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東京港区で保育園を運営する株式会社こどもとくらし(代表取締役:赤川 幸子)は、2023年12月に政府がアタッチメントの重要性をこども大綱の中に明記したことを受け、長年の実践経験から家庭でもできるアタッチメント子育てのZoom勉強会を2024年10月18日(金)、25日(金)に開催します。申し込み: 一人一人と「また明日」の挨拶【生きづらさの悩み、解消のカギはアタッチメント】生きづらさや人間関係の悩みを解消していくために、アタッチメントが世界で注目されています。アタッチメントとは心理学の用語で「不安をやわらげて安心したい」という本能的な欲求のことです。政府も2023年12月に閣議決定された「こども大綱」の中で、アタッチメントの重要性を初めて打ち出しました。2023年のある調査によると、若者の2人に1人が「死にたい」と思ったことがあるとの結果が出ました。その理由として最も多かったのが「人間関係がうまくいかなかった」こと。最近の研究では、幼少期のアタッチメントの形成が、のちの心身の健康や幸福度に影響を与えることが分かっています。【アタッチメント保育でこどもの幸福感が上がる】2008年開園以来、高輪シュタイナーこども園ではアタッチメントに長年取り組んでいます。担任はクラス園児との信頼関係づくりを何よりも優先しています。抱っこ、個別のふれあい遊び、着替えや食事の介助等、入園直後や不安の大きい様子を見せるこどもには、いつも同じ先生が直接関わることでこどもの中に確かな安心感を育んでききます。こどもが穏やかに遊んでいる場面ではむやみに話しかけたりせず、傍らで静かに見守る姿勢を徹底します。この見守るというのが他園で勤務経験のある保育者にとっては、意外にも最も難しい課題になります。しかしこどもの様子を俯瞰することで、素の姿が受け止められることを実感します。このような日々の働きかけにより、担任はこどもにとって特別な信頼できる存在として、大きな拠り所となっていきます。こどもは自分が認められ愛されていることを肌で感じて安心し、自信と幸福感で満たされていきます。その結果、他者への思いやりや感情のコントロールができるようになっていきます。アタッチメント保育を実践することで、「内向的で人前ではことばも動きも出せなかったこどもが入園後数日で社交性を発揮し始めた」「自閉症傾向で周りとのコミュニケーションが難しかったこどもがクラスの友だちとやりとりを楽しめるようになった」といった実例が数多くあります。こどものあそびを見守る【家庭でできるアタッチメント】ここで、家庭でもできるアタッチメントを紹介します。[1] 食事のときはテレビやスマホを見ない[2] 毎日5分こどもが遊んでいる様子をスマホを手にしないで見ていてあげる[3] 夜寝る前に「大好きだよ、おやすみ」と伝える近年はスマホを手にしながらこどもに対応することが、普通に思えるような状況になってきています。ですが、それでは自分が認められている感覚を得ることが難しく、承認欲求が満たされないまま大きくなっていくケースが増えていると感じます。生きづらさを抱える大人が増えているのも、幼児期のアタッチメント体験の不足が大きな要因かもしれません。乳幼児期のアタッチメントは一生の土台となっていくものなので、家庭でもぜひ取り入れることをおすすめします。こどもに寄り添うサポート親御さんがこのようなアタッチメントの知識と実践法を知ることは、こどもが安心して育っていくためにとても有効です。高輪シュタイナーこども園が主催するZoom勉強会「シュタイナー子育てコミュニティ」では、10月は家庭でできるアタッチメント子育ての実践法を月間テーマとして開催します。こどもの見守り方や親子のふれあい遊び等、具体的な日常の子育てに生かせるアタッチメントを実践的に学びます。《シュタイナー子育てコミュニティZoom勉強会 概要》Zoom勉強会は毎月開催しています。10月のテーマは家庭でできるアタッチメント子育ての実践法です。毎回録画配信があり、当日参加できない場合や再度視聴したい場合に活用できます。質疑応答の時間もあり、日頃の迷いや悩みの解決のヒントを得ることができます。開催日時: 2024年10月18日(金)、25日(金) 21時~22時講師 : 高輪シュタイナーこども園園長 赤川 幸子参加費 : 1ヶ月(全4回、録画配信あり) 2,980円(税込3,278円)申し込み: 【会社概要】会社名 : 株式会社こどもとくらし(代表=赤川 幸子)本社 : 〒106-0031 東京都港区西麻布4-8-12事業内容: 東京都認可外保育施設の運営、子育て応援活動の実施URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年10月03日建設機械アタッチメントメーカーの株式会社タグチ工業(所在地:岡山市、代表取締役:田口 博章)が、2023年8月1日に、2025年卒業予定の学生に向けた新卒採用サイトをオープンしたことをお知らせします。採用のキャッチコピーは『来たれ、未熟者』。33歳の現社長とともに「未熟者」のパワーと勢いで新しいビジネスを築こうというメッセージが込められています。これをイメージ化したコンセプトムービーには漫画家の須本壮一氏によるオリジナル漫画を採用しました。サイトURL: 社長が漫画に!? 描きおろしの漫画を使ったコンセプトムービーが見どころ【2025年卒】タグチグループ新卒採用サイト【見どころ】漫画家 須本壮一氏作画によるコンセプトムービーコンセプトムービーに使われているのは、百田尚樹原作の『永遠の0』『海賊とよばれた男』 のコミカライズの作画を担当した須本壮一氏による描きおろしの漫画です。オリジナルストーリーをモーションコミック化した、ダイナミックな動画に仕上がっています。≪須本 壮一(すもと・そういち)氏プロフィール≫1980年に『週刊少年サンデー』新人コミック大賞佳作を受賞し漫画家デビュー。『永遠の0』『海賊とよばれた男』の漫画の作画も担当するなど幅広い作品を発表していくなか、2023年に雑誌『イブニング』(講談社)で連載していた『紫電改343』が同誌の休刊に伴い中断される。しかし、休刊後まもなく立ち上げたクラウドファウンディングによって2,000万円の資金調達に成功し、既刊の第9巻以降の続編を「完結編」として随時刊行していく予定。 描きおろしの漫画はタグチを取材して描かれたもの【コンセプトムービー】 <TAGUCHI RECRUITING 2025 コンセプト>『来たれ、未熟者』2021年、タグチ工業は創業60年を迎えた。建機メーカーとして飛躍的な成長を遂げ、しかも今後のマーケットも安定が見込まれている。まさに企業として“成熟期”にあると言っていいだろう。そんななか、同じ2021年に31歳の新社長が誕生した。企業のトップにして、成熟にはほど遠い若者である。しかし、未熟者に既成の枠はあてはまらない。常識という境界を軽々と飛び越え、夢を大きく描く。彼の夢はタグチの製品で世界シェアを獲得すること―――。タグチは同じ夢をもてる仲間を求めている。背伸びする必要なんかない。いまのキミでいい、未熟者でいいのだ。若きトップと一緒に世界を獲ろうじゃないか。■WEBサイト概要タグチグループ新卒サイト ■タグチ工業とは?タグチ工業は油圧ショベルの先端に装着するアタッチメントを製造する建設機械メーカーです。製造、販売、アフターのサービスまで幅広い事業を展開しています。また、鉄骨切断カッターの「ガジラDSカッター」は、その機能美とデザイン性が評価され、2018年にはグッドデザイン賞ベスト100を受賞。高い技術と製品力で、2016年からはJAXAとの共同研究プロジェクトにも取り組んでいるメーカーです。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月07日アタッチメント(ATTACHMENT)の2023年秋冬コレクション「ニューノーマル(NEW NORMAL)」が、2023年3月15日(水)、東京・新国立競技場にて発表された。ヴェイン(VEIN)の2023年秋冬コレクションとの合同ショーとなる。人に馴染み、個を際立たせる服今季のアタッチメントは、アメリカのビジュアルアーティスト、ロニ・ホーンの「鳥葬」に着想。作品にみられる“人と自然の距離”の視覚化を「服は人の付属品である」とするブランドの理念と重ねた。朽ちて調和する―刻々といずれ馴染み合う"distance(距離感)"の再発見は、ブランド元来の直線的・インダストリアルなイメージングを「しなやかで、人肌ほどの温かみ」へと誘引。しばしばヴェインの“動”に対しアタッチメントが”静”と形容されるような、静謐かつウィットに富んだ試みによってこれを表現している。自然素材やテキスタイルでクリーンなムードを演出たとえば、合繊と天然繊維を織り交ぜた多様なファブリックや、“人肌に触れる時の心地よさ”をイメージしたというテキスタイル。さらに木製品の木目を表現したヘリンボーン柄に至るまで、クリーンで上品なムードの中には温もりのある自然的な要素が散りばめられている。これらは「人のデザイン、人為的なものが未来の世界に還元されていくこと」に着想したものだ。ウィットに富んだディテールを織り交ぜてまたウールシャツに配されたピアスパーツやアシンメトリーに配されたジップなどのディテールは、モダンな遊び心をデザインへと織り交ぜる。こうしたミニマルで普遍的な製作とデコラディブな要素の絶妙なバランス感覚による表現は、今季で3シーズン目となる榎本光希によるアタッチメントの現在地を明確に示す一つの目安となる。アタッチメントは今季、一つの到達点を迎えた。そう感じさせるのは榎本が「ひと筆で変わる感覚」と捉えたカラーコートだ。クラシカルなシルエットを採用しながらも、素材にはあえて光沢のあるものをチョイス。テーラードアイテムならではの誠実さと、カッティングや素材使いによる色気の調合が見て取れる。二項対立から共存、そして未来へ2023年 春夏コレクションに引き続きヴェイン(VEIN)との合同ショーとして開催された今季のコレクション。時に接近し、離れていく両ブランドの関係性にについて榎本は「インテリジェンスや品をささやかに醸し出す様(アタッチメント)と、独特なエネルギーを内に秘めた存在感(ヴェイン)には常に惹かれます。しかし、右と左で語られるような二項対立は、そこには存在しないはずなのです」と語った。その言葉通り、クリーンで上品なムードの中には、決して極端なミニマリズムでくくられるような無機的なものではない、繊細さと温もりのあるブランドならではの表現が打ち出されている。
2023年03月18日建設機械アタッチメントメーカー、株式会社タグチ工業(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:田口 博章)は、2021年12月に埼玉県東松山市にある自社店舗「バケットランド東松山」内にタグチ工業初のショールームをオープン。この度、その名称の決定および予約サイトをオープンいたしましたのでお知らせします。タグチのアタッチメントが一堂に!【ショールーム名称】バケット館 ガジ・グラ・ゴン【ガジ・グラ・ゴン公式予約サイト】 2022年3月3日から予約サイトを公開し、本格的に運営を開始いたしました。■タグチの主力商品や最新製品を展示したショールーム「バケット館 ガジ・グラ・ゴン」には、土木、解体、産廃、リサイクル業界のニーズに応え続けてきた総合アタッチメントメーカー「タグチ」の最新技術が集結。ガジラ、グラスパー、マグ・ゴンなどのタグチの主力商品をはじめ、新旋回方式のASシリーズ、JAXAと共同研究したワンキャッチなどの最新製品をどこよりも、いち早くご覧いただけるショールームです。■VRシアターで没入感たっぷりの映像体験をご用意また、タグチといえば、楽しい動画コンテンツ。製品展示スペースでの実機展示はもちろん、没入感たっぷりの映像を楽しめるVRシアタールームを併設。映像を楽しんでいるうちに、気がついたらタグチ製品に精通していた……!そんな体験をしていただくべく、今後もここでしか見られない製品紹介コンテンツを公開予定です。タグチのエンターテインメント精神あふれるコンテンツをどうぞお楽しみください。■アクセス〒355-0009 埼玉県東松山市仲田町4 藤曲工業団地内東松山ICから車で約15分、東松山駅(東武鉄道東上本線)からタクシーで10分■会社概要商号 : 株式会社タグチ工業代表者 : 代表取締役社長 田口 博章所在地 : 岡山市北区平野561-1設立 : 1962年(昭和37)4月事業内容: 建設機械アタッチメント、各種機械の設計・製作 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月11日子育てにおいて重要なものとされる、「アタッチメント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?発達心理学を専門とする京都大学大学院准教授の森口佑介先生は、「しっかりとしたアタッチメントが、子どもにさまざまな力を与えてくれる」と語ります。そして、そのための鍵を握るのが「親の子離れ」なのだそう。まずは、そもそもアタッチメントとはどういうものなのかという話から始めてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)アタッチメントにより子どもは自信を持つ「アタッチメント」とは、ごく簡単にいえば「親子の絆」のことです。子どもが赤ちゃんのときには、なにをするにも親の助けが必要です。あるいは、なにか嫌なことがあったときにお母さんが抱っこしてくれるなどすれば安心できる。そういう親子のやり取りのなかで、子どもは親との感情的な絆を深めていきます。そして、このアタッチメントこそ、子どもがよりよい人生を歩んでいける人間になるための「礎」なのです。たとえば、親とのあいだにしっかりしたアタッチメントが形成できた子どもは「自信を持つ」ことができます。親からしっかりと愛情を受け取って育っているために、なにか嫌なことや困ったことがあったときにも、「親やまわりの人は自分のことを助けてくれる」「自分は親やまわりの人から愛される存在だ」という認識を持っているために、自信を持って問題解決に臨むことができるのです。しかし、親とのあいだのアタッチメント形成が不十分な子どもの場合は、「親やまわりの人は自分を助けてくれることなんてない」「自分なんて親やまわりの人から愛されない存在だ」という認識があるために、自信を持つことができず、ちょっとした困難にも立ち向かうことができません。社会で生きる人間に不可欠な「感情をコントロールする力」また、強いアタッチメントを形成できれば、子どもは「感情をコントロールする力」も獲得していきます。なぜなら、その力をアタッチメントの形成途上で親から学ぶからです。赤ちゃんが泣くと、親は必死に慰めますよね?このことは、いわば親が子どもの感情をコントロールしている状態だといえます。でも、こういうことを繰り返し経験するうちに、子どもは自分自身の慰め方、自分自身の感情をコントロールする方法をどんどん吸収して学んでいるのです。この「感情をコントロールする力」が重要なことについては、想像しやすいものでしょう。自分の感情をコントロールできず、場や相手を考えずに喜怒哀楽を周囲にぶつけていては、いい人間関係を築くことはできません。人間には、「他者とうまくつき合う力」が欠かせません。どんなに一匹狼に見える人でも、人間は社会のなかでしか生きられない生き物だからです。そして、他者とうまくつき合うためにも、「感情をコントロールする力」をしっかりと身につけなければならないのです。この「感情をコントロールする力」が育っていない子どもは、駄々をこねたりかんしゃくを起こしたりするようなことが増えます。もちろん、イヤイヤ期の影響もありますが、一般的なイヤイヤ期を過ぎてもかんしゃくを起こすようだと、アタッチメントの形成が不十分であることのほか、子どもが日常的にストレスを感じていることを疑ってもいいかもしれません。ついさっきまで機嫌がよかったのに、突然かんしゃくを起こすなど感情をコントロールできなくなる子どもには、ストレスに弱いという特徴があります。そして、どういう子がストレスに弱いかというと、日常的にストレスを受けている、虐待や体罰を受けているような子どもです。虐待や体罰などによって強いストレスを受け続けると、ストレスに強くなるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、実態は真逆。ストレスを受け続けた子どもは、ストレスに対して敏感になり、ちょっとした嫌なことに対してもストレスを感じてしまうのです。もし子どもが頻繁に感情をコントロールできなくなるというなら、「しつけのつもりで虐待をしてしまっていないか」というふうに、自身の子育てを冷静に振り返ってみてください。子どもの成長の鍵を握る「親の子離れ」また、子どもがしっかりと自分自身で感情をコントロールできるようになるには、「親の子離れ」も欠かせない要素だということも、加えてお伝えします。いつまでたっても親が子どもを慰めるように、子どもの感情をコントロールしていては、子どもは自分の感情をコントロールする実践の場を経験できません。この子離れについては、いまの親は大きな問題を抱えているように思います。たとえば、わたしが勤める京大の卒業式を見ても、学生の親がついてくるケースが本当に多いのです。わたしが学生だった頃は、大学の体育館で卒業式をしたものですが、いまは同席する親があまりに多いために、大きなイベント会場を借りて行わなければならなくなっているくらいです。そういった子離れできない親の特徴として、子どもを「自分の所有物」のように思っていることが挙げられます。自分の「もの」だから、必要以上にかわいがって甘やかすのです。また、逆の方向として、虐待についても親が子どもを自分の所有物だと思っていることがひとつの原因です。自分の「もの」だから殴ってもいいというような思考を持っているのでしょう。そうではなくて、「子どもは自分とはまったく別の人格を持ったひとりの人間」という認識を持たなければなりません。そういう認識を持っていれば、最初はひとりではできなかったことを子どもができるようになってくれば、そのあとは子ども自身に任せられるようになる。そうして、きちんと子離れができるのです。『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』森口佑介 著/講談社(2019)『非認知能力を育むリーフレット』(大阪府教育委員会)森口佑介先生作成協力■ 京都大学大学院准教授・森口佑介先生 インタビュー記事一覧第1回:エビデンス多数あり。「目標を達成する力」のある子どもは幸せになる!第2回:困難に立ち向かえる自信のある子の育て方。何より大切なのは親子間の「アタッチメント」第3回:“真の我慢”によって「子どもの自主性」を伸ばす。これぞ子育ての最終目標!(※近日公開)【プロフィール】森口佑介(もりぐち・ゆうすけ)1979年生まれ、福岡県出身。京都大学大学院文学研究科准教授。科学技術振興機構さきがけ研究員を兼任する。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専門は発達心理学、発達認知神経科学。人文学に着想を得た問題を科学的に検討している。主な著書に『自己制御の発達と支援』(金子書房)、『おさなごころを科学する 進化する幼児観』(新曜社)、『わたしを律するわたし 子どもの抑制機能の発達』(京都大学学術出版会)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年05月11日自分が親になってみると、乗り越えたはずの「幼少期の辛い記憶」がよみがえる…。そんな人は、案外多いようです。親にされたようなことを、自分の子どもにはしたくない! 虐待の世代間連鎖を防ぐために、私たちができることは?母子論の第一人者であるカウンセラーの信田さよ子先生が、豊富なカウンセリング経験から導き出した初の子育て論を出版されたので、お話しを伺いました。この記事は、 「『親にされたことを、わが子にしたくない』そんなママに限界がきたら…」 「子どもが泣くと怒りが沸く…その負の感情が世代間連鎖を生む!?」 の続きです。■虐待の世代間連鎖を防ぐ二つのキーワード―「親にされたようなことを、自分の子どもにはしたくない!」と思う人は多いようです。信田:日本には、虐待にかかわる広範な職種の人たちにより構成された「日本子ども虐待防止学会」という学会があり、そこでは世代間連鎖に関する研究がいくつも発表されています。それらの研究から浮かびあがる重要なキーワードは、2つあります。ひとつは、「アタッチメント」、もうひとつは「感覚否定」です。―「アタッチメント」とは、何ですか?信田:アタッチメントは、子どもが不安を感じたときに、養育者にくっつくことで安心感を回復するシステムです。ここで注意したいのは、アタッチメントは「愛情」を表しているのではなく、むしろ危機的場面を切り抜けるために必要な「安心感」を表しているという点です。つまり、アタッチメントは「親から子どもに与えるもの」(愛情)ではなく、「子どもの側が親に求めるもの」(安心感)なんです。■子どもが親に求めているものとは?―なるほど。信田:アタッチメントのシステムが子どもの成長とともに安定的に発達すると、満2歳ごろから、自分と他者との関係性について、心の中のイメージが構成されるようになります。これを「内的作業モデル(Internal Working Model)」と呼びます。アタッチメントのシステムが子どもの成長とともに安定的に発達すれば、「自分の感覚は世界から受容されるはずだ」「他者は自分に安心感を与えてくれる」という信頼感が育ち、子どもの心の中には、世界とは、他者とはそのようなものである、というイメージが形成されていきます。―そのイメージ、とても大切ですね。信田:けれども、全員が全員、アタッチメントのシステムがうまく形成されるとは限りません。安心できる定点のようなものがどこにもなかったとしても、子どもたちは成長せざるをえませんから。そうなると、親子関係、対人関係におけるさまざまな特徴が生まれることになるんです。―どんな特徴があるのでしょうか?信田:たとえば、ほんとうはケアを求めているのに、わざと求めなかったり、ケアなんか必要ないという態度をとったりします。危険な行動を起こしたり、相手を攻撃したりすることで、ケアを求めていることをわかってもらおうとすることもあります。時には、反対に相手をケアする側に回ったりします。それらは、たいてい周囲の大人から「本人の個性」「性格」「遺伝」とされがちですし、本人たちもそう思い、成長し、結婚し、やがて親となる時を迎えます。アタッチメントがどのように形成されているかを、多くの人は自覚することはありません。目にはみえませんし、自分はそういう人間だと思っているからです。■子どもの「不快」を受け止められない親―「アタッチメント」という概念、とても重要性ですね。では「感覚否定」とは、何ですか?信田:子育てで最初に直面するのが、「子どもの泣き声」です。 育児に対して困難な気持ちを抱える女性たちのカウンセリングにかかわった経験がありますが、深刻な虐待をくりかえす女性も少なくありませんでした。「子どもが泣くと不安や憎しみが沸く」「いらいらしたり、何ともいえない気持ちになったりする」「心臓がどきどきしたり、呼吸が荒くなったりする」……。これらは育児ノイローゼとかたづけられがちですが、彼女たちの反応をもっと深くとらえる必要があります。これらの反応は、「子どもが泣く」という負の情動に対して、母親も負の反応を生じてしまうことを表しているんです。「どうしたの、よしよし」と抱っこする以前に、負の情動を示す子どもに対して母親の身体レベルでの拒絶が起き、結果的に子どもの負の情動を拒否してしまう。この拒否が、感覚否定です。―母親として、「子どもの負の情動を受け止めることができない」ということですか?信田:自分自身が負の情動を受け止められたという経験がない、負の情動を生み出す感覚が否定されてきたことが、泣く子どもへの身体レベルでの拒否感を生み出していると考えられます。子育てという事態に直面したとき、アタッチメントの課題が「感覚否定」という問題となって再浮上するのです。―「アタッチメント」と「感覚否定」、そんな因果関係があるのですね。信田:子どもの泣き声は、不快だったり、苦痛だったりするので生じる声です。それらが親から否定されたり、親から攻撃されたらどうなるでしょう?アタッチメントという言葉を用いれば、親の感覚否定こそが、アタッチメントが形成されることの最大の妨げとなっているとも言えます。不快で泣くしかできない子どもが、それを拒絶されるということは、感情・情緒を受け止めてもらえないというより、もっと身体感覚に近いものがあるでしょう。■子どもが泣いた時、自分に課すべきこと―母親として、そのような状態になってしまう場合は、どうしたら良いのでしょうか?信田:子育て中のママには、「子どもが泣いたら、とにかく『よしよし』と口に出すこと」と、お伝えしています。「よしよし」というのはあやす言葉ですが、「良し」という肯定も表しているんです。とにかく「よしよし」とつぶやくことを、自分に課す。それが条件反射になるくらい、毎日練習してみる。「自分はそんなふうに言ってもらったことがない」と、気づく人もいるでしょう。それはとても重要な気づきだと言えます。そして、「私は未経験のことをやろうとしている。何てすごいんだろう」と、「よしよし」に取り組む自分をほめてあげましょう。ひとりでぶつぶつ、「よしよし」という練習をする、このような練習をして、それを習慣化していく方法を「行動療法」と言います。理由はなんであれ、とにかく行動する、それを習慣化させることが大切なのです。―なかなか、厳しいですね。まるで修行のようです。信田:子育ては、修行という部分もありますよね。もう少し子どもの年齢があがれば、「いやだ」「お腹がすいた」ということもあるでしょう。転べば「痛い!」と言うでしょう。そんなとき、「いやじゃないの」「お腹なんて空いてないの」「痛くない!」と、言わないで欲しいのです。それこそが、感覚否定ですから。「痛い!」と、子どもが言えば「痛いのね」と復唱する。共感できなくても腹がたっても、とにかく子どもの言葉を「復唱」するのです。なぜなら、感情がこもっていなくても、どこか機械的であったとしても、否定するより、はるかにましだからです。「痛くないでしょ!」が感覚否定であるのに対して、「痛いの痛いの飛んでけ」は感覚肯定になります。このような伝承された言葉遣いには、感覚否定をしない智恵がつまっていますね。■世代間連鎖を防ぐために、私たちができること―「アタッチメント」「感覚否定」、あらためてキーワードだと感じました。信田:感覚否定に陥らないためには、子どもの言動に対して自分がどう感じているかを察知する必要があります。「ああ、自分は怯えている」「子どもが泣くとパニックになる」といった具合に自覚するためには、子どもの様子と同時に、自分の感覚を観察する必要があります。それをセルフウォッチング(自己観察)と呼びます。このような知識があったとしても、日々の子育ての場面で、すぐに自覚できるわけではありません。自己観察することに拒否感を覚える人もいます。自分の感覚を麻痺させるために、酒や薬などに依存することもあるからです。第三者(専門家)の援助を受けながら、自分の感覚に気づけるようにするという長いプロセスが必要となりますが、けっして不可能ではありません。―そうおっしゃっていただけると、何だか気力が沸いてきます。信田:自己観察によって、自分が子どもと向き合うときに不意に生じる負の反応を、だんだんと自覚できるようになると良いですね。●なぜ子どもが泣くと、自分が責められたように感じるのか?●なぜ子どもがぐずったりだだをこねたりすると、見境もなく怒りが沸いてきて怒鳴りたくなるのか?前述のとおり、このような反応が子どもにとって感覚否定になることを知り、その多くが、自分が育つ中で経験してきたものだとすれば、自分はそれを繰り返さないようにしなければなりません。―なるほど。信田:自分が親からどのようなことを継承したか、何を子どもに継承させたくないかを知るために、もう一つ大切なのは生育歴を振り返ることです。ときに振り返ることは苦しかったり、蓋をしておきたいという気持ちから、思い出せなかったり、思い出すことで不安定になったりすることもおきます。できれば専門家(カウンセラー)や、同じ経験をした仲間(友人)などと一緒に振り返るほうが安全かもしれませんね。―第三者(専門家)の援助、とても大切ですね。信田:これは私の持論なのですが、両親学級で、沐浴や授乳を教わるのに加え、そのうちの1回を生育歴作成にあてたらどうかと思っています。夫婦それぞれが生育歴を振り返ることで、あらためて、生まれてくる子どもに伝えていきたいこと、継承させたくないことを自覚できるのではないでしょうか。どの人にも、自分が親にされたように自分のこどもにはしたくないという点がひとつはあるはずです。それを確認するために生育歴を振り返ることは、世代間連鎖の防止ともいえるでしょう―本当にそうですね。信田:日々の練習を積み重ねることで、子どもに対して望ましい接し方ができるようになると思っています。「自分はそうしてもらってこなかったとしても」です。何より「世代間連鎖を防ぎたい」と願うことそのものが、すでに防止の第1歩なのです。そんな自分のことを「すばらしい」と、自信を持っていただきたいと思います。いかがでしたか? 子育て中に沸き起こる負の感情は、ママなら、誰しもが経験済です。けれども、「負の感情が自分の手に負えない!」と感じるならば、信田先生のような専門家の援助も必要なのでは? と、筆者は思っています。1人でも多くの独りで悩んでいるママに、この特集が届くことを願っています。<世代間連鎖を防ぐには>1)世代間連鎖を防ぐためのキーワードは、「アタッチメント」と「感覚否定」2)子どもが泣いたら、「よしよし」という練習から始める3)「世代間連鎖を防ぎたい」と願うことそのものが、すでに防止の第1歩■今回、取材を受けてくださった信田さよ子先生の最新作 『後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと』 (¥1,400円(税別)/講談社)信田 さよ子さん臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコールなどさまざまな依存症、摂食障害、ドメスティック・バイオレンス(DV)、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている。著書に『母が重くてたまらない』(春秋社)、『母・娘・祖母が共存するために』(朝日新聞出版)、『母からの解放 娘たちの声は届くか』(集英社)『タフラブという快刀』(梧桐書院)など。
2020年01月25日最近娘のチッチは体力もついてきて、寝かしつけに手こずっておりました…。粘って粘って、チッチもウトウトしてきたかな~と思っても最後のひと押しが難しくて、結局何かの拍子で覚醒してしまったり…ということが何度かありました。そんなとき、私が小さい頃に母からしてもらっていた「あれ」を試してみたところ、効果てきめん!!そこで今回は、実際に私が使っている「寝かしつけで使える最後のひと押し術!」について書きたいと思います!小さい頃の記憶を元に再現しているので歌詞も曖昧ですが、リズムややり方は各ご家庭でアレンジしていただければと思います。要は「子守歌を歌いながら赤ちゃんのお顔を触って心地良くしてあげる」というのがポイントなのかなと思います。特に「めんぐりさんへ参って…」の所は確実に目を閉じてくれるので、寝る体勢に入る良いきっかけになってくれるのではないでしょうか。実際はこれを何周も繰り返すのですが、私にとってはじっと横になっていてくれるだけでも成果は大です。今では眠くなるとチッチ自ら私の手を掴んで自分の顔へ持って行くので、チッチも心地良いんだなと思います。寝かしつけとは言え、私もこの時間が大好きで、寝る前の親子の大切なスキンシップとなっています。
2018年01月31日シャープ独自のネイチャーテクノロジーによる、新開発の「きのこアタッチメント」。乾燥マットを使わずにダブルサイズのふとんまで手軽に「消臭乾燥」できる、プラズマクラスターふとん乾燥機が10月19日(木)に登場しますよ♪洗えないふとんや枕などを自宅で手軽にケアしたい!近年、花粉やPM2.5、黄砂などの飛散や梅雨の長雨に加え、共働きや高齢者世帯の増加など、ふとんを外に干せない環境要因が増えていることから、ふとん乾燥機の市場は拡大しているそうです。また、布用の除菌消臭剤やふとん掃除機を使用して、洗えないふとんや枕などを自宅で手軽にケアしたいというニーズも高まっているとのこと。そこで、この商品の登場です。この商品は、ふとんの中に効率的に温風を広げる仕組みとして、「きのこ」の形状を応用した「ネイチャーテクノロジー」を取り入れています「きのこ」は落ち葉の下から傘を出し、自身の胞子を遠くへ飛ばすことに適応した形状をしていますよね。その形状を応用した「きのこアタッチメント」がふとんの中に温風の通る隙間を作ります。さらにその傘のカーブ形状で風の流れを整え遠くまで強い風を届けることによって、乾燥マットなしでもダブルサイズのふとんまでしっかり「乾燥」「あたため」してくれるんですね。プラズマクラスターの効果も!この商品は、「プラズマクラスター」と温風で、ふとんや枕に付着した気になる汗臭や加齢臭、カビ臭を消臭しながら乾燥することができるのもポイント。加えて、今回、新たに「おねしょ臭」の消臭効果も実証したとのことです。さらに、温風によるダニ退治に加え、「プラズマクラスター」がふとんに残ったダニのふんや死がいの付着アレル物質の作用も抑制してくれるというスグレモノ。落ち着いたピンク色のビジュアル部屋に置いたままでも周囲のインテリアにも調和するよう、「きのこアタッチメント」は落ち着いたピンク色になっています。本体は白を基調としたやわらかさを感じるラウンドフォルムです。リミア的にも、嬉しい仕様ですね♡
2017年09月29日アタッチメント(ATTACHMENT)がザ・ウールマーク・カンパニー(The Woolmark Company)とのカプセルコレプション「ATTACHMENT×WOOLMARK」を発表。2016年10月24日(月)から全国のアタッチメント 直営店にて販売される。優れた品質を誇るオーストラリア、タスマニア産のメリノウールをビッグメゾンを始め世界中に提供するザ・ウールマーク・カンパニー。日本でコレクションを行うのは今回が初となる。そんな上質な素材を最大限に引き立てるのは、糸の段階から生地の仕立ての細部にまでこだわりを持った丁寧なものづくりで知られるアタッチメントだ。コレクションは、アタッチメントが得意とするウールメルトンコートのシリーズを始め、カットソー、パンツ、ニットなど24アイテムを展開。全てタスマニア産メリノウールで作られており、100%使用したものと、カシミアとの混合したものがある。美しいシルエットと無駄が削ぎ落とされたスタイリッシュなデザインで、重たくなりすぎない。それでいて暖かさと肌触りは格別だ。選び抜かれた素材と繊細な仕立てが、寒い冬でもファッションを楽しめるアイテムを実現した。【詳細】ATTACHMENT×WOOLMARK発売日:2016年10月24日(月)販売店舗:全国のアタッチメント 直営店、取扱店【問合せ先】アタッチメント六本木ヒルズ店TEL:03-6434-0217
2016年10月27日アタッチメント(ATTACHMENT)とファクトタム(FACTOTUM)、ニューエラ(New Era)のコラボレーションベースボールキャップが登場。2016年7月16日(土)より、アタッチメントとファクトタムの六本木ヒルズ各店舗にて先行発売される。アイテムは、アタッチメントとファクトタムの六本木ヒルズ店オープンを記念したAFというプロジェクトによって制作された。他にも、Tシャツなどを展開している。キャップのカラーはブラック、フロントには同色でAFのロゴの刺繍が施されており、特別なデザイン。シンプルなデザインは、この夏のストリートスタイルに合わせたい。【商品詳細】アタッチメント×ファクトタム×ニューエラ 9TWENTY ベースボールキャップ価格:7,560円(税込)先行発売日:2016年7月16日(土)取り扱い店舗:アタッチメント 六本木、ファクトタム 六本木ヒルズ店
2016年07月12日山善は10月27日、掃除機用アタッチメント3製品を発表した。ラインナップはサッシなどの溝を掃除するのに役立つ「吸い吸いブラッシー」、掃除機走行時の騒音を低減する「ピアニッ吸いモ」、場所に応じて変形する「吸うイング」。発売は10月下旬で、価格はオープン。いずれの製品にも、掃除機と接続するための「接続パイプ」が付属。ホースパイプの内径が32mmから最大43mmの掃除機に対応する(排気循環式、コードレスタイプ、業務用などの一部製品を除く)。○吸い吸いブラッシー吸い吸いブラッシーは、ソファの隙間やサッシの溝、パソコンのキーボードなど狭い場所での掃除に役立つアタッチメント。細い筒型ノズルが6本×2列並んだ形状で、その周りを囲むように着脱できる外周ブラシが付属する。ノズル先端は45度の角度で斜めにカットされ、細かい隙間にもフィットするという。外周ブラシを含むサイズはW8.5×D20×H5.5cm、重量が116g。推定市場価格は税込1,790円前後だ。○ピアニッ吸いモピアニッ吸いモは、掃除機が走行する際の運転音を低減するためのアタッチメント。タイヤが上下に動くことで着地時の衝撃を吸収するクッション構造となっているうえ、タイヤにはスポンジ素材を採用している。さらに、ヘッド周りには壁などに接触した際の衝撃を和らげる、エラストマー樹脂製のソフトバンパーを配置した。サイズはW24.5×D19.5×H5.5cm、重量340g。推定市場価格は税込2,990円前後だ。○吸うイング吸うイングは、障害物などにぶつかるとヘッドが折りたたまれるアタッチメント。折りたたまれない状態で幅は25cmあるが、最小で5cmにまでなる。たとえばダイニングテーブルの下などを掃除する際、イスを移動させなくても掃除できるという。サイズはヘッドを広げた状態でW250×D290×H65mm、重量が257g。推定市場価格は税込2,980円前後だ。
2015年10月27日アルバックは9月3日、使用中のドライ真空ポンプに接続することで消費電力の削減を可能としたドライポンプ省電力化アタッチメント「ECO-SHOCK ES4A」を開発、販売を開始したと発表した。同製品は、生産ラインの中でも消費電力が大きいドライ真空ポンプの消費電力削減を目的に開発されたもの。主に、仕込取出し室の頻繁な繰り返し排気を行うドライ真空ポンプや、N2のようなシールガスの使用量が多いドライ真空ポンプなどに適用が可能だという。同社のドライ真空ポンプの原理は簡単に説明すると、ロータが収まった部屋(ケーシング)を多段構成させ、各ケーシングにてロータを回転させることで空気を圧縮し、次段のロータがある部屋にそれを送ることで、真空度を引き上げていくといったもの(多段ルーツ型)。同製品は、その最終部分である逆止弁部分に取り付けることで、吸気口と排出口の圧力差をなくし、多段ロータ部分をより真空に近づけることにより、ポンプに搭載されているモータの電力消費量を減らすことを可能とし、それにより電力削減を可能としたもの。ポンプの能力を変えずに消費電力を削減できるため、既設の設備にも取り付けることも可能だとするほか、すでにアジア各国での特許も取得済みだという。具体的な削減量については、例えば通常使用で3.2kW程度の消費電力であったものを1kW未満へと落とすことが可能とのことで、300Lのチャンバを60秒のタクトで繰り返し排気をした場合、何もつけない場合と比べて34%の電力削減になるという。また、シールガスが10L/minといった環境でも電力消費量を50%程度削減することが可能であり、第8.5世代の液晶工場1ラインあたりで200台程度取り付ける箇所があるとのことで、すべて取り付けた場合、年間で電力料金が9811万2000円の削減が見込めるとする。なお同製品は、すでに販売を開始しており、価格は59万円(税別)から。初年度300台の販売を目指すとしている。
2015年09月03日豊富なアタッチメントで顔に生える様々な毛を整えるビーズは、生活が楽しくなる雑貨ブランド「bessed(ビセッド)」より、6種類のアタッチメント・コームつきであらゆる毛を整備しスタイリングできる、「マルチトリマー BET-01BK/BET-01RD」を、12月より発売する。豊富なアタッチメントにより、これ1台で、顔に生える様々な毛を整えたり処理したりできるマルチなトリマー。女性の手にもぴったりな、軽量・コンパクトサイズで、付属ポーチに全てを収納でき、旅行先でも気軽に使用できる。刈る・すく・剃るの機能がこれ1台でOK「マルチトリマー」は、鼻毛用の回転コーム、ヒゲ用コーム、眉毛用コーム2種、ヒゲ用トリマー、細部用トリマーの計6種類のアタッチメントで、ムダ毛を格好良く処理。調整したい部位によってアタッチメントを簡単に取り替えでき、刈る・すく・剃るの機能がこれ1台でできる。アルカリ単3乾電池1本で動き、付属の持ち運び用ポーチに全てを収納できる。本体ごと水につけて洗うことが可能なため、手入れも簡単。男女兼用のシンプルデザインで、本体カラーは赤と黒の2色から選べる。(画像はプレスリリースより)【参考】・ビーズプレスリリース
2014年12月19日