Zoff(ゾフ)はパソコン作業を快適にするモニター専用レンズ「Zoff PC(ゾフ・ピーシー)」の新商品を発表。遠近両用レンズ、中近両用レンズの2タイプで、9月8日から全国のZoffで発売する。「Zoff PC」はパソコンなどのモニターから出ている青色光を、効率的に低減するパソコン用メガネ。青色光は眼精疲労の原因と言われている。このほど発売開始する遠近両用・中近両用は、カラータイプ(吸収型)を採用。青色光カット率は約36%(※)となる。遠くを眺める、パソコン作業のような近くのものを見るなど、屋内外問わずに使用したい人は遠近両用レンズがおすすめ。また、パソコン作業やテレビ鑑賞など、室内の中距離で使用したい人には中近両用レンズがおすすめだ。さらに、9月8日から10月31日の期間限定でキャンペーンを開催。ZoffPC用遠近両用レンズや中近両用レンズ、通常の遠近両用レンズ、中近両用レンズが10%OFFとなる(フレーム代金は割引対象外)。同商品は全国のゾフ店頭で販売(オンラインストア・海外店舗は除く)。価格は8,400円から。※JIS 規格(T7333 付録) = 380nm~500nm での青色光平均カット率【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月27日三陽商会は10月13日、セレクトショップ「エポカ ザ ショップ名古屋」を10月13日に名古屋駅にある商業施設「ミッドランド スクエア」の3階に新規オープンする。「エポカ ザ ショップ」は、1997年にオープンして以来、全国に7店舗を展開。エポカのスタイリッシュな世界観はそのままに、世界中からセレクトされたエレガントでフェミニンなアイテムを取りそろえる。このほど、「ミッドランド スクエア」の上質なライフスタイルを提案するという考えと、「エポカ ザ ショップ」の上質なファッションを届けたいという思いが一致し、新たなショップをオープンすることを決定した。新ショップは従来の店舗にはないイタリアのモダンな邸宅をイメージ。店内には初となる「ギフトコーナー」を設置し、洗練された内装で、大人の女性がゆったりと買い物を楽しめる空間になるとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日アパート・マンションの賃貸管理などを行っているレオパレス21は、神奈川県横浜市伊勢佐木町に10階建て鉄筋コンクリート造りマンション「VERDURE(ヴェルデュール)」を建築した。同マンションは、都市型デザイナーズ賃貸マンションとして開発。都市部中高層エリアでの高い入居需要にこたえるために建設された。1階はコンビニエンスストア、2階から4階部分は事務所等の商業施設、5階から10階が居住エリアで構成されている複合型の建物だという。同社では、今まで以上の高いクオリティーを追及。鉄筋コンクリート造りならではの「遮音性」・「耐震性」・「耐火性」・「耐久性」に加えて、オートロックを標準装備し、セキュリティーにも優れている。なお、同マンションの名前である「VERDURE(ヴェルデュール)」は隆盛を意味する英語で、発展・繁栄をイメージし名付けられたとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日JR北海道グループとイオンモールはこのほど、旭川駅のターミナルビルを共同で建て替え、新たな複合商業施設とする計画を発表した。新ビルは地上11階建てで、低層階に大規模商業施設(約4万6,000平方メートル)、高層階には200室規模のホテルが入居する予定。イオンが駅ビルに大型店を出店するのはこれが初めて。旭川市中心部の活性化を目的として進められている旭川駅周辺の再開発事業の進捗状況に合わせて着工し、2014年度の開業をめざす。敷地面積は約2万8,000平方メートル、延床面積は約7万6,000平方メートル(立体駐車場含む)。現在の旭川ターミナルビルは老朽化が進んでおり、入居していた商業施設「旭川エスタ」はすでに7月いっぱいで閉店。「旭川ターミナルホテル」も9月をもって閉館する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日JR北海道グループとイオンモールはこのほど、旭川駅のターミナルビルを共同で建て替え、新たな複合商業施設とする計画を発表した。新ビルは地上11階建てで、低層階に大規模商業施設(約4万6,000平方メートル)、高層階には200室規模のホテルが入居する予定。イオンが駅ビルに大型店を出店するのはこれが初めて。旭川市中心部の活性化を目的として進められている旭川駅周辺の再開発事業の進捗状況に合わせて着工し、2014年度の開業をめざす。敷地面積は約2万8,000平方メートル、延床面積は約7万6,000平方メートル(立体駐車場含む)。現在の旭川ターミナルビルは老朽化が進んでおり、入居していた商業施設「旭川エスタ」はすでに7月いっぱいで閉店。「旭川ターミナルホテル」も9月をもって閉館する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日夏休み真っ只中のこの時期。海、プール、山などに出かけて夏を満喫している人も多いだろうが、遊園地に行くとしたら、どこに行ってみたいだろうか。ということで、マイナビニュース会員の男女1,000名に、行ってみたい遊園地について聞いてみた。Q.日本国内の行ってみたい遊園地を教えて下さい(複数回答)1位 東京ディズニーシー(千葉) 18.7%2位 富士急ハイランド(山梨) 15.8%3位 東京ディズニーランド(千葉) 11.7%4位 ハウステンボス(長崎) 11.4%5位 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪) 10.3%■東京ディズニーシー・「何度行っても非日常の世界で楽しめるしあきない」(26歳女性/情報・IT/技術職)・「ランドはあるけど、シーはまだいった事がないから」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「大人向けの夢の国だと思うので」(29歳男性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)■富士急ハイランド・「絶叫アトラクションに乗って日頃のストレスを発散させたい」(28歳女性/金融・証券/営業職)・「日本一の絶叫スポットだと思うから」(25歳女性/情報・IT/技術職)・「お化け屋敷に入ってみたい」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)■東京ディズニーランド・「ここだけは格が違う! とみんなが言うから、一度は行ってみたいですね」(30歳女性/その他/その他)・「ディズニーランドが大好きで、何度も行っているが何度も行きたい」(27歳女性/食品・飲料/営業職)・「ミッキーに会いたい!!! 」(25歳女性/学校・教育関連/販売職・サービス系)■ハウステンボス・「運営母体が変わってどう変わったのか知りたいから」(29歳男性/商社・卸/営業職)・「海外の雰囲気が味わえそうだから」(35歳女性/医療・福祉/専門職)・「様々な種類の花が季節ごとに見事に咲いているから」(23歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・「映画がもとになったテーマパークで気になる」(33歳男性/その他/その他)・「西のディズニーと定評のあるテーマパークなので一度行ってみたい」(32歳男性/商社・卸/技術職)・「行った人は全員おもしろいと言うから」(26歳女性/警備・メンテナンス/営業職)■番外編: チープ感が逆に気になる? 東京の浅草花やしき・「レトロ感満載で興味ある」(23歳女性/農林・水産/専門職)・「ジェットコースターに乗ってみたいので、民家との隣接具合がどの程度なのか気になる」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)■総評1位は「東京ディズニーシー」。「ディズニーランドには行ったことがあるけど、シーにはまだ行ったことがないから」「大人でも楽しめる遊園地だと聞いたので行ってみたい」という意見が多く寄せられた。2位は「富士急ハイランド」で、こちらは圧倒的に絶叫系の乗り物を楽しみたいといった回答が多く、「日本一の絶叫マシンを体験したい」という意見が目立った。3位は「東京ディズニーランド」。年間パスポートで何度も訪れる熱狂的なファンも多く「やっぱり何度行っても、何歳になっても楽しめるので」という声も寄せられた。続いて4位は「ハウステンボス」。「異国情緒あふれる景観を見てみたい」といった意見が多かった。そして5位は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」がランクイン。こちらはアトラクションが楽しみといった回答が多かったが「スパイダーマンに会いたい」という意見もいくつか寄せられた。5位以内に「東京ディズニーシー」「東京ディズニーランド」の2つがランクインする結果に。まだ行ったことがない人は「一度くらいはいってみたい」と強く思っていることが今回のアンケートから分かった。そんな二大遊園地の間に割って入ったのが「富士急ハイランド」。個人的にはコチラがオススメで、ジェットコースターが好きな人は大満足すること間違いなし。真夏の暑さも吹き飛ぶぞ!(文・アリウープ 高橋賢司)調査時期: 2012年7月26日~2012年7月30日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性444名 女性556名合計1000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日ムービックとグラウンドワークスはこのほど、エヴァンゲリオンのオフィシャルショップ「えう゛ぁ屋」を箱根登山鉄道箱根湯本駅1階にオープンした。同ショップは昨年11月、東京・原宿にオープンしたオフィシャルショップ「EVANGELION STORE TOKYO-01(エヴァンゲリオンストア トウキョウ ゼロワン)」の姉妹店であり、常設店舗としては2店舗目となる。箱根はエヴァの舞台となった土地であり、これまでもオリジナル箱根マップの配布、廃校となった中学校を使っての上映会など、観光振興への協力・連携が行われてきた。このたびオープンした同店では、「湯のみ」「木札根付」「Tシャツ」「ポストカード」といった雑貨類や、「LCLドリンク(ヒアルロン酸入りオレンジジュース)」「エヴァソフト / 初号機ver.紫(紫芋)&黄緑(枝豆)のアイス」、ネルフマークの刻印の入った「ねるふ焼(どら焼)」など、箱根ならではのオリジナルグッズを中心に展開していく。同ショップはこれまで以上に作品のファンと従来の観光客の両方が箱根町を訪れて楽しみ、記念となるようなショップをめざすとともに、11月17日に公開が決定した劇場最新作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を盛り上げる場としての役割も担っていく。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月27日東急ハンズは、9月14日、大丸東京店(東京都千代田区丸の内1-9-1)の増床部8・9・10階の3フロアに、「東急ハンズ東京店」を出店する。同店はJR東京駅直結の店舗で、通勤帰りや出張時に、東京の「今」・東急ハンズの「今」を短時間で把握できるフロア構成となる。各フロアは、これまでと違った視点で商品展開を行う「Check in Market」と題したコーナーを新設。また、30代~40代の働く男女をターゲットに、スタッフが厳選した旬のアイテムを集めるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日小田急電鉄と箱根登山鉄道は24日より、小田急線小田原駅と箱根登山線箱根湯本駅に「第3新東京市指定PASMOチャージ機」を設置する。このチャージ機は、人気アニメ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の綾波レイと式波・アスカ・ラングレーを、PASMO・Suicaのチャージ機の周囲に大きく描いたもの。操作画面上にも碇シンジや渚カヲルなどの主要キャラクターが登場する。「第3新東京市」とはエヴァに登場する架空の都市で、箱根エリアに位置するとされる。なお、PASMOチャージ機の設置に先立ち、箱根湯本駅の駅舎1階にエヴァンゲリオンのオフィシャルショップ「えう゛ぁ屋」もオープンした。既存のエヴァ関連商品のほか、箱根に合わせたオフィシャル商品も販売する予定。営業時間は午前9時から午後6時。不定休。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日東京急行電鉄は11日、東横線中目黒駅にホームドアを設置すると発表した。まず1番線(東横線下りホーム)からホームドアを整備する予定で、2013年中に設置するとのこと。ホームドアは現在、目黒線・大井町線大井町駅に設置され、これに続いて中目黒駅にも設置されることに。その後は各駅の状況などを踏まえ、国の補助制度も活用しながらホームドアの整備を進めるとしている。なお、本年度中に予定される東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始にともない、地下駅に切替えられる渋谷駅でもホームドアを使用する。同社は安心して東急線を利用してもらうべく、駅構内のバリアフリー化とホームからの転落事故防止策を進めている。ホームドアの設置以外にも、内方線が付いた点状ブロックの設置(本年度中に目黒線とこどもの国線を除く全駅で設置完了予定)、非常停止ボタンの増設、ホーム上の安全巡回強化など、積極的に安全対策に取り組んでいく。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日JAFがホームページ上で公開中の、道の駅で販売している名産品を素材としたレシピ集「道の駅レシピ」に新たに21のレシピが追加され、メニューが全91品となった。JAFでは、JAF会員が各地の道の駅でさまざまな優待サービスを受けられるよう、道の駅との会員優待契約を拡大している。その数は現在、全国277箇所(5月末現在)。「道の駅レシピ」では、そうした道の駅の協力を得て、地元の名産品を使って美味しく楽しく料理ができるレシピを紹介している。今回、新たに公開した21のレシピは、「美瑛牛乳バター」(道の駅「びえい丘のくら」、名産品:美瑛牛乳・生クリーム)や「夏みかんピール」(道の駅「三芳村鄙の里」、名産品:夏みかん)など、レシピに地域の名産品を活かした内容が特徴だ。なお、レシピはJAFホームページだけでなく、素材となる名産品を販売しているそれぞれの道の駅でも入手可能とのこと。JAFは、今後もさらに品目、メニューを追加していく予定としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日レッドフォックスは一級建築士学科試験が7月22日に実施されるのを受け、暗記学習のためのスマホアプリ「i暗記」と「建築士試験対策カードデッキ(単語帳)」をリリースしている。「i暗記(アイアンキ)」は手軽で効率のいい暗記学習のための、iPhone・Android対応スマートフォンアプリ。東京大学准教授 池谷裕二氏の監修のもと、脳科学に基づいた記憶のアルゴリズムに沿って設計されているため、使用者は「覚えよう」と意識することなく暗記することができるという。操作は指一本で暗記カードを「覚えた」「覚えていない」に仕分けするだけと簡単。暗記カードはアプリとパソコン双方から簡単に作成できるほか、i暗記マーケットに公開されている3,000種類近いカードデッキの中から必要なものを購入することが可能(アプリは有料版・無料版両方あり)。i暗記マーケットには、来る7月22日に実施される一級建築士試験に向けたカードデッキも公開されている。建築史や法規、人名・建築名など、科目ごとのカードデッキもそろっており、覚えたいカードの枚数や内容などに応じてダウンロードすれば、通勤、昼休みのスキマ時間を有効に使って、苦手分野をカバーすることができる。そのほか、i暗記マーケットでは、公務員試験、日商簿記、司法試験など、各種ビジネス試験のカードデッキを多数公開している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日阪急電鉄が建設を進めていた「新大阪阪急ビル」が7月31日、竣工を迎える。8月22日のJR新大阪駅北口の供用開始に合わせ、2階と3階部分の店舗スペースが先行してオープン、残りの施設についても順次開業する。「新大阪阪急ビル」はJR新大阪駅および地下鉄御堂筋線新大阪駅に直結する複合ビルで、2010年5月より建設が進められていた。地上17階建てで、延床面積約3万5,600平方メートル、2階と3階の店舗スペースにはデイリーヤマザキやマクドナルド、タリーズコーヒーなど、公共交通機関の利用客やオフィス利用者のデイリーニーズに対応した店舗を中心に8軒入居する。その他、3~11階にはオフィスが、12~17階には阪急阪神ホテルズによる客室数296室のホテル「レム新大阪」が入居する。ホテルの開業は9月21日。現在は新御堂筋西側にある阪急高速バス新大阪ターミナルも、「新大阪阪急ビル」の1階へ移転して入居することに。阪急タクシーの乗り場とニッポンレンタカー阪急の新大阪営業所も併設される。バスターミナルの営業開始は11月1日。関東・信州・東海・北陸・近畿・北近畿・中国・四国・九州各地へ向かう高速路線バス25路線(1日65便)と、大阪国際空港行きの一般路線バス1日8便を運行する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日日の丸自動車興業が運行するスカイバス東京はこのほど、2階建てオープンバスによる新しい観光バスサービス「スカイホップバス」の運行を開始した。フリー乗車券を購入すれば、どの停留所でも乗降可能。路線バスのような巡回バスで、1人でもチケットを購入できる。観光アテンダントが風景や名所を案内するほか、3カ国に対応する音声ガイドシステムを搭載する。同社は2004年9月から、2階建てオープンバスの定期観光バスを4コース運行している。各コースとも東京駅丸の内口近くの三菱ビル前を出発し、都内を周遊して三菱ビル前に戻ってくる。新たに運行する「スカイホップバス」は路線バス方式で、コース上に数カ所の停留所を設定し、自由に乗降可能とする。運行ルートは「浅草・東京スカイツリーコース」「お台場コース」「六本木・東京タワーコース」の3つを設定した。すべてが丸の内三菱ビルを発着するほか、ルートが重なる停留所で乗換えも可能とのこと。バスの運行時間は10時から20時までで、1時間間隔で走らせる。「浅草・東京スカイツリーコース」は土日祝日に限り30分間隔に増便する。運行開始を前に行われた記者発表会では、テープカットに続き、「浅草・東京スカイツリーコース」の試乗会も実施。屋根のないバスは頭上の景色が特徴で、道路案内標識が意外に大きかったり、交通信号機の裏側のメーカー名が見えたりと、従来の観光バスとは異なる風景を楽しめる。鉄道の高架下を潜るときは迫力満点だ。また、三越など歴史のあるビルの上層階には彫刻が施され、かっぱ橋や秋葉原ではユニークな看板があるなど見どころも多い。チケットは1日券(大人1,800円、小人900円)と2日券(大人2,500円、小人1,200円)の2種類。当日有効ではなく、1日券は24時間、2日券は48時間有効となる。たとえば15時から乗車した場合、1日券なら翌日の15時、2日券なら翌々日の15時まで使用できる。チケットの販売場所は丸の内三菱ビルチケットカウンター、とうきょうスカイツリー駅前営業所など。バスの車内でも購入可能なため、実質的にどの停留所からでも利用開始できるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月03日幸福駅(北海道)の公式ホームページ「幸福駅発」は22日、観光PRのための新キャラクター「みゆき&めぐみ」を公開した。ブログ「みゆきの幸福日記」もスタートしている。39年前、NHKの番組『新日本紀行』で放送されたのをきっかけに、幸福駅(旧国鉄広尾線)は全国的にその名を知られるようになり、「愛国から幸福行き」のきっぷが爆発的に売れるなど、同じ広尾線の愛国駅とともに一大ブームを巻き起こした。その後、広尾線は廃線となったが、幸福駅と愛国駅は駅名の縁起の良さから観光地として存続し、現在も国内・国外を問わず多くの観光客が訪れる。「みゆき&めぐみ」は、来年でブーム40周年を迎えるにあたり、幸福駅と愛国駅のPRキャラクターとして制作されたもので、北海道出身・在住のイラストレーターであり原画家の「みけおう」さんがデザインした。ともに当地に住む「駅神様」という設定だ。「みゆき」は幸福駅周辺を担当する新米の駅神様で、慎重すぎる性格でおとなしく見られがち。しかし一度決めたらやり抜く芯の強さも持っている。得意の歌と癒しのチカラで、駅を訪れる人々を幸せに導く。一方、「めぐみ」は愛国駅周辺を担当する駅神様。社交的で活発な性格で、人と人を結びつけるのが大好きだが、たまに早とちりしてしまうことも。恋愛占いが得意で、人々に愛を広めていく。2人は「幸福駅発」や「みゆきの幸福日記」などを通じ、幸福駅と愛国駅のPRを行う。7月中旬より、幸福駅のお土産店にて公式グッズも発売予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日JR九州グループはこのほど、都城駅の北側にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、太陽光発電事業を行うと発表した。今年7月に着工し、発電開始は2013年3月の予定。都城駅は宮崎県にある日豊本線の駅で、ここから吉松駅へ吉都線が分岐する。かつては新大阪発の寝台特急「彗星」が発着する駅でもあった。現在も都城市を代表する駅であり、特急「きりしま」全列車が停車する。メガソーラーが建設されるのは同駅北側のJR九州用地で、面積は約2万3,000平方メートル。建設および運営はグループ会社である九州電気システムが行う。「JR九州グループの未利用地を有効活用することで、循環型社会の創出に向けて取り組んでまいります」とのこと。メガソーラーの最大出力は約2,000kW、年間の発電電力量は約215万kWhで、一般家庭約530世帯分に相当する。年間のCO2排出削減量は約820トンを見込んでいる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日パナソニックエコソリューションズ社は19日、建築化照明器具「Smart Archi(スマートアーキ)シリーズ」の品ぞろえを強化し、「建築に自由を与える。」を新コンセプトとして、2012年度上期中に、22アイテム252品番を順次発売すると発表した。新製品の光源はすべてLED。希望小売価格は2万6,250円~57万2,250円。同シリーズは、「光」「デザイン」「素材・品質」「空間」にこだわった製品(ハード)と、同社ならではの光の指標(ソフト)を組み合わせた「輝度で考える照明設計」によって、より正確で質の高い照明設計を実現した。屋内用は、人が感じる明るさ感指標の「Feu(フー)」をアップすることで設置台数を減らし、省エネが可能となったベースライトを追加。屋外用では、さまざまな空間と調和するシンプルなデザインのスポットライトなどが追加された。屋内のような明るい空間では、「lx(ルクス)」とFeuを組み合わせることで、省エネと快適な光環境を両立した照明設計が可能とのこと。しかし一方で、屋外のような暗い空間では、明るさ感が同じでも、光のメリハリによって人が感じる空間の印象は大きく異なるという。そこで同社は、Feuに加え、「光のメリハリ度」を数値化した「V(ヴィー)」を開発。これらを組み合わせることで、「落ち着きのある空間」と「にぎわいのある空間」といった、2つの雰囲気の定量化を可能にした。同じFeu値でも、メリハリ度が弱い(V値が低い)と落ち着き感のある空間に、メリハリ度が強い(V値が高い)とにぎわいのある空間になるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日JR東中野駅西口に8月31日、地上5階建ての駅ビル「アトレヴィ東中野」がオープンする。「Delightful Cube ~ふれあいが聞こえる、いつもの場所~」をコンセプトに全11ショップを展開する。JR東日本の東中野駅には中央・総武線各駅停車が停車する。都営大江戸線の駅とも接続しており、2010年度の1日平均乗降人員はJR東日本が7万8,700人、都営地下鉄が2万5,600人。駅西口では駅前広場や地下駐輪場、人工地盤、連絡通路、駅ビルなどの整備が進められてきた。「アトレヴィ」は小規模タイプのアトレで、コンパクトながらも地域に密着した上質なライフスタイルを提案。信濃町、五反田、田端、巣鴨、三鷹に続く6店舗目として、「アトレヴィ東中野」がオープンする。成城石井(2階)やデリフランス(1~2階。ヴィ・ド・フランスが運営)、ブックストウキョウドウ / ペーパーバックカフェ(3階。ともに東京堂が運営)など、生活密着型のショップを集めたほか、9月に総合クリニック(4階)が、10月に保育所(5階)がオープンする予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月20日メリーチョコレートカムパニーは6月28日10時より、東京駅地下1階にあるエキナカ商業施設「GRANSTA(グランスタ)」に新設される丸の内坂エリアに、新ブランドのチョコレート専門店「Marche du chocolat(マルシェ ド ショコラ)」を常設店舗としてオープンする。同店舗では、エリアテーマである「デイリーハピネス」をイメージし、毎日寄りたくなるような豊富な種類、気軽な価格のオリジナルチョコレートを展開する。商品群は18種類を予定。自家需要を中心としたラインナップになる。中でも同社が推しているのが、「ヴェリーヌ ド ショコラ」(350円)。フルーツソースとチョコレートのテリーヌのコンビネーションが楽しめる2層タイプで、セミドライのフルーツをトッピング。ヴェリーヌとはヴェール(verre:グラス)とテリーヌ(terrine)を組み合わせた造語で、たまご型の透明なカップの中に、ムースやジュレを層にしている。ほかにも、季節ごとに新しい味わいが楽しめる「ボンボンショコラ」(210円)や、カクテルをイメージした華やかな香りの「カクテルガナッシュ」(1箱85g・650円)など、同施設限定のオリジナル商品が用意されている。営業時間は8時から22時まで(オープン初日は10時から、日祝は21時まで)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日7月16日の駅弁記念日にちなみ、東京駅のエキナカ施設にて、夏の新作駅弁などを販売する「GRANSTA東京駅弁まつり」が行われる。場所は東京駅地下1階「GRANSTA(グランスタ)」と、東京駅改札内1階ノースコートにある「GRANSTA DINING(グランスタ ダイニング)」の2施設。塩麹や夏野菜を使用したヘルシー系のものから、ボリューム満点でビジネスマンにうれしい”肉系”のものまで、多彩な駅弁がそろう。開催期間は7月6~22日の予定。一例として、国産米100%炊きたておこわを用いる「おこわ米八」では、鶏肉の塩麹漬け焼きにポテトとなすの黒酢和え、オリジナルの色彩鮮やかな寿しおこわと自慢の赤飯によるミニいなりを詰め合わせた「丸の内レディ美食弁当」を販売。和の食材にこだわる和惣菜ショップ「いとはん」では、自慢の割下で旨味を引き出した黒毛和牛の特製すき焼き重に、人気の惣菜を彩り豊かに詰め合わせた「いとはんのスペシャル御膳 九庭」を販売する。その他、各店ともそれぞれの店舗の特色を活かした新作駅弁を登場させる予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日はるやま商事はジェイアール東日本企画の協力の下、JR東日本が推進するさまざまな環境保全技術(エコメニュー)を駅に導入する取り組み「エコステ」のモデル駅第1号であるJR四ツ谷駅へ、盛夏用ユニフォームを製作し提供する。今回提供するユニフォームは、はるやま商事が「エコステ」の取り組みをサポートするため、新素材生地を採用したクールビズ対応シャツをオリジナルデザインで製作した。この新生地素材は、接触冷感・高通気性・吸水速乾・ストレッチ性・手入れが簡単といった特徴を持つ。男性用デザインは、ブルーのボタンダウンシャツ。袖口にJRロゴを刺しゅうし、青色のパイピングラインを配置。右胸部に「ecoste YOTSUYA」の文字を緑色で刺しゅうした。女性用デザインは、ピンクのボタンダウンシャツで、パイピングがピンク色、刺しゅうが緑色となっている。着用は6月1日から始まっており、夏の期間、省エネ環境の中でも働きやすく、駅利用者の見た目にも涼しいユニフォームにより、エコ活動を推進する。はるやま商事は夏期、JR四ツ谷駅へ「エコステ×はるやま」の広告を掲出することで、エコに向けた取り組みの告知とともにエコ意識の啓発を図る。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月06日TOTOは、同社のTOTO歴史資料館が所蔵する衛生設備器具の一部が、社団法人 建築設備技術者協会による「平成24年度 建築設備技術遺産」に認定されたことを発表。5月31日に明治記念館で、認定書が授与された。TOTO歴史資料館は2007年3月に開館。大正から昭和初期の衛生陶器や食器、初代ウォシュレット、旧総理大臣官邸といった著名建築物で実際に使用された器具など、約90年にわたる『TOTOのものづくりの歴史』を展示・紹介している。今回の「建築設備技術遺産」認定は、衛生器具の変遷を物語るTOTO歴史資料館所蔵品の価値が認められたことによるもの。認定品は、帝国議会議事堂などに設置された、国産初の高級腰掛け便器「サイホンゼット便器」、第一生命ビルに設置された大形小便器「ストール小便器」、日本独自のスタイルとして定着した手洗い付ロータンク「手洗い付ロータンク」、初代「ウォシュレット」、「そで付洗面器」の5種類。いずれも、福岡県北九州市にあるTOTO歴史資料館に展示。同歴史資料館の入館は無料。時間は9時~17時。休館日は土・日曜日、休日、祝日、年末年始、夏季休暇。TOTO歴史資料館のホームページでも詳しく紹介している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月01日東京メトロは28日、東西線妙典駅に太陽光発電システムを導入すると発表した。発電能力は280kWを見込んでおり、今年7月の完成をめざすという。同社は環境に優しい地下鉄をめざして、「みんなでECO. 東京メトロ・エコプロジェクト」を展開している。環境配慮型車両として千代田線16000系や銀座線1000系を投入し、銀座線田原町駅を皮切りにLED照明の導入も実施。地上駅への太陽光発電システム導入も進められ、千代田線北綾瀬駅(発電能力20kW)、東西線南行徳駅(発電能力40kW)に続く3駅目として、妙典駅に導入されることに。妙典駅は東京メトロ東西線の高架区間(南砂町~西船橋間)にある駅で、開業は2000年と東西線の駅では最も新しい。2面4線のホームを有する同駅はホーム屋根の面積が広く、太陽光パネルを多く設置できることから高い発電能力を発揮すると予想される。発電開始後の年間発電電力料は約25万7,000kWhが見込まれ、これは南砂町~西船橋間で使用される消費電力の約2.8%に相当し、142トンのCO2削減につながるという。太陽光発電システムの導入により、晴天時の昼間はエスカレーター、エレベーター、照明などの付帯電力を太陽光発電でまかなえるほか、発電量が多い場合、隣接する駅に融通しての利用も可能となる。なお、東京メトロは東西線地上駅の残る5駅(西葛西駅、葛西駅、浦安駅、行徳駅、原木中山駅)についても、本年度中に太陽光発電システムを順次導入する予定としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日マネックス証券は21日、外貨建てMMFの為替手数料引下げキャンペーンを実施すると発表した。22日~25日のキャンペーン期間中は、対象となる外貨建てMMFの買付けにかかる為替手数料を、米ドル15銭(通常25銭)、豪ドル25銭(通常50銭)、ユーロ35銭(通常70銭)に引き下げる。この引き下げにより、キャンペーン期間中の為替手数料は、「オンライン証券で最安になる」(同社)としている。キャンペーン対象期間5月22日から25日まで(約定日ベース)為替手数料米ドル:15銭(通常25銭)豪ドル:25銭(通常50銭)ユーロ:ユーロ35銭(通常70銭)マネックス証券、「Facebook」など注目の米国株10銘柄の取扱い開始スピーカーがその場で回答する”駆け込み寺”も、マネックス全国投資セミナーマネックス証券、スマートフォン専用「外貨建てMMF取引画面」をリリース【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月23日富士急行は、相模湖の大自然で展開するアミューズメントパーク「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」(旧名・さがみ湖ピクニックランド)内に、7月21日、“立体迷路『カラクリ砦』”をオープンさせる。立体迷路「カラクリ砦」は、5階層からなる巨大な建造物の中で、400以上のブロックから構成された迷路からの脱出を楽しむ、まったく新しい複層型巨大迷路アトラクション。挑戦者は1階からスタートし、パネルや階段によって作られた迷路とさまざまなカラクリを越えながら、最上階である5階のゴールを目指す。一般的な迷路の左右移動に上下移動を組み合わせることで、挑戦者は方向感覚を失いやすくなるという。さらに、迷路終盤には“謎解き”が隠されており、選択を誤ると強制退出になってしまう。体力に加え知力と“運”も大切になるうえに、冒険コースと挑戦コースの二種類が用意され、何度も楽しめる。プレイ料金は冒険コース、挑戦コースが各400円で、他に入園料として大人1,600円、小人・シニアが900円がかかる。脱出までの所要時間は約30分で、小学生未満の幼児児童は中学生以上の保護者同伴が必要。営業時間は9時30分~16時30分(曜日により変動あり)。木曜休園。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月21日JR九州はこのほど、アミュプラザ鹿児島別館(仮称)および立体駐車場の増設計画について発表した。別館は地上7階建てで、来春より工事に着手し、アミュプラザ鹿児島が10周年を迎える2014年秋の開業を計画しているとのこと。アミュプラザ鹿児島別館の敷地面積は約2,000平方メートル、延床面積は面積は約8,600平方メートル。同社発表の開発配置図(案)では、別館は鹿児島中央駅桜島口(東口)の駅舎と大階段、駅前広場を覆うように配置されている。駅の階段部分を撤去して建設されることも報じられており、鹿児島中央駅のさらなる変貌が見込まれる。アミュプラザ鹿児島の東駐車場(鹿児島中央駅の南側)に隣接し、第2東駐車場(仮称)も設置。5層6段の立体駐車場で、約400台を収容する。こちらは今秋より工事に着手し、来年春の開業を予定している。JR九州はこの増設計画について、「鹿児島中央駅の魅力増進やお客さまの利便性向上を図るため」と説明。関係機関の理解と協力を得ながら、利用者に愛される施設をめざすとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日東武鉄道はこのほど、リニューアル工事を進めてきた浅草駅の外観の改修が完了したことを発表した。約80年前の建設当時、日本のアール・デコ建築のひとつにうたわれたネオ・ルネサンス様式の外観を再現し、当時の浅草駅ビルのシンボルだった大時計も復活した。浅草駅ビルは1931(昭和6)年、関東では初となる本格的な百貨店併設のターミナルビルとして開業。地上1階から7階まで松屋浅草支店(現在の松屋浅草店)が入り、ビルの地上2階に東武伊勢崎線が直接乗り入れるなど、日本の新名所となる画期的な駅ビルだった。当時の駅名は「浅草雷門」で、1945(昭和20)年10月に浅草駅に改称されている。リニューアル工事は昨年着工。過去の改修工事で設置されたカバー材(アルミルーバー)を全面的に撤去し、外壁面を改修して建設当時の姿に近づけた。また、かつて駅ビルのシンボルだった大時計を復元し、正面(南面)、西面、東面の3方向に設置。夜には時計塔のライトアップも行われる。今後は耐震補強工事とともに、ビルの4階から上層部分の内装工事も進められ、11月以降に新たな商業施設としてリニューアルオープン予定。「近未来的建造物である5月22日開業の東京スカイツリーとともに、地域の伝統と文化を未来へつなげる役割を担い、東武スカイツリーラインの玄関口にふさわしい駅として生まれ変わります」と東武鉄道は発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日東京駅丸の内駅舎の復原工事が仕上げの段階に入ろうとしている。大正3年当時の本来の東京駅が姿を現し、今年10月に完成する。その工事現場の活気と、東京駅に集まる人々の雑踏を感じつつ、100年前から始まる東京駅の歴史に想いを馳せてみよう。小説『東京駅物語』(1996年刊。文春文庫版にて発売中)は、明治35年から昭和21年までの東京駅を描いている。東京駅の開業は1914(大正3)年。『東京駅物語』はそれより前の明治35年から物語が始まる。第1話の主人公、立花新平は横浜の実家を飛び出し、東京にやって来た。パン職人として働こうと思っていたところ、鉄道好きの娘と出会う。第2話は開業7日後の東京駅待合室が舞台。主人公は女流歌人。東京の暮らしに疲れ、実家に帰ろうとしながらも決心できずにいたとき、たまたま居合わせたパン職人の男に話しかけられる。第2話に登場するパン職人は、第1話の主人公、立花新平だ。同作品は全9話の短編集で、それぞれの話は独立しているけれど、ある話の主人公が、別の話では脇役として登場する。東京駅の時の流れの中、登場人物同士の縁がもつれ、ほぐれていく。読み進めながら、この人物は別の話の誰かだな、などと縁を追っていく楽しさもある。立花の下宿の主人である左官職人が塗った東京駅待合室の壁を、別の話で同業者が見物に来るなど、緻密で遊び心のあるしかけも楽しい。このように、ある場所に居合わせた登場人物それぞれにスポットを当てるスタイルを「グランドホテル形式」という。1932年のアメリカ映画『グランドホテル』がその名の由来だ。近年の日本映画では、『THE 有頂天ホテル』『ハッピーフライト』がグランドホテル形式の作品。小説では北方謙三氏の『ブラディ・ドール』も該当するだろう。『東京駅物語』のおもしろさは、グランドホテル形式に時間の経過を加えたところ。各話の主人公の後日談が、以降の話で描かれる。出会い、別れ、恋愛、友情、裏切り、憧れ、親子の情愛などが東京駅で繰り返される。別々の人生を歩んでいるようで、じつはつながっている。登場人物たちはお互いに気づかないまま、物語は終わる。すべてを知るのは読者と、丸の内駅舎のドームだけ。いまも、そしてこれからも、東京駅を訪れる誰もがそれぞれのドラマを持っている。他人だと思ったら、じつは縁があるかもしれない。東京駅を訪れるとき、もしかしたら自分もこの物語の登場人物たちとつながっているかも……。そう考えると楽しい。その意味で同作品は、未来永劫続く「東京駅物語」の序章ともいえるだろう。1890年代、東海道本線の新橋駅と、日本鉄道(後の東北本線)の上野駅を結ぶ高架鉄道が計画された。東京駅はその途中駅で、国を代表する中央駅として建設。設計は辰野金吾事務所で、その名は同作品にもある。登場人物に辰野事務所と、そのライバル、宍戸肇事務所の設計士たちもいる。誕生時の東京駅の構造は、乗車口ひとつ、降車口が汽車用・電車用にひとつずつ、そして皇室用の乗降口がひとつあったという。開業時の丸の内側は広大な野原であった。こういう情報は、資料をひも解けば書籍や鉄道雑誌の記事など、いくらでも見つけられるだろう。同作品では、登場人物が「乗降口と降車口が別なんて不便」と言っていたり、「三菱が原」と呼ばれた野原に少しずつ建物が増えたり、新しいビルの前に行き倒れがいたり、着物から背広に着替えて闊歩する詐欺師がいたりする。人間模様を描きつつ、当時の人々にとっての旅や東京駅に対するの価値観が描かれていて、興味深い。東京駅の建設当時、旅はまだ徒歩が主だったようだし、通勤も徒歩圏内。時代が進むにつれて、移動が汽車になり、電車に変わっていく。こういう描写によって、鉄道ファンにとって資料としての存在だったかつての東京駅を、生き生きとした生活空間として疑似体験できる。小説という、想像力を刺激する作品ならではのおもしろさだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月13日鉄道ファンでなくても、列車での旅に魅力を感じる人は多いでしょう。国内だけを見ても、美しい木造駅舎の駅、秘境の無人駅、風光明媚な景観が楽しめる鉄道撮影地など、数多くの名所があります。当連載では駅や鉄道撮影地をはじめ、旅の目的地にもなりうる鉄道名所を紹介します。今回紹介するのは紀州鉄道の西御坊駅。紀勢本線(きのくに線)御坊駅から延びる2.7kmのローカル私鉄の終着駅です。写真を見てぜひ一度行きたいと思い、数年前に訪問しました。西御坊駅の駅舎は昭和の雰囲気を残す古い民家風の建物で、屋根が波打っていました。ホームも短く、終着駅といっても線路は1本しかありません。写真で見るだけでも強いインパクトを与える駅ですが、実際に見たときの衝撃はそれ以上。レトロなものに対して使われる「まるで時が止まったかのような……」の表現が、これほどぴたりと当てはまる駅があっただろうか。そんな印象でした。紀州鉄道の前身、御坊臨港鉄道が設立されたのは1928(昭和3)年だそう。その後、御坊駅から市街地を経て日高川河口付近まで線路が敷設され、以来、市民の足として長く活躍を続けています。1989年、西御坊~日高川間が廃止されましたが、それから長い時間が経過したいまも、西御坊駅から先の線路の大部分が残されたまま。ただし、西御坊駅に設置された車止めと木製の柵によって、いまではそこを列車が行き来することはありません。すっかり街の風景に溶け込んだ紀州鉄道の線路跡を眺めながら、かつての終点・日高川駅の跡地まで歩きたいと思ったものの、旅行日程の都合もあり、行けませんでした。もうひとつ、このときの訪問で悔やまれるのが、レトロな2枚窓の気動車キハ603を見られなかったこと。当時はまだキハ604(予備車)とともに健在で、土休日を中心にキハ603が運転されると聞いていたのですが、訪問当日は北条鉄道から譲り受けたレールバス、キテツ1が使用されていました。結局、再訪の機会を得られないままキハ603は引退し、現在はキテツ1・キテツ2による運転に。ただし、キハ603は現在も保存されているとのこと。ときどき車両公開も行われるみたいなので、機会があれば日高川駅跡地とともに訪ねてみたいところです。レトロな車両は引退したものの、「まるで時が止まったかのような」西御坊駅はいまも変わらない様子。ローカル私鉄といっても、おもに市街地を走るため、車体を揺らし、家々の間を走る列車の姿も魅力的です。古き良き時代を感じさせる紀州鉄道、乗ってみるだけの価値はあると思います。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月04日住宅設備機器・建材の総合メーカーである株式会社LIXILは、INAXブランドから、洗髪・洗面化粧台「オフト」をリニューアル。狭小洗面空間のリフォームに最適なように、奥行き500mmに変更したとのこと。6月1日に発売開始する。同社によると、現在築20年以上のストック住宅は日本全国に約3,300万戸あり、その中でも主流なのが奥行き500mm以下の洗面化粧台がある住宅。このほどリニューアル発売する「オフト」は、その狭小洗面室でのリフォームに適した洗髪・洗面化粧台だという。手軽にエコに貢献できるアイテムも多数ラインアップしているとのこと。サイズは、奥行きを500mmとコンパクト。0.75坪の洗面室でも洗面室を広々と使えるようにしたという。また、高さを10mm単位で調整できるミラーキャビネットや、取りつけをスムーズにするリフォームアイテムを標準装備。さらに、「エコハンドル」仕様のシャワー水栓や電気を使わない「くもり止めコート」仕様の鏡、インバータ式蛍光灯照明、「ラクとれヘアキャッチャー」などの汚れにくいお手入れアイテムも多数搭載している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日