2020年、内博貴主演で小説家・太宰治の生きざまを描いた舞台が、装いも新たに 「浪漫舞台 新装『走れメロス』 ~小説 太宰 治~」として、3月5日(土)~6日(日)森ノ宮ピロティホール(大阪)、3月12日(土)~3月21日(月・祝)自由劇場(東京)で上演される。このたび、メインビジュアルとキャスト第2弾が発表された。小説家である太宰治が若き頃、多くの作家たちとの友情や、彼が愛する女性たちと の愛や苦悩に満ちた波乱の人生を題材として、太宰と共に当時を駆け抜けた親友で作家の檀一雄が書き上げた回想録『小説 太宰 治』をベースに、舞台作品として書き下ろされた本作。今回発表されたメインビジュアルは、登場人物たちが舞台衣装を身にまとい、文豪たちが生きた時代背景を意識し、それぞれの友情、愛情に想いを馳せ佇むイメージカットになっている。さらに、キャスト第2弾として、檀一雄役を舞台、テレビドラマ、映画など活躍の幅を広げる生島勇輝が務めることが決定したほか、石井智也、井上雄太、輝有子らが名を連ねた。なお、公式サイトにて、チケット先行予約が2月2日(水)まで実施されている。【公演概要】「浪漫舞台 新装『走れメロス』 ~小説 太宰 治~」原作:檀一雄『小説 太宰 治』より作・演出:モトイキ シゲキ演奏(ギター):タマ伸也音楽:鎌田雅人<配役>太宰治…内博貴小山初代 / 太田静子<二役>…佐藤江梨子山崎富栄…北原里英津島美知子…原史奈檀一雄…生島勇輝佐藤春夫…市川知宏柿野要一郎…小川史記高橋幸雄…石井智也山岸外史…井上雄太マダム雪子…輝有子山崎晴弘…下村青井伏鱒二…内海光司●公演日程・大阪公演=全3回公演日程:3月5日(土)13:00開演、3月5日(土)17:30開演、3月6日(日)13:00開演会場:森ノ宮ピロティホール(大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目17-5)チケット料金:9,500円(全席指定・税込み)チケット先行:公式サイト先行受付中=2月2日(水)23:59まで※チケット一般発売開始日は、2月20日(日)10:00よりお問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝休業)・東京公演=全12回公演日程:3月12日(土)~3月21日(月・祝)会場:自由劇場(東京都港区海岸1-10-53)チケット料金:9,500円(全席指定・税込み)チケット先行:公式サイト先行受付中=2月2日(水)23:59まで※チケット一般発売開始日は、2月20日(日)10:00よりお問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799(オペレーター平日11:00~18:00 / 土日祝10:00~18:00)主催・制作:浪漫舞台「走れメロス」公演実行委員会(エイベックス・エンタテインメント / プロデュースNOTE)公式サイト: 公式Twitter: @roman_melos()
2022年02月01日若さ、熱意、葛藤……ツウなあの人にとって青春って何だろう?ナルホドのセレクトから意外な一作まで。読めば、観れば、きっと誰かと“青春”したくなる、そんな偏愛作品について熱く語ってもらいました!ここでは、フリーアナウンサー・宇垣美里さんの“私の青春作品”に注目!フリーアナウンサー・宇垣美里さんの“青春作品”『スキップとローファー』思いがけないところから人間関係が広がっていく。私は漫画が大好きで、ジャンルを問わずさまざまな作品を楽しんでいるのですが、ここ最近は淡い恋愛だけでなく人と人とのつながりを描いた少女漫画が増えてきているように感じます。自分の青春時代を振り返ってみても、決して恋愛のことだけを考えていたわけではないし、実は中高生にとっては友達同士の人間関係の方が重要だったりしますよね。漫画の中で描かれている人間関係の築き方は、大人になった今でも学ぶべき点がたくさんあるんです。そんな中、特に心を掴まれたのが『スキップとローファー』。石川県の田舎から東京の進学校へ入学した主人公・みつみちゃんは、朴訥としていて一生懸命で、人と接する上で垣根があまりないタイプ。そういう彼女がクラスにいることによって、初めは雰囲気の違いから苦手意識を感じていた子たちも、「話してみたら気が合うじゃん!」って気づけたりして、思いがけないところから友情の輪が広がっていくんです。大人になったらわかるけど、「雰囲気が似てるから」や「趣味が同じだから」とかじゃない友達って、とても貴重じゃないですか。作中でも、みつみちゃんと同居するおばのナオちゃんが「誰かと本当の友達になれるチャンスってそうそうないのよ」と言っているシーンがあり、強く頷きました。出会いをきっかけに新しいことにチャレンジしたり、みんなにポジティブな変化が起こるのは、まさに人と出会えた時の醍醐味。それって一人っきりでは到達できないことだなと思います。中学生の頃に読んだ『ぼくは勉強ができない』も、同じく読んでいて世界が広がるストーリー。先生をはじめとする大人たちとの対話も心に残り、立場の違う人と関わることによって自分の気づきが増えるということを知りました。自分という存在がまだ固まりきっていないからこそ、いろんなことを柔軟に受け入れたり、大人が当たり前だと思ってしまうようなことにも「なんで?」と疑問を抱けたり。そういうピュアな姿勢には青春を感じますね。私自身も高校時代の友人とはとても仲が良くて、今でも頻繁に遊んでいます。それぞれが違う進路を選んでタイプの違う大人になりましたが、何者でもなかった頃に出会った子たちはいつ会っても居心地がいいなとしみじみ感じます。仕事では老若男女さまざまな方にお会いしますが、常に意識しているのは、相手に対してあまり先入観を持たないようにすること。初めは合わなさそうだと思っていた方と親しくなれたこともあるし、話してみないとわからないことも多いと思うんです。『スキップとローファー』高校入学を機に上京した、成績優秀だけどどこか天然な岩倉美津未。彼女のまっすぐな言動が、周囲の人の心に変化をもたらしていく。高松美咲/講談社1~6巻726円・748円©高松美咲/講談社『ぼくは勉強ができない』勉強は苦手だがサッカーが得意で女性にモテる、主人公の時田秀美。学校に居心地の悪さを感じる彼の大切なものはすべて、学校の外にある。クールな彼が、時に悩みながら躍動する青春小説。山田詠美/新潮文庫473円うがき・みさと1991年、兵庫県生まれ。フリーアナウンサー。『週刊SPA!』や『週刊文春』では趣味を生かした執筆も行っている。近著に『今日もマンガを読んでいる』(文藝春秋)などがある。※『anan』2022年1月12日号より。イラスト・アボット奥谷取材、文・大場桃果(by anan編集部)
2022年01月11日人気コミック『文豪ストレイドッグス』の期間限定イベントが2021年12月23日(木)から2022年2月23日(水)まで、成田国際空港 第2旅客ターミナルの「成田アニメデッキ」、埼玉県所沢市の「ダ・ヴィンチストア」にて開催される。『文豪ストレイドッグス』の期間限定イベント『文豪ストレイドッグス』は、現代のヨコハマを舞台に、中島敦、太宰治、芥川龍之介といった文豪たちが繰り広げる異能アクションバトル漫画。原作・朝霧カフカ、作画・春河35のこの人気コミックは、2013年1月号の「ヤングエース」で連載スタートし、現在シリーズ累計850万部を突破。角川ビーンズ文庫での小説版やアニメ化、舞台化、劇場版アニメーション化、実写映画化など、さまざまなメディアミックスを展開している。春河35描き下ろしイラストの特別グッズ今回の期間限定イベントでは、<妖之酒宴(あやかしのうたげ)>をテーマに春河 35が描き下ろしたイラストのグッズを先行販売。芥川龍之介と中原中也のイラストを使用した缶バッジセットやアクリルキーホルダーなどを用意する。また、先行限定販売のグッズを含む関連商品3,500円(税込)を購入するごとにオリジナルポストカードをランダム6種からゲット可能。限定コラボメニューも「成田アニメデッキ」のイートインレストランでは、オリジナルのコラボレーションメニューも提供。中島敦・太宰治・芥川龍之介・中原中也をイメージしたフードメニューや、各キャラクターの顔がプリントされたラテが楽しめるのが魅力だ。中でも注目は、中原中也の髪色をイメージした「中原中也の妖モンブラン」。今回のテーマでもある<妖之酒宴>に描かれた月に見立てたクッキーや、お面をプリントした最中を配した。なお、期間中『文豪ストレイドッグス』コラボレーションメニューを頼むと、1会計につき、2品注文ごとに1枚、全6種のオリジナルランチョンマットをランダムでプレゼント。第1弾は2021年12月23日(木)から、第2弾は2022年1月21日(金)から配布する。【詳細】『文豪ストレイドッグス』期間限定イベント開催期間:2021年12月23日(木)~2022年2月23日(水・祝)開催場所:■成田アニメデッキ(グッズ販売・コラボメニュー提供)住所:千葉県成田市古込1-1 成田国際空港第2旅客ターミナル本館2F営業時間:10:00~20:00(フードL.O.19:30)※不定休※営業時間を変更・短縮する場合あり。公式サイトにて確認。■ダ・ヴィンチストア(グッズ、関連書籍販売)住所:埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31番地3 ところざわサクラタウン 2F営業時間:10:00~20:00※不定休※営業時間を変更・短縮する場合あり。公式サイトにて確認。<グッズ価格例>・缶バッジセット 880円・アクリルキーホルダー 715円・クリアファイル 440円※画像はイメージ。実際の商品・ノベルティとは異なる場合があり。※同一商品の購入は1人につき1日3点まで。※店舗の運営状況や情勢によって、販売方法を変更する場合あり。※ノベルティポストカードの絵柄は選べない。無くなり次第終了。配布上限は1人1日につき12枚まで。※ダ・ヴィンチストアでは『文豪ストレイドッグス』関連書籍も対象となる。(雑誌等は対象外)※レシートの合算は不可。<コラボレーションメニュー例>・中原中也の妖モンブラン 1,100円・芥川龍之介の羅生門あんみつ 1,100円・文豪ストレイドッグスプリントラテ(カフェラテ/いちごラテ/抹茶ラテ) 825円※画像はイメージ。実際の商品・ノベルティとは異なる場合があり。※ノベルティランチョンマットの配布条件は『文豪ストレイドッグス』コラボレーションメニューが対象。※レシートの合算は不可。※ノベルティランチョンマットの絵柄は選べない。※第2弾の配布期間に第1弾の在庫がある場合、希望者にランダムで渡すことが可能。©朝霧カフカ・春河35 発行:株式会社KADOKAWA
2021年12月16日北村匠海主演、黒島結菜、井上祐貴共演の青春映画『明け方の若者たち』より、青春の日々を切り取った場面写真が解禁となった。本作の原作はTwitterでの“妄想ツイート”が話題となり、10~20代から圧倒的な支持を獲得したウェブライター・カツセマサヒコの大ヒット青春恋愛小説。『君の膵臓をたべたい』『東京リベンジャーズ』の北村匠海が主人公の<僕>役を務め、2022年のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインに抜擢された黒島結菜が<僕>の一目ぼれ相手である<彼女>を、「ウルトラマンタイガ」の井上祐貴が<僕>の同期で親友となる<尚人>を演じる。23歳の新進気鋭監督である松本花奈がメガホンをとり、2010年代の若者のリアリティ溢れる青春劇の映像化に挑戦した。このたび解禁された場面写真では、<僕>が布団の上で憂鬱そうな表情を浮かべ携帯電話を見つめる姿や<彼女>と肩を寄せ合う仲睦まじい様子、<僕>の会社の同期で親友の<尚人>の姿などを見ることができる。<僕>と<彼女>と<尚人>の3人で、高円寺の飲み屋で夢を語り合う、まさに“マジックアワー”のようなひと時を写した1枚も。緊張した様子で手を繋ぎ見つめ合う<僕>と<彼女>の姿からは、“沼のような5年間”の始まりを予感させ、<僕>と<尚人>が呆然とした表情で立ち尽くす、何が起こったのか気になるカットも。最後には、大人になった<僕>が“明け方”になんとも言えない表情で空を見上げる姿があり、<僕>が過ごす“沼のような5年間”の行く末が気になる場面写真となっている。北村さんは「映画に登場する、街や音楽が偶然にも僕の ''本物の青春 ''と重なっていて、もうニ度と帰ってこない人生のマジックアワーをまた味わえたような、切なくてじんわりあったかくて、笑ってるのか泣いてるのかよくわからないあの頃を、皆さんも思い出せるかもしれません」と、北村自身含め誰もが経験したであろう青春時代を思い出させる作品であることをアピールしている。大注目の実力派若手キャストと新進気鋭の監督が描く20代の青春譚に注目だ。『明け方の若者たち』は12月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明け方の若者たち 2021年12月31日より全国にて公開
2021年10月29日アカデミー賞で主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアと、同賞の外国語映画賞を受賞したセバスティアン・レリオ監督の豪華コンビで贈る『グロリア 永遠の青春』より、予告編と場面写真が解禁された。アメリカ、ロサンゼルス。アラフィフ女性のグロリア・ベルは、離婚や子育てを乗り越えて自由な日々を送っていたが、どこか満ち足りない寂しさを感じていた。そんなある夜、クラブでアーノルドという年配男性から声を掛けられた彼女は、同じく離婚経験をもつ紳士的な彼に興味を惹かれ、付き合うことに。詩を読み、哲学的な話題で盛り上がるなど知的にも洗練され、新たなパートナーとして理想的な相手に思えるアーノルド。しかし、グロリアはデート中に元妻や娘たちから電話が掛かってきた際、自分との関係を秘密にしていることが気にかかる――。ジュリアン・ムーアが、セバスティアン・レリオ監督の『グロリアの青春』に惚れ込みリメイクを熱望したことをきっかけに、レリオ監督自身がハリウッドの豪華キャストを迎えて生まれ変わらせた本作。離婚と子育てを乗り越えて、自由に生きる主人公のグロリアに訪れた“人生の春”を描いている。このたび解禁となった予告編は、ロサンゼルスのクラブで主人公のグロリア(ジュリアン・ムーア)が、自分と同じバツイチで子持ちのアーノルド(ジョン・タトゥーロ)と出会うシーンから始まる。デートを重ねるにつれて、ふたりは恋に落ちていくが、アーノルドを息子の誕生日パーティーに招待した際、前夫との仲睦まじい関係に深く嫉妬をされ距離が離れてしまう…。いくつになっても、仕事に、恋に、自由を謳歌するグロリアの魅力が詰まった予告編になっている。また併せて解禁された場面写真8点では、ラスベガスの高級ホテルを訪れるふたりの様子や、プールサイドで呆然と佇むグロリアの様子が切り取られている。『グロリア 永遠の青春』は12月3日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい・立川高島屋S.C.館・天神ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グロリア 永遠の青春 2021年12月3日よりkino cinema横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神ほか全国にて公開© 2018 GLORIA FILM DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年10月26日コラボ・ライセンス専門サイト「FanFun MARKET」は、「文豪とアルケミスト」コラボジュエリー第六弾の受注販売を開始いたしました。(受注期間:10/1~11/2)商品ページはこちら : ■尾崎紅葉ノ指環「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の指環を再現。尾崎の指環(刃)は洗練されたシルバーカラーを施した真っ直ぐな型に、大粒のイメージカラーストーンを配しました。大きなストーンが贅沢なデザインです。素材:シルバー925、Nanogems付属:オリジナル本型BOX価格:¥14,300(税込)サイズ:7号~15号(奇数号)■中島敦ノ指環「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の指環を再現。中島の指環(弓)は洗練されたシルバーカラーを施したカレッジリング風の型に、イメージカラーストーンを配しました。上品なデザインです。素材:シルバー925、Nanogems付属:オリジナル本型BOX価格:¥14,300(税込)サイズ:7号~15号(奇数号)■梶井基次郎ノ指環「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の指環を再現。梶井の指環(鞭)はレトロなピンクゴールドコーティングを施した木目調のストレート型に、イメージカラーストーンを配しました。和柄で落ち着いた雰囲気のデザインです。素材:シルバー925、キュービックジルコニア付属:オリジナル本型BOX価格:¥14,300(税込)サイズ:7号~15号(奇数号)■小泉八雲ノ指環「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の指環を再現。小泉の指環(弓)は洗練されたシルバーカラーを施したカレッジリング風の型に、イメージカラーストーンを配しました。上品なデザインです。素材:シルバー925、キュービックジルコニア付属:オリジナル本型BOX価格:¥14,300(税込)サイズ:7号~15号(奇数号)■直木三十五ノ指環「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の指環を再現。直木の指環(刃)は上品なブラックコーティングを施したナイフエッジの型に、オーバルカットのイメージカラーストーンを配しました。存在感がひき立つデザインです。素材:シルバー925、Nanogems付属:オリジナル本型BOX価格:¥14,300(税込)サイズ:7号~15号(奇数号)■幸田露伴ノ指環「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の指環を再現。幸田の指環(刃)は洗練されたシルバーカラーを施した真っ直ぐな型に、大粒のイメージカラーストーンを配しました。大きなストーンが贅沢なデザインです。素材:シルバー925、キュービックジルコニア付属:オリジナル本型BOX価格:¥14,300(税込)サイズ:7号~15号(奇数号)【オリジナル本型BOX】購入したキャラクターカードを付属した「オリジナル本型BOX」が付属いたします。本型オリジナルBOXBOX見開き©2016 EXNOA LLC【取り扱いショップ】Fan Fun MARKET : FanFun MARKET 公式HP : 【FanFun MARKET 公式アカウント】公式Twitter : 公式Instagram : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月01日乾ルカさんの『おまえなんかに会いたくない』は、同窓会をめぐる青春群像劇だ。同窓会SNSに不吉な書き込みが。卒業生たちが向き合う過去とは?「高校卒業から10年も経てば、みんな成長したり変わったりしているはず。その時、それぞれのなかで当時がどう映し出されているかにフォーカスを当ててみました」北海道の高校の同窓生たちの視点で綴られる本作。卒業から10年、校庭に埋めたタイムカプセルの開封を兼ねて同窓会を開く話が持ち上がり、元3年6組の面々はSNS上で盛り上がる。だがそこに、匿名のアカウントから、タイムカプセルには遺言墨で書かれたメッセージが入っているとの書き込みが。遺言墨とは不気味な都市伝説で…。「私が考えた架空の伝説です。それにまつわるエピソードをひとつひとつ考えるのは楽しかったです(笑)」それを機に、彼らは高校時代のいじめを思い出す。当時、教室内カーストを無視した行動をとったことで、村八分になった生徒がいたのだ。「教室内では、空気を読まないことが失態になる場合もある。私も高校時代、一生懸命に空気を読んでいました。いま思うとなんであそこまで気を使っていたのかと思いますが、当時は必死でした」当時の教室にはさまざまな立場の生徒がいた。燦然と君臨する女王、彼女と対等になりたがる存在、密かにカーストの上に憧れる女子、影の薄いまとめ役の男子、等々。「みんな、心のどこかで周囲から認められたい気持ちがあるんですよね。承認欲求はこの小説のセカンドテーマかもしれません」一方、分け隔てのない態度をとる女子生徒もいた。一見いい人だが、「ジョーカー的な超越キャラですが私にとっては同じクラスになりたくない人。彼女のような人は気に入った人には話しかけるけれど、気に入らない人には話しかけないところがある。私は話しかけられる自信がないんです」10年後、彼らはそれぞれどんな道を歩んでいるのか。物語はコロナ禍で一人一人の仕事や行動に影響が出る様子も盛り込まれる。そして同窓会の日、明かされる真実は―。「物語の最後の一言には、いろんな意味を込めました」と乾さん。自分に、周囲に、過去に向けたその言葉が突き刺さる。『おまえなんかに会いたくない』卒業から10年。北海道の白麗高校の元3年6組の面々は同窓会の知らせを受け取る。だが、SNSには匿名で不穏な書き込みが…。中央公論新社1760円いぬい・るか2006年「夏光」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。直木賞候補の『あの日にかえりたい』、大藪春彦賞候補の『メグル』、映像化された『てふてふ荘にようこそ』など著書多数。※『anan』2021年9月22日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2021年09月21日実写映画『文豪ストレイドッグス BEAST』が、2022年1月7日(金)に公開される。メインキャストは、橋本祥平と鳥越裕貴。『文豪ストレイドッグス』初の実写映画化!原作『文豪ストレイドッグス』は、現代のヨコハマを舞台に、中島敦、太宰治、芥川龍之介といった文豪たちが繰り広げる異能アクションバトル漫画。原作・朝霧カフカ、作画・春河 35のこの人気コミックは、2013年1月号の「ヤングエース」で連載スタートし、現在シリーズ累計850万部を突破。角川ビーンズ文庫での小説版やアニメ化、舞台化、劇場版アニメーション化など、さまざまなメディアミックスを展開している。そんな『文豪ストレイドッグス』が初の実写映画化。『文豪ストレイドッグス BEAST』として公開される。芥川龍之介&中島敦の所属組織が逆になる“if”の世界『文豪ストレイドッグス』のメインキャラクターのひとり中島敦は、虎に変身することが異能力“月下獣”の持ち主。芥川龍之介は、凶悪なポートマフィアの構成員で闇の獣や刃を生み出して攻撃ができる“羅生門”の異能力を持っている。実写映画版『文豪ストレイドッグス BEAST』では、「主人公の中島敦と、その宿敵である芥川龍之介。もし、ふたりの所属する組織が逆だったら…?」という“if”のストーリーを描く。“文ステ”舞台俳優がスクリーンにメインキャストは、通称“文ステ”と言われる「舞台文豪ストレイドッグス」シリーズで芥川龍之介役を演じる橋本祥平と、中島敦を演じる鳥越裕貴。他にも、これまで“文ステ”に登壇してきた俳優たちが引き続き出演する。さらに、新キャストとして、non-no 専属モデルであり「仮面ライダージオウ」オーラ役の紺野彩夏が、芥川龍之介の妹・銀役として参加。芥川龍之介役・橋本祥平着ている衣服を自在に操る異能「羅生門」を持ち「心なき狗」の二つ名で恐れられていた貧民街の孤児。川べりで餓死しかけていたところを拾われ、武装探偵社の入社試験を受けることに。4年前に連れ去られた妹を探している。中島敦役・鳥越裕貴組織に敵対する者を表情一つ変えずに屠り「ポートマフィアの白い死神」と噂される。白虎に姿を変える「月下獣」の異能者。悲惨な境遇にあった孤児院から救い出してくれた首領に盲従している。白髪で、喉元まで覆う黒い外套をまとう。織田作之助役・谷口賢志武装探偵社の一員で、河原で出会った芥川を社員として推薦した。数秒先の未来を予知する「天衣無縫」の異能を持つが、何があろうと「人を殺さない」と決めている。小説を書いていて、辛い咖喱が好物。太宰治役・田淵累生4年前、芥川のもとから銀を連れ去った黒衣の男。その正体は、ヨコハマで最も危険な男とされるポートマフィアの首領である。ある巨大な計画のもと、部下の中島敦を武装探偵社へ遣わす。相手の異能を無効化する「人間失格」の異能を持つ。銀役・紺野彩夏芥川の妹。4年前に孤児の仲間たちを失い、自身も負傷。太宰に連れ去られ、現在はポートマフィアで秘書をしている。泉鏡花役・桑江咲菜敦に寄り添う、ポートマフィアの構成員。殺戮の異能「夜叉白雪」を持ち「35人殺し」の異名で恐れられている。中原中也役・植田圭輔ポートマフィアの構成員。太宰を殺したいほど憎み、悪態をつきながらも護衛を務めている。帽子がトレードマーク。国木田独歩役・輝馬江戸川乱歩役・長江崚行谷崎潤一郎役・桑野晃輔宮沢賢治役・堀之内 仁与謝野晶子役・広川 碧谷崎ナオミ役・齋藤明里主題歌はGRANRODEO主題歌は、声優でありアーティストのボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)からなるロックユニットGRANRODEO(グランロデオ)による「時計回りのトルク」。劇中音楽は岩崎琢が担当する。「文豪ストレイドッグス」シリーズの音楽世界を手掛けてきた両者が集結し、「文スト」ファンには馴染みのある旋律と歌声で映画も盛り上げる。監督は坂本浩一&原作者の朝霧カフカが脚本監督は「スーパー戦隊」「仮面ライダー」「ウルトラマンシリーズ」を手掛け、国内外で活躍し、アクションバトルやVFX演出を得意とする坂本浩一。また、原作コミックをはじめ、角川ビーンズ文庫から発売されている小説版「文豪ストレイドッグス」も手掛ける朝霧カフカが、実写映画でも脚本を務める。【詳細】映画『文豪ストレイドッグス BEAST』公開日:2022年1月7日(金)出演:橋本祥平、鳥越裕貴、谷口賢志、輝馬、長江崚行、桑野晃輔、堀之内仁、広川碧、齋藤明里、田淵累生、桑江咲菜、紺野彩夏、植田圭輔原作:角川ビーンズ文庫「文豪ストレイドッグス BEAST」監督:坂本浩一脚本:朝霧カフカ配給:KADOKAWA■ムビチケ前売券(カード)発売発売日:2021年9月18日(土)特典:特製 A4 クリアファイル 芥川龍之介&中島敦価格:1,500 円 ※先着・数量限定。一部劇場を除く<実写映画『文豪ストレイドッグス BEAST』あらすじ>異能者ひしめく混沌都市、ヨコハマ。貧民街で生きる孤児の芥川龍之介は、ならず者たちの襲撃によって仲間の命を奪われた。それは「心なき狗」と呼ばれた少年が、瞳に初めての〝憎悪〟を宿した日。そこへあらわれた黒衣の男は、復讐へと駆り立てられる芥川を嘲り、実の妹・銀を連れ去ってしまう。「やはり部下には、もう一人の彼を選ぼう」という言葉を残して。4年後。餓死寸前で川べりをさまよっていたところを「武装探偵社」の織田作之助に拾われた芥川は、その推薦のもと働きはじめる。だが、ある雨の日だった。喫茶店のカウンターで偶然にも肩を並べた少年は、武装探偵社への遣いだと話す。その者こそ、表情一つ変えることなく敵を屠り「ポートマフィアの白い死神」の異名で恐れられる、中島敦。敦は、自分を地獄から救い出してくれた首領を信奉し、命じられるがままに動くことを誓っていた。そうとは知らず、芥川が受け取った封筒の中に入っていたのは、行方を探し続けた銀の写真で......。「ついに来た......第四段階」。すべては、闇に染まる黒衣を纏うポートマフィアの首領・太宰治の企てる計画の中にあった。国家に匹敵する武力を持つに至った組織の長が、真に求めるものとは? 少年たちの邂逅の先に何が待つのか――?
2021年09月20日自意識が渦巻く教室で、主人公になりたかった私たちへ。谷口菜津子さんによるコミック『教室の片隅で青春がはじまる』をご紹介します。「ラジオが好きで“学校あるある”を投稿するコーナーを聴いていたんですけど、痛々しい記憶が多いんですよね。恥ずかしい思い出でしかないんだけど、みんなと共有することで微笑ましくなったり、楽しい記憶になるのがいいなと思って。私も読む人が、過去の失敗や恥ずかしい記憶を優しく思い出せるマンガを描きたくなって、自意識が暴走していた高校時代の教室を舞台にしました」谷口菜津子さんの『教室の片隅で青春がはじまる』は、同じ教室で机を並べる女子高生のオムニバス。彼女たちはみな自分を特別視し、小説にしたらベストセラーになるような人生を送りたいと願い、信じてもいるけれど、それが難しいことも心のどこかでわかっている。たとえば有名になりたい吉田まりもは、ユーチューバーデビューをしても空回り。おまけに周りと合わせることができず、いつも浮いている。「私も浮いていた時期があったんですよね。いま思うと、あれはクスクス笑いじゃんみたいな(笑)。ほかにも周りで浮いていた人の気持ちを想像して、笑われがちだけどだんだん目が離せなくなってしまうようなキャラクターにしてみました」まりもの人生初の友達となるネルは、宇宙からの留学生。自分の星ではまったくモテず、地球だったら特別になれると信じてやって来たが、結局マスコット扱いされてしまう。「飼い猫が巨大化して、人間の恋人が欲しいと思ったらどうなるんだろう、と想像してできたキャラです」ほかに登場するのは、オタクであることを隠している美少女のニカ、SNSの裏アカで完璧な女子高生を演じるめぐみ、宇宙人と地球人のハーフでどちらにも属し切れないサイリ、存在価値を男で見出し、自分を空っぽだと感じるマイ。彼女たちは理想と現実の乖離に悩みながら、やがて自分らしさを見つけていく。「他人にはっきり教えてもらって変わるのではなく、他人と接することで変わるきっかけが見えたり、気づけるようにしたかったんです。実際今の自分がいるのは、いろんな出会いの積み重ねによるものだから、その一部を描きたいと思いました」恥ずかしい以外の何物でもなかったはずの過去の記憶が、大人になった自分を形作る、かけがえのない思い出へと変わることもあるのだ。「最後はとにかくみんな幸せになってくれ、と思いながら描きました。当時の私に対しても、やっぱり幸せになってほしかったんですよね」今よりずっと不器用で、窮屈だったあの頃の友や自分を、優しく抱きしめたくなるような作品だ。『教室の片隅で青春がはじまる』女子高生の自意識と友情をそれぞれの視点で描くオムニバス。「自分が思い込んでいたマンガの描き方を捨てて、自由帳的に描いた」という絵も必見!KADOKAWA924円©谷口菜津子/KADOKAWAたにぐち・なつこマンガ家。著書に『レトルト以上・ごちそう未満! スキマ飯』『彼女と彼氏の明るい未来』など。イラストも数多く手がける。※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年08月12日あいみょんの「青春と青春と青春」のMusic Videoが7月9日18時にYouTubeにてプレミア公開される。本楽曲は、2017年に発売した3rdシングル『君はロックを聴かない』のカップリング曲で、以前からファンの間では人気の高いナンバー。リリースから約4年が経った今年、キリンビール『淡麗グリーンラベル』CMソングへの抜擢に伴いMVが制作された。CMは7月1日より全国でオンエアされている。また、公開に先駆けて予告編のティザームービーがプレミア公開ページにて公開。映像では電車の車窓からの実景に加え、あいみょんが楽曲を弾き語る様子が描かれている。あいみょん「青春と青春と青春」OFFICIAL MV<アナログリリース情報>7inchレコード『君はロックを聴かない』6月30日(水) リリース ※完全生産限定盤価格:1,650円(税込)【収録曲】SIDE A:君はロックを聴かない(キリンビール『淡麗グリーンラベル』CMソング)SIDE B:青春と青春と青春(キリンビール『淡麗グリーンラベル』CMソング)<映像作品リリース情報>『AIMYON TOUR 2020 "ミート・ミート" IN SAITAMA SUPER ARENA』7月7日(水) リリース●初回限定盤Blu-ray:6,300円(税抜)DVD:5,500円(税抜)※DVD2枚組※特殊パッケージ仕様※豪華56Pフォトブックレット●通常盤Blu-ray:5,300円(税抜)DVD:4,500円(税抜)※DVD2枚組【収録内容】※Blu-ray / DVD共通■AIMYON TOUR 2020 "ミート・ミート" @さいたまスーパーアリーナ(2020.12.13)01. 黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を02. ハルノヒ03. 満月の夜なら04. どうせ死ぬなら05. ふたりの世界06. シガレット07. マトリョーシカ08. 風のささやき09. 裸の心10. 憧れてきたんだ11. from 四階の角部屋12. ポプリの葉13. 二人だけの国14. チカ15. 朝陽16. 愛を伝えたいだとか17. マリーゴールド18. スーパーガール19. 真夏の夜の匂いがする20. マシマロ21. 夢追いベンガル22. 君はロックを聴かない23. 漂白24. さよならの今日に25. そんな風に生きている【特典映像】・OFF SHOT MOVIE「裏ミート見んと!」【先着購入者特典情報】Amazon.co.jp:A4サイズトートバックセブンネットショッピング:ステンレスミニボトル楽天ブックス:缶ミラー(絵柄A)楽天ブックス ファミリーマート受け取り限定:缶ミラー(絵柄B)応援店:A5サイズクリアファイル※特典は数に限りがございます。各所、無くなり次第、配布終了となります。※各特典に関する詳細は各店にご確認ください。■各店舗購入リンク:<リリース情報>あいみょん 11thシングル『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』2021年5月26日(水) リリース価格:1,320円(税込)あいみょん『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』ジャケット【収録曲】1. 愛を知るまでは(日本テレビ系土曜ドラマ『コントが始まる』主題歌)2 桜が降る夜は(ABEMA『恋とオオカミには騙されない』主題歌)3. ミニスカートとハイライト4. 愛を知るまでは(Instrumental)5. 桜が降る夜は(Instrumental)あいみょん「愛を知るまでは」MV【先着購入者特典】■各店舗:「愛を知るまでは / 桜が降る夜は オリジナルクリアファイル(A5サイズ)」『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』先着購入者特典 オリジナルクリアファイル(A5サイズ)■Amazon.co.jp:メガジャケ(240mm×240mm)【ツアー会場特典】「愛を知るまでは / 桜が降る夜は オリジナルアートポスター(B3サイズ)」※『AIMYON 弾き語りTOUR 2021 “傷と悪魔と恋をした!”』各ツアー会場にて11thシングル『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』を予約・購入した方が対象となります。『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』ツアー会場特典 オリジナルアートポスター(B3サイズ)配信予約&CD予約リンク:<ライブ情報>『AIMYON 弾き語りTOUR 2021“傷と悪魔と恋をした!”』※終了分は割愛7月11日(日) 栃木・宇都宮市文化会館7月15日(木) 京都・ロームシアター京都・メインホール7月16日(金) 大阪・大阪城音楽堂7月25日(日) 沖縄・沖縄コンベンション劇場料金:6,500円(税込)※未就学児童入場不可ツアー特設サイト:関連リンクあいみょんオフィシャルサイトワーナーミュージック・ジャパンHP
2021年07月02日あいみょんの楽曲「君はロックを聴かない」「青春と青春と青春」のアナログレコードが、2021年6月30日(水)に発売。また「青春と青春と青春」が、7月1日(木)に放送開始するキリンビール「淡麗グリーンラベル」の新TVCM曲に起用される。あいみょん話題のCM曲「君はロックを聴かない」ABEMAオリジナル恋愛リアリティーショー『恋とオオカミには騙されない』の主題歌「桜が降る夜は」や、菅田将暉主演ドラマ『コントが始まる』の主題歌「愛を知るまでは」など、2021年も新曲のリリースが絶えないあいみょん。弾き語り全国ツアー「傷と悪魔と恋をした!」を開催中、中四国最大級の野外音楽フェス「モンスターバッシュ」にも出演予定と、ライブパフォーマンスも精力的に行っている。そんなあいみょんの「君はロックを聴かない」と「青春と青春と青春」がレコード化。この2曲はあいみょんの3rdシングルとして2017年8月にリリースされたものだが「君はロックを聴かない」がキリンビール「淡麗グリーンラベル」のCM曲として起用され、再び注目を集めている。「青春と青春と青春」も新CM曲にまた、「青春と青春と青春」も、7月1日(木)より放送開始する「淡麗グリーンラベル」新CMに起用。「淡麗グリーンラベル」のCM曲にあいみょんの楽曲が採用されるのは、「ハルノヒ」「マリーゴールド」「君はロックを聴かない」に次ぐ4曲目となる。TVCMには前作に引き続き、女優・広瀬アリスと共にあいみょん本人も出演。夏らしい世界観が特長の爽やかな楽曲「青春と青春と青春」を、“完全オリジナル”のアコースティックバージョンで披露する。「青春と青春と青春」MVを公開TVCMへの起用と合わせて「青春と青春と青春」のミュージックビデオも製作。7月9日(金)18時より公式YouTubeにて公開されるので、ファンは要チェックだ。【詳細】あいみょん「君はロックを聴かない/青春と青春と青春」完全生産限定盤発売日:2021年6月30日(水)価格:1,650円<収録曲>SIDE A:君はロックを聴かないSIDE B:青春と青春と青春■キリンビール「淡麗グリーンラベル」新TVCM放送開始:7月1日(木)出演:あいみょん、広瀬アリス
2021年06月26日タブーに切り込みベトナムの闇を照らし出した、本国で大ヒットとなった映画『走れロム』のメイキング映像が2本到着した。ベトナムで庶民の生活の一部になっている“闇くじ”にスポットを当てた本作。到着した最初のメイキング映像は、卒業制作として撮った短篇『16:30』が、国内で数々の映画賞を受賞し評価されたことが本作を作る契機になったことが語られる、【構想から制作過程まで】。検閲&修正の苦難を経て大ヒットとなった本作。映像では「条件が悪くても作りたかった。どんな横やりがどこから入っても」と語るように、その熱量が伝わる撮影の様子も映し出されている。2本目は、【記憶に残る思い出】と題し、撮影エピソードや釜山国際映画祭に招待され、受賞した際をふり返るインタビューで構成。過酷な環境下で必死に生き抜く主人公ロムのライバルの予想屋フックを演じたアン・トゥー・ウィルソンが、ゲリラ撮影時のエピソードを語っており、そのバイクや車が激しく往来するラッシュ時を狙った交差点での2人の格闘シーンは本作の見どころのひとつ。そして本作は、第24回釜山国際映画祭でニューカレンツ部門の最優秀作品賞を受賞している。その際の映像も挿入されており、このグランプリが大きな転機になったことが語られている。『走れロム』は7月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:走れロム 2021年7月9日よりヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019 HK FILM All Rights Reserved.
2021年06月02日闇くじで生業を立てる孤児の少年を描き、第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門最優秀作品賞受賞ほか多くの映画祭で高い評価を受けたベトナム映画『走れロム』から、予告編が解禁。新たに公開日が7月9日(金)に決定した。ハイリスク・ハイリターンの違法くじの予想を立て、賭け屋との橋渡し(走り屋)を生業としている孤児の少年ロム。予告編では、同じ境遇に立つ同業者のライバルフックと激しく競い合いながら、ホーチミンの寂れた狭い路地や大通りを縦横無尽に駆け巡る姿が活写。ベトナムでは庶民の生活の一部になっている“闇くじ”に翻弄される人々の様子も、容赦のない暴力とともに悲哀を滲ませながら描き出されている。検閲&修正の苦難を経て『TENET テネット』を超える大ヒット新鋭チャン・タン・フイ監督の長編デビュー作にして、世界で輝かしいデビューを飾った本作だが、社会主義国家のベトナムにおいて顕在化させたくない“闇くじ”を描いたことで、当局の検閲が入り、修正を余儀なくされる。そうした苦境を乗り越え迎えた本国での公開は、ロングランヒット中だったクリストファー・ノーラン監督の超大作『TENET テネット』を興行成績で上回る驚くべきヒットを記録。ミニシアター文化のないベトナムで、インディペンデント映画が商業的にも成功をおさめる一大センセーションを巻き起こした。新世代の寵児のもとに、才能豊かなメンバーが集結過酷な環境下、必死に生き抜く主人公ロムを監督の実弟でもあるチャン・アン・コアがエネルギッシュに体現。『青いパパイヤの香り』『ノルウェイの森』で知られる名匠トラン・アン・ユンがプロデューサーとして参加、編集にはアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品を手掛けるタイの名編集者リー・チャータメーティクン、音楽は河瀬直美監督『朝が来る』など国際的に活躍するトン・タット・アンが担当。臨場感あふれるカメラワークの立役者は、フイ監督が絶対の信頼を置く若手撮影監督グエン・ヴィン・フックが務めている。『走れロム』は7月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:走れロム 2021年7月9日よりヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019 HK FILM All Rights Reserved.
2021年05月12日舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』の東京公演が4月23日に開幕し、緊急事態宣言に伴い後半の公演は中止になったものの、5月5日(水)の大千穐楽公演は無観客ライブ配信が決定。シリーズ第五弾となる今作では、2018年3月に劇場版として公開された映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」を舞台化。映画から、異能力を持つ探偵集団「武装探偵社」の中島敦(鳥越裕貴)、太宰治(田淵累生)、泉 鏡花(桑江咲菜)、そしてヨコハマの裏社会に巣食う「ポートマフィア」の芥川龍之介(橋本祥平)、中原中也(植田圭輔)、さらに地下組織の盗賊団「死の家の鼠」の頭目であるフョードル・D(岸本勇太)、今作の鍵を握る謎に包まれた異能力者・澁澤龍彦(村田充)の7名に絞り、それぞれのキャラクターを深堀りしていく。また、映画のストーリーそのままの舞台化というわけでなく、2018年から現在まで原作が展開する中で判明した追加要素や、舞台で初出しとなる情報も含んだ、原作者の朝霧カフカ書き下ろし脚本で贈る、もうひとつの「DEAD APPLE」となっている。特に、同じ組織に所属していながらこれまであまり絡みのなかった、芥川龍之介、中原中也ふたりのシーンが作られているところが今作ならでは。インタビューで橋本が「中也さん、こんな先輩風吹かせるんだ」と新鮮に感じたという、上司と部下という関係性が見えるふたりのやりとりに注目だ。さらに、霧が立ち込めるヨコハマを舞台に展開される今作だけの演出も多数あり、映画でも描かれた中原中也の見せ場となる戦闘シーンは、空間全体を使用したド派手な演出となっているので、大きな見どころだろう。映画を観ている人は、どうやってあのシーンを表現したのかを、ぜひ確認してほしい。なお、今作より、 太宰治を新キャストの田淵累生が演じる。初代からの変更ということでプレッシャーも大きいと思うが、ビジュアルはもちろん、声まで忠実に原作アニメから再現。これまでのシリーズを見てきたファンも納得させるクオリティーの高さで新たな太宰治を舞台上に誕生させてみせた。5月5日(水・祝)13時より上演の大千穐楽公演のライブ配信は、当初の予定よりカメラ台数を大幅に増やし、大千穐楽限定のオリジナルスイッチング映像を配信予定。さらに開演10分前には、ライブ配信のために撮り下ろしたスペシャルムービーを上映するので、開演15分前からの配信をお見逃しなく。取材・文:能一ナオ公演情報舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』脚本:朝霧カフカ脚本協力:内田裕基演出:中屋敷法仁協力:春河35音楽:岩崎琢振付:スズキ拓朗出演:鳥越裕貴 / 桑江咲菜 / 橋本祥平 / 植田圭輔 / 田淵累生 / 岸本勇太 / 村田充 / 他<大千穐楽公演無観客ライブ配信>配信日時:5月5日(水・祝) 13:00 ※開演10分前をめどに撮り下ろしスペシャルムービーを上映PIA LIVE STREAMにて配信チケットは下記関連作品・公演の舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』情報ページから購入できます。Blu-ray&DVDが2021年9月29日(水)発売決定!詳細は公式サイトにてご確認ください。
2021年05月01日4月16日(金)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」が開幕。この度、大阪公演の開幕に際し、舞台写真とオフィシャルレポートが到着した。本作は、シリーズ累計800万部超の大ヒット作『文豪ストレイドッグス』の舞台化第5弾。2018年公開の映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』を原作に、朝霧カフカによる書き下ろし脚本で“もう一つの「DEAD APPLE」”を描く。物語はヨコハマ、街の雑踏から始まる。武装探偵社の会議をさぼった太宰治を探して走りまわる中島敦。敦はその後、一人の老婆があわや交通事故という場面に出くわすが、奇妙な長髪の男の出現で事故は回避。敦にはどこか見覚えのあるその男こそ、6年前に起こった龍頭抗争の首謀者・澁澤龍彦だった。時を同じくして武装探偵社では、「異能力者連続自殺事件」の調査に乗り出しており、澁澤はその容疑者として名前が浮上していた。そして、そんなふたりを取り巻くように、ヨコハマが深い霧に覆われる。一方、ポートマフィアでもこの事件を追い、芥川龍之介が指令を受けていた。発生した霧は、異能力者から異能を奪う力があるというのだ。芥川へ中原中也から下された指令は、澁澤の打倒でなく、澁澤をヨコハマに招き入れた罪人・太宰治の殺害だった。浅からぬ想いが太宰にある芥川はその指令に驚愕するも、自らの異能を取り戻すべく、太宰らのいる“骸砦”へと向かう。それぞれの目的を果たすため、探偵社、ポートマフィアが動き出す中、“骸砦”で澁澤と相見える太宰。そしてそこへ現れる魔人・フョードル。白い衣裳を纏った三人は舞台上でも特出して異彩を放つ。高い思考を持つ三人の腹を探り合うような会話のテンポが見ている観客を舞台へと引き込む。今作では、敦、鏡花、芥川が乖離した異能を通じてそれぞれの「壁」と対峙し、それを乗り越えるさまが描かれている。2017年の初演以来、エバーグリーンな輝きを放ち続ける中島敦役の鳥越。今回は敦の内面奥深くに芽生える苦悩に寄り添う姿を、見事に体現している。その過程で、乖離した異能力”月下獣”に立ち向かい、自らの過去を受け入れていく敦。ラストに鳥越が魅せる”生命の輝き”は、まさしく舞台ならではの熱量だといえる。元ポートマフィアの暗殺者、泉鏡花役・桑江が小柄な体躯を生かしながら舞台を縦横無尽に駆ける様子は”文ステ”シリーズではおなじみ。霧の中、鏡花は“両親の仇”である異能“夜叉白雪”と相対する。「鏡花の両親と“夜叉白雪”の真相」に触れ、本当の意味で自らの異能を取り戻す鏡花。鏡花の深い内面を表出させる桑江の熱演は、“文ステ”の新たな魅力となった。今作において、映画と大きく異なって描かれるのがポートマフィアの2人だ。橋本祥平演じる芥川は、異能を喪うという窮地にあっても、ブレることのない意志を以て任務にあたる。橋本の持つクールかつソリッドな魅力はこれまで同様、今作では、一層ストイックな芥川を好演している。また、植田圭輔演じる中也との絡みでは、これまであまり出すことのなかった‟後輩顔”もちらりと覗かせる。この点もファンがこれまで見たことのなかった“芥川像”となるのではなかろうか。その中也は作中で八面六臂の大活躍を見せる。演じる植田圭輔の運動神経の高さはもちろん、特筆すべきは“文ステ”初となる「フライング演出」への挑戦だ。舞台表現が難しい「龍」との対決、異能力“汚濁”の発動を、プロジェクションマッピングとの合わせ技で見事に表現している。劇中歌に合わせた一連のステージングは、原作を見たファンであれば、その再現度に感嘆するに違いない。併せて今作では、原作にはなかったアクションシーンや、幹部然とした中也の一面が追加されている。アンサンブルとともに魅せる大立ち回りにもぜひ注目いただきたい。その中也の元・相棒、太宰を演じるのは“文ステ”初登場の田淵累生。陰謀が渦巻く“骸砦”では冷静さが際立つ役回りだが、今作最後に見せた人間味あふれる表情が筆舌しがたいほど素晴らしかった。中也役・植田とも息の合ったコンビネーションを魅せ、これまでのシリーズで積み上げられてきた太宰の魅力をそのままに、さらなる奥深さをキャラクターに与えている。今作ではフョードル役・岸本、澁澤役・村田との“超人同士の騙し合い”を見事に演じきっている。初登場はまだまだ続く。謎多き男、フョードル・D役に挑んだのは岸本勇太。フョードルは今作で超越的な策謀を企てる“魔人”。岸本が舞台に登場するたびに凍てつくような緊張感が漂い、空気がぐっと引き締まる。初登場とは思えぬほど場を支配しており、狡猾なフョードルをすっかり自分のものにした岸本。また、クライマックスに向け盛り上がる中、アンサンブルと魅せるダンスシーンにも注目だ。そして圧倒的な存在感を示したのが、澁澤役の村田充だ。今作ではこの世の全てに退屈を覚え、異常なまでに命の輝きに執着し、歓喜する澁澤。その気味の悪さを表情や立ち姿で表現しながらも、刹那的な美しさや寂しさも同時に醸し出す。澁澤という得体のしれない人物を見事に怪演し、人目を奪った。その澁澤と鳥越演じる敦のバトルは今作のクライマックス。澁澤の、まさしく“人間を超えた”超然たる振る舞いと、真っ向から対立する敦の「あがき、まよい、さけぶ」姿は、ぜひその目でご覧いただきたい。文ステの特筆すべき点のひとつが、シンプルながらも高さと奥行きを生かした舞台美術や、驚きに満ちたアイデアの数々、森羅万象、何にでもなる変幻自在のアンサンブルの活躍と、不可能とも思われる場面を舞台上に出現させる中屋敷の演出力だ。本公演ではそれらがさらにパワーアップ、プロジェクションマッピングを効果的に用いた照明や迫力ある音響を駆使し、歌舞伎のようなケレン味も加わったスペクタクルな一大抗争劇を繰り広げた。そして高い身体能力と豊かな表現力を持つアンサンブルたちの人力による‟舞台装置”からも目が離せない。 8名とは思えない、変幻自在な様子はまさしく“文ステ”の華と言えるだろう。本公演は原作映画を知らなくても十分楽しめるが、リンクする場面も織り込まれているので、ぜひ映画も観てほしい。また、舞台ならではの新たな視点が盛り込まれた今作は、映画を視聴したファンにこそ、見ていただきたいものでもある。その両方を知ることで作品世界により深く入り込めることだろう。舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』大阪公演は4月18日(日)まで上演。4月23日(金)より東京・日本青年館で開幕、5月5日(水・祝)まで上演する。東京公演では、全16公演をライブ配信もするので、舞台と配信のハイブリッドでその魅力を堪能できる。全15名のキャストが舞台上で織りなす“赤き果実”。是非ご賞味あれ。【公演概要】舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」原作:映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)』脚本:朝霧カフカ / 脚本協力:内田裕基 / 演出:中屋敷法仁 / 協力:春河35<出演>中島敦 役:鳥越裕貴 / 泉鏡花 役:桑江咲菜 / 芥川龍之介 役:橋本祥平 / 中原中也 役:植田圭輔太宰治 役:田淵累生 / フョードル・D 役:岸本勇太 / 澁澤龍彦 役:村田充大石樹、岡村樹、山中啓伍、有光麻緒、浦島優奈、小野塚茉央、小林らら、美守桃●大阪公演 2021年4月16日(金)~18日(日)料金:8,800円(税込・全席指定)主催:サンライズプロモーション大阪問合せ先:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 / 日祝休業)●東京公演 2021年4月23日(金)~5月5日(水・祝)会場:日本青年館ホール料金:8,800円(税込・全席指定)主催:舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」製作委員会問合せ先:インフォメーションダイヤル 03-5793-8878(13:00~15:00 / 土日祝休業)公式サイト: 公式Twitter: <ライブ配信>舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」では東京公演全16公演のライブ配信を実施。詳細は公式サイトをご確認ください。配信媒体:・Streaming+: ・PIA LIVE STREAM: 配信料金:2,500円(税込)※特典付き(公演毎に異なるブロマイド)企画:舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」製作委員会制作:バンダイナムコライブクリエイティブ/ゴーチ・ブラザーズ
2021年04月19日舞台『文豪ストレイドッグス』(通称、文ステ)シリーズ第5弾となる舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』。2018年3月に劇場版として公開された映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』の舞台化となる今作は、異能力を持つ探偵集団「武装探偵社」の中島敦、太宰治、泉鏡花ら、ヨコハマの裏社会に巣食う「ポートマフィア」の芥川龍之介、中原中也ら、地下組織の盗賊団「死の家の鼠」の頭目であるフョードル・D、今作の鍵を握る謎に包まれた異能力者・澁澤龍彦といった7人のキャラクターにスポットを当て物語が描かれる。しかし、映画の内容そのままの舞台化ではなく、原作者の朝霧カフカ書き下ろしの舞台脚本でオリジナル要素が追加されている本作では、映画よりも芥川龍之介、中原中也のふたりのシーンが増えているとのこと。演じる橋本祥平(芥川龍之介役)と植田圭輔(中原中也役)に、気になる内容について、見どころを含め語ってもらった。「芥川と絡んでいる中也さんは僕らの関係と似ている」(橋本)――映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』を原作としたお話となっているそうですが、台本を読んだ印象と稽古が進んでの感想をお願いします。橋本この作品が決まる前から映画は観させていただいていたのですが、その時から「すごく面白いな! 舞台でやりたいな」と思っていて、表現が相当難しいだろうなと思いつつ、ワクワクしながら稽古場に入りました。台本は原作の朝霧カフカさんが直々に書いてくださって、良い意味で映画よりも舞台のほうが一人ひとりの役を深堀りしてくださっていて。中也さんと絡むシーンなども今まではなかったので、芥川としても、橋本祥平としても、どうやって接したら良いんだろう? とやや戸惑いながら(笑)、楽しみながら色々模索して稽古をやっている感じです。あと、今回は敵として自分から分離した異能と戦ったりするんです。芥川の異能力の羅生門と対峙したときに、「お前そんなこと思ってたのか」という、異能側の印象に「なるほど」と思いました。植田僕も映画は観ていたので、初めて台本をもらった感想は、「あ! ここはこう違うんだ!」と思いました。カフカ先生が書いてくださっているので作品としては「DEAD APPLE」に間違いないのですが、原作を知っている人は新しさを感じるだろうし、舞台から「DEAD APPLE」を観る人にも、しっかりセリフで説明がある分入り込みやすいかなと。どちらのお客様にも対応できるような脚本になっていると思います。――演出の中屋敷法仁さんにもお話を伺ったところ、登場キャラクターを絞っている分、それぞれが深堀りされているとおっしゃっていたのですが、ご自身が演じるキャラクターの印象はいかがでしたか?植田今回、中原中也としては初なんですが、めちゃくちゃ説明セリフが多いですね。それと、芥川と絡むシーンがすごく多いので、やっていて楽しいです。橋本今まで一緒にやってきましたけど、中也さんと芥川は初絡みですよね?植田うん。本当にそうだね。橋本以前、自分が倒れているところを見下ろしながら話しているという感じのシーンはあったんですけど、あまり原作でも絡みがないんですよね。だから、ふたりが絡んでいるところはお客さんとしても新鮮だと思うんですよ。芥川と絡んでいる中也さんって、すごく僕らの関係と似ていまして(笑)。中也さんがすごい先輩感があるな、と思ったり、「中也さんの前では芥川ってこんな感じなんだ」と自分たちと照らし合わせてやっている部分もあります。お客さんは不思議で新鮮な気持ちでご覧いただけるんじゃないかなと思います。中原中也は「理想の上司で最強にカッコイイ男」(植田)――改めて、演じているそれぞれのキャラクターの魅力を教えてください。橋本芥川は、1本、太宰さんという芯があって、そこからいろんな感情が渦巻いているので、そこがブレないというのは芥川の可愛いところでもあるなと思います。あとは、異能は強いけれど(本人は)病弱というところも僕の中では萌ポイントですし、中島敦との関係が「お前は(太宰さんに)認められてる」「いや、お前が認められている」という自分では気づいていないお互いの掛け合いとか、芥川は本当に強いけれど、自分はまだまだ弱いと思っているところも好きなところですね。植田いろんな役をやらせてもらっていますが、中原中也は最強にカッコイイ男のキャラだなと思っています。客観的に見たら、ちょっと可愛く映ってしまうようなところも、僕からしたら一本筋が通っていてカッコイイ部分に当たることが多くて。たぶん、中原中也は、自分に可愛いと思われる部分があるとは考えたこともないと思うんです。だから、僕も演じる上で、可愛いなと思える部分、例えば「2度目はなくってよ!」なんて台詞はめちゃくちゃ可愛いけど、無理やりやらされているだけなので(笑)、そういう部分を間違えた解釈をしないことを大事にしていますし、本当に僕からすると“理想の上司で最強にカッコイイ男”という部分が好きなところです。――今回ならではのこだわりやテーマ、課題などはありますか?橋本現段階では中身のアクション部分などがまだ完成されていないんですけど、例えば「三社鼎立」のときは、とにかく身体を張ったアクションというところが見どころかなと思っていました。でも今のところ、今回は前回ほどの激しいアクションがないのかなと思います。それこそ、本当に中身のキャラの深さをどれだけ出せるか、というところで、これまで3回同じ役と向き合ってきたからこそ、とにかく芥川の内面をもっとたくさん出していって、逆にこの舞台から「映画ではこう捉えていたけど、こういう捉え方もあるのか」と思われるくらい深堀りできたらな、と思います。植田課題、テーマで言うと、過去の「文ステ」シリーズで披露したことがない演出がひとつあって。それを僕が担当させていただくんですけど、そこは必ず成立させなければいけない、というところが課題だと思っています。あとは、ノベライズなどで描かれている、過去の話が中也と芥川でそれぞれしっかりあるので、僕も色々読ませていただいたりしているんですけど、それを踏まえた上で改めて今回の台本を見ると、意味合いや言葉の重さが変わることが本当に多くて。そこを自分なりにトレースしつつ、表現や出す言葉、セリフをしっかり届けられたらなと思います。――「文ステ」ならではの魅力や楽しさをどんなところで感じてらっしゃいますか?植田中屋敷さんの頭の中で感じていますね(笑)。演出が「文ステ」やな~、中屋敷さんやな~、というか。難しい表現だったり、これどうすんねん! みたいな部分が多すぎるんですよ、“今回も”なんですけど。それを見事に、相当練られていると思います。すごく作品のことを考えてくださっているというのが一番にあると思うんですけど、それを言うわけでもなく、とても伝わってくる。そういう愛の部分でも感じますね。橋本もちろん、中屋敷さんは真剣に演劇を作っていると思うんですけど、どこかちょっと演劇で遊んで楽しんでいるところも感じます。それがすごく伝わってくるので、こちらとしても「めちゃくちゃ面白い! 楽しい!」となりますし、その感じがお客さんにもそのまま伝わるんだと思います。アンサンブルさんとかも一人ひとりがめちゃめちゃ生き生きしているので、“全員で作っている”という作品感が強いです。中屋敷さんは「とっても素敵なお客さん」――中屋敷さんに稽古で苦労していることを伺ったら、「植田さんがカッコよすぎて物語が入ってこない」とおっしゃっていて(笑)。植田また言うてるやん(笑)!今回僕は説明セリフが結構多くて、事件のことや何をすべきかというのを芥川に言ったり、プラスαで物語として進んでいることを説明する役を担わせてもらっているんです。そのシーンの稽古をやっているときに、中屋敷さんが目の前で「うわあ!」とか大きくリアクションをしているので、それは内容が入ってこないだろうな、と思います(笑)。リアクションをとりすぎなんですよ、たぶん(笑)。悪い気はしないですけどね、とても褒め言葉だと思うんですけど。――橋本さんは見ていて、植田さんの中也がカッコ良すぎるな、と思いますか?橋本思いますよ。でも中屋敷さんは、植田さんが演じる中也のカッコイイと思う部分の次元が違うな、と感じたことがあって。ボロボロの中也が舞台袖から入ってきて階段に座る、ってだけのシーンで、もちろんカッコイイんですけど、まったく笑うシーンではないんです。でも、中屋敷さんは毎回そこで「はあっ!!!」って笑ってリアクションするんですよ(笑)。毎回です!いやあ、もう本物だなって。植田だから、前回のことも思い出しましたね。前回は(異能力の)「汚濁(おぢょく)」を出すシーンがあったんですけど、その稽古をしているときに、座っている中屋敷さんのテンションが上がりすぎて、「うわあ!」って仰け反ってそのまま後ろのシャッターにガッシャーンって当たって、そのシャッターが開いたんです(笑)。しかも、「カッコイイ~!!!」とか言いすぎて、声がガラガラになるみたいな。橋本次の日、声ガッラガラでしたね(笑)。植田なんか異次元なんですよね、中屋敷さんは。――すごいですね、稽古場で一番テンションが高い方かもしれませんね。植田とっても素敵なお客さんだなと思います(笑)。――では、稽古場でおふたりはどんなやりとりをされているのでしょう?植田僕は祥平と絡むシーンが多いので、最初からセリフ合わせを自然としていました。人間としても役者としても、かなりご一緒しているし、深いところまで知っているので、「ここをもっとこうしようか?」みたいな話はしないよね?橋本確かに、そうですね。植田なんか違ったら、お互いわかる、みたいな感じだよね。「あそこは、このほうが良いですよね」、「そうだね、そうしよっか」みたいな、良い関係だと思いますよ、橋本祥平とは。橋本嬉しいです。植田さんとご一緒させていただくときって、あまり相談とかはなくて、芝居中に「あ、ちょっとセリフのテンポが上がった。俺も上げなきゃ」とか、察する感じです。まだ気づけていないことも多いと思うんですけど。「すみません、自分(の技量)がまだ足りていないです」と言うと、「いや、大丈夫だよ」と植田さんがいつも言ってくれます。中也の戦闘シーンにはとんでも演出が?!――これまでご一緒されてきて、お互いに俳優としてすごいなと思うところを教えてください。橋本植田さんは、いくらでもありますよ!植田いやいや(笑)。橋本植田さんが主演の作品に出させていただくこともあって、とにかく視野がとても広いんですよ!自分のことよりも人のことを優先的に考えるお方で。以前共演した作品で、僕がめちゃめちゃ悩んでいたことがあって、でも人にも言えないし、これはひとりで抱えていくしかないな、と思っていたんですけど、すぐに気づいてくれて!しかも悩んでいることもドンピシャで言い当てて、「これだろ?大丈夫か?」みたいに言ってくれる。言われなくても人の心を読み取って優しく包んでくれるところに、何回も助けられました。そういうこともできれば、面白いこともできるし、もう僕は本当に何ひとつ敵いません!植田あははは!素直に嬉しいですね。でも気にかける理由というのもあって。自分が単純に好きかどうかだと思うんですけど、「支えたい」とか「話を聞きたいな」というのは自分も好意があるからだと思うので。そういう魅力を持っているのは祥平の持ち味だし、やっぱり良いところは、祥平が居ると現場が明るくなるんですよ。やるときはしっかりやって、ふざけるところは群を抜いてふざけていたりとか、そういうところが変わらない。自分の場所とか求められるものが変わっていく中で、そういう根幹の部分が変わらないっていうのも、なかなか難しくて。そこを変わらずしっかり持っているのと、人間らしさをちゃんと持っている。役者としてもひとりの人間としても、すごく良い役者さんだな、と思います。――では、今作のお互いの見どころを教えてください。植田みんな色々乗り越えてちょっと大人になった「DEAD APPLE」編だと思うんですけど、芥川はそういうところが随所に見られる。敦も然りなんですけど、ふたりがとても成長していく話で、ヨコハマを守っていくことを担うことになる大きな存在のふたりなので。成長した芥川からスタートするんですけど、自分の異能力に問いかけるところであったり、昔の芥川なら人に言われても拒絶していたようなことを逆手に取って自分が上手く立ち回っている瞬間があったりとか、少し敦に余白を与えてあげる芥川の姿が見えて、成長しているんだなと思いますね。そこが見どころだと思います。橋本これまで中也の登場する場面は大体、隣りに太宰がいて、そのふたりのやりとりが面白かったりするんですけど、今回は芥川と絡んでいて。「中也さん、こんな先輩風吹かせるんだ」って言い方はおかしいですけど(笑)、本当にちゃんと上司と部下という関係が見える。僕は上司の中也さんのイメージがあまりなかったので……。植田基本的に、振り回されているほうが多いからね。橋本だから、僕の中ではそんな中也さんがすごく新鮮です。そして、なんと言っても今回、とんでも演出があるので!――へえ!橋本もちろん、映画をご覧になった方はわかると思いますが、中也の戦闘シーンといえば、大きな見せ所なんですよ。今回の作品の一番の大見せ所と言っても過言ではないくらいの、すごいところがあります。まだ稽古場では想像でやっている部分が多いんですけど、「いやあ、これはすごいことになるぞ!!」ということだけは言っておきたいです。もうカッコイイです。――楽しみにしています。ありがとうございました!さらに、原作ファンは必見! というオリジナル脚本となっている本作について語ってもらった、演出の中屋敷法仁さんのインタビュー( )もぜひご覧ください!取材・文:能一ナオ撮影:杉映貴子橋本祥平さん、植田圭輔さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=cf60a531-cc15-453b-8564-3f66887a56d1&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。アプリ限定のアザーカット(5点)も掲載中!公演情報舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』脚本:朝霧カフカ脚本協力:内田裕基演出:中屋敷法仁協力:春河35音楽:岩崎琢振付:スズキ拓朗出演:鳥越裕貴 / 桑江咲菜 / 橋本祥平 / 植田圭輔 / 田淵累生 / 岸本勇太 / 村田充 / 他【大阪公演】2021年4月16日(金)~2021年4月18日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール【東京公演】2021年4月23日(金)~2021年5月5日(水・祝)会場:日本青年館ホール【ライブ配信】東京公演 全16公演プラットフォーム:PIA LIVE STREAM公演ごとに異なるオリジナルブロマイドの特典付チケット情報
2021年04月14日舞台『文豪ストレイドッグス』(通称、文ステ)シリーズ第5弾となる舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』。2018年3月に劇場版として公開された映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』の舞台化となる今作は、異能力を持つ探偵集団「武装探偵社」の中島敦、太宰治、泉鏡花ら、ヨコハマの裏社会に巣食う「ポートマフィア」の芥川龍之介、中原中也ら、地下組織の盗賊団「死の家の鼠」の頭目であるフョードル・D、今作の鍵を握る謎に包まれた異能力者・澁澤龍彦といった7人のキャラクターにスポットを当て物語が描かれる。しかし、実は今作は映画の内容をそのまま舞台化するわけではなく、舞台脚本も原作者の朝霧カフカの書き下ろし!今後の『文豪ストレイドッグス』の世界にも影響する!?原作ファン必見のその内容とは……? 4月16日からの開幕を前に、演出を手掛ける中屋敷法仁に話を聞いた。映画にはない、舞台版だけのオリジナルエピソードも――今作は、映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』を元にしたお話になっているそうですが。今回は、3年前に劇場公開された映画の舞台版なのですが、3年前には明かされていなかった新しいエピソードや新しい側面がふんだんに盛り込まれていて、映画の内容を踏襲しつつ、また違った毛色の作品になっているんじゃないかなと思います。――え!それは原作ファンも必見の内容になっているのでは!?そうですね。脚本も原作者の朝霧カフカ先生が全力で書いてくださったので。この3年間で『文豪ストレイドッグス』という作品群が成長していく中で、単純に3年前のものをやるのではなく、今だからこそできるものがあるんじゃないかということで、この舞台で初めて出る情報もあったりもします。――書き下ろしの新しいオリジナルエピソードのような形になるということですか?完全に新しいエピソードもたくさん入っています。とても重要な話になっていますし、これまで2.5次元舞台ということで、アニメや漫画のものをどう舞台化するか、というところでやってきたのですが、逆にこれから舞台を出発点としてアニメや漫画などの世界観に影響が出るような大きな話がいくつか入っているシナリオになっています。――それは特にどのキャラクターに関わるエピソードになっているのでしょう?全員ですが(笑)、特に芥川龍之介や中原中也ですかね。元々、映画は登場人物が多かったところを、今回の舞台版ではメインのキャラクターを7名に絞り込んでいるんです。なので、おのずと7人にフォーカスが強く当たり、深く掘り下げられているんじゃないかなという気がします。――では、今回の舞台を観ると、今後の原作の展開がさらに楽しめるようになる、と?そうだと思います。今回の舞台でやるエピソードは、もしかしたら原作やアニメなどで描かれない可能性もあるスペシャルなことが多い気がするので、ぜひ観ていただきたいですし、今作を観ることによって『文豪ストレイドッグス』の世界がさらに奥深く感じられるんじゃないかな、と思います。――映画そのままの舞台化だと思っていたので、今の中屋敷さんのお話に衝撃を受けています(笑)。僕も演出を担当していますが、かなり衝撃を受ける部分が多くて、今回は単純な映画の舞台化ではないな、という気がしています。「美しく不気味」というテーマの難しさ――映画ではド派手なシーンも多いですが、舞台ではどんな表現を考えているのでしょうか?映画は映像も本当に素晴らしい演出がたくさん施されていたんですけど、演劇は人間でしか描けないので、映画の映像や演出効果などを見て憧れながらも、最後は俳優の肉体に落ち着くようなものを目指しているというのが、今考えていることです。やっぱりどんなに素晴らしい映像や音楽があっても、舞台では俳優さんひとりには敵わないし、俳優さんがどれだけ死力を尽くしてやっているか、本当に生きている俳優さんという生き物以上のものはないと思っているので、そこをどう昇華しようかなと考えています。また今回、美しく不気味にすることがテーマとしてあります。原作にも骸骨が出てきたり霧に覆われたりするので、ダークだったりスタイリッシュな部分があるのですが、輪郭がぼやけているというのが意外と難しいんですよね……。例えば敵キャラで言うと、めちゃくちゃ強くて悪いやつだと輪郭はハッキリするんですけど、今回の敵は輪郭がハッキリしていないんです。謎めいているし、動機もわからないみたいなところもあったりして。その輪郭がハッキリしていない、ぼんやりしたところの美しさみたいなものが見せられると、「文ステ」がまた違ったステージに行けるんじゃないかな、という気がしています。――「文ステ」は戦闘シーンやアクションシーンも多いですが、普通の会話のシーンですらとても運動量が多い作品だなと感じます。それはやっぱり原作からそういったイメージを受けるので、そうなってしまうんです。たくさん動こうとか、たくさん踊ろうとしているわけではなくて、原作の言葉一つひとつに込められている想いだったり、凝縮されている物語というものを表現しようとすると、あまり魂のこもっていない身体だと耐えられないな、という思いはありました。それくらい、本当に原作のシナリオの密度が濃いものなので、それを舞台化すると、ああいった動きの多い表現になっていくんです。『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』メインビジュアル――特に「文ステ」はミュージカルでもないのにダンスがここまで多いところも珍しいですし、面白いですよね。なぜ、キャラクターをダンスで表現しようと思われたのですか?春河先生の原作イラストを拝見したときに、棒立ちのキャラクターがいないんですよね。朝霧先生のシナリオが彩り豊かなこともさることながら、春河先生の絵やコマの送りというのも色々なバリエーションを持っていて。あと、キャラクターたちの衣装や髪型なども非常に動きのある、躍動感溢れるものだったんです。なので、舞台でそれを表現するとなると普通に踊っちゃうんですよね(笑)。それくらい、『文豪ストレイドッグス』のキャラクターたちって生き生きしているし、個性豊かな身体性を漫画の中ですでに持っているので。だから、特に「こういう動きをしよう!」と決めたわけではなく、キャラクターを表現しようと思ったら、おのずとそうなったんだと思います。――例えば、君沢ユウキさんが演じていたフランシス・Fなども、あんなに尺を取って踊るんだ!?と、原作を見ている人は驚いたのではないかなと思いました(笑)。それぞれ、あのキャラクターはどういう動きをするのか? という手前に、どんな想いを持っているのか、どういう気持ちで向かい合っているのか、相手に対して威圧感を与えるのか、恐怖心を与えるのか、といった効果みたいな部分も考えて稽古場では振り付けチームと作っていっています。俳優さんたちは僕が圧倒されるくらいのアイデアマン――こういう動きやダンスにしよう、とキャストさん本人とも話し合われるのですか?話し合います。振付師のスズキ拓朗さんとも話しますが、見え方というよりは、感じ方で考えていきますね。つまり、どんな存在なのか。先程も言ったように“威圧感を与える”、“恐怖心を与える”、“何か不可思議な不気味さを与える”とか、そういった効果的に見えるにはどうしたらいいだろう? ということを考えながらやっています。『文豪ストレイドッグス』のキャラクターは非常に効果的に描かれているところが多くて。ちゃんとそこに一つひとつラインが引かれていたり、きちんと繋がるようになっている。無造作に面白いキャラクターが出ているだけじゃないんですよね。必ずいろんなキャラクターの繋がる部分と繋がらない部分が明確で、そういった部分を意識しながら振り付けを作っています。――キャストさん側から提案してもらう部分も多いのですか?例えば、バスケットボールやバレーボールとか、みんなが見たことのあるものはイメージがつきますよね。でも、異能力って一番イメージがしづらいので、異能力を題材にした「文ステ」の現場は一番コンセンサスをとるのが大変かな? と僕は思っていたんですけど、逆に「文ステ」が一番コンセンサスをとらなくていいかなと今は思っていて、かなり俳優さんに自由にやってもらっています。異能力とか、まったく見たことのないものを表現しなくてはならないんですけど、俳優さんは別に異能力がどう動くかではなくて、自分の感情がどうなっているかや自分が今何を目的に舞台上に生きているのか、みたいなことを的確に掴んでくれる方が多いので、俳優さん側からの提案がどんどん出てきますね。僕が圧倒されるくらいみんなアイデアマンです。――では、中島敦のイメージは、演じられている鳥越裕貴さんの中であのブレイクダンスのような印象を持っていたのでしょうか?それもやっぱりアニメの五十嵐監督の作画を見ていて、こんなにちょこまか動くんだ! と感じて、自然とそうなったみたいなところがあります。――「文ステ」の演出全体で心がけていることを教えてください。ワクワクすることですね。やっぱり異能力なんて誰も見たことがないんですよ。これが異能力表現だ! という完成形みたいなものを僕が持っている必要はなくて、むしろお客様と一緒に「あ、こんな異能力の表現もありなんだ」とか、「こんな驚きもありなんだ」みたいなことを見つけていくことが大切だと考えています。原作もそうなんですけど、本当にいつも驚きに満ちていて、話が進むにつれて驚きの種類が変わってくるんですよね。そこがとても大事で、これは異能力アクションバトル漫画・アニメと言いながらも、異能力というものは常に驚きと新鮮味と発見を持って感じていくものなので、驚きを忘れないようにしています。稽古場では俳優の皆さんに驚かせてもらいながら、僕も驚きながら、そしてみんなを驚かせながらみたいな、化かし合いが続いている感じがすごく楽しいなと思っています。植田圭輔くんがカッコよすぎてどうしていいかわからない――稽古序盤の今(取材は3月中旬)、苦労している部分はどんなところでしょうか?今は、(中原中也を演じる)植田圭輔くんがカッコよすぎて、本編の内容が頭に入ってこないというのが一番どうしていいかわからないですね。ストーリーが追えなくなっちゃう危険性があるなあ、とか。苦労というか、僕も『文豪ストレイドッグス』が好きなので、僕自身が面白すぎて少し落ち着かなきゃなという感じです(笑)――シリーズを通してやってきて、主演の鳥越さんの変化や成長は感じますか?感じますね。でも、鳥越くん自身だけじゃなくて、鳥越くんがみんなを成長させているところが多くて。みんなが成長しているから鳥越くんも成長している、みたいな相互作用がすごくあるなと思っていつも見ていました。「文ステ」はすごく手練れも多くて舞台経験豊富なキャストが揃っているんですけど、この現場だからこそ、何かプラス1個、特別な異能力を身に着けて本番で出来るんじゃないかなと思います。みんな「文ステ」だからできる演技のスタイルとか、本当に異能力に近い特殊な表現を見つけてくれるな、と思っています。――芥川龍之介役の橋本祥平さんと中原中也役の植田圭輔さんにもインタビューさせていただくのですが、今作のおふたりについても教えてください。原作の映画よりもふたりの出番が増えているんです。特にふたりが演じる芥川と中也というのは、映画が公開されてからのこの3年間で小説、漫画で一気にいろんな情報が出てきたんですね。映画公開時にはわかっていなかった話が、この3年間でどんどん出てきてキャラクターの厚みが増し、さらに今回の舞台版でまた新しい情報が出てきている。祥平くんとうえちゃんの俳優としての成長以上に、キャラクターのバックボーンや設定などの物語がこの3年間でとてつもなく増えたので、「文ステ」の初演からそれを今読みこなして自分の演技の蓄えにしていると思うと、「すごくずるいな~」と思って見ています(笑)。きっと見え方やキャラクターの捉え方も変わっているので、あのふたりは今一番楽しいんじゃないかなと思います。――映画の中ではふたりが絡むシーンはそこまで多くなかったのですが、舞台版では増えているのですか?そうなんです。この3年間積み上げてきたものが原作にあった中で、今作の舞台でも“芥川と中也”という新しいラインのものが見られるんじゃないかな、という気がしますね。マフィアであるふたりのオリジナルのシーンは見どころかなと思います。『文豪ストレイドッグス』は価値観が更新されていくところが面白い――中屋敷さんがずっと「文ステ」に携わってきて、『文豪ストレイドッグス』の魅力はどんなところだと思いますか?少し先程の話の繰り返しになってしまいますが、漫画も小説もアニメも、価値観が更新されていくところが好きですね。やっぱり友情が一番だ! みたいなことにはならないですから(笑)。マフィアは絶対悪なのか? とか、人の命を守るというのはどういうことなのか? など、常に疑問符を抱えながら先へ進んでいったり、解決できない問題が解決できないまま進んでいって、自分の中の価値観が変わっていくところ。善悪や勝ち負けみたいな、簡単な二元論のぶつけ合いにならないんですよね。二元論にならないところの揺らいでる部分というのが非常に面白いところだと思っているので、『文豪ストレイドッグス』は味わい深いですよ。本当に何度観ても面白いし、何度観ても新しい発見がある作品だと思っています。――ちなみに、中屋敷さんの原作での推しキャラはいるのでしょうか?僕は結構脇役が好きです。ポートマフィアの広津柳浪とか、あとゴーゴリとか。「ここをもうちょっとやってほしいな、この人どうなってるんだろうな?」みたいな枝葉が残っているキャラクターが好きですね。基本的に僕は考察が好きなので、余白があるキャラクターを見ると、何かあるんじゃないか? と疑いの目を向けるので、それで好きなのかもしれないです。――では最後に舞台を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。僕は『文豪ストレイドッグス』ってあまり留まることがないと思っていて、原作の漫画も小説も本当に驚くような展開で常に加速し続けていると思うんです。「文ステ」もいよいよその加速にやっと追いついた気がしていて、これまでアニメのものをどう舞台にするのか? というところから、昨年はアニメ化されていない小説の舞台化をやらせてもらいましたし、さらに今回は舞台から新しいエピソードがこぼれてくる、という展開になっています。今、『文豪ストレイドッグス』全体の物語が加速していく中で、舞台もそれに負けず劣らず、すごいスピードで新展開しようと思っておりますので、最大風速がとても強い演劇が観られると思ってご期待いただければと思います。インタビュー後編、橋本祥平さん・植田圭輔さんの対談は近日公開!取材・文:能一ナオ撮影:杉映貴子公演情報舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』脚本:朝霧カフカ脚本協力:内田裕基演出:中屋敷法仁協力:春河35音楽:岩崎琢振付:スズキ拓朗出演:鳥越裕貴 / 桑江咲菜 / 橋本祥平 / 植田圭輔 / 田淵累生 / 岸本勇太 / 村田充 / 他【大阪公演】2021年4月16日(金)~2021年4月18日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール【東京公演】2021年4月23日(金)~2021年5月5日(水・祝)会場:日本青年館ホール【ライブ配信】東京公演 全16公演プラットフォーム:PIA LIVE STREAMチケット情報
2021年04月12日シネマカフェ3月の特集は「私たちの青春」。『スタンド・バイ・ミー』や『ウォールフラワー』、『桐島、部活やめるってよ』など青春映画の金字塔といわれる作品が多々ある。それらの作品を観て、自身の青春時代を振り返ることもあるだろう。今回は“20年代の青春映画”『佐々木 、イン、マイマイン』を手掛けた内山拓也監督を始め、俳優・松本穂香、映画ライター・SYOに「お気に入りの青春映画」と「青春の思い出」を訊いてみた。内山拓也監督のお気に入りの青春映画は『青の稲妻』(ジャ・ジャンクー監督)台詞ではなく、きちんとショットで物語が紡がれているのに、一つ一つの言葉を忘れることはない。感情を溜め込んで吐き出す行為ではなく、行き場を失って吐き出せないことこそが重要だ。ジャ・ジャンクーの映画は、その一つ一つが切実で、とてもエモーショナルだ。青春の思い出青春は、決められた期間や場所ではなく、その時間や瞬間を自分で決められる。それも、何度でも。このことにようやく気付けた今が、まだまだ青春の最中で、そして途中なんだと思います。<映画監督・内山拓也>学業と平行してスタイリスト活動を始める。経験過程で映画に触れ、その後、映画監督・中野量太氏に師事。23歳で初監督作『ヴァニタス』を制作。同作品で初の長編にしてPFFアワード2016観客賞、香港国際映画祭出品、批評家連盟賞ノミネート。『佐々木、イン、マイマイン』で、劇場長編映画デビュー。本作で日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーが選ぶ“将来性のある新人監督”に贈られる映画賞「第25回新藤兼人賞」銀賞を受賞。Twitter:@_takuyauchiyama松本穂香のお気に入りの青春映画は『耳をすませば』(近藤喜文監督)初めて観たのは確か中学生の頃でした。主人公の雫が持つ若さ特有の痛々しさや、自分には何があるのかと自問自答しながら進んでゆく姿が、その当時の自分に重なって見えたんだと思います。今でも時々観返しますが、観る度に大事なことを思い出させてくれる映画です。おじいさんが小説を読んでいる間、外で待っている雫のシーンと、原石のシーンがとくに好きです。青春の思い出高校で演劇部に入っていたのですが、演劇部で高校演劇の大会に参加した時、他の部員が個人で優秀賞を貰っていて、それが悔しくて号泣しました。悔しがっている事が周りにバレるのも悔しいので、皆には分からないように、親友と下を向きながら一緒に泣きました。<俳優・松本穂香>1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年 主演短編映画でデビュー。その後、出演したNHK 連続テレビ小説「ひよっこ」の青天目澄子役の好演が話題になる。日曜劇場「この世界の片隅に」(TBS)、映画「おいしい家族」「酔うと化け物になる父がつらい」「君が世界のはじまり」「みをつくし料理帖」などドラマや映画などで主演を務めた他、auのCM「意識高すぎ!高杉くん」シリーズに出演中。2021年は連続ドラマW「華麗なる一族」(WOWOW)などの出演も控えている。Twitter:@matsuhononSYOのお気に入りの青春映画は『グッバイ、サマー』(ミシェル・ゴンドリー監督)『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督の自伝的作品です。孤独な少年がはみ出し者の転校生と仲良くなり、車を自作するお話なのですが、「友だちができると、世界が一変する」をとってもハートウォーミングに描いているのです。パーティでぼっちになっても、隣に親友がいれば安心感が違う。個展がガラガラでも、親友が来てくれればそこに意味が生まれる。そんなふたりで車を作ったら、どんなに素晴らしいだろう。自分自身が学生時代に渇望していた「救い」がそこに描かれていて、とても幸せな気持ちになれました。アゲアゲの映画ではなく、寂しさと懐かしさ、慈しみが微かに漂う空気感もとても好きです。青春の思い出高校時代などは親友も恋人もいなかったので、キラキラした青春は一切送れませんでした。でも、あのときの孤独感が自分を創作に向かわせたんだと思うと、それはそれでアリだったなと感じます。そしていま思うのは、映画業界は万年青春気分の方ばっかりだということ。好きを全力で頑張る姿を見ているとこっちまでワクワクするし、ここにいていいんだと思える。そういった意味では、自分もようやく青春が始まったのかもしれません。いま鬱屈した気持ちを抱えている若人の皆さん、自分の居場所は、いつか絶対に見つかります!<映画ライター・SYO>1987年福井県生まれ。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画ニュースサイトでの勤務を経て、独立。映画を中心に、ドラマ、アニメ、漫画、音楽など多ジャンルのレビューやコラム、インタビュー、オフィシャルライターを担当。Twitter:@syocinema(text:cinemacafe.net)
2021年03月19日ジャニーズJr.内のユニット・少年忍者の12名が主演を務める『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』のクランクアップ会見が3月13日、都内で行われ、出演するメンバーのヴァサイェガ渉、川崎皇輝、北川拓実、織山尚大、黒田光輝、元木湧、安嶋秀生、内村颯太、深田竜生、檜山光成、小田将聖、田村海琉、豊田陸人、平塚翔馬、青木滉平が顔をそろえた。夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった、日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。過去の名作をそのまま映像化するのではなく、現代的な視点を盛り込み、日本文学の持つ面白さを幅広い世代に伝える試み。2018年に結成された少年忍者は、総勢22名の次世代グループ。今回がドラマ初主演であることはもちろん、初出演というメンバーもおり、エンターテイナーとして大きな一歩を刻むプロジェクトとして、ファンから高い注目を集めている。第1話「クモの糸」で演技に初挑戦した黒田は「やっとチャンスが来たと感じました」と武者震い。「80年経っても忘れない、忘れたくない経験になった」と声を弾ませ、「80年は、自分が生きられる自信がある年数です」とユーモアも忘れなかった。同エピソードで共演する黒田と豊田は、ファンの間で“くろりく”の愛称で親しまれるほど親交も深く、豊田は「そばで支える立場として共演できてうれしい」と目を細めた。また、第2話「メロスを待つ男」でセリヌンティウスを演じたヴァサイェガは「セリヌンティウスは、メロスと違って評価されない人物」と分析し、「僕も仕事で自分だけ評価されないことがあったんですが、そんなとき、頭の中でSMAPさんの『世界に一つだけの花』の歌詞を考えるんです」と明かした。日本のエンターテインメント界の発展、継承に寄与、未来のクリエイターの誕生も『文豪少年!』の大きな目的。第5話「二百十日の二百十段」ではワンカット撮影が敢行されたといい、「僕も檜山も初主演。初ドラマで初ワンカットと、今後の自分のためになる良い経験ができました」(安嶋)、「(安嶋とは)8~9年一緒にいるので、信頼関係が築かれている」(檜山)と困難なチャレンジを絆で乗り越えた。終始、若さがあふれた会見では「まだ出演していないメンバーがいるので、続編ができたら」「シーズン800までやりたいです!」と早くも『文豪少年!』シリーズ化に意欲を燃やすコメントも続々。「忍者で学園ものがやりたい」という声も飛び出し、グループのさらなる飛躍を予感させていた。取材・文・写真=内田涼『WOWOWオリジナルドラマ文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』3月21日放送スタート(予定)[第1話無料放送]毎週日曜日よる11時 WOWOWプライムにて放送(全10話)WOWOWオンデマンドで見逃し配信第1話「クモの糸」主演・黒田光輝(芥川龍之介『蜘蛛の糸』より)第2話「メロスを待つ男」主演・ヴァサイェガ渉(太宰治『走れメロス』より)第3話「注文が多い店には気をつけろ」主演・小田将聖&田村海琉(宮沢賢治『注文の多い料理店』より)第4話「罪と罰の散歩者」主演・川﨑皇輝(江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』より)第5話「二百十日の二百十段」主演・安嶋秀生&檜山光成(夏目漱石『二百十日』より)第6話「稲荷坂の秘密」主演・深田竜生(谷崎潤一郎『秘密』より)第7話「外科室のある洋館」主演・織山尚大(泉鏡花『外科室』より)第8話「少年と船」主演・北川拓実(森鴎外『高瀬舟』より)第9話「雪おんなの風」主演・元木湧(小泉八雲『雪女』より)第10話「冬の青い日傘」主演・内村颯太(夢野久作『空を飛ぶパラソル』より)
2021年03月15日ベトナム・サイゴンの裏町を舞台に、孤児の少年ロムが夢を叶えるため、違法宝くじに挑む姿を疾走感溢れるスタイリッシュな映像とエモーショナルな演出で描いた『走れロム』(原題:ROM)の日本公開が決定した。活気に満ちたサイゴンの路地裏にある古い集合住宅。住民たちは、投資家を装う詐欺師の債権者から多の借金を背負い、アパートを維持するため大金が当たる違法宝くじに熱中。14歳の孤児ロムは、そこで宝くじの当選番号の予想屋として生計を立てていた。地上げ屋から立ち退きを迫られている裏町の住民たちを救うため、生き別れになった両親を捜すため、ロムは危険な違法宝くじで一攫千金の賭けに出る。社会主義国家のベトナムにおいて顕在化させたくない社会問題「違法くじ」を描いたことで、当局の検閲が入り、修正を余儀なくされた本作。そんな苦境を経て迎えたベトナムでの公開は、ロングランヒット中だったクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』を興行成績で圧勝する奇跡の大ヒットを記録。第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門最優秀作品賞受賞ほか、多くの映画祭で高い評価をうけた。今回、日本でも修正バージョンを公開し、これに先立って3月5日(金)より開催される「第16回大阪アジアン映画祭」特別招待作品部門で日本初上映も決定している。監督は、本作が長編デビューとなった新鋭チャン・タン・フイ。プロデューサーには『青いパパイヤの香り』『シクロ』のトラン・アン・ユン監督が名を連ねる。『走れロム』は6月、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2021年02月25日次々と新たなスターが生まれるジャニーズJr.内のユニット、少年忍者の12名が主演を務める『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』関連番組が3月14日(日)、WOWOWプライムにて無料放送(WOWOWオンデマンドで見逃し配信)されることが決定した。本作は、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。過去の名作をただそのまま映像化するのではなく、現代的な視点で描いたり、異色の角度から捉えたりすることで、日本文学の持つ面白さを、若者を中心に幅広い世代に伝え、日本のエンタテインメント界の発展、継承に寄与、未来のクリエイターの誕生のきっかけにしようという野心的な試みだ。少年忍者は2018年に結成された、総勢22名のグループ。平均年齢16.7歳という若さだが、パフォーマンスに定評があり、次世代のエンタテインメント界を担っていくであろう才能が揃っている。今回がドラマ初主演であることはもちろん、初出演というメンバーもおり、彼らのエンターテイナーとしての経歴に大きな一歩を刻むシリーズになることは間違いない。また、物語の拠点となるブックカフェのマスター役には、イッセー尾形が決定。一人芝居・映画・ドラマ・ナレーションなど幅広く活躍する名俳優が、少年たちを物語の世界へと誘う案内人役を務め、シリーズ全体を引き締める。そして関連番組『文才少年!~ジャニーズJr.が文豪の心で番宣してみた~』は各話の主演を務める少年忍者12人が、ドラマの放送に先駆けて、それぞれの「文才」を活かして、各主演作の魅力を伝えるPR番組。メンバーたちは、与えられた2つのキーワードをうまく組み込みながら、即興でプレゼンを披露し、自身の主演作の見どころを制限時間20秒でアピールする。収録では思いがけないキーワードを引いて悪戦苦闘する中、一同が感心するほどのプレゼンも登場し、全力で主演作をアピールした。ドラマをすでに待ち望んでいる方だけでなく、ドラマの情報をこれからチェックする視聴者の方にも、出演者やドラマの内容に興味を持って頂ける親しみやすい番組となっているので、ぜひチェックしてほしい。【関連番組情報】『文才少年!~ジャニーズJr.が文豪の心で番宣してみた~』3月14日(日)11:15より、WOWOWプライムにて無料放送 / WOWOWオンデマンドで見逃し配信【番組情報】『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』(全10話)3月21日(日)より放送スタート ※第1話無料放送毎週日曜日23:00より、WOWOWプライムにて放送 / WOWOWオンデマンドで見逃し配信番組公式サイト: 番組公式Twitter:
2021年02月06日イッセー尾形が、ジャニーズJr.のユニット「少年忍者」の12人が主演するドラマ「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」に出演することが分かった。本作は、日本が誇る文豪たちの傑作小説群を、新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。名俳優のイッセーさんが今回演じるのは、物語の拠点となるブックカフェのマスター。そのブックカフェの棚には、なぜか本が置かれていない。しかし、悩みを抱えた少年たちが訪れると、マスターがそれぞれにふさわしい一冊を渡してくれる。少年たちがページをめくると、そこから、彼らの人生を少し変えるかもしれない新たな世界が広がる――。マスターは、少年たちを物語の世界へと誘う案内人となり、シリーズ全体を引き締める。イッセーさんは「丁度僕も文豪カバーなる一人芝居(「イッセー尾形の妄ソー劇場・文豪シリーズ」)に挑戦していたので驚きました!」と出演オファーをふり返り、「おそらく最年少共演でしょう!この五十年の差のカルチャーショック、存分に体感したいです。始めは言葉にならないだろうな」と「少年忍者」との共演についてコメントしている。そして、各話のあらすじも初公開。またポスタービジュアルは、各話の主演を務める12人が、それぞれ演じる小説を片手に微笑む姿が写し出されている。「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」各話のあらすじ第1話「クモの糸」(芥川龍之介「蜘蛛の糸」より)少年刑務所に入所している神田(黒田光輝)。同室の犬山たちと、過酷な環境ながらも、だらだらとした緊張感の無い日々を過ごしていた。しかし、ある日、おばあちゃんの体調が悪いと知らされ、焦りを感じ始めていたところ、一匹の猫に導かれ、高い塀の上から垂れ下がっている一本のロープにたどり着く。そこには所長の蓮池が待っていて…。第2話「メロスを待つ男」(太宰治「走れメロス」より)メロスは友情に厚く、誰からも愛される正義の男。果たして、本当にそうなのか。王を怒らせたメロスの身代わりとして牢に入れられた男・セリヌンティウス(ヴァサイェガ渉)の視点から「走れメロス」を解釈する異色作。セリヌンティウスと見張り役の牢番。いま、まさに走っているはずのメロスについて、あれこれ、やりとりするうちに奇妙な友情が芽生えていく…。第3話「注文が多い店には気をつけろ」(宮沢賢治「注文の多い料理店」より)ここは、ある一族が、経済、文化などすべてを取り仕切っている町。一族の中でも上位の階級に属する少年カフス(小田将聖)とネクタイ(田村海琉)は、その立場を利用して、学校でも教師に命令口調で接するなど、生意気な振る舞いを続けていた。ある日、そんな2人の前に少女が現われ、一通の金色の封筒を差し出す。それは、特別な料理店への招待状――。第4話「罪と罰の散歩者」(江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」より)人生に退屈している若者・郷田(川崎皇輝)。お金もなく、特に目標や夢も見つからない。唯一の興味は「犯罪」だ。ある日、公園で、謎の男から古ぼけた双眼鏡を渡された郷田は、周囲の人間を観察し始める。目に留まったのが、乱暴な男にいいように使われ不幸にしか見えない女。この世に「殺してもいい人間」は存在するのか。第5話「二百十日の二百十段」(夏目漱石「二百十日」より)学校とか、世の中は不公平だらけ。俺たち2人は、それを打ち破るんだ!と威勢だけはいいけれど、どこか、のんきな2人組、陸(安嶋秀生)と圭(檜山光成)が、なんと「階段部」を結成。目標はただ学校の屋上まで上ること。屋上に行けばきっといいことが起こるはず、と、大した根拠もなく、今日も校舎の階段を上り始めたが…。第6話「稲荷坂の秘密」(谷崎潤一郎「秘密」より)とにかく窮屈な世の中にうんざりして、刺激を求め、女装して町をぶらついていた信一(深田竜生)の前に現われたのは、赤いワンピースを着た金髪の女。何年か前、不思議な体験をさせてくれたあの女だ。気付いた信一はそっとアプローチ。その時から謎の女と秘密の部屋で過ごす信一の至福の日々が始まった。しかし、女の正体を知ろうとしてしまったために…。第7話「外科室のある洋館」(泉鏡花「外科室」より)医師の家系に生まれ、医大に通う高峰(織山尚大)。彼の心の中には、決して忘れられないひとりの女の面影があった。それは中学校のとき、一度だけ目を合わせたことのある保健室の先生・貴船。ある日、気の進まない合コンに参加していた高峰のもとに一本の電話が入る。それは人生を左右する運命の依頼だった…。第8話「少年と船」(森鷗外「高瀬舟」より)少年鑑別所に新たに送られてきた真鍋(北川拓実)。弟を殺したという重罪を犯したはずなのに、穏やかで優しげな様子に、担当教官・羽田は戸惑う。鑑別所の簡素な食事にさえ涙を流して喜ぶ。そんな真鍋の振る舞いに、上司の溝口と不倫関係にある羽田の心は次第に揺れ始める。第9話「雪おんなの風」(小泉八雲「雪女」より)突然、母が姿を消した。茂之(元木湧)が、最近、会話が少なくなってきていた父親を問い詰めると驚きの告白が。なんと、母は雪女で、父が約束を破ったから去ったというのだ。茂之は半信半疑のまま友達のクニオ、ヒロシと共に、父と母が最初に出会ったという山へ向かう。そこでは男がひとりでキャンプをしていて…。第10話「冬の青い日傘」(夢野久作「空を飛ぶパラソル」より)動画サイトで謎の白覆面男「ジャスティスマン・ザ・ホワイト」として登場、町の「民度チェック」などで、そこそこ人気者の真木(内村颯太)。なかなか再生回数トップを取れず、悔しい想いをしていたある日、女が飛び降り自殺する姿を目撃。特ダネとして投稿したところ、たちまちランクアップするが…。WOWOWオリジナルドラマ「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」は3月21日より毎週日曜日23時~WOWOWプライムにて放送、WOWOWオンデマンドにて見逃し配信(全10話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2021年01月30日ジャニーズJr.内のユニット・少年忍者の12名が主演を務める『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』が3月21日(日)23時から放送される。この度、本作にイッセー尾形が出演することが決定。さらにポスタービジュアルが初公開となった。本作は夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった、日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。過去の名作をただそのまま映像化するのではなく、現代的な視点で描いたり異色の角度から捉えたりすることで、日本文学の持つ面白さを若者を中心に幅広い世代に伝え、日本のエンターテインメント界の発展、継承に寄与、未来のクリエイターの誕生のきっかけにしようという野心的な試みだ。少年忍者は2018年に結成された総勢22名のグループである。平均年齢16.5歳という若さだが、パフォーマンスに定評があり、次世代の才能が揃っている。今回がドラマ初主演であることはもちろん、初出演というメンバーもおり、彼らのエンターテイナーとしての経歴に大きな一歩を刻むシリーズになることは間違いない。先日、制作決定が発表されるとネット上では「少年忍者ドラマ初主演おめでとう!」「主演だなんて…嬉しすぎる」「文豪作品とジャニーズJr.のコラボがどんな作品に仕上がるか、とてもワクワクしてます!」といった喜びの声が上がるなど、すでに注目を集めている様だ。完成したポスタービジュアルには各話の主演を務める少年忍者12人が、自身の演じる小説を片手に微笑む。真ん中には「少年よ、名作を抱け。」のキャッチコピーが。また、物語の拠点となるブックカフェのマスター役にはイッセー尾形が抜擢。ひとり芝居・映画・ドラマ・ナレーションなど幅広く活躍する名俳優が、少年たちを物語の世界へと誘う案内人役を務め、シリーズ全体を引き締める。なお各話のあらすじも初解禁となった。各話のゲスト出演者などは追って解禁される。引き続き続報に期待しよう。イッセー尾形・コメント――本作の出演オファーを受けた際の気持ち丁度僕も文豪カバーなる一人芝居に挑戦していたので驚きました!なんとなく時代は、文豪をこの手に、ですね(笑)。――少年忍者の皆さんとのご共演についておそらく最年少共演でしょう!この50年の差のカルチャーショック、存分に体感したいです。始めは言葉にならないだろうな。――視聴者の皆様へのメッセージ力のある作品は別の作品を生み出すんですね!それはまた別の作品へとバトンタッチするかもしれない。そんなどこまでも続く繋がりを皆さんと共有できたらなんと素敵なことでしょう!『WOWOWオリジナルドラマ文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』3月21日放送スタート(予定)[第1話無料放送]毎週日曜日よる11時 WOWOWプライムにて放送(全10話)WOWOWオンデマンドで見逃し配信第1話「クモの糸」主演・黒田光輝(芥川龍之介『蜘蛛の糸』より)第2話「メロスを待つ男」主演・ヴァサイェガ渉(太宰治『走れメロス』より)第3話「注文が多い店には気をつけろ」主演・小田将聖&田村海琉(宮沢賢治『注文の多い料理店』より)第4話「罪と罰の散歩者」主演・川﨑皇輝(江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』より)第5話「二百十日の二百十段」主演・安嶋秀生&檜山光成(夏目漱石『二百十日』より)第6話「稲荷坂の秘密」主演・深田竜生(谷崎潤一郎『秘密』より)第7話「外科室のある洋館」主演・織山尚大(泉鏡花『外科室』より)第8話「少年と船」主演・北川拓実(森鴎外『高瀬舟』より)第9話「雪おんなの風」主演・元木湧(小泉八雲『雪女』より)第10話「冬の青い日傘」主演・内村颯太(夢野久作『空を飛ぶパラソル』より)
2021年01月30日舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』の公演詳細とメインビジュアルが公開された。原作は、2013年にヤングエースにて朝霧カフカ(原作)・春河35(漫画)によりコミックス連載が開始された、架空の都市・ヨコハマで繰り広げる異能力アクションバトル漫画。コミックスは現在20巻まで刊行、シリーズ累計で800万部を突破する大ヒット作品となっている。舞台化の第1弾は2017年12月、TVアニメ第一シーズンをもとにした舞台『文豪ストレイドッグス』。演劇ならではの俳優の身体的な表現やプロジェクションマッピングを駆使した映像など、多彩な演出手法が高い評価を得た。舞台化作品はこれまでに『文豪ストレイドッグス 黒の時代』(2018年9~10月)、『文豪ストレイドッグス 三社鼎立』(2019年6~7月)、『文豪ストレイドッグス 序探偵社設立秘話・太宰治の入社試験』(2020年9月)と4作品。それぞれ様々なキャラクターと時代にスポットを当てたエピソードを上演し好評を博した。第5弾となる今作では、2018年3月に劇場版として公開された映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』を舞台化。登場するのは、異能力を持つ探偵集団「武装探偵社」として中島敦、太宰治、泉鏡花ら。ヨコハマの裏社会に巣食う「ポートマフィア」として芥川龍之介、中原中也ら。そして地下組織の盗賊団「死の家の鼠」の頭目であるフョードル・D、今作の鍵を握る謎に包まれた異能力者・澁澤龍彦。異能力者たちが自ら命を断つという不可解な「異能力者連続自殺事件」の発生に端を発する、過去から現在まで、それぞれの思惑、悔恨、因縁が重層的に絡み合う、霧深き物語が描き出される。演出は、第1弾から作品の世界観を知り尽くす気鋭の演出家・中屋敷法仁。出演は、第1弾から中島敦役を演じ、その魅力を余すことなく体現する鳥越裕貴、泉鏡花役に桑江咲菜、芥川龍之介役に橋本祥平、中原中也役に植田圭輔、太宰治役に田淵累生、フョードル・D役に岸本勇太、澁澤龍彦役に村田充と、実力派の俳優陣が集結した。各スタッフと出演者のコメントは以下。<演出・脚本 / 中屋敷法仁>舞台『文豪ストレイドッグス』が、新たな境地に突入します。これまでのシリーズとは比較にならない程、どこまでも深く、壮大な物語に挑みます。魅力あふれる俳優陣と素晴らしいクリエイターチームで、原作の底知れぬ魅力をお届けします。深い霧の中に飛び込むようなスリリングな高揚感、どうぞお楽しみに。<鳥越裕貴(役:中島敦)>今年もやって来ました。待望の楽しい楽しい演劇の時間。沢山のバトンが繋がれて来ました、文ステ。新しいキャストも加わり、わくわくしております。原作が面白いのは勿論の事、キャスト&スタッフ陣も面白い、このカンパニー!いつも通りにいかない事も多々あると思いますが演出の中屋敷さん筆頭に今だからこそ出来る演劇を爆発させられるカンパニーだと思っています!そして、この演劇熱を天にまで届かせます。<桑江咲菜(役:泉鏡花)>泉 鏡花役をまた演じられる事が素直に嬉しかったです。これだけ作品が続けられるのは、応援してくださっているみなさんや、色々な方の支えのおかげだと思います。今回はDEAD APPLEという事で、澁澤とフョードルと太宰のシーンや、自分の異能と戦うシーンなど、どうなるのかワクワクしています。鏡花が探偵社と出会い変化した、表情や思考や敦、芥川との関係性にも注目です!文ステの勢いは止まりません!みなさんお楽しみに!<橋本祥平(役:芥川龍之介)>ビジュアル撮影で改めて衣裳に袖を通した時、あぁ戻ってきた。と感じました。初演が2017年に上演されそこから数々の物語を芥川龍之介として歩ませて頂きました。今回のDEAD APPLEでも芥川を演じさせて頂けること、とても光栄です。文豪ストレイドッグス DEAD APPLEの最大の敵は、自分自身の異能力。これまでとはまた違った戦いを文ステらしい演劇の力で表現し、原作の様に情熱に溢れた作品にしたいと思います。舞台『文豪ストレイドッグス』の新たな物語を是非体感してください。<植田圭輔(役:中原中也)>三度目の中原中也!今回は少数精鋭で挑みます。共に戦ってきた異能者たち、そして新しい仲間。DEAD APPLEの世界をステージ上に体現してお魅せしたいです。<田淵累生(役:太宰治)>まさか自分が太宰治を演じる事ができるとは思ってもみなかったので、本当に光栄です。自分の未知な部分をたくさん引き出して、自分なりの太宰治を創造するのが楽しみです。初めて衣裳を着させて頂いた時も、あまりの格好良さに興奮しました。今回の白の衣裳に隠されている物語の意味も含め、芝居を構築していきたいと思います。原作のストーリー展開や他のキャラクターとの関係性に感動しており、どのように舞台で表現されるのかとても楽しみです。<岸本勇太(役:フョードル・D)>多くの方から愛されている舞台『文豪ストレイドッグス』に出演させていただけることに、嬉しい気持ちでいっぱいです。敬意と感謝を持って作品に向かい合いたいと思っております。衣裳を着用させていただき、スタッフさんの愛と気合いを体感し、撮影当日も良い緊張感で挑むことが出来ました。只今、絶賛勉強中ですが、原作の世界観に引き込まれています。登場人物や関係性、物語の背景を突き詰め、稽古に挑みたいと思います。新参者ですが、宜しくお願い致します。<村田充(役:澁澤龍彦)>鳥越君が主演だから、という理由で三年前に渋谷で観劇をした。当時私は休養中であり復帰することすら想像できなかったが、鳥越君と共演できるとしたら文ステしかないと思った。そして今回それが叶った。いただいた役は澁澤だ。プライベートでは仲の良い高校の先輩後輩だけれど、舞台では敵対する関係のようだ。この縁に感謝し、原作ファン舞台ファンに失礼のない演技をしたい。よろしくお願いいたします。■公演情報舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』原作:映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』<大阪公演>4月16日(金)~18日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール<東京公演>4月23日(金)~5月5日(水・祝)会場:日本青年館ホール公式サイト: 公式Twitter: @bungo_stage
2021年01月13日7月に劇場公開され今年一番の音楽青春映画として熱い支持を集めた音楽青春映画『カセットテープ・ダイアリーズ』が、2021年1月20日(水)にBlu-rayとDVDで発売・同日レンタル開始となることが決定した。舞台は1987年、イギリス。地方ルートンで暮らすパキスタン系の高校生ジャベドは、保守的な町、人種差別、厳格な父親との関係…などの悩みを抱え、鬱屈した日々を過ごしていた。ある日彼は、同級生から2本のカセットテープを渡され、流れるブルース・スプリングスティーンの音楽を聴いた瞬間、彼の世界が180度変わる。音楽に背中を押され、友情、恋愛、そして将来の夢へと、現実と向き合いながらひたむきに駆け抜ける。高校生ジャベドの青春を描く本作は、毎年世界中の注目作品が登場するサンダンス映画祭にてワールドプレミアを飾ると瞬く間に評判が広がり、北米での大規模公開が決定。その後も世界の映画祭で絶賛を集め、観客を始め評論家、そして音楽関係者からも称賛を浴びた。また80年代ファッションや、当時のイギリスの音楽文化や魅力的な時代背景に加え、“自分の進むべき道を探し求める”という点において、スプリングスティーンの楽曲を知らない若い世代でも共感する内容になっている。なお、セルブルーレイ、DVDにはメイキングなどの特典映像を収録予定。また、デジタル配信はパッケージ発売に先行して、12月2日(水)よりスタートとなる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カセットテープ・ダイアリーズ 2020年7月3日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©BIF Bruce Limited 2019
2020年10月23日浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~の公開ゲネプロが5日に東京・ヒューリックホール東京で行われ、内博貴、谷村美月、室龍太(関西ジャニーズJr.)、千原せいじ、山口真帆、なべおさみ、湖月わたるが取材に応じた。同作は小説家・太宰治の多くの作家たちとの友情や、彼が愛する女性たちとの葛藤や苦悩に満ちた波乱の人生を題材として、親友で作家の檀一雄が書き上げた回想録『小説 太宰治』をベースに、舞台作品として書き下ろされた。 太宰を内、太宰と共に波乱の人生を送る小山初代役と太田静子役(二役)を谷村、太宰の親友で作家の檀を室が演じる。内は「この状況ですから、僕も前回作品が中止になってしまって、今回は稽古場でもスタッフさん、キャストの皆さんも2回PCR検査もしまして、全員陰性だということで、ようやく初日を迎えることができた」としみじみ。「コロナが身近になって来た。いつ自分がかかってもおかしくないという気持ちを常に思いながら稽古をしていましたので、初日もよかったけど、千秋楽まで気を緩めることなく気をつけながらやっていけたら」と意気込んだ。過去に織田作之助役を演じたことから、内は「織田作をやらせてもらってる時も『太宰はこうで……』と言ってたこともあったので、太宰治さんをまさかやるとは思ってもなかった。これも何か縁があるのかなと、勝手に思ったりしている」と文豪への縁を感じている様子。檀一雄役の室は「ストーリーテラー的な感じの立ち位置だと思ってますので、しっかり務められたらなと思ってます」と心境を表した。また、湖月は「宝塚で男役時代、男同士の友情にすごく萌えていたところがありまして、内さんと室さんの男同士のシーン、ちょっと甘えるところとかあるじゃないですか。あの関係の先輩後輩感、男同士間にキュンキュンきながら、楽しく見させていただいております」と告白し、内と室が顔を見合わせて照れる一幕も。長い付き合いになるという2人だが、内は「室はずっと別の舞台の本番をやってて、なかなか稽古に来れなかったんですよ。最後の方から参加して大変だったと思うんですけど、僕たちにも気を遣わせることもなく、台本も読み込んできてくれたので、スムーズに稽古もできましたし、さすがジャニーズだなと思いました」と称賛。室が「内くんもジャニーズです」とつっこむと、内は「そうだっけ」とボケていた。(C)曳野若菜(舞台写真)
2020年09月05日浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~の公開ゲネプロが5日に東京・ヒューリックホール東京で行われ、内博貴、谷村美月、室龍太(関西ジャニーズJr.)、千原せいじ、山口真帆、なべおさみ、湖月わたるが取材に応じた。同作は小説家・太宰治の多くの作家たちとの友情や、彼が愛する女性たちとの葛藤や苦悩に満ちた波乱の人生を題材として、親友で作家の檀一雄が書き上げた 回想録『小説 太宰治』をベースに、舞台作品として書き下ろされた。 太宰を内が演じ、山口は最後に太宰と心中した愛人の山崎富栄を演じる初舞台となった山口が「わからないことが多々あったのですが、みなさまのお力添えをいただいて、初日を迎えることができたので、精一杯頑張りたいと思います。みなさん、優しかった」と感謝すると、せいじが「厳しい環境で育って来たから!」と合いの手を入れ、山口は苦笑。内は「すぐ言うじゃないですか」とつっこむ。山口が「みなさんとても優しかったです。シーンによってすぐに感情が変わったりするので、そこの切り替えが大変でした。それも皆様のアドバイスをたくさんいただいて……」と稽古を振り返ると、内は「すごいなと思った」と山口のエピソードを披露。「稽古中に演出家の方が指示を出したら、初舞台だと『はい、わかりました!』みたいな感じなんですけど、山口さんは肝が座ってるから、返す言葉が『なるほど』『了解』この子はスターになると思いました」と明かす。せいじが「バチバチやで! 根性座ってるから!」と褒めると、山口は「納得する言葉をいただいて、自分の中に落とし込めたので……『なるほど、そういうことか!』ということがたくさんあったので!」と説明。内は「僕は楽しく見てました」と語った。(C)曳野若菜(舞台写真)
2020年09月05日●「歩んだことのない人生だからこそ」出演を決意女優の山口真帆が、9月5日に開幕する内博貴主演の「浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~」で舞台に初挑戦する。今年1月期に放送された日本テレビ系ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』で女優デビューを果たし、次なる挑戦として舞台に立つ。本作は、小説家・太宰治の人生を題材とし、太宰が愛した女性たちとの浪漫と波乱に満ちた日々を赤裸々に描く物語。山口は、太宰の愛人の一人であり、太宰とともに入水し自ら命を絶った山崎富栄を演じる。難しい役どころとなるが、本作への思いや役作りについて話を聞いた。ビジュアル撮影の日に、役衣装で取材に応じた山口。「富栄は、私とは反対というか、自分が歩んだことのない人生だからこそ、この人生を生きてみたいなと率直に思いました」と出演を決意した思いを明かした。そして、「私は恋に溺れることはありませんが、富栄は太宰を愛して愛して最後死んでしまう。人のために、愛のために死ぬというのは私には考えられないなと。富栄は太宰にそこまで尽くしますが、現実の世界で自分だったら好きな人にそこまで尽くすことはできないなと思いました」と富栄と自身の違いを話した上で、「決めたことを最後までやり通すところは共通する部分があるのかなと思います」と共感も示した。山口は、太宰と同じ青森出身。「自分の故郷のスターの作品に出演させていただけることはすごく嬉しいですし、縁を感じました」と喜び、太宰に抱いていたイメージについて「天才。文才に長けていて、こんな発想は自分にはできないなと。自分の人生を小説に捧げられることもすごいなと思っています」と語った。また、本作の台本を読んで、「女性にだらしない部分もあったんだなと知りましたが、そういう部分があったからこそ素晴らしい小説ができたと思いますし、女性に愛される魅力がたくさんある方なんだなと思いました」と太宰の新たな一面を知ったと言い、「この舞台は太宰が愛した女性がたくさん登場し、太宰の悪いところも良いところも含めての舞台。悪いところも愛せるくらい素敵なところがたくさんあるので、みなさんに太宰治を愛してもらえるんじゃないかなと思います」と本作の魅力を伝えた。●愛に溺れて苦しんでいる女性の声を検索「たくさん学びました」女優の面白さについて、「違う自分になれることが楽しい」と語る山口。富栄という難しい役どころへの挑戦も、「私だったらありえないと思うところがありますが、自分とは違うからこそやるのが楽しみです」とワクワクしているようだ。脚本・演出を手掛けるモトイキシゲキ氏とは、「富栄はこういう女性だよね」という話をしてイメージの擦り合わせをしているという。その中で、富栄を現代の人に当てはめてインスピレーションを得ているそうで、「現代の人で富栄に近いのは、ホストに通う女性。まっすぐな愛ですが、男性に尽くしてその愛に溺れてしまうという点は似ているのかなと。他にもその人のことが好きだけど苦しいという女の子はたくさんいると思うので、共感していただける部分もあるのではないかなと思います」と語った。また、「自分の周りにホストに通っている人はいなかったのでSNSでその方たちの心情を調べました。あと、彼氏がダメ男だけど、やっぱり好きみたいな女の子の気持ちも、ツイッターで調べました。検索するといろんな人がいて、こんなに好きなのにこんなに苦しいんだっていうのをたくさん学びました」とツイッターも活用して役作りをしていることを明かした。太宰役の内とは、このインタビューの前にあいさつしたという。「ほかの方と話しているのを見て、快活な方だなと思いました」と印象を述べ、「すごくお芝居が上手な方なので、内さんが演じる太宰さんが富栄を愛する気持ちに負けないように、私も太宰さんを愛したいなと思っています」と、富栄になりきる覚悟だ。最後に、「私にとって初の舞台ですが、私のファンの方の中にも、舞台を観たことがないという方がいると思います。そんな方たちにこの作品で舞台を好きになってもらって、私が出ていない舞台も観に行きたい! と思ってもらえたら良いなと思います」とファンにメッセージ。「ウイルス対策にも気を配りながら、みなさんと力を合わせて舞台を作り上げ、私も楽しくお芝居ができたらいいなと思っています」と意気込みを語った。■山口真帆1995年9月17日生まれ、青森県出身。2019年に公式サイトと公式ファンクラブを開設した。9月には初写真集『present』を発売。2020年1月期放送の読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の第1話にゲスト出演し、女優デビューを果たした。
2020年08月22日●太宰治の愛人役「この人生を生きてみたいと思った」女優の山口真帆が、9月5日に開幕する内博貴主演の「浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~」で舞台に初挑戦する。今年1月期に放送された読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』で女優デビューを果たし、次なる挑戦として舞台へ。出演を決意した心境や女優の面白さ、思い描く将来像、さらに、新型コロナウイルスによるステイホーム期間をどのように過ごしていたのか、話を聞いた。本作は、小説家・太宰治の人生を題材とし、太宰が愛した女性たちとの浪漫と波乱に満ちた日々を赤裸々に描く物語。山口は、太宰の愛人の一人であり、太宰とともに入水し自ら命を絶った山崎富栄を演じる。ビジュアル撮影の日に、役衣装で取材に応じた山口。「初舞台なので今からすごく緊張しています。わからないことがたくさんありますが、共演者のみなさんの良いところをたくさん吸収しながら、観に来てよかったと思ってもらえる作品にしたいです」と初々しく意気込みを語った。難しい役どころへの挑戦となるが、「富栄は、太宰を愛して愛して、一緒に死んでしまいます。愛のために死ぬというのは私には考えられない。好きな人にそこまで尽くすことはできないと思い、自分が歩んだことのない人生だからこそ、この人生を生きてみたいなと率直に思いました」と出演を決意した思いを明かした。女優デビュー作となった『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』では、「初めての現場で知らないことがたくさんあり、一緒に出演した方々の技を盗めるようにずっと見ていました。他の方たちが、カメラがどこにあるのか意識して、振り向き方など細かいところまで確認していたので、どのように見られているのか意識しながら演じることも大切なのだと思いました」と、見る側の視点を意識するようになったという。そして、「違う自分になれることが楽しい」と女優の楽しさを実感しているそうで、「自分について好きではない部分もありますが、役を演じるとなるとその役を愛するので、自分のことも愛することができる」と説明。「大切にしたいことは、その役を愛すること。その役に対しての愛情がなくなってしまったら演じられないと思います」と語った。演技の楽しさとともに、難しさも痛感。「圧倒的に演技力がまだ足りないですし、もう全部が課題です。今までやったことがないことだったので難しくて、経験を重ねるにつれていい女優さんになれるように頑張らなきゃいけないなと思っています」と気を引き締める。●ストイックに体づくり「アクションもできるようになりたい」思い描いている将来像を尋ねると、「一つ一つの仕事に自分の全力を出し切ることが今の課題ですが、いろんな役を演じることができるようになって、いろんな自分を見せられるようになれたら。そして、見ている人を惹きつけられるお芝居が出来たらいいなと思っています」と答え、「アクションもできるようになりたいと思っています。まだアクションの練習はしていませんが、基本的な体づくりはしています」とアクションへの興味も明かした。さらに、「美容やファッションも大好きなのでそういった仕事もやっていけたら」とモデル業にも意欲。昨年9月に自身初となる写真集を発売し、雑誌のグラビアにも挑戦しているが、「どんなスタイルの服でも着られるように、体づくりは続けています。腹筋や背筋、ヒップアップ、あと、肩幅が狭いのがコンプレックスなので、肩も鍛えています」とスタイルアップへの努力を惜しまず。「腹筋をつけると発声もよくなるので」と女優業のためにもトレーニングを続けている。ステイホーム期間中もストイックに体を鍛えていたという山口だが、さらにこの期間をどのように過ごしていたか尋ねると、「断捨離していました」と即答。「家具も全部捨てちゃいました。家の中にいる時間が多いと家具も気に入らなくなってしまい、自分の理想の家具をそろえたいなと思って。テーブルも捨てたので今テーブルがない状態です(笑)こだわりも強いので、理想のテーブルに出会えるように、今頑張って探しています」と話した。取材前の最新ツイッター投稿、「失敗したこと:乗り換え持っているもの:重い荷物身に付けたもの:諦めない心」というコメントも気になったのでその真相を尋ねると、「初めて行く場所だと電車の乗り換えに慣れていなくて。今日は乗り換えはちゃんとできたはずなんですけど、降りる駅に止まらなくて。快速とかに乗ってしまったみたいです」と説明。「電車を間違えて全然違う場所に行ってしまうことが多すぎて、最近は『大丈夫! いつものことだ』と思える諦めない心を身につけました」と、東京の複雑な交通網に苦労しつつ、“諦めない心”で乗り越えているようだ。■山口真帆1995年9月17日生まれ、青森県出身。2019年に公式サイトと公式ファンクラブを開設した。9月には初写真集『present』を発売。2020年1月期放送の読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の第1話にゲスト出演し、女優デビューを果たした。
2020年08月21日主演・ムロツヨシ×福田雄一監督による青春ホームコメディードラマ「親バカ青春白書」が、ついに8月2日より放送スタート。この度、本作の「未公開シーン復活版」が「Hulu」にて独占配信されることが分かった。福田監督が脚本統括・演出を手掛ける本作は、ムロさん演じる日本一の親バカ・小比賀太郎(通称:ガタロー)と、ガタローの娘・さくら(永野芽郁)が繰り広げる、“日本一バカでかわいい父娘の物語”。2人をはじめ、中川大志、今田美桜、戸塚純貴、小野花梨、新垣結衣らが出演している。今回配信が決定した「未公開シーン復活版」は、地上波で放送された本編に、“貴重な未公開シーン”をたっぷり加えたもの。本日配信されたばかりの未公開シーン復活版第1話では、ムロさんと佐藤二朗のアドリブシーンや、大学の教授・大村教授(野間口徹)とガタローが“父親同盟”を締結するシーン、さらに、娘・さくらがまさかの落語を披露(?)など、初回から未公開シーンが約15分も追加されている。「親バカ青春白書」は毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。Huluにて初回放送直後から毎週放送後に未公開シーン復活版を独占配信。(cinemacafe.net)
2020年08月02日