日本国内の観客動員が130万人を突破し、大ヒット上映中の山田洋次監督×吉永小百合主演によるホームドラマ『おとうと』(英題:About Her Brother)が、2月20日(現地時間)、第60回ベルリン国際映画祭のクロージング・フィルムとして上映された。およそ1,600席の会場がたちまち満席となる中、現地に駆けつけた山田監督と吉永さんによる舞台挨拶が行われ、2人は盛大な拍手に迎えられた。2002年の『たそがれ清兵衛』以来、全ての監督作品を同映画祭コンペティション部門に出品している山田監督。今回は栄えあるクロージング作品に選ばれたのに加え、特別功労賞(Berlinale Kamera ベルリナーレ・カメラ)が贈られた。同賞の日本人受賞は市川崑監督(’00)、熊井啓監督(’01)についで3人目の快挙。授賞式では、同映画祭ディレクターのディーター・コスリック氏から「彼は小津安二郎の伝統にのっとって映画を作っており、大きな愛情をもって日本に住んでいる人々を描き続けています。我々ベルリン国際映画祭は、彼をここにお迎えすることを光栄に思っています」と“日本の名監督”として紹介された。登壇した山田監督は、本作が先輩・市川崑監督に捧げたオマージュであることに触れながら、「いまは亡き市川崑監督に『市川さん、僕もあなたと同じ賞をもらいました』と報告したいと思います。僕を選んでくださったディーター・コスリックさん並びにベルリナーレ関係者のみなさまに心からお礼を申し上げます。そして会場のみなさん、どうもありがとう。ダンケシェン」と感謝を述べた。また、舞台挨拶に登壇した吉永さんは、「ベルリンのみなさま、こんばんは。このベルリン映画祭に3度目の参加をすることができまして、私はとても幸せです。2年前に『母べえ』を上映したときのみなさまの温かい拍手が、いまでも私の胸の中に残っています。『おとうと』もまたみなさまの心に残る映画になることを願っています。ありがとうございました」とドイツ語でスピーチし、喝采を浴びた。その後、囲み取材に臨んだ監督は、一日をふり返り「この受賞は一生の記念になると思います。長年の功労に対して贈られたのであれば、みんなでもらった賞だと思う。寺島さんの銀熊も良かった。決して順調とは言えない日本映画だが、こんなことを機会に日本の時代が来たらいいなあと、今日の拍手を聞いて思いました」とコメント。さらに、吉永さんも「山田監督の授賞式に立ち会えただけで嬉しい。私にとって市川崑監督は“師匠”、山田監督は“先生”。この尊敬するお二人が同じ賞を受賞されたことは、生徒として、弟子として、とても嬉しいことです。きっと、市川監督も天国で喜んでおられると思います」と2人の巨匠のミューズとして喜びを語った。なお、本作を観終わった観客からは「笑えて最後は涙があふれてきた。素晴らしい作品だった!」、「心を深く揺さぶられた」といった感動の声が寄せられ、国境を越えて広く受け入れられたことを証明、文字通り有終の美を飾った。『おとうと』は全国にて公開中。photo:KAZUKO WAKAYAMA■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:日本映画が健闘した第60回ベルリン国際映画祭ベルリン“銀”の快挙の寺島しのぶ、大阪で会見「ヤッター!」藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々レオナルド・ディカプリオ、ベルリンでのワールド・プレミアで「ダンケシェーン!」
2010年02月22日20日(現地時間)、第60回ベルリン国際映画祭を締めくくる各賞が発表され、若松孝二監督の『キャタピラー CATERPILLAR』主演の寺島しのぶが銀熊最優秀女優賞を受賞した。日本人女優の受賞は1964年の左幸子、75年の田中絹代に次ぐ35年ぶり、3人目の快挙となった。第2次世界大戦の戦地で負傷し、四肢を失って帰還した夫に尽す妻を演じた寺島は、映画祭での上映時は着物姿でレッド・カーペットを歩いたが、その後は舞台「血は立ったまま眠っている」出演のために帰国。吉報は公演地・大阪で知ったという。クロージング・セレモニーでは若松監督が代わりにトロフィーを受け取り、寺島さんからメールで託された受賞コメントを携帯電話を片手に代読。「いつか全ての国の戦争がなくなることを祈ります。殺し合いでは何も解決しないことが伝わればいいと思います」という言葉に会場から拍手が送られた。作品賞にあたる金熊賞は、養蜂業の父と幼い息子の姿を描いたトルコ・ドイツ合作の『Honey』(原題)、銀熊最優秀男優賞はロシアの『How I Ended This Summer』(原題)のグリゴリ・ドブリギン、セルゲイ・プスケパリスの2人が受賞し、同作は芸術貢献賞も受賞。監督賞は、30数年前に起こした淫行事件の罪で現在スイスの自宅で拘束中のロマン・ポランスキーが『The ghost writer』(原題)で受賞。中国の『Apart Together』(原題)のワン・チュアンアンとナ・チンが脚本賞、ルーマニアの少年院から脱走を図ろうとする少年たちを描く『If I want to whistle, I whistle』(原題)は審査員特別賞に輝いた。今年は、特別功労賞「ベルリナーレ・カメラ」受賞の山田洋次監督の『おとうと』がクロージング作品として上映され、パノラマ部門に出品された行定勲監督の『パレード』が国際批評家連盟賞を受賞するなど、日本映画が映画祭の主役の一端を担ったと言えそうだ。(text:Yuki Tominaga)寺島しのぶに代わり銀熊賞を受け取った若松孝二監督。© REUTERS/AFLO■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]CATERPILLARキャタピラー 2010年8月15日より公開予定© 若松プロダクションおとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:山田洋次に“名匠”の称号日本発『おとうと』、ベルリン映画祭閉幕で拍手喝采ベルリン“銀”の快挙の寺島しのぶ、大阪で会見「ヤッター!」長身美人シン・ミナ熱烈メッセージと美脚2変化で“真!韓国映画祭”PR藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年02月22日第60回ベルリン国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞した映画『パレード』の初日舞台挨拶が2月20日(土)、シネクイント渋谷で行われ、主演の藤原竜也、小出恵介、香里奈らが受賞の喜びを語った。コンペ、パノラマ、フォーラムの各部門から1作品に贈られる賞で、同作はパノラマ部門54作品から選出。映画祭での上映にあわせて単身ベルリンに出向き、20日未明に朗報を日本で受け取った行定勲監督は「現代の日本の若者の人間関係を描いた、ただでさえ複雑なテーマであるにもかかわらず、ヨーロッパで受け入れられ評価されたことが、意外ではありますが、非常に嬉しいです」とコメント。藤原さんは「このメンバーと一番いいタイミングで仕事をさせてもらった。難しい役でしたが自由にさせてもらったので、監督の力量だと思います」と監督へ感謝の弁を述べた。キャスト陣は一様に華やいだ表情で貫地谷しほりは「撮影自体、すごく楽しかったので、楽しんだことが結果につながったと思う」。香里奈さんも「まだ受賞の実感がないですが、スタッフ、キャストみんなで一丸となってがんばったから」と喜びをかみしめた。林遣都は「昨日の夜、ネットとか見ちゃって眠れませんでした」と興奮しつつ「このメンバーでもう会えなくなるのかな」と寂しがって見せた。一方、この日は小出さんの26歳の誕生日で、翌21日(日)が香里奈さんの同じく26歳の誕生日。特製パレードケーキで祝福され、単身でベルリンへ出向いた行定勲監督から「灰皿(小出さん)と食卓で塩とか入れるやつね(香里奈)」とプレゼントを手渡された小出さんは「誕生日、いいタイミングだな、毎回。大体、仕事です。去年はインドに行っていて」と満足げ。香里奈さんも「ホント、嬉しいのと申し訳ないのとでいっぱい」と恐縮しながら喜んだ。行定監督は藤原さんら5人にもベルリンみやげをプレゼント。「ベルリナーレっていう芸術祭の一環で映画祭が行われているから、それね」とベルリナーレのロゴ入りTシャツをひとりひとりに手渡していた。同作は、3月22日に香港で発表される第4回アジア・フィルム・アワードで、最高賞にあたる作品賞のノミネート6作品にも選ばれている。2LDKのマンションで共同生活を送る若者5人の姿を通じ、現代の若者に潜むモラトリアムに迫る群像劇。『パレード』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、ベルリンでのワールド・プレミアで「ダンケシェーン!」林遣都藤原竜也の芝居も携帯電話の登録名も「イカ」一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』現代の若者の内に宿る“モラトリアム”『パレード』試写会に10組20名様ご招待
2010年02月20日レオナルド・ディカプリオ×マーティン・スコセッシ監督による『シャッター アイランド』のワールド・プレミアが先日より開催中のベルリン国際映画祭で行われ、2月13日(現地時間)にスコセッシ監督とレオ、共演のベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ラファロらが公式記者会見に出席した。レオが壇上に姿を現すとカメラのフラッシュが彼に集中!会場は異様な熱気に包まれた。レオは、『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『アビエーター』、そしてオスカー4部門に輝いた『ディパーテッド』に続く4作目となるスコセッシとのコラボレーションについて「最初に一緒に作品を作ってから10年になるが、2人の関係はその間に発展し、(この作品は)信頼の上に出来た作品。スコセッシ監督のような素晴らしい監督から声がかかって『ノー』と言える役者はいないよね」と語った。本作では孤島にある、精神を患った犯罪者を収容する施設が舞台となっているが「とても緊張感のある作品であり、主人公のテディを演じるのは大きな挑戦だった。満足感も大きかったよ」と充実した表情でふり返った。劇中、ドイツ語で話すシーンもあるが、レオの母親はドイツ人。ドイツ語での演技について、母親の感想は?というベルリンならではの質問には「ちゃんと理解できたみたいだよ」と笑顔を見せ、現地記者のリクエストに応じ「ダンケシェーン(ありがとう)!」とドイツ語を披露した。雪が降る中、大勢のファンがレオの姿をひと目見ようと押しかけたが、レオが観客のカメラを手に、自らシャッターを押して記念撮影に応じる一幕も!3月にはレオとスコセッシ監督が揃って来日することも決まっており、今後、公開に向けてさらなる盛り上がりを見せそう。『シャッター アイランド』は4月9日(金)より全国にて公開。■関連作品:シャッター アイランド 2010年4月9日より全国にて公開© 2009 BY PARAMOUNT PICTURES第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:お待たせ!レオナルド・ディカプリオ『シャッター アイランド』携え3月に来日決定山田洋次監督『おとうと』がベルリン国際映画祭クロージング・フィルムに決定!林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品お騒がせのリンジー・ローハン、土曜の夜にレオナルド・ディカプリオ邸へ
2010年02月15日映画『パレード』の主演キャスト陣、藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介が2月14日(日)、東京・有楽町の野外広場、日比谷パティオで行われたイベントで、約25メートルのレッドカーペット上のパレードと軽妙トークでファン約1,000人を沸かせた。同作は、今月11日からドイツで開催中の第60回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されており17日に公式上映されるが、現地入りするのは行定勲監督のみ。リムジンで乗りつけ、約25メートルのカーペットを闊歩し“ベルリン気分”を味わった小出さんは「ベルリン映画祭はすごいですね、でも今日は日本の方が多い。“ベルリン語”を覚えてきたけど日本語で大丈夫ですね」。ベルリンお披露目を控えた心境を「僕、作品の冒頭、部屋で股間を触るシーンがあるんですけど、日本の男ってみんなこうなんだって思われたら嫌だな。海外用の演技をしておけばよかった」となどと冗舌。藤原さんから「普段から触ってるけどね」と突っ込まれると、「落ち着かなくなるとね、こう…」と言いながら自身の尻を撫でてみせ「こういうもんですね」とボケ倒した。林さんを見つめてはニヤリとする仕草を繰り返していた藤原さんは「リムジンに乗っていたとき、遣都くんが『僕はTBSで1人で主演をしたことがある。なのになんでリムジンは(5人一緒で)1人じゃないんだ』って」と“口撃”し、以前の同作イベントでも語られたイカ天そばエピソードについて再度触れ、「何て呼んでいたっけ、俺のこと?」と詰問。「イカです」と答える林さんを笑顔でにらみつつ「イカ天そばをおごってもらってから『イカみたいだね』って。芝居もイカだって。携帯で俺のこと、何て登録しているの?って聞いたら『イカ』で」と“口撃”激化。言い返した方が…と司会者から促された林さんは「いや、本当のことなんで…」とモジモジ。「僕、小出くんに初めて会ったとき、史上最強の自由人だと思ったんですけど、ここに同じレベルの人がさらに3人いる」と評し、また藤原さんからにらまれていた。小出さんも、会場からひときわ大きな声で「竜也くん〜!」と叫ぶ、幼い男の子の声が聞こえると「イカって呼べば振り向くのに」と悪ノリし、次にその言葉通り「イカ〜」と聞こえてくると「イカって呼んでるって」とニンマリ。藤原さんは上半身をのけぞらせて笑い、手を振って声援に応えた。映画『パレード』は2月20日(土)渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』現代の若者の内に宿る“モラトリアム”『パレード』試写会に10組20名様ご招待誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写
2010年02月14日若手人気俳優・溝端淳平を主演に迎え、高知のよさこい祭りを題材にした『君が踊る、夏』の主題歌を東方神起が担当することが発表された。主題歌のタイトルは「With All My Heart〜君が踊る、夏〜」で2月17日(水)に発売される、日本初の東方神起のベストアルバム(3枚組)に収録される。映画は、日本最大の祭りのひとつである高知のよさこい祭りを舞台に、夢に情熱を傾ける若者たちとそれを見守る人々の姿を描く。溝端さん扮する新平は、かつてはよさこいチームの纏(まとい:踊り子たちの先陣を切る一団の先導役)を務めていたが、いまは東京でプロのカメラマンを目指して奮闘している。母の入院をきっかけに、帰郷した新平はかつての恋人・香織の妹のさくらが難病で余命わずかと知る。「踊りたい」というさくらの願いをかなえるべく、香織はよさこいチームの再結成のために奔走。自分はどうすべきか?思い悩んだ末に新平が出した答えは――?話題のドラマ、映画へ出演が続く溝端さんに加え、『20世紀少年』シリーズでの好演、さらにTVドラマ「銭ゲバ」でも印象的な役柄を演じた木南晴夏がヒロインの香織を演じるほか、『ROOKIES−卒業−』で全国区の人気を得た五十嵐隼士が新平の親友・司を演じる。ほかにもDAIGO、藤原竜也、高島礼子など個性派、実力派共演陣が物語を支える。小児がんという難病に侵されながら、 命を賭けてよさこいを踊り切った7歳の少女と、少女を必死に支えた若者たちのひと夏を切りとった『君が踊る、夏』。主題歌には、アジアを中心に、若者たちに歌と踊りを通して“勇気と希望”というメッセージを伝えている東方神起が最もふさわしい、とプロデューサーが考え、今回の主題歌決定に至ったという。劇中の新平たちのよさこいチームの名前は、「一生懸命やること」を意味する土佐弁の“いちむじん”。まさに、“いちむじん”な若者たちのエネルギーがスクリーンに満ちあふれているが、東方神起の歌声がさらに背中を後押しする!『君が踊る、夏』は9月、全国にて公開。東方神起のベストアルバム「BEST SELECTION 2010」は2月17日(水)発売開始。■関連作品:君が踊る、夏 2010年9月、公開予定■関連記事:“好青年”返上?溝端淳平が携帯ドラマで初の不良役に挑戦ヒロインは蓮佛美沙子来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!溝端淳平“よさこいマスター”への道を語る主演映画『君が踊る、夏』製作会見溝端淳平がよさこいを踊る!本場・高知を舞台にした青春ムービー製作決定
2010年02月08日寒いこの季節に、身も心もほかほかに温めつつ、一度入ったらなかなか出ることができないという、恐るべき“魔力”を発揮するこたつ。一人でゆったり温まるのもいいけれど、誰かと一緒にワイワイとしゃべりながらのんびり過ごすのが冬の楽しみ、という人も多いのでは?では、あなたが一緒にこたつでミカンを食べたい俳優は誰?「MTV」による映画情報番組「MTV SCREEN」とシネマカフェのコラボレーションでお届けする「cinemaFAN-KING」では、話題の映画および俳優をピックアップして、テーマに沿って投票してもらい、ランキングで映画ファンの“リアル”を勝手に決定する。1月に募集した投票テーマ「こたつで一緒にミカンを食べたい俳優」の結果を大発表!全得票数のおよそ半分を獲得するという圧倒的な強さを見せつけ、見事「こたつで一緒にミカン」KINGに輝いたのは、先頃、主演作『ゴールデンスランバー』が公開されたばかりの堺雅人。皮肉なことに劇中では、こたつに入る余裕などこれっぽっちもなく、ひたすらに逃げて、逃げて、逃げまくるという役柄を演じたのだが…。「のほほんと一緒におしゃべりをしたいです」(20代・女性)、「こたつとミカンとあの笑顔…癒されそう!」(30代・女性)など、堺さんの持つ雰囲気やイメージを暖かいこたつと結び付けた声が多く寄せられた。偶然にも、映画公開前に行われたプレミア試写会の舞台挨拶で堺さんは、この冬ようやく念願のこたつを手に入れたことを告白。「心地良くまどろんでます」と笑顔で語っていた。そのこたつで一緒に温まりたい!第2位に入ったのは『猿ロック THE MOVIE』の市原隼人。「話が面白そう!」(20代・女性)、「ミカン食べながら一緒にトランプして大盛り上がりできそう」(30代・女性)など、こちらは元気いっぱいの市原さんの魅力を推す声が多く見られた。僅差の3位には『パレード』の公開が控える藤原竜也。「寒がりに見えるから一緒にヌクヌクしたい」(30代・女性)、「横でうたた寝してほしい」(30代・女性)などなど女性ファンから数々の“願望”が届いた。ちなみに、候補者リストにはハリウッド俳優も名を連ねたが、票は伸びず…。4位にオーランド・ブルーム(『ニューヨーク,アイ ラブ ユー』)、5位にロバート・ダウニーJr.(『シャーロック・ホームズ』)という結果になった。「こたつに入ってる姿が想像できない」という非常に全うな意見も…。確かに、彼らがこたつに入ってミカンをむいていたら、相当シュール!ある意味面白いかも?今回の投票では、こたつと共にミカンというアイテムもポイントに。それぞれ投票した俳優に「ミカンをむいてほしい」「むいてあげたい」という声も数多く寄せられた。笑顔でミカンを差し出してくれそうなのは誰か?はたまた、ミカンをむくときに白い繊維の部分を几帳面にむきそうなのは誰か?まだまだ寒い日は続きそう。あなたは誰と一緒に温まりたい?こたつでみかんを一緒に食べたい俳優は?1位:堺雅人(『ゴールデンスランバー』)2位:市原隼人(『猿ロック THE MOVIE』)3位:藤原竜也(『パレード』)4位:オーランド・ブルーム(『ニューヨーク,アイ ラブ ユー』)5位:ロバート・ダウニーjr.(『シャーロック・ホームズ』)「cinemaFAN-KING」とはシネマカフェとMTVのコラボレーションによる読者投票企画。シネマカフェのページ上で、月ごとにテーマを提示し、あらかじめ挙げられている候補者から一人を選ぶか、もしくはフリーアンサー枠に記入する形式で投票を実施している。■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会猿ロック THE MOVIE 2010年2月27日より公開© 2010「猿ロック」製作委員会シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDニューヨーク,アイ ラブ ユー 2010年2月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© NY5,LLC-All Rights Reserved.■関連記事:堺雅人、絶叫エピソード告白「スキー場の奥に消えた」『ゴールデンスランバー』濱田岳×中村義洋監督次回はコメディでまさかの共演?オーランド・ブルーム、『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作出演をきっぱり否定【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』J・ロウにレイチェル・ワイズハリウッドで活躍の英国スターが母国の演劇賞受賞
2010年02月01日20代男性がバレンタイン時期に観たいのは、あの話題の文芸映画節分、バレンタインデーなどの恒例イベントに加え、今年はバンクーバー五輪が開催されるなど、何かとお祭りモードなこの2月。映画界も年末年始ほどの賑わいはないにしても、話題作が次々と公開されます。その中で20代男性の心を捉えたのはどの作品なのか?女性編も併せ、バレンタインデートの映画を選びかねている人は必見です!>>女性編も見るQ:2月公開の映画で、あなたが観たい作品を選んでください。(複数回答)1位『人間失格』20%2位『交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦』19%3位『猿ロック THE MOVIE』10%4位『インビクタス/負けざる者たち』8%4位『食堂かたつむり』8%■内容&タイトルに惹かれた!派・『インビクタス/負けざる者たち』:「イーストウッド監督のスポーツドラマということで興味が湧いた」(29歳/自動車関連/営業)・『ウィニングチケット 遙かなるブダペスト』:「純粋に笑えそう」(26歳/自動車関連/研究開発)・『カラヴァッジョ 天才画家の光』:「芸術家の生き方に興味がある」(25歳/化学/エンジニア)・『コララインとボタンの魔女 3D』:「絵のタッチが少し怖いけど、作家さんの意欲が伝わってくるような気がする」(27歳/IT/企画開発)・『交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦』:「予告編がとても魅力的だった」(25歳/広告/営業)・『食堂かたつむり』:「ハートフルな内容に惹かれた」(24歳/食品/その他/製造)・『新しい人生のはじめかた』:「大人のロマンスを観たい」(24歳/医療/営業)・『人間失格』:「『ヴィヨンの妻』以来、太宰映画の虜になってしまった」(29歳/運輸/総務)・『人間失格』:「考えさせられることの多い作品になりそう」(23歳/人材派遣/総務)・『霜花店 -運命、その愛-』:「(自分の)彼女が好きそうなので」(25歳/損保/総務)・『恋するベーカリー』:「こういう『ブリジット・ジョーンズの日記』みたいな映画が好きなので」(30歳/精密機器/営業)・『悲しみよりもっと悲しい物語』:「純愛を描いているところがいい」(23歳/建築/人事)・『バレンタインデー』:「恋人と一緒に観たくなる内容」(24歳/小売/販売)■原作が好き!派・『猿ロック THE MOVIE』:「TVドラマを観て続きが気になった」(29歳/IT/プログラマー)・『交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦』:「TVドラマとは異なる事件設定や駆け引きが楽しみ」(23歳/教育関連/総務)・『人間失格』:「あの暗いテーマをどう映画化したのか興味がある」(23歳/マスコミ/営業)■スタッフ&キャストが好き!派・『インビクタス/負けざる者たち』:「クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン、マット・デイモンという名前を聞くだけで面白そうだと思う」(22歳/ソフトウェア/プログラマー)・『パレード』:「藤原竜也が出演しているから」(25歳/飲料/営業)・『食堂かたつむり』:「柴咲コウが好きだから」(26歳/医療/サービス)・『恋するベーカリー』:「メリル・ストリープが好きなので」(24歳/自動車関連/財務)総評太宰治の代表作を映像化した話題の映画が1位を獲得。「原作の暗いテーマをどう映画化したのか興味がある(23歳/マスコミ/営業)」など、著名な原作小説の世界観がどう再現されているのか気になる人も多いようですね。そんな『人間失格』と僅差で2位に入ったのが、『交渉人 THE MOVIE~』。女性が主人公の作品ですが、「事件設定や駆け引きが楽しみ(23歳/教育関連/総務)」と、そのサスペンスフルな内容が多くの男性の心をつかんだようでした。そんな中、トップ5中唯一の洋画である『インビクタス/負けざる者たち』の健闘ぶりには注目したいところ。「イーストウッド監督のスポーツドラマということで興味が湧いた(29歳/自動車関連/営業)」を一例に、常に良質作を生み出す“イーストウッド”ブランドに“スポーツ”という男性好みの要素が加わったことで、関心度がさらに上がったようです。ちなみに、筆者は個人的に「(自分の)彼女が好きそうなので(25歳/損保/総務)」という理由で『霜花店 -運命、その愛-』を挙げたあなたに感心しました。不倫や同性愛がテーマのかなり過激な韓国歴史劇ですが、観た後に彼女とどんな会話を交わすのか……非常に気になります。(文・大城健太郎)調査時期:2009年12月16日~12月26日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性292名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】見ると恋愛っていいな、恋をしたいなと思う映画ランキング【男性編】1月公開の観たい映画ランキング爆笑問題と絶妙な掛け合いを見せる、破天荒なイギリス人監督の正体とは!?完全版(画像などあり)を見る
2010年02月01日山田洋次監督の最新作『おとうと』が2月11日から21日まで開催される第60回ベルリン国際映画祭においてクロージング・フィルムとして上映されることが決定した。山田監督作品のベルリン映画祭参加は1989年の『ダウンタウンヒーローズ』でのコンペティション部門出品から数えて7回目。今年のベルリンへは、行定勲監督の『パレード』(パノラマ部門)や松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(フォーラム部門)などの出品が決まっているが、クロージング・フィルムとしての参加は稀なケースと言える。山田監督も「日本映画がクロージング・フィルムに選ばれるのは大変に珍しいと聞いています。とても名誉に思っています」と記念すべき60回目の映画祭のクロージングを飾る喜びを語っている。本作は、夫亡きあと女手ひとつで娘を育ててきた吟子を吉永小百合が、その弟で周囲に迷惑を掛けてばかりの男を笑福亭鶴瓶が演じ、家族の悲喜こもごもが描き出される。現時点で監督とキャスト陣の映画祭への参加は未定だが、山田監督の描く日本の“家族”の姿がどのように受け入れられるのか楽しみなところ。『おとうと』は2月20日(現地時間)に上映される予定。日本での劇場公開は1月30日(土)より全国にて。■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:五・七・五から見える“家族”の形思わず唸る『おとうと』川柳コンテスト大賞発表!笑いと感動を贈る“家族”の姿『おとうと』オリジナル一筆箋を5名様にプレゼント林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品現在とこれからの日本の家族の姿を描く『おとうと』試写会に合計65組130名様ご招待
2010年01月20日藤原竜也、小出恵介、香里奈、貫地谷しほり、林遣都が12月25日(金)、東京・新宿バルト9で行われた出演映画『パレード』のクリスマス試写会に出席。同作が第60回ベルリン国際映画祭(来年2月開催)のパノラマ部門に出品されることが決定した喜びを語った。同作は、都内の2LDKのマンションで共同生活を送る、様々な背景を持った若者5人の姿を通じ現代の若者像を描く群像劇で、原作は2002年に第15回山本周五郎賞を受賞した、芥川賞作家・吉田修一の同名小説。行定勲監督が7年越しの念願を叶えて映画化した。行定監督作品のベルリン参加は『GO』、『きょうのできごと』に続く3度目。パノラマ部門は、最高賞「金熊賞」を競うコンペティション部門とは別に、インディペンデント系やアート系などの注目作を集めた公式部門のひとつ。カンヌ、ヴェネチアに並ぶ世界三大映画祭のひとつであるベルリンに5人揃って初参加となるが、藤原さんは「国境を越えてどういう評価をいただくのか興味がありますし楽しみ。機会があれば行ってみたい」。香里奈さんも「いまは実感ないですが、海外の人と日本の人の反応がどう違うか知りたい」と控えめ。対照的に、貫地谷さんは「行きたいです」を連発し、林さんも「行きたいですねー。どうしようって感じですが、監督の『GO』、『きょうのできごと』に並んで(ベルリンに)行けるなんて幸せ。感謝したいです」と興奮気味。小出さんは「海外映画祭って行ったことがないので、ベルリンでパレードしてみたい」とダジャレ。沸く客席を見つつ、藤原さんらをチラ見しながら「『言え!』って言われたんです、言わされました…」とキャスト陣の仲の良さ(?)をうかがわせた。一方で、小出さんは「遣都くんが竜也くんにソバをおごっていました」と撮影の合間のエピソードを披露。藤原さんが「そう、おごってくれました。イカ天ソバを…」。すかさず小出さんはまた「それ以来、竜也くんのことを“イカ”って。『おい、イカ!撮影現場戻るぞ』って」と“暴露”しニヤニヤ。爆笑する観客に向かい、林さんは「最後の方は多分、嘘です。でも僕にとっては大きな自慢ですが、藤原竜也さんにソバをおごりました」と堂々と“肯定”し、今度は観客から拍手を送られていた。『パレード』は2010年2月、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パレード 2010年2月、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品藤原竜也、大酒での歓迎に笑顔“抑制”効かせた『パレード』を釜山にて披露!林遣都が金髪の男娼に挑戦!吉田修一原作『パレード』画像初公開小出恵介らの姿も
2009年12月25日毎年2月に開催される世界三大映画祭の一つ、ベルリン国際映画祭。記念すべき60回目を迎える来年の同映画祭フォーラム部門に大森立嗣監督、松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が正式出品されることがこのほど決定した。今回出品されるフォーラム部門とは、若手監督の作品が多く上映されることで知られており、昨年は園子温監督の『愛のむきだし』がカリガリ賞と国際批評家連盟賞をダブル受賞したことで話題となった。大森監督は、4年前の長編デビュー作『ゲルマニウムの夜』がロカルノ国際映画祭やサンパウロ国際映画祭など多くの映画祭に正式出品されたが、2作目となる本作で三大映画祭デビュー。同映画祭での上映の際には、ティーチインに登壇する予定とのこと。今年11月にベルリンの壁崩壊から20年という節目を迎え、さらに注目が高まる同映画祭。本作で松田さんと高良さん扮する、工事現場で壁を壊す“はつり”の仕事をする二人の若者が、自分のいる世界を“ぶっ壊して抜け出す”姿が、国境を超えてどれだけの共鳴を呼ぶことができるのか、注目される。第60回ベルリン国際映画祭は、来年2月11日から21日(現地時間)まで開催。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は来年6月12日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開。■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会パレード 2010年2月、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定藤原竜也、大酒での歓迎に笑顔“抑制”効かせた『パレード』を釜山にて披露!松田翔太&高良健吾が競演!孤児院育ちの荒削りな若者演じる青春ムービーが来春公開
2009年12月25日今年も様々な映画が公開され、多くの作品がヒットを記録しましたが、必ずしも興業収入額が面白さに比例するとは限らないですよね。それこそ世代別に見ると、「面白い!」と感じる作品は自然と異なってくるでしょう。そこで、20代男性の心にヒットした作品を調査。数えきれない公開作品の中から最も支持されたのは……。 >>女性編も見るQ:2009年公開で面白かった映画をすべて選んでください1位『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』 10.0%1位『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』10.0%3位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』8.9%4位『20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗』 8.2%5位『ROOKIES-卒業-』 7.5%■内容が好き!派・『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』:「原作に負けない面白さだった」(25歳/商社/クリエイティブ)・『20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗』:「結末が原作と違っていて驚かされた」(23歳/IT/総務)・『BALLAD 名もなき恋のうた』:「クライマックは自分が想像していた以上に深い演出意図が隠されていて感動した」(27歳/小売/総務)・『余命1ヶ月の花嫁』:「余命がわずかとわかっていても明るく前向きに生きる姿に感動した」(24歳/学校/その他[非常勤講師])・『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』:「ウルヴァリンの肉体美と、記憶をなくす前と後の表情の違いが印象的」(22歳/ソフトウェア/プログラマー)・『ごくせん THE MOVIE』:「生徒を思う先生の熱い気持ちに感動した」(25歳/食品/研究開発)・『ターミネーター4』:「シリーズ全作を観ているが、ストーリに一貫性がある。アクションも魅力的」(29歳/精密機器/研究開発)・『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』:「最後までエンターテイナー。誰にも真似できない稀有の人材であったことがわかった」(28歳/精密機器/営業)・『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』:「三国志ファンなので観た。赤壁の戦いを豪華に表現していて面白かった」(23歳/官公庁/総務)・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』:「旧作とはまったく異なる力強さに感動した」(27歳/コンサルティング/マーケティング)・『私の中のあなた』:「泣き過ぎて頭が痛くなった」(23歳/IT/営業)・『天使と悪魔』:「小説を忠実に映像化していた。ヘリコプターのシーンが良かった」(26歳/繊維/研究開発)・『マンマ・ミーア!』:「ミュージカル調のセリフの言い回しが軽快かつ爽快で、気持ち良かった」(25歳/紙パルプ/営業)・『ウォッチメン』:「初めは話の流れが読めなかったが、話が進むにつれてバラバラのピースが徐々に合わさっていくのが面白かった」(23歳/精密機器/設計)■ジャンルや俳優の演技が好き!派・『カイジ ~人生逆転ゲーム~』:「藤原竜也の演技に迫力があって良かった」(23歳/その他/その他)・『ジェネラル・ルージュの凱旋』:「堺雅人の演技力に脱帽。裁判のシーンでは、救急医療について考えさせられた」(23歳/建築/その他[営業事務])・『007/慰めの報酬』:「主役が好き。あと展開が読めずドキドキしっぱなしだった」(27歳/自動車関連/企画開発)・『HACHI 約束の犬 』:「動物モノに弱いから」(31歳以上/化学/経営・コンサルタント)・『ROOKIES-卒業-』:「青春ストーリーが好き」(22歳/電気/営業)・『ワイルド・スピードMAX』:「車が好きで、シリーズ全作観ている。今回もエキサイティングで惹かれた」(29歳/通信/その他[管理部])総評ともに続編であるにも関わらず、日中の超大作が同率で1位に。特に『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』の場合、その続きの<最終章>も4位に入っていることからシリーズ自体の人気が高いことがわかります。もちろん、「原作に負けない面白さだった(25歳/商社/クリエイティブ)」と原作ファンをうならせた完成度も勝因の一つでしょう。一方、『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』に関しては「赤壁の戦いを豪華に表現していて面白かった(23歳/官公庁/総務)」と、スケール感や迫力のある映像を支持する声が目立ちました。そんな中、かつては“スケール感”、“迫力”の専売特許であったハリウッド大作が、トップ5に一つも入っていないのが興味深いところ。近年は邦画人気の高まりがささやかれていますが、まさにそれを裏付けるような結果ですよね。逆に“泣ける”、“感動”のイメージは邦画の方が強かったのですが、「泣き過ぎて頭が痛くなった(23歳/IT/営業)」とまで言わせた『私の中のあなた』のようなハリウッド映画もありました。もはや、ジャンルによって洋画や邦画を分けて観る時代ではないのかもしれませんね。(文・大城健太郎)>>女性編も見る>>映画情報満載の『コブタメ』をチェックCOBS ONLINE会員アンケート(期間:2009年11月24日~11月29日、集計人数:男性281名、調査方法:インターネットログイン式アンケート)完全版(画像などあり)を見る
2009年12月18日行定勲の指揮の下、藤原竜也に小出恵介、香里奈ら旬の俳優陣を配し、同じマンションの一室に暮らす男女の日常が少しずつ歪んでゆくさまを描いた『パレード』。日本での公開に先駆けて10月14日(水)、韓国で開催中の釜山国際映画祭にて本作のワールドプレミア上映が行われ、行定監督と主演の藤原さんに加え、原作者の吉田修一が揃って登壇し、一足早く韓国の映画ファンに映画をアピールした。同映画祭の常連でもある行定監督を筆頭に、『デスノート』シリーズなどで熱い支持を受ける藤原さんに、著書のほとんどが韓国で翻訳されている吉田さんと、韓国での知名度と期待値が高い3人ということもあり、12日から3日にわたり行われた本作の上映会では、約500人収容の会場チケットが即完売となる大盛況ぶり。登壇前日に大量のお酒で歓迎されたという藤原さんは、笑顔で「日本で非常に大変な思いをして出来た作品なので、上映できてうれしいです」と挨拶した。映画化の話以前から、8年来の親交があるという行定監督と吉田さん。監督曰く「同じ九州出身で、同じタイミングで上京し、同時代を生きている。同じ東京の捉え方、(東京に対する)皮膚感を持っていた」というのが本作。今回の映画化に関しては吉田さんから一任されたそうで、「吉田さんに言われたのは、原作(小説)を読んでテーマを抽出するのが監督の仕事、という言葉。ある意味、吉田さんからの挑戦状だったと思います」とふり返った。一方、藤原さんは先ほどの「大変な思い」について突っ込まれると、「行定監督は、自分、スタッフが納得するまで1カットも決して妥協しない方です。以前から強烈に行定監督と仕事がしたかったので、光栄でした。一瞬たりとも気を抜かない監督についていけました」とコメント。これに対し、監督は「藤原くんは身体力、演技力がとても優れた俳優。しかし今回は、そのほとんどを抑制したので大変だったと思う。その抑制した演技で何ともない青年を演じることにより、効果的なラストシーンが出来上がった」と称賛の言葉を贈った。また、吉田さんからも「犯罪が絡む映画ではありますが、演者の品格、色気がすごくうまく表現出来ている」との太鼓判が。最後に、行定監督から「一見、青春映画に見えますが、僕は恐怖の映画だと思っている。その恐さが何かをスクリーンで確認してください」と呼びかけ、会場の熱気は最高潮に至った。『パレード』は2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:パレード 2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:林遣都が金髪の男娼に挑戦!吉田修一原作『パレード』画像初公開小出恵介らの姿も
2009年10月15日映画『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』の初日舞台あいさつが10月10日(土)、東京・TOHOシネマズ日劇スクリーン2で行われ、主演の藤原竜也、香川照之らが出席した。漫画家、福本伸行による累計1,300万部突破の人気コミックの実写映画化で、その日暮らしの自堕落な生活を送る26歳の青年・カイジ(藤原さん)が、友人の借金の保証人になっていたせいで背負った多額の借金返済のため、人生の逆転を賭けて数々のゲーム挑む姿を描くサバイバルストーリー。劇中にちなみ、初めての給料の使い道を司会者から聞かれた藤原さんは、「15歳くらいだったと思いますが、(所属事務所の)ホリプロから少量の金額をもらいました。母親に少し渡して…あとは好きなものを買ったと思います。15の夏だったかなぁ」と懐かしげ。宝塚歌劇団出身の天海祐希は「19か20のときだったと思います。何も買っていないですね、貯金しちゃったんです」と答えつつ「宝塚ってアルバイト禁止なので親の仕送りをしてもらっていて、初任給をもらったときに金額を見て『もう結構です』と大見得切って仕送りを止めてもらったんです。でも1か月分だと思っていた金額が3か月分だと後から分かり、『しまった!』と思いましたが、そのままやりくりしました」と苦い思い出を吐露。さらに香川さんは、回答から脱線して「俳優になる前、TBSの緑山スタジオで2か月間、ADのアルバイトをしていて、すごく大変でみなさんからものすごい怒られていました。コードを巻いたりお弁当を配ったり…。僕の後に、のちの行定勲監督が入ってきて、僕はどうもデカい顔して弁当の配り方とかを行定監督に教えていたらしいんです。キッチリ復讐されましたけど」と意外なエピソードを告白。会場を大いに沸かせた。一方で続編の話題に、カイジを苦しめる狡猾な男・船井を演じた山本太郎は「僕の撮影は1日半くらいで終わってしまったので、次はもっと長く出たい」とおねだり。今作で映画初監督を務めた佐藤東弥監督は「また僕をご指名いただけると…」と今作への思い入れタップリの様子。すかさず香川さんから「次はねぇ、(東弥監督の実父の)佐藤純彌さんに決まっているらしいよ」とツッコミを食らったが「いや別の大作が控えていますから」と笑顔で切り返していた。『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:カイジ 〜人生逆転ゲーム〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 福本伸行・講談社/2009「カイジ」製作委員会■関連記事:天海祐希、“結婚”に関する問いを力技で封印?「逆転など必要ない!」
2009年10月10日人気漫画を原作にした『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』の完成披露が15日(火)に行われ、上映前の舞台挨拶に主演の藤原竜也を始め、天海祐希、香川照之、光石研、佐藤東弥監督、そして原作者の福本伸行が上映前の舞台挨拶に登壇。タイトルに因んで“人生逆転”や“ゲーム”についてトークを繰り広げた。開口一番、「よろしくお願いします!」と絶叫した藤原さん。すばり、藤原さんにとって、人生逆転の転機となった出来事は?と尋ねると「僕は15歳で演劇の道に引っ張られたんですが、そうじゃなきゃ秩父の山奥で畑仕事してたと思います(笑)。それがいま、こうしてみなさんとご一緒してる。そう考えると、15のときが人生の転機だったのかな、と思います」との答えが返ってきた。香川さんは、自身のことはそっちのけで、高校時代はサエなかったパソコン好きの同級生が、自慢のパソコン技術で同級生たちの間でいまや“神”のように崇められている現実を語り「人生ってわかんないな、と思ってます」とコメント。「ちなみに僕は、その同級生たちの間でも細々と生きてます…」とポツリ、会場の笑いを誘った。光石さんは、小さい頃の「こどもの日」の思い出を披露。「抽選で当たるとお餅がもらえるんですが、僕は外れてあめ玉をもらって帰りました。次の日に学校行くと、お餅をもらった人があたって休んでまして…。小さな逆転劇を味わいました(笑)。全く“大逆転”とは言えないんですが…」と少し恥ずかしそうにふり返った。人生の大逆転(小逆転?)を告白する男性陣をよそに、天海さんは「私には、逆転しなきゃいけないことなど何ひとつございません!いまの状態で本当に幸せです」と力強く宣言。続けて「まだまだ、コン…いつかまた大逆転狙いたいかなと…。ううん、しなくても全然OK!」とやや不自然な笑みを浮かべながら答え、恐らく会場にいた多くの人の頭をよぎったであろう「結婚は?」という無言の問いかけを封じた。続いて映画に関連して、得意なゲームは?という質問が出ると、天海さんは「香川さんは、きれいなお姉さんたちとやる王様ゲームがお得意だそうです」と香川さんに代わって回答。監督は「ドラクエです」とかなり具体的な答えで会場の笑いを誘った。最後にマイクを握った藤原さんは観客に向けて「やれるかどうかじゃない、やらなきゃいけないんだ!」と絶叫して映画をアピール。会場は歓声に包まれた。『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』は10月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:カイジ 〜人生逆転ゲーム〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 福本伸行・講談社/2009「カイジ」製作委員会
2009年09月16日芥川賞作家・吉田修一の作品の中でも、ファンの間で特に高い人気を誇る「パレード」(幻冬舎文庫刊)が豪華キャストを揃えて映画化される。このたび、本作の画像が初めて公開され、物語の鍵を握る男娼・サトルを演じる林遣都の金髪姿も初めて明らかになった。原作小説は2002年に発表され、第15回山本周五郎賞を受賞。同じ年に発表された「パーク・ライフ」が第127回芥川賞を受賞し、物語性を重視した作品に贈られる山本周五郎賞と純文学に対して贈られる芥川賞のW受賞ということで大いに話題となった。物語は、上辺だけの付き合いを「ちょうどよい」と感じる現代の若者たちが、都内のマンションでルームシェアをする姿を描いた群像劇。決して重くない空気感の裏に隠された人間心理の恐ろしさが映し出される。映画会社に勤務する直輝に藤原竜也、イラストレーターの未来役を香里奈、フリーターの美女・琴美を貫地谷しほり、そして大学生の良介に小出恵介と人気の若手俳優陣が顔を揃えている。“本当の自分”を装った、この4人の優しくも怠惰な共同生活に新たに加わるのが、林遣都が演じる金髪の男娼・サトル。時を同じくして彼らの住む街では連続暴行事件が発生し、彼らの日常に少しずつ波紋が広がり始める…。いずれのキャストも話題を集めそうだが、特にデビュー作『バッテリー』以来、『DIVE!!ダイブ!!』、『風が強く吹いている』など爽やかなスポーツ映画への出演が続いていた林さんが、男娼という難役に挑戦しているのは注目!監督を務めるのは、『GO』や『クローズド・ノート』、『世界の中心で、愛をさけぶ』など原作ものの映画化に定評のある行定勲。以前より吉田さんとは親交が深く、吉田さん自身「多くの映像化の企画があった中で、最終的に最高のスタッフとキャストで動き出した映画『パレード』に力強さを感じています」と期待のコメントを寄せている。果たして彼らにとって、この2LDKはどのような場所なのか――?『パレード』は2010年春、渋やシネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:パレード 2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会
2009年08月08日