立ち会う予定のなかった姉の出産に立ち会うことになった私。出産ってこんなに大変なんだ……!と、驚きの連続でした。壮絶な出産を目の当たりにして、自分は絶対に無痛分娩で出産しようと心に決めました。そんな私の体験談を紹介します。※コロナ禍前の体験談です 2歳年上の姉とは、大の仲良し私には2歳年上の姉がいます。姉とは大学時代に2人暮らしをしたり、一緒に買い物に行ったり、服を貸し借りしたり。悩み事も話せて、姉妹というより仲の良い友だちという感覚です。 そんな姉は27歳で結婚し、翌年第1子を授かりました。結婚後は離れて暮らしていた姉も、妊娠中期になると里帰りのため実家に帰省し、また一緒に生活をするようになりました。 急に始まった姉の出産姉の出産予定日が近づいたある日、日曜で仕事が休みだった私は友だちと遊びに行きました。外出先でふと携帯電話をみると、母から「お姉ちゃん、破水しました」というメールが! 破水しても第1子だし、そんなにすぐには生まれないだろうと思い、予定通り友だちと遊んでから帰宅。帰宅すると家で父が私を待っていて、「やっと帰ってきた! 病院に向かうよ」と声をかけられました。 そんなにもう生まれそうなの? 陣痛丸3日とかよく聞くし……なんて能天気に考えていた私。父と一緒にタクシーに向かうと母から「いまどこ? もう生まれちゃうわよ!!」と慌てた様子で電話がありました。「運転手さん、姉、子ども生まれます! 急いでください!」とお願いし、病院に急行しました。 立ち会う予定ではなかったのに…病院に到着し姉の名前を告げると、助産師さんが「お父さんは廊下の椅子で待っててくださいね! 妹さん、こちらへどうぞ!」と言われました。わけがわからないまま扉を開けると、そこには助産師さんに囲まれて痛みで聞いたことのない声で叫び、顔が苦痛の表情にゆがんだ姉と、うちわで姉をあおぐ母の姿が。 突然の状況に、「???」状態の私。あとで聞くと、立ち会い予定の姉の夫がまだ到着しておらず、そのまま母が立ち会い、なぜか流れで私も分娩室に通されたのだそうです。 目の当たりにした出産という大仕事通常分娩だった姉は、大汗を流し、叫び続けています。人間ってこんな声が出るんだ……と、冷静に思ったのをよく覚えています。姉に話しかけると、なんとなくの会話はできるものの、疲労でぐったり。その後どんどん陣痛の間隔が短くなり、先生が到着しました。そして何度も姉がいきむと、血だらけの赤ちゃんが生まれてきました。 すると助産師さんから、「じゃあ、妹さん、どうぞ!」とハサミを渡されたのです。へその緒を切ってという意味らしく、「えっ? えっ? 私が切るんですか?」とパニックに。母は姉の額の汗を吹いたり水を飲ませたりしていて、手が空いていた私がそのままへその緒を切ることになりました。なんとも言えない、なんだか柔らかくて、でもしっかりした物を切った、と思いました。 初産にしてはかなり安産だったと助産師さんに言われた姉。あれで安産なんだと、私は驚愕しました。あんなにつらそうで、あんなに叫んでいたのに……。この経験で、私は自分が出産するときは絶対に無痛分娩にしようと心に決め、2020年1月に第1子を無痛分娩で出産しました。ちなみに姉も、そのあと2人出産して3人のママになりましたが、下の2人は無痛分娩を選択しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:森まり子0歳の男の子のママ。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2021年02月13日現在、新型コロナウイルス感染予防の観点から、面会や立ち会い出産を制限している産院も多々あります。その影響で、思い描いていたお産の形とは違うお産となってしまった、あるいは違ってしまうという方もいらっしゃるでしょう。 しかし、出産のカタチはさまざまでも、命が生まれる瞬間は尊いもの。そして一人ひとりに物語があります。今回は、3人のママのリアルな出産シーンと命の物語をご紹介します。これから出産を迎える方の心の準備として、ぜひご覧ください。 【コロナ禍でリモート立ち会い】ayumiさん コロナ禍で2人目の出産となったayumiさん。上の息子さんに立ち会ってもらいたかったそうですが、叶わず、スマホのビデオ通話で息子さんとパパに様子を伝えながらの出産となりました。 陣痛の間隔が短くなってもなかなか子宮口が開かず……。ayumiさんにとってはそれが一番つらかったそうです。産院到着から約10時間後、身長51cm、体重3,300gの男の子を出産されました。実際の立ち会いはできませんでしたが、離れていても気持ちをひとつにして新しい命を迎えることができたのではないでしょうか。 【意識もうろうのなか必死で…】kikuさん 初めての出産となったkikuさん。真夜中の陣痛、吐き気と便意に耐え、意識もうろうとなるなかでの出産となりました。痛みの波も感じにくくなったというkikuさんですが、助産師さんの声かけに合わせて必死で痛みを感じ、夢中で踏ん張り、「産み出した」そうです。 産院到着から約17時間後、身長50cm、体重2,856gの男の子を出産。赤ちゃんに触れたときのkikuさんの表情、動画を撮影していた旦那さんの笑い声からも、安堵と喜びが伝わってきます。 【出産まで約3日!】すすさん 陣痛がきたものの、なかなか間隔が短くならない初産婦のすすさん。心が折れそうになりながらも、助産師さんの励ましを受け、気持ちがラクになってお産を乗り越えられたそうです。 産院到着から約3日後、身長48.8cm、体重2,980gの男の子を出産。赤ちゃんが生まれてすぐ泣かず少しハラハラしますが、医師が赤ちゃんを吸引したり体を拭いたりして刺激すると、元気な産声が聞こえてきました。医師と助産師さんからかけられた「今日は寝られるね」の言葉からも、すすさんの頑張りが伝わってきます。 出産のカタチは十人十色。人の数だけさまざまな出産のカタチがあり、ママも赤ちゃんも頑張っています。そして、コロナ禍であっても多くの新しい命が誕生しています。この動画を通して、皆さんにもひとつの尊い命の誕生の瞬間に立ち会っていただけたら幸いです。また、すでにお子さんがいらっしゃる方も、そうでない方も、すべての方に、命の誕生のキセキを感じていただけたらと思っています。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2021年01月28日私は夫と付き合ってすぐ妊娠したため、結婚から出産までのスピードがとても早く、出産時期には“恋愛真っ最中”の間柄でした。出産時に便が出てしまう人もいるということを知って、当時はそんな醜態を見せるなんて恥ずかしくて恥ずかしくて、とても集中できなさそう……と思っていました。立ち会いたいという夫の気持ちを考慮しても、羞恥心にはどうしても勝てず。悩んだ末に私は立ち会い出産をしないことにしたのです。 浣腸はしないんです実は私、姉が出産時に前期破水で入院したため、様子を見に病院へ頻繁に通っていました。なので「出産時のうんち事情」についてはほんの少し知っていたのです。それまでは、陣痛がまだ弱いうちに浣腸をして、出産時に便が出てしまわないようにするんだとばかり思っていました。 しかし、最近は違うようで、出産時に便が出ることはよくあるらしいのですが、出産前に浣腸すると便も液状になるため衛生上悪く、固形物のほうが処理しやすいのだと、姉が助産師さんから説明を受けたとのこと。それをあとから聞いた私も衝撃を受け、「えー!?」と叫んだほど。人前でうんちするなんて、いくら助産師さんは慣れっことはいえ、なかなかハードルが高いなとは思います。 出産当日の便事情は……姉は、結局出産前日に食べ過ぎたことが原因で当日下痢をし、「全部出た」とのこと。しかし、病室で陣痛を我慢している間には、やはり少し下着に便がついたそうで、旦那さんにわからないように、汚れた下着を母が回収してくれたそうです。 私はというと、自分なりの対策として陣痛が来てからまだ動けるうちにLDR備え付けのトイレにこまめに行き、なるべく自然に便が出るようにしました。本格的に痛くなってからは、出たかどうかもわからないくらい苦しみましたが、ちょっとだけ出てしまったようです。 そもそもなんでうんちが出るの?陣痛の感じ方は人それぞれだと思いますが、私の場合では、陣痛がピークに達したときには、おなかの中から膨らんでくるような強い痛みが襲ってきたのです。このとき、体に強い力が入ってしまいました。 しかし、体に力を入れることにより、赤ちゃんに酸素が行かなくなってしまうので、深く息を吐いて力を入れないようにと助産師さんから聞き、必死にいきみ逃しをするように。ですが、いきみ逃しも長くは続けることができずに陣痛が来るたびに“うんちを踏ん張る”ような状態になってしまいました。 私は、恥ずかしいという気持ちから「赤ちゃんの産声を聞きたい」という夫の気持ちを押し退けてまで、立ち会い出産をしませんでした。しかし、出産後の今も立ち会い出産をしなかったことに後悔はありません。出産時にうんちが出てしまう可能性があるなら、いくら夫婦だからといっても、立ち入られたくはないと感じているからです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:中村ちはる一女の母。37歳での妊娠、出産を機に医薬品関連商社を退職。現在は自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年12月06日出産のときは全身の力を振り絞っていきみます。そのときに「一緒にうんちが出てしまったりしないのだろうか?」と私は出産前にとても心配になりました。夫の立ち会い出産を希望していたので、なおのこと不安でした。仕方のないことかもしれないけど、やっぱり恥ずかしかったからです。ここではそんな私の出産体験談をお話ししたいと思います。陣痛はおなかを下した痛みに似ていた私は妊娠40週2日の夜中に陣痛が来ました。それは腸が収縮するような感じの痛みで、おなかを下したかな?と思って何度かトイレに行きました。けれども何も出ず、定期的に下腹が痛むのでようやく陣痛だと気がついたのです。陣痛の痛みはおなかを下したときの痛みに似ていると思いました。そして、これでは分娩室に入ったときに本当に便意があったとしても、その感覚がどちらかよくわからないだろうなと感じたのを覚えています。 入院してすぐに浣腸をしたかかりつけの病院では、産前の処置として浣腸することが決まっていたため、私も入院してまずその処置をしてもらいました。これなら出産時に排便してしまわないだろうと安心したのもつかの間、浣腸後にも便意をもよおし、我慢することが本当に苦痛でした。そして約15分くらい、陣痛の波と腸がぎゅるぎゅると動く痛みで脂汗が止まらなくなりました。トイレに行こうとしても、痛みでなかなか進めず、すぐそこにあるトイレがとても遠く感じました。 出産時にうんちがでることはよくあることところが私は出産までに時間がかかってしまい、気づけば浣腸をした日から2日が経っていました。助産師さんに不安に思っていることを話すと、「出産時にうんちが出てしまうことはよくあることだから、心配しないで。気づかないくらいにさっと処理します」と言ってくれました。その後、出産時にうんちは出ませんでしたが、もし出ても陣痛の痛みや子どもが生まれた喜びや興奮で、まったく気にならなかったかもしれないなと思ったのを覚えています。 助産師さんからは「よくあること!」と言われましたが、それでもかなり抵抗がありました。浣腸は大変でしたが、出産前にしたことで私はかなり安心できました。また、もし出てしまってもスムーズに対処してもらえるということを事前に教えてもらったことも、安心につながったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 原案/山下 ひいこ作画/やましたともこ
2020年11月04日新型コロナウイルスがなかなか収束せず、感染予防の観点からいまだ立ち会い出産や面会の制限をしている産院も多くあります。 出産を控えている方のなかには、ひとりでの出産に不安を感じている方もいらっしゃる声も多く聞かれます。そんな妊婦さんたちの不安を少しでも払拭できたら!という思いから、出産時の呼吸の仕方や赤ちゃんの様子がよくわかる「出産時の呼吸法&赤ちゃんの様子」動画を8月17日に公開しました。出産を控えた妊婦さんやご家族のみなさんなど多く方の反響を呼び、10月末現在で約8万回視聴されています。まだ、ご覧になっていない妊婦さんやご家族の皆さん、ぜひご覧になって、笑顔で新しい命を迎えてあげてくださいね。 実際の分娩経過に合わせて赤ちゃんの様子と呼吸法を助産師が解説ベビーカレンダーが公開している実際の通常分娩の動画に合わせて、助産師が分娩経過や赤ちゃんの様子、ラマーズ法に基づいた呼吸法を解説しています。 ■分娩経過子宮口の開大度やそのときの産婦さんの様子、立ち会う方のサポート方法について解説しています。 ■赤ちゃんの様子狭い産道を赤ちゃんは体を回転させておりてきます。その様子をわかりやすくイラストで解説しています。 ■呼吸法分娩経過に合わせた呼吸法を文字だけでなくイラストや音声で解説しています。妊娠中に呼吸法の練習をしておくと安心です。呼吸法の練習の際は、分娩の経過や赤ちゃんの様子をイメージしながらおこなうとよいとされていますが、なかなかイメージできない、特に出産経験のない初産婦さんにとっては、この動画が役立つのではないかと思います。 呼吸法は、陣痛の痛みや恐怖心の緩和に役立ちます。実際の場面でうまく呼吸法がおこなえなくても、助産師がサポートしますので大丈夫! コロナ禍での出産は不安も多いかと思いますが、みなさんが笑顔で新しい命の誕生の時を迎えられますように。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2020年10月24日私は、妊娠中から立ち会い出産を希望していました。ところが、いざ出産当日になると、夫は私よりも落ち着かない様子で、自分から率先してサポートすることができませんでした。もっと事前に夫婦で話しておけばよかったなと思うことも。そんなわが家の立ち会い出産体験談をお伝えします。 夫は緊張して何もできず…立ち会い出産当日。陣痛が始まってから、夫は私のそばにいてくれましたが、私よりも緊張して何もできず……。私はそのことにイライラしてあたってしまうこともありました。 「これやって」「あれやって」とお願いしたことに関してはやってくれましたが、陣痛の痛みから私は頼むのもひと苦労です。もっと相談を重ね、事前にサポートしてほしいことをお願いしておけばよかったなと思いました。 もっと相談しておけばよかったと思うことそもそも夫は、出産に対しての知識がまったくありませんでした。「痛い」ということはわかっても、どこが痛いのか、どうしたら陣痛の痛みがやわらぐのかという知識を事前に共有していなかったのです。もっといろいろなパターンを考えて、事前に共有しておけばよかったなと感じています。 うちわであおぐ、飲み物を渡すなど、それだけでも意識的にサポートしてくれると、私としてはより助かったかもしれません。 それでも立ち会い出産にしてよかった!それでも、私が立ち会い出産をしてよかったと思うことはいくつかあります。自分から率先してサポートできなかった夫ですが、そばにいてくれる安心感がありました。 ひとりで戦わなければいけないという気持ちから、そばにいてくれるだけで「一緒に出産」という気持ちになれました。何もできなくても、私にとっては最高の存在でした! 今回は、立ち会い出産を経験した私がもっとこうしておけばよかったと思うこと、立ち会い出産にしてよかったと思うことをお伝えしました。立ち会い出産をしようか迷っている方は、ぜひご主人と相談してみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年10月09日夫婦ともに1人目の出産の経験から2人目も同じように考えていたら、まったく違う立ち会い出産になった、ちょっと笑えるエピソードを紹介します。 いくら2人目は早いと言っても…第一子の息子を出産時は、陣痛がずっと5分間隔のままで、子宮口も1cmから全然開かない状況が続きました。そして子宮口が全開大し破水するまで24時間かかり、その後も何度いきんでも全然息子が出てこず……。最終的には酸素マスクをつけられ、先生に押し出されるという形で出産を終えました。出産後、息子の頭が大きくて出なかったと聞かされましたが、トータル36時間の長く、つらい出産でした。そんな第一子の出産を経験してる私たちだったので、2人目は早いと言っても1日くらいはかかるだろうと思っていました。 出産予定日3週間前から前駆陣痛やおしるしが続いていたものの、結局出産予定日も過ぎてしまい、妊娠40週に突入。先生と相談して、卵膜剥離をしても陣痛が来ない場合は1週間後に薬で陣痛を起こすと決め、この日は卵膜剥離の処置をしてもらい帰宅しました。 その日は30分〜1時間おきくらいに痛みが起き、夜中3時過ぎに痛みで目が覚めたので、陣痛アプリを使うと10分間隔。いびきをかいて寝ている夫と息子を起こさないようにシャワーを浴び、陣痛の合間に出産入院の荷物の最終確認をして、軽く食事をとりました。そして6時過ぎに産院に電話すると「経産婦さんなのでもう来てくださいね」と言われたので、夫と息子を起こして産院に向かいました。 夫よ、どこへ行った?診察を受け、分娩室でいろいろな器具をつけられたのを見届けた夫は、息子を保育園に。私は先生に「自然に進むのを待つか、早めるか」と聞かれ、第一子のときの2日徹夜を思い出し「早く産みたいです!」とお願いしました。そのとき子宮口は4cm開いていたのでバルーンを入れ、6cmになったところで陣痛促進剤の点滴を開始しました。 その間にも陣痛は徐々に短く強くなっていたのですが、戻ってきた夫がモニターの波形をみて「おぉ、今陣痛来てる?」とか「痛い?」とか聞いて来て落ち着かないので、助産師さんが「進んだらまた呼びますから、待っていてください」と夫を一旦退室させてくれました。それが11時ごろ。 夫は追い出されている間に、市役所に行ったり、お昼ごはんを食べたりしていたようです。一旦病院に戻ってきたようなので助産師さんが夫を呼びに行ってくれたのですが、部屋におらず……。助産師さんが探してくれて「旦那さん……診察受けていました」と戻ってきました。夫は風疹の抗体があるのか検査をしてもらっていたそうで……なぜこんなときに……。 13時ごろ、陣痛が2分間隔になり、子宮口は7cm。「うーん、夕方くらいまでかかるかなぁ」と助産師さんに言われたのですが 13時半ごろ、急にズシンとお尻に力が入る陣痛が来ました。2回ほど耐えたのですが、3回目はいきみのがしができず……。「何か出そうです!!」と叫んで暴れてしまい、助産師さんが慌てて私の足を抑えバタバタしているときに、入ってきた夫が呆然としているのが目に入りました。 たまたま先生が通りがかり「あら〜頭もう見えてるよ!」と慌てて麻酔をして会陰切開をしてくれていきんでいいよ!と言われた瞬間に1回いきんだだけで生まれました。13時40分、病院に着いてから6時間のことでした。 間に合ってよかった第一子の出産のときに比べ、かなりの余力を残して出産を終えた私はだいぶ元気で、テンションもあがって赤ちゃんの写真を撮りまくっていたのですが、ギリギリ立ち会えた夫の第一声は「俺、何の役にもたたなかった……」でした。 第一子のときは出産ラッシュで助産師さんも看護師さんも足りなく、夫は腰をさすったり飲み物を飲ませてくれたりしてくれていたのですが、今回は私だけだったので助産師さんが付きっ切りでいてくれて夫は手持ち無沙汰→いろいろ用事を済ませてギリギリに帰ってくるということに。同じ病院内にいるのに、立ち会いに間に合わなかった!とネタのようにならなくてよかったと思います。 ちなみに余談ですが、長丁場になることを考え、片道2時間半かかるところに住んでいる実父に息子を家で見ててもらおうと夕方保育園のお迎えから頼んでいたのですが、保育園のお迎え前に生まれてしまい、少し早めに病院に到着した父も「えっ!! もう生まれたの?! 俺、何しに来たんだろう……」と、これまた唖然としておりました。 第一子の出産のときに36時間かかった私は、病院に着いて30分とか1時間で生まれるという話はまったく信じられず、前日の陣痛の予兆も夜中の陣痛が始まってからも「まぁまだ生まれないだろう。とりあえずアレとアレをやってからにしよう」と夫婦ともにのんきだったなぁと反省しました。経産婦さんは特に進みやすいとのことだったので、もし3人目を産むなら夫には病院から出ないでほしいと伝えようと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:兼松あかりイヤイヤ期真っ只中2歳10カ月の息子と8カ月の娘の二児の母。バイオ系研究員や知的財産の仕事を経て、引き出物プランナー・贈り物コーディネーターとして活動中。書籍を出版したことがきっかけでライター業もおこなう。
2020年08月31日現在、新型コロナウイルスの感染予防の観点から母親学級を休止していたり、立ち会い出産や面会の制限をしていたりする産院も多くあります。出産を控えている方のなかには、ひとりでの出産に不安を感じている方もいらっしゃることと思います。人は未知の事柄に対して不安を感じやすいものです。 そんな不安を少しでも軽減できるよう、またママと赤ちゃん、そしてそのご家族の安心・安全のために現場の最前線で戦ってくれている産院の医師やスタッフのみなさんの力になれればと思い、ベビーカレンダーでは「出産時の呼吸法&赤ちゃんの様子」という動画を作成しました。 実際の分娩経過に合わせて赤ちゃんの様子と呼吸法を助産師が解説 ベビーカレンダーが公開している実際の通常分娩の動画に合わせて、助産師が分娩経過や赤ちゃんの様子、ラマーズ法に基づいた呼吸法を解説しています。 ■分娩経過子宮口の開大度やそのときの産婦さんの様子、立ち会う方のサポート方法について解説しています。 ■赤ちゃんの様子狭い産道を赤ちゃんは体を回転させておりてきます。その様子をわかりやすくイラストで解説しています。 ■呼吸法分娩経過に合わせた呼吸法を文字だけでなくイラストや音声で解説しています。妊娠中に呼吸法の練習をしておくと安心です。呼吸法の練習の際は、分娩の経過や赤ちゃんの様子をイメージしながらおこなうとよいとされていますが、なかなかイメージできない、特に出産経験のない初産婦さんにとっては、この動画が役立つのではないかと思います。 呼吸法は、陣痛の痛みや恐怖心の緩和に役立ちます。実際の場面でうまく呼吸法がおこなえなくても、助産師がサポートしますので大丈夫! コロナ禍での出産は不安も多いかと思いますが、みなさんが笑顔で新しい命の誕生の時を迎えられますように。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2020年08月17日新型コロナウイルス感染拡大の影響により、妊婦健診は原則ひとり、出産も原則ひとり、産後の面会も同地域の人間1人1回15分程度……あらゆることが変わりました。 出産予定が近づくなかで第1子の卒園式と入学式新型コロナウイルスが日本に蔓延していくのと同時に、どんどん大きくなっていくおなか。出産予定日は4月半ば。第1子は3月に卒園式、4月に入学式を控えていました。幸い、卒園式前の時点では私の住む地域はまだ感染者がおらず、時短簡略化、全員マスク着用、ホール内の換気を徹底、消毒をしてから入場という形で卒園式がおこなわれました。 それから入学式までの間に感染者が出始め、式の数日前に、入学式を時短、全員マスク着用、換気消毒の徹底、ホールから教室への同行は1人のみとなりました。そして当日、5月6日まで小学校の休校が決定したことを告げられました。 学校からの感染も怖く、休校になってほしいと思っていたので、このお知らせを聞いた瞬間、本当にホッとしました。式後に子どものお友だちとゆっくり話したい気持ちはありましたが、私はすでに臨月に入っており、人混みにいる怖さから早々に帰宅しました。 産後の面会条件が日ごとに厳しく…休校中は三密を避け、子どもと外に出るのは近くを散歩するときのみとし、買い物に行く際は私ひとり。人の少ない時間帯に、人を避けながら向かい、入退店時と家の玄関でも消毒し、手洗いを徹底的にしていました。 妊婦健診は通常通りありましたが、産後の面会は夫や両親のみに変更するとの通知がありました。その通知から数日後、面会条件がさらに変わり、面会は出産直後、術後等のやむを得ない場合のみ。さらに面会者は同地域の人間であること、1回15分程度でなるべく同じ人物にすることが条件となり、出産は立ち会いや待合室での待機も不可となりました。 入院生活も新型コロナ対策で激変立ち会い出産不可の通知があった数日後の深夜に破水。家族と病院に向かったものの、入れるのは私ひとりのため、家族には車で待機してもらいました。即入院が決まったため、家族にはそのまま帰宅してもらいました。 あれよあれよという間に陣痛は進み、子宮口もどんどん開いていき、分娩台に上がったときには耐えられない程の痛みになっていました。助産師さんたちが温かく、たくさん褒めてくれたのでうまくいきむこともでき、陣痛開始から出産まで3時間という早さで赤ちゃんが誕生しました。ひとりのため、助産師さんが私の携帯を持ってきておいてくださり、赤ちゃんの写真もツーショットも撮れました。「ひとりでよく頑張ったね」という言葉が、とても胸に響きました。 産後の入院生活は、部屋から出るときは必ずマスクを着用、赤ちゃんに触れる前に手洗いと消毒の徹底、ごはんはすべて部屋食で、授乳室に入れるのは3名までなど、新型コロナ対策が徹底されていました。 妊娠中・出産・産後の入院生活、すべて新型コロナウイルス蔓延の影響を受けて通常とは異なる仕様になりました。もし第1子出産で立ち会い希望だったら、とても心細かったと思います。子どもには消毒と手洗いの大切さを伝え、子ども自身も理解して玄関で消毒をし、手洗いも隅々まで丁寧にしてくれています。早く新型コロナウイルスが収束して、通常の妊娠生活や産後の生活を送れるようになってほしいと願っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて出産予定の病院・産院、または通院している病院・産院に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:夏日幸
2020年07月06日私は上の子が3歳8カ月のときに2人目を出産しました。その際、上の子を出産に立ち会わせるかとても迷いました。娘を立ち会わせることになった経緯と実際に立ち会ってもらったときの様子をお伝えいたします。 長女を立ち会わせるかどうか…私が通っていた産院では、上の子も出産に立ち会うことを推奨していました。病院が協力的であり、夫は連絡すれば1時間以内に病院に駆けつけられるという好環境だったのですが、私は娘を立ち合わせるかどうかを非常に悩みました。 理由は「血や陣痛中の母を見てトラウマにならないか」「私がお産に集中できないのではないか」「夜中の出産になったら」などの不安があったからです。 助産師さんに相談したところ、「4歳近いなら大丈夫。赤ちゃん返りしているみたいだから、立ち会わせたほうが妹を受け入れやすい。お産が夜になってしまっても、お部屋にある簡易ベッドに寝かせれば大丈夫だよ」と後押しされ、長女を立ち会わせることを決めました。 長女のために考えたこと・準備したもの立ち会い出産は必須ではなく、娘と私に無理のない範囲でと思っていました。なので、お産が長引いたりすごく怖がったりした場合は、夫と一緒に家に帰ってもらおうと夫婦で事前に話し合って決めました。陣痛がきてからでは話すこともままならなくなるので、事前にいろいろと決めておいてよかったと思います。 そして私の入院グッズとは別に、娘のためにDVD、新しいおもちゃ、迷路ブック、折り紙、お絵かきセット、お菓子、パン、飲み物を用意しておきました。 立ち会い出産の様子夜中に陣痛がきたら予定を変更して、ひとりでお産に臨もうと思っていました。でも、幸い陣痛がきたのが17時。娘と2人、タクシーに乗り産院に向かいました。病院に向かわなくてはいけないことをきちんと理解していて、グズることなく自分の荷物を持ったり、靴を履いたりと協力的だったのが印象的でした。 娘は19時に夫が到着するまでは、持参したDVDを見ていました。陣痛が強くなってからはうちわで扇いだり、水を取ってくれたりと応援してくれて、心強かったです。生まれる瞬間はさすがに怖がり、夫に抱っこされていましたが、泣きわめくこともなく家族全員で次女の誕生を迎えることができました。病院到着から出産までは4時間でした。 出産が夜中だったり時間がかかったりしていたら、娘にずっといてもらうのは難しいなと思っていたので、スムーズなお産となり助かりました。 娘が「お母さんは痛そうだったけど頑張ってた」「生まれた赤ちゃんは小さくてかわいかった」と言っていたので「あなたも同じように生まれてきたし、昔はあんなに小さかったんだよ」と教えてあげました。 安産だったからこそ言えることですが、家族が一丸となって次女を迎えられた気がして、上の子立ち会いにしてよかったと思っています。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:imasaku監修/助産師REIKO著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年06月25日お産のときに「陣痛の痛みに耐えられるかな」「赤ちゃんに会えるまでどのくらい時間かかるのかな」などと心配になるママたちは多いでしょう。それと同じように「お産のときにうんちが出ちゃったらどうしよう。立ち会い出産なのに夫に見られたら恥ずかしい」などお産のときのうんちに対する心配があるママも少なくないでしょう。そんなお産のときのうんちのことや浣腸のことなど、ママたちが気になっていることをお話しします。 お産のときはうんちが出るの?出産が近づいてくると赤ちゃんはだんだん骨盤の中に降りてきます。そのとき、周りの内臓が圧迫されます。つまり、腸も一緒に圧迫されるのでお産が近くなるとおならがよく出るようになったり、うんちをしたいような感覚になります。赤ちゃんが通ってくる産道と直腸は隣り合わせなので、赤ちゃんの頭が下がってくると直腸にうんちがあれば自然と押し出されてきます。助産師からしたら「お産が進んでいる」という兆候なのでうれしいことなのです。 うんちはじょうずにいきんでいる証拠また、いよいよ「いきんでもいいタイミング」になったら助産師に「かたいお通じをするときみたいにいきんでください」といきみ方を助言されることもあります。産道と直腸の違いはあるものの、周辺の筋肉は両方に作用するので、お産のときのいきみ方はうんちをするときのいきみ方と同じです。 なので、いきめばうんちが出るのは自然なことで、大抵のママはうんちが出ます。それでいいのです。それこそが、じょうずにいきんでいるという証拠なのです。お産のときにうんちが出ても助産師がすぐに拭います。それに、立ち会い出産の際、パパはママの頭側に立つことになるので気づかれないことがほとんどです。 お産で浣腸するタイミングは? どこで誰がするの?浣腸は、下剤や刺激性の便秘薬と同じように腸に刺激を与えて強制的に排便させるためのものです。最近ではあまりおこなわれなくなってきましたが、以前は出産前に浣腸を施す病院も多かったようです。 病院によりさまざまで、陣痛が始まり入院してすぐに浣腸をするところもあれば、子宮口が5cm開大したところで浣腸するところもあります。分娩室や処置室、産前室などトイレの近い場所で、助産師や看護師が温めた浣腸液を横向きの姿勢で注入してくれます。 刺激ですぐにトイレに行きたくなりますが、すぐに行ってしまうと浣腸液のみ排泄されてしまうので、3分~10分程度我慢するように言われます。ただでさえ陣痛で痛いのに、浣腸の刺激により不快感は増幅されるかもしれませんね。 浣腸を廃止する病院が増えてきた。その理由は?以前は出産前に排便をすませておくと、腸の中が空になって赤ちゃんが産道を通りやすくなると考えられていました。また、浣腸による腸の蠕動(ぜんどう)運動が陣痛を促進させるとも言われていました。しかし、WHO(世界保健機関)は、浣腸によって陣痛が促進されたり、腸の蠕動運動がお産を進行させることにはほとんど効果がないとして、お産前の浣腸は必要ないと結論づけています。さらに、浣腸をすると痛みを感じる人も少なくないため、お産のときに余計に母体に負担がかかるのではないかと懸念もあるようです。 また、お産前に排便をすませておけば、いざ赤ちゃんが出てくるときに排便してしまう心配がなくなり赤ちゃんが便に触れるリスクが減り、感染症のリスクを下げることができると信じられてきました。しかし、浣腸をしてもしなくても赤ちゃんの感染リスクは同じであることがわかっていますし、赤ちゃんの感染の理由はママの便に触れてしまうかどうかではなくて、その他に要因はあります。 これらの理由により、現在は浣腸をしないという病院も少なくありません。しかし、それでもやはりお産中のうんちが気になるというママもいるでしょう。病院によってはバースプランなど事前に助産師とお産について相談する機会があるのでその際に相談してみてくださいね。浣腸をしたり、パパやご家族に対してより一層配慮してくれますよ。 まとめ出産という大イベントで、うんちが出ないかものすごく心配したり、恥ずかしさを感じたりする人も少なくないでしょう。でも、安心してください。あなたのそばには、助産師や看護師がついています。そして、ひとたび生まれた赤ちゃんを目にするとそんなことはとるに足らないささいなことに変わります。パパやご家族と大切な赤ちゃんの誕生を心待ちにしましょう。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2020年06月10日出産祝いは頂けるだけでとてもうれしいものですが、実用的に使えないものだったり、自分が欲しかったものだったりで、うれしさに差があるのが正直なところ。私自身そのような経験をしたので、友人などに渡す出産祝いは非常に悩みます。自分が頂いてうれしかったもの、贈って喜ばれたものを紹介します。 長女の誕生時に頂いたベビーリング第1子である長女が誕生したときは、たくさんのお祝いを頂きました。そのなかで私がとてもうれしかったものは、実母と実姉がプレゼントしてくれた 「ベビーリング」です。自分でもベビーリングを購入しようか迷っているときだったので、とても感激しました。 そもそも私がベビーリングを購入したかった理由は、私が生まれたときに母の友人が母にベビーリングをプレゼントし、その後、私が結婚したときに母からそのリングを譲り受け、とても感動したからです。娘が結婚するときも同じように、実母と実姉からプレゼントされたリングを贈りたいと思っています。 服やおむつなど実用品も助かる!服もたくさん頂きましたが、サイズは大きめがいいと思います。娘の場合は出産時に頂いた服を長く着ることができましたが、ぐんぐんと成長してしまう子もいますので、大きめサイズを選ぶと長く着させてあげることができると思います。 また、頂いたおむつやおしり拭きはとても役に立ちました。おむつは成長によりサイズが変わってしまいプレゼントとしては難しいかもしれませんが、おしり拭きのほうは1年間買わずに済んだので助かりました。 私が贈って喜ばれたもの先日友人の子どもが生まれたので何を贈ろうかと迷っていましたが、「欲しい」と言っていたものをプレゼントしたいと思いました。友人が欲しいなあとSNSでつぶやいていたものは、「ドッカトッカ」という持ち運び可能のベビーベッドのようなものでした。 残念ながら私ひとりでは手の届かない値段だったので、仲の良い友人と話し合い、お金を出し合って買うことに。絶対に喜んでくれる!と思っていましたが、想像以上に喜んでくれて私たちまで幸せな気持ちになりました。 欲しいと思っているものをプレゼントされると、とてもうれしいものです。出産祝いとして贈りたいものが高いものでも、友人同士でお金を出し合って買えることもあります。日常で役立つ日用品等も助かりました。 著者:やすだ おと一女の母。妊娠・出産・子育てに関する体験談や、自身の海外留学、旅行についての記事を中心に執筆。
2020年06月08日こんにちは。赤井トマトです。前回に引き続き出産の体験記を書いています。前回までのあらすじ「立ち会い出産はしない。」と伝えたにも関わらず、分娩台の隣に夫がいました。まだトイレに行ってないのに、大丈夫なのかな…。でも『いきんで良い』と言われた私は、今まで我慢した分、めちゃくちゃいきんだのです。ここで頑張れば、なんとか娘だけ出てくるのかもしれないよね?あれ? でも…絶対、先に大きい方が出てくるかな? どうやっていきめばいいの…私の出産の進みが早過ぎたからなのか、助産師さんが準備している中、代わりに測定計みたいなのを見ながら、色々と声をかけてくれる夫。ありがとう。 凄く心強いけど私は大きい方が出そうで、とても恥ずかしい…。私はそこから、夫の顔を見れませんでした。でも、そんなことは言ってられないのが出産なのですよね・・・・ここからは安心することができました、助産師さんがもう1人と産科の先生も到着しました。そのあと、すぐに娘の頭が出て「いきまないで!」と言われたら、身体がズルっと抜かれた感じがしました。娘の鳴き声を聞きながら「お母さんソックリですね!」と言われて「私に似て目が細いんだ。」っと思いました。 そのまま家族3人で1時間ほど、分娩室でゆっくりした時間を過ごしました。出産は色々な事が起きると聞いていました。産院の両親学級でも「バースプランをお考えの方もいらっしゃるでしょうが、命を最優先に考えるので、その通りにいかない事が多々あるとご理解ください。」と、先生が話をしていたのです。出産を経験する前、予想はしていたのですがこんなにも大変なことだとは思ってはいませんでした。高齢出産で初産だった私の話は、これでおしまいになります。読んで頂きありがとうございました。過去のお話はこちらから
2020年05月30日昔と比べて帝王切開で出産する人が増えてきたと言われています。私もその1人で、出産予定日を2週間過ぎても陣痛が起こらず陣痛促進剤も効かなかったために、帝王切開で産むことになりました。立ち会い出産を望んでいた夫は、手術も立ち会うことになりました。 夫は手術室の入り口から帝王切開に立ち会えるかどうかは、産院の判断で異なるそうです。私が出産した産婦人科は、パパ限定ではありますが、手術室の入り口から様子を見守ることはOKでした。 初めての出産&初めての手術に極度に緊張していた私は、夫が見守ってくれていることがとてもありがたかったのですが、すぐに後悔することになります……。なぜなら、手術台の上にすっぽんぽんで横たわっていなければならなかったから……! 手術が始まるまでは丸裸!部屋から1枚だけ羽織っていった手術着を脱いで、丸裸で手術台の上に横たわりました。そのときは恥ずかしいどころでなく緊張していたので、まったく抵抗がなかったのですが、後から夫が入口に現れたときに、ホッとしたのと同時に状況を客観的に捉えたところ恥ずかしさにおそわれ、「やっぱり外で待っていてもらえばよかった」と思いました。 のちのち夫は「正直ギョッとした」と笑いながら言っていました。「パパだけならOK」という意味はこれか……!と納得もしました。 唯一無二の思い出に入口に立っている夫に看護師さんが椅子をもってきてくれ、夫がお礼を言っているのが聞こえてきます。すると看護師さんは「時々貧血で倒れるパパがいるので、危ないから座っていてくださいね」と笑いながら答えていました。 それを聞いて心配でしたが、夫の場合は終始笑顔で、立ち会えるのがとてもうれしかったようです。手術というすさまじい場面ではありましたが、赤ちゃんが取り上げられたときには私も夫も涙ぐみ、無事に生まれたことに感謝・感動しました。 急きょ帝王切開が決まり、心の準備ができないうちに手術が始まりました。「やっぱり立ち会いはしてもらわないほうがよかったかも」と途中で考えたりもしましたが、夫が話す出産の様子を、成長した子どもが喜んで聞いているのを見ると、手術でも立ち会い出産ができてラッキーだったなと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2020年05月07日こんにちは、育田花です。今回は夫のことを泣かせた話の18話目になります。▼「夫のことを泣かせた話」 前回までのお話次男の出産は、立ち会い出産だったため夫も一緒に病院へ。無痛分娩のはずが麻酔を切ることになり…。壮絶な痛みの末出産をするが、そこには泣いている夫の姿が…。 『夫のことを泣かせた話 第17話』 出産中叫んだ記憶はばっちり覚えていますが、文句を言ったのは意識の外でした…。深夜にきたメールは、夫が父親としてやっていくという気持ちが伝わってきたので、夫からもらったメールの中でダントツに嬉しいメールとなりました。一人で子どもをお世話してみて、同じ感想を持ってくれたことが、夫が変わる大きなきっかけになったのかな、と思います。こちらの連載はこれで最後になります。今までお読みいただき、ありがとうございました!▼最初から読む『夫のことを泣かせた話 第1話』\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月08日こんにちは、育田花です。今回は夫のことを泣かせた話の17話目になります。▼「夫のことを泣かせた話」 前回までのお話不満を吐き出した後、夫の言った一言は期待したものではなかったけど、自分の中でも気づきがあり、日々過ごしやすくなっていきました。そしてついに次男の出産日を迎えました。 『夫のことを泣かせた話 第16話』 麻酔をきった後は壮絶な痛みに襲われましたが、割とすぐに次男は出てきてくれました。気づいたら夫がものすごく涙を流していたので、産まれたことに純粋に感動して泣いているのか〜。付き合っているとき、たまに泣いているのを見ていたけどこんなに泣いているの初めて見た! 私も泣けてくる〜…。みたいに思っていたのですが、看護師さんの話を聞くと全然違っていました。次回、最終回です。\次回は3月8日15時更新予定/\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月07日第一子を出産するとき、初めてのことで不安もあり、夫の立ち会いを希望しました。夫自身も「ぜひ立ち会いたい」とのことで、わが子の誕生の瞬間を楽しみにしていました。けれども、出産には予期せぬことが起こることも……。 夫婦ともども立ち会い出産を希望仕事が平日休みだったこともあり、初めての診察のときから必ず妊婦健診に付き合ってくれていた夫。私が通院していた産婦人科では、父親が赤ちゃんのエコー見学をできるため、エコー見学が夫の楽しみでもあったようです。 赤ちゃんの様子を見ながら先生にいろいろと質問したり、先生の話を前のめりで聞いたりと、おなかの中のわが子の成長を一緒に見守ってくれていました。 私は出産時の不安もあり、夫に立ち会い出産をお願いしました。夫自身も「出産に立ち会いたい」という意見だったので、何の問題もなく立ち会い出産をする流れに。出産に向けて陣痛中のサポートや出産時の励まし方など、夫なりに勉強していたようです。 陣痛開始! 夫の勉強の成果は?!出産予定日当日、つい陣痛開始! 朝始まった陣痛は夕方過ぎに本格的な痛みへと変わり、産院へ行くことに。夫は、痛みに耐える私に飲み物を買ってきてくれたり、手をにぎってくれたりしてくれますが、私はそれどころではありません。 夫の手を振り払い、ベッドのシーツを引きちぎれそうなほど握りしめる私。そんな妻の姿を見て、ただ事でないと悟った夫はアタフタ……。何をするわけでもなく、横でソワソワ。そうこうしているうちに破水し、分娩室へ移動することに。 いよいよ誕生の瞬間! そのとき夫は……陣痛室から分娩室へ移動する際、夫は助産師さんから廊下で待っているようにと指示がありました。私が分娩室へ移動している間、夫は両親にいよいよ生まれると電話連絡をしていたそうです。 そんなことはつゆ知らず、分娩台に上がった私はいきんでいる真っ最中。2回ほどいきんだ後、先生が「もう頭が出ているよ! 次で出るからね!」と。そしてもう一度いきんだ瞬間「おぎゃー!!」と産声が……。分娩台に移動して、10分も経たないことのできごとでした。 助産師さんが「あっ! 旦那さん!」と言ったのを聞き、私もすっかり忘れていた夫のことを思い出しました。そして廊下で今か今かと待っている夫に助産師さんが気まずそうに、「あの、生まれちゃいました……」と一言。赤ちゃんの産声が聞こえていたものの、まさか自分の子だとは思っていなかったらしく、生まれたと聞いて衝撃を受けたと後に語ってくれました。 初めてのわが子の誕生を楽しみに、健診にも毎回付き合い、立ち会い出産の勉強もしていた夫。しかし、あまりのお産の進みの速さに、夫はわが子の誕生の瞬間に立ち会うことができなかったのです。出産は千差万別。思ったようにはいかないものですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年03月06日義母は私たちの家の隣に住んでいます。義母はよく言えば天然、悪く言えば無神経で、もともと苦手なタイプでした。私は働いていたため、密に接する機会もなく、出産するまでは平和でした。……出産するまでは。義母に立ち会ってもらったことで、今では義母が大の苦手に。出産時の恨みは一生忘れないと言いますが、その言葉を、身をもって経験したお話です。 お義母さん、人の話は聞いてください夫の不在時に陣痛が始まったら、陣痛タクシーを利用するつもりでいました。しかし、夫は不満げ。義母はすでに隠居生活に入っており、時間に余裕があります。義母を頼ればいいし、見ず知らずの運転手より、義母のほうが安心できると考えていたようです。それで夫の気が済むのなら……と思い、私は夫の意向に沿うことに。義母にも事前に送迎を頼むことや、病院の場所も説明し、了承してくれました。そしていよいよ陣痛が始まり、義母に送迎を頼んだのですが……早くも後悔する羽目に。義母はハンドルを握るなり「どこの病院に行けばいいの?」と言ったのです。私は開いた口が塞がりませんでした。 生きて病院にたどり着けますように陣痛に耐えながら、私は病院の場所を説明しました。そして車が走り出し、安堵したのもつかの間のこと。今度は車内に警報音が鳴り響きました。原因は義母で、なんと義母は、サイドブレーキを解除しないまま車を走らせていたのです。私は助手席で、生きたまま病院にたどり着けるのか不安でいっぱいになりました。病院に到着しても、モヤっとするできごとが起こります。入院が決まりましたが、陣痛がまだ弱いと助産師さんに言われました。足を開いて座ると陣痛が進むとアドバイスをもらい、実行することに。その姿を見た義母は「お相撲さんみたいね」と笑ったのです。義母は3度出産を経験したベテラン。どうしてそんなひどいことが言えるのか、私は理解に苦しみました。 付き添いって、ただそばにいるだけ?義母は、助産師さんに「いつ生まれますか?」と片っ端から声をかけて困らせていました。私は穴があったら入りたい状態。気がつくと、陣痛よりも苛立ちのほうが勝っていました。助産師さんにも「陣痛が遠のいた?」と言われ、私は思わず苦笑い。お昼ごろにはひどい吐き気に襲われ、私は病院食も食べられず、ベッドから動けませんでした。義母はそんな私の姿を見ていながら、無情にも「お昼になったのでごはんを食べてきます」と言って消えてしまったのです。私はもう、怒りを通り越して呆れてしまいました。 その後、義母は夫と交代し、夫立会いのもと息子を出産しました。今になって思えば、どうしてあんなことでイライラしたのだろう? と思うことも。でも、私はまだ義母を許せずにいます。陣痛が始まると、他人を気づかう余裕などありませんでした。少しでも気をつかう相手なら、立会いを断る勇気も必要だったのかもしれません。それがきっと、お互いのためでした。現在は、顔を合わせれば世間話をする程度の関係をなんとか維持しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:結城あかね1歳男児の母。登録販売者としてドラッグストアに勤務。現在は育休中。これまでの経験をもとに、子育て・恋愛・ライフスタイルに関する記事を執筆している。
2020年03月02日私の夫は妊娠初期から立ち会い出産を希望していました。しかし妊娠中のある日、分娩時に排便してしまう人もいるということを知り、夫にその状態を見られることが嫌で立ち会い出産をしたくないと強く感じるようになったのです。今回はそんな私がどのようにして立ち会い出産を受け入れるに至ったかをお伝えします。 立ち会い出産のメリット・デメリットとは?うんち問題を知ってからというもの、ひたすら立ち会い出産に対する拒否反応が出てしまいましたが、一度冷静になろうと思い、自分なりに立ち会い出産のメリット・デメリットについて考えてみました。まず夫が側にいてくれることのメリットとして挙げられることは、夫に父親としての自覚が芽生えやすくなる、出産の喜びを分かち合える、つらい陣痛・出産を側で支えてもらえるということです。反対にデメリットとして挙げられることは、陣痛で苦しんでいるときに思い通りに動いてくれずにイライラしそうなこと、出産後女性として見てもらえなくなるかもしれない、もし排便をしてしまったら生理的にその姿を見られたくないという気持ちが強いということです。これらを考えた上で私が出した結論は、やはり出産には立ち会ってほしくないというものでした。 夫との話し合いは平行線自分の考えを整理した上で夫と話し合いをしましたが、夫は変わらず立ち会い出産を希望しました。子どもの誕生の瞬間に立ち会いたいという夫の気持ちは理解できます。しかし、立ち会ってほしくないという私の気持ちに、夫が寄り添ってくれていないように感じて逆にショックでした。このころは、妊娠中でナーバスになっていた時期だったので、特にそう感じたのかもしれません。 助産師さんからの一言で立ち会い出産を決意その後、産婦人科に健診に行った際、助産師さんに立ち会い出産について夫と意見が合わないことを相談しました。すると、「出産は人間1人を産む命がけの作業なんだから、うんちくらい出て当たり前!」と一喝されました。 また、「陣痛のときは、肛門あたりを押さえてくれる人がいたほうが助かりますよ。それに、実際のお産の瞬間は、旦那さんは奥さんの枕元に立つ人が多いし、妊婦さんの下半身にはケープをかけるからもし排便をしてしまっても見えませんよ」と教えてもらい、とても気がラクになりました。うじうじ悩む前に先生や助産師さんに早く相談すればよかったです。おかげで私は夫の立ち会い出産を素直に受け入れることができるようになりました。 実際、夫は出産に立ち会ってくれたのですが、18時間の陣痛の末に帝王切開になったため、出産の瞬間を見ることは叶いませんでした。しかし、うんち問題は夫と出産のことを深く話し合うきっかけになったのでよかったと思います。著者:山中那緒子一児の母。7年間メーカー営業職を経験。現在は自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談の記事執筆をおこなう。ベビー・キッズファッションが大好き。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2019年12月29日出産のときは全身の力を振り絞っていきみます。そのときに「一緒にうんちが出てしまったりしないのだろうか?」と私は出産前にとても心配になりました。夫の立ち会い出産を希望していたので、なおのこと不安でした。仕方のないことかもしれないけど、やっぱり恥ずかしかったからです。ここではそんな私の出産体験談をお話ししたいと思います。 陣痛はおなかを下した痛みに似ていた私は妊娠40週2日の夜中に陣痛が来ました。それは腸が収縮するような感じの痛みで、おなかを下したかな? と思って何度かトイレに行きました。けれども何も出ず、定期的に下腹が痛むのでようやく陣痛だと気がついたのです。陣痛の痛みはおなかを下したときの痛みに似ていると思いました。そして、これでは分娩室に入ったときに本当に便意があったとしても、その感覚がどちらかよくわからないだろうな、と感じたのを覚えています。 入院してすぐに浣腸をしたかかりつけの病院では、産前の処置として浣腸することが決まっていたため、私も入院してまずその処置をしてもらいました。これなら出産時に排便してしまわないだろうと安心したのもつかの間、浣腸後にも便意をもよおし、我慢することが本当に苦痛でした。そして約15分くらい、陣痛の波と腸がぎゅるぎゅると動く痛みで脂汗が止まらなくなりました。トイレに行こうとしても、痛みでなかなか進めず、すぐそこにあるトイレがとても遠く感じました。 出産時にうんちがでることはよくあることところが私は出産までに時間がかかってしまい、気づけば浣腸をした日から2日が経っていました。助産師さんに不安に思っていることを話すと、「出産時にうんちが出てしまうことはよくあることだから、心配しないで。気づかないくらいにさっと処理します」と言ってくれました。その後、出産時にうんちは出ませんでしたが、もし出ても陣痛の痛みや子どもが生まれた喜びや興奮で、まったく気にならなかったかもしれないな、と思ったのを覚えています。 助産師さんからは「よくあること!」と言われましたが、それでもかなり抵抗がありました。浣腸は大変でしたが、出産前にしたことで私はかなり安心できました。また、もし出てしまってもスムーズに対処してもらえるということを事前に教えてもらったことも、安心につながったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2019年11月30日私は夫と付き合ってすぐ妊娠したため、結婚から出産までのスピードがとても早く、出産時期には“恋愛真っ最中”の間柄でした。出産時に便が出てしまう人もいるということを知って、当時はそんな醜態を見せるなんて恥ずかしくて恥ずかしくて、とても集中できなさそう……と思っていました。立ち会いたいという夫の気持ちを考慮しても、羞恥心にはどうしても勝てず。悩んだ末に私は立ち会い出産をしないことにしたのです。 浣腸はしないんです実は私、姉が出産時に前期破水で入院したため、様子を見に病院へ頻繁に通っていました。なので「出産時のうんち事情」についてはほんの少し知っていたのです。それまでは、陣痛がまだ弱いうちに浣腸をして、出産時に便が出てしまわないようにするんだとばかり思っていました。 しかし、最近は違うようで、出産時に便が出ることはよくあるらしいのですが、出産前に浣腸すると便も液状になるため衛生上悪く、固形物のほうが処理しやすいのだと、姉が助産師さんから説明を受けたとのこと。それを後から聞いた私も衝撃を受け、「えー!?」と叫んだほど。人前でうんちするなんて、いくら助産師さんは慣れっことはいえ、なかなかハードルが高いなとは思います。 出産当日の便事情は……姉は、結局出産前日に食べ過ぎたことが原因で当日下痢をし、「全部出た」とのこと。しかし、病室で陣痛を我慢している間には、やはり少し下着に便がついたそうで、旦那さんにわからないように、汚れた下着を母が回収してくれたそうです。 私はというと、自分なりの対策として、陣痛が来てからまだ動けるうちにLDR備え付けのトイレにこまめに行き、なるべく自然に便が出るようにしました。本格的に痛くなってからは、出たかどうかもわからないくらい苦しみましたが、仮に出ていたとしても、“ちょっと”だったと思います。 そもそもなんでうんちが出るの?陣痛の感じ方は人それぞれだと思いますが、私の場合では、陣痛がピークに達したときには、おなかの中から膨らんでくるような強い痛みが襲ってきたのです。このとき、体に強い力が入ってしまいました。 しかし、体に力を入れることにより、赤ちゃんに酸素が行かなくなってしまうので、深く息を吐いて力を入れないようにと助産師さんから聞き、必死にいきみ逃しをするように。ですが、いきみ逃しも長くは続けることができずに陣痛が来るたびに“うんちを踏ん張る”ような状態になってしまいました。そのため腸に残っている便が出てしまったのです。 私は、恥ずかしいという気持ちから「赤ちゃんの産声を聞きたい」という夫の気持ちを押し退けてまで、立ち会い出産をしませんでした。しかし、出産後の今も立ち会い出産をしなかったことに後悔はありません。出産時にうんちが出てしまう可能性があるなら、いくら夫婦だからといっても、立ち入られたくはないと感じているからです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:中村ちはる一女の母。37歳での妊娠、出産を機に医薬品関連商社を退職。現在は自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年10月21日立ち会い出産についてなんとなく希望しているものの、実際の流れやメリット・デメリットが気になっていて決めきれないという方もいると思います。今回は、立ち会い出産の現状、夫の役割や心構え、メリット・デメリットについてお伝えします。立ち会い出産にするかどうかを決める際に、参考にしていただければと思います。 立ち会い出産の現状立ち会い出産とは、出産の場に家族が立ち会うことをいいます。産院で出産する場合、陣痛がかなり進んでもうすぐ赤ちゃんが出てくる、というときになったら妊婦さんと一緒に分娩室へ入ることになります。 立ち会い出産をする人の割合とその役目を夫がするパターンは増えてきていますが、夫だけでなく親や上の子が立ち会うパターンもあります。夫が仕事で立ち会えないなど、理由はさまざまですが、妊婦さんが出産のときに側にいてほしいと望む人が立ち会うのが一番です。 また帝王切開の場合、立ち会いができる産院とできない産院があります。帝王切開は手術なので、たとえ立ち会いが可能な場合でも、開腹部分は見られないようにします。帝王切開でも立ち会いを希望するなら、可能かどうか産院に事前に確認しておきましょう。 立ち会い出産時の夫の役割・心構え 産院では妊娠中に、赤ちゃんがどうやっておなかから出てくるのかなどを妊婦教室や両親学級で教えてくれますので、夫婦で参加して勉強しておくのも大切なことです。また多くの産院では、この講座を受けないと立ち会い出産ができません。 陣痛が始まってから赤ちゃんが生まれるまでの時間は個人差がありますが、何時間もかかるものです。初産婦の場合、長くて2日ほどかかる場合もあり、とても大変なことだと理解しておきましょう。状況や産院によって違いますが、規則的なおなかの張りの間隔が初産婦なら10分、経産婦なら15分になると産院に連絡します。そして産院に来るように言われたら向かうのが一般的です。 産院ではまず陣痛室に入って過ごします。陣痛の痛みは時間と共に強くなっていき、陣痛の間隔も短くなっていきます。夫は妻の陣痛に合わせて一緒に呼吸法をおこなったり、腰が痛くなるので腰をさすったりします。夫の手が触れていると、妻は痛みが和らぐ感じがしたり、安心感が出て頑張ろうという気力がさらに湧いてくるかもしれません。 いきみが出てきたときには、拳やテニスボールを使っておしりを押すのも効果的です。テニスボールは陣痛室に置いてある産院もあります。ただそばにいるだけが立ち会うということではないので、夫は妻の要望に合わせて対応するなど、一緒に陣痛を乗り越えるつもりで妻を支えましょう。 子宮口が開き、助産師の判断で分娩室に移動したら、いよいよ出産です。※LDR(陣痛室・分娩室・回復室が一体となった個室)の場合は移動をせず出産までおこないます。分娩室に入ったら、医療スタッフの邪魔にならないように夫は妻の頭側にいるといいでしょう。そこで飲み物を妻に飲ませたり、妻の顔が汗だくになっていることもあるので、タオルで顔を拭いたりします。 赤ちゃんが生まれる直前の痛みはとても激しく、このときの妻の状態は見ているほうも苦しくなるかもしれません。また分娩のときは出血があり、おなかに力を入れるため、尿や便が出ることもあるので、夫は立ち会う場合どんな現場になるか事前に想像しておいたほうがいいかもしれません。 立ち会い出産のメリット・デメリット夫が出産に立ち会うことは多くのいい面がありますが、そうではない面もあるということを認識しておく必要があります。 立ち会い出産のメリットまず、陣痛の時から出産まで立ち会うことで、妻だけでなく夫も出産の大変さを理解することができます。出産の瞬間の感動も分かち合えますし、そういった状況を経験することで、父親としての自覚も出やすく、親子の絆も深まります。出産について、将来子どもに語ることもできます。 また、妻も夫が側についてくれることが、心の支えになると思います。出産を夫婦で乗り切ることで、夫婦の仲も一層深まることでしょう。 立ち会い出産のデメリット男性によっては立ち会い出産を希望していたものの、分娩室の雰囲気や、血液、羊水のにおいなどによって気分が悪くなってしまう方もいらっしゃいます。立ち会いの途中で気分が悪くなったら、早めにスタッフに申し出てください。またそういう可能性がある人は立ち会わずに分娩室の外で待機しておくほうがいいでしょう。 また、分娩の状況のインパクトが強く、その後の夫婦生活がなくなってしまう場合もあります。夫の性格や繊細さなどを考えて、立ち会い出産をするかしないか夫婦で決めるのがいいです。分娩に立ち会わないことが愛情が少ないということにはならないので、陣痛室までは夫婦一緒にいて分娩室だけ夫は外にいるなど、自分たちに合った立ち会い出産スタイルを決めておくといいと思います。※参考:ベビーカレンダー「立ち会い出産のメリット・デメリット、準備や後悔しないための心構えは?」 立ち会い出産をしたママたちの体験談 初めての出産で主人に立ち会ってもらう予定でした。自宅で陣痛が始まって主人に連絡すると職場の配慮もありすぐに帰宅させてもらいました。何か買ってくるものはあるか、病院にはいつ連絡するのか、といろいろ心配してくれる主人。病院で陣痛が進行していくと、助産師さんと一緒に「吐いてー吸ってー」と呼吸を補助してくれました。深夜になると主人も疲れてきたようでしたが、「お茶飲む?」「ゼリー食べる?」と差し出してくれたり、私が「吸って吐いてって言って」や「腰を押して」と要望するとやってくれて、頼もしかったです。私が陣痛のときにいきまないようベットの柵を力一杯握っていたのですが、途中から主人の手を同じように力一杯握らせてもらいました。主人が痛がっていないかとあとで聞いてみたら「ありったけの力で握っていたんだろうけど、こんなものかって思ってたよ」と言うので「さすが」と安心しました。分娩台に乗ったあとも、同様に呼吸を補助してくれましたが、あっという間に子どもが出て主人も驚いていたようです。主人が「生まれてすぐに手を触るとぎゅっと握ってくれたことに感動した」と言っていたし、私より先に抱っこして写真を撮ってもらうほど娘への愛着も湧いたようです。主人の冷静さがとても頼もしく感じた出産でした。何かしてもらいたいことがあれば、具体的に伝えたほうがお互いにいいんだと思います。(新米ママさん) 第二子の出産で、主人と3歳の上の子も立ち会いました。上の子はどうかな?こわがるかな?と思いましたが、その様子もなく、主人と一緒にそばにいてくれました。産後、私と離れる際に大号泣してしまいましたが、面会に来たときも、自宅に戻ってから2カ月経った今も、下の子をとても可愛がってくれて、お世話もしてくれます。多少、さみしさを感じているかもしれませんが、立ち会ってもらってよかったのかなと思います。おもしろいことに、「赤ちゃんはママのおしりから生まれてきた」と話しています(笑)。(あいあいさん) いきんでるときの顔を見られたり、万が一排泄があったりしたら恥ずかしいので立ち会いはしない予定だったけど、分娩室の隣で楽されても嫌だな、と思い夫を分娩室に呼びました。陣痛中のいきみのがしや、腰のマッサージ、いきむときに手を握ったりしてもらい、気持ち的にも楽になりました。一人目は立ち会いしなかったんですが、立ち会いして生まれたときの夫の反応が全然違ってびっくり。一緒に頑張ったと思える分、「お疲れさま」のひと言がぐっときました。(まぶさん) 主人と母に立ち会ってもらおうと 事前に決めておきました。 陣痛のときに腰が痛くて痛くて……、さすってもらわなければ耐えられなかったです。 母の厚みがあって、丸みのある手でさすってもらえて、安心感がありました。主人は力が強すぎたり、場所がずれててて少しイラッとしました。誕生の瞬間を信頼できる2人と共有できてよかったです。(わんわさん) 友人から「立ち会い出産は、出産の大変さを共有できるからいいよ」と聞いていたこともあって夫に相談。夫も、「わが子の生まれてくる瞬間を見れたらいいだろうね」と言い、立ち会い出産をすることにしました。いよいよ入院の日を迎えました。陣痛は来ているけれど、子宮口はなかなか開いてくれません。その際、夫も一緒に部屋にいてくれたのですが、私が陣痛で苦しんで眠れないのに、横ですやすや眠っている姿にイライラしてしまいました。翌朝、分娩室に入ったあと、夫は私の手を握ったり、お水を飲ませてくれたりしてくれました。とてもありがたかったのですが、いきみ方についていろいろと言ってきて、妙に腹が立ってしまいました。立ち会ってもらった結果、リラックスするどころかイライラすることが多かったように思います。私の場合、出産に立ち会ってもらったことで、夫への不信感がつのってしまいました。そのため、2人目の出産を夫は立ち会いたいと言っていたのですが、私は断りました。夫が立ち会わなかった2人目の出産では、気が散らず、出産に集中することができたのでよかったと思っています。私の場合、立ち会い出産でないほうが気持ちが楽になりました。感じ方は人それぞれだと思いますので、ご夫婦でよく相談してくださいね。(石原みどりさん) 立ち会い出産をしてよかったというママもいれば、なかには後悔しているママもいるようですね。ご夫婦で立ち会い出産について理解を深め、立ち会い出産を希望するかどうかをしっかり話し合って決めるようにしましょう。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2019年10月01日妊娠38週の健診のとき。先生からこんなお話がありました。「助産学生が実習で分娩に立ち会うかも。もちろん、嫌だったら断ってもいいのだけど。心強いと思うし、どうかな?」。 私は深く考えずに「いいですよ」と返事をしました。帰宅後、ネットで調べると、学生の立ち会いの感想はさまざまでしたが、私は立ち会うくらいなら大丈夫、と考えていました。 陣痛中の素晴らしいサポート!出産当日。陣痛が来て明け方入院。朝9時ごろに助産学生と学校の先生があいさつにいらっしゃいました。陣痛や分娩が進んでいって、やっぱり嫌だと思ったらすぐに退席することなど、詳しく説明を受けました。 分娩のときだけ立ち会うのかな? と思っていたら、陣痛中も腰を押してくれたり、お茶を取ってくれたり。付きっ切りでお世話をしてくれました。夫が出張で午前中には間に合わなかったので、付きっ切りでお世話をしてくれるのがとてもありがたく、心強かったです。しかも、腰の押し方がとてもじょうずだったので、もしかしたら夫に付き添ってもらうよりよかったかも? と思いました。 内診の練習に協力つらい陣痛中も懸命にお世話をしてくれた助産学生さん。私が学生さんに協力したのは、内診の練習です。学生さんが内診し、子宮口が何cm開いているかを見るということ。 内診は苦痛ではなかったので、問題ありませんでした。そのあと、助産師さんが内診をして合っているか答え合わせをしていました。つらい陣痛中にたくさんお世話になったので、内診くらいお安い御用でした。 8人に囲まれての出産!いよいよ分娩です。先生に、助産師さん3人、助産学生さん2人、学校の先生、途中で来た夫と、なんと8人に囲まれての出産となりました。 先生が「象は出産のとき、たくさんの仲間の象に囲まれて出産するから、それに負けてないなー!」とうんちくを言っていましたが、必死の私は愛想笑いが精一杯。 先生のうんちくのお陰かリラックスでき、安産で元気に生まれてきてくれました。 こんなにたくさんの人に囲まれて、おめでとうと言ってもらって生まれてきた息子は幸せだなと思いました。助産学生さんは産後も様子を見に来てくれたり、退院のときも来てくれたり、本当にうれしくて貴重な体験ができたなと思いました。 学生や研修医が立ち会いをするということは、その学生さんが将来助産師さんやお医者さんになるための協力ができるということ。こんな素晴らしい経験ができて、本当によかったと思っています。 2年後の第2子出産のとき、「先生、今回も助産学生さんお願いしたいです!」とこちらからお願いしたところ、「今年は大きい病院で出産数足りているから、うちには来てないよ」と断られ、残念に思ってしまうほどでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:花野晴希2歳、0歳の2児の母。4月の長男が幼稚園に入園予定。そのタイミングで長女も保育園へと園活・保活・就活中。
2019年09月28日私は、妊娠中から「立ち会い出産」を希望していました。ところが、いざ出産当日になると、夫は私よりも落ち着かない様子で、自分から率先してサポートすることができませんでした。もっと事前に夫婦で話しておけばよかったなと思うことも。そんなわが家の立ち会い出産体験談をお伝えします。 夫は緊張して何もできず……立ち会い出産当日。陣痛が始まってから、夫は私のそばにいてくれましたが、私よりも緊張して何もできず……。私はそのことにイライラしてあたってしまうこともありました。 「これやって」「あれやって」とお願いしたことに関してはやってくれましたが、陣痛の痛みから私は頼むのもひと苦労です。もっと相談を重ね、事前にサポートしてほしいことをお願いしておけばよかったなと思いました。 もっと相談しておけばよかったと思うことそもそも夫は、出産に対しての知識がまったくありませんでした。「痛い」ということはわかっても、どこが痛いのか、どうしたら陣痛の痛みがやわらぐのかという知識を事前に共有していなかったのです。もっといろいろなパターンを考えて、事前に共有しておけばよかったなと感じています。 うちわであおぐ、飲み物を渡すなど、それだけでも意識的にサポートしてくれると、私としてはより助かったかもしれません。 それでも立ち会い出産にしてよかった!それでも、私が立ち会い出産をしてよかったと思うことはいくつかあります。自分から率先してサポートできなかった夫ですが、そばにいてくれる「安心感」がありました。 ひとりで戦わなければいけないという気持ちから、そばにいてくれるだけで「一緒に出産」という気持ちになれました。何もできなくても、私にとっては最高の存在でした! 今回は、立ち会い出産を経験した私がもっとこうしておけばよかったと思うこと、立ち会い出産にしてよかったと思うことをお伝えしました。立ち会い出産をしようか迷っている方は、ぜひご主人と相談してみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年09月09日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。 出産するときに一番の妊婦さんの気がかりは陣痛ではないでしょうか。初産婦さんは、どんな痛み? どれくらい痛いの? と経験したこともないことに対して不安になったり、経産婦さんはまたあのときの痛みを体験すると思うとお産が怖くなるということもあるでしょう。陣痛中に家族にサポートしてもらうとラクになるコツを知っておいて、お産に備えられるといいですね。 陣痛って? いきみ逃しって必要なの?陣痛とは、出産のときに起こる子宮収縮のことです。赤ちゃんが出口を目指して降りてくるとともに、子宮が収縮して赤ちゃんが生まれてくるのを助けます。子宮の収縮に伴い痛みがありますが、痛みの程度は人によってさまざまです。一般的には、最初は生理痛のような軽い痛みから始まり、徐々に強くなってきて、おなかを下したときのような痛みがずっと続くとイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。*いきみ逃がしの大切さ赤ちゃんが生まれてくるときが近づいてくると、赤ちゃんが出てくる出口と肛門が近いのでお通じをしたいようないきみたい感じが出てきます。赤ちゃんが降りてきていて、子宮口も全開大していればいきんでも大丈夫ですが、そうでなければ早い時期からいきんでしまうと、赤ちゃんが通ってくる産道である腟や会陰部が裂傷を起こすこともあります。そのため、赤ちゃんが産道を通ってくるときはいきみ逃しが大事になってくるのです。 ■陣痛をラクにするために旦那さんにお願いしたいことはこの3つ!1)腰のマッサージをしてもらう陣痛の痛みのタイミングに合わせて、ママは呼吸法をおこないましょう。しっかり吐くことで余分な力が抜けて痛みも和らぎ、いきみ逃しにもつながります。そして、その呼吸法に合わせて、腰からお尻にかけて痛みが強いところを旦那さんにさすってもらったり、指の腹で押してもらいましょう。陣痛の経過とともに痛みの位置は変わってきます。さすってもらったり、押してもらうと気持ちのいいところを旦那さんに伝えましょう。付き添ってくれている助産師さんがマッサージの仕方を教えてくれるので安心してくださいね。2)手やテニスボールで肛門を圧迫してもらういきみたい感じが出てきたら手やテニスボールを使って肛門付近を圧迫してもらいましょう。テニスボールの上に座っても自分の心地よい場所を圧迫できますよ。お産のときにテニスボールがとても役に立ったというママたちは多いです。お産に向けて準備しておくといいかもしれませんね。3)手を握ってもらう陣痛の痛みのときやいきみを逃すときに、余分な力が入りやすくなります。旦那さんの手を握ることでいきみを逃すことにもつながったり、励ましにもなります。また、旦那さんに手を握ってもらうと痛みを感じているなかでも安心できますね。 お産直後はこれを旦那さんにやってもらうとラクになる!お産直後はホルモンの影響でママは興奮状態ですが、陣痛による疲労や分娩時の出血により貧血にもなりやすいです。なるべく横になって過ごせるように旦那さんやご家族に飲食の介助をしてもらったり、側にいて労ってもらいましょう。また、お産直後の面会は短時間にしてもらい、ママが休めるように配慮してもらいましょう。特に旦那さんのご家族には気をつかうと思うので、事前に旦那さんに伝えておくといいかもしれませんね。 お産はママと赤ちゃんの初めての共同作業です。痛みの先に赤ちゃんと会える幸せな瞬間が待っています。そして、お産は家族みんなで赤ちゃんを迎える幸せな瞬間でもあります。旦那さんや家族みんなにサポートしてもらいながらみんなでお産を楽しめるといいなと思います。ご家族に見守られて赤ちゃんが生まれてくる瞬間はとても幸せですよ。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年08月31日出産時に夫や家族に立ち会ってもらう、立ち会い出産。赤ちゃんの誕生を夫婦で喜び合えたらいいですよね。私の場合、1人目のときは夫に立ち会ってもらいましたが、2人目のときは立ち会ってもらいませんでした。今回は、そのときの体験をお伝えしたいと思います。 最初はお互い同意して立ち会い出産を選択立ち会い出産について、最初から希望があったわけではなかった私たち夫婦。出産予定の産院で立ち会い出産を希望するか聞かれ、友人から「立ち会い出産は、出産の大変さを共有できるからいいよ」と聞いていたこともあって夫に相談。 夫も「わが子の生まれてくる瞬間を見られたらいいだろうね」と言い、立ち会い出産をすることにしました。 立ち会い出産でイライラ!?いよいよ入院の日を迎えました。陣痛は来ているけれど、子宮口はなかなか開いてくれません。その際、夫も一緒の部屋に待機していてくれたのですが、陣痛が苦しくて眠れない私をよそに横ですやすや。そんな夫が眠っている姿にイライラしてしまいました。 翌朝、分娩室に入ったあと、夫は私の手を握ったり、お水を飲ませてくれたりしてくれました。とてもありがたかったのですが、いきみ方についていろいろと言ってきて、妙に腹が立ってしまいました。これはわが家の場合ですが、立ち会ってもらった結果、リラックスするどころかイライラすることが多かったように思います。 2回目の出産は立ち会いなし!出産時や産後すぐの夫婦関係がのちにも影響するとよく言われますが、私たち夫婦の場合、まさにその通りの経験をしたと思います。 私の場合、出産に立ち会ってもらったことで、夫への不信感が募ってしまいました。そのため、2人目の出産時も夫は立ち会いたいと言ってくれたのですが、私はやんわりと断りました。夫が立ち会わなかった2人目の出産では、気が散らず、出産に集中することができたのでよかったと思っています。 私の場合、立ち会い出産でないほうが気持ちがラクになりました。感じ方は人それぞれだと思いますので夫婦でよく相談したいですね。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2019年08月28日夫婦ともに1人目の出産の経験から2人目も同じように考えていたら、まったく違う立ち会い出産になった、ちょっと笑えるエピソードを紹介します。 いくら2人目は早いと言っても…第一子の息子を出産時は、陣痛がずっと5分間隔のままで、子宮口も1cmから全然開かない状況が続きました。そして子宮口が全開し破水するまで24時間かかり、その後も、何度いきんでも全然息子が出てこず……。最終的には酸素マスクをつけられ、先生に押し出されるという形で出産を終えました。出産後、息子の頭が大きくて出なかったと聞かされましたが、トータル36時間の長く、つらい出産でした。そんな第一子の出産を経験してる私たちだったので、2人目は早いと言っても1日くらいはかかるだろうと思っていました。 出産予定日3週間前から前駆陣痛やおしるしが続いていたものの、結局出産予定日も過ぎてしまい、妊娠40週に突入。先生と相談して、卵膜剥離をしても陣痛が来ない場合は1週間後に薬で陣痛を起こすと決め、この日は卵膜剥離の処置をしてもらい帰宅しました。 その日は30分〜1時間おきくらいに痛みが起き、夜中3時過ぎに痛みで目が覚めたので、陣痛アプリを使うと10分間隔。いびきをかいて寝ている夫と息子を起こさないように、シャワーを浴び、陣痛の合間に出産入院の荷物の最終確認をして、軽く食事をとりました。そして6時過ぎに産院に電話すると「経産婦さんなのでもう来てくださいね」と言われたので、夫と息子を起こして産院に向かいました。 夫よ、どこへ行った?診察を受け、分娩室でいろいろな器具をつけられたのを見届けた夫は、息子を保育園に。私は先生に「自然に進むのを待つか、早めるか」と聞かれ、第一子のときの2日徹夜を思い出し「早く産みたいです!」とお願いしました。そのとき子宮口は4cm開いていたのでバルーンを入れ、6cmになったところで陣痛促進剤の点滴を開始しました。 その間にも陣痛は徐々に短く強くなっていたのですが、戻ってきた夫がモニターの波形をみて「おぉ、今陣痛来てる?」とか「痛い?」とか聞いて来て落ち着かないので、助産師さんが「進んだらまた呼びますから、待っていてください。」と夫を一旦退室させてくれました。それが11時ごろ。 夫は追い出されている間に、市役所に行ったり、お昼ごはんを食べたりしていたようです。一旦病院に戻ってきたようなので助産師さんが夫を呼びに行ってくれたのですが、部屋におらず……。助産師さんが探してくれて「旦那さん……診察受けていました。」と戻ってきました。夫は風疹の抗体があるのか検査をしてもらっていたそうで……なぜこんなときに……。 13時頃、陣痛が2分間隔になり、子宮口は7cm。「うーん、夕方くらいまでかかるかなぁ」と助産師さんに言われたのですが 13時半ごろ、急にズシンとお尻に力が入る陣痛がきました。2回ほど耐えたのですが、3回目はいきみのがしができず……。「何か出そうです!!」と叫んで暴れてしまい、助産師さんが慌てて私の足を抑えバタバタしているときに、入ってきた夫が呆然としているのが目に入りました。 たまたま先生が通りがかり「あら〜頭もう見えてるよ!」と慌てて麻酔をして会陰切開をしてくれていきんでいいよ!と言われた瞬間に1回いきんだだけで生まれました。13時40分、病院に着いてから6時間のことでした。 間に合ってよかった第一子の出産のときに比べ、かなりの余力を残して出産を終えた私はだいぶ元気で、テンションもあがって赤ちゃんの写真を撮りまくっていたのですが、ギリギリ立ち会えた夫の第一声は「俺、何の役にもたたなかった……」でした。 第一子のときは出産ラッシュで助産師さんも看護師さんも足りなく、夫は腰をさすったり飲み物を飲ませてくれたりしてくれていたのですが、今回は私だけだったので助産師さんが付きっ切りでいてくれて夫は手持ち無沙汰→いろいろ用事を済ませてギリギリに帰ってくるということに。同じ病院内にいるのに、立ち会いに間に合わなかった!とネタのようにならなくてよかったと思います。 ちなみに余談ですが、長丁場になることを考え、片道2時間半かかるところに住んでいる実父に息子を家で見ててもらおうと夕方保育園のお迎えから頼んでいたのですが、保育園のお迎え前に生まれてしまい、少し早めに病院に到着した父も「えっ!! もう生まれたの?! 俺、何しに来たんだろう……」と、これまた唖然としておりました。 第一子の出産のときに36時間かかった私は、病院に着いて30分とか1時間で生まれるという話はまったく信じられず、前日の陣痛の予兆も夜中の陣痛が始まってからも「まぁまだ生まれないだろう。とりあえずアレとアレをやってからにしよう」と夫婦ともにのんきだったなぁと、反省しました。経産婦さんは特に進みやすいとのことだったので、もし3人目を産むなら夫には病院から出ないでほしいと伝えようと思いました。 著者:兼松あかりイヤイヤ期真っ只中2歳10カ月の息子と8カ月の娘の二児の母。バイオ系研究員や知的財産の仕事を経て、引き出物プランナー・贈り物コーディネーターとして活動中。書籍を出版したことがきっかけでライター業もおこなう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年07月30日私は上の子が3歳8カ月のときに2人目を出産しました。その際、上の子を出産に立ち会わせるかとても迷いました。この記事では、娘を立ち会わせることになった経緯と実際に立ち会ってもらったときの様子をお伝えいたします。 長女を立ち会わせるかどうか…私が通っていた産院では、上の子も出産に立ち会うことを推奨していました。病院が協力的であり、夫は連絡すれば1時間以内に病院に駆けつけられるという好環境だったのですが、私は娘を立ち合わせるかどうかを非常に悩みました。 理由は「血や陣痛中の母を見てトラウマにならないか」「私がお産に集中できないのではないか」「夜中の出産になったら」などの不安があったからです。 助産師さんに相談したところ、「4歳近いなら大丈夫。赤ちゃん返りしているみたいだから、立ち会わせたほうが妹を受け入れやすい。お産が夜になってしまっても、お部屋にある簡易ベッドに寝かせれば大丈夫だよ」と後押しされ、長女を立ち会わせることを決めました。 長女のために考えたこと・準備したもの!立ち会い出産は必須ではなく、娘と私に無理のない範囲でと思っていました。なので、お産が長引いたり、すごく怖がったりした場合は、夫と一緒に家に帰ってもらおうと夫婦で事前に話し合って決めました。陣痛が来てからでは話すこともままならなくなるので、事前にいろいろと決めておいてよかったと思います。 そして私の入院グッズとは別に、娘のためにDVD、新しいおもちゃ、迷路ブック、折り紙、お絵かきセット、お菓子、パン、飲み物を用意しておきました。 立ち会い出産の様子夜中に陣痛が来たら予定を変更して、ひとりでお産に臨もうと思っていました。でも、幸い陣痛が来たのが17時。娘と2人、タクシーに乗り産院に向かいました。病院に向かわなくてはいけないことをキチンと理解していて、グズることなく自分の荷物を持ったり、靴を履いたりと協力的だったのが印象的でした。 娘は19時に夫が到着するまでは、持参したDVDを見ていました。陣痛が強くなってからはうちわで扇いだり、水を取ってくれたりと応援してくれて、心強かったです。生まれる瞬間はさすがに怖がり、夫に抱っこされていましたが、泣きわめくこともなく家族全員で次女の誕生を迎えることができました。病院到着から出産までは4時間でした。 出産が夜中だったり時間がかかったりしていたら、娘にずっといてもらうのは難しいなと思っていたので、スムーズなお産となり助かりました。娘が「お母さんは痛そうだったけど頑張ってた」「生まれた赤ちゃんは小さくてかわいかった」と言っていたので「あなたも同じように生まれてきたし、昔はあんなに小さかったんだよ」と教えてあげました。安産だったからこそ言えることですが、家族が一丸となって次女を迎えられた気がして、上の子立ち会いにしてよかったと思っています。著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年06月09日昔と比べて帝王切開で出産する人が増えてきたと言われています。筆者もその1人で、予定日を2週間過ぎても陣痛が起こらず陣痛促進剤も効かなかったために、帝王切開で産むことになりました。立ち会い出産を望んでいた夫は、手術も立ち会うことになりました。 夫は手術室の入り口から帝王切開に立ち会えるかどうかは、産院の判断で異なるそうです。筆者が出産した産婦人科は、パパ限定ではありますが、手術室に立ち入ることはできませんが、入り口から様子を見守ることはOKでした。 初めての出産&初めての手術に極度に緊張していた筆者は、夫が見守ってくれていることがとてもありがたかったのですが、すぐに後悔することになります……。なぜなら、手術台の上にすっぽんぽんで横たわっていなければならなかったから……! 手術が始まるまでは丸裸!部屋から1枚だけ羽織っていった手術着を脱いで、丸裸で手術台の上に横たわりました。そのときは恥ずかしいどころでなく緊張していたので、まったく抵抗がなかったのですが、後から夫が入口に現れたときに、ホッとしたのと同時に状況を客観的に捉えたところ恥ずかしさにおそわれ、「やっぱり外で待っていてもらえばよかった」と思いました。のちのち夫は「正直ギョッとした」と笑いながら言っていました。「パパだけならOK」という意味はこれか……!と納得もしました。 唯一無二の思い出に入口に立っている夫に看護師さんが椅子をもってきてくれ、夫がお礼を言っているのが聞こえてきます。すると看護師さんは「時々貧血で倒れるパパがいるので、危ないから座っていてくださいね」と笑いながら答えていました。 それを聞いて心配でしたが、夫の場合は終始笑顔で、立ち会えるのがとてもうれしかったようです。手術というすさまじい場面ではありましたが、赤ちゃんが取り上げられたときには私も夫も涙ぐみ、無事に生まれたことに感謝・感動しました。 急きょ帝王切開が決まり、心の準備ができないうちに手術が始まりました。「やっぱり立ち会いはしてもらわないほうがよかったかも」と途中で考えたりもしましたが、夫が話す出産の様子を、成長した子どもが喜んで聞いているのを見ると、手術でも立ち会い出産ができてラッキーだったなと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩) 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年04月28日立ち会い出産は、生命が誕生する瞬間を家族と共有できる機会ですよね。わが家のパパは、出産当日まで立ち会うかどうか迷っていました。そんな夫にビックリさせられた、立ち会い出産時のエピソードをご紹介します。 立ち会い出産、そんなにいいものなんだ!私の周りにいるママたちのほとんどが、夫立ち会いのもと出産をしています。「夫がいることで安心して出産に臨めた」と話すママが多く、立ち会い出産をすることで夫に出産の大変さをわかってもらえたという声もありました。 私は、立ち会い出産を経験したことがなかったので、「そんなにいいものなんだ!」と驚きました。一方で、「立ち会い出産を後悔した人もいる」という話も聞いたことがあります。実際に経験しないとわからないことなのでしょうね。 立ち会い出産の感じ方は人それぞれ立ち会い出産はいいものなんだ。そんな周りの声を聞いた私は、2人目妊娠時に立ち会い出産をしようか迷いました。夫に「立ち会い出産をしたい?」と聞いてみたところ、「どちらでもない」との返答が……。 「妻が苦しむ姿を見るのがつらい」など、立ち会い出産を後悔した人の声を聞いて悩んでいると言っていました。人によって感じ方が異なるのでしょう。出産当日まで立ち会うか、夫は迷っていました。 立ち会い出産をすると思いきや……!?夫から出産に立ち会うか答えを聞かないまま、陣痛がやってきました。1人目出産時は私ひとりで頑張りましたが、2人目のときは腰をさすってくれるなど、夫のやさしさに触れることができてよかったです。 陣痛の間隔が短くなり、そろそろ出産というとき、夫はこのまま立ち会い出産をすると私は思っていました。ところが……! なんと途中で夫が脱走! 私はあ然としてしまいました。夫は今まで見たことのない状況に耐えられなくなったのでしょう。ただ、このときは、そんな夫の行動が恥ずかしくてたまりませんでした。 ここまで一緒にいてくれるなら最後までいてくれたらよかったのに……。予想外の行動にあ然としてしまいましたが、今では出産のおもしろエピソードとなりました。今振り返ると、夫なりにできる限りのサポートをしてくれたことに感謝しています。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年04月14日