新木優子&高良健吾主演の「モトカレマニア」が、先日無事クランクインを迎え、2人のデートシーンの撮影が行われた。台風15号が過ぎ去った9月9日、まずはうまく恋愛ができない難波ユリカ役の新木さんがクランクインし、スタッフから大きな拍手が送られる中、撮影スタート。最初の撮影は、ユリカがボートに乗り、マコチとの思い出をひとりふり返るシーン。開始直後は、太陽が雲で覆われ強風が吹く場面もあったが、徐々に日差しが強くなり、ニットを着ていた新木さんも思わず「こんなに汗をかいたことない…」ともらすほど。そんな中、監督らの要望にもとっさに応える対応力を見せた。そして後半からは、元カレ・マコチ役の高良さんも無事クランクイン。カメラが趣味という設定のマコチ。使い方のレクチャーを受けた高良さんは「(ファインダーの)のぞき方はどんな感じにするのがいいんですか?」と、カメラ指導のスタッフに積極的に質問。よりリアリティーを追求していたようだ。また、試し撮りで新木さんにカメラを向け、「マコチカメラマンだ!」と新木さんが楽しそうに笑う場面も。最後には、ユリカとマコチがかつてボートに乗ってデートしていたときのドキドキ回想シーンの撮影が行われ、ユリカがボートで後ろに倒れこむ場面では、高良さんがスタッフに「何か後ろに敷くものはありませんか?」と気遣う優しい一面も。合間にはボートで楽しげに会話する様子も見られ、まるで本当の恋人同士のよう。なお、本シーンは第1話の大切なシーンということで、繰り返し2人と監督で細かい確認を行いながら進め、撮影は夕暮れまで及んだという。「モトカレマニア」は10月17日より毎週木曜日22時~フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2019年09月12日俳優・高良健吾が、池田エライザ初監督映画『夏、至るころ』に出演することが分かった。「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズ第2弾作品として公開される本作は、福岡県田川市が舞台。そこで育った主人公の翔(倉悠貴)は、高校生活最後の夏を迎え、幼なじみの泰我(石内呂依)と将来についての考え方が少しずつすれ違い始める。そして、2人の前に突如現れた不思議な少女・都(さいとうなり)との出会いで翔の頭の中は混乱し――というあらすじ。そんな翔に、前に進むためのヒントを投げかけてくれる倫理の先生役として、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」『シン・ゴジラ』などに出演し、主演作『アンダー・ユア・ベッド』も話題となった高良さんが出演。以前、高良さんと共演したときをふり返り「お芝居や映画への深いリスペクトと愛情を感じて、是非、この作品にも出演していただけないだろうかと思っておりました」と語った池田監督。「高良さんの誠実さや心のあたたかさは、主人公の翔を導く小林先生にぴったり」とはまり役ではないかと言い、「そしてこの作品を快く受けてくださったことに感謝しています」とコメントしている。『夏、至るころ』は2020年夏公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:夏、至るころ 2020年夏、公開予定
2019年08月23日新木優子と高良健吾が主演する10月スタートのドラマ「モトカレマニア」に、“ハマケン”こと浜野謙太が出演。新木さんをめぐって高良さんと恋のライバルとなる、“こじらせ男子”の“いい人”を演じることになった。現在「Kiss」(講談社)にて連載中の同名コミックを原作にした本作。元カレの存在を引きずり、“モトカレマニア(MKM)”になった主人公の混乱と暴走と試行錯誤の物語。新木さん演じる“モトカレマニア”の主人公・難波ユリカが働くことになった不動産会社で、ユリカの最初の客としてやってくるのが、大手食品メーカーに勤める将来有望なサラリーマン・山下章生(やました・あきお)。“脱MKM”(脱モトカレマニア)すべく、ユリカは不器用ながらも真正面からその山下と新たな恋愛をしようと一大決心をする。山下は、食べ歩きが趣味でグルメアプリ“食べモグ”を使っておいしいお店を探し、レビューを投稿するのが楽しみ。優しくて誠実な性格だが、恋愛には奥手。自分が傷つくことも他人を傷つけることも怖いと思っている“ザ・いい人”。そんな山下は不動産会社の営業をするユリカにとっての初めてのお客。ユリカに好意を持ち、付き合おうと提案するが、あることをこじらせていて…。だが、そのこじらせによりユリカと意気投合することになる。そんなワケあり“こじらせ男子”山下を演じるのが、ハマケンの愛称で親しまれる浜野謙太。フジテレビ系ドラマに出演するのは、月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」以来、また木曜劇場(木10)の出演は「グッド・ドクター」以来。ハマケンが出演した月9、木曜劇場の上記2作は、直近1年半の両枠のダントツ最高視聴率を獲得した連続ドラマ。そんな“持っている男”といっても過言ではない(?)ハマケンと、女心を惑わす罪な元カレを演じる高良さん、まったく持ち味の違う2人が、新木さん演じる主人公ユリカをめぐる恋敵として対峙する。浜野さんは「ラブコメを演じるのも見るのもとにかく好きなので、医療ものや刑事もので確実に視聴率を取りにいくこのご時世にとても熱い気持ちになりました。このプロジェクトを全力で支持しています」と、思い入れたっぷり。「ラブコメ…大好きだけど、もうやらせてもらえないのかなと思ってたところに迷い込んできた運命のような話なので全身全霊で山下になろうと思います」とメッセージも熱い。演じる山下章生については、「グルメマニアの山下さんはこの“国民総マニア化時代”における視聴者代表のようなものだと思います。不器用なようでいて、実は幸せに向かって爆走しているさまを見せられたらと思います」とコメント。共演は2度目という高良さん演じるマコチと恋のライバルになることについては、「新木さん演じる奔放なユリカや、高良さん演じる憧れのマコチと同じフィールドに上がることはマジか!? という戸惑いばかり」というが、「山下が強力なライバルになれるように頑張りたい」と意気込んでいる。木曜劇場「モトカレマニア」は10月、毎週木曜日22時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年08月13日周防正行監督が贈る活動弁士を夢見る青年を主人公にした極上エンターテインメント『カツベン!』から、成田凌、竹中直人、高良健吾ら豪華俳優陣が登場する予告編が到着した。いまからおよそ100年前、日本では映画が「活動写真」と言われ、日本独自の文化が華開いていた。当時、最先端だった映画はサイレントでモノクロ。日本人が映画の虜になったのは、楽士の奏でる音楽と共に、独自の“しゃべり”で観客を映画に引き込む「活動弁士」(通称:活弁)がいたからだった――。本作では、この活動弁士を夢見る青年を主人公に、完全オリジナル脚本で映画化。物語の主人公は、小さな町の映画館「青木館」に流れついた一流の活動弁士を夢見る青年・俊太郎。閑古鳥の鳴く青木館にいたのは、人使いの荒い館主夫婦や、傲慢で自信過剰な弁士など曲者揃い。そして、雑用ばかり任される俊太郎の前に、大金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察、そして幼なじみの初恋相手が現れ…というストーリー。周防正行監督の4年ぶりとなるオリジナル最新作、そして成田凌が映画初主演を務めることでもすでに話題になっている本作だが、この度、第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「ジャパン・フォーカス」に正式出品することも決定した。世界も注目する中、到着した予告編では、高良健吾扮するイケメン看板弁士が女性たちをメロメロにするシーンから始まり、成田さん演じる俊太郎が働くことになる映画館の館主(竹中直人)やその妻(渡辺えり)をはじめ、弁士で酒飲みオヤジ(永瀬正敏)、ヒロインの新人女優(黒島結菜)、ライバル映画館の親子(小日向文世、井上真央)と、一癖も二癖もありそうな面々が次々登場。さらに、俊太郎が持つ謎の大金を狙う泥棒(音尾琢真)や泥棒を追う熱血刑事(竹野内豊)の姿も!ドタバタ大騒ぎな映像となっている。なお、本予告編は本日より全国の劇場でも放映スタートする。『カツベン!』は12月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:カツベン! 2019年12月13日より全国にて公開©2019「カツベン!」製作委員会
2019年07月26日今回、ご紹介する作品は、映画『アンダー・ユア・ベッド』。実力派俳優として知られる高良健吾さんが30代を迎えて初めて挑んだ作品です。恋した女性を監視するためにベッドの下へと潜り込む孤独な青年・三井を演じた高良さんにお話をうかがいました。写真・黒川ひろみ 文・田嶋真理 スタイリスト・渡辺 慎也 (Koa Hole inc) ヘアメイク・高桑里圭【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 42「誰かに存在を認められることの大切さを痛感しました」原作は、『殺人鬼を飼う女』『甘い鞭』などで知られる大石圭氏の同名ホラー小説。主人公は、親からも学校のクラスメイトからも必要とされず、存在自体を無視されていた青年・三井直人。彼はある日、11年前に自分を「三井くん」と呼んでくれた美しい女性・佐々木千尋を思い起こし、微かな甘い記憶を頼りに彼女を探し出すことを決意します。ところが、目の前に現れた千尋に当時の面影はなく、虚ろな表情の変わり果てた姿になっていました。三井は千尋を監視する過程で、彼女が夫・浜崎健太郎から激しいドメスティック・ヴァイオレンス(DV)を受ける姿を目撃してしまいます。その純粋さゆえにゆがんだ愛に走る主人公・三井を高良健吾さん、夫からDVを受けるヒロイン・千尋を西川可奈子さんが熱演。難役に挑んでいます。ーー本作の脚本も手掛けている安里麻里監督は、三井は高良さんしかいないと考えて、出演をオファーされたとか。初めて脚本を読んだとき、どう感じましたか?高良さん 痛々しい作品だなと思いました。しかも、30代を迎えた自分が、10代後半~20代前半のときに出演した作品のようなヒリヒリ感のある役を演じる。これが映像化されたらどのようなものになるのかと興味が湧きました。ーー役作りとして意識したところは?高良さん 役作りは、作品によって変えているんです。入念に準備する場合もあれば、あえて準備しないで挑む場合もあります。今回は、撮影に入る前にナレーションを収録したことが、役をつかむきっかけとなりました。撮影中は、三井がどのように日々を過ごしているかということをずっと考えていました。ーー三井をどのような人物だととらえましたか?高良さん 純粋すぎます。彼は純粋すぎるからこうしてしまう。自分の存在を認めてもらえなかったことが、三井の純粋な心をゆがませてしまったんだと思います。ーー三井に共感するところがあったんですね。高良さん 自分を認めてもらうことがどれだけ生きていく助けになることか。三井の人生にはそれがなかったわけですから。ーー千尋を演じた西川可奈子さんとは、撮影現場でどのように接していたのでしょう。高良さん 撮影現場で、一番あっけらかんとして明るかったのが彼女でした。ーー意外です。あれほどまでに凄惨なシーンに挑んでいるのに!高良さん 演じる役の苦労を全く感じさせないんです。役になりきる手前に西川さんの賢さ、冷静さがある。だからこそ、千尋という役にすっと入っていける。そういう印象を受けました。ーー西川可奈子さんの演技のアプローチに刺激を受けた?高良さん ひとことで言えば、「この子、強いな」と。興味深い演技のアプローチの仕方でした。ーーこの作品に関わって、もっとも心を動かされたところは?高良さん 誰かに存在を認められることの大切さを痛感しました。存在を認められることは、人にとってすごく救いになるんだなと。ーー本作には、ユーモアあふれるシーンもあります。個人的には、三井が千尋の家へ通いつめるうちに、彼女の赤ちゃんが三井になついていくところがクスリと笑えました。高良さん 三井は純粋で何の迷いもなく突っ走っていきます。そこに笑いが生まれるんだと思います。ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。高良さん この映画には、過激で痛々しい描写があります。観る前に覚悟を必要としますが、それ以上に得るものが多い作品です。僕がおむつを履くシーンや裸のシーンもあります(笑)。自分の存在を認められなかった三井がどのように成長していくのか、見届けていただきたいです。インタビューのこぼれ話撮影中は映画のロケ地となった福島県いわき市に2週間滞在していた高良さん。撮影がないときは、宿泊先のホテルの部屋にスピーカーを持ち込んで好きな音楽を聴いていたそう。目下のお気に入りは、メロウな曲調が印象的なフランク・オーシャンの「Nikes」。ドライブのときは、好きな音楽を欠かさないそう。ミステリアスなムード漂う高良健吾さんの素顔を少しだけ垣間見た取材でした!Information『アンダー・ユア・ベッド』7月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開出演:高良健吾、西川可奈子ほか配給:KADOKAWA©2019映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会衣裳協力:シャツ ¥42,000 パンツ ¥38,000 (ETHOSENS / ETHOSENS of whitesauce TEL:03・6809・0470)
2019年07月18日新木優子と高良健吾が主演するドラマ「モトカレマニア」が、秋のフジテレビ系木曜劇場枠にて放送されることが決定。初共演の2人が、恋愛で誰しもが感じる“あるある”をコミカルに演じる。うまく恋愛ができない難波ユリカ。その理由は、初めて付き合った彼氏・マコチこと斉藤真との恋愛にあった。10代、20代の恋は、失敗したり、あがいたり恋愛スキルを磨くはずだった時期。だが、その大切な時期にユリカの最初の恋愛は、あまりにもうまくすんなりと行きすぎた。そして、自分の就職をきっかけに生まれたすれ違いから、ユリカはマコチを振ってしまう。すぐに次の彼氏と素敵な恋愛できるでしょ!と思っていたが、クズ男ばかり引くハメに。そして彼氏も好きな人も作らず、現在に至る。「好きってなんだっけ?」――ユリカが出した答えは、“幸せだった過去の恋の時間に浸っていよう”。こうして、モトカレ・マコチの幸せな思い出を、日々の楽しみとして妄想する日々を送るモトカレマニアが爆誕!だが、ユリカの美しい思い出に浸る時間を破壊する出来事が――。立て続けに話題ドラマのヒロインに抜擢され、今回地上波ドラマ初主演となる新木さんが演じるのは、うまく恋愛ができない“イタカワ女子”難波ユリカ。マコチを好きすぎるあまり、毎朝SNSで名前を検索したり、心の中でマコチと妄想の会話をしたり、初対面の男性に対し、“モトカレスカウター”なるものを起動させ、マコチとのかすかな共通点を見つけると恍惚の表情を浮かべる27歳独身のぶっ飛びOLだ。原作を読み、「過去の彼に抱く印象をユリカは全部さらけ出してしまうとても素直な女の子」と演じるキャラクターの印象を語った新木さんは、「今まで以上にすべてのことに素直に反応してお芝居を楽しみたいです」とコメントしている。また、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来のフジテレビドラマ主演となる高良さんは、「自分でも驚くほどスッと受け入れることができました。それはラブコメという、自分が今まで経験したことがないジャンルだったからだと思います。新しいことをする時にプレッシャーは付き物ですが、それよりも新しい何かに出会える気がしてワクワクしています」と心境を明かす。高良さんが演じるユリカのモトカレ・マコチ(斉藤真)は、不動産会社に勤務する30歳独身イケメン。2人が別れることになってから姿を消していたが、ユリカが働くことになった不動産会社で“同僚”として再会することに…。そんなマコチについては「イメージもまだまだなので、これから徐々にマコチのことを身近にしていけたらと思います。ただの天然にはさせないように、マコチを確かに存在させることが自分に与えられた役割だと思います」と語っている。そして今作が初共演となる主演の2人。お互いの印象については「映画“蛇にピアス”(2008年9月公開)を見させて頂いたときにすごく印象的ですてきな方だなと思っていました。今回ご一緒できることがすごく光栄です」(新木さん)、「まなざしがまっすぐで、凛(りん)とされているなというのが印象です。まだお会いしていないですが、これから作品、現場を一緒に支えていけたらと思っています」(高良さん)と話している。原作は、現在「Kiss」(講談社)で連載中の瀧波ユカリの同名コミック。元カレの存在を引きずり、“モトカレマニア(MKM)”になった女の子の混乱と暴走と試行錯誤の物語を描く。現在は3巻まで発売中だ。瀧波氏は「新木優子さんの愛らしさを想像してキュンキュンしています。そして、マコチ役に高良健吾さん…!“忘れられないモトカレ”としての魅力がありすぎます!“高良健吾さんがモトカレだったら”という妄想をしてみましたが、ステキすぎてつらすぎて泣きたくなりました…!」とドラマ化・配役への喜びを語っている。また、主演・新木さんが本作のAmebaブログを開設。ドラマ最終回放送終了までの期間限定ブログとなっており、オフショットやドラマ撮影の裏話などを綴っていくようだ。木曜劇場「モトカレマニア」は10月、毎週木曜日22時~フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年07月18日大石圭の人気ベストセラーの同名小説を映画化した、高良健吾主演『アンダー・ユア・ベッド』から、本編スペシャル映像と阪本順治監督、水川あさみからの絶賛コメントが解禁となった。先日7月4日(木)に行われた完成披露で、原作者の大石圭は「この映画には僕の表現したかったことすべてが、ほんの少しも端折られることもなく、完全に凝縮されていた。高良さん、西川さん、安部さんが実際に演じたことで映画は小説よりさらに凄みのあるものになったと感じる。多くの方にこの作品を見てもらいたい」と大絶賛。一足先に本作を鑑賞した観客の中には上映中、嗚咽する程涙し、口コミでは「余韻がすごい」「引くどころか前のめりで夢中になった」「怖いけど純粋でどこか共感できた」と、上映から1週間経ったいまでも余韻から抜け出せない人が続出し、絶賛と称賛の嵐が吹き荒れている。今回解禁された本編映像には、高良さん演じる主人公・三井が愛する女性の家に侵入するきっかけとなる場面が映し出されている。三井は西川可奈子演じる千尋を探し出し、近所に自ら観賞魚店を開店。彼女を覗き続ける日々が始まった。そんなある日、偶然にも千尋が来店。11年ぶりに彼女と突然の対面を果たし大きく動揺するも、彼女は三井のことを覚えている様子は全くない。千尋は観賞魚たちに興味を示すも、飼育にお金がかかると知り、諦めて店を出ようとする。その時、三井は「待って!…ちょっと傷があって、商品にならない飼育セットがあるんです…」と、うそか本当か分からない言葉を口にする。「いや…それは悪いです!」と拒む千尋にすかさず「その代わり、時々餌を買いに来てくれたら…」と三井は率直な申し出をし、ずっと覗き続けていた家に玄関から堂々と足を踏み入れるチャンスを自ら作り出した。部屋の中でグッピーが泳ぐ水槽をセットする三井。その隣で「はぁ~綺麗!」と微笑む千尋。外見が変わり果てていても、千尋は唯一人生の幸せを感じさせてくれた唯一無二の存在だと三井は再確認する。そして千尋がその場を一瞬離れたその時、三井は彼女の自宅の鍵を見つけ、何の迷いもなくポケットに押し込む。いよいよここから三井の盲目的な行動は歯止めが利かなくなり、どんどん危ない方向へエスカレートしていく…。そして今回、本編映像とともに本作を鑑賞した阪本順治監督と、女優の水川あさみからのコメントが到着。阪本監督は、「度肝を抜かれるというのはこういうことを言うのか。ものがたりを語る力、ひとを語る力、そのどちらにも感銘を受けた。高良健吾と西川可奈子は、こころとからだ、そのすべてを作品に託し、あらためて、映画のあるべきすがたを考えさせられた。ぼくたちの知らない何処かへといざなわれ、どれだけ気持ちがよかったことか。そんなカタルシスに満ちた傑作だ」と本作を絶賛。一方の水川さんも、「歪んだ愛情も暴力も剥き出しの映画。ベッドの下でしか見えない景色と感情があった。人間が起こす行動の異常さの根源に愛情があり、それがとてつもない恐怖となって押し寄せてくる。たった一つの家の中で蠢く愛情が、滑稽であり美しい」と本作を褒め称える声をあげている。『アンダー・ユア・ベッド』は7月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダー・ユア・ベッド 2019年7月19日より、テアトル新宿ほか全国にて公開予定Ⓒ2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会
2019年07月11日高良健吾主演の問題作『アンダー・ユア・ベッド』から、スペシャルメイキング映像と場面写真が解禁。さらに、ひと足早く本作を鑑賞した、高良さんや安里麻里監督とゆかりの深い廣木隆一監督、黒沢清監督から応援コメントも到着した。黒沢監督、塩田明彦監督の助監督を経て、『バイロケーション』『劇場版零~ゼロ~』 『氷菓』 などを手がけてきた期待の安里監督が放つ本作。今回解禁となったメイキング映像は、高良さんがどのようにして三井直人という孤独な男と向き合いながら演じたか、現場での徹底した役作りと集中力が明かされる。メイキングのカメラが、それ以上は近寄れなかったことが読み取れる、本作の独特な空気感と距離感に注目だ。マネキンに向かって香水…執着が垣間見られるシーンも「よーい!」とカメラが回り始めた瞬間、無表情だった高良さんの顔は一変。満足感と幸福感に溢れた表情で、坂道をスイスイと登る笑顔が印象的なこちらのシーンは、大学生時代、三井が人生で初めて名前を呼 んでくれた千尋(西川可奈子)とのある約束を果たすため、グッピーと水槽を持って彼女の自宅に向かうワンシーン。本作に度々登場するグッピーは11年前に2人を結び付けたきっかけであり、再び2人を再会させ、物語を展開させる重要な役割を担っている。三井が小学2年生のとき、初めて母親に買ってもらい繁殖を繰り返したグッピーは、いまでは34 代目。ひとり物静かにグッピーを見つめる飼育シーンは、ここまでに至る孤独な年月の長さと重さと深みを幾重にも感じさせるものだ。続いて自室にて、11年前に千尋をコーヒーに誘ったときと同じ柄の可憐なワンピースを着せ、サラサラな長い髪のウィッグを被せた無機質なマネキンに向かう三井。当時の千尋と同じ香水を“シュッ!シュッ!”と吹きかける音だけが響く。その背中は人生でたった一度だけ味わった幸せな瞬間にすがり、いまでも鮮明に脳裏に焼き付いている千尋の姿を具現化し、近くで感じていたいという異常行動に図り知れない執着が垣間見られるシーン。そして、メイキング映像の最後には、孤独と絶望をいっぱいにため込んだ三井が、一筋の光にすがろうとするも、理想と現実の間に生まれた“大きなズレ” を受け入れられず、自分自身との葛藤に押しつぶされそうな心情に、高良さんが眉をひそめ、唾を飲む一幕が…。生まれてからずっと家族や学校 、誰からも存在を忘れ去られ孤独に生きてきた男の行末の姿を象徴する、辛く重たいシーンとなっている。本作は、三井を演じる高良さんのナレーションと共に進んでいくモノローグ映画。高良さんは撮影前にナレーションを撮った段階から、すでに「三井だ!」と思わせる声の雰囲気があり、周囲を圧倒させたという。さらに、撮影日でない日も撮影現場に現れた。三井が自分の部屋から千尋の部屋を覗いているシーンで、三井の撮った写真や三井の視線の撮影のため、本人の出番はなかったが、自らの意思で現場に参加するという作品作りへのこだわりを見せた。撮影全体が終了した後の、アフレコの際に高良さんは「三井をあの後もひきずっていて、友達から声小さっ!って言われました」と笑顔で明かしている。心身共に辛く、負担が重くのしかかる題材なだけに、緊迫した撮影現場で役者たちがいかに集中し、撮影に没頭していたかが随所に伝わるメイキングとなっている。高良健吾&安里麻里監督の“師”がコメント!廣木隆一監督他人の人生を覗く時、それは相手の人生に深く関わること。ベッドの下の健吾の眼差しは一つの答えを見つけ出す。時には戸惑い、悲しさに満ちている。黒沢清監督とにかく、高良健吾の変質者ぶりと西川可奈子の薄幸ぶりが凄まじい。こんな二人が出会って、いいことなどあるはずがないと暗澹たる思いでいたら、いつの間にか何としても幸せになってくれと祈っていた。実に巧妙にできた極限のラブストーリーであった。『アンダー・ユア・ベッド』は7月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダー・ユア・ベッド 2019年7月19日より、テアトル新宿ほか全国にて公開予定Ⓒ2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会
2019年06月18日映画『葬式の名人』が、2019年9月20日(金)より全国ロードショー。前田敦子×高良健吾で、文豪・川端康成の世界を描き出す。文豪・川端康成作品が原案映画『葬式の名人』は、『雪国』『舞姫』『伊豆の踊子』など数々の名作を世に送り出した、ノーベル文学賞受賞作家・川端康成の作品が原案。本作では『葬式の名人』『師の棺を肩に』『片腕』『バッタと鈴虫』『十六歳の日記』『古都』『少年』『化粧の天使達』からモチーフを得て、“葬式”をテーマにしたこれまで“見たことも聞いたこともない”奇想天外なお通夜の物語を描き出す。奇想天外なお通夜の物語主人公はシングルマザーの雪子。簡素な木造アパートで息子と二人で暮らしている、28歳の女性だ。ある日雪子のもとに届く一通の手紙、それは高校時代の同級生の訃報だった…。卒業から10年。時を経て通夜に集まった同級生たちを待っていたのは、これまで“見たことも聞いたこともない”奇想天外なお通夜。主人公の雪子と、彼女の同級生たち、そして不思議な一夜に巻き込む豊川を中心に物語は進んでいく。出演・前田敦子×高良健吾主人公・雪子を演じるのは『旅のおわり世界のはじまり』の前田敦子。実生活でもママとなった前田が、子育てに奮闘するシングルマザー役を演じる。雪子たちを奇想天外なお通夜に導く豊川役は、『多十郎殉愛記』『アンダー・ユア・ベッド』等主演作が相次ぐ高良健吾だ。雪子の同級生・吉田役に、映画・ドラマ『BACK STREET GIRLS –ゴクドルズ-』で主演を演じた俳優・白洲迅。そのほか、尾上寛之、中西美帆、岡野瑛太、佐藤都輝子、樋井明日香など若手俳優が同級生役を演じ、笑いあり涙ありの同葬会を繰り広げる。また、川端康成原案となる映画『葬式の名人』では、川端の世界を象徴する謎の女役として、有馬稲子を起用。撮影も川端康成が18歳まで過ごした大阪府茨木市で行われている。メガホンをとるのは樋口尚文。映画評論家として知られる樋口の劇場用映画2作目となる。ストーリー大阪府茨木市にある簡素な木造アパートで、息子と二人で暮らしている 28 歳・雪子。ある日、彼女のもとに高校時代の同級生の訃報が届く。卒業から 10 年の時を経て、通夜に集まった同級生たちが体験したのは、これまでに見たことも聞いたこともない奇想天外なお通夜だった――。【作品情報】映画『葬式の名人』公開日:2019年9月20日(金)全国ロードショー※8月16日(金)大阪・茨木市先行ロードショー出演:前田敦子、高良健吾、白洲迅、尾上寛之、中西美帆、奥野瑛太、佐藤都輝子、樋井明日香、中江有里、大島葉子、佐伯日菜子、阿比留照太、桂雀々、堀内正美、和泉ちぬ、福本清三、中島貞夫、栗塚旭、有馬稲子監督:樋口尚文
2019年04月30日前田敦子×高良健吾の共演で、川端康成・原案の物語を映画化する『葬式の名人』。この度、ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。シングルマザーの主人公・雪子を演じるのは、実生活でもママとなり、黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』の公開も控えている前田敦子。女手一つで息子を育てる母親・渡辺雪子を逞しく演じた。また、雪子たち同級生を不思議な一夜に巻き込む豊川役は、『多十郎殉愛記』『アンダー・ユア・ベッド』など主演作が続く高良健吾が務めている。そして、主人公たちの同級生で中心的人物である吉田役には、映画・ドラマ「BACK STREET GIRLS ーゴクドルズー」で主演を務めるほか、連続ドラマなどにも引っ張りだこの白洲迅。本作脚本のモチーフである川端康成の世界を象徴する謎の女役に、日本映画界の至宝・有馬稲子。そのほか、尾上寛之、中西美帆、岡野瑛太、佐藤都輝子、樋井明日香など、実力派の若手俳優たちが同級生を演じ、笑いあり、涙あり、お祭りのみこしさながらに棺桶を担いで練り歩く“同葬会”が盛り上げる。映画評論家として知られる樋口尚文監督の劇場用映画第2作目となる本作は、川端康成が18歳まで過ごした大阪府茨木市で撮影。川端の学び舎である茨木高校の後輩で、『太秦ライムライト』脚本・プロデューサーを務めた大野裕之が脚本を執筆した。日本を代表する実力派の俳優とスタッフが結集し、川端文学の豊潤な世界を笑いと涙を織り交ぜた人間ドラマに仕上がっている。『葬式の名人』は9月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:葬式の名人 2019年全国にて公開予定
2019年04月27日映画『アンダー・ユア・ベッド』が、2019年7月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー。主演は高良健吾。高良健吾、愛する女性の“監視に憑りつかれた”孤独な男に映画『アンダー・ユア・ベッド』は“タブー”とされる題材にフォーカスを当て、クリエイターたちが思うがままに感性と才能を爆発させて作品を作るプロジェクト『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』の一環として生まれた作品。『蛇にピアス』で脚光を浴び、『万引き家族』『止められるか、俺たちを』とヒット作の出演が続き、『多十郎殉愛記』『葬式の名人』『カツベン!』など話題作の公開を控える俳優・高良健吾が新たな境地に挑む、衝撃作だ。高良健吾演じる、主人公・三井直人は、学生時代から誰の記憶にも残らず存在を無視されてきた孤独な男。そんな三井が唯一特別な感情を抱いていたのが、学生時代“三井くん”と初めて「名前を呼んでくれた」女性・佐々木千尋だった。「もう一度名前を呼ばれたい。」物語は、三井が佐々木千尋と11年ぶりの再会を夢見て、追い始める処から始まる。11年前に一度だけコーヒーを飲んだ遠い記憶を胸に、最愛の女性を思い浮かべる三井。しかし、目の前に現れた彼女は、輝きを失い、学生時代の頃とは別人にように変わっていた。何故?彼女に一体何が起こっているのか…。主演・高良健吾にインタビュー公開に先駆け、主人公・三井を演じる高良健吾にインタビュー。作品や三井という人物に対して抱いた思いを聞いた。『アンダー・ユア・ベッド』王道のサスペンスとは一線を画す独特な雰囲気の作品でした。最初この物語自体にどのような印象を抱きましたか。上手く伝えるのが難しいのですが、一言でいうと“痛いな”っていう感じでしょうか。作品に対してよりも、自分が演じた役に対しての印象が強く、(主人公の)三井という孤独で周りから存在を忘れられてきた人間をどういう風に演じようか考えていました。三井は狂気的な一方で、1人の人を想い続けるという純粋さも感じられました。三井を演じるにあたり向き合ったポイントを教えてください。純粋と狂気は結構似ているというか、すごく近いものだと僕は思います。その2つを分けるということは自分の中では無かった。三井は、世の中から存在を忘れ去られてきた人間なのですが、その立ち位置として、誰かに知って欲しいという訳でもなく、狭い範囲で、行動が全部自己完結するようなイメージはしていました。何もかも自分だけ納得させていくような…。取った行動を自分自身で消化して納得させていくようなイメージですか?はい。それもあんまり周りに漏れないように…。そして、“三井に成り切る”ということに距離をあけることをイメージしました。僕は役に“成り切る”のと、役としてその場に“居る”というのは別だと思っていて、その“居る”という方を徹底的にやりたいなと考えました。三井の行動に共感や理解できる部分はありましたか?僕は“共感”と“理解”は別のことだと思っています。で、役に対して共感が出来る、出来ないっていうのは役を演じるにあたって大きな問題ではないと思うんですよね。ただ、理解出来るか出来ないかっていうのは結構大事なのかなと思います。理解はできます。色んな人が理解できると思う。一歩間違えれば三井と同じような行動をしてしまうかも知れないことって沢山あると思います。三井を演じていく中で印象は変わっていきましたか?ありましたね。演じているうちにそういう役に対する心境の変化が出てくるから“演技”は面白いなとも思いました。僕自身も演じるごとに、三井が報われたらいいなと思うようになったり。どんな悪い奴であれ、自分は理解したいという気持ちはいつもあります。三井に対してはその気持ちがより強かったですね。ヒーローっぽさが見えたり。ものすごくいびつで、めちゃくちゃですけどね。(笑)『アンダー・ユア・ベッド』にはバイオレンスシーンがありますが、見て驚いてしまう人がいるかもしれません。そのようなバイオレンスシーンをどのように捉えたらいいかアドバイスをお願いします。楽しめる映画や感動的な映画って必要だと思っていて、だけども、自分が本当に知識なく芝居の世界に入った若い頃は過激な役が多くて。人が傷つく映画もあるんだな…ということをすごく考えました。人を傷つける題材の映画は、普通だったら見たくないし、感じたくもない。もしかしたら映画を見てトラウマになってしまうかもしれません。ただ、これはあくまで映画。作り物なんです。それを前提にして、三井君の行動を真剣に見てたらちょっと笑える部分もある。真っすぐすぎると、ちょっと笑えちゃうところもあって。とは言え、無責任なことは言えませんね。”傷つくかもしれない”という覚悟はいります。だからR18になったのですが、描写はきついと思う。それは覚悟してください。ただ、僕は、少しトラウマになるような映画があっても良いと思う。そこから伝わる何かもきっとある。『アンダー・ユア・ベッド』は、そういうタイプの映画だと思っています。ベッドの下で監視する“異常な生活”そこから三井の“異常な生活”がはじまる。憑りつかれたかのように、佐々木千尋を監視するようになり、ついには自宅に潜入してベッドの下に潜り込み、ベッドの上の彼女を想い過ごし始めるほどに。「もう一度名前を呼ばれたい。」その一心で、歯止めが利かなくなる三井。加速度的に暴走していく彼の先に待っているものとは。一途で純粋な思いから生まれた愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのか…。異常で孤独な男の切なさ、繊細な部分を高良健吾がどのように演じるのか注目が集まる。佐々木千尋役 - 西川可奈子主人公・三井の意中の相手で、学生時代“三井くん”と初めて「名前を呼んでくれた」女性。執拗に覗かれ、夫からは激しいドメスティック・ヴァイオレンスを受ける。佐々木千尋役は、西川可奈子が担当。NHK 大河ドラマ「西郷どん」など、映画、舞台、ドラマと体当たりの演技で頭角を現す実力派女優だ。浜崎健太郎役 - 安部賢一ごく普通のサラリーマン。妻にはドメスティックバイオレンス。妻に対して、ベッドから高圧的な視線を送る。狂気的だが孤独に蝕まれた男の切なく繊細な表情を併せ持つ。演じるのは安部賢一。『ガチ★星』にて初主演を務めた。監督は安里麻里メガホンをとるのは安里麻里監督。黒沢清監督、塩田明彦監督の助監督として経験を積み、『バイロケーション』『氷菓』などで着実にファンを獲得してきた、女流監督だ。あらすじ雨の日の無人のエレベーター。誰かの香水の香りが残っている。俺は思い出す。この香り…11 年前、たった一度、名前を呼んでくれた佐々木千尋のことを。誰からも名前すら憶えられたことのないこの俺を「三井くん」と呼んでくれた時のこと。俺は人生で唯一幸せだったあの感覚にもう一度触れたいと思い、彼女を探し出すことにした。家庭を持った彼女の家の近所に引っ越し鑑賞魚店を開店し、自宅に侵入、監視、盗撮、盗聴、彼女の近くで全てを覗き見ていたいと思った。だが、俺の目に映ったのは、全くの別人に変わり果てた姿だったのだが・・・。【作品情報】映画『アンダー・ユア・ベッド』公開日:2019年7月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー出演:高良健吾、西川可奈子、安部賢一、三河悠冴、三宅亮輔原作:大石 圭「アンダー・ユア・ベッド」(角川ホラー文庫刊)監督:安里麻里脚本:安里麻里製作:ハピネット KADOKAWA制作プロダクション:ザフール配給:KADOKAWA R18+
2019年04月12日30代に入り、男としての色気に磨きがかかる高良健吾さん。最新主演作『多十郎殉愛記』は、高良さんが初の本格的な“ちゃんばら”に挑んだ娯楽時代劇です。「もっとも苦労したのは、殺陣(たて)です。長い稽古を経て、体に染み込ませることができるのは、殺陣のいくつかの基本的な型のみ。本番でどのような殺陣をやるのかは、撮影前の20~30分間で覚えなければなりません。しかも殺陣を完璧に覚えることよりも、真剣勝負の、命のやり取りに見えることのほうが重要。殺陣は、練習を重ねるだけでは対応できないところに難しさを感じました」本作のメガホンをとったのは、映画『木枯し紋次郎』『新・極道の妻たち』などで知られる、映画界のレジェンド・中島貞夫監督。「僕は以前から中島監督の作品と時代劇が好きで。本作は監督が20年ぶりに撮る最後の長編映画と聞き、ぜひ出演したいと思いました。作品に対する想いは人それぞれだと思いますが、演じるなら想いが強い人がやったほうがいいだろうと。僕はこの役に必要な勉強をして演じられる、だから僕に(オファーが)来てほしい、と願いました。撮影に入ると、監督は役者たちに厳しい言葉をぶつけることはなくて。言葉も多くありませんでしたが、監督が現場へ入ってきた瞬間に身が引き締まりました。監督に『いいね』と褒められると、僕たちは“よし、またやるぞ!”という気持ちになります。監督の立ち居振る舞いには、映画作りに何十年もの月日を費やしてきたすごみやかっこよさが表れていました。監督がもっとも輝く瞬間に立ち会えたことを光栄に思っています」剣豪・多十郎が、愛する者たちを守るため、大人数の役人たちに立ち向かっていく姿は圧巻です。特に、クライマックスの大立ち回りの中、寺島進さん演じる最強の敵・抜刀隊隊長の溝口と対峙するシーンは、手に汗握るほどスリリング。「寺島さんと殺陣に関する打ち合わせは行いませんでした。その緊張感が、本当の命のやり取りに見える秘訣かもしれません。本作で展開されるのは、体勢が崩れた泥くさい殺陣。いうなれば溝口はラスボスですから、もっと長くて派手な殺陣をやってもおかしくはない。しかし、監督から『剣の達人は数手で終わる』と言われて納得しました。監督が思い描く時代劇は、シンプルでいさぎよくてかっこいいなと思います。僕が溝口との一騎打ちで心掛けたのは、楽しそうに演じること。多十郎が生き生きと戦う姿に、命の輝きを感じていただけたら嬉しいです」愛する者たちのために命懸けの戦いに挑む、多十郎。高良さんもその生きざまに魅了されたひとり。「多十郎が刀を抜いた理由は、愛する人たちを安全な場所へ逃がすため。大人数を斬ることが目的ではありません。自分の命を捧げる、究極の愛。それを実行できるところが多十郎の強さだと思いました」高良さんの色気溢れる演技も本作の魅力。アンアン読者に注目してほしい見どころを聞くと、こんなお茶目な答えが返ってきました。「アンアン読者の方は、セクシーなものに惹かれると聞きました。僕が演じる多十郎がセクシーに見えるとしたら、それはふんどしのおかげです。監督は、ふんどしの長さ、見え方、色に対し、こだわりを持っていました。多十郎のふんどしにも注目して観ていただきたいですね(笑)」『多十郎殉愛記』舞台は幕末の京都。剣の強さを持て余す脱藩浪人・清川多十郎が、愛する者たちを守るため、命を懸けて戦う姿を描く。監督/中島貞夫出演/高良健吾、多部未華子、木村了ほか4月12日(金)より全国公開。©「多十郎殉愛記」製作委員会こうら・けんご1987年11月12日生まれ、熊本県出身。日本アカデミー賞、ブルーリボン賞を受賞した演技派。今夏には主演作『アンダー・ユア・ベッド』も公開。ストライプシャツ¥30,000プルオーバーシャツ¥18,000パンツ¥32,000(以上KAZUYUKI KUMAGAI/アタッチメント 代官山本店 TEL:03・3770・5090)※『anan』2019年4月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・渡辺慎也(Koa Hole inc)ヘア&メイク・森田康平インタビュー、文・田嶋真理(by anan編集部)
2019年04月10日高良健吾が愛する女性を覗き続ける異常で孤独な男を演じる『アンダー・ユア・ベッド』の予告映像とヒロインの写真が初解禁となった。ヒロイン・佐々木千尋を演じる西川可奈子からのコメントも到着した。高良さん演じる三井が狂気の愛を向けるヒロイン・佐々木千尋を演じたのは、『私は絶対許さない』でマドリード国際映画祭主演女優賞ノミネート、NHK大河ドラマ『西郷どん』に出演するなど、映画、舞台、ドラマと体当たりの演技で頭角を現し、いま注目を集める実力派女優・西川可奈子。本作では、三井から執拗に覗かれ、夫からは激しいドメスティック・バイオレンスを受ける難役を見事に演じている。今回解禁された予告は、きしむベッドの下でひっそりと息を潜め、ベッドの上の千尋を感じるだけの三井の衝撃的な映像から始まる。11年前大学の講義中、「三井くん」と同級生で初めて名前を呼んでくれた千尋に一瞬にして心を奪われた三井。サラサラな髪、白地に黄色い花柄のワンピースに甘い香水の香り、はつらつとした彼女に恋をした…。しかし、11年後に盗撮し覗き見た彼女は夫に支配され変わり果てた姿に。「もう一度名前を呼ばれたい」ただそれだけの願いのための異常な執着は歯止めが利かず、彼女の自宅に潜入、ベッドの下に忍び込みながら、三井の自宅には11年前の彼女を忠実に再現したマネキンを置き、当時彼女が使っていた香水をふりかけ、その体にそっと触れる異様な姿が映し出されている。スタンガンの響く音や千尋の叫び声、警察に取り押さえられる三井の姿など、事件への発展を思わせる要素も混ざり、どんな結末を迎えるのか、続きが気になる映像となっている。撮影を終え、西川さんは「千尋でいた期間は本当に苦しかったですね…。現状から抜け出す為の選択がどれ程大変で勇気のいる事か…。迫る恐怖や不安な日々を一緒に戦って過ごしている内に気づけば自然と体重も落ちていました。高良さんはその場で生まれる感情を繊細に受けて下さるので、三井くんの前では自然体の優しい千尋でいれた気がします。苦しいはずの現場の空気感が程よく心地良いと思えたのは、きっとその場にいる全員が、俳優高良健吾さん、そしてこの作品に惚れ込んでいたからだろうと感じました」とコメント。また、「仕上がりを観た時、初めて抱いた感情がこの映画にはあって…。改めてこの作品をこの組でやれた事、そして安里監督との出会いに心から感謝します!安里組全員の覚悟が乗っかったこの作品の熱量が画面を通して1人でも多くの方に響くと嬉しいです」と思いを語った。あえてタブーとされるテーマを描いた本作。予告映像から漂ってくる不気味さは、かえって好奇心を駆られる人も多いのではないだろうか。先の読めないストーリー展開はもちろん、変質的な役柄を高良さんがどのように演じているのかも見どころだ。『アンダー・ユア・ベッド』は7月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダー・ユア・ベッド 2019年7月19日より、テアトル新宿ほか全国にて公開予定Ⓒ2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会
2019年04月09日高良健吾が愛する女性のベッドの下に潜り込み、彼女を想いながら過ごす男を演じる『アンダー・ユア・ベッド』。この度、高良さんの“覗き続ける”姿をとらえた場面写真とキービジュアルが解禁となった。それは愛ゆえの盲目さか、それとも狂気か――。愛する彼女への一途で純粋な思いと、異常で孤独な男の切なさ、繊細な役柄を高良さんが演じる問題作。ドラマ「ごくせん」でデビュー後、『蛇にピアス』で脚光を浴び、近年『シン・ゴジラ』『万引き家族』『止められるか、俺たちを』ほか、今年は『多十郎殉愛記』『葬式の名人』『カツベン!(仮)』など話題作への出演が続々控える“日本映画界に必要不可欠な俳優”の新たな境地は早くも話題となっている。「覗いていたい。このままずっと――」今回解禁したビジュアルでは、高良さん演じる主人公・三井直人が、11年前に一度だけコーヒーを飲んだ最愛の女性をベッドの下から覗く様子が具体的に明らかになってきた。そこには、眼前を青白く細い足が横切り、その様子を至近距離から虚ろな目でじっと見つめる三井(高良さん)の姿が…。とても異常な状態に身を置く男の様子を描き出す、大胆で不気味なビジュアル。彼はどのようにしてベッドの下に潜り込んだのか?「ずっと覗いていたい」男の異常執着体質はどこから生まれたのか?男がベッドの下から覗き見たものは一体何なのか?変質的ではあるが、どこか繊細で孤独な雰囲気を漂わせる三井の姿に妄想がかき立てられる。さらに、今回初解禁となった場面写真は、木陰から女性を監視する高良さん、望遠レンズ越しに女性を盗撮する高良さん、観賞用のグッピーを食い入るように見つめる高良さん、とリミッターの外れた覗きの様子が垣間見られる3点となっている。『アンダー・ユア・ベッド』は今夏、テアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダー・ユア・ベッド 2019年夏、テアトル新宿ほか全国にて公開予定Ⓒ2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会
2019年04月02日高良健吾が『リアル鬼ごっこ』シリーズや『劇場版 零~ゼロ~』の安里麻里監督のもと、最愛の女性をベッドの下から見つめ続ける“異常者”を熱演した『アンダー・ユア・ベッド』が、今夏、公開されることが決定した。■新たなジャンル映画を目指す「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」第2弾本作は、「リミッターを外せ!」を合言葉に、あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイターたちの感性と才能を思うままに表現する“ジャンル映画”の中でも特にエッジの立った作品を共同で開発、発信していくKADOKAWAとハピネットの共同製作プロジェクト「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第2弾。第1弾は『スマホを落としただけなのに』が記憶に新しい中田秀夫監督による4月12日公開『殺人鬼を飼う女』で、先日、戦慄の予告映像が解禁され、注目を集めている。今回はプロジェクト第2弾『アンダー・ユア・ベッド』の主演を高良健吾が演じることが明らかに。メガホンを取ったのは、安里麻里監督。黒沢清、塩田明彦といった鬼才の助監督を経て、2004年『独立少女紅蓮隊』で劇場長編映画デビュー。2014年『バイロケーション』ではホラー要素と謎解きミステリー、人間ドラマを融合させ、各方面で絶賛を浴びた。そのほかの作品に大ヒットシリーズの三連作『リアル鬼ごっこ3・4・5』『劇場版 零~ゼロ~』『氷菓』など確かなファンを獲得している。原作は『殺人鬼を飼う女』と同じく大石圭。■11年前に恋した女性を監視、潜入、盗撮…の異常愛を体現本作は、家でも学校でも誰からも必要とされず存在を無視され忘れられてきた男が、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」女性との11年ぶりの再会を夢見て、追い始めるところから始まる。しかし、目の前に現れた彼女は別人のように変わっていた。彼女に何が起こっているのか。男は、彼女を監視するようになり、自宅に潜入し、ベッドの下で真上の彼女を想い過ごし始める。加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのか――。この愛する彼女への一途な思いと、異常で孤独な男の切なさ、繊細な役柄を高良さんが演じる。ドラマ「ごくせん」でデビュー後、『蛇にピアス』(08)で脚光を浴び、近年も『シン・ゴジラ』から『万引き家族』『止められるか、俺たちを』『多十郎 殉愛記』『葬式の名人』など話題作への出演が続く“日本映画界に必要不可欠な俳優”でありながら、また新たな境地へと挑む。■高良健吾「不気味な愛と緊張がある」高良さんはこの壮絶な内容に反して、「若い現場だったのでエネルギーもあって気持ちがいい組でした。この作品は心から痛々しくて不気味ですから、ご褒美、気持ちがいいという想いは現場中にはゼロ、むしろマイナスになるのですが、それでも、確かにあったと今でも思える日々、現場でした」と充実した現場をふり返って語る。そして「観る人をなんともいえない気持ちにさせる作品なのかもしれませんし、R指定がついているので観る人を選んでいますが、笑えるか笑えないかは気分次第の不気味な愛と緊張がある作品だと思います」と作品を紹介した。また、安里監督は「ただ『名前を呼んでくれた』という些細な事が、主人公・三井にとっては、かけがえのない幸せの記憶。その女を妄想的に想う。変質的であり、純粋でもある。この危ういキャラクターを描いてみたかった。狂気か愛か分からない瞬間をいくつも。緊張感と過敏すぎる空気感。そんなヒリヒリする映画を作ろうと思った」と明かす。高良さんについては「こちらが一言投げかけるだけで、まるで別人のような顔つきに変わっていて、よく驚かされた。『目を離してる間に何か塗りました?』とメイク部に聞いたほど。とんでもない役者と出会ってしまったと思う」と大絶賛。さらに「暴力描写はかなり激し目だ。でも、だからこそ裏腹に、大きな癒しがこの映画にはある。このカタルシスを、多くの人に味わって欲しい」と期待を込めて語っている。『アンダー・ユア・ベッド』は今夏、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダー・ユア・ベッド 2019年夏、テアトル新宿ほか全国にて公開予定
2019年03月08日「TOKIO」城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也が毎回ゲストを迎え、様々なゲームやトークを展開するフジテレビ系「TOKIOカケル」の2月20日(水)今夜放送回に女優の二階堂ふみが出演。大好評「ネコ好き対決」で二階堂さんと長瀬さんのネコ好き勝負が繰り広げられる!沖縄で12歳の時にスカウトされ「ニコラ」モデルに。モデルとして活動するなかで『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』に主演したことで女優としての才能にも熱い注目が集まることに。『ヒミズ』『悪の教典』『地獄でなぜ悪い』『ほとりの朔子』『私の男』など次々と主演、ヒロイン作が公開され、アカデミー賞やブルーリボン賞などの映画賞にも輝き、『オオカミ少女と黒王子』といった“胸キュン”モノや「フランケンシュタインの恋」のようなファンタジックなラブコメなどにも進出。強い個性と親しみやすさを兼ね備えた女優へと成長。昨年も大河「西郷どん」や「この世界の片隅に」『リバーズ・エッジ』『いぬやしき』とバラエティに富んだ作品で多くの観客を魅了した二階堂さん。そんな二階堂さんを迎えてお送りする今夜の本番組は、大好評につき3回目となる「ぜったい私の方がネコ大好きだもん対決!!」をお届け。猫が大好きという二階堂さんと「TOKIO」イチの猫好きの長瀬さん、どっちがより猫好きかの勝負をお楽しみに。お馴染みの企画「23区23時のオンナたち」では葛飾区の女性たちに話を聞く。今夜のゲスト、二階堂さんがGACKTとW主演する映画『翔んで埼玉』は2月22日(金)より全国公開。「パタリロ!」などの魔夜峰央による原作をベースに、埼玉県人が東京都民からひどい迫害を受けていた――埼玉を徹底的にディスる原作の軸はそのまま、“埼玉の対抗組織・千葉”や“高みの見物・神奈川”“秘境・群馬”ほか茨城、栃木など関東一円を巻き込んだストーリーにスケールアップ。二階堂さん、GACKTさんのほか島崎遥香、成田凌、間宮祥太朗、加藤諒、ブラザートム、麻生久美子、中尾彬、武田久美子、竹中直人、京本政樹らが共演する。「TOKIOカケル」は2月20日(水)23時~フジテレビで放送。(笠緒)
2019年02月20日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が13日、都内で行われたユニリーバ『CLEAR』の新CM発表会に登場した。同社では、5年ぶりに大型リニューアルを実施した同商品の新CMを18日より放映する。CMキャラクターに就任した長瀬に、ユニリーバ・ジャパンの中川晋太郎氏は、バレンタインにシャンプーを贈る"バレシャン"を提案。「バレンタインにはあまり縁がない」と恐縮する長瀬は、「シャンプーだと間接的でフランクに渡せる」と同意し、「常識にとらわれず、輝き続けてください」というメッセージを発表した。メッセージの真意を問われた長瀬は「ぶっちゃけ、CMのキャッチフレーズなんですよね。僕自身は常識人だと思ってるんですけど……僕、そんなに非常識に見えますかね?」と苦笑。「でもいいキャッチフレーズですね。僕も常に仕事をしていて、すごく心がけている言葉」と明かす。また、バレンタインの思い出を聞かれた長瀬は「今となってはジャニーズで、チョコレートをもらってたんじゃないかと言われるんですけどね、実際のところ、モテない男だったんすね。気持ち悪いと思われてるんじゃないかな、くらいの」と意外な過去を告白する。「そんな中、1人だけ、チョコレートをくれた同級生がいて、きっとその子も変わり者だったんでしょうね。大人になってから、そういう人が、すごく大事な存在だなと気づかされました」と振り返った。普段のヘアケアについては「男ってそこまで髪の毛のケアについては頑張ることはないと思うし、どちらかと言ったらそういう感じ。普段はキャップ被ったりするんで」と自身について触れつつ、「そろそろ40という年にもなったので、匂い的なものも気になったりするじゃないですか。ケアもしなきゃいけないんじゃないかな」と気にする。「常識を破ってる感覚は全くないんですよね」という長瀬だが、「気にしないで前に突き進んだことが、常識にとらわれず何か新しいものに向かってるというのは、一つの正解なんじゃないかな」と持論を展開。「芝居にしても、いわゆるジャニーズがやるような作品を全くやらないできてしまったことは、考え方によっては常識を破ってしまったのかな。でも、こんな奴が1人くらいいてもいいじゃないですか」と語った。
2019年02月13日テレビ東京開局55周年特別企画として2夜連続で放送される小栗旬主演の「二つの祖国」。この度、松重豊、高良健吾、新田真剣佑ら新たなキャストが発表された。本作は、発行部数250万部突破の大ベストセラー、山崎豊子の同名著書を、民放で初めて映像化。1900年代、第二次世界大戦前・中・後のアメリカと日本を舞台に、歴史に翻弄されながらも、激動の時代を生き抜いた日系アメリカ人二世たちの、愛と奇跡の青春群像劇を壮大なスケールで描く。すでにキャストには、主演の小栗さんが日系二世で、ロサンゼルス・リトルトーキョーの日本語新聞社「加州新報」の記者・天羽賢治役を、アメリカで成功するため日本人であることを捨て去ろうとするチャーリー田宮をムロツヨシが演じることが決定しているが、このほど新たに、日系一世・二世として生きる天羽家の人々を演じるキャストが決定。まず、小栗さん演じる天羽家長男・賢治の父親、乙七役には、『探偵はBARにいる』『アウトレイジ』「孤独のグルメ」シリーズの松重豊。19歳のときに一念発起し、郷里の鹿児島から移民として渡米。日系人に対する過酷な境遇に耐え、ロサンゼルス・リトルトーキョーでアモウランドリーを経営するも、開戦によって全てを没収され、収容所に送られることになる…。今回の役作りに関して「当時の日本人の置かれた状況、日系1世としての苦悩を、追体験しながら、取り組んでおります」と明かした松重さん。これまで何度か共演経験のある小栗さんについては「親子役は初めてですが、こんな息子がいると老後は楽でしょうね」とコメントした。また天羽家3兄弟として、賢治の弟で日本の大学に在籍中に日本軍に徴兵されることになる次男・忠役を、春に主演映画『多十郎殉愛記』が公開を控える高良健吾。日系人が収容されたマンザナール強制収容所でアメリカ軍への志願を決意し、戦地に赴く三男・勇役は、『ちはやふる』シリーズや『パシフィック・リム:アップライジング』、「トドメの接吻」など、話題作に続々出演する新田真剣佑と、豪華イケメン俳優が決定した。「先人の方々に失礼のないように、分かった気にならないように与えられた役を、想いを丁寧に演じたい」と意気込んだ高良さんは、「二度と繰り返してはならない人間の行いを、戦争によって人生を翻弄されながらも必死に生きた人々を、視聴者の方々ともう一度考える事ができたらと思います」と視聴者へ呼びかける。また「3兄弟で一番アメリカ人らしいというところでは、僕自身と似ている部分がある役」と演じる役柄について印象を明かした新田さん。「僕自身の生まれ育った環境と近い事もあり、余計な事を考えずにホームにいる感覚で演じることができました。役にもとても入り込みやすかったです」とふり返る。さらに、今回初共演となる小栗さんについては「小栗さんとは以前から仲良くさせて頂いていて、いつかご一緒できたらと思っていたので、今回共演できて光栄に思います」と共演を喜んだ。ほかにも、賢治の母親であり、日系一世独特のアメリカ社会への寄与と日本人としての想いという葛藤を抱えながらも、様々な困難に際して影日向となって夫を支えるテル役を麻生祐未。賢治の妹で天羽家の長女・春子役を、「朝が来る」に出演した原菜乃華が演じる。<あらすじ>アメリカで生まれた日系二世の天羽賢治(小栗旬)は、日本で教育を受けた後、UCLAで学び、卒業後はロサンゼルスの邦字新聞「加州新報」の記者として働いていた。職場の同僚・梛子は、賢治のUCLA時代の同級生・チャーリー田宮(ムロツヨシ)と交際しており、賢治は2人の交際に複雑な思いを抱きながらも、梛子の友人で二世のエミーと結婚した。だが、太平洋戦争が始まり、賢治を取り巻く状況は一変。賢治や父・乙七(松重豊)、母・テル(麻生祐未)ら日系人たちはマンザナールの強制収容所に送られ、不自由な生活を強いられる。やがて、日系人の中からアメリカ陸軍への徴兵を募ることになり、日系二世はアメリカか日本か、どちらの国に忠誠を誓うか、選択を迫られる――。テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャル「二つの祖国」は3月30日(土)、31日(日)テレビ東京系にて2夜連続放送予定。(cinemacafe.net)
2019年02月01日城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也ら「TOKIO」メンバーがゲストとトークやゲームで盛り上がる「TOKIOカケル」の11月28日(水)放送回に女優・有村架純がゲスト出演。今回は猫好きな有村さんを迎え「ぜったい私の方がネコ大好きだもん対決!!」第2弾をお送りする。本番組は「TOKIO」の4人が毎回登場するゲストとオリジナルゲームやトークを展開、ゲストの意外な“素顔”を浮き彫りにしていくトークや、様々な新企画も好評だ。今回ゲストで出演する有村さんは『ギャルバサラ -戦国時代は圏外です-』で映画初主演、2013年に放送された連続テレビ小説「あまちゃん」で小泉今日子が演じた天野春子の若かりし頃を演じ注目を集めると『映画 ビリギャル』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で月9ヒロインを務め、翌2017年放送の「ひよっこ」ではヒロインに抜擢。さらに『3月のライオン』『ナラタージュ』などもヒットさせるなど若手女優の中でも目を見張る活躍ぶりをみせている。そんな有村さんを迎えて送るのは、大好評につき2回目となる「ぜったい私の方がネコ大好きだもん対決!!」。猫が大好きだという有村さんと、同じく「TOKIO」イチの猫好きである長瀬さんの、どちらがより猫が好きか勝負する。さらにおなじみ「23区23時のオンナたち」では足立区の女性たちに話を聞いていく。放送中の「中学聖日記」も好評のなか、有村さんの映画最新作となる『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』が11月30日(金)より全国公開される。『RAILWAYS』シリーズ最新作となり、「スターマン・この星の恋」でも共演した國村隼と再共演にしてW主演を務める本作。有村さんが夫の故郷・鹿児島で鉄道運転士を目指す奥薗晶を、夫・修平を青木崇高が、晶の義父・節夫を國村さんがそれぞれ演じ、夫が亡くなった晶が連れ子・駿也(歸山竜成)と共に鹿児島の節夫の元で共に暮らすなかで、新しい「家族」を作ろうと必死に前を向いて生きようとする姿を描いていく。有村さんの猫好きぶりも楽しめる「TOKIOカケル」は11月28日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年11月28日主演の長瀬智也を始め、ディーン・フジオカ、高橋一生ら日本を代表する総勢40名以上の豪華キャストが集った『空飛ぶタイヤ』。そのBlu-ray&DVDが2019年1月9日(水)に発売&レンタル開始となることに併せ、豪華版Blu-ray&DVDに収録される特典映像のダイジェストが公開された。原作は、累計発行部数185万部の池井戸潤による大ベストセラー。長瀬さんほか40名以上の豪華キャストが集結した映画は、動員数140万人を突破する大ヒットとなった。今回届いた映像には、主人公の運送会社社長・赤松役の長瀬さん、ホープ自動車・沢田役のディーンさん、ホープ銀行の井崎・高橋さんが自身の役どころについて語るインタビューや、ほかのキャストたちの撮影の裏側が見れるメイキングなどが収録。長瀬さんが本作を「その時代の誰かに響いてくれていたら嬉しいなと思う」と語る、大ヒット御礼舞台挨拶の模様など各種イベント映像集も収められている。さらに「サザンオールスターズ」による主題歌を使用したスペシャルムービートレーラーや未公開シーン集の一部も公開。本編では語られなかったキャラクターの様子が描かれる未公開シーン集に、どんなシーンが収録されているのかが楽しみな内容となっている。なお、初回限定生産の豪華版には特典映像のほか、特製アウターケース、ブックレット、先着購入特典のオリジナルBIGしおり3種セット(※豪華版のみ対象、なくなり次第終了)が付属する。『空飛ぶタイヤ』Blu-ray&DVDは2019年1月9日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年11月07日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』のBlu-ray&DVD(2019年1月9日発売)の、特典映像ダイジェストが7日、公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。動員数140万人突破という大ヒットとなった同作。公開された映像には、長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生が自身の役どころについて語るインタビューや、他キャストの撮影の裏側が見れるメイキング、長瀬が同作を「その時代の誰かに響いてくれていたら嬉しいなと思う」と語る、大ヒット御礼舞台挨拶の模様など各種イベントの模様が収められている。更に、サザンオールスターズによる主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」を使用したスペシャルムービートレーラーや、未公開シーン集の一部も公開。本編では語られな かったキャラクターの様子は、豪華版Blu-ray&DVDに収録される。「初回限定生産」豪華版には特典映像のほか、外装・封入特典の特製アウターケース、ブックレット、先着購入特典のオリジナルBIGしおり3種セット(※豪華版のみ対象、なくなり次第終了)が付く。
2018年11月07日主演に前田敦子、共演に高良健吾を迎え、ノーベル文学賞作家・川端康成の作品を原案にした“お葬式コメディ”が爆誕!映画『葬式の名人』が2019年に全国公開されることが決定した。■ストーリー大阪府茨木市にある簡素な木造アパートで、息子と2人で暮らしている28歳・渡辺雪子。ある日、彼女のもとに高校時代の同級生の訃報が届く。卒業から10年の時を経て、通夜に集まった同級生たちが体験したのは、これまでに見たことも聞いたこともない奇想天外なお通夜だった――。本作は、大阪を舞台に奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描く、笑って泣ける“お葬式コメディ”。主演を務めるのは、2018年も『のみとり侍』『食べる女』など出演作が相次ぐ女優・前田敦子。エッセイ本「前田敦子の映画手帖」を出版するなど、映画通として知られる前田さんが演じるのは、貧しいながらも、女手1つで小学生の息子を育てるシングルマザー。前田さんは初のママ役、さらに関西弁での演技に初挑戦する!そんな前田さん演じる雪子の同級生であり、共に奇想天外な通夜に翻弄される茨木高校の野球部顧問・豊川大輔を、今年は『万引き家族』に出演し、2015年『悼む人』『きみはいい子』で日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞、主演男優賞を受賞した実力派俳優・高良健吾が演じる。■映画評論家・樋口尚文2作目のメガホン!川端康成ゆかりの地でオールロケ映画評論家として知られる、樋口尚文監督の劇場用映画第2作目となる本作は、ノーベル文学賞作家・川端康成の「十六歳の日記」「師の棺を肩に」「少年」「バッタと鈴虫」「葬式の名人」「片腕」など多数の作品を原案に、川端の母校・大阪府立茨木高校の後輩で、日本チャップリン協会会長を務める脚本家・プロデューサーの大野裕之が脚本を執筆。川端が18歳まで過ごした大阪府茨木市の市制70周年記念事業の一環として、茨木市全面協力のもと、2018年8月、酷暑の中、茨木高校を中心に茨木市オールロケにて撮影された。監督:樋口尚文「女優としての前田敦子さんに心酔していました」私はかねて女優としての前田敦子さんに心酔していましたが、いつか前田さんでマーティン・スコセッシ『アリスの恋』のようなカッコいいシングルマザーが描けたら、というかなわぬ夢を持っていました。その「まさか」が今回の『葬式の名人』で実現、前田さんは初の関西弁も味方につけて、初のママ役をもの凄い集中力で演じきってくれました。これ以上はない相手役の高良健吾さんの繊細で緻密な演技も必見です。しかもなんと世界的文豪の川端康成の小説を原案とした、コメディありラブストーリーありファンタジーありの“世にもフシギなお通夜”に、観客の皆さんにも笑って泣いて「参列」していただきたいです。プロデューサー&脚本:大野裕之「情愛あふれる熱演に何度も泣かされ…」コメディを書いたはずが、前田敦子さんの情愛あふれる熱演に何度も泣かされ、高良健吾さんの色っぽくて真っ直ぐな演技に震えました。樋口尚文監督はじめ名匠スタッフ陣のおかげで、大切な同級生のお通夜を通して、生きることの大切さをユーモラスに描く作品ができました。それにしても、川端康成の母校である大阪府立茨木高校でのロケは、映画の達人たちによる楽しいお祭りのようでした。(実は、茨木高校は私の母校でもあるので、本当に感無量なんです!)皆様もこの熱いお祭りに、奇妙で感動的な“同窓会”に、ぜひおいでください!『葬式の名人』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年10月22日畠中恵の人気小説を原作にした舞台「若様組まいる」シリーズの第3弾となる「~若様とロマン~」が10月6日に開幕。第1弾から主人公の若様・長瀬健吾を演じる入江甚儀、ヒロインの小泉沙羅を演じる宮崎香蓮に話を聞いた。【チケット情報はこちら】畠中恵の人気小説を原作とした舞台シリーズ第3弾の今作は、明治時代を舞台に、警官である「若様組」の面々がお見合いに奮闘する姿を描く。入江は「僕が演じる長瀬の、沙羅への想いは第1弾、第2弾と描かれてきたので、それがこの“お見合い”というテーマのなかでどう展開するかすごく楽しみです」と3作目ならではの見どころを語る。宮崎も「時代は違っても恋する気持ちは現代の人にも通じるものだと思います。勇気と元気を与えてくれる作品になりそうです!」と笑顔。恋模様がメインとなる今作。入江は「長瀬が不器用ながら恋に身を投じてがんばっている姿をみせられると思います。のろけ顔をどうしようかな…(笑)。前作の長瀬はずっとシャキッとしていましたし、今作ではそういう部分も見えていいんじゃないかなと思っています」、宮崎は「沙羅は明治時代にはいないタイプの、進んだ考え方の女の子。彼女のそういう部分が好きですし、今回もしっかり表現していきたいです」と構想を語る。「僕らだけではなく若様組のいろいろな恋愛模様がみられます。楽しみにしていてください!」(入江)脚本・演出は2作目に引き続き村上大樹。「基本、自由にやらせてもらってます。遊び心と基礎、その両方を大事にされる演出家さんです」(入江)、「稽古場で言われるのは役の軸の部分です」(宮崎)と、原作の軸を大切にしながらも役者それぞれの持つ力を引き出すことで、のびのびとした空気をつくりあげる。2016年上演の第1弾から共演して取材中も息ピッタリだったふたり。もしお見合いしたら?と聞いてみると、入江は「(宮崎は)守ってあげたくなると思います。この子犬拾ってあげなくちゃ、みたいな(笑)」、宮崎は「(入江は)誰にでも壁をつくらずにいける人だから、そういうところに魅力を感じると思う」とお互いの良さを語った。そんなふたりが出演し、第3弾でも「初めての方も楽しんでいただける作品です!」(入江)という舞台「若様組まいる~若様とロマン~」は、10月21日(日)まで東京・三越劇場にて上演。ドレスコード特典やアフターティーパーティーなどもあるので、ぜひチェックして明治の世界を堪能して!取材・文:中川實穗
2018年10月11日城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也ら「TOKIO」メンバーがゲストとトークやゲームで盛り上がる「TOKIOカケル」。その9月12日(水)今夜放送回に、放送中のドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」で主演を務める女優の吉岡里帆がゲスト出演する。京都と東京を往復しながらレッスンに励み、「ももいろクローバーZ」や芳根京子らと共演した『幕が上がる』や、連続テレビ小説「あさが来た」「死幣ーDEATH CASHー」などへの出演などを経て2017年、松たか子らと共演した「カルテット」での元地下アイドル役で一気に注目を浴び、「ごめん、愛してる」のヒロインに抜擢され、「きみが心に棲みついた」で連続ドラマ初主演するなど一躍人気女優の仲間入りを果たした吉岡さん。今回はそんな吉岡さんを招いて「本当にあった元カレのお母さんの怖い話」という企画をお届け。世の女性たちの「いままで元カレのお母さんにされた背筋も凍るような恐ろしい体験談」を街角インタビュー調査、吉岡さんには女性の立場で実際にあった怖い話を聞いてもらうというもの。さらに無類の猫好きだという吉岡さんと、「TOKIO」イチの猫好きである長瀬さんが「ぜったい私の方がネコ大好きだもん対決!!」で勝負する。今夜のゲストの吉岡さんが主演を務める「健康で文化的な最低限度の生活」も9月18日(火)の放送でついに最終回。「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中の柏木ハルコによる同名漫画をドラマ化した同作。物語は安定を求めて公務員になった平凡な主人公・義経えみる(吉岡さん)が、いきなり“生活保護受給者”を支援するケースワーカーとして働くことになり、生活保護現場の壮絶な現実に直面。大いに戸惑いながらも一念発起、持ち前のひた向きさで、受給者たちひとりひとりの人生に向き合い、寄り添い、自立への道筋を見つけ出すために奮闘。いつしか彼らの希望の光になっていく…というパワフルなヒューマンお仕事ドラマ。井浦新、川栄李奈、山田裕貴、田中圭、遠藤憲一ら個性的な俳優陣も共演している。えみると育児放棄の母との全面対決が描かれる最終回は18日(火)21時~フジテレビ系で放送される。「TOKIOカケル」は9月12日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年09月12日アイドルグループ・TOKIOの城島茂、長瀬智也が7日、都内で行われた「フォートナイト×TOKIO」CMプレス発表会に出席した。アメリカのゲーム会社であるEpic Gamesは、昨年7月より世界中で大人気のバトルゲーム『フォートナイト』を配信中。そんな同ゲームのイメージキャラクターにTOKIOを起用した新CM「しナイト」編が8月10日から全国で放映を開始し、TOKIOの4人がゲーム内のキャラクターに扮したコスプレ姿で同ゲームを楽しむという内容となっている。CMで着用したというキャラクターのコスプレ姿で登場した城島と長瀬。城島が「普段なかなかこういう格好はできないので楽しいですよ」と感想を。この日初めて報道陣に披露された同CMについて城島が「他のバージョンもありますが、自分たちが現場でゲームをやりながらカメラを回してもらいました。メンバー4人が揃うと子どもみたいに楽しんでゲームをしていたので、その楽しさが伝わっていると思います。自分たちが楽しんでいないと画面に出ませんからね」と自信を見せ、長瀬も「みんな弾けてましたよ。踊りもさせてもらいましたが、ジャニーズとかでも見なようなダンスで、頭のリミッターをカットしてみんなやっていた感じが面白かったです」と満足げだった。CMでTOKIOの4人が披露したエモートダンス。先のロシアW杯で、フランス代表のアントワーヌ・グリーズマンやイングランド代表のジェシー・リンガードがゴールを決めた時に同ダンスを踊って大きな話題を集めた。城島が「僕は結構肩を上げなくてはいけなかったんですが、左肩は上がるんですけど右肩が上がりにくくて(笑)。(スタッフから)もっと上げろと言われてそれが大変でした(笑)」と苦笑い。そんな城島に対して長瀬は「(城島は)今年で48歳で、五十肩だからね。でも、すごく頑張っていましたよ」と褒め称えながら、「我々も昔は踊っていたので、懐かしさもありました。一人ひとりバラバラでしたが、個性もあって面白かったです」と笑顔を見せていた。
2018年08月07日現在公開中の映画『空飛ぶタイヤ』の大ヒット御礼舞台挨拶が6月26日(火)、新宿ピカデリーにて行われ、主演の「TOKIO」長瀬智也、ディーン・フジオカ、本木克英監督が登壇。また、サプライズで長瀬さんと本木監督が劇場入り口にて、来場者の“お出迎え”も行い、観客絶叫となっていた。本作は、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」などで知られる池井戸潤の初となる映画化作品。主演の長瀬さんを始め、ディーンさん、高橋一生ら日本を代表する豪華キャストが集結していることでも話題だ。6月15日に公開を迎えた本作は、3日間の累計興行収入3.4億超の大ヒットスタートとなり、観終わった観客からは「見応え抜群!あっというまの2時間」「勇気と元気をもらった」など絶賛の声が寄せられている。そんな公開前から熱い注目を集めていた本作。舞台挨拶では冒頭、長瀬さんが「多くの方々が大ヒットを喜んでいます。多くの方々に作品を観ていただけて嬉しく思います。みなさんのSNS活動のおかげです」と感謝を伝え、ディーンさんも「大ヒット御礼ということでめでたいです!こういう形で皆さんとお祝いできるのはとても貴重な体験。背中を押すような作品に参加出来て光栄」と笑顔で語った。また今回長瀬さんは、舞台挨拶前に劇場入り口で“初のお出迎え”&“大入り袋の手渡し”のサプライズを実施。このことについて長瀬さんは、「お客様の中には僕と気づかれていない方もいらっしゃった」と会場を笑わせつつ、「初めてのことなので、大入り袋を手渡すときに笑顔にキュンとなるのがうれしい」と感想を語る。するとすかさず、ディーンさんが「僕も間に合っていれば、長瀬さんの顔でキュンとできたのに」と悔しがる一幕も。そして、映画レビューサイトや映画評論家たちから、それぞれ新境地と思える役柄と絶賛の声が相次ぐ現状に、ディーンさんは「信念を貫く姿に明日頑張ろうという反応がうれしい。フーテンみたいな人生を送ってきたので、ちゃんとサラリーマンとして定職につく役柄なので、人間ってどんな環境においても揺れるし、消えない正義感や信念がある。車線変更している沢田が人間らしい。自分が演技をする中でいい経験をさせていただいた」と言うと、長瀬さんも「そういう言葉をいただけるのはうれしい。作品に携われてよかったと思う瞬間」「自分の中で新境地ということはなく、この作品でどうできるか。今年40歳になって、初めは社長という役柄が想像できなかったが、やるべきことをしっかりやったことがそういう風に伝わったのかなと思う」とコメント。最後には「この先に残っていくこの作品は僕とっても大切なもの。この作品を観てくれる方にとっても大切な作品になってくれると嬉しいです」とメッセージを寄せ、大歓声に包まれながら舞台挨拶は幕を閉じた。『空飛ぶタイヤ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月27日映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が26日に都内で行われ、長瀬智也、ディーン・フジオカ、本木克英監督が登場した。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。公開10日間で動員65万人、興行収入は8億円を突破と、まさに「大ヒット」中の同作。ヒットを記念して、スクリーン入り口では、長瀬と本木監督が観客にサプライズで大入袋を配布した。まさか2人がいるとは思っていない観客は、長瀬の姿が見えると「うそ!」「ヤバイヤバイ!!」「すごくない!?」と絶叫、驚きすぎてしゃがみこんでしまう人もいた。一方で、長瀬に気づかずに袋だけを受け取ってしまい、本木監督に促され「ええっ!?」と漫画のように驚きを見せる人や、振り返って改めて驚く人も。長瀬はそんな観客にも「後で行くから!」と気さくに声を掛ける。握手を求める人も多かったために、スタッフが思わず「お触り禁止です!」と言うと、そのフレーズが気に入ったようで、自ら「お触り禁止! あとでゆっくりね!」と声をかけるなど、"神対応"を見せた。舞台挨拶では、「手渡す時に笑顔になると、キュンとしますね」と振り返った長瀬。スケジュールがギリギリで参加できなかったというディーンは「僕も、もう少し早く来れば長瀬さんからもらえたわけですね。キュンとできたのに」と羨ましがり、長瀬から「一緒に配ろうよ!」とつっこまれていた。作品のヒットについて、長瀬は「いろんな会社の人が喜んでいてよかった」と照れ笑い。「やれるべき事だけをやったつもりでしたが、ちゃんと観てくださってるんだなと伝わったんで、感謝しています」と語る。ディーンも、「だいぶフーテンみたいな人生を送ってきたので、大企業でちゃんとした社会の中で定職についているキャラクターを演じさせてもらえたことが、すごい意外だった」と振り返り、「人間は揺れてしまうけど、自分の中で消えない正義感や信念もある。車線変更を繰り返している沢田はすごく人間らしい。自分が演技をやらせていただく中で、すごくいい経験をさせてもらったと思います」と演じた役への思いを明かした。間近で長瀬とディーンを観た観客は興奮冷めやらぬ様子で、あちこちから「ディーン!」「智也!!」と声援が上がると、長瀬は周囲の女性観客に「まだ独身でございます」とアピールしていた。
2018年06月26日長瀬智也、78年生まれ。ディーン・フジオカ、80年生まれ。高橋一生、80年生まれ。共に30代後半の同世代にして、それぞれ第一線で活躍する三者が『空飛ぶタイヤ』で共演を果たした。ただし、「お久しぶりです」と言いながら、以前の共演ドラマ「ハンドク!!!」以来十数年ぶりの再会を喜んだのは長瀬さんと高橋さん。実は「はじめまして」なのは、ディーンさんと高橋さん。長瀬さんとディーンさんは撮影現場で顔を合わせているが、3人が揃うのは初めて。「共演者として3人で並べるのがいいですよね。十数年前と全く変わらない一生くんに会えたし、ディーンくんもそう。同世代として、活躍は見ていますから」と、長瀬さんがうれしそうに語る。撮影現場で3人が揃わなかったのには理由がある。池井戸潤の同名小説を映画化した『空飛ぶタイヤ』は、それぞれの立場で戦う者を描いた群像劇だからだ。1台のトレーラーが起こした脱輪事故をきっかけに、トレーラーを所有する運送会社の社長・赤松(長瀬さん)、トレーラーの製造元である大手自動車会社の社員・沢田(ディーンさん)、ある疑念の目を沢田の会社に向けるエリート銀行員・井崎(高橋さん)の物語が展開する。事故はなぜ起きたのか。その原因を突き止めたい赤松は調査を開始。彼の戦いは沢田や井崎にも波及するのだが、「僕は赤松のがむしゃらな戦い方が好きなんです」と長瀬さん。小さな運送会社の正義感溢れる社長について語る。「見ていて苦しいし、切ないし、救われてほしいとも思います。僕は演じる身として、そんな赤松が動物になっている瞬間を表現したかった。苦しみもがいていて、その場をしのぐしかなくて、格好つける暇なんてない彼の計算じゃない部分の心情に、僕自身もぐっときましたから」。そんな赤松と対峙する沢田を、「すごく人間的」と言い表すのはディーンさん。自社の闇に気づき始める沢田に理解を示す。「出世欲がないわけではないし、事故に対して悲しみを感じていないわけでもない。企業に生きる人間だけど、そのルールに反発する気持ちもある。ずっと車線変更を続けているんですよね。そんな沢田が赤松から、決断のパスをもらう。損得じゃないところからこみ上げる直感みたいな正義と、社会のルールや理性がクロスするところ。そこにいた彼が前に進もうとする。すごく生々しいですよね」。「それぞれの正しさがあり、その正しさが衝突し合うことで争いや対立が生まれてしまうるんでしょう」と三者の思いに向き合う高橋さんは、自身の立場で大企業の闇に迫る井崎の戦いをこう語る。「どこか自分にとって気持ち悪いと感じる部分がある、だからこそ何とかしたい。そういった感情を胸に奔走する人たちの物語であり、井崎もその1人なんです。上に歯向かうことになるかもしれないけれど、自分の中で何かが気持ち悪いから暴きたい、正しさを追求したい。なぜそうしたいのか?彼自身にも分かっていない部分はあったと思います」。それぞれの正義、それぞれの戦いがあり、人は正義を巡る戦いと無縁ではいられない。それは、3人の実人生にも言えることだ。「僕の正義は、すごくシンプルです」と、長瀬さんが口を開く。「いいものを作りたい。ただ、それだけ。でも、シンプルでいることが一番難しくもあるし、いいものを作るだけじゃ駄目なときもある。大人になるって、そういうことを知っていくことでもあるんですよね。自分の正義はもちろん、人の正義も理解できてしまうから苦しい。『うんうん、分かるんだよ』って」。「うんうん、分かるんだよ」と言いながら豪快に泣き真似をする長瀬さんに対し、「その通り過ぎて突き刺さりますね」と苦笑するディーンさん。高橋さんも「完全に同意です」と大きくうなずく。「それぞれの事情がありますから。たぶん20代前半のときには想像できなかったことを、いまなら『僕がこの人ならどうだろう?』と想像できてしまう。そうやって、対人関係も錬成されていくんでしょうけれど」。「みんな闘っているんです。そこが自分自身にもリンクするから、パワーが宿る。演じるって、そういうことですよね。説得力はごまかせない」と再び役に立ち戻り、自身の闘いから赤松の闘いに昇華させたものについて話す長瀬さん。等身大の赤松を演じられたのは、やはり40代を迎える自身の“いま”によるところも大きいようだ。もっとも、「『40歳になるから』とか、そういった気持ちはない」と言うが。「プロフィール上、その年齢になるだけ。体の変化はあるし、4Kも怖いけど(笑)。ただ1つ言えるのは、お芝居も音楽も年齢を重ねてからの方が楽しいということ。表現が豊富になってきているのは感じます。今日はどれをチョイスしようかなって、洋服を毎日選ぶ気持ちと似ているかもしれない」。長瀬さんを追う形で、ディーンさんと高橋さんも年齢を重ねる。「このまま楽しみ続けたいだけですね」と、まずはディーンさん。「役者の活動に限定して言うなら、求めてもらって全力でお手伝いをする立場。求められないと始まらないし、ただのエゴになってしまいます。そういった奇跡的なバランスあっての楽しみであり、クリエーションなんですよね。それが続くといいなと思いますし、仕事に対してパッションを持ちながら、家族に対してどう責任を果たすかの問題もある。その両立も重要です」。ディーンさんの言葉に続く形で、高橋さんが最後にこう締めくくる。「全くその通りで、年齢を重ねるほど、どんどん人間的なところに寄っていかないと、アウトプットもできなくなってきますから。何気ない生活が、これからもっと大事になってくると思います」。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月18日●ちょっと変わったバディ物にしたい自身の作品がベストセラーになるだけでなく、映像化により数々のヒットドラマを生み出す小説家・池井戸潤の作品が初映画化となった『空飛ぶタイヤ』(公開中)。大企業のリコール隠しに挑む赤松社長を長瀬智也が演じ、2018年の注目作となっている。長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生と主役級俳優が3人並んだポスターはスタイリッシュながら迫力を見せ、さらに深田恭子、笹野高史、岸部一徳、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼等豪華メインキャストが並ぶ。他、佐々木蔵之介、柄本明、浅利陽介、谷村美月、六角精児、大倉孝二……などなど、細部まで実力派で固められたキャスティングについて、矢島孝プロデューサーに話を聞いた。○熱さとクールさの対比――今回主役の長瀬智也さん、原作のイメージからしてもかなりかっこいい人選だったなと思いましたが、どういう風に決まったんですか?原作の赤松はもう少しもっさりした雰囲気なんですけど、キャスティング時に1度原作の描写を忘れて、ストーリーだけ考えて頭に浮かんできたのが長瀬さんだったんです。社員に慕われる感じ、社長だけど兄貴分みたいな感じが、非常に良かったと思います。長瀬さんとディーンさんが決まった時に、作品全体のイメージが決まりました。――池井戸先生も「かっこよすぎた」と褒めてました(笑)。今まで社会派の作品に出演されていたイメージはないですよね。初めてだと思います。だから、撮影前にいろいろと、赤松像に対しての打ち合わせ行いました。長瀬さんはドラマ版を観ていたので、「映画なり、自分なりの赤松をどう作るか」という思いがものすごくあったみたいです。本木監督と、脚本の林民夫さんと一緒にかなり深い打ち合わせをしましたが、長瀬さんが「僕がやる意味をもたせたい。新しい赤松像を作りたい」と語っている姿が、そのまま赤松だったんですよ(笑)。だから、その時点でもう、いけるなと思っていました。――ホープ自動車の沢田役のディーン・フジオカさんはいかがでしたか?大企業のオフィスに、スーツを着て座っていたらかっこいいだろうな、と頭に浮かびました。それと、長瀬さんと並んだ時の対比ですね。強い熱さと、クールな感じの対比。今回はとにかく、組み合わせが一番大事でした。登場人物も多いので、誰が誰だかわからなくならないように、赤松運送の色、ホープ自動車の色、ホープ銀行の色を想像しながら、キャスティングしていきました。――原作よりも、2人が会うシーンががっつり増えていますよね。群像劇ではありつつも、あの2人のちょっと変わったバディ物というか。2人が人生の中ですれ違った瞬間を描いた作品になるといいよね、と監督たちと話していました。――ディーンさんの人間くささが出ているところが意外というか、素敵な役でした。一番、人間くさい役になりましたよね。世間の人たちも見ると「わかる」と思っていただけると思います。原作では奥さんがいて、家で悩みを吐露したりもしているんですけど、今回離婚経験のある一人暮らしという設定になったのは、本木監督のアイディアです。ムロ(ツヨシ)さんの「ご祝儀返せよ」というセリフまわしもうまいですよね(笑)。関係性が伝わってきます。●ムロツヨシの髪型に懸念が…○高橋一生の深みに期待――高橋一生さんは、池井戸作品でも3度目となりますね。高橋さんには、銀行側の目線で、物語の重要な場面をキュッと締めていただきました。他の池井戸さんのドラマに出てらっしゃるということは頭にあったんですけど、それとは関係なく、少ない出番で深みの出る俳優さんにお願いしたいと思っていました。正義感のなかに、銀行としてのこの物語への関わり方を自然体で表現していただけたと思います。――キャスティングや、撮影で苦労したところはどのようなところだったんですか?スーツ姿の登場人物が多いので、例えば長瀬さんの赤松は「運送会社の社長」をイメージしたときに完全な細身シルエットではない方がいいとか、キャラクターに合わせて衣裳も考えました。岸部(一徳)さんやムロさんの髪型は、メイク部さんが提案してくれて。寺脇(康文)さんのリーゼント姿も、スタイリッシュではない刑事にしたかったので良かったと思います。――ムロさんの髪型の苦労とは……?最初、ちょっと膨らみすぎてるんじゃないかと思って、「これ、大丈夫なの?」と言ってしまいました(笑)。でも実際に動いてみると「こういう人いるよね」という感じで、良いキャラクターになったと思います。――小池栄子さんの演じる記者の榎本は、原作では男性の役でしたね。やっぱり女性が少ない作品なので、増やしたいというところはありました。ビジネスウーマンで少し色気のあるような感じを出していただけました。小池さんと深田恭子さんという2人の女性の役で、生き方の違う女性像が表現できればと思いました。原作では赤松家のストーリーもかなりなボリュームで描かれているのですが、映画では省かざるをえませんでした。短い家庭のシーンながらも、深田さんの存在感で外側にある物語を想像させることはできたんじゃないか、と思いました。実はかなり強い女性ですよね。○舞台からオーディションに――赤松運送の門田役の阿部顕嵐さんは、けっこう抜擢感があるなと思いましたが、どのように決定されたんですか?ジャニーズさんの舞台を拝見していて、オーディションに来ていただきました。オーディションではいくつかセリフをしゃべってもらったんですけど、台詞の裏の意味をちゃんと感じさせる言い回しができたので、これは賭けてみようかな、と思いました。実際完成作を観ると、目が良かったんですよね。最初はすごく緊張していたんですけど、だんだんと撮影現場の雰囲気に溶け込んでいきました。本当にいいお芝居をしていただけたと思います。――プロデューサーの方って、けっこう皆さん舞台を観ていらっしゃるんですね。映画とちょっと違う面が見えるので、舞台はなるべく観るようにしていますね。舞台で面白いと思った方とは、どんどんお仕事をご一緒したいと思います。――阿部さんからは、矢島プロデューサーに向けて「もし演じるならどの役がいいか」という斬新な質問を預かっていまして。私がですか!? そうですね……岸部さんの役をやってみたいですね。上司にこういう人がいたら、怖いだろうなと思います(笑)。そういう、迫力のある役をやってみたいです。――撮影現場で、印象的だったのはどんなシーンですか?佐々木蔵之介さんのシーンはものすごく印象的でした。『超高速!参勤交代』でご一緒しているので、衣装合わせも無しに撮影当日でということになりました。方言のテープなども事前にお渡しはしていたんですが、現場に行った時にはもう、役に入り込んで、できていた。すごいなと思いました。――池井戸先生も、佐々木さんの場面は印象的だったとおっしゃってました。キーになる場面で、佐々木さんが見せる、ちょっと人生から外れてしまった、死んだような目。あれはなかなかできないですよね。――これだけのキャストが出ているのがすごいですが、まとめる方の苦労はあったんですか?キャスティング終わってしまったら現場にお願いするしかないので、基本的には監督にお任せしていました。ただ俳優さんのクランクイン&クランクアップには立ち会わなければならないんですが、スケジュールを見たら「毎日!」と驚きました(笑)。そんな珍しい作品ですし、それだけ豪華なキャストが数多く出ているので、ぜひ期待していただければと思います。※映画『空飛ぶタイヤ』特集はこちら!■矢島孝プロデューサーこれまでの主な担当作品に『鴨川ホルモー』『東京家族』『超高速!参勤交代』『ソロモンの偽証前篇・事件/後篇・裁判』など。(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月17日映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)の公開記念舞台挨拶が16日に都内で行われ、長瀬智也(TOKIO)、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、寺脇康文、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、六角精児、本木克英監督が登場した。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。70名近くの豪華キャストが集結した同作に、本木監督は「撮影が終わってから1年間、本当に大丈夫だろうかと、ヒヤヒヤしていました。ところが、誰一人問題を起こすことなくこの日を迎えられて、本当に嬉しいと思っています!」と感無量の様子。この言葉に、長瀬は苦笑のような複雑な笑みを浮かべ、頷いていた。さらに本木監督が「企画当初は非常に難しい問題を扱ってるし、話は重いし、やめたほうがいいんじゃないの大変だったんです。まさかこんな風に初日が迎えられるとは」と明かすと、長瀬は「問題もなく!」と苦笑しながら公開を喜ぶ。舞台挨拶の最後には、本木監督から長瀬にサプライズで手紙が贈られた。本木監督は「そもそもこの映画は、あなたが赤松徳郎を引き受けてくれたから出来上がったのだと思います」と感謝。「重く厳しい題材であることと、70名あまりの登場人物が入り乱れ、ともすれば複雑になったまま終わってしまう可能性もあったため、あなたがもしエキセントリックなキャラクターで主役・赤松徳郎をとらえているなら、私は監督を断ろうと思っていました」と告白する。「浅はかな先入観はすぐに吹き飛ばされた」という監督。「常に映画全体を繊細に考える、主役とはかくあってほしいと感心するばかりでした」と長瀬との撮影の日々を振り返る。「撮影の最終日、『これでしばらくアイドルに戻ります』と現場を笑わせて去って行きました。今、私は思います。あなたはもうアイドルに戻らなくていい。俳優・長瀬智也が次はどんな役柄に挑戦するのか、次が見たい。心からそう思います」と熱い言葉を贈った。長瀬は「心に響くものがありました」と監督の言葉に感動。「思ったことは素直に言っちゃうので、失礼なことも多々あったかなという反省はあるんですけど、監督の器の大きさと、キャリアもありますし、思いがあったからこそ、思いっきりできた」と改めて感謝の気持ちを表した。
2018年06月16日