島根県・隠岐諸島で誕生した、家族の絆を賭けた一世一代の勝負の物語『渾身 KON-SHIN』が、8月23日(現地時間)より開幕する第36回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールドシネマ長編部門に出品されることが決定!この吉報を受け、主演の伊藤歩と青柳翔(劇団EXILE)より喜びのコメントが到着した。美しい自然の景観が広がる隠岐諸島を舞台とする本作。主人公の多美子は夫・英明の病死した前妻の子・琴世と共に幸せに暮らすが、幼い琴世は多美子のことを「お母さん」とは呼ばない。そんなとき、20年に一度の伝統行事、古典大相撲が開かれることになり、最高位の正三役大関に選ばれた英明は、家族が見守る中、大一番の勝負に臨むことに…。本作でメガホンを握るのは、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』や『わさお』など日本の美しき景色を切り取ってきた錦織良成監督。トロント映画祭と並ぶ北米最大の映画祭であるモントリオールでの上映決定を聞き、「日本人として日本を誇りに思えるような映画を、との強い思いで制作しました。一足早く海外のみなさんに観ていただける機会を得てとても喜んでいます。日本の心が伝わると嬉しいですね」と強い意気込みを語る。主人公・多美子を演じる伊藤さんもこの吉報を受け「『日本はもちろん、これをきっかけに海外のより多くの方々にこの映画を観ていただける!日本の美しき文化が海外に響き渡ったら嬉しい!』と思いました」と大喜び。「島根県にある隠岐諸島は、古き良き日本の文化や風習、人々の関わりが色濃く残っている本当に美しい島です。 みなさんにこの映画を観て、大きな深呼吸をして貰えたら嬉しいです」と本作の見どころを力説する。多美子の夫・英明役で、今回、大相撲の演技にも挑戦した青柳さんは劇団EXILEに所属し、映画・舞台・TVドラマで活躍する注目の若手俳優。今回の快挙に「感謝の気持ちでいっぱいです!自然が綺麗な隠岐諸島。スタッフ・キャスト、そして島のみんなが愛した作品を世界中の人たちに観てもらえて嬉しいです!」と声を大にして喜びを伝えている。昨年は『アントキノイノチ』(イノベーション・アワード)と『わが母の記』(審査員特別大賞)がそれぞれ快挙を成すなど、日本映画とも縁深いモントリオール世界映画祭。本作で映し出される日本ならではの美しき景色は、海外の観客の目にどう映るのか?『渾身 KON-SHIN』は2013年1月5日(土)より島根・山陰地区先行公開、1月12日(土)より全国にて公開。■関連作品:第36回モントリオール世界映画祭 [映画祭] 2012年8月23日から9月3日までカナダ・モントリオールにて開催渾身 KON-SHIN 2013年1月5日より島根・山陰地区先行公開、1月12日より全国にて公開
2012年07月30日松たか子と阿部サダヲが初めて夫婦役で共演していることで話題の『夢売るふたり』が、このほど第37回トロント国際映画祭に正式出品されることが決定!前2作に続いて3度目の世界への挑戦となる西川美和監督から喜びのコメントが到着した。営んでいた小料理屋を火災で失った夫婦が、再出発の手段として選んだ稼ぎ口は、結婚詐欺。真っ当ではないと知りつつも、金のためにうそを重ねるが、やがて夫婦、騙した女たちとの間にひずみが生まれる…。『蛇イチゴ』や『ゆれる』、『ディア・ドクター』など、女性ならではの鋭い視点と繊細な描写が高い支持を集める、西川監督の待望の最新作。カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭に次ぐ規模とアカデミー賞を占う重要な映画祭として、毎年数多くの映画ファンが参加するトロント国際映画祭。昨年は日本から『ヒミズ』や『CUT』などが出品され喝采を浴びた。今回、『夢売るふたり』が出品されるのは「スペシャル・プレゼンテーション」という本映画祭の目玉となる部門。近年では2010年に公開された『ノルウェイの森』が同部門にて上映されたが、日本映画が出品されるのは極めて稀とのこと。映画祭プログラミング・ディレクターも「とにかくこの映画が好きなので、ワールドプレミアとして招待することができて嬉しい!」と喜びの声を上げている。この吉報に西川監督は「トロントは師匠の是枝(裕和)監督も常連で、とてもいい映画祭だと聞いていましたから、ずっとこの機を待っていました。たくさんの外国映画に憧れて育ったので、こういう機会をいただけることは自分も作品で世界にお返しができるような気がして何より嬉しいです」と、是枝チルドレンらしい映画愛にあふれたコメントを寄せている。さらに、「東京に生きる夫婦と女たちの話を、海外の人がどのように受け止めるのか、理解されるのか、されないのか、とても知りたい。苦労を重ねてくれたスタッフの仕事、キャストの仕事を世界に紹介できることも嬉しい」と喜びと期待に胸膨らませる。尚、西川美和監督も映画祭に参加する予定。西川監督にとって、第59回カンヌ国際映画祭での『ゆれる』、第33回モントリオール世界映画祭での『ディア・ドクター』に続いて3度目となる世界への挑戦。3度目の正直で初の受賞に期待したい。『夢売るふたり』は9月8日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:第37回トロント国際映画祭[映画祭] 2012年9月6日から2012年9月16日までカナダ・トロントにて開催夢売るふたり 2012年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「夢売るふたり」製作委員会
2012年07月25日ロングランヒットを飛ばしている映画『テルマエ・ロマエ』が、9月6日(木)から開催されるトロント映画祭のオープニングウィークエンドでのガラプレミアで上映されることが決定。主演の阿部寛とヒロインを演じた上戸彩がレッドカーペットに参加することが発表された。その他の写真トロント映画祭は、アメリカ大陸で最大規模を誇る映画祭。ピープルズ・チョイス・アウォード(観客賞)が最高賞となり、アカデミー賞の賞レースを占う映画祭のひとつとして注目を集めている。過去にピープルズ・チョイス・アウォードを受賞した日本映画は、北野武監督の『座頭市』のみだが、外国映画では『スラムドッグ$ミリオネア』、『プレシャス』、『英国王のスピーチ』など、いずれもその年のアカデミー賞でオスカーを受賞した作品が多い。これまで本映画祭のガラプレミア枠に招待された日本映画は『崖の上のポニョ』だけで、実写としては初の快挙となる。阿部は、「トロント映画祭のオープニング作品に選ばれたと知り、誇らしく思うと共に夢のような気持ちです。この映画はどこまで育っていくのか日々驚いています」とコメントを寄せている。既にイタリア、フランスなど、9か国での上映が決定している『テルマエ・ロマエ』。海外から熱い注目を集める本作の躍進に期待したい。『テルマエ・ロマエ』公開中
2012年07月25日デジタルシネマの祭典として国内外の新進監督が集結した「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012」が22日にフィナーレを迎えた。最終日は各コンペティションの受賞作が決定。メインの長編部門の最高賞となる最優秀作品賞には、オーストリアを拠点に活動するウムト・ダー監督の『二番目の妻』が輝いた。その他の写真見事に栄冠を手にした『二番目の妻』は、ウィーンのトルコ人家庭に嫁入りした若き女性の物語。意味深な題名が示すようにトルコ人の風習を切り口にした衝撃的なドラマが展開する。「(クルド人移民としてウィーンで育った)自身の生い立ちやトルコの伝統を反映して出来上がった作品」とまず明かしたダー監督は「当事者でないと理解しづらいところが多々あるはず。それがここ日本で認められたことは大きな自信になる」と語り、「まさかの受賞。心から感謝したい」と喜びをかみしめた。世界的巨匠、ミヒャエル・ハネケに師事した経歴を持つダー監督の今後の活躍に目が離せない。一方、監督賞は、日本の中野量太監督が手中にした。受賞作『チチを撮りに』について中野監督は「幼くして父を亡くし、母子家庭で育った影響か“家族”に興味がある」と語り、「これからも笑いと涙が同居する僕にしかできない家族ドラマを作っていきたい」と将来を見据えた。なお同作はSKIPシティアワードとW受賞。さらに国内上映が確約されるSKIPシティDシネマプロジェクト作品にも選出された。ニュージーランドのプロデューサー、マーテン・ランバーツ審査委員が「独創的な作家性がある」と評したように、彼はユニークな感性の持ち主。日本映画の未来を担う存在に成長することを期待したい。現在、日本には数々の映画祭が存在するが、実は世界の最新作が上映されている映画祭は少ない。その意味で世界の新作を集めた本映画祭は貴重な場であり、存在意義の高まりを感じる。本映画祭が注目した世界の才能が今後どう飛躍するのか注目したい。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012●長編部門(国際コンペティション)最優秀作品賞『二番目の妻』監督:ウムト・ダー監督賞『チチを撮りに』監督:中野量太脚本賞『旅の始まり』監督:マルヒン・ロハール審査員特別賞『ノノ』監督:ロメル・トレンティーノSKIPシティアワード「チチを撮りに」監督:中野良太●短編部門(国内コンペティション)最優秀作品賞『ユメのおと』監督:角川裕明奨励賞『小さなユリと第一章・夕方の三十分』監督:和島香太郎『トゥルボウ』監督:多田昌平取材・文・写真:水上賢治
2012年07月23日神戸電鉄は、夏休みの特別企画として実施するミステリートレインツアーに参加を希望する親子を募集している。開催日は8月26日。集合場所は神戸電鉄沿線のいずれかの地点(後日当選者にのみ公表)。行先はもちろん、集合時間や所要時間などもいっさい非公表となっている。参加費は無料だが、集合場所までと、解散場所からの交通費、および必要な場合の飲食費は実費負担となる。募集人数は160人で、申し込みは1家族5名まで。参加希望者は往復ハガキの往信に参加希望者全員の氏名、年齢、郵便番号、住所、電話番号を、返信に返送先をそれぞれ記入して申込む必要がある。締切りは7月31日(必着)。応募者多数の場合は抽選。抽選結果は当選落選にかかわらず応募者全員に郵送される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月13日我妻三輪子、染谷将太らが出演し、ベルリン映画祭で上映され、第36回香港映画祭では審査員特別賞を受賞した映画『恋に至る病』が10月13日(土)から日本公開されることが決定した。その他の写真『恋に至る病』は、生徒の顔もまともに見られず私語や居眠りも注意できない生物教師マドカ(斉藤陽一郎)、彼を大好きで先生と“溶けて混ざってひとつになったらいい”と妄想する生徒ツヅラ(我妻)を主軸に、少し風変わりな四角関係を描きながら、恋とセックスにまつわる根源的な問いに迫る異色の恋愛劇。海外の映画祭では上映後に観客らが“男女の性”について意見交換を交わす場面が見られるなど、単なる青春映画におさまりきらない反響を集めたという。また、主題歌と劇中音楽をテクノポップユニット“アーバンギャルド”が担当することもすでに発表され、話題を呼んでいる。日本では10月13日(土)から東京・渋谷のユーロスペースで先行上映を開始し、その後に全国で順次公開される予定。『恋に至る病』10月13日(土)よりユーロスペースにて先行上映
2012年07月09日映画版の夏フェスとして親しまれ、今年で27回目を迎える『星空の映画祭』が、8月5日(日)より長野県諏訪郡原村の八ヶ岳自然文化園で開催される。その他の写真『星空の映画祭』は、夏休みに野外で楽しむイベントとして1984年にスタート。夏の間だけ行なわれる、大自然に囲まれた野外映画館として24年間続いたが、DVDの普及や複合映画施設の台頭により、2006年に幕を閉じることに。その後、「映画には人間を、地域を元気にさせる力がある!」という想いから、ボランティアスタッフの運営によって2010年の夏に再開。原村に所縁のある有志、ボランティア・チームの運営によって今年も開催される。上映作品は、『ニュー・シネマ・パラダイス』、『ヒューゴの不思議な発明』、『キツツキと雨』、『ももへの手紙』、『宇宙兄弟』、『ラスト・ワルツ』、『サウダーヂ』の全6作品。野外映画館としては、日本で一番標高の高い(1300m)場所にあり、会場には11m×5mのスクリーンと、35mmフィルムの映写機が設置される。この夏、星空の下で、名作や話題作をデジタルとは一味違うフィルムの質感で味わってみてはどうだろうか。『星空の映画祭』期間:8月5日(日)~8月26日(日)上映時間:19時開場/20時開映※雨天決行、ただし雷雨・濃霧時は中止。雨よけテントあり。各自、雨具を要持参。入場料金:おとな1000円こども(中学生まで)500円会場:長野県・原村八ヶ岳自然文化園野外ステージ※駐車場あり上映作品:『ニュー・シネマ・パラダイス』、『ヒューゴの不思議な発明』、『キツツキと雨』、『ももへの手紙』、『宇宙兄弟』、『ラスト・ワルツ』、『サウダーヂ』
2012年07月09日『シルビアのいる街で』(2007)で日本でも熱狂的なファンを獲得したスペインの映画監督ホセ・ルイス・ゲリンの長編作品を一望する映画祭が、27日(金)まで渋谷シアターイメージフォーラムで開催されている。その他の写真上映されているのは、処女長編『ベルタのモチーフ』(1983)から『メカス×ゲリン往復書簡』(2011)までの8本。「映画とは、そこにはないものを見るということ」。そう話すゲリン監督の映画は、無人の風景や人物の後姿からも私たちのイマジネーションが喚起されることをあからさまにする。そして、サイレンスのなかのざわめきや孤独がはらむ豊かさも捉え、差し出す。「『ベルタのモチーフ』では、映画の撮影隊が忘れられた村に入っていきますが、同じようなことが別な作品でも起こります。ビクトル・エリセ(『ミツバチのささやき』『エル・スール』の名匠)に『まるで幽霊がよみがえってきたような映画だ』と言われたことがあります。映画を通して死者がよみがえる、感情がよみがえる、というわけです。私の映画は、常に現在と過去…。伝説なり神話なりとの間の緊張感によってかたちづくられています」。彼のフィルムは“亡霊の映画”と呼んでもいいかもしれない。そのとき私たちは、過去にひたる郷愁ではなく、何かをよみがえらせる生々しい想像力を手にすることになる。ジョン・フォード監督の『静かなる男』のロケ場所を探索する『イニスフリー』(1990)にしても、1930年に無名の映画監督によって記録された家族の肖像から創作の羽をひろげてゆく『影の列車』(1997)にしても、ドキュメンタリーがいつの間にか類稀なるフィクションの世界に私たちを招き入れるのだ。「時間が私にとっていちばんのミステリーです。考えると、めまいを起こしそうになります。私が映画を撮るのは、時の不思議さを何とか伝えたいと思うからです」。そこには、観客の視点を固定せず、自由に解釈できる宇宙が拡がっている。「いつも、被写体に対して、どのような関係を持つかを考えながら撮ります。そして、撮られた被写体が、観客とどのような関係を持つのかということを考えます」。ホセ・ルイス・ゲリン映画祭期間:6月30日(土)~7月27日(金)場所:渋谷 シアターイメージフォーラム取材・文:相田冬二
2012年07月03日日本の夏と言えば、祭りの季節。北は青森のねぶた祭りから南は沖縄のエイサー祭りまで、全国各地が名物の祭りで夏を盛り上げるが、今年の夏は映画祭も熱い!アジア圏から選りすぐられた未公開映画がいち早く楽しめる映画祭から、人権問題をテーマにした映画祭まで、個性豊かな映画祭の数々が各地で開催される。その中から7月に開催される注目の映画祭を、運営する人々から届いたコメントと共に一挙ご紹介!先の東日本大震災を受け、昨年は東北復興の支援をテーマに掲げる映画祭が多く見られたが、今年もテーマやコンセプトは様々なれど、どの映画祭も思いは同じ。“映画を通して人々に希望を伝えたい”という思いから独自のプログラムやイベントが企画されている。まず1つ目にご紹介するのは、世界84の国と地域から集められた、デジタルで製作された作品が多数上映される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」(埼玉県・川口市)。今年は家族や親子をモチーフとした人間ドラマを始めとした良作が揃うほか、川口市在住の子供たちによる吹き替えが行われるアニメの上映や子供たちが作ったCMを楽しめる「カメラクレヨン」など子供主体の企画が目玉となっている。運営スタッフは「コンペティションで次代を担う若手監督の作品上映のほか、『カメラクレヨン』など輝かしい未来を持つ子供たちによる映像制作企画など、多方面に向かって“夢”と“元気”を発信していきたい」とコメントを寄せる。さらに、手塚治虫原作の『ジャングル大帝 劇場版』が野外上映されるなど、大人から子供まで楽しめるイベントが満載である。続いては、東北から強い個性を放つ「青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル」。“LGBT”とは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)の頭文字を取ったもので、ここでは映画を通して、まだ日本では理解が浸透していないセクシャルマイノリティ(性的少数者)の人権問題について考える機会を提供している。セクシャルマイノリティに対する偏見や結婚を始めとする法的制度が整っていないなど、欧米諸国に比べてまだ議論する場が少ないこの環境に一石を投じる本映画祭。「日本でも、特に地方に住むセクシャルマイノリティの人々は生きづらい環境にあります。ここ青森もそれは同じ。こんな地方でこういったテーマの映画祭をやっているということを多くの人々に知ってもらうことで、彼らに少しでも希望を持ってもらえたら」という強いメッセージが込められている。最後にご紹介するのは、お祭りモード全開の映画祭。福岡で行われる老舗映画祭「福岡アジア映画祭」である。アジア圏から集まった未公開作品が上映される国際色豊かな映画祭として毎年大きな盛り上がりを見せているが、これと時期を同じくして、福岡名物の一つでもある日本最大級の夏祭り「博多山笠」も開催されるのが魅力。この時期に福岡まで足を伸ばせば、一石二鳥で贅沢なお祭りが2つも楽しめてしまうのだ。実行委員からは「映画祭はもちろんですが、熱気に包まれた福岡の街をまずは楽しんでほしい!元気をチャージして、それをまた周りの人たちに分けてあげてほしいんです」という熱いコメントが寄せられている。あなたもこの夏、映画祭へ足をのばしてみる?ぜひ日本各地の色とりどりの映画祭をチェックしてみて。福岡アジア映画祭2012開催期間:7月6日(金)~15(日)会場:九州日仏学館(福岡・福岡市)公式サイト:第7回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル開催期間:7月8日(日)会場:ファッションビル「アウガ」(青森・青森市)公式サイト:シティ国際Dシネマ映画祭2012開催期間:7月14日(土)~22(日)会場:SKIPシティ(埼玉・川口市)公式サイト:特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」
2012年07月02日神戸市で公共交通機関を運営する神戸電鉄、北神急行電鉄、神戸市交通局は30日、映画館共通入場券と電車乗車券をセットにした「格安え~がなクーポン」を発売する。3社局共通の同クーポンでは、神戸ハーバーランド内の「シネモザイク」とミント神戸内の「OSシネマズミント神戸」の2館で使用できる映画館入場券に、各駅から三宮駅(阪急・阪神・市営地下鉄)までの往復乗車券が付く。利用路線の違いにより、神鉄・高速版 / 神鉄・北神・地下鉄版 / 北神版 / 神戸市営地下鉄版の4タイプが発売される。乗車券の有効区間は、「神鉄・高速版」は神戸電鉄各駅から新開地駅経由で阪急・阪神三宮駅まで、「神鉄・北神・地下鉄版」は有馬線の鈴蘭台駅から有馬温泉駅間の各駅、ならびに三田線および公園都市線の各駅から北神急行電鉄谷上駅経由で神戸市営地下鉄三宮駅まで、「北神版」は北神急行電鉄谷上駅から神戸市営地下鉄三宮駅まで、「神戸市営地下鉄版」は神戸市営地下鉄各駅から同三宮駅までとなっている。発売額は大人1セット1,600~2,200円。8月31日までの発売期間中、利用当日1日限り有効。神鉄・高速版および神鉄・北神・地下鉄版は神戸電鉄主要駅窓口と駅売店ほか、北神急行版は北神急行谷上駅で、神戸市営地下鉄版は地下鉄各駅窓口と駅売店ほかで販売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日ルノー・ジャポンは7月中旬、同社のモータースポーツ活動やスポーツモデル開発を担当するルノー・スポールが手がけたスポーツモデル3車種を発売する。ルノー・スポールはモータースポーツ活動で培った技術をダイレクトにフィードバックした市販車を開発する部門。今回発売される3車種は、「メガーヌ ルノー・スポール」「トゥインゴ ゴルディーニ ルノー・スポール」がそれぞれマイナーチェンジ、「ルノー メガーヌ エステートGT」が新規導入となる。「メガーヌ ルノー・スポール」は現行モデルより15PSアップした265PSの2.0リットル直列4気筒DOHC16バルブターボエンジンを搭載。6速MTとの組み合わせで迫力ある走りを実現する。現行モデルが左ハンドルであったのに対し、新型は右ハンドルとなる。「トゥインゴ ゴルディーニ ルノー・スポール」は134PSの1.6リットル直列4気筒DOHC16バルブエンジンを搭載。5速MT、左ハンドル仕様となる。新規導入される「メガーヌ エステートGT」は、180PSの2.0リットル直列4気筒DOHC16バルブターボエンジンを搭載。6速MT、左ハンドルで60台の限定販売となる。いずれのモデルも詳しい仕様や価格は発表されていない。ルノー・ジャポンではスポーツモデルを今後も積極的に導入していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日6月24日(日)で閉幕した第15回上海国際映画祭にて、コンペティション部門に出品していた内田けんじ監督×堺雅人主演の最新作『鍵泥棒のメソッド』が、脚本賞を受賞!日本映画が脚本賞を受賞するのは、同映画祭史上初となる。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋と、一人の売れない貧乏役者、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予想不可能なストーリー。転倒した男の持っていた大金に目がくらみ、彼に成りすます貧乏役者・桜井に堺雅人、記憶を失い自分が桜井だと思い込んでいるコンドウに香川照之が扮するほか、役者として努力するようになるコンドウに恋をする婚活中の女性編集長・香苗に広末涼子が扮し、絶妙な笑いを生み出す。106の国と1,643の地域から集まった応募作品から選出された17作品で争われた同コンペティション部門に、日本から唯一選出された本作。オープニング・レッドカーペットでは、ジャッキー・チェンやトニー・レオンなど錚々たるアジアのトップスターが歩く中で、現地入りした堺さん、広末さん、内田監督は大歓声でもって迎えられ、舞台挨拶では200人以上のファンが駆けつけるなど、作品に対する期待の高さをうかがわせていた。今回の快挙を受け、脚本・監督を務めた内田監督は「映画の脚本は、映画が完成したときに完成するものだと思っています。この映画に参加してくれたスタッフ、キャスト全ての人に感謝しています。ありがとうございました」と感謝。緻密な計画のもと、二転三転していくストーリーが観る者を常に騙し、虜にしていく監督の作品だが、既にその脚本力はアジアで高く評価されており、前作『アフタースクール』のリメイク権に中国の映画会社2社からオファーがあり、そのうちの1社が権利を獲得、製作開発中であるほか、デビュー作『運命じゃない人』は韓国でリメイクされ『COUPLES』と言うタイトルで昨年公開されている。今回の受賞により、本作にもさらなる注目が集まることが大いに予想される。『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年06月25日16日から24日まで行われた第15回上海国際映画祭で、9月15日(土)より公開される内田けんじ監督の新作『鍵泥棒のメソッド』が、日本で初めて脚本賞を受賞した。その他の写真同映画祭では、過去には岩井俊二監督が『リリイ・シュシュのすべて』で審査員特別賞と最優秀音楽賞を、山田洋次監督が『武士の一分』で最優秀音楽賞(富田勲)を受賞しているが、脚本賞に輝いたのは本作が初めて。今年のコンペティション部門は、106の国と1643の地域の応募作から17作品が選ばれ、日本からは本作が唯一選出された作品だった。内田監督といえば、自身が手がけるその脚本力がアジア圏で高い評価を得ており、デビュー作『運命じゃない人』が『COUPLES』というタイトルで昨年韓国で公開、さらに現在は、中国の映画会社によって前作『アフタースクール』のリメイク版が製作されているという。本受賞に対して内田監督は、「映画の脚本は、映画が完成した時に完成するものだと思っています。この映画に参加してくれたスタッフ、キャストすべての人に感謝しています」と喜びを語っている。また、16日に行われたレッドカーペッドには、主演の堺雅人、共演の広末涼子、内田監督が参加。ジャッキー・チェンやトニー・レオンらアジア各国のトップスターに引けをとらないほどの大歓声が巻き起こり、17日の舞台挨拶では、堺、広末らの姿を見ようと200人以上のファンが詰めかけ、海外の映画祭であるにも関わらず熱烈な歓迎を受けたようだ。もともと人気俳優陣が出演していることから着目されていた作品だが、本受賞の効果でさらに注目が集まることが予想される。本作は、売れない貧乏役者・桜井(堺)が、銭湯で転倒して記憶を失った伝説の殺し屋・コンドウ(香川照之)のロッカーの鍵をすり替えてなりすましたことで、ヤクザ絡みの事件に巻き込まれていく姿を描いた物語。『鍵泥棒のメソッド』9月15日(土)よりシネクイント他 全国ロードショー
2012年06月25日今年で記念すべき第20回を迎えた「20th アニバーサリー フランス映画祭」が6月21日(木)に開幕し、メイン会場である東京・有楽町朝日ホールで記者会見及びオープニングセレモニーが行われた。1993年よりスタートし、注目の最新作からここでしか観られない未公開作まで、選りすぐりのフランス映画を紹介。これまで横浜、六本木などでの開催を経て、昨年からは有楽町で行われている。会見には独特の世界観を表現する女優であり、監督としても注目を浴びるヴァレリー・ドンゼッリ(『わたしたちの宣戦布告』監督・主演)、ヴェネチア映画祭で大絶賛されフランスで最も権威のある批評家賞「ルイ・デリュック賞」を受賞した期待の新人女流監督レア・フェネール(『愛について、ある土曜日の面会室』監督)。そして、映画祭を主催するユニフランス・フィルムズ代表のレジーヌ・アッチョンドという3人の“才女”が顔を揃え、アッチョンド氏は「今回は特にフランス映画における“女性の側面”をお見せしたい」と語った。ドンゼッリ監督は、日本の印象を「巨大さと精緻さ、厳格さと創造性。そして喧騒と静寂といった両極端なものが絶妙なバランスで天秤にかかっている」と詩的にコメント。フェネール監督は『砂の女』(勅使河原宏監督/1964)、『十九歳の地図』(柳町光男監督/1979)、さらに北野武監督作品といった日本映画が好きだと言い「まだ日本に来て24時間しか経っていませんが、不思議な親近感を覚えている」と来日の感想を語った。共に監督業と育児を両立しており「以前は、両立させることで映画に対しても、子どもに対しても罪悪感があった。でもいまは子供が映画作りの原動力になっているし、どちらか一方だけでは煮詰まってしまう」(ドンゼッリ監督)、「しばらく育児に集中していたが、最近、子供を題材にしたシナリオを書き終えたばかり」(フェネール監督)。クリエーターとして、母親として、何より女性としてキラリと輝く姿が印象的であり、他国に比べてより女性に活躍の場が開かれているフランスの“懐の深さ”を感じさせる会見となった。オープニングを飾るのは、昨年の東京国際映画祭でサクラグランプリを受賞した『最強のふたり』(9月1日全国公開)。実話を基に、車いす生活を送る富豪と彼の介護のためにやってきた黒人青年の間に芽生える友情をユーモアたっぷりに描き、フランス本国で1,900万人(なんと国民の3人に1人!)を超える動員を記録した大ヒット作だ。さらに、本年度アカデミー賞最多5部門を獲得した『アーティスト』の主演&監督コンビが再タッグを組んだ『プレイヤー』、人気絵本を原作としたアニメーション『アーネストとセレスティーヌ』など、今年は長編11作品、短編6作品の計12プログラムが決定している。同日行われたオープニングセレモニーには、『最強のふたり』のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督を始め、『わたしたちの宣戦布告』に出演するジェレミー・エルカイム、『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』のフィリップ・グランドリュー監督、『リヴィッド』のジュリアン・モーリー監督、『そして友よ、静かに死ね』に出演するディミトリー・ストロージュ、『スリープレス・ナイト』のフレデリック・ジャルダン監督と主演のトメル・シスレー、『アーネストとセレスティーヌ』のバンジャマン・レネール監督らが出席した。20th アニバーサリー フランス映画祭日程:6月21日(木)~6月24日(日)会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)映画祭公式サイト:特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:リヴィッド 2012年9月8日よりシアターN渋谷ほか全国にて公開© 2011 LA FABRIQUE 2 / SND / PLUG EFFECTS / LA FERME PRODUCTIONスリープレス・ナイト 2012年9月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© Chic Films-PTD-Saga Filmアーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilmプレイヤー 2012年6月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開最強のふたり 2012年9月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP
2012年06月21日小栗旬&岡田将生主演の映画『宇宙兄弟』が、7月19日(木)から韓国で開催される第15回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭のプチョン・チョイス部門に出品されることが発表された。その他の写真小山宙哉の同名コミックを基に、宇宙を目指す兄弟の姿を描いた本作は、5月5日に封切られ、現在、観客動員数100万人、興行収入15億円を突破する大ヒットを記録。今回、出品が決まった同映画祭は、毎年7月に韓国の富川市で開催され、主に韓国、アジア、その他海外から、ホラー、スリラー、ミステリー、SF、ファンタジー映画が出品される。その中でプチョン・チョイス部門は、より新しい進歩的な映画的精神を競う部門で、過去には中島哲也監督の『告白』が審査委員賞を受賞している。選考の理由について同映画祭の担当者は、「有名な漫画を原作にして作られた映画『宇宙兄弟』は、この種のジャンルでは弱いとされる“ドラマ”の構成に非常に密度があり、強い感動を与える作品としてオリジナリティを感じた」とコメント。本作を手がけた森義隆監督は「映画『宇宙兄弟』は、海外の映画祭では今回が初めての上映。日本で人気を博しているコミックを原作としたこの映画のトーンや、テーマへの視点がどのように韓国の方々に受け止めてもらえるのか、とても楽しみであり、少し不安です」と答えつつも、「“宇宙”と“兄弟”というテーマは、どう転んでも万国共通のテーマ。新鮮な感想をどんどん吸収できる、とても有り難い機会だと思っております」と意気込みを語っている。本作は、兄・ムッタ(小栗)と宇宙飛行士になった弟・ヒビト(岡田)のふたりが、少年時代の約束を果たすべく、互いに宇宙を目指して奮闘する姿を描く。『宇宙兄弟』公開中
2012年06月19日世界の映画祭をサポートしているシャンパン ブランド「モエ・エ・シャンドン」は6月13日(水)、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」と共に新しく設立した、未来の輝く才能を祝福する「モエ スター アワード」の設立と、SSFF & ASIA 2012のオープニングを記念し、明治神宮 参集殿にてオープニングガラパーティーを開催した。映画祭の華ともいえるグラマラスなレッドカーペットには、喜びの世界的シンボル「モエ・エ・シャンドン」とともに、LiLiCo、芦名星、別所哲也、村主章枝、ジローラモ、CHIHARU、神山まりあといった、さまざまな分野で活躍する著名な方々が続々と登場。会場に駆けつけたジローラモは、「毎年ショートショートフィルムフェスティバルを楽しみにしています。昔より作品自体が進歩しているし、今日はモエのシャンパンと一緒だから最高です!」と笑顔でSSFF & ASIA 2012のオープニングを祝福。SSFF & ASIA 2012実行委員会の代表である別所哲也は、無事にオープニングを迎えられたことに感動しつつ、「モエ スター アワードという素晴らしい賞を創設していただいて感謝しています。一年一年積み重ねていき、国際的な映画際としてより成長していきたいと思います」とモエ・エ・シャンドンのグラスを掲げて新しく設立された「モエ スター アワード」に期待を寄せるコメントを残した。参照サイト: ショートショート フィルムフェスティバル & アジア公式サイト
2012年06月14日三池崇史監督が妻夫木聡と武井咲をキャストに迎えた映画『愛と誠』が第65回カンヌ映画祭で上映された際に、現地で観客が爆笑したシーンを集めた特別動画がこのたび公開された。『愛と誠』動画本作は、梶原一騎・ながやす巧の名作コミックを原作に、超不良の大賀誠(妻夫木)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井)の純愛を描いた作品。強烈なキャラクターと、アクション、歌、ダンスが融合した異色エンターテインメントに仕上がっているという。動画には、武井演じるヒロインの愛、伊原剛志演じる“おっさん顔”の不良高校生・権太、斎藤工演じる岩清水の3人が登場し、それぞれのキャラクターを解説しながら、カンヌで笑いを得たシーンを紹介。権太がどうしても高校生に見えないことを悩み、「俺は、おっさんにしか見えない病気ちゃうんか」とつぶやく場面や、「君のためなら死ねる!」と、ヒロインの愛に異常なほど想いを寄せる岩清水が、スリッパでスコーンと何度も叩かれる場面など、予告編では公開されていないシーンが盛り込まれている。現地を訪れていた山崎美春プロデューサーが「世界でも評価を頂ける作品だと手ごたえを感じることができた」と話すとおり、上映中は笑いが絶えなかったようで、本作の笑いを誘うシーンが世界でも受け入れられたことで、さらに期待が高まる。本作は16日(土)より公開。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年06月11日『運命じゃない人』、『アフタースクール』の内田けんじ監督最新作『鍵泥棒のメソッド』がこのたび6月16日(土)より開催される上海国際映画祭のコンペティション部門に選出され、上映されることが決定した。銭湯で転倒した拍子に頭を強打し、記憶を失った伝説の殺し屋・コンドウ。偶然その場に居合わせた売れない貧乏役者・桜井は、出来心からロッカーの鍵をすり替え、彼になりすましてしまう。桜井は男に来た大金の絡んだ危ない依頼を受けてしまい大ピンチに。一方、記憶を失い自分を桜井だと思い込んでいるコンドウは、役者として成功することを目指し始める――。売れない貧乏役者と記憶を失った殺し屋、2人の人生が入れ替わったことで起こるドタバタ劇を描く本作。主演の堺さん、香川さんを始め、広末涼子、荒川良々、森口瑤子といった個性豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。本作が選出された上海国際映画祭は、1993年にスタートした比較的新しい映画祭でありながら、アジア最大規模のマーケットである中国の勢いに乗り、年々その規模が大きくなっている注目の映画祭のひとつ。今年のコンペティション部門に出品されたスペイン、インド、デンマーク、フランス、フィンランドなど世界中から選ばれた17作品は、最優秀作品賞にあたる金爵奨(ジンジュエ賞)をかけて競い合うこととなる。笑いにサスペンス要素、そしてトキメキと映画の醍醐味全てが詰まった“喜劇”として注目される本作。『運命じゃない人』でカンヌを沸かせた内田けんじ監督の待望の最新作とあって、上海でどのように迎えられるのか期待がかかる。6月16日(土)に華々しいオープニングセレモニーと共に開幕する上海国際映画祭は、6月24日(日)まで開催される。『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年06月06日国内未公開の良質のフランス映画が集結する、年に一回のフランス映画祭。今年で開催20周年を迎える「20th アニバーサリー フランス映画祭」が6月21日(木)より都内にて開催される。どれを観たらいいか迷ってしまう、そんな方にぜひチェックしてほしいのが今回届いた、本映画祭のために作られた予告編映像。それぞれの作品で描かれる様々な“愛”が散りばめられた映像をチェック!今年は夫婦関係や出産など女性にとって普遍的なテーマを軸にした作品を始め、全身不随の大富豪と図らずして彼の介護役となった黒人青年の友情を描いた『最強のふたり』や、遊び人の色男コンビの珍道中を描いた『プレイヤー』など、様々な愛と友情が詰まった作品が集結する。こちらの予告編では、濃厚なキスシーンなど各作品から抜粋された色とりどりの“愛”や“悦び”の瞬間が凝縮!『ニュー・シネマ・パラダイス』のかの有名シーンを彷彿とさせる数々の感動の瞬間が観る者の興奮を高めてくれる。また、このアニバーサリーイヤーを記念して、今年「☆祝! 20thアニバーサリー 20歳ペア割引」と題して、ペアで来場した方でどちらかが20歳の場合、2人で2,000円で映画を鑑賞できるキャンペーンも実施される(一部作品除く)。ぜひこちらもチェックしてみて。「20th アニバーサリー フランス映画祭」は6月21日(木)~24日(日)の期間で開催。20th アニバーサリー フランス映画祭日程:6月21日(木)~6月24日(日)会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)映画祭公式サイト:※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:プレイヤー 2012年6月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開最強のふたり 2012年9月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP
2012年06月05日日本で唯一の子供たちのための国際映画祭「キンダー・フィルム・フェスティバル」の記者発表会が、5月24日(木)に渋谷シダックスホールにて行われ、映画祭のチェアパーソンを務める戸田恵子を始め、広報宣伝大使に就任したタレントの中山秀征、アナウンサーの内田恭子が出席した。世界三大映画祭の一つに数えられるベルリン国際映画祭の「児童映画」部門の協力を得て1992年にスタートした本映画祭。20周年という節目を迎える今年は、チェアパーソンである戸田さん自らがベルリン国際映画祭で行われた「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」に足を運び、100本以上の候補作品の中から厳選した長編4本、短編10本が上映される。また、子供たちが創る映画祭というコンセプトのもと、同映画祭には、公募で選ばれた子供たちが“キンダー審査員”として最優秀作品を選出したり、外国映画でも子供たちが楽しめるように上映中に生で日本語の吹き替えを行う“ライヴシネマ”など、独自の企画が多数あるが、戸田さんは「ベルリン国際映画祭では一人だけでナレーションをして吹き替えるんですが、キンダー・フィルム・フェスティバルでは一人一人のキャラクターを別々のタレントさん、声優さんが吹き替えるんです。ベルリン映画祭で会った世界中の映画祭ディレクターに『日本はかなりすごい!』とすごく驚かれました」と誇らしげにその魅力を語った。今年から広報宣伝大使として加わることとなった中山さんと内田さんは、「昨年参加しまして『どうしていままでこんな素敵な映画祭を知らなかったんだろう!』と思いました。もっと沢山の人に知ってもらいたいという思いから、広報宣伝大使を引き受けさせてもらいました」(中山さん)、「ライヴ吹き替えでは、会場の子供たちが上映を観てハッと息をのんだり、楽しく笑ったり。そういったリアクションを直接ステージ上から感じることができて、毎年すごく勉強になっています」(内田さん)とそれぞれに参加できる喜びを語った。またこの日、報道陣の前で、戸田さんらは実際にライヴシネマ形式で短編映画『ジュリアン』の生吹き替えに一発勝負で挑戦。『アンパンマン』シリーズを始め、声優としても幅広く活躍する戸田さんはさすがの職人芸で会場を沸かせた。最後に、戸田さんは「世界には子供のために作られた映画がたくさんありますが、日本ではまだまだ数少ない気がします。日本のアニメーションももちろんクオリティが高いですが、世界にはいろいろな切り口で、いろいろなタッチの映画があるんです。キンダー・フィルム・フェスティバルはそんな世界中の子供のための映画がたくさん観られる、珍しく貴重な映画祭だと思います。この映画祭からもっとたくさんの子供のための作品を日本に紹介できたらいいなと思います」と本映画祭にかける熱い思いを語った。「子どもたちの世界映画祭20thAnniversaryキンダー・フィルム・フェスティバル」は8月15日(水)から19日(日)まで、調布市グリーンホールにて開催。公式サイト:特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012■関連記事:ママ・木村佳乃が元気を届ける!『アンパンマン』ゲスト声優に挑戦!
2012年05月28日第65回カンヌ映画祭の受賞結果が、フランス時間27日夜、発表された。最高賞パルムドールに輝いたのは、ミヒャエル・ハネケ監督の『アムール(原題)』。ハネケは2009年に『白いリボン』でパルムドールを受賞しており、わずか3年の間に二度もカンヌの最高賞を獲得したことになる。最高賞の次にあたるグランプリは、イタリアのマッテオ・ガッローネ監督の『リアリティ(原題)』が受賞。ガッローネ監督は、前作『ゴモラ』で審査員特別賞を受賞している。男優賞は『狩り(原題)』のマッツ・ミケルセンが受賞。受賞スピーチでミケルセンは「感激している。すごいサプライズだ」とコメント。授賞式後の記者会見では、思わず泣きそうになったと告白した。同作品でのミケルセンの演技ついて、審査員のひとりユアン・マクレガーは、「静かで繊細な演技。観る者の心を完全に惹き付ける」と褒めたたえている。今年のコンペ部門にはアメリカ作品が多く、ブラッド・ピット、ニコール・キッドマン、リース・ウィザースプーン、ブルース・ウィリス、マシュー・マコノヒー、クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、シャイア・ラブーフなどハリウッドスターが多数レッドカーペットを歩いた。しかしアメリカ映画は何も受賞しないまま。同じく、フランス映画の受賞もなかった。日本の監督の作品はなかったが、日米合作のアッバス・キアロスタミ監督作『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題)』がコンペ入り。「ある視点」部門では若松孝二監督の『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』が上映されたが、受賞には至らなかった。主な受賞結果は以下のとおり。パルムドール:『アムール(原題)』グランプリ:『リアリティ(原題)』監督賞:カルロス・レイガダス(『闇の後の光(原題)』)審査員賞:『天使の取り分(原題)』男優賞:マッツ・ミケルセン(『狩り(原題)』)女優賞:クリスティーナ・フルトゥ、コスミーナ・ストラタン(『ビヨンド・ザ・ヒルズ(原題)』)脚本賞:クリスティアン・ムンジウ(『ビヨンド・ザ・ヒルズ(原題)』)ある視点:『アフター・ルチア(原題)』取材・文:猿渡由紀
2012年05月28日三池崇史監督が妻夫木聡と武井咲をキャストに迎えた映画『愛と誠』が、第65回カンヌ映画祭で上映され、残念ながら現地入りできなかった武井が喜びのメッセージを寄せた。その他の写真本作は、梶原一騎・ながやす巧の名作コミックを原作に、超不良の大賀誠(妻夫木)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井咲)の純愛を描いた作品で、アクション、歌、ダンスと強烈なキャラクターが融合した異色エンターテインメントに仕上がっているという。昨年の『一命』に続いて、今年も三池作品がカンヌをわかせた。本作はコンペ対象外の部門で、深夜の上映ながら会場には多くの観客がつめかけた。武井は「“カンヌ”という日本ではない場所で自分がスクリーンに出られるということが、なんだか変な感じがしています。まさか!?という気持ちです」とコメント。「私もカンヌへ行って現地で皆さんと一緒に、“初出演で初カンヌ”を味わいたかった」という武井だが、残念ながら今年は東京から現地の様子を知るだけに。もちろん本作が好評を集めていることから、“女優・武井咲”にも注目が集まっており、今後の映画祭参加、さらには海外作品への出演の可能性もある。武井は「海外で評価していただけたことや海外作品への希望は、まだ想像したことはないですけど、海外の人の感覚とかセンスとか、日本人にないものがあると思うので、それには興味はあります。これから色々なお芝居をやっていけたらいいですね」と、今後の活動に期待を寄せている。現地を訪れている山崎美春プロデューサーは「本当に三池さんの影響力は凄くて、実際に海外の映画祭に来てみると、それを余計に感じました。新しい日本映画を作れたと自負していたので、今回のカンヌ映画祭を通じて、世界でも評価を頂ける作品だと手ごたえを感じることができて本当に嬉しかったです」とのコメント。日本公開は来月だが、今後さらに上映国を拡大していきそうだ。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年05月24日世界最大級の自主映画コンペティション“PFFアワード”をメインプログラムにした映画祭「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が東京、神戸、京都に続き、6月30日(土)から名古屋の愛知芸術文化センターで、7月6日(金)から福岡の福岡市総合図書館で開催される。その他の写真「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、“新しい才能の発見と育成”をテーマに、1977年より続く映画祭。メインプログラムのコンペティション部門には毎年、平均500本以上もの自主映画が寄せられ、これまでに黒沢清、中島哲也、園子温、矢口史靖ら多彩な監督を発掘してきた。名古屋、福岡会場では、昨年行われた“PFFアワード2011”の入選作品17本を上映。グランプリを受賞し、東京国際映画祭、釜山国際映画祭でも上映された北川仁監督の『ダムライフ』を筆頭に、602作品の中から審査員が厳選した作品が上映される。また名古屋会場では、上記のプログラムに加えて、昨年12月に急逝した森田芳光監督の追悼特別企画“20代の森田芳光がみていたもの~疾走する8ミリ自主映画時代~”を開催。寺山修司、野田秀樹ら演劇人をとらえた幻のドキュメンタリー作品『劇的ドキュメント レポート’78~’79』をはじめ、『ライブイン茅ヶ崎』『水蒸気急行』の3作品を上映する。これらの自主映画は上映される機会が極めて少なく、東京で上映された際には立ち見が出るほどの盛況をみせたプログラムだけに、名古屋会場でも映画ファンが多く足を運ぶことが予想される。第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル in 名古屋会期:6月30日(土)~7月4日(水)※月曜休館会場:愛知芸術文化センター12階アートスペースA第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル in 福岡会期:7月6日(金)~7月8日(日)会場:福岡市総合図書館映像ホール・シネラ「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」2012年、東京国立近代美術館フィルムセンターほか全国で順次開催
2012年05月17日今年で記念すべき20周年を迎えるフランス映画祭が6月21日(木)より4日間にわたり開催される。本映画祭で、今月16日(現地時間)に開幕する第65回カンヌ国際映画祭にも出品される日本未公開のアニメーション『アーネストとセレスティーヌ』がいちはやく上映されることが決定。さらに、『アデル/ファラオと復活の秘薬』のルイーズ・ブルワゴンら総勢約20名の豪華アーティストの来日が発表された。昨年フランスで国内興行成績1位の大ヒットを記録した『最強のふたり』がオープニングを飾り、本年度アカデミー賞最多5部門を獲得した『アーティスト』の主演ジャン・デュジャルダンとミシェル・アザナヴィシウス監督が再びタッグを組んだ『プレイヤー』が上映されるなど、旬のフランス映画に出会えるのが本映画祭の魅力。このたび特別追加作品として上映決定したのが、ベルギーの絵本作家・故ガブリエル・バンサン氏の人気シリーズ絵本「くまのアーネストおじさん」(BL出版刊)を原作としたアニメーション『アーネストとセレスティーヌ』。くまのおじさんとねずみの女の子の微笑ましい共同生活を通して、愛の深さや他人に尽くす喜び、気取らない生活の魅力を描く。本作をもって、今年のプログラムは長編11作品、短編6作品の計12プログラムに決定した。そして気になるのが、毎年恒例の来日アーティスト。過去最多の来日人数となる今回も、フランスの“今”を象徴するアップライジングなスターたちが映画祭を美しく彩ってくれる。中でも注目したいのが、本映画祭の“顔”となる女性3人組“Les Filles du cinema francais(フランス映画の女たち)”だ。キュートなルックスからは想像もつかないほど異端な行動やファッションが話題となり、一流ファション誌の表紙を総なめにしたリュック・ベッソン監督の秘蔵っ子、ルイーズ・ブルワゴン(『A Happy Event(仮題)』主演)、『7 ans』などの映画で女性が持つダークサイドをその独特の世界観で見事に演じた女優であり、フランス女流監督としていま最も注目されているヴァレリー・ドン ゼッリ(『わたしたちの宣戦布告』監督・出演)、そしてヴェネチア映画祭で大絶賛され、フランスで最も権威のある批評家賞「ルイ・デリュック賞」を受賞した期待の新人女流監督レア・フェネール(『愛について、ある土曜日の面会室』監督)の3人である。彼女たちは映画祭期間中の各種イベントにも出演する予定。女性がシーンを背負うという時代性を象徴するこの個性豊かな「フランス映画の女たち」が、同じく女性であるユニフランス・フィルムズ代表のレジーヌ・アチョンドと共に、本年度の映画祭を華やかに盛り上げてくれそう。20th アニバーサリー フランス映画祭日程:6月21日(木)~6月24日(日)会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)映画祭公式サイト:主要来日アーティスト一覧・『わたしたちの宣戦布告』(監督・主演:ヴァレリー・ドンゼッリ/主演:ジェレミー・エルカイム)・『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』(監督:フィリップ・グランドリュー)・『最強のふたり』(監督:エリック・トレダノ, オリヴィエ・ナカシュ)・『リヴィッド』(監督:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ)・『そして友よ、静かに死ね』(出演:ディミトリー・ストロージュ)・『ミステリー・オブ・リスボン』(英題/出演:メルヴィル・プポー)・『スリープレスナイト』(仮題/監督:フレデリック・ジャルダン/主演:トメル・シスレー)・『愛について、ある土曜日の面会室』(監督:レア・フェネール)・『A Happy Event』(仮題/主演:ルイーズ・ブルゴワン)■関連作品:ミステリーズ・オブ・リスボン (英題)プレイヤー 2012年6月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開最強のふたり 2012年9月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP■関連記事:ジャン・デュジャルダンのセクシーボイスに胸きゅん!『プレイヤー』最新映像が到着“旬”のフランスが盛りだくさん!20周年「フランス映画祭」ラインナップ発表今最もホットな彼の“声”が聞ける!『アーティスト』監督&主演コンビ最新作公開祝20周年!フランス映画祭、6月開催決定オープニング作品は『最強のふたり』
2012年05月11日阿部寛が古代ローマ人に扮した公開中の映画『テルマエ・ロマエ』が、イタリアで4月20日から28日(現地時間)に開催された“第14回ウディネ・ファーイースト映画祭”で“マイムービーズ賞”を受賞した。その他の写真本映画祭では、日本、韓国、中国、台湾、香港といった東アジア及び東南アジアを中心とした10か所の国と地域から選出された計62作品が上映され、今回日本からは『テルマエ・ロマエ』のほかに『モテキ』など11作品が招待された。なお、コンペ部門は“観客賞”“ブラックドラゴン賞”(過去受賞作『告白』)“マイムービーズ賞”(過去受賞作『百万円と苦虫女』)の3つの賞で構成されており、『テルマエ・ロマエ』はネット投票による“マイムービーズ賞”で1位を獲得。現地イタリア人からも非常に注目されていることが分かった。また、21日(現地時間)の上映会には武内英樹監督が登壇。1200人収容の会場に観客が入りきらず、急きょ追加上映が決定したというほどの大盛況ぶりで、イタリアでの公開を調整している本作にとっては、追い風となる受賞となったようだ。本作は、古代ローマ帝国の風呂専門の設計技師・ルシウス(阿部)が浴場のアイデアに悩んだ末、ひょんなことから現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、古代ローマと現代日本を行き来しながら、彼が“平たい顔族”と称する現代の日本人と交流を深め、それぞれの風呂文化の違いを探り出す物語。『テルマエ・ロマエ』公開中
2012年05月01日今年もアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(以下:SSFF & ASIA)が6月15日(金)より開催される。その連動プロジェクトの一つとして、エンタテインメントサイト「ネスレアミューズ」内にて世界の傑作ショートフィルムを集めた「ネスレアミューズ映画祭」が4月27日(金)より開催されている。米国俳優協会の会員でもある俳優の別所哲也が創設者となり、1999年に東京・原宿をメイン会場にして誕生した「SSFF & ASIA」。「もっとショートフィルムを身近に感じてもらいたい」という思いから、映画という枠を超えてJリーグやキャノンなど様々な団体や企業とのプロジェクトを実現してきた。そして今年、新しい試みとして、ネスレ日本株式会社が運営する“見る・聴く・買う”を楽しむバラエティに富んだエンタテイメントサイト「ネスレアミューズ」と連動したウェブ上の映画祭を実現!お家にいながら映画祭を楽しむことができるという。同プロジェクトでは、27日の開幕を皮切りに5週間にわたって毎週8作品ずつ、合計40本の作品が配信される予定。アカデミー賞を始め、世界各国の映画祭で称賛を浴びた作品を集めた「世界のセレクション短編」や、「SSFF & ASIA 2010」は未体験という方でもその歴史が楽しめる、グランプリ受賞作品を集めた「ショートショート受賞短編」など、様々なテーマでセレクトされた傑作ショートムービーが続々と配信される。短い作品では1分、長いものでも25分という短時間の中にメッセージが凝縮された、ショートフィルム。お家にいながらたくさんの作品を楽しむことができるこの機会に、ぜひ一度覗いてみては?あなたもきっとその魅力の虜になるはず。「ネスレアミューズ映画祭」はウェブサイト「ネスレアミューズ」内で開催中。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」は6月15日(金)から19日(火)までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日(金)から24日(日)まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催。「ネスレアミューズ映画祭」6月1日(金)まで毎週金曜、8作品ずつを配信。公式サイト:「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」期間:6月15日(金)~30日(土)会場:ラフォーレミュージアム原宿、表参道ヒルズ スペース オー、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、ブリリア ショートショート シアター公式サイト:■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催
2012年04月27日CS映画専門チャンネル“Movie Plus”が5月27日(日)深夜(日本時間)に行われる第65回カンヌ映画祭授賞式を日本独占生中継することが分かった。また、『カンヌ映画祭スペシャル 2012』と題して、5月1日(火)からは過去の受賞作&出品作を厳選して放映、5月19日(土)からは特別番組を放映する。その他の写真カンヌ映画祭の日本オフィシャル・ブロードキャスターに選ばれた“Movie Plus”。特別番組では、華やかな開会式のレッドカーペットの様子や俳優、女優、監督らのインタビューの模様も放映される。今年は、ミヒャエル・ハケネやケン・ローチら、個性派が揃う中、高梨臨や加瀬亮ら日本の俳優が出演するアッバス・キアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題)』がコンペティション、妻夫木聡と武井咲共演の『愛と誠』がミッドナイト・スクリーニング部門、『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』がある視点部門に選ばれていることから、日本映画への注目度も高いことが伺える。過去の受賞作&出品作をピックアップして放映する「We LOVE カンヌ映画祭」という番組では、第47回パルム・ドール賞を獲得した『パルプ・フィクション』をはじめ、第59回脚本賞、女優賞ほかに輝いた『ボルベール〈帰郷〉』といった映画史に残る名作や、昨年審査員賞を受賞した『渇き』、監督週間出品作『フィリップ、きみを愛してる!』などの話題作も紹介される。そのほか、昨年のカンヌオープニング作品『ミッドナイト・イン・パリ』の特別試写会を日本公開の前に実施するなど、放送以外でも様々なプロモーションを展開するという。カンヌ映画祭をより楽しめるこの企画。番組を楽しみながら今年の賞レースの結果を予想してみてはいかがだろうか。CS映画専門チャンネル Movie Plus「We LOVE カンヌ映画祭」5月1日(火)から放送開始特別番組(カンヌ映画祭:開会式、授賞式ライブ、ハイライト)5月19日(土)から放送開始
2012年04月27日カンヌ映画祭、ベルリン映画祭、ヴェネツィア映画祭と、世界最高峰の映画祭から選りすぐった作品を上映する“三大映画祭週間”が昨年に続き、今夏にヒューマントラストシネマ渋谷で開催されることが決定した。その他の写真今年、本映画祭で上映されるのは全8作品。愛する家族と幸せに暮らしていた男がある日妻を事故で失い、子供たちを守り抜こうと奮闘する姿を描いた『我らの生活』(カンヌ映画祭/2010年男優賞受賞)や、少年院の刑期をあと5日に控えた少年の、母親に対する葛藤を描写した『俺の笛を聞け』(ベルリン映画祭/2010年銀熊賞受賞ほか)、サーカス団を舞台に、ふたりのピエロが美女を奪い合う『気狂いピエロの決闘』(ヴェネツィア映画祭/2010年銀獅子賞受賞ほか)など、高い評価を受けながら日本では未公開だった作品も含め、一挙に上映される。さらに、『8人の女たち』(2002年)などで知られる巨匠、フランソワ・オゾン監督作『ムースの陰遁』は、ドラッグによって生活が一変したカップルを題材にした作品で、2009年のサン・セバスチャン映画祭審査員賞を受賞。こちらも日本初登場なので見逃せない。映画ファンの熱い要望により、今年も開催が決定した本映画祭週間。日本未公開の作品が楽しめるのはもちろん、世界の隠れた名作を鑑賞できるこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。三大映画祭週間20128月4日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次開催〈カンヌ映画祭〉『ミヒャエル』(2011年コンペティション選出)『我らの生活』(2010年男優賞)『フィッシュ・タンク』(2009年審査員賞)『イル・ディーヴォ‐魔王と呼ばれた男‐』(2008年審査員賞)〈ベルリン映画祭〉『俺の笛を聞け』(2010年銀熊賞/アルフレッド・バウアー賞)〈ヴェネツィア映画祭〉『気狂いピエロの決闘』(2010年銀獅子賞/オゼッラ脚本賞)『時の重なる女』(2009年女優賞)〈特別上映〉『ムースの隠遁』(2009年サン・セバスチャン映画祭審査員特別賞)※全作品デジタル上映※当日券:一般1800/大・高・専1500/中学以下・シニア1000(税込)
2012年04月27日プサン国際映画祭ニューカレント賞(グランプリ)、ロッテルダム国際映画祭国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞など数々の賞を受賞した映画『ムサン日記~白い犬』が5月12日(土)から公開されるのを前に、本編で登場する白い犬ペックの映像が届いた。白い犬ペックの映像映画『ムサン日記~白い犬』は、『ポエトリー アグネスの詩』のイ・チャンドン監督の助監督を経て、本作で長編デビューをしたパク・ジョンボム監督による最新作。北朝鮮の国境の街ムサンから幸せを求めて韓国にやってきた孤独な青年スンチョルと、捨てられていた白い犬ペックとの心の交流を綴る。今回公開された映像では、唯一の心のよりどころであるペックを愛おしそうに抱き上げるスンチョルの姿が映し出されている。物語の重要な存在でもあるペックに抜擢されたのは俳優犬ではなく、韓国原産のチンド犬と北朝鮮原産のプンサン犬の雑種である素人犬。パク監督はペックとの出会いについて、「市場で沢山の犬がこちらに向かって吠えている中、一匹だけ大人しくこちらを見つめていた犬がいて、それがペックだった。演技経験はないけれど、忠誠心を感じてこの子だと思った」とコメント。撮影までの数ヶ月間をペックと共に過ごし、エサやトイレの世話を全部自分でしたことで、信頼関係を築いていったという。また、本作の公式ホームページ上にはペックのプロフィールが掲載された特設ページも開設されており、数々の愛らしい写真が公開されている。犬好きはもちろん映画ファンも、ペックの愛くるしい姿をチェックしてみてはいかがだろうか。『ムサン日記~白い犬』5月12日(土)シアター・イメージフォーラム他全国ロードショー
2012年04月25日22日(現地時間)、ニューヨークで開催中のトライベッカ映画祭で行われたQ&Aセッションにマイケル・ムーア監督と一緒に出席した女優スーザン・サランドンは「私たちは監視下に置かれています。私の電話は盗聴されたのよ」と話し始めた。監視については、情報公開請求の権利を行使して調べた結果、確信したという。過去30年以上にわたって人権問題を始め様々な政治問題に関わってきたスーザンは、リベラル派として、アメリカ大統領選のたびに支持政党の候補者に対する熱烈な支援活動でも知られている。2003年以降、何度もイラク侵攻反対デモに参加、最近はアメリカ経済界に対する抗議運動“ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)”にも参加している。歯に衣着せぬ発言も多く、昨年10月にはローマ教皇のベネディクト16世を「ナチス」呼ばわりし、後に謝罪するなど、物議を醸すことも少なくない。ホワイトハウス訪問を計画した際には、「セキュリティ上問題あり」として許可されなかったという。ムーア監督は、「誰かがどこかで監視しているとしても、驚きはしないね」とスーザンの発言に同意を表明した。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO
2012年04月25日