来たら見ておきたい「くまモンスクエア」。ゆるキャラのパイオニア的存在「くまモン」のグッズが勢ぞろいし、くまモン部長代理の部屋もあるファンにはたまらないスポットとなっている。お昼ごはんには、熊本県民のソウルフード、太平燕(タイピーエン)をチョイス。熊本の繁華街であるアーケードの一角にある昭和9年創業の老舗「紅欄亭」の太平燕は、昔から女性に人気のメニューだという。鶏がらと豚骨のスープだが、キャベツやたけのこ、ねぎなどの野菜がたっぷり入っていて味わいはさっぱり。緑豆100%の春雨麺がスルスルと入ってくる。味付けはなんと福建の塩のみだそうで、香ばしく揚げたゆで卵・虎皮蛋(フーヒータン)がアクセントになっていて一気に食べてしまった。午後に訪れたのは日本三名城のひとつ、熊本城。天守閣からの眺めはもちろんのこと、ぜひ見ておきたいのは本丸御殿。中でも漆塗りや飾り金具、金箔など大名文化の粋を集めて再建された昭君之間や数寄屋造りの茶室は、目に贅沢な美しさ。また、熊本城では「熊本城おもてなし武将隊」が城下などでパフォーマンスしているので、こちらも要チェックだ。あと、ぜひ食べておきたいのは、自然豊かな阿蘇の牧場で育った牛のミルクを使ったスイーツ。「山田さんちの牧場 ミルクの里」でいただけるのは、牧場のフレッシュなミルクを使ったジェラートやソフトクリームだ。オススメなのは、旬のフルーツを使った「旬の果肉入りソフトクリーム」。この季節は、ミルク感たっぷりのソフトクリームにイチゴの果肉がたっぷり混ぜ込まれ、フレッシュかつミルキーな食べ応え。散策疲れを一気に吹き飛ばしてくれるおいしさなので、ぜひ味わってほしい。そして旅の最後に訪れたのは、南阿蘇の大パノラマを一望できる「あそ望の郷くぎの」。噴煙を上げる阿蘇山の眺めは圧巻で、旅のラストに雄大な阿蘇の自然を体感して帰路についた。リーズナブルなLCCの就航で、グッと身近になった熊本。今回利用したジェットスターでは、残席数に応じて運賃が変動する運賃形態をとっているため、直前でも空いている時期であれば安く利用することが可能。大型連休は運賃が上がるため、平日にフラっと利用することがおススメ。今まで熊本旅行となると、しっかり計画された大旅行のイメージだが、ジェットスターを利用すれば、「くまモンに会いたい!」や「阿蘇山の噴煙を見てみたい!」と"急に"思い立った日常的な旅行の可能性が広がる。パックツアーでは行きにくいエリアも、個人旅行ならプランに盛り込めるので、絶景にグルメに温泉に、たくさん魅力が詰まった熊本へ、ぜひお得に旅行してみてほしい。
2015年06月01日明星食品は6月1日、「明星 大盛 新熊本ラーメン」を発売する。○熊本ラーメン独特の濃厚豚骨スープに、しなやかな中細のストレート麺を合わせた同商品は、地域に根付いたご当地ラーメンにオリジナルのアレンジを加えた"新ご当地"大盛りカップめん。豚骨ラーメンの本場九州で独自の進化を遂げ、地域で親しまれてきた熊本ラーメンにオリジナルのアレンジを加え、さらにおいしくさせるアイデアを盛り込んだという。麺は、熊本ラーメンの特徴を再現した、しなやかで食べやすい油揚げの中細ストレート麺。スープは、豚骨や香味野菜を炊き出したとろみのある乳白色の白湯スープに、マー油を合わせ熊本ラーメン特有のおいしさを再現した濃厚豚骨スープ。かやくには、豚骨スープによく合うダイス肉にねぎを組み合わせた具材を採用。ふりかけは、香ばしい風味のフライドガーリックで、食べる直前に入れることで、スープの濃厚さが一層引き立つという。内容量118g(めん90g)で、希望小売価格は205円(税別)。
2015年05月25日「無印良品の家」のネットワーク事業を展開するMUJI HOUSEは29日、「無印良品の家 熊本店」をオープンする。○イギリスの原風景がモチーフ「無印良品の家」の共通コンセプトは「永く使える、変えられる」。耐震性および耐久性の高いSE構法を採用し、将来の家族構成やライフスタイルの変化に合わせて間取りを柔軟に変更できる仕組みとなっている。「無印良品の家 熊本店」は、九州エリア初の「窓の家」モデルハウス。同タイプの物件はイギリスの原風景に建つ家々がモチーフで、グレーの屋根、白い壁、シャープな窓が特徴だ。モデルハウスの延べ床面積は102.68平方メートル(31.06坪)、標準仕様本体工事価格は税込み2,009万円。場所は熊本県熊本市北区鶴羽田1-13-12。
2015年04月29日AXAグループのアクサダイレクト生命保険(以下アクサダイレクト生命)は13日、熊本銀行においてインターネット保険窓販を開始した。アクサダイレクト生命は、インターネット専業生命保険会社として、主要地方銀行を通じたネット完結型申込プロセスの生命保険商品の販売を初めて実現しているという。このたび、保険窓販で業界トップクラスの販売実績を有する熊本銀行と、第二地方銀行として初めて提携することになった。熊本銀行は、ふくおかフィナンシャルグループの一員として、金融商品販売の多様化、マルチチャネルの拡大という戦略を進めている。アクサダイレクト生命の保険商品、ネット完結型申込プロセス(インターネット上で申込まで完了する募集形態)が、熊本銀行の取り組みと合致し、第二地方銀行との初めての提携が実現したとしている。アクサダイレクト生命の斎藤英明代表取締役社長は「今般の提携により当社は、熊本県を中心とする熊本銀行のお客様に対して、シンプルで合理的な保険商品をご提供すると同時に、申込チャネル多様化による利便性の向上にも貢献する。今後全国的に提携金融機関の拡大を更に加速していく」と述べている。○熊本銀行におけるインターネット保険窓販の概要開始時期:1月13日取扱商品:アクサダイレクト生命が販売する全6商品(「カチッと終身保険」「カチッと定期2」「カチッと収入保障2」「カチッと終身がん」「カチッとがん保険」「カチッと医療」)取扱形態:営業店店頭での、熊本銀行専用ホームページと顧客専用ホームページからの申込
2015年01月13日ソニー損害保険(以下ソニー損保)は7日、熊本県熊本市にコンタクトセンターを開設するため、熊本県ならびに熊本市との間で、立地協定を締結した。熊本コンタクトセンター(仮称)は7月から業務を開始する予定。ソニー損保のコンタクトセンターは、顧客からの自動車保険や医療保険に関する問合せや相談に対応するほか、契約手続や契約後のケアなど、幅広いカスタマーサポート業務を担っているという。現在、東京都と北海道の2ヵ所で運営しており、熊本県での業務開始により、コンタクトセンターは3拠点体制となる。熊本コンタクトセンター(仮称)の開設により、人材の安定的な確保を図り、顧客サービスの一層の品質向上に取組むという。あわせて、事業活動の継続性を一層強化し、大規模災害が発生した場合でも顧客に迅速かつ確実にサービスを提供できる体制をさらに強固にすることを目指していくとしている。○熊本コンタクトセンター(仮称)の概要業務内容/自動車保険における、電話やメールによる問合せ対応やコンサルテーション、契約に関するカスタマーサポート業務業務開始/7月1日(予定)規模・要員/7月1日時点:約60ブース/約60名(予定)、2015年度中に約100ブース規模に、2017年度までに約200ブース規模に拡張する予定所在地/熊本県熊本市中央区花畑町12-28アペックスビル
2015年01月08日九州のほぼ中央部に位置し、雄大なカルデラを持つ阿蘇山のある熊本県。「火の国」とも呼ばれる一方で国の名水百選に全国最多の8カ所が選出されるなど、「水の国」としての一面があることはご存じだろうか。山に、街中に、庭園に、静かに砂を舞い上がらせながら水がこんこんと湧き出る水源地がある。今回は熊本県お墨付きの水源を紹介していこう。○1、水前寺成趣園肥後細川藩の当主3代が約80年をかけて造営した回遊式の庭園。東海道五十三次を模しており、「富士」や阿蘇の伏流が湧き出る「琵琶湖」が作られている。園内に鎮座する「出水(いずみ)神社」境内には「長寿の水」と呼ばれる神水がある(硬水)。美しい日本庭園と湧水の池を眺めながらのんびり散策したい場所。所在地は熊本市内。○2、江津湖(えづこ)江津湖は上江津湖と下江津湖からなる、日量40万トンの水が湧き出る熊本市最大の湧水地(熊本市内74万人で1日の上水量は22万トン)。水前寺成趣園の湧水も流れ込んでおり、住宅の隣接する市街地でありながら豊富に水が湧き出る湧水郡は、熊本の水の豊かさを象徴するような「水に恵まれた景観」を堪能できる。出水地区から上江津湖にかけて散策すると、道の両側を浅い川が流れ、芭蕉が生い茂る小道がある。さらに、水面下に水草が青々と揺れる川、真ん中に象の滑り台が置かれた遊泳可能なため池などがあり、「この場所で育っていたら朝から晩まで水で遊んでいたに違いない」と、思わず近隣住民がうらやましくなってしまうくらい水の豊かな癒やしスポットだ。水温は1年を通して約18.5度で、カワセミやクロサギなどの鳥が飛来し、場所によってはホタルも見られるという。○3、白川水源熊本市内を流れる一級河川「白川」の最上流部で、熊本市内の人々の生活を支える総水源。毎分60トン湧き出る水は湧水地からすぐに幅5mほどの川となり、膝までつかるかと思われる水量で木々の間を流れていく。水源には「白川吉見神社」があり、川の上にかけられた橋を渡って境内に入る。神社の赤と砂を巻き上げる青みがかった湧水、水面下に揺れる藻の緑のコントラストが美しい場所。水温は約14度で、手首まで水につけるとほんの少しの時間でしっかり涼を感じれる。水を直接飲むことができるが、手や柄杓をつけるのをためらってしまうほどの澄んだ水に親しめる。所在地は阿蘇郡南阿蘇村。○4、池上水源日本名水100選に選ばれた水源地。九重山を源として毎分30トンの水が湧き出る、「大野川」の源流の一つ。白川水源よりも標高が高い山間に位置しており、訪れた当日は平日の雨あがりで観光客も他にいなかったため、ひっそりとした静謐な空気が漂っていた。高い木々に囲まれた水源地は湖面に写る緑と水面下の緑が鮮やかで、湧水から発生した泡が湖面でポコポコとはじける。水源奥の地蔵が置かれた深みでは、緑とも青ともなんとも言えない水色を眺めることができる。所在地は阿蘇郡産山村。○熊本市内74万人の上水道は全て地下水、浄水施設無し! 熊本の水保全への取り組み熊本は自然の恵みを守るため、県をあげて水を保全する活動を行っている。特に熊本市の活動は盛んで、2013年に国連の"Water for Life"(命の水)最優秀賞を受賞した。また、市内74万人の上水道をすべて地下水でまかなっており、市内には「上水用の浄化施設」がない。そんな「人と水」を象徴するものがある。番外編1、健軍水源地熊本市全体の約4分の1にあたる約6万トンを供給している水源地。5号井に代表される「自噴式」の井戸など、地下水を水道水として供給する仕組みを見学できる。番外編2、白川中流域ざる田田に水を張ると、土に水がしみこみ、水道水の源である地下水になる。16世紀に肥後藩主加藤清正によって開墾された白川中流域は阿蘇山の火山性堆積物の影響で平均的な水田の5倍~10倍の高い浸透能力を持ち、「ザル田」と呼ばれている。近年の作付面積減少や地下水量の減少の対策として、水田にしない田や転作地に水をはり水循環を守る地下水かん養事業がなされている。水を使用している企業から出資を募り、熊本市と共同で湛水(たんすい)している農家に対して助成金を払っているため、地域一体となった水を保全する「仕組み」として機能しているという。訪問した時期はすでに作付けがはじまる時期だったため見学できたのは協力農家の田一枚だったが、農作物を育てていない水田は空を映す大きな鏡のようだった。番外編3、水道熊本市内の上水は全て地下水のため、いわば「蛇口をひねればミネラルウォーター」状態。県職員の話では、ミネラルが豊富なため髪や肌もつるつるになるとか。
2014年11月28日熊本県で愛されている「高専ダゴ」という食べ物を御存じだろうか?不思議な名前のこのメニュー、なんと巨大お好み焼きのことだという。一体なぜこんな名前で呼ばれるようになったのだろうか?○学生への愛ゆえに次第に巨大化「高専ダゴ」を食べることができるのは、熊本県荒尾市にある「新みつや荒尾本店」。お好み焼きと焼きそばの専門店だ。創業は昭和38年(1963)。有明高等専門学校のすぐそばに店を構えたことから、学生向けの食堂として営業をスタートしたという。しかし、その後しばらくして学校内に食堂が新設されたため、差別化を図ろうとアイデアを練った結果、お好み焼き屋としてやっていくことに。かくして営業を続けるうち、「有明高専の学生さんたちに、おなか一杯お好み焼きを食べてほしい」との想いが芽生え、その想いが膨らむと同時にお好み焼きも巨大化していったのだ。○シェアOK、おひとりさまでも持ち帰りOKこうして誕生した巨大お好み焼きは、ハートフルなエピソードにちなんで、「高専ダゴ」と名付けられたという。しかし、「高専」は分かったが、「ダゴ」ってなんなのだろう?「熊本地方には、小麦粉で作った平たい団子を野菜たっぷりの汁に投入していただく"ダゴ汁"という食べ物があるんです。うちのお好み焼きは小麦粉の配合が関西風に比べて多いので、そこからきているのかもしれません」。そう教えてくれたのは、「新みつや」を営む北原さんご夫妻だ。「小麦粉の割合が多いこともあって胃にドカッとたまるので、夕飯としてがっつり食べていかれる方も多いですね。職場のみなさんで来店してコミュニケーションを深めているシーンもよく拝見しますし、カップルやお子さま連れのご家族も多くいらっしゃいますよ」。ちなみに、料理はシェアしてもOKなので、みんなでワイワイと切り分ける光景がよく見られるのだとか。「おひとりでいらっしゃる場合など、食べきれなかったら持ち帰っていただいて結構ですよ。お包みも無料で承っています」ととっても親切。○地元の食材に先代直伝のソースまた、食べてくれる人の健康を想い、原材料にもとことんこだわっている。「地元の仕入れ業者さまに直接お会いしてお話をうかがって、安心できる材料のみを選んでいます」とのこと。例えば、小麦粉は地元・熊本のものを使い、卵は荒尾市の床山養鶏場のものと決めている。「後継者の息子さんが毎日持ってきてくださるんですよ」とのアットホームなお話に、なんだか心があたたかくなる。「青ノリは地元の有明ノリ漁師さんの自家製で、魚粉は川村商店さんの自家製です。キャベツは大牟田市の渡辺青果さんで、玉ねぎは地元の八百屋さん、お米は地元荒尾市のブランド米"もりのくまさん"を使用しています」と教えてくれる様子から、生産者に対する厚い敬意までひしひしと伝わってくれる。最後に、「秘伝のソースは、20種類の調味料を半日炊き込む、先代直伝のものをずっと使っています」と教えてくれたが、話を聞いているうち、継承しているのはソースの味だけではないと確信。「新みつや」が先代から確かに引き継いでいるもの、それはお客さんに食事を楽しんでほしいという想いだ。訪れる人みんなの笑顔に会いたくて、次第にボリューミーになってしまった愛すべきこのお好み焼き、この地を訪れたらぜひとも口にしてみてほしい。※記事中の情報・価格は2014年5月取材時のもの
2014年06月03日(画像はプレスリリースより)太平燕、知っていますか?熊本県のご当地グルメ「太平燕(たいぴーえん)」を知っていますか?この不思議な名前の食べ物は、去年ブームになった白湯スープに春雨を入れ、白菜・海老・イカ・タケノコ・キクラゲなどの五目炒めと揚げ卵を載せた麺料理です。熊本のご当地グルメ×ゆるキャラ低カロリーな春雨を使い、野菜がたっぷり取れ、コクのあるスープで満足感が高いとしてヘルシー志向の女性に人気のグルメです。そんな太平燕とくまモンがコラボした「スープはるさめくまモンの太平燕だモン!」がエースコックから発売します。エースコック「スープはるさめくまモンの太平燕だモン!」は、鶏と豚のエキスをたっぷりと使った白湯スープに熊本産の椎茸を使うなど具材にもこだわった商品です。ヘルシーでボリュームたっぷりな太平燕とキュートなくまモンがインパクトあり!のパッケージは会社や学校でのランチに最適。ランチタイムの注目の的間違いなしです。【参考リンク】▼エースコック株式会社 プレスリリース(PDF)▼エースコック株式会社
2014年03月13日東京都目黒区下目黒の目黒雅叙園で、九州全県から時代雛が集まる「百段雛まつり~九州ひな紀行~」が開催される。開催日は2014年1月24日~3月3日、10時~18時(最終入館17時30分)。入場料は1,500円(前売券1,200円、学生800円、小学生以下無料)。○松平定信の娘、蓁(しん)姫の古今雛も展示同イベントは、日本各地の時代雛が目黒の地に集結する企画で今回で5回目。文化財「百段階段」を舞台に、九州全県(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)に息づく雛文化が一堂に会する。展示される雛人形は、九州の諸大名・天皇家ゆかりの名品をはじめ、庶民に愛された信仰雛など、約1,000点におよぶ。平戸藩主松浦家に嫁いだ、松平定信の娘、蓁(しん)姫の古今雛や、熊本八代城主・松井家ゆかりの雛と雛道具、明治天皇の后(のちの昭憲皇太后)ゆかりの檜扇(ひおうぎ)や、孝明天皇から下賜された十二支の御所人形など、天皇家ゆかりの品々も登場。さらに、庶民が育んだ郷土玩具のお雛さまや、伝統工芸品の博多人形、有田焼で作られたお雛さまなど、九州の歴史・文化の厚みを物語る貴重な品々も展示される。
2013年11月25日「むし湯」というお風呂をご存知だろうか? 「サウナではないの?」と疑問に思われた方、それが違うのだ。そして、その外見はちょっと面白いよう。早速、熊本県と大分県の県境近くにある「杖立温泉」に行ってみた!○天然の湯気が肌に温泉成分を与える熊本の杖立温泉は「九州の奥座敷」と呼ばれる。バブル期までは歓楽街として栄えていたそうだ。今は昭和の面影を色濃く残したレトロな温泉街として、コアな温泉ファンに愛されている場所である。ここで昔から愛されてきた入浴法が、「むし湯(蒸し湯)」なのだ。むし湯とは、ひらたく言えば天然温泉を利用したスチームサウナのようなもの。杖立温泉の源泉は98~100度であり、この高温の湯けむりをそのまま利用している。天然の湯気のため普通のサウナより温度はマイルド。一般的な乾式サウナより、身体にも優しいという。肌から直接温泉成分を吸収できるので、昔から地元の人は「風邪をひいたらまずむし湯」と利用しているらしい。しかし、他の温泉でも高温な湯ならいくらでもあるはず。同じ熊本県でも他の温泉街ではほとんど聞かないが、杖立温泉には大小20ほどの温泉旅館があり、そのほとんどにむし湯があるという。一体なぜ杖立温泉でだけ、むし湯がここまで拡散してきたのだろう?「答えは簡単。ここのはガスが出ないからです」。そう教えてくれたのは、杖立温泉旅館協同組合の宮崎仁さん。「温泉は湯が噴出する時に一緒にガスなどが出てしまうことが多い。しかし、ここの源泉はガスが出ないんです。だから自噴する蒸気をそのままに使えるんです」とのこと。○首だけ出して身体を蒸すタイプも!むし湯は内湯に併設されている。まずは身体を洗うのが温泉でのエチケット。むし湯に入る前に、内湯で身体を慣れさせるのもいいだろう。むし湯には、サウナのように個室になっているものがあるが、是非体験していただきたいのが箱形のタイプ。これは「箱むし湯」と呼ばれるもので、木箱の中に腰かけ、首から上だけ外に出して身体を蒸すというもの。すぐにのぼせる心配もなく、快適かつ効率的に蒸すことができる。ただ、みんながみんなそろって首だけ出してじっと蒸されている姿というのは、ちょっと面白くもある。個室のむし湯の方も、少しサウナとかってが違う。中に入ると、想像以上に天井が低いのだ。高さは1メートル半あるかないかくらい。このムシムシ空間に寝そべったり、腰掛けたりして湯けむりの中でくつろぐ。大体5分から10分程度が適性時間だという。注意すべきは脱水症状。入浴前の水分補給はお忘れなく。宮崎さんは「水をひとおけ持ち込んで、ぬれタオルを口に当てればラクに入浴できますよ」とアドバイスしてくれた。○新陳代謝を促進し、髪もツヤツヤにむし湯の効果は、温泉とサウナのいいとこどり。熱による発汗や血液循環の改善は身体の新陳代謝を促してくれる。また、スチームが肌や気道に作用して、美肌効果や鼻づまり改善も期待できる。もちろんリラックス効果も期待大だ。更に女性にとってうれしいしいことに、髪へのトリートメント効果も期待できるという。シャンプー後にむし湯に入ればスチームが天然トリートメント作用で髪を保湿し、ツヤッツヤにしてくれるのだとか。ちなみに、「蒸気の量や熱さは日によって少し違います」と宮崎さん。それも天然温泉ならではの醍醐味だと受け取ろう。「米屋」「泉屋」などの旅館では、日帰り入浴も楽しめるというから、近くに足を伸ばした際、是非体験していただきたい。入湯500円とお値段もリーズナブルだ。※写真はイメージ写真。現地には様々なむし湯があり、外観の多彩さは施設によっても異なる●Information杖立温泉旅館協同組合熊本県阿蘇郡小国町下城
2013年07月09日野生のイルカの群れを見ることができる海が、九州は熊本の天草にあると筆者が聞いたのは半年ほど前のこと。それもイルカの王様といってもいいミナミハンドウイルカが、観光船のすぐ近くまで寄ってくるのだという。真意のほどを確かめるべく、ライターの清田進が天草市五和(いつわ)地区の二江(ふたえ)を訪ねた。「天草イルカマリンワールド」の船は、朝10時に二江港を出港する。これがイルカウォッチングの船旅のはじまりだ。乗船客を見渡すと、家族連れ、夫婦、カップルなど様々だが、中年のオッサン1人というのは筆者くらいのものだ。乗船時間は1時間。このわずかな所要時間の間に、野生イルカの群れになどお目にかかれるのか?そう、すこーしナナメから海面を眺めて進むこと、約10分がたったころか。船首右手に明らかに人間以外の「何か」がいるのだ。われわれがハッと息をのむやいなや、強烈な水しぶきが上がり、その何かが太陽を映す海面に高々と飛び跳ねた。まさしく、ミナミハンドウイルカである。それも3頭!乗客たちは一斉に歓声を上げるが、このイルカたちはなれたもの、悠々とマイペースに高飛びを繰り返している。見れば、高飛びを見せたイルカが行く先にも、20~30頭のイルカの群れが泳いでいる。圧巻である。その昔放映されていたテレビ番組「野生の王国」を思い出させるド迫力。「オオオオル、おるぞ、イルカだアッ」思わず博多弁で叫んだ筆者は、その声で周りの家族連れを驚かせた。それからというもの、船の中は感激の祝祭とでもいう熱狂的な状況に陥った。イルカに向かって必死に手を振り回している老人もいる。面白いのはイルカたちの人間に対する反応だ。ぐんぐん船が寄っていくと、イルカたちは逃げるどころか船に伴走をはじめるもの、中には船に頭を向けて笑っている(ように見える)ものまでいる。思わず船舷(せんげん)から身体を乗り出すと、手が届きそうな至近距離までヤツらは寄ってきては、またすすーっと離れていくのだ。この野生のイルカたち、一体どこに住んでいるのかとガイド氏に問うと、どうやらここ五和地区の二江の先に浮かぶ通詞島(つうじしま)沖らしい。その数、総勢200頭ほど。数グループを作り、通詞島の亀子灯台の近くに住みついているという。沖1kmほどの海面を潮が満ちると東側の鬼池沖まで移動し、引き潮になると再び戻りながら、餌を追ったり、遊んだりして過ごすのだという。そう。「ミナミバンドウイルカ遭遇率100%」のキャッチコピーは事実だったのである。しかも「遭遇」だけではないところがポイントだ。遠くから双眼鏡で野生の群れを眺めるのではなく、ここ天草では、至近距離までイルカが寄ってくるのである!天草の島々と雲仙を遠く望む島原半島をつなぎ有明海へと入っていく、この水道にイルカたちが長いこと住みついているワケは、実のところ謎らしい。しかし、理由はどうであれ、人間の生きる場所のすぐ近くに野生のイルカたちがこんなにも自由に美しく生きているというのはうれしいものだ。船を下りた後も、不思議とあたたかいものが心に残る、そんな天草のイルカウォッチング体験であった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月23日熊本県にある熊本市動植物園(熊本県熊本市東区健軍5-14-2)は、12月21日に二十四節気のひとつ「冬至」にちなんだイベントを行う。イベントは10時30分からカバ舎プール、11時30分からゾウ舎運動場で行われる。同イベントは、季節の風物詩として毎年恒例で行われているもの。「冬至」の日にユズ湯に入り、カボチャを食すと風邪をひかないといわれることから、アフリカの動物たちも元気に寒い冬を越せるようにと、カバにはユズ、ゾウにはカボチャがプレゼントされる。詳細は、同社公式ホームページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日エースコックは2013年1月7日、熊本県名物「太平燕」に熊本県の人気キャラクター「くまモン」をデザインしたカップスープ、「くまモンの太平燕だモン!」を発売する。はるさめスープの「太平燕」は、熊本県で様々な味にアレンジされているが、本商品はちゃんぽん味がベースになっている。ポークとチキンエキスをたっぷり使い、魚介の旨味が凝縮された白湯スープがはるさめにしっかり絡む。シャキシャキ食感のキャベツや風味のいいエビ、卵、ねぎ、シイタケなどが、かやくとして添えられている。「思わず買ってしまう」を目指し、「くまモン」を前面に押し出したインパクト満点のデザインになっている。希望小売価格は150円(税抜き)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日熊本県熊本市で第2回目となる「熊本ファッションストーリーWASSAMODA2012」が開催される。開催日時は12月1日(土)14:00~16:30。会場は中心商店街アーケード内のびぷれす広場。イベントは前回の「まち」と「ひと」をつなぐ目的をさらにブラッシュアップさせ、今回はつながりを広げるという意味で、イベントテーマを「CONNECT~時代(とき)・ひと・まち・文化をつなぐ~」として開催される。イベントに先立ち機運を高めるために、8月~11月にかけて定期的におしゃれな人たちを撮影した画像を公式サイトに随時アップロードする「フォトキャッチ」を実施した。イベントの内容は、オープニングの「キッズダンスパフォーマンス」で幕を開け、「コレクション・パレード」、びぷれす広場特設ステージでの「コレクション・ショー」と続き、「全コレクション紹介」にてフィナーレとなる。参加するモデルは一般市民からの応募。フィッティング、ヘアメイク調整、モデルウォーキングの練習など、数カ月かけて準備しての登場となる。イベント詳細は熊本市ホームページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月30日九州には県ごとに数多くの焼酎の銘柄が存在します。中でも大分、熊本、宮崎、鹿児島の焼酎は全国的に有名ですよね。今回は、その中から熊本と宮崎の焼酎について、地元の酒好きに聞いた、オススメの焼酎を紹介します。●六調子(熊本県/六調子酒造)熊本の人吉で作られる米焼酎は「球磨焼酎」と呼ばれますが、これぞまさに球磨焼酎の代名詞とも言える銘柄です。「ろくちょうし」ではなく「りくちょうし」と読むので要注意。蒸したお米の風味と芳醇な香りが味わえ、どんな料理にも合います。●古代一壷(熊本県/六調子酒造)貯蔵熟成させた米焼酎。古酒ならではの深い味わいと香りを堪能することができます。個人的にはそのまま飲むよりもお酒の半分くらいの水で割って飲むのが好みです。同じ熟成焼酎である宮崎の『百年の孤独』を意識して作られたそうです。●瑠璃の香(熊本県/天草酒造)100年以上の歴史を持つ天草酒造の米焼酎。長期熟成させた古酒と新酒を混ぜることで上品な香りと甘みのある味を作り出しています。ロックで飲むのがお薦めです。コバルトブルーの瓶も美しく、飲みきった後もついとっておきたくなる逸品です。●待宵(熊本県/高橋酒造)「全麹仕込み」という新しい製法で作られた米焼酎です。上品な香りとコクのあるまろやかな味が特徴で、魚でも肉でもよく合います。以前は熊本県だけで販売されていた超プレミアム焼酎でしたが、ついに全国区で売られるようになりました。●万次郎(熊本県/大石酒造場)熊本の『万次郎』というカボチャを使った焼酎です。万次郎は糖度が非常に高く、焼酎も甘みの強い性格に仕上がっています。一見、変りダネ焼酎に見えますが、案外ハマってしまう一本です。●牧場の夢(熊本県/大和一酒造)お米と牛乳、そして温泉水を同時に発酵させて作った牛乳焼酎です。フルーティな味と牛乳の風味を味わうことができます。飲み口が非常に柔らかいので、女性でも飲みやすいでしょう。冷凍庫で冷やして飲むのがオススメです。●尾鈴山 山ねこ(宮崎県/尾鈴山蒸留所)ジョイホワイトという芋焼酎用に改良された芋を使った芋焼酎です。芋焼酎とは思えないほど上品な香りと、キレのある飲み味が特徴で、飲み込むと口の中にほんのりと甘い風味が残ります。ロックで飲むのがお薦めです。●百年の孤独(宮崎県/黒木本店)テレビで皇太子さまが愛飲していると紹介され、一躍有名になった麦焼酎。「中々」という麦焼酎の原酒を長期熟成させ作られています。ウイスキーのような琥珀色をしており、芳醇(ほうじゅん)な香りと深いコクを楽しむことができる逸品。なかなか手に入りませんが、宮崎の代表的な焼酎のひとつでしょう。●ひとり歩き(宮崎県/古澤醸造)まだまだ無名だったジョイホワイトを一躍有名にした芋焼酎。優しい香りとコクのある味、さらりとした飲み口で、すいすい飲んでしまいます。この『ひとり歩き』の原酒を3年間熟成させた『羅針盤』という焼酎もおすすめです。●杜氏潤平(宮崎県/小玉醸造)日南市飫肥にある小玉醸造さんの芋焼酎です。焼酎好きなら絶対に聞いたこと、そして飲んだことのある銘柄ではないでしょうか?上品な香りと、キレのある飲み口、そしてまろやかな味わい、非の打ち所のない焼酎です。以上、地元の酒好きに聞いた熊本、宮崎のおすすめ焼酎たちでした。これ以外にもまだまだ数え切れないほどたくさんの焼酎があるそうで、挙げたらキリがないとのこと。中には現地に行かないと飲めない物もあるそうですので、行く機会があれば飲み歩いてみるのもいいかもしれませんね!(高橋モータース@dcp)
2012年11月28日日本三大名城に数えられる熊本城。名将加藤清正(きよまさ)が築城し、細川家代々の藩主が当地したこの城内で、江戸時代の武家のごちそうが食べられる。それって、どんな味なのだろう?試食に出掛けてみた。城造りの名人・加藤清正が慶長6年(1601)から7年もの歳月をかけて築いた熊本城。広大な城郭の中に黒壁も雄々しい天守閣と小天守閣がそびえ、櫓(やぐら)や櫓門、城門などの遺構が残る。城内を歩けば見事な曲線を描く「武者返し」と呼ばれる石垣も築かれ、今にもその影から武士が飛び出して来そうな雰囲気だ。そんな堅牢(けんろう)強固な城の中で、当時の殿様・細川氏が武士たちに供した酒宴の料理が楽しめるという。しかも、料理が供される場所は5年の歳月をかけて再現された藩主の居間であり、接客の場でもあった「本丸御殿」の大御(おおみ)台所。一体どんな料理なのか興味はますます募る。料理の名は「本丸御膳」。メニューは江戸時代に書かれた貴重な料理秘伝書「料理方秘」や、近世熊本の食品・料理集「歳時記」を参考に考案。往時の献立を再現した「熊本藩士のレシピ帖」などの文献に基づいている。そして、熊本市内の郷土料理店「青柳」の料理長、松村健司さんが文献に書かれている意味や調理法を研究。専門家に相談しながら、現代人の嗜好(しこう)に合わせてアレンジしたという。さてさて、運ばれてきたのは細川の九曜紋が描かれた漆塗りの立派な御膳。なんともゴージャスで、味への期待は膨らむ一方だ。料理は全8品。係の人が、まずは四角い足付きの器「三方」に盛られた「御肴」から丁寧に説明してくれる。これは前菜のようなもので、中央手前にあるのはアワビとタイで作ったアワビかまぼこ。当時の最高級料理だそうだ。左側の串に刺さったものは魚とエビ、そしてクワイを混ぜてふっくらさせた「たまごかすてら焼き」という卵焼き。ワケギをぐるぐる巻きにして酢みそで食べる「一文字ぐるぐる」や、「からしれんこん」など今に伝わる郷土料理もある。からしれんこんは細川家初代藩主の忠利の滋養のために作られた料理。断面が細川藩の九曜紋(くようもん)に見えることから、明治維新まで門外不出だったという。からしれんこんの右下にある小さな皿は豆腐みそ漬けで、濃厚なクリームチーズのような食感だった。その右側は膾(なます)。現代の刺し身に当たるが、つけるのはしょうゆではない。酒をかつお節や梅干しと煮詰めた「煎酒(いりざけ)」や、裏ごしした梅肉に砂糖を混ぜた「梅醤(うめびしお)」をつけて食べるのだ。江戸時代初期、しょうゆはまだ一般に普及してなかったのだ。しょうゆより先に砂糖があったのは意外だが、オランダと交易が盛んだった長崎から砂糖が熊本まで流通していたようだ。左下のわんものは「タイのくずたたき」と「青まめとうふ」。「タイのくずたたき」はタイの白身をくず粉で固めたもので、しっとりした味わい。「青まめとうふ」は江戸時代の料理書「豆腐百珍」に掲載されていた料理である。そして、黒っぽいわかめのように見えるのは熊本市の伝統野菜「水前寺菜」。その右斜め下の茶わん蒸しのようなおわんは「卵ふわふわ」。溶き卵にダシを加えたもので、ふんわりした食感。江戸時代の料理書にはよく出てきた料理らしい。右下の汁物は「くしいと そそろ麩」。「くしいと」とは、ポルトガルから伝来した「コジイド(ゆでた肉)」に由来するやわらかい鶏肉が入った汁もの。江戸時代、肉は御法度と思っていたが、特別なごちそうの時は鶏を食べていたらしい。ところでこの時代には、すでにデザートもあった。膳の左上のわんに入ったものがそれ。熊本に今も伝わる「朝鮮飴」だ。当時としてはぜいたくな白砂糖と上白もち米を使い、あめというよりやわらかな餅菓子といった感じで、とてもおいしい。そして、わんの右下の小さな甘納豆のようなものは、細川家の菩提(ぼだい)寺に伝わる塩辛納豆「妙解寺納豆(みょうかいじなっとう)」と、熊本伝統の納豆の塩漬けを干したもの「干こる豆」。スイーツではないが、当時の日常食が垣間見える思いがした。以上が本丸御膳の数々。当時はぜいたく品であった肉や魚、卵がふんだんに使われ、栄養豊富なメニューになっていることが印象的だった。殿様を前にこのような料理を振る舞われた武士たちは、細川家の威光を感じたに違いない。現代のわれわれもなんだか背筋がシャンと伸び、改まる気がした。● Information 本丸御膳 提供場所:熊本城本丸御殿大御台所 熊本市中央区本丸1-1 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日熊本県は、昨年の「ゆるキャラRグランプリ2011」で優勝した熊本県のPRキャラクター”くまモン”が、熊本県蒲島郁夫知事から指令書の交付を受け、「くまもとから元気をプロジェクト」を始動すると発表した。きっかけとなったのは、くまモンが今年7月の九州北部豪雨で被害を受けた福岡県柳川市を訪問したこと。くまモンがもう一度「被災地(柳川市)に元気を届けたいモン」と知事に直訴したところ、知事から「柳川市だけでなく、全国を元気にしてほしい」との話があり、10月16日に指令書が交付されたという。同プロジェクトでは、くまモンがこれまで行ったことがない地域などを訪問し、観光体験や伝統芸能への挑戦などを行う。各地に元気を届け、地域間の交流を図るだけでなく、くまモンを通じて熊本に親しみをもってもらうことがねらいだという。今後の訪問予定は、10月23日から10月24日が福岡県柳川市と大分県日田市、11月17日から11月21日が沖縄県、12月上旬が福井県、12月中旬が宮城県と福島県、来年1月が北海道などとなっている。なお、訪問先では動画を撮影し、YouTubeで発信していくとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日熊本市動植物園(熊本県熊本市東区健軍5-14-2)は14日、9月20日に生まれたライオンの赤ちゃんの一般公開スケジュールを発表した。9月20日に誕生した3頭の赤ちゃんは、すでに6日に一般公開を行い、その愛らしい姿を観覧者に披露しているが、次回の公開日は20日の11時30分~11時45分に決定。場所は動物ゾーン入り口エントランス付近を予定している。誕生時、それぞれ850g、950g、1,000gだった体重は、10月13日には1650g、1650g、1750gへと増加し、順調に育っているという。今後は、毎週土曜日に公開していく。なお健康管理上、ライオンの体調次第で延期になることもあるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月17日熊本市動植物園(熊本県熊本市東区健軍5-14-2)では、6日11時30分より、ライオンの赤ちゃん3頭の一般公開を行う。3頭の赤ちゃんは9月20日8時40分、飼育担当者が誕生を確認した。性別は今のところ不明。生まれた時の体重は、それぞれ850g、950g、1,000gで、9月26日には1,080g、1,090g、1,130gへと増加している。母親はリボイ、父親はセボシ。出産当日は、母子のみ寝室で安静にし、様子を観察していたが、赤ちゃんのうち1頭が母乳が十分に飲めていない状態だったため、大事をとって、夕方から3頭とも人工哺育に切り替えた。現在、飼育スタッフが飼育管理センターの保育室で毎日懸命に世話をし、順調に育っているという。一般公開は、6日11時30分より15分程度を予定。その後の公開は、赤ちゃんの状態を見ながら適宜告知していくとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日「熊本県」は10月1日から2013年3月31日まで、熊本観光キャンペーン「期待を超えるぞ! くまもっと県。」を開催する。このキャンペーンは、熊本県と社団法人熊本県観光連盟、西日本旅客鉄道が共同で行う観光キャンペーン。キャンペーン期間中に対象となる旅行商品を成約した人の中から、抽選で15組(15名)に体高3.5cmの「純金くまモン」がプレゼントされる。キャンペーン対象となるのは、京阪神エリア出発のJR利用熊本県宿泊個人型商品のうち、JTB・日本旅行・近畿日本ツーリストが扱う指定商品。また「世界70億人で争奪!オリジナルくまモングッズプレゼントキャンペーン」と題し、設定期間内に旅行会社の店舗を訪れるだけで、4万2,000名に「くまモンオリジナルグッズ」をプレゼントする。キャンペーン対象店舗などの詳細は「社団法人熊本県観光連盟公式ページ掲載のプレスリリース」で確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月28日熊本城を会場に、10月5日(金)~10月14日(日)までの10日間「秋のくまもとお城まつり」が開催される。熊本城は、日本三名城に数えられ、名将加藤清正が幾多の実戦の経験を生かし、1601年(慶長6年)から7年の歳月と、心血を注いで築城したもの。大小天守閣をはじめ、櫓(やぐら)49、櫓門18、城門29を数える。城郭の広さは約98ヘクタール(東京ドーム21個分)、周囲約5.3キロメートルにも及ぶ豪壮雄大な構えで、美しい曲線で築かれた石垣と、自然の地形を巧みに利用した高度な技術で知られている。この城は以後、加藤家2代(44年)、細川家11代(239年)の居城となり、西南戦争では、薩軍の大軍を相手に50余日も籠城(ろうじょう)に耐え、不落の城として真価を発揮したが、薩軍総攻撃の3日前、原因不明の出火により天守閣など主要な建物を焼失。消失を免れた宇土櫓など13棟の建造物が国の重要文化財に指定されている。現在の天守閣は1960年(昭和35年)、熊本市によって再建されたもの。この熊本城の奉行丸をメイン会場として10日間にわたり開催されるのが「秋のくまもとお城まつり」だ。「熊本城薪能」(喜多流)などの伝統行事をはじめ、コンサートや食のイベントなどが企画されている。10月6日(土)は武田流騎射流鏑馬(やぶさめ)保存会による「流鏑馬」が開催される。熊本城大小天守閣、宇土櫓を背景に、見事な流鏑馬を見ることができる。さらに、肥後の国を盛り上げるために現世によみがえった加藤清正公をはじめとする「熊本城おもてなし武将隊」の面々も来場者を歓迎する。秋のくまもとお城まつり期間中は、熊本城の夜間開園を行っており、21時00分(入園は、20時30分まで)まで開園。料金も、夜間開園時の17時以降は、高校生以上500円が200円、小中学生200円が100円となっている。関連催事としては、熊本城周辺では、10月6日(土)、7日(日)に、「第9回城下町大にぎわい市」、「第9回熊本暮らし人祭りみずあかり」を開催。「みずあかり」は、故郷・熊本の魅力を発見し、”ここに暮らす喜びやせつなさまでも共感できる市民と地域でありたい”というコンセプトのもとに、5万4千ほどのろうそくの灯かりで秋の夜を幻想的に彩るイベントだ。10月13日(土)には、上通・下通・サンロード各アーケード周辺で、ジャズ・クラシック・フラメンコなど多彩なパフォーマーが集結する「STREETART-PLEXEXTRAVAGANZA2012」を開催。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日人気ゆるキャラ「くまモン」がいるカウンターで熊本の酒を堪能できる、その名も「くまBAR」。熊本のあらゆる地酒がそろい、地酒に詳しいスタッフが熊本の深き酒の世界へといざなってくれるという。魅惑のバーの扉を開いてみた。九州のほぼ真ん中に位置する熊本県は、熊本城や阿蘇など見どころ満載の観光地としても有名。そこへ近年加わった県の顔といえば、全国ゆるキャラグランプリで堂々1位に輝いたくまモンだ。そのくまモンがひそかに通っているバーがあるという。その名は「くまBAR」。店のコンセプトは「熊本の酒文化発信処」とあり、熊本に限定したお酒を提供する他、お酒にまつわる歴史や文化にも触れることができるそうだ。店内は黒を基調とした大人なデザイン。さりげなく熊本県の工芸品が飾ってあり、いかにも文化を発信している感じだ。ところで、肝心のくまモンは……。おっ、いた、いた!カウンターに鎮座していた。でも、意外と大きいな。店長の黒木涼太さんに、お店の特長などについて伺った。「くまバーには球磨焼酎全28蔵元の焼酎の他、日本酒やワイン、リキュールなど約90種類、また、それを使用したカクテルも飲めます。もちろん全て熊本県産酒です。ビールも阿蘇にあるサントリー熊本工場から出荷されたものです」。へぇ、球磨焼酎は有名だけど、ビールやワインも作られていたんですね。「実は、熊本県はおいしい水で知られるところ。阿蘇の湧き水をはじめ、天然の地下水が豊富です。水は酒造りに最も重要ですから、水がいいということは素晴らしい酒ができるということです。また、寒暖の差が激しく、日本酒や焼酎の原料となる米のできもいい。日本酒、焼酎、ワイン、ビールなど、こんなに様々な種類のお酒が作られている県はそう多くないはずですよ」。なるほど。そんなに恵まれた環境にある熊本のお酒、ますます飲みたくなりました。おすすめは何でしょうか?「初めて熊本のお酒を試されるなら、焼酎または日本酒の3種飲み比べ各500円。焼酎好きの方なら、球磨焼酎の古酒(20年~30年もの)飲み比べセット2,000円はいかがでしょう?オリジナルのビンテージ球磨焼酎(2001年製~)もありますよ。また、熊本ではお正月のおとそに用いられる『赤酒』を使用したカクテルや、しょうがとかんきつ類の『不知火柑』、それにサトウキビと球磨焼酎を使ってつくる『ジャーボンバー』というカクテルもおすすめです」。どれも飲んでみたいものばかり。迷ってしまいますね。「スタッフは利酒師や球磨焼酎案内人という資格を持っていますので、好みなどをお伝えいただければ、おすすめのお酒をご案内します。また、お酒の基本的な知識などもお話しできますし、各蔵元で直接研修を受けていますので蔵の特徴や蔵人の思いもお伝えできます。何でも気軽に質問してくださいね」。くまバーの、これが自慢!を教えてください。「熊本県全ての蔵元の酒を味わえるということに尽きます。また、フードメニューやソフトドリンクもほとんどが熊本産の食材を使って作っていますから、熊本の食文化をかいま見るという楽しみもあります。くまモンの巨大フィギュアも毎日カウンターに座っていますので、記念撮影をされる方が多いですよ」。最近は観光客の人気も高く、老若男女、幅広い世代が来店するというくまBAR。くまモン人気で話題なのかと思ったが、それだけにとどまらず蔵元のある町へ旅したくなる深い魅力のある店だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日