ロームは4月2日、Intelのタブレット用次世代Intel Atom プロセッサ向けとして開発されたパワーマネジメントIC(PMIC)「BD2613GW」の量産出荷を開始したと発表した。同製品は、現行のIntel Atom プロセッサ「Z3700シリーズ」のタブレット用プラットフォーム必須のパワーレイルだけでなく、プロセッサとの連携に必要なシステムの制御とモニタリング機能を集積化し、従来品と同じWLCSPパッケージに封止することで、実装面積の小型化とコスト最適化の両立を実現している。なお、同社では垂直統合型企業として、民生機器、自動車、産業機器分野のカスタマに向け、迅速かつ効率的にコスト効果の高い方法で、高度にカスタマイズされた製品を開発していくとしている。
2015年04月03日京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は3月24日、デジタルマーケティングブランド「KANADE」の新たなサービスとして、データマネジメントプラットフォーム「Rocket Fuel Origin DMP」のβサービスの提供開始を発表した。同プラットフォームは、マーケティング活動のハブとして、企業が保有するさまざまなデータに加え、Webメディアなどの第三者から提供されるデータ(3rd Party Data)を統合し、潜在顧客から既存顧客まで属性に応じたセグメントデータを生成して、トリプルメディアやマルチデバイスを通じたキャンペーンを実行。顧客の属性に合った効果的なメッセージをリアルタイムで配信することができる。さらに、実行したキャンペーンの評価を行うことで、データに基づくPDCAサイクルを実現し、企業のマーケティング戦略の最適化を支援するという。
2015年03月25日日本マイクロソフトとPMI日本支部は3月4日、20代~30代の若手プロジェクト・マネージャーおよび学生を対象とした無料セミナー「プロジェクトマネジメント入門セミナー」を4月に東京、大阪、名古屋で開催する。日本PMI(ProjectManagementInstitution)は、世界共通のプロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOK(ProjectManagementBodyofKnowledge)を発行する非営利団体で、PMBOKをベースとした国際認定資格PMP(ProjectManagementProfessional)を主催している。セミナーは、PMBOKガイドに準拠したプロジェクトマネジメントの概要、日本マイクロソフトのプロダクティビティツール「MicrosoftProject」の使い方を基礎から詳しく解説する。セミナーの概要は以下の通り○対象者20代-30代前半までの若手プロジェクトマネージャーおよび学生○セミナーアジェンダPMBOKガイドに準拠したプロジェクトマネジメントのご紹介~何故、グローバル標準に基づいたプロジェクトマネジメントが必要か~(1)ご紹介PMBOとプロジェクトマネジメントの国際認定資格PMP(75分)(2)Q&A(15分)MicrosoftProject入門(1)MicrosoftProjectと操作方法入門編(75分)(2)Q&A(15分)○開催概要2015年4月16日(木)名古屋(日本マイクロソフト中部支店)16:30-19:40(受付開始16:00)2015年4月17日(金)大阪(日本マイクロソフト関西支店)16:30-19:40(受付開始16:00)2015年4月22日(水)東京(日本マイクロソフト品川本社)16:30-19:40(受付開始16:00)なお、参加者にはPMP資格者にはPDU受講証明書、未資格者には3時間のPM公式研修時間証明(PMP受験)を発行するなどの特典を用意する。
2015年03月05日野村ホールディングスは18日、アセット・マネジメント部門の野村アセットマネジメント(以下NAM)、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー(以下NFR&T)、野村プライベート・エクイティ・キャピタル(以下NPEC)の再編を発表した。NAMは、これまでNFR&Tが行ってきた投資信託の運用・管理に係る事務および機関投資家向けの顧問関連事業をNFR&Tから承継し、部門内の営業、運用、管理業務を集約する。ファンドおよび運用会社の分析・評価業務は、NFR&Tが集約して行う。またNAMは、NPECを吸収合併する。これらの再編により、運用オペレーションの効率化と堅牢性の向上を図り、顧客に対する質の高いサービスの提供が可能となるという。再編後のNAMおよびNFR&T両社は、それぞれの専門性を発揮することにより、品質の高い運用商品の提供を行い、投資家の多様なニーズに応えていくとしている。1.スケジュール2月18日:吸収分割契約締結日(NAM、NFR&T)、吸収合併契約締結日(NAM、NPEC)7月1日:NAMによるNFR&T機関投資家顧問事業の吸収分割効力発生日(予定)10月1日:NAMによるNFR&Tリテール運用関連事業の吸収分割効力発生日(予定)12月1日:NAMによるNPECの吸収合併効力発生日(予定)3.連結業績への影響同件が同社の連結業績に与える影響は軽微
2015年02月24日神奈川県・パシフィコ横浜で開催のCP+2015、EIZOブースはカラーマネジメント対応ディスプレイ「ColorEdge」シリーズが中心。恒例となった写真家のトークショーやカラーマッチングセミナーも開催され、こちらも例年と同じく盛況だった。ブースの正面には、26.5型で完全スクエア(正方形)画面の「FlexScan EV2730Q」(解像度は1,920×1,920ドット)が鎮座。さまざまなデモ画面が表示されており、立ち止まって「へ~」「ほ~」と眺める人も多かった。仕事柄、筆者だったら画面の左半分にテキストエディタ、右半分にWebブラウザという使い方が便利そうだと感じた。○ColorEdgeシリーズの4Kモデルが人気展示をチェックする人が途切れなかったのは、ColorEdgeシリーズの4K(3,840×2,160ドット)モデルとなる、31.1型「CG318-4K」(3月20日発売予定)と、23.8型「CG248-4K」(4/20日発売予定)だ。CG318-4Kでは4K/60pの動画が再生され、高解像度で滑らかな表示に来場者がみな魅入っていた。一方のCG248-4Kは、23型フルHDモデル「CS230-CXN」と並べて設置され、ほぼ同等の画面サイズでフルHD解像度と4K解像度を見比べられる。CG248-4Kはドット密度が高く、とても高精細な表示だ。3D表示といったら大袈裟だが、表示している写真に奥行き感が見て取れる。ブースの外周にはColorEdgeシリーズがずらりと並び、画面の色と印刷物の色を合わせる(厳密には近似)、カラーマッチング環境を体験できた。ColorEdgeシリーズ本体やアプリケーションの設定、環境光の重要性など、説明員が丁寧に解説してくれる。環境光に関しては、EIZOの蛍光灯スタンド「Z-208-EIZO」と、太陽光に近い光の成分を持つ「高演色タイプの蛍光灯」が使われていた。なお、EIZOブースのデモ用PCには、マウスコンピューターやMSIが機材提供として協力している。
2015年02月17日「アンガ―マネジメント」という言葉をきいたことがあるだろうか。アンガ―とは「怒り」、マネジメントとは「管理」を表し、自分の怒りを適切に管理することを示す。今や、企業の研修や小学校での授業にまで広がっているというアンガ―マネジメントについて、日本アンガーマネジメント協会 代表理事の安藤俊介さんにお話を伺った。○「怒らない」ではなく、「怒ることと怒らないことの線を引く」――アンガーマネジメントとは一体どういうものなのでしょうか?アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた、怒りと上手につきあうための心理教育、心理トレーニングと言われています。怒らないことが目的ではなくて、「怒ることと怒らないことの線引きができるようになる」ことが目的です。我々って実は怒っても後悔するし、怒らなくても後悔する。それを繰り返しているんですね。「怒らなきゃよかったな」「やっぱり言っときゃよかった」、どちらにしても後悔してしまう。なので、怒らなくてもいいことは怒らないようにしよう、怒らなきゃいけないときは怒るようにしよう、線引きができるようになるというのがマネジメントの意味です。――怒らない方法を学ぶのかと思っていましたそう思われる方もけっこういらっしゃるのですが、人間には喜怒哀楽があり自然な感情のひとつですから、それ自体が悪いわけではないんですね。――適切な場面を見極めるのが大切なんですねあとは怒るにしても適切な表現をしておくことが大切です。――その場面は普遍的なものですか?仕事の場合であれば、怒らなければいけないのは「決められたルールを守らなかったとき」ですよね。逆にやってはいけないのは「ラインが曖昧な怒り方」です。例えばサラリーマンがいたとして、ある日は部下が10時に来ても怒らない、ある日は9時55分に来ても「お前は遅い」と怒る。そうなると、相手はどうして怒られているのかわからなくなります。怒る基準をいつも動かしているのは失敗なんです。ラインを決めておいて、そこから外れたら怒る、ということが大切です。――最初に示しておくんですか?本当は最初に決めておいた方がいいですね。我々はいつも三重丸で説明します。一番中心は自分と考え方がまったく同じ。2番目は自分の考えとはちょっと違うけど許してもいいライン。一番外側、3番目の丸は許せないラインです。多くの人は、相手が10時に来たことに対して、ある日は許すことができます。ということは(2)なんですよ。ところが、許せない日もあります。これは(3)になってしまっているんです。でも、他の人からはその違いが見えない。だから、(2)のラインをなるべく安定させましょうというのが考え方なんです。その線引きをどうするかというと「後悔」が鍵となります。怒って後悔するなら怒らなくていいし、怒らなければ後悔するなら、怒るところなんです。――そうなると、失敗してみないとわからない部分もありそうですね…本当は毎日失敗しているんですよ。――毎日の後悔の中から、線を見つけるとそうですね、努力しておくということですね。※第2回「すぐ怒る人は怒られ弱い」は1月23日更新予定です。<プロフィール<日本アンガ―マネジメント協会日本アンガーマネジメント協会は、ニューヨークに本部をおく「ナショナルアンガーマネジメント協会」の日本支部。教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどに日々奮闘している。また、アンガーマネジメントのトレーナーの育成にも力をいれている。
2015年01月21日トライアックスは、中長期の顧客育成に特化したコミュニケーション マネジメント プラットフォーム「SATORI for BIZ」を12月18日に公開した。「SATORI for BIZ」は、リノべるが企画・運営する中古マンションのリノベーションサービス「リノべる。」、ユーザラスが企画・運営する発注担当者のための会社検索・比較サイト「発注ナビ」での導入が決定しているという。「SATORI for BIZ」は、顧客の興味関心を可視化することができるコミュニケーション マネジメント プラットフォームで、見込み顧客の段階から、興味関心度を個人単位で見ることができ、それによってウェブ広告配信の最適化や、コンテンツの出し分けなどマーケティングオートメーションを実現する。トライアックスはこれまで自社開発のCMS「LaCoon(ラクーン)」の導入・運用を行ってきたが、その実績を活かし、顧客ニーズの高かったリードタイムの長い顧客管理、そしてウェブ広告との連携を行ったのが、今回の「SATORI for BIZ」となる。同製品では、これまで、営業で管理していた顧客データと、コミュニケーション施策を担う販促やマーケティング、ウェブ担当者などのコンテンツや広告情報を統合し、顧客の属性や購買フェーズに合わせたウェブコンテンツの出し分け、広告の配信を行うことが出来る。またセキュリィティ対策として、SATORI 内のデータベースの暗号化を行うとともに、システムへログインする際の認証システムを英国CertiVox 社のM-Pinを導入している。
2014年12月22日NECディスプレイソリューションズは6日、カラーマネジメント機能を搭載した4K対応31.5型ワイド液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-PA322UHD-BK」と、84型モデル「MultiSync LCD-X841UHD」を発表した。11月17日から発売する。価格はオープンで、予想価格(税別)は31.5型「MultiSync LCD-PA322UHD-BK」が500,000円前後の見込み。84型「MultiSync LCD-X841UHD」は、設置などを含めて案件別の対応となる。○MultiSync LCD-PA322UHD-BK「MultiSync LCD-PA322UHD-BK」は、Adobe RGB相当の色域をカバーする31.5型ワイド液晶ディスプレイ。3,840×2,160ドット(4K)解像度に対応するIPS液晶パネルを採用し、光学フィルムの最適化で黒の締まりを改善。映像編集など、暗い環境で作業する場合の表示品質が向上している。液晶パネル面にはギラツキを抑える「アンチ・スパークリング・フィルム」を使用。画像処理エンジンには「SpectraViewエンジン」を搭載し、3次元ルックアップテーブルと独自の色変換アルゴリズムにより、白色点 / 色域 / ガンマなどの調整がディスプレイ単体で可能だ。内蔵カラーセンサが秒単位で自動補正を行う「セルフカラーコレクション」や、ムラ補正機能(UNIFORMITY)など高度な機能も備える。「マルチピクチャー機能」では、画面を分割して複数の入力信号を同時に表示可能。画面分割は2画面 / 3画面 / 4画面に対応する。1つの入力を最大4画面にコピーして表示し、異なるピクチャーモードで比較できる「リアルタイムプレビュー機能」も利用できる。「UHDアップスケーリング機能」では、入力信号の解像度が4Kに満たない場合、足りない画素を補間して表示する。オプションのソフト「SpectraView II」とカラーセンサ「LCD-MDSVSENSOR3」を用いることで、高精度に色の調節やガンマ補正ができるハードウェアキャリブレーションをサポート。キャリブレーション目標値(輝度 / 色温度 / ガンマ)を設定するだけで、自動的にディスプレイの調節とICCプロファイルの作成 / 保存が行える。ベースデータの基準値を外部カラーセンサの測定値に書き換える「ベースキャリブレーション機能」にも対応。そのほか主な仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、視野角が上下左右とも176度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、応答速度が10ms(GtoG、RESPONSE IMPROVEオン時)。映像入力インタフェースは、HDMI×4、DVI-D×2、DisplayPort×2。USB 3.0ハブのダウンストリームポート×3、アップストリームポート×2を装備。2W+2Wのステレオスピーカーを搭載し、スタンドのチルト角度は上30度/下5度、スイーベルが90度、150mmの高さ調節、ピボットが可能だ。本体サイズはW744.8×D301.6×H468.4~618.4mm、重量は約20.5kg。○MultiSync LCD-X841UHD「MultiSync LCD-X841UHD」 は、3,840×2,160ドット(4K)対応の84型ワイド液晶ディスプレイ。受注生産で提供される。「マルチピクチャー機能」により、2画面 / 3画面 / 4画面の画面分割に対応。ほかにも「リアルタイムプレビュー機能」やムラ補正機能(UNIFORMITY)などを搭載する。NFCセンサを内蔵しており、対応スマートフォンなどをかざすことで、ディスプレイの設定情報 / 動作ログの読み出し / 書き込みが可能。電源がオフの状態でも使用できる。主な仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、視野角が上下左右とも178度、輝度が500cd/平方メートル、コントラスト比が1,400:1、応答速度が12ms(GtoG)。映像入力インタフェースは、HDMI×4、DVI-D×2、DisplayPort×1。USB 2.0対応のダウンストリームポート×1、アップストリームポート×1と、10W+10Wのステレオスピーカー、制御用の10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN×1を搭載する。リモコンが付属し、本体サイズはW1931×D85×H1117mm、重量は約70.5kg。
2014年11月06日日産自動車は10月16日、電気自動車「日産リーフ」と電力供給システム「LEAF to Home」を活用したエネルギーマネジメントの実証実験を10月より開始したと発表した。この実証実験は、エナリスのインセンティブ型ディマンドリスポンス(DR)実証実験に、日産が参加するものである。日産は、神奈川日産自動車の店舗で「リーフ」と「LEAF to Home」を使い、実証実験に取り組み、エネルギーマネジメントにおけるEVバッテリの有効性を検証する。DRとは、エネルギーの供給状況に応じて、需要側の消費パターンを変化させることで、より効率的な電力システムを構築するための方策で、東日本大震災以降、電力のピーク時間帯の需給ひっ迫が顕在化したことにより、注目を集めている。具体的には、電力会社の依頼に基づき、アグリゲータが需要家に節電要請を行い、その対価としてインセンティブを支払う仕組みのことである。節電要請時にエアコンや照明の操作によって節電を行うことが一般的だが、V2H(Vehicle to Home)ではEVから建物に電力を供給すると照明などを消灯することなく、系統電力の負荷を低減することが可能であり、商業施設などの節電が困難な施設においても有効な手段になると考えられている。なお、実験ではV2Hを活用したピークカットの有用性、およびインセンティブ(報酬)による経済性の効果・検証・分析を行う。例えば、営業中に点灯している店舗ショールームなどの照明にV2Hを接続し、節電要請があった際にV2Hから照明に電力を供給することで、系統電力の負荷を低減し、その対価としてインセンティブを受け取る。今回の実証期間となる2014年10月~2015年1月では、平日8時~20時の間の3時間、月2~3回の節電要請を受ける予定という。今後、さらなる再生可能エネルギーの有効活用や、発電設備の効率化による、環境負荷を低減したエネルギーマネジメントが求められる。その中でも、EVが持つ大容量バッテリを活用したエネルギーマネジメントはグローバルに行われている実証実験により、その有効性が確認されつつある。また、節電行動に対するインセンティブによってEVオーナーの経済性向上も加われば、EVの普及がさらに促進され、社会全体の低炭素化にもつながるものと見込まれるとしている。
2014年10月17日米Symantecは10月9日(米国時間)、セキュリティと情報マネジメント(IM)の2つの事業をそれぞれ独立した企業として分割する計画を取締役会が承認したと発表した。これは「両分野で成功するために個別に戦略を立てて進めていくことが必要」という判断に基づくものとなる。同社は、戦略と組織構造のレビューの結果、セキュリティとIMについて、独立した企業として戦略を立てて実行していくことに決定したという。これにより、成長の機会、研究開発への投資、製品化にフォーカスし、独自の提携などの戦略を柔軟に進めることができ、コスト削減も見込めるとしている。セキュリティ事業には、コンシューマーおよびエンタープライズ向けエンドポイントセキュリティ、エンドポイントマネジメント、暗号化、モバイル、SSL証明書、ユーザー認証、メール/Web/データセンターセキュリティ、データ損失予防、マネージドサービスなどが含まれる。これらは同社が元々強みとする分野であり、会計年度2014年は42億ドルの売上高を計上している。同事業は分社化により、「SymantecとNortonの脅威情報を統合したセキュリティプラットフォームの提供」「マネージドサービスなどサイバーセキュリティ対応サービスの強化」「Norton製品の統合を通じてのポートフォリオ簡素化」の3点にフォーカスすると説明している。IM事業はバックアップとリカバリ、アーカイブ、ストレージ管理などの技術を持ち、会計年度2014年度の売上高は25億ドルだった。IM事業の製品はFortune500にランクインしている企業の75%に導入されているという。今後は、データの保存・管理に要するTCOを削減して情報からの洞察を得るソリューションの提供、自社およびサードパーティのエコシステムを統合し、企業全体の情報の可視化・管理・制御を可能にするインテリジェントな情報レイヤの開発などに注力していく。IM事業のゼネラルマネージャにJohn Gannon氏が、CFO代理にDon Rath氏が就任することも発表された。Gannon氏はQuantumの社長兼COOを務めていた人物。Symantecの社長兼CEOは、2014年3月に暫定CEOに就任し、9月に正式な就任が決定したMichael A.Brown氏が続投する。Symantecは今後、分社化に向けて作業を進め、2015年12月に完了を見込むとしている。
2014年10月10日EIZOは25日、カラーマネジメント対応の液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズを複数台、ネットワーク経由で一元管理できるソリューション「ColorNavigator Network」の提供を開始した。ColorNavigator Networkは、映像・CGプロダクションなど、複数人で制作業務を行う企業向けのカラーマネジメント・ソリューション。こうした業務においては、ColorEdgeシリーズを適切な画面表示品位に保つために、定期的な調整が不可欠だ。従来は1台ごとに調整する必要があったが、今回のColorNavigator Networkを利用することで、ColorEdgeシリーズの液晶ディスプレイをリモート操作できるようになる。ColorEdgeシリーズの管理者は、ネットワーク経由でそれぞれのColorEdgeディスプレイを調整することで、1台ずつ調整して回る手間を省ける。また、制作作業に使用する表示設定モードを複数台のColorEdgeに一括設定できるほか、管理下のモニタの資産情報、使用状態も遠隔で確認可能だ。対応するColorEdgeシリーズやColorNavigator Networkの詳細、および問い合わせ先などについては、EIZOのWebサイトを参照いただきたい。
2014年09月26日神奈川県厚木市に、複合施設「アミューあつぎ」が4月26日グランドオープンした。同施設は東急不動産SCマネジメントが、旧「厚木パルコ」(厚木パークビル)を取得した厚木市よりテナント誘致等支援業務を受託し、商業ゾーンの運営を行う。館内は、地下1階から4階まで約20店舗を構えた商業ゾーンと、5階から9階までの公共施設「あつぎ市民交流プラザ」で構成。地下1階には、バラエティーショップ「ダイソー」、1階には三越伊勢丹グループの編集ショップ「エムアイプラザ(MI PLAZA)」、キッチン・トラベル・トレッキングの販売店「カーサ・リコ富岳登山店」などがあり、2階のバラエティー雑貨・衣料品フロアには、生活雑貨店「ネイビーストア(NAVY STORE)」が出店。3階はホビー&ライフスタイルをメインとしたフロアで、手芸雑貨「ユザワヤ」や北欧インテリアショップ「オーケイ(OKEY)」が出店している。4階はフロア全体を総合リユースショップ「ブックオフ プラス(BOOKOFF PLUS)」が占める。東急不動産SCマネジメントの中西泰志氏は、「あまり大きくない建物のため、主婦がふらりと立ち寄って気軽に買い物を楽しめるようなショップ構成にした。隣接するイオンとも買い回りができるよう企図している。いちばんの見どころはやはり『エム アイプラザ』だ」と語った。1階に位置する「エムアイプラザ」は、ホワイトカラーをベースにした店内にグリーンを飾った爽やかな空間で、入店がしやすいよう広く開口が取られている。30代後半から60代の主婦層をターゲットに、食品、生活雑貨、衣料品を、約4,000点取り扱う。紳士服はシャツやネクタイ、ベルトなどを置き、面積の広い婦人服コーナーでは、トータルコーディネートでアイテムがそろう。三越伊勢丹オリジナルブランドの「ビーピーキューシー(BPQC)」はベーシックなカットソー類やバッグ、シューズをラインアップ。タオルや食器を置いたギフトコーナーも設置。食品は神奈川県の菓子類の他、三越オリジナルの食品も並ぶ。各コーナーはブラックボードを用いて商品を見やすくし、MDを週ごとに変え“毎日来ても飽きない”場所を目指す。またコーヒー(120円)を飲むことができる休憩スペースも設えた。「全国で6店舗目の出店となる同店は、地場のものに特化しているのが最大の特徴。食材など神奈川県のものをメインに集めた。百貨店の名店や地方の主力メーカーも仕入れており、ちょっとしたギフトにもぴったりのものがそろう。旧厚木三越の高齢のお客様も楽しめ、更に若い方にも来店してもらえるよう価格帯を下げ、バラエティーに富んだ商品ラインアップにした」とエム アイプラザ担当者は話す。グランドオープン初日には、エムアイプラザは40代から60代までの顧客で賑わいを見せた。エム アイプラザ店長によれば、特に地元の洋菓子コーナーが人気で、「鎌倉紅谷」のクルミッ子切り落とし(1,200円)や「鎌倉ニュージャーマン」のかまくらロール(800円)は完売したという。また、エムアイプラザのオープン初日売り上げは、目標比105.7%であったという。同施設は厚木市制60周年カウントダウン事業として、週末や祝日に、お笑いや音楽のライブ、落語、トークショーなど様々なオープニングイベントを開催する予定。
2014年04月29日パリを本部に世界各国でモデル事務所を展開する世界最大のモデル・エージェンシー「エリート・モデル・マネジメント」創始者の1人である、ジョン・カサブランカス氏(John Casablancas)が7月20日、癌のため死去した。享年70歳。「エリート・モデル・マネジメント」はニューヨーク出身のジョン氏と、アラン・キットラー(Alain Kittler)によって72年にパリで創立。その後、77年にニューヨークに初の国外支社を設立し、現在では約30ヶ国に事務所を展開。2,000名を超えるモデルが在籍している。ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)やシンディ・クロフォード(Cindy Crawford)、タチアナ・パティッツ(Tatjana Patitz)、ヘレナ・クリステンセン(Helena Christensen)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)、ミラナ・ケラー(Milana Keller )、ヘレン・スウェディン(Helen Swedin)らを輩出し、現在は女優として活躍するキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)やキルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)、ミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)、ユマ・サーマン(Uma Thurman)らもエリートからモデルとしてそのキャリアをスタートさせている。日本のエリートジャパンでは小西真奈美や松下奈緒、今宿麻美らが所属していた。ジョン氏は2000年に「エリート」から引退。その後もモデル学校やスカウト組織を立ち上げるなど、ファッション界に貢献し続けた。なお、アメリカのロックバンド「ザ・ストロークス(The Strokes)」のヴォーカルであるジュリアン・カサブランカス(Julian Casablancas )は実の息子である。
2013年07月25日共栄火災は、苦情対応に関する国際規格「ISO10002」(品質マネジメント-顧客満足-組織における苦情対応のための指針)に適合した顧客対応マネジメントシステムを7月1日に構築し、適切な運用を行っていることを宣言した。同社は、2007年7月に「ISO10002」に準拠した「お客様の声対応マネジメント・システム」を構築し、継続的な運用を実施するとともに、業務品質の向上に取り組んできた。今般、これらの取り組みにより、多くの企業へのISO10002適合性に関する第三者意見書作成実績を持つ柴田CSマネジメントより6月26日に第三者意見書を取得した。ISO10002とは「苦情対応」に関する国際規格。顧客満足のための苦情対応プロセスを継続的に改善していくことを目指し、PDCAサイクルを構築・運用していくことが求められている。日本では、2005年に翻訳版が「JISQ10002」として制定された。また、第三者認証制度ではなく、マネジメントシステムの構築や運用について当事者が自ら適合状況を評価し、適合を宣言できる制度となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日NKSJグループのリスクコンサルティング会社のNKSJリスクマネジメントは、15日からタイを始めとする東南アジア諸国に拠点を有する日系企業向けに、洪水発生時の事業継続対策を支援する「海外洪水対策支援サービス」の提供を開始すると発表した。2011年に10月に発生したタイの洪水では、日系企業が多く進出しているタイ中部アユタヤ県の工業団地のほかに首都バンコクの一部でも浸水被害が発生し、多くの企業が操業停止に追い込まれた。また、サプライチェーンの途絶の影響で操業が困難になることも問題となった。タイでは5月から再び雨季を迎えており、昨年のような洪水が発生する可能性があることから、NKSJ-RMは台風・水害リスク評価、事業継続計画(BCP)策定およびBCP訓練など事業継続支援サービスなどを通じて、これまでに蓄積した知見を生かし、「海外洪水対策支援サービス」の提供を開始することにした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日理想の肌のタイプとしてよく聞くのが「透明感のある肌」。でも、それっていったいどんな状態の肌なんでしょう?ビューティ&ダイエット編集部が調べました。透明感のある肌のイメージは、たっぷり水分が保たれていて、もぎたてのフルーツのようにみずみずしい肌。シミひとつない白い肌とも考えがちですが、色が黒くても、たっぷり潤ったお肌は輝いてみえます。例えば、野菜を思い浮かべてみてください。採れたばかりの野菜はとてもみずみずしく色鮮やかですよね。でも、それをそのまま冷蔵庫に入れてしまうと水分が蒸発して急速にしなびていきます。私たちはそのことを知っているので、例えばラップにくるんだり、湿度の高い野菜専用室に入れたり、野菜によっては根の部分に水を張るなどの工夫をすることで、鮮度を長持ちさせています。私たち人間も同じこと。老化を遅らせ、透明感のある肌を長続きさせるためには、水分を保つ工夫が必要なんです。そのためには、水分を保ちやすい柔らかな肌に整えておくことが不可欠。その方法は、(1)体の内から外から水分をたっぷり補う。水を飲んで補給したり、化粧水でカバーしたり、身の回りに観葉植物や保湿器を置いて乾燥を防止したりなどの工夫を。(2)古くなった角質を除去して、潤い成分の分泌経路を塞がない。お風呂や蒸しタオルなどを利用し、肌を柔らかくしてから洗顔やパックで古い角質を洗い流してしまいましょう。(3)メラニン代謝を促し、くすみの原因を作らせない。保湿とは直接関係のないように思えるけれど、代謝が悪くなると角質だけじゃなくメラニンまでため込んでしまいます。そうなると、お肌は荒れて硬くなり、シミ、くすみの原因になります。紫外線やストレスによってメラニンは日々生まれるもの。メラニンをため込まないようにするには、年中無休の紫外線対策、ストレスをため込まない努力、それと同時に代謝を高めて排出する工夫のどちらもが必要なんです。これらに気をつけて、みずみずしくプルプルな透明肌を目指しましょう。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年05月06日ジョンソン・エンド・ジョンソン/ビジョンケアカンパニーは、20代~30代の男女社会人416名のコンタクトレンズユーザーを対象に、「タイムマネジメント力」に関する調査を行った。タイムマネジメントに関連する質問への回答を点数化し、平均点よりも点数が高い人を「タイムマネジメント力が高い人」、低い人を「タイムマネジメント力が低い人」に分類した。「タイムマネジメント力が高い人」は「一日の仕事のスケジュールはきちんと計画立てている」(高い人87.6%:低い人32.8%)、「メールは迅速に返信している」(高い人82.3%:低い人42.0%)など業務スキル的にも、また、「仕事とプライベートはキッチリ分けるようにしている」など、ビジネスの様々な場面で意識が高い結果となった。職場での役職については、30代前半、30代後半と年代が上がるにつれて「タイムマネジメント力が高い人」(30代前半:6.0%、30代後半:18.7%)の方が課長クラス以上の役職者の割合が高くなる(低い人30代前半:1.9%、30代後半:6.5%)。また上司や先輩など職場での人間関係も、「高い人」の方が上手くいっている場合が多い。「タイムマネジメント力が高い人」は、自分の部屋や仕事のデスクまわりをいつもきれいに掃除しており(高い人70.8%:低い人37.7%)、毎食後の歯磨き(高い人52.2%:低い人36.2%)や、小まめなヘアカットやカラーリング(高い人51.6%:低い人28.5%)など、身の周りに関してもきちんとしている。そして恋人がいる割合が約2割近く高いという衝撃の事実も。仕事もプライベートも上手に「タイムマネジメント」して充実しているためか、生活全般への満足度も「タイムマネジメント力が高い人」の方が高い(高い人57.4%:低い人46.3%)。「タイムマネジメント力」が、生活全体に何らかの影響を及ぼしていることがうかがえる結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日最優秀賞は東京都三鷹市ファシリティマネジメント(FM)の普及や発展に、貢献のあった団体等を表彰する『第5回日本ファシリティマネジメント大賞』の入賞が発表された。これは社団法人日本ファシリティマネジメント推進協会(JFMA)が主催したもので、同協会によるFMの定義は下記の通り。「企業・団体等が組織活動のために施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」今回最優秀賞を受賞したのは東京都三鷹市であったが、保険関連業界からは、東京海上ホールディングスの一員である東京海上日動システムズ(以下シス社)が奨励賞を受賞した。受賞の理由シス社は、『社員がワクワクしながら働ける』『自主性を重んじる』などのFM方針を基調とした、3つのプロジェクトを推進。『フリーレイアウトオフィス』として、執務机を可搬式にした結果、スペース効率が30%も向上したり、レスペーパー会議を進めて、プリンタ印刷枚数の50%削減を達成するなど、大きな成果を上げた。さらに同社の障がい者雇用率は、法で定められた1.8%のほぼ倍となる3.5%となった。今回の受賞は、これらの事例が社員のやる気向上や、社会貢献に繋がっていると評価された。同社は今回の受賞に際し、下記のようなコメントを発表した。「社員のやりがいを最大限発揮でき、社会に貢献できる会社づくり」を企業理念・経営戦略として掲げ、社員の自発的活動や、きめ細かい能力開発活動に取り組んでいます。
2011年01月23日OKWave「FAQマネジメント・テンプレート」を開始QandAサイトの老舗「OKWave」を運営する株式会社オウケイウェイヴが、FAQの導入や改善を検討する企業・団体に向けて、各業界別の成功事例に基づいたFAQ構築・運用のためのテンプレート『FAQマネジメント・テンプレート』を提供を開始しました。『FAQマネジメント・テンプレート』とは『FAQマネジメント・テンプレート』とは、FAQパッケージ市場国内シェア最大(2010年10月現在、オウケイウェイヴ調べ)であるFAQ 作成管理ツール「OKBiz」と、FAQ運用手順を体系化した「FAQ Management」をテンプレート化したもので、FAQ構築・運用に関わる経営課題の抽出、そのためのシステム設定、FAQ作成や更新、運用のワークフローをとして策定し、FAQシステムとともに提供します。業界ごとにテンプレートを最適化しており、以下の27業種に対応しています。OKWaveによると銀行/証券/生命保険/損害保険/クレジットカード・信販/コールセンター/通信・移動通信/インターネットサービス/インターネット販売(EC)/ソフトウェア/SI/小売/外食/食品/医薬品/電機(家電・重電・精密機器)/OA機器・デジカメ/電力・ガス/住宅/マスコミ(放送・新聞)/広告/教育サービス/大学/介護サービス・医療福祉/旅行/ゲーム/運輸(陸運・航空・鉄道)となっており、保険、証券など難しい契約を必要とする業界や、ソフトウェアやインターネットなど専門的な知識を必要とする業種では特に効果を発揮しそうです。
2010年10月28日