これまでも数々の“暴言”で批判を浴びてきた麻生太郎副総理兼財務相(80)。またしても、麻生氏の発言が物議を醸している。9月7日の記者会見で、菅義偉首相(72)が自民党総裁選で不出馬を表明したことに触れた際、“新型コロナは収束した”と述べたのだ。毎日新聞によると麻生氏は、6日に報告された東京都の新規感染者数が1,000人を下回ったことから、次のように語ったという。「コロナはまがりなりにも収束して国際社会の中の評価は極めて高い。そういった意味では『まっとうした』という思いが(菅首相に)あったことは確かだ。私はそこの部分が(不出馬表明の理由として)一番大きかったんじゃないのかなと思っている」菅首相は不出馬に転向した理由について、「新型コロナ対策に専任したい」「新型コロナ対策と総裁選の両立は莫大なエネルギーが必要だから両立できない」と述べていた。「まっとうした」と“代弁”した麻生氏だが、菅首相と食い違うことにならないだろうか。また国内の新型コロナによる影響も、深刻な状況が続いている。「確かに菅首相が『1日100万回』と掲げていたワクチン接種は、目標回数を上回るほど進みました。いっぽう政府は“出口戦略”を国民に示せていません。ようやく今月3日に政府分科会で、行動制限の緩和について協議されたばかりです。麻生氏は東京都の新規感染者数が1,000人を切ったことで“収束”という見方をしたのかもしれませんが、全国の自宅療養者は13万人以上も報告されているのです。また田村憲久厚労相(56)は緊急事態宣言について、『500人未満にならないと解除できない』と明言していました。ですが現在宣言が発令されている首都圏では、さらなる延長が検討されています。もし仮に宣言を解除できたとしても、新型コロナの影響で打撃を受けた業界や国民の暮らしをリカバリーする対策が求められるでしょう」(全国紙記者)今年3月には「マスクなんていつまでやるの?」と、記者に逆質問していた麻生氏。国民感情を逆撫でし続ける麻生氏の“減らず口”に、SNS上では批判が相次いでいる。《本気で言ってるんだろうか…曲がりなりにも?認識が曲がりすぎじゃないですか?》《いつから感染症専門家になったの?》《これはダメだよ。コロナ対策に専念したいと言う菅さんの言葉とは逆のこと言ってる。麻生さんが、菅さんを潰しにかかってる》《麻生さん、コロナ収束は一体どこ見たらそんなこと言えんのだし、そもそも菅さんの退任理由と全く反対のこと言ってるし、何考えてんのとしか言えないよ頼むから引退して》’12年12月に第2次安倍政権の発足に伴い、副総理兼財務相に就任した麻生氏。7日現在で在任期間は3,177日に達し、歴代最長記録を更新し続けている。麻生氏が「まっとうした」と実感する日は、いつになったらやって来るのだろうか。
2021年09月07日2021年8月、勅使川原三郎+KARASが2年ぶりに東京芸術劇場にてゲストダンサーを迎え、新作「羅生門」を上演する。ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの諸作品、アルチュール・ランボー、スタニスラフ・レム、萩原朔太郎、中原中也、宮沢賢治など、内外のさまざまな作家の作品から着想を得た数々のダンス作品を創作している勅使川原三郎。そんな彼が今回取り上げるのは、近代日本文学を語る上で欠かせない存在である芥川龍之介の短編「羅生門」だ。「羅生門」に描かれているのは、飢餓と疫病が蔓延する極めて生きにくい世界で、安らぎを失った人間の、極限の状態に置かれた時のふるまい。そこに、コロナ禍に喘ぐ現代に通ずる真実を見出した勅使川原は、羅生門に棲むという鬼の存在に重きを置きながら、ダンスでこそ表現し得る独自の「羅生門」を打ち出すべく、構想を練った。捨てられた死体が重なる、忌まわしい空気に包まれた羅生門。そこで繰り広げられる人間の悪事と葛藤、その先に見えてくるものを、鋭く、かつ幻想的に描き出す、新たな「羅生門」が誕生する。舞台では、勅使川原自身と、勅使川原のアーティスティック・コラボレーターとして活躍する佐東利穂子に加え、ゲストダンサーのアレクサンドル・リアブコが重要な役割を担う。リアブコは現代バレエの巨匠、ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団のプリンシパルとして活躍。『椿姫』『ニジンスキー』をはじめとする数多くの作品で卓越した表現力を発揮し、世界を魅了している。また音楽では、平安時代から継承された東洋の伝統的な楽器、笙の演奏が大きな役割を果たす。奏者は、国際的な活躍で知られる宮田まゆみ。東京公演では舞台上での生演奏が実現。宮田の崇高な音色をもって、人々を「羅生門」の世界へといざなう。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により予定されていた「三つ折りの夜」上演を断念。勅使川原三郎+KARASにとって東京芸術劇場での公演は2年ぶりとなる。満を持しての公演に期待してほしい。●勅使川原三郎コメント『羅生門』をダンス作品にしようという試みは、私の他の創作と同様、単に物語をダンスでなぞって見せようということではない。芥川の『羅生門』は、平安時代の飢餓、疫病の時代に、生きる術を失い、困り果て、もうこれ以上どうしようもないほどに切羽詰まった人間を描いている。多くの死体が横たわる羅生門の中にぽつんと生き残った人間が、行くところもなく雨の滴る音を聞いている。そんな時ですら、人間には欲があり、どこかに善悪の観念があり、そして裏切りがあり、葛藤があるということが面白く、また滑稽でもある。貧しさの、最低の状況にこそ、鮮明に見えてくる何かがある。私は、羅生門の「鬼伝説」に立ち返るとともに、芥川の筆跡、その文体を、ダンスとしてどう表すことができるか、探っていきたい。勅使川原三郎【公演概要】勅使川原三郎版「羅生門」開催日時:2021年8月6日(金)〜8月8日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス演出・構成・振付・照明・美術・音楽構成:勅使川原三郎アーティスティスティックコラボレーター:佐東利穂子出演:勅使川原三郎 佐東利穂子 アレクサンドル リアブコ(ハンブルク・バレエ団)宮田まゆみ(笙 演奏) ※東京のみ生演奏詳細:
2021年07月30日俳優の山崎育三郎が、テレビ朝日系列を中心に22日より放送される第103回全国高校野球選手権大会の新CMに出演する。新CMは、この夏に様々な思いをもって挑む高校球児たちを、高校野球を愛する全ての人とともに応援したいという思いを込めて制作。山崎は、第1回大会より高校球児を見守り続けてきた「全国高校野球選手権大会の化身」に特殊メイクで扮し、甲子園球場に立つ。CM中に流れる「栄冠は君に輝く」は、山崎が今回新たにレコーディングしたもので、歌詞をかみしめるようにゆっくりと歌いながら情感を込めた歌声を披露している。なお、新CMのフルムービー(1分18秒)が、朝日新聞Webサイト『CMギャラリー』ほか、朝日新聞社公式YouTubeチャンネル、スポーツブル『バーチャル高校野球』で公開される予定。○■山崎育三郎コメント野球少年だった僕にとって甲子園は憧れの聖地でした。そして今回「全国高校野球選手権大会の化身」として甲子園球場に立たせて頂き、バックに流れる「栄冠は君に輝く」も歌わせて頂いています。昨年出場を果たせなかった高校球児たちの思いを胸に、全国の高校球児には、夢のステージを全力で謳歌してほしいです。僕からのエールを送りたい、そんな思いで撮影に挑みました。
2021年07月22日井之脇海、松本穂香、山崎育三郎が出演するさそうあきら原作映画『ミュジコフィリア』より特報映像が公開された。本作は、『神童』『マエストロ!』に続く音楽シリーズ三部作の最終作。長編映画初主演となる井之脇さんが主人公・朔を、朔の異母兄・大成を山崎さん、朔に想いを寄せるヒロイン・凪を松本さんが演じる。今回到着した映像では、朔が楽しそうにピアノを弾くシーンからスタート。大成が泉涌寺仏殿を前にオーケストラを率いるシーンや、朔と大成がぶつかる場面、ポスタービジュアルにも落とし込まれている朔と凪のアンサンブルシーン。また、松本さんが歌う主題歌「小石のうた」が今回初公開されている。『ミュジコフィリア』は秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(京都先行)。(cinemacafe.net)■関連作品:ミュジコフィリア 2021年秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(京都先行)(C)2021 musicophilia film partners(C)さそうあきら/双葉社
2021年07月09日新型コロナウイルスの話題をめぐって、過去にも「マスクいつまでやるの?」など数々の“失言”で批判を浴びた麻生太郎財務相(80)。そんな麻生氏の発言がまたもや物議を醸している。「コロナで全員、死に絶えるような煽った新聞記事も拝見するが、日本の場合10万人当たり12、13人亡くなっている。人口比では、先進国の中で最もうまくいっている」各メディアによると、麻生氏は7月5日に開かれた自民党衆院議員の政治資金パーティーでの講演でこう述べたという。”先進国の中で最もうまくいっている”と日本の感染症対策を高く評価したが、果たしてその通りなのだろうか。米国ジョンズ・ホプキンス大学が発表したデータ(7月6日時点)によると、先進国ではアメリカの累計死者数が605,567人、フランスは110,270人を記録。日本の死者数は14,889人で、確かに先進国の中では少ないと言えるだろう。しかし、アジア地域で比較してみるとどうだろうか。最も多かったのはインド(403,281人)で、次いでインドネシア(61,140人)、フィリピン(25,192人)だった。さらにパキスタン(22,452人)、バングラデシュ(15,229人)と続き、日本は6番目と上位にランクインした結果となった。いっぽう人口約14億人を抱える中国では4,636人で、台湾は689人と日本を大きく下回っている。さらに、3日に国際貿易開発会議で「開発途上国グループ」から「先進国グループ」に変更されたばかりの韓国も2,032人。先進国との比較だけで国内の情勢を評価するような麻生氏の発言に、ネット上では呆れるの声が上がっている。《医療崩壊を起こして死者が15,000人に迫っているんだけど。入院出来ずに死んでる人も大勢いるし、アジアでは最悪なんですけど》《先進国ねぇ。少なくとも同じ東アジアの台湾、韓国と比較して人的、経済的被害は格段に大きいのですが……》《14,800人の感染死者とその家族を踏みにじる発言。この害悪垂れ流しの政治家に退場いただくべき時期はとっくに過ぎている》今年4月に「秋までに衆院は解散になる。日本が進むべき道を堂々と訴え、戦っていかねばならない」と述べ、党内7派閥の先陣を切って政治資金パーティーを開いた麻生派。日本を牽引しようと勇み立っているが、国民に寄り添う姿勢が欠けてはいないだろうか。
2021年07月07日山崎育三郎が、8月11日にリリースするニューシングル『誰が為』のジャケット写真と最新アーティスト写真を公開した。白いシャツと背景のアーティスト写真は、目線を外す山崎の姿が何かを想像させるものとなっており、色気さえ漂わせている。なおシングル表題曲「誰が為」は、7月4日に開催されたオーケストラツアー『billboard classics 山崎育三郎Premium Symphonic Concert Tour 2021 -SFIDA-』愛知県芸術劇場大ホール公演にてフルオーケストラバージョンで初披露された。同曲について山崎はMCで、「昨年甲子園出場が決まっていたにもかかわらず、いけなくなってしまった高校球児と対談する機会がありました。彼らは、出演できなくなりとてもショックで、悔しい思いをした。お母さんがお弁当を一生懸命作ってくれたり、家族みんなで応援してくれていたのに、本当に悔しかった。昨年僕たちが果たせなかった夢を、後輩たちに託したい。など、いろんな想いを話してくれました。〝誰が為〟は、そんな高校球児の想いを、メロディーにのせました。」と語っており、森山直太朗の作詞共作者でもある詩人の御徒町凧がこの対談をもとに歌詞を書き上げている。<リリース情報>山崎育三郎「誰が為」8月11日(水) リリース●初回盤【CD+DVD】:7,370円(税込)●通常盤【CD】:1,320円(税込)「誰が為」初回盤ジャケット「誰が為」通常盤ジャケット【CD収録】※全形態共通1. 誰が為2. 僕のヒロインになってくれませんか? feat. 3時のヒロイン3. 誰が為(Instrumental)4. 僕のヒロインになってくれませんか? feat. 3時のヒロイン(Instrumental)【DVD収録内容】『山崎育三郎 LIVE TOUR 2020 MIRROR BALL at TOKYO DOME CITY HALL』(2020.02.01)<ツアー情報>billboard classics 山崎育三郎Premium Symphonic Concert Tour 2021 -SFIDA-※終了分は割愛【福岡】福岡サンパレス ホテル&ホール7月8日(木) 開場 17:30 / 開演 18:30【西宮】兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール8月7日(土) 開場 16:00 / 開演 17:008月8日(日) 開場 13:00 / 開演 14:00【札幌】札幌文化芸術劇場 hitaru8月19日(木) 開場 17:30 / 開演 18:30【東京】東京芸術劇場 コンサートホール9月2日(木) 開場 17:30 / 開演 18:309月3日(金) 開場 17:30 / 開演 18:30公演HP:関連リンク山崎育三郎 オフィシャルサイト:山崎育三郎 ユニバーサルミュージックサイト:山崎育三郎 Instagram:山崎育三郎 Twitter:山崎育三郎 オフィシャルFC Twitter:山崎育三郎 ファンクラブサイト:山崎育三郎 TikTok:
2021年07月05日「自分で撒いた種でしょうが」6月25日、過労で休養している東京都の小池百合子知事(68)に対してこう述べたのは麻生太郎財務相(80)。同日告示された東京都議会議員選挙で、青梅市選挙区の自民党新人候補の応援演説をした際の発言だ。各メディアによると小池氏が特別顧問を務める「都民ファーストの会」(以下、都ファ)について、「代表の国会議員がいないから(国に)話が通じない」「従って知事が自分でやる。過労で倒れた。同情してる人もいるかもしれないが、(小池氏が)そういう組織にしたんだから」と酷評したという麻生氏。また都議会について、「自民党とつながってる人がいなきゃ話がつながらない。一番上が国会であるならば」とも述べたという。同日配信の日本経済新聞によると、22日に都内の病院で受診した小池氏は「絶対安静」と医師から告げられ入院。週内の公務を取りやめた小池氏だが、復帰の目処は立っておらず、27日に数日間入院を延長することが報じられている。麻生氏の発言を受け、都ファの荒木千陽代表(39)は26日に行った演説で「寝る間を惜しんで都のために行動してきた相手につばを吐くような発言。断固抗議する」と怒りを滲ませたという。今年5月27日にも自身の派閥の会合で、「自分ファースト、都民ラースト」などと小池氏を揶揄していた麻生氏。議席を争う相手とはいえ、小池氏が体調を崩しても変わらないその“放言ぶり”にネット上では批判が殺到している。《麻生は一体何様のつもりだろうか?小池都知事は、去年からコロナへの対応やオリンピックなど毎日毎日多忙な日々だったはずです。過労になるくらい働いた小池都知事に対して「自分でまいた種」とは非常に失礼な発言だ。もし次の選挙で落選したり、自民党が負けたりしたら、それは「麻生がまいた種」になるだろうね》《小池さんを支持してるわけではないけど、これは酷い。長年財務大臣だが、レッドカード退場やろ》《人として最低だ。引退を勧める》昨年8月28日、安倍晋三元首相(66)が持病の潰瘍性大腸炎が悪化したため任期途中で辞任を表明した。だがその直前まで、「少し休養したってなんてことはない」「通院しながら職務を続ければいい」と安倍氏を引き留めていたという麻生氏。最近では安倍氏、甘利明党税制調査会長(71)と共に半導体戦略推進議連や日豪国会議員連盟の要職に就くなど、「3A」での活動を活発化させている。“身内には甘く、他人には厳しい”態度は、この先も改善されることはないのだろうか。
2021年06月28日山崎育三郎が、6月15日の東京 Bunkamura オーチャードホールを皮切りにコンサートツアー『billboard classics 山崎育三郎Premium Symphonic Concert Tour 2021 -SFIDA-』をスタートさせた。今回のツアーで山崎はフルオーケストラとのコラボレーションコンサートに初挑戦しており、初日公演ではオリジナル楽曲やミュージカル楽曲、ドラマで披露した楽曲などを流れるように披露していき、会場は観客からの拍手で沸き上がった。ステージ上のMCでは、新曲「誰が為」を8月にリリースすることが発表された。同曲は、あらゆるスポーツや吹奏楽など頑張る学生に向けたエールソングで、森山直太朗氏の作詞共作者でもある詩人の御徒町凧氏が作詞を担当している。さらに、山崎と昨年の甲子園出場が決まっていたにも関わらず、新型コロナウィルスの影響で中止になり試合が出来なくなってしまった元高校球児が対談を行った際のリアルな言葉も取り入れられている。<リリース情報>山崎育三郎「誰が為」2021年8月リリース作詞:御徒町凧作曲:宗本康兵<ツアー情報>billboard classics 山崎育三郎Premium Symphonic Concert Tour 2021 -SFIDA-※終了分は割愛【名古屋】愛知県芸術劇場 大ホール7月4日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00【福岡】福岡サンパレス ホテル&ホール7月8日(木) 開場 17:30 / 開演 18:30【西宮】兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール8月7日(土) 開場 16:00 / 開演 17:008月8日(日) 開場 13:00 / 開演 14:00【札幌】札幌文化芸術劇場 hitaru8月19日(木) 開場 17:30 / 開演 18:30【東京】東京芸術劇場 コンサートホール9月2日(木) 開場 17:30 / 開演 18:309月3日(金) 開場 17:30 / 開演 18:30公演HP:関連リンク山崎育三郎 オフィシャルサイト:山崎育三郎 ユニバーサルミュージックサイト:山崎育三郎 Instagram:山崎育三郎 Twitter:山崎育三郎 オフィシャルFC Twitter:山崎育三郎 ファンクラブサイト:山崎育三郎 TikTok:
2021年06月16日ヨルシカが新曲「又三郎」のMUSIC VIDEOを公開した。本日6月7日に配信リリースされた「又三郎」は、dアニメストアCMソングとしてオンエアされており、多くのファンから配信が待ち望まれていた楽曲。宮沢賢治『風の又三郎』をモチーフに制作され、現代社会の閉塞感を風の子に打ち壊して欲しいという想いを託した疾走感溢れるナンバーとなっている。公開されたMVは、風の正体を追い求めるストーリーがファンタジックなアニメーションで描かれている。ディレクションは、2020年6月3日に配信された「春ひさぎ」以来2度目のタッグとなるヴィジュアルアーティストの勝見拓矢(TAKUYA KATSUMI)が担当している。ヨルシカ「又三郎」MV<リリース情報>ヨルシカ デジタルシングル「又三郎」2021年6月7日(月) 配信リリースヨルシカ「又三郎」配信ジャケット配信リンク:「又三郎」特設サイト:関連リンクヨルシカ公式サイトヨルシカ / n-buna YouTube
2021年06月07日ヨルシカの新曲「又三郎」が、2021年6月7日(日)より配信リリース。今回ヨルシカがリリースする新曲「又三郎」は、「春泥棒」以来約5か月ぶりとなるデジタルシングル。dアニメストアのCMソングとして起用されており、ファンから音源化が待ち望まれていた一曲だ。本楽曲は、宮沢賢治の作品『風の又三郎』をモチーフに制作。“現代社会の閉塞感を風の子に打ち壊して欲しい”という想いを歌った、疾走感溢れるナンバーとなっている。【詳細】ヨルシカ「又三郎」配信リリース日:2021年6月7日(日)
2021年06月06日俳優の長谷川博己、女優の麻生久美子、お笑いコンビ・ネプチューンの原田泰造が3日、都内で行われたキリンビールのイベント「ビールはクラフトビールの時代へ」祝杯式に出席した。キリンビールは、ビールのプロフェッショナルがおいしさを追求して造ったクラフトビールの新商品「SPRING VALLEY 豊潤<496>」の缶商品を3月23日より新発売。6月7日より同商品の新CM「スプリングバレー 目覚め編」が全国での放映を予定しており、ブランドアンバサダーを務める長谷川博己をはじめ、麻生久美子や原田泰造が出演して同商品の魅力を伝えている。ビールカテゴリーの中でもクラフトビールが人気なこともあり、当初の計画から3割増産するなど好調だという同商品。それについてブランドアンバサダーの長谷川は「本当に素晴らしいですね。美味しいので、当然と言えば当然のような気もしますが、そのアンバサダーを務められて光栄です」と笑顔を見せ、「こういうご時世なので家飲みを楽しんでいる方に是非飲んでいただきたいです。僕も自宅で飲むんですが、こんなに美味しいクラフトビールを家で飲めるのは素晴らしいこと。こういうご時世だからこそ、このスプリングバレーを手に取っていただき、ご自宅で飲んでいただけたらうれしいです」とアンバサダーらしく同商品をアピールした。また、麻生や原田と出演した新CMの話題となり、長谷川が「お二人とは久しぶりにお会いしてこのCMで共演させていただきました。ものすごく美味しそうに飲んでいたので本当に楽しかったですよ」と振り返れば、麻生も「すごく楽しい撮影でしたよね。スプリングバレーを代官山で飲むという撮影だったんですが、お店の雰囲気も良くて感動的にビールも飲めてあっという間に終わった気がします」と振り返った。以前のイベントで関係者からクラフトビールを美味しく楽しめる"二度注ぎ"を教わった長谷川。この日は麻生と原田に教えるというコーナーも。緊張した面持ちの長谷川は「やっぱり緊張しますね。こういう場だと手が震えてすみません(笑)。でも美味しく飲めるのでぜひ試して欲しいです」と2人にすすめると、麻生が「難しそうだと思いましたが、思ったよりも上手く出来ました。二度注ぎするだけで泡もきめ細かくなってビックリしました。またやってみたいと思います」と笑顔を見せ、原田も「実は昨日、缶で飲んでいました。今度からコップに入れ替えて飲みたいですね。こっちの方が美味しいですよ」とすっかり気に入った様子。また、MCから「あなたにとってクラフトビールは?」と質問されて「今の時代の楽しみ方」と回答した麻生は「家で子どもたちが寝た後に夫と楽しんだりキャンプが好きなのでキャンプで飲みたいです」と家族と過ごす時間にクラフトビールを楽しみたいという。
2021年06月04日俳優の山崎育三郎が、Skyの大規模ユーザ向けシンクライアントシステム「SKYDIV Desktop Client」の新CM「シンクライアントなら盗めない」編に出演している。新CMでは、不穏な音楽が流れるなか、探偵にふんした山崎がスポットライトに照らされ、「セキュリティが甘くなる」「テレワークのパソコンが狙われた」と、演劇を思い起こさせるジェスチャーを交えて美声を響かせる。そのあと、宝石が映ったパソコンのデスクトップ画面を虫眼鏡で覗き、何かを突き止めたようにうなずいてみせると、「パソコンは盗めても重要なデータは盗まれない」とピシャリ。チラリと見える怪しい人影を「残念だったな!」と指差し、データを盗みとろうと企てていた犯人を追い詰める。そして最後はスーツ姿で爽やかに締めくくる……というストーリーだ。なお、CMは6月より全国各局にて放送されるほか、同社の公式Instagramでも動画が公開されている。
2021年06月03日ヨルシカが新曲「又三郎」を6月7日に配信リリースすることが決定した。今年1月に配信リリースされた「春泥棒」以来約5カ月ぶりのデジタルシングルとなる同曲は、宮沢賢治の小説『風の又三郎』をモチーフに制作され、現代社会の閉塞感を風の子に打ち壊して欲しいという想いを託した疾走感あふれる楽曲。現在dアニメストアCMソングとしてオンエアされており、多くのファンから配信が待ち望まれていた。なお、「又三郎」のラジオ初解禁も決定。配信リリースより一足早く本日6月3日放送のTOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』内にてオンエアされる。<番組情報>TOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』放送日時:6月3日(木) 22:00~23:55<リリース情報>ヨルシカ デジタルシングル「又三郎」2021年6月7日(月) 配信リリース配信リンク:「又三郎」特設サイト:関連リンクヨルシカ公式サイトヨルシカ / n-buna YouTube
2021年06月03日2021年4月3日に心不全のため亡くなった、俳優の田村正和さん。往年のスター俳優の訃報に多くの人が悲しみました。田村さんといえば、数々の名作ドラマに出演。中でも、刑事ドラマシリーズ『警部補・古畑任三郎』(フジテレビ系)は幅広い世代に大人気です。急きょ『古畑任三郎』再放送フジテレビは、追悼特別番組として『新春ドラマスペシャル古畑任三郎ファイナル』を2日間にわたって急きょ放送することを決定。『フェアな殺人者』前編を2021年5月20日、『フェアな殺人者』後編を同月21日、『ラスト・ダンス』を同日20時から放送します。『フェアな殺人者』は、元プロ野球選手のイチローさんが出演しており、『ラスト・ダンス』は俳優の松嶋菜々子さんが出演。『フェアな殺人者』は、瞬間最高視聴率29.6%、『ラスト・ダンス』は32.8%を出すほど注目が集まった作品です。田村さん演じる、古畑任三郎を目に焼き付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月20日フジテレビでは、4月3日に亡くなった俳優・田村正和さんを偲び、5月20日・21日の2日間に渡って追悼特別番組として代表作のひとつ「古畑任三郎」が放送される。本シリーズは、田村さん演じる古畑任三郎が、犯人たちの難解なトリックを卓越した推理力で解いていくドラマで、毎話登場する豪華ゲストが演じる犯人たちとの対決が大きな見どころだ。1994年、「警部補・古畑任三郎」としてスタートし、連続ドラマとして3シーズン続いたほか、数々のスペシャル・スピンオフなど12年間にわたって愛され続けた本シリーズから、今回はラストとなる2006年1月放送の「新春ドラマスペシャル古畑任三郎ファイナル」のうち2編。イチローが“イチロー選手役”で出演し、宿泊する都内某ホテルの地下駐車場に停めてあった盗難車の中から男の死体が発見されることから物語が展開する「フェアな殺人者」前編&後編。松嶋菜々子が、売れっ子の作家の加賀美京子こと大野かえでともみじ、双子を2役演じる「ラスト・ダンス」を放送する。(cinemacafe.net)
2021年05月19日ダンスカンパニーKARASを率いるダンサー・振付家・演出家の勅使川原三郎による新作公演「読書 本を読む女」が、6月24日(木)より東京・両国シアターXカイにて上演されることが決定した。新型コロナウイルスの影響によりヨーロッパでの活動が全て中止になったことを「国内での創作活動に注力する好機」と捉え、年明けから4カ月の間に5つもの新作を発表している勅使川原。まさに、これまで以上に精力的な創作活動の只中にいる彼が今回シアターXの公演のために選んだ題材は、2018年11月に アパラタスでの「アップデイトダンス」公演で初演した『読書』だ。活動の拠点であるカラス・アパラタスでの創作や、勅使川原が芸術監督を務める愛知芸術劇場における進行中のプロジェクトで共に取り組む佐東利穂子が出演し、デュエット作品として改作上演する。本を読む女=佐東は、さまざまな文学作品、 物語から抜き出されたいくつかの断片を誦じ、 やがて本の中へと没入していくさまをダンスで表現。 ドヴォルザークのロマンス、 弦楽セレナーデ、 コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ、 イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタほか、 さまざまな音楽の響きをもって、読書する者が辿る内面の動きに迫る。また、2013年より定期的にシアターXで公演を行ってきた勅使川原にとって、ここはより自由な創作ができる場所の一つであり、 その特徴について「一般的な機構の劇場のイメージとは異なる、 個性的な、 まるで大きさがあらゆるサイズに変わる部屋のような空間。 創作上の細やかな仕事を可能にさせ、 創作に集中することができる」と明かしたことも。 シアターXの“部屋のような舞台”で表現される、自室で読書する人のイメージ。本作品では、 自室で読書する人のイメージを表現するが、 が、 創作の過程に、 ここでしかできない何かをもたらすに違いありません。勅使川原の多彩な読書体験と身体感覚に基づいた、 読書にまつわる深い思索と冒険のダンスがここに誕生する。■勅使川原三郎アパラタスで創作した『読書』は、 読書する者について考察したダンスであり、 当初は佐東利穂子のソロ作品として上演しました。 オーストリアの作家、 ロベルト・ムージルの『特性のない男』を朗読する佐東の声を基調に、 想像をかき立てる様々な音楽を用い、 部屋の中で読書する者、 その読むという行為を客観的に捉えてダンスとして表現したものです。 今回、 新たにデュエット作品として上演するにあたっては、 読書する者に起こることを、 より主体的に捉えていこうと考えています。閉じられた本の中は暗く、 空気のない状態であるけれども、 一度開けば、 開かれたそのページには光が差し、 文字が目に触れる。 実際に声で発することがないとしても、 言葉は自身の声、 あるいは登場人物の声として響き、 音響が身体の内に広がっていく。 身体は次第に前のめりになり、 本の中に没入し、 落ちていくような感覚をおぼえる。 その身体は本の中に浮遊し、 徘徊し、 俯瞰し、 会話するーー。ところが、 読書する者が本から離れ、 言葉が途切れ、 その響きがなくなると、 自由を削がれたかのようにその身体は固まり、 息苦しくなる。 現実の時間感覚に捕われ、 支配されてしまう。 つまり、 読書の中にいる時より、 現実のほうが不自由になってしまう。 しかし、 その状況は逆転し得る。 読書している時の感覚が、 読書をしていない時に再現されれば、 現実はどんどん豊かになっていくーー。 そうも考えるのです。v■佐東利穂子劇場にはその場所ごとに個性、 特徴があるけれど、 近頃はずっとアパラタスでの活動を続けていただけに、 シアターXの空間で公演をすることをとても楽しみにしていました。 というのも、 ここは創作に集中しやすい場所であるとともに、 舞台と客席との距離が近く、 そこを行き来することで作品の題材をあらためて見直したり、 新鮮な気持ちで見たり触れたりすることが、 比較的容易にできる場所なのです。今回の公演で『読書』を上演することが決まった時、 この作品とこの劇場とが空間的にとても合うと感じました。 けれど、 新たな『読書』の構想が見えてくると、 場所にまつわる事柄に留まらない、 何かが湧き上がってくるのではないかという期待感が高まったのです。■作品テキスト「読書 本を読む女」密閉された本の頁を開く暗闇だった紙面が明るくなり目が言葉に触れる声が言葉を飲み込む落ちるように本の中に吸い込まれる女無時間の文字空間に身体を失い浮遊動揺や謎をまとい理解と無理解に遊ぶ言葉と音調の密着と分離の繰り返し読書を止めると沈黙に身体は掴まれ現実に放りされる静寂に押しつぶされるが再び本に戻る言葉の響きと透明の動きを重ね合わせて自在に時間を伸縮変形させる真空を呼吸しダンスする者勅使川原三郎【公演概要】勅使川原三郎 新作公演「読書 本を読む女」構成・振付・演出・美術・照明・衣装:勅使川原三郎出演:佐東利穂子、勅使川原三郎劇場:東京・両国シアターXカイ(東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア1階)<開催日時>・6月24日(木) 19:30・6月25日(金) 19:30・6月26日(土) 16:00・6月27日(日) 16:00※客席開場は開演の15分前※客席へはチケットに記載の整理番号順にご案内します<料金(全席自由・税込・入場整理番号付)>・一般:前売5,000円、 当日5,500円・学生・シニア(65歳以上):前売3,500円※学生券・シニア券は各日各10枚ずつ限定。 KARASでの取り扱いのみ、 当日券はありません。
2021年05月14日ぴあアプリ版で昨年12月まで連載された映画評論家・川本三郎さんのエッセイ『映画のメリーゴーラウンド』が、連載時のタイトルのまま、文藝春秋から書籍化、14日に発売された。映画の尻取り遊び、連想ゲーム。作品や俳優、監督だけでなく、でてきた場所や食べもの、風俗などをつなげていく。一本の作品の話をすると、映画の話は止まらない。ちょっとした小物、小道具が、そこに込められた思いを想像させ、いろいろなことを暗示させる。映画についての雑学、トリビアならこの人、川本三郎さんの楽しいエッセイ集だ。「こうしたことが映画批評の本流からは、はずされてゆく。なんとも勿体ない。まるでパンの耳を捨てるようなもの。ディテイルにも映画の作り手の思いが込められているのに、それを無視してしまうのは、長年、映画を見て来てきた人間には、まったく納得出来ない。映画のメリーゴーラウンド(つまり、尻取り遊び)とは、遊びながら、同時に普通、忘れられがちなディテイルをよみがえらせようとする試みである。時には、パン本体より耳のほうがおいしいもの。あまりディテイルにこだわるとすぐに「木を見て森を見ない」と批判されるが、木あっての森であることを忘れてはならない。「神は細部に宿る」と大仰なことは言わないが、小さなお地蔵さんぐらいは潜んでいると思う。」(あとがきから)。著者の川本三郎さん66回の連載は、ウディ・アレンの『女と男の観覧車』で始まり、『アニー・ホール』『マンハッタン』で幕を閉じた。とりあげられた作品は、『東京物語』、『駅馬車』、『ティファニーで朝食を』、『素晴らしき哉、人生!』、『男はつらいよ』シリーズ、『浮雲』、『七年目の浮気』、『アパートの鍵貸します』、『風立ちぬ』、『勝手にしやがれ』、『007/危機一髪』、『甘い生活』、『ローマの休日』、『天国と地獄』……。連想ゲームだから、日本映画、外国映画、古典的名作、最近作と時空を自在に超える。ぴあアプリ連載時と同じ高松啓二さんのイラスト(カバーも)が、楽しさを倍加している。『映画のメリーゴーラウンド』文藝春秋刊定価1980円(本体1800円+税10%)4月14日(水)発売著者:川本三郎カバー・本文内イラスト:高松啓二『映画のメリーゴーラウンド』本文ページ『映画のメリーゴーラウンド』本文から イラストレーション:高松啓二
2021年04月15日ミュージカル『モーツァルト!』の開幕前日取材が7日に東京・帝国劇場で行われ、山崎育三郎、古川雄大が登場した。同作は音楽家のヴォルフガング・モーツァルトの生涯を描き人気のウィーン・ミュージカル。2002年の日本初演以来再演を重ね、今回が3年ぶりの上演となる。山崎は「コロナ禍ということでマスクをした状態での稽古。今までに経験したことのない現場で、舞台稽古に入って始めてマスクを取って声を出したので、鍛えられますね。山でトレーニングするような感覚です。貧血になるくらい、マスクをつけっぱなしでの稽古がしんどかったので、逆に強くなった気がします」と苦笑する。Wキャストで天才を演じるということで、互いの天才だと思うところを聞かれると、古川は山崎について「お芝居ももちろんですけど、歌の部分がずば抜けてると思っています。色んな方がいますけど、育三郎さんはミュージカルの歌とポップスの歌、両方出来る。そんな方を僕は見たことがなくて、天才だなと思います」と絶賛。一方、山崎は古川について「ストイックで、努力の天才だなと。それが1番だと思うんです。デビューからの年々進化がすごくて、僕は若い時から『(古川が)ヴォルフガングをやるだろうな』と思ってたんですけど、想像を遙かに超えた表現力を自分でつかみにいっている。すごく努力家ですね」と讃えた。改めて山崎は「今回、コロナ禍ということで、本当に1回1回の公演が千秋楽、明日何が起こるかわからない時代の中で、『立つのはこれが最後でいい』と思うようにやりたい」と力強い言葉を残す。他の出演者についても「市村(正親)パパ(※ヴォルフガングの父親・レオポルト役)は11年ずっと一緒にやらせていただいてるんですけど、今回が1番艶がある声で、どんどん声が出る。びっくりするんですよ、若返り!」と驚いた様子。古川も「市村さんはいつもそうですけど、今回気合いが入ってるというか、まだ成長が……」と表すと、山崎から「成長!?」とつっこまれ、「成長というか、進化が止まらない」と言い直す。「あの年齢になってもまだまだ止まらないというのは恐ろしいなと思いますし、そういう風になりたいなという憧れでもあります」と先輩のすごさを実感していた。最後に山崎は、「今、こういう状況だからこそ届けられるものがありますし、劇場に足を運んでくださる方皆が戦っている状態。ヴォルフガングが自分の人生をまっとうする、自分の運命と戦っていく姿に元気づけられ、"エール"をもらえたらいいなという気持ちで、頑張っていきたい」と意気込む。古川も「3年ぶりの上演で、僕自身も作品としても進化していると思います。たくさんの方に見ていただけたらと思いますので、ご期待ください」とメッセージを贈った。
2021年04月07日ミュージカル『モーツァルト!』の開幕前日取材が7日に東京・帝国劇場で行われ、山崎育三郎、古川雄大が登場した。同作は音楽家のヴォルフガング・モーツァルトの生涯を描き人気のウィーン・ミュージカル。2002年の日本初演以来再演を重ね、今回が3年ぶりの上演となる。山崎は「実は2021年になって赤いコートがはじめて新しくなって、気持ちが高まっています。11年この役をやってるんですけど、ずっと先輩のを着ていて。雄大もですけど、昨年朝ドラに出た効果で、ついに自分の赤いジャケットを作ってもらったんじゃないかな」と、2人ともNHK連続テレビ小説『エール』に出演していたことに絡めて明かした。古川も「とても気持ちがいいですね、朝ドラのおかげで作っていただいたので」とトークにのっかり笑いを誘う。2人がWキャストで主演を務めることになるが、古川は山崎に対して「関係は全く変わらず、優しい先輩、頼れる先輩という印象です。今回の稽古場でも、すごく助けていただきました。歌の面ですごく力になっていただきました」と感謝。「僕がわからないところをとにかく育三郎さんにたくさん聞いて、『こうやった方がいいよ』というアドバイスをたくさんいただいて、お芝居の面でも『自分はこう思う』と育三郎さんの意見を聞いたりとか、Wキャストとして高め合っていけたのかなって思います」と自信を表した。さらに古川は「3年ぶりの作品ですし、小池(修一郎)先生も『より良いものを』という演出をつけてくださって、変わった部分もありながら、僕自身もどうにか進化したいなという思いでいて。(山崎が)目の前で素晴らしいヴォルフガングを演じてくださってるので、何か盗めないかなと、とにかく学ぶという気持ちで挑みました」と心境を吐露。山崎は「雄大のヴォルフガングも3年前から本当に見違えるほど進化して。(自分は)24歳からこの役をやって35歳、再演ごとに自分の変化に気付かされるというか、こういうことできるようになったんだとか、逆に今まで何も思わなかったシーンでグッときたり、自分の変化を楽しんでやっています」と充実した様子を見せる。山崎は古川について「先輩扱いをしてくるんですけど、年齢は1歳しか変わらないんですよ。僕が長くやってるというだけで、同世代だと思ってるので、一緒に盛り上げていきたいな」と語る。3年前は山崎が古川について「ごはんにもあんまり来てくれない」とぼやいていたが、「今は何でも語ってくれるようになりましたね。役のこと、歌のことも含めて役作りとか音楽的なことも相談しながら。朝ドラでもずっと一緒、一番ずっといる相手」と表した。稽古場では2人で一緒にトレーニングをしているそうで、山崎は「2人とも、サイズが一回りくらい大きくなってるんですよ。それに合わせて衣装を新調してくださったというのもあります。雄大も、脱いだらものすごいムキムキですから」と紹介。古川は「(衣装で)あんまりわからないかもしれないですけど、体重で言うと5〜6kg増えたのかな」と驚かせ、山崎は「僕も4〜5kgくらい増えました。30代半ばになってきたので、筋肉の支えがないと。ケガをしないためというのが一番大きい目的ですね」と目的を説明する。2人での稽古の合間のトークについても、古川は「筋肉トーク、もっぱら筋トレの話ですね。どうやったらここ(腕)に筋肉がつくんだろうとか、どういうプロテインを飲んでるとか、いろいろ筋肉の話をさせていただきました。あとはくだらないこと。互いに笑いのセンスが似てるところがあるので『これ面白いよね』みたいな他愛もない話から真面目な話まで」と明かした。東京公演は帝国劇場にて4月8日〜5月6日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて5月14日〜17日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月25日〜6月7日。
2021年04月07日春の新月9ドラマ「イチケイのカラス」に出演する山崎育三郎が、月9ドラマ「監察医 朝顔」の本日3月22日(月)放送の最終話に“クロスオーバー出演”していることが分かった。山崎さんが「イチケイのカラス」で演じるのは、正義感の強いクールな中堅検事・井出伊織。自由奔放な刑事裁判官みちお(竹野内豊)のお目付け役だ。今夜、“右ほほに大きなヤケドがある男”をめぐる事件を追う様子が描かれる「監察医 朝顔」最終話では、そんな井出が、ひょんなことから法医学教室を訪れる。また、朝顔と井出は元々面識があるようで…。山崎さんが撮影現場に入り、スタッフから「井出伊織役の山崎育三郎さんです!」と大きな拍手とともに紹介があると、「イチケイから来ました!」と笑顔で挨拶した山崎さん。出演に関して「クロスオーバー出演ということが初めてだったので、『監察医 朝顔』の世界に『イチケイのカラス』の井出としての出演は、不思議な感覚はありました」と感想を明かし、「上野さん始め出演者の皆さんが温かく迎えて下さったので、リラックスして楽しみながら撮影に挑む事ができました。そして何より、監督含め、撮影現場の皆さんのチームワークの良さに感激しました」とコメント。4月5日(月)よりスタートする竹野内豊主演「イチケイのカラス」は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーの活躍が描かれる。これからの放送について山崎さんは「これまでにない裁判官に焦点をあてた作品で、数々の事件と戦う魅力的なキャラクターたちが登場します。笑えて泣けて、最後は幸せな気持ちになる、入間みちお劇場をお楽しみ下さい」とアピールしている。「監察医 朝顔」最終話は3月22日(月)21時~フジテレビにて30分拡大放送。「イチケイのカラス」は4月5日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2021年03月22日「マスクはいつまでやるんだね」麻生太郎財務相の発言が議論を呼んでいます。2021年3月19日、麻生財務相は閣議後の記者会見で、緊急事態宣言の解除にともなう対策について「時短要請に応じた飲食店に対し引き続き、きちんと対応していく」と話した後、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響への不満を吐露しました。マスクなんて暑くなって口の周りがかゆくなって最近皮膚科が流行ってるそうだけど、いつまでやるんだね。真面目に聞いてるんだよ。俺が。あんたら新聞記者なんだからそれくらい知ってるんだろ。いつまでやんのこれ。グッとラック!ーより引用これに対し、ネット上では「いつまでやってるのって、こっちが聞きたい」「国民も我慢をしているのに」などの声が寄せられました。田村淳「麻生さんに教えたい」同月22日、情報番組『グッとラック!』(TBS系)では、お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんが麻生財務相の発言について、次のようにコメントしています。ご本人はワクチンを打たれているはずなんですよね。ワクチンを打っているから自分はもう早くマスクを取りたいっていう気持ちから、そういうコメントが出てきたのか。でも僕たちはまだワクチン打ててないですから。打ちたくても打てない。医療従事者の方もまだ打てていない。僕の推測ですけど、気の緩みみたいなのから、こういう発言になったのかな。グッとラック!ーより引用また、麻生さんの「いつまでマスクをするのか」という記者への投げかけに対し、皮肉を込めた回答をしていました。家に帰るまで。で、家から出たらまたするんですよ、と僕は麻生さんに教えたい。グッとラック!ーより引用田村さんのコメントについて、番組を見ていた視聴者からは「名回答。冷静なうまい返しだと思いました」「本当にその通り。当たり前のことだけど」といった声が上がっています。コロナ禍が長期化するにつれ、マスク着用を求められ続けることに、不平不満をいいたくなる気持ちもあるでしょう。もしかしたら、麻生財務相はそんな国民の感情を代弁したつもりだったのかもしれません。しかし、政治の中枢にいる人物の発言として捉えると、不適切に感じた人は多いようです。[文・構成/grape編集部]
2021年03月22日山崎育三郎と升毅が、竹野内豊主演の刑事裁判官を主人公にした新月9ドラマ「イチケイのカラス」にレギュラー出演することが分かった。2人が演じるのは、竹野内さん演じる刑事裁判官・入間みちおらがいる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の公判を担当する検察官。数々の名作ミュージカルに出演する山崎さんが演じるのは、みちおのお目付け役として東京地検第3支部に異動してきた、正義感の強いクールな中堅検事・井出伊織。裁判所主導の現場検証に立ち会ったり、法廷での言動を見聞きしたりするうちに、みちおの裁判官としての確固たる信念に気づき一目置くようになる一方で、起訴した以上被告人の有罪判決を勝ち取らなければならないという検察官の使命もあり、一筋縄ではいかないみちおの存在は厄介でもある。月9ドラマにレギュラー出演するのは「突然ですが、明日結婚します」以来、4年ぶり2作目となる山崎さん。「台本を読み終わった後の爽快感が印象的でした」と語り、「今までになかった刑事裁判官をメインとした作品で、笑いあり、涙あり、家族みんなで楽しめるような内容になっています。1週間の始まりである月曜の夜にぜひ楽しんでご覧いただきたいです」とアピールした。升さんが演じるのは、そんな井出の上司で主任検事の城島怜治。マイペースなみちおの行動を問題視し、破天荒な言動にうんざりしながらも、現場検証には毎回真面目に付き合っている。また、イチケイの部長(小日向文世)とは、司法修習時代の同期でライバル視している。井出とのクスッと笑える絶妙な名コンビ感にも注目だ。「裁判官と検察官は、本来なら一線を画す存在ではあるのですが、現場ではみんなとても仲良く、1つのチームのような雰囲気で撮影しています」と撮影の様子を語った升さんは、「竹野内さんは常に自然体で唯一無二の存在感ですし、黒木さんはとても気さくで気立ての良い女性です。山崎さんもクールで優秀な検事である井出にぴったりはまっています」と共演者についても明かす。そして「“裁判劇”と聞くと堅苦しいイメージやサスペンスを想像されると思うのですが、このドラマはコメディー要素とシリアスな部分のメリハリがついています。裁判に対するイメージも変わると思うので、そこにも期待してご覧いただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。「イチケイのカラス」は4月5日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送※初回30分拡大。(cinemacafe.net)
2021年03月10日女優の天海祐希と俳優の山崎育三郎がドライブトークを繰り広げる動画の後編が16日、研音YouTube公式チャンネル『Ken Net Channel』で公開された。11日に公開された前編で天海が同チャンネル初登場を果たすと、「天海さんをYouTubeで見られるなんてすごい時代になった」「ずっとお綺麗」など驚きと感動のコメントが殺到。舞台出身の2人による舞台と映像の違いや、天海の芸名の由来、宝塚時代のエピソード、好きなお笑い芸人まで貴重な話が展開された。後編では、天海が語る名俳優たちへの憧れ、演劇の世界に“正解”はあるのか、今の時代に生きる子供たちへ伝えたいことなど、さらにディープな内容が語られる。
2021年02月16日女優の天海祐希が11日、研音YouTube公式チャンネル『Ken Net Channel』に初登場。俳優の山崎育三郎がゲストを招いてドライブする企画でトークを繰り広げた。同企画で菅野美穂をゲストに招いた際、菅野が「尊敬する女優」として名前を挙げていた天海。今回の動画では、舞台出身の2人だからこそ思う舞台での在り方、映像の世界に入ったときのエピソードなど、普段テレビでは語られない話が満載。ドライブ企画ならではのプライベート空間が垣間見れる映像となっている。このたび、天海からコメントが到着した。天海は「皆様、お元気でいらっしゃいますか? 私は、元気です!」と呼びかけ、山崎について「ちょいちょいお目にかかる機会はあったのですが、あんなにゆっくり、お話したのは初めてだったので、とても楽しかったです」と感想を述べる。そして「お仕事、プライベート、沢山の事をお話しました。公の場では、なかなか話すチャンスのない事も飛び出してるかも? しれません(笑)」と明かした。後編は、16日に公開される予定。
2021年02月11日落語家の笑福亭鶴瓶が即興ドラマを繰り広げる舞台『スジナシシアターVol.13』に、俳優の山崎育三郎、中井貴一、お笑い芸人の渡辺直美が各日ゲストとして出演することが26日、発表された。東京・世田谷パブリックシアターで2月26日・27日・28日に開催され、チケット一般発売日は2月19日。オンライン配信も行われる。その日に知らされるセットのなかで即興ドラマを繰り広げる「スジナシ」 は、1998年にCBCテレビにて放送を開始。その後2015年より『スジナシ BLITZシアター』として赤坂BLITZで年2回の公演を行ってきたが、2020年9月、会場の一時休館に伴い幕を下ろすこととなった。今回からはTBS、サンライズプロモーション東京主催で新たな「スジナシ」がスタートするが、芝居の後にプレビューを見ながら演技を振り返るトークや、舞台とテレビの連動企画として後日テレビでも放映する点はこれまでと変わらず行う。ゲストには、ミュージカルや舞台に加え、ドラマや映画、そして歌手としても活躍する山崎が初日、芸人という枠にとらわれず様々なジャンルで活動し、海外でも著しい活躍を見せる渡辺が2日目、ドラマ、映画で幅広い役柄を演じ、舞台やナレーションなどマルチに活躍する中井貴一が3日目に登場。案内人は中井美穂が務める。鶴瓶は今回の開催について「13回目になりますが、未だに慣れないですよ。でも毎回初めての感じがいいんですよ」と改めて“スジナシ”の魅力を語った。今回のゲストについて山崎には、「今非常にノッてますし、役柄をみていても面白い。クサイ役もうまいだろうし、楽しみですね」と期待し、渡辺には「バラエティ風になったほうがいいのか、シリアスになったほうがいいのか、どこまでやっていいのか悩みますね」と思案。そして中井貴一には「長い付き合いになりますが、あんな何でもできる人いないですよ。器用ですし、面白い。こんなフリーの舞台に出るってね、ありえないでしょ(笑)」と笑いを交えて賛辞を述べる。最後に「でも、こんな舞台を出来ることはありがたいと思うので、精一杯がんばりますし、羽目を外さないようにします」と真摯なコメントを寄せた。
2021年01月26日《正しくマスクをしないといけないのはわかる。でも、鼻を出していた受験生が失格になる一方、マスクすらしていない麻生太郎大臣は注意すらされないのはモヤる》1月16日、大学入学共通テストの1日目の試験で、試験監督の再三の注意にもかかわらず“鼻出しマスク”をやめなかったとして、受験生1人が失格となったことが波紋を呼んでいる。この受験生はマスクから鼻を出したまま試験を受けていることを試験監督から計6回にわたって注意されたが、従わなかったことが不正行為と認定され、すべての成績が無効になった。1月18日のNHKの報道によると「受験生は40代で、監督者の指示に従わなかった際の対応に加えて、最終的には不正を告げられると会場内のトイレに閉じこもり出て来なかったことから、かけつけた警察官によって退去させられた」という。大学入学共通テストの「受験上の注意」には、<マスク(予備のマスクを含む。)を持参し、試験場内では常にマスクを正しく着用してください>とあるほか、<試験場において監督者等の指示に従わない>場合は不正行為となる可能性があることが記載されている。Twitter上では、《ルールに明記されてるんだから失格は当然》《鼻マスクよりも試験官の注意に従わなかったのがいちばんの問題》と、テストを運営する大学入試センターの対応に賛同する声が多い。一方で、こんな意見も多くみられた。《試験会場でマスクを正しく着用しろというのは分かるけど、例えば国会で麻生氏が平気で鼻出しマスクしている映像を何度も見せられる側とすれば、どうして誰も麻生氏にも「正しく着用しろ」と言わないのかと思うよね。受験生は強制されても、国会議員は好きにしていいの?》麻生太郎財務大臣(80)といえば、マスクから鼻を出した状態や、耳にマスクをかけた状態で、国会での答弁や記者会見に臨む姿がたびたび話題になっていた。また、最近はトランシーバーのようなマウスシールド姿でもおなじみだ。ちなみに、マウスシールドやフェイスシールドは、マスクと比べて飛沫を防ぐ効果は著しく低く、特に飛沫の“吸い込み”に関してはほとんど防ぐ効果がないことが、スーパーコンピュータのシミュレーションなどからわかっている。大学入学共通テストの「受験上の注意」にも「フェイスシールド又はマウスシールドの着用のみでは、受験することはできません」と“太字”で明記されている。都内の大学病院に勤務する医師で、受験生の子供を持つ男性に話を聞いた。「正しくマスクを着けるのは医学的に必要なことです。今回、鼻を隠すのを拒んだ受験生にどんな事情があったかは知りませんが、過敏症などでマスクの着用が困難な人は事前申請すれば別室で受験できるという措置もとられていたわけですから、試験監督の判断は正しいことだと思います」そのうえで、こう続けた。「ただ、ひっかかるのは、一般人は医学的に正しいルールを守るように厳しく求められている一方で、模範となるべき政治家はそれを無視してきたことです。マウスシールドに効果がないと指摘されて久しいのにいまだにつけ続ける人がいたり、会食の自粛を国民に求めつつも自分たちの会食は必要なものだと主張したり……。自分たちは一般人のルールは適用されない。そんな政治家の特権意識を感じてきたから、今回の件で違和感をもった人がいるのでは?」黙々と試験を解く受験生たちはマスクの正しい着用を強く求められる一方で、重症化リスクの高い高齢者が多く、口角泡を飛ばして議論をする場である国会でまともにマスクをつけていない大臣が注意もされないというのは、なんとも不合理な状況ではなかろうか。新型コロナウイルスは受験生と政治家を区別したりはしない。本来であれば、試験会場でも国会でも、医学的に正しい感染防止策が取られるべきだ。ちなみに、今回の件が関係あるのかは不明だが、1月18日に召集された国会では、麻生大臣は大きいマスクを正しく着用するようになっていた。
2021年01月18日【音楽通信】第61回目に登場するのは、ミュージカルはもちろん、ドラマやラジオなど多岐にわたり大活躍中のアーティスト、山崎育三郎さん!【音楽通信】vol.61『エール』の佐藤久志役は自分自身にも重なる役2007年に『レ・ミゼラブル』のマリウス役に抜擢され、その後も数々の名作に出演している山崎育三郎さん。2015年にはドラマ『下町ロケット』(TBS系)で一躍脚光を浴び、2020年のNHK連続テレビ小説『エール』(NHK総合 3〜11月放送)では、窪田正孝さん演じる主人公・古山裕一の幼なじみ、佐藤久志役として出演。ほかにもミュージカルはもちろん、ドラマや映画、吹き替え、ラジオなど、さまざまなフィールドで活躍しています。アーティストとしては、2018年7月にオリジナルアルバム『I LAND』をリリース。そんな山崎さんが、2020年12月2日に、ニューシングル「君に伝えたいこと」をリリースされるということで、お話をうかがいました。ーー12歳のときにミュージカルでデビューされましたが、小さい頃からミュージカルや音楽にふれる環境だったのですか。子どもの頃から、家族でよくミュージカルを観に行く機会がありました。その頃の僕は、ものすごくシャイで人前が苦手だったのですが、そのことを母が心配していたんです。お気に入りのミュージカルの主題歌を僕が歌っていると、その歌声を聴いた母が「音程もしっかりしているしきれいな声だな」と、「このまま音楽をやらせるといいんじゃないか」となって、小学校3年生のときに、近所の音楽教室に通うようになりました。小学校3年生から歌を歌い始めて、当時はミュージカルや童謡などを歌っていたんですが、歌っているときはとても開放的になれました。学校でも、先生から「育三郎くんは歌が上手らしいね。みんなの前でこれ歌ってみて」と言われて、本当はシャイなんですが、歌うときだけは自信を持ってできたんですよね。そうやって少しずつ、歌うことが特別なことになっていきました。あるとき、音楽教室の方から「オーディションがあるからチャレンジしてみない?」と言われて、オーディションを受けたら合格したのがきっかけで、ミュージカル俳優としてデビューすることにつながっていきましたね。ーー子どもの頃に、舞台のどこに魅力を感じたのでしょうか。もともと人見知りだったけれど、舞台では役を通して歌を歌ったり踊ったりして自分を表現することでより開放的になれる瞬間があって“自分らしくいられる場所”だと感じられたことが、魅力だったんだと思います。歌と同時に、小学校から野球もやっていて、舞台は野球と同じような“チーム戦”というか。ひとつの作品をチーム全体で挑んでいく感覚が、子どもながらにすごく好きだったことを覚えていますね。楽しかった思い出があります。ーー“ミュージカル界のプリンス”と名高い山崎さんですが、『エール』では、窪田正孝さん演じる主人公の幼なじみで、歌手になって歌声を披露する佐藤久志役を演じていますね。今回の役は、ご自身とも重なる部分はあるのでしょうか。佐藤久志という役は、子どもの頃にお母さんとの別れがあってすごく傷ついているときに、森山直太朗さん演じる恩師・藤堂清晴先生と出会い、「君には歌がある」という励ましの言葉をもらったことによって、また一歩踏み出せる自信が持てるようになったんです。そんな歌によって自分に自信を持てたというところは、とても自分自身にも重なりますね。久志は音大でクラシックを歌ったりピアノを弾いたりするのですが、そういった青春時代を僕自身も過ごしていたので、その面でも重なる部分があって、楽しんでやらせていただきました。ト書きに「ウインクをする」など、台本にいろいろと書いてあって、なのでキザなお芝居は僕のアドリブでやっているわけではないんです。台本を見たときに「何を求められているだろう?」と考えて、前半はとくにコミカルに楽しんで振り切ったほうがいいと思ってやってみました。久志は後半、挫折してボロボロになって家族まで巻き込んでしまって、戦争時代には戦時歌謡を歌った自分のことを思うところがあり、いろいろなことが重なった状態になっていきます。きっと、もともと彼は繊細なものを持っていて、それを隠すように明るく振る舞うところがあると思うんですよ。華やかに見える人ほど、ひとりのときはすごく悩んだり、考え込んでしまうところがあると思うんです。ひとつの役で「プリンスだ」と言われてキラキラしたり、面白いコミカルなお芝居をしてみたり、あそこまでボロボロになって髭を生やして泥臭くなって、そして最終的に復活するんですが、ここまで振り幅のある役をやらせてもらうことはなかなかありません。これまでは、たとえばプリンスだったら、キラキラしたまま、終わることが多かったから。シングルの2曲は全然違うものとして聴いてほしいーー2020年12月2日に、ニューシングル「君に伝えたいこと」をリリースされましたが、森山直太朗さんが作詞作曲されていますね。きっかけはなんだったのでしょうか。以前、直太朗さんに、僕のラジオ番組のゲストに来ていただいたことがあって。その際、ギターを持ってきてくださっていたので、直太朗さんの「さくら」を一緒に歌ったんです。初めて一緒に合わせたのに、すごくいいハーモニーが作れて、直太朗さんもそのときのことをよく覚えてくださっていました。今回『エール』で共演したときに、いろいろなお話をする機会が撮影の合間にあって、メイク室で直太朗さんに「育三郎くんはオリジナル曲は歌わないの? 機会があったら曲を書いてみたいな」と言ってくださって。僕も「直太朗さんに書いていただけるならぜひ書いていただきたいです」という話から、とんとん拍子に話が本格的になっていった感じですね。ーー山崎さんから曲についてのリクエストはなさいましたか。いえ、まずは直太朗さんが僕をイメージした曲を待ちました。それこそ今回のこの曲だけではなくて、実は一気に10曲ほど書いてきてくれたんですよ。直太朗さんは「育三郎くんのことを思っていたら、どんどん楽曲が浮かぶんだ」なんて言ってくださって。次から次へと曲を仕上げてくださって聴かせていただくなかで、この楽曲が一番自分に響いたので、リリースすることにしました。ーーしっとりと聴かせるバラードで、ピアノの音色も印象的です。以前、直太朗さんの劇場公演『森の人』(2005年)の書籍の編集を担当させていただいたのですが、その劇場公演ではピアノを紺野紗衣さんが担当されていて、今回「君に伝えたいこと」でも紺野さんがピアノで参加されています。今回組まれてみて、いかがでしたか。実は紺野さんは、僕が12歳のときに初めて主演をやらせてもらったときのミュージカルの音楽監督助手だったんですよ。20数年前から彼女と出会っていて、僕にとっては、お姉ちゃんのような存在。ピアノの技術もお人柄もすてきな方で、当時からかわいがっていただいていて。最後に稽古場でお別れするときも、子役のみんなで、寄せ書きもして、彼女に歌をプレゼントしたんですよ。印象的な出会いでした。でも今回はそことは関係なく、直太朗さんと楽曲の話をしたときに、ピアノをどの方に弾いていただくかとなった際、お互いに「紺野さんがいいね」と名前が出たんです。僕が彼女と20数年前に出会った直後くらいに、直太朗さんも出会っていて。偶然が重なって弾いていただくことになって、もちろんピアノは間違いないですし、子どもの頃からの付き合いもあるので、あうんの呼吸じゃないですけども、ふたりきりで一発録りしたレコーディングもうまくいきました。そして今回、僕がこの曲を選んだ理由はもうひとつあります。僕はミュージカルで育ってミュージカルの世界で生きてきたので、自分自身ではなく、役として、作品のなかでの表現をずっとやってきたんですね。でも、もっと「等身大な自分の楽曲を歌ってみたい」という思いもあったんです。今回はミュージカルで歌っているときとはまったく違う歌い方で、山崎育三郎としての歌声で「自分の思いを届けたい」と、チャレンジさせていただきました。ーーいまのリアルな山崎さんが詰まっている曲ともいえるのですね。そうですね。レコーディングの頃、『エール』でちょうど直太朗さん演じる藤堂先生が戦争で亡くなるエピソードがあり、歌詞の内容については藤堂先生から久志へのエピソードだととらえてグッときながら歌ったことを覚えています。僕もここまで生きるなかでいろいろな別れがあったり、学生時代に祖父母と3人で暮らしていた時期もあったりして、おじいちゃんおばあちゃんへの思いが重なったり。聴く人にとっても、自分の大切な人を思い浮かべて聴いてほしいという思いをこめて、より自分の心で歌えるような楽曲としてとらえました。あえて歌詞も、どの方の思い出にも寄り添えるように、言葉選びは意識しています。ーーカップリング曲は、佐藤久志として『エール』でも歌われていた古関裕而さん作曲の(劇中では古山裕一作曲の)「栄冠は君に輝く」です。劇中では、一升瓶をラッパ飲みしていた久志が立ち直って、伝統ある甲子園球場で同曲を歌唱するシーンはジンときました。あのシーンはどのような思いで歌っていらっしゃいましたか。あの瞬間は、『エール』の久志としてみんなへの感謝の気持ちをこめて、さらに全国の学生のみなさんやいろいろな人たちにエールを届けたいと思って、この歌を歌っていました。僕は小学校から高校まで野球をやっていて、甲子園というものが子どもの頃からの夢の舞台なんです。この曲は高校野球の歌ですから、子どもの頃から当たり前に聴いていた楽曲だったんですが、今年はコロナの影響で甲子園で開催する予定だった全国高等学校野球選手権大会が100年の歴史のなかで初めて中止になってしまいました。学生にとっては甲子園がすべてだったわけじゃないですか、全国の高校球児たちの悔しい思いもすごくわかるんです。それとは別に、古関さんの母校の福島県立福島商業高等学校の吹奏楽部のみなさんとコラボをする企画がNHKさんであって、コンサートをする予定もあったんですが、それもコロナの影響でなくなってしまいました。でも、企画がなくなっても、子どもたちが自発的に「山崎さんに送ろう」と、この曲をリモートで演奏して僕に送ってくださったんです。そのことにすごく感動して、「みんなとの演奏を形にしたい」と思ったとき、ちょうど「君に伝えたいこと」のシングルリリースを考えていたので、ここに収録しようと。そしてコーラスは、福島大学付属小学校の合唱部のみなさんなんですよ。直太朗さんもコーラスに参加しています。この曲は古関さんの母校の高校と、小学校のみんなに参加してもらってできた楽曲なんです。だからこれは、カップリングというよりも、特別な思いのある曲なんです。「君に伝えたいこと」も朝ドラをやっていたからできた楽曲ですが、「栄冠は君に輝く」は今年だからこそ生まれた楽曲で、この2曲は全然違うものとして聴いていただきたいですね。ーー『エール』のオフィシャルサイトで、主演の窪田さんとのオフショットも公開されていました。撮影の合間は、基本的には窪田くんもそうですが、みんなリラックスしていますね。本番までは、甲子園のシーンを撮る合間もふたりでキャッチボールしていました。本番になって「栄冠は君に輝く」を歌っていたシーンは、視聴者のみなさんには、久志がボロボロになってからやがて最終的に、あの歌のシーンになっていく流れだったじゃないですか。でも、実際は、あの「栄冠は君に輝く」を歌うシーンから撮影したんですよ。ドラマでは物語の順番通りに撮影しないことはよくあるんです。そこが一番のプレッシャーでしたね。台本を読み込んで「こういうことがあって、こういう感情で歌うだろうな」と自分で自分を追い込んでいったんです。そんななか、先ほどお話させていただいたような思いで歌わせていただいて、こみあげてくる思いがありました。誰もいない、無観客の球場のピッチャーマウンドにひとりで立ったときに、なんとも言えない気持ちになったんですよね。本当だったらここに、たくさんのお客さまがいて、野球も行われていたんだろうなと思ったり。僕もコロナの影響で、ミュージカル『エリザベート』が全公演中止になって、通常では考えられないことが起こった年。芝居を超える瞬間が自分のなかにあったので、いろいろな思いであのシーンに挑んでいけた。最終的には、ちゃんとお芝居がつながっていたので、良かったなと思いました。この瞬間を必死に生きると未来につながっていくーーオフの日はどのように過ごしていらっしゃいますか。実は、オフがまず、ほぼないんです。時間があったら分厚い台本や歌を覚えたり、どういうパフォーマンスをするかを考える時間になっていて、やることがいっぱい(笑)。あとは家族と過ごすだけですね。ずっとこんな感じで過ごしていて、基本的に仕事の現場に行くときは、もう全部できあがった状態にしています。ーー息抜きはされないのでしょうか。これが不思議なんですがしないんです。どこか仕事を仕事とも思っていないというか、どれも好きでやっているので、好きなことが息抜きでもあり、仕事でもあり。だから、毎日24時間ずっと仕事なんです。きっと、これを仕事と思ったらできないですね、好きでやっているから。どうやったらお客さまに喜んでいただけるかだけをずっと考えているんですが、それって、すごくワクワクするじゃないですか、学生の文化祭の前のような気持ち(笑)。それに近いんですよ。ずっとそんな感じで、なるべく楽しみながら、自由な心でいられるように意識して生活していますね。ーー11月には「山崎育三郎 THIS IS IKU 日本武道館」 が開催されましたね。これは僕のラジオ番組から生まれたコラボ企画のショーで、今年で3年目になります。僕自身がドラマ、映画、声優、バラエティ、コンサート、歌手とさまざまな仕事をしているなかでのいろいろな出会いが僕を成長させてくれています。「ジャンルを超えたい」といつも思っていて、僕はヒュー・ジャックマンさんが大好きなんですが、彼はブロードウェイの舞台に立ち、映画ではハリウッドスターでもあり、司会もやって、コンサートもやってCDも出しているんです。彼は自分がパフォーマンスできる場所ならどこへ行こうが表現できる人だからこそ、そこで求められている。それと一緒で、もうジャンルで区切る時代ではない気がしていて、ジャンルを超えたエンターテインメントを作りたいという思いがあって、毎年自分が出会った人たちとの、ここでしか見られないショーというのを作らせていただいています。これだけジャンルがバラバラな人たちと出会う機会があるのは、ミュージカル俳優をやりながら、いろいろな活動をさせてもらっている自分だからこそ、できていることだと思っています。ーー最後に、今後の抱負をお聞かせください。基本的に、明日が来ると思っていないんです。いまこの瞬間、何ができるか以外、何もできないと思っていて。たとえば今年、誰もコロナ禍になるとは思っていなかったわけじゃないですか。ですから、先を見るよりは、どれだけ与えられたこの瞬間を必死に生きるか、それが結果未来につながっていくだけだと思っています。目の前にあることに必死に挑むだけで、それが知らない間に、自分でも想像していなかった未来につながっていくから。数年前の自分にとっても、いまのように朝ドラに出て、武道館のステージに立つなんてことをやっているかといったら、そんなことは全然想像していませんでした。でもそれは、これまでの積み重ねでしかなくて、抱負と言ったら、「どれだけ目の前のことに集中して、本気でできるか」ということですね。あとはコロナの影響で、ミュージカルも公演中止になるなど、お客さまが客席にいない空間をたくさん経験しました。目の前にお客さまがいて、舞台に立てることが当たり前じゃないとすごく実感しています。僕たちの仕事は、お客さまがチケットを手にして、時間を作って、観に来てくださるということで成立しているので、あらためて応援してくださる方や劇場などに足を運んでくださる方々への感謝の気持ちはより強くなっています。また、お客さまがいる前で、パフォーマンスができる状態が戻ってくることを祈っていますね。取材後記先日放送を終えた『エール』では、全国のお茶の間へ楽しい時間を届けてくれた山崎育三郎さん。ミュージカルにドラマにラジオ、そして音楽活動と忙しいなかでも、自由な心でジャンルレスにご活躍される山崎さんからは、元気をもらえる人たちも多いのではないでしょうか。そんな山崎さんのニューシングルをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。写真・宮﨑健太郎取材、文・かわむらあみり山崎育三郎PROFILE1986年1月18日、東京都出身。2007年、ミュージカル『レ・ミゼラブル』マリウス役に抜擢され、その後も数々の名作に出演。2015年、ドラマ『下町ロケット』(TBS系)で一躍脚光を浴び、以降もドラマや映画、吹き替え、ラジオではニッポン放送『山崎育三郎のI AM 1936』(毎週土曜 午後9時30分)のパーソナリティも担当するなど、さまざまなフィールドで活躍中。アーティストとしては、2018年7月にオリジナルアルバム『I LAND』をリリース。2020年3月より放送中のNHK連続テレビ小説『エール』(NHK総合 3月〜11月放送)に、佐藤久志役として出演。12月2日、ニューシングル「君に伝えたいこと」をリリース。InformationNew Release「君に伝えたいこと」(収録曲)01.君に伝えたいこと02.栄冠は君に輝く03.君に伝えたいこと [Instrumental]04.栄冠は君に輝く[Instrumental]2020年12月2日発売(通常盤)UPCH-5975(CD)¥1,200(税別)(初回盤)UPCH-7570(CD+DVD)¥1,700(税別)
2020年12月05日菅野美穂と山崎育三郎が出演するドライブ企画動画が、所属事務所・研音の公式YouTubeチャンネル「Ken Net Channel -研音official-」にて配信がスタートした。今回、ノープランで集合した2人。車内では、ここでしか聞けない話が満載。菅野さんのリクエストで山崎さんが鼻歌を歌ったり、アポ無しで帝国劇場を訪れたり、運転中の山崎さんの様子を菅野さんが自撮り棒で撮影したりと、リラックスした雰囲気の2人のドライブ模様が映し出されていく。収録をふり返り、菅野さんは「なかなか機会のない、同業の方とのお話は、とても興味深く勉強になりましたし、テレビの時とかだとおしゃべりではなく、トーク、という感じがあるのですが、今回のYouTubeでは、ぐっとおしゃべりに近い感覚で新鮮でした」と大いに楽しんだ様子。山崎さんも「2人きりでお話しするのは初めてでしたが、いざ始まると、カメラを忘れてリラックスしながら普通にドライブを楽しんでいました」と話し、「一緒に帝国劇場に行けたのも思い出になりました。そしてまさか歌を一緒に歌えるとは。YouTubeならではの、新しい一面を見て頂けると思います」とコメントしている。(cinemacafe.net)
2020年11月18日内田有紀と麻生祐未が山崎豊子原作連続ドラマW「華麗なる一族」に出演することが決定。大介の愛人と妻をそれぞれ演じる。大阪万博を間近に控えた日本の高度経済成長期、富と権力獲得の手段として関西の政財界で閨閥を張り巡らす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、一族の繁栄と崩壊を描いたドラマ。主人公の万俵大介を中井貴一が演じるほか、息子役を向井理と藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)が演じることもすでに決定している。今回新たに出演が決定した内田さんが演じる大介の愛人・高須相子は、表向きは住み込みの家庭教師だが、今後の阪神銀行を大きくすべく、そして万俵家の繁栄のために、息子・娘たちの縁談を司る閨閥作りという大きな役割を担う。そして大介の愛人である彼女は、政治力はさることながら、抜群の美貌の持ち主で、時として万俵家の娘たちをも圧倒し、大介を手懐けている。また麻生さんが演じる大介の妻・寧子は、京都の公卿華族の子爵を父に持ち、戦前に老女付きで万俵家に嫁いだ元来の令嬢。家庭教師としてやってきた相子に妻・母の地位を侵食され、妻妾同居という奇異な生活を強いられるようになる。実は寧子のその虚ろな目の奥には、物語の終局へと繋がる、大介と鉄平(向井理)の確執の秘密が隠されている。内田さんは「彼女は私がこれまで演じたことのない女性像。40代の女優として、自分でも見つけられなかった新しい顔を探し当てたいと思ってます」と本役へ意気込み、「1960年代の日本を舞台とした重厚なテーマが、現代の撮影技術による映像美と音響効果でまた更に進化した作品となって表現されると思います。私自身も今一度襟を正す思いで挑みますので、是非ご期待ください」とメッセージを寄せる。麻生さんは「今まで寧子を演じてこられた名優の方々に恥ずかしくないよう、慎重に演じたいと思います」と話し、「時代や環境が違っても、家族や社会を取り巻く人間関係は、普遍的なもの。そんな人間模様の面白さが詰まった名作です。自由を制限された世界で、精一杯、寧子なりの幸せを見つけていきたいと思います」とコメントした。連続ドラマW「華麗なる一族」は2021年4月、WOWOWプライムにて放送予定(全12話)。(cinemacafe.net)
2020年11月11日11月7日、日本武道館にて「山崎育三郎THIS IS IKU 日本武道館」が開催され、山崎育三郎と明日海りお、千鳥、森山直太朗、山口太幹らゲスト出演者による一夜限りのコラボレーションが実現した。「THIS IS IKU」は山崎がパーソナリティーを務めるニッポン放送『山崎育三郎のI AM 1936』から生まれた“究極のエンタテインメントショー”。2018年、2019年と2年連続で開催され、3度目の開催となる今回は新型コロナウイルス対策を万全の上、日本武道館にて有観客で行われた。本公演では、山崎がこれまで出会ったエンターテイナーの中から「自分の人生」に影響を与えてくれた方の偉業に感謝を込めて、独自の目線で“賞”を授与する「IKU AWARDS 2020」が発表されるため、観客もフォーマルな服装で参加。メインとなる山崎は金のジャケットを羽織ったタキシードに身を包み、真っ白な高級リムジンで会場に登場した。大きな歓声が上がると、山崎は1曲目に『TOKYO』を披露。会場では吹き上げ花火が上がり、色とりどりの照明が飛び交うなど、豪華な仕様で幕を上げた。2曲目『Get yourself』が始まると、山崎の呼びかけで観客は振り付けを一緒に踊る。ダンサーがタップダンスを披露した3曲目『I LAND』が終わると、山崎は「この後のステージも楽しんで!」と観客にメッセージを送った。授賞式では、まず「最優秀音楽賞」の発表へ。選ばれたのは、NHK連続テレビ小説『エール』で山崎と共演を果たした森山だ。山崎とのトークではふたりの共演を振り返ったり、『山崎育三郎のI AM 1936』出演時の思い出話に花を咲かせたりと、ふたりの仲の良さが垣間見えた。そして、森山は『愛し君へ』をギター弾き語りでしっとりと披露。さらに、山崎と森山ふたりラジオで初共演時に歌唱した『さくら』や、『エール』内でもそれぞれ歌うシーンがある『故郷』を熱唱すると、観客はうっとりとした表情を浮かべる。また、山崎演じる佐藤久志の子ども時代を演じた山口太幹もサプライズで登場。山口が特技とする「ビートボックス」を披露すると、クオリティの高さに山崎と森山は驚きの声を挙げた。続いて、「最優秀お笑い賞」を受賞したお笑い芸人の千鳥が登場。豪華なコラボレーションの後だけに、ノブも大悟も「直太朗さんの次って......」と苦い顔を見せた。千鳥のお馴染み“クセがすごい”漫才には山崎が混ざり、ビブラートを活かした『もりのくまさん』を披露すると、ノブのツッコミが炸裂。後半はは山崎のアドバイスを受けながら、3人揃ってMr.Childrenの『Tomorrow never knows』を歌う場面も。ノブと大悟もかなりの上達を見せたが、最後はミュージカル調に染まっていき、「ミュージカルのクセがすごい!」というノブのツッコミで締めくくられた。「最優秀トップスター賞」は元宝塚歌劇団花組トップスターの明日海りおが受賞。宝塚時代に演じ、来年も主演を務めるミュージカル『ポーの一族』の楽曲『哀しみのバンパネラ』を華麗に披露したかと思えば、今年流行の『香水』を軽快なJ-POPのリズムに乗せ、山崎とコラボで歌唱した。さらに、ミュージカル『エリザベート』の楽曲『闇が広がる』を明日海と山崎で披露。明日海は宝塚でトート役を演じたが、山崎も新型コロナウイルスにより全公演が中止したミュージカルでトート役を演じる予定だった。そんな奇跡のコラボ実現後、最後の受賞者としてステージに登場したのは、なんとこの賞を設立した山崎自身。山崎に代わり、プレゼンテーターを務めた千鳥のふたりは山崎の紹介VTRを見て「自分の時だけたいそう(な演出)やなぁ!」とのツッコミを入れる。当の本人は「まさかこんな賞を受賞できるとは......!」という白々しくコメント。会場が笑いに包まれる中、山崎は『僕こそ音楽』と『最後のダンス』をムードたっぷりに披露した。本編後、会場からのアンコールに答えるように、この日の出演者全員が再びステージに登場。全員揃って、『エール』で山崎演じる久志が甲子園のマインドで歌った夏の全国高等学校野球選手権大会の歌『栄冠は君に輝く』を大合唱した。アンコール2曲目は『Wonderland』。今度は山崎一人で観客の手拍子に合わせて、ステージの端から端までを動き回りながら歌声を届ける。さらに、Wアンコールとして12月2日(水)に発売される新曲『君に伝えたいこと』を最後に初披露。この曲は『エール』のメイク室で森山と山崎が意気投合し、出来上がった楽曲で、作詞・作曲を森山が手がけている。大切なものへの決別と感謝の旋律を紡いだ森山の詩を、山崎が甘く切ない歌声で情緒たっぷりに歌い上げ、まさに“究極のエンターテインメントショー”は幕を閉じた。【リリース情報】◆山崎育三郎 New Single『君に伝えたいこと』12月2日(水)発売<形態>・初回盤(CD+DVD)・通常盤(CDのみ)【イベント情報】◆山崎育三郎 New Single『君に伝えたいこと』発売記念プレミアムイベント「君に伝えたいこと」-オンライン-日時:12月6日(日)<第1部>12:00/<第2部>14:00/<第3部>16:00※各回、限定300名様イベント内容:ミニライブ&プレミアムイベントならではのトークショーほか、『君に伝えたいこと』MVのアザーテイクを特別公開、参加者限定企画であなたが“ありがとう”と伝えたい大切な人へのメッセージを紹介するなど、目白押しの企画を開催予定▼イベントや参加方法などの詳細はオフィシャルホームページまでオフィシャルサイト: ユニバーサルミュージックサイト:
2020年11月09日