こんにちは。ママライターのamuです。娘も高学年になり、交換日記をしたり子どもたちだけで遊びに行ったりすることも多くなりました。幸い、大きなトラブルに巻き込まれることなく平穏な毎日を送れているようですが、女子同士の喧嘩を目の当たりにし、 他のグループの子と遊びづらい、キツい言い方をする子がいるなど困惑する瞬間もあるとのこと。ちらほら仲間はずれの噂を耳にすることもあります。もし、わが子が友達と喧嘩したり嫌なことをされたりしたら、どうしたらいいのでしょうか?そこで、ママ友や5年生女子に話を聞いて、どんな対応をしたらいいのか考えてみることにしました。●(1)楽しい気持ちに変えてほしい『そのことを考えると嫌な気持ちになるから、あれこれ聞かれるより楽しい話をしてほしい』(小学5年生の女の子)話を変え、気分を変えさせてほしいとのことです。根掘り葉掘り聞いて、さらに怒られたりするともう話したくなくなるようです。母親としては心配だから、取り調べのように聞いてしまいたくなりますよね。でも、せっかく話してくれたことを尊重して、聞き役に徹し、最後は笑顔になれるように導けたらいいな と思います。夕飯のメニューを一緒に考える、今夜一緒に見れそうなテレビ番組を探す、おもしろ動画を見る、休みの娯楽の予定を立てる、などもいいかもしれません。●(2)一緒に怒ってほしい『娘が友達からひどいことを言われて怒っていたときに、娘以上に怒ってその子のことを悪く言ってしまった。そしたら、「でもあの子もこういういいところがあってね」とかばい始めて、結果それで溜飲が下がったみたい。時には共感して一緒に怒ることで、冷静になれることもあると思う』(30代/小5女の子のママ)大変だったねと優しい共感も大切ですが、自分の気持ちを代弁して怒る姿を見ることですっきりできるなら、それもいいですよね。ただ、やってはいけないのは、相手の親子に対してその怒りをぶつける こと。よっぽどのときはもちろん言うべきですが、ちょっとしたことならやんわりだとしても言わないのがベター。気まずいのは、登校する子どもたちです。それよりも、親はいつでもそばにいて、戦い、味方でいてくれるということをきちんとわかってもらえることが大切だと思います。●(3)具体的なアドバイスがほしい『なんで嫌なことを言うのか、なんで喧嘩になってしまったのか、どうすればよかったのか、さっぱりわからないときがある。そういうときにどうしたらいいのか教えてくれるママだったら頼れると思う』(小学5年生の女の子)大人から見れば単純で簡単なことでも、子どもからしたら、なんと言えばいいのか、どう行動すればいいのかわからないという場面ってたくさんあると思います。たとえば、正しいことを言っているのに「違うよ」「バカなの?」と言われたとき、「違わないよ」「バカっていう人がバカだし」などと言い返したら言い合い必至ですよね。でも、もしそこで“そーなんだと言ってその場を去る”というスキルを身につければ、言い返すよりも相手に「まずかったかな?」と思ってもらえるかもしれません。こちら側も、そばにいるとイライラするので離れるほうが賢明 。嫌なことを言われたとき「あ、トイレ行ってくるねー」と逃げるのも手。逃げるは役に立つんです!もしくは、「あーバカかもね」というセリフもいいと思います。相手がそれ以上、絶対何も言えないセリフなので。そういうのを、マニュアルのように機械的に言って流すほうが大人なんだよと言っておけば、ストレスをそこまで感じることなくやり過ごせるのではないでしょうか?また、小学生のときの人間関係やキャラクター、立ち位置なんて永遠ではないし、全くアテにならないこと。小さなことで悩むのはもったいないし、それより気の合う友達との関係を大切にしようと伝えたいですよね。そして、いよいよガマンならないことがあったとき、親のことは気にせず、はっきりズバッと言い返して喧嘩したっていいからね、尻拭いはしてあげると伝えていきたいと思います。●ライター/amu(ママライター)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年08月19日男友達を気になる存在として見るようになってしまったとき、気持ちを伝えて今の関係が壊れてしまわないか不安になりますよね。できることなら相手に気持ちの変化に気づいてもらいたい。そんなとき男友達に、友達→気になる存在として意識させる3ステップをご紹介します。1.「いつもとどこか違う」服装や髪型をさりげなく変える会ってから日が浅い場合は、相手について知らないことが多いため、刺激要素が多く興味を持ってもらいやすいですが、付き合いが長い場合は相手に対する刺激要素が乏しくなり、興味を持ってもらいにくいという事があります。かといっていきなり違う人間になることはできませんから、彼に会うときは髪型や服装、メイクなど、見た目の雰囲気をさりげなく変えてみてください。「いつもとどこか違う」ことが刺激となり、興味を持ってもらいやすくなります。あくまでもさりげなく、がポイントです。2.メールや会う頻度を変えるもし今頻繁に連絡を取り合っていたり、会っている場合は、その回数を減らしてみましょう。頻繁→減らす、という変化をつけることで、「最近連絡が少ないな、どうしたんだろう?」と思わせて興味を引きましょう。逆にあまり連絡しない、会う回数も少ないという場合は多く接触するようにしてみてください。人間は接触回数が多いと、相手に対していい印象を持つ傾向にあるといわれています。そのため、関わりがあまりないという方は、毎日軽く挨拶する程度でも関わりを持つことによって、自分の印象をアップさせることができます。3.2人きりになったときに反応を見る2人きりになったとき、自分が彼にとって恋愛圏内の女性なのかをちょっとずつ探ってみましょう。男性として意識しているということを会話の中でちょっと盛り込んでみて、彼がどのような反応をするのかチェックするのです。その際は、あまり攻めすぎないように気をつけてください。お互いに友達として付き合っていたわけですから、いきなり恋愛モードになられると相手に引かれる場合もあります。早く恋人になりたい!と焦る気持ちを抑えて、ゆっくりと相手との距離を縮めていきましょう。
2017年07月12日友達と同じ人を好きになったり、片思いしていると聞いていた相手から告白されたり。恋愛にはいつもトラブルがつきもの。そこで今回は、そんな恋のトラブルに陥ってしまったときの対処法をご紹介します。■●八方美人は× 自分の意見を統一させる恋のトラブルで大好きな友達を失うなんてことは避けたい・・・。とはいえ、彼のことも譲りきれない・・・。その優柔不断さは、両方との関係をダメにしかねません。まずは、自分の意見を統一させて、矛盾が生まれないよう注意しておきましょう。友達を応援するのか、好きな気持ちを貫くのか。本音を言いにくいという理由で双方にいい顔をしていると、矛盾が発覚した際により深刻な事態を招いてしまいます。八方美人にならないよう注意しておきましょう。■●自分の気持ちには素直に、相手へ伝えるのは慎重に自分の気持ちをはっきりさせたら、出した答えを、どちらに、どのように伝えるかが問題となってきますよね。友情を選んだのなら、迷っている態度を見せるのはNG。彼のことも友達のことも惑わしてしまいかねませんので、自分の心に鞭打つ気持ちで、彼にはNOのメッセージを、できるだけはっきり伝えましょう。逆に恋愛を選んだ場合は、友達にそのことを伝えなければなりません。本当に友達と思っているのであれば、「自然と伝わればいいか」と放置しないほうが得策です。素直に話すことで理解してもらえる可能性も高いので、はやい段階で素直な気持ちを打ち明けましょう。■●言いにくいことを伝える場合は、直接が◎最近では、大切な話であってもLINEで、という方も多いはず。しかし、顔が見えない状態で一方的にメッセージを送る行為は、あらゆる危険性を秘めています。言葉というのは、誰もが同じように解釈できるものありません。同じメッセージを読んだとしても、人によって受け取り方はさまざま。それにくらべ、面と向かっての会話であれば、表情というサブメッセージを伝えることができます。辛辣なメッセージであっても、伝えるときの表情が悲しそうだったり、申し訳なさそうであったりすれば、十分に心の内が伝わるはず。言いにくいことを伝えなければならない場合には、余計な誤解を生まないためにも、きちんと向き合って話をしてみましょう。■●最悪の状況でも、嫌われることを恐れない!自分の素直な気持ちを伝えた結果、相手から非難されたり、思わぬ言葉を吐かれたりというケースもあるかもしれません。でも、そこで固めた気持ちを揺らげないで!友情も恋愛も人間関係は複雑です。誰も傷つかず、何事もすべてがうまくいく方法のほうが稀!誠意を持った決断と対応をとった結果がそういう事態なのであれば、自分を責める必要はないのです。その場しのぎに取り繕わないで、自分の決断に自信を持つ!嫌われることを恐れない勇気が、きっと正しい未来に導いてくれるはずですよ。■●おわりに
2017年05月19日彼氏とのお付き合いが順調でも、意外なところに落とし穴はあるものです。とくに、彼が自分の友達や先輩・後輩などに紹介してくれたときこそ要注意。彼のことを気に入っている女友達に嫉妬されて2人の仲を邪魔されることも。なかには「別れちゃえば」なんて煽ってくる女友達に遭遇してしまうかもしれません。そんな嫉妬をかわすためにはどのような工夫をしたら良いのでしょうか。彼氏持ちの20代~30代の女性に、「彼の女友達対策」について聞いてみました。■・SNSでつながらない「彼の女友達とSNSでつながったのが大失敗でした。私の投稿を逐一チェックして、彼に『あんなお店女友達と行かない。彼女、浮気してるんじゃない?』などと吹き込んでいることが発覚してショックでした」(22歳/大学生)直接つながらなくても、彼と女友達の間で「この子だよ」とSNSのアカウントを気軽に見せてしまうこともあるかもしれません。小姑気分でチェックされる可能性もあるので、SNSに載せる内容は要注意ですね。■・目の前でベタベタしない「彼の女性の親友に会ったとき、明らかに『この人、彼のこと好きなんだ』と感じました。余計なトラブルを避けるために、目の前でイチャイチャしないようにおとなしく振る舞ったのが正解だったみたいで『あの子なら応援する』とあとで彼は言われたそうです」(25歳/メーカー受付)彼は鈍くてその好意に気付いていなかったようですが、同性ならではの直感で気づいたそうです。余計な嫉妬心を刺激しないように、彼の女友達の前では絶対にイチャイチャしないようにしましょう。■・清楚な外見で会うようにしている「今の彼じゃなくて元カレのときの話ですが、彼の女友達に会ったときに『あんな高いバッグ持ってるなんてパパがいるか夜のバイトでもしてるんじゃないの』と吹き込まれたことがあったんです。それ以来、彼の友達と会うときは高いブランド品や明るすぎる髪で会わないように気をつけてますね」(27歳/看護師)この方のケースでは、祖母に就職祝いで貰ったバッグを持っていただけだったそうですが女の嫉妬って怖いですね。真実でなかったとしても、信頼している女友達にアレコレ吹き込まれると彼も信じてしまうかもしれません。誤解を招かない格好で会うのは効果的だといえるでしょう。■・とにかく褒める「彼の女友達から気に入られるには、その女性を褒めるのが一番。こちらから仲良くしようと近寄ってきてくれる人間を悪く言える人はなかなかいませんよ」(32歳/美容系PR会社経営)彼任せにするのではなく、自分から挨拶をして仲良くなろうとする努力が大事だそうです。なんでここまで気を遣わないといけないの、と思ったら負け。彼の女友達と仲良くなってしまえば、自分の知らない彼に関していろいろ情報が入ってお得かもしれませんよ。メリットもあるんだから、と考えて、ここはグッと相手を持ち上げておきましょう。■おわりに好かれる、好かれないは人間同士のことなので難しいですが、対策をすることで彼の女友達から嫉妬される確率をぐっと下げることができます。悪い噂を流されないよう、彼の女友達に会うときはまずは清楚な格好と謙虚な態度で臨むのが正解だといえそうですね。(上岡史奈/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年04月20日こんにちは。アディーレ法律事務所弁護士の篠田恵里香です。もしも自分の息子が、お友達が他の子にもらったチョコを勝手に食べてしまったら、罪になると思いますか?もちろん、これが20歳以上の大人であれば、他人のもらった物を勝手に食べてしまった場合、『窃盗罪 』が成立します。「ちょっと預かっておいて」と預かったものを勝手に食べてしまった場合は、『横領罪 』となります。ただ、子どもの場合は、14歳未満であれば『刑事未成年 』といって、刑事上の責任を負わない ことになっているので、窃盗罪や横領罪で処罰されることはありません。民事上の責任としても、通常12歳程度の判断能力がない限り、賠償責任も負わないことになっていますので、子どものしつけや監督をしっかりしていなかった両親が、原則としてこれに代わって責任を負うことになります。ただ、賠償額としては、チョコの代金と、再度買いに行った場合の手間賃・交通費は認められる可能性が高いですが、慰謝料まで認められるかは微妙なところです。●チョコ禁止のルールを破ったら?最近は、チョコの持ち込み禁止などのルールがある保育園や学校もあるようですね。例えば、私立の保育園や学校の場合、入園や入学後の学校のルールは、いわば園や学校側と、子ども・親御さんとの間の契約のようなものとなっています。ルールを破った場合は、その契約に基づいて、これを理由に園や学校側が何らかの処分を下す可能性はあり得ます 。ただ、チョコレートを持ち込んだことを理由に退園や退学となると、ちょっとやり過ぎのように思いますので、退園・退学処分とまではならない可能性が高いでしょう。しかし、注意したにもかかわらず何度もチョコを持ち込んで、園や学校の保育・教育環境を著しく乱したような場合は、場合によっては退園・退学もあり得るかもしれません。いずれにせよ、ルールは皆のために作られたものですから、理不尽なルールではない限り、しっかり守りましょう。●アレルギーを知らずにチョコをあげてしまったら?子どものお友達が“チョコレート(カカオ)アレルギー”だったことを知らずにバレンタインにチョコを配ってしまい、これによってお友達がアレルギー症状を発症してしまった場合も、刑事上・民事上の責任がそれぞれ問題となってきます。例えば、アレルギーであることを知り得たのにチョコをあげたということになると、『過失致傷罪 』が成立する可能性があります。また、民事上の責任としても、『不法行為』として賠償責任(治療費や慰謝料等)を負う可能性が出てきます。ただし、先ほどお伝えした通り、責任能力がないということになれば、刑事上・民事上ともに、「両親は責任を負うか」の問題となってきます。いずれにせよ、大量にチョコレートを配る場合は、アレルギーの有無を確認 した方がよいですね。●まとめバレンタインは、「愛の告白のチャンス」でもあり、小さな子どもでもワクワクするものですね。ただ、トラブルのもとになる可能性も皆無ではありませんので、ルールやマナーを守って、バレンタインを楽しく過ごせるようにしましょうね。●ライター/篠田恵里香(アディーレ法律事務所:東京弁護士会所属)
2017年02月12日忘れられない辛さ、みなさんは経験がありますか?過去の辛い記憶や苦い経験、みなさんはどれくらいの時間が経てば消化できますか?思い切り泣いたらスッキリする、一晩寝たら気持ちを切り替えられる、失敗したときと同じ状況になったとき初めて消化できる、など人それぞれだと思います。発達障害には、記憶に関する凸凹があると言われており、特に自閉症は忘れられない障害とも言われるそうです。その「忘れられない」という特性は、アスペルガー症候群の息子にも、色濃く出ています。何かのキッカケで、苦い記憶が、まるで5分前に起きた出来事かのように鮮明によみがえり、ストレスを感じます。忘れてはならない予定や持ち物などは、しょっちゅう忘れてしまうのに、苦い記憶や自分の中で消化できていない事は何年経っても覚えているのです。そのストレスが原因で、パニックを起こしてしまうこともありました。どうしたらこのフラッシュバックから解放されるのでしょうか?当たり前ですが、パニックが起きたときに一番辛いのは本人。息子だって、平穏な生活を望んでいます。息子のパニックを誘発したのは、1年前の出来事Upload By kaoru息子に「苦い記憶を忘れられない」という特性があると気づいたのは、学校からの1本の電話でした。「ある同級生を見かけた途端、飛びかかり、蹴った」との事でした。先生は「理由を聞いても、わからない」と言うのです。「同級生を見かけた途端、飛びかかった」という状況で、息子の言い分は「僕が先にやられたからやり返した!」という内容。息子が跳びかかったときの目撃者も多く、先生は息子の言い分に戸惑ったようでした。私が息子に話を聞くと、確かに相手が先に手を出したのは事実なのですが、それはなんと1年以上前、学校ではなく放課後デイでの出来事だったのです。「突然相手から椅子をぶつけられたから押し返した。そうしたらぼくだけ先生に怒られた。だから今度は僕が先にやった。やり返しただけだ!」これでは学校が対応に苦慮するのも、当然だと思いました。1年前にトラブルになった際、大人の仲裁に納得できず、モヤモヤを忘れられなかったらしいのです。かつてのトラブル相手を見つけた途端、モヤモヤした記憶が鮮明によみがえり、半ばパニック気味になっていたのでしょう。納得ができないことは、息子の中で未消化のまま終わらないのです。消化できないままの出来事は、何年経っても終わらない。そう気付いてから出典 : 今回の件を考えれば、理由があっても手を出すのはいけないことです。そして当時その同級生は椅子をわざとぶつけたわけではなかったのかもしれません。ですが、まずは子どもの気持ちに寄り添い、「口惜しかった」「納得がいかなかった」という気持ちを認めてあげる事に徹しました。1年前に、息子の言い分を聞いてから「わざとじゃなったかもしれないね」と伝え、それから「でも手を出すのはいけないと思う」と言っていたら、この1件は納得して息子の中できちんと消化できていたかもしれません。今回の1件で、息子は1年前のトラブルが頭から離れず、ストレスを感じ毎日のように私に口惜しい気持ちを話し続けるようになりました。Upload By kaoruなんとか、息子の苦い記憶を消化させてあげたいけれど、なかなか情報がありませんでした。ですが、打開策のヒントは息子自身が言った言葉にありました。「お母さん、僕は忘れたほうがいいのかな?」この言葉にピンときたのです。きっと、忘れたいけど忘れ方が分からないのではないだろうか?「そうだね、君のためには忘れたほうが良いかもしれない。納得できないかもしれないけど、忘れられたら楽になれると思う。口惜しかったよね?納得できなかったよね?その気持ちはお母さんが覚えておくから。」このやり取りを境に、息子はこのトラブルを口にしなくなりました。忘れる事が苦手なのは「忘れてもこの先大丈夫なのかどうか」がわからないからUpload By kaoruこれは私の考えですが、息子は「忘れていい」と言って欲しかったのだと思います。本当は思い出したくないし、パニックになって問題も起こしたくないのが本音でしょう。私が「お母さんが覚えておく」と言ったのは、息子が自閉症スペクトラムである以上、行き場のないネガティブ記憶の処分先を、明確にしたほうが良いのではないか?と思ったからです。その後、息子は忘れたいけど忘れられない記憶ができると、私に「忘れる許可」を求めに来ます。「忘れたい」とは言いませんが「忘れたほうが良いのか?」と聞いてくるのです。自閉症スペクトラムの子は、見通しを立てたり応用する事が苦手と言われますが、「忘れていい」と明確にわかり「忘れてもこの先問題ない」という見通しがないと、忘れることさえ不安なのかもしれません。親子で一歩ずつ、「苦い記憶」と上手に付き合っていけるように出典 : アスペルガー症候群である息子は、知的に遅れもなく言語も達者です。だからこそ「理解できるだろう」と安易に解決を求められ、消化できない苦い記憶が増えてしまうのかもしれません。こうやって積み重なった苦い記憶は、二次障害の原因のひとつにもなると私は感じています。私は、息子に関わる大人にいつもお願いしていることがあります。それは特別扱いをして欲しいとか息子の肩を持って欲しいとかではなく、「本人の言い分を聞いた上で、息子も相手も納得できる解決をして欲しい」ということです。こうした関わりが、消化できない苦い記憶ばかりを増やさない大切なプロセスだと思うからです。周囲の協力と、家でのコミュニケーションを重ね、息子は成長と共に「ある程度流せること」も増えてきました。私に気持ちを話し、共感してもらえると落ち着けるようにもなってきました。それでも、過去の苦い記憶を思い返してグズグズする事もあれば、私が十分に話を聞けない時はなかなか切り替えられない事もあります。ストレスが多いときほど、苦い記憶は忘れにくく、そして思い出しやすくなるように感じます。全ての要因を排除するのは無理だとしても、二次障害を誘引しない程度に、ネガティブな要因を避ける術を学ぶのが目標です。まだまだ「苦い記憶を忘れる」ハードルは高いけれど、親子で1歩ずつ飛び越えて行きたいと思います。
2016年07月20日入園や進級、新しい先生やお友達に出会うなどで、緊張していた4月。そんな新しい環境にも慣れ、天候の良さや外遊びなどで気分も開放的になり、6月は保育園でのお友達トラブルが最も多い時期だそう。そこで今回は、園からのトラブル報告にやきもきしないで済むための“ママの心得”を、保育のエキスパートである今井先生に教えてもらいました。お話を聞いたのは今井和子さんいまいかずこ/「子どもとことば研究会」代表。元立教女学院短期大学教授。23年間に及ぶ保育士の経験から、子どもの心と言葉の発達を研究。全国の保育者研修も行う。著書に『遊びこそ豊かな学び』(ひとなる書房)他多数。Illustration HAYASHI Yumi■「ケンカしちゃダメ」と教えるのはダメ!?近年では、保育園でも「ケンカをしない子」が増えています。親の「素直ないい子になってほしい」「トラブルを起こさないでほしい」という思いが実現しているのかもしれません。でも裏を返せば、「自我や自己主張の弱い子が増えた」ということ。ケンカすると親が過剰に反応するので、「どんなときも親は自分の味方だ」という安心感が乏しく、自己肯定感が育ちにくくなっている可能性もあるでしょう。内閣府の調査でも、10〜20代の自己肯定感の低さが問題視されています。乳幼児期の友達トラブルは、健やかな心の成長に欠かせないもの。子どもたちはトラブルに遭うたび、自分の思い通りにならない葛藤を味わいます。そして右記のような力を少しずつ育んでいきます。つまりトラブルの経験が少なければ、こうした力を身に付けるチャンスも少ないということ。「トラブルを起こさない=順調に育っている」ではないのです。ですから、ママの役目は「ケンカしちゃダメ」と教えることではありません。「ケンカの仕方」や「折り合いの付け方」を学べるように、先生と連携して子どもを見守っていくことです。■トラブルの相手を教えない園が多い子どもにとって「遊び」は人生の土台を作る基本。そして、「遊びとトラブル」はセットです。ママは「トラブルはお互いさま。発達上、必要なもの」とおおらかに構えておきましょう。低年齢では言葉が未発達で、かむ、押すなども自己表現の一つです。子どもに悪意はないので、「トラブルを防げなかったのは園の責任」とし、相手を教えないことが多いでしょう。言葉が発達してくると子どもからママに相手を教えることもありますが、言語力や記憶力が不十分なので、事実と違うこともあります。ママは心配になるけれど…友達トラブルを通じてこんな大事な力が育まれます!●自己主張する力自分の気持ちや考えを表現する力。「◯◯したい」だけでなく、「このおもちゃは貸したくない」「イヤ! やめて!」なども大切な自己主張です。トラブルの多くは自己主張のぶつかり合いです。●相手の気持ちに気付く力・思いやり自己主張をぶつけ合ううちに、相手の行動の意図に気付いたり、「自分だけが正しいわけじゃない」「相手もつらいんだ」と感じられるように。こうした経験が相手を尊重し、思いやる力につながっていきます。●問題解決力相手との違いに気付けるようになると、「じゃあ、どうすればいいんだろう?」と考えが発展します。幼いながらも、お互いの考えを調整してトラブルを解消しようとする力が備わっていきます。●自律の力トラブルを解消するには、自分と相手の気持ち、そのときの状況など、複数のことを考えて判断、調整することが必要です。ときには自分が我慢して折り合うことで、自律の力も身に付いていきます。■「手を出した方が悪い」ではない友達トラブルの話を先生から聞くときは、「被害者・加害者」「善・悪」の対立で捉えず、「状況・対応・経過」の3つを確認しましょう。トラブルには必ず動機があります。例えば、ぶたれた子が痛くて泣いてしまったとしても、ぶった子は「意地悪されて悔しかった」のかもしれません。そうした「状況」を分からずに、「手を出した方が悪い」と決め付けるのはよくありません。そして先生はその場でどう「対応」したのか。双方の気持ちをくんで、適切に仲裁してくれたなら、多くの場合「その後は仲良く遊べました」という「経過」になるはずです。元通り遊びに戻れたなら、何も心配はいりません。■先生は年齢や状況に合わせて対応する子どものトラブルは年齢によって変わっていくので、先生も対応を変えていきます(下記参照)。3歳未満のクラスでは、先生たちはできるだけトラブルを未然に防ぐように目を配っていますが、以降は介入するタイミングや、仲裁方法を見極めて対応します。どんな年齢でも危険な場合はすぐに介入しますが、「あえて見守る」「子どもたちで解決させる」という場面もあることや、「うまく解決できないことも子どもの学びになる」ということを、ママは知っておきましょう。成長につれてトラブルの質も先生の対応も変わっていきます1〜2歳かむ、引っかくが多発!3歳未満のトラブルの60%は、ものの奪い合いや場所の取り合い。所有意識が強くなり、自分の大事なものや使っているものを人に取られることが我慢できません。しかも言葉が未発達で、イヤなときはかむ、引っかく、押すなどの「行動」が自己表現です。仲良く遊んでいても「取られた!」の瞬間でかんだりするので、先生が防ぎ切れない場面もあります。3〜4歳前半考えていることやイメージの違いでケンカに!言葉が発達し、感情を吐き出し合ってぶつかるようになります。ごっこ遊びでイメージをうまく共有できず「そうじゃない!」とケンカになることも。同じ遊びが好きな子たちで仲良くなる時期なので、他の子が輪に加われないトラブルもしばしば。先生は互いの言い分を聞き、代弁したり解説者になったりします。折り合いがつかないときや危険なときも、適切に介入します。4歳後半〜6歳口ゲンカやグループ同士の対立も!やりたいことを拠点にしてグループを作るようになるため、仲間外れや、グループ同士のケンカも見られるように。当事者でない子がケンカの仲裁に入るなどして、子どもたちだけで解決できる場面も出てきます。先生が強引に仲良くさせようとしても仲間意識を作ることは難しいので、仲間に入れない子も楽しく過ごせる方法でサポートします。やられちゃったときどうする?家でのフォローポイントポイント1相手の親子を非難しないケンカの理由はさまざま。トラブルを繰り返す子がいても「あの家はしつけができていない」とレッテルを貼ってはいけません。わが子に「◯◯ちゃんは意地悪ね」などと相手の悪口を聞かせるのも控えましょう。ポイント2話してきたら聞いてあげる帰宅後に子どもからトラブルについて話してきた場合は聞いてあげて、「つらかったね」と共感を。自分から話さない場合は、子どもの中で消化できていることが多いので、わざわざ掘り返さないようにしましょう。ポイント3自己主張する方法を伝えるいつもやられる側になる場合、自己主張が弱い可能性が。「嫌なときは『やめて』って言おうね」など、主張する方法を伝えましょう。また、ママが先に意見するなどで、子どもの主張を押しつぶさないように。読者ママはこうしました!■いじわるされたときは、自分から「嫌だ」と話すことを教えました。(4歳・小学校低学年のママ)■爪で引っかかれた跡があったとき、子どもは「○○くんがやった」と言うけれど真実は分からず、 先生に連絡ノートで相談。 先生は犯人探しをするのではなく、注意深く様子を見てくれて、一度きりで済みました。(4歳のママ)■友達に悪口を言われたときは、どんなことを言われ、どんな指導をしたかを先生に聞きました。先生と親の言うことが違うと子どもを混乱させるので。(4歳のママ)やっちゃったときどうする?家でのフォローポイントポイント1蒸し返して叱らない乳幼児期に叱るのは、トラブル直後でなければ意味がありません。園では先生がきちんと指導しているので大丈夫。帰宅後に蒸し返して叱るのは、理不尽な気分にさせるだけなのでやめましょう。ポイント2ストレスを発散させるトラブルが頻発するなら、ストレスがないか考えてみて。ママが忙しくて構ってあげられないなど、思い当たることがあれば、たっぷり遊ぶ時間を作る、毎晩抱き締めるなどして、ストレス発散のサポートを。ポイント3相手が分かるならお詫びを相手の親子に会ったら、ひと言お詫びがマナー。子どもに無理やり謝らせなくても、親が謝れば相手も納得してくれるはず。大ケガをさせたなど、特殊な場合は、園の先生と対応を相談するとよいでしょう。読者ママはこうしました!■「自分がやられていやなことは、友達にやらないんだよ」と話しました。(3歳のママ)■人を傷付ける行為をしたときは、理由を聞いた上で注意します。真意が分からないときは、先生にお便りなどで確認します。(1歳・5歳のママ)■娘が4歳のとき、お友達に意地悪してしまうことがありました。下の子が生まれた直後だったので、先生に「ママを取られて寂しいのかも」と言われて納得。娘との時間を増やしたら落ち着きました。(2歳・6歳のママ)読者ママの質問に今井先生が答えます!Q、家で手が出やすいので、園でも出ていないか心配。どうすればなおる?(2歳のママ)A、園で手が出ているとしても、先生から報告がなければ園で解決できていますし、成長につれてなくなるので心配いりません。家で手が出たときは、「◯◯したかったの?」と気持ちを解説してあげて。言葉での自己表現が学べます。言葉が発達してからも手が出てしまう場合は、「ぶつんじゃなくて、どうすればよかったと思う?」と考えさせるようにしてみましょう。Q、仲間外れにされたきに、どうフォローする?(5歳のママ)A、幼児期の仲間外れは特別なことではないので、ママ自身が深刻にならないことが大事。「何で入れてくれないのか聞いてみた?」「諦めないでまた『入れて』って言ってみる?」など優しく応援を。先生にも話して援助をお願いしましょう。Q、友達トラブルが原因で「休みたい」と言うときは?(6歳のママ)A、まずは「どうしたらいいかな?」と一緒に考えてあげて。「ママも会社のお友達とケンカしちゃったことあるよ。悲しかったけど、仲直りできたよ」といった体験談も勇気を与えるはずです。先生にも状況を伝えて相談しましょう。ケンカはできるけどいじめはしない子にもう一つ、知っておいてほしいのは、ケンカにはルールがあるということ。「頭や顔をぶつのはダメ/もので叩いてはダメ/足で蹴るのはダメ/大勢で一人を攻撃してはダメ」などは、日頃から家庭で教えておきたいですね。また、身体的特徴や能力、家庭環境などの悪口も、口ゲンカの域を超えた暴力ですから、「絶対にダメ」としっかり教えていきましょう。こうしたルールを守らないトラブルは、ケンカでなく「いじめ」です。今、いじめの低年齢化が進んでいるのは、「ちゃんとしたケンカ」の経験が少ないからかもしれません。保育園時代にたっぷり遊んで、ケンカも仲直りもする。この繰り返しの中で健全な人間関係を築く力を育んでいきましょう。
2016年05月18日PCやモバイル、その他のスマートデバイスに詳しいのなら、友達や家族に技術上のトラブル解決を頼まれるという場合も多いのではないか? そんな"非公式"のITサポート人員のために、オンラインセキュリティの3つのポイントを伝授する。○デスクトップとノートPCにウイルスやマルウェアがないかをチェック友達や家族がPC関連の問題を解決してくれとやってきたとする。もしかすると、たくさんのスパムメールを受け取っていたり、動作が遅かったり、邪魔なポップアップが表示されていないだろうか?このような場合は、マルウェアが紛れ込んでいる可能性がありそうだ。Windows PCであれば、各種セキュリティベンダーから無料のウイルス削除ツールが提供されているため、あらゆるマルウェアとウイルスを検出して一掃できる。○無償ファイアウォールで家族を守ろう一部ベンダーが無料のソフトウェアファイアウォールを提供しているケースもある。電子メールスキャンやWebフィルタリング、VPN、Webアプリケーションセキュリティなど、企業向けに有料で提供するものと同じメリットを得られる。○データセキュリティについて教えてあげようセキュリティをわかりやすく説明することは容易なことではない。おばあちゃんにフィッシングとは何かを説明すると想像してみてほしい。セキュリティベンダー各社がブログで様々なセキュリティ用語を解説しているほか、英Sophosはコンピューターとデータセキュリティガイド「Threatsaurus(英語版)」を作成している。AndroidマルウェアからZbotまで、さまざまなセキュリティ関連の言葉をシンプルに説明したものだ。
2015年05月18日大切な友達と好きな人がかぶっちゃったことってありませんか?気が合うからこそのトラブルかもしれませんが、一気に友達も恋も失ってしまうかもしれないこの状況。間違った方向に突っ走るとかなりのダメージを受けかねません。という訳で今回は友達と好きな人がかぶってしまったことがある女性にいい対処法について聞いてきましたよ!■1.気になる程度なら身を引く「好きの程度が“お気に入り”程度なら身を引いた方がいいと思う。突き進むと、付き合えてもフラれても絶対傷つくことになるから。“すべてを失っていい!”くらいのしっかりとした覚悟がないうちは進むべきじゃない。」(27歳/テレビ)どんなにあなたや友達が人間的に出来ていたとしても、状況的には泥沼。足を踏み入れれば、多かれ少なかれ傷つくことになります。何となく好きという位の淡い気持ちなら、失うものの大きさを考え、身を引いた方が自分のため。世の中に男性は沢山いるので、“どうしてもこの人じゃなきゃダメ!”という強い思いがないのなら、新しい恋をお勧めします。結婚相手以外の男性は友達と違い、所詮、一生ものではありませんよ。■2.どうしても好きなら友達に話す「諦められないほど好きになっちゃった時には、まず正直な気持ちをその友達に話すかな。抜け駆けみたいに思われたくないし。隠して友情が壊れるくらいなら、一時的にギクシャクしてもいつか戻れるように、ちゃんとした対応をしておいた方がいいと思うから。」(25歳/メーカー)なかなか打ち明けるのは勇気がいると思いますが、友達を信じて、素直な気持ちを話してみましょう。抜け駆けすると、後々取り返しのつかないことになり兼ねません。事前にきちんと話しておけば、一時的に気まずくなったとしても、お互いの心の整理がついた時に、きっとまた元のような仲良しに戻れるはずです。■3.友達はライバルではない「必死になると視野が狭くなって、友達をライバルだと思いがちだけど、彼が自分を選んでくれるかは、その友達がいるいないに関係ないんだよね。だから変に友達を敵視するより、彼にどうやったら好かれるかだけを真っ直ぐに考えた方がいいと思うの。周りを見てる時間なんてない!」(26歳/高校教師)女の敵は女になりやすいものですが、別に同じ人を好きになったからってその友達をライバル視しても彼との距離は近づきません。大事なのは“あなたと彼”。愛を育むのに周りは関係ありません。周りをキョロキョロ気にするくらいなら、彼の気持ちを気にかけた方が、ずっと両想いに近道ですよ!■4.周りに友達を下げるようなことは言わない「同じ人を好きになると、どうしても友達に嫉妬しちゃう。特にその子が周りから過大評価されてたりすると、『実は違うよ!』とか言いたくなっちゃうけど、そこはぐっと耐えて我慢。ついポロっと言っちゃったことで一生の友を無くすことになるかもしれないからね。」(28歳/IT)人間なのですから、そりゃ時と場合によっては嫉妬しちゃうこともあります。それは仕方ないことです。でも一時の感情に流されて、友達の悪口を言うのは絶対にNG。好きな人を取り合ってるという印象を周りに強く与え、あなたの評価が下がってしまうかも。更にそれが友達の耳に入れば、その子との友情さえも失ってしまいます。悪口は一瞬ですべてを破壊する力を持っているということをどうか忘れないでください!■おわりにいかがでしたでしょうか?大切な友情と大切な恋、どちらかを選ぶことはとても難しいことです。辛くて、悩んで当たり前ですが、それはお友達も同じです。自分の意思を貫きつつも、友情を壊さないよう、思いやりを持って行動してくださいね。(城山ちょこ/ハウコレ)
2014年11月19日