日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHKみんなのうた ミュージカル『リトル・ゾンビガール』が2022年8月20日(土) から日生劇場で開幕し、全国で巡回される。人里離れた森で暮らすゾンビの女の子・ノノと、街で暮らす人間の男の子・ショウの小さな友情の物語。1961年の放送開始からおよそ1500曲以上の名曲を送り出し、広く人々に親しまれてきたNHK『みんなのうた』の歴代の名曲を全編に散りばめた、子どもから大人まで楽しめる新作オリジナルミュージカルとなっている。今回、主人公のノノを演じる熊谷彩春。ミュージカル『レ・ミゼラブル』で、史上最年少でコゼット役に抜擢されたり、『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』でヒロインのデア役を演じたりと、今後が期待されている逸材で、今回の出演にあたっては「ノノは天真爛漫で疑問に思ったことを『なんで?』と追求していく。私自身も、疑問に思ったことはすぐ口にしてしまう子どもだったので、昔の自分を見ているようで。演じるのが楽しみです」。Wキャストを組む髙橋ひかるについて、熊谷は「すごく柔らかくて、明るい雰囲気をお持ちの方。それぞれ全く違ったノノになる予感がしていて、いろいろ見て学んでいけたら」と話す。これまでの出演作でもWキャストやトリプルキャストを組むことがあったが、今回は初めての“年下”だそう。「今まで先輩方に頼りっぱなしだったので、ちょっとは自分も頑張らないと」と意気込む。本作は親しみやすいキャラクターやおなじみの歌など、子どもたちにとって初めての観劇体験としておすすめできる内容でありながら、今の時代にまさに問われる「多様性を認め合うこと」や、普遍的な“共生”を考える要素も含まれている。熊谷も幼い頃イギリスやマレーシアに住んでいたことがあり、多様性については考えることが多かったといい、「コロナや戦争など、今起きている分断の状況を考えると、今こそこの物語を上演する意義があると感じました。これからを担う子どもたちに観ていただくことに大きな意味があると思います」と作品の魅力を語った。熊谷自身、幼少期にロンドンで『ライオンキング』を観た原体験から、ミュージカル俳優の道に進んだという。「この作品を観た子がいつか舞台に立つようになって『あのとき観ていました』と言ってくれたら。これ以上嬉しいことはないですね」。まだまだ俳優としては伸び盛り。これからの展望を尋ねると「いままで清楚なお嬢様役が多かったのですが、どんどん役の幅を広げていきたい。イメージに囚われない、七変化できる俳優になりたいです」。その他の出演者は石井杏奈、伊藤理々杏(乃木坂46)(Wキャスト)、エハラマサヒロ、石田佳名子、コング桑田、大和悠河ほか。東京公演は8月20日(土) 〜28日(日)、日生劇場。そのほか全国公演あり。詳しくは公式ホームページで。取材・文=五月女菜穂撮影=川野結李歌<公演情報>日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』2022年8月20日(土) 〜28日(日) 日生劇場(東京公演)※そのほか全国公演ありチケット情報:公式ホームページ:
2022年06月16日株式会社バンダイ ライフ事業部では、高級感のあるマットコートを施した紙製コースターシリーズ『コースターコレクション』から、大人気アニメシリーズ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」シリーズからアニメシーンを使用した、『コースターコレクション「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」シリーズ Vol.1~Vol.4』(110円 税込)を2022年6月22日から順次発売いたします。Vol.2以降の発売については続報をお待ちください。(発売元:株式会社バンダイ)コースターコレクション「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」シリーズ Vol.1※商品詳細ページ: ■商品特長『コースターコレクション』は、コレクションに適したイラスト選定に加え、種類数豊富なラインアップと箔版仕様のシークレットデザイン、低価格で買いやすく集めやすいシリーズです。コースターは、直径約75mm、厚さ約1mmで、表面フルカラー印刷、裏面モノクロ印刷の両面印刷仕様。コースター全面にはマットPPコートがかかり、美麗なイラストをマットな質感で再現します。全国のアニメイト他、キャラクターショップで随時販売いたします。Vol.1では『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』、Vol.2では『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』、Vol.3では『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ』のシーン、Vol.4では『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター』のシーンをそれぞれ収録しております。シリーズ第一弾のVol.1は、ノーマルコースター37種、シークレットコースター2種の全39種。ノーマルコースターには、アニメシーンを振り返れる美麗シーンを採用しました。どの種類にも裏面にはボリューム毎に各シリーズのキービジュアルが入っています。シークレットコースターは、ゴールド箔押し仕様。いずれか1種が入っており、どれが出るかはお楽しみです。コースターとしてカフェタイムを楽しむだけでなく、クリアファイルやアクリルスタンドに飾って、コレクションを楽しめるアイテムです。お近くのショップで、コレクションアイテムと共に、チェックしてみてください。■商品概要・商品名 : コースターコレクション「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」シリーズ Vol.1・価格 : 各110円(税込)・対象年齢 : 15才以上・種類数 : 全39種・セット内容: コースター1枚入り・商品サイズ: 直径約75mm 厚さ約1mm・商品素材 : 紙・PP・生産エリア: 日本・販売ルート: 全国のアニメイト、他・発売予定 : 2022年6月22日(水)より順次発売。以降シリーズの発売は下記サイトをご確認ください。 ・発売元 : 株式会社バンダイ(C)UTA☆PRI PROJECT※最新の情報・詳細は商品ページをご確認ください。※商品仕様等は予告なく変更になる場合があります。※掲載している写真は開発中のため、実際の商品とは多少異なる場合があります。※記載している販売ルート以外でのイベントや海外等で販売する可能性があります。■「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」シリーズとは?人気ゲームソフトを原作とし、2011年から2016年にわたり、4期まで放送されたテレビアニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」シリーズ。関連CDの販売枚数は500万枚を超え、さらに2019年に公開された「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」は動員数118万人、興行収入18億円を突破する大ヒットを記録しました。そして、2021年、アニメ放送開始から10周年という記念すべき年を迎えました。■「コースターコレクション」について2021年5月よりシリーズ発売となる、大人向けコレクションアイテム。直径約75mm、厚さ約1mm、高級感のあるマットコートを施した紙製コースター。コレクションに適したキャラクター選定に加え、種類数豊富なラインアップと箔版仕様のシークレットデザイン、さらには110円(税込)という買いやすさで、コレクション欲を喚起します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月09日「EXO」チャンヨルが映画初主演を果たしたミュージックロードムービー『ぼくの歌が聴こえたら』。今回は、チャンヨルとチョ・ダルファンの真剣な表情から爆笑する様子まで、2人の撮影の裏側を捉えたメイキング映像が到着した。本作は人前で歌えないミュージシャン・チフンと音楽プロデューサーのミンス、音楽だけが共通点の2人が、それぞれの人生を変えるために韓国内を旅をし、成長していく物語。この度解禁されたのは、チフン役チャンヨルとミンス役チョ・ダルファンのメイキング映像。真剣にギターを弾きながらもカメラに気づき微笑むチャンヨルの姿、またチャンヨルが弾くギターに合わせてチョ・ダルファンが歌うシーンでは、チョ・ダルファンがノリノリで歌いながら2人で笑顔を浮かべるなど、仲睦まじい様子がうかがえる。また、「Everyday with You」の撮影シーンでは、チャンヨルが歌う様子を優しい表情で見守るチョ・ダルファンと、ギターを弾きながらしっとりと歌い上げるチャンヨルそれぞれの様子が映し出されている。さらに、明け方の薄暗い中、「A Sky Full of Stars」を切ない表情で歌う撮影シーンにも注目だ。『ぼくの歌が聴こえたら』は6月10日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくの歌が聴こえたら 2022年6月10日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2021 STUDIO TAKE ALL RIGHTS RESERVED.
2022年05月24日「EXO」のチャンヨルが映画初主演を務め、韓国初登場1位を獲得した『ぼくの歌が聴こえたら』から、チャンヨルがギターを手にビリー・アイリッシュ「Bad Guy」を披露する本編映像が解禁となった。日本でも人気のダンスボーカルグループ「EXO」のチャンヨルが映画初主演を果たした本作は、2021年3月29日、彼の兵役直前に韓国で公開されると初登場1位を獲得。「EXO」ではラッパー兼サブボーカルを担当しているチャンヨルが、世界的ヒットソングの数々を低音ボイスで華麗に歌い上げており、グループ活動とはまた違った魅力を打ち出している。この度、解禁されたのはチフン(チャンヨル)とミンス(チョ・ダルファン)の出会いの瞬間が収められた本編映像。ミンスが“スターの原石”チフンを見つける瞬間のシーンをとらえている。真夜中の駐車場、どこからともなく聴こえてくるギターの音色をたどって行った先にミンスが見つけたのは、狭い受付ブースの中で歌うチフンの姿だった。ミンスは一瞬でその才能を見抜き、スターの原石だと確信。躊躇するチフンをスカウトし、契約書にサインをさせようとする。この出会いから始まる2人の旅の展開と、あの世界的ヒット曲、ビリー・アイリッシュの「Bad Guy」を低音ヴォイスで歌い上げるチャンヨルに注目だ。『ぼくの歌が聴こえたら』は6月10日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくの歌が聴こえたら 2022年6月10日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2021 STUDIO TAKE ALL RIGHTS RESERVED.
2022年05月17日北海道東川町では、1903年に生まれ19歳の若さで亡くなったアイヌ文化伝承者、知里幸恵(ちり・ゆきえ)さんをモデルにした映画「カムイのうた」の製作を進めています。本映画は、アイヌ文化と共に、大雪山国立公園を有する東川町が「大雪山文化」を次世代に伝えることを目的に、ALL北海道の連携で本作を作り上げ2023年秋の公開を目指しています。この度、本映画の製作発表会を下記の通り開催いたします。本発表会の取材をご希望の方は、本取材要項に則り、下記ウェブフォームに必要事項を記入の上、5月16日(月)正午までにお申し込みください。ご多用の折、恐縮ではございますが、取材を賜りますようご案内申し上げます。【映画「カムイのうた」製作発表会開催概要】■日時:2022年5月19日(木)15:00~■場所:せんとぴゅあ2多目的室〒071-1426北海道上川郡東川町北町1丁目1番2号■申込先: ■登壇者:監督・脚本菅原浩志氏主演俳優 当日発表東川町長 松岡 市郎製作協力 川村久恵氏/旭川アイヌ協議会■製作: シネボイス■製作協力:写真文化首都「写真の町」北海道東川町川村久恵氏/旭川アイヌ協議会■アイヌ語・アイヌ文化:藤村久和氏取材上の留意事項登録申請・下記ウェブフォームに必要事項を記入の上、5月16日(月)正午までに申請をしてください。 映画「カムイのうた」映画製作発表会 : その他ご注意事項・ご取材はこちらから事前にご案内をお送りしたプレスに限らせていただきます。・登録申請をしていただいたメディアの皆様には発表会終了後、オフィシャル素材を提供させていただきます。本イベントのオフィシャル素材は、本イベントの報道を目的とした使用に限らせていただきます。それ以外の使用の場合は、東川スタイル課までご連絡ください映画「カムイのうた」特設ホームページカムイのなげき(仮) : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月10日「EXO」チャンヨル主演の韓国映画『ぼくの歌が聴こえたら』より場面写真が公開された。本作は、チャンヨルが世界的ヒットソングの数々を、低音ボイスで華麗に歌いあげるミュージックロードムービー。公開された場面写真には、チャンヨル演じるチフンが、大切なギターを弾く姿をはじめ、ひとり座り込む姿。チョ・ダルファン演じる音楽プロデューサーのミンスと、人生を変えるために一緒に旅をする様子も切り取られた。チフンは音楽の才能はあるが、トラウマにより人前で歌えない。そんな彼の才能を見つけたのがミンス。場面写真には、2人が堅い握手を交わすシーンも見られる。『ぼくの歌が聴こえたら』は6月10日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラスト有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ぼくの歌が聴こえたら 2022年6月10日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2021 STUDIO TAKE ALL RIGHTS RESERVED.
2022年04月29日Perfume(パフューム)の新曲「さよならプラスティックワールド」が、2022年4月29日(金)に配信リリース。NHK「みんなのうた」で、4月から5月にかけて放送される。Perfumeの新曲「さよならプラスティックワールド」2022年初夏に最新アルバムを発売予定のPerfume。約4年ぶりのアルバムリリースに向けて始動している彼女たちが、新曲「さよならプラスティックワールド」を配信リリースする。新曲「さよならプラスティックワールド」は、インターネットやSNSがあたりまえになった現代に、息苦しさや違和感を感じている人々に向けて、ポジティブなメッセージを贈る楽曲。そんな世の中においても、自分の感覚や自らの実体験によって、未来や運命をよりよく変えられるというメッセージを、ポップなサウンドにのせて歌っている。NHK「みんなのうた」で放送なお、新曲「さよならプラスティックワールド」は、NHK「みんなのうた」にて、4月から5月にかけてオンエア。ジャケットには、NHK「みんなのうた」のアニメを担当した大谷たらふのアートワークを採用した。<Perfume コメント>ワードが少ないのに、すごく深く今の時代を 捉えた言葉が続いていて、これを子どもたちが口ずさんだとき、大人はドキッとするだろうなぁと思いました。(あ〜ちゃん)まさに現代のみんなが陥っている世界や気持ちを歌っていると感じています。大事な事はもっとあるよね?って言われているような。(かしゆか)歌詞を見た感想は「わかる〜 !!!」でした(笑)。 何を見るにもまずレビューから見ちゃうし。ネットで映画 を見るにも買い物するにも、本当に私にフィットしたものをオススメしてくれることに、もう違和感を持たなくなってきている。「プラスティックワールド」の世界に足を突っ込んでいます。(のっち)【詳細】Perfume 新曲「さよならプラスティックワールド」配信日:2022年4月29日(金)うた:Perfume作詞:中田ヤスタカ作曲:中田ヤスタカ※NHK「みんなのうた」4月−5月の新曲
2022年04月17日アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚色賞の3冠に輝いた『コーダあいのうた』で脚本・監督を手掛けたシアン・ヘダーのインタビューがシネマカフェに到着。受賞後のリアルな心境や、共に作品賞にノミネートされた『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介監督への熱烈ラブコール、そして、日本はもとよりハリウッドでも続々と表面化するパワハラ、セクハラ問題についても語ってくれた。2021年4月、サンダンス映画祭で上映されるや世界のバイヤーがその配給権に殺到、史上最高額の26億円でアップル社が落札し世界を驚かせたかと思えば、3冠に輝いたアカデミー賞でもその名が挙がるたびにASL(アメリカ手話)での拍手(手のひらをひらひらとさせる)が会場を包み、世界中を温かな気持ちで満たした本作。授賞式で作品名が呼ばれたときは「夢を見ているようでした」とへダー監督はふり返る。「受賞後に映像に映る自分の顔を見たのですが、目が見開かれて、夫を見て、実際に『コーダ あいのうた』と呼ばれたことが『信じられない!』という顔をしていました」と笑う。アカデミー賞授賞式の数週間前から、急激に受賞への注目度が上がっていた本作。「実際、受賞の可能性に対しての話題がたくさん出ていましたが、それが実現するとは思えなくて」と、はにかみながらも「私たちの作った小さな映画がこういう道のり、旅をしてきて。それがまさか、この小さな映画が作品賞を獲るなんて! そのことをなかなか受け入れることができなかったんです」と正直に吐露。「だから実際に受賞した時は、もう純粋に喜びと高揚感に満ち溢れていました」と思い返し、そして「ステージで、1人のろう者の役者さんではなく、この映画で重要な役割を果たしている3人のろう者の役者さんたちと一緒にステージに立てたことはとても美しい瞬間でした」とも続ける。マーリー・マトリンがろう者初の俳優としてアカデミー賞を受賞してから35年たったいま、同じくろう者俳優であるトロイ・コッツァーの今回の受賞など、本作に光が当たることが、ろう者のコミュニティにとっても大変重要な瞬間であったという。『ドライブ・マイ・カー』濱口監督は「敬愛するアーティスト」『ドライブ・マイ・カー』また、同じ作品賞ノミネート作として肩を並べ、国際長編映画賞を受賞した日本映画『ドライブ・マイ・カー』については「今年見た全ての映画の中で最も好きな映画の一本です」と絶賛するへダー監督。「村上春樹とそのストーリーテリングをとても美しい形で捉えていると思います」と語り、「人間であることの痛み、愛する人を失うことの痛みを受け止め、そして起きたことと向き合う<ツール>としてのアート、それに対するラブレターのようにも感じました」「永遠に私の記憶に残る映像もあり、人間であることに対する美しく壮大な詩だと思う」とその理由を語った後、「濱口監督とアカデミー賞を通して会えたこと、友人になれたこと、お互いの作品を享受できる、というのはとても嬉しいです。とにかく私はこの作品(『ドライブ・マイ・カー』)が大好きです!」と賛辞が止まらない。「濱口監督と一緒にディナーをしたときは、まだ彼の映画を見ていなかったので、どのくらい『ドライブ・マイ・カー』を好きなのかをぜひお伝えしたいです」というリクエストも。「どのくらい感動したか、視覚的にも、エモーショナルな意味でもアーティストしてどのくらいインスパイアされたかを伝えたい」「何らかの形でこの先コラボレーションができたら。本当に敬愛するアーティストですから!」と、ラブコールを送った。ハリウッドの女性監督たちは「どんどん仕事をしています」続いて、日本でも問題視される映画業界のパワハラ、セクハラにも言及。現在のハリウッド映画界に関しては「変わってきていると思う」と監督は明るい兆しがあると語る。「15年前に女性監督としてキャリアをスタートさせた時に比べると、今はぶつかる壁が当時より遥かに少ない。テレビのエピソードを初めて監督した時を思い出すと、スタッフからもの凄い抵抗『彼女(女性監督)を、どう扱ったらいいんだろう?』という雰囲気がもの凄くあったのを覚えていますね」と打ち明ける。しかしいまでは、そのようなことを現場で感じることはないという。「女性監督の友人たちを見ていてもどんどん仕事をしていますし、企画も制作費が集まっています」と言い、そして「女性ということ以外に、他の形でも多様性を受け入れる考え方、つまり、人種的多様性、LGBTQコミュニティ、障がい者コミュニティに対してよりオープンになっていると思います」と述べた。歌と、手話と、漁業と、斬新な組み合わせがケミストリーを起こし、奇跡のような結果を生みだした『コーダ あいのうた』。最後、次回作について構想を質問されると「常にアウトサイダーや取り残されている人々や社会の端に追いやられ、自分の居場所を獲得するために戦わなければいけなかったような人々に惹かれます」と監督。「キャラクターや彼らの道のりを掘り下げる、という作業を通して私たちは自ら変わったり、なんらかの形でよりオープンになったり。それまで“気づかなかったこと”に対して気づきを得ることができると思う」。だから「ストーリーは社会に変化を起こすことのできるパワフルなツールになりうると思うし、『コーダ あいのうた』でも私はそれを体験してます。今後もそういう作品を作っていきたい」と意欲を見せていた。『コーダ あいのうた』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年04月17日4月1日公開の映画『東西ジャニーズJr.ぼくらのサバイバルウォーズ』。少年忍者とLilかんさいが初主演、東西ジャニーズJr.コラボとなる作品だ。舞台は東京のはずれにある虹色町。町のボーイスカウト団がある事件をきっかけに仲違いをし、東団と西団に分かれてしまう。対立し合う東団と西団は、虹色町に引っ越してきた転校生の入団勧誘をきっかけに、決着をつけることに。さらにそこに町の不良グループも加わり……。今回は、東団メンバーを演じる少年忍者の安嶋秀生、内村颯太、青木滉平、瀧陽次朗、川﨑星輝、不良グループを演じる同じく少年忍者の深田竜生、檜山光成、山井飛翔、鈴木悠仁、長瀬結星に撮影の裏話、映画撮影を経て気づいた自身の新たなの魅力について聞いた。山の中ならではの思い出がいっぱい!?――今回、山の中でのロケが多かったと思うんですけど、楽しかったこと、印象に残っていることを教えてください。内村颯太(以下、内村):僕、虫大好きなんですけど、青木以外の東団はみんな虫が嫌いなんです。山なんで、めっちゃ気持ち悪い虫がいて。瀧陽次朗(以下、瀧):ナナフシみたいな蜘蛛を投げてくるんですよ。内村:そしたら嫌がっていたんで、なんか嬉しいな、って。瀧:ちょっと(内村のことが)嫌いになりました(笑)。安嶋秀生(以下、安嶋):小道具の上に乗っけてくるんですよ、リュックの上とか。撮影するよっていうときに、リュック見ると上に乗ってる。青木滉平(以下、青木):僕もやられたんですけど、小さい頃山の中で育って、虫でおままごとしてたんですよ。内村:一番サイコパス!青木:幼少期を思い出せてよかったです。鈴木悠仁(以下、鈴木):あと、トランシーバーを木にぶつけて仲間にこちらの状況が伝わる、というシーンがあるんですけど、そこで全然ぶつけるのがうまくいかなくて、何回も撮り直したというのがありました。安嶋:トランシーバーのボタンを押す場所が木に当たらないといけないんですよ。僕がヤンキーに攻められて後ろに下がるシーンなんですけど、自分の位置からは見えないんですね。だから、いろんな方向で試行錯誤して、カメラの位置も変えて。そこだけでも結構時間食ったよね。――ダンスシーンもありましたが、意識していたこと、大変だったことはありますか?川﨑星輝(以下、川﨑):役になりきってダンスするのが難しいよね。踊り方の癖が出ちゃうんですけど、僕はできない役だったんで、今までのシーンはダメダメだったのに、踊りのシーンでキレキレになったらおかしくなるので、監督とお話して猫背で踊ってみたり、頑張って役作りしたんですけど、アジとかはキレキレそのままで。安嶋:俺はダンス得意なので。ダンスに関しては演じた龍一郎という役と一緒だったので、そこだけは安嶋秀生としてやらせてもらいました。檜山光成(以下、檜山):あと位置の番号がないから景色で覚えなきゃいけないっていうのが苦戦した。山井飛翔(以下、山井):天候もよくて晴れで汗かいたし、長時間撮影があるから太陽の位置がずれて位置わかんなくなったりとか。影が変わるし。安嶋:ダンスシーンの撮影が終わって次の日はみんな首とか真っ赤になってました。龍一郎のモデルは「お父さん」?――安嶋さんと檜山さん、今回東団と不良グループのリーダーをやってみていかがでしたか?安嶋:少年忍者がそもそも人数多いんで、割とまとめるのが大変なんですよ。曲をやるときは、5人、8人、9人に分かれるんですけど、その中では僕が振り付けを作ったりするんですね。だからそういうときに8人をまとめる経験をしていたので、それが今回は活かせたんじゃないかな、と思います。檜山:高校3年間、学級委員長っていう立場もあって、リーダーシップは自分ではあると思ってるんですけど、不良グループのメンバーは少し言ったらすぐに直してくれるので、苦労は少なかったですね。――お手本とされた理想のリーダー像はありますか?安嶋:お父さんです。すごい厳しいんですよ。悪口ではないんですけど(笑)、考えが昭和っぽくて、きっぱりしてるというか、だからお父さんを想像すれば、龍一郎になるのかな、と。基本お父さんは寝ているときも眉間にシワが寄っているので、そのイメージをして、僕も演技中は眉間にしわを寄せていました。檜山:僕は特定の誰か、というのはなくて、いろんな不良ドラマや映画のいいところを取っていって、自分の中のリーダー像を作りました。--今回、仲間との絆がひとつのテーマだと思いますが、撮影を終えて改めて気がついた仲間の絆はありますか?深田竜生(以下、深田)朝から夜まで撮影だったりしたんですけど、人によって出番があるシーンとないシーンがあるんですよね。でも、夜に1人だけ出るシーンでメンバーが応援しに来てくれたり、様子見に来てくれたり、そういうので互いに支え合ってるというか、友情を感じました。やっぱり、メンバー、仲間っていいなって。安嶋:少し演技に苦手意識があるんですけど、顔に出やすいタイプなんですよ。だから監督に言われたことをどういうふうに対応すればいいのか悩んでたら、演技が得意なメンバーがそれを読み取って、アドバイスしてくれたのが嬉しかったですね。学校の友達以上に一緒にいるグループだからこそ、表情だけでわかってくれる。そういうのはやっぱり絆なのかな、と思いました。--安嶋さん、深田さんから見て、それぞれ東団と不良グループの良いな、と思う点について教えてください。安嶋:少年忍者は人数が多い分、振り付けもわりと揃えることが多いんです。それが、本当に東団と似ているんですよね。東団もピシッとしているので。手旗信号も本当に息が合ってるので、そういうところは少年忍者ならではなんじゃないかなあ、って思いましたね。そういうピシッとしてる中でも、演技ではちゃんとそれぞれのキャラクターの性格がにじみ出てるので、その辺りはやっぱり少年忍者はすごいなって思いました。深田:不良のいいところはですね、いっぱいあるんですけど、すごく考えて、やっぱりみんなかっこいいな、って。一同:笑深田:結構、少年忍者ってフレッシュな感じのイメージのグループなんですけど、今回はヤンキー役になって、みんな役にちゃんと入れてるし、似合ってたんで、やっぱりみんなかっこいいんだな、と思いました。現場で生まれた東西の交流――今回、Lil かんさいのメンバーとがっつり演技で共演するのは初めてだったと思うんですけど、刺激を受けたことだったり、今回の共演を機に仲良くなったメンバーがいたら教えてください。川﨑:同じシーンは特になかったんですけど、待ち時間が結構あったので、そのときに(當間)琉巧とは熱く仕事の話をしました。瀧:僕はLil かんさいの5人の演技を見てすごい刺激を受けて。関西弁ということもあるのかもしれないんですけど、なんとなく関西特有の明るさっていうのが演技にも出てるんだな、というのを感じて、勉強になりました。青木:大西風雅は、今までも結構仲良かったんですけど、基本ふざけてるプライベートの部分しか見たことなかったんです。でも、ちゃんとお仕事して、演技しているところを初めてしっかり見て、ギャップがあって、よかったですね。あと(嶋﨑)斗亜くんの骨格が綺麗で、羨ましかったです。内村:(岡﨑)彪太郎くんと話したり、ご飯食べたりして……一緒に写真も撮ったんですよ。その写真をブログだったかな、あげてくれて、意外と仲良かったんだな、って思いました。川﨑:認知してなかったんだ?仲いいと思ってなかったの?内村:ちょっと仲いいかな、とは思ってたので嬉しかったです。安嶋:僕は以前、映画をとる前にLil かんさいとはYouTube(ジャニーズJr.チャンネル)で1回撮影したことがあって、その時はそこまでお話することができなかったんですけど、スマホの写真をぱっと見返したら、風雅のアップの写真があったり、髪が汚れるシーンのあと、髪を洗ってたら、後ろからにしたく(西村拓哉)に水かけられたりしたな、とか。今回は2週間という短い期間で本当に少年忍者ぐらい仲良くなった気がしますね。深田:僕もLil かんさいとはすごく喋るようになりました。それこそ、にしたく、琉巧、斗亜とはごはんも行きましたし、移動のバスの中でも結構ワイワイして。全員と仲良くなれましたね。檜山:Lil かんさいの5人とは仲良くさせてもらって。その中でもプライベートの雰囲気をうまく仕事に持っていけるっていう面では関東の少年忍者とは違う一面で、そこは刺激を受けました。山井:Lil かんさいの中では唯一、琉巧くんが同い年なんです。同い年でも関東と関西だと少し距離が出ちゃうものなんですけど、そういうの関係なしに琉巧くんは明るく話しかけてくれて。関西のみんなってすごく距離の縮め方が上手なんだな、って思いましたね。鈴木:撮影中でもみんな明るさがすごくにじみ出てて、いい人だなっていうのがあったんですけど、琉巧くんとは僕の地元の話をして、盛り上がりましたね。長瀬結星(以下、長瀬):関西弁で映画撮ったっていうのもあるし、みんなのいい素が見えた期間でした。風雅や琉巧とは話が盛り上がったりしたんですけど、そのまま撮影に入ってもパッと切り替えができていたのでそこはすごいな、と思いました。――少年忍者とLil かんさいで勝負をしたら負けないな、と思うところを教えてください。安嶋:まず人数の多さですよね。そこは勝ってる(笑)あとは……。檜山:その人数を活かしたパフォーマンスじゃない?安嶋:そう、あと少年忍者、アクロバットできるメンバーがすごく増えたんですよ。最近までやってた『JOHNNYS’ Island』でブレイクダンスのコーナーがあったんですけど、そのためにアクロバットを練習して。想像もできなかった人、悠仁や、久保廉もバク転ができるようになったんです。少年忍者、やっぱり忍者ってついているからには、アクロバットできるのは強みじゃないかな。少年忍者&Lilかんさい、サバイバルに連れていくとしたら?--もしも、映画のような設定で、サバイバルをするんだったら、誰を連れていきますか?長瀬:俺は琉巧ですね。サバイバル能力高そうじゃないですか。生き残れそう。一緒にいても楽しいし、いろんなアイテムの使い方も知ってそう。鈴木:俺は自分をもう1人連れていきたいですね。趣味でキャンプと釣りと料理するので、自分がもうひとりいればギリギリのサバイバル生活も普通に暮らせるかな。深田:あと悠仁は止血できるスボンも持ってるし。(ざわつく一同)鈴木:古着が好きで、軍服みたいなの持ってるんです。その古着を買った店の店長さんが、これ、止血できるんだよ!って。使うところないんですけど、怪我しても大丈夫ですね。山井:僕は岡﨑彪太郎くん。彪太郎くんはプライベートでもすごくしっかりしてるタイプなんですけど、僕は結構1人になると不安になるところが多いので。彪太郎くんが一緒にいて、なんか引っ張ってもらいたいですね。とても信頼できると思いますし。檜山:僕は深田を連れていきたいですね。自分で言うのもなんなんですけど、意外とペアとして歯車が合うというか。俺は結構几帳面で、深田は大雑把なんですけど、考えることが奇想天外なので、そういうサバイバルになったときに、俺にはないひらめきをくれて、いざというときは俺の冷静さでどうにかなるみたいな感じで。深田:歯車が合うって言ってくれたんですけど、僕は斗亜を連れていきます(笑)斗亜はぽわぽわしてる雰囲気ですごいいい子なんですけど、一緒にいるだけで和むんですよ。多分、サバイバルで危険になったときも、ぽあぽあした雰囲気でいたいですね。死ぬとき笑顔でいられるのは斗亜だな、と思いました。瀧:斗生き残る前提の話なんじゃないの?深田:でもまあまあ、ぽあぽあしてる斗亜で。安嶋:俺は久保廉です。龍一郎を経験してから、教える立場面白いな、と思って。久保廉は出来なさそうなイメージがあるんで、教えてあげたいですね。なんか引き継いでほしいです。久保廉に伝えるから、久保が誰かに教えて引き継いでほしい。内村:俺はですね、檜山ですね。檜山本人じゃなくて、役の鷲尾のほう。いくぞ!って声をかけてくれそうなので。僕、無人島に行っても、たぶん動かないのでそれぐらい強引に動かしてくれる人がいいな、と思います。青木:なんか誰っていうのがあんま思いつかなくて……何でもやってくれる人がいいですね。一同:笑青木:立候補居ますか?(深田、安嶋、鈴木挙手)青木:じゃあ豊田(陸人)くんでお願いします(笑)お父さんみたいに優しくて何でもやってくれるので、僕は椅子だけ作って座って待っていたいと思います。瀧:僕は鈴木悠仁ですね、悠仁は料理もできるし、ガタイもいいので、サバイバル能力高そうなオーラがにじみ出てる。……って思ったら、さっきの止血できるっていう、いい情報も聞けたので、さらに好感度爆上がりしました。川﨑:僕は内村ですね。内村:やったあ。川﨑:違うんです、違うんです、厳密にいうと内村が演じた春太ですね。一同:あ~。川﨑:内村は絶対に連れていきたくないです。内村:おいおいおい(笑)川﨑:でも内村は根っから明るいし、なんかちょっと落ち込んでも、助けてくれそうなんで、死に際も明るくね。瀧:だから生き残る前提で話して(笑)たくさんの挑戦をした映画、観てほしい――最後に、映画に出てみての感想、見てくださる方へのメッセージをお願いします。川﨑:そもそも映画に出たことがないメンバーがほとんどなので、新しくて、そしてすごいスケールの大きい挑戦をさせていただけるなっていうふうに思って、緊張もあったんですけど、ドキドキとワクワクで、初日を迎えさせていただきました。予告とかでもある通りですね、青春を伝えられたらなと思います。瀧:僕も映画自体初めてで、経験がないボーイスカウトの映画だったので、いろいろ考えさせられることが多くて難しかったですけど、僕なりに頑張ったので、楽しんで見ていただけるとありがたいです。青木:映画が決まったときは、とにかく嬉しくて。内容がボーイスカウトで山の中に行くと聞いて、僕は山の中で育ったので、おうちに帰れるような感じで、すごく嬉しかったです。深田:くまさんですか?青木:くまさんです!内村:春太は真面目なキャラの東団の副リーダー的存在なんで、真面目な部分を映像に見せるために、髪を切りました。襟足がめっちゃ長かったんですけど、それをまず切って黒染めもして、そしたらもう、ビジュアル的には完璧になりました。もうひとつやったのは、姿勢を良くするということですね。これは平野紫耀くんがテレビ番組で、役づくりで何をしたんですか、と聞かれていたときに姿勢を良くしたって言ってたので、それをちょっと真似してみました。檜山:不良役に慣れてない中、リーダーをやらせてもらったんですけどその中でも監督と、あと共演した平岡祐太さんからもアドバイスをもらえたので、自分も知らなかった新たな一面を見いだせて、そういう意味では新鮮だったんじゃないかな、と思います。山井:不良役は普段のイメージとはほとんど真逆の役ということで、心からその不良役に溶け込むためにいろんな映画や作品さまざまなものを見て勉強をして、監督にも相談して、提案していただいた僕っていうキャラを生かした役をやらさせていただいて、それを短い2週間っていう撮影期間の中でもしっかりと活かせて嬉しかったです。鈴木:僕はこの映画の前にドラマをやらせていただいたんですけど、共演した人たちからいろんな刺激をもらえたので、それを今回は活かせたと思います。長瀬:自分が不良役というのに慣れてなくて、どうやったら不良に近くなれるんだろうって、一昔前のドラマや映画を見て勉強をして。監督にも梅木はどういう役なのか相談したら、頭のねじが一本外れてるおかしい不良だから、というのをもらったのでそこは自分、長瀬結星もちょっと頭のねじが外れているところがあるのでうまく梅木をミックスしてできたのかな、と思います。安嶋:映画で龍一郎役が決まったときは、演技に対してそんな経験がないし、自信もなかったので今回映画を経験させてもらって、監督にいっぱい指導を受けて、自分が今後ジャニーズを生きていく上で身になることが多かったのではないかなと思いました。深田:少し安嶋くんと話が似ちゃうんですけど、2週間という短期間で濃い時間を過ごして、監督にも結構ご指導いただきましたし、お互いに初めて生で演技を見る人もいっぱいいて、たくさん刺激を受けて、自分自身すごい成長できて。今後に生かせるような体験ができたな、と思います。取材・文/ふくだりょうこ
2022年04月08日日本でも人気のグループ「EXO」のチャンヨルが映画初主演を務めた『THEBOX』が邦題『ぼくの歌が聴こえたら』として、6月10日(金)より全国にて公開されることが決定。併せて、「EXO」デビュー10周年である本日4月8日(金)にポスタービジュアルと特報映像が解禁された。新人発掘の才能がありながら運がなく、借金まみれの音楽プロデューサー・ミンス(チョ・ダルファン)は、ある日駐車場の受付でギターを片手に歌っていたチフン(チャンヨル)と出会う。その歌声に感動し、躊躇するチフンを半ば強引にスカウトして10回のライブを契約するミンスだが、チフンは天才的な才能がありながらも、少年時代のトラウマのせいで人前で歌えずにいた。そこでミンスは、冷蔵庫用の大きな段ボールを用意。勝ち気なミンスと内気なチフン、全く性格の違うふたりはライブツアーを成功させることができるのか。『ぼくの歌が聴こえたら』本国版ポスター大人気ダンスボーカルグループ「EXO」のメンバーであるチャンヨルが映画初主演を果たした本作は、彼の兵役直前の2021年3月29日に韓国で公開され、初登場1位を獲得。デビュー前にバンド活動、「EXO」ではラッパー兼サブボーカルを担当しているチャンヨルが、世界的ヒットソングの数々を自慢の低音ボイスで華麗に歌い上げている。普段は明るくておしゃべりな性格のチャンヨルが演じるのは、音楽才能がありながらも、少年時代の心の傷により人前で歌えないミュージシャン・チフン。そんなチフンを引っ張り回す敏腕プロデューサー・ミンスを『ワンステップ 君と僕のメロディ』やNetflixで話題のゾンビアクションスリラードラマ「今、私たちの学校は…」などで活躍するチョ・ダルファンが演じている。監督は、2018年の平昌オリンピックの開幕式の演出を担当し、本作が映画初挑戦となるヤン・ジョンウンが務めた。この度解禁された特報映像は、「僕は人前で歌が歌えません」というセリフと共に、チフンが「コールドプレイ」の「A Sky Full Of Stars」を薄闇の中でサングラスをかけながら歌い始めるシーンから始まる。ミンスに「ステージが怖いのか?」と質問され、黙り込むチフン。そこでミンスは、人前で歌えないチフンがトラウマを克服できるようサポートするようになる。韓国の各地を訪れ、ドラムにギター、ピアノを演奏するシーンと共に、チャンヨル自身が作詞を手掛けたエンディングテーマ「Break Your Box」が流れ、「EXO」の活動とは一味は違う姿を楽しむことができる。またポスタービジュアルは、音楽だけが共通点のチフンとミンスが、それぞれの人生を変えるために韓国内を旅をする道中での2ショットを切り取ったものとなっている。さらに4月15日(金)より、前売り券の発売がスタートすることも決定。購入特典には、本国ポスターのチフン、ミンスのそれぞれのソロ写真に加え、日本のポスタービジュアルと色味が変わったポストカード3種がついてくる。『ぼくの歌が聴こえたら』は6月10日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくの歌が聴こえたら 2022年6月10日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2021 STUDIO TAKE ALL RIGHTS RESERVED.
2022年04月08日2022年のアカデミー賞作品賞のほか、助演男優賞、脚色賞の計3部門を受賞した『コーダ あいのうた』。今年初めに行った、シアン・ヘダー監督の単独インタビューをお届けします(2022年1月20日配信記事)。『コーダ あいのうた』【映画、ときどき私】 vol. 448豊かな自然に恵まれた海の町で、耳の不自由な両親と兄と暮らす高校生のルビー。4人家族のなかで唯一耳が聞こえるルビーは、家族のために幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期に入り、ルビーは秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択。ルビーに歌の才能があることに気がついた顧問の先生から、都会の名門音楽大学への受験を強く勧められる。ところが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じることができず、家業のほうが大事だと大反対。家族を選ぶ決断をした娘に対し、父は意外なある行動を取ることに……。2014年に製作され、大ヒットとなったフランス映画『エール!』をリメイクした本作。昨年開催されたサンダンス映画祭では史上最多受賞に加え、映画祭史上最高額となる約26億円で配給権が落札されたことでも大きな話題となりました。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。シアン・ヘダー監督本作の脚本と監督を務め、その実力が高く評価されているヘダー監督。今回は、取材を重ねるうえで得た気づきや手話から学んだこと、ろう者と作り上げた現場で感銘を受けた出来事などについて、語っていただきました。―最初は、脚本家として本作の依頼を受けたそうですが、監督も手掛けることになったいきさつから教えてください。監督私はもともと監督も脚本も手掛けるフィルムメイカーなので、脚本家として雇われた当初から監督もしたいという思いはありました。製作陣としては、私がどんな脚本を出すかで監督も任せるか検討しようと考えていたようですが。その後、脚本の出来に満足していただけたので、監督も任せてもらえることになりました。―この作品に惹かれた理由はどんなところですか?監督オリジナルの作品を観たとき、物語をより深く掘り下げるポテンシャルがすごくある作品だなと感じました。たとえば、家族の描かれ方やそれぞれのキャラクターをより立体的に描けると思ったんです。特にこの家族というのは、聴者とろう者の両方に属しているようで、両方ともに属していないような存在なので、そんな彼らの道のりをしっかりと見せたいと考えました。取材を通して、いろいろな発見があった―タイトルのコーダ(CODA)とは「Children of Deaf Adults」のことで、⽿の聴こえない両親に育てられた⼦どものことを指していますが、今回は実際にコーダと呼ばれる子どもたちにも取材を行ったそうですね。彼らと出会ったことで脚本に影響を与えた部分もあったのではないでしょうか。監督すごくいい質問なので、この話ができるのはうれしいです。脚本を書き始めたころ、まずはSNSや友人を通じてコーダの経験がある人たちを探したんですが、話を聞いていくと、人によってまったく違う経験もあれば、共通点もあり、いろいろな発見がありました。そのなかでも、興味深かったのは、大人同士の会話の通訳をしなければいけなかったので、まだ心の準備ができてない年齢からかなり大人な話題に触れなければいけないということ。彼らは早く大人になることを求められてしまうんですよね。ときには「どうして自分だけこんなに頼られなければいけないんだ」とコーダであることを重荷に思うこともあるそうですが、同時に「自分は家族にとってすごく重要な人間なんだ」という誇りも持っていると感じました。そういった彼らの心にある矛盾はおもしろいと思ったので、キャラクターにも反映させています。劇中でも描いているように、性的な話を何でもはっきり言ってしまう親がいる人や家のなかの音がうるさくて大変だったという人など、リサーチのなかでは笑える話もたくさん聞かせてもらいました。手話は人と人をつなげてくれる言語だと感じた―劇中では手話の持つ表現力の美しさも感じましたが、監督ご自身も手話を習得されたとか。実際に体験してみていかがでしたか?監督手話で話すときは、中身のない話をする余地がないように感じました。というのも、いまそこで起きている真実だけを話し、それを心から信じて伝えるので、社交辞令や沈黙が怖いから意味のないことを口にする、みたいなことがない言語というのが私の受けた印象です。あと、手話ではスマホを見ながら話したりできないので、人の目を見ながらでないと話せないという意味でも人と人とをつなげてくれる言語なのではないかなと。100%相手と向き合うこと、しっかりと考えてから自分の思いを伝えること、言葉の選択など、いろいろなことを手話から学びました。―なるほど。本作は超高額で配給権の争奪戦が行われたり、各賞レースでも有力候補として注目を集めたりしていますが、いまの状況をどう受け止めていますか?監督とにかくワクワクして興奮しています!今回の作品を通して、現場の作り方やコミュニケーションの取り方も変わりましたし、聴者とろう者が一緒になって作品づくりをする過程もとても誇らしく思っていたので。実は映画が完成した時点で、「私は人生で最高の経験をしてしまった」と感じていたので、そこがピークだと思っていたんです。なので、そのあとに起きたことは予想もしていなかったことばかりで、本当に奇跡のような出来事。こんなふうに評価をされ、作品がさらに成長していくとは思っていなかったので、いまはただ喜びでいっぱいです。うれしかったは、ろう者の俳優たちが評価されたこと―出演者のみなさんも、同じお気持ちだと思います。監督あとは、自分の作品に出てくれた俳優たちが称賛を受けているというのが、何よりもうれしいです。母親を演じたマーリー・マトリンは、オスカーの受賞経験がありながらいままであまり多くの機会が与えられていませんでしたし、父親役のトロイ・コッツァーと兄役のダニエル・デュラントもあまり知られていない俳優でしたから。いろいろな賞にノミネートされていて、感動しました。いままで苦労してがんばってきた彼らがこの作品で報われてよかったです。―本当に、素晴らしい演技でした。耳の聞こえない人の役は聴覚に障がいのある人に演じてほしいというのが、監督の当初からのこだわりだったとうかがっています。実際に彼らと現場をともにして、気づかされることもあったのでは?監督最初は、現場に手話の通訳を入れて彼らと話をする計画でしたが、初日の撮影をした際、彼らが私ではなくて通訳さんのほうしか見ていないことに気がつき、うまくつながれていないように感じてしまったんです。そこで、できれば通訳を介さずに進めたいと彼らに相談をしました。当時は私の手話もまだ流暢ではなかったので、表情や目を使ったり、お互いの体を触れ合わせたり、照明で合図をしたり、いろいろな形でコミュニケーションを取ることに。撮影を進めながらやり方を探していくような感じでしたが、それはとても親密なプロセスとなりました。彼らとは手話や言葉を使わなくても理解できるほどになったので、さまざまな発見とともに楽しい現場でしたね。自分が思うほど、他人との違いは大きくない―まもなく公開を迎える日本には、どのような印象をお持ちですか?監督実は日本にはまだ行ったことがないんですが、すごく行きたい場所のひとつではあります。日本の文化や食事が大好きなので、ぜひ日本を訪れてさまざまな経験をしたいです。―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督この映画では、ある家族を中心に描いているものの、普遍的な物語になっているので、ろう者でも聴者でも、誰でも共感していただける作品になっていると思います。あとは、この作品がきっかけで、ろう者の方々とコミュニケーションを取ってみたいと手話の勉強を始めていただく方が増えたらうれしいですね。いまの時代は自分と違うものに対する恐怖心が大きくなっており、他者とつながれないと感じている人も多いと思うので、この映画を通してそういった“バリア”を少しでも壊せたらいいなと。誰もが同じ人間で、同じような葛藤や家族の問題を抱えているものなので、自分が考えているほど他人との違いは大きなものではないというのも知ってほしいと思っています。家族の愛に、胸も目頭も熱くなる!理想と現実という名の“荒波”にもまれながらも、夢が広がる大海原へと飛び込む少女から勇気をもらえる本作。そして、家族がお互いを想う涙あり笑いありの愛には、誰もが魅了されてしまうはず。耳も心も虜にする美しい歌声とともに、爽やかな感動に包まれてみては?取材、文・志村昌美心が震える予告編はこちら!作品情報『コーダ あいのうた』1月21日(⾦)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー※バリアフリー字幕版も上映決定(詳細はHPの劇場情報欄にて)配給:ギャガ© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月28日3月28日(日本時間)に開催される第94回アカデミー賞で、作品賞、助演男優賞、脚色賞の候補となっている『コーダあいのうた』が、ミュージカル化されるという。「Variety」誌が報じた。同映画を製作した「ヴァンドーム・ピクチャーズ」と「パテ・フィルムズ」が、トニー賞作品を生み出した「デフ・ウェスト・シアター」と提携し、舞台版『コーダ あいのうた』を製作する。「デフ・ウェスト・シアター」は1991年、ロサンゼルスのろう者と難聴者の文化生活を豊かにすることを目的として、聴覚障害を持つ俳優のエド・ウォーターストリートによって設立された手話演劇カンパニー。同劇団の芸術監督DJクルスは、「私たちの組織の使命は難聴者と健聴者のコミュニティーを芸術的な橋でつなぐこと。その両者を結び付ける物語を新たなミュージカルという形で作る旅に参加でき、とても楽しみですし光栄に思っています」とコメントしている。映画の『コーダ あいのうた』は、2014年のフランス映画『エール!』のリメイク作品で、家族の中でたった一人の聴者である少女ルビーの物語。サンダンス映画史上初の4冠獲得、今年の賞レースでたびたびノミネートや受賞のニュースが報じられた。(Hiromi Kaku)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月24日プロデューサー組合賞(PGA)が発表された。劇場用映画賞を受賞したのは、『コーダ あいのうた』。オスカーの作品賞と同じ投票方式を採用し、投票者のかぶりも多いPGAは、オスカー予測で非常に重視される。ひと足先に『コーダ〜』は俳優組合賞(SAG)も受賞しており、フロントランナーである『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を深刻に脅かすことになった。ドキュメンタリー映画賞は、『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった日)』。劇場用アニメーション賞は『ミラベルと魔法だらけの家』。テレビドラマ賞は『メディア王〜華麗なる一族〜』、コメディシリーズ賞は『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』、ミニシリーズ賞は『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人じ事件の真実』だった。文=猿渡由紀
2022年03月22日今井哲也著『ぼくらのよあけ』が映画化されることが発表された。『ぼくらのよあけ』は、『アフタヌーン』(講談社刊)にて連載され、星雲賞候補にもなった傑作SFジュブナイル漫画。舞台は2049年、宇宙とロボットが大好きな主人公の少年は、まもなく地球に大接近するという彗星に夢中になっていた。そんなある日、彼が出会ったのは、宇宙からきたという“未知なる存在”。公開されたティザービジュアルに描かれているのは、何やら怪しく輝く少年らが住む阿佐ヶ谷団地と、その奥にひっそりとそびえ立つ給水塔。そして、黎明の光が差し込む中、団地の屋上に佇む少年とロボットの姿。そんな彼らに訪れた、前代未聞の極秘ミッションとは?あわせて公開された特報映像では、ホルスト作曲の組曲『惑星』第4曲「木星」の有名なフレーズに合わせて、ティザービジュアルに描かれた団地屋上が美しく光り、徐々に朝陽が登っていく様子が映し出され、宇宙の壮大さを感じられる映像となっている。本作の映画化について、原作者の今井哲也からは「たくさんの方がすてきなアイデアを持ち寄って、作品がどんどん出来上がっている最中です。未来ってすごいですね。わくわくしています。みなさんもぜひわくわくしてください」と興奮のコメントが到着。さらには、映画化を祝う描き下ろしイラストも寄せられている。『ぼくらのよあけ』2022年初秋公開(C)今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会
2022年03月18日2022年2月4日、東京建物Brillia HALLにて舞台「ぼくらの七日間戦争」が開幕した。原作は累計発行部数は2000万部を突破、1985年に宗田理により書き下ろされた「ぼくらの七日間戦争」(角川文庫・角川つばさ文庫 刊)である。本作は大人による管理教育に反抗した主人公たちが廃工場に立てこもり、爽快な逆襲劇を繰り広げるストーリー。思いがけず起こる事件や難題に立ち向かう子どもたちの勇気と知恵と行動力も本作の魅力の一つである。彼らの成長や冒険心に、観るもの全てが青春時代に胸を熱くした思いを蘇らせるような名作であり、登場する大人たちも子どものためを思うがあまり、衝突してしまったり、中には理解を示すものがいたりと、誰もが現在の自分に置き換えられるような作品だ。また、本作では原作に描かれていない、“ぼくら”が大人になった姿にも心注目である。今回、開幕にあたり、主役となる菊地英治役の校條拳太朗、相原徹役の瀬戸啓太、ヒロインとなる中山ひとみ役の北澤早紀、そして、教頭役の渡辺裕之からコメントが到着!菊地英治役:校條拳太朗「ぼくらの七日間戦争原作の小説から、映画やアニメなど様々な形で、沢山の方々に愛されて来たこの作品に出演させて頂けてとても嬉しいです。作中で解放区から中学生が訴えかける言葉の中には、今のぼくらにも言えることがあると思います。胸を張って「生きている」と言える様なそんな人生を送れているのだろうか、菊地たちと同じようには出来なくとも、自分を見つめ直し納得出来たら良いなと自分自身思います。観て下さった方の小さなきっかけになれたら嬉しいです。」相原徹役:瀬戸啓太「相原徹役の瀬戸啓太です。子供の頃抱えてた悩みや疑問って、大人になっても思ってる部分があるかと思います。大人になればなるほど誰かにぶつけづらくなっていくものだと思いますし、それをこの作品では仲間がいる事で子供達がぶつけていく様が描かれています。やってる僕自身どこか爽快感もあったり、皆さんにも共感が得られる事も多いと思います!大人側からの視点でも共感する部分も多いはずです。色んな見方で楽しんでいただけたら嬉しいです!!」中山ひとみ役:北澤早紀「はじめまして!中山ひとみ役を務めさせていただきます、北澤早紀と申します!中学3年生の役ということで、フレッシュさを心がけて稽古してきました。仲間意識、ひたむきさ、威勢の良さ、正義感など、中学生ならではの我武者羅さをたくさん感じることができました。クラスの仲間達と、私たちを取り巻く大人達と共にこの作品を精一杯お届けします!!」教頭役:渡辺裕之「どんな人も通り過ぎた、10代のきらめきに満ちた時。稽古の度 いつの間にか忘れてしまっていた 感情が疼き出す。この感動を 是非劇場で味わって頂きたいと思います。」舞台「ぼくらの七日間戦争」【原作】宗田理「ぼくらの七日間戦争」(角川文庫・角川つばさ文庫 刊)【脚本・演出】久保田唱(企画演劇集団ボクラ団義)【出演】●菊地英治 役校條拳太朗●相原徹 役瀬戸啓太●安永宏 役毎熊宏介●天野司朗 役 東井隆希●谷本聡 役高橋晴輝●宇野秀明 役結城 伽寿也●立石剛 役弓木大和●中尾和人 役鈴木祐大●柿沼直樹 役安藤優●佐竹哲郎 役春斗(CUBERS)●佐竹俊郎 役優(CUBERS)●中山ひとみ 役北澤早紀(AKB48)●堀場久美子 役彩木咲良●橋口純子 役樋渡結依●矢場勇 役 溝呂木賢●田中康弘 役吉田宗洋●柿沼靖樹 役緑川睦●八代謙一 役田中孝宗(劇団俳優座)●菊地詩乃役若井なおみ(劇団俳優座)●榎本勝也 役志村史人(劇団俳優座)●堀場千吉 役河内浩(劇団俳優座)●杉崎警部 役コウガシノブ●酒井敦 役森山栄治●西脇由布子 役根岸愛●柿沼奈津子 役遠山景織子●橋口暁子 役月影瞳●瀬川卓蔵 役石橋保●丹羽満 役 渡辺裕之【日程】2022年2月4日〜6日(※2月2日・3日は中止となりました。)【会場】東京建物Brillia HALL 豊島区東池袋1丁目19−1【料金】東京公演 : 全席指定(税込)S席特典付き 8,800円 / 特典無し 7,700円1階席A席5,500円 2階席B席(学生席)4,400円 3階席※当日学生証を提示※未就学児入場不可【公式HP】 【公式Twitter】@2022bokura7【問い合わせ】キョードー東京0570-550-799(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)【共催】豊島区/公益財団法人としま未来文化財団【主催】舞台「ぼくらの七日間戦争」製作委員会【権利表記】©️2022宗田理 /舞台「ぼくらの七日間戦争」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月05日ヒロミが2月13日に「神様との約束」、3月16日に「八王子のうた」を配信リリースすることが決定し、併せて両曲が収録されたCDも3月16日に発売することが発表された。ヒロミは、これまでもいくつかの音楽プロジェクトに参加しているが、CDをリリースするのは2001年7月8日のTHE ヒロミと茶番『イッテコイノチャラ』以来約20年ぶりで、ソロとしては今作が初のリリースとなる。約2年前に八王子出身の芸能人で構成される初めての「八王子会」を開催して盛り上がり、八王子のうたの構想が浮んだヒロミ。かねてより「佐賀県」「お義父さん」の音楽性が好きだったはなわに曲の制作を依頼し、歌詞はヒロミの原案を元に2人で練り上げ八王子の「あるある」、地元愛を歌った「八王子のうた」が完成した。レコ―ディングには「八王子会」のメンバーを始め豪華ゲストが参加し、2020年12月YouTubeチャンネル「Hiromi factory チャンネル」にてそのレコーディングと歌唱風景の動画がアップされるとすぐさま話題に。当初はYouTubeだけでの企画で考えていたが、動画を観たファンや八王子の市民・関係者からの後押しもあり今回のリリースが実現した。なお、「八王子のうた」は公開されている動画からさらにゲストが追加された音源となっている。「八王子のうた」レコーディング&歌唱風景「神様との約束」は、「八王子のうた」リリースにあたりもう一曲つくろうという話になり制作された楽曲。ヒロミの誕生日2月13日に配信される同曲は、ヒロミが妻の松本伊代や愛する家族に向けて歌った軽快なロックナンバーで、歌詞には松本伊代との過去の思い出から日常のエピソードなどが綴られている。作詞は「八王子のうた」と同じくヒロミとはなわの共作で、作曲ははなわが担当した。今回の2曲についてヒロミは「八王子のうたは、八王子の方には、自分なりの八王子だとか、それ以外の地域の方にも、自分の地元だとかに置き換えて楽しんでもらいたいし、神様との約束は、自分の奥さんや家族に置き換えてもらい、更に、その家族なりのネタを入れてもらって、また新たなものになっていったりしたらいいなと思います。」と思いを語っている。<配信情報>ヒロミ「神様との約束」2022年2月13日(日) 配信リリースヒロミ「八王子のうた」2022年3月16日(水) 配信リリース【八王子のうた参加メンバー】アツシ(ニューロティカ)/ アニー(THE YELLOW MONKEY)/ 飯窪春菜 / エマ(THE YELLOW MONKEY)/ 大原がおり / 北山たけし / 高橋みなみ / ダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)/ ナヲ(マキシマム ザ ホルモン)/ ファンキー加藤 / LITTLE(KICK THE CAN CREW)/ 松本伊代<リリース情報>ヒロミ『神様との約束/八王子のうた』2022年3月16日(水) リリース価格:1,500円(税込)※両A面シングル【CD収録】1. 神様との約束作詞:ヒロミ / はなわ作曲:はなわ2. 八王子のうた作詞:ヒロミ / はなわ作曲:はなわ3. 神様との約束(Instrumental)4. 八王子のうた(Instrumental)<番組情報>BS日テレ『ヒロミの八王子会SP 豪華メンバー大集合!』2月13日(日) 21:00~22:54放送番組HP: factory チャンネル:
2022年01月28日第79回ゴールデン・グローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)、助演男優賞にノミネートされるなど、映画賞レースを席巻している『コーダ あいのうた』。この度、劇中で家族で唯一の聴者・ルビー(エミリア・ジョーンズ)を見守る陽気な母ジャッキーを演じる、ろう者である俳優マーリー・マトリンのインタビューがシネマカフェに到着した。1歳半のときに聴力のほとんどを失ったマーリー・マトリンは、『愛は静けさの中に』(86)でアカデミー賞主演女優賞を受賞。近年は主にTVシリーズで活躍し、「ザ・ホワイトハウス」1~7(00~06)、「Lの世界」シーズン4~ファイナル(07~09)、「クワンティコ/FBI アカデミーの真実」ファイナル・シーズン(18)などに出演してきた。ろう者の役を実際にろう者の俳優が演じる本作が世の中に与える影響について聞かれたマトリンは、「この映画は、ろう者のコミュニティーを知るきっかけになると思いますし、世界中のろう者の人たちの存在を知り、彼らの声に耳を傾ける良い機会だと思います。私たちは聞こえないからといってすべてをあきらめるわけではないのです」と言い、「私たちだって実際にこうやって生きているんだ、という事実を知ってもらえたらいい」と語る。「世界中に、難聴者やろう者はいっぱいいます。この映画を見た人が、<ろう者である俳優が実際にろう者を演じ、ろう者のために、美しい手話を使って、音のない世界を伝えようとしている!>と思ってもらえたら、俳優としてこれほど嬉しいことはありません」と言い、そして「映画であれ、舞台であれ、テレビであれ、ろう者の人たちにもっと仕事が来ることを願っています」とその切なる想いを述べる。本作を手掛けたシアン・ヘダー監督については、「彼女のような人間に、私は今まで会ったことがないほど、素晴らしい女性!」と大絶賛、「私たちみんなと、物語について、キャラクターについて、深い会話ができるように、自ら手話を習得していました。私たちのことを、心から信頼してくれています」と語り、「自分の作品を信じていると同時に、私たちの仕事も信じてくれている。彼女だからこそ、今回の企画が実現できました。シアンのような監督が今後もっと増えることを願います」と明かす。映画業界で働く“耳の聞こえない人たちの機会の平等”について聞かれた際は「この映画が公開されたことはとても重要なこと」と言う。「耳の聞こえない俳優、監督、脚本家、メイクアップアーティスト、衣装デザイナー…裏方のスタッフの多くが、今までずっと映画業界に入ろうと必死に戦ってきました。この映画が公開されれば、エンターテイメント業界の人々の多くが知り、気づいてくれると思います。この映画の中には本当に耳の聞こえない人たちが出演しているんだ、だから真実味があるんだ、彼らはこの作品に不可欠なんだ、と感じてくれるはず」と力強く発言。さらに、「この映画を見た人に、この映画に登場するような、耳の聞こえない親を持つ子供が実際に存在するということを知ってもらいたい。私たちの生活に手話というコミュニケーション手段が欠かせないのだということも。それに、同じような物語は山ほどあります。毎日のように起きています。こういった物語を伝えていく必要があります。この物語を皆と共有できる機会を持てて、とても嬉しい」と感慨深く語った。『コーダ あいのうた』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。<バリアフリー字幕版>も全国の劇場にて上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年01月23日新刊絵本『ぼくのひよこ』より株式会社みらいパブリッシング(所在地:東京都杉並区高円寺、代表取締役:松崎義行)は、新刊『ぼくのひよこ』(著者:ほしのほしこ) を2022年1月20日に発売いたします。詳細 URL: 内容紹介保育士が今の子どもたちに伝えたい「いのち」の話夏祭りでお父さんにひよこを買ってもらったわたるくん。一緒におもちゃで遊んだり、秘密基地を作ったり、わたるくんはひよこのそばを離れません。一緒に遊びながらわたるくんはうとうと寝てしまい…。ひよことわたるくんの愛といのちの物語。「いのち」について考えさせられる絵本です。いのちは、二度と戻ることはありません。ゲームのようにリセットなんていうことはできないのです。「いのちを大切にして生きてほしい」そんな願いを込めてこの絵本を作りました。ー著者「あとがき」より表紙出版社より「子どもたちにいのちの大切さを伝えたい」という作者の気持ちから生まれた絵本。子どもと「いのち」について話すきっかけができる絵本です。著者プロフィールほしの ほしこ名古屋市出身、豊田市在住。30年以上保育の現場で絵本の読み聞かせを行なっている。絵本制作には自身の保育士の経験が生かされている。本作は絵本出版賞に入賞したデビュー作。保育士・介護補佐職員。書籍概要書籍名 :ぼくのひよこ著者 :ほしのほしこ定価 :本体1,430円(税込)体裁 :B5判/32ページ/上製/オールカラーISBN:978-4-434-29887-5URL : 会社概要商号 : 株式会社みらいパブリッシング代表者 : 代表取締役松崎義行所在地 : 〒166-0003東京都杉並区高円寺南4-26-12 福丸ビル6階設立 : 2014年5月事業内容 : 図書出版全般URL : 本件に関する報道関係のお問い合わせ先株式会社みらいパブリッシング担当:笠原電話番号:03-5913-8611 Email: kasahara@publishers.jp 関連書籍::: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月17日2022年1月13日、舞台「夜明けのうた」が渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで開幕した。本作は、創業から109年を迎える日本最古の映画会社・日活の歴史の中で、絶大な人気を誇り、数多くの観客を動員し、黄金期を代表する「日活歌謡映画」を舞台化。石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、吉永小百合、浅丘ルリ子といった銀幕の大スターが演じ、スターが歌ってきた日活歌謡映画を、麻央侑希、中村麗乃(乃木坂46)、武子直輝、市川美織、日向野祥、富永勇也、森脇和成、小沼将太らで令和の時代に蘇らせた。さらに岸洋子役としてYU-KI(TRF)が、そして川﨑麻世が物語に深みを与える。初日を前に報道陣に向けゲネプロが公開され、さらにメインキャストから一言ずつ意気込みが語られた。緑川典子役:麻央侑希「この役は私にとって初挑戦のことがたくさんありまして、とても緊張しておりますが、(コロナ禍で延期となった)1年を経て、皆さまにこの作品をお届けできることを嬉しく思っております。まだまだ厳しい状況ではございますが、気を引き締めて、そして心を込めて緑川典子という役をお見せしたいなと思います。」真木耕作役:川﨑麻世「1年経ってやっとこの日がきたという想いが強いです。この「夜明けのうた」という映画は僕が生まれた頃の作品です。この時代のことは非常に覚えておりますし、その後俳優生活で「日活歌謡映画」に出演されていた俳優さん達とも何度もご一緒しております。ちょうど「夜明けのうた」の映画で主人公を演じた浅岡ルリ子さんにも作品の話をしましたら、観にきてくださるそうです。昭和のスターの迫力に負けないよう、一層気を引き締めて頑張りたいと思います。」岸洋子役:YU-KI(TRF)「音楽業界からやってきました。舞台は久しぶりなのですが、このような状況下の中、こうやってステージに立てること、お客様にご覧いただける喜びを噛み締めております。岸洋子さんは実在した大先輩であり、憧れの方です。岸洋子さんにリスペクトを込めてステージに上がりたいと思います。そして、お客様には観終わったあと、キラキラとした希望の光が降ってくるような作品にしたいと思います。」小林千加子役:中村麗乃(乃木坂46)「一年越しの上演ですが、新しいキャストの皆さんとも一緒にこうして公演できることをとても嬉しく思います。お客様にもこの作品のパワーをしっかり届けられるように、千秋楽まで頑張っていきたいです。」丸山利夫役:武子直輝「1965年に誕生した「夜明けのうた」という作品ですが、2022年までさまざまな歴史が続いており、その度に必ず「夜明け」はあったはずなのですが、昨今の世の中は非常に厳しい状況が続き、エンターテインメントもかなり苦しい中で頑張っております。その中でもきっと新しい明日への希望や夜明けは必ずくると信じてますので、今、僕らがこの作品を上演する意味がお客様に届き、皆様にとって明日が素晴らしい日になるように祈りながら演じたいと思います。」明子役:市川美織「明子は舞台版のオリジナルキャラクターなのですが、他の方と時代設定が違い、唯一現代の人の役です。明るい役ですので、私が登場した時には、パッと明るくなったり、ホッとできるような役として演じていきたいです。お客様と一緒に舞台上のアルバムをめくって、作品を盛り上げていきたいです。劇中のセリフに、色んなことがあって今があるというようなものがあるのですが、本当にそうだなと共感しています。お客様もきっと共感できるところがあると思います。ぜひご覧ください。」野上大輔役:日向野祥「この作品は、さまざまな生き様や葛藤や希望が描かれています。きっと観てくださった方が自分の人生と重ねたりできるのではないかと思っております。観終わった時に、少しほっこりするような、そして温かい気持ちになってもらえれば嬉しいです。」藤木明役:富永勇也「ようやく初日を迎えられることを本当に嬉しく思います。この作品のテーマがすごく共感できると思います。劇場の扉の向こう側に、ぜひ感じた何かを持ち帰っていただければ嬉しいです。」中原(演出家)役:森脇和成「話そうと思っていたことが、全て他のキャストの皆さんが代弁してくださいました(笑)キャストの皆さんと同じ気持ちです!!とにかく皆さんの足を引っ張らないように頑張ります!」加納慎一役:小沼将太「1945年に日本は終戦を迎え、映画「夜明けのうた」は1965年公開。歴史はおおよそ20年で大きく変わるのではないかと思っております。その20年、日本は「生きる」というパワーに溢れ、そのパワーが作品にも込められているように思います。そのパワーを観にきてくださるお客様にも伝えていきたいです!」★物語1965年(昭和40年)東京オリンピックを成功させ、高度経済成長期真っ只中の日本。人気女優の典子(麻央侑希)は、ミュージカルの主演やTV出演と華やかで多忙な日々を送る一方、妻子ある作曲家の愛人・野上(日向野祥)との密会に空しさとを覚えるようになっていた。そんな典子に新作舞台「夜明けのうた」の台本が届く。それは典子自身の私生活を赤裸々に綴った物語だった。典子は激怒し出演を断る。気晴らしにドライブに出かけた典子は、パーキングエリアでヒッチハイクをしている少年・利夫(武子直輝)と少女・千加子(中村麗乃)に出会う。【公演概要】タイトル:舞台「夜明けのうた」原作:映画「夜明けのうた」©日活株式会社脚本:鈴木哲也演出:大関真主題歌:「夜明けのうた」(作曲:いずみたく、作詞:岩谷時子)出演:緑川典子麻央侑希小林千加子中村麗乃(乃木坂46)丸山利夫武子直輝明子市川美織野上大輔日向野祥藤木明富永勇也中原(演出家)森脇和成加納慎一小沼将太岸洋子 YU-KI(TRF)真木耕作川﨑麻世合田賢治沖本宙恭森川大輝藤井雅文森田陽大白井美貴公演日程:2022年1月13日(木)~16日(日)全7公演※未就学児はご入場できません。会場:渋谷区文化総合センター大和田さくらホール 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21チケット料金:一般¥10,000(税込・全席指定)パンフレット付チケット¥12,000(税込・全席指定)企画・制作:舞台「夜明けのうた」製作委員会(SET/ABCフロンティア)制作協力:ボルテージ著作権表記:©日活©舞台「夜明けのうた」製作委員会公式サイト: 公式Twitter:@yoake_stage公演に関するお問い合わせ:SETインフォメーション03-6433-1669(平日11:00~18:00) info@set1979.com 映画「夜明けのうた」とは●映画「夜明けのうた」大ヒット歌謡曲「夜明けのうた」を元に1965年に制作された歌謡映画。芸能界につかれた人気女優が、純真で強い心を持つ若者に出会い、自分を見つめ直す。■製作:日活■出演:浅丘ルリ子、浜田光夫、松原智恵子、岡田真澄、小松方正、岸洋子■脚本:山田信夫、監督 : 蔵原惟繕、音楽 : いずみたく●「夜明けのうた」とはいずみたく作曲、岩谷時子作詞というゴールデンコンビが生み出し、岸洋子が歌唱して大ヒットした。石原裕次郎、小林旭、和田アキ子、本田美奈子ら多くの歌手にカバーされ、近年では東京事変によって歌唱されている。<受賞>・岸洋子(第6回日本レコード大賞歌唱賞)・岩谷時子(第6回日本レコード大賞作詩賞)「第15回NHK紅白歌合戦( 1964年)」「第20回NHK紅白歌合戦( 1969年)」出場 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月13日ぼくのりりっくのぼうよみの名で活動をしていたたなか(Vo)、美しい曲とテクニカルなギタープレイで世界で活躍するIchika Nito(Gt)、トラックメイカー / シンガー・ソングライターとしてぼくのりりっくのぼうよみ作品も手がけてきたササノマリイ(Key)という、それぞれソロで活動していた3人でスタートしたDios(ディオス)。2021年3月の1stデジタルシングル「逃避行」をリリースから9カ月、Diosが12月23日に初めてのワンマンライブ『Dios 1st One Man Live “DAWN”』を渋谷WWW Xで開催した。このDios、まだ5作のデジタルシングルのみのリリースだが、初ワンマンのチケットは一般発売と同時に即完し急遽生配信が行なわれることにもなった。注目度が高いことは、観客で埋まったフロアに漂うムードから感じられる。コロナ禍で会話は控えられているが、まだ無人のステージを静かに見つめる観客は興奮と緊張感が入り混じった温度を放っている。SEはなし。暗転した会場内の空気がグッと引き締まってDiosの3人へと熱い視線が送られるなか、1曲目に演奏されたのは夏にリリースした「劇場」。ゆったりとしたビートに饒舌なIchikaのギターとササノマリイの鍵盤が絡み合ってグルーヴを生み出していく。たなかは曲中でマイクスタンドからマイクをとって、ステージを歩きながら歌う。そのボーカルはソロ時よりも低音がきいて、より深くエモーショナルな印象。心に訴え、目の前の景色を広げていくような感覚だ。たなか(Vo)曲が終わり「ようこそ、Diosの初ワンマンライブへ」と挨拶をしたたなかは、最初のリリースから9カ月、ようやくみんなの顔が見れた喜びを語り、「楽しんで帰ってくれたらもっとうれしい」という。まだどこか堅さが残るMCだったが観客の大きな拍手に3人の顔もほころんだ。続いては1stシングルとなった「逃避行」、そして未発表の「試作機」へと進んでいく。たなかは繊細な心の内を吐露しながらも、同時にその言葉が想像の世界を滑空するようなロマンティックで叙情的なものになっているのは、信頼のおけるふたりとの“バンド”である心強さもあるのだろうか。音楽的なバックボーンが違う3人による曲作りで、アイディアが掛け合わされて音楽の世界が広がり、タフなものになっていく、その工程の興奮が初ライブのこの日のステージでも感じられる。Ichikaは、海外での活動がメインだったから日本でバンドをやるとは思わなかったそうだが、ふたりと未知の領域にたどり着ける希望があると語る。ササノもまた、バンドで“初めて”をいろいろ経験させてもらっていると、Diosへの思いを語った。Ichika Nito(Gt)中盤では、「ぼくりり経由で来てくれた人は、きっとふたりのすごさを知らないと思うので」(たなか)と、セッションタイムに突入した。細やかなでテクニカルなアルペジオやリズミカルなギターのカッティングにピアノが重なり、そこに歌やスキャットを乗せていく。ノイジーで歪みのあるギターのセクションもあるが、全体的にメロウで、ポエトリーな物語やその背景を丁寧に色付けていくようなセッションとなっていくのがDiosのムードだろうか。そしてこのセッションから「いのち」、「鬼よ」「misery」と未発表をまじえた曲が続いて、11月にリリースした「ダークルーム」へという重厚でディープなブロックへと突入していった。今回のライブでは半数ほどが新曲となったが、現在アルバムの制作中であるという(2022年夏までにはリリースしたいという)。様々なタイプの曲を作ることができる3人だけに、どんな曲がほしいかとMC中にも企画会議のようになっていったが、その様子からも楽しんで音楽を作っている3人の姿が浮かぶ。ササノマリイ(Key)3人は、たくさんの人の居場所になり、またそこを拠点に攻め込んだり現実にアプローチできる、“城”のようなアルバムを作っていると語った。そこに続いた「virtual castle」はフォークロアで、またパンキッシュなダンサブルな曲。ここまで、ステージから放たれる音楽を1ミリも逃すまいと、前のめりになっていた観客の体を、心地よく揺らせる曲からラストに据えたのは未発表の「紙飛行機」。「初めてのDiosを目に焼き付けて帰ってもらえたらいいなと思います」と披露したこの曲は、曲中でテイストがガラリと変わるプログレッシヴな曲で、変幻自在に、音に乗せてリスナーに旅をさせてくれるDiosの面白さが凝縮されていた。現在アルバムを作っており、作品を引っさげてのツアーもしたいという3人。「今度はいろいろな場所に会いにいくので、よろしくお願いします」と観客や配信で観ている人へと語り、大きな拍手が響くなかDAWN=夜明けと題したはじまりのワンマンライブを終えた。Text:吉羽さおり<公演情報>『Dios 1st OneMan Live “DAWN”』12月23日(木) 東京・WWW Xセットリスト劇場逃避行試作機Ichika solo sessionササノマリイ solo sessionいのち鬼よmiseryダークルームvirtual castle紙飛行機※2022年1月10日まで配信チケット販売中プロフィール前職・ぼくのりりっくのぼうよみ=たなか、YouTube登録者数170万人越えの今最も注目すべき世界的ギタリスト・Ichika Nito とボカロやオンライン・ゲーム界隈ともリンクし、ぼくりり過去作も手掛けたトラックメイカー / シンガーソングライター・ササノマリイの3人で新たに結成した新ユニット。関連リンクInstagram:::
2021年12月25日2022年1月上演の「舞台 夜明けのうた」の全キャラクタービジュアルが公開されました!創業から109年を迎える日本最古の映画会社・日活。その歴史の中で、絶大な人気を誇り、数多くの観客を動員し、まさに黄金期を代表するのが「日活歌謡映画」です。石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、吉永小百合、浅丘ルリ子といった銀幕の大スターが演じ、スターが歌う…そんな日活歌謡映画を、麻央侑希、中村麗乃(乃木坂46)、武子直輝、市川美織、日向野祥、富永勇也、森脇和成、小沼将太らで舞台化。さらに歌い手としてYU-KI(TRF)が、そして川﨑麻世が物語の世界観を彩ります!今回公開されたそれぞれのキャラクタービジュアルからは、高度経済成長期の雰囲気を漂わせ、物語への期待感が募ります!舞台「夜明けのうた」にどうぞご期待ください!!公演は2022年1月13日(木)〜16日(日)まで、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて。チケットは好評発売中。詳細は公式サイト( )にてご確認ください。★物語1965年(昭和40年)東京オリンピックを成功させ、高度経済成長期真っ只中の日本。人気女優の典子(麻央侑希)は、ミュージカルの主演やTV出演と華やかで多忙な日々を送る一方、妻子ある作曲家の愛人・野上(日向野祥)との密会に空しさとを覚えるようになっていた。そんな典子に新作舞台「夜明けのうた」の台本が届く。それは典子自身の私生活を赤裸々に綴った物語だった。典子は激怒し出演を断る。気晴らしにドライブに出かけた典子は、パーキングエリアでヒッチハイクをしている少年・利夫(武子直輝)と少女・千加子(中村麗乃)に出会う。【公演概要】タイトル:舞台「夜明けのうた」原作:映画「夜明けのうた」©日活株式会社脚本:鈴木哲也演出:大関真主題歌:「夜明けのうた」(作曲:いずみたく、作詞:岩谷時子)出演:緑川典子麻央侑希千加子 中村麗乃(乃木坂46)利夫武子直輝明子市川美織野上日向野祥藤木富永勇也中原森脇和成加納小沼将太歌い手 YU-KI(TRF)真木川﨑麻世合田賢治沖本宙恭森川大輝藤井雅文森田陽大白井美貴公演日程:2022年1月13日(木)~16日(日)全7公演※未就学児はご入場できません。会場:渋谷区文化総合センター大和田さくらホール 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21チケット料金:一般¥10,000(税込・全席指定)パンフレット付チケット¥12,000(税込・全席指定)企画・制作:舞台「夜明けのうた」製作委員会(SET/ABCフロンティア)制作協力:ボルテージ著作権表記:©日活©舞台「夜明けのうた」製作委員会公式サイト: 公式Twitter:@yoake-stage公演に関するお問い合わせ:SETインフォメーション03-6433-1669(平日11:00~18:00) info@set1979.com 映画「夜明けのうた」とは●映画「夜明けのうた」大ヒット歌謡曲「夜明けのうた」を元に1965年に制作された歌謡映画。芸能界につかれた人気女優が、純真で強い心を持つ若者に出会い、自分を見つめ直す。■製作:日活■出演:浅丘ルリ子、浜田光夫、松原智恵子、岡田真澄、小松方正、岸洋子■脚本:山田信夫、監督 : 蔵原惟繕、音楽 : いずみたく●「夜明けのうた」とはいずみたく作曲、岩谷時子作詞というゴールデンコンビが生み出し、岸洋子が歌唱して大ヒットした。石原裕次郎、小林旭、和田アキ子、本田美奈子ら多くの歌手にカバーされ、近年では東京事変によって歌唱されている。<受賞>・岸洋子(第6回日本レコード大賞歌唱賞)・岩谷時子(第6回日本レコード大賞作詩賞)「第15回NHK紅白歌合戦( 1964年)」「第20回NHK紅白歌合戦( 1969年)」出場 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月22日歌うことを夢みた、家族で唯一の“聴者”の少女が夢と家族の間で奮闘する『コーダあいのうた』。この度、主人公のルビーが憧れの同級生とレッスンに励み、淡い恋心を感じさせる風景や、家族それぞれと一緒に過ごす時間を切り取ったシーン写真10点が解禁となった。サンダンス映画祭史上最多となる観客賞・最高賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞の4冠を受賞した本作。今回解禁となったのは、高校の文化祭で一緒に歌うことになったルビー(エミリア・ジョーンズ)と、彼女が密かに憧れている同級生のマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が一緒に合唱指導に励むシーン。やがて一緒の時間を過ごすことで少しずつ距離が近づいていく様子も収められている。また、両親の通訳に同行し、家業である漁を懸命に手伝う彼女の姿も。ルビーを見守る母、父、兄、それぞれ愛すべき家族たちの姿も捉えた日常風景を切り取ったシーン写真の数々となっている。『コーダ あいのうた』は2022年1月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2021年12月09日11月6日沖縄県石垣市民会館大ホールにて『沖縄からうた開き!うたの日コンサート 2021 in 石垣島 with 第57回 石垣島まつり2021』が開催された。当日、会場には数カ月後に卒業を控えた石垣島の高校3年生が特別に無料招待され、ステージの様子はYouTubeにて生配信された。かつて沖縄では、争いの中で歌い踊ることが自由に出来なかった時代があった。そんな時でも人々を支え続けてくれる“うた”に感謝をしようと、6月24日に制定された“うたの日”。石垣島出身バンドBEGINは、このうたの日をみんなで集いお祝いしようと2001年から『うたの日コンサート』を開催し続けている。昨年はBEGINがオフィシャルアーティストを務めるJALホノルルマラソンとのコラボ配信ライブという形式で、屋外ステージから配信を届けた。今年は会場を屋内に移し『石垣島まつり2021』とコラボという形で1年ぶりの、有観客開催となった。石垣島の自然や伝統行事の様子、人々の笑顔が詰まった石垣島まつりのオリジナルムービーと共に配信はスタート。動画が終わり、ステージにBEGINのボーカル比嘉栄昇が登場。島の後輩たちに向け、うたの日についての想いを話し「この八重山は特別な島です。」と、うたには“押す(プッシュビート)”と“引く(プルビート)”の二つのリズムの取り方があること、かつて日本各地のうたは“引き”のリズムの取り方をしており、そのリズム感が今でも八重山に根付いていることを話した。今回のうたの日コンサートはそんな“プルビート”の歌い方をもつ出演アーティストを揃えたとその意図を伝え、開会の挨拶とした。比嘉栄昇沖縄では祝宴の冒頭のことを意味する「座開き」。BEGINの同級生で八重山古典民謡唄者の金城弘美と島の教え子たちが今回の座開きを務め、歌と三線で八重山民謡を披露した。祝いの場が開幕すると、上地等、島袋優も加わりBEGINの3名が揃って登場。「うたの日おめでとう!」と声をあげ、早速のトップバッターへのバトンを渡した。再び登場した金城弘美は、“明日は内地に行くんでしょ“の歌詞など、島の高校生が自分と思わず影を重ねてしまう「パーマ屋ゆんた」、同級生であるBEGINの島袋優をステージに招き「くにぶん木の花」のコラボ演奏など全4曲を披露した。横笛の演奏には現役高校生も参加。温かい歌声と各々のこれからの旅立ちへの優しい声援に、客席では感極まり涙する学生の姿も。金城弘美続いて登場したのは、メンバー全員が石垣島出身在住18歳の4ピースロックバンド・ATHE DANGANEEDS。1週間前には島内でワンマンライブも大成功におさめたばかりの石垣島のニュースターだ。メンバーが畑作業のアルバイトをした時に感じた農家へのリスペクトを歌った「畑ブルース」など、オリジナル曲5曲を披露。ステージの上で熱い演奏を繰り広げる友人たちに、客席は大盛り上がりだ。ATHE DANGANEEDS今回の配信は、海外からの視聴者も多い。その理由は、故郷であるペルーを離れ自身のルーツである沖縄に数年前に移った、日系4世のMeli Arakiの出演だ。「Volare」や「Stand by me」など誰もが一度は聞いたことがある馴染みの曲や、沖縄での日々を「まるで、チョコレートのよう。甘くて楽しくて切なくて、そして苦いこともありました。」と例えて歌ったオリジナル曲「Chocolate okinawa」など4曲を披露した。Meli Arakiそして再びBEGINの3名がステージに登場。かつて自身らが高校を卒業し石垣島から旅立ったのがもう30年前なのかと、思い出トークに花を咲かせた。防波堤でよく集まって夢を語ったと、島の高校生にも大人気の「防波堤で見た景色」で3人のステージをスタート。「この島は小さな島じゃない。世界に誇れる歌がある。海がある。」と、改めてふるさと石垣島に思いを語り、「海の声」「三線の花」「涙そうそう」そして「島人ぬ宝」を一気に披露した。上地等BEGINが最後の曲を終え、コンサートも終了かと思えた時「盛り上がりどころはこれからです」と比嘉が呼びかけ、楽しい時間の続きを知らせる。ブルースや島唄など、土地に根付く音楽を追求するBEGINがブラジルで出会った、サンバの起源とされる「マルシャ」は、ポルトガル語で「マーチ(行進曲)」を意味する。この「マルシャ」と、八重山方言の「〜しましょう」という誘いの言葉を意味する「ショーラ」を掛け合わせた「マルシャショーラ」へ。二拍子のリズムに思わず体が揺れるマルシャショーラコーナーはうたの日コンサートの定番コーナーになっている。島袋優金城弘美、ATHE DANGANEEDS、Meli Araki、そしてバンドチームのオールキャストがステージに集まり歌い踊る、祭りのフィナーレだ。「バルーン」「上を向いて歩こう」とノンストップで続くビートに、マスクを着用し声は出せずとも、各々が自由に体を音に乗せる。スペシャルバージョンとして、八重山商工高等学校、八重山農林高等学校、八重山高等学校の3校の校歌をマルシャのメドレーに合わせて披露。各高校名が呼ばれるたびに、客席では大きな拍手が湧き上がった。「オジー自慢のオリオンビール」「国道508号線」「笑顔のまんま」と代表曲が続き、会場の熱が最高潮になったまま「鳩間の港」「さよなら港」と連続で旅立ちの曲へ。“みんな達者でいておくれ船は行く船は行く さよなら港“の歌詞は、まるで高校3年生へ別れとエールを先取りするかのようだ。50分に及ぶ宴のフィナーレを飾ったのはオリオンビールのCMソングでもある「ソウセイ」。現役高校生がラップに参加し、総勢13名による圧巻の盛り上がりを見せた。この数年のたくさんの我慢を乗り越え、春には高校を卒業しそれぞれの道を歩む高校3年生たちにとって、3時間にわたる祝宴は、いつか必ず振り返るふるさとでの思い出の1日になっただろう。“うた”はいつでも人々を支え続けてくれる。そんな“うた”に感謝する日があってもいいじゃないか。そんな思いから生まれた「うたの日」そして『うたの日コンサート』。コロナ禍だからこそより強く感じられるその存在意義が、南の島から全国へ発信された1日となった。なお、この『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島 with 第57回 石垣島まつり2021』の模様は急遽、アーカイブ公開がされる事が決定し、YouTube「BEGIN ch」でしばらくの間、視聴する事ができる。また、BEGINは2022年1月16日から約2年振りとなる『第25回 BEGINコンサートツアー2022』が決定している。写真:岩倉千花『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島 with 第57回 石垣島まつり2021』<セットリスト>■⾦城弘美&⾦城弘美研究所デンサー節めでたい節■⾦城弘美美童の海月ぬ美しゃパーマ屋ゆんたくにぶん木の花■ATHE DANGANEEDSラブソングじゃ退屈憎めないあのこ蚊族畑ブルースドキドキランデブー■Meli ArakiONEVolareStand by meChocolate okinawa■BEGIN防波堤で見た景色海の声三線の花涙そうそう島人ぬ宝〜マルシャショーラ メドレー〜バルーン上を向いて歩こう憧れのハワイ航路また逢う日まで恋のバカンスランバダラバンバ八重高(ふるさと)八重山商工高等学校 校歌八重山農林高等学校 校歌八重山高等学校 校歌魚ごっこ雨上がりの夜空にオジー自慢のオリオンビール国道508号線笑顔のまんま鳩間の港さよなら港ソウセイ<配信情報>「ユガフ島(2021Ver.)」配信中※おきなわフィナンシャルグループCMソング「ユガフ島(2021Ver.)」配信ジャケット配信リンク:おきなわフィナンシャルグループCM(60秒WEB版)ビリケンブラザーズ1st Album『Trippin‘ Orchestra』2021年11月17日(水) リリース価格:2,000円(税込)『Trippin‘ Orchestra』ジャケット1. Stay With Me2. キャプテン3. Good morning Blues4. ガタゴトシーソー5. 月の面影6. パートナー公式サイト:<ライブ情報>『第25回BEGINコンサートツアー2022』1月16日(日) 愛知・名古屋市公会堂1月22日(土) 香川・サンポート高松1月23日(日) 京都・ロームシアター京都1月30日(日) 千葉・千葉市民会館大ホール2月5日(土) 沖縄・那覇文化芸術劇場 なはーと2月10日(木) 鹿児島・宝山ホール(鹿児島文化センター)2月12日(土) 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)2月13日(日) 福岡・福岡サンパレスホテル&ホール2月26日(土) 宮城・仙台サンプラザホール2月27日(日) 秋田・大曲市民会館3月5日(土) 山形・天童市市民文化会館3月6日(日) 福島・喜多方プラザ文化センター3月12日(土) 奈良・なら100年会館3月13日(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール3月20日(日) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)3月21日(月・祝) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)3月26日(土) 北海道・音更町文化センター 大ホール3月27日(日) 北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)4月2日(土) 長野・長野市芸術館メインホール4月16日(土) 広島・東広島芸術文化ホールくらら4月20日(水) 大阪・オリックス劇場4月21日(木) 大阪・オリックス劇場BEGINオフィシャルサイト
2021年11月07日サイダーガールが10月31日に東京・Zepp Tokyoで自主企画ライブ『ぼくらのサイダーウォーズ5』を開催。そのオフィシャルレポートが到着した。「Zepp Tokyoでライブするのは最初で最後。ギリギリ間に合った。Zepp Tokyoでライブができてよかったと思いながらステージに立たせてもらってます」(Yurin / Vo, Gt)「Zepp Tokyo(のステージ)から見る客席、めちゃめちゃエモだね」(知 / Gt)「あのサイダーガールがZepp Tokyoでワンマンするって、まるで天地がひっくり返るような出来事だよ。だって、バンドを結成したとき、Zepp Tokyoでワンマンするなんて考えてなかったじゃん」(フジムラ / Ba)中盤のMCでそんなふうに語っていたように念願のZepp Tokyoワンマンにはメンバー3人それぞれに思うところがあったらしく、この日のライブは前回『ぼくらのサイダーウォーズ4』LINE CUBE SHIBUYA公演とはまた違うやり方で趣向を凝らした見どころ満載の2時間となった。ステージの上手と下手に置かれた打ちっぱなしのコンクリート風の壁と言うか、パーテーションが何かを予感させる中、SEが流れ、知、フジムラ、サポートドラマーの3人がハロウィンを意識したマスクを被ってステージに登場。日頃から陰キャと自ら言っている彼らの仮装に2階席まで埋めた観客が思わず「おおっ」となったところにハンドマイクのYurinが飛び出してきて、演奏は「週刊少年ゾンビ」でスタート。「Clap your hands!!」(Yurin)「Zepp Tokyo、遊ぼうぜ!」(フジムラ)そこからYurinとフジムラが観客に声を掛けながら、バンドはダンサブルな「パレット」「ベッドルームアンドシープ」を繋げ、その場で飛び跳ね始めた観客とともに序盤から一体感を作っていく。フジムラ(Ba)「今日を特別な1日にできたら!アットホームな感じもありつつ、(ステージには)ソファーもあるし、ゆっくり楽しんでもらえたらいいなと思います」(Yurin)改めての挨拶を挟んでからのブロックでは、「いろいろな曲をやっていくので、自由に楽しんでいってください!」と知が言ったとおり、それまでのダンサブルなノリとは打って変わって、轟音のイントロから緊張感を演出した「空にこぼれる」、テンポをちょっと落として、メランコリーを観客と共有した「ID」、シャッフルのリズムで意表を突いた「月に唄えば」、シーケンスも使ったジャズっぽいインタールードからなだれこんだギター・ロック・ナンバー「成長痛」と、それぞれにユニークな魅力を持つ4曲を披露。ぐいっと観客の気持ちをひきこんだところで、「後ろの人は見えるかわからないけど」とフジムラがこの日メンバーそれぞれにサイダガちゃん(フジムラ)、コウモリ(Yurin)、キズ(知)を顔に描きこみ、陰キャなりにハロウィンを楽しもうとしていることをアピール。それに応え「ハロウィンにぴったりの曲、持ってきました。みんなでワチャワチャできたらと思います!」と知が声を上げ、バンドが演奏したのがこの日初披露の新曲「トロール」だ。知(Gt)するとステージ下手のパーテーションが回転して、ハロウィン風のセットとともに「待つ」のMusic Videoに出てきた(着ぐるみの)熊が2匹現れ、踊り始める!怪しいムードもある「トロール」のダンス・サウンドに観客も手拍子しながらゴキゲンだ。そこからバンドがたたみかけるように繋げていったのが、ちょっと投げやりなパーティー・ソングの「なまけもの」、ファンキーな「化物」、高速ファンクの「フューリー」だった。Yurin(Vo, Gt)そんなふうにバンドが演出した曲のタイトルからしてハロウィンにふさわしいパーティータイムを観客も大歓迎。会場の温度もぐっと上がる。そしてそんなパーティータイムを締めくくった「待つ」では、今度はステージ上手のパーテーションが回転して、「待つ」の歌詞とMVに出てくる《ルーム・ワンオーワン》を再現したと思しきセットとともに再び熊が登場。アーバンかつグルービーな演奏を繰り広げるバンドとともにダメ押しでパーティータイムを盛り上げたのだが、そんなパーティータイムの終わりが《一人きりのミッドナイト》と歌う「待つ」というところがなんともサイダーガールらしい……。バンドの最新モードを物語る新曲「シンデレラ」その「待つ」と「トロール」が12月1日にリリースのニューアルバム『SODA POP FANCLUB 4』に収録されることに加え、来年全国ツアーを開催することをさりげなく発表したバンドは、「未来について語ることはうれしいけど、過去を振り返ることも大事。懐かしい曲を1曲」(知)と「群青」から後半戦をスタート。ギターのコードをかき鳴らす、このロック・ナンバーは、15年6月に自主レーベルからリリースしたミニアルバム『サイダーのしくみ』の収録曲だが、そこに繋げたのが『SODA POP FANCLUB 4』から一足早くライブで披露しているノスタルジックなロックナンバー「猫にサイダー」。そんな展開が印象づけたのは、サイダーガールが持つエモーショナルなギター・ロック・サウンドというバックボーンだったのが、どんなにバンド・サウンドの幅が広がったとしてもそのバックボーンが失われることはないということを、さらに「NO.2」でアピール。その「NO.2」ではエキサイトしすぎたフジムラが転倒するというハプニングも見どころに変えたのだった。そして「サイダーガールらしく最後まで全力で駆け抜けていきます。みなさんついてこられますか!?」とYurinが声を上げ、観客の気持ちを煽るように前述したバックボーンを象徴する代表曲「エバーグリーン」でラストスパートをかける。そこに「新曲やります!」(Yurin)と繋げたのが「トロール」同様、この日ライブ初披露となる「シンデレラ」。ワイプを求めるYurinに応え、観客が一斉に手を横に振る光景はまさに壮観の一言――と当たり前のように書いてしまったが、TVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』のオープニングテーマとしてファンの多くがすでに耳にしているとは言え、ライブ初披露でいきなりバンドと観客が1つになれるということは、キャッチーであることも含め観客の気持ちをいきなり鷲掴みにできる魅力があるということだろう。サイダーガールの最新モードを物語るダンサブルなポップ・ナンバーは、語りかけるようなYurinの歌が新境地も思わせた。「みんなとまた歌って踊れるようなライブができる日もそんなに遠くないと思います。そんな日が早く来ることを願って終わりたいと思います。心の中で歌って、踊ってください!」(Yurin)バンドがこの日本編ラストに選んだのは「メランコリー」。ライブでみんなと踊るためにサイダーガールが初めて作ったパーティー・ソングだ。《ぐるぐるしてるんだ》という歌詞に合わせ観客がぐるぐると手を回す。その「メランコリー」がいつも以上に力強く感じられたのは、これまで何度もライブで演奏してきたこともさることながら、この日この曲に込めた願いがそれだけ強かったからだ。「アルバムのリリース・ツアーじゃないから、今度出るアルバムからやったり、懐かしい曲をやったり、いろいろな曲をたくさん聴いてもらえてよかったと思えるライブになりました」とラストスパートをかける前にYurinが振り返ったように初披露も含め、新旧の曲を織りまぜた全20曲のセットリストは、常に新しいことに挑戦しながらバンドの芯は決して揺らぐことはないサイダーガールの歩みを今一度印象づけるものとなった。もちろん、その歩みという言葉は成長と言い換えてもいい。アンコールは『SODA POP FANCLUB 4』から「ライラック」と最初期の「くじらの街」という、ともにギター・ロックと言える2曲を披露。同期でピアノとストリングスも鳴らした前者と荒々しい後者のコントラストがダメ押しで、ぐっと広がったバンドの表現の幅を印象づけると、終演後には「シンデレラ」のMVをフル尺で初公開して、来年1月15日からの『サイダーガール TOUR2022サイダーのゆくえ-SENTIMENTAL THEATRE-』の開催を発表するというサプライズも。2月23日のツアー・ファイナルでは、サイダーガール史上最大キャパとなるTOKYO DOME CITY HALL公演に挑戦する。なお新曲「シンデレラ」のMVは本日11月1日21時にプレミア公開される。サイダーガール「シンデレラ」MV※11月1日(月) 21:00〜プレミア公開文:山口智男撮影:Tetsuya Yamakawa<公演情報>サイダーガール 自主企画ライブ『ぼくらのサイダーウォーズ5』2021年10月31日(日) 東京・Zepp TokyoセットリストM1. 週刊少年ゾンビM2. パレットM3. ベッドルームアンドシープM4. 空にこぼれるM5. IDM6. 月に唄えばM7. 成長痛M8. トロールM9. なまけものM10. 化物M11. フューリーM12. 待つM13. 群青M14. 猫にサイダーM15. NO.2M16. エバーグリーンM17. シンデレラM18. メランコリーen.1. ライラックen.2. くじらの街『ぼくらのサイダーウォーズ5』セットリストプレイリスト:<配信情報>サイダーガール「シンデレラ」配信中※TVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』オープニングテーマ配信リンク:<リリース情報>サイダーガール 4th Album『SODA POP FANCLUB 4』2021年12月1日(水) リリース●初回限定盤(2CD+DVD+ブック):6,600円(税込)※BOX仕様●通常盤(CD):3,025円(税込)【CD収録内容】 ※全形態共通1. 待つ2. 猫にサイダー3. シンデレラ(TVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』オープニングテーマ4. 足りない5. ピンクムーン6. かいじゅうのゆめ7. トロール8. 再見9. melt10. マーブル11. ライラック(2021年2月~3月 NTTドコモCM『みんなに好きをつなごう篇』タイアップソング)【インストCD収録内容】※初回限定盤のみ全曲オフボーカル(インスト)CD【DVD収録内容】※初回限定盤のみサイダーガールのアルバム制作過程の全貌が明らかになるレコーディングドキュメントを収録。(20分)【スペシャルブック収録内容】※初回限定盤のみ11組のイラストレーターコラボ作品となるアートブックと全曲手書き歌詞とコード譜にメンバー全員のセルフライナーノーツが加わった特別な内容に。(40p)『SODA POP FANCLUB 4』予約リンク:『SODA POP FANCLUB 4』特設サイト:<ツアー情報>『サイダーガール TOUR2022 サイダーのゆくえ-SENTIMENTAL THEATRE-』1月15日(土) 高松DIMEOPEN 17:30 / START 18:001月16日(日) 広島LIVE VANQUISHOPEN 17:30 / START 18:001月22日(土) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGEOPEN 17:30 / START 18:001月23日(日) 金沢EIGHT HALLOPEN 17:30 / START 18:001月29日(土) 盛岡CLUB CHANGE WAVEOPEN 17:30 / START 18:001月30日(日) 仙台CLUB JUNK BOXOPEN 17:30 / START 18:002月5日(土) 札幌PENNY LANE 24OPEN 17:30 / START 18:002月11日(金・祝) 名古屋DIAMOND HALLOPEN 17:00 / START 18:002月13日(日) 福岡スカラエスパシオOPEN 17:30 / START 18:002月19日(土) 大阪 なんばHatchOPEN 17:00 / START 18:002月23日(水・祝) 東京 TOKYO DOME CITY HALLOPEN 17:00 / START 18:00関連リンクサイダーガール オフィシャルサイト:サイダーガール Twitter:サイダーガール Instagram:サイダーガール YouTube:サイダーガール TikTok:
2021年11月01日BEGINが、11月6日18時よりYouTubeで生配信される『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島 with 第57回 石垣島まつり2021』の会場に石垣島の高校3年生を招待することを発表した。『うたの日コンサート』はBEGINが主催する毎年恒例のライブイベントで、今年は地元・石垣島で開催される「石垣島まつり」とのコラボレーションとして無観客で行われる。石垣島では高校を卒業するとそのほとんどの人が島を離れていくが、新型コロナウイルスの影響で学校行事などが相次いで無くなっており、あまりにも島での思い出が少なすぎてしまうという現状を想い、今回の高校生招待が実現したとのこと。併せて石垣島在住の金城弘美、Meli ARAKI、ATHE DANGANEEDSの3組が出演することが発表された。なおイベントの模様はFMいしがきサンサンラジオでも生中継される。■比嘉 栄昇 コメント去年に引き続き、石垣島で「うたの日コンサート」を開催致します。2001年にスタートしてから毎年うたのお祝いを続けて来ました。沖縄の宝である「うた」に感謝する日でもあります。自由に歌って踊れる事は当たり前ではありません。かつて戦争があった時代、そしてコロナ禍の今「うた」が悲しんでいるようだと感じませんか?祝い事や祭りは家族、親戚、そして地域の繋がりを確認する大切な日です。ですから、時代の都合で辞めてはいけないと僕は思っています。しかし、現実は甘くないのも確かです(笑)緊急事態宣言は解除されましたが、まだ気兼ねなくお客さんをお迎えしてコンサートを開催出来る雰囲気ではありません。学校行事も同じだと思います。一番可哀想なのが高校卒業後に島を離れる学生達です。島での楽しい思い出が少な過ぎます。ならばと、石垣の高校三年生を「うたの日コンサート2021in石垣島」に招待する事に致しました!出演者も石垣在住のアーティストを中心に、この場所でしか出来ないステージを目指します。会場にお迎え出来ない方々のためにBEGINの YouTubeチャンネルで生放送いたします。去年は世界中からトータルで10万人を超える方々に視聴いただきました。今のデジタル技術では生の会場の音すべてを再現する事は出来ませんが、スタッフ共々最大限努力致しますので、どうぞお楽しみに!一番正確にコンサートの音を伝えられるのは会場にいた学生達です。親、兄弟、友達に楽しかったと話してもらえるようなコンサートを目指します!<公演情報>『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島with 第57回 石垣島まつり2021』『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島with 第57回 石垣島まつり2021』メインビジュアル開催日程:11月6日(土) 18:00~(予定)出演:BEGIN / 金城弘美 / Meli ARAKI / ATHE DANGANEEDS※無料配信での開催のため、チケット販売はございません。【動画配信】YouTube『BEGIN ch』での無料配信【ラジオ配信】FMいしがきサンサンラジオうたの日サイト<配信情報>「ユガフ島(2021Ver.)」2021年11月3日(水) 配信リリース※おきなわフィナンシャルグループCMソング「ユガフ島(2021Ver.)」配信ジャケットおきなわフィナンシャルグループCM(60秒WEB版)BEGINオフィシャルサイト
2021年10月28日アイドルグループ・A.B.C-Zが9月1日にリリースするニューシングル「夏と君のうた」のミュージックビデオが17日(22:00〜)、ポニーキャニオン公式YouTubeチャンネルにて、プレミア公開される。メンバーの橋本良亮が単独初主演を務めるドラマ『痴情の接吻』(ABCテレビ・毎週日曜23:25~、テレビ朝日・土曜26:30~)の主題歌である今作。作曲に奥田民生、作詞にスピードワゴンの小沢一敬という異例の作家陣にて作り上げられたミドルテンポなロックチューンだ。同作のミュージックビデオは、楽曲の世界観をストレートに表現するため、A.B.C-Zにとって初となるダンスなしで構成。また全編グリーンバックにて撮影された作品になっている。なおA.B.C-Zの作品がYouTubeプレミア公開されるのは今回が初となる。
2021年08月17日女優の深田恭子が、8月26日より放送される横浜ゴム「ヨコハマタイヤ」の新CM「セブンのうた」編(15秒/30秒)に出演する。CMは、ヨコハマタイヤ公式YouTubeチャンネルや公式SNSでも順次配信予定。なお、撮影は深田の休養前に行われた。新CMで、凍てつく寒さの街並みを見ながら、「ウルトラセブンのうた」のメロディに乗せ「冬の運転、心配ね?」と口ずさむ深田。何かに気づき、空を見上げるとそこにはウルトラセブンが。そして、すかさず繰り出された必殺技「アイスラッガー」がタイヤに変身する。CM後半では、比較実証映像を交え、滑りやすい凍った路面でも「ちゃんと曲がる、ちゃんと止まる」タイヤの機能性を表現したウルトラセブンを、深田が「やるぅ〜」と称えている。今回のCMの見どころのひとつでもある「ウルトラセブンのうた」の替え歌。独特のメロディに最初は戸惑う深田だったが、テイクを重ねるごとにどんどんノリノリに。そのキュートな歌声にスタッフたちも癒やされていた。また、今回が初共演となる深田とウルトラセブン。間近で見るウルトラセブンに深田も興味津々で、腕に捕まり持ち上げてもらったりと、和やかな撮影となった。(C)円谷プロ
2021年07月29日日本を代表するオペラ歌手たちがオペラやクラシックの名曲を届ける配信番組「うたすき! 届けたいうたがある」が、8月13日(金)に配信されることが発表になった。番組に出演するオペラ歌手の嘉目真木子(ソプラノ)、声優で歌手の新田恵海が番組について語った。第1回目となる今回は、“魔法少女はオペラの夢を見る!?”をテーマに選曲されたガラコンサート形式の音楽番組で、普段のコンサートでは叶わない構成とアーティストたちの組み合わせが実現。「魔法少女まどか☆マギカ」や「ファンタジア」にも登場する「アヴェ・マリア」のグノー版とシューベルト版の聞き比べや、モーツァルトの傑作オペラ『魔笛』などをピアノの演奏と歌で聴かせる。歌を披露するのは嘉目をはじめとする、種谷典子(ソプラノ)、市川浩平(テノール)、杉浦隆大(バリトン)の4人のオペラ歌手。嘉目は、「安心して共演できる仲間たち。歌の実力はもちろんですが、オペラに出てくる登場人物を演じ分けられる個性的な方ばかりです」とニッコリ。宮本亞門演出のオペラにも多く出演している嘉目は、今年9月上演予定の『魔笛』でヒロイン、パミーナを再演する。番組でもパミーナ役で「愛を感じる男の人たちには」を披露。すばらしい歌声を先取りで堪能することができる。音楽大学声楽コース出身の新田が、番組MCを務める。一番好きなオペラ作品は『魔笛』で、大学時代は「夜の女王のアリア」を試験で歌ったこともあるそうだ。「このような配信番組でオペラ歌手の方とご一緒するのは初めて。オペラをどんな気持ちで歌われているのか、作品の好きなところとか。オペラを知らない方でも楽しめるようにお話をお聞きできたら」と意気揚々。トークコーナーでは普段聞けない話も飛び出しそうだ。嘉目は『魔笛』の他に、ドヴォルザーク『ルサルカ』の「月に寄せる歌」も披露。「ピアノがすごく流麗で、まるで水のせせらぎのような音階になっているので、そこにも注目していただけたら」と見どころを紹介した。今回ピアノ演奏を担当するのは、キーボーディストの園田涼。「初めてのリハ-サルで、“お、そうくるのかって(笑)”。アプローチの仕方がクラシックと違ってすごく面白かったです」と畑が異なる初共演の化学反応も楽しみだ。嘉目は「クラシックにはお堅いイメージがあると思う。でも意外とそんなこともなくて、日常にあふれている音楽が多かったりするし、気軽に楽しんでいただけるものと伝われば」と番組をアピール。新田は、「コンサートホールで生のクラシックを全身で味わえるその日まで、この番組でクラシックを好きになってもらえたら嬉しいです」と締めくくった。
2021年07月16日俳優の佐藤健、矢本悠馬が、1日より放送される大林組の新CM・おおばや氏とぼく「宇宙エレベーター」編に出演する。おおばや氏とぼく「出会い」編に続く今回の新CMでは、佐藤演じる“おおばや氏”が、とある複合施設でエレベーターを待っていると、矢本演じる“ぼく”が「こんにちは」と登場。“おおばや氏”が「お久しぶりです」と挨拶を返し、一緒にエレベーターへ乗り込む。ボタンの前に立ち、「何階ですか?」と尋ねる“おおばや氏”。“ぼく”が「5階を」と答えると、突然「宇宙にまいります」とつぶやく。「は?」と戸惑う“ぼく”をよそに、「エレベーターで宇宙へ行けたら素敵ですよね」と話を進める“おおばや氏”。話についていけない“ぼく”が「なんの話?」と尋ねると、「未来の話です」と答える。そして「ずいぶん先の話だな」と微笑む“ぼく”に、「案外、近いかもですよ」 と見上げるように促すと、宇宙空間の巨大なステーションと地球をつなぐ宇宙エレベーターの構想図が浮かび上がる。再び現実に戻り、「でしょ」と“ぼく”を見つめる“おおばや氏”。そこへ「おおばや氏(130歳?)」というタイトルが重なり、“ぼく”の声で「彼の名前はおおばや氏。時々未来に連れてってくれる」というナレーションが入る。そしてエレベーターからチンと音が鳴り、“ぼく”が「え、宇宙?」と驚くと、“おおばや氏”が5階到着を知らせるというストーリーになっている。
2021年07月01日《text:佳香(かこ)》今クール話題をかっさらったドラマ作品には必ず松坂桃李がいた。「今ここにある危機とぼくの好感度について」(以後「ここぼく」)、「あのときキスしておけば」(以後「あのキス」)ともに、何とも言えない情けなさと隠しきれない小物感を漂わせながらもどこか憎み切れない主人公を好演している。まず大反響のうちに最終回を迎えた「ここぼく」での、大学の広報課に中途採用された元イケメンアナウンサー・神崎真役。これまで“好感度”を第一優先に極力何事にも意見を持たず、明言しないという徹底した“事なかれ主義”を通し何をするにもその場しのぎだった彼が、大学の不祥事に対応していくうちに、自身も否応なしにも“当事者”となったことで、組織の、そして自身の軽薄さに向き合わざるを得なくなる過程とそこでの変化、成長をブラックな笑いを交えながら体現してくれた。何の意見もなく、どちらの立場も表明せずに、ただただ笑顔で無難なことをコメントすることで積み上げた“好感度”とやらは何の裏付けもなく、神崎自身もその目に見えない“好感度”のために常に風を読もうとし、各所に忖度しまくり、物事をより“複雑”にさせてしまっている。“好感度”=“信用度”とは決してならず、その実態のないものに翻弄される神崎は正に風前の灯火のようだ。腐敗しきった社会のルールを内面化することでどうにかサバイブしようとしてきた神崎が、保身的な考えが頭によぎりながらも都度気持ちを持ち直し最終話の不正公表の決断に突き進む、その日々の“選択”の積み重ね、良心の呵責やなおも脳裏をかすめるせこい考えとのせめぎ合い、揺り戻しを見事松坂さんは細やかに、人間臭く表現していた。元々、“難しいことは考えない、見ようともしない”と決め込んでいる神崎が、その目を徐々に段階を追って開眼していく様子を、ふとした立ち回りや表情で見せてくれたのはお見事だった。一方、井浦新と麻生久美子が入れ替わることで話題の「あのキス」では、ヘタレ臭のする漫画オタクで幸薄なスーパー店員・桃地のぞむ役を演じている。憧れの漫画家・蟹釜ジョー(麻生久美子)に雑用係のバイトを頼まれ、“良い雰囲気”になった矢先、沖縄旅行に向かう途中の飛行機事故によって、愛する女性の魂がおじさん(井浦新)に乗り移ってしまうというまさかの展開が待ち受ける。面白いのは、これまで描かれてきたスイッチエンタテイメントのように、男女の主人公同士が入れ替わってしまうのではなく、桃地はそのままに相手だけが全く見ず知らずの異性と入れ替わってしまうところだ。松坂さんはこの2作だけを観ても、主人公でありながら、自分から働きかける側というよりは常に“巻き込まれる側”にいる。パッとしないながらも予期せぬことに巻き込まれる“引きの強さ”を持ち合わせたキャラクターを視聴者に矛盾なく見せられる。“パッとしない”中にも大学の総長や売れっ子漫画家のお眼鏡にかなう、埋もれてしまわぬ“何か光るもの”の魅力を役柄にきちんとセットしてくれる。降りかかる災難にキャパオーバーになり、情けない姿を晒しながらも逃げずに向き合う姿に“どうしようもない”主人公だが彼の周囲も、そして視聴者もなんだかんだ彼を見放すことができず、いつしか彼の些細な前進を喜び応援している自分がいることに気づかされる。2作ともに最終的にはよく“大切なもの”に向かって走っている松坂さんの姿を目にした気がする。“巻き込まれる側”に位置しながら主役を張れるというのはなかなかの高等テクであろう。元々、さして積極性を持ち合わせていないキャラクターであるため“受け”のお芝居が光りながらも、望むと望まざるとにかかわらずもたらされる“変化”に対し、どのように咀嚼し折り合いをつけて対峙し、さらにその中で“主体性”を獲得していくのか。最終的には自分の手で運命を手繰り寄せるようになるまでの成長を“ヘタレ”で、何なら“ポンコツ”とも言われるキャラクターの中に投影させねばならないのだ。松坂さんはこれまでも“何者でもない”役どころを演じることが多かった。映画『あの頃。』ではうだつの上がらない日々を送っていたが、あややを知りオタ活を通して自身を取り戻していく劔役、『娼年』でのリョウ役もそうだ。会員制ボーイズクラブの女性オーナーにスカウトされてその道を極めていく大学生を熱演した。“何者でもない”者が他者や何かに熱中することで自身の輪郭を確かめ掴もうとする悲哀や切実さを見せてくれているのだ。より“振り回される側”に振り切れており、代替できないもはや“独自ポジション”を確立している松坂さんが観られる「あのキス」、次週第6話では蟹釜先生の魂が入ったおじさんの体にタイムリミットが迫っていることが発覚するようだ。蟹釜先生と桃地は結ばれるのか、彼らがここまで築いてきた関係性がどう展開するのか楽しみだ。また、現在公開中の『いのちの停車場』に続き、主演映画『耳をすませば』、『孤狼の血 LEVEL2』、さらに『空白』の公開が控える松坂さんのますますの躍進ぶりにこれからも期待したい。(佳香(かこ))
2021年06月04日