小学生になったばかりの長女が下校時にお友達とトラブルに…⁉︎子ども同士のトラブルに親はどこまで介入していいものか、悩む方は多いのではないでしょうか。■初めてのお友達トラブル今は社会人になった長女が、小学校に入学して間もないころのお話です。娘の通っていた小学校は、新1年生は下校時、家の近い同級生と一緒に帰ることになっていて、娘は男の子2人と下校していました。そんなある日……電話でもいいから、すぐに男の子たちにいじわるをやめるよう言ってほしいと訴える娘。電話をするのは簡単ですが、娘には自分で対処する力もつけてほしい。そう思い、まずは娘自身でに解決できるように促してみました。女の子に石を……。その男の子たちは落ち着いた良い子というイメージだっただけに驚きました。遊びの延長でふざけただけなのだと思うのですが……。幼稚園では先生が子どもたちを見ていてくれたし、園で問題があれば先生から伝えてもらえるという手厚いケアがありました。ですが、小学校に入った途端、親は子どもたちの実際の様子が見えなくなります。これから親の目の届かない時間はどんどん増えていくわけで、そんなときには自分で立ち向かえる子になってほしい…。いろいろと悩みましたが、今回は、一度だけ様子を見ることにしました。笑顔で帰ってきた娘。どうやら、うまくいったようです!その後は下校中に石を投げてくることもなく、私も娘も安心していました。ところが、ある雨の日に事件が起こりました。いつもより帰りが遅い娘を家の前まで迎えに行くと……。そこには傷だらけの長女が!!何があったのか聞いたところ…■コレは親が口を出すべきところと判断したそれはいくらなんでも危険すぎる!ここはさすがに親が口を出すべきところだろうと判断し、相手のお宅に電話をすることにしました。それから数時間後。A君のお母さんが、A君を連れて謝りに来てくれたのです!その後、A君と娘は関係がこじれることもなく良い形で解決したのですが…1年後意外な形でA君のお母さんとまた関わることになるのです…! (詳細は漫画「小学生のお友達トラブル」に掲載されています)■自分の子どもだけではなく”子どもたち”にとっていちばん良い対応とは?読者から寄せられた意見には、「下校時トラブルはよくある」「伝え方次第では、相手の親ともトラブルになる」といったものがありました。たとえ、きっかけは子どもの些細ないたずらであったとしても、親の対処の仕方では、大きな問題になってしまうこともあるようです。私自身のエピソードもそうなのですが、小学生時代の下校時トラブルはよくあることなんだなと感じました。結果論ではありますがA君兄弟が長女次女さんにちょっかいをかけていたのも意外と仲良くなりたかったからなのかな? と個人的に思いました! エピソードも共感できて、絵も可愛かったです!子ども達のトラブルはどこまで親が口を挟むべきなのか迷います。特に自分の子どもが口を挟むのを嫌がっている時は、様子を見て見守ることしかできない時は歯がゆい気持ちになります。自分で解決する力をつけるために、親の関わりもある程度必要ですね。 この方の記事は、親としてとても参考になるし共感するところが多くて、楽しみにしています。よくある話だな、と思いつつ、伝え方が難しいと思いました。 この記事の母親が文句言うのは当然ですが、相手次第で大きなトラブルとなってしまい、6年間、もしくはそれ以上、気を使いながらの就学となることも想定されたためです。 正解は、結果でしか判断できず、難しいです。毅然とした態度でお子様を守っていらっしゃったのでとても好感がもてました。見習いたいです。学校内でのトラブルは保護者も巻き込まれるのはもちろんのこと、当事者同士がきちんと話し合いが必要もあります。近年子ども同士での携帯に関する使い方を間違った知識で教え合うトラブルもあるので小学生のうちからの携帯を持たすのもトラブルの要因にもなります。我が子のこととなると、冷静になれなくなるのが親の常ですが 子ども同士のことをいちばんに考えて大人の対応をするのが親の努めだと思いました。まずは子どもたちだけで解決させようとされたところや、一方的に子どもを叱るのではなくて状況確認をきちんと行われていたところは、とても見習いたいと思いました。子どもから見るものと親から見るものは違いますよね。その齟齬が大きいほど親子関係は崩れると思います。じゃがいもころりんさんは上手にコミュニケーション取られてて、こんな親が欲しかったです。我が子が被害を受けている…! となると親としてカーッとしてしまい冷静になるのは難しいですよね。そこで落ち着いて、自分の子どもだけではなく”子どもたち”にとっていちばん良い対応を考えられるようになりたいものです。ウーマンエキサイトでは、そんな人間関係に悩む方の解決のヒントになる漫画を多数掲載中です! ▼漫画「小学生のお友達トラブル」
2021年09月04日前回からのあらすじ長女に続き、今度はA君の弟と次女とのトラブルが! 親同士は気まずい感じになってしまい…。 >>1話目を見る A君と弟…長女と次女、それぞれにトラブルが起きてしまったため、親同士はなんとなく気まずい関係になってしまいました。ですが、学校生活で子どもたちがお互い問題なく過ごせているなら、親同士が無理に仲良くする必要はないかな…と、会えば挨拶をするというマナーは守りつつ、特に何も関わりがないまま過ごしていました。それから3年の月日が流れ、長女4年生、次女3年生となりました。小学校が少人数だったため、長女も次女もA君兄弟とはそれぞれ相変わらず同じクラスでした。そして2月入ってすぐの事…。2人の娘から、買い物に連れて行ってほしいと頼まれました。そう、バレンタインの買い物です。長女も次女も! バレンタインのチョコを2人ともA兄弟へあげるとのこと!「正直もう学校以外では関わらないほうが良さそう…でも、親同士が気まずいからって子どもの交友関係に口を挟むわけにいかないな」と思い、娘が思う通りにさせることにしました。そして数日後…バレンタイン当日。長女も次女も放課後キャッキャしながらA君宅(そしてF君、M君宅)へ訪問し、無事に直接チョコを渡して帰ってきたようです。そして、その日の夕方のこと…。なんと…本当に電話がかかってきました!そして「どういうチョコですか!?」と言われても…。Aさんの質問の意図がイマイチわからないまま、私なりに答えたところ…とご機嫌な様子、突然豹変した態度にあっけにとられてしまいました。「チョコくれるなんてね〜わからないものね〜」という言葉の意味は…? といろいろ考えてしまいましたが、とりあえず差しさわりなく会話し電話を切りました。それからのAさん、ばったり会っても気まずさはなく笑顔で挨拶してくれるようになりました。なんと…子ども同士のトラブルから発生した親同士の気まずさは、子ども同士が仲良くなったことで解消されたのでした。子ども同士は、ケンカをしても成長すると仲良くなったりするなど関係性も変わりやすいことを実感し、まさに時が解決してくれることもあるんだな…と思ったエピソードでした。
2021年07月19日前回からのあらすじA君の弟に次女が「バカ」と言ったことで、A君ママから怒りの電話が…! >>1話目を見る 次女のせいで、A君の弟が「もう学校行きたくない」と言っていると電話が!…実際のところ何があったのか、電話を切って次女に確認しました。やはり、次女にも「バカ」と言ってしまった理由はあったので、改めてA君ママに電話をしました。このあと、A君ママが学校へ確認したのかは分かりません。ですが、その後連絡がなかったので、娘の言ったことはほぼ間違いなかったのでは…と思っています。娘も「バカ」と言ってしまったのは事実なので、A君の弟だけが悪いとは思ってません。ですが、A君ママは他のおうちにも同じようなことで電話をしているらしく…何か子どものことで悩んでいるのかなぁと少し心配になりました。この電話以降、A君弟に次女が嫌がることをされるのはぐっと減り、長女とA君の時と同じく子ども同士の関係はこじれることはなかったのですが…親同士はなんとなく気まずい関係になってしまいました。そして3年後、さらに意外な展開となります。
2021年07月18日前回からのあらすじこれは親同士の話し合いが必要な事件! 感情的にならずに建設的に話しができるといいなと思いつつ電話をすると…。 >>1話目を見る A君とのトラブルは、良い形で解決したのですが…。1年後、A君の弟と、我が家の次女が1年生になり、同じクラス、しかも隣の席になったのです。そんなある日の夕方のこと、一本の電話が。まずは次女に話を聞かないと…!A君と長女のトラブルのときは丁寧に謝ってくれたA君ママ。…今度はA君の弟に次女が「バカ」と言ったことにお怒りの電話をもらいました。もちろん、私も次女が「バカ」と言って友達を傷つけてしまったことは注意したほうが良いと思ったのですが、次女が、なにもしていないA君弟に「バカ」と言ったとは思えなかったのです。そこで次女に話を聞いてみることにしました。どうやら次女には次女の事情があったようで…。
2021年07月17日前回からのあらすじ一緒に下校する男の子に交差点内で押されて、娘はあちこち傷だらけに…。 >>1話目を見る 一緒に下校する男の子に押されて交差点内で転んだ娘…足をかばいつつ泣きながら帰ってきました。こんなことが続くといつか大きな事故につながるかも…。当時、A君のお母さんとは顔見知り程度だったので、どんな方なのかはわかりませんでした。今後卒業までお付き合いしていくことになるので、感情的にならずに建設的に話しができるといいなと思いつつ電話をかけました…。電話を切って数時間後…。A君のお母さんに電話をしたら、A君本人と一緒に来て謝ってくれたのです! A君も反省している様子だったので、少し安心することができました。その後、A君と娘は関係がこじれることもなく、これでもう一件落着! と思っていたのですが…意外な形でA君のお母さんとまた関わることになるのです…!
2021年07月16日前回からのあらすじ解決したかと思ったのに…ある雨の日、娘は傷だらけになって帰ってきました…。 >>1話目を見る いつもより帰りが遅いのが気になって迎えに出た私。通学路の途中で娘を発見するも、転んだのか服はびしょびしょ、あちこちすりむいてるじゃありませんか。泣いている娘をなだめつつ家に帰りました。小石を投げてくることはなくなったと聞いていたので、もう大丈夫なのかと油断していました。そうしたら…まさか交差点内で後ろから押すなんて! 危険すぎる!これはさすがに親が口を出すべきところだろうと判断し、相手のお宅に電話をすることにしました。(当時は緊急連絡網があったので連絡先がわかりました)さて…どう言えばいい…? まともに話が通じる人だろうか…? など悩みつつ連絡をしてみました。
2021年07月15日前回からのあらすじ娘が下校中に友達から石を投げられた…?! どう対処するか悩んだけれど…。 >>1話目を見る 娘には次に石を投げられたら「やめて! 大人に言うよ!」と言うようにしてみたのですが…さてどうなるのでしょう。よかった、うまくいったようです。相手もまだ小学一年生なので、効果があるセリフだったようです(笑)その後は下校中石を投げてくることもなく、私も娘も安心していました。が! ある雨の日に事件が起こったのです…。迎えに出てみると、そこには傷だらけの長女が!!転んだ…?…え、まさか…!?
2021年07月14日今回は我が家の長女(現在は社会人)が、小学校に入学して間もないころのお話です。娘の通っていた小学校は、新1年生は下校時、家の近い同級生とまとまって帰ることになっていて、娘は近所の男の子2人と下校していました。一年生だけで帰ってくる…ちょっと心配でしたが、長女はわりとしっかりしていたし、幼稚園までの道とほぼ同じルートだったこともあったので家で帰りを待っていました。そんなある日…ということで、まず娘自身でに解決できるように促してみました。娘に向かって石を投げてくる男の子たち…その子のお母さんも挨拶する程度には知っていましたが、上品な印象でしたし、お子さんたちも、とても落ち着いた良い子というイメージだっただけに驚きました。やはり元気いっぱいの男の子、ふざけただけなんだろうけど…。長女は第1子で私にとっても子どもの「お友達トラブル」は初めての経験。幼稚園では先生が子どもたちを見ていてくれたし、園で問題があれば先生から伝えてもらえるという手厚いケアがありました。しかし! 小学校に入った途端、親は子どもたちの実際の様子が見えなくなります。こういう時どうする!? なんてこともまだスマホなどで手軽に調べられる時代ではなかったので、どう対応すればいいのか、悩み迷いまくりました。娘の話を聞いた感じでは、小さな石を本気で投げてるようには思えない。でも、もしエスカレートして大きな石を投げてきたり、運悪く目に当たったりしたら? 自分で言わせるという私の判断でいいんだろうか…。でも親の目の届かない時間はどんどん増えていくわけで、そんなときには自分で立ち向かえる子になって欲しい…。そう思って、今回は、一度だけ様子を見ることにしました。さてこの判断、吉と出るか凶と出るのか…?次回へ続きます。
2021年07月13日■前回のあらすじ娘のお友達が我が家へ遊びに。帰宅時間になると、なんとお友達は「家がわからない」と言い出して…。■家も保護者の連絡先もわからない…!?■ママ友から情報収集してみることにきららちゃんと同じ幼稚園だったママ友からたまたま連絡が…!これで保護者と連絡取れるかと思いきや、お母さんがいない…?次回に続く(全19話)「娘の友達に困った時の話」は毎日17時更新!
2021年05月29日■前回のあらすじゆあが今までされたこと、今度したら許さない、ということをマリーに伝えると、マリーは黙ってうつむいて聞いていました。毎日続いていた夜驚症が終わった…。毎晩寝かしつけできた、と思った途端始まるので、もうヘロヘロになっていた私。夜驚症が治まった最初の数日は信じられなくて、また明日あるかも、今日もない、だけど、明日はあるかも…、と不安な気持ちで過ごしていました。数日後スヤスヤと眠るゆあをみて、「あぁ、夜驚症は治まったんだ」という喜びと安堵の気持ちで涙が止まりませんでした。その頃はマリーとの問題が原因だと確信はなかったのですが、日記を見ながら日にちを照らし合わせてみると、あぁ、きっとそうだったんだろうな、と思えました。その後は何も問題なく、家ではすごく仲良く遊んでくれて、学校ではお互いクラスのお友達と遊んでいるようです。今もゆあの部屋からマリーと遊ぶ楽しそうな声が聞こえてきます。いつもは、腹が立ったら「脳内でどすこい! はい、おしまい」というお話を描いていますが、実際の私はこんな感じで、キレのないズブズブダメダメな人間です。そんなことを今回は包み隠さず描いてみました。堂々巡りな思考や悩み、特にそれが我が子の問題だともう、どっぷりな闇に浸かってしまいます。こんな私の体験談ですが、最後まで読んでくださってありがとうございました!最後まで読んでくださりありがとうございました!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月09日■前回のあらすじゆあからマリーにニット帽を引きちぎられそうになったという話を聞き、怒りに震えた私。そこにマリーがやってきて…ゆあが被るのを楽しみにしていた新しいニット帽が、マリーに引っ張られてちぎれかけていた。ちぎれかけるくらい引っ張るって…。被るのを楽しみにしていたゆあの顔を思い出し、そして今の悲しそうなゆあの顔を見ていると、私の中での感情が膨れ上がってしまいました。そしてその自分の感情のまま、幼児相手に本気の気持ちをストレートに伝えてしまうというのは、ただ恐怖を植え付けてしまっただけのようにも思ってしまいます。でも、どうすることが正解だったのでしょう? どうしたらもっと早く解決したのでしょうか?娘が自分で解決できるまで待つことが親として正しかったのでしょうか?子どもに理由を説明して止めてもらうように伝えてもダメ、幼稚園やママに伝えても解決できない。そして娘は苦しんでいる。マリーがどうしてゆあにそういった行為をするのかわかりません。もし「可愛さ余って」だとしても、やっぱり止めてほしかった。愛が重いよマリーー!(笑)次回で最終回です。本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月08日■前回のあらすじ挨拶替わりに押したり蹴ったりしてくるマリー。悪意はないようだけど、いけないこととわかってやっているようで…「中立的ではない立場の大人が注意するのはどうなのか」と思っていた私も、今にもちぎれそうな帽子を見て、さすがにマリーにちゃんと伝えなければと思いました。とりあえず、嫌なことをされたら「嫌だ!」という意思ははっきり見せるべき、そう伝えて、いざと言う時に大きな声で伝える練習をしました。通っていた幼稚園では「休み時間の問題は子ども同士で解決するべき」というのが古くからのポリシーにあるようで、すごい暴力がない限りは大目に見るというスタンスのようでした。「幼稚園児にそれを求めるんかいーーー!!??」って心で大きく叫んでいたのですが、子ども同士の蹴られた、押されたも、その先生にとっては日常茶飯事のことのようでした。ゆあに「次蹴られたら先生にすぐに言える?」と聞くと、「先生はどうせ自分でどうにかしなさいって言うもんー」とのこと…。あー、こんなとき、日本の幼稚園だったら優しい先生が助けてくれるんだろうなーー、日本帰りてーー、ってなりました。先生に言ってもダメ、夫は怒りで我を失いそうなのでダメ、マリーママに注意してもらっても逆効果、ゆあが「やめて」とちゃんと伝えているのにダメ、マリーとはしばらく前からお家遊びも送迎もやめて距離をとってるのにそれもダメ…。もう考えても考えても八方塞がりーーー!!そんな中、その朝はマリーママに用事があって、久々にマリーの送迎をすることになっていました。そして、ゆあがマリーにされたことを話している最中に、マリーがやってきました。次に続く本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月07日■前回のあらすじマリーママに相談して、改善されたと思ったのに。今度はマリーに背中を蹴られたというゆあ…ゆあがマリーとの登園を嫌がった日は、ちょうどマリーのクラスは午前中お休みでした。それを伝えると安心して幼稚園へ行ったのですが、その間、私は気が気ではなくて。蹴る? 蹴るってどいうこと? どこを蹴られたの? どうして? たまたま脚が当たっただけかも? 遊んでただけなのかも? 喧嘩したのかな? ゆあが先に手を出したとか? マリーと家で遊んでるときは、喧嘩しても蹴ったり叩いたりするようなことはお互い見たことがないし…。ゆあ、いじめられてる…?そんなこんなでゆあが帰宅後、ドキドキしながらも心を落ち着かせて、いろいろと聞いてみました。実際はこんなに分かりやすい説明ではなかったのですが、ポロポロ出てくる言葉を組み合わせてみると、どんな状況だったのかを把握できました。マリーには悪意がなさそうという感じだけど、ゆあがびっくりする力加減というのも問題で。家で遊んでるときには絶対そういう事をしないのに、親が見ていないところでするというのは「押したり蹴ったりするのはいけないこと」というのを、マリーは知っているうえでやっているのではないか…。ゆあのお友達が言ってくれた言葉からも、マリーがしたことは他の人が見ても気分が良いものではないんだな、ということがわかりました。わかったけど、ここからどうしたらいいものか…。次に続く本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月06日■前回のあらすじ幼稚園でマリーに「ゆあと遊んじゃダメ」と友達に言いふらされていたことが発覚し…皆さんは、もし子ども同士で問題があった時は、どうされていますか? 子どもの問題に親が出ていくなんて、という考えもあるので、とってもとっても迷いました。ご近所で親子で仲がいいので避けるにも避けられず…。憧れの「家族ぐるみの付き合い」が裏目にでるとは考えもしなかったー!結局迷ったけどマリーママに相談しました。ゆあ側の非を伝えて、マリーの言動は詳しく伝えず「マリーがみんなに、ゆあと遊んじゃダメって言っているらしいの。どうしたらいいかな」という風に相談してみました。そしたら、彼女は神対応ーーー。なんて素晴らしい人なのでしょう。彼女と友達になれてよかった。そう思ったのです。その頃まだ夜驚症は続いていて、もしかしたら原因はマリーとのことなのかもしれない、と私の中で確信はないけれど感じていたので、久々に嬉しそうに手を繋ぐゆあとマリーを見て、あぁ、これで夜驚症も治まってくれるかも、と淡い期待が芽生えたのです。しかし…、夜驚症は続いたのでした。他に何か原因はあるの? やっぱり原因は私? 私のどこがいけない? グルグルそんなことを考えてだいぶ経った頃。またしても重大な告白を幼稚園へ行く直前にされたのです。デジャブー!?ゆあ、もっとちゃんとゆっくり聞いてあげれる時間に言ってちょうだい…(涙)次に続く本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月05日■前回のあらすじ夜驚症が続いたある日、ゆあは突然マリーとの登園を拒否。その理由を聞くと涙を流したゆあ。その理由は…しかし、子どもは自分中心に話してしまいがちなので、まずは落ち着いてゆあの口から状況を聞くことに…。しかし…もし我が子が嫌な目にあったとき、皆さんはどんな感情になりますか。私は正直、怒りを感じてしまいます。内心「私の大切な子を泣かす奴め、こんにゃろーーー!!」って思ってしまいます。いつもそんな思いを隠すのに必死です。しかし、私がその場にいたわけではないし、子どもは自分中心に話しがちなので、正しい情報を把握してから発言しなくては、と心がけています。それもあって私は「ゆあちゃんもマリーに何かしなかった?」と開口一番に言ってしまったのです…。わーーもう自分をぶん殴ってやりたいです。子どもって、自分の嫌だったことを言うのって、相当苦しいことなはずです。それを伝えてくれているのだから、まず私ができることはきっと「我が子の言うことをそのまま受け止めて、気持ちに寄り添うこと」なんですよね。現状把握や解決策はその後でいい、そんなことを思い出して、必死でゆあの気持ちに寄り添うことをがんばってみました。そして、どうしてマリーはそんな言動をとったのか。もしかして私がずっと前に大きな声で怒ったから…? それを根に持ってる? いやマリーはそんな子じゃないし、家で遊んでるときはそんな意地悪をしたことはない。確かにマリーはおしゃべりがとても上手なので、ゆあが言い負かされていることはよくあるけれど…。いろいろ考え、私が行き着いた答えは「マリーの嫉妬」だったんじゃないかなと。いつもおうちでは仲良く2人で遊んでるゆあが「なんで学校では私だけと遊ばないの!」「ゆあは私のもの」「他の子と遊ぶなんて許せない」という、マリーの愛が深すぎるゆえの言動だったんじゃないかな、と思いました。ゆあにその深い愛を受け止める器は果たしてあるのか…?次に続く本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月04日■前回のあらすじ夜中に突然娘が泣き叫び、夜驚症が始まりました。それは毎晩続き…そして、ゆあの帰宅後… 「夜驚症の原因は親のせいではない」と小児科から言われいたものの、やっぱり私が至らないのか、なにか悩んでいるのか、など悲しそうな泣き声を聞きながら悶々としていました。なんとか助けてあげたいと思うのですが、寝かしつけ後、そーっと部屋を出て一息つき、さあ仕事を始めねば…、と思った時にいつも始まるので、あーーーー! また今晩もーーーー!! なんでーーーー!! ゆあの泣き声でイチも起きて泣いてしまったーーー! 助けてくれーーー!!という気持ちにもなってしまい、この頃の私は切羽詰まっておりました。ちょうどこの頃は夫もすごく仕事が忙しい時期で、激務をこなし夜10時頃に帰宅。2人して力尽きていて、今思い出しても大変な時期だったなっと思います。そしてある日、いつもマリーと一緒に幼稚園まで行っていたのに、突然拒否するゆあ。一体なにがあったの?ゆあが何か悩みを打ち明ける時はいつも幼稚園に行く直前。その時はマリーがもうドアを叩いていたので焦ってしまい、そのまま幼稚園へ連れて行ってしまったけど、休ませてでも聞いてあげればよかったと、後から大後悔したのでした。次に続く本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月03日■前回のあらすじ言うことを聞かず、ひどい態度をとるマリーをついに私は怒ってしまいました。その頃からゆあの夜驚症がはじまり…※当時診察してもらった先生のセリフを再現しており、全ての症状を断定するものではありません。また、一説では下記の見解もあるため、症状でお困りの方は医師の診断を仰いでください。夜驚がみられる3人に1人はきっかけがあり、恐怖を伴う体験や、緊張することなどがきっかけとなることがあります。参考文献: 夜驚症 - 東邦大学 夜驚症。皆さんは聞いたことありましたか? 私は兄が小さい頃になったと母から聞いたことがあるので、名前だけは聞いたことがありました。だけど、初めて長男・イチが夜中に叫び始めた時はもう、びっくりして、抱っこしたり、話しかけたり。びっくりするくらい大きな声で泣き叫んで飛び回るので、どこかが痛いのか、救急車でも呼ぼうかと思った矢先、ケロっとした顔して「ママどうしたの?」って何も覚えてないのです。「どうしたの?」ってこっちのセリフよーーー(涙)その頃たまたま小児科の定期検診があって、夜驚症と知らされました。先生に「お母さん、私のせいだって思ってるですって? そんなことはないわよ」と、成長過程の症状で原因はないと言われました。そして先生の「イチは特に利発だからねー。」の言葉に、利発な子がなる症状と言われたようで、なぜかその言葉にとても救われたのでした。その先生に「原因はない」と言われたものの、私が思うにうちの子たちには原因があったようで…。イチの原因も数ヶ月してから分かるのですが。その話は長くなるので、またいつかできればと思います。次に続く本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月02日■前回のあらすじ逃走するマリーを追いかけて再び注意すると文句を言われ…、あまりにひどい態度についに私は…人様の子どもには怒らない。それは私が固く決めていたことでした。理由はやっぱり「人様の子どもだから」です。私が思う「良い」「悪い」は、その子の親と一緒とは限らないからです。それに、私自身が小さい頃に友達のお母さんにすっごく怒られて、きっと私が悪かったのだろうけど、そのお母さんにはもう恐怖心しか持てなくなってしまって。そこから「私はそんな存在になりたくない」というのが根本にあるのだと思います。よその子どもにお願いをすることはあっても、私の言う事を聞いてくれなくて怒ることは今まで一度もありませんでした。ましてや大きな大人が大声で幼児に怒るなんてーーーーーー!! 大後悔。猛反省。マリーに怖い思いをさせてしまったのではないか、嫌われてしまったのではないか、とても気になりました。次に続く本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年02月01日■前回のあらすじ幼稚園の送迎中に走り出したマリー。追いかけて注意すると突然怒り出し… ふ、ふ、「ふーーんだ!」??? え? 私が一体何をした?! 訳がわからない汗だくの私。前回とまったく同じ展開ーー!! なんなのーーー!車が全然通らない田舎道、だけどたまに60kmで飛ばしてくる車もある、農家のトラクターが走って来たりもする、そのたまにの車にぶつかったら、大変な事になる。ましてや人様の子どもに…と、想像するだけで脂汗が出てきます。気軽に考えていた代わりばんこの送迎、楽しいけど、子どもを預かるって、命を預かるってことなんだな、って走りながら気がついたアホアホな私でした。次に続く本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年01月31日■前回のあらすじ近所に引っ越してきた家族のママ&娘ちゃんと仲良しに。しかし、これから悩むことになるとは… いや、ほんとに、「へ?」どうした? って言うくらい、いきなり怒りだしたマリー。訳もわからずびっくりしながら汗だくになって追いかけました。やっと捕まえたと思った途端、またマリー逃走ーー!なんでーーーー! どうしてーーー! なんなのーーー???と、当時は彼女の行動がハテナだらけでした。今落ち着いて考えてみると、マリーは遊びで走っていたのに、私に注意されてとっても自尊心が傷ついたのかもしれせん。日頃から自分の親にも怒られると走って逃げてしまう子だったので、注意するときはとても気をつけて言うべきだったのかもしれない。そんな風に思うのですが、あの時はそんな余裕もなく、必死で訳もわからず追いかけるだけの私。マリーしゃべりも早いけど、脚もめっちゃ速いーーー!!(汗)次回に続きます。本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年01月30日こんにちは! どすこい母さんことケイコモエナです。今回は、気軽に「どすこい」できない、ちょっと前にとっても悩み苦しんだ、すこし重いお話です。親でも子どもでも、仲がいいお友達を見つけるのってなかなか難しくないですか?親同士は仲良いけど子ども達は仲が悪い場合と、子ども達は仲がいいけど親同士がイマイチな場合が多く、親子共々仲良くできる間柄はとてもレアで、そんな家族ぐるみで、みんなが楽しくなる関係に憧れていました。するとなんと、斜め向かいに引越してきた家族のママ&娘(マリー)ちゃんと急接近。ママと私は笑いのツボが一緒で、会うたびに楽しくて。娘たちも歳がほぼ一緒で楽しそうに遊ぶようになりました。マリーはびっくりするくらい言葉がしっかりしていて、小さい子だと忘れるくらいお話が上手。私も大好きになってしまい、嬉しすぎて私の心は踊り狂っていました。だけど、仲が良くてご近所がゆえ、これから悩むことになるとは…。次回に続きます。本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年01月29日■前回のあらすじ仲間はずれと今回の原因について娘に話すと、しっかりと理解し反省しているようでした。自分でお友達に謝り、一緒に遊ぶことができた娘。「たのしかったの!」「ママ、ありがとう」の言葉に号泣した出来事でした。これからも起こるであろうお友達トラブル、娘とちゃんと向き合って解決していきたいと思いました。お読みいただきありがとうございました!コミックライター: ゴルシさおり 【同じテーマの連載はこちら】 子どもがいじめられたら親はどうする? この連載の全話を見る >> なんで言わないの? この連載の全話を見る >>
2020年12月04日■前回のあらすじ幼稚園での出来事を娘に聞いてみると、どうやら娘に原因があるようで…お友達の気持ちを知ったことで、娘は何が原因だったかをきちんと理解できたようです。原因を理解した娘は、ある決意をします。次回に続くコミックライター: ゴルシさおり 【同じテーマの連載はこちら】 子どもがいじめられたら親はどうする? この連載の全話を見る >> なんで言わないの? この連載の全話を見る >>
2020年12月03日友達だと思っていたのに、いつの間にか男友達を好きになってしまった経験がある女性は多いです。その反対に、男性だって女友達を女性として見てしまったことがあるはずですよね。好きになってしまった男友達の彼女に昇格したいなら、まずは女性として意識してもらうようにならなくてはいけません。彼の女友達の枠を彼女に変えるには、どのようなきっかけが必要なのでしょうか。イメチェンをするベタな方法ではありますが、相手のイメージを変えたいならまずは外見から変えるのが一番効果的です。なぜなら男性は視覚で多くの物事を判断するため、今までの女友達と印象が変わったことで、彼女への意識を変えることがあるからです。彼の好きな女性のタイプに寄せるなど、彼が「女性らしい」と思う外見にイメージを変えることがポイントです。服のテイストを変えるも良し、髪型を変えるのも良い方法です。メイクなどさりげなく変化があるものよりも、ぱっと見でわかるものの方が効果が出やすいので、試してみましょう。好きアピールをしてみる男性は「察する」という行為が苦手な生き物。そのため、女性よりも他人の気持ちに鈍感であることが多いです。…ということは、自分から彼に好意を気づいてもらうようなアピールをしなければ、彼にとってはずっと女友達のままの可能性もあるという、恐ろしい未来が見えてきたでしょうか。男性に好きアピールをするときに注意したいのが、行動ではいまいち伝わりにくいことです。ボディタッチを多くしたり2人っきりの時間を作ったとしても、彼の中で「彼女は友達」といった概念が固まってしまっていると、特に関係に変化は訪れません。そのため、男性にわかりやすくアピールをするには言葉と一緒に好意を示す必要が出てきます。「やっぱり好きだわ〜」と言いながらボディタッチをしたり、「2人きりで話してみたかったんだよね」と言って2人きりの時間を作るようにしたりと、それってもう告白じゃない?と思える程のギリギリラインをいかないと、女友達から恋人に意識してもらうのはなかなかに難しいと覚えておきましょう。特に、「何だよ、お前って俺のこと好きなの?」と彼が冗談混じりに言ってきた時が意識を変える大チャンス!こちらも冗談混じりに「そうだよ、好きだよ」と伝えてしまいましょう。本格的な告白ではないものの、充分彼の中で女友達に対する意識は変化が起こっているはずです。ギャップを見せる 男友達の彼女に昇格するためには、女友達のイメージを覆すことが大切ですよね。そこで使えるのが「ギャップ」です。友達だからこそよく知っていると思っていた顔とは違う、今まで見せていなかった面をあえて彼に出すことで、今までのイメージを大幅に変える作戦です。この時に友達の顔ではなく「女の顔」を見せるのがこの作戦の重要ポイント。女の顔とは、男性の庇護欲を刺激するものです。お酒の力を言い訳に甘えてみたり、凹んだ時には泣いてみたりと相手から「守ってあげなくてはいけない」と思わせるギャップをアピールしてみてください。また、男性も女性も恋人には家庭的な人を好みますよね。そのため、料理や掃除などのスキルを見せて家庭らしさのイメージから、彼女へと意識をさせる方法もおすすめです。バーベキューや料理の持ち寄りで開催する宅飲みなどの機会を狙って、家事アピールを活用してみてくださいね!
2020年12月02日■前回のあらすじ幼稚園の帰り、突然「なかまはずれにされた」と泣き始めた娘。幼稚園で一体何があったのか…娘に確認すると、どうやら一方的に仲間はずれにされたわけではないよう。さて、どう解決する!?次回に続くコミックライター: ゴルシさおり 【同じテーマの連載はこちら】 子どもがいじめられたら親はどうする? この連載の全話を見る >> なんで言わないの? この連載の全話を見る >>
2020年12月02日こんにちは、ゴルシさおりです。幼稚園の帰り道、娘が突然「みんなになかまはずれにされた」と言ってきたときのお話です。娘の突然の発言に、とても衝撃を受けた私。仲間はずれって、幼稚園で一体何が起きたの…!?次回へ続きます。コミックライター: ゴルシさおり 【同じテーマの連載はこちら】 子どもがいじめられたら親はどうする? この連載の全話を見る >> なんで言わないの? この連載の全話を見る >>
2020年12月01日超がつくほどの人見知りで、だれよりも保育園に慣れるのにも時間がかかったわが家の娘。そんな娘も0歳から一緒に過ごすお友達と楽しく保育園に通えるようになり、5年目になりました。今回はまじめな娘が成長していく過程でぶつかった壁とわが家の対処法を紹介します。友達はよきライバル乳児クラスから幼児クラスへ進むと、なんとなく仲良しのお友達も決まってきます。そして、友達同士のかかわりが濃くなるにつれ、ケンカも増えてきます。これまでは単純なおもちゃの取り合いだったのが、もう少し複雑なケンカに発展し、仲がよければよいほど、ライバルのような関係になっていきます。トイレトレーニングをはじめ、お箸や文字の練習、体操や英語の授業などを通じて、できることがどんどん増えていく幼児クラス。できることが増えることは子ども達の自信にもつながる一方で、つい競争のようになってしまうもの。「〇〇ちゃんはもうできる」「△△ちゃんはまだできない」そんなふうに友達を強く意識するようになったのもこの頃です。壁その1世話を焼きすぎてトラブルにまじめで慎重、クラスではお姉さん的存在小さなころから人見知りだった娘。少しずつ大きくなるにつれて、まじめで慎重な性格なんだなということがわかってきました。そして何よりよくまわりのことを観察しています。保育園のお友達や先生のこと、大人同士の会話など、私や大人達が気がつかなかった変化などにも敏感に気がつくので、たまにドキッとしてしまうほど。娘は5月生まれなのでクラスではいつもお姉さんの立場。先生や早生まれのお友達のお手伝いをしたり、お手本になったり。乳児クラスの時からそんな役割を楽しんでいたのですが、幼児クラスになるとお友達とのトラブルが出てきました。ケンカできるお友達がいることをうれしく思って見守っていましたが、「〇〇ちゃんとケンカになり、噛まれました」というお手紙が何日か続いたので、娘に話を聞いてみることにしました。きっかけは娘のおせっかい!?話を聞いて分かった原因は2点。ひとつは「お友達の世話を焼きすぎてしまうこと」。みんな、自分でできるようになったり、できなくても自分でやりたい月齢になってきたにも関わらず、つい手を出してしまったり、やってあげたりしてしまうことで、お友達の反感をかってしまうことがあるようです。ふたつ目は「先生に怒られることをするお友達がイヤ」というもの。ごはん中にふざけたり、触ってはいけないと言われたものに触ったりするお友達を注意し、噛まれるというケースでした。どちらも娘がやられる立場でしたが、噛んでしまった子にも言い分はあるはず。ただ噛まれた!だけでなく、どうして噛まれてしまったか、その子はどんな気持ちだったのか、自分が同じことをされたらどう思うか、そんなことを娘とゆっくり考える時間を作りました。その時に気をつけたことは、絶対に娘を否定しないこと。特にふたつ目の場合、娘のしていること自体は悪くないと思ったので、まずは「そうだね。ごはん中にお箸を振り回すのはよくないことだよね」と共感しつつ、「言い方が強かったのかな?」「お友達は怒られてると思っちゃったのかも」と同じ目線で考えるようにしました。壁その2できない自分は見せたくない上の出来事からも分かるように、娘は典型的な学級委員長タイプ。褒めて伸びるタイプなので、先生も「いつもお手伝いしてくれて助かってるよ!」「〇〇ちゃんはしっかりしててカッコいい!」とよく褒めてくれます。それはとてもいいのですが、その結果、先生の期待を裏切りたくない気持ちが強すぎて、できない自分を見せるのがイヤという感情が強くなっていったようです。「水が怖い」と先生に言いたくない娘の通う保育園では夏になると、毎日水遊びをします。ペットボトルを持参し、みんなで水をかけあったり、先生がシャワーで水をかけてくれたりして、みんな大喜び!家でもよく水遊びをしたがる娘もきっと毎日楽しんでるんだろうなーと思っていたら、ある時から水遊びを休みたがるようになりました。その理由を聞いてみると「別にやりたくないだけ」とのこと。本当かな?と何度か尋ねるうちに、先生のシャワーやお友達のペットボトルから突然水がかかってくるのがイヤなんだと話してくれました。私が問題だと感じたのは、娘がそれを自分で先生に言えないということ。水遊びが怖い自分を先生に見せたくないのです。次の水遊びを休ませることにして、私から先生に理由を伝えると先生はびっくり!先生の目には娘は水がかかるのを喜んでいるように見えたそうです。クラスには水が苦手な子がいて、そういう子ども達は自分からかからないところに逃げるから、先生も気をつけるそう。先生は「〇〇ちゃんはまじめだから、ちゃんと水遊びをしなくちゃいけないと思ったのかもしれないです」と気づけなかったことにショックを受けていました。「苦手なことがあってもいい」を伝え続ける今回は水遊びでしたが、思い返せばこれまでにも「できない自分を知られたくない、見せたくない」という出来事がありました。そこで、これを機に先生と話し、「苦手なことがあるのは悪いことじゃない」「かっこ悪い姿を見ても、先生はあなたを嫌いにならない」「先生はできること、できないこといろんな姿を知りたいんだ」ということを先生から直接伝えてもらうようにしました。先生から「どんなあなたも大好きだよ。何かあったら先生が守るからね」と言われた時の娘のうれしそうな表情!娘がひとつの壁を乗り越え成長したことを感じ、この保育園に通わせて本当によかったと心から思った瞬間でした。それから1年が経ち、少しずつではありますが、先生にも苦手なことやできない姿も見せられるようになってきた娘。基本的には「かっこいい姿を見せたい!」という気持ちは変わっていませんが、この出来事をきっかけに、先生との信頼関係が強くなったように思います。親子のコミュニケーション、先生との連携が大切育児中の悩みは尽きないですが、幼児になって特に悩みが複雑化してきたと感じています。4歳、5歳と言えども子ども達同士の関係性や世界観があり、どこまで親が口出ししていいものか迷ってしまうことも多々あります。お友達とのケンカも、3歳くらいまではすぐに止めに入っていましたが、今は少しずつ「自分達で話し合ってごらん」と少し離れて見守るようにしています。まずは共感して受け入れることを第一に先生にも言われましたが、多くの子どもは成長するにつれて、親にいろいろなこと(保育園であったイヤなことなど)を話さなくなるそうです。そんな中私が大事にしていることは、まずは娘が抱えている悩みや問題に気がつき、娘の意見を聞いて共感すること。娘に非があると思ったことでも、まずは一度共感して受入れてから、話すようにしています。娘のちょっとした変化に気がつくには、普段のコミュニケ―ションが必須です。ママに話してもどうせ怒られると思われないよう、言いたいことをグッと堪える訓練をしながら接しています(笑)。そして対応に迷ったときは、迷わず保育園の先生に相談するよう心掛けています。家庭だけで解決しようとせず、先生も巻き込むことが解決策のポイントだと感じています。先生に入ってもらうことにより、親以外の大人との信頼関係を築く大切な過程になっていると思います。小学校、中学校、高校…これからもさまざまな悩みが出てくると思いますが、これも成長の過程と捉え、しっかりと娘と向き合い、親子で一つずつ壁を乗り越えていきたいです。<文・写真:ライターtocotocoharu>
2020年12月01日小学生になってお小遣いをもらうようになった!という子も多いはず。実は小学校低学年は、お金のトラブルが起こりやすい時期でもあることを知っていますか?わが家の長女が小学2年生の時も、一緒に遊んでいた友達同士でお金の貸し借りが原因のトラブルが生じたことがありました。今回はその時の経験から、小学校低学年の子どもにお金を持たせる際に気をつけたいこと、お金について子どもに教えておきたいことを紹介します。コンビニでおやつを…「私の分も」でトラブルに!わが家では長女が2年生の時、まだお小遣いをあげていませんでした。また、子どもには「親の許可なくお金を持って物品を購入してはいけない」と教えていました。その日、娘は放課後に、近所の友達のAちゃん、Bちゃんと一緒に公園で遊ぶことになっていました。私は知らなかったのですが、友達の中にはお金を持ってきている子もいて、コンビニでおやつを買って、公園で食べることもあったようです。その日は「お金を持っていこうね」という申し合わせはなかったらしく、Aちゃんだけがお財布を持ち、Bちゃんは何も持っていない状態でした。娘は家からおやつを持って出かけていましたが、Bちゃんはおやつも、お金も持っていなかったので、Aちゃんに「私の分のお菓子も買って」と頼み、Aちゃんが2人分のおやつを買ったそうです。公園でおやつを食べ、家に帰る段になって、さっきのおやつは「Aちゃんが買ってBちゃんにあげたもの」なのか「Bちゃんがあとからお金を返してくれるものなのか」がハッキリせず、2人はケンカになってしまったのです。借りたのかもらったのか、子どもの世界では判別が難しい大人でも、お金の貸し借りは望ましくないと言われていますが、それでも“借りたのか、もらったのか”という判別はつきますよね。ところが、子どもの世界ではすぐに、「言った・言わない」になってしまい、どちらが正しいのか判別が難しくなります。夕方になって、Aちゃんは「Bちゃんが、あとでお金を返すと言った」、Bちゃんは「Aちゃんが買ってくれると言った」とお互いの親に訴えたため、トラブルは大人の知るところとなりましたが、結局大人にもどちらが正しいのかはわかりませんでした。その場に私の娘もいましたが、話の流れをしっかり説明できるほど覚えてはいなかったのです。この状態を防ぐためには、子どもに対して「自分がお金を持っていないとき、友達から借りたり、友達に貸してはいけない」と教えるだけでなく、「友達に何かを買ってもらってはいけない、買ってあげてはいけない」と教える必要があります。優しさのつもりで「買ってあげる」ことにも要注意!子ども達には、ものを買ってもらうことが、“借り”であるという意識がありません。特にお店で買い物をするということに抵抗がなくなってくると、まったく悪気なく、まるでお母さんに言うように、友達にも「買って!」と口にしてしまうことも。このとき、たまたまお金を持っていた子は「これくらいなら、お金もまだあるからいいか」という気持ちと、「自分だけ買って、友達が買えないのはかわいそうだな」という気持ちがまざりあって、「いいよ!」と買ってあげるかもしれません。しかしこれが度重なると、次もまた「買ってよ」「この前、買ってくれたでしょ」となることも。大人であれば、一度何か買ってもらったら「お返しを」と考えるところですが、子どもにはそのような考えはありません。中には親に報告をせず、気軽に「買って」と口に出す子もいるようです。親が知らない間に、よその子に何度もおやつを買ってもらっていること、反対にわが子が買ってあげる立場になっていることも可能性として考えられるのです。お金を使い始める時が教え時お金の使い方と言うと、「どれだけの金額を何に使うか」「ムダ遣いをしないように」といったことに意識がいきがちですが、小学生になると友達と一緒に行動をすることを前提としたお金の使い方も、忘れずにレクチャーしたいところです。お金を使い始める時は、お金の使い方の教え時でもあります。「買ってよいもの、ダメなもの」のほかに、「お金を貸さない、借りない」「ものを買ってもらわない、買ってあげない」の2点も忘れずに伝えましょう。子どもには「どうして?」と言われることがありますが、トラブルに発展する可能性があることを丁寧に説明しましょう。予定外の事態は親に報告をするように伝えるまた、断っても買ってくれる、もしくは子ども側が断り切れないという「予定外の事態」が起こるケースも。わが家では「もし、そういうことがあったら、ママがお礼をするから必ず報告してね」と子どもに言っています。実際に最近、2年生になった次女が財布を持たずにでかけたときに、コンビニで友達からアイスを買ってもらうという事態が起こりました。帰宅後そのことを娘が話したので、友達には私からアイス代を返し、「今度からお店に行く時にはお金を持っていかせるから、お店に行く前に教えてね」と伝えました。ちなみにわが家では、あらかじめ「今日は友達と買い物をするからお金を持っていく」という約束になっていない限り、「お金は持ち歩かないし、勝手な買い物もしてはいけない」というルールにしています。お金を使わないときに持ち歩いていると、落とした・なくしたなどのトラブルがないとも限らないからです。公園や友達の家に行く時のおやつは、友達とシェアできるようなものを自宅から持たせるので、困ったことはないようです。お金の使い方に関する考え方は家庭ごとに違うと思います。そのため、「わが家では」という家庭のルールとその理由をあらかじめきちんと伝えておくことが大切。また、時々子ども同士のおやつの持ち寄り方法や買い物の仕方などをわが子と話してみることも必要だと感じています。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2020年11月14日親にとって、お友達トラブルはできれば回避したいものですが、子どもの発達にとっては大切なもの。友達関係はどのように変化して、どんなトラブルが起こりやすいのか。園ではどのようにサポートして、親はどう関わると良いのか。発達心理学の専門家である岡本依子先生に聞きました。お話を聞いたのは:岡本依子さん立正大学 社会福祉学部 子ども教育福祉学科教授。専門は発達心理学。特に親子のコミュニケーションの発達について研究。共著「エピソードで学ぶ保育のための心理学〜子ども理解のまなざし」他、保育者を目指す学生向けのテキストなども執筆している。友達関係の発達段階を知ろう友達関係は、発達につれて変化していきます。年齢ごとの特徴や、起こりやすいトラブルを知っておきましょう。イラスト/杉浦さやか◆3歳頃「一時的な関係」性別関係なく、同じ場所にいる子と遊ぶ集団生活に慣れていない時期には、一緒に遊ばなくても、近くにいる子どもに興味を持ったり、隣の子の遊びにつられたりする様子が見られます。その後、友達と遊び始めますが、3歳では「その場にいる子と遊ぶ」という一時的な関係。男女が入り混じり、気が向いたら同じ場にいる子と遊び、飽きたら違うところに行ったり、一人遊びに戻ったりと、こだわりなく遊ぶ段階です。この時期のトラブルは、まだ友達同士のルールが分かっていないために起こる、アクシデントのようなものです。おもちゃを取ってしまうのも「それは今、使っている子のもの」という「所有」の概念が未発達なためで、悪意はありません。取られた子が怒ることもありますが、多くは「ああ、持っていったな。じゃあ今度は何を使おう」という感覚です。感情のコントロールはまだ上手ではないので、感情的になっているときは寄り添って落ち着くのを待って。園の先生は、こうした場面を「ルールを学ぶチャンス」と捉え、「貸してって言おうね」などと適切な言い方を伝えていきます。◆4歳頃「一緒に遊ぶから友達」好きな遊びが同じ子と一緒にいるように4歳を過ぎると、率先して自分の好きな遊びを選ぶようになります。すると、自然と好きな遊びが同じ子と一緒にいるようになり「一緒に遊ぶから友達」という関係に。ただ、あくまでも主軸は自分の遊びなので、「外で遊ぶ友達」「ままごとをする友達」などと分かれることが多いでしょう。3歳までは「ありのままの自分」で生きていますが、4歳頃からは「すてきなおねえさん、かっこいいおにいさんでいたい」など、「自分はこうなりたい」というイメージを持つように。「ルールを守っている自分は偉い」という正義感も芽生え、ルールを守らない子を見ると告げ口をすることも出てきます。自分と友達の正義が違うと、屁理屈をこねたり、言葉がきつくなったりすることもあるでしょう。4歳後半くらいから仲間外れも見られるようになりますが、これは「友達は大切だから、仲間外れにすることが(相手にとって)罰になる」という友情関係が分かってきた証拠。その発達を理解しつつ、園の先生は相手がイヤな気持ちになること、仲間外れは良くないことを伝えていきます。◆5歳頃「友達だから遊びたい」一緒に遊びたいから自分の意見は後回しこれまでは「一緒に遊ぶから友達」だった関係が、「友達だから遊びたい」に変化する時期。「◯◯ちゃん、一緒に遊ぼう。何して遊ぶ?」と、遊ぶことを前提に、何をするかという交渉が始まります。自分の遊びが主軸だった時期はやりたいことが違う相手とは遊びませんが、この頃になると、その友達と遊びたいがために、自分のやりたい遊びを後回しにして、友達の意見を優先できるようになるのです。これは、学童期の友情関係である「心の友達」につながる出発点。とても重要な変化です。また、友達がどう思っているかを気にするようになるのもこの時期。4歳では一方的だった正義感も「他者の立場に立つ=他者視点」が発達して柔軟になってきます。例えば、滑り台を滑る側から上ろうとする2歳児を見たとき、4歳では「ダメだよ」と決め付けますが、5歳では「まだ小さいから分からないのか」と考えられるようになります。園の先生は自己主張と他者視点がバランス良く発達するように、トラブル解決をサポートしていきます。親はどうする? 友達関係の心配事読者アンケートで「わが子の友達関係に関する心配」について聞き、多かった声について岡本先生にアドバイスをもらいました。親の役目はトラブル前の園との信頼関係作り以前に比べ、今は「園での友達トラブルは、園の責任で解決する」という方針が広く定着しました。また、何か問題があれば教えてもらえますから、子どもが元気で楽しそうに通園しているなら、基本的に心配はいらないでしょう。とはいえ、子どもに「◯◯ちゃんとケンカした」と言われ、その相手を知らないと、親は不安になるもの。普段から、誰と仲が良いか、何をして遊んでいるかといった情報を、先生と親で共有しておくことが大切です。また、子どもはボキャブラリーが少なく、ささいなことを大げさに話したり、誰と遊んだか記憶があいまいで「一人で遊んだ」と言ったりすることも。元気をなくして登園をしぶる日もあるでしょう。心配事があれば、「こんな様子なんですけど、心配し過ぎですか?」「親からは見えない子どもの姿があると思うので、先生からどう見えるか教えてください」など、親の気持ちも含めて先生に相談しましょう。友達トラブルは、子どもが社会性や協調性を身に付けていく上で、大切な成長の糧でもあります。親の役目はトラブル回避よりも「トラブルが起こっても大丈夫」と思えるように、園との信頼関係を作っておくこと、と考えるといいですね。自分の意見を言えない、それも子どもの個性 友達を優先しているのかも新しい集団に入ったばかりなら、子どもの個性なので問題ありません。まわりの様子をしっかり見て、少しずつ自分を表現するタイプなのでしょう。もし集団に慣れた時期になっても意見が言えないなら、意見を言わない環境に慣れてしまっている可能性も。家庭で子どもが自由に意見を主張できているか、振り返ってみましょう。4〜5歳になって、友達の希望を優先することで「友達を喜ばせることができた」と満足感や誇りを感じているようなら、成長の証。褒めてあげるといいですね。友達ができない 遊びに没頭しているなら大丈夫 子どものペースを見守ってひとりで遊んでいても、遊びに没頭できているならまずは見守ってみましょう。遊びに没頭するのは、むしろ発達的には大事な時間です。もし、一人遊びの最中も友達の様子が気になっているようであれば、じっくり集団の様子を観察してから加わりたいタイプなのかもしれません。子どもは「友達になって」と言わなくても、集団の後ろから付いて歩いているうちに仲間に入ったり、離れて遊んでいる子をまねしているうちにお互いが気になって、一緒に遊ぶようになるもの。子どものペースで関係が出来ていくので、親はヤキモキせず、おおらかに構えていましょう。怒りっぽい 今は感情コントロールの練習中 言葉で表現する方法を伝えて怒るのは、悔しさやイヤなことがあったから。怒りはある種の原動力になり、うまくコントロールできるようになると、「これをバネにして頑張ろう」というやる気につながります。幼児期はそうした感情コントロールの練習期間と捉えましょう。また、怒っていることを表現できない方が困ることもあります。「イヤなことされたら、僕だって怒るんだよ」ということを相手にうまく伝えた上で、「もうやめてね」と言えるのが理想的。そのためには、「イヤだったから、怒ったのね」など、感情を言葉で表現する方法を伝えていきましょう。同じ子としか遊ばない 友達だから遊びたい段階 閉鎖的になったらフォローをこれは気にしなくて大丈夫。幼児なりに「気が合っている」ということで、「友達だから遊びたい」の段階に進んでいると考えられます。さらに発達して他者視点が身に付いてくると、友情関係を試すかのように「他の子としゃべっちゃダメ」などと言うこともあるかもしれません。この場合、本気の意地悪ではありませんが、関係が閉鎖的になっているようなら、「お友達がイヤな気持ちになるからね」など、良い方向に導くように声を掛けましょう。友達をしつこく遊びに誘う どのくらいしつこくすると相手が怒るか試すことも大事な経験そもそも子どもはしつこいもの。あまりにしつこくすると相手の子が怒るかもしれませんが、「どのくらいやると相手が怒るのか」を試すのも大事な経験です。相手の子が遊びたくないのなら「◯◯ちゃんはイヤって言っているから、他の子を誘ったら?」、誘っている遊びがイヤなら「違う遊びで遊ぼうって言ってみたら?」など、アドバイスしてみるといいでしょう。友達に対して言葉がきつい 相手が気分を害していると分かれば徐々にマイルドな言い方に言葉がきつくなるのは4歳頃に多く見られ、基本的には一時的なもの。まだボキャブラリーが少ないためで、相手を不快にさせようとしているわけではありません。友達が自分の言葉で気分を害しているのが分かると、言い方を考えるようになり、徐々にマイルドな表現ができるようになっていきます。親は、子どもの言葉がきついと感じたときに「◯◯って言おうね」と、言い換え方を提案してみましょう。また、言葉に関しては「親を映す鏡」という側面もあります。家族の間でも、きつい言葉は避けるといいですね。これも気になる もしも園の友達が新型コロナにかかったら子どもにどう説明する?友達が感染した場合は、下手に隠したり、ごまかしたりせず、子どもが知りたい「単純な事実」をきちんと話すことが大切です。「病気だから治るまでは一緒に遊べないけど、治ればまた遊べるよ」と事実を伝えれば安心できるでしょう。それ以上の説明は、子どもの理解力に合わせて。くどくど説明して、ちゃんと理解できないまま「コロナはすごく恐ろしい」という恐怖心だけを植え付けるのは避けましょう。また、「◯◯ちゃんは、手洗いしてなかったからコロナになったのかも」「悪い子がコロナにかかるから、あなたはいい子にしなさい」という言い方もNG。友達に対して「手を洗っていなかった子」「コロナになった悪い子」など、誤ったイメージを持たせないように気を付けましょう。
2020年11月14日人は、公平に物事を判断することができなくなる時があります。ネット上の誹謗中傷のように、偏った正義感に酔いしれ、過度に他人を攻撃してしまうケースはよく見られるでしょう。幼い子供であれば、なおさら暴走しやすいものかもしれません。2児の母親である漫画家のエェコ(@nakiri_aik)さんは、長女が幼稚園でトラブルに巻き込まれた時の出来事を漫画化。その内容が反響を呼びました。『正義が暴走した日』ある日、家で仕事をしていると、長女が通う保育園から電話がかかってきました。急いで迎えに行ったエェコさんは、頬にアイスノンを貼られ、泣きじゃくる長女の姿を目の当たりにします。先生によると、ある女の子との他愛のない口ゲンカをきっかけに、長女が一方的に他の子供たちから責められる状況になってしまったようです。そして、1人の男の子が長女の頭を叩こうとしたところ、手が滑って顔をはたいてしまったといいます。ことのいきさつを聞いたエェコさんは「誰かが悪いわけではない」と思いましたが、多数が主張すればそれが正義になってしまう集団心理の恐ろしさを感じたそうです。その後、友達は謝ってくれたそうですが、長女はしばらくショックな気持ちが収まらず…。ショックを受けた長女は、翌朝…その日、ショックの収まらない長女は早退。翌朝は初めて登園拒否をしたといいます。エェコさんは幼稚園を休ませて様子を見ることにしました。次の日は楽しみにしていた参観日だったため、行くかどうか聞いてみると長女は「行きたい!」と即答。エェコさんは、長女の気持ちを想うと本音は涙が出そうでしたが、努めて明るく接し、「長女を全力でサポートをしよう」と心に誓うのでした。参観日、職員室で待っていたのは?翌日の参観日、事情を聞いた保護者たちが子供たちと一緒に謝罪をしてくれたそうです。長女はその日、幼稚園で楽しく過ごせたこともあってか、朗らかな様子で謝罪を受け入れていたとか。エェコさんは、子供たちに「心が傷付いてしまうこともある」と話し、こんな言葉をかけました。みんながいっているから『正しい』と思わず、両方のお話もちゃんと聞いてあげて。「いけないんだ」って責めるだけじゃなく、どうしたら仲直りできるか、先生や大人の知恵も借りて考えよう。エェコさんの言葉は、長女だけでなく、お友達を責めてしまった子供たちの心にも響いたことでしょう。読者からは、多くのコメントが寄せられています。・「誰も悪くない」といえるエェコさんが、素敵だなと思いました。・この作品でとても大切なことを教わりました。『正義の暴走』という言葉、身に染みます。・周りの大人たちの対応が素晴らしいです。また、素直に謝る子供たちも。小さい頃からの教えが大事ですね。・冷静に子供のためを思って行動したお母さんが、本当にすごい。しかもこんな分かりやすく説明もできるなんて。声が大きいほうの意見や、大多数が『正しい』ということを人は信じてしまいがちです。しかし、実際には表面化されない事実や意見があるのかもしれません。偏った『正義の鉄槌』で誰かを傷付けることのないよう、大人も意識していかなくてはなりませんね。エェコさんは育児などの日常を描いた漫画をブログに公開しています。興味のある人は、こちらもぜひチェックしてください。ヲタママだっていーじゃない![文・構成/grape編集部]
2020年10月27日