昨年11月より東京、大阪、宮城で初演され、全公演完売という人気ぶりを見せたハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“頂の景色”が、パワーアップして再演。4月8日、大阪・シアターBRAVA!にて、公開舞台稽古と囲み取材が行われた。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」チケット情報本作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の大人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」を原作にした舞台で、バレーボールに魅せられた身長162.8cmの主人公・日向翔陽(須賀健太)を中心に物語が展開。「小さな巨人」と呼ばれる選手に憧れて進学した烏野高校で、中学時代の憎きライバル・影山飛雄(木村達成)をはじめ、共に戦う仲間と出会い、キャラクターそれぞれが成長していく姿が描かれる。“ハイパープロジェクション演劇”と銘打ち、生身の役者が演じる熱と、最新の映像テクノロジーを駆使して魅せるこの舞台。前方に向かって傾斜した「八百屋舞台」で遠近感を演出しつつ、廻り舞台や巧みに練り上げられたキャストたちの動きで、クルクルと目まぐるしく展開。アクロバティックな動きやダンス的な動きで見せたり、時には漫画のコマ割りを映像で映し出しながら、まるで漫画を読み進めるように見せるなど、その心地いいテンポ感で、観る者をグイグイと演劇「ハイキュー!!」の世界に引き込んでいく。第一幕では、日向と影山の出会いと烏野部内の練習試合、第二幕では烏野高校の休部状態のエースを巡る物語が展開。たとえ技術が高くても、仲間と気持ちが通わなければ勝ちには繋がらないのがチームプレー。プライドの高さやコンプレックス、それぞれに悩みや葛藤を抱えてもがくけれど、バレーボールにかける熱い思いで心が繋がっていく姿が胸を打つ。舞台を縦横無尽に駆け巡り、天高くジャンプしてスパイクを打ち抜く日向。演じる須賀が囲み取材で「運動量はこの舞台に出てくるキャラクターの中で一番だと自信を持って言える」と言う通り、小柄な身体を目いっぱい使い、汗を撒き散らしながらほぼ出ずっぱりで演じきる。また、木村も「影山が“コートの王様”と呼ばれることに対して、どれだけダークな気持ちを持っているかを重点的に意識した」と、初演以上に影山というキャラクターに寄り添い、役を作り込んでいる。他にも、まさに“強豪”と呼ぶべき青葉城西メンバーの高い跳躍力や身体性にも注目。キャプテン・及川 徹役の遊馬(あすま)晃祐は「“青城(せいじょう)”は3人が新キャスト。初演よりもさらに強くなっています。烏野に負けない熱量で魅せたい」とコメントし、初参加の岩泉 一役・小波津亜廉(こはつあれん)は「続投メンバーに負けない熱量で、“頂の景色”を見に行きたい」とアピールした。大阪公演は4月17日(日)まで。チケットぴあにて当日引換券を発売中。取材・文:黒石悦子
2016年04月12日AKB48を卒業する高橋みなみが、ABC・テレビ朝日系バラエティ番組『世界の村で発見! こんなところに日本人』(4月から毎週火曜21:00~21:54 ※19日は20:00~2時間SP)の新レギュラーに決まり、このほど都内のスタジオで初収録。直後の会見で「(卒業で)やっと自由になったので、自由に楽しみたい!」と心境を明かした。同番組は、世界各地で暮らしている知られざる日本人を訪ね、彼らの生きざまから人生ドラマをひもといていくドキュメントバラエティ。この4月から、放送時間を金曜21時から火曜21時に移動し、新たに高橋と、森山良子、須賀健太の3人のレギュラーを迎える。引き続きMCを担当する千原ジュニアは、新レギュラーについて「初めてやった感じがあまりしない。自然といい空気感できたんやないかと思います」と笑顔。同じく引き続きパネラーを務める千原せいじは、新たなセットに触れ、「前のセットは2年ぐらい使っていたから、テーブルの上のシールがベロンベロンになっていたんです。それがきれいになっているのが良かった。本番中気になっていたんですよ」と、彼らしい着眼点で収録の感想を話し、会場の笑いを誘った。高橋は同番組について「私は本当にテレビを見ないんですけど、この番組だけは見たことがあって。(ジュニアとせいじの)お2人に『出られるのがすごくうれしいんです』って言ったら、『ウソや!』ってすごく言われたのが切なかったです(笑)」とコメント。また、AKB48卒業後初のレギュラー番組になることについては「やっと自由になった」と話し、「みなさんと一緒に自由に楽しみたい。せいじさんの度胸や、ジュニアさんのカンペを読むうまさなどを盗みたい」と抱負を語った。だが、この高橋の発言中に、せいじの座っていた椅子の座面の支えが緩むというトラブルが発生。せいじが「すみません! だんだん椅子が下がってくる!」と大騒ぎして会場は爆笑の渦となり、高橋は、話の腰を折られた形になったが「(こういうところを)盗みたい」と、はじけるような笑顔を見せた。火曜移動後最初の19日の放送は、賀来千香子がノルウェー、せいじがマラウィ、愛華みれんがブラジルへ飛び、そこに住む日本人の驚きの暮らしが明かされる。
2016年04月01日Kenta Matsushigeの16-17AWコレクションでは、服作りへの情熱だけでなく技術の高さも存分に発揮されている。モダンで構築的だが、モード過ぎず純粋に“着たい”と駆り立てられる秀逸さがある。虚飾のない慎ましさは、日本文化を表しているようでもありフランスの粋なアティチュードも漂う。渡仏から4年後にはブランド立ち上げと、順調に見えるパリでの活動だが「2、3シーズン目は戸惑っていた」と語る松重さん。デザイナーとして初めて直面した、生みの苦しみ。山場を乗り越え迎える今回のコレクションテーマは“日本”。海を渡ってから日本文化の魅力を初めて認識できたという。ブランドの礎を固め、彼が目指す新境地とは。ーー今シーズンのテーマを“日本”に決めたきっかけは?2、3シーズン目、モダンを意識し過ぎるあまりに表現したいものを生み出せず、納得できないまま世に出ました。シャネルがスポンサーとなり、アトリエを借りて傘下のブランドにアクセサリーを制作してもらいましたが、ウェアラブルとクリエーションの狭間で道に迷い、戸惑っていたんです。そんな状態の中、今回の4シーズン目に取り掛かる前に日本へ一人旅に出ることにしました。一度海外へ出たからこそ、日本の中に無意識に存在しているものに目を向けることができ、刺激を受けましたね。ーー具体的に、どんなものからインスピレーションを受けましたか?江戸時代の浮世絵です。浮世絵師歌川豊国の「御あつらへ三色弁慶」や歌川国貞の「月の夜忍逢ふ夜」は特に感動しました。200年程前にこれほどの彩美な色使いとまっすぐな光が描けるとは信じ難く、初めて目にした時は描き直されたのだと思ったほど。また、市川団十郎の舞台「暫(しばらく)」で使われている着物衣装の中で、袖が正方形の斬新なデザインが着想元となり、腕を少し曲げた状態のままで形成した袖を作りました。浮世絵という平面の図を立体に構築できるのか、自分への挑戦でもありました。試行錯誤の連続でしたが、今シーズンのコレクションの完成度には納得しています。浮世絵だけでなく、滋賀県の老舗菓子屋「たねや」が掲げる“ひなびた美しさ”という世界観にも共鳴しました。生活様式の変化や時代の移り変わりを敏感に感じながらも受継ぐものを大事にし、同時に新しい時代へアプローチしていく姿勢。日本文化に触れて、ブランドの基盤となるアイデンティティを確立できたように感じています。Kenta Matsushige 16-17AWコレクションーーKenta Matsushigeが思い描く女性像とは?あえて女性像は設けず“その人なりに”というのが僕のブランドですね。清楚、質素、シックなどブランドを形容する言葉はいくつもありますが、合わせ方次第で変幻するようなアイテムをこれからも作っていきます。一目でどこのブランドか分かるような、押しの強いデザインが好きではなく、むしろ「それどこの?」と聞かれるくらいの方がいい。ーーデザイナーとして、松重さんの今後の展望を聞かせて下さい。抽象的な言い方ですが、とにかくブランドを大きくしたいです。常に課題を持って刺激を受けながら、感じるままにクリエーションしていきます。優れたデザイナーが数多くいるパリで、サカイ(Sacai)のようにビッグメメゾンにも引けを取らないブランドは素晴らしいですよね。次々と新しいデザイナーが生まれ、目新しい個性はもう出ないんじゃないかとも思ってしまいますが、僕は僕なりに、まだ存在しない唯一無二のブランドに磨いていきたいです。前編に戻る。
2016年03月22日竜星涼をはじめ、須賀健太、日南響子、加藤雅也ら個性派キャストが集結し、“絶対に読んではいけない”漫画の禁断の実写化に挑む『シマウマ』。社会の闇を強烈に描く衝撃作となる本作のキャラが勢揃いした、ダークなポスタービジュアルが解禁された。本作の原作となるのが、2010年より「ヤングキング」にて連載中、累計発刊部数約150万部を超える人気を誇り、その過激さから“絶対に読んではいけない”と謳われる小幡文生のマンガ「シマウマ」。『凶悪』の脚本を手掛けた高橋泉と、『探偵はBARにいる』シリーズの橋本一監督がタッグを組み、禁断の実写映画化を実現。美人局で仲間達と一緒に金稼ぎをしていた倉神竜夫(竜星涼)が、ある日ヤクザを引っ掛けてしまったことから、転がるように闇へと堕ちていき、“回収屋”の“ドラ”として、禁断の世界へ足を踏み入れることになるという、ダークな世界を描いている。このほど解禁となったポスタービジュアルでは、主人公・竜夫を中心に、回収屋のメンバーが勢揃い。“ジョーカー”のような奇抜なメイクを施した猟奇的な快楽殺人者・アカ(須賀健太)、回収屋の紅一点で敵か味方か分からない“ミステリアス”な女・キイヌ(日南響子)、回収屋を取り仕切る謎に包まれた“ボス”の男・シマウマ(加藤雅也)と個性的なキャラクターがずらり。そのほかに、高橋メアリージュン、天乃舞衣子、脇知弘、松田賢二、福士誠治など、演技派俳優たちが演じるキャラクターが顔を揃えた、スタイリッシュながらも強烈なインパクトを残す、勢いのあるビジュアルとなっている。また、原作者・小幡氏が描いたイラスト版のドラと竜星さんが演じるドラの場面写真も併せて初披露!この2種類のカットは3月12日(土)より販売される前売りチケット特典のポストカードにも使用されている。現代社会の暗部を強烈に切り取りながら、身近に潜む闇を炙り出すダークな世界を描く本作。観る者にかつてない衝撃を与える超問題作の公開を心待ちにしていて。『シマウマ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月11日モデルで女優の高橋メアリージュンが、映画『シマウマ』(5月21日公開)に出演することが22日、発表された。原作は、小幡文生氏が漫画誌『ヤングキング』(少年画報社)で2010年より連載し、累計発刊部数約150万部を突破した同名コミック。仲間たちと美人局(つつもたせ)を繰り返していた主人公・倉神竜夫が、ある日ヤクザを引っ掛けてしまったことをきっかけに、回収屋のダークヒーロー・ドラに転身する姿を描く。ドラ役の竜星涼のほか、回収屋の快楽殺人者・アカ役の須賀健太、回収屋の紅一点・キイヌ役の日南響子、回収屋を取り仕切るボス・シマウマ役の加藤雅也の出演も決定している。2015年に公開された『みんな!エスパーだよ!』をはじめ、近年、数多くの話題作に出演している高橋。本作で演じるのは、美人局で金稼ぎをしていたドラの恋人・彩役で、劇中では回収屋にボコボコにされるシーンもあるという。今までにない激しいアクションに挑戦し、女優としての新たな一面を披露する。高橋は、自身を「私はいつも希望を持って生きてきた方」と顧みた上で、「希望を持ったことない役を演じるのは難しく、とても勉強になりました」と新たな役どころに刺激を受けた様子。続けて、「周りの復讐劇が恐ろしすぎて悪いことはしちゃいけないなとあらためて思いましたね」と苦笑する。また、そのほかの追加キャストも発表され、病気の子どもを抱え夫とすれ違う孤独な主婦・網川早苗役に天乃舞衣子、早苗の夫で元刑事・網川晃児役に福士誠治、ドラの情報屋でありながら早苗に恋心をいだきストーカーのように見つめる吉田役に脇知弘、彩と何らかの関係がある謎の男・北島役に松田賢二。中でも、芸歴16年の脇は「今までやってきたキャラクターが全部崩壊するんじゃないかと思われるくらい強烈な役をやらせていただきました。脇知弘の新境地をぜひ見てほしい」と呼びかけている。(C)2015 東映ビデオ
2016年02月23日“絶対に読んではいけない漫画”と称される小幡文生の同名コミックを竜星涼、須賀健太、日南響子、加藤雅也らで映画化することが決定した『シマウマ』。この度、新たに本作に高橋メアリージュン、天乃舞衣子、脇知弘、松田賢二、福士誠治が出演することが明らかになった。「美人局」で仲間達と一緒に金稼ぎをしていた倉神竜夫は、ある日ヤクザを引っ掛けてしまったことから、転がるように闇へと堕ちていき、“回収屋”の“ドラ”として、禁断の世界へ足を踏み入れることになるが…。原作は、2010年より「ヤングキング」(少年画報社)にて連載中の同名コミック。累計発刊部数約150万部を超える人気を誇り、現代社会の暗部を強烈に切り取りながら身近に潜む闇を炙り出していく。本作の監督を務めるのは、『探偵はBARにいる』シリーズ『臨場 劇場版』など、数多くの話題作を手がける橋本一。また脚本は、『凶悪』で第37回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した高橋泉が手掛け、既にキャストとして主人公のドラ/倉神竜夫役の竜星さんをはじめ、アカ役の須賀さん、キイヌ役の日南さん、そしてシマウマ役の加藤さんが顔を揃えている。今回新たに出演が決定したのは、 美人局でドラたちと一緒に金稼ぎをしていたドラの恋人・彩役に、女性ファッション雑誌「CanCam」の専属モデルを経て、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』『映画 みんな!エスパーだよ!』など数々の話題作に出演する高橋さんをはじめ、病気の子どもを抱え夫とすれ違う孤独な主婦の網川早苗役に、元グラビアアイドルで『モンスター』『花と蛇ZERO』で女優としての実力を高く評価されてる天乃さん、早苗の夫で元刑事の網川晃児役には、数々のドラマや映画で活躍中の福士さん、主人公・ドラの情報屋・ 吉田役には、「ごくせん」をはじめ映画でも大活躍中の脇さん、そして主人公のドラの恋人・彩と何らかの関係がある謎の男・北島役には、「仮面ライダー響鬼」をはじめミニシアター上映の映画などに数多く出演している松田さんが抜擢された。そんな個性派俳優5人からコメントも到着。回収屋にボコボコにされるシーンなど、今までにない激しいアクションシーンに挑戦し女優魂を披露している高橋さんは「私はいつも希望を持って生きてきた方なので、希望を持った事ない役を演じるのは難しく、とても勉強になりました。そして周りの復讐劇が恐ろしすぎて悪い事はしちゃいけないなと改めて思いましたね(笑)」といままでにない役に少し困惑した様子。また、清楚な主婦が回収屋がしかける事件をきっかけに豹変するという役どころの天乃さんは「もう死にたい。女として母として、何の為に生まれてきたのだろうと思うような役でした。楽しむことすら“悪”に思えてくる。人間みな醜い」とシリアスなコメント。そして麻薬取締担当の優秀な刑事が悪の道へと転落してしまう様を熱演する福士さんは「正直、この映画の世界があるとしたら僕は嫌ですね。でも映画として役者として現場にいる時間はなんとも心地の良い時間でした。観てくださった方がうんざりしてくれれば正解ですかね(笑)」と映画の内容とは反して現場は良かったと振り返る。また、脇さん演じる吉田は、早苗への恋心が暴走し、想像を超えた悲劇を生む事になるというキーパーソンだが、「芸歴16年目になりますが今までやって来たキャラクターが全部崩壊するんじゃないかと思われる位強烈な役をやらせて頂きました。脇知弘の新境地を是非観て欲しいです!原作の吉田にも負けてません!」と意気込みを語る。さらにドラと対立する悪の存在として凄みのある演技を披露している松田さんは、「過激な原作を読み、ある程度覚悟して撮影に臨みましたが、それ以上でした。問題作となるのを期待しています」と語った。”絶対に読んではいけない漫画”を実写化した問題作『シマウマ』。出演者が「恐ろしい」「強烈」と口々に話す本作に、ますます期待がかかる。『シマウマ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月22日女優の橋本愛(20)が10月公開の映画『バースデーカード』で主演し、宮崎あおい(30)と母娘役を務めることが16日、発表された。2人は同作で、初共演を果たす。主人公は、天国にいる母から毎年届くバースデーカードから人生を輝かせるヒントを手繰り寄せ、一生懸命幸せに向かってい進んでいく娘・紀子。17から25歳までの"少女"から"女性"へとなる紀子を橋本が演じる。一方の宮崎が務めるのは、そんな紀子の母・芳恵。明るく気丈に振る舞い、行動的だったが、紀子が10歳の頃に自らの命の限界を悟り、愛する娘にバースデーカードを書き残す優しい母という役どころだ。メガホンを取るのは、『びったれ!!!』(15年)などの吉田康弘監督。2人のほか、紀子の父親役のユースケ・サンタマリア、弟役の須賀健太らの出演も発表された。「王道中の王道を、オリジナル作品として成立させることに大きな意義をもって臨んだ作品でした」と打ち明ける橋本。「昨今では珍しい全編オールロケという恵まれた環境の下、雄大で美しい自然と共に、普通の人々の人生を、大変いとおしく輝かしく切り取ることができたことをうれしく思います」と感慨を口にする。共演の宮崎については、幼少時代のシーンを見学していた際に「宮崎さんの表情、すなわち母の表情を焼き付けようとしていたのですが、そこには絶対的な無条件の愛を感じていました」と内からあふれる母性を垣間見て感動する。実質的な共演シーンは1シーンのみだったが、それは宮崎と橋本が初めて対面する重要な場面。「そのとき一番印象に残ったのは、宮崎さんの手です」と振り返り、「この手で頭をなでられたり、つないだり、抱きしめられたりしてきたのだと、深い愛情を感じるすごく繊細な手」と述懐しながら、「記憶の中の母と対面できた奇跡に心が震えた」とまで語っている。そんな橋本の母役を担った宮崎は、「人の死を扱う作品というのはとても難しいもの」と明言。「それでも、この作品を見てくださった方が前向きな気持ちになってくれたら」と呼びかける。橋本については、「出番のない日も、幼い自分が経験したことを記憶に残すために何度も現場に足を運びモニターを見ていました」とその勉強熱心な姿が印象深かったようで、「私は出来上がった映画を通して娘の成長を知りましたが、悩みながらもすてきな女の子になってくれて安心しました」とまさに"母親"らしい感慨を口にした。映画は、2015年7月12日に長野・諏訪市でクランクイン。諏訪湖を中心とした長野の各地や小豆島、大阪にも移動し約1カ月をかけ、全編オールロケーションを敢行した。(C)2016「バースデーカード」製作委員会
2016年02月16日『パッチギ!』『嫌われ松子の一生』などの制作に参加し、実話をもとにしたオリジナル映画『キトキト!』で鮮烈な監督デビューを果たした期待の新鋭・吉田康弘監督の最新作となる『バースデーカード』の公開が決定。本作で日本を代表する実力派女優、橋本愛と宮崎あおいが娘・母役で初共演することが明らかになった。誕生日に毎年届く、亡き母からの“バースデーカード”。それは、最愛の娘の成長を見守ることが出来ないことを悟った母が、ありったけの愛を込めて綴った未来の娘への“手紙”…。「娘と母」という関係は、同性ならではの特別な感情があって、その関係性や距離感は様々。けれど、根底にあるのは、娘にとって「母」という存在は、何物にも代えがたい唯一無二の存在であるということ。女性ならば誰もが抱いたことのある「尊敬と畏怖、そしてライバル心」それが、娘と母という特別な関係。本作で描かれる「娘」は、何事にもネガティブで、いつもチャレンジすることをあきらめてしまいがちな内気な少女。一方「母」は、明るく気丈に振る舞い、行動的で、いつも家族を温かく見守り大きな愛で包む太陽のような存在。そんな正反対な娘と母が織り成す愛の物語だ。天国にいる母から毎年届くバースデーカードに秘められた人生を輝かせるヒントやサプライズを手繰り寄せて、精一杯幸せに向かっていく等身大の女の子、主人公の紀子を演じるのは若手実力派女優の橋本愛。17歳から25歳まで、大学生から社会人へと成長していく「少女」から「女性」への過渡期を、日々変わりゆく環境の中で、友人関係、恋愛、結婚で揺れ動く心の機微を繊細に演じる。一方、紀子が10歳のときに自らの命の限界を悟り、愛する娘へバースデーカードを書き残す母・芳恵には、宮崎あおい。本格的な母親役で更なる新境地を見せている。そのほか共演陣には、バラエティ番組やドラマ、映画、舞台とマルチに活躍するユースケ・サンタマリア。宮崎さん演じる母・芳恵に優しく寄り添い支え続ける夫、娘の紀子と息子の正男を不器用ながらも時に厳しく、時に優しく育てる父親を熱演している。そしてお姉ちゃん思いの弟・正男役に『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズをはじめ、最近では舞台にも力をいれる須賀健太。子役時代から培われた定評のある演技力で一家のムードメーカーを好演する。<以下、キャスト&スタッフコメント>■橋本愛(紀子役)王道中の王道を、オリジナル作品として成立させることに大きな意義を持って臨んだ作品でした。昨今では珍しい全編オールロケという恵まれた環境の下、雄大で美しい自然と共に、普通の人々の普通の人生を、大変愛おしく輝かしく切り取ることができたことを嬉しく思います。止まったままの母と成長し続ける娘のとても前向きなバディムービーに仕上がったので、是非是非多くの方に観ていただきたいと思います。<宮崎さんの印象>現場で幼少時代のシーンを何度か見学させていただいた時、宮崎さんの表情、すなわち母の表情を焼き付けようとしていたのですが、そこには絶対的な無条件の愛を感じていました。宮崎さんとの共演シーンは実質たったの1シーンで、宮崎さん演じる母と、私自身が初めて対面するとても重要な場面でした。そのとき一番印象に残ったのは、宮崎さんの手です。この手で頭を撫でられたり、繋いだり、抱きしめられたりしてきたのだと、深い愛情を感じるすごく繊細な手でした。記憶の中の母と対面できた奇跡に心が震えたことを覚えています。■宮崎あおい(芳恵役)自分がいなくなった後の子ども達に、何が残せるのかを想って生きた、優しいお母さんを演じさせていただきました。人の死を扱う作品というのはとても難しいものだと思います。それでも、この作品を観てくださった方が前向きな気持ちになってくれたら嬉しいです。<橋本さんの印象>橋本さんと直接お芝居をすることはほとんどなかったのですが、出番のない日も、幼い自分が経験したことを記憶に残すために何度も現場に足を運びモニターを見ていました。私は出来上がった映画を通して娘の成長を知りましたが、悩みながらも素敵な女の子になってくれて安心しました。■吉田康弘監督執筆中に自分自身の子どもが生まれたということもあり、母親が死んでいく悲しみを描くよりも、まだ幼い子どもを残して死んでいったときに何を残せるのか、そうやったら亡くなった後も関わり続けることができるのかということを提案する気持ちで脚本を書きました。亡くなった母と遺された娘の対話の中で、娘が成長していく物語を、観ていただく方にも追体験してもらいたい。暗い話にはせず、明るい希望が持てる話にしたかった。王道でストレートな物語であるからこそ、丁寧に繊細に創ることを意識しました。この作品は、キャスト、スタッフ、ロケーション、天候、本当にいろいろなことに恵まれ、誰に観ていただいても楽しんでもらえる作品になった自信があります。そして、観ていただいた後に幸せになってもらえる作品、今の幸せを噛みしめて人生を大切に生きていきたいと思ってお貰えるような作品になったと思います。『バースデーカード』は2016年10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月16日ドラマ「ROOKIES」や『クローズZERO』など数々のドラマや映画に出演し、現在、auのTVCM「三太郎」シリーズの“浦ちゃん”役で話題沸騰中の俳優・桐谷健太が、2月11日、公式サイトにて自身の名前で第2子が誕生したことを明かした。「空とみんなに感謝をこめて」と題されたコメントでは、「お久しぶりです。桐谷健太です。みなさんお元気ですか?俺は相変わらず元気です」と自身の名前で近況を報告。続けて「突然ですが、俺、桐谷健太の世界に、2人目の天使が誕生してくれました。春風もつかめそうな気分です」と、第2子誕生の喜びを、独自の言葉で表現した。最後に「これからも柔らかく、芝居に唄に、全身全霊全魂で爆発していきたいと思います。これまでもありがとう。これからもよろしく。みなさんもあたたかい気持ちに包まれますように」と綴り、今後益々の活躍へ意欲をみせた。桐谷さんは映画『ゲロッパ!』で銀幕デビューを果たすと、2007年の映画『GROW 愚郎』で映画初主演を飾る。2008年にはテレビドラマ「ROOKIES」平塚平役で一気に知名度を上げると、その後は「JIN-仁-」、大河ドラマ「龍馬伝」、『ソラニン』『BECK』『GONIN サーガ』『バクマン。』と立て続けに話題作に出演。最近ではauのTVCM「三太郎」シリーズの“浦ちゃん”役で持ち前の美声も披露しており、活躍の幅を広げている。2014年に一般女性と結婚、同年に第1子が誕生している。SNS上では「第二子かー。いいパパだろーなー」「桐谷健太さん第二子産まれるんやなー!わー!めでたい」と祝福の声が上がっている。(text:cinemacafe.net)
2016年02月12日全世界で累計発行部数が2億冊を超える大ヒット漫画「NARUTO-ナルト-」を舞台化した「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」。昨年3月から6月にかけて日本のみならずアジア3都市でも上演され大好評のうちに幕を下ろした本舞台が、今夏、再演されることが決定。主人公・うずまきナルト役の松岡広大と、うちはサスケ役の佐藤流司の続投も発表され、2人からコメントが届いた。1999年より「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて15年間連載された日本を代表する漫画のひとつ、「NARUTO-ナルト-」。近代の日本と現代文化をミックスした架空の世界を舞台に、落ちこぼれ忍者のナルトと仲間の友情、裏切りと復讐、師弟や家族の絆の物語が描かれ、個性的なキャラクターと独自の世界観、そして心揺さぶるのストーリーの数々が日本のみならず、アジア・ヨーロッパ・アメリカでも評判に。いまなお熱狂的な人気を誇っている。2015年には、本作の中でも初期のドラマ(主人公・ナルトたちの少年期から終末の谷まで)を舞台化。“ライブ・スペクタクル”と銘打って、単なるお芝居だけではなく、ダンスやアクロバットなどのパフォーマンス、さらに、LEDやプロジェクションマッピングなど様々な最先端の特殊演出を使用し、漫画から飛び出したような再現度の高いビジュアルも相まって、まるで漫画の世界を体感できるような迫力ある舞台に仕上がった。東京・大阪・宮城・福岡に加え、マカオ、マレーシア、シンガポールの海外3都市でも上演され、世界中で新たな“NARUTO旋風”を巻き起こしたことは記憶に新しい。今回、本公演の再演が決定。主人公のうずまきナルト役には、抜群の身体能力とエネルギー全開で物語を引っ張っていった松岡さんが続投する。松岡さんは「こうして、また皆さんの前に同じ役で出演できることがとても光栄です。役への愛は勿論ですが、作品への愛も更に高めて臨みたい」と、喜びと意気込みをコメントした。そして、うちはサスケ役も、心に抱える闇や葛藤を丁寧に表現した佐藤さんが続投することとなった。「1年越しにまた演じることができること、感無量です」と喜びを表現し、「前回とは比べものにならないほどのクオリティを目指してこの作品に挑み、木の葉の里への復讐を誓います」と、早くも意欲十分な様子。そのほかのキャストについては後日発表予定。前作には、伊藤優衣、須賀健太、君沢ユウキら人気2.5次元俳優が出演していただけに、再演キャストにも期待が高まる。再演「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」は2016年夏、東京・大阪にて上演予定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月10日須賀健太がアニマックスで放送中の人気アニメ「新あたしンち」のゲスト声優を務めることになり、2月9日(火)に都内スタジオでアフレコに臨んだ。けらえいこの独特のタッチによる漫画「あたしンち」のTVアニメ版で、2002年に放送が開始され、2003年、2010年には映画化もされた人気作。現在放送中の「新あたしンち」は昨秋よりアニマックスで放送されており、ほのぼのとしたホームコメディが展開する。須賀さんは、3月22日(火)放送の第24話「ユズヒコ、野球部(前編・後編)」のゲスト声優として、一家の長男で中学生のユズヒコの先輩の大野の声を担当。野球部のエースという設定となっている。須賀さんは役どころを「チャラチャラしてて女好き(笑)」と説明。「個性的なキャラの多い作品の中でも特に個性的です」と笑い「自分の性格とは正反対なので、振り切って演じました!」と語った。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどで知られ、21歳にしてすでに芸歴17年の須賀さんだが、声優に関しては今回が初挑戦!子どものころから「サザエさん」や「ポケモン」といった作品を見て育っており「声優にチャレンジしたいという思いは昔からありました。お話が来たときは嬉しかったです」と明かす。改めて「声だけでのお芝居が非常に難しかったです。緊張しましたが、声色を変えるという視点が新鮮でした」と初めてのチャレンジを振り返った。タイトルコールを言わせてもらったことが「一番の記念」と嬉しそうな笑みを浮かべていた。「新あたしンち」は毎週火曜19時より放送中。須賀さんが出演する第24話は3月22日(火)放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月09日WOWOWの連続ドラマW『メガバンク最終決戦』の完成披露試写会が4日、都内で行われ、キャストの椎名桔平、桐谷健太、緒川たまき、音月桂、石橋凌が出席した。14日(毎週日曜 22:00~)にスタートする本作は、波多野聖の小説を実写化した経済ドラマ。日本国債の暴落により、巨大な負債を抱えたメガバンクを舞台に、買収合戦に挑む敏腕ディーラーの桂(椎名)と総務部の二瓶(桐谷)の活躍を描く。主演の椎名は、「ノンフィクションに近い作品。メガバンクの内幕は我々が知る由もないけど、日本経済とつながっていることが多々ある。スケールの大きさを堪能してほしい」と胸を張ってアピール。また、劇中で椎名とタッグを組んだ桐谷は、「普段は目立たない存在だけど、銀行が危機に陥った時に誰よりも男らしくて格好良かった」と役柄の印象を語り、「社会派ドラマに出ることが少ないですが、演じていて楽しかったです」と撮影を振り返った。イベント中は、ネタバレ話をする椎名に、「ちょっとダメでしょ!」と桐谷が慌てて突っ込むなど和気あいあいの雰囲気。この日、36歳の誕生日を迎えた桐谷に、サプライズのバースデーケーキがプレゼントされる場面もあったが、その反応はいまいち。「台本に『サプライズでケーキ』って書いてあって、俺かなと思ってた」とサプライズにはならなかったようだが、「俺の誕生日パーティーみたいになってるけど大丈夫?」とうれしそうな笑みをこぼしていた。
2016年02月05日2010年より「ヤングキング」にて連載中の、小幡文生による “絶対に読んではいけない”といわれる人気漫画「シマウマ」が実写映画化されることが決定。『orange-オレンジ-』の“ブレイク男子”竜星涼、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズから成長を遂げた須賀健太、さらにグラビアから歌手まで多方面で活躍する日南響子、『アンフェア』シリーズなどでおなじみの加藤雅也という豪華キャストで、現代社会の暗部を強烈に切り取りながら身近に潜む闇を炙り出す映画『シマウマ』から、早くも特報映像が到着した。“美人局”で仲間たちと一緒に金稼ぎをしていた倉神竜夫は、ある日、ヤクザを引っ掛けてしまったことから、転がるように闇へと堕ちていく。“回収屋”の通称・“ドラ”として、禁断の世界へ足を踏み入れることになるが…。小幡文生・原作の累計発刊部数約150万部を超える、“絶対に読んではいけない”漫画を、個性豊かな面々で映画化する本作。他者に受けた屈辱などをありとあらゆる方法を用いて昇華させる“回収屋”の世界へ足を踏み入れる主人公・ドラ/倉神竜夫を演じるのは、「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウレッド/桐生ダイゴ役でブレイクし、『orange-オレンジ-』の須和弘人役で最も注目を集める若手俳優・竜星涼。本作では、苛立ちや焦燥感を抱えながら裏社会で生きる“ダークヒーロー”を体当たりで挑んでいる。また、回収屋の一員で、まるであの“ジョーカー”のような奇抜なメイクを施した猟奇的な快楽殺人者・アカ役には、子役時代から演技力に定評のある須賀健太。同じく回収屋の紅一点で、敵か味方か分からない“ミステリアス”な女・キイヌ役には、元「ニコラ」や「non-no」の専属モデルで、女優やグラビアアイドル、歌手(珠麟)といくつもの顔を持つ日南響子。さらに、回収屋を取り仕切る謎に包まれた“ボス”の男・シマウマ役には、映画、TVドラマ、舞台などで抜群の存在感を誇る加藤雅也。監督を務めるのは、『探偵はBARにいる』シリーズや『臨場 劇場版』、日南さん主演の『桜姫』など、数多くの話題作を手掛けている橋本一。脚本は『凶悪』で第37回日本アカデミー賞「優秀脚本賞」を受賞した高橋泉と、鉄板の布陣がそろっている。最旬の若手俳優が集結し、日本映画界の限界に挑む超問題作を、これからも楽しみにしていて。<以下、コメント>■竜星涼(ドラ/倉神竜夫役)撮影をしていたのは去年の4月頃でした。やっと今年、この問題作を世の中に送れるのかと思うと武者震いします。こんな新しい自分を引き出してくれる役に出会えて幸運です。色々な方に見ていただき、衝撃を受けて欲しいです。■須賀健太(アカ役)お話をいただいたとき、初めて悪役を演じられることにワクワクしながら原作を読ませていただきました。演じさせていただくアカは正直、言葉も行動も理解できないようなサイコキラー…でもなぜかグッとくるカッコよさを持っていました。自分の中にない要素を探す高揚感と熱量で振り切って演じさせていただきました。ぜひご覧ください!須賀史上最悪キャラです。■日南響子(キイヌ役)なかなかクレイジーな内容でしたので、コレが映像になったらどうなるのだろうかと、現場に入る前から楽しみにしておりました。原作のキイヌとは(容姿が)少し違いますが、それもあってなのか、とても演じがいがありました。■加藤雅也(シマウマ役)シマウマというキャラクターを演じるにあたって、まず最初に考えたのは“話し方と声”。漫画を何度も読み返しイメージしました。撮影初日リハーサルでいきなりやってみて、監督にOKをいただいて決定となりました。原作ファンの方々に受け入れられると嬉しいです。■監督:橋本一こいつら全員、やる時ゃマジでサディスト。やられる時はどマゾ。やらせる方は身の危険を感じました。血とゲロにまみれた、爽やかな感動青春映画です。ご家族揃ってご覧ください!R指定だけど。■原作:小幡文生皆さーん!「シマウマ」が映画化されたらしいですよ~ びっくりでしょ?…っても一番驚いているのは作者である俺なんスけどね…まさかねぇー あんな漫画が…(笑)しかーし!試写を観させていただいてさらにびっくり!面白い!最高!最低!最高!まさに「シマウマ」っス!ぶっちゃけ漫画より面白い!皆さん期待して下さい!そして映画に携わってくださった皆さま 本当にありがとうございました!一応、ご相談なんですけど…「シマウマ」を東映の新シリーズにするってのは如何でしょうか?『シマウマ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日WOWOW「連続ドラマW メガバンク最終決戦」の第1話完成試写会が4日(木)都内で行われ、主演の椎名桔平、共演の桐谷健太、緒川たまき、音月桂、石橋凌が出席。この日36回目の誕生日を迎えた桐谷さんにサプライズでバースデーケーキが用意されるも、意外な結末が待っていた。会見終了後にバースデーソングが鳴り響き、ドラマにちなんだ“お札型の特大バースデーケーキ”がサプライズで登場。石橋さんも「ハッピーバースデー、健太」と渋い歌声で祝福し、客席からもクラッカーが一斉に鳴らされた。驚き顔でケーキを見つめる桐谷さんだったが実は「台本を読んだ時に“サプライズケーキ”と書いてあった。“まさか俺か?”とは思っていた」とネタバレを正直に告白。それでも「ただクラッカーは知りませんでした」と客席からの粋な計らいだけは大成功だった。「銭の戦争」シリーズなどの著者で、5千億円もの日本株を運用する伝説のファンドマネージャー・波多野聖氏による小説を連続ドラマ化。巨大な負債を抱えたメガバンクを立て直すべく、買収合戦と社内の陰謀に立ち向かうスーパー銀行マン(椎名さん)と、気転が効き柔和な雰囲気を持つ総務部員(桐谷さん)の活躍を描く。東西帝都EFG銀行専務でディーラーでもある桂光義役の椎名さんは「ノンフィクションに近いようなドラマで、我々が知る由もないメガバンクという巨大な銀行の裏側をエンターテインメントとして知ることが出来る。力強く、スペクタクルがあり、スケールの大きな作品」とアピール。連続ドラマW初主演となったが「WOWOWは、クオリティの高い作品が作られてきたし、難しい題材に果敢にチャレンジしてドラマ化している印象があった。機会があったら是非飛び込みたいと思っていた矢先にお話を頂いたので、思い切ってやろうと挑んだ」と念願の抜擢を喜んだ。一方「勝負時の願掛け」の話になると、桐谷さんは「しっかり食べる。白米もガッツリ喰うみたいな感じ」と桐谷ルーティンを紹介し、さらに「飛ぶ。いざ行くぞ!という時は」と返答。それに対して椎名さんが「え?飛びます、飛びます、ってやつ?」といじると、桐谷さんは「それはコント55号でしょ!」と夫婦漫才のような掛け合いを見せていた。WOWOW「連続ドラマW メガバンク最終決戦」は、2月14日(日)22:00スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日愛は燃えあがるほど、深く激しく私たちを貫く。抑えようがないこの激情の行きつく先には、どのような光景が広がっているのだろう。ここでは、桐谷健太さん自身が考える、深く激しい愛のあり方を紹介します。* **“愛する人に、愛を表現する”という行為は、作為的にするものではなく、滲み出るものだと思います。俺は激しく、そして深く愛している相手を、優しく抱きしめたいと思う。でもそれは、相手を愛しいと思うから、抱きしめたくなってしまうわけで、決して“分かってほしい”から抱きしめるわけではない。深い愛は、表現しなくても伝わるものだと思う。眼差しを見るだけでも、一緒にそばにいるだけでも、あるいは一緒にいないときでさえも、想いは感じられる。そういうものが、本当の愛だと思う。相手を温かく包み込むような愛は、激しく、深くなればなるほど、透き通った状態になる。太陽の光や風のように。だから表現しようとさえ思わなくなるのかもしれません。なぜなら、その愛が自分の中にあるだけでもう十分幸せだし、話したり、見つめたりといった自分の一挙手一投足に、自然に溢れ出てしまうから。そしてその愛はきっと届く。だから自分の想いを分かってもらいたい、と思う段階では、それは愛ではなく、“恋”なんじゃないかな。一方で、“今日の空は明日にはないぜ”的な熱い気持ちも、常に心に置いておくことも大事。人生は、“今しかない”の連続だから、もし愛する人がいて、その人とキスしたい、ハグしたいと思うなら、俺はできる限り行動に出たほうがいいと思う。もう二度と会えないかもしれないんだから。でも一方的にはダメよ(笑)。映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の主人公・大助は、好きな子とキスしたいから生き返りたいと願うし、地獄の赤鬼・キラーKは、二度と会えない妻に曲を書く。そういった衝動的な行動は、心の奥にある“激しく深い愛”に突き動かされた結果なんだろうなと、俺は思います。◇きりたに・けんた1980年生まれ。2月からはWOWOWでドラマもスタート。スーツ¥1,038,000シャツ 参考商品シューズ参考商品ベルト¥72,000(以上ブリオーニ/ブリオーニ ジャパンTEL:03・3234・0022)※『anan』2016年2月3日号より。写真・永禮 賢スタイリスト・岡井雄介ヘア&メイク・石崎達也
2016年02月01日漫画『ハイキュー!! 』は古舘春一による"熱血青春バレーボール物語"。現在週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載中で、既刊18巻の単行本は累計1,600万部を突破し、アニメは2期が放映中だ。高校バレーボール部を舞台に、身長が162.8cmと小柄ながらバレーボールに魅せられた主人公・日向翔陽が、中学生時代に日向が試合で惨敗した天才プレーヤー・影山飛雄と再会し、チームメイトとなって全国を目指す物語。高校生たちの、逆境や困難に負けずひたむきにバレーボールに打ち込む姿、チームメイトとの切磋琢磨、ライバル校との戦いを通して成長する姿などが描かれている。11月には須賀健太主演(日向翔陽役)の演劇も上演開始され、東京、大阪、そして物語の舞台である宮城での公演が順に行われている。さらに最終公演は全国89館でリアルタイムでのライブビューイング(映画館での上映)が予定されており、今最も波に乗っているコンテンツのひとつだ。今回、同作品の男性キャラクターで「最もカッコイイ・恋人にしたい人」をマイナビニュース会員の男女300名にアンケートした。Q.漫画・アニメ『ハイキュー!! 』の男性キャラクターの中で最もカッコイイ・恋人にしたいと思うのは誰ですか?1位 日向翔陽 37.3%2位 影山飛雄 11.0%3位 月島蛍 7.0%4位 菅原孝支 3.3%5位 澤村大地 3.0%Q.なぜその人物を選びましたか? また、その人物のどういうところがカッコイイ・恋人にしたいと思いますか? また、好きな台詞やシーンなどがありましたら教えてください。■日向翔陽・「小柄な体で頑張る姿がいい」(男性/35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「背の低さをカバーするさまざまなスパイクなどの技が新鮮でカッコイイ。バレーは自分もやっていたが背は高くなかったので、ものすごく親しみがわいた」(男性/50歳以上/電機/技術職)・「ポジティブで真摯なところ」(男性/48歳/アパレル・繊維/事務系専門職)・「自分より身長も低く、さらにバレーには向かない手をしていて、それでも運動神経の良さを武器に一生懸命バレーを続けているところ」(男性/50歳以上/その他/その他)・「主人公だし、みんな彼についてきそう」(男性/28歳/情報・IT/技術職)・「人がいい、性格がいい」(男性/30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「頑張るところ」(男性/24歳/その他/その他)・「小さいけどそれに勝るところをたくさん持っているから」(女性/33歳/その他/クリエイティブ職)・「優しいから」(女性/36歳/医療・福祉/専門職)・「笑顔がかわいいから」(女性/24歳/医薬品・化粧品/営業職)・「何にでも一生懸命なところ」(女性/25歳/その他/その他)・「何より明るくて、どんな人にも優しいと思うからです」(女性/23歳/小売店/販売職・サービス系)・「素直でまっすぐだから」(女性/35歳/商社・卸/事務系専門職)■影山飛雄・「天才であり、努力もしている姿にひかれるため」(男性/28歳/金融・証券/専門職)・「冷静だが熱い心を持っているところ」(男性/50歳以上/建設・土木/技術職)・「バレーに対してのストイックさがカッコイイから」(男性/26歳/農林・水産/技術職)・「クールなところ」(男性/31歳/運輸・倉庫/技術職)・「ちょっと俺さまで、天才肌なところにひかれるから」(女性/27歳/金融・証券/事務系専門職)・「髪型、キャラクターが好き。ストイックなところもいい」(女性/29歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)・「悩みがかわいい。好み」(女性/43歳/学校・教育関連/事務系専門職)■月島蛍・「皮肉屋なところがすてき」(男性/36歳/小売店/販売職・サービス系)・「クールでカッコイイけれど、どこか憎めないところもあるから」(男性/33歳/学校・教育関連/専門職)・「スカしているが、実は兄の影響で誰よりもバレーに対して熱い心を持っているのではないかと思う」(男性/30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「実はいい人だから。大事にしてくれそう」(女性/29歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「ちょっとひねくれてるところがいい」(女性/49歳/その他/その他)・「長身でインテリなところ」(女性/24歳/金融・証券/営業職)・「ミステリアスなところ」(女性/29歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)■菅原孝支・「努力の人ってところがカッコイイ」(男性/28歳/その他/その他)・「後輩に抜かれてレギュラー落ちしても、腐らないところがいい」(男性/27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「優しさとものの考え方がいい。顔もカッコイイから」(女性/30歳/食品・飲料/技術職)・「さわやかで笑顔がかわいいので好き」(女性/27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「優しい雰囲気が好き」(女性/27歳/小売店/販売職・サービス系)・「穏やかな感じが良い! 」(女性/33歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)■澤村大地・「キャプテンシーがあり、チームメイトに活を入れる姿がカッコイイから。『勝とうとしなきゃ勝てないよ』」(男性/43歳/機械・精密機器/技術職)・「温厚ながら芯がしっかりしていて頼れるところがカッコイイ」(男性/33歳/機械・精密機器/技術職)・「絶対的な安心感!! 頼れる兄貴分……というかお父さん!! (笑)。甘やかされたーい!! すべてのシーンが胸キュンです」(女性/27歳/商社・卸/事務系専門職)・「頼りになるから」(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「包容力があるから」(女性/30歳/その他/その他)■総評漫画『ハイキュー!! 』の中でカッコイイ・付き合いたいと思う男性キャラクター、トップは主人公の日向翔陽だった。その支持率は37.3%。さすが主役というところだろうか。日向を挙げた人の男女比は6対4程度で、男性のほうが多かった。回答を見ると男性からは、"バレー選手としては小さい"というハンディがあっても頑張る姿に共感する声が多かった。「体格の小ささにめげず、運動神経とトリッキーな技で戦っていくところがカッコイイ」とのこと。女性からは明るくまっすぐでポジティブな性格が好まれているようだ。2位は影山飛雄で11.0%。日向とのコンビで「変人速攻」を決める天才セッターも人気が高い。影山を選んだ理由で最も多かったのが、「クールでストイックな性格に魅力を感じる」というコメント。男女比はほぼ半々だが、男女共にこのような意見が見られた。中には、「天才なのに努力し続けているのがいい」「俺さまな性格がかわいい」という人もいた。皮肉屋といわれる月島蛍は3位。普段クールなのに、ところどころで優しさをのぞかせる性格が男女共に好まれているようだ。また、女性の中には高身長やスタイルの良さを推す声も多く見られた。抜けているのはこの3人で以下、菅原孝支、澤村大地と続くが3%前後の支持だった。菅原孝支と澤村大地は女性に人気が高かった。菅原は優しさや穏やかな性格、また表から裏からチームを支える様子が、澤村はキャプテンとしての統率力や頼もしさ、安心感が女性の心をとらえているようだ。※画像は本文と関係ありません調査時期:2015年10月27日~2015年11月6日調査対象:マイナビニュース会員調査数:300名調査方法:インターネットログイン式アンケート
2015年11月29日宮藤官九郎監督最新作『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』に出演する神木隆之介、桐谷健太、清野菜名、皆川猿時と宮藤監督が、12月29日(火)に開催される「COUNTDOWN JAPAN 15/16」に出演することがこのほど明らかとなった。フツーの高校生・大助は、同級生のひろ美ちゃんのことが大好き。修学旅行中のある日、大助は不慮の事故に遭ってしまう。目覚めるとそこは―深紅に染まった空と炎、髑髏(どくろ)が転がり人々が責め苦を受ける、ホンモノの【地獄】だった!!死ぬには若すぎる17歳の主人公・大助が、不慮の事故による死後、地獄でロックバンド”地獄図(ヘルズ)”率いる赤鬼・キラーKとの出会いを描く本作。主演の長瀬智也&神木さんをはじめ、尾野真千子、森川葵、桐谷さん、清野さん、古舘寛治、皆川さん、古田新太、宮沢りえら豪華キャストの配役が話題を呼んでいる。このほど、宮藤監督をはじめ神木さん、桐谷さん、清野さん、皆川さんらの参戦が決定したのは、12月28日(月)~31日(木)の4日間にわたって、千葉・幕張メッセで行われている真冬のロックフェス「rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 15/16 supported by Windows 10」。毎年規模が拡大し、昨年は各日約4万5,000人、4日間で過去最大となるのべ18万人を動員した年末恒例イベントだ。本作のメンバーは2日目の29日(水)に登場し、キャスト陣のトークショーをはじめ、本作の主題歌を手掛けた元「THE MAD CAPSULE MARKETS」のKYONO率いる「WAGDUG FUTURISTIC UNITY」と、音楽を手掛けた向井秀徳のライブを実施!KYONOによる主題歌「TOO YOUNG TO DIE!」、向井さんによる劇中で重要な役割を担う楽曲「天国」が初めてお披露目される。さらに、皆川さんが劇中登場の地獄のガールズバンドメンバーじゅんことしてMCを務め、当日イベントには不参加となる長瀬さんからの動画コメントも放映予定だという。白熱必至のイベントに映画を引っ提げての出演とあって、大きな注目を集めそうだ。『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は、2016年2月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ 2016年2月6日より全国にて公開(C) 2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. /KDDI CORPORATION / GYAO Corporation
2015年11月20日その日、劇場に訪れたすべての観客が度肝を抜かれたことだろう。それは、単行本累計発行部数1800万部突破、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて絶賛連載中の大人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」の舞台。【チケット情報はこちら】斜めになった八百屋舞台の奥、ボールを受けるため構えた日向翔陽(須賀健太)がいる。その力強いジャンプとともに群集に担がれ、ゆっくりと空へと舞う。同時にぐるりとステージが回り、舞台奥のステージに向かって鋭くボールが打ち込まれ、映像が炸裂する──なんだ、これは?終演後の囲み取材で、主人公・日向翔陽役の須賀健太が「原作の中に『頂の景色』という言葉が出てきますが、今回、僕らは2.5次元の頂を見せます」と力強く語った通り、そこにはまさに「2.5次元作品」としてだけでなくすべての演劇作品のなか、より高みを目指す本気がつまっていた。物語はバレーに魅せられた、日向翔陽の成長譚。偶然観た烏野高校の試合をキッカケに進学、同じ新入生にして相棒となる影山飛雄(木村達成)とぶつかり合いながらも次第に心を通わせ、選手としての一歩を踏み出すまでが描かれる。まず演出がとんでもない。八百屋と呼ばれる舞台の上から奥の壁まで全面に使い、映像で青空や町並みといった景色や漫画のコマ割りを再現、さらには試合の激しさの表現、果てはキャストの心情までが雄弁に映し出される。さらにステージ中央が円形に抜けターンテーブルのように稼働、向き合うキャストがぐるりと周り、双方の表情を客席に届けるといったさまざまな技術が駆使され、小気味良い楽曲が場面を盛り上げる。しかし、なんといっても、その真ん中で役を演じる役者がすごい。傾斜したステージにもかかわらず、実際のボールを使い(!)、軽やかに動き回り、それぞれの葛藤や思いを伝える。日向は己の技術の無さから、影山は自己中心的なプレイから試合に敗退した過去を持つ。そんなふたりは、強く願う。「まだ、コートに立っていたい……!」やがて、かつて「王様」と揶揄された影山は「独りじゃない」ということを思い知り、セッターとして初めて、日向という仲間のためにトスをあげる。そんな彼らを温かく見守る先輩たち。一幕では立ちはだかるライバル校・青葉城西高校との練習試合が描かれ、二幕では烏野高校排球部エースを巡る先輩たちの関係がつづられる──そこにあるのは生身の人間が汗をかく、舞台。「ハイテクと汗臭さの融合」と語った、演出家・ウォーリー木下の言葉通り、演劇の新たな可能性を示唆した本公演は、11月23日(月・祝)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。以後、大阪、宮城、東京凱旋と続く。取材・文:おーちようこ
2015年11月18日●「秋元才加の"肉体"を撮りたい」AKB48を卒業後、現在は女優・歌手として活躍中の秋元才加が主演を務める劇場版『媚空―ビクウ―』が、11月14日に公開を迎えた。本作はテレビシリーズ『牙狼<GARO>―魔戒ノ花―』(2014年放送)に登場した、秋元演じる「媚空」を主役にしたスピンオフストーリー。今年でテレビ放送開始から10年を迎える『牙狼』シリーズで原作・監督・キャラクターデザインを務め、独特な「雨宮ワールド」を築き上げた雨宮慶太氏(本作では総監督)がほれ込んだ女優・秋元は、厳しさの中にはかなげな優しさを秘めた"闇斬師"媚空をどのような思いで演じたのか。秋元に、役にかける意気込みと映画の注目ポイントを訊いた。――まず、媚空を主役にした劇場映画が作られると最初にお聞きしたときはどう思われましたか。びっくりしましたね。うれしさもありますけれど、そわそわするというか、少し戸惑いがありました。でも、『牙狼』シリーズを10年間も応援し続けてくださるファンの方がいらっしゃいますし、それだけ映画に対する期待値も高いと思って、こちらとしてもよりよい作品を見せなければいけない、媚空としても成長したところを見せたい、という決意で臨みました。――媚空を演じるにあたって、どんな部分に力を入れられましたか。媚空については、もちろんお芝居も大切でしたが、それ以上にアクションに力を入れました。特に「動」の部分より「静」を重要視しました。私は合気道をやっているのですが、師範から「達人になると、重心である頭を動かさずに歩く」と言われたのが心に残っていて。歩き方やお辞儀の仕方、戦いの道具である"筆"を止める、といったところを、激しい動きの部分よりも重視して、撮影に臨みました。――劇中ではすばらしい肉体美を披露されていましたが、トレーニングはどのようにされていたのでしょうか。雨宮総監督が「今回の映画は秋元才加の"肉体"を撮りたい」とおっしゃっていたんです。それだったら、男の人が「えっ?」って驚くくらいの筋肉をつけたいなと思い、2カ月ほど前からジムに通って、肩と背中を中心に筋肉をたくさんつけました。撮影に入ってからもプロテインを飲んで、体を作ることに集中していました。普段はしなやかさを意識してなるべく筋肉がつかないトレーニングをしていたんですけれど、もともと筋肉質なので、やればどんどんついていくんです(笑)。――アクションシーンで大変だったことはありますか。毎日の撮影ごとに、与えられた試練に臨んでいくという形でアクションをやっていたので、特に大変だったということはなかったですね。でも撮影の時期が12月から翌1月にかけてだったので、寒さが厳しかったのが辛かったです。普段着ている黒い服は薄手の生地ですし、クライマックスでの白いコスチュームは露出の多いもので、とにかく寒くて寒くて……。もともと寒いのが苦手なので、イライラしていました(笑)。――現実と違う異世界でのバトルシーンなどがありましたが、CGとの合成で作られるシーンの撮影などは、難しかったのではないですか。『牙狼』シリーズの場合、毎回コミックのような画コンテが来て、それを見て「最終的にこんな画面になるのか」と想像しながら撮影に入るんです。映画では、演技をする際にCGを作られる方と常に相談しながら作っていきました。「入心の術」で人の精神世界に入った時と、現実に戻った時とのリンクするところなどは複雑でした。撮影している時も、「どうなるんだろう?」なんて思いましたが、CGとはうまく連携しながらやれたと思います。●作品への期待の高さに怖さを覚えたことも――秋元さんと媚空とで共通するところ、違うところがあれば教えてください。媚空が、与えられた役目を果たすために私情をはさまない、というところは似ているかもしれません。私自身、仕事が終わったらすぐ帰っちゃうタイプで、周りの人とご飯を食べに行くとか、そういうのはしないんですよ。違う部分があるとすれば、使命のためには自分の弟でも斬るとか、媚空のそこまでのストイックさは自分にはないかな、と。――今回の映画で共演された方々で、印象に残っている方を教えてください。代知を演じた須賀健太さんには助けられましたね。媚空があのような特殊なキャラクターなので、観客の目線に立つ人物として代知のキャラクターは重要なんです。そういった意味でも、須賀さんには引っ張っていただいたなと思っています。それとバック転ができたり、運動神経が抜群なんですよ。お芝居もアクションもすごいんです。私もバック転練習しよう!なんて思いました(笑)。――劇中では常にストイックで笑顔を見せない媚空ですが、撮影を離れた秋元さんはどんな感じだったのでしょう。ずっとヘラヘラしていました(笑)。絶心役の佐野史郎さんがカメラ好きで、いろいろとお話をうかがったり。また、合間に三島由紀夫さんの本を読んでいたらミッキー・カーチスさんがいらっしゃって「そういえば昔、食事してた隣のテーブルに三島由紀夫がいたなあ」なんて話したりしていました。――劇中では、秋元さんが複数人に押さえつけられた状態から腹筋を使って跳ね上がるという、かっこいいカットがありました。私自身も、あそこの部分はカッコよくできたと思っていて、気に入っています。動きに緩急がちゃんとついていて、いい場面になったなって。――秋元さんは、さらに本作の主題歌「繊月~光と闇の傍で~」も歌われるんですね。すごいですよね。主演をさせていただき、主題歌まで……。もう秋元才加がギュッと詰まった映画になりました。ぜひ、たくさんの方に映画を見ていただきたいと思っています――完成した映画をご覧になっての感想と、ファンに向けての映画の見どころを教えてください。まず、CGにこれだけ制作費をかけた作品はそうそうないかなと思います。スタッフの方々の力の入れ具合、『牙狼』10周年に対する期待値の高さがわかり、少し怖くなりました。でも、今回私がこの『牙狼』の独特な世界観の中に入ることができて、感動しました。劇中に「白か黒か、人間の心はそんなに単純なものじゃない」というセリフがあるのですが、「確かにそうだな」と考えさせられる作品になっています。10年間シリーズを応援してくださっている方たちはもちろん、初めて『牙狼』の世界に触れられる方でも楽しめる映画です。本当の強さ、本当の優しさとは何なのか、映画を見終わった後にいろいろなものを持ち帰って、多くの人たちの印象に残ればいいなと思っています。■プロフィール秋元才加(あきもとさやか)1988年7月26日生まれ、千葉県出身。AKB48卒業後、女優として、映画『奴隷区 僕と23人の奴隷』(主演)、映画『マンゴーと赤い車椅子』(主演)、舞台『国民の映画』など、数多くの作品に出演。現在公開中の映画『ギャラクシー街道』、放送中のドラマ『別れたら好きな人』(フジテレビ系)に出演中。
2015年11月15日●『牙狼』は若いスタッフにチャンスを与えられる場所特撮ドラマ『牙狼<GARO>』シリーズの最新作で、女優の秋元才加が主演を務める劇場版『媚空―ビクウ―』が11月14日より公開される。本作はテレビシリーズ『牙狼<GARO>―魔戒ノ花―』(2014年放送)に登場した、秋元演じるゲストキャラクター「媚空」を主役にした続編的スピンオフストーリー。『牙狼』シリーズならではのハードなアクションシーンや、緻密に構成された物語展開、CGテクニックを駆使した幻想的な世界観は健在で、この映画のためにトレーニングを施し、闇に堕ちた魔戒騎士たちを狩る「闇斬師」というストイックな役柄を見事にこなした秋元の存在感が光っている。本稿では、『牙狼』シリーズの原作・監督を務め、『媚空』では総監督というポジションで全体の世界観を統括している雨宮慶太氏にインタビューを敢行。新作映画の見どころや、第1作『牙狼<GARO>』放送から10年を迎えるにあたって、今後の展望などを訊いた。――『牙狼』シリーズ10周年おめでとうございます。第1作を作られた時、これほどの長期シリーズになるという予感などはありましたか。思っていなかったですね。シリーズを作り続けていて、気づいたら10年経っていた、という感じです。『牙狼』を始めた10年前と今とでは、作品を取り巻く状況が変わってきているところがあります。今では自分の周囲に、それなりの実力を持ったスタッフが集まってきていますので、脚本だったり監督だったり、彼らにチャンスを与えられる場所として『牙狼』シリーズがあると考えています。――今回の映画『媚空』では、大橋明さんが監督・アクション監督を務められています。雨宮監督の「総監督」というのは、具体的にはどのようなことをされるポジションなのでしょうか。総監督はプロデューサーに近い仕事ですね。今回の作品はどういう物語で、どういったユーザーに向けて発信するのかを考えて、脚本家や監督に概要を伝え、出演俳優を決めていく、そこまでの役割を担います。――テレビシリーズからのスピンオフ主演となる秋元才加さんの印象はいかがでしたか。世に魅力的な女優さんはたくさんいらっしゃいますが、僕の作品に出てもらう場合は、SF・ファンタジー・アクションというジャンルに合致するルックスや空気感がある人を求めるんです。"特殊な環境の中で、特殊な能力を持ったキャラクターを演じられる人"というのかな。その中で特化していたのが、秋元さんでした。彼女は日常的な女性を演じることのできる人なのですが、『媚空』のような非日常のキャラクターがハマる、すばらしい女優です。日常と非日常、両方こなせる人はなかなかいないですからね。●牙狼=冴島鋼牙の物語、完結への思い――『牙狼』シリーズといえば、主役キャラクターから全体の世界観、小物のデザインに至るまで、雨宮監督のイメージが徹底された独特の美学があるように思われますが、『媚空』でもそれは変わりないのでしょうか。今回は、僕自身はあまりデザインワークをやっていません。『媚空』の世界観に合ったデザインを美術の佐藤(英樹)がやっていて、僕が監修をするという形ですね。でも、なるべく細かなものの落とし込みはスタッフに任せるようにしています。今回も現場にはよく行きましたが、細かなところには口出しをせず、監督の大橋(明)に委ねていました。むしろ、従来とイメージを意識的に変えてほしいと要望しましたから、熱心なファンから見たら、今までのシリーズとは印象が違って見えるのでは、と思います。――映画では、媚空が人間の心の中に入りこむ「入心の術」が描かれ、人間の精神世界を視覚化する試みがなされています。これは映画で初めて試みられたそうですね。『媚空』の映画を作るにあたり、なにか新しい要素を考えようと思い、人の心に入り込むアイデアが出てきました。それを映像でどう表現するかという部分で、精神の中に飛び込んでいく「サイコダイブ」を発案しました。「精神世界での時間が現実だとわずかな一瞬である」という設定も、最後の決戦シーンにおいて、この映画でしか作りえないサスペンスを作ろうという意図から生まれたものです。――キャスティングについて、秋元さんや須賀健太さん、ミッキー・カーチスさん、佐野史郎さんなど非常に魅力的な俳優さんが集まって、魅力的なキャラクターを作り上げていますが、雨宮監督から見て特によかったと思える役者さんといえば、どなたになるでしょうか。紗夜を演じた朝倉えりかさんなんて、いいですね。芝居がうまいので選んだところがありますが、アクションの方もとても頑張っていました。作品の中で、次第に狂気をはらんでいく、あの表情がすごくよかったです。――それでは、いよいよ公開となる映画『媚空』の見どころを教えてください。女優・秋元才加の魅力が詰まった映画になっていると思います。ヒーローの延長上にあるキャラクター、新しいアクション映画として楽しんでいただければうれしいですね。――最後に、『牙狼』シリーズのこれからはどうなっていくのでしょうか。次の10年を見越した構想などはありますか。現時点で「今度こういう作品をやります」とアナウンスしたものは、必ず形にしていますし、今後もそういう感じで作っていきます。そして、いつになるかはわかりませんが、どこかのタイミングで牙狼=冴島鋼牙の物語を完結させたいですね。彼については、完全に着地させないまま物語が終わっていますから。いつかは……と思っています。■プロフィール雨宮慶太(あめみやけいた)1959年生まれ、千葉県出身。特撮TVドラマ『鉄甲機ミカヅキ』をはじめ、数々の特撮作品で原作や監督を務める。2005年に放送を開始した特撮ドラマ『牙狼<GARO>』シリーズでは、原作・脚本・監督を担当。
2015年11月14日10月22日より都内で開催されている「第28回東京国際映画祭」のレッドカーペットに、映画『媚空-ビクウ-』(11月14日)に主演する女優の秋元才加らが登場した。映画祭には秋元のほか、本作より媚空に憧れる魔戒法師・代知役の須賀健太、媚空の師匠・白海に仕える魔戒法師・紗夜役の朝倉えりか、鍵をにぎる人物・絶心役の佐野史郎、大橋明監督、そして雨宮慶太総監督と主要スタッフが参加。秋元は黒のパンツスーツ、朝倉は白のドレス、男性陣はタキシードという装いで、ファンからの声援と拍手に応えていた。同映画祭のレッドカーペットを初めて歩いた秋元は、「もっとレッドカーペットって粛々と行われるものかと思っていたのですが、お祭りみたいで本当に楽しかったです。これをきっかけに『媚空-ビクウ-』が世界中に広がってくれるといいなと思っています」とコメント。須賀も「東京国際映画祭でレッドカーペットを歩くのは初めてなので、すごい所にきたなあと思いました」と感激している様子だった。映画『媚空-ビクウ-』は、同映画祭の「パノラマ部門」に出品されており、秋元らはレッドカーペット前に行われた上映の舞台あいさつにも登壇。これが世界で初めての上映ということもあり、秋元は「入ってくるまでドキドキしていました」と緊張を浮かべていたが、「みなさんいかがでしたか?」という観客への問いかけに、熱い拍手が返ってきたことにホッと胸をなでおろしていた。TVシリーズ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-」で登場した媚空を、今回あえて主人公に据えたことについては雨宮総監督は「以前から秋元さんとお仕事をしたいと思っていたのですが、TVシリーズで実現し、その時のエピソードが素晴らしかったので、ぜひ単体の物語を見てみたいと思いました」と説明。その企画を聞いた秋元は、最初「次につながった! チャンスをいただいたという気持ちが大きかった」という思いと同時に「従来の『牙狼<GARO>』のファンの方、そして『媚空-ビクウ-』を通して『牙狼<GARO>』に触れる方にも楽しんでもらえる作品にしたいと思いました」と当時の心情を振り返った。続けて、「アジアのみならず、世界に広げていきたい気持ちが強くなりました!」と力強く結んだ。本作でメガホンをとった大橋監督が「雨宮監督に言われたのは『いままでのシリーズにこだわらずに、新しい媚空の世界を作ってくれ』ということだけ。いままでのアクションとは違うアプローチを心がけました」と明かすと、秋元は「自分的にはまだいけたという思いがあります。次、もし機会があったらロッキーみたいな体にしたい!」とアクションへの熱意を語り、会場を沸かせていた。『牙狼<GARO>』シリーズ初参加となる佐野は、「10周年ということで記念碑的な作品に参加できて光栄です」と感謝を述べ、「朝倉さんにはやられました! 女性は怖いですねぇ」としみじみと語ると、会場は再び笑いに包まれた。秋元は本作で主題歌「繊月~光と闇の傍で~」も担当しており、同楽曲について「媚空の内面を代弁しており、歌詞に耳を傾けて聴いていただくと、アンサーソングになっています!」と映画と合わせて楽しめる内容になっていることをアピールした。本作は、2014年4月~9月まで放送された特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』のスピンオフ作品。秋元が演じていたキャラクター・媚空を主人公に、秋元の肉体美と身体能力を存分に生かしたアクションシーンを盛り込み、推理や謎解きを絡めたミステリアスな物語が展開される。兼ねてから秋元の演技にほれ込んでいた雨宮総監督は、昨年11月の時点で媚空を主人公にしたスピンオフ作品の制作をアナウンスしていた。(C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
2015年10月23日11月14日公開される特撮映画『媚空』で主演を務める女優の秋元才加が、本作の主題歌を担当することが明らかになった。主題歌のタイトルは「繊月~光と闇の傍で~」。デビュー当時から定評のあった歌唱力に加え、近年のミュージカル出演で磨かれた秋元の表現力が発揮された切なさを誘う楽曲に仕上がっている。秋元は「自分の歌声が映画のエンディングになるということで、すごく光栄だなと思っています。『牙狼』ワールドに自分の歌声がどうハマっていくのか楽しみです」と喜びを語り、「歌詞にも楽曲にも、それを含めて今回の媚空が何を伝えたいかが含められている気がするので、最後までその歌詞を聞き取ってメッセージを受け取ってもらえるとうれしいです」とコメントを寄せた。新TVスポット映像では、その一部を聴くことができる。劇場版の公開に先がけ、10月21日より配信サイト「iTunes Store」「animelo mix」「レコチョク」「mora」「オリコンミュージックストア」「music.jp」ほかにて同曲の配信がスタートする。本作は、2014年4月~9月まで放送された特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』のスピンオフ作品。秋元が演じていたキャラクター・媚空を主人公に、秋元の肉体美と身体能力を存分に生かしたアクションシーンを盛り込み、推理や謎解きを絡めたミステリアスな物語が展開される。兼ねてから秋元の演技にほれ込んでいた雨宮慶太総監督は、昨年11月の時点で媚空を主人公にしたスピンオフ作品の制作をアナウンスしていた。キャストには、媚空に憧れる素朴な魔戒法師・代知役に須賀健太、媚空の師匠・白海役にミッキー・カーチス、白海に仕える魔戒法師・紗夜を朝倉えりか、物語の重要な鍵を握る女性・アズサを伊藤かずえ、キーマンとなる絶心を佐野史郎が演じている。また、監督・アクション監督は大橋明氏、脚本を江良至氏が担当。物語は、闇斬師として闇に堕ちた魔戒騎士や魔戒法師を討伐する媚空のもとに、元老院付の法師・代知から「魔戒法師のウサミが闇に堕ちているかどうかを確かめよ」という指令が。「入心の術」でウサミの心の中=精神世界へ入った媚空は、ウサミの精神世界に異常があることを突き止める。その真相を確かめるべく、師匠である白海法師のもとを尋ねた彼女は、さらに深く暗い闇を知ることになる。(C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
2015年10月16日人気コミックスが原作の舞台『ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」』が11月14日(土)東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoより上演。同公演の千秋楽である12月13日(日)公演において、ライブビューイングを行う事が決定した。【チケット情報はこちら】ライブビューイングは、全国の映画館で開催。会場に足を運べない人でも、迫力の大画面で舞台を楽しむ事ができる。同作は集英社「週刊少年ジャンプ」で連載中、コミックス累計発行部数1,600万部を突破した、古舘春一の大人気バレーボール漫画『ハイキュー!!』の初舞台化。主演の烏野高校1年・日向翔陽役を務めるのは俳優の須賀健太、ライバルの影山飛雄役を俳優の木村達成が務める。ライブビューイングのチケット一般発売は11月21日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施。受付は11月14日(土)午前11時から17日(火)午前10時59分まで。■ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」11月14日(土)~23日(月・祝)AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)11月27日(金)~29日(日)シアターBRAVA!(大阪府)12月5日(土)~6日(日)多賀城市民会館大ホール(宮城県)12月10日(木)~13日(日)AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)
2015年10月06日女優の秋元才加が主演を務め、2015年11月14日に公開される特撮映画『媚空-ビクウ-』のTVスポット映像が公開された。本作は、2014年4月~9月まで放送された特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』のスピンオフ作品。秋元が演じていたキャラクター・媚空を主人公に、秋元の肉体美と身体能力を存分に生かしたアクションシーンを盛り込み、推理や謎解きを絡めたミステリアスな物語が展開される。兼ねてから秋元の演技にほれ込んでいた雨宮慶太総監督は、昨年11月の時点で媚空を主人公にしたスピンオフ作品の制作をアナウンスしていた。公開された映像では、秋元演じる媚空の華麗な戦闘シーンをはじめ、「入心の術」など「牙狼」シリーズならではの斬新な映像表現も登場。また、媚空の衣装といえばハードな印象の黒いロングドレスだが、映像では肉体美をあらわにした新たな白いコスチューム姿も初披露する。さらに、本作でキーマンとなる、佐野史郎演じる絶心(ぜっしん)の姿も初公開されている。キャストはほかに、媚空に憧れる素朴な魔戒法師・代知役に須賀健太、ミッキー・カーチス演じる白海に仕える魔戒法師・紗夜を朝倉えりか、物語の重要な鍵を握る女性・アズサを伊藤かずえが演じる。また、監督・アクション監督は大橋明氏、脚本を江良至氏が担当。物語は、闇斬師として闇に堕ちた魔戒騎士や魔戒法師を討伐する媚空のもとに、元老院付の法師・代知から「魔戒法師のウサミが闇に堕ちているかどうかを確かめよ」という指令が。「入心の術」でウサミの心の中=精神世界へ入った媚空は、ウサミの精神世界に異常があることを突き止める。その真相を確かめるべく、師匠である白海法師のもとを尋ねた彼女は、さらに深く暗い闇を知ることになる。映画『媚空-ビクウ-』は、新宿バルト9ほかで11月14日より公開。(C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
2015年09月04日「ハイパープロジェクション演劇」と銘打ち、上演されるこの舞台。原作は集英社「週刊少年ジャンプ」で連載中、コミックス累計発行部数1,400万部を突破した、古舘春一の大人気バレーボールまんが。その主演を務める、烏野高校1年の日向翔陽を演じる須賀健太、ライバルにして仲間でもある影山飛雄を演じる木村達成、演出を手がけるウォーリー木下が思いを語る。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』チケット情報「ずっと原作が大好きで、絶対にやるぞ!という気持ちでオーディションを受けたので、決まったときは本当にうれしかった。ビジュアル撮影も、衣裳合わせの時からものすごくテンションが上りました」(須賀)「僕も絶対に自分がやるんだというつもりでオーディションを受けました。同時に僕が影山をやるなら、日向は絶対に健太にやってほしいと思っていました。共演前から感じていますが、健太は小さいけど(笑)、舞台ではすごく大きいんです。その健太の隣で負けないように大きくありたいし、きちんとライバルでありたいです」(木村)「小さい、って説明、必要だった!?(笑)でも、そういってもらえてうれしい。日向にとっても影山は相棒でおもしろい関係のふたりなので、共演した相手とまた一緒に組めることが楽しみです。今回もふたりで話し合って作りこんでいきたいと思います」(須賀)「僕はオーディションのときに役柄以前に、まず技術とヤル気、舞台は集団芸術なので全体を見渡す力と、なによりもクリエイティブ精神があることを重視していました。ふたりとも、その力を強く感じています」(ウォーリー)気になる、「ハイパープロジェクション演劇」の演出について聞いた。「最新テクノロジーを使うけれど、見せるのはあくまで役者の姿であり、力です。なので、今回は映像や音とともに役者の肉体に負荷をかける舞台美術や演出を考えていて、本当に運動している姿を見せる舞台を目指します」(ウォーリー)「身体、鍛えなくちゃ!そういう新しい試みの場にいられることがわくわくするし、“演劇”という単語が入っていることがなによりうれしい。それはすなわち役者に託されているということだから、僕らの芝居を突き詰めていきたいです」(須賀)「自分が影山として選ばれた意味をみんなに見せたいです。それは幕が開いてからも同じで、考え続けたいです」(木村)漫画×演劇×映像のハイブリッドパフォーマンス、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」は、11月14日(土)~11月23日(月・祝) AiiA 2.5 Theater Tokyoの東京公演から、大阪公演、宮城公演、東京凱旋公演と上演される。チケットぴあではインターネット先行を9月2日(水)より受付開始。取材・文:おーちようこ
2015年09月01日松田翔太、桐谷健太、濱田岳が、それぞれ桃太郎、浦島太郎、金太郎を演じるauのCM「三太郎」シリーズ。このほど、本シリーズ「海の声」編で桐谷さんが歌う「海の声」が、auの音楽配信サービスの「うたパス」「LISMO Store」で配信されることが決定した。このほど配信が決定した楽曲「海の声」は、「涙そうそう」や「恋しくて」などの名曲を世に送り続ける「BEGIN」が、本CMのために作曲したオリジナル楽曲。CMの中では、桐谷さん演じる“浦ちゃん”が三線弾き語りで切なくも甘い歌声を披露している。収録に際して、桐谷さんは歌だけでなく、三線の演奏も実際に行って制作されたようだ。CM「海の声」篇は、7月17日(金)に公開以降、2週間でYouTubeの再生回数が100万回を突破。 桐谷さんの歌声や美しいメロディに、多く絶賛が寄せられ、フルバージョンでの配信要望が多数寄せられたことから、今回の配信決定に至った。「うたパス」および「LISMO Store」にて配信されるフルバージョンは、CMでは使われていない部分も全て収録されており、浦ちゃんが乙姫を想う歌詞と、桐谷さんの歌声を存分に堪能することができる。『ソラニン』でのドラム演奏や、『BECK』で披露したラップなど、演技だけでなく音楽の才も披露する桐谷さんの歌声に、大きな注目が集まりそうだ。「海の声」は、7月31日(金)14時より「うたパス」「LISMO Store」にて配信。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日原作コミックスは累計発行部数1,400万部を突破した、いま最高に熱い青春バレーボール漫画「ハイキュー!!」の舞台化が決定。この度、6月29日に主役校である烏野高校のバックショットビジュアルが発表されネット上で話題となっていた各キャラクターのキャスティングと、躍動感のあるメインビジュアルが解禁された。「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の大ヒット漫画「ハイキュー!!」は2012年に連載がスタート。以来、2014年には早くもアニメ化第1期が放送、今秋には第2期「ハイキュー!!セカンドシーズン」が放送予定であり、そして11月には今回の舞台化が控えているなど、様々なメディアミックスを展開。その人気と勢いは留まるところを知らない。今回の舞台は「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」と題し、原作の魅力である“人間ドラマ”を熱い演劇で、“白熱のバレーボールの試合”を最新映像テクノロジーを駆使して表現することで、観客は原作のバレーボールの試合を観戦してる感覚を味わうことができるようだ。この演出を創りだすのは、最新映像ギミックを駆使した演出に定評があるウォーリー木下。脚本は、演劇界の若い旗手である中屋敷法仁が担当し、いま旬なクリエイターが集結した。また気になるキャスト陣も、厳正なるオーディションで選ばれた精鋭たちが勢揃い。身長は低いが並はずれた身体能力と持ち前の前向きな明るさが魅力の主人公日向翔陽役を演じるのは、確かな演技力と抜群の運動神経を持つ須賀健太。須賀さんは、2002年「人にやさしく」の子役で一躍注目を浴びてから、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなど様々な映画・ドラマに出演。最近では、舞台版「NARUTO -ナルト-」の我愛羅役の熱演が記憶に新しい。須賀さんは、「連載当初から読み続けている大好きな漫画の舞台作品で、大好きなキャラクターを演じられることが心の底から嬉しいです!登場人物たちのバレーへの情熱。全力だからこそ胸に刺さるたくさんの言葉を、演劇というフィールドで精一杯表現したいです。舞台上の”小さな巨人”を目指します」と主人公さながらに熱い意気込みを寄せた。また日向のライバルで、“コート上の王様”の異名を持つ天才セッター影山飛雄役には、「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」などに出演し、舞台を中心に活躍する期待の若手俳優・木村達成が決定。「読んでいる際、気づいたときには、影山として作品にのめり込んでいる自分がいました。自分と似ているところもあり、自分にないものをもっているキャラクターをこれからの稽古で、自分の役割を明確にしながら挑んでいきたい」とこちらも期待が持てる意気込みをコメント。そのほか、月島蛍役に、「最高の離婚」などに出演し今後ますますの活躍が期待される小坂涼太郎。山口忠役に、24回JUNONス-パ-ボ-イコンテストファイナリストに選ばれた三浦海里。田中龍之介役に、「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」などに出演する塩田康平。西谷夕役に、『L・DK』にも出演した橋本祥平。縁下力役に、ドラマ・映画・舞台と幅広く出演作を持つ川原一馬。澤村大地役に、モデルとしても活躍する田中啓太。菅原孝支役に、「ミュージカル『薄桜鬼』黎明録」(永倉新八役)などの猪野広樹。東峰旭役に、「仮面ライダーフォーゼ」(大文字隼役)の冨森ジャスティンと、ネクストブレイク必至の俳優たち10人が、熱血青春舞台を繰り広げる。解禁されたメインビジュアルは、躍動感のあるアクションとキャラクターの再現度の高さに期待が膨らむ仕上がりに。舞台の上で、一体どんなハイパープロジェクション演劇が表現されるのか、ぜひその目で確かめてほしい。「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」は、11月14日(土)~23日(月・祝)に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて、11月27日(金)~29日(日)に大阪・シアターBRAVA!にて、12月5日(土)~6日(日)に宮城・多賀城市民会館 大ホールにて、そして東京凱旋公演として12月10日(木)~13日(日)に再びAiiA 2.5 Theater Tokyoにて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月13日女優の秋元才加が主演を務め、2015年11月に公開される特撮映画『媚空』の特報が公開された。公開された動画では、『牙狼<GARO>』シリーズならではのアクションシーンが散りばめられており、闇に堕ちた魔戒騎士たちを狩る闇斬師である媚空を演じる秋元も、そのりりしい肉体美と力強い目力を披露。敵をクールに成敗していく様子が収められている。また、媚空に憧れる素朴な魔戒法師・代知役を演じる須賀健太、美女に囲まれる怪しい雰囲気たっぷりのミッキー・カーチスも登場し、敵なのか味方なのかわからない、映画のミステリアスな展開を予感させる内容に。本作は、2014年4月~9月まで放送された特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』のスピンオフ作品で、秋元が演じていたキャラクター・媚空を中心に描かれる。兼ねてから秋元の演技にほれ込んでいた雨宮監督は、昨年11月の時点で媚空を主人公にしたスピンオフ作品の制作をアナウンスしていた。キャストはほかに、ミッキー・カーチス演じる白海に仕える魔戒法師・紗夜を朝倉えりか、物語の重要な鍵を握る女性・アズサを伊藤かずえ、キーマンとなる絶心を佐野史郎が演じている。また、監督・アクション監督は大橋明氏、脚本を江良至氏が担当。物語は、闇斬師として闇に堕ちた魔戒騎士や魔戒法師を討伐する媚空のもとに、元老院付の法師・代知から「魔戒法師のウサミが闇に堕ちているかどうか確かめよ」という指令が。「入心の術」でウサミの心の中=精神世界へ入った媚空は、ウサミの精神世界に異常があることを突き止める。その真相を確かめるべく、師匠である白海法師のもとを尋ねた彼女は、さらに深く暗い闇を知ることになる。(C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
2015年07月03日雨宮慶太監督が手がける人気特撮作品『牙狼<GARO>』シリーズのスピンオフ映画『媚空』が2015年11月に公開されることが決定し、女優の秋元才加が主演を務めることが明らかになった。本作は、2014年4月~9月まで放送された特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』のスピンオフ作品で、秋元が演じたキャラクター・媚空が主人公。兼ねてから秋元の演技に惚れ込んでいた雨宮監督は、昨年11月の時点で媚空を主人公にしたスピンオフ作品の制作をアナウンスしていた。物語では、闇に堕ちた魔戒騎士たちを狩る闇斬師である媚空が使う「入心の術」をはじめとする斬新な映像表現、秋元の肉体美と身体能力を生かしたアクションシーンなどの見どころに加え、推理や謎解きを絡めたミステリアスな物語が展開されるという。キャストには秋元のほか、媚空に憧れる魔戒法師の青年・代知役に須賀健太、媚空の師匠である白海法師をミッキー・カーチス、白海に仕える魔戒法師・紗夜を朝倉えりか、物語の重要な鍵を握る女性・アズサを伊藤かずえ、キーマンとなる絶心を佐野史郎が名を連ねている。また、監督・アクション監督は大橋明氏、脚本を江良至氏が担当。物語は、闇斬師として闇に堕ちた魔戒騎士や魔戒法師を討伐する媚空のもとに、元老院付の法師・代知から「魔戒法師のウサミが闇に堕ちているかどうか確かめよ」という指令が。「入心の術」でウサミの心の中=精神世界へ入った媚空は、ウサミの精神世界に異常があることを突き止める。その真相を確かめるべく、師匠である白海法師のもとを尋ねた彼女は、さらに深く暗い闇を知ることになる。映画『媚空』は、2015年11月より新宿バルト9ほか全国公開。(C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
2015年06月26日夏の風物詩ともいえる日本テレビ系番組「24時間テレビ愛は地球を救う」。今年のメインパーソナリティーが人気グループ「V6」と「Hey! Say! JUMP」に決定。同番組史上初の“2世代パーソナリティー”が誕生した。5日(日)放送の番組「DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦」で発表されたメインパーソナリティ。「V6」からは1998年に森田剛がチャリティーマラソンランナーとして同番組に参加。2000年には「V6」6人で番組パーソナリティを務めており、今回が15年ぶり、2回目となる。一方「Hey! Say! JUMP」はこれが始めてのパーソナリティであり、さらに「V6」と番組で絡むのも初めてだそう。この発表に対しSNSでは「まってまってまって!!!!ヘイジャン、V6と一緒に24時間テレビのメインパーソナリティーになるんだね!!これは、24時間テレビ見なきゃ」「V6とヘイジャンで新たな24時間テレビ頑張ってください」「ヘイジャンがパーソナリティーとか感慨深いものがあるね。スーツでびしっと決めて、ね。頑張った欲しいね、同年代としては」と、初パーソナリティの「Hey! Say! JUMP」を応援する声や、2グループのコラボを楽しみにする声が続々と上がっている。さらに、「学校のカイダン」や舞台「NARUTO」我愛羅役での好演が話題を集める俳優の須賀健太が、今回のニュースを受け「ぬぇぇぇぇー!24時間TVのパーソナリティーV6!?すごい!!みよう」と驚きのリアクションを自身のツイッターに上げた。またファンの間では「チャリティーマラソンランナーは一体誰になるのか?」「今年のドラマの主演は?」「深夜の時間帯には誰が出るの?」と、様々な憶測が飛び交っており、早くも続報が待ち望まれている。併せて発表された今年のテーマは「つなぐ~時を超えて笑顔を~」ということで、家族、友達、命や伝統などつなぎ、そこにある様々なストーリーを紹介するとのこと。大人世代と若い世代の代表として選ばれた2グループがどのようにつながりを表現していくのか、期待して夏を待ちたい。(text:cinemacafe.net)
2015年04月07日