阿部千登勢によるサカイ(sacai)が3月5日、パリで2018-19年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。テーマは「Constructionism」。ブロックを組み合わせるように服の原型を一つずつ組み合わせたり、スケーターにインスパイアされたシューレースベルトで結びあげるように再構築したり、ハイブリットの探求は今シーズンも様々な形で続く。渋谷の伝説的ストア・マンハッタンレコードとのコラボレーションによるレコードバッグへ変化するバッグや、シャルロット・シェネ(Charlotte Chesnais)によるカスタムジュエリーもお披露目された。
2018年03月06日UGG(アグ)とsacai(サカイ)のコラボレーションによる限定コレクションが登場。メンズ&ウィメンズブーツが、2018年11月17日(土)より、sacai直営店およびUGG公式サイトにて販売される。sacaiとUGGのコラボレーションブーツは、パリで発表されたサカイ マン 2018-19年秋冬コレクションのランウェイで初披露。sacaiが得意とするハイブリッドの手法を、UGGのアイコニックなモデルである「Classicブーツ」に落とし込んだブーツは、メンズ1型・ウィメンズ2型各3色のラインナップで登場する。ベースの素材には定番のシープスキンを採用し、履き口部分にはストライプのニットを配した。まるでニットソックスをレイヤードしているかのようなデザインは、コラボレーションならでは。「Classicブーツ」には、自身も馴染みがあるというsacaiデザイナの阿部千登勢。今回のコラボレーションに際して、「UGGは履き心地が良いだけでなく、クラシックなシルエットが持つオーセンティシィに以前から憧れていました」と語っている。【詳細】UGG x sacaiコレクション発売時期:2018年11月17日(土)取り扱い:sacai直営店(青山フラッグシップストア、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、伊勢丹新宿、銀座三越、阪急うめだ本店、岩田屋本店)、UGG公式サイトアイテム価格:・メンズ サカイ ニット クラシック ミニII 各37,000円+税・ウィメンズ サカイ ニット クラシック ショートII 各39,000円+税・ウィメンズ サカイ ニット クラシック ミニII 各37,000円+税カラー:ブラック、グレー、チェスナット【問い合わせ先】UGG / Deckers JapanTEL: 0120-710-844
2018年01月29日東野圭吾のベストセラーを阿部寛主演でドラマ化、映画化してきた『新参者』シリーズの完結編『祈りの幕が下りる時』が1月27日(土)に封切られ、都内で阿部さん、共演する松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、福澤克雄監督が初日舞台挨拶を行った。阿部さんが大人気キャラクターである“刑事・加賀恭一郎”を演じるのは、今回が最後。父との確執、さらには最大の謎だった孤独死した母の失踪という加賀本人にまつわるミステリーに光をあて、彼が「新参者」になった理由に踏み込むシリーズの集大成といえる作品だ。■8年のシリーズに“幕下りる”阿部寛「自分の中でも完結できた」「琴線を揺さぶる、最後にふさわしい作品。自分の中でも完結できた」と感無量の阿部さん。「これで最後だと思うと、さみしい思いがあるが、自分にとっては背骨であり、核となる作品。いろんな役を演じる上で、成長させていただいた」と強い思い入れを示し、「あとは東野さんが書くかどうかですね」と続編への期待を寄せた。松嶋さんは殺害された女性の中学時代の同級生で、舞台演出家の浅居博美を演じ「いちファンとして、私もさみしい」と心境。阿部さんと松嶋さんは初共演で「今日もそうですが、超きれいでした!(笑)もちろん、演技にも引き込まれましたし、なぜいままで共演がなかったのか…。今後もぜひ」(阿部さん)、「そう言っていただけると、とてもうれしい。大変奥深い方ですし、また違った役で共演させていただければ」(松嶋さん)と再共演を誓った。■溝端淳平、阿部寛への感謝熱弁で男泣き!「ずっと背中追いかける」阿部さんとともに8年間、シリーズを走り抜けた溝端さんは「貴重な経験ばかり。阿部さんの隣で、もう少し身長が伸びるかなと思っていましたが(笑)、8年間はあっという間で、さみしい気持ち」と挨拶。さらに「まだ20歳で右も左もわからず、至らぬ僕を大きな器で包み込んでくださった。一生の宝です!ずっと背中を追いかけます」と阿部さんへの感謝を述べる溝端さんの目には、自然と光るものが…。そんな男泣きの溝端さんを、阿部さんは“大きな器”で熱烈ハグしていた。その後、女優陣から花束を受け取った阿部さんは「これで引退します!」と思わぬ宣言も飛び出していた。この日はシンガーのJUJUがサプライズ登場し、主題歌「東京」を生披露した『祈りの幕が下りる時』全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2018年01月27日俳優の阿部寛(53)が1月25日放送の『モニタリング』(TBS)に出演。「阿部寛が秋葉原に突然現れたらどうなる」という企画でギャップのある姿を披露し、話題を呼んでいる。 ロケに繰り出す前、スタッフから「メイド喫茶」にも潜入してほしいと告げられると「大丈夫ですよ」と快諾した阿部。しかし、その直後「怖いな……」と苦笑いで本音をこぼした。 そして、いよいよ人生初となるメイド喫茶を訪れるも「うわ~これは入れるかな……」とたじたじ。メイドさんと一緒に飲み物におまじないをかけるイベントでは戸惑いながら手でハートマークを作り、「萌え萌え……キュ~ン…」とバリトンボイスで愛情を込めた。 最初はそんな調子だったが、メイドさんのショーもぎこちなくハートのペンライトを振りながら堪能。さらにはウサギ耳をつけて笑顔でメイドさんと記念撮影まで行った。 最後には「最初どうしようかと思ったんだけど、何か温かいですね。来た人のことを幸せにしようとする気持ちがある。嫌なことあって仕事とかで疲れてる人がここに来てこの空間にいるだけでそういうのが全部すっとぶっていうのがわかりましたね」と満喫した様子で笑顔を見せた。 Twitterでは 《萌え萌えキュンして照れるのが可愛かった》《ぎこちない姿に逆に萌え殺された》 とそんな阿部の姿に萌える人が続出。Twitterでもトレンド入りしたほか、Yahoo!急上昇ワードランキングにも「阿部寛」が2位にランクインした。 また、 《最後のコメントが素晴らしすぎてもう大好き》《最大の萌え萌えキュンポイントはチェキ撮影で膝を曲げてメイドさんをフレームに入りやすくする気づかい》 と阿部自身の人柄にも好感を抱く声が多く上がった。 189cmの長身で、普段堂々とした重厚な役が多い阿部。だからこそ、珍しくオドオドとぎこちなく振る舞う姿はギャップ萌えに繋がったようだ。
2018年01月26日阿部千登勢によるサカイ(sacai)が1月20日、リベラシオン紙が入居していたことでも知られる北マレ地区のガレージを会場に2018-19年秋冬メンズコレクション、2018年秋冬ウィメンズプレコレクションショーを行った。同ショーではアグ(UGG®)とコラボレーションした限定コレクションも発表された。ニューヨーク・タイムズ紙が昨年行ったキャンペーンで使用した「Truth(真実)」をキーワードとし、同紙の宣言を出発点として真理・知覚・信頼性の概念を探求したという。そうして、クリイティヴィティーを阻害するものに立ち向かい、自身の信念とアイデンティティーに正直でありつつ新たなものを創造する、と高らかに宣言。その強固な意思が現われる、力強いコレクションとなっていた。冒頭はフェアアイル・ニットからインスパイアされたアイテムで構成。ボリューム感あるフリンジを飾ったニットプルや、ミリタリーパーツを配したブルゾンなど、ゆったりしたサイジングの暖かそうアイテムが主流。特にブルゾン類については、コクーンのように身体を包み込むシルエットにすることで、その日の気分によって異なる着方が出来るよう工夫されている。今季のトレンドともいえるチェックやタータンチェックをあしらったアイテムのバリエーションも豊富だ。ミリタリーディテールのボンバース風ジャケットやブランケット風のコート、そしてダウンジャケットなど、そのどれもがこのブランドらしい異素材ミックスの妙を見せるものばかり。アロハシャツの老舗メーカー、レインスプーナー(reyn spooner)とのコラボレーションによるフローラルプリントも眩い。ミリタリーのディテールを配してコントラストを付けることにより、現代へのアイロニーをも感じさせた。UGG®のクラシックブーツをベースに、サカイのハイブリッドの美学を落とし込んだ限定コラボコレクションでは、UGG®のアイコニックなシープスキンブーツの甲へ、ストライプのニットを取り付け再構築。 全3色、2種類のシャフトの高さで展開される。発売は2018年秋、サカイ直営店、ドーバー ストリート マーケット、UGG®公式サイトでの展開を予定。
2018年01月25日蒼井優、阿部サダヲのW主演で贈る映画『彼女がその名を知らない鳥たち』初日舞台挨拶が10月28日(土)、都内にて行われ、蒼井さん、阿部さんに加え、出演した松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督が一堂に会した。挨拶中、阿部さんのマイクの音が急に出なくなるというハプニングに襲われたが、出演陣が一斉にマイクを差し出すというほほえましい事態に。中でも、とっさに渡した竹野内さんの姿に、観客が「優しい~!」とメロメロになると、阿部さんが「竹野内さんって、優しいんですよ!」となぜか誇らしげにしていた。『彼女がその名を知らない鳥たち』は、究極の愛を描いた物語。8年前に別れた男・黒崎(竹野内さん)を忘れられない十和子(蒼井さん)は、いまは15歳上の男・陣治(阿部さん)と暮らし、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる水島(松坂さん)と関係を持ち情事に溺れていくが、陣治が執拗に自分をつけ回していることに気づいてしまう。本作で、自分勝手に見える女を熱演した蒼井さんは、阿部さん、松坂さん、竹野内さんと三種三様のベッドシーンを担当した。その様子をふり返った蒼井さんは、「ロケ地も違うので、全然違いました。阿部さんのところは本当に汚いところばかり(笑)。松坂さんとはキラキラしたような、ライトがキレイなところが多くて。竹野内さんとは嘘みたいなロケ地で、白い砂浜とかで撮影していました」と笑顔を見せ、「3本の作品を撮っているような感覚でした」と贅沢な撮影を思い出していた様子だった。これまで演じたことのない最低のクズ男を演じ、新境地を拓いた竹野内さんは、「なぜ私に声をかけてくれたのかなって…」という疑問を白石監督にぶつけたと述懐。白石監督は、「いままで映画でクズをいっぱい撮ってきているんですけど、黒崎は擁護のしようがないクズ」と竹野内さんの役を説明したのち、「とはいえ、台本では描ききれていない黒崎の人生があり、哀しみや孤独さとかがないまぜになっている。描き切れないからこそ、竹野内さんにやっていただければ、存在としていろいろなものを表現できるだろうとオファーしました」と、全幅の信頼を寄せていたことを明かした。舞台挨拶の最後、蒼井さんは本年7月6日に舞台出演中に転落し亡くなった中嶋しゅうについて、想いを語った。「(『彼女がその名を知らない鳥たち』は)中嶋しゅうさんの最後の映像作品です。偉大な偉大な先輩で、芝居の面白さを私に教えてくださった方。演劇で共演していて映像がなかったので、差し出がましいですけど『國枝役は、しゅうさん、どうですか?』と監督に(提案)させていただいて、私の夢がかなって今回ご一緒できました。びっくりするほど気持ちの悪い役ですけど(笑)、しゅうさんらしくて愛らしい方なんです。しゅうさんの姿と松坂さんの熱演を目に焼き付けていただけたらと思います」。『彼女がその名を知らない鳥たち』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:彼女がその名を知らない鳥たち 2017年10月、全国にて公開(C) 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2017年10月28日サカイ(sacai)とアンダーカバー(UNDERCOVER)の合同ショー「10.20 sacai / UNDERCOVER」を記念した特別なコラボレーションアイテムが、10月20日12時に限定発売される。10月16日から行われている「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/S」内の、Amazon Fashionが主催する特別プロジェクト“AT TOKYO”の一環として実現した今回のコラボレーション。アイテムには、ショー開催日の「1020」がプリントされた、「Coach Jacket」(4万8,000円)、「Hooded Sweat」(2万8,000円)、「Sweatshirts」(2万4,000円)、「Print T-shirt」(1万2,000円)がラインアップする。今回のプロジェクトについてサカイのデザイナー阿部千登勢氏は、「26年前の6.1 THE MENを間近で見た衝撃を今でも鮮明に覚えています。生活している東京で何か新しいことをしたいとずっ と考えていた中で、ジョニオくん(高橋盾)にAmazon Fashion “AT TOKYO”への参加について声をかけてもらい実現しました。 私が昔感じたような衝撃を多くの人に体験してもらうにはアンダーカバーが最高の相手だと思っています。まだ見たことのない景色を皆さんと見れることを楽しみにしています」とコメント。一方、UNDERCOVERのデザイナー高橋盾氏は「数年前から是非東京でショーをとの依頼があったのですが、15年振り満を持してAmazon Fashion “AT TOKYO”プログラムへの参加を引き受けることになりました。やるからには歴史に残る1日にしたく、サカイに合同ショーを依頼したところ阿部さんに快 く承諾を頂きました。全く世界観の異なる2つのブランドの融合を楽しんで頂ければ幸いです」とコメントしている。 本コラボアイテムの取り扱いは、sacai 青山店(抽選入場販売)とUNDEACOVER 青山店及び、AmazonのAT TOKYO BRAND STOREにて()にて。
2017年10月20日sacai(サカイ)は、デザイナーの阿部千登勢が企画した限定プロダクトを揃えるイベント「ジャルダン サカイ(Jardin sacai)」を東京&大阪で開催。東京は2017年10月7日(土)から、大阪は11月15日(水)から21日(火)までの期間限定での実施となる。日本開催に先駆け、フランス・パリのコレットで行われた「ジャルダン サカイ(Jardin sacai)」。デザイナーの阿部千登勢が、 BE@RBRICKやグローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)、ズッカ(ZUCCa)など、ジャンルを超えてピックアップしたブランドと共に、ここでしか手に入らないアイテムを制作し販売する。また会場では2017-18年秋冬コレクションで登場した、リーバイス(Levi’s)との初コラボレーションピースも揃える。フラグメントデザイン藤原ヒロシによるフラグメント デザイン(fragment design)とのタッグでは、ジャケット、シャツ、スウェット、キャップなど全15型のバリエーションを展開。シンプルなデザインであるが、どれも文字やフラグメントデザインのロゴを加えて、オリジナリティを添えた。リーバイス2017-18年秋冬ランウェイショーで発表した、リーバイスとの初コラボレーションアイテム。リーバイスのクラシックなデザインを再構築し、トラッカージャケット、505ジーンズ、キュロットなど新感覚のストリートウェアを提案する。メンズラインからは、ベルト付きのパンツが、2色展開で登場する。ZUCCa / sacai日本ブランドZUCCaとのサンダルは、4色のグリッターカラーで、メキシコのプロレス「ルチャリブレ」のマスクをモチーフをアッパー部分に描いた。ソールにはVibramソールを起用し、履き心地のよさも追求している。sacai Kids2014年にコレット限定で発売されたsacai Kidsが復活。2017-18年秋冬、プレフォール、メンズコレクションをデザインベースに、スカートやジャケット、ドレスなどを制作。サイズは2歳・4歳・6歳用の3タイプが並ぶ。グローブ・トロッターイギリスのグローブ・トロッターとは、スーツケースをクリエーション。sacaiの特徴でもある異なる素材を組み合わせるアイデアから、通常レザーで作る部分をシルバーメタルにして製作。旅行にもぴったりなLuggageと小ぶりなVanity caseの2型で。ベアブリック© 2017 MEDICOM TOYメディコム・トイ(MEDICOM TOY)とのコラボレーションでは、オリジナルのベアブリックを。ふかふかのクマ型フィギュアは、2017-18年秋冬コレクションのウェアを纏っている。 1000%のビッグサイズと、100% & 400%のセットを販売する。【イベント詳細】ジャルダン サカイ(Jardin sacai)・東京開催日:2017年10月7日(土)住所:東京都港区南青山5-4-44 南青山シティハウスA-1F, 2FTEL:03-6418-5977・大阪開催期間:11月15日(水)~21日(火)住所:大阪府大阪市北区角田町8番7号 コトコトステージ11TEL:06-6361-1381(代表)<アイテム例>■リーバイス・ジャケット(ウィメンズ) 53,000円、63,000円・キュロット(ウィメンズ) 43,000円・ベルト付きパンツ(メンズ) 38,000円、45,000円■フラグメントデザイン・ジャケット 39,000円・キャプ 6,200円■ズッカ・サンダル 36,000円
2017年10月13日阿部千登勢によるサカイ(sacai)の2018春夏ウィメンズコレクションショーは、パリのグラン・パレのホールを会場に発表された。今シーズンは、1つのアイテムで幾通りにも着こなせるようなアイテムが多く登場。ショートスリーブシャツとロングスリーブシャツを合わせたものや、インナーのサスペンダーベルトによってビスチェのような着こなしのできるアイテムなどが見られ、レイヤードのように見せるトロンプルイユ的な表現となっていた。偶発的ではあったが、バレンシアガ(BALENCIAGA)も違うアイテムを合体させて1つの服にするアイデアを見せ、2つの注目ブランドが発表したことで、今後1つのトレンドになる可能性があるかもしれない。得意の異素材ミックスは、プリンス・オブ・ウェールズチェックと迷彩を組み合わせたり、同系色のチェックを重ねたりと様々。同系色を合わせたものや、コントラストを付けた色合わせのものなど、色の遊びも春夏らしい爽やかなものになっている。今シーズン特に目を引いたのが、パッチワーク的に見える小さなレースを幾重にも重ねたアイテム。それを甘くなり過ぎないように大きなジップを配したり、所々黒のテープでトリミングしている。また後半に登場した、近い色合いの異なるプリントをパッチワーク的に組み合わせたドレスも強烈な印象を残した。
2017年10月09日パリのコレット(colette)へ1ヶ月限定でオープンし、大盛況のうちに終了したサカイ(sacai)の限定ショップ「Jardin sacai」が、東京と大阪にもやってくる。10月7日からは、東京・青山のサカイ旗艦店へ、11月15日から21日までは大阪・梅田の阪急うめだ本店 コトコトステージ11にオープン。今回のショップでもコレットと同様に、デザイナー阿部千登勢によって企画・再考されたスペシャルなプロダクトと、サカイのコレクションアイテムが展開される。特別なアイテムのラインアップは、2014年にコレット限定で登場して以来の復活となるキッズコレクションを始め、藤原ヒロシによるフラグメントデザイン(fragment design)や、リーバイス(Levi’s ®)、ズッカ(ZUCCa)とサカイによる「ZUCCa / sacai」、ベアブリック(BE@RBRICK)、シャルロット・シェネ(Charlotte Chesnais)、グローブ・トロッター(GLOVE-TROTTER)とコラボレーションしたウエアやバッグ、サンダルなど。
2017年10月05日サカイ(sacai)が2018年春夏パリコレクション会期中の9月29日、パリのセレクトショップ、コレット(colette)でポップアップショップのクロージングパーティーを行った。9月4日から9月29日までの約1ヶ月間、同ブランドにとってパリのホームとなるコレット2階へポップアップショップ、「ジャルダン サカイ(Jardin sacai)」をオープン。コレットの遊び心と大胆なユーモア、パリの庭園、パリジャンのエレガントなフォーマルの境界線にインスピレーションを得て、ストリートの要素を取り入れたクチュールの技法からブランドの精神を描き出し、楽しいショッピングと人を惹き込む空間を創り出したサカイ。今回のパーティはポップアップショップ「Jardin sacai」の締めくくりを記念して開催されたもの。パーティーではキッズショーも行われた。サカイの子供服を着た子供たちのかわいさに、会場では最初から最後まで拍手が続いた。フィナーレにはコレットのクリエイティブ・ディレクターのサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)と阿部千登勢も登場した。また、会場ではサカイのキャンペーンビジュアルを撮影しているクレイグ・マクディーン(Craig McDean)の展覧会も開催された。
2017年10月02日サカイ(sacai)とザ・ノース・フェイス(The North Face®)の初コラボレーションアイテムが、10月11日に伊勢丹新宿店本館1階のザ・ステージで行われるイベントを皮切りに販売をスタート。伊勢丹新宿店でのイベントは17日までで、14日にはサカイのホームページ上に国内からのみ購入可能な限定オンラインストアがオープンする。2017年1月、パリで開催された2017-18年秋冬メンズコレクション&2017年プレオータムウィメンズコレクションショーにてお披露目されたビッグコラボレーション。ザ・ノース・フェイスを代表するマウンテンジャケットや、ヌプシジャケットなどをベースに、サカイのデザイナー阿部千登勢がサカイを象徴するハイブリットの美学を落とし込んだアイテム。いずれも普遍的な洋服の原型を継ぎ合わせたサカイらしいデザインかつ防水性、保湿性、吸汗速乾性といったアウトドアで培ったテクノロジーによる実用性も持ち合わせた、現代の都市生活者に向けた仕様となっている。メンズのワークウエアの考えを根底に、実用的なパーカーにはモッズコートのようなボリュームのシルエットを加えたアイテムなど、シンプルかつ軽やかな奇抜さ、独自性を取り入れたコレクションは、メンズ・ウィメンズ各4型、ユニセックス3型の計11アイテムがラインアップ。メンズには「Long Coat」(3色/各7万2,000円)、「Bomber Jacket」(3色/各8万8,000円)、「Pants」(3色/各3万円)、「T-shirt」(4色/各1万8,000円)が、ウィメンズには「Long Coat」(3色/各7万2,000円)、「Bomber Jacket」(3色/各8万8,000円)、「Down Jacket」(3色/各7万6,000円)、「T-shirt」(4色/各1万8,000円)が、ユニセックスには「Hoodie」(4色/各3万円)、「Cap」(2色/各3万円)、「Beebie」(3色/各1万7,000円)が登場する。
2017年09月28日俳優の阿部寛が、映画『祈りの幕が下りる時』(2018年公開)の主演を務めることが26日、わかった。同作には松嶋菜々子も出演し、阿部とは初共演となる。同作は東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」を実写化。2010年4月に、阿部主演のドラマ『新参者』としてスタートし、その後2本のSPドラマ、映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(2012年公開 興行収入16.8億円)とシリーズを重ねてきた。阿部演じる日本橋署の凄腕刑事・加賀恭一郎が様々な事件を解決してきたが、今回の映画『祈りの幕が下りる時』では加賀の母の失踪という最大の謎に迫る、完結編となる。加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役の山﨑努といったレギュラーキャストは続投。さらに、女優で演出家の浅居博美役として松嶋の出演が決定した。原作の東野圭吾は「ついにこの小説が映像化されるのかと思うと、感慨深く、そして末娘を嫁に出すような寂しさがあります」としみじみとコメント。「とはいえ阿部さんはもちろんのこと、この役者さんたち、このスタッフならば何の心配もないと確信しております」と期待を寄せる。また、伊與田英徳プロデューサーは「加賀が今回で、人形町を去ることになります」と明かし、「大変寂しいように思えますが、加賀がなぜこの街に来たのか、優秀な刑事なのにも関わらず、所轄刑事としてい続けた謎が、この映画で分かることになります」と同作の見どころを語った。○阿部寛コメント3年ぶりに加賀恭一郎を演じることになりました。このシリーズは人形町から始まりました。今回は人形町でも撮影をしているのですが、ここに帰ってくると気持ちが引き締まり、「新参者」をやっていた当時の思いがよみがえります。加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。また松嶋菜々子さんが事件の鍵を握る人物・博美を演じますが、共演は初めてです。どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています。映画『祈りの幕が下りる時』は来年公開です。是非お楽しみに。○松嶋菜々子コメント阿部さんとは初めてご一緒させて頂きますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です。撮影にはこれから合流となりますが、レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております。(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2017年06月26日第58作目となる大河ドラマが、「いだてん~東京オリムピック噺~」として2019年1月より放送されることがこのほど明らかに。主演には中村勘九郎と阿部サダヲの2人がリレー形式で務め、宮藤官九郎オリジナル脚本で“知られざるオリンピックの歴史”を描いていく。戦争、復興、そして…平和への祈り。オリンピックには、知られざる日本人の“泣き笑い”の歴史が刻まれている。本作では、1912年の「ストックホルム」から、1936年「ベルリン」、そして1964年「東京」までの3大会を中心に、激動の52年間を描いていく。勘九郎さんは、“オリンピックに初参加した男”マラソンの金栗四三(かなくりしそう)役を、阿部さんが“オリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばたまさじ)役を演じる。勘九郎さんは、「この歴史ある大河ドラマを宮藤さんの本そして阿部さんとともにできるというのは本当にうれしいです。幸せですし、誇りに思います」と喜び、「金栗さん、教師時代いつもにこにこにこにこしていて生徒におしゃか様というあだ名を付けられた、というかあだ名がついたそうですので、この1年間長きにわたる撮影でございますけれども、笑顔を絶やさず、体力・気力・努力で走り抜けたいと思います」と意気込み。一方阿部さんは、「いま大河ドラマで『直虎』に出ていて、まさかないだろうなと思っていたので、声が掛かったんで本当にびっくりしてるところで」と驚きが隠せない様子。また、「テレビドラマに宮藤さんの作品10年以上出てないので、『あまちゃん』とかも出てる出てるって言われるんですけど出てないんですよ僕ね。『あまちゃん』に出なくてよかったなっていうか、『いだてん』に出られるってことで本当にすごいうれしいので、一生懸命頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします」とコメントした。また語り手には、“落語の神様”古今亭志ん生。架空の落語「東京オリムピック噺」の軽妙な語りに乗せ、“笑いの絶えない”ドラマを目指す。さらに、志ん生さん自身の波乱万丈な人生もドラマに挿入。生粋の江戸っ子である志ん生さんの目線で、明治から昭和の庶民の暮らしの移ろい、“東京の変遷”を映像化。そして、初の4K制作で、移り変わる“東京の町並みを映し出していく。2019(平成31)年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は2019年1月よりNHKにて放送予定(全50回)。(cinemacafe.net)
2017年04月04日阿部千登勢によるサカイ(sacai)は3月6日、グラン・パレを会場に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションショーを開催した。コレクションは「A day in the life- 朝から夜、さらにすべてのシチュエーションのための女性のワードローブ。女性服の概念にとらわれず再構築されている」と銘打たれ、既存のアイテムにひねりを加えて全く新しいものに変化させている。ミリタリーボンバースはプリーツ素材と組み合わされてフォーマルなドレスとなり、同じくボンバース風のジップアップスカートは、花が刺繍されてフェミニンな印象に。バスローブ風のシフォンのドレスやシフォンとツイードのシースルードレスなど、適度な透け感を見せるフェミニンなアイテムがあるかと思えば、バックサイドにボリュームを出したスキー用のダウンジャケットなど、マスキュリンとフェミニンの間を行き来する。ツイードをパッチワークして背中にギャザーでボリュームを出したシャツや、ジップを多用したシャツドレスも目を引いた。リンダ ファロー(LINDA FARROW)とコラボレーションした初のアイウエアも注目。着たいものを着たい時に、着たいように着るというブランド発足当初からの哲学はしっかりと貫かれ、自由を謳歌する女性をイメージさせるコレクションとなっていた。
2017年03月08日ビームス(BEAMS)のコラボレーションを集約したビジュアルブック『BEAMS beyond TOKYO』が2017年2月14日(火)から発売される。本書は1976年の創業以来、ビームスが出会った世界中のブランド・デザイナー・アーティスト・クリエイターとのつながりを“コラボレーション”を切り口にアーカイブしたもの。監督のソフィア・コッポラやsacai(サカイ)のデザイナー・阿部千登勢、ヒューマンメイド(HUMAN MADE)・ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)を手掛けるNIGOなど、縁のある人物からのインタビューやメッセージなどを収録。さらに、これまでに生み出された数々の名品が美しいビジュアルで表現されている。主にアート・フォト・ファッションを中心とするビジュアルブックを手掛けるリッツォーリ社が出版を手掛けるが、日本のリテーラーにフォーカスしたビジュアルブックを出版するのは今回が初めてだ。ビームスの40年に渡る軌跡が詰まった一冊をぜひ手に取ってみては。【詳細】『BEAMS beyond TOKYO』・発売日:2017年2月14日(火)※国内ビームス店舗および公式オンラインショップは2016年1月20日(金)より先行発売価格:7,000+税形式:A4変形 ハードカバー / 256ページ / 英語 ※巻末に日本語対訳付き
2017年01月16日映画『恋妻家宮本』の完成披露舞台挨拶が12月14日(水)、都内にて開催され、阿部寛、天海祐希らが登壇。初の夫婦役を演じた阿部さんと天海さんがお互いの印象を語った。同作は、子どもが巣立ち2人きりになった宮本夫婦で、ある日、妻が隠していた離婚届を見つけてしまうことから始まる、おかしくも愛おしい夫婦の物語。阿部さんは「天海さんとはスポーツクラブでよくお会いするのですが、ちゃんとお芝居をしたことがなかったのです」と明かした。「満を持して(監督の)遊川さんの作品でこうやって一緒にやれるというのは本当に嬉しかったです」と夫婦役の共演に歓喜したことを述懐。実際に演じてみて、「天海さんの目を見ているだけで、引き込まれると言いますか、心が見えてくる、そういう体験を映画の後半でしました」とふり返った。「僕が言うのもおこがましいけど」としたうえで、約20年前に宝塚歌劇団を退団して女優活動を始めたばかりのころの天海さんから「すごく色々なことが積み重なったのだな」と感じたそう。一方、そんな阿部さんとの共演を、天海さんは「楽しかったですよ」とにっこり。「大きいっていいなと思って。眼の前にハンサムな顔があるのはすごくすてきな経験でした」と軽快なトークで笑いを誘った。イベントには、夫婦役の2人のほか、菅野美穂、相武紗季、富司純子、遊川和彦監督も出席した。遊川監督は「現場で口を出す面倒くさい脚本家としていままでやってきましたけど、もともとは映画監督になりたくてこの世界に入りました」と告白。30数年前に母親から「お前、就職もしないでブラブラしているけど、どうするのだ」と尋ねられたときに、「映画監督になりたいのだ、俺は」と告げたエピソードを語った。母子家庭だったという遊川監督は、母親からあきれられると思っていたところ、「お前ならそういうことを言いかねないと思っていた」、「私がお前に与えられるのは自由だけだから好きにやりなさい」と母親から背中を押された思い出を、目を潤ませながら語った。遊川監督が「もしタイムマシーンがあるなら、30何年前の母をいまこの瞬間に連れて来たいくらい、自分は嬉しくて、今日はめでたい日です」と語ると、会場から大きな拍手が贈られた。『恋妻家宮本』は、2017年1月28日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)
2016年12月15日阿部寛が主演を務め、人気作家・東野圭吾の100万部突破の同名小説を実写映画化した『疾風ロンド』。本作で親子役を演じた阿部さんと濱田龍臣の親子2ショットがシネマカフェに到着した。医科学研究所の主任研究員・栗林和幸(阿部さん)は、仕事に追われる毎日。息子の秀人(濱田さん)とは、うまくコミュニケーションがとれない日々を過ごしていた。そんなある日、和幸が勤める研究所施設から違法生物兵器「K-55」が盗まれてしまう。窮地に陥った和幸は、極秘で「K-55」が隠されたスキー場を息子と訪れる。秀人は久しぶりの親子水入らずを喜び、徐々に打ち解けようとするが、父が「K-55」を探すために来たことを知り、不信に思う。そして、父との関係性を修復するため、ある決断をするのだが…。大惨事へのタイムリミットが迫る中、何だかちょっと頼りない(スキーも苦手な)中年男が、スキー場のパトロール隊員・根津(大倉忠義)とスノーボードクロス選手・千晶(大島優子)も巻き込み、生物兵器の行方を探す本作。監督を務めるのは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」や「サラリーマンNEO」の演出で知られる吉田照幸。映画『トリック劇場版』シリーズや『テルマエ・ロマエ』シリーズなど、長身でイケメンなのにコミカルな演技にも定評がある阿部さんが主演を務め、その息子役を演じるのは、子役からグンと凛々しく成長し、阿部さんとの親子役もまったく遜色のない長身イケメンぶりで魅せる濱田さん。このたび解禁となった劇中場面写真からも、“笑劇サスペンス”の一方で、親子の不器用な関係性が伺える。思わずほっこりとしてしまう親子愛も感じられるのも、本作の醍醐味といえそうだ。『疾風ロンド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月04日俳優の阿部寛が11月26日、都内で行われた主演作『疾風ロンド』の初日舞台あいさつに登壇した。原作は国民的ベストセラー作家・東野圭吾による100万部突破の同名小説。東野原作の『新参者』シリーズでも主演を務めている阿部は、「東野さんらしいサスペンスと思いきや、コミカルな部分もあるので、ぜひ用心してほしい」と笑いの要素を含んだ本作をアピールした。『疾風ロンド』舞台あいさつ その他の写真超巨大スキーリゾート地を舞台に、雪に埋められた超危険生物兵器の行方を探す使命を背負わされてしまった“何だかちょっと頼りなく、とにかくツイテない”主人公(阿部)の奮闘を描いたコメディタッチのサスペンス。舞台あいさつには阿部をはじめ、共演する大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、濱田龍臣、志尊淳、吉田照幸監督が顔をそろえた。スキーやスノボ、スノーモービルを多用したアクションも作品の見どころ。スキー場のパトロール隊員を演じる大倉は、「スノーモービル、気持ち良かったです」と振り返り、スノーボードクロス選手役の大島は「見たことない、体感型の映像が見られます。できれば4Dで見たいくらい」と映像の迫力を推していた。「もし一緒に映画を見るなら、誰がいい?」と質問に、阿部は「吉田監督と一緒がいいですね。『このシーンはどういうことですか?』と聞きながら、解説してもらいたい」。共演陣は「志尊くんですね。ふたり並んで映画館の座席にいたら、ザワつきそうじゃないですか?」(大倉)、「阿部さんがご自分の作品を見て、どんなリアクションをするのか見てみたい」(大島)、「いつもは優子と一緒に見てるけど(笑)、この作品は大倉くんかな」(ムロ)、「監督と一緒に見て、いろいろアドバイスをいただきたい」(濱田)、「ムロさんと一緒だと、ツッコミを入れてくれそうで楽しそう」(志尊)と思い思いの回答で、会場を沸かせていた。『疾風ロンド』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年11月26日TBSでは主演に阿部サダヲを迎え、来年1月期の金曜ドラマ枠にて「下剋上受験」を放送することが決定。なお、阿部さんのTBS連続ドラマ出演は、2006年放送の「誰よりもママを愛す」以来10年ぶりとなる。原作は、中卒の父と偏差値41の娘が最難関中学を目指した実話を描く、桜井信一の同名著書。ドラマはこの実話を基に、小5の夏から中学受験に挑むまでの約1年半にわたる家族の奮闘を描いていく。主人公・桜井信一を演じるのは、幅広くどんな役でもこなす演技派俳優・阿部さん。中卒という学歴に立ち塞がる見えない壁に何度もぶち当たったが、持ち前のポジティブさと明るさで貧乏でも楽しく前向きに生きている不動産会社社員という役どころだ。阿部さんは今回キャスト陣との本読みの段階では、「ただのお受験ドラマにはならなそうで、何かおもしろいことことが起きそう」と期待。さらに「このドラマは、“絶対に諦めない”が一つのテーマだと思います。自分自身もそういう思いで役者になり、“こうなりたい”と思っていたことを少しずつクリアしてきました。桜井信一という役を通して、そういう思いを伝えていきたい」と意気込みも語った。また、信一の妻・香夏子役に深田恭子、偏差値41から最難関中学を受験することになる娘・佳織役には、オーディションで250人の中から選ばれた山田美紅羽が抜擢されている。中学受験未経験の深田さんは、まず「塾に通わず家の中で父と娘が勉強して受験に臨む方法があるのだなと、驚き」と話し、「現代なのですが、何故か懐かしく感じるこの温かい家族の中で、妻として、母として、奮闘していきたい」とコメント。一方山田さんは、阿部さんと深田さんとの共演に「最初はすごく興奮して、あいさつのときから緊張していましたが、一緒に演技をしていてすごくおもしろく、引っ張って行ってもらっている感じがします。それに負けないように頑張りたいと思います!」と気合十分だ。さらに、東大卒で大手ゼネコン2代目社長という対照的な経歴を持つ信一の同級生・徳川直康役を要潤、中学受験経験者であることからアドバイザー的役割になる信一の職場の後輩・楢崎哲也役を風間俊介、信一の父親で中卒叩き上げの大工・桜井一夫を小林薫が演じる。そのほか若旦那、皆川猿時、岡田浩暉、川村陽介、小芝風花も登場する。メインキャストとなる阿部さん、深田さん、山田さんの3人は、放送前に“学問の神様”として知られる「湯島天満宮」にて、ドラマのヒット祈願&全受験生合格を祈願。快晴に恵まれたこの日、湯島天満宮の拝殿で神妙な面持ちでお祓いを受け、その後絵馬に願い事を書き込み奉納していた。「下剋上受験」は来年1月期より毎週金曜22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年11月24日アイドルグループ・関ジャニ∞の大倉忠義が13日、都内で行われた阿部寛主演の映画『疾風ロンド』(11月26日公開)の完成披露プレミアムイベントに、阿部、大島優子、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、柄本明、吉田照幸監督とともに登場した。原作は東野圭吾による同名ベストセラー小説。運動神経皆無の医科学研究所員・栗林和幸(阿部)が、雪山に隠された危険な生物兵器を捜索するサスペンス。『あまちゃん』『サラリーマンNEO』の吉田監督がメガホンをとった。作品の舞台となる雪山にちなんで、レッドカーペットならぬ”ホワイトカーペット”を歩いた出演者たち。野外でのイベントとなったが、大倉は「雪山での撮影は意外と日が照ってて暖かかくて、ウェアも着てますし、この作品で関わった中で、今日が一番寒いですよね」と苦笑した。阿部は、大倉との最初の撮影で、監督から1分間カットがかからずアドリブで対応することになったエピソードを披露した。阿部は初対面の大倉と「なんかやるって雰囲気」になったが、「大倉くんが早々に逃げていちゃったんですよ」と振り返り、何をするか考えた末に「穴に落ちた」ことを明かした。「1分間地獄だった」という阿部だが、実際にそのアドリブシーンが本編に採用されたという。アドリブシーンから逃げてしまった大倉は「たいしてすることがなく、できる役でもなかったですし、ここはちょっとひとまず退散ということで……」と当時の心境を語って弁解。阿部のアドリブについて「こんなに大きな方が穴に落ちてるというだけでニヤニヤしてしまったので、ずっと笑いを我慢してました」と、和やかな撮影の様子を語った。また吉田監督は、雪山での撮影時「歩いていたら、後ろから突然パーカーの大きな人が『どこ行くんですか!』と声をかけてきた」と、大倉との交流を語る。吉田監督は「大倉さんが一人で徘徊していて、『監督!』とか言っていただかないと。誰かに襲われるんじゃないかと思って逃げようとしたたことを覚えています」と振り返ると、大倉は顔を覆って照れていた。
2016年10月13日サカイ(sacai)が用途によって形を変えられる初のバッグコレクションを発表した。イギリス出身のデザイナーで、マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)の元クリエーティブディレクターであるケイティ・ヒリヤー(Katie Hillier)の深い知識が吹き込まれた同コレクション。いわゆる定番バッグの原型を掘り下げながら、sacaiのシグネチャーであるハイブリッドの要素を加えることで生み出された全6型のアイテムがそろう。全てマルチカラーで、キャンバス地やレザー、クロコダイルやミンクといった異素材の組み合わせが特徴。ラインアップは、クラシックなコインパースをダッフルバッグと組み合わせ、タブラーハンドルのストラップ、チェーン、ショルダーストラップの3つのピースを自由に付け替えられる「コインパース」や、クラシックなバッグのフレームを再構築した「サッチェルフラップバッグ」、スモールとラージで2サイズ展開の「トートバッグ」は、サッチェルフラップをかぶせたり内側にしまい込ませたりすることで異なる表情を楽しめる。このコレクションについてデザイナーの阿部千登勢は、「女性にとってバッグというのは、アイデンティティを表現する大切な要素です。オーセンティックなラグジュアリーを表現しながらも、常に活発であるバッグのカテゴリーにおいて、全く新しい存在になりうるコレクションにしたいと思いました。モダンであり、真のラグジュアリーにサカイらしい遊び心を加えたようなものです」と語っている。なお、同コレクションはパリのファッションウィークに合わせ17SSコレクションが発表された10月3日よりパリのコレットにて先行限定発売された。
2016年10月03日sacai(サカイ)を、ファッション・カルチャー誌『EYESCREAM』が総力特集。別冊『EYESCREAM+(アイスクリーム プラス)』の全128ページがsacaiに染め上げられる。デザイナー阿部千登勢のクリエイティブの現場に踏み込み、99の質問を用意。糸井重里やリリー・フランキー、妻夫木聡、小木“Popgy”基史といったフィールドの異なる人物との対談コンテンツも掲載する。藤原ヒロシやスケートシングなど、sacaiと取り組みを行ったクリエイターにも取材を敢行。菊地成孔やミシェル・ゴベールなどもブランドとの関係性を語り、ファッションだけではない魅力に迫っている。表紙や中面の随所ではアートディレクター界の巨匠、井上嗣也が担当。この特集のために作られた特別なグラフィックも堪能できる。また、今回発売を記念し、sacai×EYESCREAMによる100枚限定のスペシャルコラボレーションTシャツのデザインも担当。sacaiのハイブリットなイメージを元に、写真家・吉田多麻希によるフクロウの写真をハイブリットしたグラフィックには、阿部千登勢によるAsymmetry/Symmetryのキーワードをミックスしている。【詳細】EYESCREAM+sacai発売日:2016年7月28日(木)価格:1,000円+税■コラボレーションTシャツ価格:9,000円+税・sacai 青山住所:東京都港区南青山5-4-44南青山シティハウスA-1F, 2F限定数:40枚TEL:03-6418-5977・代官山 蔦屋書店住所:東京都渋谷区猿楽町17-5限定数:40枚TEL:03-3770-2525・梅田 蔦屋書店住所:大阪府大阪市梅田3-1-3ルクア イーレ9F限定数:20枚TEL:06-4799-1800【問い合わせ先】sacaiTEL:03-6418-5977
2016年08月01日EYESCREAMの別冊として、サカイ(sacai)を総力特集した『EYESCREAM+sacai』が7月28日に発売される。今回、月刊『EYESCREAM』の特集としてではなく別冊として制作された本誌では、現在男女問わず世界中のファンを惹きつけるサカイの人気の理由が全128ページにわたって様々な角度から紐解かれる。サカイに関する書籍の刊行は、2015年4月にRizzoli社が出版したブランド初の写真集『sacai AtoZ』以来であり、国内メディアとしてはEYESCREAMが初の取り組みとなる。コンテンツには、デザイナー阿部千登勢の現場に踏み込みぶつけた99の質問を始め、糸井重里やリリー・フランキー、妻夫木聡、小木“Popgy”基史といった異なるフィールドで活躍する人物との対談も掲載される。さらに、藤原ヒロシやグラフィックデザイナーのスケートシング(SKATE THING)など、これまでサカイと取り組みを行ったクリエイターへの取材や、菊地成孔、DJミシェル・ゴベール(Michel Gaubert)などからもサカイ×カルチャーについてが語られる。表紙や中ページの一部を手がけたのはアートディレクター界の巨匠、井上嗣也。本誌のために新たに井上が制作した特別なグラフィックも見所である。また書籍の発売を記念し、sacai×EYESCREAMによる特別なコラボレーションTシャツも限定100枚でリリース。アートワークを手がけたのは本誌と同じく井上嗣也。フクロウは写真家・吉田多麻希が撮影を行ったもので、阿部千登勢による“Asymmetry/Symmetry”のキーワドとミックスされている。Tシャツはsacai AOYAMAと代官山 蔦屋書店にて40枚限定、梅田 蔦屋書店にて20枚限定で発売される。
2016年07月29日2度目に訪れた新潟は梅雨のまっ只中。降り立った長岡駅でプティローブノアー(petite robe noire)デザイナー阿部好世さんと待ち合わせをして、阿部さんのルーツを辿る短い旅に出ました。阿部好世さんが2009年に設立したブランド・プティローブノアーは、日本製へのこだわりと、“古いものと新しいものをつなぐ”という考えのもとにものづくりを行って今年で8年目を迎えました。ここ新潟県長岡市には阿部さんが、ものづくりを仕事にしたいと決めた、原点とも言える場所があります。ー高校時代にはどんな思い出がありますか?阿部さん: ものを細々と作ることはどうやら小さい時から好きだったみたいで、高校時代に自作のフォトフレームやヘアピンをラッピングして友達にあげたりしていたようです。そこから派生して、将来的にものを作りたい、アパレルの仕事に携わっていきたいと高校生の時に意志を固めたことをはっきりと覚えています。この学生時代には、今の私を築く思い出たくさんあります。当時、私の尊敬する先輩から「自分の引き出しに好きなことを沢山蓄えていることが、デザインの仕事をしていくためには何よりも重要だよ」と言われたことがあって、その時に自分のアイデアを持つ重要性について考え始めました。それから、“好き”と感情が揺れること、心に引っかかることが大切だと思って、雑誌の好きなページや好きな柄、好きな言葉など気になるものは何でもクリッピングしたり、押し花をしたり、意識的に“好き”を収集していきました。集めるだけではなくて、“何故好きなのか”を自分で明確に頭の中で整理もしていました。そんな自分の“好きなもの”を集めた結果、今現在暮らしている忙しい東京の暮らしの中でも、いつか見た、見渡す限りに広がっていた山林に突然現れた紫色の花畑や、静まり帰る夕方に生い茂る誰もいない森、赤く染まった朝焼けなど、つい忘れてしまっていた、ここで育ったからこそ感じ得た感動がフラッシュバックすることがあります。広がる田園風景の中を歩きながら当時の思い出を巡ります。阿部さん: 東京に出てきて初めて、生まれ育った場所の環境的豊かさに気がつきました。いつも側に自然があることや、水や空気が違うこと、星が綺麗に見えることなど。今、制作でデスクに向かってデザインを考える時は、ふっとそういった「自然」を自分が根底に求めていることに気がつきます。“花のモチーフ”とか、“葉っぱ”とかそういう発想という意味ではなくて、デザインに直結しないもっと深いクリエーションの源になる部分の話です。歳を重ねると見るものも考え方も変わるけれど、若い時に経験して今もまだ記憶に残っていることって、当時それだけ気持ちが振り切れたということだと思うから大切にしていきたいと思っています。そういうものをこの土地では沢山見てきたし、経験をしてきたと思います。ー最近は、より地域に根ざしたものづくりに着目していると伺いました。阿部さん: 考え方としては設立当初からのテーマでもありました。私はそこでしかできない事、その環境で生きている人によって、そこでしか成り立たないものに意味があるのではないかと思っています。単体で考えれば世の中には既にものが溢れきっているけれど、「本来何故そこでものが生まれたのか?」と、その土地土地というフィルターを通せばものづくりの意味を感じることできると思います。例えば、水が綺麗な土地でないと染色をする上で良い色に染め上がらないとか、ものづくりってそもそもそういうところがあって、だからこそ地場の産業が栄えたりしていますよね。実際にその土地に行けば肌で感じられるその理由も、ものだけで切り取ってしまうと感じにくくなってしまうこともあります。極論を言うと、そこの地域でしか会えない人を目がけて自分が動いている。または、その相手と関わることで自分も動かされる、そんな感覚です。その人じゃなきゃできない、そこでしかできないものづくりをこれからも行っていきたいと思っています。ー徐々に拡大している事業ですが、今に至るまでのビジネスプランは昔から思い描いていましたか?阿部さん: 全くです。高校生の時にどこかの組織には属さずに働いていきたいと決めてから、設立当初は一人でブランドを担っていこうと思っていました。今は、自分に負けない強さを根底に持ちつつも、仕事で関わる方々、自社のチームのメンバーのおかげで一緒に良いものづくりができています。自然と“輪”が広がるように色んな人と人とがつながりで仕事をさせてもらえる事にも大変感謝しています。お客様には、“どれだけ驚きを与えられるか?”を念頭に置いて、自分も今まで見たことが無いものをつくる、良い意味で裏切られる想定外のものづくりを目指しています。「わ、綺麗」、その一方で「うわっ」と最初は思われるかもしれないけれど、あとからその良さがじわじわ分かってもらえたらいいなと思っています。その両極端が無いと、真の感情は動かせられないと思っています。7月20日から8月1日まで、伊勢丹新宿本館3階のウエストパーク/プロモーションに、プティローブノアーのポップアップショップ「Circle of pieces ー プティローブノアーからつながるコトゴト」がオープンする。このショップには、プティローブノアーが鎚起銅器職人の渡辺和也さんやカフェ・ツバメコーヒー、G.F.G.S.など新潟に根付く職人や企業とコラボレーションしたアイテムがそろいます。【イベント情報】「Circle of pieces ー プティローブノアーからつながるコトゴト」会期:7月20日~8月1日場所:伊勢丹新宿本館3階のウエストパーク/プロモーション→次はG.F.G.S.代表の小柳雄一郎さん×阿部好世さんの対談へ。→目次へ戻る。
2016年07月16日阿部千登勢によるサカイ(sacai)の17SSメンズコレクションショーは、リュクサンブール公園内のオランジュリー(柑橘系樹木用温室)を会場に開催された。ベートーヴェン作曲の交響曲第9番、第2楽章をアレンジしたBGMが流れる中登場したのは、同曲を使用したスタンリー・キューブリック監督の1971年の映画『時計じかけのオレンジ』に登場する主人公、アレックスを思わせるダービーハットを被ったモデル。しかし映画で見られたような毒々しさはなく、着用しているのはカンバッジを飾ったピンクのオールインワンだった。ピンクのシリーズは続き、全てのルックにフィッシュネットロングスリーブTシャツがコーディネートされている。南米風のポンチョ風ブルゾンのヘムにはフリンジが飾られ、カジュアルな中にデコラティブな要素を加える。赤のチェックはイギリス風で、細かなモチーフがプリントされたブルゾンはメキシコ風。ストライプのシリーズではワークウェア風のコートやブルゾンが見られ、素材と色とアイテムのバリエーションは豊か。様々なエレメントがミックスされて1つの世界観を描いていく、sacaiならではのコレクションとなっていた。
2016年07月07日第69回カンヌ国際映画祭『ある視点』部門に出品されている是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』の初日舞台あいさつが5月21日に、東京・新宿ピカデリーで行われ、阿部寛、真木よう子、樹木希林が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真小説家を目指すも一向に開花しないバツイチ中年男と、そんな息子を深い愛で包み込む母の姿を感動的に描く本作。阿部ら登壇者3名に加えて、是枝監督がカンヌでの公式上映(現地時間18日)に立ちあったばかりだ。初カンヌから帰国した阿部は、「3日間の滞在でしたが、夢のような体験でした。一生忘れない」と感無量の面持ちで、上映後約7分間に及んだというスタンディング・オベーションを「本当にうれしかった。現地でもいい評判をいただいている」と振り返った。真木のカンヌ入りは、是枝監督の『そして父になる』以来2度目となり、「前回は連日の雨で、観光ができなかった。今回、晴天に恵まれて歴史ある街並みを見ることができて、うれしかった」とニッコリ。「予想をはるかに超える反応だった」とこちらも現地での高評価に喜びを示していた。一方、樹木は「ばあさんが行くところじゃない。もうヨレヨレ」と“希林節”で会場を沸かせ、「カンヌは評論家もお客さんも厳しいから、(ブーイングが起こったら)逃げる用意はしていた」。それだけに暖かな反応に安どした様子で、「やっぱり、カンヌでの是枝監督の評価がすごい」と尊敬の念。阿部も「向こうで一番人気があったのが是枝監督。改めてすごいなと思った」とうなずいていた。『海よりもまだ深く』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年05月21日是枝裕和監督のもと阿部寛と樹木希林が親子となり、“なりたかった大人”に“なれなかった大人たち”を描く『海よりもまだ深く』。本日4月26日は、阿部さん主演の大ヒット作『テルマエ・ロマエII』製作委員会によって制定された“よい(4)風呂(26)の日”であることを記念して、昔ながらの団地の風呂での入浴シーンが解禁となった。ダメダメ人生を送る中年男、良多(阿部寛)は、15年前に文学賞を1度とったきりの自称作家で、いまは探偵事務所に勤める身。元妻の響子(真木よう子)には愛想を尽かされ、息子・真悟(吉澤太陽)の養育費も満足に払えないくせに、彼女に恋人ができたことにショックを受けている。そんな良多の頼みの綱は、父亡き後、団地で気楽な独り暮らしを送る母の淑子(樹木希林)だ。ある日、たまたま淑子の家に集まった良多と響子と真吾は、台風のため、翌朝までひとつの屋根の下で過ごすことに――。小説家として再起し、再び家族の絆を取り戻すことを夢見ているものの、競輪になけなしのお金を注ぎ込んだり、元妻の新しい恋人についてアレコレ探ったりと、ちょっぴり情けなくも愛情あふれる主人公・良多を、ときに可笑しく、ときに切なく、チャーミングに好演する阿部さん。『テルマエ・ロマエ』シリーズでは、古代ローマの浴場設計技師を演じ、大きな浴槽で堂々と入浴していた阿部さんだが、“よい風呂の日”に届いた今回の映像では、189cmの身体を小さく折りたたみ、居心地悪そうにせまい正方形の風呂で入浴する姿が!台風のため急遽、実家の団地に泊まることになった良多は、年季の入った小さな浴槽につかったものの、湯船に浮かぶ“黒いふわふわとした物体”を手桶で必死にすくいだそうと悪戦苦闘する姿が映し出されている。是枝監督が9歳から28歳までの間に実際に暮らしていた、清瀬市の旭が丘団地で撮影を行っている本作。監督は、その理由について「自分の記憶の中にある団地の表情をちゃんと残しておきたかったんです。その固有名詞を観た人と共有できるかどうかはともかく、人それぞれの中に類する場所の記憶があるはずだと思い、フィクションであるものの僕自身の記憶のディティールにこだわりました」と語っている。大人になっても、実家のお風呂はやはり特別な場所。思わずクスッと笑ってしまう、阿部さん演じる良多の姿から、子どものころの懐かしい記憶をたぐり寄せてみては?『海よりもまだ深く』は5月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月26日俳優・阿部寛が、小説家・東野圭吾氏の作品を実写化する映画『疾風ロンド』(11月26日公開)で主演を務めることが13日、発表された。阿部が東野氏の原作映画で主演を務めるのは『麒麟の翼~劇場版・新参者~』(11年)以来となる。原作は、東野氏の17年ぶりの文庫描き下ろしとして2013年に刊行された同名小説。100万部以上の売り上げを記録した。大学の研究所施設から違法生物兵器が盗まれ、スキー初心者の頼りない中年研究員が大惨事を食い止めようと奮闘する様を描く。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(13年)の演出を手がけた吉田照幸監督がメガホンを取る。阿部が演じる本作の主人公は、大学の医科学研究所に勤めているものの仕事はいま一つで、家庭でも思春期の息子とのギクシャクした関係に悩む研究員・栗林和幸。そんな"ツイテない"男・栗林は、なぜか危険な生物兵器の行方をわずかな手がかりを元に探し出すという使命を背負わされてしまう。「すごくスピード感のある」「良い意味のドタバタ感があり、スキー場を舞台にしたアクションもたくさん」と説明する阿部。そのスキーでの滑走については、「記憶が定かではありませんが、大学生ぐらいぶり」で、「演じている栗林の役とほぼ同じですね」と明かす。しかし、「ほとんど忘れているだろうな」との考えとは裏腹に身体が覚えており、「そんなにうまくはないです。でもその分、栗林が滑るシーンでは、すごくリアルで下手な演技になった」と胸を張る。そんな栗林の役どころについては、さまざまな事件が起こる中での「ある種の受け手」と表現。「ちょっとドタバタとしたキャラクター」とも言うが、「コメディ的な演技などやり過ぎないように考えながら、やりすぎることも計算して演じています」と明かし、「撮影の途中なのでまだ分かりませんが、爽快なアクションコメディが撮れているんじゃないかな」と自信を見せている。一方、東野氏の原作はほぼ全て読んでいるという吉田監督は、その作品群でも「いろいろな作風のものがあるので、やりたいなと思っていたところにお話をいただいたので、すごくうれしかった」と歓喜。本作を「軽いですよね、パウダースノーのように」と笑みを浮かべながら「本来はアクションとサスペンスとコメディは結構近いところにある」と指摘し、これまでの東野氏原作の映画ではあまり捉えられてこなかったユーモアの部分を「今回何とか表現したい」と意気込む。そんな東野氏と阿部のタッグと言えば、ドラマ『新参者』(10年)での加賀恭一郎役のシリアスなイメージもあるが、今回の栗林はそれとは違ったタイプ。その狙いとして、「真面目なキャラクターであればあるほど楽しく、しかも共感が得られるという、見せ物としての笑いではなく共感して笑えるコメディ」と分析した上で、「阿部さんは、やっぱり破壊力があります」と評する。映画『エヴェレスト 神々の山嶺』に出演した阿部だが本作のスキーのシーンは「エベレストより寒かった」そうで、吉田監督は「演技なのか本当に分からない位リアルでした(笑)」と振り返った。映画は2月の中旬にクランクイン、4月中旬のクランクアップを予定。東野氏は、「小説を読んだ多くの方が、『これを映像で見てみたい』と思ったのではないでしょうか。その夢がかなう時がきました」と呼びかけている。(C)2016「疾風ロンド」製作委員会
2016年04月13日阿部千登勢によるサカイ(sacai)は、パリにあるシャイヨー宮のボールルームを会場に16-17AWコレクションショーを開催した。ミリタリージャケットやバイカーズジャケットなど、スポーティーなユーティリティーウェアを再解釈。2016プレスプリングよりグラフィックを使用してきたパラダイス・ガラージにおけるガラージ・クラシックでもある、ホイットニー・ヒューストンのマイナーヒット曲『Love will save the day』より引用し、カリグラフィで表現した文字を様々なアイテムに散りばめている。コート類は、袖の中にサテンの袖が取り付けられている二重袖のものが多く見られ、ファーを組み合わせたり、ボンテージストラップが装飾としてあしらわれている。カリグラフィをグラフィカルにアレンジしたジャカード素材のルックも登場。レザーのジャケットや刺繍のシースルートップスには“Love will save the day”のカリグラフィが踊り、レースリボンを組み合わせたシースルードレスも、リボン部分を見ると“Love will save the day”の文字。エンブレム・ワッペンのイメージで刺繍を施したシースルードレスにも、“Love will save the day”の文字が入る。「愛が必ず救ってくれるはず」というピースフルなメッセージをそれとなく伝えようとしていたのかもしれないが、コレクションはエッジーで、優しさの中に強さを兼ね備えたものとなっていた。
2016年04月01日