“負け組”高校生が歌って、踊って、暴れまくる青春ゾンビミュージカル『アナと世界の終わり』から、ポスタービジュアルと場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。この度、到着したポスタービジュアルは、クリスマスステッキを掲げた主人公アナを中心に、クラスメイトが背後にずらりと並んだインパクトのあるデザイン。顔や制服に浴びた血しぶきは、ゾンビとの激しい闘いを想像させるが、各々手にした武器は、スパナはともかくボウリング玉やテニスラケットなど、「本当に命を守れるの?」というものも!?さらに、その奥にはうっすらとゾンビの姿が…。さらに、下からもゾンビと思われる手の影が…。散りばめられた紙吹雪の華やかさとのギャップが、“ゾンビミュージカル”という新たなジャンルへの期待を高めていく。そして「世界中の映画ファンが熱狂!」とあるように、本作の注目ポイントは世界中のファンタスティック系映画祭を席巻している点。アメリカ「ファンタスティック・フェスト」で行われたワールドプレミアから始まり、スペイン「シッチェス・カタロニア国際映画祭」、イギリス「エディンバラ国際映画祭」、韓国「プチョン国際ファンタスティック映画祭」など、ゆっくりとだが着実に評判を広め、劇場公開までに9つもの映画祭を渡り歩き、先日行われた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」でもジャパンプレミア上映されたばかり。海外批評家からは「最高のクリスマスゾンビコメディーミュージカル」(Birth Movies Death)、「完全にクレイジー! 桁外れに面白い! 」(Kristy Puchko,NERDIST)、「完全無欠の衝撃作」(Rob Hunter, FILM SCHOOL REJECTS)など絶賛の声も続々。キャスト陣は無名に近いが、面白いからこそ広まる。まるで昨年の『カメラを止めるな!』を彷彿とさせる1作となっている。■「ゾンビ」×「青春ミュージカル」2大ジャンル奇跡の融合!舞台はイギリスの田舎町リトル・ヘブン。アナは夢も希望もないこの町にウンザリ。そんなアナの小さな楽しみは、バイトの帰り道で雪の上に寝そべりながら幼なじみのジョンと“天使の羽”を作ったりすること。しかし無残にも、翌朝、町にゾンビがやってくる。公園で出会った雪だるまの着ぐるみを来た男も、顔を上げるとゾンビに感染していた!クリスマスの飾りつけでいつもより明るい雰囲気の校内も、一気に戦場と化していく。「こんなところで死ぬわけにはいかない」。アナたちは闘うことを決意。ニック率いるいじめっ子たちとも団結し、ゾンビと対峙していくが…。世界が終わるゾンビパンデミックのなか、繰り広げられるクラスメイトたちの複雑な人間模様や切ない青春ドラマにも期待していて。『アナと世界の終わり』は5月31日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと世界の終わり 2019年5月31日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
2019年03月20日イギリスの田舎町に暮らす女子高生アナが突如、ゾンビパニックに遭遇する『アナと世界の終わり』。「ゾンビ」×「ミュージカル」の斬新なジャンルの掛け合わせで話題沸騰中の本作から、衝撃的でノリノリな予告編が公開された。今回お披露目された予告編では、“ゾンビ映画”であり“ミュージカル映画”である本作の魅力がしっかりと収められている。アナが歌って踊って通学するシーンでは「やっと目が覚めた!ずっと死んでいた」と彼女の気持ちを軽快なメロディーにのせて歌っており、ミュージカル映画の王道を行くつくり。と思いきや、その背後ではゾンビが徘徊するなど、日常と終末のギャップを巧みに表現。まさに、エドガー・ライト監督の『ショーン・オブ・ザ・デッド』で、主人公がゾンビに気づかず毎朝のルーティンをこなすシーンを彷彿とさせている。さらに、父を助けようとするアナを励ますクラスメイトたち、彼らの想いに応えようとするアナのやり取りが胸アツな青春ストーリーも注目のひとつ。そんな本作のパニック&ハッピーのギャップは、とにかく新鮮!また、スマホが絡んだ数々の描写も今風だ。スマホのカメラ機能を駆使して外の様子を伺い、緊急事態にも関わらずスマホにしがみつく姿はとても現代的。極めつけはSNSで世界的人気ミュージシャンのジャスティン・ビーバーまでゾンビになった、とシェアされる始末。アナが暮らす町だけでなく世界中がウイルス感染でパニックになっている様子が伺えるが、こういったコミカルな描写にも超絶に期待が高まる!『ラ・ラ・ランド』というよりむしろ海外ドラマ「glee/グリー」のノリに近い前代未聞の“青春ゾンビミュージカル”を、まずはここから確かめてみて。『アナと世界の終わり』は5月31日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと世界の終わり 2019年5月31日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
2019年03月06日昨年、横浜に開催場所を移し、大好評のうちに幕を閉じた「フランス映画祭」が、今年も6月に横浜にて開催されることになった。昨年は『たかが世界の終わり』にも出演した名女優ナタリー・バイをフランス代表団長として、14作品(+1短編)を上映。フェスティバル・ミューズの常盤貴子、『万引き家族』でカンヌパルム・ドールを受賞した直後の是枝裕和監督もオープニングセレモニーに駆けつけた。マスタークラスの開催やサイン会など多くのフランス映画人もゲストで登壇し、合計来場者も増員され、大いに盛り上がりを見せた。観客の声によって選ばれる「エールフランス観客賞」は、『最強のふたり』のオリヴィエ・ナカシュ&エリック・トレダノ監督コンビによる『セラヴィ!』が受賞した。本年度は、主催であるユニフランスの設立70周年、横浜とリヨン姉妹都市提携60周年など、記念すべき年でもあり、よりフランスらしく、横浜らしく、横浜とフランスの友好関係をさらに深める映画祭を目指していく。上映作品やゲスト情報については随時発表される予定。(text:cinemacafe.net)
2019年02月01日付き合っていくうちに段々と彼への思いが冷めていくことってありますよね。どうやってこの恋を終わらせたいいのか、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。今回は好きじゃなくなった彼との恋の終わらせ方について紹介します。1. 意図的に自然消滅を狙うもう正面から向き合うことすら面倒なときは、自然消滅が一番負担が軽く済みます。LINEの返信のペースを遅くしたり、自分からはデートに誘わないようにしましょう。とにかく彼と接する機会を減らして、彼にあなたの気持ちを察してもらうようにします。情けは無用です。かわいそうかも、と中途半端に連絡をとっていてはいつまでも関係は切れないままです。やりすぎかもしれないと思うくらい、素っ気ない対応がベストです。自然消滅に誘導するときに大切なのは、ひたすら相手に冷めたことをアピールすることです。仕事が忙しいから、などの理由は必要ないのです。理由を言い訳として伝えてしまえば、彼はまだ関係が続いていく可能性があると受け取るかもしれません。ただあなたのことが好きじゃなくなった、このことを行動で強調しましょう。2.「距離を置きたい」と伝える相手への恋心がなくなってしまったとき、便利な言葉が「距離を置きたい」です。この言葉によって相手は、別れ話の前の心の準備ができます。また、この言葉を受けて彼の方から別れを切り出してくれるかもしれません。少しギクシャクした空気になったときが、チャンスです。自然な流れでそっと彼へのお別れを伝えれば、あなたの印象が悪くなることもありません。距離を置きたいと言うと、理由を聞かれるかもしれません。この時に本当の理由を言う必要はありません。おすすめなのは「関係に疲れた」「価値観が合わない」などです。あえて漠然とした理由にすることで、彼も「悪いところがあったらなおすよ!」とは言えなくなるはずです。3. 友達に戻ることを提案する恋人として好きではなくなっただけで、決して悪い人ではなかった彼。そんな時は、友達に戻りましょうと提案してみるのもひとつの選択肢です。関係を悪くするのではなく、ベストな関係性に戻るだけだと訴えましょう。円満に彼との恋を終わらせることができる一手です。元々友達で恋人へと関係が変わった場合は、交友関係がかぶっていることも踏まえて円満に終わらせたいですよね。目標は泣きながら別れるのではなく、「これからもよろしく!」と笑顔で恋を終わらせることです。湿っぽい空気よりも、友達に戻ることのメリットを彼にプレゼンしてみましょう。嫌な思い出を増やさないためにも、恋の終わりの後味は悪くしたくないですよね。ぜひ参考にしてください。written by まこと
2018年12月15日長編アニメーション映画『あした世界が終わるとしても』が、2019年1月25日(金)に公開される。クラフタースタジオのオリジナル長編アニメーション本作は、2018年10月25日(木)現在放送中のTVアニメ『イングレス』などを手がけるクラフタースタジオによるオリジナル長編アニメーション。同スタジオに所属し、『イングレス』ではTVシリーズ初監督を務めている新鋭、櫻木優平が監督と脚本を務める。あらすじ幼いころに母を亡くして以来、心を閉ざしがちな真(シン)。彼をずっと見守ってきた、幼なじみの琴莉(コトリ)。高校三年の今、ようやく一歩を踏み出そうとしたふたりの前に突然、もうひとつの日本から、もうひとりの「僕」が現れる――。主人公の狭間 真役に梶裕貴主人公の狭間 真を務めるのは、「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役、「七つの大罪」のメリオダス役など、数多くの人気作品で主役を務める人気声優・梶裕貴。内田真礼、中島ヨシキ、千本木 彩花ら出演そのほか、幼なじみのヒロイン・泉 琴莉役に内田真礼、“もうひとつの日本”からやってきた「僕」=ジン役に中島ヨシキ、琴莉に瓜二つの公女・コトコ役に千本木 彩花、謎の少女・ミコ役に悠木 碧、リコ役に水瀬いのりと、豪華声優陣が出演する。主題歌・挿入歌はあいみょんが担当主題歌「あした世界が終わるとしても」と挿入歌 「ら、のはなし」手掛けるのは、シンガー・ソングライターのあいみょん。本作の内容にリンクした2曲の新曲を書き下ろした。大切な人を守りたいという気持ちを、等身大の歌詞と鮮烈なメロディにのせた楽曲となっている。作品情報アニメ映画『あした世界が終わるとしても』公開日:2019年1月25日(金)原作:クラフター監督・脚本:櫻木優平制作:クラフタースタジオ製作:『あした世界が終わるとしても』製作委員会©あした世界が終わるとしても
2018年10月28日内博貴が主演を務める舞台『まさに世界の終わり』の東京公演がDDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演中。開幕に先がけプレスコールと囲み取材が行われ、取材には内と大空ゆうひ、那須佐代子が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、フランスの劇作家ジャン=リュック・ラガルスが1990年に執筆した戯曲で、不治の病を患った34歳の主人公ルイが18年ぶりに帰省し、母、兄夫婦、妹と過ごす短い時間を描く物語。グザヴィエ・ドラン監督による映画(邦題『たかが世界の終わり』/2016年)は第69回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞、アカデミー賞外国語映画賞カナダ代表作品に選ばれた。本作では上演台本・演出を石丸さち子が手掛け、ルイを内、母親を那須、兄を鍛治直人、兄の妻を大空、妹を島ゆいかが演じる。プレスコールでは、激しい心の内側を表現するルイの独白シーンと、家族が静かに語り合うラストシーンを披露。9月に兵庫で開幕し、愛知、神奈川と巡演して、より深まった芝居をみせた。その後の囲み取材では、内が「幕が開けるまでは大変でした。今までいろいろな作品をやらせていただいてきたのですが、そのなかでもこの作品は、僕のなかでは1番難しかった」と振り返り、なにが1番大変だったか問われると「全部です!」と即答。「こういったタッチの作品は僕、初めてなので。文学的といいますか。理解するまですごく大変でした」と明かし、開幕後も「繊細な舞台なので神経を研ぎ澄ませておかないといけないし、繊細なお芝居なのでずっと集中しておかないといけない。気を引き締めてやっていかないと」と芝居に取り組む。そんな内の母親役である那須は「18年ぶりに会って、“こんなにきれいになって帰ってきて”というところから舞台が始まるんですけど、(実際に)きれいな息子で。お稽古でも“カッコよすぎる”っていうダメ出しがあったりね(笑)」と稽古エピソードを披露。内は「いやいや!」と笑いつつも「はじめは演出の石丸さんがおっしゃったのですが、それを聞いた鍛冶さんが“そんなダメ出し聞いたことねえ”って(笑)。そこから“カッコよすぎる”っていじられる…そういう和気あいあいとした稽古場でした!」。大空も初共演の内を「キャッチ力が素晴らしい役者さん。ダメ出しに反応する感覚がすごくて。すごい!と思いました」と絶賛。内はその言葉に恐縮しつつも「初めて役を引きずっている。それだけ入りこめてるのかなと思います。でも、本当に初めてのことなので不思議な感覚です」とこれまでにない作品であることを語った。公演は11月6日(火)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演中。取材・文:中川實穂
2018年10月17日不治の病で余命約1年の主人公が、18年ぶりに再会する家族との1日を綴った舞台『まさに世界の終わり』が、西宮市の兵庫県立芸術文化センターで幕を開けた。同作の映画版(邦題は『たかが世界の終わり』)は、時代の寵児であるグザヴィエ・ドラン監督が手掛け、2016年カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた。この作品が舞台化されるのは日本では初めてだ。【チケット情報はこちら】本作は1957年に生まれ、1995年にエイズのため38歳で亡くなったフランスの劇作家・ジャン=リュック・ラガルスの作品。1980年代はエイズは不治の病で、ラガルスをはじめ多くの才能あるアーティストが命を落とした。エイズに対する偏見も根深く、病名を公にしない人も多かった。その時代背景と、死を宣告されたラガルスが、本作の主人公ルイに自身を投影していたことを知れば、より物語の世界に入っていきやすい。最初のシーンは、ベッドの上で病に苦しむルイ(内博貴)が、家族にもうすぐ死ぬことを知らせに行こうと決意するモノローグ。ルイは、もがきながらも手を伸ばし、何かを空中でつかもうとする。ルイの帰還を喜ぶが、18年の不在を責めるルイの妹シュザンヌ(島ゆいか)、愛情があるものの、ルイに嫉妬があり、日本の頑固親父のように頑なな兄のアントワーヌ(鍛治直人)、家族を懸命につなげようとするアントワーヌの妻カトリーヌ(大空ゆうひ)、肝っ玉母さんで、ルイに皆を励ましてほしいと頼む母親(那須佐代子)。登場人物のセリフによって、ルイの心臓の鼓動が効果音で客席に響き、彼の動揺が伝わってくる。ルイは、家族の前では物静かに微笑んでいるが、時々、織り込まれるモノローグでは、死への苦悩と、何故、家を出たのか、家族に対する葛藤を毒々しく吐露する。内の、静と動の対極の演技が印象的だ。家族との関係はやっかいだ。遠慮がない分、血や涙が流れ、後悔もする。それと同時に、かけがえがない。ルイと家族の状況は、誰もが通過するであろう鋭い痛さや深い苦さを抱えている。そう思わせてくれたキャスト全員の演技と、演出の石丸さち子の手腕が光る。映画版ではドランが脚本も手掛け、登場人物の表情や心象風景で、それぞれの心情を読み解く必要があったが、ラガルスの川の流れのような言葉を生かした舞台版(上演台本:石丸さち子)のほうが、私には分かりやすく物語に近づけた。ルイは家族に自分の死を伝えることができたのか。何かをつかみ取れたのか。ラストシーンのルイはあまりにも美しく、胸を突かれる。ここも映画とは違う。ラガルスは、約20年の間に25作品を書き残したが、日本ではあまり上演されることがなかった。彼が観客と再び出会う、そんなラガルスとの「世界の始まり」を感じた舞台だった。東京公演は10月13日(土)から11月6日(火)まで、東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて。取材・文:米満ゆうこ
2018年10月05日今年で26回目を迎える「フランス映画祭2018」の映画団長に、ナタリー・バイが就任し、来日することが決まった。さらに、『たかが世界の終わり』(’17)でセザール主演男優賞を受賞したフランス映画界の次世代俳優ギャスパー・ウリエルが主演を務める話題作『世界の果て』(原題:LES CONFINS DU MONDE )の上映も併せて決定した。■本年度のフランス映画祭団長は、ナタリー・バイに決定!日仏交流160周年も迎える記念すべき本年の開催は、フランスとも親交が深い街・横浜で13年ぶりに実施されることが決定。フェスティバル・ミューズには、横浜市出身で何度もフランスを訪れたことのある常盤貴子さんが就任し、開催前から盛り上がりをみせている。さらに、映画祭団長として、映画界の巨匠ゴダール、トリュフォーらに愛されたフランスの名女優、ナタリー・バイの就任と来日も決定。2013年以来、3度目の団長を務める。ナタリーの起用理由としてユニフランス代表イザベル・ジョルダーノ氏は「クラシックでエレガントなフランス映画界の巨匠達であるフランソワ・トリュフォー監督やベルトラン・タヴェルニエ監督から新世代の監督たちまで、また、世界的に活躍するS・スピルバーグ監督やグザビエ・ドラン監督らにも愛される女優であり、多様な世代と多彩なジャンルをカバーするにふさわしい団長だと思っております」とコメントを寄せた。■『モカ色の車』ほか、個性豊かな長編2作品の追加上映も決定先日ラインアップ記者会見にて発表となった新作12作品に加えて、個性豊かな長編2作品の上映も追加決定。まずは団長のナタリーが出演する、エマニュエル・ドゥヴォスとナタリーの競演が光るサスペンス『モカ色の車』(原題:Moka)。その上映前にはナタリーの娘であるローラ・スメットの監督短編作品『トマ』の上映も決定した。ローラ・スメットの来日も予定されている。そして、『たかが世界の終わり』(’17)でセザール主演男優賞を受賞したフランス映画界の次世代俳優ギャスパー・ウリエル主演で、第71回(2018)カンヌ国際映画祭監督週間にも出品された話題作『世界の果て』の上映も決定。ジェラール・ドパルデューとの共演で、第二次世界大戦下で繰り広げられる人間ドラマを描いている。長編14作品の全ライナップが出揃った「フランス映画祭2018」。上映スケジュールもオフィシャルホームページにて6月2日(土)午前0:00時に解禁、同日よりチケット発売も開始する。<フランス映画祭2018 開催概要>期間:6月21日(木)~6月24日(日)会場:みなとみらい地区中心に開催(横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらい)主催:ユニフランスオープニング作品:『セラヴィ!』(『最強のふたり』の監督コンビの最新作)(text:cinemacafe.net)
2018年05月25日『エル ELLE』のイザベル・ユペールと『たかが世界の終わり』のギャスパー・ウリエルが共演する、第68回ベルリン映画祭コンペティション部門選出作品『エヴァ』が、7月7日(土)より日本公開されることが決定。この度、本作の誘惑と官能の予告編が解禁された。■ストーリー他人の戯曲を盗んで発表したことで、一躍成功をつかんだ男ベルトラン。2作目を期待されるがペンは進まず、パトロンからは矢の催促が。執筆の場である別荘に着くと、吹雪で立ち往生した男女が窓ガラスを割って入りくつろいでいた。腹を立てたベルトランは、バスタブにつかっていた娼婦エヴァに文句を言おうと近寄るが、彼女に一瞬で心を奪われる。次作の題材という名目でエヴァに近づくが、冷たくあしらわれ、思うようにならない関係に苛立ちを募らせたベルトランは、周囲の人間を巻き込み官能と破滅の道を突き進んでゆく…。■原作は“魔性の女”を描いたミステリー小説原作は、英国の人気作家ジェームズ・ハドリー・チェイスの小説「悪女イヴ」。『マリー・アントワネットに別れをつげて』でも知られる本作の監督ブノワ・ジャコーは、「初めて『悪女イヴ』を読んだのは13歳くらい。映画監督になることを真剣に考えはじめていたころだ。好奇心に駆られて読み始めたが、たちまち夢中になった。あのときからずっとこの小説を映画にすることを考えてきた」と語っており、そしてその強い思いは50年以上の歳月を経て、舞台をアメリカからフランス(パリとアヌシー)に移し映画化が実現した。■“フランスの至宝”イザベル・ユペールが主演! 「役ということを忘れてしまう」本作の主演を務めるのは、1972年のスクリーンデビュー以降、クロード・シャブロル、アンドレ・テシネ、ジャン=リュック・ゴダール、ミヒャエル・ハネケなど名だたる監督の作品に出演し、フランスを代表する演技派女優として国際的に活躍するイザベル。近年では『エル ELLE』で第89回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことも記憶に新しい。今回謎の娼婦エヴァを演じるに当たりイザベルは、「大変だったのは、役ということを忘れてしまうこと。これはフィクションだということを忘れてしまうの」と本作にのめり込んでしまったと明かし、また「小説を読んだとき、ハドリー・チェイスは私のためにこれを書いたという感じがしたの」と何か自身と通ずるものがあったようだ。そして、彼女に魅了され堕ちていく作家ベルトラン役には、『ロング・エンゲージメント』『SAINT LAURENT/サンローラン』『たかが世界の終わり』のフランス美男ギャスパー・ウリエル、そのほか『流血の絆』のリシャール・ベリも出演する。■ギャスパーがイザベルにのめり込む…予告編公開!さらに到着した予告編では、エヴァとベルトランの偶然の再会シーンから始まる。ある運命的な出会いを経て、秘密を抱えたまま次作の創作の題材にとエヴァに近づくベルトランは、パトロンに自ら彼女に近づく思惑について語りながらも、エヴァに心を奪われのめり込むように…。また終盤では、ベルトランの「君を殺す」発言に、「面白い人ね」と返すエヴァの姿、そして、バスタブに沈められるシーンも!その後に映し出される、“罠”“嫉妬”などといったキーワードの意味も気になる。『エヴァ』は7月7日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年05月10日2014年『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭・審査員賞、2016年『たかが世界の終わり』では同・グランプリに輝いたグザヴィエ・ドラン。このほど、「美しきカリスマ」「若き天才」と称される彼の素顔に迫る奇跡のドキュメンタリー『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』の緊急公開が決定した。映画界のみならず、世界のカルチャーシーンに閃光を放ち続けるグザヴィエ・ドラン。その若き天才の秘密、“ドランワールド”の全貌を余すことなく見せるファン必見のドキュメンタリーとなる本作。19歳で自ら主演を務め『マイ・マザー』の監督・脚本としてデビュー。カンヌ国際映画祭の監督週間部門で3冠を達成した。これまでに、『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』と6本の長編映画の監督を務め、すべて映画祭へ正式出品され、様々な賞を受賞、世界中の映画人から熱い注目を集めている。最新作『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)では初の英語作品に挑戦。同作には、ジェシカ・チャステイン、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツ、キット・ハリントンら豪華キャストが名を連ねている。本作では、ドラン本人が自身の映画作りへの思いやこだわり、観るものの記憶に鮮烈に残る過去作における数々の名シーン誕生秘話をふんだんに語るほか、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイなど、ドラン作品に出演した名優たち、そしてドランの才能にいち早く目をつけ、バックアップしてきたカンヌ国際映画祭総代表ティエリー・フレモー、ガス・ヴァン・サント監督ら映画人が、新世代の象徴として謳われるドランの魅力の秘密を語り尽くす。監督デビュー作『マイ・マザー』から最新公開作『たかが世界の終わり』まで、ドランの全監督作品について語られる、本邦初公開の至極のドキュメンタリーは必見だ。『グザヴィエ・ドランバウンド・トゥ・インポッシブル』11月11日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて限定公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月11日『Mommy/マミー』(’14)でカンヌ国際映画祭審査員賞の栄冠を手にしたグザヴィエ・ドラン監督の最新作『たかが世界の終わり』のBD&DVD発売を迎え、監督のコメントが到着した。同作は愛と葛藤のドラマで定評があるドラン監督が、今度は家族について描いて多くの賛辞を集めた注目作だ。カンヌ国際映画祭でグランプリ、エキュメニカル審査員賞を受賞したほか、日本ではミニシアターランキングで3週連続第1位の大ヒットを記録した。本作についてドラン監督は、「人物を魅力的にするのは不完全さだと思う。だから僕は意地の悪い人にも、魅力を感じることがある。本作の登場人物たちには、わかりやすい人は1人もいない。弱いし傷つきやすい。大きな苦悩を抱えて生きている。本作を気に入ってくれたら嬉しい。ぜひ楽しんでください」とコメント。豪華キャストの人間ドラマは必見だ。また、特典映像にはドラン監督を始め、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ギャスパー・ウリエルなど豪華キャストの貴重なインタビュー映像を収録する予定。第69回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作を、特典とともに見届けてみて。『たかが世界の終わり』ブルーレイ&DVDは9月6日(水)より発売中。(DVDレンタル同時スタート)(text:cinemacafe.net)■関連作品:たかが世界の終わり 2017年2月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開(C) Shayne Laverdière, Sons of Manual
2017年09月06日時々、恋は突然終わるように感じる事がありますが、それはもしかすると二人の間に流れていた「終わりのチャイム」が聴こえなかった。または聴こえないふりをしていたのかもしれません。このシグナルは常にコントロールしておかないといけません。「終わりのチャイム」聴こえる?時々恋は突然終わるように感じる事がありますが、それはもしかすると二人の間に流れていた「終わりのチャイム」が聴こえなかった。または聴こえないふりをしていたのかもしれません。大きな理由や原因もなくふっと途切れてしまう恋愛。もしかしてこのように感じていたのは、二人の間にあったシグナルを見逃していたのかも。ここで書くシグナルを覚えておくと、終わりを早く察知できるいうになり、失恋を避ける事もできるようになるかもしれません。恋愛が終わろうとする時の「シグナル」恋愛が終わろうとする時、違和感を感じても受け入れようとしなかったり、改善しようと努力しなかったりするものです。でも、カップル間で終わりが訪れようとする時には、高確率で「もう恋愛が終わりかけていますよ。」というシグナルを発生している事が多いのです。恋愛期間が少し長くなってくると、まるで使い古しのシャツのように相手を扱ってしまうこともあります。丁寧に扱わないけど、自分に合っていて快適で最終的には選択する。丁寧に畳まずしまうような扱いをてしまう。でも、困ったときは頼りにし、着た時には居心地の良さや自分らしさを感じるものなのです。恋愛をしている時はとても楽しい時間で、全てが輝いているはずなのに恋愛中はそれに気づかず、普通となってしまい、終わろうとする時に大切さを再確認し、嘆くものなのです。でも、こうなった時点ではもうすでに「終わりを受け入れるしかない状態」まで来ているのかもしれません。また、理由もなく恋愛に冷めてしまって、終わりが来る事もあるかもしれません。ケンカもなく、裏切りもなくただ二人のページをそっと閉じて、引き出しの中にしまう事もあります。二人が納得して終わるのなら問題もないのですが、どちらかが離れたくなく、一人になりたくないために傷つく事もよくあります。こうなると恋愛の終わりは、難しいものにとなります。恋愛期間が長くなると、二人で過ごす時間が静かになって来ます。ここで間違いやすいのがこの2つです。快適で、心穏やかな時間で二人が静かに過ごしている。飽き飽きしていて、違和感を感じながら沈黙で過ごしている。あなたは快適で静かであっても、時には相手にとって違う場合があります。では、どうしたら二人の関係が終わったか分かるのでしょうか。ここで書いているシグナルは常にコントロールしておかないといけません。1.沈黙の時間恋愛したての頃はお互いの事を知るために色々話していて楽しい時間を過ごしていました。相手がする話も興味があり、小さな話も楽しく感じ、あいづちを打ち、笑い、自分からも話のネタを探すことさえありました。恋愛関係は、鳥の巣のような場所でないといけません。二人でいることで外のストレスをシャットダウンし、身を休めます。周りの他の人よりも強く繋がり、親密さを作り上げ、お互いに共有しあい、プライベートも確保するというバランスの良さも必要とします。話す事がなく、長い間沈黙が続いている時は何かがうまくいっていないのかもしれません。二人の間で全く会話がないのは典型的な「終わりの合図」です。2.ケンカが絶えないケンカの多い恋愛は、幸せではありません。ケンカが毎日続いて、二人の間で改善していくところか、罵り合うだけのために口論をすることは、早く終わらせるべきです。ケンカをした後に同じ事で相手を責め立てて、 バツを与えるような事は絶対にあってはいけません。これは、相手の気持ちを遠ざけるか、違う人の元へと向けるかのどちらかにしか繋がりません。「最近ケンカばっかりだけど、私たち終わったのかな?」こんな話を聞いたら答えは「YES」です。ケンカが続いている関係はお互いにとって心地よい関係ではありません。怒っている方も、怒られている方も心の底から相手を愛する事ができなくなってしまい、怒りが出て来ているからです。少しでも二人の関係が崩れてしまったら小さなことでも目についてしまい、目障りになるものです。お互いを思いやる心がなくなってしまっては、二人の間にある問題に立ち向かう事もなくなり、避ける事を選ぶ(恋愛を終わらせる事)ようになるのです。3.ケンカさえしないケンカをし過ぎて、もう何も求めなくなった状態です。もうケンカをすることさえありません。お互いの存在に関心を持たず、半ば無視をしているように過ごします。「長い間一緒に過ごしたから。」という気持ちだけで過ごしていても、心の声は「終わり」を告げています。何をしようが気にもならず、電話やメッセージがなくても気にならない。相手がいない方が、心地よくて自由に感じるのならどうして別れないのか尋ねたくなりますよね。4.セックスをしなくなった男性が理由をつけてセックスを先延ばししようとするようになったら、それは恋愛が終わってしまっているのかもしれません。あなたに魅力を感じないのか、他に女性がいることが考えられます。これは反対もあります。相手から誘われて断り続けているのもよくありません。相手に魅力を感じなくなっているのかもしれません。20代や30代のうちでこのような状態になっていたら終わりの確率は95パーセントと考えてもいいでしょう。
2017年06月01日19歳で監督デビューして以来、次々と傑作を発表しているカナダの若き天才、グザヴィエ・ドラン監督。昨年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『たかが世界の終わり』は、死期の迫った人気作家が12年ぶりに家族を訪ねる半日の物語。互いにうまく気持ちを伝えられず、受け取れず、すれ違う家族の様子が胸に迫る。疎遠だった家族と向き合う決意で帰郷する主人公・ルイを演じるのはギャスパー・ウリエル。若手の美形として10代から活躍し、2014年の主演作『サンローラン』の熱演も記憶に新しい彼とドラン監督の出会いは、このうえなく繊細な家族の物語を生み出した。まだ20代のドランの作風は一作ごとに進化していて、今回は彼らしさを芯に残しながらも、これまでとは違う大人の映画という趣だ。「僕自身、その通りだと思う。テーマだけではなく、ストーリーの語り方や演出にも成熟が表れていると気がする。以前はやや誇張もあったけど、今回はかなり無駄なものを削ぎ落とした演出になっていると思う」。無駄を削ぎ落とすといえば、彼が演じるルイの演技にも当てはまる。主人公でありながら、心のうちを発散することなく、激しくぶつかり合う家族1人1人にとって触媒のような存在だ。「そうだね。僕にとって、ルイを演じるのは挑戦でもあった。映画に描かれるエモーションの大部分が、彼を媒介として起動させる設定になっているから。その意味でキャラクターに託された責任は大きかった。他者の言葉に耳を傾け、それに対して言葉ではなく、沈黙の中で最大限にリアクションを表現する。さらに主人公としての存在感を保つというのも、挑戦のしがいがあった」。台詞に頼らない表現の助けとなったのは、ドラン監督が選択した俳優の顔をクローズアップするという手法だった。「おかげで比較的、楽に演じられたと思う。今回は90%ぐらいがクローズアップなので、自分で表現するスペースをしっかり与えられる感覚があった。ほんの些細な表情、ディテールも、グザヴィエはちゃんとキャッチしてくれる。内に深く秘めたものを大げさに表現せずとも、とらえてくれると分かっていたから」。クローズアップを多用することで、この家族の持つ息苦しさが表現できたという。「もう1つ言えるのは、沈黙は言葉よりもより雄弁だということ。ジャン=リュック・ラガルスの原作から伝わるのは、いくらしゃべり倒したところで本当に大切なものは全然出てこないということ。ちょっと逆説的だけどね」。12年ぶりに帰郷したルイを迎えた家族は、沈黙を恐れるようにしゃべり続ける。「言葉が仮面の役割のような形で機能している。ルイ以外の家族は、しゃべることで空間を飽和状態にして、その結果、ルイが何か言おうとするのを阻むことにもなる。沈黙が生まれ、自分自身と向き合わなければならないのが怖くて、ルイ以外はみんなしゃべりまくっているんだ」。この映画ほど極端ではなくとも、誰しも似たような経験は覚えがありそうだ。家族ゆえの気持ちのすれ違いやコミュニケーションの難しさは「普遍的なテーマだと思う」とギャスパーは言う。「僕自身、演じていて『あ、これは…』と自分に当てはまる部分がいくつもあった。きっと映画全体というよりも、あるシーンに思い当たる節があって自己投影できる、そういう作品だと思う。ラガルスによる言葉の力であり、映画そのものの力でもあるけど、家族間の葛藤を知る人なら共感する、ユニバーサルな価値を持つ作品だと思う」。それにしても、主演級ばかりが揃う豪華なキャスティングだ。兄の帰還を無邪気に喜ぶ妹はレア・セドゥ、確執のある兄はヴァンサン・カッセル、口下手な兄の妻にマリオン・コティヤール、そして自己中心の派手な母親はナタリー・バイ。全員がフランス映画のみならずハリウッドでも活躍している。「優れた共演者と組むのはエキサイティングな体験だし、それによって自分自身をレベルアップできる。特に今回は素晴らしい人たちばかりで、とても刺激を受けた。本当にうまい俳優と共演すると、彼らは僕を想定外の域まで導いてくれるからね。常に驚かされ続けていたよ」。そんな彼らをまとめる監督はまだ20代。映画祭の授賞式ではほかの受賞者のスピーチに涙ぐむほど繊細な若者は、現場ではどんな様子だったのか。「本当にうそがない人。正直で、すごく涙もろくて、ちょっと大げさじゃないかと取られたりもしている。確かに、あそこまで心をむき出しにする人は珍しいね。撮影現場でも、彼が僕らの演技を見ながら涙をためているのを何度も見かけたよ。でも、それが彼のパワーになってるんだと思う」。ギャスパーは現在32歳。昨年、パートナーとの間に息子が誕生し、「ようやく父親という役目の難しさが分かってきた。その割には報われないこともね」と笑う。俳優としても、青年から大人の男性の役への過渡期にある。「自分の限界をもう少し遠くまで押し広げられるもの、新しい側面を引き出してくれるものを基準に出演作を選んでいるよ。守りに入っていた時期もあったけど、いまは違う。ネルソン・マンデラの『私は絶対負けない。勝つか、学ぶかのいずれかだ(I never lose. I either win or learn)』という言葉が大好きなんだ。いつもそれを念頭に置いている」。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:たかが世界の終わり 2017年2月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開(C) Shayne Laverdière, Sons of Manual
2017年02月07日第69回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したグザヴィエ・ドランの監督作『たかが世界の終わり』。2月11日(土)からの日本公開に合わせて「グザヴィエ・ドラン特集」が開催されることが決定し、監督デビュー作『マイ・マザー』から出演最新作『神のゆらぎ』まで代表作7作品が一挙上映されることになった。「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家・ルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼いころに別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ2人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)。彼の妻のカトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ。オードブルにメインとぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる――。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーを務め、現地時間1月19日にパリで開催された「2017-18年秋冬メンズコレクション」にも登場したドラン。今回、東京のユジク阿佐ヶ谷にて、監督のみならず俳優としても活躍する彼の代表作が一挙に上映される。19歳で監督・脚本・主演を務めた鮮烈なデビュー作『マイ・マザー』から、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『Mommy/マミー』、日本でもスマッシュヒットとなった『わたしはロランス』など、ドランの現在に至るまでの軌跡をスクリーンで追うことができそうだ。『たかが世界の終わり』は2月11日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。<グザヴィエ・ドラン特集>は2月11日(土)~2月24日(金)、ユジク阿佐ヶ谷にて開催。上映作品:『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『神のゆらぎ』『トム・アット・ザ・ファーム』『エレファント・ソング』『Mommy/マミー』『わたしはロランス』の計7作品。(text:cinemacafe.net)
2017年01月21日フランス人俳優ギャスパー・ウリエルが、5年ぶり7回目の来日を果たし、12月13日に行われた主演作『たかが世界の終わり』ジャパンプレミアの舞台挨拶に登壇。本作の見どころやグザヴィエ・ドラン監督とのエピソードを語った。「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)、彼の妻のカトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ。オードブルにメインとぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる──。本年度カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『たかが世界の終わり』は、カンヌ国際映画祭・審査員賞という栄光を手に入れたグザヴィエ・ドランが、監督兼脚本を務めた最新作。キャストには、主演のギャスパーを始め、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイといった、フランスを代表する一流俳優陣が集結している。この日、暖かい拍手の中舞台挨拶に登壇したギャスパーは、まず「コンバンワ」と日本語で挨拶し、「今回来日できて嬉しいです。今日が日本での初のお披露目会ということで、文化の違う国でどんな反応が見られるのか、ドキドキしています」とコメント。本作では主人公を演じたものの、セリフが少なかったギャスパー。「“沈黙を通して最大限のことを伝える“ということが、俳優としてとてもチャレンジでした」と話し、「ドラン監督から事前にこういった役柄ということを聞いていて、そしてシナリオが送られてきたときも、『心配しなくていいよ。沈黙というものが、どれほどの可能性を持っている表現方法なのか、2人で探っていこう。』という手紙が添えられていました。彼との共同作業は非常に興味深いものでした」とドラン監督とのエピソードを明かした。さらに「ドラン監督というのは俳優に対して非常にリスペクトがある人で、映画へのアプローチの中で、常に俳優に特権的なポジションを与える人なのです。なので世界中の俳優にとって、彼と仕事をするということは非常に嬉しいことなんです」と共に仕事をすることがきた喜びを語り、「現場で新しいアイディアが湧いてくると、カメラが回り続ける中でカットもかけずにダメ出しをしたりしていました。そのときに彼が思いついたことをその場ですぐやってくれ、ということがしょっちゅうありました」とこれまで一緒に仕事をしてきた監督とは全く違う仕事の仕方をする人だったと撮影現場の様子をふり返った。そしてこの日は、ゲストとしてモデルの近藤千尋がギャスパーに花束をプレゼント。本作については「映像や音楽がとてもおしゃれで、日本映画では表現できないようなシーンがたくさんあって感動しました」と感想。現在、「ジャングルポケット」太田博久との第1子妊娠中の近藤さんは、「母と息子の2人きりのシーンのときに『私はあなたを理解できない、だけど愛してる』という言葉があって、血のつながりって凄いな、そういう存在が私もこの世に誕生するんだと思うとワクワクしました」と新しい命の誕生への期待を話した。そんな近藤さんに、現在11か月の男の子の父親であるギャスパーからベビー服がプレゼントされる場面も。子育ての先輩であるギャスパーは、「まだあなたは子どもを育てるといういことの1/10もわかっていないよ。これから発見の日々です」と指摘しつつ、「いま、寝れるうちにたっぷり睡眠をとってください」とアドバイスもしていた。『たかが世界の終わり』は2017年2月11日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2016年12月14日「若き美しき天才」と称され、映画界のみならず世界のカルチャーシーンに閃光を放つグザヴィエ・ドランが監督を務め、本年度カンヌ国際映画祭グランプリ受賞、アカデミー賞外国語映画賞カナダ代表作品となった『たかが世界の終わり』。このたび11月25日(金)、本作の主演を務めるギャスパ―・ウリエルの誕生日に合わせ、待望の予告編が解禁となった。2014年、『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭・審査員賞という栄光を手に入れたドラン監督が、今年、同グランプリを獲得した本作。この最新作でドランが切り撮るのは、12年ぶりの息子の帰郷から始まる、ある家族の1日。ドランの才能に引き寄せられて集まったのは、ギャスパー、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイというフランスを代表する一流俳優陣だ。このたび解禁された予告編では、ドラン監督を中心にその豪華出演陣がカンヌのレッドカーペットを歩いている場面から幕を開ける。自らの死を家族に告げるため、12年の沈黙を破り帰郷する主人公の人気作家ルイ。久しぶりの再会を待ちわびる、母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼いころに別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ2人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)、ルイとは初対面の彼の妻カトリーヌ(マリオン・コティヤール)。なかなか話を切り出せずにいるルイは、家族との久しぶりの団欒を楽しむが、やがて折り合いの悪かったアントワーヌとは言い争いに。ギャスパーの胸ぐらを掴み、怒りに拳を震わせるヴァンサンと泣き叫ぶレアが印象的だ。だが、ナタリー演じる母の眼差しは、何もかもを見通しているようにも見える。愛と葛藤に常に真摯に向き合い、鮮烈な映像で描き続けてきたドランは、命の終わりを告げに来た息子を取り巻く家族の愛をどう描くのか。豪華俳優の競演で贈る、愛するゆえに傷つけ合う家族たちを、まずはこちらから覗いてみて。『たかが世界の終わり』は2017年2月11日(土)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA 、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月25日グザヴィエ・ドラン監督の最新作『たかが世界の終わり』が、2017年2月11日(土)に全国順次公開される。本作は第69回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞。前作『Mommy/マミー』の審査員特別賞受賞、前々作『わたしはロランス』でのある視点部門女優賞受賞に続き、3作連続となるカンヌ映画祭での受賞となった。劇作家ジャン=リュック・ラガルスの舞台劇「まさに世界の終わり」を基にし、ドランが監督・脚本を手がけた本作。彼が切り撮るのは、愛しているのに傷つけ合う“ある家族の1日”。長い間帰郷していなかった若手の作家が12年ぶりに故郷に帰り、家族に自身の死が近づいていることを告白することで表面化する、家族の葛藤、そして愛、それぞれの生と死を描く瞑想的なストーリー。グザヴィエ・ドランは『マイ・マザー』や『胸騒ぎの恋人』で鮮烈なデビューを飾り、『わたしはロランス』、『トム・アット・ザ・ファーム』とデビュー以来全作品がカンヌ映画祭やベネチア映画祭に出品され、一躍時代の寵児となった映画監督。その美しい容姿からルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のアンバサダーとして、広告に起用されるなど、映画界のみならず多方面で活躍している。キャストには、マリオン・コティアールのほか、007シリーズ最新作『スペクター』で歴代最高のボンドガールとして実力と人気が急上昇したレア・セドゥ、『サンローラン』での演技の評価が世界的に高いギャスパー・ウリエルを中心に、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイなど、フランス映画界のベテラン俳優が集結した。“愛と葛藤”を描き続けたドランが、今度は家族“”をどう描くのだろうか。なお本作の公開を記念して、劇場・ユジク阿佐ヶ谷にて「グザヴィエ・ドラン特集」の開催が決定。2017年2月11日(土)から24日(金)までの期間中、グザヴィエ・ドランの監督・出演の代表作が上映される。上映されるのは『マイ・マザー』、『胸騒ぎの恋人』『神のゆらぎ』『トム・アット・ザ・ファーム』『エレファント・ソング』『Mommy/マミー』『わたしはロランス』の計7作品だ。ドランの過去から現在に至るまでの軌跡をスクリーンで振り返る2週間、見逃した人は是非この機会にチェックして欲しい。■ストーリー「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)、彼の妻のカトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ。オードブルにメインとぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる──。【作品情報】『たかが世界の終わり』公開日:2017年2月11日(土)監督・脚本:グザヴィエ・ドラン『Mommy/マミー』キャスト:ギャスパー・ウリエル、ヴァンサン・カッセル、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイ原題:IT’S ONLY THE END OF THE WORLD©Shayne Laverdière【クザヴィエ・ドラン特集】期間:2017年2月11日(土)〜24日(金)場所:ユジク阿佐ヶ谷住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷北 2−12−19 B1F料金:一般1,200円、学生・シニア1,000円、会員800円上映作品:『マイ・マザー』、『胸騒ぎの恋人』『神のゆらぎ』『トム・アット・ザ・ファーム』『エレファント・ソング』『Mommy/マミー』『わたしはロランス』■上映スケジュール「マイ・マザー」2/11(土)・13(月)・15(水)・17(金)・18(土)・20(月)・22(水)・24(金) 13:30〜「胸騒ぎの恋人」2/11(土)・13(月)・15(水)・17(金)・18(土)・20(月)・22(水)・24(金) 15:10〜「神のゆらぎ」2/12(日)・14(火)・16(木)・19(日)・21(火)・23(木) 13:00〜「トム・アット・ザ・ファーム」2/12(日)・16(木)・19(日)・23(木) 15:10〜「エレフェント・ソング」2/14(火)・21(火) 15:10〜「Mommy/マミー」2/11(土)〜24(金) 17:10〜「わたしはロランス」2/11(土)〜24(金) 19:50〜
2016年05月19日・・・世界が終わりになるというような状況で、好きな男の子と大きな教会の中にいます。外は屋根近くのステンドグラスをおおうくらいの大雪で、寒さの中、二人で手をつなぎながら死んでいく夢でした。これは10代学生の夢の実例です。好きな男の子は片思いの男性ですが、世界の終わりという状況は彼女にとってまだ叶わぬ恋、彼と両思いになりたい、今見ている世界を劇的に変えたいという切実な願いがこめられています。夢の中の死はこれからの成長につながる良い夢になります。世界が終わる夢は自身の世界観を変えるきっかけを与えてくれます。ではアルマゲドンや戦争にまつわるいくつかのシンボルをご紹介しましょう。■・世界の終わり、滅亡の夢世界の終わり・人類滅亡、アルマゲドンのような背景の夢は基本的に若い人ほど見ることが多いポピュラーなシンボルのひとつです。現実の世界を一変させたい、劇的な変化を求める気持ち、刺激を求める欲求が世界の終わりのようなイメージに隠されています。裏を返せば、思い通りにならない現実に自身の心が不安定になっていることをあらわします。■・戦争、銃や武器の夢・・・行先は学校。グランドを横切ると、軍隊の行進があっちこっちからやってくる。これから戦争がはじまるらしい。教室につくと女の子ばかり。みな不安そうにグランドをながめている。戦争がはじまった。グランドからの流れ弾で死んでいく子もいる。兵士が教室に入ってきて女の子を襲おうとしている。私は押し入れに入り、布団の間で死んだふりをした。私を見つけた兵士は「死んでいてもこれならいいや」と言っている。いざとなったらこのまま舌をかもうと思っていた。廊下では首をくくって死んでいる子もいた。これは筆者の著作で紹介した当時20代の女性会社員の夢の実例です。職場の慌ただしさを反映し、職場を取り巻く状況に目まぐるしい変化があったことをあらわしています。死んだふりをしているのは、目まぐるしさに自身の負担やリスクを避けようとしていることをあらわします。兵士のイメージは、強制的な力、プレッシャーや対人ストレスを象徴します。自身が兵士になっている、または銃や武器をあつかうような戦闘シーンが印象的な夢の場合、体力の消耗、無理を強いられるような状況をあらわします。銃や武器をあつかう夢は基本的に対人トラブルを暗示することがあるので注意をしてください。■・戦闘機、戦車の夢戦闘機や戦車のイメージは先々の予定が変わりやすい状況、特に戦闘機が飛んでいく夢は周囲の状況の慌ただしさを暗示することがあります。基本的に疲労の蓄積をあらわします。戦闘機の墜落、戦車が破壊されるイメージは先々の計画の変更、将来のビジョンが見えない不安定な状況をあらわします。■・爆弾、ミサイル攻撃の夢・・・買い物帰りに爆弾が落ちた。爆発の瞬間は見ていません。近くに行ってみると、爆弾が落ちたところには大きな穴が開いていました。すでにたくさんの人が集まっていて、最初は穴の中を見ることはできませんでしたが、人垣のすき間から穴の底をちらっと覗いたら、バラバラになった手や指、血まみれの首のようなものが見えました。すぐに目を反らし、ふと足元を見ると、こま切れになった肉片が点々と落ちていました。肉片は生々しく、思い出しても気持ち悪い夢でした。これは30代主婦の夢の実例です。現在の生活状況が不安定なことをあらわしています。心身の不調和や生理的に不安定な状態を映します。大爆発・爆弾がさく裂するイメージが印象的なら、対人的な変化、環境の変化を暗示し、良い意味になることがありますが、爆発の後の現場や爆弾やミサイルから逃げ続けるイメージが強ければ、現在の状況・環境が不安定なことを反映します。■・自己アピールが苦手な人ほど激しい夢を見ているかもこれだけ平和な日本でも殺人や戦争の夢を見る人は少なくありません。日本人と欧米人を比較すると、日本人のほうが凄惨な激しい夢を見る傾向があるそうです。日本人は自己表現の仕方が周囲に控えめで、自分の気持ちを抑圧する傾向があるせいかもしれません。(梶原まさゆめ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月23日世界水泳が終わり、もうすぐ世界陸上が開幕します。アスリートたちが世界一を目指して力を出し切る姿には、いつも感動させられますよね。頂点に立つためには、才能だけでなく幼いころからの厳しい鍛練と自己管理が必要。アスリートではない一般の私たちが「世界一になりたい」と思っても、いまからではちょっと難しいかもしれません。でも、ギネス記録ならばまだまだ可能性はあるんです!今回は、イギリスのニュースサイト『Telegraph』の記事を参考に、ギネスブックに載るための6つのステップをご紹介します。■1:挑戦する記録を選ぶギネス世界記録の認定を行う「ギネス・ワールド・レコーズ」には毎年4万件もの申請がよせられています。そのため新しい分野を見つけるのは至難の業。しかし、創造的な方なら挑戦する価値はあります。もしくは、既存の記録を更新するという方向性ももちろんアリです。「モヒカンヘアの高さ」とか「バービー人形の保有数」といった記録は、がんばればなんとかなるかもしれません。■2:挑戦したい記録を申請する挑戦したい記録を決めたら、「ギネス・ワールド・レコーズ」に申請します。挑戦したい記録を検索、または新たに打ち立てたい記録を提案するのです。申請にはお金はかかりません。しかし、審議を経て連絡があるまでは通常数カ月時間がかかるので、有料ですぐに返事がもらえる「ファストトラック申請」もあります。(ギネス・ワールド・レコーズ・ジャパンの場合、個人申請で申請料9万9千円)申請された記録候補を「ギネス・ワールド・レコーズ」が独自の基準に沿って審議し、認められれば正式な記録としてギネスブック認定候補となります。■3:練習、練習、とにかく練習もちろん、ほかの誰よりもあなたの記録が優れていなければギネス登録はかないません。たとえばある時間に握り潰すリンゴの数であるとか、トランプでつくるタワーの高さ、水の底を泳ぐ距離といった記録を打ち立てるためには、たくさんの練習が必要です。身体能力に関する記録を選んだ場合、とくにそうです。たとえ、練習の末に記録更新(新記録樹立)が成らなくても、努力したことは必ず自分の財産になります。■4:専門家にアドバイスをもらう成功するためには、専門家に意見を聞くことも大切です。記録を塗り替えた経験を持つ人からのアドバイスはたいへん有効です。そうした人たちは、本番で気持ちをどう保てばよいかもよく知っています。彼らにアドバイスをもらうことで、「ギネス・ワールド・レコーズ」の厳格なガイドラインを満たし、ギネス記録保持者になる道が開けます。■5:気持ちを落ち着かせるもし、世界で最もチェーンソージャグリングがうまかったり、剣を飲み込むテクニックが世界一優れていても、緊張で気持ちが高ぶってしまっては、せっかくのチャンスが台なしです。どんな記録に挑戦するにしても、気持ちを落ち着かせる方法を知っていて損はありません。深呼吸をしたり、大好きな音楽を聴いたり、自分なりのリラックス法を見つけておきましょう。■6:いちかばちかやってみる!さあ、いよいよ本番。計画を実行に移すときです。公式認定員の立ち会いのもと、記録に挑戦します。家族や友人に応援団になってもらい、全力が出し切れる環境をつくりましょう。大切なのは、もし記録が樹立できなくても、挑戦することにこそ意義がある、ということ。なにも挑戦せずにいるよりも、挑戦して失敗する方がずっと価値があるんです。最後に、『マイナビウーマン』で紹介された、2014年に登録されたユニークなギネス記録から4つご紹介します。(1)ハリーポッターグッズの保有数メキシコ在住の男性が3,097個集めて達成。そんなにグッズに種類があることも驚きですよね。(2)4足走行四つん這いの姿勢で100メートルを走るもの。なんと記録保持者は日本人の高校生だそう。(3)最も長い織物中国の少数民族・ミャオ族が33メートルもの長さの織物を製作し、樹立。33メートルもあったら何着の衣装が仕立てられるのかも気になります。(4)ビール男27杯のビールジョッキを一度につかんで40メートル歩き、ギネス記録に認定されました。こんなウェイターがいれば、大人気のビアガーデンでも待たされずに乾杯できそうです。*ギネス記録を樹立するには、練習もさることながら“誰も思いつかないアイデア”が重要なのかもしれませんね。世界一の称号を手に入れるため、いまから取り組めそうな記録を探してみるのもおもしろそうです。(文/よりみちこ)【参考】※Six steps to setting a Guinness World Record―The Telegraph※決選!2014年ギネスブックに登録されたユニークな記録の数々―マイナビウーマン
2015年08月28日みなさんは数年前に流行った、中島美嘉の『明日世界が終るなら』という曲をご存知でしょうか。これは「世界が終わるとしたら恋人と一緒にいたい」といった歌詞で、映画『バイオハザードV リトリビューション』でも使用された曲です。この歌詞、「ロマンチック好きの女子なら共感するんだろうな~」と勝手に思っていました。しかし、20~30代の女性限定でアンケートをとったところ、実際は「世界の終わりにパートナーと一緒に居たくない!」と思っている女性が46%もいると判明!約半数の女性が好きな人といたくないなんて、少々困惑です!さっそく、女性の本音を聞いてみましょう。■世界の終わりに恋人と絶対にいたくない理由まさに驚愕の結果ですね!この世が終わると知っても、パートナーと一緒にいたくない派が46%だったなんて……。しかも、そのうち既婚者は14%。世界の終わりにさえ結婚相手と一緒にいたくない、つまり世界の終わりだからこそいたくないなんて衝撃的!理由を見てみると、ほとんどが「いたくない!」とキッパリ。この一言のみで片付けられるのも、逆にグッサリきますね。続いて、「子供がいなければ、ぶっちゃけ別れたいので」「まぁ、子供とは一緒にいたいかな」といったような、夫は不要だが子供とは一緒にいたい派も……。これが本音と思うと、何だか切ないですね。他には、「一人で好きなことをしたい」「両親や姉を選ぶ」、あと「元彼と一緒に居たい」というコメントも……。間違った相手と結婚してしまったのでしょうか……(涙)一方、未婚者のいたくない派は、思ったよりドロドロ感はなく「家族といたい」「友人といたい」「猫といたい」「パートナーがいない」など。恋人の時点では、やはり家族などの血縁者の方がより大切な気がするのかもしれませんね。■世界が終わる時は恋人と一緒にいたい理由また、パートナーと一緒にいたい派のうち、大多数は既婚者でした。こちらは言うまでもなく、愛にあふれたコメントが多く寄せられていましたよ!例えば、「一心同体だと思っているから」「最後まで一緒と誓ったので」「守ってくれそうだから」など。結婚してもなお、そう思えるということは幸せの証ですね。一方、未婚で今付き合っている恋人といたい女性は、一言「そばにいたい」というコメントが目立ちました。く~!胸がキュンとしますね。中には、「大切な人といたい」「大好きだから、最後まで一緒がいい」「一緒に死ねたら満足でしょ?」という熱烈なコメントも。ラブラブですね~。もちろん、「明日、世界の終わりが来たら」といったありえないような展開に「?」と思う人もいるかもしれません。しかし、例え妄想のそんな状況でさえ「一緒にいることを選ばない・選びたくない!」としたら、「そこに愛はあるのかい?」とドラマ『ひとつ屋根の下』の台詞が頭をよぎります。それほどまで、パートナーを嫌だと思っている女性のみなさん!本当に世界の終りが来る前に、今一度、2人の関係を考え直してみては?きっと、そこまでして付き合う方がストレスですよ!(文/喜田宏美)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年11月25日(火)調査対象:全国の20~30代の男女100名
2014年12月10日ワールドカップ、終わりましたね! 朝4時や5時に起きてテレビ観戦し、寝不足の日々を過ごした方も多かったのではないでしょうか。一方、世界遺産業界にとって年に一度の最大のイベントだった世界遺産委員会も、6月25日に終了しました。『富岡製糸場と絹産業遺産群』の世界遺産登録も、ワールドカップのニュースに押され気味であまり扱いが大きくなかったのが残念でしたが、実は今回の会議では様々な出来事がありました。そこで今回と次回の2回に分けて、あまり報道されていない、世界遺産委員会について解説します!○世界遺産を決める会議は年に1度のみ今年、世界遺産はついに1,000件の大台を突破して、1,007件となりました。こんなにたくさんの世界遺産が、これまでにどうやって誕生したのかというと、1978年に世界遺産第一号の12件が決まって以降、毎年少しずつ増えていったのです。増える、といっても日々少しずつ増えているのではなく、1年に1度開催される世界遺産委員会のみで審議が行われるのであり、この会議以外で世界遺産が誕生することはありません。毎年決まった数が増えるのではなく、多少のばらつきはありますが、例年約20件前後が誕生します。なお、現在の保有国トップ3は、1位イタリア(50件)、2位中国(47件)、3位スペイン(44件)となっています。各国は事前に世界遺産登録を目指す物件を推薦しており、年間で合計約50件の推薦があります。この推薦は各国政府による自薦なのですが、それでは客観的に見て本当に世界遺産にふさわしい価値があるのかどうか分かりません。そこで、文化財や自然保護の専門家による審査が行われます。その審査結果を参考にして、世界遺産委員会の場で最終的に決議を行っています。そもそも世界遺産とは、世界遺産条約を締約している191カ国の中から登録されるのですが、さすがに全締約国が一堂に会して審議を行うわけには行きません。そこで、21カ国の委員国を選出し、合議制で決めているのです。○来年はドイツ開催会議が開催されるのは、世界遺産を保有している国で持ち回りとなっています。今年は第38回世界遺産委員会が、6月15日~25日にかけてカタールのドーハで開催されました。会場は、磯崎新氏が設計したカタール国立コンベンションセンターです。時期は固定ではないのですが、ここ最近は6~7月にかけて2週間弱の日程で開催されることが多いです。開催地は、昨年はカンボジアの首都プノンペン、一昨年はロシアのサンクトペテルブルクでした。来年はドイツのボンが決定しています。開催国イコール議長国ということで、今年はカタールのマヤサ王女が議長を務めました。「富岡」登録を告げる、木づちをたたいていた女性です。カタールといえば、会議の初日に、紛争・災害によって崩壊の恐れがある世界遺産を守るための新たな基金として、1,000万ドル(約10億円)の寄付をすると表明しました! 10億円……。さすが世界有数の成長国です。カタールはFIFAワールドカップ2022の開催も決まっていますし、国際社会で果たす役割がどんどん大きくなっていきそうですね。ところで委員国以外にも、会議にはオブザーバーという形での参加(傍聴)が可能です。例えば、将来的に世界遺産登録を目指す物件を保有する自治体の担当者の方や、報道関係者、世界遺産に関する情報を扱っている関係者・研究者などです。筆者もいずれ、ぜひ委員会を見に行きたいと思っています。次回は、今年新しく誕生した世界遺産の中での注目物件や、世界遺産委員会で問題視されている課題などについて詳しくお話していきたいと思います。○筆者プロフィール : 本田 陽子(ほんだ ようこ)「世界遺産検定」を主催する世界遺産アカデミーの研究員。大学卒業後、大手広告代理店、情報通信社の大連(中国)事務所等を経て現職。全国各地の大学や企業、生涯学習センターなどで世界遺産の講義を行っている。○世界遺産検定とは?世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。主催:世界遺産アカデミー開催月:3月・7月・9月・12月(年4回)開催地:全国主要都市受検料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円、1級9,250円、マイスター1万8,510円、3・4級併願6,060円、2・3級併願8,220円解答形式:マークシート(マイスターのみ論述)申し込み方法:インターネット又は郵便局での申し込みその他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて
2014年07月14日