電通と電通テックは12月10日、先日発表したノンヒューマン・タレント開発事業の第1弾タレント「マツコロイド」の写真を公開した。「マツコロイド」は、エーラボおよびナチュラルエイトの協力のもと、大阪大学の石黒浩 教授が監修する形で開発された「等身大アンドロイドタレント」。マツコ・デラックス氏本人の忠実なアンドロイドを目指して、全身の型取りをしただけでなく、表情やしぐさ、癖なども研究しリアルさを追求した。今後「マツコロイド」は、アンドロイドタレントとしてデビューした後、番組出演だけでなく、イベントやCMでの出演など多方面での活動を精力的に行っていく予定だ。
2014年12月11日電通と電通テックは12月2日、デジタルテクノロジーを活用した新しいノンヒューマン・タレント開発事業「デジタレ」を始動させると発表した。同事業は、エンターテインメント業界において、映像や音楽などの分野でアーティストやタレントが自身をコンテンツと見なして活用している流れを受け、アンドロイドタレントのようなコンテンツ開発のニーズが今後高まっていくのではないかという発想のもと開始されたもの。第1弾としてはエーラボおよびナチュラルエイトの協力のもと、エーラボの技術顧問で、国際電気通信基礎技術研究所(ATR) 石黒浩特別研究所所長(客員) 兼 大阪大学特別教授の石黒浩氏が監修する形で、タレントのマツコ・デラックス氏をモデルにした等身大アンドロイドタレント「マツコロイド」が開発された。なお、「マツコロイド」は、マツコ・デラックス氏本人の忠実なアンドロイドを目指し、頭からつま先にいたる全身を型取りし、表情やしぐさ、癖なども研究することでリアルに本人を再現することを目指して作られており、アンドロイドタレントとしてデビューした後、番組出演のほか、イベントやCMでの出演など多方面での活動を精力的に行っていく予定としている。
2014年12月02日電通と電通テックは12月2日、デジタルテクノロジーを駆使したノンヒューマン・タレント開発事業「デジタレ」を始動すると発表した。電通は11月、社内に「電通ロボット推進センター」を立ち上げており、今回の「デジタレ」も、新たなコミュニケーション・コンテンツの開発に向けたプロジェクトの1つ。さまざまなテクノロジーを活用し、新たなタレントの開発を目指すという。同事業の第一弾として、同社は、エーラボとナチュラルエイトとの共同で「マツコロイド」を開発。その名の通り、タレントのマツコ・デラックスさんをモデルにした「等身大アンドロイドタレント」となる。「マツコロイド」は、アンドロイド研究の第一人者となる大阪大学の石黒浩教授の監修のもと開発された。マツコ・デラックスさん本人の忠実なアンドロイドの開発を目指し、頭からつま先にいたるまで全身の型取りを実施。表情やしぐさ、癖なども研究した上でリアルに再現したという。今回リリースする「マツコロイド」は、アンドロイドタレントとしてデビューした後、番組やイベント、CMなどの出演といった活動を行っていく予定だ。
2014年12月02日日本橋三越本店では、同店全フロアで京都の文化を感じことができる「Kyoto Week ―わたしの好きな京都―」を11月11日まで開催している。本館1階中央ホールでは、京都を5感で感じることができるイベントを実施、同店本館7階では京都のグルメや和雑貨などを販売する「京名物 洛趣展」(11月10日まで)も同時開催している。本館1階中央ホールでは、京都を感じることができる様々な体験イベントが開催される。1887年創業し、世界で唯一カラーコロタイプ印刷技術を持ち、美術界に貢献する「便利堂」からは、明治期の貴重な京都の情景を映した作品を展示し、京都の今と昔の写真を楽しむことができる。11月8・9日には職人によるカラーコロタイプ印刷の実演販売も行われる。「パシフィック ムーン レコード(Pacific Moon Records)」も同店と協力。和をモチーフとした瑞々しい音のクリエーションを表現する異色のレーベルで、会場では琴や尺八にギターという異色の編成で癒しを奏でる“遠TONE音”による生演奏(8日11時、14時から)、ピアノの音色で京都を表現する渡辺雅二の生演奏(9日11時、14時から)も披露され、京の雅が音で広がる。京都宮川町からは舞妓が来店し、雅な京都の芸事を披露するイベント(8日13時、15時半から、9日11時、15時から)や、舞妓さんおすすめの観光スポットも紹介される。会場にはJR東海「そうだ 京都、行こう。」のポスターアーカイブも並び、京都への旅情を誘う秋にこだわった美しいアートクリエーションをプレゼンテーション。京都への憧憬を誘っている。また、1645年の創業以来、宇治茶の新しい伝統を目指す「松北園」の期間限定カフェ(10時から18時半)も登場。抹茶・和菓子セット(800円)などのメニューの他、はじめての抹茶体験コーナー(500円/8・9日12時、15時から)も開催する。同店本館7階「はじまりのカフェ( Hajimarino cafe)」では、“京都を体験できる”ワークショップも開催する。「いづう」と「山本本家」による鯖寿司と日本酒の楽しみ方(2,000円/8日14時から、定員16名)、「鶴屋吉信」の親子で楽しむ和菓子教室(2,000円/9日14時から、定員16名)も行われる。今回の催事について、企画担当者の石黒浩也氏は、「現在、百貨店の物産展を取り巻く環境は年々変化している。かつて、物流や通信インフラが未熟であった頃は、百貨店の物産催事は“東京で味わえる地方文化”という位置づけであったが、現在は外的環境も大いに変化し、地方の美味しい産品や工芸品はネットやアンテナショップでも買うことができる。では、“百貨店に求められている物産展は何か”と問われた時の答えは、“地方の空気(世界観)を演出すること”“地方が生み出す価値観を文化的に発信していくこと”です。つまり、日本橋の三越だけにしかできない品ぞろえ、環境、サービスの価値を独自の切り口で提案していくことが重要ですね。今回の当店の催事は、五感に訴えかける要素がふんだんに盛り込まれている。“日本橋の京都”へ是非遊びに来てください」と語る。
2014年11月07日スマートフォンやタブレット端末で、社会人向けの大学講座を無料で受講できる大規模公開オンライン講座「gacco(ガッコ)」をご存知だろうか? NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが共同で提供するサービスで、豊富な講座、豪華な講師陣を用意するほか、修了時には「修了証」も提供される。本稿では、世界中に広がるMOOCプラットフォームの日本版である同サービスの内容を詳しく紹介していく。○山中教授のiPS細胞について講義が受講できる!?2014年の秋、複数の日本人研究者がノーベル賞を同時受賞するという喜ばしいニュースが列島を駆け巡った。2012年に京都大学の山中伸弥教授が「iPS細胞の開発」で"ノーベル生理学・医学賞"を受賞して以来の快挙である。ところで「ノーベル賞を受賞した研究」とは、一体どんな研究だったのだろうか? 興味を抱いた人も多いことだろう。今もし、山中伸弥教授がiPS細胞について講義してくれるとしたら? 学生時代、理科の成績があまり良くなかった筆者でさえ大いに好奇心をそそられる。実はオンライン講座gaccoでは、その山中教授が直々に監修した「よくわかる! iPS細胞」という講座が受講できるのだ。そもそもgaccoとは、どんなサービスなのだろうか?米国では、MOOC(Massive Open Online Coursesの略)と呼ばれる"ウェブ上で誰でも無料で参加可能な教育サービス"が人気を集めており、受講者数はすでに世界で1000万人を超えている。2013年からはスペイン・フランス・中国など各国版のMOOCプラットフォームが続々と立ち上がっている中、MOOCを日本にも普及・推進させるべく、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が設立された。NTTドコモ、NTTナレッジ・スクウェアが運営するgaccoは、そのJMOOC公認の教育サービスなのだ。gaccoでは本場米国のMOOCと同様に、オンライン講義を無料で提供し、修了者に対して修了証を発行する。ビジネス、化学、心理学、歴史、統計学、マンガ、服飾など、様々な分野の第一人者が講座を開講している。2014年12月には大阪大学の石黒浩教授による「人とロボットが共生する未来社会」が開講され、2015年1月には京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授の監修による「よくわかる! iPS細胞」が開講される予定だ。受講の流れは、以前マイナビニュースでも紹介している。○米国MOOCに日本の大学も積極参加!ここで米国におけるMOOCに日本の大学が参加している事例をいくつか紹介しておきたい。MOOCの流行が、より身近に感じられることだろう。まずは「(edX)エデックス」だ。こちらは、米ハーバード大学と同マサチューセッツ工科大学の出資により創立され、登録者数は200万人を超える。2013年5月には京都大学が日本の大学として初めて参加した。さらに、2014年2月には東京大学が配信協定を締結。東京大学は、近現代の日本に関する連携講座シリーズ「ビジュアライジング・ジャパン(Visualizing Japan)」を提供、2014年秋より順次提供を開始する予定だ。続いて「Coursera(コーセラ)」。同団体は、スタンフォード大学コンピュータサイエンス教授らによって創立され、登録者数は約270万人、200以上の講義が提供されている。2013年9月には、東京大学が日本で初めてMOOC配信の授業を導入。村山斉氏(カブリ数物連携宇宙研究機構 機構長・特任教授)による「ビッグバンからダークエネルギーまで(From the Big Bang to Dark Energy)」と藤原帰一氏(大学院法学政治学研究科 教授)による「戦争と平和の条件(Conditions of War and Peace)」の2講座を配信した。2014年度は、上記2講座に加えて経済学分野、情報学分野の新規2講座をコーセラで開講する予定としている。***学生時代は「良い成績を取らなくては」というプレッシャーから、勉強を苦痛に感じてしまう人も多い。しかし社会に出てから、趣味として勉強を始めると、これが非常に楽しいものなのだ。国内でも"生涯学習"の取り組みが盛んになってきている。これは「学習することの楽しさ」にあらためて気が付いた社会人が少なくないということの現れだろう。ここ最近のスマートフォン/ タブレット端末の進化、通信インフラの普及により、"オンライン学習"という選択肢が増えた。いつでも何処でも、気軽に勉強できる材料が整ったわけだ。gaccoの取り組みは、こうした時代の需要に呼応したものと言える。ウェブサイトに掲載されている、開講講座の一覧の中に興味の分野を見つけた方は、この機会に満足いくまで学んでみてはいかがだろうか。(執筆:大石はるか)
2014年10月30日NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが無料のオンライン講座「gacco(ガッコ)」というサービスを運営している。スマートフォンやタブレット端末で、社会人向けの大学講座が受講できるとあり、着実に利用者が増えてきているという同サービスだが、知らない読者も多いだろう。そこで本稿では、いったいどんな内容のサービスなのか詳しく解説していく。○gaccoってどんなサービス?米国では、2012年頃からMOOC(Massive Open Online Coursesの略)と呼ばれる"Web上で誰でも無料で参加可能な教育サービス"が人気を集めている。そんなMOOCを日本にも普及・推進させるべく、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が設立された。そのJMOOC公認の教育サービスが、NTTドコモ、NTTナレッジ・スクウェアが運営するgaccoだ。gaccoでは本場米国のMOOCと同様に、オンライン講義を無料で提供し、修了者に対して修了証を発行する。ビジネス、化学、心理学、歴史、統計学、マンガ、服飾など、さまざまな分野の第一人者が講座を開講している。2014年12月には大阪大学の石黒浩教授による「人とロボットが共生する未来社会」が開講され、2015年1月には京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授の監修による「よくわかる! iPS細胞」が開講される予定だ。○受講の流れをチェック!はじめに、gaccoの会員登録(無料)を済ませる。次に、受講したい講座を選択。講座は、開講の3カ月前を目処に生徒が募集される。gaccoでは、受講登録時にアナウンスされた開講日が来ると受講が可能となる。まずは、講師による講義動画を視聴する。動画の長さは10分程度で、ネットで集中して学べるように工夫して作られている。概ね1週間ごとに新しい動画が提供される仕組み。PC、スマートフォン、タブレットなどで視聴できるので、生活リズムや環境に合わせた受講が可能だ。講義動画を見るだけではなく、理解度を確認するためのクイズが用意されている講座もある。間違えた場合は、繰り返し講義動画を視聴し直して、しっかりと内容を理解した上で次に進むことができる。動画やクイズで理解できない事項を、掲示板で質問することも可能。他の受講者とディスカッションすることによって、学びが深まり、同じ興味を持つ仲間ができる。このあたりも、オンライン講座ならではの特長と言えるだろう。gaccoのいくつかの講座では、レポート課題が用意されている。ユニークなのは、レポートを受講生同士で採点し合うという点。他の受講生のレポートを採点することで、自分とは異なる考え方に接したり、新たな気付きを得たりできる。またネットの学習だけでは物足りない受講者のために、gaccoでは一部の講座でオンライン講座と対面授業を組み合わせた反転学習コースを提供している点も特徴だ。同コースは、講義動画の視聴や宿題で基本的な内容を学んだ後、対面授業において先生の指導のもと、白熱した議論を通じて発展的な内容を学べるというもので、“インプット”と”アウトプット”を繰り返すことで講義内容を定着させることができるという。このほか、憧れの先生に直接指導してもらうことも可能なほか、所定の基準を満たすと講師から修了証(電子ファイル形式)が授与される。なおJMOOCによれば、gaccoの講座 第一弾として4月14日に開講した東京大学 本郷和人教授による講座では2万名超が受講し、そのうち18%(約3,600名)が本講座の修了条件(得点率60%以上)を満たしたとのこと。同講座では世界初の試みとして、反転学習コースが採用された。東京大学において対面授業が4月26日および5月10日に開催され、有料にも関わらず13歳から81歳までの約100名が全国から参加、同コース登録者のうち80%が修了条件を満たしそうだ。* * *社会に出てから、あらためて「学習することの楽しさ」に気が付く社会人は少なくない。国内で”生涯学習”の取り組みが盛んになってきている背景には、そうした実情があるのだろう。それに加えて、ここ最近のスマートフォン/ タブレット端末の進化、通信インフラの普及である。オンライン学習が、いつでも何処でも気軽に行える材料が揃ったわけだ。gaccoの取り組みは、時代の需要に呼応したものと言える。既述の通りgaccoでは、学生時代に陥りがちな"インプットを繰り返すだけの受動的な学習方法"に陥らず、反転学習という効果的な方法で学習できるのが特長になっている。Webサイトに掲載されている、開講講座の一覧の中に興味の分野を見つけた方は、この機会に満足のいくまで学んでみてはいかがだろうか。(執筆:大石はるか)
2014年10月20日創業50周年を迎える国内馬具メーカー「ソメスサドル(SOMES SADDLE)」とシューズデザイナー・坪内浩の協業によるバッグコレクション「ソメスサドル × HTレーベル(SOMES SADDLE × HT LABEL)」が一堂にそろうスペシャルプロモーションが、伊勢丹メンズ館地下1階紳士鞄コーナーにて10月29日から11月11日まで実施される。スペシャルプロモーションには、馬具に用いられるベルトパーツからなるトート「ケージ」(11万円)と、1枚革を立体的に生成する「しぼり」の技術によりシンプルさを追求した「ベントー(BENTO)」(10万円)のデビューコレクション2型が登場。2シーズン目となる14-15AWコレクションより「メニードキュメンツ(MANY DOCUMENTS)」(11万円)や「コンテナー(CONTAINER)」(11万円)、「ファイル(FILE)」(3万4,000円)の3型がそろい、2ウエイ仕様のショルダーストラップ付きブリーフケース「イノベーション(INNOVAITION)」のネイビー(5万円)を先行発売。購入者先着20名にシューホーンもプレゼントする。ソメスサドル × HTレーベルコレクションは、坪内が初めてバッグデザインを手掛けたコレクションとして3月ローンチ。両ブランドが重んじるメイドインジャパンのモノづくりの精神が共鳴し、コラボレーションが実現した。
2014年10月14日(画像は企業ホームページより引用)ワコール ボディブックで山本浩未さんが睡眠について語る健康的に美しくなりたい女性のための情報サイト、WACOAL BODYBOOK(ワコールボディブック)において、人気美容家の山本浩未さんが、睡眠と美容の関係についてコラムを連載しています。有名人やモデルを多く手掛ける人気ヘア&メークアップアーティストとして活躍中の山本さん。彼女の美容についてのプロフェッショナルな知識と豊富な実践をもとに、今回、睡眠についてのお得な情報を盛り込んだエッセイを公開!睡眠を大切にすることで見えてくる、山本さん直伝の美容テクニックは、一読の価値アリ!特に健康志向の人には、嬉しい情報ばかりです。嬉しいことばかりの情報サイトに本サイトは、ワコールだからこそできる、美を追求した充実度の高いサイトに仕上がっています。美しくなるためのエッセンスを、食事、運動、睡眠、リラックスといった様々な観点から専門家が取り上げ、読みやすいエッセイとともに美容テクニックを紹介しています。嬉しい情報満載のサイトを活用して、あなたも内側から美しさのレベルアップをはかりましょう!【参考】▼ワコールぐっすり眠るための導入となる入浴法やスキンケア術、運動とは?肌荒れ、倦怠感、貧血・・・原因不明の「ちっちゃい体トラブル」は、まとめてポイ! 再び注目されている成分とは?たったの1週間でスリムボディを叶えてくれる驚異的なダイエット方法とは?パンパンの足がシュっと劇的変化! 1日3粒でムチッとBODYとはサヨナラ!1日3粒、運動も食事制限も無し!! 酵素サプリでダイエット
2013年11月14日演劇集団キャラメルボックスのクリスマスツアーが、11月18日(日)、兵庫・新神戸オリエンタル劇場でスタートする。作家・有川浩とのコラボレーションに注目が集まる新作『キャロリング』の内容を探るため、出演者の阿部丈二と前田綾を直撃した。単に小説を舞台化するわけではない。主宰の成井豊が原案を考える段階から加わっているだけでなく、事前に各キャストと有川が面談する機会も設けられた。さらには、「自分の役名を決めてくるという宿題をいただいた」(前田)というから珍しい。「それからは、皆のもとにメールで1章ずつ、書き上がった小説が送られてきたんです、5回に分けて。まさに連載の感覚で読み進めていきました」(阿部)。自分たちが名付け、それぞれの持ち味を投影した登場人物が織りなす、オリジナル・ストーリー。東京・月島を舞台に、経営難に陥った子供服メーカーと周囲の人間模様が、丁寧かつ軽妙に描かれる。阿部の演じる大和俊介と前田が演じる折原柊子は、その会社の同僚という設定だ。「心の奥に傷を抱えていて、表に出す部分と内面のバランスがとれない人」(阿部)、「温かい家族のもとで伸び伸びと育った普通の女の子」(前田)と語るとおり、両者の個性は対照的。自分にはない部分に惹かれ合う一方で、心の距離をなかなか埋められず、結婚へと踏み出せないでいるふたりが、ある事件に巻き込まれてしまう。有川作品の魅力について阿部が「僕は『シアター!』から読み始めたのですが、一作ごとに作風が異なって、その引き出しの多さに驚かされます。共通しているのは、キャラクターがしっかり描かれていること」と語る横で、前田も大きくうなずく。「そう。読むうちに、どんどん登場人物を好きになっていくんです。一人ひとりに対する作者の深い愛情を感じます」。『キャロリング』について阿部は、「恋愛、親子、夫婦、仲間、恩人など様々な関係が凝縮して描かれている。そして最後には、方向は違っても、全員が次の一歩を踏み出すんです。ファンタジーではないし、シビアな現実も書かれていますが、前向きな気持ちで劇場を出られる作品だと思います」と魅力を語った。キャラメルボックスにぴったりの季節といえば、クリスマスを思い浮かべる観客は多いだろう。「私自身、学生のときにクリスマス公演を観て感動して、入団しよう!と決めたんです」と話すのは前田だ。「皆さんにもぜひ、年に一度のイベントとして楽しく過ごしていただきたいですね。そして『キャロリング』がこの季節に観たくなる定番の作品になればうれしいです」。11月18日(日)から25日(日)まで新神戸オリエンタル劇場、12月3日(月)から25日(火)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。チケット発売中。
2012年11月14日「図書館戦争」や「阪急電車」など次々と著書が映像化されている、人気作家・有川浩。そんな彼女の地元・高知を舞台にした「県庁おもてなし課」(角川書店刊)の待望の映画化がこのほど決定!「関ジャニ∞」の錦戸亮と堀北真希が初共演を果たすことが明らかとなった。すでに発行部数20万部を突破し、雑誌「ダ・ヴィンチ」では“ブック・オブ・ザ・イヤー2011”で総合ランキング&恋愛小説ランキングで第1位を獲得、第3回ブクログ大賞小説部門で大賞を受賞している話題作の映画化となる本作。高知県庁・観光部に設置された観光促進を目的とする「おもてなし課」の職員・掛水とアルバイトの明神が、県出身の毒舌小説家・吉門の助言を元に高知県を新たな観光名所とするべく奔走する姿を描いたラブストーリー。錦戸さんは『ちょんまげぷりん』以来3年ぶりの映画主演となったが、今回演じるのはヤル気はあるが空気の読めない「おもてなし課」の職員・掛水史貴。「生まれも育ちも高知県の県庁職員役です。大阪出身ですが…」と早速不安げなコメント。しかし、初競演となる掘北さんについては「堀北さんとのお芝居はあの透明感に負けないよう、掛水として正面から体当たりで演じられればと思います。実在する『おもてなし課』という一風変わった課に勤務する平凡な男が、堀北さん演じる明神さんと出会い、一人前の“いごっそう”(※土佐弁で「気骨のある男」の意)に成長する姿をたくましく演じられるよう頑張りたいと思います!」と、久々の映画主演にやる気十分といった様子。一方の堀北さんが演じるのは、民間感覚と柔軟な発想力を兼ね備えたデキるアルバイト・明神多紀。「原作を読んで、目の前の壁を一つずつ乗り越えていく姿に元気をもらいました。方言にも挑戦させていただきますが、高知県のことを勉強して、地元の人になりきれるように頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。生まれも育ちも東京の堀北さんが、どんな土佐弁を繰り出すのか期待したい。本作は“ふるさと”を舞台にしたラブストーリーとあって、高知県の全面協力の下、高知の色彩豊かな大自然の景色をふんだんに盛り込んだ内容になるようで、錦戸さんからは「パラグライダーにも挑戦するという事なので、空から見下ろした高知県、日本の素晴らしさを掛水と共に、僕自身もたくさん気づけるんじゃないかな? と大変楽しみにしています!」とのコメントも。キャスト陣にはほかにも、高良健吾(毒舌小説家・吉門喬介役)や関めぐみ(伝説の元県庁職員の娘役)など人気・実力ともに兼ね備えた若手俳優の出演も決定している。さらに、本作の製作を務めるのは昨年スマッシュヒットを飛ばした『阪急電車片道15分の奇跡』のスタッフ陣。原作者の有川さんも「気心知れた『阪急電車』チームにまた作っていただけることがとても嬉しいです。ロケハンから楽しく参加させていただきました。後は錦戸さんの掛水や堀北さんの多紀に会えるのが楽しみで仕方ありません!」と期待感でいっぱいのようだ。『県庁おもてなし課』は2013年5月、全国東宝系にて公開。■関連作品:県庁おもてなし課 2013年5月、全国東宝系にて公開
2012年08月30日福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手が、7日、「夢をささえる食卓~がんばれニッポンのスポーツ人~」(BS日テレ)という番組に出演する。松田選手は、一時期はスランプかとみられていたが、昨年ごろから絶好調ぶりが注目されている。福岡ソフトバンクホークスの公式ページでも、2011年2月時点で「今季から試合で導入されるボールは『飛ばない』と言われており、選手たちからは『詰まった時は失速する』『反対方向の本塁打は激減する』との言葉が聞かれました」「その意味で松田選手の3アーチ、中でもライトへの一発は驚異的と言っていい」(※編集部要約)と、松田の快進撃がつたえられていた。今年は、今年12球団一番乗りとなる本塁打を放った後、開幕から6試合連続安打をマークするなど、ますます絶好調。その裏にあるのが2008年に結婚したKBC元アナウンサーの柴田恵理さんの存在だ。柴田さんは結婚後、退社して松田選手を献身的にサポート。野菜ソムリエの資格をとるなど、率先して夫の健康管理に努めたという。同番組は、「ひたむきにスポーツに打ち込む才能」をもつスポーツ人と、それを「ささえる人」との絆を追うドキュメンタリー。7日は17時30分より30分間、松田選手をささえている人々と、その絆の一環としての「食」にもスポットをあてたものが放送される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月06日1991年、大阪・東海大仰星高校1年1組のクラスメイトだった3名のトップアスリート、上原浩治(MLBテキサス・レンジャーズ)、大畑大介(元ラグビー日本代表)、建山義紀(MLBテキサス・レンジャーズ)が1月12日、東京・なかのZERO大ホールに集結。「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義vol.74新春スペシャル~僕らがラグビー、ベースボールから学んだこと~」の開催に先立ってプレス懇親会が行われ、2012年への意気込みを語った。上原、建山、大畑の写真昨年現役を引退し、現在「神戸製鋼コベルコスティーラーズ・アンバサダー」を務める大畑が、「メディア、講演などさまざまな機会でラグビーを広めるために尽力します。メジャーで活躍する同級生二人の応援、あるいは取材という形でぜひ渡米したい」と口火を切ると、現役メジャーリーガーの建山、上原も今シーズンに賭ける思いを表明。建山は「野球に100パーセント力を注ぎます。大畑にアメリカで取材してもらえるよう、何が何でもメジャーにしがみつく」。上原は「昨年のプレーオフのことは振り返らず、完全に気持ちを入れ替えて4月から飛ばしていきたい」と語った。記者から「3人でやってみたい仕事は?」との質問には、そろって「いっしょにコマーシャルに出てみたい」と返答。建山が「あきらめの悪い男が泥まみれになってやっているシーンなんかいいのでは」と言うと、上原は「ビールやドリンク系がええやん」、大畑は「3人ともケガが多かったので、医療器具とか湿布薬も」と加えた。スポーツライター&キャスターの青島健太をホストに迎え、予定の2時間を超える熱き闘いとなった今回の「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義」の模様は、日テレG+(CS放送)で2月10日(金)放送予定。なお、チケットぴあトークバトル特設ページでも2月24日(金)に公開予定。取材・文:宮崎俊哉(クルー)
2012年01月13日ここ数年、映画やドラマで確実に存在感を増している石黒英雄。昨年はTV放映ののちに映画化された『激情版 エリートヤンキー三郎』への主演に、彼の名を全国区に押し上げた「ごくせん」の劇場版『ごくせん THE MOVIE』への出演、さらに若いキャスト陣と組んでの『携帯彼氏』とそれぞれ異なるカラーの出演作品が公開された。そして2010年、いきなり1月の第1週目から公開となる主演作が、人気漫画を原作にした日本発、サバイバル・アクションエンターテイメント『彼岸島』である。激しいアクションと人間の内面を残酷なまでにえぐり出すドラマの果てに、石黒さんが掴んだものは――?石黒さんが演じたのは、行方不明だった兄の消息を聞きつけ、仲間と共に吸血鬼たちが支配する島へと向かう明(あきら)。この明という役柄に「惹きつけられた」と石黒さんは明かす。「僕自身と変わらないなと思いました。兄に対するコンプレックスであったり、友人を失うという、心が痛くなるような体験――明になりきって脚本を読んでましたね」。その言葉通り、生命の危機が迫る各局面で、感情を絞り出すように明を人間くさく演じている石黒さん。「吸血鬼という空想上の存在を自分の演技でどれだけリアルに見せられるか、人間と吸血鬼をどれだけ近づけることができるか、考え抜きました」と語る彼が、一番大切なシーンとして挙げてくれたのは、友人のポン(森脇史登)の死に立ち会う場面。「かなり感情の上がり下がりがあったんですが、(相手の攻撃を)よけながら悲しんだりしなくちゃいけない。殺陣を演じながら感情を持っていくというのがこんなに大変なのか、と初めて感じました。僕の役はどちらかというと『みんなでチームワークで仲良くやっていこう』という役。ほかのメンバーたちが人間の一番腹黒い部分を演じてくれて…。森脇さん自身は、最期に『明…』と言うシーンの前は、感情を持っていくためにあえて、その日は朝から飲まず食わずのまま演じているんです。あの『明…』の瞬間は僕もゾクッと来ましたね。あのひと言でスイッチが入りました」。加えて、見逃せないのが凄まじいアクション。石黒さん自身、以前から本格的なアクションをやってみたかったという。マネージャーからは「骨折だけはしないで」と言われたとか…。「じゃあ、骨折以下ならいいんだ?って(笑)。そのつもりで暴れさせてもらいました。ただ、実際に準備期間はそんなになくて、3日間ほど。絵コンテもなくて、監督がやりたいことを現場でアクション指導の方が型をつける、という感じでした。よし覚えた、じゃあ本番といった具合で、僕はいっぱいいっぱいでしたけど(苦笑)」。メガホンを握ったのは、『火山高』などを手掛けた韓国人監督キム・テギュン。監督についての印象は?「すごく熱い方でした。妥協せずに納得いくまでやるという気持ちがストレートに伝わってきました。言葉が分からない分、僕も気軽に『やあ!』とか言ってましたが、実は相当怖い監督なんじゃないかと思います(笑)。『死ぬほどやってくれ』と言われましたし(苦笑)、実際、僕が相手を殴るシーンで遠慮していたら、『何で手を抜くんだ?お前のせいでもう一回撮らなくちゃいけなくなったんだ』と激しく叱られたこともありました」。そんな監督やスタッフ、共演者を巻き込んで、撮影中にはこんなことも。「撮影中、加藤役の半田(晶也)さんが誕生日で、ドッキリをやることになって。公園で撮影してたんですけど、僕がストレスもあってブチキレるというシナリオで…。加藤(半田さん)に『加藤さぁ、さっきの芝居どうなの?』って(笑)。20歳の僕がですよ!途中で僕が『うっせーんだよ!』ってキレて、マネージャーが『ヒデ、現場だからやめよう』とか、スタッフが『石黒くん、落ち着こうよ』とかマジっぽく止めに入って、それで加藤は信じたみたいです。深夜の公園で『ふざけんじゃねえ!』とか言って、徐々に近所の電気が点き始めて…『はい、ハッピーバースデイ!』(笑)。現場が一丸となった瞬間でした!」最後に、“俳優”石黒英雄がこの映画を通じて得たものとは?さらに今後について、そしてこの作品の続編の話も。「まず、この作品に出演させていただき、純粋に感動しました。芝居について、作品のスケール、スタッフの数全てが新鮮でした。アクションについてはさらに練習を積みたいと思いました。完成した作品を観て『もっと、もっと』という気持ちや反省もありました。芝居に関してもいろんな現場で経験積んで、その上で続編が出来たら、新しい明をお見せできたらと思います」。■関連作品:彼岸島 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2010松本光司/講談社・「彼岸島」フィルムパートナーズ激情版エリートヤンキー三郎 2009年2月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009「激情版 エリートヤンキー三郎」製作委員会携帯彼氏 2009年10月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009「携帯彼氏」フィルム・パートナーズごくせん THE MOVIE 2009年7月11日より全国東宝系にて公開© 2009「ごくせん THE MOVIE」製作委員会■関連記事:全裸でポーズ?渡辺大、『彼岸島』撮影中の“裸の付き合い”を明かす石黒英雄、胸に秘めたコンプレックスを吐露?『彼岸島』トークイベント三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!ファン待望!実写化不可能と言われた『彼岸島』試写会に5組10名様ご招待川島海荷インタビュー衣裳のスカートが短すぎてドッキリ!?切ない恋にキュン!
2010年01月07日