日常生活の中にひそんでいる小さなイライラ。みなさんも身に覚えがあるのではないでしょうか。今回は、ついあるあるとうなずいてしまう小さなイライラをまとめたイラストをご紹介します。ついつい心の中で叫んでしまう小さなイライラ5選今回イラストをツイートされていたのは、jyajya(@jyajyacompany)さん。どれもがつい心の中で叫んでしまうものばかりです。残る銀紙バターやチーズなどを開封した時に「あーっ!」となってしまうやつですね。爪先で残りをはがすしかないやるせなさが残ります。プラスチックの破片タグを切った瞬間、中へと入り込んでしまうプラスチックの破片。見つからずそのままにして着用したときにチクチクすると、イライラ倍増です。どこからでも切れますどこからでも切れますと書かれていることを信じて試してみるのですが、上も下も真ん中もだめだったとき、裏切られた気持ちになった方も多いのではないでしょうか。諦めてはさみを出すのがいつもの流れです。つまみが取れた思わず大きな声で叫んでしまいそうになるこちらの現象。つまみが取れたら最後。マイナスドライバーで無理やりはがすしかありません。些細な事ですが、あーーーっ!!!!ってなる瞬間です。 pic.twitter.com/AfVvUf526R — jyajya (@jyajyacompany) January 31, 2021 残る紙の蓋すぐに中身が見えると思いきや妨害する薄い紙。もう破るしか選択肢が残されていない状況にイライラしてしまいます。おまけの「あーーーっ!!!!」 pic.twitter.com/2RRFhV3n5Y — jyajya (@jyajyacompany) February 2, 2021 ついつい一緒に「あーーーーっ!!」といってしまいそうになるイラストの数々。些細なイライラと戦っているのは自分だけじゃないと勇気をもらえるツイートでした。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年02月21日急に気分が沈んだり顔や手足がむくんだり……。以前の私は毎月心身の異変を感じるたび、「ああ、また生理の時期か」と憂うつになっていました。本日はそんな私が試行錯誤を繰り返してたどり着いた「生理中の自分をご機嫌にする方法」を3つご紹介します。 お気に入りの生理アイテムを揃える1つ目の方法は、生理中も快適に過ごせる「お気に入りの生理アイテム」を普段から用意しておくことです。 私が一番こだわったのはサニタリーショーツのデザインとはき心地。お気に入りのサニタリーショーツは伸縮性が抜群で、生理中でも腹部が締め付けられず快適です。そのうえカラフルな色味やレースがとてもかわいいので、生理がきても「好きな下着がはけてうれしい!」と逆に気分が上がることも。 そのほかにも好きなデザインの携帯用カイロ、百貨店で購入したピルケースなど、生理のときに使えるアイテムを自分好みに選んで楽しんでいます。 体をポカポカにすることを意識2つ目の方法は、とにかく体をポカポカにしようと意識することです。 私は普段から冷え性なのですが、生理中はその症状がさらに悪化。私は体を冷やすとおなかが痛くなるので、常に携帯カイロを腹部にあてるよう心がけています。ちなみに貼るカイロは熱くなりすぎてしまうので、服の上からあてるくらいがちょうどいいです。 また冬場なら、仕事中も厚手の靴下とひざ掛け、温かい飲み物を常備。いつもはコーヒーばかり飲んでいますが、生理中は体を冷やすというカフェインを控えたいので、ルイボスティーを選ぶようにしています。 体が温まると自然と気持ちもリラックスした状態になるので、自然と生理中のイライラも軽減できている気がします。 生理期間をご褒美ウィークにする3つ目の方法は、生理期間を自分を存分に甘やかす「ご褒美ウィーク」にしてしまうことです。 生理中の私は普段より頭がボーッとしたり腹痛がひどかったりと、何をするにもおっくうになりがち。その上、生理前~生理中3日目くらいまでは食欲が大暴走し、強烈に甘いものが食べたくなります。 以前はそんな自分に嫌気がさしていましたが、今では「生理だから仕方ないよね」を言い訳に、ベッドで好きな映画を見たり大好きなコンビニスイーツを楽しむことに。普段は食事内容を気を付けて規則正しい生活を心がけている分、今では生理を待ち遠しく感じる程になりました。 これらの「生理を快適に機嫌よく過ごす方法」を実践することで、自然と生理がくるのもおっくうでなくなりました。毎月生理がくることで、自分の気持ちや体と定期的に向き合う時間が取れているように思います。これからも生理とうまく付き合いながら、自分の心や体を大切にしていきたいです。 監修/助産師REIKO著者/鮭たら子
2021年02月16日生理前や生理初期はイライラしてしまい、自分の感情がコントロールできなくなる私。そんなとき、私の気持ちのはけ口になってしまうのは、一緒に暮らすパートナーでした。結果として、私の生理がパートナーのイライラにもつながってしまうことも。これではいけないと自分を見つめ直し、メンタルコントロールを始めました。 自分の状況を知り、生理予定日を伝える生理前や生理初期、どんな場面で、どんなことをされるとイライラしてしまうのか、まずは自分を知ることから始めました。そしてパートナーにも、生理前はどうしてもイライラしてしまうことを伝えました。 また、私の生理は28~30日周期と毎月定期的であるため、生理予定を把握しやすいので、生理が近づいたら、「そろそろ生理だよ」とパートナーに伝えるように。生理前の状態や生理予定日を伝えることで、パートナーも、男性には理解しにくい生理のつらさを自分なりに理解しようと寄り添ってくれるようになりました。 つらいときには休む!パートナーと一緒に暮らし始めたときは、生理がつらくてもイライラしても我慢して自分を抑え、家事をこなしていました。でもそれは、「なんで私はつらいのに家事をしなくちゃいけないの」とイライラを増長させてしまう要因になっていたのです。 このままではお互いにとって良くないと思い、「今日はつらいから休むよ」とはっきり伝え、しっかりと休むことに。時にはパートナーがマッサージをしてくれることもありました。 気分転換をする私は生理中はいつも食欲が増して太りやすくなってしまいます。しかし、太りやすいからと食べるのを我慢するのではなく、生理中だけは自分を許して好きなものを食べることにしました。料理をしたくない日には、外食をすることも。 また、パートナーの仕事が休みの日には、生理痛の程度に合わせて少し散歩に行って気分転換をしました。私の生理中のイライラや痛みについて伝えていたので、パートナーも積極的に協力してくれることが多かったです。また、生理について伝えることで、以前よりも心配を態度に出してくれるようになりました。 私は自分の生理前や生理初期の状況を自分でしっかりと理解し、パートナーにも伝えることでイライラと向き合えるようになりました。自分ひとりだとただイライラして終わる生理期間ですが、パートナーが協力してくれることによって、自分なりのメンタルコントロールができています。 監修/助産師REIKO著者:ごとういくこ
2021年02月05日なんとなく朝からイライラして、ささいな夫のひと言にもいちいち反応する自分にもイラついてしまう……。一体これはどうしたことだろう?と悩んでいました。いろいろネット等で調べてみたり婦人科の先生に相談してみたりしたら、更年期のせいかもしれないと言われました。理由がわかってホッとした一方で、どうしたらこのイライラや体の不調を治せるのかしら?と思い、さまざまな対処法を試す日々が始まりました。漢方薬を試してみたり、ヨガを試してみたり5年ほど前に卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)で左の卵巣を摘出手術したあと、ホルモンバランスが変わって憂うつ感などの体調の変化がありました。そこで、婦人科の先生に処方してもらったのが当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)。これを処方してもらったときはイライラが収まらず、先生に相談すると年齢的に更年期のせいもあるかもしれないと、更年期に効くという加味逍遥散(かみしょうようさん)を処方してもらいました。これを試したところ、イライラや憂うつ感などの不調もだいぶ良くなりました。先生からは「気分転換をじょうずにするために運動も良いですよ、何か試して見てくださいね」と言われました。でも、昔から運動は大の苦手。唯一得意なのは泳ぐことなのですが近くにジムもなく、以前から興味があったのがヨガだったので自宅で教室を開いているところに行ってみました。体験してみると、楽しくてこれなら続けられるかも?と思いましたが、面倒くさがりの性格が災いし、ヨガに通うのは思い立ったときだけになりました。そこで、もっと手軽にできることはないかな?と思って、加味逍遥散の服用は続けつつサプリを試してみることにしました。更年期の王道サプリを試してみる更年期で検索するとさまざまなサプリがあるので、どれにしたら良いかな?といろいろなサプリなどを試してみましたが、どれも1週間ほど飲んでもいまひとつピンとくる物がありませんでした。そこで、最近ネットで良く見る大塚製薬の「エクエル」を試してみることにしました。「エクエル」は、エストロゲンとよく似た働きをする大豆イソフラボン由来のエクオールを取ることができるサプリだそう。112粒入り4,320円(税込み)でお値段はちょっとお高めでしたが、「これで、このイライラが収まるなら安いかも」と思って購入して毎日朝飲み始めました。すると、3日ほどするとイライラしなくなったのです! やっと出合えた!と思いました。精神的な不調は人にはわからないので、ただ不機嫌な人だと思われるのもつらいし、本当に収まってうれしかったです。でも、やはり私にはお値段的にちょっと高めかなと思ったのでお値段がお手ごろなイソフラボンのサプリを試してみましたが、3日もするとイライラモードに逆戻り。やはり「エクエル」は私には効果があったのではないかと思い、「エクエル」に戻したら不調がすぐに収まり、やはりこれだわ! もう浮気はしません!と誓いました。ヨガからフラダンスへチェンジそして、引き続きヨガも1年ほど週1回通っていたのですが、黙々と体を動かすヨガが物足りない気がしました。もう少し、心が華やぐようなものがないかしら?と思っていたところ、近郊の町の施設で1枚のチラシをゲットしました。そこには、フラダンス教室の案内が書かれていました。体験レッスンをしてみると、優雅な印象とは違って意外とハードなことがわかりました。でも、きれいなパウスカートをはいて踊るフラダンスは心も踊る気分で、楽しくて仕方なくなりました。心が癒されるようなハワイの音楽も決め手となって、ヨガをやめてフラダンス教室に通い始めました。習い事がなかなか続かないのですが、これだけはいまだに続いています。年齢に関係なく続けられるから今後のライフワークになりそうです。まとめ今のところ終わりの見えない更年期ですが、いつか終わりが来るからできることで対処して楽しく過ごしていきたいと思って、さまざまなチャレンジをしてみました。その過程も新しいことを知るきっかけになりとても楽しかったです。これからも新たな自分を発見しながら、人生のハードルを軽やかに乗り越えていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2021年01月16日仕事や育児…、誰しもイライラが溜まることはありますよね。イライラが溜まると、やがて大きなストレスになり、心身に良くない影響を与えます。ストレスと食生活の関係とは出典:byBirthストレスを感じると、ストレスから体を守るために、自律神経系やホルモンなど、さまざまな部分に影響が現れます。また、ストレスがかかると、ビタミン類を大量に消費してしまうため、いつも以上にたくさん摂取しなければなりません。ビタミン以外にも、イライラに効果的な栄養素もあるので、参考にしてみてくださいね。ストレスが溜まっている時に摂りたい食材&飲み物ビタミンCが豊富なもの出典:byBirthストレスがかかった時は、副腎という臓器からストレスホルモンが放出されます。そして、ストレスに打ち勝つために心拍数や血糖値を調節します。副腎には、ビタミンCが高濃度に含まれていますが、ストレスが加わることでビタミンCの濃度が低下してしまうため、ストレス時はビタミンCの補給が大切。ビタミンCは、レモンやオレンジなどの柑橘類、じゃがいもなどのイモ類、ピーマンやブロッコリー、パプリカなどの色が濃い野菜に多く含まれています。ビタミンCは水に溶ける性質で、さらに熱にも弱いという特徴があります。野菜を調理するときには、洗いすぎず、加熱しすぎないことがビタミンCを損失しないためのポイント。電子レンジで加熱すると、ビタミンCが壊れにくいといわれているため、時短にもなるのでぜひ試してみてくださいね。カルシウムが豊富なもの出典:byBirthカルシウムというと、骨や歯を丈夫する働きがあります。また、脳の興奮を抑える働きもあるため、ストレス対策に◎。カルシウムは牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、しらす干しやひじきなどに多く含まれています。イライラするときにはホットミルクを飲んでみましょう。美肌効果のある、はちみつを入れて飲むのがおすすめです。テアニンが豊富なもの出典:byBirthテアニンはアミノ酸の一種で、うま味や甘味を引き出すといわれており、お茶によく含まれています。テアニンを摂取すると、α波が出ることが確認されており、それによりリラックス効果を得られます。また、脳の興奮を抑える働きもあるため、睡眠の質を高める効果もあるといわれています。抹茶や玉露など、少しお値段がはるお茶はテアニンが多いため、リラックスしたい時は思い切って良いお茶を購入してみましょう。トリプトファンが豊富なもの出典:byBirthトリプトファンは、神経伝達物質セロトニンの材料。セロトニンとは、精神を安定させる働きがあり、さらにセロトニンから作られるメラトニンは、体内時計を調節する働きがあるので、不眠にも効果的だといわれています。イライラして寝付きが悪い場合にも良いですね。また、トリプトファンは活性酸素を除去する働きもあるため、アンチエイジング効果も期待できます。ストレスに効果的でありながらも、美容の面にも嬉しい働きがある、優秀な栄養素といえますね。トリプトファンは、乳製品やナッツ類、大豆製品に多く含まれています。手軽に摂取するには、寝る前にホットミルクを飲む・間食にナッツ類を食べる・サラダに蒸し大豆を入れる、などの工夫をしてみてください。マグネシウムが豊富なもの出典:byBirthマグネシウムは、神経の興奮を抑え、精神のイライラを防ぐ働きがあるといわれています。マグネシウムなどのミネラル類が不足している人は多いといわれているので、ぜひ意識して摂取してみてください。大豆や、豆腐、納豆などの大豆製品、玄米、アーモンド、ひじき、わかめなどに多く含まれています。GABA(ギャバ)が豊富なもの出典:byBirthギャバはアミノ酸の一種。ストレスを感じている時は交感神経が優位になり、緊張状態になりますが、GABAは副交感神経を優位にすることで、リラックス効果をもたらします。GABAは発芽玄米や漬物、味噌、キムチなどに多く含まれています。ホッと一息、旬の食材をいれた味噌汁を飲む時間を作ってみると良いかもしれませんね。ビタミンB群ストレスを感じた時、脳はエネルギーを使います。そのエネルギー源であるブドウ糖を効率よく使うために、ビタミンB群が利用されています。特にビタミンB1、B2、B6を意識して摂取すると良いでしょう。ビタミンB1は豚肉や大豆製品、B2は卵や納豆、ほうれん草、B6は赤身肉や玄米、バナナ、パプリカなどに多く含まれていますよ。出典:byBirthいかがでしたでしょうか?イライラした時は、身近な食材や飲み物でホッとできるかもしれません。また、食べ物からのアプローチだけでなく、ゆっくり湯船に浸かり、しっかり睡眠をとるようにしてくださいね。
2021年01月16日息子が1歳5カ月になり、育児にようやく少し余裕が出てきたころに2人目の子どもを出産しました。産後はホルモンバランスの変化で精神的に不安定になっていたのですが、そんなときに私がパパに理解してもらいたいと思ったことをお伝えします。 産後のガルガル期産後すぐに新生児育児が始まり、睡眠不足の毎日で少しのことでイライラしていました。そのとき母から、「産後は“ガルガル期”という、赤ちゃんを守る本能からイライラしてしまう時期があるんだよ。それは仕方のないことだよ」と励ましてもらいました。しかし、パパは「ママはなんでいつもイライラしてるのだろう?」と思っていたようで、何度も衝突しました。産後の女性の心と体の変化をパパが事前に知ってくれていたら、このガルガル期に少しでも笑顔が増えたのではないかと思います。 上の子じゃなく下の子を!頻回授乳もあり、私は赤ちゃんにつきっきりになりました。しかし上の子もまだ1歳。授乳をしているとき上の子は口をギュッと結んで我慢しており、夜になるとその寝顔に「ごめんね」と謝り涙を流す毎日でした。パパは上の子とよく遊んでくれましたが、でもそうすることで上の子とママの間に溝ができていく気がしていました。赤ちゃんが泣いたとき、パパが上の子ではなく赤ちゃんのお世話を少し手伝ってくれたら、その間にママは安心して上の子と接することができるのにな……と思いました。 家事に完璧を求めないで!1歳と0歳の子どもがいる日々は、かわいい反面本当に大変です。子どもをみるので精一杯で、家の掃除が行き届かなかったり、ごはんも冷凍食品やレトルトを多用したりしていました。「家事ができていなくてごめんね」とパパに伝えると、「今はできなくて当たり前。毎日掃除しなくてもいいし、ごはんもコンビニや出前でもいいよ。それより子どもたちと笑顔で遊んでくれていれば俺はうれしいから」と言われ、この言葉に本当に救われました。 夫も仕事をしているので、もちろん家事や育児を全部担うわけにはいきません。でも、理解をしてくれるということが私の心にゆとりを持たせてくれたのです。 年子の育児で余裕がなくなっていた私も、パパの理解ある言葉で笑顔を取り戻し、今しかない赤ちゃん期間を大切に過ごさなきゃもったいないと気付くことができました。何よりもかわいい子どもたちのために、これからも笑顔と思いやりを絶やさないようにしたいと思います。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの著者:松本のあ1歳男児と0歳女児の母。客室乗務員を現在育休中。年子育児の経験を多くの人に伝えるべく、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月29日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「育児マンガ」をご紹介♪ マンガを描いているのは、ゆかりんごママ(@yuyuyu_mama)さん。3歳の男の子のママです。 ママだって、イライラする! ゆかりんごママ(@yuyuyu_mama)さんの育児マンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2020年08月08日子どもが言うことを聞かずにイライラ、夫の言動にイライラ。毎日イライラしている自分にイライラ……。多くのママが経験していることだと思います。イライラしたくない、心に余裕を持ちたいと思っていても、そう簡単にはできないものです。どうしたらできるだけイライラしない状態をつくれるのでしょうか。 そもそもイライラはなぜ起こる?イライラしているときとは、相手の行動に対して怒りを覚えているときだと思います。その怒りについて少し紐解いてみると、「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしていることがわかります。 さらになぜ「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしてしまうのか考えてみましょう。 それが悪いことだから?それが気に食わないことだから? いろいろと理由はあるかと思いますが、突き詰めると、「その状況において自分が自分の理想通りに行動できない」ことに苛立っていることがわかります。 たとえば、家事が非常に忙しいのに夫がスマホばかり見て手伝ってくれないことに腹が立ったとします。もし、家事がスムーズに自分のペースでおこなえていたら、夫がスマホばかり見ていてもそれほど気にならないはずです。一方で、夫が手伝ってくれたとしても、やり方が雑だったりすると、それはそれで腹が立ってしまうこともあります。いずれにしても自分が理想としている状態が叶えられていないことによってイライラ度は高まってしまうのです。 イライラの原因はまさかのアレ!?きっかけは夫や子どもだったとしても、イライラの原因は実は「自分」なのです。同じことを夫や子どもがやってもイライラしないことがあるのは、自分の心の余裕に関係しています。心に余裕があれば、マイナス面も想定した上で考えていた通りに行動できるので、イライラも少なくできるというわけです。 イライラしたときにやってはいけないことイライラしたときに、苛立ちのきっかけとなった夫や子どもに焦点を当てたままにしてしまうと、さらに苛立ってしまいます。相手はママが何にイライラしているのかを正確にはわかりませんし、わかったからといって瞬時に理想通りに振る舞ってくれることはほぼありません。 イライラしたら「自分が今一番叶えたい状態はなに?」と自分に問いかけてみましょう。夫や子どもにイライラしている状態をぶつけたいのか、とりあえず今の家事を片付けたいのか。いったん立ち止まることで、イライラして後悔することは少なくなるはずです。 人はイライラするものです。イライラすることが悪いのではありません。イライラして、無駄に相手を攻撃したり傷つけたり、さらには自分がそれによって疲弊してしまうことが避けるべきことです。そのためにも、イライラしたら、深呼吸して立ち止まってみてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年07月05日生後8カ月の娘の育児に奮闘中のわが家。夫は私を労うような言葉をかけてくれるものの、家事・育児は気が向いたときと私の機嫌が悪いときに少々手伝う程度。新型コロナウイルスが流行り始めたときの危機感も私に比べて薄かったです。そんな夫にモヤモヤしていた私ですが、夫の仕事が感染症対策で在宅勤務に切り替わってから、夫の意識がいろいろと変わってきたように思います。今回はそのことについてお伝えします。 以前から夫に対してモヤモヤしていたこと結婚の話が出たときからずっと「子どもがほしい」と言っていた夫は、娘が生まれた当初は抱っこや寝かしつけ、おむつ替えなどを積極的におこなっていました。それが3、4カ月も経つと、初心をあっさりと忘れて子どもよりもアニメやスマホゲームへ時間を費やすように……。 夫がおこなう家事は、本人がなぜか大好きな掃除機がけと、何となく担当する雰囲気になっていた浴室の床掃除のみ。その他のことは本当に気が向いたときか、私の機嫌や体調の悪いときに少々おこなうだけでした。 あとは、「いつもありがとう〜」と息をするかのようにさらっと労うような言葉を口にしながらスマホを片手にゴロゴロ。労ってくれるのはありがたいけれど、なんだか「こう言っておけばしばらくは機嫌いいでしょ」といった感覚で労われているようで、モヤモヤしていました。 新型コロナウイルスに対する危機感のズレ新型コロナウイルスが流行してさらに私をモヤモヤさせたのは、危機感のズレでした。観光客の多い場所で接客業をする義両親へ娘を会わせるために電車で実家へ帰ろうと提案したり、自粛ムードの中飲み会や趣味の集まりに参加したり……。 当時はまだ乳児への感染例がなかったため、娘への感染を心配した私がどんなに注意しても「大丈夫だよ」の一点張り。年齢はいくつであれ同じ人間。乳児への感染率はゼロではないと考えていた私は、夫の考え方が理解できませんでした。 在宅勤務で見えたママの日常でパパに変化が…!そんな夫の意識が変わり始めたきっかけは、夫の仕事が在宅勤務になったことでした。在宅勤務中は私と娘がリビングで過ごし、隣の部屋で夫が仕事をすることになりました。 普段から私にべったりで、抱っこ要求が激しい娘。ギャン泣きの娘をおんぶしながら家事をこなしていました。以前夫にその話をしたときも「大変だねぇ、お疲れ様」と言いながらゴロゴロしていました。 ところが、在宅勤務中、食事や飲み物を取りにリビングへ入るたび、夫は実際の光景を目の当たりにするわけです。この世の終わりかのように泣く娘と、疲弊しきった顔で家事をする私。夫は次第に「家事は昼休みと勤務後に俺がするから、休んでて」と言ってくれるようになりました。 しかも今回は口だけでなく、実際にいろいろな家事を率先してするようになりました。また、私が外で散歩できる時間を作ってくれるようにもなりました。夫曰く、在宅勤務になったことで、1日中家にいるストレスを実感したのだそうです。 家事に続いて育児に関しても変化が!在宅勤務になったことで娘と顔を合わせる時間が増え、抱っこを試みても、ことごとくギャン泣きされる夫。これまで娘の面倒を最小限で見ていたツケが回ってきていることを察したのか、「臭いが嫌だから」というなんとも父親らしからぬ理由で一切しなくなっていたおむつ替えを積極的にするようになりました。 さらに、私が料理などで手が離せなくなったときには娘としっかり遊んでくれるように。おむつ替えがスムーズにできたり、遊んでいるときに娘が笑ったりするとうれしいようで、育児へのやる気が増したようです。 感染症に対する意識も変わった!新型コロナウイルスが流行り始めたときには「赤ちゃんにはうつらないから」と言い張っていた夫。しかし、乳児の感染例が出たことで「絶対に大丈夫」という考えを捨てて、何事も慎重に考えてくれるようになりました。また、緊急事態宣言が出たことでようやく危機感を持ったのか、飲み会や趣味の集まりをすべてキャンセルしてくれました。 新型コロナウイルスの影響で環境が変わり、戸惑うことも多いですが、夫の家事や育児などに対する意識が変わるきっかけにもなりました。私も、夫から「できることがあったら言ってね」と声をかけてもらったことで、もっと頼ってもいいのだなと思えるようになり、心身ともに少しラクになりました。 家事と家事の間の休憩が多い&長いなど、まだまだツッコミどころはありますが、こうして少しずつパパらしくなっていくのだなぁと思いました。 イラストレーター/ライコミ著者:たにあやか
2020年07月05日子どもとの良い関係性を保つためのヒントを日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授の塩崎尚美先生にお話しいただきました! 育児に関するプチイライラ解消法など、手軽に実践できる方法なども紹介しています。 子どもをしっかり観察!臨機応変な対応が肝 子育てをするにあたり、子どもの状態を観察しながら、その場その場で対応を変えていくことはとても重要なポイントになってきます。 例えば、子ども自身がママやパパに近くにいて欲しいときと、自分が好きなことをしたいので見守っていて欲しいというときがあります。そのため、ママやパパが子どもの状態を見極め、「今は関わってほしいと思っているのか、ほうっておいてほしいと思っているのか」ということを察知して、関わるということが一番重要になってきます。甘えたいときや不安になったときには子どもから近づいてきたり、求めてきたりするので、そういう場合は子どもの気持ちをしっかりと受け止めることが大切になります。 ただ、好きなことをしていたり、自分でしたいことを見つけてそれに取り組んでいたりするなど、ママやパパから離れていくときは手や口を出さずに少し離れたところから見守ることが重要になってきます。また、ここで注意してほしいのが、見守る=何もしなくてもいいわけではないということです。子どもは離れながらもママやパパの存在を気にかけ、笑顔を返してほしいというようなアイコンタクトを取ることがあります。そのため、そのときはママやパパ自身が笑顔を返す、声掛けをおこなうなど、子どもに「ちゃんと見ているよ」というのが伝わると、距離は離れていても子ども自身の安心感にもつながり、のびのびと取り組めるようになります。 イライラしたら実践したいプチストレス解消法子どもの状態を把握し、関わり方を臨機応変に変えていくことで、子育てに対するイライラの軽減につながりやすくなります。ただ、それでもイライラしてしまったら、そういうときは深呼吸をし、リラックスして気持ちを落ち着かせることが重要になります。 判断力が鈍ってしまうので、イライラしているときに子どもに関わろうと思っても、あまり良い結果につながりません。そのため、窓から空を見るなどでもいいのですが、その場で自分の気持ちを落ち着かせ、そこから何をすればいいかを考えてみてください。ママの心が落ち着けば、「子どもが何を求めているのか」が見えてきます。感情が高ぶっていると、子どもが何を求めているか見えてこないと思うので、瞬間的に気持ちを切り替えるという意味で、子育て中に「今イライラしているな」と思ったら、深呼吸や水分補給をして一呼吸置くことが大切です。また、糖分を摂るとイライラが収まるので、一口くらいのチョコレートを食べるというのもおすすめです。 子育ては毎日のことになるので、特にママさんは頑張りすぎないことが大切です。「イライラがちょっと溜まってきたな」と思ったらこのようなことを実践し、気持ちを少しでも切り替えられると子どもとの関わり方も良い方向に向きますよ。 「子どもと距離を置きたい」と思ったときは…イライラの解消法をしてもうまく気持ちを切り替えられないとき、1日中子どもと一緒にいるときなどは、子どもと距離を置きたいという思うこともあるかもしれません。「子どもと距離を置く」というと、少し罪悪感を持ってしまうかもしれませんが、自分の時間を作ることで気持ちをリフレッシュすることができ、「また頑張ろう! 」と新たな気持ちで子どもと向き合うことができます。そのため、月に1回や2回くらいは、旦那さんや両親など誰かに相談して子どもを見てもらう日を作るということもいいでしょう。 ご自分だけで頑張ろうとするのではなく、ほかの人の手もうまく借りて気持ちを切り替えながら、楽しく子育てに向き合っていただければと思います。 毎日の子育てはとても大変なことだと思います。家族のためにいつも笑顔でいたいけど、気分が落ち込んでしまう日やイライラしてしまう日もありますよね。ママがイライラしているときは、子どももそれを感じ取ります。上手に気持ちを切り替えながら、日々の子育てを頑張ってください。
2020年06月27日出産した途端、授乳、抱っこ、オムツ替えの無限ループで、なかなか夜もゆっくり寝られないですよね。さらに、しばらくはガルガル期ということもあり、イライラモヤモヤすることが多いと思います。突然涙が止まらなくなったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。そんな時、決まってかけられるのが「赤ちゃんが小さいからしょうがないよ」「子育てって大変だから」という言葉です。そう言われると「そうか、このイライラモヤモヤは育児のせいなんだ。もしかして、自分は育児ノイローゼなのかも…」と思うかもしれません。でも、それは本当に育児の大変さに対するイライラモヤモヤなのでしょうか? もしかしたら、原因は別にあるかもしれません。今回は、子育てママが勘違いしてしまう、育児が原因ではないイライラモヤモヤについてお話ししましょう。■そのイライラモヤモヤ、育児が原因ではないかも?育児は一生のうち何回も経験することではないし、少子化のため身近に相談できる人も少ないため、ひとりで悩むママは多いでしょう。育児は完璧にやらないといけない、良妻賢母でなければいけないと自分自身を追い込んでしまい、育児がつらい、苦しいと感じてしまうことも。確かに、出産によってママの生活は一変します。夜は授乳のために頻繁に起きなくてはいけませんし、ひとりの時間もなくなり食事もおでかけもままなりません。そもそも命を預かること自体の責任が重すぎて相当ストレスを感じますよね。それに加え、産後のホルモンバランスの変化から、自分以外の人やものに対して攻撃的になる、いわゆる「ガルガル期」もしばらく続きます。出産後のママからの「突然涙が止まらなくなった」「うまくできない自分を責めて落ち込んだ」「夫に当たり散らしてしまった」といった声は少なくありません。「もしかして私、育児ノイローゼなのかもしれない」と追い込まれている方もいるでしょう。そういった時、周囲はたいてい「仕方ないよ、育児が大変なんだから」となぐさめの言葉をかけてくれます。「そうか、育児が大変だから、私はこんなにイライラモヤモヤしているんだ」とママも納得するかもしれません。しかし、そのイライラモヤモヤは本当に育児だけが原因でしょうか? 子どもを育てる大変さだけが、ママを追い詰めているのでしょうか? 例えば1日、夫や親に子どもを任せてひとりで出かけても気が晴れない。夫がどんなに家事育児を分担してくれても、イライラが止まらない。そんな時は、育児が原因ではないかもしれません。■あなたのイライラモヤモヤは何が原因?直面しているつらい気持ちの原因が、育児かどうかをチェックする方法が一つあります。それは「誰(何)に責められていると感じるか?」を自分自身に問いかけてみるのです。もし、育児が原因なら、あなたを責めているのは「あなた自身」。「どうしてちゃんとできないんだろう」「子どもが泣いている理由がわからない」など、自分が思い描く理想の子育てができていないと感じ、自分を責めてしまうのです。日本には昔から、3歳までは家で親が子育てするのが望ましい、ミルクより母乳の方が丈夫な子どもが育つ、夜中の授乳や添い寝は必須といった「育児神話」が存在します。実際は、その全部もしくは一部はすでに科学的に間違いであると証明されていますが、もしかしたら、そういった育児神話にとらわれて、自分で自分を責めてしまっているのかもしれません。そんな時は、夫に「もう限界なので今日は家事をやめます」と放棄宣言をして、まずはぐっすり眠ること。また、短時間でもひとりの時間を作るなど工夫してみましょう。一方で、あなたを責めていると感じるのが自分以外の場合は、イライラモヤモヤの原因は育児ではなく、その人やものかもしれません。例えば、義母から「母乳で育てていないの?」と言われた、夜に子どもが泣いているのに夫は全く起きる気配がない、早く復職したいけれど保育園に入れなかったなどは、どれも育児に関係するイライラモヤモヤです。しかし、あなたが責められていると感じているのは、それを発した人や環境に対してではないでしょうか。自分で自分を責めているのか、他人から責められていると感じているのかをチェックすることで、あなたのつらいと感じている原因がはっきりしてきます。■イライラの原因が実母・義母にある場合の対処法育児を媒介として、他人に責められていると感じつらいのだとしたら、どうしてそう感じるのかをさらに深く自分自身に問いかけてみましょう。例えば、親が育児に口を出してきた時にカチンとしたのだとしたら、どうして素直にそのアドバイスを聞けないのかを自分に問いかけてみるのです。もしかしたら、親のアドバイスは古い常識で、今の育児とはもうかけ離れているのに、押し付けられていると感じているのかもしれません。もしくは、親がいつまでも自分を子ども扱いして、育児にまで指図しようとしてきているのを嫌だと思うこともあるでしょう。それまではつかず離れずの距離で実母や義母といい関係を築いていたのに、子どもが生まれた途端、いろいろ育児に口出しをされて仲がこじれたという話をよく耳にします。おそらくこれは、実母・義母に「育児の先輩」意識があるからでしょう。娘(嫁)の仕事や趣味、人間関係などはよくわからないけれど、育児は自分もかつてやったことがあるから、「余計な一言」を言ってしまうのです。裏を返せば、実母や義母は育児が唯一、遠慮なく口を出せる分野と思っているのでしょう。そういった時は、アドバイスされたことや行動が本当に正しいことなのかどうかを冷静に見極めることが大事です。それが、育児の古い常識であったり、ただの思い込みであったり、単なる習慣の違いだとわかったら、それに対して自分はどう振るまえばいいかを考えてみます。実母・義母には「今はもうそれは違うそうなので、保健師さんの指導に沿ってやってます。見守っていてくださいね」と直接もしくは夫を通して、きっぱりと伝えるといいでしょう。■イライラモヤモヤの原因が夫や環境にある場合の対処法イライラモヤモヤの原因が夫の言動や行動にあるようなら、実力行使に出てみてはいかがでしょうか。例えば、家事がおろそかになっていることを夫に注意されたとしたら、先でも紹介したように、「今、育児が大変で、体力も落ちています。倒れそうなので睡眠時間確保のために今は寝ます」と宣言するのもいいでしょう。育児は母親の担当という風潮が未だに残っていますが、夫もわが子の親です。どんどん弱音をはいて、どんどん頼って、育児や家事に巻き込んでいくようにすれば「家事をちゃんとしたら?」といった心ない言葉は出てこなくなるでしょう。また、育児に不親切な環境へのイライラもありますよね。気軽に預けられる先がない、保育園に入れられなかったなどが挙げられるでしょう。特に用事がなくても、地元の保育園の一時保育や保育ママなど、行政サービスを調べて利用してみるのがおすすめです。家族以外にも預け先を確保しておくことは、ママの気持ちの安定にもつながりますし、急遽お願いしなければいけないことが起こっても、預け慣れていればお願いしやすいですね。人に頼るのが苦手なタイプは「子どもが小さいのに他人へ預けるなんて…」と抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、夫婦共働きであれば、子どもを保育園などに預けたりと他人の手を借りるのは普通のこと。「長時間預けて、何かあったらどうするの?」といった言葉を口にする人もいますが、母親ひとりの育児の方が絶対に安全とは限りません。逆に、保育のプロに育児をお願いできて、自分はイライラモヤモヤから解放されるのですから一石二鳥ではないでしょうか。日本には「苦労してこそ子育て」といった風潮がありますが、育児の大変さと子どもへの愛情は、決して正比例ではありませんから、罪悪感を覚える必要はないのです。子育て中のイライラモヤモヤ、その原因が本当はどこにあるのか。ぜひ今一度、自分に問いかけてみてくださいね。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年06月12日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ 今回は、ライブドアブログの公式ブロガーでもある、あざみさんの育児マンガをご紹介! コロナの影響で幼稚園も学校も休み、自粛要請でお家の外にも行けない…そんな日々と夫の仕事、多忙な時期がドンピシャリと重なる。 こんなときこそ夫婦協力!オトンだってこの先どうなるかわからない世界で毎日精神すり減らして仕事を頑張ってるんだ。連日引きこもりワンオペ育児だけど、私も頑張らなくちゃね……そんなことを考えていたある日のこと。 久しぶりにオトンが家にいる!それだけでちょっと心が安心。だけどたまの休みだしゆっくりさせてあげなきゃね。そしていつも通りワンオペ。そしてふと思う。 てゆうかオトンだけ何してるん?てのひらクルーっ!ゆっくりさせてあげなきゃって自分で思ったくせに今度は1人寝室でのんびりしてるオトンに対しイライラしちゃうオカン。不公平ちゃう? 気づけば夕方。そこにはキッチンでたこ焼きの準備をしていたオトンがいた!オトンが焼いたたこ焼きが美味しすぎて食べすぎちゃったせいか胃が痛くなったオカン先に寝かせてもらうことに。 ところが……歯磨きもしてないオムツも変えてないさぶちゃんが寝室にきて我の眠りを妨害しておるぞ?オトンは一体何してるってんだ。 出典:ライブドアブログ 体調不良のあざみさんに「任せとけ!」とご主人から頼もしい言葉をもらったのに……? 一体ご主人は何をしていたのでしょうか……? 著者:あざみ2014年3月長男、2015年9月次男、2018年2月三男を出産し3兄弟の育児に奮闘中。書籍の発売が決定!「育児書が教えてくれない 育児のホント 妊娠から1歳までのリアル体験談」
2020年05月27日私の夫は、あまり育児に協力的な人ではありませんでした。でも、3人目が生まれたことをきっかけに、これまでよりも育児を手伝ってもらうことに……。ところが、この役割分担が思わぬ誤算だったんです。 3人目誕生、育児も役割分担することに子どもとはよく遊んでくれるけれど、おむつは替えられない、育児用ミルクの調合もわからないという夫。育児をしているかと聞かれると微妙なところ……。 私自身も、育児は自分でしてしまったほうが早いと思っていたため、これまでは夫に何かを手伝ってもらおうとは思っていませんでした。 しかし、さすがに子どもが3人にもなると、私ひとりでは厳しいかもしれない。そこで夫に相談し、おむつ替えなどのこれまでやってもらったことがあまりなかった育児も手伝ってもらうことにしました。夫も思いのほか快く引き受けてくれました。 お互いが協力し合えずイライラところが、慣れないおむつ替えやお風呂などのお世話は夫の思うようにはいかず、見ている私もついイライラしてしまう結果に……。 3人目が生まれ、家族で楽しくにぎやかに過ごせるはずだったのに、夫婦が揃うとお互いにイライラしてばかりでした。このままでは良くないと思い、改めて夫と話し合うことにしました。 夫からは素直に「不器用な自分には、今まで○○(私)がしていた育児を○○(私)と同じようにはできない」と言われました。一方で私は「家事も育児も家の中のことはだいたいできるけれど、すべてを任せられると負担が大きい」という話をしました。 余裕ができて「ありがとう」と言えるようにそれぞれのできること、できないことを話し合い、「お互いができることを優先させたほうが効率がいい」という話でまとまりました。家での子どもたちのお世話は私が引き受け、夫にはこれまで経験のある育児のほかに、買い物など、もう少し家事に協力してもらうことにしました。 仕事帰りの夫に、お米や飲み物、洗剤などの重量のある買い物を任せると、日中の子どもを連れての買い物がとてもラクになりました。また、夫が子どもたちと遊んでいる間に私が食器の洗い物を済ませ、授乳中には夫が上の子たちの寝かしつけをするなど、「一緒に育児」を徹底するのではなく、お互いの得意不得意を考慮した協力体制がわが家には合っていたようです。 夫婦にもそれぞれ得意不得意がありますよね。それぞれの得意なことが生かせると効率も上がり、気持ちにも余裕ができたように感じます。そして、お互いが素直に「ありがとう」と言えるようになったことが何よりでした。 イラスト:(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2020年05月20日2018年10月に第一子の長男を出産。生粋の抱っこマンおっぱいマンで、昼も夜もくたくたの毎日。毎月やってくるイライラ期間に少しでも余裕を持ちたいという思いから、生理について夫婦で学び、そもそもの仕組みについて理解を深めたことで、「イライラしてもまぁしょうがないか♪」と、上手に切り替えられるようになりました。 まだ小さい子どもの育児と重なったときだったからこそ、自身の生理と向き合えるいい機会になりました。 原案/ごんずママさん作画/まっふ
2020年05月04日実際に子どもが出来るまでは、子育てに対してなぜか【優雅な良いイメージ】しかありませんでした。しかし実際に子育てを始めると持っていたイメージとは全くかけ離れていて(笑)想像を接する過酷さに、肉体的にも精神的にもボロボロでした。 夫は子どもが大好きで、産後の私を気遣ってとても協力的でした。しかし完母なこともあって、授乳、寝かしつけなどは全て私の役割。当然と言えば当然なのですが、子どもが出来てから【生活リズムの全てが一変した私】と違い、普段通り仕事へ行き、普段通り食事を食べ、普段通り眠る夫。私と違い、【生活リズムが変わらない夫】に対して、一方的に、無性にイライラするようになってしまいました。まさに、産後あるある(笑) とても敏感でなかなか寝ないタイプだった長男。寝かしつけの邪魔にならないように、夫は別室へ。これも私と子どもへの配慮なのです。が、頭では分かっているのに、別室からテレビの音と夫の笑い声が聞こえる度にイライラが止まらない。夫は夫なりに、私のことを気遣ってくれるし協力もしてくれる。しかし、私が一方的にイライラを募らせてしまっている状態でした。このままじゃいけない!!いつもは子どもを寝かしつけた後、私も一緒に寝てしまっていたんですが、寝落ちてしまわない限り、少しの時間でもいいから起きるようにしました。つまり、自ら意識して【夫婦だけの時間】を持つようにしたのです。 夜間にも頻回授乳していたので、当然そんなにゆっくりは出来ずに部屋を出た瞬間、即泣き声で呼び戻されるなんてことは頻繁にありました。しかしほんのわずかな時間でも【夫婦だけの時間】を持つことによって、私自身の意識もかなり変わってきました。些細な事ではありましたが、それまでは産後のホルモンバランスの乱れもあってか【夫は敵!】くらいの勢いでイライラを募らせていたのが、このわずかな夫婦だけの時間のおかげで不思議と心が安定し、別室で夫がテレビを見ていてもイライラすることが少なくなりました。(やっぱりその日によってコンディションが異なるので、イライラが完全になくなったわけではなかった 笑)初めての子育てが始まると、そのことでいっぱいいっぱいになり、夫婦の時間を取ることがかなり難しくなるのですが、ほんの少しでも時間を持つことは心の安定のためにも必要なのだなと思いました。
2020年04月01日1歳11ヶ月になる息子。最近は、おしゃべりもたくさんするようになってきました。イヤイヤ期もあり、自分の意にそぐわないことがあると、「まめ!(ダメ!)」と言って我を通そうとすることも多々ありますが、最近は「どうじょ(どうぞ)」と譲るということも覚えてきました。この「どうじょ~」という言い方が、我が子ながらとてもかわいらしいです。私も息子のように、常に「どうぞ」という精神を持ち続けなければなぁと心を改めてくれる効果すらあります。先日のこと。仕事でバタバタしている中自転車で保育園へ送りに行っていた際、どういうわけか赤信号ばかりにつかまってしまいました。そのため私は少しイライラしていました。急いでいるときに限って、どうしてこう赤信号ばかりに当たってしまうのか…。誰も悪くないこととはいえ、だからこそイライラしてしまう。こういうイライラしてしまうときに限って、もっと嫌なことが起こったり、うまくいかないことがあったりするんだよな…と、勝手な想像で、まだ見ぬ未来の事象にまで憂鬱になってしまっていました…。そんなとき、自転車に乗っている息子が、目の前の道路を通っていく車にこう言っていたのです。車が通る度に、「どうじょ~」「どうじょ~」と、言い続けていた息子。焦ったって何もいいことはない。それよりも、もっと周りを見渡す器の大きさを持ちながら、譲り合いの精神を大切にしていきたいなと「はっ」とさせられました。勿論息子はそんなことまでは考えておらず、覚えたての「どうじょ」を言いたかっただけなのですが、その純真無垢な心に、私の心もあらわれた気がしました。忙しかったりすると、ついつい自分の心しか見えなくなってしまいがちですが、常に心に余裕を持って生きていきたいなと思えた出来事でした。
2020年03月12日登場人物ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。つぶみ:ほにゅの母。すぐムリっていう。一応一生懸命取り組む。ぺー:ほにゅの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。Vol.56 「子どものやんちゃに疲れた」でも…子どもは成長するたびに力強くなり、自我が芽生えて自分の意思を曲げないこともありますよね。ときには、子どものやんちゃに疲れてしまうこともあります。しかし、ふとした子どもの行動がとても愛しくて、おもわず目頭が熱くなることもあるでしょう。つぶみさんが感じたように、子どもも「今」を頑張って生きているのですね。そうは思いつつも…「疲れるのが育児」と髪を振り乱すつぶみさんとかたくなに嫌がるほにゅくんの姿に共感します。(ままのて編集部)ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描くほにゅくん漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2020年03月11日生後2カ月のころ、赤ちゃんが泣き出したときにどうしていいかわからずイライラするパパ。そこでママが赤ちゃんの1日の様子をレポートしてパパと共有。その後パパの赤ちゃんへの接し方が変わり、イクメンに変身したお話をご紹介します。 パパの自分勝手な育児にイライラ育児には積極的に参加してくれるものの、泣いたときなどに赤ちゃんの要求がわからず、逆切れする夫にイライラしていました。いっそ育児には関わらないでほしいと思ったこともあります。夫が赤ちゃんを抱いているときに泣いたりすると、私までイライラして夫婦間の雰囲気が悪くなることもしょっちゅう……。毎日のお世話だけでも大変なのに、夫ともギクシャクして精神的にかなりまいってしまいました。 パパもわからなくて悩んでいた!私のイライラがピークに達したのを察知した夫。あるとき私が泣いている赤ちゃんをあやしていたら、「俺も赤ちゃんがなんで泣いているかわかればいいのになあ」とポロリ。赤ちゃんが泣いてもどうにもできない自分にイライラしていたとのこと。 そして私が毎日赤ちゃんのお世話が大変なのをわかっていても、どうしたらいいか悩んでいたことを話してくれました。私はその話を聞いて夫なりに赤ちゃんの接し方について悩んでいたのに、きつく当たってしまって悪かったと反省しました。 赤ちゃんレポート開始! 夫の気持ちがわかってから、どうにか赤ちゃんの状況を夫が理解できるようにならないものか考えました。そこで、日記ではなくその日の様子を時間別にレポートしたものを夫に見せることにしたのです。おなかがすいたり、眠くなってぐずって泣く時間帯や泣き方などの様子を具体的に書きました。 そしてレポートを始めて2週間ほど経ったころ、夫が「どんなときに泣くのか、泣いたときにどうすればいいか、わかってきたからうれしいよ」と言ってくれました。 赤ちゃんレポートを見ながら赤ちゃんの日々の様子を話し合うことで、夫の赤ちゃんへの接し方が変わりました。生後6カ月の現在では、積極的に赤ちゃんのお世話をしてくれるだけでなく、あやすのがじょうずなイクメンに大変身! おかげで私も以前のようにイライラすることもなくなり、夫婦間の雰囲気も良くなりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:imasaku著者:住川 愛小6の息子と0歳の娘の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年02月16日こんにちは。どすこい母さんことケイコモエナです。お仕事と育児を両立してビリビリにテンパってる頃、知人の何気ない一言にイライラしながらも気づいたことについてです。 でも…仕事と育児。両立するには皆さんどんな工夫をされているのでしょう。もともと一つのことにしか集中できない私が、仕事も育児も完璧にこなしたい、できるはず、となぜか思い込んでストレスとジレンマを行き来していた日々。この知人の一言にキレながらも気がついた。そんな大それたことは、私ごときに到底無理だったんだ、と。それが分かった時、フっと肩の荷が降りた瞬間でした。そして断れる仕事は断り、育児を優先するようになり心に余裕もできたのですが…。その後、仕事のバランスについてはフリーランスゆえ悩むようになります。そのお話についてはまた別の機会に!
2020年01月29日Instagramで大人気のニシカタさん(Instagram@c_nishikata)の育児エピソード!今回は、番外編をお届けします。 気付いたときにはもう手遅れなあの噴水……。おたまやレンゲには細心の注意を払って蛇口の水が直接かからないようにしているんですが、わが家の子ども茶碗くんがすごいいい仕事するんですよねーーー。隙をついてすごい攻めた角度でスプラッシュさせてくるんですよねーーーー。 秒で処理しないとキッチンの床が大惨事になるという……。 ニシカタさんのマンガはInstagramで更新中!ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る ニシカタさん(@c_nishikata)がシェアした投稿 - 2018年 6月月12日午後2時22分PDT 著者:イラストレーター ニシカタ2018年1月、長女を出産。インスタで出産、産後、育児レポートマンガを更新し、人気に。ゲームと海外ドラマとデパ地下が好き。Instagram:@c_nishikata
2020年01月22日「子どもをかわいく思えない」「いつもイライラしている」「何もやる気が起きない」などの自覚症状はありませんか? それは、もしかしたら育児ノイローゼかもしれません。子どもとの生活は幸せなはずなのに、つらい、苦しい、逃げ出したい…。お母さんを追い詰める育児ノイローゼの症状や原因、予防法などをくわしくご紹介しましょう。【監修】イシハラクリニック副院長 石原新菜 先生小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム健康BOOKS)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)等30冊を数える。■育児ノイローゼとは育児ノイローゼって?ノイローゼとは、心の病気の中で神経症をさします。不安といったストレスによって発症するといわれていますが、その定義は曖昧(あいまい)です。出産・子育て中のお母さんが情緒不安定になったり、うつ、睡眠障害などの症状があることを育児ノイローゼといいます。主に、子育てに対する不安や悩みなどが原因といわれています。子育て学協会が6歳以下の子ども(未就学児)を持つ親に行った調査によると、育児の不安を感じるのは1位「いろいろ心配事がある(58.6%)」、2位「育児ノイローゼに共感できる(48.9%)」、3位「子育てに自信がもてない(48.4%)」と、いずれも半数前後が精神的なトラブルをことがわかりました。また、厚生労働省の研究によると、1年間に出産する約100万人のうち、その4%、約4万人が精神疾患の診断もしくは疑いがあり、ヘルスケアが必要とされるという結果も出ています。お母さんの多くが、育児ノイローゼに苦しんでいることが、こういった研究結果でもわかります。産後うつとの違い 診断する医師にもよりますが、育児ノイローゼと産後うつには医学上、はっきりと明確な区別はないようです。産後1カ月くらいからお母さんの約10%が感じる、気分の落ち込み、疲労、不安、焦り、不眠といった症状を産後うつといいます。数カ月から長い場合は数年間続くといわれています。かつては、出産後のホルモンバランスの崩れが原因といわれていました。しかし、産後うつが出る時期にはすでにホルモンの急激な変化は収まっていることから、今では産後の慣れない育児や体の不調が原因ではないかといわれています。一方、育児ノイローゼは、育児の不安や悩みによるストレスから、産後うつと同様な症状が出ます。例えば「子どもが癇癪を起こしていうことを聞いてくれない」「せっかく作ったごはんを子どもが食べない」「夜泣きがひどくて寝られない」といった悩みがストレスとなって、心や体に不調をきたすのです。産後の体の不調、違和感や、子どもとの生活に慣れていないことが原因の産後うつは一過性で長引くことは少ないのに対し、育児の不安が原因の育児ノイローゼは長期化する傾向にあります。そのため、2〜3歳のイヤイヤ期にも育児ノイローゼは発症する可能性があります。誰でも育児ノイローゼになる可能性はある!産後うつは、これまでにうつを患ったことがある人の発症が多いのに対し、育児ノイローゼはそういった傾向はありません。誰でも、発症する可能性があります。■育児ノイローゼ5つの症状育児ノイローゼの主な症状として、次の5つが挙げられます。一つでも当てはまるようなら、育児ノイローゼの可能性があります。育児ノイローゼの症状1: 子どもがかわいく思えない「母親は子どもを愛して当然」という母性愛神話が根強く残るなか、我が子がかわいく思えないとは口に出して言えないでしょう。しかし、毎日の子育てに悩みや不安があり、つらく感じているなら「子ども=ストレスの対象」となっても仕方ありません。そして、子どもをかわいく思えない自分を「母親失格」と感じ、さらに自分を追い詰めるという悪循環が生まれてしまうのです。育児ノイローゼの症状2: イライラが止まらない例えば、子どもが水の入ったコップを倒した、夫が帰宅して「晩ごはんは?」と聞いてきたなど、以前なら気にならなかったちょっとしたことでも、「余計な家事を増やして!」「晩ごはんの支度を急かされているようで嫌だ」とイライラしてしまう…。出産前なら気にならなかった些細なことや言葉に敏感に反応してイライラした気持ちになることはありませんか?。育児ノイローゼの症状3: よく眠れない、寝付きが悪い3時間起きの授乳や夜泣きの時期は、お母さんはあまり長い時間寝ることができませんよね。さらに、寝つきが悪い、寝てもすぐ目が覚めてしまうなどの症状で、一層、心身ともに疲れてしまうでしょう。育児ノイローゼの症状4: 家事がうまくできなくなってきた子どもの生活サイクルに合わせていると、なかなかこれまで通りに家事をこなすこと自体、難しいですよね。育児で心身ともにヘトヘトになっている中、家事へのモチベーションを上げるのは難しいでしょう。育児ノイローゼの症状5: 何に対してもやる気が起きない頭がボーッとして何に対してもやる気が起きない、外出も億くうになって1日、子どもと2人きりで家にこもっている、これまで好きだったことに興味がわかなくなるなど、気持ちの変化はありませんか?何に対しても無気力な生活を送ってしまうのも一つの症状です。■育児ノイローゼの原因育児ノイローゼの原因は、主に「育児に対する不安」が原因0歳代の育児ノイローゼの原因0歳でも、生まれて数カ月と、1歳間近では育児の悩みは大きく違うでしょう。生まれて数カ月は、赤ちゃんは寝ているか泣いているかなので意思の疎通ができず、おっぱい・ミルクも3時間おき。昼夜の区別もないことから、お母さんは24時間、赤ちゃんにつきっきりでしょう。それまでの生活とは180度変わり、どうして泣いているかもわからず、お母さんは戸惑いと不安でストレスを感じるでしょう。一方、0歳後半となると、ある程度表情や言葉で意思の疎通ができるようになり、夜も長く寝てくれるようになってきます。しかし、おすわり、ハイハイ、立っち、歩き始めと動き回れるようになって、危ないことも。さらに、赤ちゃんはお母さんとほかの人と区別できるようになり、後追いを始めます。生まれてすぐとは別の意味で目が離せなくなり、お母さんは一人の時間を持つのは難しいでしょう。1〜2歳代の育児ノイローゼの原因早い子どもなら、1歳後半から「イヤイヤ期」が始まります。なんでも自分でやりたがって、でもうまくできなくて、癇癪(かんしゃく)を起こし泣いて怒って暴れるの繰り返し…。言葉もある程度交わせるようになったとはいっても、通じるかどうか、子どもが理解できるかどうかはまた別の話。そのフラストレーションも合わさって、お母さんが一番、育児をつらく感じる時期かもしれません。3、4歳以降の育児ノイローゼの原因3歳、4歳となると、ほとんどの子どもが幼稚園、保育園に通うようになり、同年代の子どもと集団生活を送ります。子どもの世界が広がると同時に、子ども同士のトラブルも増えます。また、お母さんはほかの子どもと我が子を比較する機会も多くなり、言葉や行動の遅れなどがあると心配になりますよね。また、ほかのお母さんと自分を比べて「どうして私はうまくできないんだろう」「母親として失格かもしれない」と落ち込むこともあるかもしれません。「同じ年代の子どもを持つお母さん」としての世界が広がり、ママ友や相談する相手が増えるメリットがある反面、別のストレスや悩みが増える時期かもしれません。全年齢に共通する育児ノイローゼの原因子どもの年齢に関係なく、共通する育児ノイローゼの原因に、次の3つが挙げられるでしょう。▼ワンオペ育児核家族化で、さらに夫が仕事で忙しく帰りも遅いとなると、育児の負担はお母さんの肩にかかってしまいます。子育て学協会の調査によると、3人に1人が「父親母親どちらか一方に子育ての負担が偏っている」と答えているそうです。特に、仕事復帰前や専業主婦の場合、子どもと24時間一緒で息抜きもできず、いつも緊張した状態が続き、負担が大きいでしょう。▼身近に頼れる人がいない実家や義実家が遠方だと、身近に頼れる人がいないため、一層子育てのプレッシャーを感じることが多いでしょう。保育園や幼稚園に通うようになれば、子どもを通してママ友や園の先生など、相談できる人が増えますが、それ以前は、公園や児童館などで積極的にママ友作りをしない限り難しいといえます。子育ての悩みや不安を気軽に話せる相手がいないことがストレスとなるでしょう。▼完璧主義で手抜きが苦手育児ノイローゼになりやすい性格というのもあるようです。生真面目で完璧主義なタイプは、想定外のことばかりで自分の思い通りにならない子育ては精神的に追い詰められる傾向にあります。そういった人は頑張り屋でもあるため家事や育児に「ま、いいか」と手抜きができず、自覚がないまま育児ノイローゼになっているケースも少なくありません。■育児ノイローゼの予防・解消法育児ノイローゼには原因があります。それを一つ一つ解消していくことが、予防や解消につながるでしょう。育児ノイローゼの予防・解消法1: 誰かと話す育児ノイローゼの原因として、身近に「話し相手がいない」というのが大きいでしょう。まずは誰かと話すことから初めてみます。例えば、お店で店員さんと話す、宅配便の人にお礼を言うなど、一言、二言のあいさつくらいの言葉を交わすだけでも効果があります。また、自治体の子育て支援センターなどが開催している、親子で参加できるイベントに出かけてみるのもいいでしょう。育児ノイローゼの予防・解消法2: ワンオペ育児を解消する24時間365日、子育ての不安と責任がお母さんだけにのしかかる状況をまずは変えましょう。例えば、休みの日は夫に子どもを見て欲しいと相談しましょう。それが難しいようなら、一時保育を利用する、ベビーシッターを頼むなど、育児の分担を。育児ノイローゼの予防・解消法3: 一人の時間を作る子育て中、それも子どもが小さければ小さいほど、「自分一人の時間が欲しい」というのは自分勝手なわがままだと感じ、自分を責めてしまうお母さんは少なくありません。でも、育児ノイローゼの症状の一つ「我が子がかわいく思えない」というのは、ずっとべったり一緒にいるからではないでしょうか。時には夫に子どもを任せ、一人で出かけてみてはいかがでしょう。それが難しいようなら、あらかじめ子どもの安全を確認したうえで、しばらく隣の部屋に移動する、トイレにこもるなどで短時間でも一人になれる時間を作るようにしましょう。育児ノイローゼの予防・解消法4: 人に頼るクセをつける「子育ては母親の担当」という周囲の無言のプレッシャーから、なかなか「手伝って」「お願い」というのは言いにくいですよね。特に、育児ノイローゼになりやすい傾向のある「完璧主義タイプ」「頑張り屋タイプ」はなおさらでしょう。でも、心身ともに不調をきたすまでお母さん一人で抱え込む必要はありません。「子どもはみんなで育てるもの」と気持ちを切り替え、実家の両親やきょうだい、夫、ママ友などに相談して、頼れるところは頼りましょう。育児ノイローゼの予防・解消法5: 手を抜くことを覚える育児に完璧、100点を求めないことが肝心です。子どもとずっと一緒にいると一心同体のような感覚になりますが、どんなに小さくても別の人間で別人格を持っています。あなたがどれだけ完璧な子育て目指して用意周到しても、子どもは思う通りの反応や行動はしてくれませんよね。それならば、お母さんも気楽に「ほどほど」を目指せばいいのではないでしょうか。育児も家事も手を抜けるところは抜いて、お母さん自身が楽になれる着地点を見つけましょう。育児ノイローゼの予防・解消法6: 公的機関で相談する例えば、自治体の子育て支援センターでは、主に乳幼児の子どもを持つ家庭を対象に、公共施設や児童館などで地域に根ざした子育て支援サービスを行っています。自治体ごとに内容は異なりますが、育児講座や親子で参加するイベントの開催、遊び場スペースの提供、子育て相談、保育サービスの案内などを行っています。また、気軽に利用できるように、電話やインターネットで子育てに関する相談を受け付けている自治体もあります。まずは、お住まいの市区町村のホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。育児ノイローゼの予防・解消法7:専門家に相談する産婦人科の多くが、産後フォローの一環として、子育て相談にものっています。産後や子どもの健診などで受診した際、相談してみてはいかがでしょうか。また、子育てがままならないほど気持ちが疲弊してしまっているようなら、心理カウンセリングの利用や、心療内科・精神科の受診をおすすめします。その際は、夫にも付き添ってもらいましょう。子育ての大変さや、お母さんが今どういった状態かを第三者である専門家から説明されることで、夫も状況が理解でき、その後の育児参加が期待できるからです。■まとめ育児ノイローゼと一言で言っても、お母さんの状態や置かれた状況、子どもの年齢、周囲の環境などで、その程度も症状もさまざま。ただ一貫して共通しているのは「育児に対する不安」がその原因であることです。「もしかして私、育児ノイローゼかも…」と感じたら、まずは、その原因を取り除くことから始めてみましょう。参考資料:・日本産科婦人科学会 「HUMAN+」 ・日本生活習慣病予防協会 「メンタルヘルスケアが必要な妊産婦は4万人 育児不安や虐待の原因に」 ・労働政策研究・研修機構 「育児と仕事の両立に関する調査」報告書(2003年9月) ・子育て学協会 「幼児期の子育てに関する悩み調査」(2014年)
2019年11月27日こんにちは、保育士の中田 馨です。赤ちゃんを産む前は「生まれてきたわが子と笑顔の私」の姿を想像し、「理想の母像」があった人も、実際に子育てが始まるとなんだかイライラしてしまい、赤ちゃんが寝たあとに反省してしまう。そんなことはありませんか? 私自身はそうです。保育士という職業をしていると「中田さんはわが子に怒らないでしょ」と言われることがよくあります。「めっちゃ怒るよ」って言っても信じてもらえません。そんなイメージの私ですが、保育所ではイライラしないのに、わが子だとなぜこんなにイライラするんだろうと悩んだこともあります。 そんな子育てのイライラを少しでも減らすためには、どうすればいいのでしょうか? ママもイライラして当然!まずは「ママもイライラして当然!」と思いましょう。子育てが始まると、今までの自分の生活にプラスして、さまざまなやることが増えてきます。そのうえ、赤ちゃんが自分のしたいことをどんどんしていきますので、ママの思い通りにならないことがたくさん起こります。そんな状況ですから、時にはママもイライラしてしまっても当然です。 パパや両親など家族と話をするイライラしていることをまずは家族と話すことが大切ですね。子育てをしているのは、ママだけではありません。「最近、こんなことでイライラするんだけど」と相談してみましょう。自分ひとりで解決しようとしてはいけません。パパの帰りが遅いなど、事情があってパパには相談できないという人は、ご両親やお友だちでももちろんいいですよ。 育児のイライラ解消法いったん心の距離を置くイライラの原因の1つは、赤ちゃんとの心の距離が近すぎるということ。これは私自身がそうでした。心の距離が近すぎると、許せることも許せなくなってしまうことがあります。意識的に赤ちゃんとの心の距離をワンクッション置いてみましょう。 これは決して赤ちゃんのそばから離れるというわけではなく、イライラする前に様子を客観的に見つめてみるということです。 ゆっくり深呼吸するイライラしそうになったら、大きく深呼吸してみましょう。たかが深呼吸と思うかもしれませんが、心が落ち着きますよ。 「まあいいか」と思ってみる赤ちゃんのしていることを「まあいいか」と思うことです。危険ではないことならば見守ってみることも大切です。泣いているときは「悲しいのね。大丈夫よ」と笑って話しかけてみるのもいいですよ。赤ちゃんの気持ちに同調しないほうがいいですよ。 家族に赤ちゃんのお世話を任せて外出する時には家族に赤ちゃんのお世話を任せて外出することも大切です。1時間カフェでお茶するなど、自分のための時間をつくってみましょう。 好きなことをするほんの10分でもいいので、自分の好きなことをする時間をつくりましょう。 赤ちゃんの小さな成長を見つけて!赤ちゃんは日々成長しています。成長というと大げさなものを想像しがちですが、そうではなく「ブロックを1つお片付けできた!」「にんじんを食べてみようとしていた!」など、小さな成長、小さな幸せを見つけることを始めてみましょう。そしてそのことをほめ、赤ちゃんと一緒に喜びましょう。 赤ちゃんとの関わりの視点を少し変えるだけでも、子育てのイライラが少しずつ解消されていきますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年10月21日ニュースなどでイクメンの話題があがると、どうして我が家だけワンオペ育児なの……と思うママも多いのではないでしょうか。 夫は気が向いたときにだけしか手伝ってくれない、ママが洗い物をしている中、パパはテレビを見て寝っ転がっているだけなのに、赤ちゃんが泣いているのもおかまいなし。話を聞いてもらいたくて話しても、生返事。毎日24時間ひとりで育児に向き合っているママは、そんなパパにイライラしてしまうことも多いでしょう。 本当に「私だけ」がワンオペ育児なの?イクメンとしても有名だったオリエンタルラジオの中田敦彦さんが、ちょっと前に「良い夫やめました」宣言をされました。 これが良いか悪いかは別として、世間からは完璧なイクメンのように見え、中田さん自身も完璧なイクメンであると思っていたものの、結果的には妻の福田萌さんから見ると全くそうではなかったというお話でした。世間でイクメンと言われている人を見てみても、完璧とはほど遠い、という事実があるのです。 周りを見渡して、パパの育児においてのはたらきに満足している友人はどれくらいいるでしょうか。程度の差こそあれ、ワンオペ育児をしているのが「私だけ」ではないことに気付くのではないかと思います。「私だけ」と思うと、悲観的な気持ちが高まってしまいます。「私だけ」と思ってイライラを募らせるのはやめましょう。 ワンオペ育児がおこってしまう理由もちろん、「私だけ」ではないからと言って、夫が育児に参加しないことは良いわけではありません。では、どうして起こってしまうのでしょうか。ひとつには、おっぱいをあげるなど、どうしてもママにしかできないことがあるからです。ここからパパは「オレの仕事じゃないよね」という都合の良い理由を見つけてしまうのです。 そして、次に圧倒的な情報の差です。ママはお腹に赤ちゃんがいるときから、どうやったら赤ちゃんを育てられるのか、いろいろなところから情報を得る機会もあり、かつ得ようと努力をする場合が多いです。しかしながら、赤ちゃんができてもパパは基本、仕事が主流。育児への情報を入手する機会もママに比べると少ないでしょう。そうなると関心度合いもママと比較すると非常に低くなってしまうのです。つまり、育児を自分のこととして全く受け入れていないのです。 ワンオペ育児にしないためにできることパパにママのフォローを完璧にやってもらうためには、パパに情報を渡し、関心を持ってもらい、自分のこととして感じてもらう必要があります。かなりハードルが高いと感じるママも多いのではないでしょうか。逆に、そこまでするならワンオペ育児でもいいや、と思うママもいらっしゃることでしょう。とはいえ、これからも続く育児。パパに少しでも多くサポートしてもらうよう努力することはマイナスではありません。男性は、主観的な思いよりも客観的な事実に対してのほうが受け入れやすい場合が多いので、ママが「こんなに大変だから手伝ってよ!」というよりも、地域にいる専門家の人の話をパパに聞いてもらったり、ママがいかに大変かを記した漫画や本を読んでもらったりするのがおすすめです。 子育てと同じようにパパも育てるイメージで、焦らず、時間がかかるものと思って対応しましょう。人は自分で変わろうと思わないと変わりません。パパに変わってもらおうと思ったら、まずは「パパが変わらなければ」と思うような環境をつくることから始めてみてくださいね。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年09月29日年子の育児は大変そうというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。実際にも年子がいるママは疲労でイライラしてしまうことも多くあるようです。年子のメリット・デメリットのほかに、大変な時期を乗り越えるコツについて紹介します。■そもそも年子の定義とは『年子』という言葉には、どのような意味や定義があるか知っていますか?説明しようとしても、実はよく分からないという人も少なくありません。まずは、年子の定義について知っておきましょう。▼年子とは、1歳違いで生まれた子どもを指す年子とは、『同じ母親から年が続いて1つ違いで生まれた子ども』のことです。上の子が何月に生まれたかは関係なく、下の子が翌年の12月31日までに生まれると年子となります。たとえば、上の子が2019年6月生まれで、下の子が2020年12月生まれのような場合です。また、1学年違いのときも年子と呼ばれます。日本では4~3月を1学年の区切りとしているため、下の子が1~3月の早生まれの場合、生まれた年が2年違っていても学年的には年子と表現されることがあります。上の子が2歳の誕生日を迎える前に下の子が生まれていれば、一般的には年子と呼ばれるのです。▼年子の学年は1年違いではないことも「年子は1学年差の兄弟姉妹のことではないの?」と思っている人も多いでしょう。しかし、2学年差の年子もたくさんいるのです。上の子が早生まれで、下の子が翌年に生まれた場合は、1学年ではなく2学年差の年子になります。例えば、上の子が2019年月1月生まれで、下の子が2020年8月生まれのようなケースです。また、年子の定義では『年が続いて生まれること』とされていますが、2019年12月生まれと2021年4月生まれの場合も2学年差の年子になります。上の子が2歳の誕生日を迎えておらず、年の差が1歳4カ月になるためです。また、上の子が4~6月に生まれ、すぐに次の子を妊娠して4月1日までに生まれると、子ども同士が同級生になることもあります。■年子、じつはメリットもたくさんある!年子の育児には、「育児が難しそう」「1度にお金がかかりそう」とさまざまなイメージがあるでしょう。しかし、中にはライフスタイルの変化から、あえて年子出産を計画する家庭も多いようです。年子を妊娠・出産・育児することのメリットについて紹介します。▼年子のメリット1、赤ちゃん返りが比較的少ない2人目以降の妊娠を考えたときに、上の子の赤ちゃん返りが気になる人も多いでしょう。しかし、年子の場合は上の子の赤ちゃん返りが比較的に少ないといわれています。上の子がまだ赤ちゃんのときにママのお腹が大きくなり、2人目の誕生を自然と受け入れるケースが多いのかも。または焼きもちや寂しいという感情を抱く前に赤ちゃんが生まれるので、赤ちゃんにいじわるをすることもほとんどないのかもしれませんね。赤ちゃん返りに悩まされるママが多いなか、そのような心配が少ないのはママにとっても気が楽ですね。▼年子のメリット2、長い目で見れば育児の時間が短い年子の育児は一気に終わることが多いため、育児の時間が短いのが特徴です。年子の赤ちゃんが生まれて数年は、お世話に手がかかる時期がかぶります。そのときは非常にハードですが、長い目で見ると育児期間は短いと感じる人が多いようです。逆に、子どもの年齢差が離れているほど育児の期間は長くなるといえます。年子の場合、早くに育児から手が離れるため、仕事復帰を考えているママも予定が立てやすくなります。子どもに手がかかる期間が長いと、自分の時間をフルに使えるまでには相当の時間がかかってしまう場合があります。年子の場合には、ほぼ同じ時期に子どもが巣立ちますので、そのあとにママが新しいことにチャレンジしやすくなることもメリットといえそうです。▼年子のメリット3、保育園を利用しやすい年々増えていく待機児童問題。地域によっては、年子がいる場合では保育園を利用しやすくなることもあります。養育している未就学児の人数が多かったり、在園している兄弟姉妹がいたりする場合はポイントが加点され、有利になることがあります。これは、各家庭の状況を点数にし、保育園入園基準のポイントが高い順から優先的に入園させる制度があるためです。順番待ちをせず入園するためには、このポイントが大きく影響するといえます。地域によって異なるため事前に保育園の入園基準などを調べるようにしましょう。■年子育児、デメリットはどんなことがある?年子の育児にはメリットがある反面、デメリットも存在します。年子だからこそ起こってしまう独自の問題点を押さえておきましょう。▼年子のデメリット1、子育てが重なる分だけ大変年子育児は一気に終わるのが特徴だと紹介しました。しかし、子育てが重なる期間はそれだけ大変だと覚悟する必要があるでしょう。お風呂や寝かしつけ・おんぶ・抱っこと、赤ちゃん2人分の負担がかかることになります。赤ちゃん2人を1人でお風呂に入れる・1人が寝たら1人が泣き出して寝かしつけが終わらない・2人同時に夜泣きをする…そんな状況も頻繁に起こるでしょう。とくに、下の子が生まれてからの3カ月が1番大変だったという声が多数です。ひとときも子どもたちから離れられず、ママの心身に大きな負担となることが考えられます。▼年子のデメリット2、続けて入園・入学など経済的な面幼稚園や保育園・小学校・中学・高校・大学と、毎年のように入園・入学のタイミングがやってきます。学用品や授業料などお金がかかる時期が1度に重なり、経済的にも負担となるでしょう。次の出費までに準備する期間が1年しかないため、あらかじめ大きな出費に備えておく必要があるといえます。また、乳幼児期には、オムツ・おしり拭きなどの消耗品や育児アイテムが2倍必要になります。とくに、消耗品は大量に使うことになるため、出費も大きくなるでしょう。少し大きくなると、2人で1つのおもちゃでは嫌がるようになり、全く同じおもちゃを2つ買い与えたりすることもあります。■年子育児をうまく乗り越えるコツ乳幼児期の年子がいるママは、休む暇がないほど忙しくなります。そんな大変な時期を乗り切るコツについて、あらかじめチェックしておきましょう。▼年子の子育て、無理をしないで誰かに助けてもらう子どもと毎日向き合い続け、頑張る日が続くとママもダウンしてしまいます。年子を育てるためには、周囲の協力が不可欠といえるでしょう。パパにミルクやオムツ替え、お風呂、外遊びなど育児に積極的に参加してもらいましょう。仕事が忙しくて難しい場合には、自分の両親や親戚に協力を仰ぎましょう。友だちや近所の人を家に招いてお茶を飲むのもよいですね。下の子に授乳したいときやトイレに行きたいときにちょっと抱っこしてもらうだけでも助かりますよ。「がんばっているね」「赤ちゃんかわいいね」といった言葉をかけられて、救われた気持ちになったというママも少なくありません。▼子育ては、寝かしつけ・家事など完璧でなくて大丈夫すべてを完璧にこなす必要はありません。寝かしつけや家事は、必要最低限でよいと考えましょう。上の子のときと同じ水準で下の子のお世話をするのは難しいものです。オムツを替えたりミルクをあげたりと、できるだけのことをしても泣き止まなければしばらく泣かせておきます。布団に置いたまま泣かせるのに抵抗がある場合は、揺れの設定ができる電動バウンサーがおすすめです。心地よい揺れで、泣いていた赤ちゃんがそのまま寝てしまうこともありますよ。また、掃除や料理も手を抜いてしまいましょう。掃除は毎日ではなく、リビングや寝室など赤ちゃんが過ごすことが多い場所中心に行います。料理は煮物を大量に作って数日に分けて食べたり、レトルトや惣菜を活用したりすればOKです。ママのメンタルや健康を第一優先にすれば、赤ちゃんにも余裕を持って接することができるようになりますよ。▼年子育児のお助けグッズ・サービス育児に役立つ便利グッズを積極的に取り入れましょう。下の子の首が据わると、『バンボ』が使えるようになります。赤ちゃんが機嫌よく座っていてくれると評判のアイテムです。ぐずりがちな赤ちゃんが泣き止む時間も一気に増えますよ。お風呂に入れるときには、下の子は脱衣所に置いたバウンサーに乗せて待たせておくとよいでしょう。下の子を洗っているときには、上の子は洗い場でバスチェアに座らせるのがおすすめです。小さい子を連れての買い物が大変なときには、宅配サービスを利用しましょう。日用品や食材だけでなく、加熱すれば食卓に出せるおかずセットを用意しているサービスもありますよ。毎日の買い物にストレスを感じているママは、利用してみる価値があるでしょう。【バンボ】商品名:Bumbo バンボベビーソファー参考価格:¥6,980(税込) Bumbo 詳細はこちら(Amazon) 【2人乗り ベビーカー】商品名:Newox2人乗り ベビーカー価格:¥22,800(税込) Newox 二人乗りベビーカー 詳細はこちら(Amazon) 【バウンサー】商品名:アップリカ 電動 ベビーラック バウンサー価格:¥34,799(税込) アップリカ(Aprica) 電動 バウンサー 詳細はこちら(Amazon) 商品名:ベビービョルン バウンサーバランスソフト Air価格:¥15,390(税込) ベビービョルン バウンサー詳細はこちら(Amazon) 【バスチェアー】商品名:アップリカバスチェアー価格:¥3,770(税込) アップリカ バスチェアー 詳細はこちら(Amazon) 【ベビーベッド】商品名:カトージ ベッドチャーミー参考価格:¥17,064(税込) カトージ ベッドチャーミー 詳細はこちら(Amazon) 【ベビーメリー】商品名:やすらぎふわふわメリー No.5820参考価格:¥5,940(税込) やすらぎふわふわメリー詳細はこちら(Amazon) ■年子育児、大変なのは一時期。肩の力を抜いていこう年子の赤ちゃんを育児するのは、想像以上に大変なことです。しかし、その時期もトータルで見ると短く、育児が楽しいと感じる日がきっとやって来るでしょう。自分だけで抱え過ぎずに周囲に助けを求めてみたり、便利なグッズを利用したりするのがおすすめです。肩肘張らずに手を抜いて、大変な時期を乗り越えていきましょう。
2019年09月26日夫婦という近い関係であるからこそ、相手の些細なクセや行動が気になってイライラしてしまうことも。そこで今回は、“妻がイライラした「夫の行動」”と題して、悩める女性たちに話を聞いてきました。文・東城ゆず1:脱いだ服をそのまま放置「子どもがまだ小さかったころ、忙しい私に、出勤前の夫が“ネクタイどこだっけ?”などといちいち聞いてくるのが、とても嫌でした。また、脱いだ服を放置されることにも、イライラしていました。私も育児で余裕がないので、最低限、自分のことは自分でしてほしいですよね」(Sさん・32歳女性)脱いだ服をそのまま放置されると、イラっとする女性は多いようです。男性の心がけで改善できる行動ですので、それとなく指摘してみてはいかがでしょうか。2:謝らない「ケンカすると、謝ろうとしない夫が嫌です。私が打ち明けたイライラの原因を、素直に認めてほしいだけなのに……。もし譲れないところがあるのなら、ちゃんと私に意見してほしいです」(Uさん・37歳女性)謝るべきところは、たとえ夫婦でもきちんと謝ってほしいもの。自分の否を素直に認めてほしい女性は多いでしょう。3:「手伝おうか?」という一言にイラッ「家事や育児に忙しい私を、夫が思いやっているのは伝わります。それでも“手伝おうか?”という一言には、毎度イラっとします。夫婦は対等だし、育児も家事も女だけの仕事ではないので……。彼が無意識のうちに言っている言葉だとは承知しているのですが、どうしても上から目線のような気がします」(Aさん・29歳女性)男性としては、思いやりから言っているつもりでも、女性からすると、引っかかる言い方になることも。
2019年09月09日育児は24時間年中無休。そんな毎日のなかで、育児と家事を頑張りすぎて何が1番大切か忘れてしまうほどでした。私の場合、実家が遠く夫は自営業で多忙なので、常にワンオペ状態でとてもつらかったです。今回はそんな状況下での育児体験で気付いたことや私の気持ちの変化をご紹介します。 ワンオペ育児に追われ気づけばボロボロに毎日の育児や家事であっという間に時間が過ぎていて、気づけばもう夕飯の支度をしなきゃいけない時間……。 朝から元気でパワフルな子どもを相手にしていると、自分に使える時間はほとんどないし休める時間もなかなかありません。 そんな毎日のせいか、ちょっとしたことでイライラすることが増えていきました。私の場合、実家や夫に頼ることができない環境なので、子どもが熱を出したとき、入院したとき、どんな状況であってもひとりで全部乗り越えてきました。 イライラが頂点に! ついに爆発!全部をひとりでこなすことは本当に大変で、仕事を頑張ってくれている夫にさえ感謝できないくらい気持ちに余裕はありませんでした。いつしか「なんで私ばっかりこんなに大変なの。逃げ出したい」そう思うようになっていき、私はついに爆発してしまいました。 まだ2歳にもなっていないわが子に怒鳴ってしまったのです。息子はびっくりしたようで号泣してしまい、そんな息子を見て自己嫌悪になり、気づけば私も泣いていました。どうしたら良いのかわからず息子を抱きしめ、そのときはただ泣いて「ごめんね」ということしかできませんでした。 反省、そして思ったこと少し時間が経って冷静になり、そこで初めて「こんなにストレスが溜まって爆発して息子を悲しませるくらいなら、いっそ頑張らなければ良いんだ!」「もっと休んでラクして二度と戻ってこないこの時期を楽しもう!」と思うようになりました。子どもは笑顔のママが一番大好き! ママが笑顔になることがとても大切! まずはママである私が笑顔になれる環境作りをすることが大切なんだと感じました。 その経験から、イライラしそうになったら家事や育児は手を抜いて、ママと子どもが笑顔でいれるようにしようと思いました。少し部屋が散らかっていてもすぐには片付けず寝る前にまとめて片付けたり、食事を1食だけレトルト食品にして家事の負担を減らしただけでだいぶ体力的にもラクになり、イライラする頻度も減りました。 そして、本当に大変なときやつらいときは夫に助けを求めることも必要だと思うようになりました。とにかくひとりで抱え込まないようにしよう! と思います。 著者:八木あかね一男一女の母。二人目出産を機に保険代理店を退職。夫が忙しい為、ワンオペになりがち。1年間専業主婦に徹するも、現在は自身の出産や育児の経験を活かしライターとして活動中。
2019年09月04日産後の女性が夫にイライラを感じるという話はよく耳にします。産後の私も例外ではなく、夫が家事や育児をすればするほどイライラが募っていきました。今回は、私の産後の様子と夫へのイライラが落ち着いていった過程についてお話しします。 どうしてイライラするの? 心と体に異変産後、家のことに不慣れとはいえ、夫の一挙手一投足に怒り、夜の夫婦生活なんて考えただけで夫を突き飛ばしたくなる有様だった私。「私はこんなに心が狭かったの? ちょっとイライラしすぎじゃないだろうか?」と、私は自分の感情に悩み、違和感を覚えていました。 そんなとき、自分の体にも異変が起きました。毎晩息苦しくて何度も目が覚めて眠れず、日中には気絶するように突然寝てしまうようになったのです。診察を受けると、なんと鼻にできたポリープが鼻腔を塞いでいたことが判明しました。 病気が判明、ずっと睡眠不足だった!?耳鼻科医によると、ポリープはかなり前からあり、産後の私は過度な睡眠不足になっていたようでした。ポリープ除去には1週間の入院と手術が必要とのこと。 ただ、入院している間、仕事のある夫は1歳3カ月の子どもの面倒を見ることができません。そこで何軒も病院をまわった末に、なんとか日帰り手術をしてくれる病院を見つけ、異変から5カ月後にやっと手術が決まりました。服薬のために断乳し、手術後、私の体調は劇的に回復し始めました。 熟睡と月経の再開で落ち着いた心と体手術のおかけで、睡眠中もきちんと呼吸ができるようになったことに加え、断乳したことで子どもの夜泣きがなくなり、ようやく私は熟睡できるようになりました。さらに産後1年8カ月ぶりに月経が再開。 こうして順調に体調が整っていったある日、ふと気付きました。「最近、夫に全然イライラしない……!」。自分でもコントロールできない夫へのイライラは、自分の本意ではなかったとはっきりと感じました。その後、夫婦仲は自然と改善していったのでした。 今振り返ってみると、夫へのイライラは、ポリープの影響による睡眠不足に加えて、産後特有のホルモンバランスの乱れによるものだったのではないかと感じています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福著者:唐木田幸一児(男の子)の母。出産を機に報道関係の仕事を退職し、現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はブルーレイ収集と寺巡り。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月16日お盆休みで、帰省や旅行中の方も多いでしょう。夫や子どもと一緒に過ごせる長期のお休みはいかがですか? 楽しくリラックスできていますか?「なぜか夫にイライラ、モヤモヤする…」長期休みのたびに、そう感じる妻は少なくありません。せっかく家族そろって過ごせるのに、どうして妻だけがイライラしてしまうのでしょうか? その原因、実は夫にありました。■気をつかう義実家への帰省…その時、夫は?義実家への帰省となると、妻は人一倍、気をつかいますよね。どんなに義両親と良好な関係を築いていても、自分の実家のように気を抜くことはできないでしょう。そんな時、夫はどう振る舞っていますか?生まれ育った自分の家で、目一杯、のびのび・リラックスしているのではないでしょうか。まるで、子どもに戻ったように、義両親に甘えた部分を見せることもあるでしょう。普段は妻や子どものために、大黒柱として頑張ってくれている夫。そんな頼りになる夫が、「何もやらなくていいでしょ」といった子どもっぽい態度に豹変するため、妻は「え?」となるのかもしれません。さらに、そんな夫を義両親がちやほやするので、妻は一層疎外感を感じてイライラしてしまいます。では、自分の実家への帰省なら夫にイライラ・モヤモヤしないのかというと、そういうわけでもないのが難しいところ。自分の実家だからといって、男性のように上げ膳据え膳で甘えるというわけにはいきません。こまごまと実両親の手伝いをしなければいけない一方で、夫はお婿さんなのでもてなされるわけです。妻の実家でも、お客様としてのびのび振る舞っている(ように見える)夫にモヤモヤしてしまうのかもしれません。■楽しいはずの旅行でも夫にイライラ・モヤモヤ…その原因は?では、家族水入らずの旅行はどうでしょうか? 帰省よりずっとラクで楽しいはずですが、やはり夫にイライラ、モヤモヤしてしまう妻…。これは、「お休み」に対する認識が妻と夫で大きく違うことが原因のようです。妻は、日常だろうが休日だろうが、家族を守り、育児や家事をこなすことは24時間、365日休みがないとわかっています。しかし、夫は「完全に休んでいいのがお休み」ととらえ、好きなことを好きなだけできる期間だと思っている人が少なくありません。旅行の時は、夫婦2人とも仕事をしていないのだから、妻はついつい自分と同じように夫にも「パパとしての責務をはたしてよ」と思ってしまいます。しかし、夫は休暇中、完全に休もうとするから、その考え方の行き違いでイライラするのだと思います。旅行が長くなればなるほど、夫のダラダラはどんどんひどくなっていくもの。その尻拭いを妻がする機会も増えていくことから、より一層イライラが増すのかもしれません。妻にとって、家から離れること自体が、非日常でありストレス。どこに行くとか、何をするとかの手配をするのも疲れますよね。そんな時、夫が「のんびり~」としていたら…。旅行の手配や段取りが任せられるリーダータイプの夫だったとしても、残念ながら旅行準備や後片付けまではやってくれないでしょう。ですから、休みを満喫するはずの旅行なのに、かえって妻は疲れてしまうのです。■長期休暇で夫にイライラしない4つの対処法では、帰省や旅行でイライラしないためには、どうすればいいのでしょうか? 次の4つの対処法をご提案します。1.義実家へは、子どもと夫だけ帰省させる。2.自分の実家には、自分一人、もしくは子どもとだけ帰省する。3.旅行では、あらかじめ夫にタスクを与える。4.旅行や帰省の準備・後片付けはできるだけ手を抜く。あらかじめ夫に何か言っておいたとしても、義実家への帰省では義両親がちやほやしてしまうので、夫はうれしくて忘れてしまうもの。ですから、子どもっぽく振る舞う夫にイライラしてしまうなら、あっさりあなただけ帰省しないというのも一つの手です。「どうして、あなたは帰ってこないの?」と義両親からのプレッシャーがあるかもしれません。その場合は、「実家の終活の相談が…」「体調があまり良くなくて…」「仕事があって…」と、義両親が触れにくい理由で断ってもいいでしょう。「義両親は孫が見たいと言うので、帰省は必須。でも子どもが小さく、夫一人には任せられないので、私も一緒に帰省しないと…」そういう場合は帰省中、子どものお世話に手がかかることを口実に、夫の世話は義両親に任せ、義両親に対する気づかいにも手を抜いてしまっていいのではないでしょうか。2.の自分の実家に一人で帰省、もしくは夫抜きで帰省した場合、夫婦仲を心配されることもあるでしょう。でも、そこは実両親。正直に「交通費がもったいないから」「私もラクしたいから」と言えばわかってもらえるでしょう。そして、旅行の場合は、あらかじめ夫の担当を決め、「タスク」を与えます。「この日は任せるから、あなたが仕切って」と仕事のようにお願いすると、男性は張り切って責務を果たしてくれるでしょう。男性にとって「言わなくても察してやる」というのはなかなかハードルが高いので、なるべく細かく指示を出すのがコツです。そして、憂鬱(ゆううつ)な旅行・帰省の準備、後片付けはとことん手抜きで乗り切りましょう。リストを渡して子どもにゲーム感覚で準備させる、下着や靴下は使い古したものを持っていき旅先で断捨離する、帰宅直前にホテルのランドリーサービスを利用する、疲れを取るために帰宅後すぐの予定は入れないなど、ちょっとした手抜きや工夫でイライラも半減されるでしょう。 帰省や旅行は夫と子どもだけ、自分は家に残ると決めたら、その先には「一人の時間」というご褒美(ほうび)があるわけですから、準備や後片付けが大変だとしても頑張れるのではないでしょうか。■帰る頃には険悪ムード…帰宅してからケンカしない方法夫からの相談でよくあるのが「帰省や旅行からの帰路、なぜか妻が不機嫌になって口をきいてくれなくなる」というもの。妻としては、ダラダラと甘える夫や帰省のストレスでイライラしてのことでしょう。そんなとき、「夫に文句を言ってもしょうがない」とあきらめていませんか? でも、「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、帰宅してすぐに夫へ嫌だったことは言ったほうがいいと思うんです。「私は旅行の間、ずっといろいろ気をつかって疲れちゃった」とか「あなたは何もしなかったね」とか。多分、夫は「だって休みだから」「仕事で疲れてるから」と言ってくると思いますが、そうしたら「夫はそういう意識で休みを過ごすんだな、帰省や旅行をとらえているんだな」とはっきりわかりますよね。すると「じゃあ、今後は私も同じように気をつかわずに過ごさせてもらうね」と言いやすくなります。お互いが気をつかわずに休むにはどうすればいいのか? という話し合いになったとき「私は義実家は疲れるんだよね」と言えますし、「次はこうしよう」という建設的な話ができるでしょう。長期休み後のイライラは、話し合うチャンス。そこを変に「嫁だから」「お母さんだから」「夫は疲れているから」と負の感情を抑え込んでしまうから、次の長期休暇が憂鬱なだけのものとなってしまうのです。何度もお話ししている通り、男性に「察する」を期待してはいけません。言葉にして伝えないと、夫はどうして妻がイライラしているのか永遠に理解できないからです。そして、次の長期休暇前にもう一度、今回話し合った内容を夫に確認すること。話し合ってすりあわせができたとしても、夫は次の長期休暇までに大抵忘れてしまいます。ですから、「この間はこうだったね。だから私は一緒に帰省しないよ」などと、もう一度リマインドしておくことが大事です。子どもが小さくて、自分も一緒に帰省しないといけないケースでは、義両親に「母乳じゃないの?」「二人目はまだ?」といった悪気はないけれどグサグサくる言葉をかけられてストレスに感じることもあるでしょう。そんなときは「同じようなことがあって、今度あなたがフォローしてくれなかったら先に帰るね」などと言っておくのも良いと思います。嫌なことがあったら、夫を置いてでもさっさと帰ってしまうのです。あらかじめ言っておいたのですから、そういう事態になっても、夫は文句を言いにくいでしょう。「イライラしたら帰ろう」「無理して自分は行かなくてもいい」そういう心持ちでいれば、憂鬱で疲れるだけだった帰省や旅行のストレスも軽減できるのではないでしょうか。
2019年08月15日さてさて、いよいよ夏休みがスタートしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか??毎年恒例。例年通り、我が家はこんな状態です(笑)あまりに暑過ぎる場合は、長時間公園へ行くのも危険だし、室内で遊べるキッズパークもお金がかかるので頻繁には利用出来ず、プールも私1人で5人全員を連れて行くのはハードルが高く…。上は小4、下は2歳と年齢差があるのでどこかへ連れて行く場合は色々工夫がいります。しかし…予定が立たずに家で過ごした場合、毎日毎日この状態。繰り返されるイライラポイントにとどめを刺すかのごとく爆裂イヤイヤが大爆発した日にゃもう…《お手上げ》状態です。私にとって夏休みは、子ども達の些細なやらかしの積み重ねで、ちょっとの事でもイライラしやすい時期でもあります。イライラが静まった頃には次のイライラポイントがやってくるので、常にイライラしている状態。その上家事が溜まってきたり、やらなければいけないことが手つかず状態だったりすると、余計に拍車がかかってしまいます。そんな時、私がする行動は…とりあえず、『イライラを回避するにはどうしたらいいか』を優先的に考えます。家事が溜まっているならもういっそのこと放置!!部屋が荒れてたって死にゃしない!!子どもが喧嘩してうるさいなら子ども達の好きなDVDを借りにいこう!!夕飯も作りたくない!!片付けもしたくない!!だったらこんな時こそみんなが大好きマ○ドナルド!!栄養面が気になるなら、別の日に補えばいい!!テレビ見ながらごはんは本当はお行儀悪いのかもしれないけど、こんな時くらいいいじゃない!!と、とことん手を抜きまくります。私がイライラしている環境よりも、少々部屋が荒れてようが色んな箇所が手抜きだろうが、みんなが笑顔なのが一番!!毎年夏休みになると、いつにもましてテレビとファストフードのありがたみをひしひしと感じるのです…(笑)まだまだ始まったばかりの夏休み!!とにかく色々手を抜いて笑顔で過ごせるように頑張ります!!
2019年07月31日梅雨明けとともにやってくる夏休み。ワクワクする子どもたちとは裏腹に「きてしまったか…」と、戦々恐々としているママは多いことでしょう。子どもが毎日家にいると、どうしてもイライラしてしまう…。誰しも悩みどころです。そこで今回は夏休みにイライラしないための対策について紹介していこうと思います。 ■夏休みになると奪われる、ママの「1人時間」子どもが夏休みにはいると、さっそく生活リズムが狂い始めます。「この時間までに起きなければ間に合わない」という縛りがなくなるので、つい遅くまで起きていたり、起きるのが遅くなったり…。幼稚園や保育園に通う小さなお子さんを持つ場合は「聞いて聞いて!」「見て見て!」などの「かまって攻撃」により、これまでのように家事ができなくなりますし「お外で遊びたい!」といわれ、外遊びに付き合って出かけなければならなくなるでしょう。「早く起きなさい」「早く寝なさい」が休み中の常套文句になり(小学生のお子さんがいる場合は「宿題しなさい」もプラスされる)、3食きっちり食事を用意しているのに「また、これ~?」とブーイングをあびる…。これじゃあ、イライラしないほうがおかしいですよね。すべてにおいていえるのは「1人時間が劇的に少なくなり、リラックスできない」ということです。■「ルーティンが壊されていく」と感じる心理状態専業主婦もフルタイムで働く人も、1日の流れは自分なりに確立していますよね。子どもが園や学校にいったあとに朝食の片づけ、洗濯機を回しながら掃除機がけ。買い物にいって、合間にホッとひと息… といった普段のルーティンも、夏休みによる影響でいつも通りとはいかなくなります。でも体に染み込んだこの流れを崩したくない。だから自分のルーティンに子どもを合わせようとする。だけど、上手くいかない…。こなせるはずのことがこなせず、いつものペースが乱される。イライラの原因は「いつものルーティンが壊されてしまうから」ということができるでしょう。 ■夏休み中のイライラ、使える対処法は?自分のペースを極力乱されず、イライラせずに過ごすためにできることはあるのでしょうか? ここからは私がおすすめする方法をご紹介していきますね。・未就学児におすすめの方法年少~年長さんのお子さんの場合は、「かまって!」の相手をしなければいけない時間が増えます。そこで、かまって攻撃をかわすために「おしごとの時間」を設定してみましょう。「ママはこれから、おうちのお仕事をします。だから〇〇(子ども)も、おうちのお仕事を決めましょう」と誘い、子どもだけで取り組めて、しかも集中できることに取り組ませます。お絵かきやぬりえ、切り貼り、折り紙、粘土、ドリルなどは手を動かすもので集中しやすいのでおすすめです。あるいは洗濯物をパパ、ママ、自分のものに分けて洋服ダンスの前に置いてもらう。トマトのへたをとってもらい、レタスを小さくちぎってもらう、などのお手伝いをしてもらうのもいいですね。コツは決めた時間を守って習慣にしてしまうことと、ゲーム性を持たせることです。例えば洗濯ものを選り分けてもらうなら、洗濯もので一度山をつくり、広げて海のようにします。そのうえで泳ぐマネをするなど、たくさん遊ばせて、そのあとでお手伝いに入ってもらいます。遊びの要素を持たせることで「明日もお手伝いする!」と本人のやる気を引き出し、継続性を持たせることができると思います。また外遊びは午前中の涼しい時間に早めに出かける人も多いですが、子どもによっては夕方のほうが眠くなりやすい場合もあります。日差しが強いなら屋内施設を利用して適度に身体を動かしたり、図書館などを利用するなどして「午後遊び」するのもいいでしょう。・小学生におすすめの方法小学生になると「〇〇してほしい」といった要望が親の側に多くなってきますよね。けれど、まずは自分の気持ちをいったん脇に置き「子ども自身はどう過ごすのが心地よいのか」を話して合ってみることをおすすめします。というのは午前中に勉強、午後に遊びにいくといった流れが一般化していますが、子どもによっては午前中より夜のほうが勉強がはかどる場合もあります。朝はとにかくボーッとしているのが心地よいという子もいるので、1日の過ごし方を世間一般の常識と照らし合わせず、その子自身がどう過ごしたいのか、をベースに考えてみましょう。また「今日は〇〇家で遊ぶ」など、ママ友同士で順番に預け合いをするのもひとつの手です。子どもは多ければ多いほど、子ども同士で遊んでくれます。家の中での遊びに飽きたら、外に連れ出し「〇時に一度戻ってくる」「〇〇から先にはいかない」などのルールを設け、ママは待機場所で待っている… という遊ばせ方もあります。こうしたイライラを抱えるのは少なくとも年中~小学校3年生くらいまでの4~5年間の間だけです。年中さんの夏休みは実家にお泊りする日数を増やす、年長さんの年は近所のお母さんと相談して各家庭持ち回りでのお預かり制を導入してみる。小学1年生の年は、民間スクールや自治体のキャンプにいかせるなど、アクティブに活動させてみる。小学2年生の年には学校のお預かり制度も頻繁に利用し、子ども同士で遊ばせる機会を多くする… などなど。数年間は実験のようなつもりで、親も楽しみながら過ごしてみるのもいいのではないでしょうか。学校とは違う体験ができる夏休み。「ならでは」の思い出は、親がいなくてもつくれます。上手く計画して、たくさん楽しい思い出をつくってあげたいですね!
2019年07月29日