その類い稀な歌唱力でミュージカル界に圧倒的存在感を示す濱田めぐみが、ソロ・ミュージカルという新たな舞台に挑戦する。日本初演となるアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル『Tell Me on a Sunday ~サヨナラは日曜日に~』だ。開幕直前、通し稽古に臨む濱田に、話を聞いた。ミュージカル『Tell Me on a Sunday ~サヨナラは日曜日に~』チケット情報「音楽劇とも、普通のミュージカルとも違う、これ“カテゴリー何?”って思いました(笑)。ミュージカルって普通、相手とのお芝居があって、それが膨らんで歌になって、というものなのに──」。しかし、舞台に現れるのは濱田ひとり。彼女の歌と演技で綴られる、約70分間の舞台だ。「覚えることだらけ、記憶力の限界を見ましたね。それに、“ひとり芝居”なら、自分のテンポでしゃべることができるけれど、ひとりミュージカルに“自分のテンポ”は、ない。浸ったりしていたら、次の曲のイントロが始まっちゃう(笑)!」。実力派の濱田にとっても、この作品は大きなチャレンジだったよう。主人公エマは、デザイナーとして成功することを夢見て、英国からニューヨークへとやってきた女性。スケッチブックを手に、夢と希望を胸に旅立つも、この街に着いたまさにその夜、恋人にほかの女性がいることが発覚し──。幾度も恋に破れ、ボロボロに傷付きながら、新しい恋に心ときめかせ、夢を追いかける彼女の姿は実に清々しく、美しい。「ロイド=ウェバーさんの音楽って、えぐるんですよ、心を」とも。デビュー20周年を迎えた濱田のキャリアを語るうえで、『キャッツ』『オペラ座の怪人』をはじめ、数多の傑作を手がけたロイド=ウェバーの音楽は欠かせない。が、「ここでこういうメロディ使うのかっ(笑)!?」と戸惑うこともしばしば。不誠実な恋人を罵ったり、信じ難い現実に困惑したり、と感情をむき出しにするナンバーは、あまりにも真に迫り、胸を締めつける。かと思えば、新たな愛の喜びを叙情たっぷりに歌い上げ、涙を誘う。濱田の歌唱の多彩な魅力が、見事に発揮される作品といえるだろう。「エマほどの勇気と元気は私にはない、かな(笑)。でも、皆さんが今までに経験なさってきた恋愛の痛みが、必ずどこかにあるはず。“ああ、こういう時が私にもあったな”と感じていただけることが、何かしらあると思います」サラ・ブライトマンはじめ、数々の名女優たちが演じてきたという珠玉のソロ・ミュージカル。濱田だからこその熱演に、大いに期待したい。公演は6月10日(金)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年06月09日『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で主役のアナキン・スカイウォーカーを演じたジェイク・ロイドが、総合失調症のため精神障害施設に入所した。同人気シリーズの1999年作で幼い頃のアナキンを演じていたジェイクは昨年6月、サウスカロライナ州で時速100マイル(約160キロ)のカーチェイスの末、警察に逮捕されていた。10カ月間に渡って刑務所に拘留されていたジェイクだが、今回移動された精神障害施設で総合失調症と診断されたという。母親のリサは、同施設で治療を受けるようになってからジェイクの精神状態が改善したようだとTMZに話している。同サイトによればジェイクの精神科への入所期間は決定されておらず、家族もジェイクの病状が回復することを一番に望んでいることから、それに必要なだけ入院してほしいと考えているという。テレビドラマ『アストロノーツ』や映画『バーチャル・ウォーズ3』にも出演したジェイクは以前、『スター・ウォーズ』への出演により自身の生活が「生き地獄」と化したと話していた。「他の子供たちは僕にとても意地悪だったよ。僕のことを見るたびにライトセイバーの音をまねしてきたもんさ。すごくひどかったね」「学校生活はとにかく生き地獄だったよ。それに1日60ものインタビューを受けなくちゃいけなかったしね」と当時のつらさを明かしていた。(C)BANG Media International
2016年04月13日『CATS』『オペラ座の怪人』を生んだアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』が6月、日本で初めて上演される。1982年にロンドン初演、その後ブロードウェイでもヒットを飛ばした本作は、愛と夢を求めてNYへやってきた英国女性の自立を描いた一人芝居。サラ・ブライトマンをはじめとする、世界の名だたる女優たちが演じてきた珠玉のソロ・ミュージカルだ。その日本初演に、女優活動20周年を迎えた濱田めぐみが挑むこととなった。ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』チケット情報「まず最初に“ロイド=ウェバーさんの作品なんだ!”という点に心惹かれたんです。また、よく耳にしていた楽曲がこの作品のナンバーだったということもあり、やろう!と意気込んだんですが……。ん?これって一人芝居なんだ…、一人って大変じゃないの!?って後になって気づいて、焦り出しちゃって(笑)」主人公の女性エマを「普通に悩んで、恋愛して、失恋して、自分を見つめ直して、夢に向かってもう一度行こう!とする、本当に普通の女性」と分析し、自身にとっては「その普通がこれまでにないチャレンジ」と真摯に見据える。「今までは私、ケッタイな役を演じることが多かったじゃないですか(笑)。だから逆に新鮮だし、遠い役でもあるんです。舞台の上が私の日常だったから、普通のことを舞台上でやるというのは、私にとっては普通じゃないんですよ。とても共感するし、頭で理解はできるけれど、その状況をわかってもらえるように演じるのは大変なこと。ロイド・ウェバーさんの素敵な曲の流れに乗って、なんとかこの女性のリアリティを優しく、ふんわりと描きたいなと思っています。彼女が傷つきながら経験することによって、観客の皆さんも見ぬ振りをしていた自らの傷を認め、それをひとつ乗り越えていく。そんな流れになるといいな」演出・翻訳・訳詞を担うのは、濱田が「劇団四季時代からの仲間」と信頼を置く演出家、市川洋二郎だ。オリジナル戯曲が持つメッセージをダイレクトに伝えたい、その合意から共同作業がスタートしたという。「彼もいろいろと試してみたいものがあると思う。少人数のチームだからこそできる挑戦だと思います。曲負けしないようにしないと~!」とチャーミングな笑顔で奮起一発。いくつものグランド・ミュージカルで輝きを放ってきた濱田めぐみが、プライベート・ルームで素顔のつぶやきを繰り広げる。そんな愛おしい瞬間が詰まった作品に出会えそうだ。「観終わった後、明日への一歩を踏み出す勇気がわいて、さっぱりした気持ちになっていただけたら嬉しいですね。私にとっても、何かあった時に曲を歌ってみたいな…と思う、いつもそばに置いておきたい作品になるような気がします」公演は6月10日(金)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケットの一般発売は2月13日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を実施中、2月3日(水)午後11時59分まで受付。取材・文上野紀子
2016年02月01日『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどで世界的スターへと飛躍を遂げたハリウッド映画界若手きっての演技派俳優アンドリュー・ガーフィールドが主演を務める社会派サスペンス『ドリーム ホーム99%を操る男たち』。来年1月の公開に先駆け、このほど緊迫度満点の本作の予告編映像が解禁された。無職のシングルファザー、デニス・ナッシュ(アンドリュー・ガーフィールド)は、ある日突然、長年暮らしてきた家から強制退去させられる。たった2分間の猶予しか与えられずに。家族の思い出が詰まった家を何としてでも取り戻そうとするナッシュは、不動産ブローカー、リック・カーバー(マイケル・シャノン)に金で釣られ、彼の儲け話に手を染めていく。それは法の穴を抜け、銀行や政府、そしてかつての自分と同じ境遇の人々を巧みに操り、家を差し押さえて大儲けするというビジネスだった。母親と息子に真実を言えないまま、人々を破綻させ大金を稼いでいくナッシュ。それによってやがて自らも大きな代償を払うことに気づくのだが――。本作は、リーマンショック後のアメリカを舞台に金や欲望、モラルの間で人生を狂わせていく男たちの物語。ノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者ジョセフ・E・スティグリッツが「世界の99%を貧困にする経済」の中で唱えた“世界中の富の4分の1をたった1%の最富裕層が所有しており、残り99%は貧困である”という説をベースに、住宅ローンの返済不能により家を差し押さえられた人々の事実に基づき映像化されたもの。主人公のデニス役を、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや遠藤周作の小説「沈黙」を映画化した『Silence』(原題)に出演することでも話題のハリウッドきっての若手演技派俳優アンドリューが好演。彼は、脚本をわずか30ページ読んだだけで心揺さぶられ、本作への出演を決意したという。また「『ドリーム ホーム』は、罠から抜け出せずに、がんじがらめにされ続けている人々に真のコミュニティを作ることを阻止する何物かについての映画だ。一旦、人として敬うべき価値観よりもドル記号に重きを置き始めると、トラブルが起き、全員が敵に思えてきて、コミュニティのある社会よりも競争社会にハマってしまう。そういうことが描かれていて、僕に大きな衝撃を感じさせてくれたんだ」とその印象について語っている。そして今回解禁された映像では、デニスとその母・リン(ローラ・ダーン)は、突然不動産仲介業者のリックから家が銀行によって差し押さえられたことを告げられ、たった2分の猶予で強制退去させられるところから始まる。「僕の家が!」と慌てる息子、無造作に積み上げられた家の中から出されたであろう家具の山がその残酷さを物語る。家族を守り家族の想い出が詰まった家を何としても取り戻したいという一心で、殺したいとさえ思ったリックのもとで働くことを決意するデニス。家と家族のためならどんな仕事でもやってやると言っていたが、人を追い出す側にまわってしまった彼は、その追い出した金で家を購入してしまう。そのことを母が知り、ついに親子が対立の時を迎えてしまう。そんな様子を緊迫度いっぱいに捉えている今回の予告編。絶望のどん底から虚構に満ちた成功を手にしたかと思えば、再び訪れる絶望という、ジェットコースターのようなデニスの苦悩を通じて、人生と“家”についての意味を問いかけるエモーショナルなドラマの一端を垣間見ることができる。敵対から共謀関係に変わっていくスリリングさも見どころの本作。堕落した社会システムに飲みこまれた男たちが行き着く、衝撃の結末とはいったい…。そんな緊迫度満点の本作をまずはこちらから覗いてみて。『ドリーム ホーム99%を操る男たち』は2016年1月30日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月20日マーティン・スコセッシ監督のもと、渡辺謙や窪塚洋介らとともに遠藤周作の小説「沈黙」を映画化した『Silence』(原題)に出演することでも話題のアンドリュー・ガーフィールド。このほど、ハリウッドきっての若手演技派として知られる彼が主演する社会派サスペンス『99Homes』(原題)が、邦題『ドリーム ホーム99%を操る男たち』として来年1月、日本公開されることになった。無職のシングルファザー、デニス・ナッシュ(アンドリュー・ガーフィールド)は、ある日突然、長年暮らしてきた家から強制退去させられる。家族の思い出が詰まった家を何としてでも取り戻そうとするナッシュは、自分たちを追い出した不動産ブローカー、リック・カーバー(マイケル・シャノン)に金で釣られ、彼の儲け話に手を染めていく。それは法の穴を抜け、銀行や政府、そして、かつての自分と同じ境遇の人々を巧みに操り、家を差し押さえては大儲けするというビジネスだった。母親と息子に真実を言えないまま、人々を破綻させ大金を稼いでいくナッシュ。やがて自らも、それによって大きな代償を払うことに気づく――。リーマン・ショック後のアメリカを舞台に、金、欲望、モラルの間で人生を狂わせていく男たちをリアルに描き出す本作。ノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者ジョセフ・E・スティグリッツが自著「世界の99%を貧困にする経済」の中で唱えた「世界中の富の4分の1をたった1%の最富裕層が所有しており、残り99%は貧困である」という説をベースに、住宅ローンの返済不能でマイホームを差し押さえられた人々の体験に基づき、映画化された。主演を務めるのは、『ソーシャル・ネットワーク』『アメイジング・スパイダーマン』で世界的スターへと飛躍を遂げたアンドリュー・ガーフィールド。初めてひげをたくわえ、家族を守るために道を踏み外していくシングルファーザーを生々しく演じている。さらに、冷酷な不動産ブローカー役には、『レボリューショナリー・ロード』でアカデミー賞にノミネートされ、『マン・オブ・スティール』の悪役ほか多数の作品で存在感を示す個性派俳優マイケル・シャノン。この全く異なる個性を持つ2人の迫真の演技により、敵対する者同士がやがて共謀関係に転じ、一線を踏み越えていく危うさと緊迫感がスリルたっぷりに描かれていく。そのほか、『わたしに会うまでの1600キロ』でアカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされたローラ・ダーンも出演する理不尽にマイホームを失った男と彼を追い詰めた不動産ブローカー、堕落した社会システムに飲みこまれた男たちが行き着く衝撃の結末とは?ヴェネツィア国際映画祭ほか世界各国で絶賛され、アメリカ大手映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」でも満足度90%(10月26日現在)の高評価を獲得している緊迫のサスペンスに期待していて。『ドリーム ホーム99%を操る男たち』は2016年1月30日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月02日俳優のアンドリュー・ガーフィールドが『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ後、最初に主演した『99Homes』(原題)が、邦題『ドリーム ホーム99%を操る男たち』として2016年1月30日に日本公開されることがこのほど、明らかになった。同作は、リーマン・ショック後のアメリカを舞台に、金、欲望、モラルの間で人生を狂わせていく男たちを描いた社会派サスペンス。ノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者ジョセフ・E・スティグリッツが『世界の99%を貧困にする経済』の中で唱えた「世界中の富の4分の1をたった1%の最富裕層が所有しており、残り99%は貧困である」という説をベースに、住宅ローンの返済不能により家を差し押さえられた人々の事実に基づいて映画化された。ローンが払えずマイホームを追い出されることになってしまったシングルファザーのデニス・ナッシュ(アンドリュー・ガーフィールド)は、わが家を取り戻すために自分を追いつめた不動産ブローカーのリック・カーバー(マイケル・シャノン)に金で釣られ、彼のもうけ話に手を染めていく。母親と息子に真実を言えないまま、人々を破綻させ大金を稼いでいくナッシュは、それによって自らも大きな代償を払うことに気づくことになる。『ソーシャル・ネットワーク』『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでその名を世界に知らしめた主演のアンドリュー・ガーフィールドは、遠藤周作の小説『沈黙』をマーティン・スコセッシ監督で映画化する『Silence(原題)で主演を務めるなど、ますます注目を集める存在。冷酷な不動産ブローカー役は『レボリューショナリー・ロード』でアカデミー賞にノミネートされたマイケル・シャノンが務め、そのほか、『わたしに会うまでの1600キロ』での好演を見せたローラ・ダーンらが脇を固める。(C)2014 99 Homes Productions LLC All Rights Reserved
2015年11月02日“モノポリー”映画の脚本を、『ガタカ』『トゥルーマン・ショー』のアンドリュー・ニコルが執筆することになった。ライオンズ・ゲートとハズブロが製作する。その他の情報モノポリー映画化の企画は何年も前からあり、一時はリドリー・スコットがプロデューサーにたずさわっていた。映画は、普通の少年が金持ちになるために努力していく様子を描くものになるようだ。モノポリーは1903年に発売され、114カ国で10億人以上の人々に楽しまれているという。大手おもちゃ会社ハズブロは、これまでに『トランスフォーマー』『バトルシップ』『Ouija』などを映画化してきた。この後は『ジェム&ホログラムズ(原題)』『Ouija 2』が控えている。ニコルの最新作は、イーサン・ホーク主演の『グッド・キル(原題)』。文:猿渡由紀
2015年07月02日舞台やドラマでの活躍が目覚ましい、大阪府出身の俳優、水田航生が、アンドリュー・ロイド=ウェバーが手掛けたミュージカル『サンセット大通り』に出演する。作品に対する思いを聞いた。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報ミュージカルの歴史に名を残す、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲した『サンセット大通り』は、1993年にロンドンで初演。その後ブロードウェイで開幕し、1995年にはトニー賞7部門を受賞した。日本では鈴木裕美の演出で2012年に上演され大きな話題を呼んだ。今回再演が決定し、「あのロイド=ウェバーさんの作品に初めて出演できるなんて、本当に光栄で嬉しいです。しかも演出は、よく舞台を拝見していて面白い作品を作られるなぁと尊敬していた鈴木裕美さん。早く鈴木さんと作品について語り合いたいです」と、舞台稽古に入るのが待ちきれないようだ。ビリー・ワイルダー監督の傑作同名映画をベースに、ハリウッドでかつては名を馳せていた大女優ノーマが、過去の栄光を忘れることができず、仕事や男性に執着し、暴走していく姿をサスペンスやホラー仕立てで描く。「日本版の初演の映像を見たら、劇場の温度が5℃下がっていくような怖さでした(笑)。客席にスモークや霧が漏れていくような感覚ですね」。楽曲を聞くだけで、その独特の世界観が今でも甦るという。「一曲の中で調や拍子がドンドンと変化していくのがロイド=ウェバーさんの楽曲の難しさ。リズムを取るのも大変ですし、セリフの掛け合いが多い。曲を聞かせるだけではなく、会話としても成立させなければいけないんです」ノーマは若い脚本家のジョーと恋に落ちる。水田が演じるのは、ジョーの親友で映画助監督のアーティだ。「アーティは明るくてハッピーな人ですが、彼の婚約者ベティもジョーに恋心を持つんです。アーティが魅力的であればあるほど、観客にアーティを選んだほうがいいのにと思ってもらえる。アーティの魅力との対比で、舞台の重くて妖しい世界がより際立つようにしたいですね」。ジョーはダブルキャストで平方元基と柿澤勇人が務める。「元基くんもカッキ―(柿澤)も気心しれた仲で、会ってもくだらない話しかしない(笑)。でも、ふたりとも今やミュージカル界を引っ張る存在なのですごいです。僕も相手によって芝居を変えるのではなく、そのときのリアルな感情を表現できれば」と意気込む。小学生から習うダンスも舞台に映える水田。ミュージカル界を担う若手のひとりになるであろう、彼に注目したい。公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月25日(土)・26日(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。チケットは発売中。取材・文米満ゆうこ
2015年06月04日一時破局をうわさされたエマ・ストーンとアンドリュー・ガーフィールドだが、無事に元のさやに収まったようだ。アンドリューは主演を務めるマーティン・スコセッシ監督の『Silence』(原題)の撮影で長期間台湾に滞在し、役にのめり込み過ぎた結果、エマとの関係に亀裂が入ったと言われていた。だが、5月に無事撮影が終わり、アメリカに戻ってからは再びエマとのツーショットが目撃されるようになった。最近は毎週のようにサーフィンをしているアンドリュー。先週末もカリフォルニア州マリブで、早朝からひとりでサーフィンを楽しんでいたが、そのほかの日は大体いつもエマと一緒。スーパーマーケットで食材を調達したり、ヴェニス・ビーチのカフェでランチをしたり、ジムやレストラン、ライブに出かけるなど、久々のオフの時間を2人で過ごしている。『アメイジング・スパイダーマン』で恋人同士を演じたのをきっかけに、実生活でもカップルになった2人。交際は3年を過ぎたが、忙しいスケジュールによるすれ違いも乗り越えることができたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月03日ロイド=ウェバーのゴージャスな音楽と共に、大女優ノーマと売れない脚本家ジョーの奇妙な関係がサスペンスタッチで展開するミュージカル『サンセット大通り』。その3年ぶりの再演で、5月10日に宝塚歌劇団を退団したばかりのトップ娘役・夢咲ねねが、ジョーと恋に落ちる若き女性ベティ役を演じる。「『サンセット大通り』の日本初演の映像と台本を拝見したのですが、ベティは、真っ直ぐで純粋で、宝塚の作品にも出てきそうな女の子だと感じました。これまで宝塚で学んだことを生かしながら、新たな世界に挑戦したいです」と夢咲。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報今回の再演では、ノーマ役を安蘭けい&濱田めぐみ、ジョー役を平方元基&柿澤勇人がダブルキャストで演じるが、夢咲はシングルキャスト。相手役によって、演技が異なる場面もあるだろう。「安蘭さんは、私がまだ下級生だった星組時代のトップスターさん。当時、お芝居について、手取り足取り教えていただきました。素晴らしい方で尊敬しておりますし、再びご一緒させていただけるのはとても嬉しいです。濱田さんとは接点はないのですが、観客として『ボニー&クライド』をはじめ、いくつかの舞台を拝見し、いつも感動していました。同じ舞台に立たせていただけるのは光栄です。平方さん、柿澤さんは『ロミオ&ジュリエット』に出ていらっしゃるのを見ました。今はただただ共演が楽しみですし、頑張りたいです」ロイド=ウェバーの音楽で演じるのは、今回が初めて。「色々なミュージカルで聴いてきましたが、まさか歌わせていただけるとは。『サンセット大通り』の音楽も、すごく綺麗でロマンティックで、ミステリアスな雰囲気もあって素敵です。死にものぐるいで勉強したいと思います」とする一方、「宝塚時代からひとつの公演でたくさんの曲を歌ってきたので、歌は常に身近な存在です。自分の歌を練習するのはもちろん大事なのですが、集中し過ぎると視野が狭くなってしまうので、色々なジャンル・歌手の方の歌を聴いて幅広くインスピレーションを受けるようにしています」と、攻略法を語った。最初に観た舞台が宝塚のミュージカルだったという夢咲だけに、ミュージカルへの思いは強い。「初めて観た時、こんなに心が弾む夢の世界があるのかと、衝撃を受けたんです。我を忘れて物語や登場人物の世界観に浸かり、劇場を出る時には前向きな気持ちになれる。しかも、台詞だけでなく、歌やダンスで色々に表現されるのが、ミュージカルの魅力かと思います。私もそうした衝撃や感動を感じていただける演じ手になれたら、嬉しいですね」公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月25日(土)・26日(日)愛知芸術劇場 大ホール、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。各公演のチケットは発売中。東京公演では、キャストによるスペシャルトーク&ライブイベントへのご招待付き特別チケットも発売中。取材・文:高橋彩子
2015年05月21日エマ・ストーンが、破局をうわさされるアンドリュー・ガーフィールドとの仲がまだ続いてるのではないかと匂わせる行動をとった。エマとアンドリューは今年1月以来、一緒にいるところを目撃されていない。アンドリューがマーティン・スコセッシ監督の『Silence』(原題)の役作りにのめり込みすぎたことや、彼が撮影地・台湾に滞在していることから遠距離も一因となって破局したのではないかと言われていた。だが、エマは29日(現地時間)にロサンゼルスで「アンドリュー・ガーフィールド(ANDREW GARFIELD)」と手書きで記された茶色の紙袋を持って歩いているのを目撃された。ほかにも紙袋やタンブラーなど沢山の荷物を手にしたエマは、紙袋にアンドリューの名前が書かれた面を隠すこともなく歩いていた。このことから、2人は完全に破局したのではなく、破局説が流れた当初に関係者が語ったように、冷却期間を置いていることを暗示しているのではないかと言われている。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月01日エマ・ストーンとアンドリュー・ガーフィールドがついに破局してしまったようだ。『アメイジング・スパイダーマン』での共演をきっかけに2011年から交際が始まった2人だが、今年1月以来、一緒にいるのを目撃されていない。アンドリューがマーティン・スコセッシ監督の『Silence』(原題)の撮影のために台湾に滞在中なのも理由の1つだが、エマが『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で第87回アカデミー賞助演女優賞候補になったのに、授賞式にアンドリューが現れなかったことから、破局のうわさが流れ始めた。『Silence』(原題)で17世紀の日本にやって来た宣教師を演じるアンドリューは撮影前に40ポンド(約18キロ)減量、ここ数か月は役にのめり込む日々だったという。撮影が始まり、遠距離状態になってからは、破局ではなく冷却期間を置くことにしたのでは、と言われていた。だが、「Us Weekly」誌最新号で関係者は、冷却期間ではなく破局だと話している。エマはアンドリューと暮らしていたニューヨークからロサンゼルスに戻り、新しい生活を始めたという。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月23日待望の再演を迎えるアンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカル『サンセット大通り』。大女優ノーマ役と脚本家の青年ジョー役を、ともに初役で演じるのは、濱田めぐみと柿澤勇人だ。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報昨年、『オペラ座の怪人』の続編である『ラブ・ネバー・ダイ』において、ヒロインのクリスティーヌを演じた濱田。「クリスティーヌとは世代が近かったですが、ノーマは私よりも随分と年上。女優として頂点を極め、落ちぶれたノーマを演じるのは挑戦ですが、これまで培ってきたものを駆使して臨みたいですね。女性の人生の旅路を客観的に見ていただくこともできるし、彼女のプライドや、すがるものができた時の心の高鳴りに、共感していただくこともできるのではないかと思います」そのノーマの屋敷に、柿澤演じるジョーが迷い込むことから、ドラマは始まる。「ジョーは、1幕も2幕も冒頭から登場してストーリーテラー的な役割を果たす一方、生き方が二転三転する。自分が大女優であることを信じて貫き通すノーマや彼女に人生を捧げる執事のマックスとは対照的で、難しいですね。とはいえ僕自身、俳優としての願望や理想を持ちつつ、出会う作品や人によって考えが変わったりもする。ジョーと自分の共通点を手がかりに、役に入っていきたいです」ふたりの前には、ロイド=ウェバーの難曲も立ちはだかる。「私がよく演じるもう一人の作曲家、ワイルドホーンさんの曲が中・短距離走的なのに対し、ロイド=ウェバーさんの作品は長距離マラソン的。全ての曲を理解した上で『ここにこれを持って来て……』と逆算し、フレーズを繋げるとドラマティックになります」と濱田は分析。初舞台がロイド=ウェバーの『ジーザス・クライスト=スーパースター』だった柿澤も「どのミュージカルでも音程なりリズムなりをきちんとはめるだけでも大変ですし、それをお芝居として演じないといけません。さらにロイド=ウェバー作品は、登場人物の心情を歌で伝えることが多いので、歌に説得力が求められます」と表情を引き締める。稽古場での自身について、“スロースターター”と口を揃えたふたり。「役をつかむまで時間がかかるんです。モチベーションは高いのですが、やればやるほど『無理かもしれない』となる(笑)。いつも、そこを通過してから上っていきます。めぐさんの足を引っ張らないようにしないと!」(柿澤)。「『ラブ・ネバー・ダイ』でも初日にぎりぎり間に合ったようなところがあって。それでも一度スイッチが入れば、役に“憑依”していきます。柿澤くんのジョーと呼吸を合わせて、良い関係性を作りたいですね」(濱田)。じっくりと作り上げられるノーマとジョーが楽しみだ。公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。取材・文:高橋彩子
2015年02月27日アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル『サンセット大通り』が再演される。2012年に初めて日本で上演された本作。今回は、往年の大女優ノーマ役を、初演に続いての安蘭けいと初役の濱田めぐみがWキャストで務め、脚本家の青年ジョー役を、平方元基と柿澤勇人が、ともに初挑戦で演じる。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報初演時、迫真の歌唱と演技で観客を圧倒し、菊田一夫演劇賞も受賞した安蘭。「賞をいただけたのは、作品の力と、鈴木裕美さんの緻密な演出のおかげです。ノーマは頂点まで上り詰め、落ちぶれて、でも栄光を忘れられずにいる大女優。私よりかなり上の年齢設定で、経験値で演じることができませんでしたし、声も深いところから出したかったので、苦労しました。それでいて人間として可愛いところもあり、演じ甲斐がありましたね」と振り返る。そのノーマの屋敷に迷い込み、彼女とただならぬ関係に陥るのが、ジョーだ。平方は「30歳をひとつの目標にしてきました。20代最後の年にこの作品に巡り合えたことに、運命を感じます。やや極端な話にはなっているけれど、売れたい、もっと上に行きたいと願うジョーの気持ちはよくわかる。田舎から上京し、必死でミュージカルの舞台に立っている自分と重ねていきたいです」と語った。楽曲の難しさについては「メロディの流れといい、音の飛び方といい、ロイド=ウェバー節がすごい。大好きな音楽ですが、歌いこなすのはやはり大変です。でも、だからこそ、『不思議だな』『何かが違うな』と、聴いている方の耳に残るのでしょうね」(安蘭)、「楽譜に音が詰め込まれているし、変拍子の連続。そこに乗れば最低限の及第点になるくらいパワーがある楽曲なので、平方が追いついていない印象は与えたくない。歌う僕の必死さと、曲の必死さをつなげたいと思います」(平方)と、口を揃える。昨年の『アリス・イン・ワンダーランド』で初共演したふたり。「初演での安蘭さんのノーマはさすがの輝きでした。縮こまらず、胸を借りたい」と平方が言い、安蘭が「どんと来い!(笑)平方君には良い意味で癖がある。それが舞台に表れればいいと思う」と応える一こまも。「ノーマ役は、年齢を重ねれば重ねるほど腑に落ちてくるはず。相手によっても変わるし、さらに掘り下げ、ブラッシュアップしたい」と深化を誓う安蘭と、「僕にとっては大きな戦い。鈴木裕美さんに助けていただき、『何故?』と自分に問い続けながら演じます」と意欲を見せる平方の『サンセット大通り』は、どのような煌めきを放つのだろうか?公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケットぴあでは2月7日(土)午前11時よりインターネット先行先着「プリセール」を受付。取材・文:高橋彩子
2015年02月06日エマ・ストーンとアンドリュー・ガーフィールドが今夏ローマで挙式を計画しているようだ。エマとアンドリューは『アメイジング・スパイダーマン』での共演をきっかけに2011年から交際が始まった。人気も実力もトップクラスの若いスター・カップルにはめずらしく、破局説もほとんど出たことのない2人は昨年5月に婚約のうわさも流れた。イギリスの「OK」誌上では関係者が、アンドリューは市役所での人前結婚式で十分と考えているが、エマはもう少しドラマティックで記憶に残るウエディングを望んでいると話している。エマはすでにドレスについてもアイディアを温めていて、そのドレスを着て、家族や友人たち25人を招いて挙式したいと考えているそうだ。2月22日(現地時間)発表になる第87回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされているエマ。アンドリューはリーアム・ニーソン、浅野忠信らと共演するマーティン・スコセッシ監督の『Silence』(原題)の撮影が控えている。今年も多忙な2人だが、その合間を縫ってのゴールインが実現するかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月19日ボザールの会場で行われたアンドリュー・GNのコレクション。2014年、春夏コレクションテーマは「ペギー・グッゲンハイムコレクション」私の好きなモダン・コンテンポラリーアーティストとデザイナーに贈るオマージュ。フェルナン・レジェやジョルジュ・ブラック、ピカソなどのモダンアートからインスピレーションを得たと思われるデザインがふんだんに散りばめられていました。本当にNYのグゲンハイム美術館のアートが、デイリーウエアからフォーマルにメタモルフォーゼした様なモデル達がウォーキングする美しいコレクションでした。 >>2014年春夏パリコレ情報、続きはコチラ
2013年10月01日ロバート・パティンソンが、アンドリュー・ガーフィールドの“元恋人”から言い寄られているようだ。アンドリューと以前交際をしていたシャノン・ウッドワードは、アンドリューとの失恋の痛みを経験したからこそ、クリステン・スチュワートと破局したロバートの心痛を理解できると、ロバートに急接近しているようだ。ある関係者は「Daily Star」紙に「ロバートとシャノンは最近、急接近していますね。実は、シャノンがロバートのことを昔からずっと好きで、彼女はロバートと公のイベントなどで出会うたびに、クリステンと一緒にいたのが気になっていたようです。しかもシャロンはロバートの最近の辛い気持ちを理解しています。というのも、昔付き合っていたアンドリューが『アメイジング・スパイダーマン』で共演したエマ・ストーンに鞍替えしてしまったことで、彼女はアンドリューと破局しているわけですからね」と語り、続けて「なのでシャロンとしてはロバートと友達以上の関係になれればと願っているようです」と明かした。実は最近、シャロンの親友でもあるケイティ・ペリーが、傷心のロバートを励まして楽しませるためにディナーに誘って楽しんでいる姿が目撃されたばかり。別の関係者は「先週の23日(現地時間)の夜にケイティとロバートはウェスト・ハリウッドのソーホー・ハウスでディナーを楽しんでいたんです。2人は親友で、お互いにフリーの身になって楽しんだようですよ。ケイティはロバートをできるかぎりサポートしようとしているんです。ケイティはロバートが経験したことを理解できますし、彼を助けたいんです。だからケイティはロバートを外に出させて、バカなことでもして楽しむようにけしかけたんですよ」と語っている。■関連作品:トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2 2012年12月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年08月31日映画『アメイジング・スパイダーマン』での共演をきっかけに交際をスタートさせ、映画の舞台でもあるN.Y.での同棲も報じられている俳優のアンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンが今年1月に続いて揃って来日!6月13日(水)に監督のマーク・ウェブ、共演のリース・イーヴァンズ、プロデューサーのアヴィ・アラド&マット・トルマックと共に会見に臨み、相変わらずの仲睦まじい様子を見せつけた。トビー・マグワイアによる前シリーズから、キャストもストーリーも一新して製作された本作。サエない高校生のピーター・パーカーがどのようにして超人的能力を手にし、成長していくのかという“起源”が描き出される。会見場は「平和条約の調印でも始まるのかと思った(笑)」(ウェブ監督)と言うほど多くの報道陣が詰めかけたが、エマと並んで登場したアンドリューは、さりげなく彼女のためにイスを引いたり、会見中も2人で微笑み合い、時折、耳元でささやくなどアツアツぶりを見せつけた。「3歳のときからずっと大ファンだった」というスパイダーマンを演じたアンドリューは、正式にこの役に決定したときの気持ちを「純粋な喜びでいっぱいだった。夢が叶い、言葉では言い表せないような思いだった」と述懐。憧れのスパイダーマンのスーツを装着したときの心境については「かゆくて、着心地は悪いし夢が一気にしぼんだよ(笑)」とおどけつつ、「圧倒されるような気持ちがいまでも時折、湧いてくるんだ」と興奮した面持ちで語った。完成した作品を観たのはつい最近とのことだが「自分が飛んでいるような興奮を味わったよ。まるで自分自身のような…というかもちろん、僕が演じているわけだから僕自身なんだけど(笑)、『僕は誰?どこにいるの?』と混乱しながら観ていたよ」と明かし、「トビー・マグワイアのシリーズを引き継いでピーター・パーカーを演じることができたことを光栄に思っているよ」と改めて喜びを語った。エマは1月に来日した際「(アンドリューとの)キスシーンに期待して!」と語っていたが、改めて今回のキスシーンについて「個人的にすごく気に入っているわ」とニッコリ。「素晴らしいと思ったのは、ステイシー(エマ)がピーターがスパイダーマンだと知った瞬間にキスをするということ。発見と同時にキスする――秘密を共有するキスというところが素敵だと思うわ」と語った。アンドリューは現在28歳でエマは23歳。私生活で恋人関係にある2人が、初々しい高校生のカップルを演じている点も興味深いが、アンドリューは「演技というのは難しいものだね」と苦笑い。その上で「思春期というものは誰もが経験しているものだし、初恋というのは人生を変えるような経験だと思う。誰もがそのときの気持ちを思い出せると思うよ」とアピール。エマは「オファーがあればいつでもティーンの役を引き受けるわよ(笑)」とイタズラっぽい笑みを浮かべた。また、巨匠アルフレッド・ヒッチコックの作品の影響について尋ねられた監督は「彼の映画を嫌いな人なんていないでしょ?」とニヤリ。特に名作『裏窓』に触れ「ピーターの部屋には『裏窓』のポスターが貼ってあるけど、彼はアウトサイダーでありつつも、内側を見つめているんだ」とその影響を認めた。エマは、本作撮影中に初めて『裏窓』を鑑賞したそうで「(『裏窓』の)ジェームズ・スチュワートが映画の中で見せる様々なリアクションは、ブルースクリーンの前でのお芝居の見本だったわ」と演技の面でも大いに参考になったことを明かした。『アメイジング・スパイダーマン』は6月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年06月13日アンドリュー・ガーフィールドが『アメイジング・スパイダーマン』の主役に抜擢されたとき、エルヴィス・プレスリーになったかのような気分だったことを明かした。『(500)日のサマー』のマーク・ウェブが監督を務める同作の主役、ピーター・パーカーの座をいまハリウッドで最もホットな2人、『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベル、『キック・アス』のアーロン・ジョンソンと争っていたアンドリュー。当初は諦め半分だったものの、見事主演に抜擢されたその10分後には記者会見の場でエルヴィスのようなスーパースターになった気分だったという。「まさか主役に選ばれるなんて思ってなかったし、諦めかけてもいたんだ。プロデューサーに会いに行ったときもこれっぽっちの期待もしていなかった。自分がプロデューサーの前で泣きながらその場を去ることも想像していたし、別の仕事を選ぼうかなんて願ってもいたよ」と当時の様子をふり返る。「記者に囲まれたときは本当に狂ったように興奮したよ。あの瞬間はエルヴィスのような気分だった。最高だったよ!」アンドリューはさらに、この抜擢を告げられたときの一部始終を録画されており、いつかその映像がファンの目に触れるかもしれないことを明らかにした。「僕がドアをノックしたとき、監督のマークが訝しそうに返事したんだ。それから僕は小さなビデオカメラが回ってるのに気づいたんだ。そこにいたスタッフが、僕が役をゲットするかしないかに合わせて僕のリアクションを狙っていたんだよ。ひどい映像にならないことを祈ったね。ひどい目に遭わされたからさ」。そんなアンドリューの念願の主演作『アメイジング・スパイダーマン』は、6月30日(土)より全国にて公開される。■関連作品:(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXキック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年06月05日過去の栄光が忘れられないかつての大女優と、ハリウッドでの成功を夢見てもがく脚本家。孤独な魂が呼応するように惹かれ合い、悲劇へとひた走るドラマを圧倒的な美学で描いたフィルム・ノワール(犯罪映画)の名作『サンセット大通り』(1950年制作)。それをもとに『オペラ座の怪人』など多くのヒットミュージカルで知られる作曲家のアンドリュー・ロイド=ウェバーが舞台化、1995年のトニー賞最優秀ミュージカル作品賞ほか7部門を受賞したのが、ミュージカル『サンセット大通り』だ。長らく日本版の公演が待たれていた本作が、最強のキャストとスタッフを得て、ついに上演が決定した。4月25日に行われた制作発表には、安蘭けい、田代万里生、鈴木綜馬、彩吹真央ら主要キャストと、演出の鈴木裕美が出席。また一般公募のオーディエンス150人も参加した。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報拍手と共にステージに登場した5人は、すでに笑顔。まず演出の鈴木裕美が「この作品はロイド・ウェバーならではの華やかさを備えつつ、本質はテネシー・ウィリアムズのような人間同士の確執をストイックに描いた作品。私もシンプルに、ストイックに作り上げたい」と抱負を語った。続いて大女優ノーマ・デズモンドを演じる安蘭が「こんなに大きな作品の(日本)初演をさせていただけるとは、本当にラッキーガールだなと思っています。プレッシャーもありますが、この役をやるために生まれてきたと思えるように頑張りたい」と意欲を見せた。売れない脚本家ジョー・ギリスに挑む田代は「名だたる俳優の方たちがやりたいとおっしゃる役。絶対やりたい!と思っていたので、出演が決まった時は本当に嬉しかった。稽古場でぜひ演出の鈴木さんにしごかれたいです」と話して場内の笑いを誘った。さらに、ノーマのかつての夫で今は執事を務めるマックス役の鈴木綜馬は「全てが非日常の世界で、劇場に入ってから出るまでお客様がこの世界観にどっぷり浸れるのが魅力」とアピール。ジョーと恋に落ちる脚本家のベティー・シェーファー役の彩吹も「15年ほど前にロンドンで観て、あまりの感動にCDを買ってずっと聴いていました。脚本と音楽、すべてが揃っている作品」とその魅力を語った。制作発表後には、日本語詞がついたばかりという劇中歌が4曲、特別に披露された。田代が感情を爆発させながら歌う「サンセット大通り」には大きな拍手。続けて彩吹が加わりデュエット「トゥー・マッチ・イン・ラブ・トゥ・ケア」を、お互いを思いやるような表情で。さらに鈴木綜馬が「ザ・グレイテスト・スター・オブ・オール」を切々と歌い、最後に登場した安蘭が「ウィズ・ワン・ルック」をドラマチックに歌い上げると、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。公演は6月16日(土)から7月1日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演。その後7月6日(金)から8日(日)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて開催する。チケットはいずれも発売中。取材・文佐藤さくら
2012年04月26日ディズニーの超大作『ジョン・カーター』を手がけた監督アンドリュー・スタントンが先ごろ来日し、念願の企画だったという本作への思い入れを語ってくれた。『ジョン・カーター』の原作は『ターザン』で知られる作家エドガー・ライス・バローズのスペースオペラ『火星のプリンセス』。これまでも多くの監督がトライしては挫折を繰り返した原作を、『ファインディング・二モ』などで知られるピクサーのアンドリュー・スタントンが映画化したのだ。「10歳の頃から原作が大好きだった。未知の惑星で出会う、牙があり腕が4本もある一族。そんな彼らとの関係のなかでヒーローとなる主人公。子供心にワクワクしたものだよ。ただ、今回映画化するにあたり、もう一度フラットな気持ちに戻ってその魅力を確かめたんだ。すると、その惑星の原風景には、失われた大陸を発見したような驚きがあったことに気付いた」舞台は惑星バルスーム。見たこともない未知の土地にもかかわらず懐かしさを感じるのは、その世界の文化が人類のそれをベースにしているからだ。また、原作では地球からバルスームへ、緑色のスモークとともに瞬間移動するジョン・カーターだが、映画ではメダルが移動のアイテムになる。「カーターの移動に関しては、初めて原作を読んだ子供のときから“そりゃないだろう”と思っていた(笑)。今回、真っ先にやったのも、移動にどうリアリティをもたせるかだった。みんなで頭をひねりまくって考えたんだよ」原作のなかに、映画化したかったが断念した要素はあるのかと尋ねると、こんな楽しい答えが返ってきた。「“火星のプリンセス”ことデジャー・ソリスが初めて登場するシーンは原作では全裸なんだ。でも、これはディズニー映画。断念せざるを得なかった(笑)。とはいえ、バルスームの人々のファッションはディズニー的には露出度も高く、結構がんばっただろ?」スタントンにとってはこれが初めての実写。これからはアニメと実写、どちらとも手がけるつもりなのか。「それはどうなるかわからない。題材に合わせて選ぶ感じになるんじゃないかな。ただ、実写は思った以上に楽しかったよ」取材・文:渡辺麻紀『ジョン・カーター』4月13日(金) 2D・3D同時公開
2012年04月12日『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のエマ・ストーンが、兼ねてから交際中のアンドリュー・ガーフィールドとニューヨークで一緒に住み始めたという。2人は6月30日(土)に日本公開される『アメイジング・スパイダーマン』の共演が縁で交際を始め、昨年、同作のプロモーションで仲良く一緒に来日。記者会見でも息の合ったところを見せていた。ゴシップ雑誌「Life & Style」に友人のひとりが、2人が同居を始めたと明かした。「インテリア・デザイナーのアドバイスをもらいながら、2人で暮らす最初の住まいのデコレーションを自分たちでこなしました。繊細で落ち着いた快適な雰囲気を作りたかったようです」。交際は順調だと話す友人は「2人ともとても性格が良いし、地に足のついていて思いやりがある。素敵なカップルです」とも語っている。ちなみにエマは先日、全米の人気トーク番組「エレンの部屋」に出演し、司会のエレン・デジェネレスから「アンドリュー・ガーフィールドと(『ラブ・アゲイン』で共演した)ライアン・ゴズリング、どちらがキスが上手かった?」と尋ねられた際、「りんごかオレンジか、という感じね。私、フルーツはみんな好きなの」と笑顔でうまく質問をかわした。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:今最も輝く女優、ジェシカ・チャスティン全く異なる顔が楽しめる作品が続々公開オサマ・ビン・ラディン暗殺を描くK・ビグロー監督新作、ロケ地の猛反発で撮影中断【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】『ヘルプ』のオクタヴィア・スペンサーが助演女優賞を獲得!
2012年04月06日『オペラ座の怪人』や『キャッツ』で知られる作曲家・アンドリュー・ロイド=ウェバーの代表作のひとつで、1995年のトニー賞で作品賞、作詞・作曲賞、主演女優賞など7部門を受賞した『サンセット大通り』が、ついに日本でも上演される。原作は1950年の同名の映画。今は忘れられたかつての大女優が、若い脚本家・ジョーと出会い妄執を募らせていく物語だ。ブロードウェイではグレン・クローズが演じたヒロイン・ノーマ役に安蘭けい、ジョーと恋仲になる映画会社の若手脚本部員ベティ役に彩吹真央。共に宝塚歌劇団出身で、歌唱力にも定評があるふたりに、日本初演で臨む同作への意欲を訊いた。『サンセット大通り』チケット情報ロイド=ウェバーが大好きだという安蘭は「いろんな女優さんがやりたいとおっしゃる大役を演じるのはとても光栄で、神様が巡り合わせてくれたのだと思います。仕事仲間からは『落ちぶれた女優役は、まだ早いんじゃないの』とも言われましたが、去年は『ピアフ』や『MITSUKO』で女性の晩年も演じさせていただいたので、その経験がうまく役に反映できればいいですね。全力を尽くし、足りない部分は勉強します」と語る。彩吹は「日本での上演が待たれていた作品の初演に参加させていただくので、心して頑張りたいです。若いけれど自分なりの生き方を持ったまっすぐなベティという役を、お芝居でしっかり演じれば、歌でもキャラクターを表現できるかなと思います」と控えめに話す。そんな彩吹を見て安蘭は「結構、そのまんまじゃない?ゆみこ(彩吹の愛称)は、まっすぐないい子だよ。一緒に作品を作ってきた信頼関係があるから、ゆみこには何でも言えるし、ここまでやっても大丈夫という安心感がありますね」。「下級生の時から、とうこさん(安蘭の愛称)の背中を見て、いろいろ教えていただきました。昔は男役同士だったのに、今はスカートをはいて女優としてご一緒させていただくのが不思議です」と彩吹。男性のメインキャストは、ジョー役の田代万里生と、ノーマの元夫で執事のマックス役の鈴木綜馬。田代と同じ事務所の安蘭は「よく知っているから、ノーマとジョーみたいに私がリードする立場になるのかな」と楽しげに話す。シャネルの生涯を描いたミュージカル『COCO』で鈴木と共演した彩吹は「綜馬さんやとうこさんとは一緒に作品を作り上げた絆がありますが、田代さんも初めてお会いしたとは思えない雰囲気があるんですよね。のんびりしていて、面白い方です(笑)」。シリアスでゴージャスな本作の日本版ならではの舞台に期待したい。公演は6月16日(土)から7月1日(日)まで東京・赤坂ACTシアター、7月6日(金)から7月8日(日)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて上演。チケットは東京公演が2月25日(土)、大阪公演は3月31日(土)に一般発売する。取材・文:笠松綾
2012年02月23日